JP7351232B2 - 押出成形用水硬性組成物、押出成形体の製造方法及び押出成形体 - Google Patents
押出成形用水硬性組成物、押出成形体の製造方法及び押出成形体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7351232B2 JP7351232B2 JP2020021518A JP2020021518A JP7351232B2 JP 7351232 B2 JP7351232 B2 JP 7351232B2 JP 2020021518 A JP2020021518 A JP 2020021518A JP 2020021518 A JP2020021518 A JP 2020021518A JP 7351232 B2 JP7351232 B2 JP 7351232B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- mass
- extrusion molding
- hydraulic composition
- soluble
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L97/00—Compositions of lignin-containing materials
- C08L97/02—Lignocellulosic material, e.g. wood, straw or bagasse
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L1/00—Compositions of cellulose, modified cellulose or cellulose derivatives
- C08L1/08—Cellulose derivatives
- C08L1/26—Cellulose ethers
- C08L1/28—Alkyl ethers
- C08L1/284—Alkyl ethers with hydroxylated hydrocarbon radicals
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L23/00—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L23/02—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C08L23/10—Homopolymers or copolymers of propene
- C08L23/12—Polypropene
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
1.
平均粒子径が1~50μmである膨張材と、アルコキシ基の置換度(DS)が1.2~1.8であり、ヒドロキシアルコキシ基の置換モル数(MS)が0.05~0.6であり、1質量%水溶液の20℃における粘度が1,000~50,000mPa・sである水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースと、セメントと、骨材と、パルプ繊維、合成繊維、セピオライト、ワラストナイト及びアタパルジャイトから選ばれる1種又は2種以上からなる補強繊維と、水とを含み、前記セメント、骨材及び補強繊維の合計100質量部に対して、膨張材と水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの合計添加量が1~15質量部であると共に、該水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの添加量が0.5質量部以上であり、前記膨張材と前記水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの質量比が50:50~95:5である押出成形用水硬性組成物。
2.
前記膨張材が、エトリンガイト系膨張材又は石灰系膨張材である1に記載の押出成形用水硬性組成物。
3.
前記水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースが、ヒドロキシプロピルメチルセルロース又はヒドロキシエチルメチルセルロースである1又は2に記載の押出成形用水硬性組成物。
4.
前記膨張材と水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの合計添加量が、前記セメント、骨材及び補強繊維の合計100質量部に対して2.5~9質量部である1~3のいずれかに記載の押出成形用水硬性組成物。
5.
前記膨張材と前記水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの質量比が65:35~90:10である1~4のいずれかに記載の押出成形用水硬性組成物。
6.
前記膨張材、水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロース、セメント、骨材、補強繊維及び水からなる1~5のいずれかに記載の押出成形用水硬性組成物。
7.
1~6のいずれかに記載の押出成形用水硬性組成物を押出成形することにより、押出成形物を得る工程と、前記押出成形物を養生することにより、養生された押出成形物を得る工程と、前記養生された押出成形物を乾燥することにより、押出成形体を得る工程とを含む押出成形体の製造方法。
8.
平均粒子径が1~50μmである膨張材と、アルコキシ基の置換度(DS)が1.2~1.8であり、ヒドロキシアルコキシ基の置換モル数(MS)が0.05~0.6であり、1質量%水溶液の20℃における粘度が1,000~50,000mPa・sである水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースと、セメントと、骨材と、パルプ繊維、合成繊維、セピオライト、ワラストナイト及びアタパルジャイトから選ばれる1種又は2種以上からなる補強繊維とを含んでなり、前記セメント、骨材及び補強繊維の合計100質量部に対して、膨張材と水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの合計添加量が1~15質量部であると共に、該水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの添加量が0.5質量部以上であり、前記膨張材と前記水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの質量比が50:50~95:5である押出成形体。
なお、ここでいう養生とはコンクリート養生:「コンクリートの強度、耐久性、ひび割れ抵抗性、水密性、鋼材を保護する性能などの所要の品質を確保するため、打込み後の一定期間を硬化に必要な温度および湿度に保ち、有害な作用の影響を受けないように保護する作業」(コンクリート標準示方書(土木学会刊行))をいう。また、養生時間とは、水硬性組成物の押出成形物を成形後に養生してその搬送が可能になるまでの時間をいい、ここでは湿空養生(50℃、相対湿度90%RH)において、その曲げ強度が1N/mm2以上となるまでの時間を養生時間長短の判断の目安とする。また、可使時間とは、水硬性組成物が凝固や分離、あるいはひび割れをすることなく、押出成形が可能な程度の靭性を保つ時間をいい、ここでは湿空養生(50℃、相対湿度90%RH)において、その曲げ強度が0.2N/mm2以上となるまでの時間を可使時間長短の判断の目安とする。
本発明に係る押出成形用水硬性組成物は、膨張材と、水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースと、セメントと、骨材と、補強繊維と、水とを含むことを特徴とするものである。
膨張材における平均粒子径は、レーザー回折法粒度分布測定装置マスターサーザー3000(Malvarn社製)を用いて、乾式法にて、Fraunhofer回折理論により、分散圧2bar、散乱強度2~10%の条件により測定を行い、体積基準の累積分布曲線の50%累積値に相当する径を算出することで決定することができる。
水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースにおけるヒドロキシアルコキシ基の置換モル数(MS)は、押出成形時における高温溶解性の観点から、好ましくは0.05~0.6、より好ましくは0.1~0.5、更に好ましくは0.15~0.4である。
なお、水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの1質量%水溶液の20℃における粘度は、B型粘度計を用いて12rpmの測定条件にて測定することができる(実施例において同じ)。
セメントは、用途に応じて上記のものから適宜選択するとよく、上記いずれかの1種を単独で使用してもよいし、必要に応じて2種以上を使用してもよい。なお、セメントは市販のものを用いることができる。
このうち、混和材としては、珪石粉、フライアッシュ等が挙げられる。また、軽量骨材としては、パーライト、中空微小球、スチレンビーズ等が挙げられる。中空微小球は、アクリロニトリル系、ポリ塩化ビニリデン系の有機質であっても、シラスバルーン等の無機質であってもよい。
骨材は、用途に応じて上記のものから適宜選択するとよく、上記いずれかの1種を単独で使用してもよいし、必要に応じて2種以上を使用してもよい。なお、骨材は市販のものを用いることができる。
また、セメントと骨材の質量比は、押出成形体の曲げ強度の観点から、好ましくは10:90~99:1、より好ましくは20:80~99:1である。
有機質繊維の場合、パルプ繊維、合成繊維等が挙げられる。このうち、パルプ繊維としては、広葉樹パルプ繊維、針葉樹パルプ繊維、リンターパルプ繊維、古紙等が挙げられる。パルプ繊維における平均繊維長は、曲げ強度の観点から、好ましくは0.1~5mmである。パルプ繊維における平均繊維長は、走査型電子顕微鏡により測定することができる。
また、合成繊維としては、ポリプロピレン繊維、ビニロン繊維、アクリル繊維等が挙げられる。合成繊維における繊維長は、曲げ強度の観点から、好ましくは0.5~30mmである。合成繊維における繊維長は、走査型電子顕微鏡により測定することができる。
無機質繊維の場合、セピオライト、ワラストナイト、アタパルジャイト等が挙げられる。
押出成形用水硬性組成物中における水の添加量は、押出成形用水硬性組成物における押出成形性及び押出成形体の曲げ強度の観点から、セメント、骨材及び補強繊維の合計100質量部に対して、好ましくは10~75質量部、より好ましくは15~70質量部である。
更に、押出成形用水硬性組成物には、必要に応じて、製造直後の押出成形用水硬性組成物におけるフレッシュの物性を管理する観点から、塩化カルシウム、塩化リチウム、蟻酸カルシウム等の凝結促進剤や、クエン酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム等の凝結遅延剤、ポリカルボン酸系やメラミン系等の減水剤(分散剤)等の界面活性剤等を用いてもよい。
増粘剤、石膏、凝結促進剤、凝結遅延剤、界面活性剤は、本発明の効果を損なわない範囲において、通常量使用することができる。
本発明の押出成形用水硬性組成物は、膨張材と、水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースと、セメントと、骨材と、補強繊維とを混合することにより、第一の混合物を得る第一工程と、前記第一の混合物と水を混合することにより、第二の混合物を得る第二工程と、前記第二の混合物を混練することにより、押出成形用水硬性組成物を得る第三工程を少なくとも含む押出成形用水硬性組成物の製造方法により、製造することができる。
なお、膨張材と、水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースと、セメントと、骨材と、補強繊維の添加順序は特に制限されない。
第一工程における混合時間は、補強繊維の破断抑制の観点から、好ましくは0.5~5分間である。
第二工程における混合時間は、補強繊維の破断抑制の観点から、好ましくは0.5~5分である。
第三工程における混練時の温度は、押出成形物の可塑性の観点から、押出成形用水硬性組成物の温度が好ましくは15~45℃となるようにジャケット等を用いて制御することが望ましい。
第三工程における混練時間は、水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの分子量低下の観点から、好ましくは1~15分間である。
以上のようにして得られた本発明の押出成形用水硬性組成物を以下の押出成形体の製造方法に用いるとよい。
次に、本発明の押出成形体の製造方法について説明する。
本発明の押出成形体の製造方法は、上述した本発明の押出成形用水硬性組成物を押出成形することにより、押出成形物を得る工程と、前記押出成形物を養生することにより、養生された押出成形物を得る工程と、前記養生された押出成形物を乾燥することにより、押出成形体を得る工程を少なくとも含むことを特徴とするものである。
なお、ここでいう押出成形物は、押出成形用水硬性組成物を押出成形した直後のもの及びこれを養生した凝固過程(セメントの水和反応)の途中のものをいう。また、押出成形体は、前記押出成形物が凝固した硬化物をいう。
真空押出成形機では減圧して投入した材料の真空脱気を行う。その際のゲージ圧は、押出成形体の曲げ強度の観点から、好ましくは-0.080~-0.100MPaである。
押出成形物を得る工程における押出成形時の温度は、押出成形物の可塑性の観点から、押出成形物の温度が好ましくは15~45℃となるようにジャケット等を用いて制御することが望ましい。
本発明の押出成形体は、膨張材と、水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースと、セメントと、骨材と、補強繊維とを少なくとも含むことを特徴とするものである。この押出成形体は、上述した本発明の押出成形体の製造方法により製造されることが好ましい。
押出成形体における含水率は、曲げ強度の観点から、好ましくは8質量%以下、より好ましくは5質量%以下である。なお、押出成形体における含水率は、JIS A5441に従い、測定される(実施例において同じ)。
<使用材料>
押出成形用水硬性組成物として、以下の材料を使用した。
(I)膨張材:物性及び組成を表1に示す。
・A:エトリンガイト系膨張材:デンカCSA#10(デンカ(株)製)
・B:石灰系膨張材:太平洋ハイパーエクスパン(太平洋マテリアル(株)製)
(II)水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロース:物性を表2に示す。
(III)セメント:普通ポルトランドセメント(太平洋セメント(株)製)
(IV)骨材:
・珪石粉、250mesh篩品((株)マルエス製)
・パーライト、N-3(ハットリ(株)製)
(V)補強繊維:
・広葉樹パルプ繊維、平均繊維長1.5mm(王子製袋(株)製)
・ポリプロピレン繊維、13dtex(デシテックス)、繊維長6mm(荻原工業(株)製)
(VI)水:水道水
(1)ミキサー:(株)エムアイジー製 型式MZ-50
・パン回転数:13rpm、アジテータ回転数:500rpm
(2)ニーダールーダー:(株)エムアイジー製 型式NR-25
・ニーダーブレード回転数:30rpm、ルーダースクリュー回転数:15rpm
(3)真空押出成形機:(株)エムアイジー製 型式MIG-075
・オーガスクリュー回転数;20rpm、パグスクリュー回転数20rpm
・ゲージ圧:-0.098MPa
上記使用材料のうち、水以外の材料を上記ミキサーに投入し、4分間混合を行うことにより、第一の混合物を得た。次いで、ミキサー中の第一の混合物に所定量の水を添加し、撹拌しながら2分間混合することにより第二の混合物を得た。その後、第二の混合物をニーダールーダーに移し4分間混練を行うことにより、押出成形用水硬性組成物を得た。このときの各成分(上記使用材料)の添加量を表3に示す。
なお、ニーダールーダーにおけるジャケット温度は押出成形用水硬性組成物の温度が25℃になるように設定した。
1.押出成形性評価
得られた押出成形用水硬性組成物を矩形(成形寸法縦横14×120mm)のダイスを装着した上記真空押出成形機に投入し、押出成形物の長さが3mとなるまで押出成形を行うことにより、押出成形時の押出成形物の亀裂の有無及び蛇行を目視にて確認した。なお、真空押出成形機におけるジャケット温度は押出成形物の温度が25℃になるように設定した。
得られた押出成形用水硬性組成物を矩形(成形寸法縦横20×40mm)のダイスを装着した上記真空押出成形機に投入して押出成形を行い、長さ150mmとなるようにカットして押出成形物試料を作製した。なお、真空押出成形機におけるジャケット温度は押出成形物の温度が25℃になるように設定した。
次いで、作製した押出成形物試料を50℃、相対湿度90%RHの恒温恒湿機(TPAV-120-20、(株)いすゞ製作所製)にて養生し、30分毎に曲げ強度測定を行った。このとき、曲げ強度が0.2N/mm2以上となっていた時間を可使時間とし、養生体の搬送が容易に可能となる強度である1N/mm2以上となっていた時間を養生時間とした。
なお、曲げ強度測定には(株)前川試験機製作所製 圧縮試験機ACA-20Sを用い、2点支持(距離10cm)、1点中央載荷とした。
上記2項と同様に作製した押出成形物試料(高さ20mm、幅40mm、長さ150mm)を50℃、相対湿度90%RHの恒温恒湿機(TPAV-120-20、(株)いすゞ製作所製)にて湿空養生を10時間行った。その後、160℃のオートクレーブ(セメント養生用オートクレーブCA型、(株)栗原製作所製)により圧力0.6MPaのもと、高圧蒸気養生を8時間行った。次いで、105℃の送風乾燥機(送風定温恒温機 DKN812型、ヤマト科学(株)製)にて、24時間乾燥することにより、押出成形体を得た。得られた押出成形体の曲げ強度の測定を、上記押出成形物の場合と同様に(株)前川試験機製作所製 圧縮試験機ACA-20Sを用い、2点支持(距離10cm)、1点中央載荷で行った。
以上の結果を表3に示す。
また、実施例1~3より、膨張材と水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの質量比を変えても同様な効果が得られることが知見された。
また、実施例4~11より、実施例1~3とは異なる種類の膨張材と水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの組み合わせによっても同様な効果が得られることが知見された。
また、得られた押出成形体はいずれも比較例に対して、強度が損なわれることはなかった。
Claims (8)
- 平均粒子径が1~50μmである膨張材と、アルコキシ基の置換度(DS)が1.2~1.8であり、ヒドロキシアルコキシ基の置換モル数(MS)が0.05~0.6であり、1質量%水溶液の20℃における粘度が1,000~50,000mPa・sである水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースと、セメントと、骨材と、パルプ繊維、合成繊維、セピオライト、ワラストナイト及びアタパルジャイトから選ばれる1種又は2種以上からなる補強繊維と、水とを含み、前記セメント、骨材及び補強繊維の合計100質量部に対して、膨張材と水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの合計添加量が1~15質量部であると共に、該水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの添加量が0.5質量部以上であり、前記膨張材と前記水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの質量比が50:50~95:5である押出成形用水硬性組成物。
- 前記膨張材が、エトリンガイト系膨張材又は石灰系膨張材である請求項1に記載の押出成形用水硬性組成物。
- 前記水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースが、ヒドロキシプロピルメチルセルロース又はヒドロキシエチルメチルセルロースである請求項1又は2に記載の押出成形用水硬性組成物。
- 前記膨張材と水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの合計添加量が、前記セメント、骨材及び補強繊維の合計100質量部に対して2.5~9質量部である請求項1~3のいずれか1項に記載の押出成形用水硬性組成物。
- 前記膨張材と前記水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの質量比が65:35~90:10である請求項1~4のいずれか1項に記載の押出成形用水硬性組成物。
- 前記膨張材、水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロース、セメント、骨材、補強繊維及び水からなる請求項1~5のいずれか1項に記載の押出成形用水硬性組成物。
- 請求項1~6のいずれか1項に記載の押出成形用水硬性組成物を押出成形することにより、押出成形物を得る工程と、前記押出成形物を養生することにより、養生された押出成形物を得る工程と、前記養生された押出成形物を乾燥することにより、押出成形体を得る工程とを含む押出成形体の製造方法。
- 平均粒子径が1~50μmである膨張材と、アルコキシ基の置換度(DS)が1.2~1.8であり、ヒドロキシアルコキシ基の置換モル数(MS)が0.05~0.6であり、1質量%水溶液の20℃における粘度が1,000~50,000mPa・sである水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースと、セメントと、骨材と、パルプ繊維、合成繊維、セピオライト、ワラストナイト及びアタパルジャイトから選ばれる1種又は2種以上からなる補強繊維とを含んでなり、前記セメント、骨材及び補強繊維の合計100質量部に対して、膨張材と水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの合計添加量が1~15質量部であると共に、該水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの添加量が0.5質量部以上であり、前記膨張材と前記水溶性ヒドロキシアルキルアルキルセルロースの質量比が50:50~95:5である押出成形体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020021518A JP7351232B2 (ja) | 2020-02-12 | 2020-02-12 | 押出成形用水硬性組成物、押出成形体の製造方法及び押出成形体 |
US17/173,301 US20210253860A1 (en) | 2020-02-12 | 2021-02-11 | Extrusion molding hydraulic composition, method for manufacturing extrusion-molded body, and extrusion-molded body |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020021518A JP7351232B2 (ja) | 2020-02-12 | 2020-02-12 | 押出成形用水硬性組成物、押出成形体の製造方法及び押出成形体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021127261A JP2021127261A (ja) | 2021-09-02 |
JP7351232B2 true JP7351232B2 (ja) | 2023-09-27 |
Family
ID=77272519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020021518A Active JP7351232B2 (ja) | 2020-02-12 | 2020-02-12 | 押出成形用水硬性組成物、押出成形体の製造方法及び押出成形体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20210253860A1 (ja) |
JP (1) | JP7351232B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001048622A (ja) | 1999-08-13 | 2001-02-20 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 水硬性組成物用混和剤及び水硬性組成物 |
JP2009096657A (ja) | 2007-10-16 | 2009-05-07 | Taiheiyo Material Kk | 左官用セメントモルタル |
JP2011102221A (ja) | 2009-11-11 | 2011-05-26 | Construction Research & Technology Gmbh | セメント分散剤としての共重合体、それを含むコンクリート用混和剤及びセメント組成物 |
JP2014000988A (ja) | 2012-06-19 | 2014-01-09 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 食品用包装体 |
JP2020105023A (ja) | 2018-12-26 | 2020-07-09 | 宇部興産株式会社 | 積層造形用水硬性組成物、水硬性モルタル及びその硬化体 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62236706A (ja) * | 1986-04-08 | 1987-10-16 | 日本板硝子株式会社 | プリミツクス繊維補強セメント製品の製造方法 |
JPH0570205A (ja) * | 1991-09-18 | 1993-03-23 | Toray Ind Inc | 繊維補強無機質体の製造方法 |
JPH0663923A (ja) * | 1992-08-25 | 1994-03-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 水硬性無機質成形体の製造方法 |
JP3727102B2 (ja) * | 1996-03-12 | 2005-12-14 | 信越化学工業株式会社 | セメント系押出成形用材料混和剤及びこれを用いたセメント系押出成形用材料の硬化方法 |
JP2000043020A (ja) * | 1998-07-31 | 2000-02-15 | Mitsubishi Chemicals Corp | 水硬性無機質成形体の製造方法 |
JP5388020B2 (ja) * | 2008-02-14 | 2014-01-15 | 国立大学法人 東京大学 | セメント混和材、これを含むセメント組成物及びコンクリート |
-
2020
- 2020-02-12 JP JP2020021518A patent/JP7351232B2/ja active Active
-
2021
- 2021-02-11 US US17/173,301 patent/US20210253860A1/en active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001048622A (ja) | 1999-08-13 | 2001-02-20 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 水硬性組成物用混和剤及び水硬性組成物 |
JP2009096657A (ja) | 2007-10-16 | 2009-05-07 | Taiheiyo Material Kk | 左官用セメントモルタル |
JP2011102221A (ja) | 2009-11-11 | 2011-05-26 | Construction Research & Technology Gmbh | セメント分散剤としての共重合体、それを含むコンクリート用混和剤及びセメント組成物 |
JP2014000988A (ja) | 2012-06-19 | 2014-01-09 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 食品用包装体 |
JP2020105023A (ja) | 2018-12-26 | 2020-07-09 | 宇部興産株式会社 | 積層造形用水硬性組成物、水硬性モルタル及びその硬化体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021127261A (ja) | 2021-09-02 |
US20210253860A1 (en) | 2021-08-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20050241539A1 (en) | Tile cement mortars using water retention agents | |
US20050241543A1 (en) | Cement-based systems using plastification/extrusion auxiliaries prepared from raw cotton linters | |
US20050241542A1 (en) | Cement-based systems using water retention agents prepared from raw cotton linters | |
JP5223205B2 (ja) | 押出成形用水硬性組成物 | |
EP1740514A1 (en) | Gypsum-based mortars using water retention agents prepared from raw cotton linters | |
JP3891256B2 (ja) | 押出成形用水硬性組成物及びその硬化体 | |
JP5575728B2 (ja) | 改良された特性を有するセメント結合物品の押出しに好適なセルロースエーテル | |
JP5811054B2 (ja) | 押出成形用水硬性組成物 | |
JP7351232B2 (ja) | 押出成形用水硬性組成物、押出成形体の製造方法及び押出成形体 | |
JP4999179B2 (ja) | 高強度セメント組成物用混和材及びこれを用いた高強度セメント組成物 | |
JP2018531207A (ja) | 無機バインダー組成物の内部後処理のための添加剤 | |
US6811605B2 (en) | Admixture and extrudable hydraulic composition | |
KR100824116B1 (ko) | 셀룰로오스 에테르 및 이를 포함하는 균열 방지용 시멘트모르타르 조성물 | |
JP2001047427A (ja) | 水硬性押出成形組成物の製造方法 | |
KR102392377B1 (ko) | 타일시멘트 모르타르용 첨가제 조성물 및 이를 포함하는 타일시멘트 모르타르 | |
EP1344755A2 (en) | Admixture and extrudable hydraulic composition | |
JP3978588B2 (ja) | 混和剤の選定方法 | |
JP6626341B2 (ja) | 水中不分離性モルタル組成物 | |
JP2003261369A (ja) | 混和剤及び押出成形用水硬性組成物 | |
JP2001089218A (ja) | カーテンウォール用人工軽量コンクリートとその製造方法 | |
Ciobanu | Influence of hydroxypropyl methyl cellulose on dry mortars properties | |
JP2000044321A (ja) | 無機硬化体とその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220120 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220927 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221004 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20221202 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230202 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20230203 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230530 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230607 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230815 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230828 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7351232 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |