JP7351150B2 - 合流器、マイクロリアクター、流体の合流方法、および合流器内の閉塞防止方法 - Google Patents
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Description
とで、合流器内の沈殿による流路閉塞を抑制し、必然的に連続式流通反応器全体の流路閉塞も抑制可能となる。
であってもよく、前記第2流路の中心軸に沿った長さL2と、前記第2流路の等価直径(断面視において環形状の第2流路の場合は、円形状に近似した場合の直径)D2の比L2/D2は1以上であってもよい。
00m程度が好ましく、0.2~30m程度がより好ましく、0.3~5m程度がより一層好ましい。
してもよい。レイノルズ数がこのような範囲となることで、第1流体と第2流体との接面を維持し易くなる。なお、レイノルズ数とは、乱流及び層流の判断の指標となる値であり、流体の物理特性、流速、流路の等価直径に基づいて決定される。
図1は、実施形態に係るマイクロリアクター用合流器の外観の一例を示す図である。図1(A)はマイクロリアクター用合流器である合流器1の側面を例示し、図1(B)は合流器1の上面を例示する。合流器1は、第1導入管6から導入される第1流体FL1と第2導入管7から導入される第2流体FL2とを第2円管3内の合流部で合流させ、流体間の接面において化学反応させつつ、当該化学反応による生成物を含む流体を送出管4から送出する。なお、第2円管3と送出管4との間は、第1絞り部5aによって接続される。合流器1は、例えば、ステンレス鋼によって形成される。合流器1は、チタン、鉄、ニッケル合金、アルミニウム等の金属や、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン(FEP)、ペルフルオロアルコキシフッ素(PFA)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリプロピレン(PP)等の樹脂によって形成されてもよい。以下、本明細書において、第2導入管7側を上、本体部2aと本体部2bからなる本体部2側を下とする。また、第1導入管6側を左、送出管4側を右とする。本実施形態では、左が流体を導入する上流、右が流体を送出する下流となる。また、図1における左は「一方」の一例であり、右は「他方」の一例である。
第2円管3、第2導入管7および送出管4を含む。本体部2bは、第1円管8および第1導入管6を含む。
て環形状を有する。また、中央付近には、第1流路81が配置され、第3流路91の中心軸(第3流路91がB-B線断面において形成する環形状の中心軸)は、第1流路81の中心軸と略一致する。
、接面M1に沿って合流器1より排出され、合流経路31内に蓄積されない。その結果、合流器1に第1流体FL1と第2流体FL2を導入して化学反応を起こさせても、合流経路31の閉塞までの時間を、第1流体FL1と第2流体FL2とが合流経路31の局所で反応する場合よりも、長くすることができる。
32の右側の端部それぞれの装置パラメーターに大きく依存することが容易に想像できる。前述したレイノルズ数Reを決定する合流器1の装置パラメーターとして流路の等価直径Dを挙げることができる。本実施形態において等価直径Dは、例えば、以下の様に表される。
第1流路81の等価直径D1=第1流路81の直径
第2流路32の等価直径D2=4×(第2流路32の断面積)÷(第2流路32の濡れ縁長さ)
形態についてのシミュレーションである。
図7は、第1シミュレーションで採用した合流器の一例を示す図である。図7(A)は、第1シミュレーションで採用した合流器1aの外観を示す。図7(B)は、図7(A)に例示する合流器1aの第1円管8および第2円管3の中心軸含む平面における断面を例示する。第1シミュレーションで採用する合流器1aは、図7に例示するように、実施形態に係る合流器1の第1円管8内に形成される第1流路81、縮径構造9内に形成される第3流路91、第2円管3内に形成される合流経路31、第1円管6の外壁と第2円管3の内壁との間に形成される第2流路32を抜粋した構成となっている。第1シミュレーションでは、第1流路81に第1流体FL1を導入し、第3流路91に第2流体FL2を導入する。第1流体FL1と第2流体FL2とは合流経路31内で合流し、第1流体FL1と第2流体FL2とが混合した流体が第2円管3の右側の端部から流出する。
を可及的に伸ばせることが理解できる。この第2流体FL2であるテトラヒドロフランの濃度がほぼ100%となっている合流経路31の内壁近傍の黒色の層は、合流経路31の内壁を塩の付着から保護する保護膜ということができる。
第2シミュレーションでは、合流器1aにおける第1流体FL1および第2流体FL2の流速と保護層の厚みとの関係についてシミュレーションを行った。図11は、合流部からの距離Xと保護膜の厚みYを流体の流速を変えつつ検証した結果の一例を示す図である。図11では、縦軸が保護膜の厚みY(mm)を示し、横軸が合流部311からの距離X(mm)を示す。図11を参照すると、いずれの流速においても保護膜が形成されていることが理解できる。また、保護膜の厚みは第1流体FL1と第2流体FL2の速度差の影響を受けており、第1流体FL1と第2流体FL2の速度差が少なければ少ないほど、合流部311からより離れた位置にまで厚い保護膜を維持できることが理解できる。
ここで、比較形態について検討する。図12は、比較形態に係る合流器の外観の一例を示す図である。比較形態で用いる合流器100は、一般的なT字型合流器である。図12に例示される合流器100は、第1流路111を形成する第1円管110と第2流路121を形成する第2円管120とが連結部101において第1流路111と第2流路121とを連通するように連結される。合流器100では、第1流路111と第2流路121とは連結部101において直交する。以下の比較形態に係る第3シミュレーションおよび第4シミュレーションにおいて、第1円管110は内径1.24mm、長さ20mmと設定し、第2円管120は内径1.24mm、長さ10mmと設定した。
第3シミュレーションでは、第1流路111の両端のそれぞれから第1流体FL1と第2流体FL2とを第1流路111内に導入し、連結部101付近で第1流体FL1と第2流体FL2とが合流した流体を第2流路121から流出させる。すなわち、第3シミュレーションでは、第1流体FL1と第2流体FL2とは180度の角度で合流し、混合する。
第4シミュレーションでは、第3シミュレーションと同様に合流器100を用いてシミュレーションを行った。第4シミュレーションでは、図14に例示するように、第1流体FL1を第1流路111の一方から導入し、第2流体FL2を第2流路121に導入する。第1流体FL1と第2流体FL2とは第1流路111内で混合し、混合した流体は第1流路111の他方から流出する。
ば近いほどテトラヒドロフランの濃度が高いことを示す。
図16のマイクロフローリアクターを用いて、THFの水分量を100ppmに調整し
、恒温槽T1内の温度を-40℃に設定した後、NBL流量を4.4mL/min、THF流量を8.0mL/minに設定し、合流器1への送液を行った。このとき合流器1内の合流部311における第1流体FL1の流速は0.32m/s、第2流体FL2の流速は0.22m/s、流速比(第1流体FL1の流速÷第2流体FL2の流速)は1.45である。送液の開始から圧力センサPS1、PS2による圧力の監視を行ったが、圧力上昇は確認されず、閉塞は発生しなかった。
図16のマイクロフローリアクターを用いて、THFの水分量を200ppmに調整し、恒温槽T1内の温度を-40℃に設定した後、NBL流量を4.4mL/min、THF流量を8.0mL/minに設定し、合流器1への送液を行った。このとき合流器1内の合流部311における第1流体の流速は0.32m/s、第2流体の流速は0.22m/s、流速比(第1流体FL1の流速÷第2流体FL2の流速)は1.45である。送液の開始から圧力センサPS1、PS2による圧力の監視を行ったが、圧力上昇は確認されず、閉塞は発生しなかった。
図16のマイクロフローリアクターを用いて、THFの水分量を300ppmに調整し、恒温槽T1内の温度を-40℃に設定した後、NBL流量を4.4mL/min、THF流量を8.0mL/minに設定し、合流器1への送液を行った。このとき合流器1内の合流部311における第1流体FL1の流速は0.32m/s、第2流体FL2の流速は0.22m/s、流速比(第1流体FL1の流速÷第2流体FL2の流速)は1.45である。送液の開始から圧力センサPS1、PS2による圧力の監視を行ったが、圧力上昇は確認されず、閉塞は発生しなかった。
図17のマイクロフローリアクターを用いて、THFの水分量を100ppmに調整し、恒温槽T1内の温度を-40℃に設定した後、NBL流量を4.4mL/min、THF流量を8.0mL/minに設定し、送液を行った。このとき合流器100内において第1流体FL1と第2流体FL2とが合流する合流部における第1流体FL1の流速は0.37m/s、第2流体FL2の流速は0.68m/s、流速比(第1流体FL1の流速÷第2流体FL2の流速)は0.54である。送液の開始から圧力センサPS1、PS2による圧力の監視を行った結果、送液の開始から25min経過した時点で圧力上昇が検出され、閉塞が確認された。
図17のマイクロフローリアクターを用いて、THFの水分量を200ppmに調整し、恒温槽T1内の温度を-40℃に設定した後、NBL流量を4.4mL/min、THF流量を8.0mL/minに設定し、送液を行った。このとき合流器100内において
第1流体FL1と第2流体FL2とが合流する合流部における第1流体FL1の流速は0.37m/s、第2流体FL2の流速は0.68m/s、流速比(第1流体FL1の流速÷第2流体FL2の流速)は0.54である。送液の開始から圧力センサPS1、PS2による圧力の監視を行った結果、送液の開始から20min経過した時点で圧力上昇が検出され、閉塞が確認された。
図17のマイクロフローリアクターを用いて、THFの水分量を300ppmに調整し、恒温槽T1内の温度を-40℃に設定した後、NBL流量を4.4mL/min、THF流量を8.0mL/minに設定し、送液を行った。このとき合流器100内において第1流体FL1と第2流体FL2とが合流する合流部における第1流体FL1の流速は0.37m/s、第2流体FL2の流速は0.68m/s、流速比(第1流体FL1の流速÷第2流体FL2の流速)は0.54である。送液の開始から圧力センサPS1、PS2による圧力の監視を行った結果、送液の開始から7.5min経過した時点で圧力上昇が検出され、閉塞が確認された。
[1] 一方から他方に延びる第2円管(3)内の、合流部(311)と前記他方における端部との間に形成された合流経路(31)と、
前記第2円管(3)と中心軸が略一致するとともに、前記第2円管(3)の内径よりも小さい外径を有し、一端が少なくとも前記第2円管(3)の前記一方における端部に達するとともに、他端が前記合流部(311)に達する第1円管(8)内に形成される第1流路(81)と、
前記第1円管(8)の外壁と前記第2円管(3)の内壁との間に形成され、前記合流部(311)において前記合流経路(31)と連通する第2流路(32)と、
前記第1円管(8)および前記第2円管(3)と中心軸が略一致するとともに、前記一方から前記他方に向けて徐々に縮径する二つの縮径壁(94、95)間に形成され、前記第2流路(32)の前記一方における端部と連通する第3流路(91)と、
前記第1流路(81)の前記一方に配置された第1導入部材(62)内に形成され、前記第1流路(81)に流体を導入する第1導入経路(61)と、
前記第3流路(91)の前記一方に配置された第2導入管(7)内に形成され、前記第3流路(91)に流体を導入する第2導入経路(71)と、
を備える、
合流器。
[2] 前記第2円管(3)の前記他方には、前記第2円管(3)と中心軸が一致するとともに前記第2円管(3)の内径よりも小さい内径を有する円管状の送出管(4)が設けられ、
前記合流経路(31)と前記送出管(4)内に形成された送出経路(41)とは、前記送出管(4)に向けて徐々に内径が縮径する第1絞り部(5a)が形成する流路によって連通する、
[1]に記載の合流器。
[3] 前記第1導入部材(62)の内径は、前記第1円管(8)の内径よりも大きく、
前記第1導入経路(61)と前記第1流路(81)とは、前記第1円管(8)に向けて徐々に内径が縮径する第2絞り部(5b)が形成する流路によって連通する、
[1]または[2]に記載の合流器。
[4] 前記第2導入経路(71)の経路出口の開口面と正対して液溜まり部(931)が形成される、
[1]から[3]のいずれか一項に記載の合流器。
[5] 前記第1流路(81)から前記合流経路(31)へと流れる第1流体と、前記第3流路(91)から前記第2流路(32)を介して前記合流経路(31)へと流れる第2流体とが、前記合流経路(31)で合流し、
前記合流経路(31)において、前記合流経路(31)の中心部分を前記第1流体が流れ、前記第2流体は前記第1流体の外側を流れる、
[1]から[4]のいずれか一項に記載の合流器。
[6] 前記第1流路(81)の中心軸に沿った長さL1と、前記第1流路(81)の等価直径D1の比L1/D1は、10以上である、
[1]から[5]のいずれか一項に記載の合流器。
[7] 前記第2流路(32)の中心軸に沿った長さL2と、前記第2流路(32)の等価直径D2の比L2/D2は1以上である、
[1]から[6]のいずれか一項に記載の合流器。
[8] マイクロリアクター用合流器である、[1]から[7]のいずれか一項に記載の合流器。
[9] [8]に記載の合流器を具備したマイクロリアクター。
[10] [1]から[8]のいずれか一項に記載の合流器を用いて、
前記第1流路(81)の他方の端部における前記第1流体の流速V1と、前記第2流路(32)の他方の端部における前記第2流体の流速V2の比V1/V2を0.33から3.0の範囲内に設定することを特徴とする流体の合流方法。
[11] [1]から[8]のいずれか一項に記載の合流器を用いて、
前記第1流路(81)の他方の端部における前記第1流体のレイノルズ数Re1と、前記第2流路(32)の他方の端部における前記第2流体のレイノルズ数Re2を、それぞれ2300以下に設定することを特徴とする流体の合流方法。
[12] [1]から[8]のいずれか一項に記載の合流器を用いて、
前記第1流体および前記第2流体の一方である有機リチウム溶液と前記第1流体および前記第2流体の他方である原料溶液とを合流させることを特徴とする流体の合流方法。
[13] 前記第1流体が前記有機リチウム溶液であることを特徴とする[12]に記載の流体の合流方法。
[14] 前記有機リチウム溶液がn-ブチルリチウム、sec-ブチルリチウム、t-ブチルリチウム、フェニルリチウム誘導体の少なくともいずれかを含むことを特徴とする[12]または[13]に記載の流体の合流方法。
[15] 前記第2流体が前記原料溶液であることを特徴とする、[12]から[14]のいずれか一項に記載の流体の合流方法。
[16] 前記原料溶液が、芳香族化合物、ハロゲン化芳香族化合物のいずれかを原料基質として含み、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、4-メチルテトラヒドロピラン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ヘキサン、ヘプタンおよびトルエンのいずれかを溶媒として含むことを特徴とする、[12]から[15]のいずれか一項に記載の流体の合流方法。
[17] [10]から[16]のいずれか一項に記載の流体の合流方法により、前記第1流体と前記第2流体とを混合させた流体による前記合流器内の閉塞防止方法。
2、2a、2b・・・本体部
2c、2d・・・ねじ穴
3・・・第2円管
31・・・合流経路
311・・・合流部
32・・・第2流路
4・・・送出管
41・・・送出経路
5a・・・第1絞り部
5b・・・第2絞り部
6・・・第1導入管
61・・・第1導入路
62・・・第1導入路を形成する部材
7・・・第2導入管
71・・・第2導入路
72・・・開口面
8・・・第1円管
81・・・第1流路
9・・・縮径構造
91・・・第3流路
92・・・二重壁構造
921・・・外壁
922・・・内壁
93・・・接続流路
931・・・液溜まり部
94、95・・・縮径壁
FL1・・・第1流体
FL2・・・第2流体
M1・・・接面
V・・・流速
X・・・合流部からの距離
Y・・・保護膜の厚み
P1、P2・・・ポンプ
PS1、PS2・・・圧力センサ
PC1、PC2・・・予備冷却管
TR1・・・反応管
T1・・・恒温槽
Claims (17)
- 一方から他方に延びる第2円管内の、合流部と前記他方における端部との間に形成された合流経路と、
前記第2円管と中心軸が略一致するとともに、前記第2円管の内径よりも小さい外径を有し、一端が少なくとも前記第2円管の前記一方における端部に達するとともに、他端が前記合流部に達する第1円管内に形成される第1流路と、
前記第1円管の外壁と前記第2円管の内壁との間に形成され、前記合流部において前記合流経路と連通する第2流路と、
前記第1円管および前記第2円管と中心軸が略一致するとともに、前記一方から前記他方に向けて徐々に縮径する二つの縮径壁間に形成され、前記第2流路の前記一方における端部と連通する第3流路と、
前記第1流路の前記一方に配置された第1導入部材内に形成され、前記第1流路に流体を導入する第1導入経路と、
前記第3流路の前記一方に配置された第2導入管内に形成され、前記第3流路に流体を導入する第2導入経路と、
を備える、
合流器。 - 前記第2円管の前記他方には、前記第2円管と中心軸が一致するとともに前記第2円管の内径よりも小さい内径を有する円管状の送出管が設けられ、
前記合流経路と前記送出管内に形成された送出経路とは、前記送出管に向けて徐々に内径が縮径する第1絞り部が形成する流路によって連通する、
請求項1に記載の合流器。 - 前記第1導入部材の内径は、前記第1円管の内径よりも大きく、
前記第1導入経路と前記第1流路とは、前記第1円管に向けて徐々に内径が縮径する第2絞り部が形成する流路によって連通する、
請求項1または2に記載の合流器。 - 前記第2導入経路の経路出口の開口面と正対して液溜まり部が形成される、
請求項1から3のいずれか一項に記載の合流器。 - 前記第1流路の中心軸に沿った長さL1と、前記第1流路の内径D1の比L1/D1は、10以上である、
請求項1から4のいずれか一項に記載の合流器。 - 前記第2流路の中心軸に沿った長さL2と、前記第2流路の等価直径D2の比L2/D2は1以上である、
請求項1から5のいずれか一項に記載の合流器。 - 前記第1流路から前記合流経路へと流れる第1流体と、前記第3流路から前記第2流路を介して前記合流経路へと流れる第2流体とが、前記合流経路で合流し、
前記合流経路において、前記合流経路の中心部分を前記第1流体が流れ、前記第2流体は前記第1流体の外側を流れる、
請求項1から6のいずれか一項に記載の合流器。 - マイクロリアクター用合流器である、請求項1から7のいずれか一項に記載の合流器。
- 請求項8に記載の合流器を具備したマイクロリアクター。
- 請求項7に記載の合流器を用いて、
前記第1流路の他方の端部における前記第1流体の流速V1と、前記第2流路の他方の端部における前記第2流体の流速V2の比V1/V2を0.33から3.0の範囲内に設定することを特徴とする流体の合流方法。 - 請求項7に記載の合流器を用いて、
前記第1流路の他方の端部における前記第1流体のレイノルズ数Re1と、前記第2流路の他方の端部における前記第2流体のレイノルズ数Re2を、それぞれ2300以下に設定することを特徴とする流体の合流方法。 - 請求項7に記載の合流器を用いて、
前記第1流体および前記第2流体の一方である有機リチウム溶液と前記第1流体および前記第2流体の他方である原料溶液とを合流させることを特徴とする流体の合流方法。 - 前記第1流体が前記有機リチウム溶液であることを特徴とする請求項12に記載の流体の合流方法。
- 前記有機リチウム溶液がn-ブチルリチウム、sec-ブチルリチウム、t-ブチルリチウム、フェニルリチウム誘導体の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項12または請求項13に記載の流体の合流方法。
- 前記第2流体が前記原料溶液であることを特徴とする、請求項12から14のいずれか一項に記載の流体の合流方法。
- 前記原料溶液が、芳香族化合物、ハロゲン化芳香族化合物のいずれかを原料基質として含み、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、4-メチルテトラヒドロピラン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ヘキサン、ヘプタンおよびトルエンのいずれかを溶媒として含むことを特徴とする、請求項12から15のいずれか一項に記載の流体の合流方法。
- 請求項10から16のいずれか一項に記載の流体の合流方法により、前記第1流体と前
記第2流体とを混合させることを特徴とする、前記合流器内の閉塞防止方法。
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