JP7350615B2 - 電源等供給用什器 - Google Patents

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Description

本発明は、オフィスや公共施設等の屋内空間に設置されていて電子機器等に電気や通信データ等を供給可能または送信可能とした電源等供給用什器に関する。
従来、執務者等の使用者はオフィスや公共施設等の屋内空間で電子機器を使用するのが一般的である。電子機器に電気を供給したり通信データを送受信したりして通信するために、屋内空間の壁面に設けられた電源コンセントやネットワークコンセントを用いる場合が多い。この場合、電源や通信データを供給できる場所は壁面やその近傍に限られてしまう。
そのため、近年では、特許文献1または特許文献2に記載されているように、屋内空間に設置されたテーブル等の什器に、屋内空間の床面や壁面等に設けたコンセントに接続された配線ケーブルを案内し、什器に設けた別のコンセントを介して電気や通信データを供給可能としたものが多く提供されている。これらの什器によれば、屋内空間における使用者が使いやすい位置にコンセントを配置することが出来る。
特許第4271797号公報 特許第4889611号公報
しかしながら、使用者が交通機関の移動途中の駅や空港等で電子機器を電源コンセントやネットワークコンセント等にアクセスする場合、設置スペースの大きい天板付き什器は使い勝手が悪かった。また、移動途中に壁面や床面等に取り付けた電源コンセントやネットワークコンセントに接続する場合でも電子機器の置き場所がなく、やはり使い勝手が悪かった。
また、テーブル等の天板付き什器は駅や空港等の屋内空間での設置位置に制限があった。しかも、特許文献1または2に記載された天板付き什器では天板上やその下方の脚部等にコンセントを設置しているため、電子機器もその近傍に設置せざるを得なかった。そのため、特に複数の使用者が個別に電子機器をコンセントに接続する場合、天板上の互いに近接した位置に電子機器を設置せざるを得ない。この場合、電子機器のディスプレイ画面を目視するための専有スペースを確保しづらく、使い勝手が悪かった。その際、配線ケーブルや通信ケーブル等が天板上に乱雑に配置されると作業の邪魔になり見栄えも悪いという問題もあった。
本願発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、複数の使用者が電子機器等にアクセスし易く、しかも使用時の専有スペースを確保できて使い勝手を良好にした電源等供給用什器を提供することを目的とする。
本発明による電源等供給用什器は、上下方向に立設されていて内部に配線が収納された基部と、前記基部に取り付けられた天板と、前記基部の異なる向きの複数の表面に設けられていて前記配線に接続された電気的接続部を有する複数の接続ユニットと、を備え、前記基部の後部には支持部材が突出して設けられ、前記支持部材上に前記天板が設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、基部の異なる向きの複数の表面にそれぞれ設置された電気的接続部を有する複数の接続ユニットに、複数の使用者が電子機器等のプラグをそれぞれ接続して電気の充電や信号データの送受信等を行うことができ、しかも各接続ユニットの近傍で天板に電子機器等を設置できるため、アクセスが容易で使用時に電子機器等の専有スペースを確保できて使い勝手が良い。
また、基部に設けた支持部材上に天板を設置することで電源等供給用什器を一体に組み立てることができる。
また、基部の複数の表面は屈曲または湾曲された一体のカバー部材からなり、複数の表面に接続ユニットがそれぞれ設けられていることが好ましい。
基部の複数の表面は一体のカバー部材であるため、例えば使用者が水等をこぼした場合でもカバー部材から基部の内部に漏水すること等を防止できる。
また、複数の接続ユニットは高さが異なる位置にそれぞれ設置されていてもよい。
複数の接続ユニットは設置高さがそれぞれ異なるため、接続ユニットに接続される電子機器等のプラグの大きさに関わらず干渉させることなく各プラグを接続ユニットにそれぞれ接続できる。
また、天板には、平面視において天板縁部から内方に向かって凹入する凹部、または孔部が形成され、凹部または孔部に基部が嵌合されていることが好ましい。
基部を天板の凹部または孔部に嵌合させることで電源等供給用什器を一体に形成できる。
また、基部に設けた複数の接続ユニットは天板の上方に配設されていることが好ましい。
電子機器等のプラグを基部の異なる向きの複数の表面に設けた接続ユニットに差し込むことができ、電子機器等をその下方の天板に設置できる。
本発明による電源等供給用什器は、上下方向に立設されていて内部に配線が収納された基部と、前記基部の異なる向きの複数の表面に設けられていて前記配線に接続された電気的接続部を有する複数の接続ユニットと、を備え、基部の表面は平面視において前方に突出する突出部を有する略V字状に形成され、突出部の両側の表面に接続ユニットがそれぞれ設けられていることが好ましい。
略V字状に形成された基部における突出部の両側の表面にそれぞれ接続ユニットが設けられているため、各接続ユニットに電子機器等のプラグを接続した場合、使用者はそれぞれの電子機器等のディスプレイ画面等が他の使用者の目に触れないように使用することができ、使い勝手が良い。
また、本発明による電源等供給用什器は、基部が突出部を反対側に向けて対向して複数配設され、基部の周囲に天板が配設されていてもよい。
本発明では、基部を対向して複数設けると共にその周囲に天板を設置しているため、4人以上の使用者がそれぞれプラグを接続ユニットに接続して電子機器等を使用することができる。
本発明による電源等供給用什器では、基部は突出部を反対側に向けて対向して配設されたものが複数組配設され、複数組の基部の周囲に天板が配設され、複数組の基部の間に遮蔽部材が配設されていてもよい。
本発明では、対向配置された基部を複数組配設すると共に、複数組の基部の間に遮蔽部材が配設されているため、基部の異なる向きの複数の表面に設けた接続ユニットによって複数の使用者が電子機器等を使い勝手よく使用できる上に、遮蔽部材によっても互いに遮蔽できるため一層使い勝手がよい。
本発明に係る電源等供給用什器によれば、基部の異なる向きの表面に電気的接続部を有する接続ユニットをそれぞれ設けたため、個々の使用者は使いやすい向きに電子機器等を設置して接続ユニットに接続できる。そのため、複数の使用者がそれぞれ電子機器等を天板に載置できて接続ユニットにアクセスし易い上に、専有スペースを確保できて使い勝手を良好にできる。
本発明の第一実施形態による什器の斜視図である。 什器の支柱を示すもので、(a)は斜視図、(b)は支柱からカバー部材を除いた斜視図、(c)はフレーム部分の斜視図である。 図1に示す什器のカバー部材をA-A線で断面した説明図である。 カバー部材の内面を示す裏面図と側面図と平面図である。 (a)は図1のB-B線断面図、(b)は同図(a)のC-C線断面図である。 仲介板の正面図と平面図である。 コンセントの正面図である。 カバー部材をコンセントに固定する構造と工程を示す支柱の要部斜視図である。 什器から天板を除いた斜視図である。 支柱に接続部材とブラケットを接続した構成を示す部分拡大図である。 天板の平面図である。 (a)、(b)、(c)は支柱の変形例を示す平面図である。 本発明の第二実施形態による什器の斜視図である。 図13に示す什器の平面図である。 本発明の第三実施形態による什器の斜視図である。 (a)は図15に示す什器の平面図、(b)はその変形例の平面図である。
以下、本発明の各実施形態による電源等供給用の什器について添付図面に基づいて説明する。
図1から図9により、第一の実施形態による什器1について説明する。この什器1は、例えば駅や空港、或いは公共施設等の屋内空間において、旅行者やビジネスマン等の利用者が簡便にパソコンやスマートフォン等の各種の電子機器に電気を充電したり信号データ等を入出力したりできるようにしたものである。この什器1は屋内空間の例えば壁面wに立設された一対の支柱2と、支柱2の高さ方向中間部に載置された天板3とを有している。
本明細書において、壁面wに設置された什器1に対して壁面w側を後部側といい、壁面wと反対側の屋内空間側を前面側というものとする。
支柱2は、図2(a)に示すように、床面に設置された断面台形状の基台5と、鉛直方向上方に延びている板状のベース板10と、ベース板10の前面に固定されたフレーム6と、フレーム6の前面に取り付けられたカバー部材13と、を備えている。
図2(b)は支柱2からカバー部材13を取り除いた図であり、フレーム6は上下方向に延びる長方形状の枠体6aと、高さ方向に適宜間隔で枠体6aの縦枠6b同士を連結する梁部6cとが連結されている。ベース板10とフレーム6は重ねて壁面wにボルト等で固定されていてもよい。支柱2の上端部には例えばアクリル板等の表示部8がフレーム6上でベース板10とカバー部材13の間に形成された凹溝に嵌合されて固定されている。表示部8には支柱2の前面に標識として例えばプラグ等の図が表示されていてもよい。しかも、表示部8はその下端部に設けた図示しない照明具によって照明されていてもよい。
図2(c)は、フレーム6の下部の基台5を除いた図であり、基台5の下に基板4が設置されている。ベース板10及びフレーム6の下端部に設けた基板4は、ボルト7によって床面fに固定されている。フレーム6は基板4に溶接等で固定されている。これによって、支柱2は床面f上に固定されている。
フレーム6の上端部近傍に設けた梁部6cには前方に突出する固定片9が固定されている。この固定片9には、後述するようにカバー部材13とネジ固定するための挿通穴9aが形成されている。
図3に示す支柱2の断面図において、フレーム6の前面には断面略V字状のカバー部材13が固定されている。カバー部材13は基台5からフレーム6の上端まで上下方向に延びており、例えば1枚の板金をV字状に折り曲げることで形成されている。カバー部材13は、断面三角形の頂部が上下方向に延びる突出部13aを形成し、突出部13aを挟む両側面が平面状の第一表面13bと第二表面13cとされている。カバー部材13は突出部13aを挟む第一表面13b及び第二表面13cが対称に形成されているが、非対称でもよい。
カバー部材13の上端開口は突出部13aからフレーム6に向けて上方に傾斜しており、この開口には蓋部14が嵌合して閉鎖している。突出部13aの頂角は適宜の角度に設定できる。カバー部材13の第一表面13bと第二表面13cには、天板3の上方で上下方向にずれた位置にコンセント17、18を嵌合させるための第一開口16aと第二開口16bが形成されている。
支柱2は、図3に示すように、ベース板10とフレーム6とカバー部材13とが三層に積層して形成されている。しかも、支柱2の両側部は、フレーム6がベース板10及びカバー部材13より横幅が狭く内側に凹んだ凹陥部11を形成している。
図4において、カバー部材13の内面にはその上端部近傍に短冊状の連結板19が突出部13aを挟む両側の面に湾曲または屈曲して水平方向に配設され、両端部が溶接等で固定されている。連結板19の中央にはフレーム6側に延びる舌片19aが形成されている。舌片19aにはボルト挿通用の穴19bが形成されている。カバー部材13の舌片19aとフレーム6の固定片9が重ねられて、挿通穴9aと穴19bとがボルト20とナット21で固定されている(図5(a)、(b)参照)。
また、カバー部材13の内面にはその上下方向に所定間隔で複数の補強板23が突出部13aを挟んで両側に溶接等で固定されている。特に、後述する2つのコンセントを嵌合させる第一開口16a、第二開口16bを挟んでその上下両側に補強板23が固定されている。
また、図3において、カバー部材13の内側には水平断面視略V字状に屈曲形成された仲介板25が仲介部材として配設されている。図6に示す仲介板25の一方の側面25aと他方の側面25bにはコンセント17、18をそれぞれ嵌合して保持するための開口25c、25dが形成されている。仲介板25の一方の側面25aと他方の側面25bはカバー部材13の第一表面13bと第二表面13cに対向する。
しかも、各側面25a、25bの両端部は略L字状に折り曲げられてフレーム6にボルト20でそれぞれ固定されている。なお、これら両側面25a、25bの各端部にはフレーム6の両側面の縦枠6bが重ねられて略階段状に折り曲げられている。
しかも、カバー部材13の第一表面13bと第二表面13cの各端部は鋭角に折り曲げられて、縦枠6bの側面に当接または近接している。また、仲介板25の略V字状をなす中央の突出部25eは補強板23に当接している。なお、図6に示すように、仲介板25は上下方向の長さがカバー部材13より短く、少なくともコンセント17,18を固定支持する領域にのみ設置すればよい。
コンセント17,18は仲介板25の各側面25a、25bに形成した開口25c、25dに嵌合して固定され、その前面がカバー部材13の第一開口16aと第二開口16bから突出している(図3参照)。図7において、コンセント17、18は略同一構成を有しており、その前面の下側に電力供給用の電源コンセント26の差込口が横向きに設置されている。
その上部にはUSBコネクタやインターネットケーブル、LANコネクタ等の受けである信号用コンセント27の差込口が縦向きに設置されている。これら電源コンセント26や信号用コンセント27を含むコンセント17、18は電気的接続部を有する接続ユニットに含まれる。電源コンセント26の配線ケーブルと信号用コンセント27の通信ケーブルは仲介板25とフレーム6の間の空間を通して床面fまたは壁面wに延びている。
しかも、これらコンセント17、18は同一高さに設置すると互いに干渉するため、上下方向にずれた位置で仲介板25の一方の側面25aの開口25cと他方の側面25bの開口25dに嵌合して固定されている。しかも、コンセント17、18の先端面はカバー部材13の第一表面13bの第一開口16aと第二表面13cの第二開口16bから露出して固定されている。
支柱2において、コンセント17,18を上下にずらして固定することで、仲介板25及びカバー部材13を小型化できる。しかも、コンセント17,18に接続される電源プラグや信号用プラグはその大きさに関わらず互いに干渉することなく左右のコンセント17、18に差し込みできる。
図5(a)、(b)に示すコンセント17、18の上方部分において、フレーム6の上端側近傍に設けた梁部6cの固定片9に対してカバー部材13に設けた連結板19の舌片19aが重ねて配設されている。そして、固定片9の挿通穴9aと舌片19aの穴19bとを重ねてボルト20を挿通させてナット21で締め込み固定している。
なお、支柱2の組み立てに際し、図8に示すように、カバー部材13の両端部の内側には略半円状で穴22aが形成された爪部22が突出して形成され、フレーム6に形成されたスリット28に挿通可能とされている。爪部22をフレーム6の両端部のスリット28に挿通させた状態で、固定ボルト29を凹陥部11におけるフレーム6の側面の孔部6dから締め込むことでカバー部材13をフレーム6に固定できる。この爪部22は、例えば図4に示すように、カバー部材13の上部に左右一対形成され、下部には左右二対形成されている。フレーム6の前面において、カバー部材13の三対の爪部22に対向する位置にそれぞれスリット28が形成されている。これによって、カバー部材13を支柱2のフレーム6に係止することができる。
図9は電源等供給用の什器1から天板3を除いた図を示している。図9において、一対の支柱2の高さ方向中間部には支柱2同士を連結する接続部材30が設けられている。接続部材30は例えば2本の板材を上下に配設して構成されている。各接続部材30の両端部は各支柱2の凹陥部11でフレーム6にネジまたは溶接等で連結されている。
接続部材30には水平方向に所定間隔で支持部材としてブラケット31が固定されている。更に各支柱2の外側には別のブラケット32がフレーム6に固定されている。図10に示すように、このブラケット32は側端部32aが略直角に曲げられて、支柱2の後部に設けた凹陥部11に嵌合されて溶接等でフレーム6に連結されている。
そして、これらブラケット31、32の上面には、図11に示す天板3が設置されている。この天板3の後端部には、カバー部材13の前面側の形状に沿って例えば略V字状またはホームベース状に切り欠いた凹部33が間隔を開けて形成されている。天板3は各凹部33をそれぞれ支柱2に嵌合させてブラケット31,32上に載置されている。そして、例えばブラケット31、32の裏面側からネジ等で天板3を固定している。
本実施形態による電源等供給用の什器1は上述した構成を有しており、次にその使用方法を説明する。
使用者は使用に際して、図1に示す什器1に対して立った状態で支柱2に向かい合う。そして、使用者は電子機器として例えばパソコンの電源プラグをカバー部材13の第一表面13bに設けたコンセント17の電源コンセント26に差し込んで充電や通電を行える。また、他の使用者は電子機器として例えば別のパソコンまたはスマートフォン等の電源プラグや通信プラグを、第二表面13cに設けたコンセント18の電源コンセント26や信号用コンセント27に差し込んで充電や通信データのやり取り等を行える。
これら二人の使用者が什器1の天板3上にそれぞれパソコンやスマートフォン等を載置したとしても、カバー部材13の第一表面13bと第二表面13cは突出部13aを挟んで両側に分かれて互いに異なる角度に設けられている。一方の使用者の電子機器等のディスプレイ画面等が他方の使用者の目に触れることを抑制できる。そのため、各使用者は安全に電子機器等を利用できる。
なお、天板3の近傍に椅子を設置して、使用者が椅子に着座して各コンセント17、18を利用してもよい。
上述したように本実施形態による電源等供給用の什器1によれば、支柱2の前面のカバー部材13は左右両側の第一表面13bと第二表面13cに分かれてコンセント17、18が設置されている。そのため、天板3上で複数の使用者が使い易い左右の位置や角度にパソコンやスマートフォン等の電子機器を設置して電源プラグやUSBコネクタや通信プラグ等を電源コンセント26または信号用コンセント27に接続できる。これによって、各使用者は専有スペースを確保でき、自己の電子機器のディスプレイ画面等が他の使用者の目に触れるおそれが小さくなり、什器1の使い勝手がよい。
また、天板3は後端部に設けた凹部33に支柱2のカバー部材13を嵌合させてブラケット31、32で支持したため、パソコンやスマートフォン、USBコネクタ等の電子機器をアクセスの良い天板3側の左右位置にそれぞれ設置できる。この点でも什器1の使い勝手がよい。
支柱2の左右の第一表面13b及び第二表面13cに設けられたコンセント17,18が異なる高さ位置にずれているため、差し込む電源プラグやUSBコネクタや通信プラグ等の大きさに関わらず干渉することなく差し込みができる。
カバー部材13は突出部13aとその両側の第一表面13b及び第二表面13cとが一体に形成されているため、使用者が水等をこぼしたとしても支柱2の内部に流入することがなく安全であり、しかも什器1の外観の見栄えが良い。
天板3を支持するブラケット31、32はカバー部材13の背面側の凹陥部11でフレーム6に固定したため、ブラケット31、32の固定部分が外部に露出することがなく、外観の見栄えがよい。
なお、本発明は上述の第一実施形態による什器1に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能であり、これらはいずれも本発明に含まれる。以下に、本発明の他の実施形態や変形例等について説明するが、上述した実施形態と同一または同様な部品や部材等には同一の符号を用いて説明を行う。
図12は第一実施形態による什器1の変形例を示すものである。図12(a)では支柱2aが断面略台形状に形成され、カバー部材13の前面に突出する頂辺を突出部13aとして両側の2つの斜辺に第一表面13b及び第二表面13cが形成されている。これら第一表面13b及び第二表面13cの第一開口16a及び第二開口16bにそれぞれコンセント17、18が設置されている。また、支柱2aに嵌合する天板3の凹部33も略台形状に切り欠かれている。この場合、中央の突出部13aが平面状に形成されているため、突出部13aにも開口を形成してコンセントを設置してもよい。
図12(b)では什器1の支柱2bが水平断面視略半円形または半楕円形等に形成され、半円形のカバー部材13の左右両側にそれぞれコンセント17、18が設置されている。
図12(c)では什器1の支柱2cが水平断面視略四角形に形成され、カバー部材13の3辺に設けた突出部13aと左右の第一表面13b及び第二表面13cとにそれぞれコンセント17、18が設置されている。支柱2の形状はこれらの形状に限られることなく、適宜の形状のものを採用できる。また、カバー部材13の各開口に設けられるコンセント17、18は上下方向に異なる高さにずれて設置されているが、互いに干渉しなければ同一高さ位置に設置されていてもよい。
次に図13及び図14により本発明の第二実施形態による什器1Aについて説明する。
本実施形態による什器1Aは室内空間等で壁wから離間した床面f上に設置している。この什器1Aは対向して配設された2つの支柱2を1組として互いに離間して複数組、例えば2組配設されている。これら2組の支柱2の前面側と背面側とに天板3が設置されている。この場合、天板3は図14に示すように対向配置された各一対の支柱2を挟んで長円形に形成されている。天板3は一体に形成されていてもよいし、複数に分割して形成されていてもよい。しかも、各支柱2は表裏両面にそれぞれ断面三角形の支柱2が対向して設けられ、全体で略四角形に形成されている。そのため、天板3は支柱2の全周に設けられている。
また、前面側と背面側に対向する各2本の支柱2の間に設けられた隙間35には遮蔽板36が配設されている。この遮蔽板36は例えば擦りガラスで形成されているが、不透明または半透明な板材であれば適宜のものを選択できる。遮蔽板36は天板3上のコンセント17、18より高い位置まで延びていることが好ましいが、同一高さでもよい。或いは天板3上に載置したパソコンやスマートフォン等の電子機器等が遮蔽できる程度であれば、コンセント17,18より低い高さでもよい。
遮蔽板36を設置することで、支柱2を挟んで向かい合って立つ各使用者は互いのプライバシーを確保した状態でコンセント17,18にアクセスできる。しかも、各使用者の電子機器のディスプレイ画面が他の使用者の目に触れることをより確実に阻止できる。
次に図15及び図16(a)により本発明の第三実施形態による什器1Bについて説明する。
本実施形態による什器1Bは、第二実施形態と同様に、断面略三角形に形成された2本の支柱2が対向して配設されている。そのため、2本の支柱2で平面視略四角形に形成されている。支柱2の全周には円形または楕円形の天板3が設置されている。天板3は一体に形成されていてもよいし、複数に分割して形成されていてもよい。このため、4人の使用者が同時に支柱2の各コンセント17,18にアクセスできる。
図16(b)に示す変形例では、例えば断面略三角形に形成された支柱2の表面のカバー部材13は略三角形筒状に形成されている。カバー部材13の三つの面、即ち第一表面13b、第二表面13c、第三表面13dにそれぞれ設けた開口からコンセント17,18、18が露出して配設されている。これらのコンセント17、18、18は互いに干渉するため異なる高さに配設されているが、干渉しなければ同一高さに配設してもよい。
そのため、三人の使用者が同時にコンセント17、18、18にアクセスできる。この場合、図16(b)に示すように、三角形の各角部から天板3上を延びる遮蔽板38を仕切り板として設けて第一表面13b、第二表面13c、第三表面13d毎に支柱2及び天板3の利用区域を仕切ってもよい。
なお、支柱2は断面三角形に代えて断面五角形や六角形等の適宜の多角形や円形等に形成されていてもよい。この場合、支柱2の各面にそれぞれコンセント17、18を設置できる。天板3の形状も円形に代えて支柱2の形状に応じた適宜の多角形等に形成してもよい。
なお、第一実施形態による什器1において、コンセント17、18は支柱2内に収納された配線ケーブルが床面fの電源に接続されているものとしたが、これに代えて壁面wに電源を設けて配線ケーブルを接続してもよい。上述の実施形態等では、コンセント17、18は電源コンセント26と信号用コンセント27の両方を備えているが、いずれか一方のみを設けたものでもよい。
また、第二、第三実施形態による什器1A、1Bにおいて、天板3が一体形成されている場合、支柱2、2a、2b、2cを嵌合する凹部33に代えて挿通可能な穴部を設けてもよい。
上述した各実施形態では、支柱2、2a、2b、2cに設けたコンセント17,18を天板3の上方に設けたが、天板3の下方に設けてもよい。また、支柱2、2a、2b、2cは基部に含まれる。遮蔽板36,38は遮蔽部材に含まれる。電源等供給用の什器1、1A、1Bは電源等供給用什器に含まれる。
1、1A、1B 什器
2、2a、2b、2c 支柱
3 天板
6 フレーム
6c 梁部
9 固定片
10 ベース板
11 凹陥部
13 カバー部材
13a 突出部
13b 第一表面
13c 第二表面
13d 第三表面
16a 第一開口
16b 第二開口
17、18 コンセント
19 連結板
19a 舌片
20 ボルト
21 ナット
25 仲介板
25a、25b 側面
25c、25d 開口
26 電源コンセント
27 信号用コンセント
30 接続部材
31、32 ブラケット
35 隙間
36、38 遮蔽板

Claims (8)

  1. 上下方向に立設されていて内部に配線が収納された基部と、
    前記基部に取り付けられた天板と、
    前記基部の異なる向きの複数の表面に設けられていて前記配線に接続された電気的接続部を有する複数の接続ユニットと、
    を備え
    前記基部の後部には支持部材が突出して設けられ、前記支持部材上に前記天板が設置されていることを特徴とする電源等供給用什器。
  2. 前記基部の複数の表面は屈曲または湾曲された一体のカバー部材からなり、前記複数の表面に前記接続ユニットがそれぞれ設けられている請求項1に記載された電源等供給用什器。
  3. 前記複数の接続ユニットは高さが異なる位置にそれぞれ設置されている請求項1または2に記載された電源等供給用什器。
  4. 前記天板には、平面視において天板縁部から内方に向かって凹入する凹部、または孔部が形成され、前記凹部または孔部に前記基部が嵌合されている請求項1から3のいずれか1項に記載された電源等供給用什器。
  5. 前記基部に設けた複数の接続ユニットは前記天板の上方に配設されている請求項1から4のいずれか1項に記載された電源等供給用什器。
  6. 上下方向に立設されていて内部に配線が収納された基部と、
    前記基部の異なる向きの複数の表面に設けられていて前記配線に接続された電気的接続部を有する複数の接続ユニットと、
    を備え、
    前記基部の表面は平面視において前方に突出する突出部を有する略V字状に形成され、前記突出部の両側の表面に前記接続ユニットがそれぞれ設けられていることを特徴とする電源等供給用什器。
  7. 前記基部は前記突出部を反対側に向けて対向して複数配設され、前記基部の周囲に天板が配設されている請求項に記載された電源等供給用什器。
  8. 前記基部は前記突出部を反対側に向けて対向して配設されたものが複数組配設され、前記複数組の基部の周囲に天板が配設され、前記複数組の基部の間に遮蔽部材が配設されている請求項に記載された電源等供給用什器。
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