JP7350079B2 - 中継装置、中継方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、端末装置とドナー基地局との間で通信を中継する中継技術に関する。
移動体通信に関する標準規格を策定する3GPP(The 3rd Generation Partnership Project)のリリース8において、通信規格としてLTE(Long Term Evolution)が規定され運用されている(非特許文献1)。LTEその他の通信規格に準拠した移動体通信システムでは、端末装置(UE: User Equipment)のカバレッジエリアを改善するために、マクロセル(macro-cell)基地局に加えて、マクロセル基地局よりも小さなカバレッジエリアを形成するスモールセル(Small-cell)基地局が使用されている。スモールセル基地局は、アクセス(AC:Access Link)通信路を介して端末装置と接続する。スモール基地局は従来、バックホール(BH:Backhaul Link)通信路に光回線等の固定回線を使うことが一般的であるが、昨今のセルラー通信方式の高速化に伴い、近年では固定回線に代わり、マクロセル基地局を無線バックホールとして使用する中継装置が登場している。この場合のマクロセル基地局はドナー基地局とも呼ばれる。この中継装置は、ドナー基地局との間で通信を確立し、ドナー基地局を介してバックホール通信路により移動体通信事業者(MNO: Mobile Network Operator)が運営する移動体通信ネットワークと接続する。これにより、中継装置が形成するセルの及ぶ範囲は、ドナー基地局が形成するセルが及ばない範囲を補完し、カバレッジを改善する。このような中継装置に関する技術として、アクセス通信路とバックホール通信路に互いに異なる周波数帯域を割り当てる中継装置が考案されている(特許文献1)。
また、中継装置などの通信装置は、OAM(Operation Administration and Maintenance)サーバなどの管理サーバから受信したデータに基づいて、起動時や任意のタイミングで当該通信装置の設定やソフトウェアの更新を行う場合がある。特許文献2には、OAMについて開示されている。
http://www.3gpp.org/technologies/keywords-acronyms/98-lte
特許第6025892号 特開2018-055593号公報
通信装置が設定やソフトウェア更新のためのデータを受信するときに、通信状態に応じて当該データの受信に失敗したり、受信に相当の時間を要したりする場合がある。従って、より適切な通信方法の実現が望まれる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、通信装置が設定やソフトウェアの更新用のデータを受信するために、より適切な通信方法を実現することを目的にする。
本発明の一態様に係る中継装置は、1以上の端末装置と接続するアクセス通信部と、複数のバックホール通信部であって、互いに異なる移動通信事業者の識別情報に各々対応付けられたドナー基地局との間でバックホール通信路を確立し、かつ、互いに並行してバックホール通信路を確立可能に構成された、複数のバックホール通信部と、前記アクセス通信部が通信を確立している特定の移動体通信事業者に対応づけられた端末装置を当該特定の移動体通信事業者に対応づけられた前記バックホール通信部が確立しているバックホール通信路と接続する分割統合部と、を備え、所定水準以上の通信品質のバックホール通信路を確立している前記バックホール通信部を介して、設定又はプログラムの更新のためのデータを受信可能に構成されており、複数の前記バックホール通信部がそれぞれ確立する前記バックホール通信路の通信品質がいずれも前記所定水準未満である場合には、複数の前記バックホール通信部がそれぞれ確立する複数の前記バックホール通信路のうち、最も通信品質の高いバックホール通信路を介して、前記設定又はプログラムの更新のためのデータが受信可能に構成されている。
本発明の一態様に係る中継方法は、ドナー基地局と端末装置との間の通信を中継するための中継装置において実施される中継方法であって、1以上の端末装置と接続することと、互いに異なる移動通信事業者の識別情報に各々対応付けられたドナー基地局との間でバックホール通信路を確立し、かつ、互いに並行してバックホール通信路を確立することと、通信を確立している特定の移動体通信事業者に対応づけられた端末装置を当該特定の移動体通信事業者に対応づけられたバックホール通信路と接続することと、所定水準以上の通信品質のバックホール通信路を確立しているバックホール通信部を介して、設定又はプログラムの更新のためのデータを受信することと、複数の前記バックホール通信部がそれぞれ確立する前記バックホール通信路の通信品質がいずれも前記所定水準未満である場合には、複数の前記バックホール通信部がそれぞれ確立する複数の前記バックホール通信路のうち、最も通信品質の高いバックホール通信路を介して、前記設定又はプログラムの更新のためのデータを受信することとを含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータを、ドナー基地局と端末装置との間の通信を中継するための中継装置として機能させるためのプログラムであって、1以上の端末装置と接続する機能と、互いに異なる移動通信事業者の識別情報に各々対応付けられたドナー基地局との間でバックホール通信路を確立し、かつ、互いに並行してバックホール通信路を確立することと、通信を確立している特定の移動体通信事業者に対応づけられた端末装置を当該特定の移動体通信事業者に対応づけられたバックホール通信路と接続する機能と、所定水準以上の通信品質のバックホール通信路を確立しているバックホール通信部を介して、設定又はプログラムの更新のためのデータを受信する機能と、複数の前記バックホール通信部がそれぞれ確立する前記バックホール通信路の通信品質がいずれも前記所定水準未満である場合には、複数の前記バックホール通信部がそれぞれ確立する複数の前記バックホール通信路のうち、最も通信品質の高いバックホール通信路を介して、前記設定又はプログラムの更新のためのデータを受信する機能とを実行させる。
本発明によれば、上記に鑑みてなされたものであり、通信装置が設定やソフトウェアの更新用のデータを受信するために、より適切な通信方法を実現することができる。
一実施形態に係る典型的な移動体通信システムの構成を示す概念図である。 一実施形態に係る中継装置のハードウェア構成図である。 一実施形態に係るバックホール通信部の動作を説明する模式図である。 一実施形態に係る分割統合部の動作を説明する模式図である。 一実施形態に係るデータの分割動作を説明する模式図である。 一実施形態に係るデータの統合動作を説明する模式図。 移動体通信システムにおいて設定更新データを送信する方法の実施例1を説明するための概念図である。 移動体通信システムにおいて設定更新データを送信する方法の実施例2を説明するための概念図である。 移動体通信システムにおいて設定更新データを送信する方法の実施例3を説明するための概念図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は、例示に過ぎず、明示しない種々の変形を排除しない。また、図面において、同一または類似の構成要素については同一または類似の符号を付している。
(全体システム)
図1は、本実施形態に係る移動体通信システムが備える典型的な構成の例を示す模式図である。図1に示すように、移動体通信システム100は、端末装置10a,10b,10c、中継装置20、移動通信ネットワークMNa,MNb,MNc、及びOAMサーバ50を備えて構成される。移動体通信システムが備える構成はこれに限定されない。移動体通信システムは、図1に示す構成の一部を備えなくてもよいし、他の構成をさらに備えてもよい。
端末装置10a,10b,10cは、スマートフォン、携帯電話等の移動体通信端末である。端末装置は、図面ではUE(User Equipment)とも表記される。端末装置10aは、移動体通信事業者aに対応づけられた端末装置である。端末装置10bは、移動体通信事業者bに対応づけられた端末装置である。端末装置10cは、移動体通信事業者cに対応づけられた端末装置である。以下の説明において、端末装置10a、10b及び10cのそれぞれを区別する必要がない場合には、端末装置10a、10b又は10cを単に「端末装置10」と称する。
以下の説明における他の構成についても、移動体通信事業者の違いを区別する必要がないときは、図面に付されている符号からa、b、又はcを省いて各構成を参照する。
移動体通信ネットワークMNaは、移動体通信事業者aが運営する基盤システムである。移動体通信ネットワークMNbは、移動体通信事業者bが運営する基盤システムである。移動体通信ネットワークMNcは、移動体通信事業者cが運営する基盤システムである。
移動体通信ネットワークMNは、ドナー基地局30、第1コアネットワーク40、及び第2コアネットワーク60を備える。第2コアネットワーク60は、外部ネットワーク70に接続されている。
ドナー基地局30は、いわゆるマクロセル基地局としての構成を備える。ドナー基地局は、多数のマクロセル基地局のうち、端末装置や中継装置と無線ベアラによりバックホール通信路を確立しているものをいう。特にLTE規格では、ドナー基地局をDeNB(Donor eNodeB)と表記することもある。ドナー基地局30は、各々が無線アクセスネットワーク(RAN: Radio Access Network)を形成するように動作する。ドナー基地局30は、中継装置20との間でバックホール通信路BHを確立するほか、端末装置10との間でも直接アクセス通信路ACを確立するように構成されている。ドナー基地局30は、相対的に高出力の電波を発生することによって、半径数百メートルから十数キロメートルのサービスエリアであるマクロセルを提供する。
第1コアネットワーク40及び第2コアネットワーク60は、特にLTE規格ではEPC(Evolved Packet Core)とも呼ばれ、協働して移動体通信事業者の基盤システムを形成している。
第1コアネットワーク40は、主として、ドナー基地局30を制御してバックホール通信路BHの確立及び解除を管理するネットワークである。
第2コアネットワーク60は、主として、中継装置20及び端末装置10を管理するネットワークである。例えば、第2コアネットワーク60は、中継装置20の位置管理や中継装置20に接続する端末装置10への発呼及び着呼の接続制御や課金管理等を実施する。
外部ネットワーク70は、図示しないIP伝送装置(ルータ等)を介して接続される広帯域ネットワークであり、典型的にはインターネットである。
なお、移動体通信ネットワークMNの上記構成は例示であり、これに限られない。
OAMサーバ50は、中継装置20の更新用のプログラム及び中継装置20の設定パラメータリストを保持する。OAMサーバ50は、中継装置20の起動時又は任意のタイミングで、中継装置20の設定又はプログラムの更新のためのデータを移動体通信ネットワークMNa、MNb、及びMNcのいずれか1つ又は複数を介して中継装置20へ送信する。
中継装置20は、端末装置10とドナー基地局30との間の通信を中継する中継装置である。図1に示すように、中継装置20は、アクセス通信部22、分割統合部24、及びバックホール通信部26a,26b,26cを備える。図面では、中継装置20をUR(User Equipment Relay)とも称する。
上記構成要素により、本実施形態の中継装置20は、端末装置10とドナー基地局30との間の通信を中継するための次の中継方法を実施可能に構成されている。
(1)1以上の端末装置10と接続するステップ(アクセス通信部22)。
(2)特定の移動体通信事業者の識別情報に対応付けられたドナー基地局30との間で特定の移動体通信事業者の識別情報に対応付けられたバックホール通信路BHを各々確立するステップ(バックホール通信部26)。
(3)特定の移動体通信事業者の識別情報に対応づけられた端末装置10を特定の識別情報に対応付けられた特定のバックホール通信路BHと接続するステップ(分割統合部24)。
以下、各ステップを実行する構成要素について具体的に説明する。
アクセス通信部22は、1以上の端末装置10との間の通信接続を確立する通信装置である。図1では、アクセス通信部22は、端末装置10a、端末装置10b、及び端末装置10cに共通に通信接続している。
アクセス通信部22は、端末装置10に対して相対的に低出力の電波(信号)を発生することによって、半径数メートルから数十メートルのサービスエリアであるセルを構築する。このことから、アクセス通信部22を、LTE規格では、ピコeNB(evolved NodeB)、フェムトeNB、又はホームeNBとも呼ぶ。図面ではアクセス通信部22をSC(Small-cell)と表記する。
アクセス通信部22は、いずれの端末装置10との間でも同一の周波数帯域の電波を介して接続し、アクセス通信路ACを形成している。アクセス通信部22は、各端末装置10から受信したアップリンクデータを復調し、パケットデータのブロックとして受信順に出力するようになっている。またアクセス通信部22は、分割統合部24から提供されたダウンリンクデータであるパケットデータのブロックを共通の周波数帯域の搬送波で変調してアクセス通信路ACを介して送信するようになっている。アップリンクデータ及びダウンリンクデータともに、複数のパケットデータのブロックにより構成されている。個々のブロックに付与されている識別情報により対応する移動体通信事業者を識別するようになっている。アクセス通信部22は、ハードウェアを主体として構成される。但し、アクセス通信部22を制御部がコンピュータプログラムを実行することにより同様の機能を奏するように構成することも可能である。
バックホール通信部26a,26b,26cは、基地局との間で通信を確立する通信装置である。バックホール通信部26a,26b,26cは特に、特定の移動体通信事業者の識別情報に対応付けられた基地局のうち、ドナー基地局30との間で特定の識別情報に対応付けられたバックホール通信路BHを各々確立する。
バックホール通信部26aは、移動体通信事業者aに対応づけられたバックホール通信部である。バックホール通信部26bは、移動体通信事業者bに対応づけられたバックホール通信部である。バックホール通信部26cは、移動体通信事業者cに対応づけられたバックホール通信部である。
図1では、バックホール通信部26aが、移動体通信事業者aを示す特定の識別情報IDaに対応づけられたドナー基地局30aとの間でバックホール通信路BHaを確立している。バックホール通信部26bが、移動体通信事業者bを示す特定の識別情報IDbに対応づけられたドナー基地局30bとの間でバックホール通信路BHbを確立している。バックホール通信部26cが、移動体通信事業者cを示す特定の識別情報IDcに対応づけられたドナー基地局30cとの間でバックホール通信路BHcを確立している。バックホール通信路BHを介して送受信されるアップリンクデータ及びダウンリンクデータはそれぞれ対応するドナー基地局30が指定する周波数帯域の搬送波で変調された電波である。バックホール通信部26は、顧客構内装置(CPE:Customer Premises Equipment)とも呼ばれる。バックホール通信部26は、ハードウェアを主体として構成される。但し、バックホール通信部26を制御部がコンピュータプログラムを実行することにより同様の機能を奏するように構成することも可能である。
バックホール通信部26が形成するバックホール通信路BHa,BHb,BHcは、空中線経由でパケットデータを伝送する経路である。パケットデータは通信規格に従った所定の変調方式に従って所定の周波数帯域の搬送波で変調されていてもよい。
分割統合部(SCU:Splitting and Combining Unit)24は、特定の移動体通信事業者の識別情報に対応づけられた端末装置10を特定の移動体通信事業者の識別情報に対応付けられた特定のバックホール通信路BHと接続するように構成されている。分割統合部24は、例えば、所定のハードウェアをソフトウェアで動作させることにより機能的に実現される。
図1に示した例において、移動体通信システム100は、移動体通信事業者a,b,cのそれぞれに対応付けられた装置又はその他の構成を有しているが、移動体通信事業者の数は3に限定されない。移動体通信システム100は、2事業者又は4事業者以上に対応付けられた装置又はその他の構成を有してもよい。
図2に、中継装置20の分割統合部24を中心とする中継装置20のハードウェア構成を例示する。図2に示すように、分割統合部24は、制御部200、記憶部204、インターフェース回路206及び210を備える。
制御部200は、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)201及びメモリ202を備えている。制御部200は、メモリ202に格納されるコンピュータプログラムをCPU201が実行することにより、分割統合部24を機能的に実現している。但し、分割統合部24をハードウェアのみにより同様の機能を奏するように構成することも可能である。
インターフェース回路206は、アクセス通信部22との間で統合データCDを送受信する接続手段である。インターフェース回路210は、各バックホール通信部26との分割データSDを送受信する接続手段である。
記憶部204は、書き込んだ順番でデータが読み出されるように構成されたメモリである。具体的には、アップリンクでは、アクセス通信部22が端末装置10からアンテナ222を介して受信し、インターフェース回路206経由で内部バスに供給したパケットデータを、記憶部204が順番に記憶する。そして制御部200の制御により記憶部204から順次読み出されたパケットデータは、移動体通信事業者の識別情報に対応づけられたブロック単位で移動体通信事業者の識別情報に対応づけられたインターフェース回路210を介してバックホール通信部26に転送され、アンテナ262からドナー基地局30に向けて送信される。また、ダウンリンクでは、バックホール通信部26がアンテナ262から受信してインターフェース回路210経由で内部バスに供給したパケットデータを、記憶部204が受信した順番に記憶していく。そして制御部200の制御により記憶部204から順次読み出されたパケットデータは、移動体通信事業者の識別情報に対応づけられたブロック単位で統合データCDとしてインターフェース回路206を介してアクセス通信部22に転送され、アンテナ222から端末装置10に向けて送信される。
なお、図2に示したブロック図は例示に過ぎず、異なる構成により同様の機能を奏するように構成することも可能である。例えば、上記ブロック図では、アップリンクデータ及びダウンリンクデータを制御部200の管理する内部バスに供給していたが、アクセス通信部22とバックホール通信部26とをバッファメモリを介して直結し、制御部200は全体の制御機能のみを奏するように構成することも可能である。このような構成は、通信速度が相対的に高かったりトラフィックの容量が大きかったりする場合に妥当な構成である。
図3を参照して、バックホール通信部26の機能を説明する。図3に示すように、移動体通信事業者を特定する識別情報に対応させてバックホール通信部26が複数並行して設けられている。
移動体通信事業者を特定する識別情報として、例えば、PLMN(Public Land Mobile Network)番号を利用可能である。PLMN番号は、3桁の国番号と事業者と特定する2-3桁のネットワーク番号で構成される。但し、移動体通信事業者の識別情報は、PLMN番号以外の体系で付与されていてもよい。以下、簡単のために、移動体通信事業者aの識別情報をIDaというように表記する。
図3では、バックホール通信部26aが、移動体通信事業者aを特定する識別情報IDaに対応づけられたドナー基地局30aとの間でバックホール通信路BHaを確立し、アクセス通信部22に接続する端末装置10aが移動体通信ネットワークMNaに接続されている。また、バックホール通信部26bが、移動体通信事業者bを特定する識別情報IDbに対応づけられたドナー基地局30bとの間でバックホール通信路BHaを確立し、アクセス通信部22に接続する端末装置10bが移動体通信ネットワークMNbに接続されている。さらに、バックホール通信部26cが、移動体通信事業者cを特定する識別情報IDcに対応づけられたドナー基地局30cとの間でバックホール通信路BHcを確立し、アクセス通信部22に接続する端末装置10cが移動体通信ネットワークMNcに接続されている。このように、事業が許可されている任意の移動体通信事業者xについて特定のバックホール通信路BHxを確立可能なバックホール通信部26xを設けることが可能である。
なお、バックホール通信部26や端末装置10は、接続先の制限手段を設けて、特定の移動体通信事業者のみ接続を許可し、他の移動体通信事業者への接続を禁止するように構成することが可能である。このような構成を採用することにより、ドナー基地局30は、各バックホール通信部26をUEと認識する。このような制限手段として、例えばSIM(Subscriber Identity Module)カードが挙げられる。一方、当該国の通信規制制度が許容していれば、任意の移動体通信事業者に接続先を変更可能に構成してもよい。接続先の変更は、SIMカードの差し替えや遠隔操作によるパラメータの書き換えによって実現可能である。
図4を参照して、分割統合部24の機能を説明する。図4に示すように、分割統合部24は、アクセス通信部22と複数のバックホール通信部26との間に設けられる。
分割統合部24は、アクセス通信部22から提供されたアップリンクデータを当該アップリンクデータに含まれる識別情報IDxに対応付けられたバックホール通信路BHxを確立しているバックホール通信部26xに供給する。具体的には、分割統合部24の識別情報判定部242がアップリンクデータに含まれている識別情報IDxを参照する。そして、当該識別情報IDxが付されているパケットデータのブロックを対応するバックホール通信部26xに供給する。この動作により、統合データCDが移動体通信事業者ごとの分割データSDに仕分けされることになる。
また分割統合部24は、1以上のバックホール通信路BHからのダウンリンクデータを順次、アクセス通信部22に供給する。具体的に、バックホール通信部26により受信されて転送されてくるパケットデータを到着順にブロック毎に統合して統合データCDを生成する。この動作により、各移動体通信事業者から個別に送信されてきたパケットデータのブロックが統合されることになる。
図5を参照して、アップリンクデータの分割動作を説明する。図5は、端末装置10b、10a、10cからこの順番で送信されたパケットデータのブロックACb,ACa、ACcが連結された統合データCDをバックホール通信路BHに分割して供給する場合を示している。各端末装置10からのパケットデータのブロックには、対応する移動体通信事業者を特定する識別情報IDb、IDa、IDcが付されている。分割統合部24は、記憶部204(図2参照)に、到着順にパケットデータのブロックを書き込んでいく。そして、分割統合部24は、記憶部204の機能により、書き込まれた順番でパケットデータのブロックを読み出す。読み出されたパケットデータのブロックは、識別情報IDxに応じて移動体通信事業者xごとに仕分けされた分割データSDxとして、バックホール通信部26xに供給される。供給された分割データSDxは、バックホール通信路BHxを介して対応する移動体通信ネットワークMNxに送信される。
図6を参照して、ダウンリンクデータの統合動作を説明する。図6は、移動体通信ネットワークMNa、MNc、MNbからこの順番でパケットデータのブロックがそれぞれのバックホール通信路BHa、BHc、BHb経由でバックホール通信部26a、26c、26bに供給された場合を示している。それぞれのパケットデータのブロックには、対応する移動体通信事業者を特定する識別情報IDa、IDc、IDbが付されている。各バックホール通信部26a、26c、26bは、到着順にパケットデータのブロックを出力する。分割統合部24は、出力順にパケットデータのブロックを記憶部204に書き込む。そして、分割統合部24は、記憶部204の機能により、書き込まれた順番でパケットデータのブロックを読み出し、統合データCDとしてアクセス通信部22へ出力する。アクセス通信部22は、共通する周波数帯域で順次パケットデータのブロックを送信する。各端末装置10a、10c、10bは、同一の周波数帯域で提供される全てのパケットデータを参照可能であるが、識別情報IDxにより自ら契約する移動体通信事業者xのために仕向けられたパケットデータのブロックのみを識別して受信する。
(データ送信におけるバックホール通信路の選択方法)
次に、中継装置20の設定又はプログラムの更新のためのデータ(以下、「設定更新データ」という。)をOAMサーバ50から中継装置20へ送信するバックホール通信路BHの選択方法を説明する。上述のとおり、中継装置20は、複数のバックホール通信部26を備える。各バックホール通信部26は、複数のドナー基地局30のいずれかとの間でバックホール通信路BHを確立する。
各バックホール通信路BHについて、通信品質(例えば、中継装置20がドナー基地局30より受信する信号の品質)が測定され、通信品質が所定水準以上である1つ又は複数のバックホール通信路BHを介して、中継装置20とOAMサーバ50との間の通信が行われる。従って、設定更新データは、中継装置20の複数のバックホール通信部26のうち、所定水準以上の通信品質のバックホール通信路BHを確立している1つ又は複数のバックホール通信部26を介して中継装置20により受信される。
通信品質は、定量的に通信品質の水準を表すパラメータ、例えば、バックホール通信部26がドナー基地局30より受信した信号のRSRP(Reference Signal Received Power)、RSRQ(Reference Signal Received Quality)、又はSINR(Signal to Interference plus Noise Ratio)に基づいて判断される。
設定更新データの上記の送信の具体的な制御は任意の方法により実施されるが、例えば、次のように実施される。まず、中継装置20のバックホール通信部26において確立されているバックホール通信路BHの通信品質が測定される。通信品質の測定値に基づいて選択されたバックホール通信路BH(又はバックホール通信部26)の識別情報がOAMサーバ50へ送信される。OAMサーバ50は、受信した識別情報に対応する移動通信ネットワークMN及びバックホール通信路BHを介して、設定更新データを中継装置20へ送信する。
以上のように本実施形態によれば、中継装置20の複数のバックホール通信部26のうち、所定水準以上の通信品質のバックホール通信路を確立している1つ又は複数のバックホール通信部26を介して受信される。そのため、中継装置20が設定やソフトウェアの更新のためのデータを受信するときに、通信状態に応じて当該データの受信に失敗したり、受信に時間がかかったりするという問題の発生を低減することができる。その結果、より適切な通信方法の実現できる。
設定更新データを受信するためのバックホール通信部26の選択において、上記の通信品質に基づいた条件に加えて、又は当該条件とは別に、様々な方法を採用可能である。図7から図9を参照して、以下に、バックホール通信部26の選択方法の例を説明する。
・実施例1
この実施例は、中継装置20において、OAMサーバ50との間の通信のために使用されるバックホール通信路BHを確立するバックホール通信部26に予め優先順位を設定する例である。
図7を参照して実施例1を説明する。同図に示すように、移動体通信システム101は、端末装置10、中継装置20、移動通信ネットワークMN、及びOAMサーバ50を備えて構成される。
移動体通信システム101において、例えば、設定更新データが中継装置20の起動時又は任意のタイミングでOAMサーバ50から中継装置20に送信される。中継装置20において、OAMサーバ50との間の通信のために使用されるバックホール通信路に対応するバックホール通信部26には、予め優先順位が設定されている。優先順位のより高いバックホール通信部26により確立されたバックホール通信路BHから順に、通信品質(例えば、中継装置20が受信する信号の品質)が測定される。測定された通信品質が所定水準以上であるとき、そのバックホール通信路BHを介して、中継装置20とOAMサーバ50との間の通信が行われる。また、測定の結果、通信品質が所定水準以上であるバックホール通信路BHが複数であるとき、当該複数のバックホール通信路BHを介して、中継装置20とOAMサーバ50との間の通信が行われてもよい。すなわち、設定更新データは、中継装置20の複数のバックホール通信部26のうち、所定水準以上の通信品質のバックホール通信路を確立している1つ又は複数のバックホール通信部26により受信される。複数のバックホール通信部26により設定更新データを受信する方法として、例えば、後述する実施例2又は3を採用可能である。また、いずれのバックホール通信路も通信品質が所定水準未満であった場合、設定更新データは、最も通信品質の高いバックホール通信路を介して受信されてもよい。
図7の例において、バックホール通信部26aに最も高い優先順位が予め設定されている。バックホール通信部26aにより確立されているバックホール通信路BHaの通信品質が所定水準以上である場合、バックホール通信部26aは、バックホール通信路BHaを介して(すなわち、第1コアネットワーク40a及びドナー基地局30aをさらに中継して送信された)設定更新データを受信する。
・実施例2
この実施例は、設定更新データを複数のサブデータに分割して送信するものである。
図8を参照して実施例2を説明する。同図に示すように、移動体通信システム102は、端末装置10、中継装置20、移動通信ネットワークMN、及びOAMサーバ50を備える。
移動体通信システム102において、設定更新データD20がOAMサーバ50から中継装置20に送信されるときに、まず、有効に確立されているバックホール通信路BHが選択される。変形例として、当該選択のための代替又は追加の条件として、通信品質が所定水準以上であること、及び予め設定された優先順位が高く設定されていることという条件のうち少なくともいずれか一方を含めることができる。選択されたバックホール通信路BHの情報は、中継装置20からOAMサーバ50に送信される。
OAMサーバ50において、設定更新データD20は、選択されたバックホール通信路BHに応じた数で複数のサブデータに分割される。例えば、3つのバックホール通信路BHが選択された場合、設定更新データD20は3つのサブデータに分割される。選択されたバックホール通信路BHの情報に応じて、サブデータのそれぞれは、異なるバックホール通信路BHを介してOAMサーバ50から中継装置20へ送信される。
図8の例では、バックホール通信路BHa、BHb、及びBHcが選択されている。設定更新データD20は、サブデータD21、D22、及びD23に分割されている。サブデータD21、D22、及びD23は、それぞれ異なるバックホール通信路BHを介して中継装置20に送信されている。バックホール通信部26aはサブデータD21を受信し、バックホール通信部26bはサブデータD22を受信し、バックホール通信部26cはサブデータD23を受信する。その後、中継装置20は、サブデータD21、D22、及びD23を合成し、オリジナルの設定更新データD20を得る。
設定更新データD20の分割は、任意の方法で行うことができる。例えば、各サブデータが同じサイズになるように分割してもよいし、異なるサイズになるように分割してもよい。例えば、OAMサーバ50は、中継装置20から選択されたバックホール通信路BHの通信品質の情報を受信し、バックホール通信路BHのそれぞれの通信品質に応じた比率のサイズで設定更新データD20を分割してもよい。このとき、設定更新データD20は、通信品質の良いバックホール通信路BHを介して送信されるサブデータほど、大きいサイズとなるように分割される。
以上のように実施例2によれば、所定水準以上の通信品質であることなどの条件で選択されたバックホール通信路BHを確立している複数のバックホール通信部26のそれぞれが、分割された設定更新データD20の一部(サブデータ)を受信する。そのため、バックホール通信部26のそれぞれの通信負荷を低減でき、その結果、通信状態に応じて設定更新データD20の受信に失敗したり、受信に時間がかかったりするという問題の発生を低減することができる。
・実施例3
この実施例は、設定更新データの複数の複製のそれぞれを異なるバックホール通信路BHを介して送信するものである。
図9を参照して実施例3を説明する。同図に示すように、移動体通信システム103は、他の実施例の移動体通信システムと同様に、端末装置10、中継装置20、移動通信ネットワークMN、及びOAMサーバ50を備える。
移動体通信システム103において、設定更新データD30がOAMサーバ50から中継装置20に送信されるときに、まず、有効に確立されているバックホール通信路BHが選択される。当該選択のための代替又は追加の条件として、通信品質が所定水準以上である及び/又は予め設定された優先順位が高く設定されているという条件を含めることができる。選択されたバックホール通信路BHの情報は、OAMサーバ50に送信される。
OAMサーバ50において、選択されたバックホール通信路BHに応じた数だけ、設定更新データD30は複製される。例えば、3つのバックホール通信路BHが選択された場合、設定更新データD30の3つの複製が生成される。選択されたバックホール通信路BHの情報に応じて、設定更新データD30の複製データのそれぞれは、異なるバックホール通信路BHを介してOAMサーバ50から中継装置20へ送信される。
図9の例では、バックホール通信路BHa、BHb、及びBHcが選択されている。設定更新データD30の複製データD31、D32、及びD33は、それぞれ異なるバックホール通信路BHを介して中継装置20に送信されている。バックホール通信部26aは複製データD31を受信し、バックホール通信部26bは複製データD32を受信し、バックホール通信部26cは複製データD33を受信する。
中継装置20は、複数のバックホール通信路BHを介して、設定更新データD30の複数の複製データを受信することを予め認識しており、全ての当該複製データを受信するまで待機する。中継装置20が受信する設定更新データD30の複製データは、バックホール通信路BHの状態に応じて、データの一部がCRC(Cyclic Redundancy Check)エラーにより欠損している場合がある。この場合であっても、中継装置20は複製データの受信を失敗と判断せずに受信の処理を継続する。中継装置20は、受信した複数の複製データのうち、CRC OKのデータを用いて、欠損部分を補完するように合成することにより、データ欠損の無い設定更新データを得る。
以上のように実施例3によれば、所定水準以上の通信品質であることなどの条件で選択された複数のバックホール通信路BHのそれぞれを介して設定更新データの複製データのそれぞれが中継装置20に送信される。中継装置20において、受信した複数の複製データは、欠損部分を補完するように合成される。その結果、設定更新データの送信失敗及び再送の発生を低減することができる。また合成方法はこれに限定されず、例えば中継装置20において複製データD31、D32、及びD33をダイバーシチ合成後、CRC判定を行ってもよい。また誤り検出符号はCRCに限定されず、パリティ符号やハッシュ符号等、別の様態であってもよい。
・実施例4
上記の実施例を組み合わせて実施することも可能である。例えば、高い優先度が予め設定されたバックホール通信部26により確立された複数のバックホール通信路BHを介して、設定更新データの上記サブデータ又は上記複製データをOAMサーバ50から中継装置20に送信してもよい。また、設定更新データの上記サブデータの複製データを複数のバックホール通信路BHを介して中継装置20へ送信し、中継装置20において、欠損部分を補完するように当該複製データを合成してもよい。
<その他の実施の形態>
以上のとおり本発明の実施形態を説明したが、この実施形態の開示に限定されるものと理解するべきではない。本発明は、上記実施形態に限定されることなく種々に変形して適用することが可能である。
具体的には、上記各実施形態では、通信規格がLTEであることを前提として記載したが、これに限られない。例えば、LTEの後継規格となる5Gなどでも、本願発明を適用することが可能である。
また、上記実施形態を実施するための移動体通信システムのコンピュータプログラムをCD-ROM等の光学ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体に記憶することができる。また、当該コンピュータプログラムは、当該コンピュータプログラムを記憶した記録媒体を通じて、又は通信ネットワークなどを介してダウンロードすることにより、コンピュータにインストール又はロードすることができる。
10…端末装置、20…中継装置、22…アクセス通信部、24…分割統合部、26…バックホール通信部、30…ドナー基地局、50…OAMサーバ、100,101,102,103…移動体通信システム

Claims (7)

  1. 1以上の端末装置と接続するアクセス通信部と、
    複数のバックホール通信部であって、互いに異なる移動通信事業者の識別情報に各々対応付けられたドナー基地局との間でバックホール通信路を確立し、かつ、互いに並行してバックホール通信路を確立可能に構成された、複数のバックホール通信部と、
    前記アクセス通信部が通信を確立している特定の移動体通信事業者に対応づけられた端末装置を当該特定の移動体通信事業者に対応づけられた前記バックホール通信部が確立しているバックホール通信路と接続する分割統合部と、を備え、
    所定水準以上の通信品質のバックホール通信路を確立している前記バックホール通信部を介して、設定又はプログラムの更新のためのデータを受信可能に構成されており、
    複数の前記バックホール通信部がそれぞれ確立する前記バックホール通信路の通信品質がいずれも前記所定水準未満である場合には、複数の前記バックホール通信部がそれぞれ確立する複数の前記バックホール通信路のうち、最も通信品質の高いバックホール通信路を介して、前記設定又はプログラムの更新のためのデータが受信可能に構成されている、
    中継装置。
  2. バックホール通信路を確立している複数の前記バックホール通信部のうち、より高い優先度が予め設定された前記バックホール通信部が前記データを受信する、請求項1に記載の中継装置。
  3. バックホール通信路を確立している複数の前記バックホール通信部のそれぞれが、分割された前記データの一部を受信する、請求項1又は2に記載の中継装置。
  4. バックホール通信路を確立している複数の前記バックホール通信部のそれぞれが、前記データの複製を受信し、
    受信した複数の前記データの複製は、欠損部分を補完するように合成される、請求項1から3のいずれか一項に記載の中継装置。
  5. 前記バックホール通信路の通信品質は、RSRP(Reference Signal Received Power)、RSRQ(Reference Signal Received Quality)、又はSINR(Signal to Interference plus Noise Ratio)のいずれかのパラメータにより所定水準を満たすか否かが判断される、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の中継装置。
  6. ドナー基地局と端末装置との間の通信を中継するための中継装置において実施される中継方法であって、
    1以上の端末装置と接続することと、
    互いに異なる移動通信事業者の識別情報に各々対応付けられたドナー基地局との間でバックホール通信路を確立し、かつ、互いに並行してバックホール通信路を確立することと、
    通信を確立している特定の移動体通信事業者に対応づけられた端末装置を当該特定の移動体通信事業者に対応づけられたバックホール通信路と接続することと、
    所定水準以上の通信品質のバックホール通信路を確立しているバックホール通信部を介して、設定又はプログラムの更新のためのデータを受信することと、
    複数の前記バックホール通信部がそれぞれ確立する前記バックホール通信路の通信品質がいずれも前記所定水準未満である場合には、複数の前記バックホール通信部がそれぞれ確立する複数の前記バックホール通信路のうち、最も通信品質の高いバックホール通信路を介して、前記設定又はプログラムの更新のためのデータを受信することと、を含む、
    中継方法。
  7. コンピュータを、ドナー基地局と端末装置との間の通信を中継するための中継装置として機能させるためのプログラムであって、
    1以上の端末装置と接続する機能と、
    互いに異なる移動通信事業者の識別情報に各々対応付けられたドナー基地局との間でバックホール通信路を確立し、かつ、互いに並行してバックホール通信路を確立することと、
    通信を確立している特定の移動体通信事業者に対応づけられた端末装置を当該特定の移動体通信事業者に対応づけられたバックホール通信路と接続する機能と、
    所定水準以上の通信品質のバックホール通信路を確立しているバックホール通信部を介して、設定又はプログラムの更新のためのデータを受信する機能と、
    複数の前記バックホール通信部がそれぞれ確立する前記バックホール通信路の通信品質がいずれも前記所定水準未満である場合には、複数の前記バックホール通信部がそれぞれ確立する複数の前記バックホール通信路のうち、最も通信品質の高いバックホール通信路を介して、前記設定又はプログラムの更新のためのデータを受信する機能と、を実行させる、
    プログラム。
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