JP7349080B2 - カーボンナノチューブの分離方法および分離装置 - Google Patents
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Description
ゼータ電位が異なる2種以上のカーボンナノチューブの混合物を含む分散液を調製する工程と、
前記分散液を、該分散液が通過し得る孔を有する第1の電極と、該第1の電極に対向するように配置された第2の電極と、の間に形成される流路に導入する工程と、
前記分散液が前記流路を流れている間に、前記第1の電極および前記第2の電極に直流電圧を印加する工程と、
前記電圧の印加により前記第1の電極側に分離したカーボンナノチューブを含む分散液を、前記第1の電極を挟んで前記流路の反対側より連続的に回収し、同時に、第2の電極側に分離したカーボンナノチューブを含む分散液を、前記流路の下流側より連続的に回収する工程と、
を含む、カーボンナノチューブの分離方法
に関する。
ゼータ電位の異なる2種以上のカーボンナノチューブを分離するための分離装置であって、
分散液が通過し得る孔を有する第1の電極と、該第1の電極に対向するように配置された第2の電極と、の間に形成された、カーボンナノチューブの混合物の分散液を流すための流路と、
前記第1の電極と第2の電極のうちの一方を陽極に、他方を陰極に印加するための直流電圧電源と、
前記第1の電極を通過した透過液を回収するための第1の回収口と、前記流路の下流側に設けられた第2の回収口と
を備える、分離装置
に関する。
ゼータ電位の異なる2種以上のカーボンナノチューブの混合物を含む分散液を調製する工程と、
前記分散液を、その流路側にセパレータが積層されており、かつ分散液が通過し得る孔を有する第1の電極と、該第1の電極に対向するように配置された第2の電極と、の間に形成される流路に導入する工程と、
前記分散液が前記流路を流れている間に、前記第1の電極および第2の電極に直流電圧を印加する工程と、
前記分散液の分散溶媒液の一部を前記第1の電極を透過させ、これにより、前記第1の電極側に分離したカーボンナノチューブの少なくとも一部の一端を該第1の電極に積層されたセパレータの細孔中又は細孔近傍に固定し、同時に、該一端がセパレータに固定されたカーボンナノチューブを、流路を下流方向に流動する分散液の流れによってセパレータ上に一方向に配向させる工程と、
を含む、カーボンナノチューブ配向膜の製造方法
に関する。
本実施形態の分離装置は、カーボンナノチューブ混合物の分散液を流すための流路(13)と、該流路(13)へカーボンナノチューブ混合物の分散液を導入するための流入口(12)と、該流路(13)を挟んで対向するように設置された2つの電極、すなわち第1の電極としての孔を有する電極(10)および第2の電極としての液流調整板(8)と、該2つの電極に電圧を印加するための直流電圧電源(15)と、電圧の印加により分離されたカーボンナノチューブを別々に回収するための回収口、すなわち孔を有する電極(10)の外側(流路(13)と反対側)に設けられた第1の回収口(11)および流路(13)の下流側に設けられた第2の回収口(14)と、を有している。
また図1の分離装置では、孔を有する電極(サポートスクリーン)(10)の流路側には、セパレータ(9)が積層されている。
また図1の分離装置はさらに、流路の流入口(12)に例えば3方コック(4)を挟んで切替可能に接続された分散液容器(1)および必要により洗浄水容器(2)、ならびに、第1の回収口(11)および第2の回収口(14)にそれぞれ接続された第1の分離CNT回収容器(18)および第2の分離CNT回収容器(21)を備えている。また、流入口(12)側には送流ポンプ(5)が、第1および第2の回収口(11、14)側には、液流(流量)調整バルブ(16、19)および吸引ポンプ(17、20)がそれぞれ接続されている。
次に本実施形態に係る分離方法を、カーボンナノチューブの混合物から、半導体型カーボンナノチューブと金属型カーボンナノチューブを分離する場合を例に、図1を参照して説明する。
導入した分散液が流路(13)を一定方向(矢印で示した方向)に流動している間に、直流電圧電源(15)を用いて、液流調整板(8)を陽極に、サポートスクリーン(10)を陰極に印加し、これにより、分散液中のカーボンナノチューブを、カーボンナノチューブのゼータ電位に従って分離する。ゼータ電位の違いによる分離のメカニズムは明らかではないが以下のように推定することができる。
電圧を印加すると、分散液中で負のゼータ電位を有するミセルを形成している半導体型カーボンナノチューブ(23)は、陽極、すなわち液流調整板(8)の近傍に引き寄せられた状態で、流路を下流方向に流動する分散液(非透過液)の流れにより下流側に流動する。
一方、金属型カーボンナノチューブ(24)のミセルは、分散液中でわずかに負のゼータ電位を有するか、ほとんど帯電していないと予想される。このため、電気泳動力の影響をほとんど受けず、むしろ、半導体型カーボンナノチューブの陽極側への移動の反作用として、陰極、すなわち、サポートスクリーン(10)側に移動する傾向となる。この結果、金属型カーボンナノチューブ(24)は、サポートスクリーン(10)を通過する透過液の流れと共に、サポートスクリーン(10)を通過する。
このようにして分離された金属型カーボンナノチューブをサポートスクリーン(10)の外側に設けられた第1の回収口より第1の分離CNT容器(18)に、そして半導体型カーボンナノチューブを流路(13)の下流側に設けられた第2の回収口(14)より第2の分離CNT容器(21)に、それぞれ連続的に回収する。
当然ながら、図1の装置において、サポートスクリーン(10)と液流調整板(8)とに印加する電界の符号を逆にしてもよく、この場合、半導体型カーボンナノチューブが第1の分離CNT回収容器(18)に、金属型カーボンナノチューブが第2の分離CNT回収容器(21)に回収されることになる。
なお、当然ながら、液流調整板(8)とサポートスクリーン(10)に印加する電界の向きを逆にすれば、セパレータ(9)上に、半導体型カーボンナノチューブの配向膜を製造することができる。
送流ポンプと同等の働きをするものとして、分散液容器(1)を、流路(13)の上方の適当な高さに設置し、高低差による水圧により、供給される分散液に圧力を掛けることで、流路(13)に供給するための流量・流速および透過比率を調整することができる。
一方、シート抵抗の低い高導電性の薄膜等への応用の観点では金属型カーボンナノチューブの比率が高いことが好ましく、例えば、カーボンナノチューブの総量中の金属型カーボンナノチューブが34質量%超、好ましくは50質量%以上、より好ましくは70質量%以上、場合により80質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上、特に好ましくは99質量%以上となるまで本実施形態の分離方法による分離処理を行う。
本実施形態の分離装置および分離方法、並びにこれらを用いた配向膜の製造に用いるカーボンナノチューブ分散液について説明する。
カーボンナノチューブは、単層、二層、多層、またはそれらの混合物のいずれであってもよい。また、図1には、2種のカーボンナノチューブを分離する装置および方法を示しているが、3種以上のカーボンナノチューブの混合物であっても、ゼータ電位が異なれば、本実施形態の分離装置および分離方法により分離することができる。
また、カーボンナノチューブの一部の炭素が任意の官能基で置換されているカーボンナノチューブや、任意の官能基で修飾されているカーボンナノチューブを用いてもよい。官能基としては、アミノ基、カルボキシル基、水酸基、カルボニル基等が挙げられる。分離と同時に配向膜の製造を行う場合、例えば、アミノ基を有するカーボンナノチューブを用いることにより、セパレータとの密着性を向上させると、より平滑な薄膜が形成され得る。
カーボンナノチューブの長さは特に限定されず、分離したカーボンナノチューブの用途等を考慮して、適宜選択することができるが、通常0.1μm以上、好ましくは1μm以上、場合によりより好ましくは10μm以上とすることができる。長さの上限は、分離装置の規模等を考慮して決めればよいが、一般には流路長以下、好ましくは50mm以下、より好ましくは20mm以下、さらに好ましくは1mm以下である。カーボンナノチューブの長さが0.5μm以上であると、例えば分離と同時に配向膜の製造を行う場合、大面積の均質な薄膜が得られやすい。また、カーボンナノチューブの合成あるいは入手容易さの観点では10mm以下であることがより好ましい。
また、本実施形態の分離装置および分離方法を用いて、分離と同時に配向膜の製造を行う場合、カーボンナノチューブの分散媒中の濃度は、例えば1wtppb以上500wtppb以下、より好ましくは10wtppb以上100wtppb以下とすることができ、また精製後のカーボンナノチューブの分散媒中の濃度は、例えば100wtppm以上5000wtppm以下とすることが好ましく、500wtppm以上1000wtppm以下とすることがより好ましい。
なお、カーボンナノチューブ分散液中のカーボンナノチューブの濃度は、分離効率や目標とする処理量、あるいは製造しようとする薄膜の膜厚や面密度等を考慮して適宜設定することができ、上記範囲外であってもよい。
非イオン性界面活性剤は、適宜選択できるが、ポリオキシエチレンアルキルエーテル系に代表されるポリエチレングリコール構造を有する非イオン性界面活性剤や、アルキルグルコシド系非イオン性界面活性剤など、イオン化しない親水性部位とアルキル鎖など疎水性部位で構成されている非イオン性界面活性剤を1種類もしくは複数組み合わせて用いることが好ましい。このような非イオン性界面活性剤としては、式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテルが好適に用いられる。また、アルキル部が1又は複数の不飽和結合を含んでもよい。
CnH2n+1(OCH2CH2)mOH (1)
(式中、n=好ましくは12~18、m=10~100、好ましくは20~100である)
さらに、本発明の一態様は、本実施形態の分離装置および分離方法を用いて製造されたカーボンナノチューブ配向膜に関する。本発明に係る上記方法および装置によれば、既成のカーボンナノチューブ等、半導体型カーボンナノチューブと金属型カーボンナノチューブの混合物を用いて、簡便な方法で、半導体型カーボンナノチューブもしくは金属型カーボンナノチューブからなる配向膜、または半導体型カーボンナノチューブ/金属型カーボンナノチューブの比率が所望の範囲にある配向膜を製造することができる。また、本実施形態によれば、従来の配向膜の製造方法で利用されていた結晶化等の工程を用いずに、大面積の均質なカーボンナノチューブ配向膜を製造することができる。
1.カーボンナノチューブ分散液の調製
カーボンナノチューブ混合物((株)名城ナノカーボン製カーボンナノチューブ(平均直径:約1.2nm、平均長さ:約1μm)、半導体型カーボンナノチューブ:金属型カーボンナノチューブ=2:1(重量比))を分散溶媒液(0.06wt%BrijS100溶液)に投入し、撹拌処理によりカーボンナノチューブを分散させ、カーボンナノチューブ分散液(濃度:約40wtppb)を得た。
図1の分離装置において、上側の電極として、流入口側が流線形に成形されており、且つ表面に流路の流れ方向に延在する0.3mm間隔のすのこ状の溝を有する、47mm×47mmのステンレス製の液流調整板(8)を用いた。下側の電極として、47mm×47mmのメッシュ状(孔径約50μm)のステンレス製サポートスクリーン(10)を用いた。セパレータ(9)として、47mm×47mmのポリカーボネートメンブレンフィルム(細孔径200nm)(アドバンテック東洋株式会社製)を用いた。上記液流調整板(8)と、セパレータ(9)を積層したサポートスクリーン(10)とを、すのこ状の溝の突起部の先端がポリカーボネートメンブレンフィルムに密着するように流路高がほぼ0になるように対向させ、これを、分散液流入口(12)、第1の回収口(11)、および第2の回収口(14)となる開口が設けられた上下の外装体(ステンレス製)(8、22)に収容し、上下の外装体をゴム製O-リング(7)を挟んで締付ボルト(6)で固定した。液流調整板(8)側が陽極、サポートスクリーン(10)側が陰極となるように、上下の外装体に直流電圧電源を接続した。
送流ポンプ(5)、吸引ポンプ(17)および(20)、ならびに液流調整バルブ(16、19)を用いて流量を制御し、分散液容器(1)よりカーボンナノチューブ混合物の分散液合計100mlを、第1の回収容器(18)に回収される分離CNT分散液と第2の回収容器(21)に回収される分離CNT分散液の比率が約1:2となるように調整して、約30分間かけて送液した。このとき、液流調整板(8)とサポートスクリーン(10)には、上下の外装体を介して20Vの電圧を印加した。
第1の回収容器に回収された金属型カーボンナノチューブを主に含む分散液と、第2の回収容器に回収された半導体型カーボンナノチューブを主に含む分散液と、のラマンスペクトルを測定した(JASCO製 NRS5100)。半導体型と金属型カーボンナノチューブに由来する130-200cm-1と210-300cm-1のRBM(radial breathing mode)のピーク面積から純度を評価した。ここで、未処理のカーボンナノチューブには、半導体型と金属型カーボンナノチューブが2:1の割合で含まれると仮定した。本発明による処理の結果、それぞれの回収容器に回収されたカーボンナノチューブの半導体型カーボンナノチューブと金属型カーボンナノチューブの純度は、それぞれ94wt%と75wt%であった。従って、本分離操作により、半導体型カーボンナノチューブと金属型カーボンナノチューブ共に純度が向上した。
1.カーボンナノチューブ分散液の調製
実施例1と同様にして、カーボンナノチューブ分散液を調製した。
実施例1の分離装置と同じ装置を、配向膜の製造装置として用いた。液流調整板(8)側が陰極、サポートスクリーン(10)側が陽極となるように電圧を印加した。
(1) 送流ポンプ(5)、吸引ポンプ(17、20)、ならびに液流調整バルブ(19)を用いて流量を制御し、分散液容器(1)よりカーボンナノチューブ混合物の分散液合計100mlを、第1の回収容器に回収される分離CNT分散液と第2の回収容器に回収される分離CNT分散液の比率が約2:1となるように調整して、約60分間かけて送液した。同時に、液流調整板とサポートスクリーン(上下の外装体)に、5Vの電圧を印加した。
(2) 次いで洗浄水(2)として分散溶媒液のみを同条件で流して、無配向のカーボンナノチューブを除去するとともにセパレータ表面に固定されたカーボンナノチューブの配向性を高めた。
(3) 次いで流路に空気を流して、セパレータ表面に形成されたカーボンナノチューブ薄膜を乾燥させ、走査型電子顕微鏡により観察し、同一方向に配向していることを確認した。その後、配向したカーボンナノチューブ薄膜をセパレータから剥離して回収した。
製造した配向膜では、カーボンナノチューブの一端がセパレータの細孔又は細孔近傍に固定されており、カーボンナノチューブが流れ方向に配向していることが確認できた。また、製造した配向膜をラマンスペクトルにより評価したところ、半導体型カーボンナノチューブの比率は94wt%であった。
上記の実施形態の一部又は全ては、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
[付記1]
ゼータ電位が異なる2種以上のカーボンナノチューブの混合物を含む分散液を調製する工程と、
前記分散液を、該分散液が通過し得る孔を有する第1の電極と、該第1の電極に対向するように配置された第2の電極と、の間に形成される流路に導入する工程と、
前記分散液が前記流路を流れている間に、前記第1の電極および前記第2の電極に直流電圧を印加する工程と、
前記電圧の印加により前記第1の電極側に分離したカーボンナノチューブを含む分散液を、前記第1の電極を挟んで前記流路の反対側より連続的に回収し、同時に、第2の電極側に分離したカーボンナノチューブを含む分散液を、前記流路の下流側より連続的に回収する工程と、
を含む、カーボンナノチューブの分離方法。
[付記2]
第1の電極側に分離したカーボンナノチューブを含む分散液を第1の回収口より連続的に回収する工程を、該第1の回収口側から吸引しながら行う、付記1に記載の分離方法。
[付記3]
前記ゼータ電位が異なる2種以上のカーボンナノチューブの混合物が、金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブとの混合物である、付記1または2に記載の分離方法。
[付記4]
前記第2の電極が、流れ方向に延在する1又は複数の溝をその流路側表面に有する液流調整板の形状を有する、付記1~3のいずれか一項に記載の分離方法。
[付記5]
前記液流調整板の流路流入口側が流線形を有する、付記4に記載の分離方法。
[付記6]
前記第1の電極の流路側にセパレータが積層されており、該セパレータの細孔径が1nm~1μmである、付記1~5のいずれか一項に記載の分離方法。
[付記7]
付記1~6のいずれか一項に記載の分離方法を用いた、半導体型単層カーボンナノチューブを67質量%より多く含むカーボンナノチューブの製造方法。
[付記8]
付記1~6のいずれか一項に記載の分離方法を用いた、金属型単層カーボンナノチューブを34質量%より多く含むカーボンナノチューブの製造方法。
[付記9]
ゼータ電位の異なる2種以上のカーボンナノチューブの混合物を含む分散液を調製する工程と、
前記分散液を、その流路側にセパレータが積層されており、かつ分散液が通過し得る孔を有する第1の電極と、該第1の電極に対向するように配置された第2の電極と、の間に形成される流路に導入する工程と、
前記分散液が前記流路を流れている間に、前記第1の電極および第2の電極に直流電圧を印加する工程と、
前記分散液の分散溶媒液の一部を前記第1の電極を透過させ、これにより、前記第1の電極側に分離したカーボンナノチューブの少なくとも一部の一端を該第1の電極に積層されたセパレータの細孔中又は細孔近傍に固定し、同時に、該一端がセパレータに固定されたカーボンナノチューブを、流路を下流方向に流動する分散液の流れによってセパレータ上に一方向に配向させる工程と、
を含む、カーボンナノチューブ配向膜の製造方法。
[付記10]
ゼータ電位の異なる2種以上のカーボンナノチューブを分離するための分離装置であって、
分散液が通過し得る孔を有する第1の電極と、該第1の電極に対向するように配置された第2の電極と、の間に形成された、カーボンナノチューブの混合物の分散液を流すための流路と、
前記第1の電極と第2の電極のうちの一方を陽極に、他方を陰極に印加するための直流電圧電源と、
前記第1の電極を通過した透過液を回収するための第1の回収口と、前記流路の下流側に設けられた第2の回収口と
を備える、分離装置。
[付記11]
前記第2の電極が、流路の流れ方向に延在する複数の溝をその流路側表面に有する液流調整板の形状を有する、付記10に記載の分離装置。
[付記12]
前記液流調整板の流路流入口側が流線形を有する、付記11に記載の分離装置。
[付記13]
前記直流電圧電源が可変直流電圧電源である、付記10~12のいずれか一項に記載の分離装置。
[付記14]
カーボンナノチューブ配向膜を製造するための、付記10~13に記載の分離装置。
2 洗浄水
3 分散液
4 3方コック
5 送流ポンプ
6 締付ボルト
7 O-リング
8 第2の電極(液流調整板)(及び外装体)(陽極)
9 半金分離セパレータ
10 第1の電極(サポートスクリーン)(陰極)
11 第1の回収口(回収口1)
12 流入口
13 流路
14 第2の回収口(回収口2)
15 直流電圧電源
16 液流調整バルブ
17 吸引ポンプ
18 第1の分離CNT回収容器(分離CNT回収容器1)
19 液流調整バルブ
20 吸引ポンプ
21 第2の分離CNT回収容器(分離CNT回収容器2)
22 外装体
23 半導体型カーボンナノチューブ
24 金属型カーボンナノチューブ
Claims (9)
- ゼータ電位が異なる2種以上のカーボンナノチューブの混合物を含む分散液を調製する工程と、
前記分散液を、該分散液が通過し得る孔を有する第1の電極と、該第1の電極に対向するように配置された第2の電極と、の間に形成される流路に導入する工程と、
前記分散液が前記流路を流れている間に、前記第1の電極および前記第2の電極に直流電圧を印加する工程と、
前記電圧の印加により前記第1の電極側に分離したカーボンナノチューブを含む分散液を、前記第1の電極を挟んで前記流路の反対側より連続的に回収し、同時に、第2の電極側に分離したカーボンナノチューブを含む分散液を、前記流路の下流側より連続的に回収する工程と、
を含む、カーボンナノチューブの分離方法。 - 第1の電極側に分離したカーボンナノチューブを含む分散液を第1の回収口より連続的に回収する工程を、該第1の回収口側から吸引しながら行う、請求項1に記載の分離方法。
- 前記ゼータ電位が異なる2種以上のカーボンナノチューブの混合物が、金属型単層カーボンナノチューブと半導体型単層カーボンナノチューブとの混合物である、請求項1または2に記載の分離方法。
- 前記第2の電極が、流れ方向に延在する1又は複数の溝をその流路側表面に有する液流調整板の形状を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の分離方法。
- 前記液流調整板の流路流入口側が流線形を有する、請求項4に記載の分離方法。
- 前記第1の電極の流路側にセパレータが積層されており、該セパレータの細孔径が1nm~1μmである、請求項1~5のいずれか一項に記載の分離方法。
- 請求項1~6のいずれか一項に記載の分離方法を用いた、半導体型単層カーボンナノチューブを67質量%より多く含むカーボンナノチューブの製造方法。
- ゼータ電位の異なる2種以上のカーボンナノチューブの混合物を含む分散液を調製する工程と、
前記分散液を、その流路側にセパレータが積層されており、かつ分散液が通過し得る孔を有する第1の電極と、該第1の電極に対向するように配置された第2の電極と、の間に形成される流路に導入する工程と、
前記分散液が前記流路を流れている間に、前記第1の電極および第2の電極に直流電圧を印加する工程と、
前記分散液の分散溶媒液の一部を前記第1の電極を透過させ、これにより、前記第1の電極側に分離したカーボンナノチューブの少なくとも一部の一端を該第1の電極に積層されたセパレータの細孔中又は細孔近傍に固定し、同時に、該一端がセパレータに固定されたカーボンナノチューブを、流路を下流方向に流動する分散液の流れによってセパレータ上に一方向に配向させる工程と、
を含む、カーボンナノチューブ配向膜の製造方法。 - ゼータ電位の異なる2種以上のカーボンナノチューブを分離するための分離装置であって、
分散液が通過し得る孔を有する第1の電極と、該第1の電極に対向するように配置された第2の電極と、の間に形成された、カーボンナノチューブの混合物の分散液を流すための流路と、
前記第1の電極と第2の電極のうちの一方を陽極に、他方を陰極に印加するための直流電圧電源と、
前記第1の電極を通過した透過液を回収するための第1の回収口と、前記流路の下流側に設けられた第2の回収口と
を備える、分離装置。
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