JP7348497B2 - 空港用支援車両、および、その充電方法 - Google Patents

空港用支援車両、および、その充電方法 Download PDF

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Description

本発明は、空港において航空機の支援等に用いられる特殊車両である空港用支援車両に関し、特にこれを充電するための技術に関する。
空港では、旅客者の荷物や貨物等を航空機へ搬送するベルトローダやコンテナローダ、旅客者の乗り降りに使われるパッセンジャステップ、等といった様々な特殊車両が数多く用いられており、これらは空港用支援車両(GSE:Ground Support Equipment)と総称される。
従来の空港用支援車両は、ディーゼルエンジン等を用いたエンジン式が主流であった。しかしながら、近年、省エネルギー、COの排出量の削減、低騒音、等といったメリットを得るべく、充電式のバッテリを搭載して、充電により蓄えた電力を用いて駆動される、電動式の空港用支援車両が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2012-240812号公報
ところで、一般に、空港における、航空機が運用されるエリア(典型的には、滑走路、航空機の待機場所、等)には、50Hzまたは60Hzの電力を供給する商用電源ではなく、航空機に必要な周波数(一般に、400Hz)の電力を供給する電源(航空機用電源)が設置される。商用電源の電圧は例えば440Vであるのに対し、航空機用電源の電圧は、例えば115Vあるいは200Vである。
従来の電動式の空港用支援車両は、専ら商用電源を用いて充電されるものであった。このため、航空機が運用されるエリア(すなわち、航空機用電源しか設置されていないエリア)で仕事をしている最中に空港用支援車両のバッテリ残量が低下した場合、その空港用支援車両は、仕事を中断して、充電のために、商用電源が設置されている場所(例えば、空港用支援車両の格納庫やメンテナンススペース)まで戻らなければならない。これが、空港用支援車両のパフォーマンスを低下させる一因となってしまう。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、空港用支援車両の充電を、商用電源と航空機用電源のどちらからでも行えるようにするための技術の提供を目的としている。
本発明は、上記の目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明は、
コネクタを介して接続された外部電源から供給される電力をバッテリに蓄電し、前記バッテリに蓄電された電力を用いて駆動される空港用支援車両であって、
前記外部電源からの入力電圧を検出する電圧センサと、
検出された入力電圧が商用電源の電圧に相当する第1入力電圧である場合に、前記第1入力電圧を前記バッテリの充電電圧に変換し、検出された入力電圧が航空機用電源の電圧に相当する第2入力電圧である場合に、前記第2入力電圧を前記充電電圧に変換する、電圧変換部と、
を備えるものであり、
前記電圧変換部が、
前記コネクタと前記バッテリの間に設けられる電圧変換回路と、
前記電圧変換回路に与える制御信号を生成する制御信号生成部と、
を備え、
前記制御信号生成部が、
検出された入力電圧が前記第1入力電圧である場合に、前記電圧変換回路が前記第1入力電圧を前記充電電圧に変換するような第1制御信号を生成し、検出された入力電圧が前記第2入力電圧である場合に、前記電圧変換回路が前記第2入力電圧を前記充電電圧に変換するような第2制御信号を生成する、
ものであり、
前記コネクタとして、
前記商用電源と接続される第1コネクタと、
前記航空機用電源と接続される第2コネクタと、
を備え、
検出された入力電圧に応じて、前記第1コネクタあるいは前記第2コネクタを択一的に前記電圧変換回路と接続する切替部、
をさらに備えることを特徴とする。
この構成によると、空港用支援車両の充電を、商用電源と航空機用電源のどちらからで
も行うことができる。また、この構成によると、商用電源から印加される電圧の変換と、航空機用電源から印加される電圧の変換とが、共通の電圧変換回路を利用してなされるので、部品点数を抑えることができる。さらに、この構成によると、第1コネクタと第2コネクタの両方が同時に電圧変換回路と接続されることがない。したがって、商用電源と航空機用電源の両方が同時にバッテリと接続されることが回避され、安全性が担保される。
また、別の態様に係る本発明は、
コネクタを介して接続された外部電源から供給される電力をバッテリに蓄電し、前記バッテリに蓄電された電力を用いて駆動される空港用支援車両であって、
前記外部電源からの入力電圧を検出する電圧センサと、
検出された入力電圧が商用電源の電圧に相当する第1入力電圧である場合に、前記第1入力電圧を前記バッテリの充電電圧に変換し、検出された入力電圧が航空機用電源の電圧に相当する第2入力電圧である場合に、前記第2入力電圧を前記充電電圧に変換する、電圧変換部と、
を備えるものであり、
前記コネクタとして、
前記商用電源と接続される第1コネクタと、
前記航空機用電源と接続される第2コネクタと、
を備え、
前記電圧変換部が、
前記第1コネクタと前記バッテリの間に設けられて、前記第1入力電圧を前記充電電圧に変換する第1電圧変換回路と、
前記第2コネクタと前記バッテリの間に設けられて、前記第2入力電圧を前記充電電圧に変換する第2電圧変換回路と、
を備え、
検出された入力電圧に応じて、前記第1電圧変換回路あるいは前記第2電圧変換回路を択一的に前記バッテリと接続する充電切替部、
をさらに備えることを特徴とする。
この構成によると、空港用支援車両の充電を、商用電源と航空機用電源のどちらからで
も行うことができる。また、この構成によると、第1電圧変換回路と第2電圧変換回路の両方が同時にバッテリと接続されることない。したがって、商用電源と航空機用電源の両方が同時にバッテリと接続されることが回避され、安全性が担保される。
本発明によると、空港用支援車両の充電を、商用電源と航空機用電源のどちらからでも行うことができる。また、本発明によると、商用電源と航空機用電源の両方が同時にバッテリと接続されることが回避され、安全性が担保される。
第1実施形態に係る空港用支援車両を模式的に示す側面図。 該空港用支援車両の充電に係る構成を示す図。 該空港用支援車両における充電動作の流れを説明するための図。 第2実施形態に係る空港用支援車両の充電に係る構成を示す図。 該空港用支援車両の充電動作を説明するための図。 第3実施形態に係る空港用支援車両の充電に係る構成を示す図。 該空港用支援車両における充電動作の流れを説明するための図。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
<1.第1実施形態>
<1-1.空港用支援車両の構成>
第1実施形態に係る空港用支援車両の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る空港用支援車両Gを模式的に示す側面図である。なお、以下においては、説明の便宜上、空港用支援車両Gが走行する際の進行方向を前方向とし、これと直交する水平方向を左右方向とする。
空港用支援車両Gは、空港において航空機の支援等に用いられる特殊車両であり、具体的には例えば、旅客者の荷物や貨物等を航空機へ搬送するベルトローダである。
空港用支援車両Gは、車両本体1を備える。車両本体1は、車両フレーム101、車輪102、ハンドル103、等を含んで構成される一般的な車両であり、その左側あるいは右側に片寄った位置に、ベルトコンベア2が設けられる。
ベルトコンベア2は、コンベアフレーム201を備える。コンベアフレーム201は、後端において車両本体1に対して回動自在に軸支されており、その回りで回動されることで前端側を昇降させることができる(図1の仮想線)。コンベアフレーム201には、前後に回転可能なコンベアベルト202、前後方向にスライド可能な手摺部203、前後方向に伸縮可能なフード部204、等が設けられている。コンベアフレーム201の昇降動作、コンベアベルト202の回転動作、手摺部203のスライド動作、フード部204の伸縮動作、等が適宜に行われることによって、空港用支援車両Gにおける荷役動作が実現される。
車両本体1の内部には、空港用支援車両Gが走行動作や荷役動作を行うための各動力部(例えば、車輪102を動作させるための動輪用モータ、コンベアフレーム201、コンベアベルト203、手摺部203、および、フード部204をそれぞれ動作させるための荷役用モータや油圧ポンプ、等)が配置されている(いずれも図示省略)。さらに、車両本体1の内部には、これらの各動力部に、エネルギー源としての電力を供給するためのバッテリ3が配置されている。すなわち、空港用支援車両Gは、バッテリ3に蓄電された電力を用いて駆動されることにより、走行動作や荷役動作を行う。また、車両本体1には、バッテリ3への充電時に外部電源と接続されるコネクタ4A,4Bが設けられており、コネクタ4A,4Bとバッテリ3の間に、充電ユニット5が設けられている。バッテリ3の充電に係る構成については、後に説明する。
また、車両本体1には、空港用支援車両Gが備える各要素を制御するための制御部(コントローラ)6が搭載される。制御部6は、マイコンを主体として構成され、各種の演算処理を行う。制御部6における各処理は、予め記憶されたプログラムをCPUで実行することによるソフトウェア処理であってもよいし、専用の電子回路によるハードウェア処理であってもよい。また、制御部6は、物理的に分けられた複数の制御ユニットを含んで構成されて、これら複数の制御ユニットが協働することにより実現されるものであってもよい。
<1-2.バッテリ3の充電に係る構成>
上記の通り、空港用支援車両Gにはバッテリ3が搭載されており、空港用支援車両Gは、コネクタ4A,4Bを介して接続された外部電源から供給される電力をこのバッテリ3に蓄電し、該バッテリ3に蓄電された電力を用いて駆動される。以下において、バッテリ3の充電に係る構成について、図2を参照しながら説明する。図2は、バッテリ3の充電に係る構成を示す図である。
空港用支援車両Gは、商用電源9Aのプラグ90Aが接続可能なコネクタ(第1コネクタ)4Aと、航空機用電源9Bのプラグ90Bが接続可能なコネクタ(第2コネクタ)4Bと、を備える。これら2個のコネクタ4A,4Bとバッテリ3の間には、充電ユニット5が設けられている。
充電ユニット5は、コネクタ4A,4Bに接続された外部電源からの入力電圧を検出する電圧検知部P1と、電圧の変換を行う電圧変換部P3と、を備える。コネクタ4A,4Bと、電圧変換部P3が備える電圧変換回路31との間には、これらの接続状態を切り替える切替部P2が設けられる。また、電圧変換回路31とバッテリ3との間には、これらの接続状態を切り替える充電切替部P4が設けられる。また、充電ユニット5は、その回路部分に異常が発生した場合にこれを検出する異常検出部P5を備える。
(電圧検知部P1)
電圧検知部P1は、電圧を検出する電圧センサを2個備えている。一方の電圧センサ(第1電圧センサ)11Aは、第1コネクタ4Aに接続されたリード線に設けられて、第1コネクタ4Aに接続された商用電源9Aから印加される電圧(第1入力電圧)を検知する。他方の電圧センサ(第2電圧センサ)11Bは、第2コネクタ4Bに接続されたリード線に設けられて、第2コネクタ4Bに接続された航空機用電源9Bから印加される電圧(第2入力電圧)を検知する。
(切替部P2)
切替部P2は、電圧検知部P1において検出された入力電圧に応じて、第1コネクタ4Aあるいは第2コネクタ4Bを、択一的に、後述する電圧変換回路31と接続するための要素であり、具体的には、第1コネクタ4Aと電圧変換回路31との間に設けられた第1切替リレー21Aと、第2コネクタ4Bと電圧変換回路31との間に設けられた第2切替リレー21Bと、を備える。
各切替リレー21A,21Bは、制御部6において実現される切替制御部601によって制御される。切替制御部601は、第1電圧センサ11Aが、商用電源9Aの電圧に相当する第1入力電圧を検出した場合に、第1切替リレー21Aを閉じるとともに第2切替リレー21Bを開放して、第1コネクタ4Aを電圧変換回路31と導通させるとともに、第2コネクタ4Bを電圧変換回路31から絶縁する。一方、切替制御部601は、第2電圧センサ11Bが、航空機用電源9Bの電圧に相当する第2入力電圧を検出した場合に、第2切替リレー21Bを閉じるとともに第1切替リレー21Aを開放して、第2コネクタ4Bを電圧変換回路31と導通させるとともに、第1コネクタ4Aを電圧変換回路31から絶縁する。これにより、2個のコネクタ4A,4Bのうちの一方のコネクタが電圧変換回路31と接続されている間、他方のコネクタと電圧変換回路31とが、確実に絶縁される。このように、切替部P2は、2個のコネクタ4A,4Bの両方(ひいては、商用電源9Aと航空機用電源9Bの両方)が同時に電圧変換回路31(ひいてはバッテリ3)と接続されることを禁止するインターロック(安全機構)としての役割を担う。
(電圧変換部P3)
電圧変換部P3は、外部電源から印加される電圧をバッテリ3の充電電圧に変換するための要素であり、第1電圧センサ11Aが商用電源9Aの電圧に相当する第1入力電圧を検出した場合に、商用電源9Aから印加される第1入力電圧をバッテリ3の充電電圧に変換し、第2電圧センサ11Bが航空機用電源9Bの電圧に相当する第2入力電圧を検出した場合に、航空機用電源9Bから印加される第2入力電圧をバッテリ3の充電電圧に変換する。
電圧変換部P3は、具体的には、切替リレー21A,21Bを介して2個のコネクタ4A,4Bと接続された、電圧変換回路31を備える。電圧変換回路31は、入力される交流電圧をバッテリ3の充電電圧に相当する直流電圧に変換する回路であり、具体的には例えば、交流電圧を直流電圧に変換する第1整流部311と、直流電圧を平滑化する平滑部312と、直流電圧を交流電圧に変換するインバータ部313と、交流電圧を直流電圧に変換する第2整流部314とが、この順で接続された構成を備えている。
第1整流部311は、適宜の整流回路を含んで構成される。一例として図に示される第1整流部311は、高電位側の直流ラインLHと、低電位側の直流ラインLLとの間で直列に接続された2個のダイオードD,Dからなるダイオード列を3組備え、これら3組のダイオード列が、互いに並列に接続された構成を備える(いわゆる、3相ブリッジ整流回路)。各ダイオードDの順列方向は、低電位側の直流ラインLLから高電位側の直流ラインLHに向かう方向とされる。また、各ダイオード列における2個のダイオードD,Dの間にある接続点に、コネクタ4A,4Bから延びる3本のラインのいずれかが接続される。
平滑部312は、一例として図に示されるように、高電位側の直流ラインLHと低電位側の直流ラインLLとの間に接続される平滑コンデンサC1を含んで構成される。
インバータ部313は、適宜のインバータ回路を含んで構成される。一例として図に示されるインバータ部313は、高電位側の直流ラインLHと、低電位側の直流ラインLLとの間で直列に接続された2個のトランジスタT,Tからなるトランジスタ列を2組備え、これら2組のトランジスタ列が、互いに並列に接続された構成を備える。各トランジスタTの順方向は、高電位側の直流ラインLHから底電位側の直流ラインLLに向かう方向とされる。また、一方のトランジスタ列における2個のトランジスタT,Tの間にある接続点に、トランスTrの一次側のコイルの一端が接続され、他方のトランジスタ列における2個のトランジスタT,Tの間にある接続点に、該コイルの他端が接続される。
第2整流部314は、適宜の整流回路を含んで構成される。一例として図に示される第2整流部314は、いわゆる両波整流回路であり、トランスTrの二次側のコイルの一端が、第1ダイオードD1を介して、コンデンサC2の高電位端と接続され、該コイルの他端が、第2ダイオードD2を介して、第1ダイオードD1とコンデンサC2の高電位端との間にある接続点に接続される。各ダイオードD1,D2の順方向は、トランスTrの側からコンデンサC2に向かう方向とされる。また、二次側のコイルのセンタータップと、コンデンサC2の底電位端とが、チョークコイルLを介して接続される。
このような回路部分311~314を含んで構成される電圧変換回路31に、交流電圧が入力(印加)されると、その交流電圧は、第1整流部311において直流電圧に変換され、平滑部312で平滑化された上で、インバータ部313に入力される。インバータ部313では、直流電流が交流電圧に変換される。インバータ部313から出力される交流電圧の大きさと周波数は、各トランジスタTにおけるオンオフ動作のタイミングによって決まるものであり、このタイミングは、制御部6から各トランジスタTに与えられる制御信号によって規定される。つまり、インバータ部313からは、制御部6から与えられる制御信号に応じた交流電圧が出力される。この交流電圧が、第2整流部314で直流電圧に変換されて、バッテリ3に給電される。
電圧変換回路31から出力される直流電圧の大きさ(すなわち、第2整流部314から出力される直流電圧の大きさ)は、インバータ部313で生成される交流電圧の大きさから規定される(ただし、両者の値は必ずしも一致しない)。また、上記の通り、インバータ部313で生成される交流電圧の大きさは、制御部6がインバータ部313に与える制御信号によって規定される。したがって、電圧変換回路31から、バッテリ3の充電電圧に相当する直流電圧を出力するためには、インバータ部313に入力された電圧を、バッテリ3の充電電圧に基づいて規定される所定の目標電圧に相当する電圧に変換する必要があり、このような変換が実現されるような制御信号をインバータ部313に与える必要がある。
ところで、この電圧変換部P3では、電圧変換回路31が、第1コネクタ4Aを介して商用電源9Aと接続される場合(つまり、商用電源9Aの電圧に相当する第1入力電圧が電圧変換回路31に入力される場合)と、第2コネクタ4Bを介して航空機用電源9Bと接続される場合(つまり、航空機用電源9Bの電圧に相当する第2入力電圧が電圧変換回路31に入力される場合)とが想定される。仮に、第1入力電圧が入力される場合と、第2入力電圧が入力される場合とで、インバータ部313に与えられる制御信号が同じであったとすると、各場合でインバータ部313から出力される交流電圧の大きさが異なるものとなってしまう(例えば、第2入力電圧が第1入力電圧のn倍であるとすると、電圧変換回路31に第2入力電圧が入力された場合にインバータ部313から出力される交流電圧は、電圧変換回路31に第1入力電圧が入力された場合にインバータ部313から出力される交流電圧のn倍になってしまう)。
そこで、この電圧変換部P3では、電圧変換回路31に第1入力電圧が入力される場合と、第2入力電圧が入力される場合とで、インバータ部313に与える制御信号を異なるものとすることで、電圧変換回路31に第1入力電圧と第2入力電圧のどちらが入力された場合であっても、インバータ部313から同じ交流電圧(具体的には、バッテリ3の充電電圧に基づいて規定される所定の目標電圧)が出力されるようにしている。別の言い方をすると、インバータ部313に与える制御信号を異ならせることによって、入力電圧のバラツキをインバータ部313において吸収して、インバータ部313から常に同じ交流電圧が出力されるようにしている。
具体的には、電圧変換部P3は、電圧変換回路31(具体的には、インバータ部313)に与える制御信号を生成する制御信号生成部602を備える。制御信号生成部602は、制御部6において実現される要素であり、インバータ部313の各トランジスタTにおけるオンオフ動作のタイミングを規定する制御信号を生成する。制御信号生成部602は、具体的には、第1電圧センサ11Aが第1入力電圧を検出した場合に、インバータ部313が第1入力電圧を所定の目標電圧に変換するような第1制御信号(すなわち、電圧変換回路31が、第1入力電圧をバッテリ3の充電電圧に変換するような第1制御信号)を生成して、これをインバータ部313に与える。一方、制御信号生成部602は、第2電圧センサ11Bが第2入力電圧を検出した場合に、インバータ部313が第2入力電圧を所定の目標電圧に変換するような第2制御信号(すなわち、電圧変換回路31が、第2入力電圧をバッテリ3の充電電圧に変換するような第2制御信号)を生成して、これをインバータ部313に与える。
第1制御信号および第2制御信号を生成する具体的な態様はどのようなものであってもよい。例えば、制御信号生成部602が、出力するべき電圧に相当する指令値の入力を受けて、該電圧を出力するための制御信号を生成するものである場合、第2入力電圧が第1入力電圧のn倍であるとすると、第1制御信号を生成するための第1指令値を(1/n)倍した値を、第2制御信号を生成するための第2指令値とすることで、適切な第2制御信号を生成することができる。
(充電切替部P4)
充電切替部P4は、電圧変換回路31とバッテリ3との接続状態を切り換える要素であり、具体的には、電圧変換回路31の出力端とバッテリ3の間に設けられた充電切替リレー41を備える。充電切替リレー41は、制御部6において実現される充電切替制御部603によって制御される。充電切替制御部603は、電圧変換回路31が動作している間、充電切替リレー41を閉じて、電圧変換回路31をバッテリ3と導通させる。また、充電切替制御部603は、電圧変換回路31が動作していない間は、充電切替リレー41を開放して、電圧変換回路31をバッテリ3から絶縁する。
(異常検出部P5)
異常検出部P5は、充電ユニット5が備える回路部分の適宜の位置に設けられた、1個以上の、異常検知用センサを備える(図示省略)。各異常検知用センサの実体は、例えば、電圧センサあるいは電流センサであり、各異常検知用センサは、制御部6において実現される異常監視部604と接続される。異常監視部604は、異常検知用センサが、例えば、過電圧あるいは過電流を検出した場合に、充電ユニット5の回路部分に設けられているリレー(第1切替リレー21A、第2切替リレー21B、充電切替リレー41の少なくとも1個)を切断する。
<1-3.バッテリ3の充電動作>
次に、空港用支援車両Gにおける充電動作の流れについて、図2に加え、図3を参照しながら説明する。図3は、該充電動作の流れを示す図である。
空港用支援車両Gのバッテリ3は、商用電源9Aを用いて充電することもできるし、航空機用電源9Bを用いて充電することもできる。例えば、空港用支援車両Gが、商用電源9Aが設置されている領域(空港用支援車両Gの格納庫、メンテナンススペース、等)にある場合、オペレータは、商用電源9Aのプラグ90Aを第1コネクタ4Aに接続する。
第1コネクタ4Aに商用電源9Aのプラグ90Aが接続されると、第1電圧センサ11Aが、商用電源9Aの電圧に相当する第1入力電圧を検出する(ステップS1AでYES)。第1電圧センサ11Aが第1入力電圧を検出すると、切替制御部601が、第1切替リレー21Aを閉じるとともに第2切替リレー21Bを開放して、第1コネクタ4Aを電圧変換回路31と導通させるとともに、第2コネクタ4Bを電圧変換回路31から絶縁する(ステップS2A)。一方で、第1電圧センサ11Aが第1入力電圧を検出すると、制御信号生成部602が、電圧変換回路31が第1入力電圧をバッテリ3の充電電圧に変換するような第1制御信号を生成して、これを電圧変換回路31に与える(ステップS3A)。また、電圧変換回路31が動作状態となると、充電切替制御部603が、充電切替リレー41を閉じて、電圧変換回路31をバッテリ3と導通させる(ステップS4)。これにより、第1コネクタ4Aを介して商用電源9Aから印加される、第1入力電圧に相当する交流電圧が、電圧変換回路31においてバッテリ3の充電電圧に相当する直流電圧に変換されて、バッテリ3に給電される。つまり、商用電源9Aから供給される電力によりバッテリ3が充電される。
一方、例えば、空港用支援車両Gが、航空機用電源9Bが設置されている領域にある場合(例えば、空港用支援車両Gが、航空機用電源9Bしか設置されていない滑走路等で荷物の積み込み等を行っている最中に、バッテリ3の残量が低下した場合)、オペレータは、航空機用電源9Bのプラグ90Bを第2コネクタ4Bに接続する。
第2コネクタ4Bに航空機用電源9Bのプラグ90Bが接続されると、第2電圧センサ11Bが、航空機用電源9Bの電圧に相当する第2入力電圧を検出する(ステップS1BでYES)。第2電圧センサ11Bが第2入力電圧を検出すると、切替制御部601が、第2切替リレー21Bを閉じるとともに第1切替リレー21Aを開放して、第2コネクタ4Bを電圧変換回路31と導通させるとともに、第1コネクタ4Aを電圧変換回路31から絶縁する(ステップS2B)。一方で、第2電圧センサ11Bが第2入力電圧を検出すると、制御信号生成部602が、電圧変換回路31が第2入力電圧をバッテリ3の充電電圧に変換するような第2制御信号を生成して、これを電圧変換回路31に与える(ステップS3B)。また、電圧変換回路31が動作状態となると、充電切替制御部603が、充電切替リレー41を閉じて、電圧変換回路31をバッテリ3と導通させる(ステップS4)。これにより、第2コネクタ4Bを介して航空機用電源9Bから印加される、第2入力電圧に相当する交流電圧が、電圧変換回路31においてバッテリ3の充電電圧に相当する直流電圧に変換されて、バッテリ3に給電される。つまり、航空機用電源9Bから供給される電力によりバッテリ3が充電される。
また、図示は省略されているが、いずれかのコネクタ4A,4Bに外部電源が接続されている間、異常監視部604が、充電ユニット5が備える回路部分における、過電圧あるいは過電流の発生の有無を監視している。すなわち、異常検出部P5は、該回路部分の適宜の位置に設けられた異常検知用センサが過電圧あるいは過電流を検出したか否かを監視している。そして、過電圧あるいは過電流が検出された場合、異常監視部604は、第1切替リレー21A、第2切替リレー21B、および、充電切替リレー41のうちの少なくとも1個を切断する。
<1-4.効果>
上記の実施形態に係る空港用支援車両Gは、外部電源からの入力電圧を検出する電圧センサ11A,11Bと、検出された入力電圧が商用電源9Aの電圧に相当する第1入力電圧である場合に、第1入力電圧をバッテリ3の充電電圧に変換し、検出された入力電圧が航空機用電源9Bの電圧に相当する第2入力電圧である場合に、第2入力電圧を充電電圧に変換する、電圧変換部P3を備える。この構成によると、空港用支援車両Gの充電を、商用電源9Aと航空機用電源9Bのどちらからでも行うことができる。従来の空港用支援車両は商用電源9Aからしか充電することができなかったので、航空機用電源9Bしか設置されてない領域で空港用支援車両のバッテリの残量が低下した場合は、仕事を中断させて、充電のために該空港用支援車両を商用電源9Aの設置場所まで移動させるか、航空機用電源9Bに変圧器等を介在させて該空港用支援車両に対する充電を行わなければならなかったが、この実施形態に係る空港用支援車両Gではこれらの措置が必要ない。
また、上記の実施形態に係る空港用支援車両Gは、電圧変換部P3が、コネクタ4A,4Bとバッテリ3の間に設けられる電圧変換回路31と、電圧変換回路31に与える制御信号を生成する制御信号生成部602と、を備える。そして、制御信号生成部602が、検出された入力電圧が第1入力電圧である場合に、電圧変換回路31が第1入力電圧を充電電圧に変換するような第1制御信号を生成し、検出された入力電圧が第2電圧である場合に、電圧変換回路31が第2入力電圧を前記充電電圧に変換するような第2制御信号を生成する。この構成によると、商用電源9Aから印加される電圧の変換と、航空機用電源9Bから印加される電圧の変換とが、共通の電圧変換回路31を利用してなされるので、部品点数を抑えることができる。
また、上記の実施形態に係る空港用支援車両Gは、商用電源9Aと接続される第1コネクタ4Aと、航空機用電源9Bと接続される第2コネクタ4Bと、を備える。さらに、検出された入力電圧に応じて、第1コネクタ4Aあるいは第2コネクタ4Bを択一的に電圧変換回路31と接続する切替部P2を備える。この構成によると、第1コネクタ4Aと第2コネクタ4Bの両方が同時に電圧変換回路31と接続されることがない。したがって、商用電源9Aと航空機用電源9Bの両方が同時にバッテリ3と接続されることが回避され、安全性が担保される。
また、上記の実施形態に係る空港用支援車両Gでは、バッテリ3を充電する際に、外部電源からの入力電圧を検出する検出工程と、検出された入力電圧が商用電源9Aの電圧に相当する第1入力電圧である場合に、第1入力電圧をバッテリ3の充電電圧に変換し、検出された入力電圧が航空機用電源9Bの電圧に相当する第2入力電圧である場合に、第2入力電圧を充電電圧に変換する、電圧変換工程と、を行う。この構成によると、空港用支援車両Gの充電を、商用電源9Aと航空機用電源9Bのどちらからでも行うことができる。
<2.第2実施形態>
第2実施形態に係る空港用支援車両Gaについて説明する。以下においては、第1実施形態と相違する点のみを説明し、第1実施形態と同じ要素については、同じ符号を付すとともに、説明を省略する。
<2-1.バッテリ3の充電に係る構成>
第2実施形態に係る空港用支援車両Gaには、第1実施形態に係る空港用支援車両Gと同様、バッテリ3が搭載されており、空港用支援車両Gaは、外部電源から供給される電力をこのバッテリ3に蓄電し、該バッテリ3に蓄電された電力を用いて駆動される。以下において、バッテリ3の充電に係る構成について、図4を参照しながら説明する。
空港用支援車両Gaは、外部電源を接続するための2個のコネクタ(商用電源9Aのプラグ90Aが接続可能な第1コネクタ4A、および、航空機用電源9Bのプラグ90Bが接続可能な第2コネクタ4B)と、コネクタ4A,4Bとバッテリ3の間に設けられた充電ユニット5aと、を備える。
充電ユニット5aは、コネクタ4A,4Bに接続された外部電源からの入力電圧を検出する電圧検知部P1と、電圧の変換を行う電圧変換部P3aと、を備える。電圧変換部P3aが備える電圧変換回路31A,31Bとバッテリ3との間には、これらの接続状態を切り替える充電切替部P4aが設けられる。また、充電ユニット5aは、その回路部分に異常が発生した場合にこれを検出する異常検出部P5を備える。電圧検知部P1と異常検出部P5の構成は、第1実施形態で説明した通りである。
(電圧変換部P3a)
電圧変換部P3aは、外部電源から印加される電圧をバッテリ3の充電電圧に変換するための要素であり、第1電圧センサ11Aが商用電源9Aの電圧に相当する第1入力電圧を検出した場合に、商用電源9Aから印加される第1入力電圧をバッテリ3の充電電圧に変換し、第2電圧センサ11Bが航空機用電源9Bの電圧に相当する第2入力電圧を検出した場合に、航空機用電源9Bから印加される第2入力電圧をバッテリ3の充電電圧に変換する。
電圧変換部P3aは、具体的には、入力される交流電圧をバッテリ3の充電電圧に相当する直流電圧に変換する回路である電圧変換回路を、2個備えている。一方の電圧変換回路(第1電圧変換回路)31Aは、第1コネクタ4Aと接続されており、他方の電圧変換回路(第2電圧変換回路)31Bは、第2コネクタ4Bと接続されている。各電圧変換回路31A,31Bの具体的な構成は、第1実施形態に係る電圧変換回路31と同様である。
電圧変換部P3aは、各電圧変換回路31A,31B(具体的には、各電圧変換回路31A,31Bのインバータ部313)に与える制御信号を生成する制御信号生成部602aを備える。制御信号生成部602aは、制御部6aにおいて実現される要素であり、各電圧変換回路31A,31Bのインバータ部313の各トランジスタTにおけるオンオフ動作のタイミングを規定する制御信号を生成する。制御信号生成部602aは、具体的には、第1電圧センサ11Aが第1入力電圧を検出した場合に、第1電圧変換回路31Aのインバータ部313が第1入力電圧を所定の目標電圧に変換するような第1制御信号(すなわち、第1電圧変換回路31Aが第1入力電圧をバッテリ3の充電電圧に変換するような第1制御信号)を生成して、これを第1電圧変換回路31Aのインバータ部313に与える。一方、制御信号生成部602aは、第2電圧センサ11Bが第2入力電圧を検出した場合に、第2電圧変換回路31Bのインバータ部313が第2入力電圧を所定の目標電圧に変換するような第2制御信号(すなわち、第2電圧変換回路31Bが第2入力電圧をバッテリ3の充電電圧に変換するような第2制御信号)を生成して、これを第2電圧変換回路31Bのインバータ部313に与える。
(充電切替部P4a)
充電切替部P4aは、電圧検知部P1において検出された入力電圧に応じて、第1電圧変換回路31Aあるいは第2電圧変換回路31Bを、択一的に、バッテリ3と接続するための要素であり、具体的には、第1電圧変換回路31Aとバッテリ3との間に設けられた第1充電切替リレー41Aと、第2電圧変換回路31Bとバッテリ3との間に設けられた第2充電切替リレー41Bと、を備える。
各充電切替リレー41A,41Bは、制御部6aにおいて実現される充電切替制御部603aによって制御される。充電切替制御部603aは、第1電圧センサ11Aが、商用電源9Aの電圧に相当する第1入力電圧を検出した場合に、第1充電切替リレー41Aを閉じるとともに第2充電切替リレー41Bを開放して、第1電圧変換回路31Aをバッテリ3と導通させるとともに、第2電圧変換回路31Bをバッテリ3から絶縁する。一方、充電切替制御部603aは、第2電圧センサ11Bが、航空機用電源9Bの電圧に相当する第2入力電圧を検出した場合に、第2充電切替リレー41Bを閉じるとともに第1充電切替リレー41Aを開放して、第2電圧変換回路31Bをバッテリ3と導通させるとともに、第1電圧変換回路31Aをバッテリ3から絶縁する。これにより、2個の電圧変換回路31A,31Bのうちの一方の電圧変換回路がバッテリ3と接続されている間、他方の電圧変換回路とバッテリ3とが、確実に絶縁される。このように、充電切替部P4aは、2個の電圧変換回路31A,31Bの両方(ひいては、商用電源9Aと航空機用電源9Bの両方)が同時にバッテリ3と接続されることを禁止するインターロックとしての役割を担う。
<2-2.バッテリ3の充電動作>
次に、空港用支援車両Gaにおける充電動作の流れについて、図4に加え、図5を参照しながら説明する。図5は、該充電動作の流れを示す図である。
空港用支援車両Gaのバッテリ3は、商用電源9Aを用いて充電することもできるし、航空機用電源9Bを用いて充電することもできる。商用電源9Aを用いてバッテリ3の充電を行いたい場合、オペレータは、商用電源9Aのプラグ90Aを第1コネクタ4Aに接続する。
第1コネクタ4Aに商用電源9Aのプラグ90Aが接続されると、第1電圧センサ11Aが、商用電源9Aの電圧に相当する第1入力電圧を検出する(ステップS11AでYES)。第1電圧センサ11Aが第1入力電圧を検出すると、制御信号生成部602aが、第1電圧変換回路31Aが第1入力電圧をバッテリ3の充電電圧に変換するような第1制御信号を生成して、これを第1電圧変換回路31Aに与える(ステップS12A)。一方で、第1電圧センサ11Aが第1入力電圧を検出した場合、充電切替制御部603aが、第1充電切替リレー41Aを閉じるとともに第2充電切替リレー41Bを開放して、第1電圧変換回路31Aをバッテリ3と導通させるとともに、第2電圧変換回路31Bをバッテリ3から絶縁する(ステップS13A)。これにより、第1コネクタ4Aを介して商用電源9Aから印加される、第1入力電圧に相当する交流電圧が、第1電圧変換回路31Aにおいてバッテリ3の充電電圧に相当する直流電圧に変換されて、バッテリ3に給電される。つまり、商用電源9Aから供給される電力によりバッテリ3が充電される。
一方、航空機用電源9Bを用いてバッテリ3の充電を行いたい場合、オペレータは、航空機用電源9Bのプラグ90Bを第2コネクタ4Bに接続する。
第2コネクタ4Bに航空機用電源9Bのプラグ90Bが接続されると、第2電圧センサ11Bが、航空機用電源9Bの電圧に相当する第2入力電圧を検出する(ステップS11BでYES)。第2電圧センサ11Bが第2入力電圧を検出すると、制御信号生成部602aが、第2電圧変換回路31Bが第2入力電圧をバッテリ3の充電電圧に変換するような第2制御信号を生成して、これを第2電圧変換回路31Bに与える(ステップS12B)。一方で、第2電圧センサ11Bが第2入力電圧を検出した場合、充電切替制御部603aが、第2充電切替リレー41Bを閉じるとともに第1充電切替リレー41Aを開放して、第2電圧変換回路31Bをバッテリ3と導通させるとともに、第1電圧変換回路31Aをバッテリ3から絶縁する(ステップS13B)。これにより、第2コネクタ4Bを介して航空機用電源9Bから印加される、第2入力電圧に相当する交流電圧が、第2電圧変換回路31Bにおいてバッテリ3の充電電圧に相当する直流電圧に変換されて、バッテリ3に給電される。つまり、航空機用電源9Bから供給される電力によりバッテリ3が充電される。
また、図示は省略されているが、いずれかのコネクタ4A,4Bに外部電源が接続されている間、異常監視部604が、充電ユニット5aの回路部分における、過電圧あるいは過電流の発生の有無を監視しており、過電圧あるいは過電流が検出された場合、第1充電切替リレー41Aおよび第2充電切替リレー42Bのうちの少なくとも1個を切断する。
<2-3.効果>
上記の実施形態に係る空港用支援車両Gaにおいても、第1実施形態に係る空港用支援車両Gと同様、空港用支援車両Gaの充電を、商用電源9Aと航空機用電源9Bのどちらからでも行うことができる。
また、上記の実施形態に係る空港用支援車両Gaは、商用電源9Aと接続される第1コネクタ4Aと、航空機用電源9Bと接続される第2コネクタ4Bと、を備える。そして、電圧変換部P3aが、第1コネクタ4Aとバッテリ3の間に設けられて、第1入力電圧を充電電圧に変換する第1電圧変換回路31Aと、第2コネクタ4Bとバッテリ3の間に設けられて、第2入力電圧を充電電圧に変換する第2電圧変換回路31Bと、を備える。さらに、検出された入力電圧に応じて、第1電圧変換回路31Aあるいは第2電圧変換回路31Bを択一的にバッテリ3と接続する充電切替部P4aを備える。この構成によると、第1電圧変換回路31Aと第2電圧変換回路31Bの両方が同時にバッテリ3と接続されることがない。したがって、商用電源9Aと航空機用電源9Bの両方が同時にバッテリ3と接続されることが回避され、安全性が担保される。
<3.第3実施形態>
第3実施形態に係る空港用支援車両Gbについて説明する。以下においては、第1実施形態と相違する点のみを説明し、第1実施形態と同じ要素については、同じ符号を付すとともに、説明を省略する。
<3-1.バッテリ3の充電に係る構成>
第3実施形態に係る空港用支援車両Gbには、第1実施形態に係る空港用支援車両Gと同様、バッテリ3が搭載されており、空港用支援車両Gbは、外部電源から供給される電力をこのバッテリ3に蓄電し、該バッテリ3に蓄電された電力を用いて駆動される。以下において、バッテリ3の充電に係る構成について、図6を参照しながら説明する。
空港用支援車両Gbは、外部電源を接続するための1個のコネクタ4と、コネクタ4とバッテリ3の間に設けられた充電ユニット5bと、を備える。
コネクタ4は、商用電源9Aのプラグ90Aと、航空機用電源9Bのプラグ90Bのどちらかが択一的に接続可能なものである。両プラグ90A,90Bの形状が異なる場合、コネクタ4は、両プラグ90A,90Bのうちの一方に対応した形状とし、他方のプラグを接続させる場合にはアダプタ等を介在させるものとする。ここでは、コネクタ4が1個しか設けられないことで、商用電源9Aと航空機用電源9Bの両方が同時にバッテリ3と接続されることが自ずと禁止される。
充電ユニット5bは、コネクタ4に接続された外部電源から入力される電圧を検出する電圧検知部P1bと、電圧の変換を行う電圧変換部P3bと、を備える。電圧変換部P3bが備える電圧変換回路31とバッテリ3との間には、これらの接続状態を切り替える充電切替部P4が設けられる。また、充電ユニット5bは、その回路部分に異常が発生した場合にこれを検出する異常検出部P5を備える。充電切替部P4と異常検出部P5の構成は、第1実施形態で説明した通りである。
(電圧検知部P1b)
電圧検知部P1bは、コネクタ4に接続されたリード線に設けられて、コネクタ4に接続された外部電源(商用電源9Aあるいは航空機用電源9B)から印加される電圧を検出する電圧センサ11を備える。
(電圧変換部P3b)
電圧変換部P3bは、外部電源から印加される電圧をバッテリ3の充電電圧に変換するための要素であり、電圧センサ11が商用電源9Aの電圧に相当する第1入力電圧を検出した場合に、商用電源9Aから印加される第1入力電圧をバッテリ3の充電電圧に変換し、電圧センサ11が航空機用電源9Bの電圧に相当する第2入力電圧を検出した場合に、航空機用電源9Bから印加される第2入力電圧をバッテリ3の充電電圧に変換する。
電圧変換部P3bは、具体的には、コネクタ4と接続された電圧変換回路31を備える。電圧変換回路31は、入力される交流電圧をバッテリ3の充電電圧に相当する直流電圧に変換する回路であり、その具体的な構成は、第1実施形態で説明した通りである。
電圧変換部P3bは、電圧変換回路31(具体的には、そのインバータ部313)に与える制御信号を生成する制御信号生成部602bを備える。制御信号生成部602bは、制御部6bにおいて実現される要素であり、インバータ部313の各トランジスタTにおけるオンオフ動作のタイミングを規定する制御信号を生成する。制御信号生成部602bは、具体的には、電圧センサ11が第1入力電圧を検出した場合に、インバータ部313が第1入力電圧を所定の目標電圧に変換するような第1制御信号(すなわち、電圧変換回路31が第1入力電圧をバッテリ3の充電電圧に変換するような第1制御信号)を生成して、これをインバータ部313に与える。一方、制御信号生成部602bは、電圧センサ11が第2入力電圧を検出した場合に、インバータ部313が第2入力電圧を所定の目標電圧に変換するような第2制御信号(すなわち、電圧変換回路31が第2入力電圧をバッテリ3の充電電圧に変換するような第2制御信号)を生成して、これをインバータ部313に与える。
<3-2.バッテリ3の充電動作>
次に、空港用支援車両Gbにおける充電動作の流れについて、図6に加え、図7を参照しながら説明する。図7は、該充電動作の流れを示す図である。
空港用支援車両Gbのバッテリ3は、商用電源9Aを用いて充電することもできるし、航空機用電源9Bを用いて充電することもできる。商用電源9Aを用いてバッテリ3の充電を行いたい場合、オペレータは、商用電源9Aのプラグ90Aをコネクタ4に接続する。
コネクタ4に商用電源9Aのプラグ90Aが接続されると、電圧センサ11が、商用電源9Aの電圧に相当する第1入力電圧を検出する(ステップS21AでYES)。電圧センサ11が第1入力電圧を検出すると、制御信号生成部602bが、電圧変換回路31が第1入力電圧をバッテリ3の充電電圧に変換するような第1制御信号を生成して、これを電圧変換回路31に与える(ステップS22A)。電圧変換回路31が動作状態となると、充電切替制御部603が、充電切替リレー41を閉じて、電圧変換回路31をバッテリ3と導通させる(ステップS23)。これにより、コネクタ4を介して商用電源9Aから印加される、第1入力電圧に相当する交流電圧が、電圧変換回路31においてバッテリ3の充電電圧に相当する直流電圧に変換されて、バッテリ3に給電される。つまり、商用電源9Aから供給される電力によりバッテリ3が充電される。
一方、航空機用電源9Bを用いてバッテリ3の充電を行いたい場合、オペレータは、航空機用電源9Bのプラグ90Bを、必要に応じてアダプタ等を介して、コネクタ4に接続する。
コネクタ4に航空機用電源9Bのプラグ90Bが接続されると、電圧センサ11が、航空機用電源9Bの電圧に相当する第2入力電圧を検出する(ステップS21BでYES)。電圧センサ11が第2入力電圧を検出すると、制御信号生成部602bが、電圧変換回路31が第2入力電圧をバッテリ3の充電電圧に変換するような第2制御信号を生成して、これを電圧変換回路31に与える(ステップS22B)。電圧変換回路31が動作状態となると、充電切替制御部603が、充電切替リレー41を閉じて、電圧変換回路31をバッテリ3と導通させる(ステップS23)。これにより、コネクタ4を介して航空機用電源9Bから印加される、第2入力電圧に相当する交流電圧が、電圧変換回路31においてバッテリ3の充電電圧に相当する直流電圧に変換されて、バッテリ3に給電される。つまり、航空機用電源9Bから供給される電力によりバッテリ3が充電される。
また、図示は省略されているが、コネクタ4に外部電源が接続されている間、異常監視部604が、充電ユニット5bの回路部分における、過電圧あるいは過電流の発生の有無を監視しており、過電圧あるいは過電流が検出された場合、充電切替リレー41を切断する。
<3-3.効果>
上記の実施形態に係る空港用支援車両Gbにおいても、第1、第2実施形態に係る空港用支援車両G,Gaと同様、空港用支援車両Gbの充電を、商用電源9Aと航空機用電源9Bのどちらからでも行うことができる。
<4.変形例>
上記の実施形態において、航空機用電源9Bは、固定的に設置された固定電源であってもよいし、航空機用の電力を供給するための電源車(航空電源車)に搭載されたものであってもよい。つまり、上記の各実施形態に係る空港用支援車両G,Ga,Gbは、航空電源車から電力の供給を受けてバッテリ3を充電することも可能である。したがって、固定電源から離れた場所でバッテリ切れを起こして立ち往生することになっても、そこに航空電源車を呼ぶことで速やかに走行可能状態に復帰することができる。
上記の実施形態において、空港用支援車両G,Ga,Gbに搭載されるバッテリ3の種類はどのようなものであってもよく、例えば、鉛バッテリ、リチウムバッテリ、等を採用することができる。
上記の各実施形態においては、バッテリ3の充電電圧が、商用電源9Aおよび航空機用電源9Bからの各入力電圧よりも小さいことを前提としており、電圧変換回路31は、入力された電圧を降圧する降圧回路を含んで構成されていた。しかしながら、バッテリ3の充電電圧は、必ずしも、商用電源9Aおよび航空機用電源9Bからの各入力電圧よりも小さいものでなくともよい。例えば、バッテリ3の充電電圧が、商用電源9Aおよび航空機用電源9Bからの各入力電圧よりも大きい場合、電圧変換回路31,31A,31Bを、入力された電圧を昇圧する昇圧回路を含んで構成すればよい。また、バッテリ3の充電電圧が、商用電源9Aからの入力電圧と航空機用電源9Bからの入力電圧のうちの一方よりも小さく、他方よりも大きいものである場合、第2実施形態のように2個の電圧変換回路31A,31Bを設けて、一方が降圧回路を含み、他方が昇圧回路を含むような構成とすればよい。また、商用電源9Aおよび航空機用電源9Bの各入力電圧に合わせて、別々にバッテリを設ける構成としてもよい。
上記の各実施形態において、切替部P2、充電切替部P4,P4aは、リレーを含んで構成されるものとしたが、これら各部P2,P4,P4aは、リレー以外のスイッチング回路等を含んで構成されてもよい。
上記の実施形態において例示した電圧変換回路31が備える回路構成は1つの例であり、いうまでもなく、これ以外の回路構成で電圧変換回路を実現することも可能である。
上記の第1実施形態および第2実施形態のように、空港用支援車両Gが2個のコネクタ4A,4Bを備える場合、両方のコネクタA,4Bに対して外部電源のプラグ90A,90Bがそれぞれ接続可能されるという事態も起こりえる。そこで、空港用支援車両Gが2個のコネクタ4A,4Bを備える場合、異常検知部P5が、両方のコネクタ4A,4Bにプラグが接続されたか否かを、センサ等を用いて監視し、両方のコネクタ4A,4Bにプラグが接続されたことが検知されると、例えば、電圧変換回路31への電力供給を切断する等の適宜の処理を行うようにしてもよい。また例えば、2個のコネクタ4A,4Bの一方に外部電源が接続された場合には他方のコネクタに外部電源を接続できないように、一方のコネクタに外部電源が接続されると、該他方のコネクタの接続部分がシャッター等で閉鎖されるようにしてもよい。
上記の各実施形態において、異常検知部P5が行う異常検出の態様は、上述したものに限らない。例えば、異常検知部P5が、異常検知用センサの一つとして、バッテリ3の電圧を検出する電圧センサを備えるものとし、異常監視部604が、充電切替リレー41が閉じられてバッテリ3と電圧変換回路31が接続された際に、該電圧センサがバッテリ電圧を検出しなかった場合に、バッテリ3との接続異常であると判断して、適宜の処理を行うものとしてもよい。また、バッテリ電圧が所定の閾値を越えていた場合、バッテリ3に過電圧がかかったと判断し、充電を停止して、空港用支援車両Gの制御部6へバッテリ異常を伝えるようにしてもよい。また例えば、異常検知部P5が、異常検知用センサの一つとして、バッテリ3の温度を検出する温度センサを備えるものとし、異常監視部604が、該温度センサが異常発熱を検出した場合に、バッテリ3に異常が発生したと判断して、適宜の処理を行うものとしてもよい。
上記の実施形態においては、本発明をベルトローダに適用した場合を説明したが、いうまでもなく、本発明の適用範囲はベルトローダに限るものではなく、本発明は、空港で用いられる各種の空港用支援車両(コンテナローダ、パッセンジャステップ、等)に適用することができる。
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
G 空港用支援車両
4A 第1コネクタ
4B 第2コネクタ
5 充電ユニット
6 制御部
P1 電圧検知部
11A 第1電圧センサ
11B 第2電圧センサ
P2 切替部
21A 第1切替リレー
21B 第2切替リレー
601 切替制御部
P3 電圧変換部
31 電圧変換回路
602 制御信号生成部
P4 充電切替部
41 充電切替リレー
603 充電切替制御部
P5 異常検出部
604 異常監視部
Ga 空港用支援車両
4A 第1コネクタ
4B 第2コネクタ
5a 充電ユニット
6a 制御部
P3a 電圧変換部
31A 第1電圧変換回路
31B 第2電圧変換回路
602a 制御信号生成部
P4a 充電切替部
41A 第1充電切替リレー
41B 第2充電切替リレー
603a 充電切替制御部
Gb 空港用支援車両
4 コネクタ
5b 充電ユニット
6b 制御部
P1b 電圧検知部
11 電圧センサ
P3b 電圧変換部
31 電圧変換回路
602b 制御信号生成部

Claims (2)

  1. コネクタを介して接続された外部電源から供給される電力をバッテリに蓄電し、前記バッテリに蓄電された電力を用いて駆動される空港用支援車両であって、
    前記外部電源からの入力電圧を検出する電圧センサと、
    検出された入力電圧が商用電源の電圧に相当する第1入力電圧である場合に、前記第1入力電圧を前記バッテリの充電電圧に変換し、検出された入力電圧が航空機用電源の電圧に相当する第2入力電圧である場合に、前記第2入力電圧を前記充電電圧に変換する、電圧変換部と、
    を備えるものであり、
    前記電圧変換部が、
    前記コネクタと前記バッテリの間に設けられる電圧変換回路と、
    前記電圧変換回路に与える制御信号を生成する制御信号生成部と、
    を備え、
    前記制御信号生成部が、
    検出された入力電圧が前記第1入力電圧である場合に、前記電圧変換回路が前記第1入力電圧を前記充電電圧に変換するような第1制御信号を生成し、検出された入力電圧が前記第2入力電圧である場合に、前記電圧変換回路が前記第2入力電圧を前記充電電圧に変換するような第2制御信号を生成する、
    ものであり、
    前記コネクタとして、
    前記商用電源と接続される第1コネクタと、
    前記航空機用電源と接続される第2コネクタと、
    を備え、
    検出された入力電圧に応じて、前記第1コネクタあるいは前記第2コネクタを択一的に前記電圧変換回路と接続する切替部、
    をさらに備えることを特徴とする空港用支援車両。
  2. コネクタを介して接続された外部電源から供給される電力をバッテリに蓄電し、前記バッテリに蓄電された電力を用いて駆動される空港用支援車両であって、
    前記外部電源からの入力電圧を検出する電圧センサと、
    検出された入力電圧が商用電源の電圧に相当する第1入力電圧である場合に、前記第1入力電圧を前記バッテリの充電電圧に変換し、検出された入力電圧が航空機用電源の電圧に相当する第2入力電圧である場合に、前記第2入力電圧を前記充電電圧に変換する、電圧変換部と、
    を備えるものであり、
    前記コネクタとして、
    前記商用電源と接続される第1コネクタと、
    前記航空機用電源と接続される第2コネクタと、
    を備え、
    前記電圧変換部が、
    前記第1コネクタと前記バッテリの間に設けられて、前記第1入力電圧を前記充電電圧に変換する第1電圧変換回路と、
    前記第2コネクタと前記バッテリの間に設けられて、前記第2入力電圧を前記充電電圧に変換する第2電圧変換回路と、
    を備え、
    検出された入力電圧に応じて、前記第1電圧変換回路あるいは前記第2電圧変換回路を択一的に前記バッテリと接続する充電切替部、
    をさらに備えることを特徴とする空港用支援車両。
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