JP7348113B2 - 排砂管の接続構造及び接続方法 - Google Patents
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以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
本項に記載の排砂管の接続構造は、第1接続部材が、その雄型接続部が設けられた一端と反対側の端部にフランジ接続部を有し、このフランジ接続部が、雄型接続部の端部から軸方向外側に延在してフランジを形成し、このフランジに沿って円環状に複数のボルト穴が形成されている。又、第2接続部材が、その雌型接続部が設けられた一端と反対側の端部にフランジ接続部を有し、このフランジ接続部が、雌型接続部の端部に連続して形成されて略円筒状を成し、その雌型接続部と反対側の背面に沿って円環状に複数のボルト穴が形成されているものである。
本項に記載の排砂管の接続構造は、ロック機構のロックリングが、ロックリングを保持する凹部の延在方向、すなわち略円筒状の雌型接続部の円周方向に沿って分割された、複数の分割片によって構成されている。そして、これら複数の分割片の各々が、隣接する分割片間に隙間が設けられた状態で、収容位置と突出位置との間を移動可能に個別に保持されているものである。このため、収容位置から突出位置への移動時に、分割片同士が互いに干渉することなく円滑に移動されるものとなる。又、ロックリング全体が一体的に構成されている場合は、収容位置から突出位置への移動のために縮径可能な材料で形成される必要があるが、複数の分割片により構成されていることで、そのような材料の制約を受けずに移動が可能であるため、ロックリングに強固な材料が用いられるものとなる。又、上記接続作業が円滑に行われるように、排砂管の直径に応じた適切な大きさの分割片により構成されるものとなる。
本項に記載の排砂管の接続構造は、ロック機構が更に複数のボルトを含むものであり、これら複数のボルトは、雌型接続部をその外周面側から貫通して、雌型接続部の内周面に形成された凹部へとねじ込まれる。そして、ロックリングを構成する複数の分割片が、複数のボルトのねじ込み動作に追従して収容位置と突出位置との間を移動するように、複数のボルトと接続されている。
本項に記載の排砂管の接続構造は、雄型接続部が雌型接続部に挿入された状態において、雌型接続部の内周面と雄型接続部の外周面とが互いに接触する位置の、雌型接続部の内周面と雄型接続部の外周面との少なくとも一方に、少なくとも1つのOリングが取り付けられているものである。これにより、水を含む土砂が排砂管内部を圧送されて雄型接続部や雌型接続部の内部を通る際に、上記のような位置に設置されて雄型接続部や雌型接続部の内部からの圧力を受けるOリングによって、雌型接続部の内周面と雄型接続部の外周面との間からの、水を含む土砂の漏れが防止されるものである。
(8)上記(7)項において、前記ロックリングを、前記凹部の延在方向に沿って分割した複数の分割片により構成し、該複数の分割片の各々を、前記収容位置と前記突出位置との間を移動可能に、隣接する分割片間に隙間を設けて個別に保持させる排砂管の接続方法(請求項6)。
(10)上記(7)から(9)項において、前記雌型接続部の内周面と前記雄型接続部の外周面との、前記雄型接続部が前記雌型接続部に挿入された状態で互いに接触する位置の、少なくとも一方に、少なくとも1つのOリングを取り付ける排砂管の接続方法(請求項8)。
そして、(6)~(10)項に記載の排砂管の接続方法は、各々、上記(1)~(5)項の排砂管の接続構造を用いて実行されることで、上記(1)~(5)項の排砂管の接続構造と同等の作用を奏するものである。
図1は、本発明の実施の形態に係る排砂管の接続構造10の構成を示す断面図である。本発明の実施の形態に係る排砂管の接続構造10は、図6で確認できるように、排砂管90同士を接続するためのものであり、図1には、図6(b)の状態に相当する、排砂管90同士を接続した状態を示している。
Claims (8)
- 排砂管同士を接続する接続構造であって、
略円筒状の雄型接続部を一端に有し、接続対象の一方の排砂管側に設けられる第1接続部材と、
前記雄型接続部が内側に挿入される略円筒状の雌型接続部を一端に有し、接続対象の他方の排砂管側に設けられる第2接続部材と、
前記第1接続部材と前記第2接続部材との接続状態を維持するためのロック機構と、を含み、
該ロック機構は、前記雄型接続部の外周面に沿って円環状に形成された溝部と、前記雌型接続部の内周面に沿って円環状に形成された凹部に保持されるロックリングとを含み、
該ロックリングは、前記凹部内へ収容される収容位置と、前記凹部から前記雌型接続部の中心方向へと突出する突出位置との間を移動可能に保持されており、前記雄型接続部が前記雌型接続部に挿入された状態で前記突出位置に移動されることで、前記溝部に嵌合するように構成されており、
前記第1接続部材は、前記雄型接続部と反対側の端部に、前記一方の排砂管と、或いは該一方の排砂管に接続されたゴムスリーブと接続されるフランジ接続部を有し、該フランジ接続部は、前記雄型接続部の端部から軸方向外側に延在してフランジを形成し、該フランジに沿って円環状に複数のボルト穴が形成され、
前記第2接続部材は、前記雌型接続部と反対側の端部に、前記他方の排砂管と、或いは該他方の排砂管に接続されたゴムスリーブと接続されるフランジ接続部を有し、該フランジ接続部は、前記雌型接続部の端部に連続して形成されて略円筒状を成し、その前記雌型接続部と反対側の背面に沿って円環状に複数のボルト穴が形成されていることを特徴とする排砂管の接続構造。 - 前記ロックリングは、前記凹部の延在方向に沿って分割された複数の分割片により構成され、該複数の分割片の各々が、前記収容位置と前記突出位置との間を移動可能に、隣接する分割片間に隙間が設けられて個別に保持されていることを特徴とする請求項1記載の排砂管の接続構造。
- 前記ロック機構は、前記雌型接続部を外周面側から貫通して前記凹部へとねじ込まれる複数のボルトを含み、
前記複数の分割片は、前記複数のボルトのねじ込み動作に追従して前記収容位置と前記突出位置との間を移動するように、前記複数のボルトと接続されていることを特徴とする請求項2記載の排砂管の接続構造。 - 前記雌型接続部の内周面と前記雄型接続部の外周面との、前記雄型接続部が前記雌型接続部に挿入された状態で互いに接触する位置の、少なくとも一方に、少なくとも1つのOリングが取り付けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の排砂管の接続構造。
- 排砂管同士を接続する接続方法であって、
接続対象の一方の排砂管側に、略円筒状の雄型接続部を一端に有する第1接続部材を設けると共に、接続対象の他方の排砂管側に、前記雄型接続部が内側に挿入される略円筒状の雌型接続部を一端に有する第2接続部材を設け、
前記雄型接続部の外周面に沿って円環状に溝部を形成すると共に、前記雌型接続部の内周面に沿って円環状に凹部を形成し、
前記凹部内へ収容される収容位置と、前記凹部から前記雌型接続部の中心方向へと突出する突出位置との間を移動可能に、前記凹部にロックリングを保持させ、
前記雄型接続部を前記雌型接続部に挿入した状態で、前記ロックリングを前記突出位置に移動させて前記溝部に嵌合させることで、前記第1接続部材と前記第2接続部材との接続状態を維持し、
前記第1接続部材の前記雄型接続部と反対側の端部を、前記一方の排砂管と、或いは該一方の排砂管に接続されたゴムスリーブと予めフランジ接続し、このとき、前記雄型接続部の端部から軸方向外側に延在するフランジと、該フランジに沿って円環状に形成された複数のボルト穴とを有するフランジ接続部を介してフランジ接続し、
前記第2接続部材の前記雌型接続部と反対側の端部を、前記他方の排砂管と、或いは該他方の排砂管に接続されたゴムスリーブと予めフランジ接続し、このとき、前記雌型接続部の端部に連続して形成されて略円筒状を成し、その前記雌型接続部と反対側の背面に沿って円環状に複数のボルト穴が形成されたフランジ接続部を介してフランジ接続することを特徴とする排砂管の接続方法。 - 前記ロックリングを、前記凹部の延在方向に沿って分割した複数の分割片により構成し、該複数の分割片の各々を、前記収容位置と前記突出位置との間を移動可能に、隣接する分割片間に隙間を設けて個別に保持させることを特徴とする請求項5記載の排砂管の接続方法。
- 前記雌型接続部を外周面側から貫通して前記凹部へとねじ込まれる複数のボルトを設置し、該複数のボルトのねじ込み動作に追従して、前記複数の分割片が前記収容位置と前記突出位置との間を移動するように、前記複数の分割片を前記複数のボルトと接続することを特徴とする請求項6記載の排砂管の接続方法。
- 前記雌型接続部の内周面と前記雄型接続部の外周面との、前記雄型接続部が前記雌型接続部に挿入された状態で互いに接触する位置の、少なくとも一方に、少なくとも1つのOリングを取り付けることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項記載の排砂管の接続方法。
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