JP7348096B2 - ガス濃度測定装置 - Google Patents
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Description
前記定電位電解式ガスセンサのケースの外周全体を覆うように設けられる均熱ブロックと、
前記均熱ブロックの外周に設けられ、前記均熱ブロックを加熱するヒータと、
前記均熱ブロックに設けられ、前記定電位電解式ガスセンサのケースの周囲温度を検出する温度センサと、
前記定電位電解式ガスセンサ、前記均熱ブロック、前記ヒータが収容されるホルダと、
前記温度センサの検出温度に基づいて前記定電位電解式ガスセンサのケースの周囲温度が目標温度になるように前記ヒータを制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする。
前記定電位電解式ガスセンサのケースの外周全体を覆うように設けられる均熱ブロックと、
前記均熱ブロックの外周に設けられ、前記均熱ブロックを加熱するヒータと、
前記均熱ブロックに設けられ、前記定電位電解式ガスセンサのケースの周囲温度を検出する温度センサと、
前記定電位電解式ガスセンサ、前記均熱ブロック、前記ヒータが収容されるホルダと、
電源投入時に目標温度以上で前記定電位電解式ガスセンサの使用上限温度以下の設定温度で前記ヒータを制御した後、前記温度センサの検出温度に基づいて前記定電位電解式ガスセンサのケースの周囲温度が目標温度になるように前記ヒータを制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする。
前記定電位電解式ガスセンサのケースの前記電極の検知極側には、前記測定雰囲気中のガスを導入するガス導入路と、導入されたガスを排出するガス排出路とを有するガス導入治具が前記ホルダの開口部を介して設けられ、
前記ガス導入治具と前記定電位電解式ガスセンサのケースとの間には、前記ガス導入路から導入されるガスを前記定電位電解式ガスセンサのケースの周囲温度と同等の温度に加熱するための予熱空間が形成されることを特徴とする。
前記ガス導入治具は、前記定電位電解式ガスセンサのケースに対して可動自在に設けられ、前記予熱空間の容積が調整可能であることを特徴とする。
前記予熱空間には、導入されるガスの温度変動を抑制する部材が収容されることを特徴とする。
前記電解液保持体は、内部に中空の空間部を有していることを特徴とする。
センサユニット2は、本体11の収容部11aに定電位電解式ガスセンサ12を含む各種部品が収容され、収容部11aにはシール部材13を介して蓋部材14が取り付けられ、内部が密閉されている。
制御装置3は、記憶部3a、制御部3b、表示部3cを備えて概略構成される。記憶部3aは、定電位電解式ガスセンサ12の出力とガス濃度との関係を示す周囲温度ごとの検量線を記憶する。なお、検量線は、制御部3bによりヒータ22を制御して定電位電解式ガスセンサ12のケース31の周囲温度を目標温度(一定温度)に設定したときの定電位電解式ガスセンサ12の出力からガス濃度を目標温度ごとに算出することにより作成される。
次に、上記のように構成されるガス濃度測定装置1の動作について簡単に説明する。
制御装置3にてヒータ22を制御して目標温度を0℃から10℃間隔で60℃まで変化させたときの定電位電解式ガスセンサ12のケース31の周囲温度(目標温度)に対する分解能について測定を行った。その結果、図4に示すように、定電位電解式ガスセンサ12のケース31の周囲温度が0℃~60℃(固体電解質のイオン伝導を利用した固体電解質式ガスセンサで通常使用される温度500~600℃よりも低温領域)において1ppm以下の分解能が得られた。具体的な数値を示すと、図4に示すように、周囲温度0℃では分解能0.33ppm、周囲温度10℃では分解能0.15ppm、周囲温度20℃では分解能0.06ppm、周囲温度30℃では分解能0.025ppm、周囲温度40℃では分解能0.01ppm、周囲温度50℃では分解能0.008ppm、周囲温度60℃では分解能0.007ppmという結果が得られた。
次に、本実施の形態のガス濃度測定装置1を用いて測定雰囲気中のガス濃度を測定する場合の具体例について説明する。ここでは、冷蔵庫内の測定雰囲気中で果物(例えば林檎など)が発生するエチレンガスの濃度を測定する場合を例にとって説明する。
2 センサユニット
3 制御装置
3a 記憶部
3b 制御部
3c 表示部
11 本体
11a 収容部
12 定電位電解式ガスセンサ
13 シール部材
14 蓋部材
15 部品取付板
15a 開口
16,18,20 スペーサ部材
17 回路基板
19 ホルダ
19a 開口部
19b 収容部
21 均熱ブロック
22 ヒータ
23 温度センサ
24 ガス導入治具
25 予熱空間
26 ガス導入路
27 ガス排出路
28 ガス導入管
29 ガス排出管
30 温度変動抑制部材
31 ケース
32 電解液室
33 検知極
34 参照極
35 対極
36 電解液保持体
37 空間部
38 ピン
41 外ケース
42 上部内キャップ
43 下部内キャップ
44 上キャップ
45 下キャップ
46 シール部材
47 開口
48 空間
51,52,53 保液濾紙
54,55 集電体
56,57 多孔性ガス拡散層
Claims (6)
- 電解液を保持する電解液室がケースの内部に設けられ、前記電解液室内に電極と多孔質体からなる電解液保持体とを有し、測定雰囲気中のガスの濃度を測定する定電位電解式ガスセンサと、
前記定電位電解式ガスセンサのケースの外周全体を覆うように設けられる均熱ブロックと、
前記均熱ブロックの外周に設けられ、前記均熱ブロックを加熱するヒータと、
前記均熱ブロックに設けられ、前記定電位電解式ガスセンサのケースの周囲温度を検出する温度センサと、
前記定電位電解式ガスセンサ、前記均熱ブロック、前記ヒータが収容されるホルダと、
前記温度センサの検出温度に基づいて前記定電位電解式ガスセンサのケースの周囲温度が目標温度になるように前記ヒータを制御する制御部と、
を備えたことを特徴とするガス濃度測定装置。 - 電解液を保持する電解液室がケースの内部に設けられ、前記電解液室内に電極と多孔質体からなる電解液保持体とを有し、測定雰囲気中のガスの濃度を測定する定電位電解式ガスセンサと、
前記定電位電解式ガスセンサのケースの外周全体を覆うように設けられる均熱ブロックと、
前記均熱ブロックの外周に設けられ、前記均熱ブロックを加熱するヒータと、
前記均熱ブロックに設けられ、前記定電位電解式ガスセンサのケースの周囲温度を検出する温度センサと、
前記定電位電解式ガスセンサ、前記均熱ブロック、前記ヒータが収容されるホルダと、
電源投入時に目標温度以上で前記定電位電解式ガスセンサの使用上限温度以下の設定温度で前記ヒータを制御した後、前記温度センサの検出温度に基づいて前記定電位電解式ガスセンサのケースの周囲温度が目標温度になるように前記ヒータを制御する制御部と、
を備えたことを特徴とするガス濃度測定装置。 - 前記定電位電解式ガスセンサのケースの前記電極の検知極側には、前記測定雰囲気中のガスを導入するガス導入路と、導入されたガスを排出するガス排出路とを有するガス導入治具が前記ホルダの開口部を介して設けられ、
前記ガス導入治具と前記定電位電解式ガスセンサのケースとの間には、前記ガス導入路から導入されるガスを前記定電位電解式ガスセンサのケースの周囲温度と同等の温度に加熱するための予熱空間が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のガス濃度測定装置。 - 前記ガス導入治具は、前記定電位電解式ガスセンサのケースに対して可動自在に設けられ、前記予熱空間の容積が調整可能であることを特徴とする請求項3に記載のガス濃度測定装置。
- 前記予熱空間には、導入されるガスの温度変動を抑制する部材が収容されることを特徴とする請求項3または4に記載のガス濃度測定装置。
- 前記電解液保持体は、内部に中空の空間部を有していることを特徴とする請求項1~5の何れかに記載のガス濃度測定装置。
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JP2001033421A (ja) | 1999-07-21 | 2001-02-09 | Fuji Electric Co Ltd | バイオセンサ用溶存酸素電極の酸素透過性隔膜の固定装置 |
US20020033334A1 (en) | 2000-09-21 | 2002-03-21 | Peter Tschuncky | Electrochemical gas sensor |
JP2012032186A (ja) | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Chino Corp | 定電位電解式ガスセンサ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0344314A1 (de) * | 1987-11-26 | 1989-12-06 | Kaunassky Politekhnichesky Institut Imeni Antanasa Snechkusa | Vorrichtung zur messung der geschwindigkeit des sauerstoffverbrauchs von mikroorganismen in einem flüssigen medium |
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2020
- 2020-01-31 JP JP2020015163A patent/JP7348096B2/ja active Active
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