JP7347424B2 - 測定装置及び測定システム - Google Patents

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Description

本開示は、測定装置及び測定システムに関する。詳しくは、ユーザの動作に応じた出力信号の制御処理に関する。
音源から耳への音の届き方を数学的に表す頭部伝達関数(HRTF(Head-Related Transfer Function))を用いることで、ヘッドホン等における音像を立体的に再現する技術が利用されている。
例えば、ステレオ音源の各音源と片方の耳との間の伝達関数をセットにして扱うことで、全体的な頭外定位感と音のバランスを向上させる技術が提案されている(例えば特許文献1)。また、ユーザ自身の頭部伝達関数に近似する頭部伝達関数を容易に選択することができる技術が知られている(例えば特許文献2)。
特開2017-28525号公報 特開2016-201723号公報
しかしながら、上記の従来技術は、ユーザの頭部伝達関数を疑似的に再現するものに過ぎない。頭部伝達関数は個人差が大きいことから、音像の定位等の情報処理には、ユーザ自身の頭部伝達関数を用いることが望ましい。
その一方で、ユーザの頭部伝達関数を個別に測定するためには、反射の少ない適切な測定環境を整えたり、長時間の測定を要したり、広範囲の周波数を出力する性能を有した出力装置を備えたりといった負担も大きい。
そこで、本開示では、測定に関する負担を軽減しつつ、適切な頭部伝達関数を得ることのできる測定装置及び測定システムを提案する。
上記の課題を解決するために、本開示に係る一形態の測定装置は、基部と、各々の一端が前記基部に近接し、互いに正対しない円弧上の複数の柱と、前記複数の柱の各々に設置され、所定位置との距離が略均一である複数の音響出力部と、を備える。
本開示に係る測定装置及び測定システムによれば、測定に関する負担を軽減しつつ、適切な頭部伝達関数を得ることができる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本開示の第1の実施形態に係る測定装置の外観を示す図である。 本開示の第1の実施形態に係る測定装置の断面図である。 本開示の第1の実施形態に係る測定装置が備える柱の正面図である。 本開示の第1の実施形態に係る測定装置の平面図である。 本開示の第1の実施形態に係る測定装置の結合部を示す図である。 本開示の第1の実施形態に係る測定システムの構成例を示す図である。 本開示の測定装置が測定するポイントを示すイメージ図(1)である。 本開示の測定装置が測定するポイントを示すイメージ図(2)である。 本開示の測定装置が測定するポイントを示すイメージ図(3)である。 本開示の第1の実施形態に係る処理の流れを示すフローチャートである。 本開示の第2の実施形態に係る測定システムの構成例を示す図である。 測定装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本開示の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の各実施形態において、同一の部位には同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
(1.第1の実施形態)
[1-1.第1の実施形態に係る測定装置の外観]
まず、図1乃至図6を用いて、測定装置100の構成の概要を説明する。図1は、本開示の第1の実施形態に係る測定装置100の外観を示す図である。本開示の第1の実施形態に係る測定処理は、図1に示す測定装置100によって実行される。
図1に示す測定装置100は、頭部伝達関数を算出するためのデータの測定を実行する装置である。頭部伝達関数は、人間の耳介(耳殻)や頭部の形状等を含む周辺物によって生じる音の変化を伝達関数として表現するものである。一般に、頭部伝達関数を求めるための測定データは、人間が耳介内に装着したマイクロホンやダミーヘッドマイクロホン等を用いて測定用の音響信号を測定することにより取得される。
例えば3D音響等の技術で利用される頭部伝達関数は、ダミーヘッドマイクロホン等で取得された測定データや、多数の人間から取得された測定データの平均値等を用いて算出されることが多い。しかしながら、頭部伝達関数は個人差が大きいことから、より効果的な音響演出効果を実現するためには、ユーザ自身の頭部伝達関数を用いることが望ましい。すなわち、一般的な頭部伝達関数をユーザ自身の頭部伝達関数に置き換えることで、より臨場感のある音響体感をユーザに提供することができる。
しかし、ユーザの頭部伝達関数を個別に測定するためには、種々の問題がある。例えば、優れた音響効果をもたらす頭部伝達関数を得るためには、比較的高密度な測定データが必要となる。高密度な測定データを取得するためには、ユーザを取り囲む様々な角度からユーザに対して出力された音響信号の測定データが必要となる。
そして、様々な角度からユーザに対して出力された音響信号を測定するためには、ユーザを取り囲むように多数のスピーカーを設置するか、あるいは、可動式のスピーカーを設置する必要がある。
ただし、上記の測定手法についても問題が生じうる。すなわち、ユーザを取り囲むように多数のスピーカーを設置する場合、一のスピーカーが設置された対面にもスピーカーが設置されたり、スピーカー設置のための支持部材が多数設置されたりするため、測定時に反射の影響が大きくなる。反射の影響を避けるために設置するスピーカーを減らし、各々のスピーカーを可動させるといった手法もあるが、この場合、様々な角度にスピーカーを動かしながら測定作業を進めることになるため、測定が長時間に及ぶことになる。測定が長時間に及ぶにつれ、測定中にユーザが動いてしまう可能性も高くなり、適切な測定データが得られなくなるおそれがある。また、長時間の測定は、ユーザの身体的な負担も大きい。
上記の問題に関して、一列の支持部材(例えば柱状の支持部材)に比較的小型のスピーカーを多数配置する構成とした測定装置も考えられる。この場合、ユーザの周囲を一列の支持部材が回転するか、あるいは、回転機構を有する椅子等にユーザを固定し、様々な角度の音響信号を測定する。かかる測定装置によれば、少なくとも正対するスピーカーがないため反射の問題は起こりにくい。また、一度に測定できる測定ポイントが増加するため、少数のスピーカーを可動させるよりも測定時間を短くすることができる。
しかしながら、適切な頭部伝達関数を得るためには、ある特定の周波数の音響信号のみならず、ユーザの可聴域をできるかぎり含む、広い範囲の周波数の音響信号で測定されることが望ましい。比較的小型のスピーカーを測定に利用した場合、音響の特性上、出力される周波数が極めて限られるおそれがある。
以上のように、ユーザ個人に対応した頭部伝達関数の測定データを得るためには、種々の問題が存在する。本開示に係る測定装置100は、以下に説明する構成により、上記の問題を解決する。
図1に示すように、測定装置100は、基部10と底部フレーム80とを土台として、三本の支持部材が基部10から延伸され、上部の結合部60で結合する構成を有する。支持部材とは、音響信号を出力するスピーカー70を支持するための部材である。図1の例では、支持部材は、基部10に対して直立に載置される円弧状の柱20、柱30及び柱40の三本の柱である。
柱20、柱30及び柱40は、それぞれ複数のスピーカー70を支持しており、基部10から円弧状に延伸し、かつ、互いに正対しないよう載置される。具体的には、三本の柱は、基部10から互いに離れる方向(基部10の外側)に向けて延伸したのち、再び基部10に向かって、互いに近付く方向に延伸するような円弧形状を有する。また、柱20、柱30及び柱40は、基部10と結合部60を結ぶ仮想的な軸を中心として、周方向に略同一の間隔で基部10から延伸する。すなわち、柱20、柱30及び柱40は、基部10の中心を軸として、略120度の間隔で基部10に設けられる。なお、第1の実施形態では、柱が三本である例を示しているが、互いに正対しないのであれば、柱は三本でなくてもよい。例えば、柱が奇数本であれば、基部10の中心を軸として略同一の間隔で柱が設けられた場合も、複数の柱は、互いに正対しない関係を維持することができる。また、柱20、柱30及び柱40の一端は基部10と近接するが、物理的に基部10と接続されることを要しない。例えば、柱20、柱30及び柱40は、基部10と接続される底部フレーム80に接続されることにより一端が支持されてもよいし、他の部材(例えば、図2に示す支持部材25等)によって支持されてもよい。すなわち、柱20、柱30及び柱40は、基部10と直接的に接続されて支持されることを要さず、スピーカー70を支持しつつ、円弧上の形状を保持可能であれば、どのような態様で支持されてもよい。
詳細は後述するが、柱20、柱30及び柱40に支持されるスピーカー70は、基部10と結合部60までの間に所在する所定位置との距離が略均一となるよう複数の柱の各々に設置される。ここで、基部10と結合部60までの間の所定位置とは、例えばユーザの耳介に装着されたマイクロホンに基づく位置であり、より具体的には、耳介に装着された2つのマイクロホンを結ぶ線上の中心点(以下、「測定点」と記載する場合がある)をいう。なお、本開示において、スピーカー70の位置とは、スピーカー70の出力部(例えばスピーカーコーン)の中心位置をいう。また、スピーカー70の向きとは、スピーカー70の出力部(例えばスピーカーコーン)が正対する方向をいう。
複数の柱に設置されるスピーカー70は、基部10からの高さが各々異なるよう設置される。具体的には、スピーカー70は、基部10が設置される水平面(言い換えれば、測定装置100が設置される地面等の基準となる面)と、各々のスピーカー70と測定点とを結ぶ線との角度が、各々異なるよう設置される。
また、柱20、柱30及び柱40は円弧上であるため、一つの柱に支持された複数のスピーカー70は、測定点に対して略同一の距離で設置される。これにより、測定装置100は、ユーザに対して様々な角度から出力される音響信号のデータを一度に測定することができる。なお、以下の説明では複数のスピーカー70について説明する場合があるが、特に個々のスピーカーを区別しない場合には「スピーカー70」と総称する。
また、測定装置100は、基部10に載置される椅子50を有する。椅子50は、三本の柱の中心に所在し、基部10に対して水平方向に回転可能な回転機構を有する。より具体的には、椅子50は、基部10と結合部60(言い換えれば、基部10と測定点P01(所定位置))とを結ぶ仮想的な軸の周方向に回転可能である。すなわち、椅子50は、測定装置100における回転機構部と言い換えてもよい。測定の際には、マイクロホンを耳介内に装着したユーザが椅子50に着座する。すなわち、測定装置100において、測定点は回転機構部上に載置される。そして、測定装置100は、管理者の制御に従い、複数のスピーカー70から音響信号を出力させつつ、椅子50の回転機構を動作させ、ユーザを回転方向に一周させる。これにより、測定装置100は、ユーザに負担をかけることなく、短時間で大量の測定データを取得することができる。
次に、図2を用いて、測定装置100の断面について説明する。図2は、本開示の第1の実施形態に係る測定装置の断面図である。図2中の左右方向を水平方向とし、図2中の上下方向を高さ方向として説明する。
なお、以下の説明では、各柱に設置されるスピーカー70の高さについて言及する場合、原則として、スピーカーコーンの中心位置の高さを示すものとする。しかし、スピーカー70の高さは、スピーカー70筐体の中心やスピーカー70最下部や最上部の高さ等、任意の基準のいずれかを採用してもよい。
図2に示す例では、ユーザが柱20に正対している状態を示す。柱20は、柱20を支持する部材である支持部材25に支持される。図2の例では、測定点P01(ユーザが装着するマイクロホン)の高さは、柱20に設置されるスピーカーの一例であるスピーカー721と略同一である。ユーザは、測定中に測定点P01の高さや位置が変化することを防止するため、固定台55に顎等を乗せて待機する。図2では、測定点P01の高さは、水平線57により示される。なお、図2での図示は省略するが、測定装置100は、ユーザの姿勢を安定させるため、水平線57を示した、ユーザの視線のガイドとするためのレーザーの照射機構(レーザー出力部)等を備えてもよい。また、図2では、説明の簡略化のため測定点P01を一つのみ図示しているが、正確には、測定点P01は、ユーザの両耳介内の2点である。
図2に示すように、柱20に設置されるスピーカーのうち、スピーカー721の一つ上方に設置されるスピーカー722は、例えば、柱20が形成する円弧において、回転角(180度)をスピーカーの設置数に1を足した数で除算した角度に設置される。図2の例では、測定点P01の直上部と直下部を除き、柱20には7個のスピーカーが設置される。このため、スピーカー722は、測定点P01に対する高さ方向の角度が「22.5度」となるように設置される。同様に、スピーカー723は、スピーカー722が設置された角度から、「22.5度」だけ上方に設置される。言い換えれば、スピーカー723は、測定点P01に対する高さ方向の角度が「45度」となるように設置される。同様に、スピーカー724は、スピーカー723が設置された角度から、「22.5度」だけ上方に設置される。言い換えれば、スピーカー724は、測定点P01に対する高さ方向の角度が「67.5度」となるように設置される。
また、柱20に設置されるスピーカーのうち、スピーカー721の一つ下方に設置されるスピーカー725は、スピーカー721と測定点P01との角度を基準として、測定点P01に対する高さ方向の角度が「マイナス22.5度」となるように設置される。同様に、スピーカー726は、スピーカー725が設置された角度から、「22.5度」だけ下方に設置される。言い換えれば、スピーカー726は、測定点P01に対する高さ方向の角度が「マイナス45度」となるように設置される。同様に、スピーカー727は、スピーカー726が設置された角度から、「22.5度」だけ下方に設置される。言い換えれば、スピーカー727は、測定点P01に対する高さ方向の角度が「マイナス67.5度」となるように設置される。
また、上述のように、柱20と柱30とでは、水平線57に対して異なる角度にスピーカーが設置される。これは、測定時に、一度の測定で、より多くの角度から出力された音響信号に関するデータを測定するためである。
例えば、互いの柱に設置されるスピーカーは、一本の柱に設置されるスピーカー同士の角度を三等分した間隔で設置される。上記のように、第1の実施形態では、一本の柱に設置されるスピーカー同士の角度が「22.5度」であるため、互いの柱に設置されるスピーカー同士は、「7.5度」ごとに互いにずらして設置される。なお、単独の柱に対して「7.5度」ごとに多数のスピーカーを設置しない理由は、比較的大型となるスピーカーの設置間隔を確保するためである。すなわち、単独の柱に対して「7.5度」ごとに多数のスピーカーを設置すると、スピーカーコーンの直径が小さくなり、広い周波数の音響信号を出力することが不可能になるからである。
上記の理由から、図2に示す例では、柱30(柱20と同様、支持部材35に支持される)に設置されるスピーカーの一例であるスピーカー732は、測定点P01の高さを示す水平線57に対して、「マイナス7.5度」の角度で設置される。言い換えれば、スピーカー732は、柱20に係るスピーカー721に対して「マイナス7.5度」ずれた角度から、音響信号を測定点P01に対して出力することができる。また、柱30に設置されるスピーカーのうち、スピーカー732の一つ上方に設置されるスピーカー731は、スピーカー732から「22.5度」、言い換えれば、水平線57から「15度」の角度で設置される。柱30に設置される他のスピーカーも、上記スピーカー731とスピーカー732との関係と同様に設置される。また、図2での図示は省略するが、柱40に設置されるスピーカーも、上記の関係と同様に設置される。
上記のように、複数のスピーカー70は、複数の柱のうち第1の柱(例えば柱20)に設置される複数のスピーカー70と測定点P01とを結ぶ線と、所定の基準線とのなす各々の角度が、第2の柱(例えば柱30)に設置される複数のスピーカー70と測定点P01とを結ぶ線と、所定の基準線とのなす各々の角度が異なるよう設置される。具体的には、複数のスピーカー70は、測定点P01を水平方向に延伸した線(図2の例では水平線57)と、各々のスピーカー70と測定点P01とを結ぶ線との角度が各々異なり、かつ、各々が略等間隔の角度(図2の例では「7.5度」)で設置される。
かかる構成により、測定装置100は、測定点P01に対して、高さ方向に7.5度ずつの角度で、広い周波数帯域を含む音響信号を一度に出力することができる。なお、上記のように、一本の柱に設置されるスピーカー70の高さ方向の測定点P01に対する角度が「22.5度」である場合、測定点P01の上方や下方に近い部分では、22.5度の角度が確保できない場合がある。この場合、一本の柱に設置されるスピーカーの数を減らしたり、設置角度を狭めたりする等、種々の調整を行ってもよい。
続いて、図3を用いて、柱20の構造について説明する。図3は、本開示の第1の実施形態に係る測定装置100が備える柱20の正面図である。なお、図3では図示を省略するが、柱30及び柱40も、柱20と同様の構造を有する。また、図3では柱20の説明のために図示を簡略化してスピーカー70を1つのみ示しているが、実際には、図2で説明したように、柱20にはスピーカー70が複数設置される。
柱20は、その底部が基部10に載置され、円弧上に上方に延伸し、結合部60を介して、他の柱30及び柱40と結合される。また、柱20は、支持部材25に支持される。
柱20は、スピーカー70を可動させる設置機構27を有する。設置機構27は、例えばスピーカー70をねじ止めするためのねじ穴等を有し、スピーカー70を設置可能である。例えば、設置機構27は、柱20の内部をレールのようにスライドする機構を有する。例えば、設置機構27は、柱20に設置されるスピーカーの数に分割されており、所定の範囲の角度分(例えば、図2に示した水平線57に対して22.5度)をスライド可能な構造となる。これにより、測定装置100の管理者は、スピーカー70を設置した後も、各々のスピーカー70を移動して、角度を微調整することができる。なお、設置機構27は、柱20に設置された全てのスピーカー70を一律にスライドさせる機構であってもよい。また、設置機構27は、ソフトウェア等による制御を実現するための回路等を備えてもよい。これにより、測定装置100の管理者は、手を触れずとも、ソフトウェア等によってスピーカー70の設置角度を任意に調整することができる。上記したスライド機構の構造は、既知の種々の構造が採用されてもよい。
続いて、図4を用いて、測定装置100の平面構造について説明する。図4は、本開示の第1の実施形態に係る測定装置100の平面図である。
図4に示すように、測定装置100は、底部フレーム80を備える。また、測定装置100は、測定装置100の中心を軸とした回転方向において略同一の間隔で、三本の柱を備える。柱20、柱30及び柱40は、結合部60によって結合される。これにより、柱20、柱30及び柱40は、アーチ状の構造で支持されるため、結合部60の直下部分(測定時にユーザが所在する箇所)に支持部材がなくとも、自立可能である。また、図4に示すように、基部10と底部フレーム80とは複数の支持部材で互いに接続されてもよい。例えば、測定装置100は、基部10に一端が接続される接続フレーム85を設ける。接続フレーム85は、基部10を上面から見た場合の上下左右方向に他端を延伸し、各々の他端が底部フレーム80と接続される。これにより、測定装置100は、剛性を高めることができる。なお、下記では、底部フレーム80、接続フレーム85及び支持部材25等を、単に「フレーム」と総称する場合がある。すなわち、測定装置100が備える三本の柱は、フレームに接続されるとともに、上部の結合部60で結合されることにより自立する。
また、図4から明らかなように、測定装置100は、三本の柱が互いに正対しないような構造を有する。例えば、柱20(より正確には、柱20に設置されたスピーカー70の音響出力面)は、柱30や柱40に正対しない。なお、複数の柱が互いに正対する状況とは、測定装置100を上面からみた場合に、柱20、柱30及び柱40が同一線上に存在すること(各々を線と見立てた場合に、各線が交わらずに一直線となること)をいう。
三本の柱が互いに正対しない場合、柱20に設置されたスピーカー70から出力された音響信号は、柱30や柱40からの反射の影響を受けにくい。これは、柱30や柱40に設置されたスピーカー70についても同様である。これにより、測定装置100は、測定点P01において、反射の影響の少ない測定データを取得することができる。
続いて、図5を用いて、測定装置100が備える結合部60の構造について説明する。図5は、本開示の第1の実施形態に係る測定装置100の結合部60を示す図である。図5は、基部10の中心から結合部60を見上げた場合の結合部60の構造を示している。
図6に示すように、結合部60は、三角形のフレームを有し、三角形の辺の各々に柱が結合する構造を有する。すなわち、結合部60は、柱20、柱30及び柱40を、基部10の直上部で結合する。図6の例では、柱20には、柱20の最上部に設置されるスピーカー724が設置され、柱30には、柱30の最上部に設置されるスピーカー734が設置され、柱40には、柱40の最上部に設置されるスピーカー744が設置される。そして、結合部60の中心には、スピーカー750が設置される。スピーカー750は、基部10の中心の直上、すなわち、測定点P01の直上に設置される。
このように、結合部60が三本の柱を結合することにより、アーチ状の天井構造を形成するため、測定装置100は、測定点P01の直下に支持部材を設置せずとも、安定した形状を保持することができる。また、結合部60には、測定点P01の直上に位置するスピーカー750が取り付け可能であるため、測定装置100は、測定点P01の直上からの音響信号に関する測定データも容易に取得可能である。
[1-2.第1の実施形態に係る測定装置の構成]
次に、図6を用いて、測定装置100を含む本開示に係る測定システム1の構成と、測定装置100の内部構成について説明する。図6は、本開示の第1の実施形態に係る測定システム1の構成例を示す図である。測定システム1は、測定装置100と、ユーザの耳介内に装着されるインイヤーマイクロホン150とを含む。
図6に示すように、測定装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130と、出力部140とを含む。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部110は、ネットワーク(インターネット等)と有線又は無線で接続され、ネットワークを介して、所定の外部装置等との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部110は、測定装置100の管理者が利用する端末装置等から、測定に関する設定情報等を受信する。
制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、測定装置100内部に記憶されたプログラムがRAM(Random Access Memory)等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。
図6に示すように、制御部130は、受付部131と、出力制御部132と、データ取得部133とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
受付部131は、測定に関する設定情報を受け付ける。例えば、受付部131は、測定装置100の管理者等から、測定に用いる音響信号の種別や、測定を開始させるための信号等を受け付ける。また、受付部131は、椅子50に着座するユーザの属性情報を受け付けてもよい。例えば、受付部131は、ユーザの身長や体重、性別等の情報を受け付ける。
出力制御部132は、各種信号の出力を制御する。例えば、出力制御部132は、スピーカー70から出力される音響信号のタイミングや音量等を制御する。また、出力制御部132は、ユーザの視線のガイドとなるレーザーの出力を制御する。
また、出力制御部132は、回転機構の動作を制御する信号を出力する。例えば、出力制御部132は、椅子50が回転するタイミングや速度等を制御する信号を出力する。例えば、各柱に設置された複数のスピーカー70から音響信号を出力させつつ、所定の時間内に椅子50を360度回転させるよう制御する。
例えば、出力制御部132は、受付部131によって予め受け付けられた設定情報に基づいて、椅子50を回転させる速度を制御する。この場合、設定情報とは、例えば、測定装置100の管理者が要求する測定分解能であり、具体的には、測定データを測定するポイント(位置)の数や角度により示される。
例えば、測定装置100の管理者が、どのくらいの密度で測定を行うかを設定した情報を測定装置100に入力する。一例として、測定装置100の管理者は、回転角「7.5度」ごとに音響信号の測定を行うという設定情報を入力する。この場合、出力制御部132は、回転角7.5度ごとに測定データを得られるような速度で椅子50を回転させるよう制御する。
データ取得部133は、測定データを取得する。例えば、データ取得部133は、ユーザが耳介内に装着したインイヤーマイクロホン150を介して、測定点P01において測定された音響信号に関する情報を取得する。データ取得部133は、取得したデータを記憶部120に格納する。
データ取得部133は、三本の柱、及び、測定点P01の直上に設置された複数のスピーカー70から取得された測定データを合わせることで、ユーザに対応した測定データを取得する。例えば、データ取得部133は、予め設定された分解能に従い椅子50が回転制御されることにより、要求した分解能に対応する測定データを取得することができる。
データ取得部133は、回転角120度ごとに載置される三本の柱に設置され、かつ、高さが7.5度ごとに設置されたスピーカー70から出力された音響信号に対応する複数の測定データを、1回の測定で取得することができる。これにより、データ取得部133は、短時間で効率よく、密度の高い(すなわち、測定するポイントが比較的多い)測定データを取得することができる。
ここで、測定装置100が測定するポイントについて、図7A乃至図7Cを用いて、概念的に説明する。図7Aは、本開示の測定装置100が測定するポイントを示すイメージ図(1)である。
図7Aには、測定装置100が測定するポイントを模式的に表現した球体82を示す。球体82は、x軸、y軸、z軸という三次元の要素(座標)から構成される。球体82は、測定点P01を中心点として、球体82を構成する各線の交差点が測定のポイントを示している。上述のように、測定装置100は、複数のスピーカー70を互い違いの角度に設置することにより、一回の測定(ユーザが360度回転したときの測定)において、図7Aで格子として示されるポイントでの測定を行うことができる。
図7Bは、本開示の測定装置100が測定するポイントを示すイメージ図(2)である。図7Bは、図7Aと比較して、格子が密である。すなわち、図7Bでは、図7Aと比較してポイントが多数存在することを示す。例えば、図7Bは、図7Aと比較して、より正確な頭部伝達関数を得るために、より多くのポイントを測定するような状況を示している。この場合、測定装置100は、回転方向に関する分解能を2倍にするとともに、図7Aで示したポイントでの測定を終えた後、スピーカー70の設置を変え(例えば、3.75度ずつ上方もしくは下方に動かすなど)、再び測定を行うこと等により、図7Bで示したポイントでの測定データを得ることができる。
例えば、図7Bで示すようなポイントの数が、適切な頭部伝達関数を得るために理想的な状況である場合、測定装置100は、上記のように測定回数を増やしたり、分解能を高めたりすることで、測定データを増やすことができる。
さらに、測定装置100は、測定を短時間で終了させ、かつ、理想的な頭部伝達関数を得るために、図7Cのようなポイントを採用することもできる。図7Cは、本開示の測定装置100が測定するポイントを示すイメージ図(3)である。
図7Cに示す例では、領域87のみが密な領域であり、その他の領域は図7Aのポイントと同様である。これは、音の指向性に対する人間の感覚が、正面前方に対して鋭敏であることによる。すなわち、図7Bで示したように、全領域を密に測定せずとも、図7Cに示したように、ユーザの視線の水平方向から所定角度以内のみ密に測定すれば、測定装置100は、必要十分な頭部伝達関数を得ることができる。
この場合、測定装置100は、例えば、ユーザの視線の水平方向から所定角度以内に設置されるスピーカー70をやや密に設置し、所定角度を超える上方や下方のスピーカー70をやや疎に設置するなどしてもよい。具体的には、測定装置100は、ユーザの視線の水平方向から所定角度以内に一つの柱に設置されるスピーカー70の間隔を、上記した「22.5度」ではなく「20度」で設置し、所定角度を超える上方や下方のスピーカー70を、「22.5度」ではなく「25度」で設置する。このように、測定装置100は、図7Bほどのポイントを測定するために測定回数を大幅に増加させずとも、人間の感性に応じてスピーカー70の設置箇所や分解能を適切に変化させることで、短時間で有用なデータを取得することができる。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
記憶部120は、各種情報を記憶する。例えば、記憶部120は、測定において出力される音響信号の音源(例えば、人間の可聴域の周波数をカバーしたスイープ信号等)を記憶する。また、記憶部120は、データ取得部133によって取得された測定データを記憶する。このとき、記憶部120は、ユーザの属性情報とともに、当該ユーザに関する測定データを記憶してもよい。
出力部140は、出力制御部132による制御に従い、各種情報を出力する。スピーカー(音響出力部)70は、測定に用いられる音響信号を出力する。レーザー出力部90は、ユーザの視線方向の基準を示すガイドとなるレーザーを出力する。例えば、レーザー出力部90は、固定台55に備えられ、ユーザの視線方向や、水平線57を示すレーザーを出力する。なお、ガイドは、レーザーに限らず、水平線57等を示すことが可能な表示体であれば、いずれであってもよい。
[1-3.第1の実施形態に係る情報処理の手順]
次に、図8を用いて、第1の実施形態に係る情報処理の手順について説明する。図8は、本開示の第1の実施形態に係る処理の流れを示すフローチャートである。
図8に示すように、測定装置100は、測定装置100の管理者等から測定の設定を受け付ける(ステップS101)。その後、測定装置100は、ユーザのスタンバイが完了した旨の情報を受け付けたか否かを判定する(ステップS102)。ユーザのスタンバイが完了した旨の情報を受け付けていない場合(ステップS102;No)、測定装置100は、受け付けるまで待機する。
一方、ユーザのスタンバイが完了した旨の情報を受け付けた場合(ステップS102;Yes)、測定装置100は、スピーカー70を制御して、音響信号の出力を開始する(ステップS103)。
そして、測定装置100は、受け付けた設定に従い、椅子50が備える回転機構を用いてユーザを360度回転させることで、一周分の測定データを取得する(ステップS104)。測定装置100は、一周分の測定データを記憶し(ステップS105)、測定を完了させる。
(2.第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、測定装置100が、ユーザの耳介内に装着されたインイヤーマイクロホン150により録音される測定データを取得する例を示した。ここで、測定装置100は、ユーザ自身の頭部伝達関数を測定する用途のみならず、他の用途に利用されてもよい。
この点について、図9を用いて説明する。図9は、第2の実施形態に係る測定システム2の構成例を示す図である。測定システム2は、測定装置100と、ダミーヘッドマイクロホン200とを含む。
測定装置100は、第1の実施形態と同様の構成を有する。ダミーヘッドマイクロホン200は、第1の実施形態に係るユーザ(言い換えれば、インイヤーマイクロホン150)の代わりに、測定装置100の中心に設置されるマイクロホンである。ダミーヘッドマイクロホン200は、人間の頭部を模した形状を有するダミーヘッドと、ダミーヘッドの耳介内に設置されるマイクロホンにより構成される。
測定装置100は、第1の実施形態と同様に、ダミーヘッドマイクロホン200に対して音響信号を出力して、ダミーヘッドに係る頭部伝達関数を得るための測定データを取得する。
このように、本開示に係る測定システム2は、ユーザの代わりにダミーヘッドマイクロホン200を設置した構成であってもよい。かかる構成であっても、第1の実施形態と同様、測定システム2は、反射の影響を受けにくく、かつ、周波数範囲の広い音響信号による測定データを取得することができる。なお、ダミーヘッドマイクロホン200は、ダミーヘッドの形状を有さず、音声データを取得可能なマイクロホンであれば、種々の形状のマイクロホンに交換可能である。すなわち、本開示に係る測定システム1及び測定システム2によれば、測定対象がユーザであるかダミーヘッドであるかに関わらず、適切な測定データを効率よく取得することができる。
(3.その他の実施形態)
上述した各実施形態に係る処理は、上記各実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。
例えば、上記第1の実施形態では、測定装置100が三本の柱を備える構成を説明したが、柱の本数はこれに限られない。すなわち、測定装置100は、正対しない複数の柱を備えることにより、反射の影響を抑えつつ、短い時間での測定が可能となるため、必ずしも三本の柱を設定することを要しない。また、測定装置100は、互いに正対しない関係であれば、三本以上の柱を備えていてもよい。また、上記第1の実施形態では、三本の柱は、基部10と近接し、直接には接続されない例を示した。しかし、三本の柱は、基部10と直接的に接続されてもよい。すなわち、三本の柱は、基部10と直接、又は、基部10と結合する各種部材(例えば、底部フレーム80、接続フレーム85、支持部材25等)を介在物として、間接的に基部10と接続される態様であってもよい。また、三本の柱は、必ずしも結合部60によって結合されることを要さず、結合部60によらず、各々が自立する態様であってもよい。
また、測定装置100は、椅子50に回転機構を備えるのではなく、基部10に回転機構を備えてもよい。この場合、基部10は、基部10と測定点P01とを結ぶ軸の周方向に回転可能であり、複数の柱は、スピーカー70と測定点P01までの距離を略均一に保持しながら、測定点P01の周囲を周方向へ回転可能に設けられる。なお、測定装置100は、底部フレーム80に回転機構を備えてもよい。このように、柱測が回転する構成を有することにより、ユーザが静止したまま測定を行うことができるため、測定におけるユーザの負担を軽減させることができる。
測定装置100は、一本の柱に7つ以上もしくは7つ以下のスピーカー70を備えてもよい。すなわち、測定装置100は、必要とする測定データの密度に応じて、種々に構成を変化させてもよい。
測定装置100は、測定データに対して所定の重み付けを行ってもよい。上述のように、人間の聴覚の特性上、視野角内など、高さ方向の所定角度以内で前方の音源に対しては、人間は敏感である。このため、測定装置100は、上記した所定の範囲内で測定されたデータに対して所定の重み付けを行うことで、図7Cで示したような、人間の特性に応じた測定データを疑似的に取得することができる。
また、測定装置100は、例えば、ユーザの前方の測定データを取得するタイミングに合わせて、スピーカー70のスライド機構を制御してスピーカー70を密に設置させ、密なデータを測定できるようにスピーカー70を配置させてもよい。すなわち、測定装置100は、スピーカー70の動作を制御することで、人為的にスピーカー70を動作させることなく、ソフトウェア制御によって図7Cに示したような測定データを得るようにしてもよい。これにより、測定装置100は、より効率よく測定を行うことができる。
また、測定装置100は、例えば、ユーザの視野角付近に該当する箇所に設置されるスピーカー70をダブルコーン等の構成にしてもよい。この場合、スピーカー70は、コーンが互いに柱の外側に設置されるよう、横向きに設置される。これにより、測定装置100は、ユーザの視野角付近に音響信号を出力する音源を簡易的に増加させることができるため、図7Cに示したような測定データを簡単に取得することができる。
また、上記第1の実施形態では、三本の柱に設置するスピーカー70について、互いに高さ方向の角度をずらす例を説明した。ここで、三本の柱に設置するスピーカー70は、同一の角度に設置されてもよい。この場合、測定装置100は、高さ方向の測定データは疎になるものの、回転機構を120度だけ回転させるだけで、一周分の測定データを取得することができる。このため、測定装置100は、測定時間を大幅に短縮することができる。
また、測定装置100は、三本の柱にスピーカー70を設置するのではなく、マイクロホンを設置してもよい。この場合、測定システム1は、所定位置にユーザ(インイヤーマイクロホン150)やダミーヘッドマイクロホン200を備えるのではなく、音響出力装置(例えばスピーカー70)を備える。そして、測定装置100は、音響出力装置から音響信号を出力し、柱に設置された複数のマイクロホンで測定データを取得する。これにより、測定装置100は、音源から出力された音響信号がどのように放射するかといった測定データを、反射の影響の少ない環境で、かつ、短時間に取得することができる。このように、図1や図2等で示した測定装置100の構造は、頭部伝達関数の測定データのみならず、種々の測定に応用可能である。
また、上記各実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図6に示した出力制御部132及びデータ取得部133は統合されてもよい。
また、上述してきた各実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
(4.ハードウェア構成)
上述してきた各実施形態に係る測定装置100のうち、制御部130等を備える内部構成部分は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、第1の実施形態に係る測定装置100を例に挙げて説明する。図10は、測定装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス1500、及び入出力インターフェイス1600を有する。コンピュータ1000の各部は、バス1050によって接続される。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。例えば、CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムをRAM1200に展開し、各種プログラムに対応した処理を実行する。
ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるBIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を非一時的に記録する、コンピュータが読み取り可能な記録媒体である。具体的には、HDD1400は、プログラムデータ1450の一例である本開示に係る情報処理プログラムを記録する記録媒体である。
通信インターフェイス1500は、コンピュータ1000が外部ネットワーク1550(例えばインターネット)と接続するためのインターフェイスである。例えば、CPU1100は、通信インターフェイス1500を介して、他の機器からデータを受信したり、CPU1100が生成したデータを他の機器へ送信したりする。
入出力インターフェイス1600は、入出力デバイス1650とコンピュータ1000とを接続するためのインターフェイスである。例えば、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、キーボードやマウス等の入力デバイスからデータを受信する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやスピーカーやプリンタ等の出力デバイスにデータを送信する。また、入出力インターフェイス1600は、所定の記録媒体(メディア)に記録されたプログラム等を読み取るメディアインターフェイスとして機能してもよい。メディアとは、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が第1の実施形態に係る測定装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130等の機能を実現する。また、HDD1400には、本開示に係る情報処理を実行するためのプログラムや、記憶部120内のデータが格納される。なお、CPU1100は、プログラムデータ1450をHDD1400から読み取って実行するが、他の例として、外部ネットワーク1550を介して、他の装置からこれらのプログラムを取得してもよい。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
基部と、
各々の一端が前記基部に近接し、互いに正対しない円弧上の複数の柱と、
前記複数の柱の各々に設置され、所定位置との距離が略均一である複数の音響出力部と、
を備えた測定装置。
(2)
前記複数の柱の各々において設置される前記複数の音響出力部は、各柱同士で異なる高さとなるようにそれぞれ設置される
前記(1)に記載の測定装置。
(3)
前記複数の音響出力部は、前記複数の柱のうち、第1の柱に設置される前記複数の音響出力部と前記所定位置とを結ぶ線と、所定の基準線とのなす各々の角度が、第2の柱に設置される前記複数の音響出力部と前記所定位置とを結ぶ線と、所定の基準線とのなす各々の角度が異なるよう設置される
前記(1)又は(2)に記載の測定装置。
(4)
前記複数の柱は、前記基部上に略同一の間隔で設けられる奇数本の柱である
前記(1)~(3)のいずれかに記載の測定装置。
(5)
前記複数の柱は、各々の一端が前記基部に近接するとともに、各々の他端が結合部によって結合される
前記(1)~(4)のいずれかに記載の測定装置。
(6)
前記複数の柱は、前記基部と前記結合部とを結ぶ軸の周方向に略同一の間隔で設けられる三本の柱である
前記(5)に記載の測定装置。
(7)
前記基部と前記所定位置とを結ぶ軸の周方向に回転可能であり、前記基部に載置される回転機構部をさらに備える
前記(1)~(6)のいずれかに記載の測定装置。
(8)
前記所定位置に所在するユーザの視線方向の基準を示すガイドを出力する出力部をさらに備える
前記(1)~(7)のいずれかに記載の測定装置。
(9)
前記柱は、前記音響出力部を可動させる機構をさらに備える
前記(1)~(8)のいずれかに記載の測定装置。
(10)
前記基部は、当該基部と前記所定位置とを結ぶ軸の周方向に回転可能であり、
前記複数の柱は、前記音響出力部と前記所定位置までの距離を略均一に保持しながら、当該所定位置の周囲を周方向へ回転可能に設けられる
前記(1)~(9)のいずれかに記載の測定装置。
(11)
基部と、
前記基部と直接又は間接的に 接続され、互いに正対しない円弧上の複数の柱と、
前記複数の柱の各々に設置され、所定位置との距離が略均一である複数の音響出力部と、
を備えた測定装置。
(12)
測定装置とマイクロホンとを含む測定システムであって、
前記測定装置は、
基部と、
各々の一端が前記基部に近接し、互いに正対しない円弧上の複数の柱と、
前記複数の柱の各々に設置され、所定位置との距離が略均一である複数の音響出力部と、を備え、
前記マイクロホンは、
前記複数の音響出力部からの距離が略均一となる前記所定位置に設置され、当該複数の音響出力部から出力される音声を取得する
測定システム。
1、2 測定システム
100 測定装置
10 基部
20、30、40 柱
50 椅子
55 固定台
60 結合部
70 スピーカー
80 底部フレーム
85 接続フレーム
90 レーザー出力部
110 通信部
120 記憶部
130 制御部
131 受付部
132 出力制御部
133 データ取得部
140 出力部
150 インイヤーマイクロホン
200 ダミーヘッドマイクロホン

Claims (12)

  1. 基部と、
    各々の一端が前記基部に近接し、互いに正対しない円弧上の複数の柱と、
    前記複数の柱の各々に設置され、所定位置との距離が略均一である複数の音響出力部と、
    を備えた測定装置。
  2. 前記複数の柱の各々において設置される前記複数の音響出力部は、各柱同士で異なる高さとなるようにそれぞれ設置される
    請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記複数の音響出力部は、前記複数の柱のうち第1の柱に設置される前記複数の音響出力部と前記所定位置とを結ぶ線と、所定の基準線とのなす各々の角度が、第2の柱に設置される前記複数の音響出力部と前記所定位置とを結ぶ線と、所定の基準線とのなす各々の角度と異なるよう設置される
    請求項1に記載の測定装置。
  4. 前記複数の柱は、前記基部上に略同一の間隔で設けられる奇数本の柱である
    請求項1に記載の測定装置。
  5. 前記複数の柱は、各々の一端が前記基部に近接するとともに、各々の他端が結合部によって結合される
    請求項1に記載の測定装置。
  6. 前記複数の柱は、前記基部と前記結合部とを結ぶ軸の周方向に略同一の間隔で設けられる三本の柱である
    請求項5に記載の測定装置。
  7. 前記基部と前記所定位置とを結ぶ軸の周方向に回転可能であり、前記基部に載置される回転機構部をさらに備える
    請求項1に記載の測定装置。
  8. 前記所定位置に所在するユーザの視線方向の基準を示すガイドを出力する出力部をさらに備える
    請求項1に記載の測定装置。
  9. 前記柱は、前記音響出力部を可動させる機構をさらに備える
    請求項1に記載の測定装置。
  10. 前記基部は、当該基部と前記所定位置とを結ぶ軸の周方向に回転可能であり、
    前記複数の柱は、前記音響出力部と前記所定位置までの距離を略均一に保持しながら、当該所定位置の周囲を周方向へ回転可能に設けられる
    請求項1に記載の測定装置。
  11. 基部と、
    前記基部と直接又は間接的に接続され、互いに正対しない円弧上の複数の柱と、
    前記複数の柱の各々に設置され、所定位置との距離が略均一である複数の音響出力部と、
    を備えた測定装置。
  12. 測定装置とマイクロホンとを含む測定システムであって、
    前記測定装置は、
    基部と、
    各々の一端が前記基部に近接し、互いに正対しない円弧上の複数の柱と、
    前記複数の柱の各々に設置され、所定位置との距離が略均一である複数の音響出力部と、を備え、
    前記マイクロホンは、
    前記複数の音響出力部からの距離が略均一となる前記所定位置に設置され、当該複数の音響出力部から出力される音声を取得する
    測定システム。
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