JP7347151B2 - 材料回収装置及び三次元造形装置 - Google Patents

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本発明は、材料回収装置及び三次元造形装置に関する。
従来、インクジェット方式で立体造形物を作成する三次元造形装置において、材料を1層ごとに印刷し積み重ねることによって立体造形を行う造形技術が知られている。この技術では、各層の表面を未硬化の状態で、回転するローラによって均し、その後に紫外光照射などにより層を硬化させる処理が行われる。ローラに付着した余剰材料は、ローラの表面に対して突出するよう配置されたブレードにより掻き取られ、ブレードが固定されている桶状のバスに溜められる。ローラ、ブレード、バスなどは、材料回収装置の要素である。
特許文献1には、材料回収装置のカバーを開いてバスを露出させ、バスに溜められた余剰材料を吸引する吸引パイプを上方の退避位置に移動させた状態で、バスを取り外して交換または清掃を行う構成が記載されている。また、吸引パイプを退避位置に移動させるために、切替レバーを上方に回動させ、切替レバーがこの位置にあるときにはレバーがカバーと抵触して閉塞を妨げることで、バスの取り付け忘れを防止する構成が記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、バス(収容部材)を取り付けていない状態でも切替レバーを下方に回動させればレバーがカバーを阻害せずにカバーを閉じることも可能であるので、バスの取り付け忘れを防止できない場合がある。
本発明は、余剰材料を収容する収容部材の取り付け忘れを防止できることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一観点に係る材料回収装置は、三次元造形物の形成用に積層された材料の表面を押圧して平滑化する平滑化部材と接触し、前記平滑化部材に付着した余剰材料を掻き取る掻き取り部材と、前記掻き取り部材が固定され、前記掻き取り部材により掻き取られた前記余剰材料を収容する収容部材と、前記収容部材を載置面に向けて押圧する押圧部材と、前記掻き取り部材、前記収容部材、及び前記押圧部材が収容される筐体と、前記筐体に開閉自在に取り付けられ、開き時に前記収容部材及び前記押圧部材が露出するカバーと、前記収容部材の有無で前記カバーの閉じ可否を変化させる閉じ制御機構と、を備える。
余剰材料を収容する収容部材の取り付け忘れを防止できる。
実施形態に係る三次元造形装置の要部正面図 実施形態に係る三次元造形装置の平面図 実施形態に係る三次元造形装置の側面図 ローラユニットの構成を示す模式図 造形ユニットの構成の一例を示す斜視図 造形ユニットのカバーを開けた状態の斜視図 押圧プレートをブレードホルダから離間させた状態の斜視図 ブレードホルダを取り付けずに押圧プレートを下げた状態を示す図 ブレードホルダが設置されている場合のカバーを閉じる動作の模式図 ブレードホルダが設置されていない場合のカバーを閉じる動作の模式図 変形例に係る閉じ制御機構の概略構成を示す図
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
なお、以下の説明において、X方向、Y方向、Z方向は互いに垂直な方向である。X方向及びY方向は水平方向であり、Z方向は鉛直方向である。また、以下では説明の便宜上、Z正方向側を上側、Z負方向側を下側とも表現する場合がある。
<三次元造形装置の概要>
図1~図3を参照して、実施形態に係る三次元造形装置10の一例の概要について説明する。図1は、実施形態に係る三次元造形装置10の要部正面図である。図2は、実施形態に係る三次元造形装置10の平面図である。図3は、実施形態に係る三次元造形装置10の側面図である。
三次元造形装置10は、立体造形物(三次元造形物)を製造する装置である。本実施形態では三次元造形装置10は、インクジェット方式、すなわち材料噴射造形装置であり、図1~図3に示すように、層状造形物である造形層30(図1では30A~30Eの五層)が積層されて立体造形物が造形される造形ステージであるステージ14と、ステージ14上に造形層30を順次積層しながら造形する造形ユニット20とを備えている。
図1、図2に示すように、造形ユニット20は、ユニットホルダ21に、造形材料を吐出する吐出手段である第1ヘッド11と、活性エネルギー線としての紫外線を照射するUV照射ユニット13と、造形層30を平坦化する平坦化手段であるローラユニット16を備えている。なお、立体造形物を造形するモデル材としての造形材料だけでなく、立体造形物の造形を支持するサポート材を吐出させるための第2ヘッド12を備えることができる。
なお、三次元造形装置10が用いる造形材料には、特に制限はなく、立体造形物を造形する本体を構成する上で求められる性能に基づいて、適宜選択することができる。造形材料としては、例えば、モデル材、サポート材などが挙げられる。また、造形材料は、光や熱等のエネルギーを付与することにより硬化する液体であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、単官能モノマー、多官能モノマー等の重合性モノマー、オリゴマーを含むことが好ましく、更に必要に応じてその他の成分を含む。好ましくは造形材料ジェット用プリンター等に用いられる造形材料吐出ヘッドで吐出できる粘度や表面張力等の液物性を有する。
図1~図3に例示する構成では、X方向において、正方向に沿って第1ヘッド11、第2ヘッド12、ローラユニット16、UV照射ユニット13の順番で配置されている。なお、各要素の配置順は他の順番でもよい。
第1ヘッド11には、図2に示すように、カートリッジ装着部56に交換可能に装着されるカートリッジ60によって造形材料が供給チューブなどを介して供給される。なお、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローなどのカラーの造形材料を使用する場合には、第1ヘッド11に各色の液滴を吐出する複数のノズル列を配置することができる。
UV照射ユニット13は、第1ヘッド11から吐出された造形材料を硬化する。また、UV照射ユニット13は、サポート材を含む場合は、第2ヘッド12から吐出されたサポート材からなる造形層30を硬化する。
なお、UV照射ユニット13に紫外線照射ランプを使用する場合、紫外線照射により発生するオゾンを除去する機構を備えることが好ましい。紫外線照射ランプの種類としては、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドなどが挙げられる。超高圧水銀灯は点光源であるが、光学系と組み合わせて光利用効率を高くした紫外線照射ランプは、短波長領域の照射が可能である。メタルハライドは、波長領域が広いため着色物の硬化に効果的である。Pb、Sn、Feなどの金属のハロゲン化物が用いられ、光開始剤の吸収スペクトルに合わせて選択できる。
ローラユニット16は、ローラが回転されながら、ステージ14との相対移動により、ステージ14上に積層された造形層30の表面を平坦化する。なお、「ステージ14上」とは、特に限定しない限り、ステージ14及びステージ14上で積層させる造形層30上を含むことを意味する。本実施形態では、ローラユニット16は、造形層30の表面がUV照射ユニット13により硬化される前に平滑化を行う。
図2、図3に示すように、造形ユニット20のユニットホルダ21は、X方向に配置されたガイド部材54、55に移動可能に保持されている。また、造形ユニット20のX方向の一方側には、第1ヘッド11の維持回復を行うメンテナンス機構61が配置されている。
また、造形ユニット20のユニットホルダ21を保持しているガイド部材54及び55は、両側の側板70、70に保持されている。側板70、70はベース部材7上に配置されたガイド部材71に移動可能に保持されたスライダ部72を有し、造形ユニット20はX方向と直交するY方向に往復走査可能である。
ステージ14は、昇降手段15によってZ方向に昇降される。昇降手段15は、ベース部材7上にX方向に配置されたガイド部材75、76上に移動可能に配置される。
なお、図1、図2に示す例では、ステージ14(及びステージ14上の立体造形物)がX方向及びZ方向に移動可能であり、造形ユニット20がX方向及びY方向に移動可能な構成を例示したが、ステージ14と造形ユニット20とがX方向、Y方向、Z方向の各方向へ相対移動でき、両者の相対距離を任意に変更可能な構成であればよく、図1、図2の構成以外の他の構成でもよい。
次に、この三次元造形装置10による造形動作の概要について、図1を参照して説明する。
まず、造形ユニット20をY方向に走査させてステージ14上に位置させる。次に、ステージ14を停止している造形ユニット20に対して走査させながら、第1ヘッド11から造形材料301を造形領域(立体造形物を構成する領域)に吐出させる。サポート材を用いる場合は、第2ヘッド12からサポート材302を造形領域以外のサポート領域(造形後除去する領域)に吐出させる。
次に、UV照射ユニット13によって、造形材料301及びサポート材302上に紫外線を照射して硬化させ、造形材料による造形物17とサポート材による造形物18を含む1層分の造形層30が形成する。
この造形層30を繰り返し造形して順次積層し、モデル材301をサポート材302で支持しながらモデル材301からなる目的とする立体造形物を造形する。例えば、図1の例では、造形層30A~30Eの5層を積層した状態を示している。
ここで、造形層30を複数層(固定値である必要はない。)積層する毎に、例えば10層積層する毎に、ローラユニット16を最表面の造形層30に押し付けて平滑化することにより、造形層30の厚み精度や平坦性を確保する。
平坦化手段として、ローラ形状の部材を使用する場合、X方向における走査方向に対して、ローラユニット16のローラを逆転させる方向で回転させることにより、平坦化の効果を向上させることができる。なお、各層50A~50Eごとにローラユニット16による表面の平坦化を行ってもよい。
また、造形ユニット20と最表面の造形層30とのギャップを一定に保つために、ここでは、1層の造形層30を形成する毎にステージ14を昇降手段15によって下降させている。なお、造形ユニット20を昇降させる構成でもよい。
三次元造形装置10は、モデル材301やサポート材302の回収部材、リサイクル機構などを備えてもよい。また、第1ヘッド11、第2ヘッド12の不吐出ノズルを検知する吐出状態検出手段を備えてもよい。更に、造形時の装置内の環境温度を制御してもよい。
<ローラユニットの構成>
図4を参照してローラユニット16の構成の詳細について説明する。図4は、ローラユニット16の構成を示す模式図である。
図4に示すように、ローラユニット16は、ローラ22(平滑化部材)と、材料回収装置23とを有する。ローラ22は、造形層30の表面に接触して回転移動しながら押圧することによって表面を平滑化する。また、ローラ22には、平滑化処理によって造形層30の表面から余剰材料31がローラ表面に付着する。材料回収装置23は、ローラ22に付着した余剰材料31をローラ表面から回収する。
材料回収装置23は、ブレード24(掻き取り部材)と、ブレードホルダ25(収容部材)とを備える。ブレード24は、ブレードホルダ25に固定され、ローラ22の表面に付着した余剰材料31を掻き取る平板状部材である。ブレード24は、ローラ22から掻き取った余剰材料31をブレードホルダ25に送る。ブレードホルダ25は、ブレード24により掻き取られた余剰材料31を収容する。ブレードホルダ25は、「バス」とも呼ばれる場合がある。ブレードホルダ25は例えば上部が開口する箱状の部材である。ブレードホルダ25は、ローラ22を軸支するローラホルダ26(支持部材)の一部に設けられる載置面27に載置される。さらに、ブレードホルダ25は、上方から押圧プレート28(押圧部材)により載置面27に向けて押圧されることで、載置面27と押圧プレート28との間で挟持されて固定される。
ローラユニット16は、このような材料回収装置23を備えることにより、平滑化処理を行ったローラ22から余剰材料31を回収して、ローラ22にさらに平滑化処理を行わせることができる。
<ブレードホルダの脱着手順>
図5~図7を参照して、ブレードホルダ25を造形ユニット20から取り外す手順と、取り付ける手順を説明する。
図5は、造形ユニット20の構成の一例を示す斜視図であり、UV照射ユニット13を含むカバー32を閉じた状態の斜視図である。図6は、図5に示す造形ユニット20のカバー32を開けた状態の斜視図である。
ローラユニット16の材料回収装置23では、上述のようにブレードホルダ25に余剰材料31が溜まるため、定期的に取り外して清掃や交換を行う必要がある。本実施形態では、造形ユニット20においてローラユニット16のX方向外側にUV照射ユニット13が配置されるため、このUV照射ユニット13を含むカバー32が、ユニット20の本体であるユニットホルダ21(筐体)に対して開閉し、カバー32が開けられた状態ではブレードホルダ25が外部に露出して、取り外し可能となるように構成されている。例えばカバー32はヒンジ等の連結部材によってユニット20の本体と開閉自在に取り付けられている。図5、図6では、図1~図4の各要素に対応するものには共通の符号を付している。
図6に示す状態では、ブレードホルダ25は押圧プレート28により下方に押圧されて、ローラホルダ26の載置面27と押圧プレート28との間で挟持されて固定されている。押圧プレート28は、レバー33の上下への回動によって上方、下方に移動可能に構成されている。
図7は、押圧プレート28をブレードホルダ25から離間させた状態の斜視図である。図7に示すように、レバー33を上方に回動させて押圧プレート28がブレードホルダ25から上方に離間した状態になると、ブレードホルダ25を造形ユニット20から取り外し可能となる。
このように、ブレードホルダ25を取り外す際には、(1)カバー32を開ける(図6)、(2)レバー33を上方に回動させ、押圧プレート28を上方に移動する(図7)、(3)ローラユニット16からブレードホルダ25を取り外す、という手順を行う。また、ブレードホルダ25を取り付ける際には、これとは逆に、(1)ローラホルダ26の載置面27にブレードホルダ25を載置し、(2)レバー33を下方に回動させ、押圧プレート28を下方に移動してブレードホルダ25を押圧する、(3)カバー32を閉める、という手順を行う。
<閉じ制御機構>
図5~図7を参照して説明したように、三次元造形装置10では定期的にブレードホルダ25を造形ユニット20から取り外して清掃や交換を行う。その後に、ブレードホルダ25を再度造形ユニット20に取り付けて使用するのであるが、ブレードホルダ25を付け忘れる場合がある。
図8は、ブレードホルダ25を取り付けずに押圧プレート28を下げた状態を示す図である。図8に示すように、ブレードホルダ25が無い場合でもレバー33を下方に回動させて押圧プレート28を下方に下げることが可能である。この場合、押圧プレート28のZ方向の高さ位置B(第2の高さ)は、ブレードホルダ25がある場合の高さ位置A(第1の高さ)と比べて低い位置まで下がる(図6参照)。この状態でも、レバー33はカバー32と閉じられる位置まで下がっているため、従来の三次元造形装置ではカバー32を閉じて造形ユニット20を動作させることが可能である。この状態でカバー32と閉じて造形ユニット20を動作させると、ローラ22に付着した余剰材料31を剥ぎ取ることができず、造形物に造形不良が生じる虞があり、また、装置の故障に至る可能性もある。
そこで本実施形態では、ブレードホルダ25の有無でカバー32の閉じ可否を変化させる閉じ制御機構40が設けられている。閉じ制御機構40は、図6に示すように、カバー32の内側面32aに設けられる凸部41と、ブレードホルダ25のX正方向側の端面に設けられる凹部42と、を備える。
凸部41は、図6に示すように、押圧プレート28が、ブレードホルダ25がある場合の高さ位置A(第1の高さ)にあり、ブレードホルダ25が押圧プレート28により押圧された状態で造形ユニット20の内部にあるときに、凹部42が配置される位置に設けられる。
図9は、ブレードホルダ25が設置されている場合のカバー32を閉じる動作の模式図である。図9に示すように、ブレードホルダ25が造形ユニット20の内部の所定位置に取り付けられている場合には、閉じ制御機構40の凸部41と凹部42とが嵌合可能に対向する位置となるので、カバー32を閉じようとすると凸部41が凹部42に収容されて、カバー32が閉じ可能となる。
図10は、ブレードホルダ25が設置されていない場合のカバー32を閉じる動作の模式図である。一方、図8に示すように、押圧プレート28が、ブレードホルダ25が無い場合の高さ位置B(第2の高さ)にあり、ブレードホルダ25が造形ユニット20の内部に無いときには、図10に示すように、閉じ制御機構40の凸部41と対向する位置に凹部42が無くなるので、カバー32を閉じようとすると、凸部41が押圧プレート28のX正方向側の端面28aと突き当たり、カバー32が閉じ不能となる。
<変形例>
実施形態の閉じ制御機構40は、第2の高さ位置Bまで下がった押圧プレート28によって、カバー32が閉じるのを規制できればよい。図11は、変形例に係る閉じ制御機構40Aの概略構成を示す図である。例えば図11に示すように、凸部と凹部の配置を入れ替え、閉じ制御機構40Aが、押圧プレート28のX正方向側の端面28aに突出して設けられる凸部43と、カバー32の内側面32aに設けられる凹部44と、を有する構成でもよい。
変形例に係る閉じ制御機構40Aでは、凹部44は、押圧プレート28が第1の高さ位置Aにあり、ブレードホルダ25が押圧プレート28により押圧された状態で造形ユニット20の内部にあるときに、凸部43が配置される位置に設けられる。これにより、閉じ制御機構40Aの凸部43と凹部44とが嵌合可能に対向する位置となるので、カバー32を閉じようとすると凸部43が凹部44に収容されて、カバー32が閉じ可能となる。
一方、押圧プレート28が第2の高さ位置Bにあり、ブレードホルダ25が造形ユニット20の内部に無いときには、凸部43と凹部44の高さ位置がずれてしまい嵌合不能となるので、カバー32を閉じようとすると、凸部43がカバー32の内側面32aと突き当たり、カバー32が閉じ不能となる。
なお、上記実施形態、変形例では、閉じ制御機構40、40Aが、造形ユニット20の内部にブレードホルダ25が無い場合に、高さ位置B(第2の高さ)まで下がった押圧プレート28によって、カバー32が閉じるのを規制する構成を例示した。しかし、閉じ制御機構は、造形ユニット20の内部にブレードホルダ25が有るか無いかに応じてカバー32の閉じ可否を変化させることができる機構であればよく、実施形態や変形例とは別の構成でもよい。例えば、制御装置が、センサなどを用いてブレードホルダ25の有無や、押圧プレート28の高さ位置などを検知して、造形ユニット20の内部にブレードホルダ25が設置されていないと判定した場合には、カバー32を機械的または電気的にロックして、閉じられないようにする構成でもよい。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10 三次元造形装置
21 ユニットホルダ(筐体)
22 ローラ(平滑化部材)
23 材料回収装置
24 ブレード(掻き取り部材)
25 ブレードホルダ(収容部材)
26 ローラホルダ(支持部材)
27 載置面
28 押圧プレート(押圧部材)
30 造形層
31 余剰材料
32 カバー
40、40A 閉じ制御機構
41、43 凸部
42、44 凹部
A 第1の高さ
B 第2の高さ
特開2013-67116号公報

Claims (5)

  1. 三次元造形物の形成用に積層された材料の表面を押圧して平滑化する平滑化部材と接触し、前記平滑化部材に付着した余剰材料を掻き取る掻き取り部材と、
    前記掻き取り部材が固定され、前記掻き取り部材により掻き取られた前記余剰材料を収容する収容部材と、
    前記収容部材を載置面に向けて押圧する押圧部材と、
    前記掻き取り部材、前記収容部材、及び前記押圧部材が収容される筐体と、
    前記筐体に開閉自在に取り付けられ、開き時に前記収容部材及び前記押圧部材が露出するカバーと、
    前記収容部材の有無で前記カバーの閉じ可否を変化させる閉じ制御機構と、
    を備える材料回収装置。
  2. 前記押圧部材は、前記筐体内に前記収容部材が無い場合に、前記収容部材を押圧する場合の第1の高さより低い第2の高さまで下がり、
    前記閉じ制御機構は、前記第2の高さまで下がった前記押圧部材によって、前記カバーが閉じるのを規制する、
    請求項1に記載の材料回収装置。
  3. 前記カバーが閉じた状態において、前記収容部材の一の端面が、前記カバーの内側面と対向するよう配置され、
    前記閉じ制御機構は、
    前記収容部材の前記端面に設けられる凹部と、
    前記カバーの前記内側面に設けられる凸部と、
    を有し、
    前記凸部は、前記押圧部材が前記第1の高さにあり、前記収容部材が前記押圧部材により押圧された状態で前記筐体内にあるときに、前記凹部が配置される位置に設けられ、前記凹部に収容されて前記カバーを閉じ可能とし、
    前記押圧部材が前記第2の高さにあり、前記収容部材が前記筐体内に無いときに、前記押圧部材の端面と突き当たって前記カバーを閉じ不能とする、
    請求項2に記載の材料回収装置。
  4. 前記カバーが閉じた状態において、前記押圧部材の一の端面が、前記カバーの内側面と対向するよう配置され、
    前記閉じ制御機構は、
    前記押圧部材の前記端面に突出して設けられる凸部と、
    前記カバーの前記内側面に設けられる凹部と、
    を有し、
    前記凹部は、前記押圧部材が前記第1の高さにあり、前記収容部材が前記押圧部材により押圧された状態で前記筐体内にあるときに、前記凸部が配置される位置に設けられ、前記凸部を収容して前記カバーを閉じ可能とし、
    前記凸部は、前記押圧部材が前記第2の高さにあり、前記収容部材が前記筐体内に無いときに、前記カバーの前記内側面と突き当たって前記カバーを閉じ不能とする、
    請求項2に記載の材料回収装置。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の材料回収装置を備える三次元造形装置。
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