JP7346300B2 - 早期バイオマーカーであるユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼl1を使用する、ヒト対象における外傷性脳損傷の程度の診断及び決定の一助となるための方法 - Google Patents

早期バイオマーカーであるユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼl1を使用する、ヒト対象における外傷性脳損傷の程度の診断及び決定の一助となるための方法 Download PDF

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Description

関連出願情報
本出願は、それらの内容が、参照によりそれらの全体において全ての目的のために本明細書に組み込まれた、2017年3月23日に出願された、米国特許仮出願第62/475,662号、2018年3月23日に出願された、米国特許出願第15/934,541号に対する優先権を主張する。
技術分野
本発明は、対象が、頭部への損傷を負ってから、又は負った可能性があるときから24時間後以内の時点において、ヒト対象から採取された、1つ以上の試料(例えば、1つ以上の生物学的試料など)中の、早期バイオマーカーであるユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)のレベルの変化を検出することにより、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷(TBI)のような頭部への損傷を負った、又は負った可能性があるヒト対象の診断及び査定の一助となる方法に関する。
米国だけにおいても、毎年500万例を超える軽度の外傷性脳損傷(TBI)が生じている。現在のところ、患者評価の一助とするのに利用可能である、簡単かつ客観的で、正確な測定法は存在しない。実際、TBIの査定及び診断の多くは、主観的データに基づく。残念ながら、頭部CT及びGCS(Glasgow Coma Score)のような客観的測定法は、軽度TBIの査定において、十分に総合的又は高感度とはいえない。さらに、頭部CTは、大半の時間にわたり軽度TBIについて何も明らかにせず、高価であり、患者を不要な放射線に曝露する。加えて、陰性の頭部CTは、患者が、脳振盪を有さないことが明確になったこと意味するわけではなく、手術のような、ある特定の介入が確かではないことを指し示しうる。医師及び患者は、この状態を正確に査定して、適切なトリアージ及び回復を促進するのに、客観的で、信頼できる情報を必要とする。今日、急性ケア状況において、患者の査定及び管理の一助となる、UCH-L1の使用に利用可能なデータは限定的である。
軽度TBI(又は脳振盪)は、客観的に検出することがはるかに困難であり、世界中の救急治療室において、毎日難題を提示している。軽度TBIは、通例、出血及び脳に対する従来のコンピュータ断層撮影スキャンにおける異常のような、肉眼的病態を引き起こさないが、数日間~数週間かけて、自発的に消失する、急速発症型の神経機能不全を引き起こす。軽度TBI患者のうちの約15%は、遷延性の認知機能不全を患う。救急治療室及び診療所、スポーツ領域及び軍事活動(例えば、戦闘)の現場における軽度TBIの犠牲者にとって、満たされていない必要性が存在する。
(発明の要旨)
一態様において、本開示は、頭部への損傷(又は頭部損傷)を負った、又は負った可能性があるヒト対象の診断及び査定の一助となる方法を対象とする。方法は、a)推測される頭部への損傷後24時間以内に、対象から採取された試料に対するアッセイを実施して、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)の、生物学的試料中レベルを測定又は検出するステップ;及びb)対象が、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷(TBI)を負っているのかどうかを決定するステップであって、(i)UCH-L1の、生物学的試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより高い場合、対象が、中等度又は重度の外傷性脳損傷を有すると決定され、UCH-L1の、生物学的試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより低い場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定される;(ii)UCH-L1の、第1の時点において採取された生物学的試料中レベルから、UCH-L1の、第2の時点において採取された生物学的試料中レベルへの、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られる場合、対象が、中等度又は重度の外傷性脳損傷を有すると決定され、UCH-L1の、第1の時点において採取された生物学的試料中レベルから、UCH-L1の、第2の時点において採取された生物学的試料中レベルへの、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られない場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定される;(iii)UCH-L1のレベルが、第1の生物学的試料から第2の生物学的試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇をする場合、対象が、中等度又は重度の外傷性脳損傷を有すると決定される、若しくは、UCH-L1のレベルの、第1の生物学的試料から、第2の生物学的試料への、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇が見られない場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定される;(iv)UCH-L1のレベルが、第1の生物学的試料から第2の生物学的試料へ、少なくとも第1の絶対量の低下若しくは上昇をする場合、対象が、中等度又は重度の外傷性脳損傷を有すると決定される、若しくは、UCH-L1のレベルが、第1の生物学的試料から第2の生物学的試料へ、少なくとも第2の絶対量の低下若しくは上昇をする場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定される;又は(v)UCH-L1の生物学的試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより高いか、又はUCH-L1の第1の時点において採取された生物学的試料中レベルから、UCH-L1の第2の時点において採取された生物学的試料中レベルへ、量Xの有意な上昇若しくは低下が見られる場合、対象が、中等度又は重度の外傷性脳損傷を有すると決定され、UCH-L1の生物学的試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより低いか、又はUCH-L1の第1の時点において採取された生物学的試料中レベルから、UCH-L1の第2の時点において採取された生物学的試料中レベルへ、量Xを超える、有意な上昇若しくは低下が見られない場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定されるステップを含む。
別の態様において、本開示は、推測される頭部への損傷(又は頭部損傷)を負った、又は負った可能性があるヒト対象における外傷性脳損傷の程度を決定する一助となる方法を対象とする。方法は、a)推測される損傷から24時間以内に対象から採取された第1の生物学的試料、及び第1の生物学的試料が採取された約3~約6時間後に対象から採取された第2の生物学的試料である、対象から得られた少なくとも2つの生物学的試料に対するアッセイを実施するステップ;b)少なくとも2つの生物学的試料中に、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)からなる外傷性脳損傷の早期バイオマーカーを検出するステップであって、UCH-L1の存在の開始が、推測される損傷後約0~約6時間以内に現れるステップ;c)第1の生物学的試料及び第2の生物学的試料の各々におけるUCH-L1のレベルを決定し、UCH-L1のレベルが、第1の生物学的試料から第2の試料へ、低下又は上昇するのかどうかを決定するステップ;並びにd)UCH-L1のレベルが、第1の生物学的試料から第2の生物学的試料へ、低下するのか、上昇するのか、又は同じレベルを維持するのかに基づき、対象における外傷性脳損傷の程度を決定するステップを含む。
なお、さらに別の態様において、本開示は、推測される頭部への損傷(又は頭部損傷)を負った、又は負った可能性があるヒト対象に対して、頭部コンピュータ断層撮影(CT)スキャンを実施するのかどうかの決定の一助となる方法を対象とする。方法は、a)推測される損傷から24時間以内に対象から採取された第1の生物学的試料、及び第1の生物学的試料が採取された約3~約6時間後に対象から採取された第2の生物学的試料である、対象から得られた少なくとも2つの生物学的試料に対するアッセイを実施するステップ;b)少なくとも2つの生物学的試料中に、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)からなる外傷性脳損傷の早期バイオマーカーを検出するステップであって、UCH-L1の存在の開始が、推測される損傷後、約0~約6時間以内に現れるステップ;c)第1の生物学的試料及び第2の生物学的試料の各々におけるUCH-L1のレベルを決定し、UCH-L1のレベルが、第1の生物学的試料から第2の生物学的試料へ、低下又は上昇するのかどうかを決定するステップ;並びにd)UCH-L1のレベルが、第1の生物学的試料から第2の生物学的試料へ、低下するのか、上昇するのか、又は同じレベルを維持するのかに基づき、対象に対して、CTスキャンを実施するのかどうかを決定するステップを含む。
さらに別の態様において、本開示は、頭部損傷を負った、又は負った可能性があるヒト対象の診断及び査定の一助となる方法に関する。例えば、方法は、
a)推測される頭部損傷後24時間以内に、対象から採取された試料に対するアッセイを実施して、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)の、試料中レベルを測定又は検出するステップ;及び
b)対象が、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷(TBI)を負っているのかどうかを決定するステップであって、
(i)UCH-L1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより高い場合、対象が中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると決定され、UCH-L1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより低い場合、対象が軽度外傷性脳損傷を有すると決定される;
(ii)UCH-L1の第1の時点において採取された試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られる場合、対象が中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると決定され、UCH-L1の第1の時点において採取された試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られない場合、対象が軽度外傷性脳損傷を有すると決定される;
(iii)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇する場合、対象が中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると決定される、若しくは、UCH-L1のレベルの、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇が見られない場合、対象が軽度外傷性脳損傷を有すると決定される;
(iv)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも第1の絶対量の低下若しくは上昇をする場合、対象が中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると決定される、若しくは、UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも第2の絶対量の低下若しくは上昇する場合、対象が軽度外傷性脳損傷を有すると決定される;又は
(v)UCH-L1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより高いか、又はUCH-L1の第1の時点において採取された試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された試料中レベルへ、量Xの有意な上昇若しくは低下が見られる場合、対象が中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると決定され、UCH-L1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより低いか、又はUCH-L1の第1の時点において採取された試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された試料中レベルへ、量Xを超える、有意な上昇若しくは低下が見られない場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定される
ステップ
を含みうる。
さらに別の態様において、本開示は、ヒト対象を、頭部損傷(外傷性脳損傷のような)について査定する方法に関する。例えば、方法は、
a)推測される頭部損傷後24時間以内に、対象から採取された試料(生物学的試料のような)に対するアッセイを実施して、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)の、試料中レベルを測定するステップ;及び
b)対象が、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷(TBI)を負っているのかどうかを決定するステップであって、
(i)UCH-L1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより高い場合、対象が中等度~重度のTBIを負っており、UCH-L1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより低い場合、対象が軽度TBIを負っている;
(ii)UCH-L1の第1の時点において採取された試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られる場合、対象が中等度~重度のTBIを負っており、UCH-L1の第1の時点において採取された試料中レベルからUCH-L1の、第2の時点において採取された試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られない場合、対象が軽度TBIを負っている;
(iii)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇をする場合、対象が中等度~重度のTBIを負っており、UCH-L1のレベルの第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇が見られない場合、対象が軽度TBIを負っている;又は
(iv)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも第1の絶対量の低下若しくは上昇をする場合、対象が、中等度~重度のTBIを負っており、UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも第2の絶対量の低下若しくは上昇をする場合、対象が軽度TBIを負っている
ステップ
を含みうる。
ヒト対象を頭部損傷について査定する、上記において記載された方法のうちのいずれかにおいて、第1の時点は、推測される頭部損傷の約0~約12時間後であることが可能であり、統計学的に有意な上昇又は低下は、(a)第2の時点から第1の時点へ、約1倍を超える、若しくは約1分の1未満;(b)第2の時点から第1の時点へ、約0.73倍を超える、若しくは約0.73分の1未満;又は(c)第2の時点から第1の時点へ、約0.73倍を超える、若しくは約0.73分の1未満からなる群から選択される場合があり、UCH-L1の基準レベルは、約350pg/mL~約550pg/mLの間である。一部の実施形態において、有意な上昇又は低下は、第2の時点から第1の時点へ、約1倍を超える、又は約1分の1未満である。一部の実施形態において、有意な上昇又は低下は、第2の時点から第1の時点へ、約0.73倍を超える、若しくは約0.73分の1未満である。一部の実施形態において、有意な上昇又は低下は、第2の時点から第1の時点へ、約0.73倍を超える、若しくは約0.73分の1未満であり、UCH-L1の基準レベルは、約350pg/mL~約550pg/mLの間である。
ヒト対象を頭部損傷について査定するための、上記において記載された方法のうちのいずれかにおいて、対象は、アッセイが実施される前に又は実施された後において、GCS(Glasgow Coma Scale)スコアを受けている場合がある。例えば、対象は、GCS(Glasgow Coma Scale)スコアに基づき、中等度~重度のTBIを有すると推測されうる。代替的に、対象は、GCS(Glasgow Coma Scale)スコアに基づき、軽度TBIを有すると推測されうる。代替的に、対象は、アッセイが実施される前に、GCS(Glasgow Coma Scale)スコアを受けていない場合がある。加えて、対象は、アッセイが実施される前に、頭部CTを受けている場合がある。代替的にまた、対象は、アッセイが実施される前に、頭部CTを受けていない場合がある。なお、さらに、対象は、アッセイが実施される前に、GCS(Glasgow Coma Scale)又は頭部CTを受けていない場合がある。なお、さらに、対象は、アッセイが実施される前に、GCS(Glasgow Coma Scale)を受けているが、頭部CTを受けていない場合がある。なお、さらに、対象は、アッセイが実施される前に、頭部CTを受けているが、GCS(Glasgow Coma Scale)を受けていない場合がある。なお、さらに、対象は、アッセイが実施される前に、頭部CT及びGCS(Glasgow Coma Scale)を受けている場合がある。
ヒト対象を、頭部損傷について査定するための、上記において記載された方法のうちのいずれかにおいて、基準レベルは、中等度~重度のTBIを有する対象と(軽度TBIを有する対象と比較した場合)相関しうる。代替的に、基準レベルは、軽度TBIを有する対象と(TBIを有さない対象と比較した場合)相関しうる。なお、さらに、基準レベルは、対象が、中等度~重度のTBIを有する(軽度TBIを有する対象と比較した場合)ことを指し示しうる。なお、さらに、基準レベルは、対象が、軽度TBIを有する(TBIを有さない対象と比較した場合)ことを指し示しうる。なお、さらに、基準レベルは、13~15のGCS(Glasgow Coma Scale)スコアと相関しうる。本発明の方法における使用のために、どの基準レベルを選択すべきなのかは、当業者に明らかである。
ヒト対象を、頭部損傷について査定するための、上記において記載された方法のうちのいずれかにおいて、基準レベルは、(a)少なくとも約85%~約100%の間の感度及び少なくとも約30%~約100%の間の特異度を有するアッセイにより決定されうる;(b)少なくとも約99%の感度及び少なくとも約75%の特異度を有するアッセイにより決定されうる;(c)少なくとも約50pg/mL~約12000pg/mLの間でありうる;又は(d)少なくとも約65pg/mL~約9019pg/mLの間でありうる。一部の実施形態において、基準レベルは、少なくとも約85%~約100%の間の感度及び少なくとも約30%~約100%の間の特異度を有するアッセイにより決定されうる。一部の実施形態において、基準レベルは、少なくとも約99%の感度及び少なくとも約75%の特異度を有するアッセイにより決定されうる。一部の実施形態において、基準レベルは、少なくとも約50pg/mL~約12000pg/mLの間;又は(d)少なくとも約65pg/mL~約9019pg/mLの間でありうる。
ヒト対象を、頭部損傷について査定するための、上記において記載された方法のうちのいずれかにおいて、試料は、(a)推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取される場合があり、基準レベルは、約100%の感度及び少なくとも約33%の特異度を有するアッセイにより決定される;(b)推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取される場合があり、基準レベルは、約100%の感度及び約100%の特異度を有するアッセイにより決定される;(c)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取される場合があり、基準レベルは、約100%の感度及び少なくとも約30%の特異度を有するアッセイにより決定される;(d)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取される場合があり、基準レベルは、約100%の感度及び少なくとも約63%の特異度を有するアッセイにより決定される;又は(e)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取される場合があり、少なくとも約90%の感度及び少なくとも約96%の特異度を有するアッセイにより決定される。一部の実施形態において、試料は、推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取される場合があり、基準レベルは、約100%の感度及び少なくとも約33%の特異度を有するアッセイにより決定される。一部の実施形態において、試料は、推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取される場合があり、基準レベルは、約100%の感度及び約100%の特異度を有するアッセイにより決定される。一部の実施形態において、試料は、推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取される場合があり、基準レベルは、約100%の感度及び少なくとも約30%の特異度を有するアッセイにより決定される。一部の実施形態において、試料は、推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取される場合があり、基準レベルは、約100%の感度及び少なくとも約63%の特異度を有するアッセイにより決定される。一部の実施形態において、試料は、推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取される場合があり、基準レベルは、少なくとも約90%の感度及び少なくとも約96%の特異度を有するアッセイにより決定される。
代替的に、試料は、(a)推測される頭部損傷後0~約6時間以内に採取される場合があり、基準レベルは、約311pg/mLである;(b)推測される頭部損傷後0~6時間以内に採取される場合があり、基準レベルは、約9019pg/mLである;(c)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取される場合があり、基準レベルは、約98pg/mLである;(d)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取される場合があり、基準レベルは、約209pg/mLである;又は(e)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取される場合があり、基準レベルは、約569pg/mLである。一部の実施形態において、試料は、推測される頭部損傷後0~約6時間以内に採取される場合があり、基準レベルは、約311pg/mLである。一部の実施形態において、試料は、推測される頭部損傷後0~6時間以内に採取される場合があり、基準レベルは、約9019pg/mLである。一部の実施形態において、試料は、推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取される場合があり、基準レベルは、約98pg/mLである。一部の実施形態において、試料は、推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取される場合があり、基準レベルは、約209pg/mLである。一部の実施形態において、試料は、推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取される場合があり、基準レベルは、約569pg/mLである。
ヒト対象を、頭部損傷について査定するための、上記において記載された方法のうちのいずれかにおいて、基準レベルは、中等度~重度のTBIを有する対象と(軽度TBIを有する対象と比較した場合)相関しうる。代替的に、基準レベルは、軽度TBIを有する対象と(TBIを有さない対象と比較した場合)相関しうる。なお、さらに、基準レベルは、対象が、中等度~重度のTBIを有する(軽度TBIを有する対象と比較した場合)ことを指し示しうる。なお、さらに、基準レベルは、対象が、軽度TBIを有する(TBIを有さない対象と比較した場合)ことを指し示しうる。なおまださらに、基準レベルは、13~15のGCS(Glasgow Coma Scale)スコアと相関しうる。本発明の方法における使用のために、どの基準レベルを選択すべきなのかは、当業者に明らかである。
ヒト対象を、頭部損傷について査定するための、上記において記載された方法のうちのいずれかにおいて、絶対量は、少なくとも約70%~約100%の間の感度及び少なくとも約30%~約100%の間の特異度を有するアッセイにより決定されうる。
ヒト対象を、頭部損傷について査定するための、上記において記載された方法のうちのいずれかにおいて、試料は、(a)推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取される場合があり、絶対量は、約100%の感度及び約100%の特異度を有するアッセイにより決定される;(b)推測される頭部損傷後、約6~約12時間以内に採取される場合があり、絶対量は、少なくとも約70%の感度及び少なくとも約92%の特異度を有するアッセイにより決定される;(c)推測される頭部損傷後、約0~約10時間以内に採取される場合があり、絶対量は、約100%の感度及び少なくとも約36%の特異度を有するアッセイにより決定される;(d)推測される頭部損傷後、約0~約11時間以内に採取される場合があり、絶対量は、約100%の感度及び少なくとも約32%の特異度を有するアッセイにより決定される;又は(e)推測される頭部損傷後、約0~約12時間以内に採取される場合があり、絶対量は、少なくとも約75%の感度及び少なくとも約76%の特異度を有するアッセイにより決定される。
なお、さらに、ヒト対象を、頭部損傷について査定するための、上記において記載された方法のうちのいずれかにおいて、試料は、(a)推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取される場合があり、絶対量は、約2528pg/mLである;(b)推測される頭部損傷後、約6~約12時間以内に採取される場合があり、絶対量は、約129pg/mLである;(c)推測される頭部損傷後、約6~約12時間以内に採取される場合があり、絶対量は、約25pg/mLである;(d)推測される頭部損傷後0~11時間以内に採取される場合があり、絶対量は、約25pg/mLである;又は(e)推測される頭部損傷後、約0~約12時間以内に採取される場合があり、絶対量は、約129pg/mLである。
ヒト対象を、頭部損傷について査定するための、上記において同定された方法において、試料(又は生物学的試料)は、全血試料、血清試料又は血漿試料でありうる。具体的に、試料(又は生物学的試料)は、全血試料でありうる。代替的に、試料(又は生物学的試料)は、血清試料でありうる。代替的に、試料(又は生物学的試料)は、血漿試料でありうる。
ヒト対象を、頭部損傷について査定するための、上記において記載された方法において、UCH-L1は、イムノアッセイを使用して測定又は検出されうる。一態様において、上記において記載された方法において、試料(又は生物学的試料)は、全血試料であることが可能であり、UCH-L1は、イムノアッセイを使用して測定又は検出されうる。さらに上記において記載された方法における、別の態様において、試料(又は生物学的試料)は、血清試料であることが可能であり、UCH-L1は、イムノアッセイを使用して測定又は検出されうる。さらに上記において記載された方法における、別の態様において、試料(又は生物学的試料)は、血漿試料であることが可能であり、UCH-L1は、イムノアッセイを使用して測定又は検出されうる。
ヒト対象を、頭部損傷について査定するための、上記において記載された方法は、軽度又は中等度~重度のTBIを有すると評価されたヒト対象を、TBIのための処置により処置するステップをさらに含みうる。したがって、TBIのために処置される患者はまた、任意選択的に、任意の処置コース中及びこの後においてモニタリングもされる。代替的に、前記方法は、軽度TBI又は中等度TBIを有すると評価された対象(まだ今のところ処置を受けていない可能性がある対象のような対象)をモニタリングするステップをさらに含みうる。
さらに別の態様において、本開示は、頭部損傷を負った、又は負った可能性があるヒト対象における外傷性脳損傷の程度を決定する一助となる方法に関する。例えば、方法は、
a)推測される頭部損傷から24時間以内に対象から採取された第1の試料、及び第1の試料が採取された約3~約6時間後に対象から採取された第2の試料である、対象から得られた少なくとも2つの試料に対するアッセイを実施するステップ;
b)少なくとも2つの試料中に、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)からなる外傷性脳損傷の早期バイオマーカーを検出するステップ;
c)第1の試料及び第2の試料の各々におけるUCH-L1のレベルを決定し、UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下又は上昇するのかどうかを決定するステップ;及び
d)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下するのか、上昇するのか、又は同じレベルを維持するのかに基づき、対象における外傷性脳損傷の程度を決定するステップであって、対象が、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷を負っているのかどうかを決定することを含む、外傷性脳損傷の程度を決定するステップ
を含みうる。
ヒト対象における外傷性脳損傷の程度を決定する一助となるための、上記の方法において、UCH-L1の存在の開始(ステップbにおける存在の開始のような)は、推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に現れる。
さらに別の態様において、本開示は、ヒト対象における外傷性脳損傷(TBI)の程度を査定する方法に関する。例えば、方法は、
a)アッセイを実施して、推測される頭部損傷から24時間以内に、対象から採取された第1の試料、及び第1の試料が採取された、約3~約6時間後に、対象から採取された第2の試料である、対象から得られた、少なくとも2つの試料中の、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)を定量するステップ;並びに
b)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下するのか、上昇するのか、又は同じレベルを維持するのかに基づき、対象におけるTBIの程度を決定するステップであって、対象が、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷を負っているのかどうかを決定することを含む、外傷性脳損傷の程度を決定するステップ
を含みうる。
TBIの程度を決定又は査定するための、上記において記載された方法において、第1の試料は、推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取されうる。
TBIの程度を決定又は査定するための、上記において記載された方法において、対象は、UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも約20pg/mL~少なくとも約6100pg/mLの間で上昇又は低下する場合に、中等度~重度のTBIを有することが決定されうる。
TBIの程度を決定又は査定するための、上記において記載された方法において、第1の試料は、(a)推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取される場合があり、UCH-L1のレベルは、少なくとも約2528pg/mL上昇若しくは低下する;(b)推測される頭部損傷後、約6~約12時間以内に採取される場合があり、UCH-L1のレベルは、少なくとも約129pg/mL上昇若しくは低下する;(c)推測される頭部損傷後、約0~約10時間以内に採取される場合があり、UCH-L1のレベルは、少なくとも約25pg/mL上昇若しくは低下する;(d)推測される頭部損傷後、約0~約11時間以内に採取される場合があり、UCH-L1のレベルは、少なくとも約25pg/mL上昇若しくは低下する;又は(e)推測される頭部損傷後、約0~約12時間以内に採取される場合があり、UCH-L1のレベルは、少なくとも約129pg/mL上昇若しくは低下する。
TBIの程度を決定又は査定するための、上記において同定された方法において、試料(又は生物学的試料)は、全血試料、血清試料又は血漿試料でありうる。具体的に、試料(又は生物学的試料)は、全血試料でありうる。代替的に、試料(又は生物学的試料)は、血清試料でありうる。代替的に、試料(又は生物学的試料)は、血漿試料でありうる。
TBIの程度を決定又は査定するための、上記において記載された方法において、UCH-L1は、イムノアッセイを使用して測定又は検出されうる。上記において記載された方法における、別の態様において、試料(又は生物学的試料)は、全血試料であることが可能であり、UCH-L1は、イムノアッセイを使用して測定又は検出されうる。上記において記載された方法における、別の態様において、試料(又は生物学的試料)は、血清試料であることが可能であり、UCH-L1は、イムノアッセイを使用して測定又は検出されうる。上記において記載された方法における、別の態様において、試料(又は生物学的試料)は、血漿試料であることが可能であり、UCH-L1は、イムノアッセイを使用して測定又は検出されうる。
TBIの程度を決定又は査定するための、上記において記載された方法は、軽度又は中等度~重度のTBIを有すると評価されたヒト対象を、TBIのための処置により処置するステップをさらに含みうる。したがって、TBIのために処置される患者はまた、任意選択的に、本明細書において記載された通りに、任意の処置コース中及びこの後においてモニタリングもされる。代替的に、前記方法は、軽度TBI又は中等度TBIを有すると評価された対象(まだ今のところ処置を受けていない可能性がある対象のような対象)をモニタリングするステップをさらに含みうる。
さらに別の態様において、本開示は、頭部損傷を負った、又は負った可能性があるヒト対象に対して、頭部コンピュータ断層撮影(CT)スキャンを実施するのかどうかの決定の一助となる方法に関する。例えば、方法は、推測される頭部損傷から24時間以内に、対象から採取された第1の試料、及び第1の試料が採取された、約3~約6時間後に、対象から採取された第2の試料である、対象から得られた、少なくとも2つの試料中の、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)を検出又は測定するアッセイを実施するステップ;
a)第1の試料及び第2の試料の各々におけるUCH-L1のレベルを決定し、UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下又は上昇するのかどうかを決定するステップ;及び
b)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下するのか、上昇するのか、同じレベルを維持するのかに基づき、対象に対して、CTスキャンを実施するのかどうかを決定するステップであって、
(i)UCH-L1の、第1の試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより高い場合に、CTスキャンが実施され、UCH-L1の、第1の試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより低い場合に、CTスキャンが実施されない;
(ii)UCH-L1の、第1の試料中レベルから、UCH-L1の、第2の試料中レベルへの、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られる場合に、CTスキャンが実施され、UCH-L1の、第1の試料中レベルから、UCH-L1の、第2の試料中レベルへの、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られない場合に、CTスキャンが実施されない;又は
(iii)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇する場合に、CTスキャンが実施され、UCH-L1のレベルの、第1の試料から、第2の試料への、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇が見られない場合に、CTスキャンが実施されない
ステップ
を含みうる。
さらに別の態様において、本開示は、ヒト対象に対して、頭部コンピュータ断層撮影(CT)スキャンを実施するのかどうかを査定する方法に関する。例えば、方法は、
a)アッセイを実施して、推測される頭部損傷後、約24時間以内に、対象から採取された第1の試料、及び第1の試料が採取された、約3~約6時間後に、対象から採取された第2の試料である、対象から得られた、少なくとも2つの試料中の、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)を定量するステップ;並びに
b)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下するのか、上昇するのか、又は同じレベルを維持するのかに基づき、対象に対して、CTスキャンを実施するのかどうかを決定するステップであって、
(i)UCH-L1の第1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより高い場合に、CTスキャンが実施され、UCH-L1の第1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより低い場合に、CTスキャンが実施されない;
(ii)UCH-L1の第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られる場合に、CTスキャンが実施され、UCH-L1の第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られない場合に、CTスキャンが実施されない;又は
(iii)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇をする場合に、CTスキャンが実施され、UCH-L1のレベルの第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇が見られない場合に、CTスキャンが実施されない
ステップ
を含みうる。
頭部CTを実施するのかどうかを決定又は査定するための、上記において記載された方法において、第1の時点は、推測される頭部損傷の約0~約12時間後であることが可能であり、統計学的に有意な上昇若しくは低下は、第1の時点から第2の時点へ、約2倍未満若しくは約2分の1を超える;第1の時点は、推測される頭部損傷の約0~約12時間後であることが可能であり、統計学的に有意な上昇若しくは低下は、第1の時点から第2の時点へ、約1.81倍未満若しくは約1.81分の1を超える;第1の時点は、推測される頭部損傷の約0~約12時間後であることが可能であり、統計学的に有意な上昇は、第2の時点から第1の時点へ、約0.50倍を超える;第1の時点は、推測される頭部損傷の約0~約12時間後であることが可能であり、統計学的に有意な上昇は、第2の時点から第1の時点へ、約0.55倍を超える;又は第1の時点は、推測される頭部損傷の約0~約12時間後であることが可能であり、UCH-L1の基準レベルは、約550pg/mLであり、統計学的に有意な上昇は、第2の時点から第1の時点へ、約0.55倍を超える。
頭部CTを実施するのかどうかを決定又は査定するための、上記において記載された方法において、対象は、既に実施されたCTスキャンに基づき、外傷性脳損傷を有することが推測されうる。例えば、対象の医学的状態(患者が意識不明である場合のような)に応じて、CTスキャンは、対象が、救急治療室、外傷センター又は他の施設に到着した直後に対象がTBIを有するのかどうかを評価及び/若しくは査定するために、行われうる。このようなCTスキャンは、対象が、軽度TBI又は中等度若しくは重度のTBIを有するのかどうかを確認及び決定するように、アッセイが実施される前に実施されうる。アッセイが実施された後に、医師による(又は他の医療従事者による)TBIの管理(例えば、手術による介入及び/又は薬理学的介入が要求されうるのかどうかを決定するためのような)の一部としてのアッセイの結果に基づき、1回以上の、後続のCTスキャンが実施されうる。
頭部CTを実施するのかどうかを決定又は査定するための、上記において記載された方法において、基準レベルは、陽性の頭部CTスキャンと相関しうる。
頭部CTを実施するのかどうかを決定又は査定するための、上記において記載された方法において、基準レベルは、(a)少なくとも約80%~約100%の間の感度及び少なくとも約30%~約100%の間の特異度を有するアッセイにより決定されうる;(b)少なくとも約50pg/mL~約1000pg/mLの間でありうる;又は(c)少なくとも約86pg/mL~約700pg/mLの間でありうる。
頭部CTを実施するのかどうかを決定又は査定するための、上記において記載された方法において、試料は、(a)推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取される場合があり、基準レベルは、約100%の感度及び少なくとも約37.5%の特異度を有するアッセイにより決定される;(b)推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取される場合があり、基準レベルは、約100%の感度及び少なくとも約75%の特異度を有するアッセイにより決定される;(c)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取される場合があり、少なくとも約96%の感度及び少なくとも約30%の特異度を有するアッセイにより決定される;(d)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取される場合があり、少なくとも約86%の感度及び少なくとも約35%の特異度を有するアッセイにより決定される;又は(e)推測される頭部損傷後、約0時間~約12時間の間に採取される場合があり、基準レベルは、約100%の感度及び少なくとも約32%の特異度を有するアッセイにより決定される。
頭部CTを実施するのかどうかを決定又は査定するための、上記において記載された方法において、試料は、(a)推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取される場合があり、基準レベルは、約370pg/mLである;(b)推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取される場合があり、基準レベルは、約509pg/mLである;(c)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取される場合があり、基準レベルは、約96pg/mLである;(d)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取される場合があり、基準レベルは、約86pg/mLである;又は(e)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取される場合があり、基準レベルは、約550pg/mLである。
頭部CTを実施するのかどうかを決定又は査定するための、上記において記載された方法において、絶対量は、陽性の頭部CTスキャンと相関する。
頭部CTを実施するのかどうかを決定又は査定するための、上記において記載された方法において、絶対量は、少なくとも約80%~約100%の間の感度及び少なくとも約30%~約100%の間の特異度を有するアッセイにより決定されうる。
頭部CTを実施するのかどうかを決定又は査定するための、上記において記載された方法において、試料は、(a)推測される頭部損傷後、約0~約10時間以内に採取される場合があり、絶対量は、少なくとも約85%の感度及び少なくとも約41%の特異度を有するアッセイにより決定される;又は(b)推測される頭部損傷後、約0~約10時間以内に採取される場合があり、絶対量は、少なくとも約90%の感度及び少なくとも約35%の特異度を有するアッセイにより決定される。
頭部CTを実施するのかどうかを決定又は査定するための、上記において記載された方法において、試料は、(a)推測される頭部損傷後、約0~約10時間以内に採取される場合があり、絶対量は、約25pg/mLである;又は(b)推測される頭部損傷後、約0~約10時間以内に採取される場合があり、絶対量は、約23pg/mLである。
頭部CTを実施するのかどうかを決定又は査定するための、上記において記載された方法は、軽度又は中等度~重度のTBIを有すると評価されたヒト対象を、TBIのための処置により処置するステップをさらに含みうる。したがって、TBIのために処置される患者はまた、任意選択的に、任意の処置コース中及びこの後においてモニタリングもされる。代替的に、前記方法は、軽度TBI又は中等度TBIを有すると評価された対象(まだ今のところ処置を受けていない可能性がある対象のような対象)をモニタリングするステップをさらに含みうる。
頭部CTを実施するのかどうかを決定又は査定するための、上記において同定された方法において、試料(又は生物学的試料)は、全血試料、血清試料又は血漿試料でありうる。具体的に、試料(又は生物学的試料)は、全血試料でありうる。代替的に、試料(又は生物学的試料)は、血清試料でありうる。代替的に、試料(又は生物学的試料)は、血漿試料でありうる。
頭部CTを実施するのかどうかを決定又は査定するための、上記において記載された方法において、UCH-L1は、イムノアッセイを使用して測定又は検出されうる。上記において記載された方法の別の態様において、試料(又は生物学的試料)は、全血試料であることが可能であり、UCH-L1は、イムノアッセイを使用して測定又は検出されうる。上記において記載された方法における、別の態様において、試料(又は生物学的試料)は、血清試料であることが可能であり、UCH-L1は、イムノアッセイを使用して測定又は検出されうる。上記において記載された方法における、別の態様において、試料(又は生物学的試料)は、血漿試料であることが可能であり、UCH-L1は、イムノアッセイを使用して測定又は検出されうる。
上記において記載された方法のうちのいずれかにおいて、一部の実施形態において、第2の試料は、推測される頭部損傷後、約5時間~約16時間又は約3時間~約6時間の間に、対象から採取されうる。より具体的に、第2の試料は、推測される頭部損傷の約3時間、約4時間、約5時間、約6時間、約7時間、約8時間、約9時間、約10時間、約11時間又は約12時間後に、対象から採取されうる。
上記において記載された方法のうちのいずれかは、試料に対するアッセイを実施して、UCH-L1ではない、1つ以上の、他のバイオマーカーのレベルを測定又は検出するステップをさらに含みうる。
上記において記載された方法のうちのいずれかにおいて、アッセイは、
(a)1つ以上の、他のバイオマーカーの、第1の試料中レベル及び第2の試料中レベルを測定又は検出するステップ、
(b)1つ以上の、他のバイオマーカーのレベルの、第1の試料から、第2の試料への低下又は上昇を決定するステップ、及び
(c)1つ以上の、他のバイオマーカーの、第1の試料中レベルから、1つ以上の、他のバイオマーカーの、第2の試料中レベルへの、統計学的に有意な低下又は上昇が見られる場合に、対象を、軽度TBIを有すると評価するステップ
を含みうる。
上記において記載された方法において、1つ以上の、他のバイオマーカーは、S100β、ニューロン特異的エノラーゼ(NSE)、グリア細胞線維性酸性タンパク質(GFAP)、アポリポタンパク質1、タウ、C反応性タンパク質(CRP)、遊離脳由来神経栄養因子(BDNF)、p-タウ、総BDNF、トロポニンI(TnI)及びこれらの組合せからなる群から選択される。より具体的に、1つ以上の、他のバイオマーカーは、S100β、BDNF又はCRPである。
上記において記載された方法のうちのいずれかにおいて、UCH-L1のレベルは、イムノアッセイを実施することにより測定されうる。例えば、UCH-L1のレベルは、
(a)試料を、同時に、又は任意の順序において逐次的に、
(1)UCH-L1上又はUCH-L1断片上のエピトープに結合して捕捉抗体-UCH-L1抗原複合体を形成する捕捉抗体、及び
(2)検出可能な標識を含み、捕捉抗体が結合していないUCH-L1上のエピトープに結合してUCH-L1抗原-検出抗体複合体を形成する検出抗体
と接触させることにより、捕捉抗体-UCH-L1抗原-検出抗体複合体が形成されること、並びに
(b)UCH-L1の、試料中量又は試料中濃度を、捕捉抗体-UCH-L1抗原-検出抗体複合体内の検出可能な標識により発生したシグナルに基づき測定すること
により測定されうる。
上記において記載された方法のうちのいずれかにおいて、試料は、全血試料、血清試料、脳脊髄液試料又は血漿試料でありうる。一態様において、試料は、全血試料である。別の態様において、試料は、血清試料である。さらに別の態様において、試料は、血漿試料である。このような試料は、様々な方式により得られうる。例えば、試料は、対象が、物理的振盪、閉鎖性頭部外傷若しくは開放性頭部外傷を結果としてもたらす外部の機械的力若しくは他の力、1回以上の転倒、爆発又は爆破による鈍的衝撃により引き起こされた頭部損傷、又は他の種類の鈍的外傷を負った後に、得られうる。代替的に、対象が、化学物質、毒素又は化学物質と毒素との組合せを摂取した、又はこれらへと曝露された後において、試料が得られうる。化学物質又は毒素の例は、火、カビ、アスベスト、害虫駆除剤、殺虫剤、有機溶剤、塗料、糊、ガス、有機金属、乱用薬物又はこれらの1つ以上の組合せである。なお、さらに、試料は、自己免疫疾患、代謝性障害、脳腫瘍、低酸素症、ウイルス、髄膜炎、水頭症又はこれらの組合せを患う対象から得られうる。
上記において記載された方法のうちのいずれかは、ヒト対象の臨床状態、ヒト対象の検査値、軽度又は中等度~重度のTBIを患うものとしての、ヒト対象の分類、ヒト対象による、低レベル又は高レベルのUCH-L1の呈示、及びヒト対象が、頭部損傷を負った可能性がある、任意の事象のタイミングからなる群から選択された因子に関わらず、任意のヒト対象に対して実行されうる。
損傷からの時間と対比した、バイオマーカーであるUCH-L1についての結果を示す図である。 CTと相関するUCH-L1レベルについての、時点によるROC(receiver operating characteristic)解析を示す図である。 CTと相関する、時点1と比較した、時点2におけるUCH-L1レベルの変化(「デルタ」(すなわち、時点2-時点1))についての、ROC(receiver operating characteristic)解析を示す図である。 CTと相関する、UCH-L1結果の絶対量(「絶対デルタ」)(すなわち、時点2におけるUCH-L1レベルと、時点1におけるUCH-L1レベルとの絶対差違)についての、ROC(receiver operating characteristic)解析を示す図である。 時点によるUCH-L1アッセイ結果についての箱髭図を示す図である。 時点による検査結果についての、アッセイ反応速度Zスコア中央値を示す図である。 陰性のCTスキャン結果と対比した、陽性のCTスキャン結果と相関する、時点1(頭部損傷後0~6時間以内に採取された)及び時点2(時点1の試料の3~6時間後に採取された)におけるUCH-L1アッセイ結果についての箱髭図である。 陰性のCTスキャン結果と対比した、陽性のCTスキャン結果と相関する、時点1及び時点2におけるUCH-L1アッセイ結果についてのROC曲線を示す図である。 陰性のCTスキャン結果と対比した、陽性のCTスキャン結果と相関する、時点1(頭部損傷後6~12時間以内に採取された)及び時点2(時点1の試料の3~6時間後に採取された)におけるUCH-L1アッセイ結果についての箱髭図である。 陰性のCTスキャン結果と対比した、陽性のCTスキャン結果と相関する、時点1及び時点2におけるUCH-L1アッセイ結果についてのROC曲線を示す図である。 第1の試料をいつ採取したのかについての時間範囲による、陰性のCTスキャン結果と対比した、陽性のCTスキャン結果と相関する、時点2と時点1との差違又は変化(「デルタ」)によるUCH-L1アッセイ結果についての箱髭図である。図9Aは、0~6時間群についての箱髭図を示す。 第1の試料をいつ採取したのかについての時間範囲による、陰性のCTスキャン結果と対比した、陽性のCTスキャン結果と相関する、時点2と時点1との差違又は変化(「デルタ」)によるUCH-L1アッセイ結果についての箱髭図である。図9Bは、6~12時間群についての箱髭図を示す。 第1の試料をいつ採取したのかについての時間範囲による、陰性のCTスキャン結果と対比した、陽性のCTスキャン結果と相関する、UCH-L1結果の絶対量(「絶対デルタ」)(すなわち、時点2と、時点1との絶対差違)についての箱髭図である。図10Aは、0~6時間群についての箱髭図を示す。 第1の試料をいつ採取したのかについての時間範囲による、陰性のCTスキャン結果と対比した、陽性のCTスキャン結果と相関する、UCH-L1結果の絶対量(「絶対デルタ」)(すなわち、時点2と、時点1との絶対差違)についての箱髭図である。図10Bは、6~12時間群についての箱髭図を示す。 中等度の/重度のTBI GCSスコアと対比した、軽度TBI GCSスコアと相関する、時点1(頭部損傷後0~6時間以内に採取された)及び時点2(時点1の試料の3~6時間後に採取された)におけるUCH-L1アッセイ結果についての箱髭図である。 中等度の/重度のTBI GCSスコアと対比した、軽度TBI GCSスコアと相関する、時点1及び時点2におけるUCH-L1アッセイ結果についてのROC曲線を示す図である。 中等度の/重度のTBI GCSスコアと対比した、軽度TBI GCSスコアと相関する、時点1(頭部損傷後6~12時間以内に採取された)及び時点2(時点の1試料の3~6時間後に採取された)におけるUCH-L1アッセイ結果についての箱髭図である。 中等度の/重度のTBI GCSスコアと対比した、軽度TBI GCSスコアと相関する、時点1及び時点2におけるUCH-L1アッセイ結果についてのROC曲線を示す図である。 第1の試料をいつ採取したのかについての時間範囲による、中等度の/重度のTBI GCSスコアと対比した、軽度TBI GCSスコアと相関する、時点2と時点1との差違又は変化(「デルタ」)によるUCH-L1アッセイ結果についての箱髭図である。図13Aは、0~6時間群についての箱髭図を示す。 第1の試料をいつ採取したのかについての時間範囲による、中等度の/重度のTBI GCSスコアと対比した、軽度TBI GCSスコアと相関する、時点2と時点1との差違又は変化(「デルタ」)によるUCH-L1アッセイ結果についての箱髭図である。図13Bは、6~12時間群についての箱髭図を示す。 中等度の/重度のTBI GCSスコアと対比した、軽度TBI GCSスコアと相関する、絶対量(「絶対デルタ」)によるUCH-L1アッセイ結果(すなわち、時点1(頭部損傷後0~6時間以内に採取された)と、時点2(時点1の試料の3~6時間後に採取された)との絶対差違)についての箱髭図である。 中等度の/重度のTBI GCSスコアと対比した、軽度TBI GCSスコアと相関する、絶対量(「絶対デルタ」)によるUCH-L1アッセイ結果についてのROC曲線を示す図である。 中等度の/重度のTBI GCSスコアと対比した、軽度TBI GCSスコアと相関する、UCH-L1結果の絶対量(「絶対デルタ」)(すなわち、時点1(頭部損傷後6~12時間以内に採取された)と、時点2(時点1の試料の3~6時間後に採取された)との絶対差違)についての箱髭図である。 中等度の/重度のTBI GCSスコアと対比した、軽度TBI GCSスコアと相関する、UCH-L1結果の絶対量(「絶対デルタ」)についてのROC曲線を示す図である。 中等度の/重度のTBI GCSスコアと対比した、軽度TBI GCSスコアと相関する、時点1(頭部損傷後0~6時間以内に採取された)と、時点2(時点1の試料の3~6時間後に採取された)との、UCH-L1レベルの倍数変化についてのROC曲線を示す図である。 CTスキャンと相関する、UCH-L1結果の絶対量(「絶対デルタ」)(すなわち、時点1(頭部損傷後0~10時間以内に採取された)と、時点2(時点1の試料の3~6時間後に採取された)との絶対差違)についてのROC曲線を示す図である。 CTスキャンと相関する、UCH-L1結果の絶対量(「絶対デルタ」)(すなわち、時点1(頭部損傷の10時間を超える時間後に採取された)と、時点2(時点1の試料の3~6時間後に採取された)との絶対差違)についてのROC曲線を示す図である。 中等度の/重度のTBI GCSスコアと対比した、軽度TBI GCSスコアと相関する、UCH-L1結果の絶対量(「絶対デルタ」)(すなわち、時点1(頭部損傷後0~11時間以内に採取された)と、時点2(時点1の試料の3~6時間後に採取された)との絶対差違)についてのROC曲線を示す図である。 中等度の/重度のTBI GCSスコアと対比した、軽度TBI GCSスコアと相関する、UCH-L1結果の絶対量(「絶対デルタ」)(すなわち、時点1(頭部損傷の11時間を超える時間後に採取された)と、時点2(時点1の試料の3~6時間後に採取された)との絶対差違)についてのROC曲線を示す図である。 中等度の/重度のTBI GCSスコアと対比した、軽度TBI GCSスコアと相関する、UCH-L1結果の絶対量(「絶対デルタ」)(すなわち、時点1(頭部損傷後0~10時間以内に採取された)と、時点2(時点1の試料の3~6時間後に採取された)との絶対差違)についてのROC曲線を示す図である。 中等度の/重度のTBI GCSスコアと対比した、軽度TBI GCSスコアと相関する、UCH-L1結果の絶対量(「絶対デルタ」)(すなわち、時点1(頭部損傷の12時間を超える時間後に採取された)と、時点2(時点1の試料の3~6時間後に採取された)との絶対差違)についてのROC曲線を示す図である。
本発明は、早期バイオマーカーであるユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)を使用して、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷(TBI)のような、頭部への損傷を負っている対象(例えば、ヒト対象のような)の診断及び査定の一助となる方法に関する。これらの方法は、頭部への損傷又は頭部への推測される損傷から24時間以内の異なる時点において対象から採取された1つ以上の試料(例えば、生物学的試料のような)中のUCH-L1レベルを検出するステップを伴う。頭部への損傷後又は推測される損傷後最初の24時間以内におけるその後のUCH-L1レベルの低下に後続されうる、UCH-L1レベルの上昇(increase)又は上昇(elevated)の検出は、対象を正確に査定又は診断すること、及びこれにより、その後の早期処置を可能とし、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷を伴う患者をモニタリングする一助を提供する。例えば、損傷又は推測される損傷後2~6時間以内のように最初の6時間以内に採取された第1の試料中の、第1の試料が採取された3~6時間後のような約0.5~10時間後に採取された第2の試料中と比較した、UCH-L1レベルの統計学的に有意な変化を有する対象は、中等度~重度の外傷性脳損傷を有する対象として同定されうる。別の例において、基準レベルより高いUCH-L1レベルを有する対象もまた、中等度~重度の外傷性脳損傷を有する対象として同定されうる。別の例において、少なくとも、絶対量の上昇又は低下を有する対象もまた、中等度~重度の外傷性脳損傷を有する対象として同定されうる。
本発明はまた、頭部への損傷を負っている対象が、UCH-L1のレベルに基づく、頭部コンピュータ断層撮影(CT)スキャンから利益を得、したがって、CTスキャンを受けるのかどうかを決定する一助となる方法にも関する。これらの方法は、頭部への損傷又は頭部への、推測される損傷から24時間以内の、異なる時点において、対象から採取された、1つ以上の試料中のUCH-L1レベルを検出するステップを伴う。頭部への損傷後又は推測される損傷後、最初の24時間以内に、その後のUCH-L1レベルの低下に後続されうる、UCH-L1レベルの上昇(increase)又は上昇(elevated)の検出は、対象が、頭部CTスキャンを受けるべきであるのかどうかを決定する一助を提供する。例えば、損傷又は推測される損傷後2~6時間以内のように最初の6時間以内に採取された第1の試料中の、第1の試料が採取された3~6時間後のような約0.5~10時間後に採取された第2の試料中と比較した、UCH-L1レベルの統計学的に有意な変化を有する対象は、頭部CTスキャンが陽性となる可能性が高く、したがって、CTスキャンを施されることから利益を得る対象として同定されうる。別の例において、基準レベルより高いUCH-L1レベルを有する対象もまた、頭部CTスキャンが陽性となる可能性が高く、したがって、CTスキャンを施されることから利益を得る対象として同定されうる。別の例において、少なくとも、絶対量の上昇又は低下を有する対象もまた、頭部CTスキャンが陽性となる(したがって、例えば、潜在的なTBIを指し示す)可能性が高く、したがって、CTスキャンを施されることから利益を得る対象として同定されうる。
本明細書の本節及び全開示において使用された節の小見出しは、構成上の目的だけのものであり、限定的であることを意図するものではない。
1.定義
そうでないことが規定されない限りにおいて、本明細書において使用された、全ての技術用語及び科学用語は、当業者により一般に理解される意味と同じ意味を有する。齟齬が生じる場合は、定義を含む本文献に従う。本発明の実施又は試験において、本明細書において記載された方法及び材料と同様又は同等な方法及び材料も使用されうるが、下記において、好ましい方法及び材料について記載される。本明細書において言及された、全ての刊行物、特許出願、特許及び他の参考文献は、参照によりそれらの全体において組み込まれる。本明細書において開示された材料、方法及び例は、例示的なものであるに過ぎず、限定を意図するものではない。
本明細書において使用された「~を含む(comprise(s))」、「~を含む(include(s))」「~を有すること」、「~を有する」、「~でありうる」、「~を含有する」という用語は、さらなる行為又は構造の可能性を除外しない、オープンエンドな移行句、移行用語又は移行語である。単数形の「ある」及び「その」は、文脈によりそうでないことが明らかに指示されない限りにおいて、複数の指示対象を含む。本開示はまた、明示されているのであれ、そうでないのであれ、本明細書において提示された実施形態又は要素「を含み」、これら「からなり」、これら「から本質的になる」、他の実施形態も想定する。
本明細書において、数値範囲を列挙するために、それらの間に介在する、同じ精度を伴う各数が明示的に想定される。例えば、6~9の範囲について、6及び9に加えて、7及び8の数も想定され、6.0~7.0の範囲について、6.0、6.1、6.2、6.3、6.4、6.5、6.6、6.7、6.8、6.9及び7.0の数が、明示的に想定される。
本明細書において「アフィニティー成熟抗体」とは、標的抗原に対する抗体のアフィニティー(すなわち、K、k又はk)の変更を有さない親抗体と比較した改善を結果としてもたらす、1つ以上のCDR内の、1カ所以上の変更を伴う抗体を指すように使用される。例示的なアフィニティー成熟抗体は、標的抗原に対する、ナノモル単位なお又はピコモル単位のアフィニティーを有する。BioDisplay法を使用して調製されたコンビナトリアル抗体ライブラリーのスクリーニングを含め、アフィニティー成熟抗体を作製するための様々な手順が当技術分野において公知である。例えば、Marksら、BioTechnology、10:779~783(1992)は、VHとVLとのドメインシャッフリングによるアフィニティー成熟について記載している。CDR残基及び/又はフレームワーク残基のランダム突然変異誘発については、Barbasら、Proc.Nat.Acad.Sci.USA、91:3809~3813(1994);Schierら、Gene、169:147~155(1995);Yeltonら、J.Immunol.、155:1994~2004(1995);Jacksonら、J.Immunol.、154(7):3310~3319(1995)及びHawkinsら、J.Mol.Biol.、226:889~896(1992)により記載されている。選択的突然変異誘発位置及び活性増強アミノ酸残基を伴う接触位置はたは超変異位置における選択的突然変異については、米国特許第6,914,128B1号において記載されている。
本明細書において使用された「抗体(antibody)」及び「抗体(antibodies)」とは、モノクローナル抗体、多特異性抗体、ヒト抗体、ヒト化抗体(完全ヒト化抗体又は部分的ヒト化抗体)、鳥類(例えば、アヒル又はガチョウ)抗体、サメ抗体、クジラ抗体及び非霊長動物(例えば、ウシ、ブタ、ラクダ、ラマ、ウマ、ヤギ、ウサギ、ヒツジ、ハムスター、モルモット、ネコ、イヌ、ラット、マウスなど)抗体又は非ヒト霊長動物(例えば、サル、チンパンジーなど)抗体を含む哺乳動物抗体などであるがこれらに限定されない動物抗体、組換え抗体、キメラ抗体、単鎖Fv(「scFv」)、単鎖抗体、単一ドメイン抗体、Fab断片、F(ab’)断片、F(ab’)断片、ジスルフィド連結型Fv(「sdFv」)及び抗イディオタイプ(「抗Id」)抗体、二重ドメイン抗体、二重可変ドメイン(DVD)又は三重可変ドメイン(TVD)抗体(二重可変ドメイン免疫グロブリン及びそれらを作り出すための方法について、各々の内容が参照により本明細書に組み込まれるWu,C.ら、Nature Biotechnology、25(11):1290~1297(2007)及びPCT国際出願第2001/058956号において記載されている)並びに上記のうちのいずれかの、機能的に活性なエピトープ結合性断片を指す。特に、抗体は、免疫グロブリン分子及び免疫グロブリン分子の免疫活性断片、すなわち、解析物結合性部位を含有する分子を含む。免疫グロブリン分子は、任意の種類(例えば、IgG、IgE、IgM、IgD、IgA及びIgY)、クラス(例えば、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1及びIgA2)又はサブクラスの分子でありうる。簡潔さのために、本明細書において、解析物に対する抗体は、「抗解析物抗体」又は、単に、「解析物抗体」(例えば、抗UCH-L1抗体又はUCH-L1抗体)と称されることが多い。
本明細書において使用された「抗体断片」とは、抗原結合性部位又は可変領域を含む、無傷抗体の部分を指す。部分は、無傷抗体のFc領域の重鎖定常ドメイン(すなわち、抗体アイソタイプに応じて、CH2、CH3又はCH4)を含まない。抗体断片の例は、Fab断片、Fab’断片、Fab’-SH断片、F(ab’)断片、Fd断片、Fv断片、ダイアボディー、単鎖Fv(scFv)分子、1つだけの軽鎖可変ドメインを含有する単鎖ポリペプチド、軽鎖可変ドメインの3つのCDRを含有する単鎖ポリペプチド、1つだけの重鎖可変領域を含有する単鎖ポリペプチド及び重鎖可変領域の3つのCDRを含有する単鎖ポリペプチドを含むがこれらに限定されない。
「曲線下面積」又は「AUC」とは、ROC曲線下面積を指す。ROC曲線下AUCとは、精度についての尺度である。AUCが1であることが、完全な検査を表すのに対し、AUCが0.5であることは、非有意な検査を表す。好ましいAUCは、少なくとも約0.700、少なくとも約0.750、少なくとも約0.800、少なくとも約0.850、少なくとも約0.900、少なくとも約0.910、少なくとも約0.920、少なくとも約0.930、少なくとも約0.940、少なくとも約0.950、少なくとも約0.960、少なくとも約0.970、少なくとも約0.980、少なくとも約0.990又は少なくとも約0.995でありうる。
本明細書において、「ビーズ」と「粒子」とは、互換的に使用され、実質的に球形の固体支持体を指す。ビーズ又は粒子の一例は、マイクロ粒子である。本明細書において使用されうるマイクロ粒子は、当技術分野において公知である、任意の種類でありうる。例えば、ビーズ又は粒子は、磁気ビーズ又は磁気粒子でありうる。磁気ビーズ/粒子は、強磁性、フェリ磁性、常磁性、超常磁性又は磁性流体でありうる。例示的な強磁性材料は、Fe、Co、Ni、Gd、Dy、CrO、MnAs、MnBi、EuO及びNiO/Feを含む。フェリ磁性材料の例は、NiFe、CoFe、Fe(又はFeO.Fe)を含む。ビーズは、磁性であり、1つ以上の非磁性層により取り囲まれた、固体コア部分を有しうる。代替的に、磁性部分は、非磁性コアの周囲の層でありうる。マイクロ粒子は、本明細書において記載された方法において働く、任意のサイズ、例えば、約0.75~約5nm又は約1~約5nm又は約1~約3nmでありうる。
本明細書において、「結合性タンパク質」とは、例えば、ポリペプチド、抗原、化合物若しくは他の分子、又は任意の種類の基質のような、結合パートナーに結合し、これと共に複合体を形成する、単量体又は多量体のタンパク質を指すように使用される。結合性タンパク質は、結合パートナーに特異的に結合する。結合性タンパク質は、抗体のほか、当技術分野において公知であり、本明細書の下記において記載される、これらの抗原結合性断片及びこれらの他の多様な形態及び誘導体並びに抗原分子又は抗原分子上の特定の部位(エピトープ)に結合する、1つ以上の抗原結合性ドメインを含む他の分子を含む。したがって、結合性タンパク質は、四量体の免疫グロブリンである抗体、IgG分子、IgG1分子、モノクローナル抗体、キメラ抗体、CDRグラフト抗体、ヒト化抗体、アフィニティー成熟抗体及び抗原に結合する能力を保持する、任意のこのような抗体の断片を含むがこれらに限定されない。
本明細書において、「二特異性抗体」とは、それらのうちの1つだけが機能的な二特異性抗体である複数の異なる免疫グロブリン分子種を結果としてもたらす形で、クァドローマ技術(Milsteinら、Nature、305(5934):537~540(1983)を参照されたい)、2つの異なるモノクローナル抗体の化学的コンジュゲーション(Staerzら、Nature、314(6012):628~631(1985)を参照されたい)、又はFc領域内の突然変異を導入するKIH(knob-into-hole)法若しくは同様の手法(Holligerら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA、90(14):6444~6448(1993)を参照されたい)により作出された全長抗体を指すように使用される。二特異性抗体は、その2つの結合性アーム(HC/LCの1つの対)のうちの1つにおける、1つの抗原(又はエピトープ)に結合し、その第2のアーム(HC/LCの異なる対)における、異なる抗原(又はエピトープ)に結合する。この定義により、二特異性抗体は、2つの顕著に異なる抗原結合性アーム(特異性配列及びCDR配列の両方)を有し、それが結合する各抗原について一価である。
本明細書において、「CDR」とは、抗体の可変配列内の「相補性決定領域」を指すように使用される。重鎖及び軽鎖の可変領域の各々において、3つずつのCDRが存在する。重鎖又は軽鎖のN末端から順に、これらの領域は、可変領域の各々について、「CDR1」、「CDR2」及び「CDR3」と表記されている。本明細書において使用された「CDRセット」という用語は、単一の可変領域において生じる、3つのCDRの群であって、抗原に結合するCDRの群を指す。したがって、抗原結合性部位は、重鎖可変領域及び軽鎖可変領域の各々に由来するCDRセットを含む、6つのCDRを含みうる。単一のCDR(例えば、CDR1、CDR2又はCDR3)を含むポリペプチドは、「分子認識単位」と称されうる。抗原-抗体複合体についての結晶構造解析は、CDRのアミノ酸残基が、結合された抗原との、広範な接触部を形成し、この場合、最も広範な抗原の接触部は、重鎖CDR3との接触部であることを裏付けている。したがって、分子認識単位は、主に、抗原結合性部位の特異性の一因となりうる。一般に、CDR残基は、抗原への結合に対する影響に、直接、かつ、極めて実質的に関与する。
これらのCDRの正確な境界は、異なるシステムに従い、異なる形で規定されている。Kabat(Kabatら、「Sequences of Proteins of Immunological Interest(National Institutes of Health、Bethesda、Md.(1987)及び(1991))により記載されているシステムは、抗体の任意の可変領域へと適用可能である、明確な残基番号付けシステムを提示するだけではなく、また、3つのCDRを規定する、正確な残基の境界も提示している。これらのCDRは、「Kabat CDR」と称されうる。Chothia及び同僚(Chothia及びLesk、J.Mol.Biol.、196:901~917(1987);並びにChothiaら、Nature、342:877~883(1989))は、Kabat CDR内の、ある特定の下位部分(sub-portion)が、アミノ酸配列のレベルにおいて、大きな多様性を有するにもかかわらず、ほぼ同一なペプチド骨格のコンフォメーションを取ることを見出した。これらの下位部分は、「L」及び「H」が、それぞれ、軽鎖領域及び重鎖領域を名指す、「L1」、「L2」及び「L3」、又は「H1」、「H2」及び「H3」と名指された。これらの領域は、「Chothia CDR」と称される場合があり、これらは、Kabat CDRと重複する境界を有する。Kabat CDRと重複するCDRを規定する他の境界について、Padlan、FASEB J.、9:133~139(1995);及びMacCallum、J.Mol.Biol.、262(5):732~745(1996)により記載されている。さらに他のCDRの境界の定義は、本明細書のシステムの定義に厳密に従わない場合もあり、特定の残基若しくは残基群なお又は全CDRが、抗原への結合に、著明な影響を及ぼさないという予測又は実験による知見に照らして、短くなる場合もあり、長くなる場合もあるが、それでも、Kabat CDRと重複する。本明細書において使用された方法は、これらのシステムのうちのいずれに従い規定されたCDRも用いうるが、ある特定の実施形態は、Kabatより規定されたCDR又はChothiaにより規定されたCDRを使用する。
「構成要素(component)」、「構成要素(components)」又は「少なくとも1つの構成要素」とは、一般に、本明細書において記載された方法及び当技術分野において公知である他の方法に従う、患者の尿試料、全血試料、血清試料又は血漿試料のような被験試料についてのアッセイのためのキット内に含まれうる捕捉抗体、検出試薬又は検出コンジュゲート、較正物質、対照、感度パネル、容器、緩衝液、希釈剤、塩、酵素、酵素に対する補因子、検出試薬、前処理試薬/溶液、基質(例えば、溶液としての)、停止溶液などを指す。一部の構成要素は、溶液でありうる、又はアッセイにおける使用のための復元のために、凍結乾燥させられうる。
本明細書において使用された「CTスキャン」とは、コンピュータ断層撮影(CT)スキャンを指す。CTスキャンは、異なる角度から得られた、一連のX線画像を組み合わせ、コンピュータ処理を使用して、体内の骨、血管及び軟部組織についての断面画像又は切片を創出する。CTスキャンは、X線CT、ポジトロン放射断層撮影(PET)、単一光子放射コンピュータ断層撮影(SPECT)、コンピュータ軸方向断層撮影(CATスキャン)又はコンピュータ支援断層撮影を使用しうる。CTスキャンは、従来のCTスキャン又は渦巻き状/らせん状CTスキャンでありうる。従来のCTスキャンにおいて、スキャンは、切片ごとに得られ、各切片のスキャンの後、停止及び次の切片への移動、例えば、腹部の上方から、骨盤への移動がなされる。従来のCTスキャンは、動きによるアーチファクトを回避するために、患者が息を止めることを要求する。渦巻き状/らせん状CTスキャンは、連続スキャンであり、渦巻き状に得られ、スキャンされた画像が連続的であるので、工程がはるかに迅速である。
本明細書において使用された、抗体の「誘導体」とは、純正抗体又は親抗体と比較した場合、そのアミノ酸配列に対する、1つ以上の修飾を有する抗体を指す場合があり、修飾ドメイン構造を呈しうる。誘導体は、標的(抗原)に特異的に結合することが可能なアミノ酸配列を採用するだけでなく、天然抗体内で見出された、典型的なドメイン構成を採用することもさらに可能でありうる。抗体誘導体の典型的な例は、他のポリペプチドへとカップリングさせた抗体、再配列された抗体ドメイン又は抗体の断片である。誘導体はまた、少なくとも1つのさらなる化合物、例えば、タンパク質ドメインも含むことが可能であり、前記タンパク質ドメインは、共有結合又は非共有結合により連結されている。連結は、当技術分野で公知の方法に従う遺伝子融合に基づきうる。抗体を含む融合タンパク質内に存在するさらなるドメインは、ペプチドリンカーであると有利な、可動性リンカーにより連結されることが好ましい場合があり、この場合、前記ペプチドリンカーは、さらなるタンパク質ドメインのC末端及び抗体のN末端又はこの逆の間の距離にわたるのに十分な長さである、複数の、親水性で、ペプチド結合されたアミノ酸を含む。抗体は、生物学的活性に適するコンフォメーションを有する、又は、例えば、固体支持体、生物学的活性物質(例えば、サイトカイン又は成長ホルモン)、化学的薬剤、ペプチド、タンパク質若しくは薬物に選択的に結合する、エフェクター分子へと連結されうる。
本明細書において「アッセイにより決定された」とは、任意の適切なアッセイによる、基準レベル又は絶対量の決定を指すように使用される。一部の実施形態において、基準レベル又は絶対量の決定は、対象に由来する試料へと適用されるアッセイと同じ種類のアッセイにより(例えば、イムノアッセイ、タンパク質免疫沈降、免疫電気泳動、化学分析、SDS-PAGE及びウェスタンブロット解析又はタンパク質免疫染色、電気泳動解析、タンパク質アッセイ、競合的結合アッセイ、機能的タンパク質アッセイ、又は高速液体クロマトグラフィー(HPLC)若しくは液体クロマトグラフィー-質量分析(LC/MS)のような、クロマトグラフィー法若しくは分光法により)達成されうる。一部の実施形態において、基準レベル又は絶対量の決定は、対象に由来する試料へと適用されるアッセイと同じ種類のアッセイにより、同じアッセイ条件下において達成されうる。本明細書において言及される通り、本開示は、例示的な基準レベル及び絶対量(例えば、異なる時点における基準レベルを比較することにより計算された絶対量)を提示する。本明細書における本開示を、他のアッセイに適合させて、本開示により提示された記載に基づき、これらの他のアッセイについて、アッセイ特異的な基準レベル及び絶対量を得ることは、十分に、当業者の技術の範囲内にある。例えば、頭部への損傷を負ったことが既知のヒト対象から得られた試料(そして、より特定すると、(i)軽度TBI又は(ii)中等度~重度のTBIを負ったことが既知のヒト対象から得られた試料)及び頭部への損傷を負っていないことが既知のヒト対象から得られた試料(そして、より特定すると、いずれかのTBIを負ったことが既知のヒト対象から得られた試料)を含むトレーニング試料のセットは、アッセイ特異的な基準レベル及び絶対量を得るのに使用されうる。本明細書において、「アッセイにより決定され」、列挙されたレベルの「感度」及び/又は「特異度」を有する、基準レベル又は絶対量は、前記基準レベル又は絶対量が、本発明の方法において採用された場合に、列挙された感度及び/又は特異度についての方法をもたらすことが決定された、基準レベル又は絶対量を指すように使用されることが理解される。例えば、複数の異なる可能な基準レベル及び絶対量を使用する、アッセイデータについての統計学的解析の反復により、本発明の方法において与えられた基準レベル又は絶対量と関連する感度及び特異度を決定することは、十分に、当業者の技術の範囲内にある。
本明細書において「乱用薬物」とは、非医学的理由(例えば、気晴らし効果及び/又は気分を変える効果のような)のために服用される、1つ以上の添加物質(薬物のような)を指すように使用される。このような乱用薬物への、過剰な耽溺、これらの使用又はこれらへの依存は、「物質乱用」と称されることが多い。乱用薬物の例は、アルコール、バルビツレート、ベンゾジアゼピン、カナビス、コカイン、幻覚剤(ケタミン、メスカリン(ペヨーテ)、PCP、シロシビン、DMT及び/又はLSDのような)、メタカロン、オピオイド、アンフェタミン(メタンフェタミンを含む)、同化ステロイド、吸入剤(すなわち、例えば、ニトレート、スプレー塗料、洗浄液、マーカー、糊などのような、向精神特性を含有する揮発性物質を含有する物質)及びこれらの組合せを含む。
本明細書において、「二重特異性抗体」とは、その2つの結合性アーム(HC/LCの対)の各々において、2つの異なる抗原(又はエピトープ)に結合しうる全長抗体(PCT公開第02/02773号を参照されたい)を指すように使用される。したがって、二重特異性結合タンパク質は、同一な特異性及び同一なCDR配列を伴う、2つの同一な抗原結合性アームを有し、それが結合する各抗原について二価である。
本明細書において、「二重可変ドメイン」とは、二価結合性タンパク質(2つの抗原結合性部位)、四価結合性タンパク質(4つの抗原結合性部位)、又は多価結合性タンパク質でありうる結合性タンパク質上の、2つ以上の抗原結合性部位を指すように使用される。DVDは、単一特異性、すなわち、1つの抗原(又は1つの特異性エピトープ)に結合することが可能な場合もあり、多特異性、すなわち、2つ以上の抗原(すなわち、同じ標的抗原分子の2つ以上のエピトープ又は異なる標的抗原2つ以上のエピトープ)に結合することが可能な場合もある。好ましいDVD結合性タンパク質は、2つの重鎖DVDポリペプチド及び2つの軽鎖DVDポリペプチドを含み、「DVD免疫グロブリン」又は「DVD-Ig」と称される。したがって、このようなDVD-Ig結合性タンパク質は、四量体であり、IgG分子と類似するが、IgG分子より多くの抗原結合性部位をもたらす。したがって、四量体DVD-Ig分子の各半分は、IgG分子の半分と類似し、重鎖DVDポリペプチド及び軽鎖DVDポリペプチドを含むが、単一の抗原結合性ドメインをもたらす、IgG分子の重鎖及び軽鎖の対と異なり、DVD-Igの重鎖及び軽鎖の対は、2つ以上の抗原結合性部位をもたらす。
DVD-Ig結合性タンパク質の各抗原結合性部位は、ドナー(「親」)モノクローナル抗体に由来しうるので、抗原結合性部位1つ当たり、合計6つのCDRであって、抗原への結合に関与するCDRを伴う、重鎖可変ドメイン(VH)及び軽鎖可変ドメイン(VL)を含みうる。したがって、2つの異なるエピトープ(すなわち、2つの異なる抗原分子の、2つの異なるエピトープ又は同じ抗原分子の、2つの異なるエピトープ)に結合するDVD-Ig結合性タンパク質は、第1の親モノクローナル抗体に由来する抗原結合性部位及び第2の親モノクローナル抗体の抗原結合性部位を含む。
DVD-Ig結合性分子のデザイン、発現及び特徴付けについての記載は、PCT公開第2007/024715号、米国特許第7,612,181号及びWuら、Nature Biotech.、25:1290~1297(2007)においてなされている。このようなDVD-Ig分子の好ましい例は、構造式:VD1-(X1)n-VD2-C-(X2)n[式中、VD1は、第1の重鎖可変ドメインであり、VD2は、第2の重鎖可変ドメインであり、Cは、重鎖定常ドメインであり、X1は、それがCH1ではないことを条件として、リンカーであり、X2は、Fc領域であり、nは、0又は1であるが、好ましくは1である]を含む重鎖;及び構造式:VD1-(X1)n-VD2-C-(X2)n[式中、VD1は、第1の軽鎖可変ドメインであり、VD2は、第2の軽鎖可変ドメインであり、Cは、軽鎖定常ドメインであり、X1は、これがCH1ではないことを条件として、リンカーであり、X2は、Fc領域を含まず、nは、0又は1であるが、好ましくは1である]を含む軽鎖を含む。このようなDVD-Igは、2つのこのような重鎖及び2つのこのような軽鎖を含むことが可能であり、この場合、各鎖は、可変領域の間に介在する定常領域を伴わずに、タンデムにより連結された可変ドメインを含み、重鎖及び軽鎖は、会合して、タンデムの機能的抗原結合性部位を形成し、重鎖及び軽鎖の対は、重鎖及び軽鎖の別の対と会合して、4つの機能的な抗原結合性部位を伴う、四量体の結合性タンパク質を形成しうる。別の例において、DVD-Ig分子は、各々が可変ドメインの間に介在する定常領域を伴わずに、タンデムに連結された、3つの可変ドメイン(VD1、VD2、VD3)を含む重鎖及び軽鎖を含むことが可能であり、この場合、重鎖及び軽鎖の対は、会合して、3つの抗原結合性部位を形成することが可能であり、重鎖及び軽鎖の対は、重鎖及び軽鎖の別の対と会合して、6つの抗原結合性部位を伴う、四量体の結合性タンパク質を形成しうる。
好ましい実施形態において、DVD-Ig結合性タンパク質は、その親モノクローナル抗体により結合された同じ標的分子に結合するだけでなく、また、その親モノクローナル抗体のうちの1つ以上の、1つ以上の所望の特性も保有する。好ましくは、このようなさらなる特性は、親モノクローナル抗体のうちの1つ以上の抗体パラメータである。その親モノクローナル抗体のうちの1つ以上に由来するDVD-Ig結合性タンパク質に寄与されうる抗体パラメータは、抗原特異性、抗原アフィニティー、効力、生物学的機能、エピトープの認識、タンパク質の安定性、タンパク質の可溶性、作製効率、免疫原性、薬物動態、バイオアベイラビリティー、組織との交差反応性、及びオーソログ抗原への結合を含むがこれらに限定されない。
DVD-Ig結合性タンパク質は、UCH-L1の、少なくとも1つのエピトープに結合する。DVD-Ig結合性タンパク質の非限定例は、UCH-L1の、1つ以上のエピトープに結合するDVD-Ig結合性タンパク質、ヒトUCH-L1のエピトープ及び別の種(例えば、マウス)のUCH-L1のエピトープに結合するDVD-Ig結合性タンパク質及びヒトUCH-L1のエピトープ及び別の標的分子のエピトープに結合するDVD-Ig結合性タンパク質を含む。
本明細書において使用された「ダイナミックレンジ」とは、アッセイのリードアウトが、解析される試料中の標的分子又は解析物の量と比例する範囲を指す。
本明細書において使用された「~を査定すること」及び「~を査定する」とは、外傷性脳損傷の存在、非存在及び/又は程度などの、頭部損傷と関連する情報を得るために、頭部損傷又は推測される頭部損傷を伴う対象を評価することを指す。「~を査定すること」は、対象に由来する試料中の、UCH-L1のようなTBIバイオマーカーを検出すること、このレベルを測定すること、及び/又はこれを定量することを含みうる。「~を査定すること」はまた、頭部損傷又は推測される頭部損傷を伴う対象についての、多様な臨床評価であって、GCS評価、GOSE評価及び/又はイメージング解析(例えば、CTスキャン又はMRIイメージング)を実施することなどであるがこれらに限定されない臨床評価を実施することも含みうる。
「エピトープ(epitope)」又は「エピトープ(epitopes)」又は「目的のエピトープ」とは、認識され、その特異的結合パートナー上の相補的な部位に結合しうる、任意の分子上の部位を指す。分子及び特異的結合パートナーは、特異的結合対の一部である。例えば、エピトープは、ポリペプチド、タンパク質、ハプテン、炭水化物抗原(糖脂質、糖タンパク質又はリポ多糖のようであるがこれらに限定されない)又は多糖の上にありうる。その特異的結合パートナーは、抗体でありうるがこれに限定されない。
本明細書において使用された「Fab(fragment antigen-binding)断片」又は「Fab断片」とは、抗原に結合し、1つの抗原結合性部位である、1つの完全な軽鎖及び1つの重鎖の一部を含有する抗体の断片を指す。Fabは、VLドメイン、VHドメイン、CLドメイン及びCH1ドメインからなる一価断片である。Fabは、各重鎖及び各軽鎖の、1つの定常ドメイン及び1つの可変ドメインから構成される。可変ドメインは、単量体のアミノ末端において、相補性決定領域のセットを含む、パラトープ(抗原結合性部位)を含有する。したがって、Y字の各アームは、抗原上のエピトープに結合する。Fab断片は、例えば、免疫グロブリン単量体を、2つのFab断片及びFc断片へと切断するのに使用されうる、酵素であるパパインを使用して、当技術分野において記載されている通りに作出されうる、又は組換え手段により作製されうる。
本明細書において使用された「F(ab’)断片」とは、ヒンジ領域の一部を無傷のままとしながら、Fc領域の大半を除去する、全IgG抗体のペプシン消化により作出された抗体を指す。F(ab’)断片は、ジスルフィド結合により、一体に連結された、2つの抗原結合性F(ab)部分を有するので、分子量を約110kDaとする、二価断片である。二価抗体断片(F(ab’)断片)は、全IgG分子より小型であり、組織への良好な浸透を可能とするので、免疫組織化学における、良好な抗原認識を容易とする。F(ab’)断片の使用はまた、生細胞上のFc受容体又はプロテインA/Gへの非特異的結合も回避する。F(ab’)断片は、抗原に結合し、かつ、これを沈殿させうる。
本明細書において使用された「フレームワーク」(FR)又は「フレームワーク配列」とは、CDRを除いた、可変領域の残りの配列を意味しうる。CDR配列の正確な定義は、異なるシステム(例えば、上記を参照されたい)により決定されうるため、フレームワーク配列の意味は、これに応じて異なる解釈を受ける。6つのCDR(軽鎖のCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3並びに重鎖のCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3)はまた、軽鎖上及び重鎖上のフレームワーク領域を、各鎖上の4つの部分領域(FR1、FR2、FR3及びFR4)へも分割するが、ここで、CDR1は、FR1及びFR2の間に位置し、CDR2は、FR2及びFR3の間に位置し、CDR3は、FR3及びFR4の間に位置する。他の研究者により言及される通りに、特定の部分領域を、FR1、FR2、FR3又はFR4と指定しない場合、フレームワーク領域は、単一の、天然の免疫グロブリン鎖の可変領域内の、FRの組合せを表す。本明細書において使用されたFRは、4つの部分領域のうちの1つを表し、FRは、フレームワーク領域を構成する、4つの部分領域のうちの2つ以上を表す。
当技術分野において公知の技法を使用して、非ヒト抗体をヒト化するのに、重鎖及び軽鎖の「アクセプター」フレームワーク配列(又は、単に、「アクセプター」配列)として使用されうる、ヒト重鎖及びヒト軽鎖のFR配列は、当技術分野において公知である。一実施形態において、ヒト重鎖及びヒト軽鎖のアクセプター配列は、V-base(hypertext transferprotocol://vbase.mrc-cpe.cam.ac.uk/)又は国際的なImMunoGeneTics(登録商標)(IMGT(登録商標))情報システム(hypertext transferprotocol://imgt.cines.fr/texts/IMGTrepertoire/LocusGenes/)のような、一般に公開されているデータベースにおいて列挙されたフレームワーク配列から選択される。
本明細書において使用された「機能的な抗原結合性部位」とは、標的抗原に結合することが可能な、結合性タンパク質(例えば、抗体)上の部位を意味しうる。抗原結合性部位の抗原結合アフィニティーは、抗原結合性部位が由来する、親の結合性タンパク質、例えば、親抗体ほど強くない場合があるが、抗原に結合する能力は、抗原に結合するタンパク質、例えば、抗体を査定するための、公知の様々な方法のうちのいずれか1つを使用して測定可能でなければならない。さらに、多価タンパク質、例えば、本明細書の多価抗体の抗原結合性部位の各々の抗原結合アフィニティーは、定量的に同じである必要はない。
本明細書において使用された「GCS(Glasgow Coma Scale)」又は「GCS」とは、全般的な社会的能力又は他者への依存に基づき、脳損傷の転帰を推定及び類別するための、15点のスケールを指す。検査は、運動応答、言語応答及び開眼応答を、これらの値:I.運動応答(6:指示に完全に従う;5:侵害刺激を位置特定する;4:侵害刺激から身を引く;3:異常屈曲、すなわち、除皮質姿勢;2:伸長応答、すなわち、除脳姿勢及び1:応答なし);II.言語応答(5:意識清明で見当識がある;4:混乱しているが、一貫した発話;3:不適切な単語及び単語からなる支離滅裂な文章;2:理解不可能な音声及び1:音声なし)及びIII.開眼(4:自発的開眼;3:発話に応じた開眼;2:疼痛に応じた開眼及び1:開眼なし)により測定する。最終的なスコアは、I+II+IIIの値を足し合わせることにより決定される。最終的なスコアは、生存についての4つの可能なレベルへと類別される場合があり、数が小さいほど、より重度損傷及び予後不良を指し示す:軽度(13~15);中等度身体障害(9~12)(30分間を超える意識の喪失;消失する場合もあり、消失しない場合もある、身体機能障害又は認知機能障害;リハビリから利益を得る);重度身体障害(3~8)(昏迷:意識不明状態:有意味な応答なし、自発的な活動なし);及び植物状態(3未満)(睡眠覚醒周期;目覚めるが、環境との相互作用なし;疼痛に対する、位置特定されない応答)。中等度脳損傷とは、20分間~6時間の意識喪失及び9~12のGCS(Glasgow Coma Scale)を結果としてもたらす脳損傷と規定される。重度脳損傷とは、6時間を超える意識喪失及び3~8のGCS(Glasgow Coma Scale)を結果としてもたらす脳損傷と規定される。
本明細書において使用された「GOS(Glasgow Outcome Scale)」とは、機能的転帰についてのグローバルスケールであって、患者の状態を、5つの類型:死、植物状態、重度身体障害、中等度身体障害又は回復良好のうちの1つへと評価するグローバルスケールを指す。
本明細書において互換的に使用された「GOSE(Extended Glasgow Outcome Scale)」又は「GOSE」は、重度身体障害、中等度身体障害及び回復良好の類型を、表1において示される、上下の類型へと細分することによる、8つの類型への、より詳細な類別を提示する。
Figure 0007346300000001
本明細書において、「ヒト化抗体」は、非ヒト種(例えば、マウス)に由来する重鎖可変領域配列及び軽鎖可変領域配列を含むが、VH配列及び/又はVL配列の少なくとも一部が、より「ヒト様」となる、すなわち、ヒト生殖細胞系列可変配列と、より類似するように変更された抗体について記載するのに使用される。「ヒト化抗体」とは、目的の抗原に免疫特異的に結合し、ヒト抗体のアミノ酸配列を実質的に有するフレームワーク(FR)領域及び非ヒト抗体のアミノ酸配列を実質的に有する相補性決定領域(CDR)を含む、抗体又はこの変異体、誘導体、類似体若しくは断片である。本明細書において使用された、CDRの文脈における「実質的に」という用語は、非ヒト抗体CDRのアミノ酸配列と、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%又は少なくとも99%同一なアミノ酸配列を有するCDRを指す。ヒト化抗体は、少なくとも1つであるが、典型的に2つの可変ドメイン(Fab、Fab’、F(ab’)2、FabC、Fv)であって、CDR領域の全て又は実質的に全てが、非ヒト免疫グロブリン(すなわち、ドナー抗体)のCDR領域に対応し、フレームワーク領域の全て又は実質的に全てが、ヒト免疫グロブリンコンセンサス配列のフレームワーク領域である可変ドメインの実質的に全てを含む。ある実施形態において、ヒト化抗体はまた、免疫グロブリン定常領域(Fc)、典型的に、ヒト免疫グロブリンのFc領域の少なくとも一部も含む。一部の実施形態において、ヒト化抗体は、軽鎖のほか、重鎖の、少なくとも可変ドメインを含有する。抗体はまた、重鎖の、CH1領域、ヒンジ領域、CH2領域、CH3領域及びCH4領域も含みうる。一部の実施形態において、ヒト化抗体は、ヒト化軽鎖だけを含有する。一部の実施形態において、ヒト化抗体は、ヒト化重鎖だけを含有する。具体的な実施形態において、ヒト化抗体は、軽鎖及び/又はヒト化重鎖のヒト化可変ドメインだけを含有する。
ヒト化抗体は、IgM、IgG、IgD、IgA、及びIgEを含む、免疫グロブリンの任意のクラス並びに、限定なしに述べると、IgG1、IgG2、IgG3、及びIgG4を含む、任意のアイソタイプから選択されうる。ヒト化抗体は、1つを超えるクラス又はアイソタイプに由来する配列を含むことが可能であり、特定の定常ドメインは、当技術分野において周知の技法を使用して、所望のエフェクター機能を最適化するように選択されうる。
ヒト化抗体のフレームワーク領域及びCDRは、親配列に正確に対応する必要がなく、例えば、ドナー抗体CDR又はコンセンサスフレームワークは、この部位におけるCDR残基又はフレームワーク残基が、ドナー抗体又はコンセンサスフレームワークに対応しないように、少なくとも1つのアミノ酸残基の置換、挿入及び/又は欠失により突然変異誘発されてもよい。しかし、好ましい実施形態において、このような突然変異は、広範にわたる突然変異ではない。通例、ヒト化抗体残基のうちの、少なくとも80%、好ましくは、少なくとも85%、より好ましくは、少なくとも90%であり、最も好ましくは、少なくとも95%は、親のFR配列及びCDR配列の残基に対応する。本明細書において使用された「コンセンサスフレームワーク」という用語は、コンセンサスの免疫グロブリン配列内のフレームワーク領域を指す。本明細書において使用された「コンセンサスの免疫グロブリン配列」という用語は、類縁の免疫グロブリン配列のファミリーにおいて、最も高頻度で発生するアミノ酸(又はヌクレオチド)から形成された配列(例えば、Winnaker、「From Genes to Clones」(Verlagsgesellschaft、Weinheim、1987)を参照されたい)を指す。したがって、「コンセンサスの免疫グロブリン配列」は、「コンセンサスフレームワーク領域」及び/又は「コンセンサスCDR」を含みうる。免疫グロブリンのファミリーにおいて、コンセンサス配列内の各位置は、ファミリー内のこの位置において、最も高頻度で発生するアミノ酸により占有されている。2つのアミノ酸が、同等に高頻度で発生する場合、いずれもが、コンセンサス配列内に含まれうる。
本明細書の、2つ以上のポリペプチド配列又はポリヌクレオチド配列の文脈において使用された「同一な」又は「同一性」とは、配列が、指定された領域にわたり同じである、指定された百分率の残基を有することを意味しうる。百分率は、2つの配列を、最適にアライメントし、2つの配列を、指定された領域にわたり比較し、両方の配列内において、同一な残基が生じる位置の数を決定して、マッチした位置の数を求め、マッチした位置の数を、指定された領域内の位置の総数により除し、結果を、100により乗じて、配列同一性の百分率を求めることにより計算されうる。2つの配列の長さが異なる、又はアライメントが1つ以上の粘着末端をもたらし、指定された比較領域が、単一の配列だけを含む場合、単一の配列の残基は、計算の分母に組み入れられるが、分子に組み入れられない。
本明細書において互換的に使用された「頭部への損傷」又は「頭部損傷」とは、頭皮、頭蓋骨又は脳への、任意の外傷を指す。このような損傷は、頭蓋骨上の軽症の瘤だけを含みうる、又は重篤な脳損傷でありうる。このような損傷は、脳への一次損傷及び/又は脳への二次損傷を含む。一次脳損傷は、初期傷害時に生じ、脳の物理的構造のずれの結果としてもたらされる。より具体的に、一次脳損傷は、外傷性事象時に生じる、実質(組織、血管)への物理的ダメージであり、周囲の脳組織のせん断及び圧迫を結果としてもたらす。二次脳損傷は、一次損傷に後続して生じ、一連の細胞過程を伴いうる。より具体的に、二次脳損傷は、一次脳損傷の後、ある期間(数時間~数日間)にわたり発展する変化を指す。二次脳損傷は、脳内の、細胞、化学物質、組織又は血管の変化の全体のカスケードであって、脳組織のさらなる破壊に寄与するカスケードを含む。
頭部への損傷は、閉鎖性又は開放性(穿通性)でありうる。閉鎖性頭部損傷とは、頭皮、頭蓋骨又は脳への外傷であって、ぶつかる物体による頭蓋骨への貫通が見られない外傷を指す。開放性頭部損傷は、頭皮、頭蓋骨又は脳への外傷であって、ぶつかる物体による頭蓋骨への貫通が見られる外傷を指す。頭部への損傷は、人の物理的振盪、外部の機械による鈍的打撃又は閉鎖性頭部外傷若しくは開放性頭部外傷を結果としてもたらす他の力(例えば、自動車、航空機、列車などによる車両事故のような車両事故;野球のバットによる痛撃又は火器からの痛撃のような頭部への痛撃)、脳血管発作(例えば、脳卒中)、1回以上の転倒(例えば、スポーツ又は他の活動における)、爆発若しくは爆破(まとめて、「爆破損傷」)及び他の種類の鈍的外傷に引き起こされうる。代替的に、頭部への損傷は、化学物質、毒素又は化学物質と毒素との組合せの摂取及び/又はこれらへの曝露により引き起こされうる。このような化学物質及び/又は毒素の例は、火、カビ、アスベスト、害虫駆除剤、殺虫剤、有機溶剤、塗料、糊、ガス(一酸化炭素、硫化水素及びシアン化物のような)、有機金属(メチル水銀、テトラエチル鉛及び有機スズのような)及び/又は1つ以上の乱用薬物を含む。代替的に、頭部への損傷は、自己免疫疾患、代謝性障害、脳腫瘍、1つ以上のウイルス、髄膜炎、水頭症、低酸素症又はこれらの組合せを対象が患うことの結果として引き起こされうる。場合によって、任意のこのような事象又は損傷が生じた、又は起こったのかどうかを確認することは不可能である。例えば、患者又は対象において、病歴が見られない場合があり、対象は、発話が不可能な場合があり、対象は、どのような事象に曝露されたのか気づいている場合があるなどである。本明細書においてこのような状況は、対象「は、頭部への損傷を負った可能性がある」と記載される。本明細書の、ある特定の実施形態において、閉鎖性頭部損傷は、脳卒中などの脳血管発作を含まず、明確にこれを除外する。
本明細書において使用された「単離ポリヌクレオチド」とは、その単離ポリヌクレオチドが、その由来において、「単離ポリヌクレオチド」が天然において共に見出されるポリヌクレオチドの全部若しくは一部に付随していない;それが天然においては連結されてないポリヌクレオチドと作動可能に連結されている;又は天然においてより大きな配列の一部として存在してはいないようなポリヌクレオチド(例えば、ゲノム、cDNA若しくは合成由来又はこれらの一部の組合せによる)を意味しうる。
本明細書において使用された「標識」及び「検出可能な標識」とは、抗体と解析物との反応を検出可能とするように、抗体又は解析物へと接合された部分を指し、このように標識された抗体又は解析物は、「検出可能に標識された」と称される。標識は、視覚手段又は計測手段により検出可能なシグナルをもたらしうる。多様な標識は、色原体、蛍光化合物、化学発光化合物、放射性化合物などのようなシグナル発生物質を含む。標識の代表例は、光をもたらす部分、例えば、アクリジニウム化合物及び蛍光をもたらす部分、例えば、フルオレセインを含む。他の標識も、本明細書において記載されている。この点で、部分自体は、検出可能でない場合もあるが、さらに別の部分と反応すると、検出可能となりうる。「検出可能に標識された」という用語は、このような標識を包含することが意図される。
当技術分野において公知である、任意の適切な、検出可能な標識が使用されうる。例えば、検出可能な標識は、放射性標識(3H、14C、32P、33P、35S、90Y、99Tc、111In、125I、131I、177Lu、166Ho及び153Smのような)、酵素標識(西洋ワサビペルオキシダーゼ、アルカリペルオキシダーゼ、グルコース6-リン酸デヒドロゲナーゼなどのような)、化学発光標識(アクリジニウムエステル、チオエステル又はスルホンアミド;ルミノール、イソルミノール、フェナントリジニウムエステルなどのような)、蛍光標識(フルオレセイン(例えば、5-フルオレセイン、6-カルボキシフルオレセイン、3’6-カルボキシフルオレセイン、5(6)-カルボキシフルオレセイン、6-ヘキサクロロフルオレセイン、6-テトラクロロフルオレセイン、イソチオシアン酸フルオレセインなど)のような)、ローダミン、フィコビリタンパク質、R-フィコエリトリン、量子ドット(例えば、硫化亜鉛によりキャッピングされたセレン化カドミウム)、測熱標識又はイムノポリメラーゼ連鎖反応標識でありうる。標識、標識手順及び標識の検出への導入は、Molecular Probes,Inc.、Eugene、Oregonにより公刊された、ハンドブックとカタログとの組合せである、Polak及びVan Noorden、「Introduction to Immunocytochemistry」、2版、Springer Verlag、N.Y.(1997)並びにHaugland、「Handbook of Fluorescent Probes and Research Chemicals」(1996)において見出される。蛍光標識は、FPIA(例えば、参照によりそれらの全体において本明細書に組み込まれた、米国特許第5,593,896号、同第5,573,904号、同第5,496,925号、同第5,359,093号及び同第5,352,803号を参照されたい)において使用されうる。アクリジニウム化合物は、同種化学発光アッセイにおける検出可能な標識(例えば、Adamczykら、Bioorg.Med.Chem.Lett.、16:1324~1328(2006);Adamczykら、Bioorg.Med.Chem.Lett.、4:2313~2317(2004);Adamczykら、Biorg.Med.Chem.Lett.、14:3917~3921(2004)及びAdamczykら、Org.Lett.、5:3779~3782(2003)を参照されたい)として使用されうる。
一態様において、アクリジニウム化合物は、アクリジニウム-9-カルボキサミドである。アクリジニウム9-カルボキサミドを調製するための方法については、Mattingly、J.Biolumin.Chemilumin.、6:107~114(1991);Adamczykら、J.Org.Chem.、63:5636~5639(1998);Adamczykら、Tetrahedron、55:10899~10914(1999);Adamczykら、Org.Lett.、1:779~781(1999);Adamczykら、Bioconjugate Chem.、11:714~724(2000);Mattinglyら、「Luminescence Biotechnology:Instruments and Applications」、Dyke,K.V.編、CRC Press:Boca Raton、77~105(2002);Adamczykら、Org.Lett.、5:3779~3782(2003);並びに米国特許第5,468,646号、同第5,543,524号及び同第5,783,699号(それらの各々が、参照によりその全体において、これについてのその教示について、本明細書に組み込まれる)において記載されている。
アクリジニウム化合物の別の例は、アクリジニウム-9-カルボキシレートアリールエステルである。式IIのアクリジニウム-9-カルボキシレートアリールエステルの例は、10-メチル-9-(フェノキシカルボニル)アクリジニウムフルオロスルホネート(Cayman Chemical、Ann Arbor、MIから市販されている)である。アクリジニウム-9-カルボキシレートアリールエステルを調製するための方法については、McCapraら、Photochem.Photobiol.、4:1111~21(1965);Razaviら、Luminescence、15:245~249(2000);Razaviら、Luminescence、15:239~244(2000)及び米国特許第5,241,070号(それらの各々が、参照によりその全体において、これについてのその教示について、本明細書に組み込まれる)において記載されている。このようなアクリジニウム-9-カルボキシレートアリールエステルは、シグナルの強度及び/又はシグナルの迅速性の点において、少なくとも1つのオキシダーゼによる、解析物の酸化において生成された過酸化水素についての、有効な化学発光指示薬である。アクリジニウム-9-カルボキシレートアリールエステルの化学発光過程は、迅速に、すなわち、1秒間未満において完了されるが、アクリジニウム-9-カルボキサミドの化学発光は、2秒間を超えて遷延する。しかし、アクリジニウム-9-カルボキシレートアリールエステルは、タンパク質の存在下において、その化学発光特性を失う。したがって、その使用は、シグナルの発生時及び検出時における、タンパク質の非存在を要求する。試料中のタンパク質を分離又は除去するための方法は、当業者に周知であり、限外濾過、抽出、沈殿、透析、クロマトグラフィー及び/又は消化(例えば、Wells、「High Throughput Bioanalytical Sample Preparation.Methods and Automation Strategies」、Elsevier (2003)を参照されたい)を含むがこれらに限定されない。被験試料から除去又は分離されるタンパク質の量は、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%又は約95%でありうる。アクリジニウム-9-カルボキシレートアリールエステル及びその使用に関する、さらなる詳細については、2007年4月9日において出願された、米国特許出願第11/697,835号において明示されている。アクリジニウム-9-カルボキシレートアリールエステルは、脱気無水N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)又は含水コール酸ナトリウムのような、任意の適切な溶媒中に溶解されうる。
「連結配列」又は「連結ペプチド配列」とは、1つ以上の、目的のポリペプチド配列(例えば、全長配列、配列断片など)へと接続された、天然又は人工のポリペプチド配列を指す。「接続された」という用語は、連結配列の、目的のポリペプチド配列への接合を指す。このようなポリペプチド配列は、1つ以上のペプチド結合により接合されることが好ましい。連結配列は、約4~約50アミノ酸の長さを有しうる。好ましくは、連結配列の長さは、約6~約30アミノ酸である。天然の連結配列は、人工の連結配列を創出するように、アミノ酸の置換、付加又は欠失により修飾されうる。連結配列は、組換えFab内の使用を含む、多くの目的で使用されうる。例示的な連結配列は、以下を含むがこれらに限定されない:(i)HHHHHH(配列番号2)のアミノ酸配列を有する、6×Hisタグのようなヒスチジン(His)タグは、目的のポリペプチド及び抗体の単離及び精製を容易とする連結配列として有用である;(ii)Hisタグなどのエンテロキナーゼ切断部位は、目的のタンパク質及び抗体の単離及び精製において使用される。エンテロキナーゼ切断部位は、Hisタグと併せて、目的のタンパク質及び抗体の単離及び精製において使用されることが多い。当技術分野において、多様なエンテロキナーゼ切断部位が公知である。エンテロキナーゼ切断部位の例は、DDDDK(配列番号3)のアミノ酸配列及びその誘導体(例えば、ADDDDK(配列番号4)など)を含むがこれらに限定されない;(iii)その他の配列も、単鎖可変領域断片の軽鎖可変領域及び/又は重鎖可変領域を連結又は接続するのに使用されうる。他の連結配列の例は、Birdら、Science、242:423~426(1988);Hustonら、PNAS USA85:5879~5883(1988)及びMcCaffertyら、Nature、348:552~554(1990)において見出されうる。連結配列はまた、薬物の接合又は固体支持体への接合のような、さらなる機能のためにも修飾されうる。本開示の文脈において、モノクローナル抗体は、例えば、Hisタグ、エンテロキナーゼ切断部位又はこれらの両方のような連結配列を含有しうる。
本明細書において使用された「モノクローナル抗体」とは、実質的に同種である抗体の集団から得られた抗体を指し、すなわち、集団を構成する個別の抗体は、少量で存在しうる可能な天然の突然変異を除き、同一である。モノクローナル抗体は、高度に特異的であり、単一の抗原に対して方向付けられている。さらに、異なる決定基(エピトープ)に対して方向付けられた、異なる抗体を含むことが典型的な、ポリクローナル抗体調製物とは対照的に、各モノクローナル抗体は、抗原上の単一の決定基に対して方向付けられている。本明細書におけるモノクローナル抗体は、とりわけ、重鎖及び/又は軽鎖の一部が、特定の種に由来する、又は特定の抗体クラス若しくは抗体サブクラスに属する抗体内の、対応する配列と同一又は相同である一方、鎖の残りの部分は、別の種に由来する、又は別の抗体クラス若しくは抗体サブクラスに属する抗体内の、対応する配列と同一又は相同である「キメラ」抗体のほか、それらが、所望の生体活性を呈する限りにおいて、このような抗体の断片も含む。
本明細書において使用された「MRI」とは、健常及び疾患両方の体内における解剖学及び生理学的過程についての描像を形成するように、放射線医学において使用される医学的イメージング法である、磁気共鳴イメージングを指す。核磁気共鳴(NMR)学に基づくMRIスキャナーは、強力な磁界、ラジオ波及び磁界勾配を使用して、体内についての画像を作成する。
本明細書において、「多価結合性タンパク質」とは、2つ以上の抗原結合性部位(本明細書において、「抗原結合性ドメイン」ともまた称される)を含む結合性タンパク質を指すように使用される。多価結合性タンパク質は、3つ以上の抗原結合性部位を有するように操作されていることが好ましく、一般に、天然の抗体ではない。「多特異性結合性タンパク質」という用語は、2つ以上の、類縁又は非類縁の標的に結合しうる結合性タンパク質であって、同じ標的分子の、2つ以上の異なるエピトープへの結合が可能な結合性タンパク質を含む結合性タンパク質を指す。
本明細書において互換的に使用された「陰性予測値」又は「NPV」とは、対象が、陰性の検査結果を有する場合に、陰性の転帰を有する確率を指す。
本明細書において使用された「基準レベル」とは、診断的有効性、予後診断的有効性又は治療的有効性を評価するのに使用され、本明細書において、多様な臨床パラメータ(例えば、疾患の存在、疾患の病期、疾患の重症度、疾患の進行、非進行又は改善など)と連関づけられた、又は関連づけられた、アッセイカットオフ値を指す。本明細書において使用された「絶対量」とは、異なる時点において採取された、又は検査され、基準レベルと同様に、本明細書において、多様な臨床パラメータ(例えば、疾患の存在、疾患の病期、疾患の重症度、疾患の進行、非進行又は改善など)と連関づけられた、又は関連づけられた、少なくとも2つのアッセイ結果の間の変化又は差違の絶対値を指す。本明細書において使用された「絶対値」とは、その符号に関わらず、すなわち、それが正であるのか、負であるのかに関わらず、実数の大きさ(例えば、2つの比較されたレベル(第1の時点において採取されたレベル及び第2の時点において採取されたレベルのような)の間の差違のような)を指す。
本開示は、例示的な基準レベル及び絶対量(例えば、異なる時点における基準レベルを比較することにより計算された)を提示する。しかし、基準レベル及び絶対量は、イムノアッセイの性質(例えば、利用された抗体、反応条件、試料の純度など)に応じて、変動する場合があり、アッセイは、比較及び標準化されうることが周知である。さらに、本明細書における本開示を、他のイムノアッセイに適合させて、本開示により提示された記載に基づき、これらの他のイムノアッセイについて、イムノアッセイ特異的な基準レベル及び絶対量を得ることは、十分に、当業者の技術の範囲内にある。基準レベル及び絶対量の正確な値は、アッセイ間において変動しうるが、本明細書において記載された知見は、一般に、適用可能であり、他のアッセイへの外挿が可能であるものとする。例えば、本明細書において提示されるデータは、TBIの文脈におけるUCH-L1レベルについて、より大きな時間分解能をもたらし、単一時点評価に限定されない。本開示によるデータは、UCH-L1レベルが、損傷後において、動的に変動し、これが、様々な異なるアッセイを使用して査定されうることを裏付ける。
「ポイントオブケアデバイス」とは、ポイントオブケア(すなわち、検査室の外部)又はこの近傍の、患者ケアの時間及び場所(病院、診療所、救急ケア施設又は他の医療ケア施設、患者の自宅、介護施設及び/又は長期ケア施設及び/又はホスピス施設のような)において、医学的診断検査を提供するのに使用されるデバイスを指す。ポイントオブケアデバイスの例は、Abbott Laboratories(Abbott Park、IL)(例えば、i-STAT及びi-STAT Alinity、Universal Biosensors(Rowville、Australia))(US2006/0134713を参照されたい)、Axis-Shield PoC AS(Oslo、Norway)及びClinical Lab Products(Los Angeles、USA)により作製されたポイントオブケアデバイスを含む。
本明細書において互換的に使用された「陽性予測値」又は「PPV」とは、対象が、陽性の検査結果を有する場合に、陽性の転帰を有する確率を指す。
本明細書において記載されたイムノアッセイ及びキットの文脈における「品質管理試薬」は、較正物質、対照及び感度パネルを含むがこれらに限定されない。「較正物質」又は「標準物質」(例えば、複数のような、1つ以上の)は、抗体又は解析物のような、解析物の濃度を内挿するための、較正曲線(検量線)を確立するために使用されることが典型的である。代替的に、基準レベル又は対照レベルの近傍(例えば、「低」レベル、「中」レベル、又は「高」レベル)にある、単一の較正物質も使用されうる。「感度パネル」を含むように、複数の較正物質(すなわち、1つを超える較正物質又は変動量の較正物質)が使用されうる。
「ROC(receiver operating characteristic)」曲線又は「ROC」曲線とは、その識別閾値が変動するのに応じて、二項分類子システムの作動を例示する、グラフによるプロットを指す。例えば、ROC曲線は、診断検査の、異なる可能なカットオフ点についての、偽陽性率に対する真陽性率のプロットでありうる。ROC曲線は、多様な閾値状況において、陽性中の真陽性の割合(TPR=真陽性率)を、陰性中の偽陽性の割合(FPR=偽陽性率)と対比してプロットすることにより創出される。TPRはまた、感度としても公知であり、FPRは、[1-特異度又は真陰性率]である。ROC曲線は、感度と特異度とのトレードオフ(任意の感度の上昇は、特異度の低下により伴われる);曲線が、ROC空間の左側境界に近接し、次いで、上側境界に近接するほど、検査は、より正確となること;曲線が、ROC空間の45度の対角線に近接するほど、検査は、より正確でなくなること;カットオフ点における接線の傾きが、検査のこの値についての尤度比(LR)を与えること及び曲線下面積が、検定の精度の尺度であることを裏付ける。
「組換え抗体(recombinant antibody)」及び「組換え抗体(recombinant antibodies)」とは、組換え法により、1つ以上のモノクローナル抗体の全部又は一部をコードする核酸配列を、適切な発現ベクターへとクローニングし、その後、抗体を、適切な宿主細胞において発現させるステップを含む、1つ以上のステップにより調製された抗体を指す。用語は、組換えにより作製されたモノクローナル抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体(完全ヒト化抗体又は部分的ヒト化抗体)、抗体断片から形成された多特異性構造又は多価構造、二官能性抗体、ヘテロコンジュゲートAb、DVD-Ig(登録商標)及び本明細書の(i)において記載された他の抗体(二重可変ドメイン免疫グロブリン及びそれらを作り出すための方法について、Wu,C.ら、Nature Biotechnology、25:1290~1297(2007)において記載されている)を含むがこれらに限定されない。本明細書において使用された「二官能性抗体」という用語は、1つの抗原性部位に対する特異性を有する第1のアーム及び異なる抗原性部位に対する特異性を有する第2のアームを含む抗体を指す。すなわち、二官能性抗体は、二重特異性を有する。
本明細書において使用された、対象(例えば、患者)についての「危険性の評価」、「危険性の分類」、「危険性の同定」又は「危険性の層別化」とは、対象に関する処置決定が、より情報を得た状態ベースにおいてなされうるように、疾患の発生又は疾患の進行を含む将来の事象の発生の危険性を予測するためのバイオマーカーを含む因子についての査定を指す。
本明細書において使用された「試料」、「被験試料」、「検体」、「患者試料」及び「生物学的試料」は、互換的に使用される場合があり、全血、組織、尿、血清、血漿、羊水、脳脊髄液、胎盤細胞又は胎盤組織、内皮細胞、白血球又は単球のような血液試料でありうる。試料は、患者から得られた通りに直接使用されうる、又は濾過、蒸留、抽出、濃縮、遠心分離、干渉成分の不活化、試薬の添加など、本明細書において論じられている形において、又は当技術分野において公知である、別の形において、試料の特徴を変更するように前処置されうる。一実施形態において、試料は、全血試料、血漿又は血清試料である。別の実施形態において、試料は、全血である。別の実施形態において、試料は、血清である。さらに別の実施形態において、試料は、血漿である。さらに他の実施形態において、試料は、ヒトから得られた全血試料である。さらに別の実施形態において、試料は、ヒトから得られた血漿試料である。なお、さらに別の実施形態において、試料は、ヒトから得られた血清試料である。
試料を得るのに、様々な細胞型、組織又は体液が用いられうる。このような細胞型、組織及び体液は、生検試料及び剖検試料のような組織切片、組織学的目的のために採取された凍結切片、血液(全血のような)、血漿、血清、赤血球、血小板、間質液、脳脊髄液などを含みうる。細胞型及び組織はまた、リンパ液、脳脊髄液、により回収された体液も含みうる。組織又は細胞型は、細胞試料を、ヒト及び非ヒト動物から摘出することにより用意されうるが、また、あらかじめ単離された細胞(例えば、別の者により、別の時間において、かつ/又は別の目的のために単離された)を使用することによっても達せられうる。処置履歴又は転帰履歴を有する組織のようなアーカイブ組織もまた、使用されうる。タンパク質又はヌクレオチドの単離及び/又は精製は、必要でない場合もある。
「感度」とは、その転帰が陽性である対象であって、陽性であると正しく同定された対象の比率(例えば、対象が検査されつつある疾患又は医学的状態を伴う対象を、正しく同定する比率)を指す。例えば、これは、対象を、軽度TBIを有する対象ではなく、中等度~重度のTBIを有すると、正しく同定すること、対象を、中等度~重度のTBIを有する対象ではなく、軽度TBIを有すると、正しく同定すること、対象を、TBIを有さない対象ではなく、中等度~重度のTBIを有すると、正しく同定すること又は対象を、TBIを有さない対象ではなく、軽度TBIを有すると、正しく同定することを含みうる。
本明細書において使用された、アッセイの「特異度」とは、その転帰が陰性である対象であって、陰性であると正しく同定された対象の比率(例えば、対象が検査されつつある疾患又は医学的状態を有さない対象を、正しく同定する比率)を指す。例えば、これは、対象を、軽度TBIを有する対象ではなく、中等度~重度のTBIを有さないと、正しく同定すること、対象を、中等度~重度のTBIを有する対象ではなく、軽度TBIを有さないと、正しく同定すること又は対象をいずれかのTBIを有さないと、正しく同定することを含みうる。
「較正組成物のシリーズ」とは、公知の濃度のUCH-L1を含む複数の組成物であって、組成物の各々が、シリーズ内の他の組成物とUCH-L1の濃度が異なる組成物を指す。
本明細書において使用された「単一分子の検出」とは、濃度が極めて低レベルの(pg/mL又はフェムトグラム/mLレベルのような)被験試料中の解析物の単一分子の検出及び/又は測定を指す。当技術分野において、多数の異なる単一分子解析器又はデバイスが公知であり、ナノポア及びナノウェルデバイスを含む。ナノポアデバイスの例については、参照によりその全体において本明細書に組み込まれた、国際特許公開第2016/161402号において記載されている。ナノウェルデバイスの例については、参照によりその全体において本明細書に組み込まれた、国際特許公開第2016/161400号において記載されている。
本明細書において互換的に使用された、「固相」又は「固体支持体」とは、(1)1つ以上の捕捉剤若しくは捕捉のための特異的結合パートナー又は(2)1つ以上の検出剤若しくは検出のための特異的結合パートナーを接合させ、かつ/又は誘引し、固定化させる、任意の材料を指す。固相は、捕捉剤を誘引し、固定化させる、その内因性の能力について選択されうる。代替的に、固相は、(1)捕捉剤若しくは捕捉のための特異的結合パートナー又は(2)検出剤若しくは検出のための特異的結合パートナーを誘引し、固定化させる能力を有する、連結剤を付加されている。例えば、連結剤は、捕捉剤(例えば、捕捉のための特異的結合パートナー)又は検出剤(例えば、検出のための特異的結合パートナー)自体若しくは(1)捕捉剤若しくは捕捉のための特異的結合パートナー又は(2)検出剤若しくは検出のための特異的結合パートナーへとコンジュゲートされた帯電物質に対して、逆向きに帯電した帯電物質を含みうる。一般に、連結剤は、固相上に固定化され(固相へと接合され)、結合反応を介して、(1)捕捉剤若しくは捕捉のための特異的結合パートナー又は(2)検出剤若しくは検出のための特異的結合パートナーを固定化させる能力を有する、任意の結合パートナー(好ましくは特異的結合パートナー)でありうる。連結剤は、アッセイの実施前に、又はアッセイの実施時に、捕捉剤の、固相材料への間接的結合を可能とする。例えば、固相は、例えば、試験管、マイクロ滴定ウェル、シート、ビーズ、微粒子、チップ及び当業者に公知の他の構成を含む、プラスチック、誘導体化プラスチック、磁性金属又は非磁性金属、ガラス又はシリコンでありうる。
本明細書において使用された「特異的結合」又は「~に特異的に結合すること」とは、抗体、タンパク質、又はペプチドの、第2の化学的分子種との相互作用を指す場合があり、この場合、相互作用は、化学的分子種上の特定の構造(例えば、抗原性決定基又はエピトープ)の存在に依存する;例えば、抗体は、タンパク質一般ではなく、特異的なタンパク質構造を認識し、これに結合する。抗体が、エピトープ「A」に対して特異的である場合、エピトープAを含有する分子(又は遊離のA、非標識A)の、標識「A」及び抗体を含有する反応物中の存在は、抗体に結合された標識Aの量を低減する。
「特異的結合パートナー」とは、特異的結合対のメンバーである。特異的結合対は、化学物質又は物理的手段を介して、互いと特異的に結合する、2つの異なる分子を含む。したがって、一般的なイムノアッセイの、抗原と抗体との特異的結合対に加えて、他の特異的結合対は、ビオチン及びアビジン(又はストレプトアビジン)、炭水化物及びレクチン、相補的なヌクレオチド配列、エフェクター分子及び受容体分子、補因子及び酵素、酵素及び酵素阻害剤などを含みうる。さらに、特異的結合対は、元の特異的結合メンバーの類似体、例えば、解析物類似体であるメンバーを含みうる。免疫反応性の特異的結合メンバーは、抗原、抗原断片並びにモノクローナル抗体及びポリクローナル抗体のほか、単離されたものであれ、組換えにより作製されたものであれ、これらの複合体及び断片を含む抗体を含む。
本明細書において使用された「統計学的に有意な」とは、2つ以上の変数の間の関係が、ランダムな偶然以外の何かにより引き起こされる可能性を指す。統計学的仮説検定は、データセットの結果が、統計学的に有意であるのかどうかを決定するのに使用される。統計学的仮説検定において、統計学的有意な結果は、検定統計量について観察されたp値が、研究について規定された有意性レベル未満である場合なら、いかなる場合にも達せられる。p値とは、少なくとも帰無仮説が真である場合に観察される結果と、少なくとも同程度に極端な結果を得る確率である。統計学的仮説解析の例は、ウィルコクソンの符合順位検定、t検定、カイ二乗検定又はフィッシャーの正確検定を含む。本明細書において使用された「著明な」とは、統計学的に有意であることが決定されていない変化(例えば、統計学的仮説検定にかけられていない可能性がある)を指す。
本明細書において互換的に使用された、「対象」及び「患者」とは、哺乳動物(例えば、ウシ、ブタ、ラクダ、ラマ、ウマ、ヤギ、ウサギ、ヒツジ、ハムスター、モルモット、ネコ、イヌ、ラット及びマウス、非ヒト霊長動物(例えば、カニクイザル又はアカゲザル、チンパンジーなどのようなサル)及びヒト)を含むがこれらに限定されない、任意の脊椎動物を指す。一部の実施形態において、対象は、ヒト又は非ヒトでありうる。一実施形態において、対象は、ヒトである。対象又は患者は、他の形態の処置を受けつつある場合がある。
本明細書において、「~を処置する」、「~を処置すること」又は「処置」は各々、疾患及び/若しくは損傷又はこのような用語が適用される、このような疾患の、1つ以上の症状を阻止、緩和すること又はこれらの進行を阻害することについて記載するのに、互換的に使用される。対象の状態に依存して、用語はまた、疾患を予防することも指し、疾患の発生を予防すること又は疾患と関連する症状を予防することを含む。処置は、急性的に、又は慢性的に実施されうる。用語はまた、疾患への罹患の前における、疾患又はこのような疾患と関連する症状の重症度を軽減することも指す。罹患の前における、疾患の重症度のこのような予防又は低減は、医薬組成物の、投与時において疾患に罹患していない対象への投与を指す。「~を予防すること」はまた、疾患又はこのような疾患と関連する、1つ以上の症状の再発を予防することも指す。「処置」及び「治療的に」とは、「~を処置すること」が、上記において規定された通りである場合の、処置する行為を指す。
本明細書において互換的に使用された「外傷性脳損傷」又は「TBI」とは、広範囲にわたる症状及び身体障害を伴う複合損傷を指す。TBIは、他の損傷と同様の、急性事象であることが最も多い。TBIは、「軽度」、「中等度」又は「重度」と分類されうる。TBIの原因は、多様であり、人力による物理的振盪、自動車事故、火器による損傷、脳血管発作(例えば、脳卒中)、転倒、爆発又は爆破及び他の種類の鈍的外傷を含む。TBIの他の原因は、1つ以上の化学物質又は毒素(火、カビ、アスベスト、害虫駆除剤及び殺虫剤、有機溶剤、塗料、糊、ガス(一酸化炭素、硫化水素及びシアン化物のような)、有機金属(メチル水銀、テトラエチル鉛及び有機スズのような)、1つ以上の乱用薬物又はこれらの組合せ)の摂取及び/又はこれらへの曝露を含む。代替的に、TBIは、自己免疫疾患、代謝性障害、脳腫瘍、低酸素症、1つ以上のウイルス、髄膜炎、水頭症又はこれらの組合せを患うヒト対象において生じうる。若年成人及び老齢者は、TBIの危険性が最も高い年齢群である。本明細書の、ある特定の実施形態において、外傷性脳損傷又はTBIは、脳卒中のような脳血管発作を含まず、明確にこれを除外する。
本明細書において使用された「軽度TBI」とは、意識喪失が短時間であり、通例数秒間若しくは数分間であり、かつ/又は意識混濁及び見当識の喪失が、1時間より短い脳損傷を指す。軽度TBIはまた、脳振盪、軽症の頭部外傷、軽症のTBI、軽症の脳損傷及び軽症の頭部損傷とも称される。MRI及びCTスキャンは、正常であることが多いが、軽度TBIを伴う個体は、頭痛、思考困難、記憶問題、注意欠陥、気分変動及び欲求不満のような認知問題を有しうる。
軽度TBIは、最も高頻度のTBIであり、初期損傷時に、見逃されることが多い。典型的に、対象は、13~15(13~15又は14~15のような)の間のGCS(Glasgow Coma Scale)数を有する。軽度TBIを伴う人々のうち、15パーセント(15%)は、3カ月間以上にわたり持続する症状を有する。軽度TBIは、頭部の強制的な運動又は精神状態の短い変化(意識混濁、見当識の喪失又は記憶喪失)を引き起こす衝撃又は30分間未満にわたる意識喪失の結果として規定される。軽度TBIの一般的な症状は、疲労感、頭痛、視覚障害、記憶喪失、注意/集中力の低下、睡眠障害、回転性めまい/平衡感覚の喪失、易刺激性(感情障害)、抑うつ感覚及び発作を含む。軽度TBIと関連する他の症状は、悪心、嗅覚喪失、光及び音への過敏性、気分の変化、迷子若しくは意識混濁及び/又は思考遅滞を含む。
本明細書において使用された「中等度TBI」とは、意識喪失及び/又は意識混濁並びに見当識の喪失が、1~24時間の間であり、対象が、9~13(9~12又は9~13のような)の間のGCS(Glasgow Coma Scale)数を有する脳損傷を指す。中等度TBIを伴う個体は、脳イメージング結果の異常を有する。本明細書において使用された「重度TBI」とは、意識喪失が、24時間を超え、損傷又は穿通性頭蓋骨損傷後の記憶喪失が、24時間より長く、対象が、3~8の間のGCS(Glasgow Coma Scale)数を有する脳損傷を指す。欠損は、高レベルの認知機能の機能障害~昏睡状態の範囲にわたる。生存者は、腕部又は脚部の機能の限定、発話又は言語の異常、思考能力の喪失又は感情問題を有しうる。重度損傷を伴う個体は、長期にわたる不応状態に置かれたままになりうる重度TBIを伴う多くの人々の場合、機能及び自立を最大化するために、長期にわたるリハビリが必要となることが多い。
中等度~重度のTBIの一般的な症状は、注意に関する困難、集中力、散漫性、記憶、処理速度、混乱、固執、衝動性、言語処理及び/又は「実行機能」、発話された単語の無理解(受容失語症)、発話及び理解されることの困難(表現失語症)、発話の不明瞭、発話が極めて速い又は極めて遅い、読むときの問題、書くときの問題、接触、温度、運動の解釈、下肢の位置及び微細な識別、感覚的印象の、心理学的に有意味なデータへの統合又はパターン化に関する困難、部分的又は全体的な視覚の喪失、眼筋力の低下及び二重視覚(複視)、かすみ目、距離を判断するときの問題、非自発的な眼運動(眼振)、光不耐性(羞明)、聴覚問題、のような、聴力の低下又は喪失、耳が鳴ること(耳鳴り)、音に対する過敏性、嗅覚の喪失又は低下(無嗅覚)、味覚の喪失又は低下、てんかんと関連する痙攣であって、いくつかの種類であることが可能であり、意識、感覚的認知又は運動、腸及び膀胱の制御の破壊を伴いうる痙攣、睡眠障害、気力の喪失、食欲の変化、体内温度の調節、月経困難、依存性行動、感情能力、意欲の欠如、易刺激性、攻撃、抑うつ、脱抑制又は意識の否認/欠如を含む認知欠損を含む。
本明細書において互換的に使用された「ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)」又は「UCH-L1」とは、ヒトにおいて、UCH-L1遺伝子によりコードされた脱ユビキチン化酵素を指す。ユビキチンカルボキシル末端エステラーゼL1及びユビキチンチオールエステラーゼとしてもまた公知のUCH-L1は、その産物が、ユビキチンの、小型のC末端付加物を加水分解して、ユビキチン単量体を発生させる遺伝子ファミリーのメンバーである。
「UCH-L1状態」とは、ある時点(UCH-L1の単一の測定値を伴う時点のような)における、UCH-L1のレベル若しくは量、モニタリング(対象において、UCH-L1量の上昇又は低下を同定する反復検査を伴うモニタリングのような)と関連する、UCH-L1のレベル若しくは量、外傷性脳損傷(一次脳損傷であれ、かつ/又は二次脳損傷であれ)のための処置と関連する、UCH-L1のレベル若しくは量又はこれらの組合せを意味しうる。
本明細書において、「変異体」は、アミノ酸の挿入、欠失又は保存的置換により、アミノ酸配列が異なるが、少なくとも1つの生物学的活性を保持するペプチド又はポリペプチドについて記載するのに使用される。「生物学的活性」の代表例は、特異的抗体により結合される能力又は免疫反応を促進する能力を含む。本明細書において、変異体はまた、少なくとも1つの生物学的活性を保持するアミノ酸配列を伴う基準タンパク質と実質的に同一なアミノ酸配列を伴うタンパク質について記載するのにも使用される。当技術分野において、アミノ酸の保存的置換、すなわち、アミノ酸を、類似の特性(例えば、親水性、帯電の程度及び帯電領域の分布)を有する、異なるアミノ酸により置き換えることは、典型的に、小さな変化を伴うこととして当技術分野において認識されている。当技術分野において理解された通り、これらの小さな変化は、部分的に、アミノ酸の疎水性指数を検討することにより同定されうる(Kyteら、J.Mol.Biol.157:105~132(1982))。アミノ酸の疎水性指数は、その疎水性及び電荷の検討に基づく。当技術分野において、同様の疎水性指数を有するアミノ酸は、置換される場合があるが、なおも、タンパク質の機能を保持することが公知である。一態様において、±2の疎水性指数を有するアミノ酸は、置換される。アミノ酸の親水性もまた、生物学的機能を保持するタンパク質を結果としてもたらす置換を明らかにするのに使用されうる。ペプチドの文脈における、アミノ酸の親水性についての検討は、抗原性及び免疫原性とよく相関することが報告されている、有用な尺度である、このペプチドの局所平均親水性の最大値の計算を可能とする(参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第4,554,101号)。同様の親水性値を有するアミノ酸による置換は、生物学的活性、例えば、当技術分野において理解された免疫原性を保持するペプチドを結果としてもたらしうる。置換は、互いから±2以内の親水性値を有するアミノ酸により実施されうる。アミノ酸の疎水性指数及び親水性値のいずれも、このアミノ酸の特定の側鎖の影響を受ける。生物学的機能と適合性であるアミノ酸置換は、疎水性、親水性、電荷、サイズ及び他の特性により明らかにされる通り、アミノ酸の相対的類似性に依存し、特に、これらのアミノ酸の側鎖に依存すると理解されることは、この観察と符合する。「変異体」はまた、抗原的に反応性の抗UCH-L1抗体の断片であって、アミノ酸配列内の、対応する抗UCH-L1抗体の断片と異なるが、なおも抗原的に反応性であり、UCH-L1との結合について、対応する抗UCH-L1抗体の断片と競合しうる断片を指すようにも使用されうる。「変異体」はまた、タンパク質分解、リン酸化又は他の翻訳後修飾によるような、異なる形でプロセシングされているが、その抗原反応性を保持する、ポリペプチド又はこの断片について記載するのにも使用されうる。
本明細書において、「ベクター」とは、連結された別の核酸を運びうる核酸分子について記載するのに使用される。ベクターの1つの種類は、さらなるDNAセグメントがライゲーションされうる、環状二本鎖DNAループを指す、「プラスミド」である。ベクターの別の種類は、さらなるDNAセグメントが、ウイルスゲノムへとライゲーションされうる、ウイルスベクターである。ある特定のベクターは、これらが導入される宿主細胞内の自己複製が可能である(例えば、細菌の複製起点及び哺乳動物エピソームベクターを有する細菌ベクター)。他のベクター(例えば、哺乳動物の非エピソームベクター)は、宿主細胞へと導入されると、宿主細胞のゲノムへと組み込まれ、これにより、宿主ゲノムと共に複製されうる。さらに、ある特定のベクターは、作動的に連結される遺伝子の発現を方向付けることが可能である。本明細書において、このようなベクターは、「組換え発現ベクター」(又は、単に、「発現ベクター」)と称される。一般に、組換えDNA法において有用な発現ベクターは、プラスミドの形態にあることが多い。プラスミドは、最も一般に、ベクターの形態で使用されるので、「プラスミド」と「ベクター」とは、互換的に使用されうる。しかし、ウイルスベクター(例えば、複製欠損性のレトロウイルス、アデノウイルス、及びアデノ随伴ウイルス)のような、同等な機能を果たす、発現ベクターの他の形態も使用されうる。この点で、ベクターのRNA形(ウイルス性RNAベクターを含む)もまた、本開示の文脈において使用されうる。
そうでないことが規定されない限りにおいて、本明細書において使用される技術用語及び科学用語は、当業者により一般に理解される意味と同じ意味を有するものとする。例えば、本明細書において記載された、細胞培養法及び組織培養法、分子生物学、免疫学、微生物学、遺伝学並びにタンパク質化学及び核酸化学及びハイブリダイゼーションとの関連において使用された用語法、並びにこれらについての技法は、周知の用語法及び技法であり、当技術分野において一般的に使用されている用語法及び技法である。用語の意味及び範囲は、明確であるものとするが、万一、なんらかの潜在的な曖昧さが生じた場合、本明細書において提示された定義が、任意の辞書又は外部の定義に対して優先される。さらに、文脈により、そうでないことが要求されない限りにおいて、単数形の用語は、複数形を含み、複数形の用語は、単数形を含むものとする。
2.ヒト対象が、頭部への損傷を負ったのかどうかについての診断及び査定の一助となる方法
本開示は、他の方法の中でとりわけ、ヒト対象が、頭部への損傷を負った、又は負った可能性があるのかどうかについての診断及び査定の一助となる方法に関する。本方法は、推測される頭部への損傷を伴う対象における、外傷性脳損傷の程度を診断及び査定すること(例えば、対象が、軽度TBI又は中等度~重度のTBIを有するのかどうかを決定すること)の一助となりうる。本明細書において使用された「対象が、軽度外傷性脳損傷又は中等度~重度の外傷性脳損傷を有するのかどうかを決定するステップ」とは、対象の、軽度TBI又は中等度~重度のTBIを有する可能性が、そうでない場合より高いことを決定する(例えば、臨床評価データのような、他の情報を伴う)方法の使用を指す。方法は、対象への、推測される損傷から、24時間以内に試料を得るステップ、試料を、外傷性脳損傷の早期バイオマーカーに対する抗体、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)からなる、外傷性脳損傷の早期バイオマーカーと接触させて、抗体とUCH-L1との複合体の形成を可能とするステップを含みうる。代替法において、本方法は、損傷から24時間以内にヒト対象から採取された第1の試料及び第1の試料が採取された第1の時点の後である第2の時点(例えば約3時間~約6時間後)においてヒト対象から採取された第2の試料である、第1の時点において採取された第1の試料及び第2の時点において採取された第2の試料を、ヒト対象から得るステップ、並びに第1の試料中及び第2の試料中において、個別に、外傷性脳損傷の早期バイオマーカーに対する抗体、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)からなる、外傷性脳損傷の早期バイオマーカーと接触させて、抗体とUCH-L1との複合体の形成を可能とするステップを含みうる。方法はまた、結果として得られる抗体-UCH-L1複合体を検出するステップも含む。早期バイオマーカーは、推測される損傷後、約0~約6時間以内に上昇し、次いで、外傷性脳損傷を伴う対象において、低下又は上昇する。一部の実施形態において、UCH-L1の存在の開始は、頭部への損傷後、約0、約0.5時間、約1時間、約2時間、約3時間、約4時間、約5時間、又は約6時間以内に現れる。試料は、対象に由来する生物学的試料(例えば、血清試料又は血液試料)でありうる。
一部の実施形態において、方法は、第1の試料及び、任意選択的に、第2の試料に対するアッセイを実施して、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)の、第1の試料中及び/又は第2の試料中レベルを測定又は検出するステップであって、第1の試料が推測される頭部への損傷後24時間以内である第1の時点において対象から採取され、第2の試料が第1の時点の後である第2の時点(例えば、第1の時点の約3時間~約6時間後)において対象から採取されるステップ;並びに外傷性脳損傷の程度を決定することにより、対象が、頭部への損傷を負っているのかどうかを決定するステップを含む。(i)UCH-L1の、第1の試料及び/又は第2の試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより高い場合、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると決定され、UCH-L1の第1の試料及び/又は第2の試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより低い場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定される;(ii)UCH-L1の第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られる場合、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると決定され、UCH-L1の第1の試料中レベルからUCH-L1の、第2の試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られない場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定される;(iii)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇をする場合、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると決定される、若しくは、UCH-L1のレベルの第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇が見られない場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定される;(iv)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも第1の絶対量の低下若しくは上昇する場合、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると決定される、若しくは、UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも第2の絶対量の低下若しくは上昇をする場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定される;又は(v)UCH-L1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより高い、若しくはUCH-L1の第1の時点において採取された試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された試料中レベルへ量Xの有意な上昇若しくは低下が見られる場合、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると決定され、UCH-L1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより低い、若しくはUCH-L1の第1の時点において採取された試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された試料中レベルへ量Xを超える有意な上昇若しくは低下が見られない場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定される。一部の実施形態において、第1の絶対量と、第2の絶対量とは、同じでありうる。一部の実施形態において、第1の絶対量と、第2の絶対量とは、異なりうる。本明細書において使用された「X」とは、0以外の値を有する整数を指す。本明細書において使用された「対象が、軽度外傷性脳損傷又は中等度~重度の外傷性脳損傷を有するのかどうかを決定するステップ」とは、対象の、軽度TBI又は中等度~重度のTBIを有する可能性が、そうでない場合より高いことを、他の方法を伴うか又は伴わずに決定する方法の使用を指す。
一部の実施形態において、対象は、アッセイが実施される前に、又は実施された後において、GCS(Glasgow Coma Scale)スコアを受けている。一部の実施形態において、対象は、GCS(Glasgow Coma Scale)スコアに基づき、中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると推測される。一部の実施形態において、基準レベルは、中等度~重度の外傷性脳損傷を有する対象と相関する。一部の実施形態において、基準レベルは、基準レベルを同定するのに、対応するアッセイの種類を使用する、対応する試料の解析により、中等度~重度の外傷性脳損傷を有する対象と相関する。
代替的に、一部の実施形態において、対象は、アッセイが実施される前に、GCS(Glasgow Coma Scale)スコアを受けていない場合がある。代替的に、一部の実施形態において、対象は、アッセイが、実施された後において、GCS(Glasgow Coma Scale)スコアを受けていない場合がある。加えて、他の実施形態において、対象は、アッセイが実施される前に、頭部CTを受ける場合がある。代替的にまた、他の実施形態において、対象は、アッセイが実施される前に、頭部CTを受けていない場合がある。なお、さらに、対象は、アッセイが実施される前に、GCS(Glasgow Coma Scale)又は頭部CTを受けていない場合がある。なお、さらなる実施形態において、対象は、アッセイが実施される前に、GCS(Glasgow Coma Scale)を受けているが、頭部CTを受けていない場合がある。なお、さらなる実施形態において、対象は、アッセイが実施される前に、頭部CTを受けているが、GCS(Glasgow Coma Scale)を受けていない場合がある。なお、さらなる実施形態において、対象は、アッセイが実施される前に、頭部CT及びGCS(Glasgow Coma Scale)を受けている場合がある。
一部の実施形態において、基準レベルは、3~12のGCS(Glasgow Coma Scale)スコアと相関する。一部の実施形態において、対象は、GCS(Glasgow Coma Scale)スコアに基づき、軽度外傷性脳損傷を有すると推測される。一部の実施形態において、基準レベルは、軽度外傷性脳損傷を有する対象と相関する。一部の実施形態において、基準レベルは、13~15のGCS(Glasgow Coma Scale)スコアと相関する。一部の実施形態において、基準レベルは、基準レベルを同定するのに、対応するアッセイの種類を使用する、対応する試料の解析により、軽度外傷性脳損傷を有する対象と相関する。
一般に、基準レベルはまた、被験試料を、UCH-L1についてアッセイしたときに得られた結果を評価するためのベンチマークとしても利用されうる。一般に、このような比較を行う場合に、基準レベルは、解析物の存在、量又は濃度の、TBIの特定の病期若しくはエンドポイント又は特定の徴候との連関又は関連が成立させられうるような、十分な回数及び適切な条件下において、特定のアッセイを行うことにより得られる。典型的に、基準レベルは、基準対象(又は対象の集団)についてのアッセイにより得られる。測定されるUCH-L1は、このUCH-L1断片、この分解産物及び/又は酵素によるこの切断産物を含みうる。
一部の実施形態において、基準レベルは、少なくとも約85%~約100%の間の感度及び少なくとも約30%~約100%の間の特異度を有するアッセイにより決定される。一部の実施形態において、感度は、少なくとも約85.0%、少なくとも約87.5%、少なくとも約90.0%、少なくとも約95.0%、少なくとも約99.0%、少なくとも約99.1%、少なくとも約99.2%、少なくとも約99.3%、少なくとも約99.4%、少なくとも約99.5%、少なくとも約99.6%、少なくとも約99.7%、少なくとも約99.8%、少なくとも約99.9%、又は約100.0%である。一部の実施形態において、特異度は、少なくとも約30.0%、少なくとも約31.0%、少なくとも約32.0%、少なくとも約33.0%、少なくとも約34.0%、少なくとも約35.0%、少なくとも約36.0%、少なくとも約37.0%、少なくとも約38.0%、少なくとも約39.0%、少なくとも約40.0%、少なくとも約45.0%、少なくとも約50.0%、少なくとも約55.0%、少なくとも約60.0%、少なくとも約65.0%、少なくとも約70.0%、少なくとも約75.0%、少なくとも約80.0%、少なくとも約85.0%、少なくとも約90.0%、少なくとも約91.0%、少なくとも約92.0%、少なくとも約93.0%、少なくとも約94.0%、少なくとも約95.0%、少なくとも約96.0%、少なくとも約97.0%、少なくとも約98.0%、少なくとも約99.0%、少なくとも約99.1%、少なくとも約99.2%、少なくとも約99.3%、少なくとも約99.4%、少なくとも約99.5%、少なくとも約99.6%、少なくとも約99.7%、少なくとも約99.8%、少なくとも約99.9%、又は約100.0%である。例えば、感度は、少なくとも約99%であり、特異度は、少なくとも約75%である、感度は、少なくとも約99%であり、特異度は、少なくとも約99%である、又は感度は、約100%であり、特異度は、約100%である。一部の実施形態において、感度は、少なくとも約99%であり、特異度は、少なくとも約75%である。さらに他の実施形態において、感度は、少なくとも約99%であり、特異度は、少なくとも約99%である。なお、さらなる実施形態において、感度は、約100%であり、特異度は、約100%である。
一部の実施形態において、基準レベルは、少なくとも約50pg/mL~約12000pg/mLの間でありうる。一部の実施形態において、基準レベルは、少なくとも約50pg/mL~約12000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約11000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約10000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約9500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約9000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約8500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約8000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約7500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約7000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約6500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約12000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約11000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約10000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約9500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約9000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約8500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約8000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約7500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約7000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約6500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約12000pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約11000pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約10000pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約9500pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約9000pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約8500pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約8000pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約7500pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約7000pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約6500pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約12000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約11000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約10000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約9500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約9000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約8500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約8000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約7500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約7000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約6500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約12000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約11000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約10000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約9500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約9000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約8500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約8000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約7500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約7000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約6500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約12000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約11000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約10000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約9500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約9000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約8500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約8000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約7500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約7000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約6500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約12000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約11000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約10000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約9500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約9000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約8500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約8000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約7500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約7000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約6500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約1000pg/mL~約120
00pg/mLの間、少なくとも約1000pg/mL~約11000pg/mLの間、少なくとも約1000pg/mL~約10000pg/mLの間、少なくとも約1000pg/mL~約9500pg/mLの間、少なくとも約1000pg/mL~約9000pg/mLの間、少なくとも約1000pg/mL~約8500pg/mLの間、少なくとも約1000pg/mL~約8000pg/mLの間、少なくとも約1000pg/mL~約7500pg/mLの間、少なくとも約1000pg/mL~約7000pg/mLの間、少なくとも約1000pg/mL~約6500pg/mLの間、少なくとも約1000pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約1000pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約1000pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約1000pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約1000pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約1000pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約1000pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約1000pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約1000pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約1000pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約2000pg/mL~約12000pg/mLの間、少なくとも約2000pg/mL~約11000pg/mLの間、少なくとも約2000pg/mL~約10000pg/mLの間、少なくとも約2000pg/mL~約9500pg/mLの間、少なくとも約2000pg/mL~約9000pg/mLの間、少なくとも約2000pg/mL~約8500pg/mLの間、少なくとも約2000pg/mL~約8000pg/mLの間、少なくとも約2000pg/mL~約7500pg/mLの間、少なくとも約2000pg/mL~約7000pg/mLの間、少なくとも約2000pg/mL~約6500pg/mLの間、少なくとも約2000pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約2000pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約2000pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約2000pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約2000pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約2000pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約2000pg/mL~約3000pg/mLの間、又は少なくとも約2000pg/mL~約2500pg/mLの間でありうる。例えば、基準レベルは、少なくとも約65pg/mL~約9019pg/mLの間でありうる。一部の実施形態において、基準レベルは、少なくとも約50pg/mL、少なくとも約55pg/mL、少なくとも約60pg/mL、少なくとも約65pg/mL、少なくとも約70pg/mL、少なくとも約75pg/mL、少なくとも約80pg/mL、少なくとも約85pg/mL、少なくとも約90pg/mL、少なくとも約95pg/mL、少なくとも約96pg/mL、少なくとも約97pg/mL、少なくとも約98pg/mL、少なくとも約99pg/mL、少なくとも約100pg/mL、少なくとも約150pg/mL、少なくとも約200pg/mL、少なくとも約205pg/mL、少なくとも約206pg/mL、少なくとも約207pg/mL、少なくとも約208pg/mL、少なくとも約209pg/mL、少なくとも約210pg/mL、少なくとも約220pg/mL、少なくとも約230pg/mL、少なくとも約238pg/mL、少なくとも約240pg/mL、少なくとも約250pg/mL、少なくとも約300pg/mL、少なくとも約311pg/mL、少なくとも約320pg/mL、少なくとも約330pg/mL、少なくとも約350pg/mL、少なくとも約360pg/mL、少なくとも約370pg/mL、少なくとも約380pg/mL、少なくとも約390pg/mL、少なくとも約400pg/mL、少なくとも約450pg/mL、少なくとも約500pg/mL、少なくとも約505pg/mL、少なくとも約506pg/mL、少なくとも約507pg/mL、少なくとも約508pg/mL、少なくとも約509pg/mL、少なくとも約510pg/mL、少なくとも約520pg/mL、少なくとも約530pg/mL、少なくとも約540pg/mL、少なくとも約550pg/mL、少なくとも約560pg/mL、少なくとも約565pg/mL、少なくとも約569pg/mL、少なくとも約570pg/mL、少なくとも約700pg/mL、少なくとも約710pg/mL、少なくとも約720pg/mL、少なくとも約730pg/mL、少なくとも約740pg/mL、少なくとも約750pg/mL、少なくとも約800pg/mL、少なくとも約850pg/mL、少なくとも約900pg/mL、少なくとも約950pg/mL、少なくとも約1000pg/mL、少なくとも約1100pg/mL、少なくとも約1200pg/mL、少なくとも約1300pg/mL、少なくとも約1400pg/mL、少なくとも約1500pg/mL、少なくとも約1600pg/mL、少なくとも約1700pg/mL、少なくとも約1800pg/mL、少なくとも約1900pg/mL、少なくとも約2000pg/mL、少なくとも約2500pg/mL、少なくとも約3000pg/mL、少なくとも約3500pg/mL、少なくとも約4000pg/mL、少なくとも約4500pg/mL、少なくとも約5000pg/mL、少なくとも約5500pg/mL、少なくとも約6000pg/mL、少なくとも約6500pg/mL、少なくとも約7000pg/mL、少なくとも約7500pg/mL、少なくとも約8000pg/mL、少なくとも約8500pg/mL、少なくとも約9000pg/mL、少なくとも約9010pg/mL、少なくとも約9020pg/mL、少なくとも約9500pg/mL、少なくとも約10000pg/mL、少なくとも約11000pg/mL、又は少なくとも約12000pg/mLでありうる。一部の実施形態において、基準レベルは、少なくとも約50pg/mL~約12000pg/mLの間でありうる。他の実施形態において、基準レベルは、少なくとも約65pg/mL~約9019pg/mLの間でありうる。
一部の実施形態において、第1の試料は、推測される損傷後24時間以内に採取され、第2の試料は、第1の試料が採取された後、約3時間~約6時間以内に採取され、基準レベルは、上記において記載された、特定の感度及び特異度を有するアッセイにより決定される。例えば、第1の試料は、推測される損傷後、約0時間以内に、約30分以内に、約1時間以内に、約2時間以内に、約3時間以内に、約4時間以内に、約5時間以内に、約6時間以内に、約7時間以内に、約8時間以内に、約9時間以内に、約10時間以内に、約11時間以内に、約12時間以内に、約13時間以内に、約14時間以内に、約15時間以内に、約16時間以内に、約17時間以内に、約18時間以内に、約19時間以内に、約20時間以内に、約21時間以内に、約22時間以内に、約23時間以内に、約24時間以内に、又は約24時間を超えて採取されうる。
一部の実施形態において、第1の試料は、推測される損傷後、約0~約1時間以内に、約0~約2時間以内に、約0~約3時間以内に、約0~約4時間以内に、約0~約5時間以内に、約0~約6時間以内に、約0~約7時間以内に、約0~約8時間以内に、約0~約9時間以内に、約0~約10時間以内に、約0~約11時間以内に、約0~約12時間以内に、約0~約18時間以内に、約6~約12時間以内に、約12~約18時間以内に、約18~約24時間以内に、又は24時間を超えて採取され、基準レベルは、約100%の感度及び少なくとも約75%の特異度、少なくとも約99%の感度及び少なくとも約75%の特異度又は約100%の感度及び約100%の特異度のような、少なくとも約85%~100%の間の感度及び少なくとも約30%~100%の間の特異度のような、特定の感度及び特異度を有するアッセイにより決定される。
一部の実施形態において、第1の試料は、約0~約6時間以内に得られる場合があり、基準レベルは、約311pg/mLである場合があり、アッセイは、約100%の感度及び少なくとも約33%の特異度を有する。一部の実施形態において、第1の試料は、約0~約6時間以内に得られる場合があり、基準レベルは、約509pg/mLである場合があり、アッセイは、約100%の感度及び少なくとも約66%の特異度を有する。一部の実施形態において、第1の試料は、約0~約6時間以内に得られる場合があり、基準レベルは、約710pg/mLである場合があり、アッセイは、約100%の感度及び少なくとも約92%の特異度を有する。一部の実施形態において、第1の試料は、約0~約6時間以内に得られる場合があり、基準レベルは、約9019pg/mLである場合があり、アッセイは、約100%の感度及び約100%の特異度を有する。
一部の実施形態において、第1の試料は、推測される損傷後、約6時間~12時間の間に得られる場合があり、基準レベルは、約65pg/mL~約9019pg/mLの間であり、少なくとも約85%~約100%の間の感度及び少なくとも約30%~約100%の間の特異度を有するアッセイにより決定される。一部の実施形態において、第1の試料は、推測される損傷後、約6時間~12時間の間に採取され、基準レベルは、約98pg/mLであり、約100%の感度及び少なくとも約30%の特異度を有するアッセイにより決定される。一部の実施形態において、第1の試料は、推測される損傷後、約6時間~12時間の間に採取され、基準レベルは、約209pg/mLであり、約100%の感度及び少なくとも約63%の特異度を有するアッセイにより決定される。一部の実施形態において、第1の試料は、推測される損傷後、約6時間~12時間の間に採取され、基準レベルは、約238pg/mLであり、少なくとも約90%の感度及び少なくとも約70%の特異度を有するアッセイにより決定される。一部の実施形態において、第1の試料は、推測される損傷後、約6時間~12時間の間に採取され、基準レベルは、約569pg/mLであり、少なくとも約90%の感度及び少なくとも約96%の特異度を有するアッセイにより決定される。
一部の実施形態において、対象が、軽度又は中等度~重度のTBIを有するのかどうかを決定するように、第1の試料は、第1の時点において得られ、第2の試料は、第2の時点において得られる。一部の実施形態において、第1の時点は、頭部への損傷又は推測される損傷の約0~約24時間後である。例えば、第1の時点は、推測される損傷後、約0~約24時間、約0~約20時間、約0~約18時間、約0~約16時間、約0~約14時間、約0~約12時間、約0~約10時間、約0~約8時間、約0~約6時間、約0~約4時間、約0~約2時間、約0~約1時間、約0~約1.5時間、約0.5時間~約24時間、約0.5時間~約20時間、約0.5時間~約18時間、約0.5時間~約16時間、約0.5時間~約14時間、約0.5時間~約12時間、約0.5時間~約10時間、約0.5時間~約8時間、約0.5時間~約6時間、約0.5時間~約4時間、約0.5時間~約2時間、約0.5時間~約1時間、約0.5時間~約1.5時間、約1時間~約24時間、約1時間~約20時間、約1時間~約18時間、約1時間~約16時間、約1時間~約14時間、約1時間~約12時間、約1時間~約10時間、約1時間~約8時間、約1時間~約6時間、約1時間~約4時間、約1時間~約2時間、約2時間~約24時間、約2時間~約20時間、約2時間~約18時間、約2時間~約16時間、約2時間~約14時間、約2時間~約12時間、約2時間~約10時間、約2時間~約8時間、約2時間~約6時間、約2時間~約4時間、約3時間~約24時間、約3時間~約20時間、約3時間~約18時間、約3時間~約16時間、約3時間~約14時間、約3時間~約12時間、約3時間~約10時間、約3時間~約8時間、約3時間~約6時間、約3時間~約4時間、約4時間~約24時間、約4時間~約20時間、約4時間~約18時間、約4時間~約16時間、約4時間~約14時間、約4時間~約12時間、約4時間~約10時間、約4時間~約8時間、約4時間~約6時間、約6時間~約24時間、約6時間~約20時間、約6時間~約18時間、約6時間~約16時間、約6時間~約14時間、約6時間~約12時間、約6時間~約10時間、約6時間~約8時間、約12時間~約24時間、約12時間~約20時間、約12時間~約18時間、約12時間~約16時間、約12時間~約14時間、約18時間~約24時間の間又は約24時間を超えた時点でありうる。例えば、第1の時点は、約0時間~6時間の間、約6時間~12時間の間、約12時間~18時間の間又は約18時間~24時間の間でありうる。一部の実施形態において、第1の時点は、約0時間~6時間の間である。一部の実施形態において、第1の時点は、約6時間~約12時間の間である。一部の実施形態において、第1の時点は、約12時間~約18時間の間である。他の実施形態において、第1の時点は、約18時間~約24時間の間である。
一部の実施形態において、第2の時点は、第1の時点の約3時間~約6時間後のような、第1の時点の約1時間~約10時間後である。一部の実施形態において、第2の時点は、第1の時点の約1時間、約2時間、約3時間、約4時間、約5時間、約6時間、約7時間、約8時間、約9時間、又は約10時間後である。
一部の実施形態において、統計学的に有意な上昇又は低下は、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルへ、少なくとも約0.1倍若しくは少なくとも約0.1分の1、少なくとも約0.2倍若しくは少なくとも約0.2分の1、少なくとも約0.3倍若しくは少なくとも約0.3分の1、少なくとも約0.4倍若しくは少なくとも約0.4分の1、少なくとも約0.5倍若しくは少なくとも約0.5分の1、少なくとも約0.55倍若しくは少なくとも約0.55分の1、少なくとも約0.6倍若しくは少なくとも約0.6分の1、少なくとも約0.7倍若しくは少なくとも約0.7分の1、少なくとも約0.73倍若しくは少なくとも約0.73分の1、少なくとも約0.8倍若しくは少なくとも約0.8分の1、少なくとも約0.9倍若しくは少なくとも約0.9分の1、少なくとも約1倍若しくは少なくとも約1分の1、少なくとも約1.5倍若しくは少なくとも約1.5分の1、少なくとも約2倍若しくは少なくとも約2分の1、少なくとも約3倍若しくは少なくとも約3分の1、少なくとも約4倍若しくは少なくとも約4分の1、少なくとも約5倍若しくは少なくとも約5分の1、少なくとも約6倍若しくは少なくとも約6分の1、少なくとも約7倍若しくは少なくとも約7分の1、少なくとも約8倍若しくは少なくとも約8分の1、少なくとも約9倍若しくは少なくとも約9分の1、少なくとも約10倍若しくは少なくとも約10分の1、少なくとも約11倍若しくは少なくとも約11分の1、少なくとも約12倍若しくは少なくとも約12分の1、少なくとも約13倍若しくは少なくとも約13分の1、少なくとも約14倍若しくは少なくとも約14分の1、少なくとも約15倍若しくは少なくとも約15分の1、少なくとも約16倍若しくは少なくとも約16分の1、少なくとも約17倍若しくは少なくとも約17分の1、少なくとも約18倍若しくは少なくとも約18分の1、少なくとも約19倍若しくは少なくとも約19分の1又は少なくとも約20倍若しくは少なくとも約20分の1である。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルへ、少なくとも約0.1分の1、少なくとも約0.2分の1、少なくとも約0.3分の1、少なくとも約0.4分の1、少なくとも約0.5分の1、少なくとも約0.55分の1、少なくとも約0.6分の1、少なくとも約0.7分の1、少なくとも約0.73分の1、少なくとも約0.8分の1、少なくとも約0.9分の1、少なくとも約1分の1、少なくとも約1.5分の1、少なくとも約2分の1、少なくとも約3分の1、少なくとも約4分の1、少なくとも約5分の1、少なくとも約6分の1、少なくとも約7分の1、少なくとも約8分の1、少なくとも約9分の1、少なくとも約10分の1、少なくとも約11分の1、少なくとも約12分の1、少なくとも約13分の1、少なくとも約14分の1、少なくとも約15分の1、少なくとも約16分の1、少なくとも約17分の1、少なくとも約18分の1、少なくとも約19分の1又は少なくとも約20分の1の、統計学的に有意な低下は、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有することを指し示す。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の、第2の時点において採取された第2の試料中レベルへ、少なくとも約0.1倍、少なくとも約0.2倍、少なくとも約0.3倍、少なくとも約0.4倍、少なくとも約0.5倍、少なくとも約0.55倍、少なくとも約0.6倍、少なくとも約0.7倍、少なくとも約0.73倍、少なくとも約0.8倍、少なくとも約0.9倍、少なくとも約1倍、少なくとも約1.5倍、少なくとも約2倍、少なくとも約3倍、少なくとも約4倍、少なくとも約5倍、少なくとも約6倍、少なくとも約7倍、少なくとも約8倍、少なくとも約9倍、少なくとも約10倍、少なくとも約11倍、少なくとも約12倍、少なくとも約13倍、少なくとも約14倍、少なくとも約15倍、少なくとも約16倍、少なくとも約17倍、少なくとも約18倍、少なくとも約19倍又は少なくとも約20倍の、統計学的に有意な上昇は、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有することを指し示す。
一部の実施形態において、統計学的に有意な上昇又は低下は、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルへ、約0.1倍未満若しくは約0.1分の1を超える、約0.2倍未満若しくは約0.2分の1を超える、約0.3倍未満若しくは約0.3分の1を超える、約0.4倍未満若しくは約0.4分の1を超える、約0.5倍未満若しくは約0.5分の1を超える、少なくとも約0.55倍若しくは少なくとも約0.55分の1、少なくとも約0.6倍若しくは少なくとも約0.6分の1、少なくとも約0.7倍若しくは少なくとも約0.7分の1、少なくとも約0.73倍若しくは少なくとも約0.73分の1、少なくとも約0.8倍若しくは少なくとも約0.8分の1、少なくとも約0.9倍若しくは少なくとも約0.9分の1、約1倍未満若しくは約1分の1を超える、約1.5倍未満若しくは約1.5分の1を超える、約2倍未満若しくは約2分の1を超える、約3倍未満若しくは約3分の1を超える、約4倍未満若しくは約4分の1を超える、約5倍未満若しくは約5分の1を超える、約6倍未満若しくは約6分の1を超える、約7倍未満若しくは約7分の1を超える、約8倍未満若しくは約8分の1を超える、約9倍未満若しくは約9分の1を超える、約10倍未満若しくは約10分の1を超える、約11倍未満若しくは約11分の1を超える、約12倍未満若しくは約12分の1を超える、約13倍未満若しくは約13分の1を超える、約14倍未満若しくは約14分の1を超える、約15倍未満若しくは約15分の1を超える、約16倍未満若しくは約16分の1を超える、約17倍未満若しくは約17分の1を超える、約18倍未満若しくは約18分の1を超える、約19倍未満若しくは約19分の1を超える、又は約20倍未満である、若しくは約20分の1を超える。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルへ、約0.1分の1を超える、約0.2分の1を超える、約0.3分の1を超える、約0.4分の1を超える、約0.5分の1を超える、少なくとも約0.55分の1、少なくとも約0.6分の1、少なくとも約0.7分の1、少なくとも約0.73分の1、少なくとも約0.8分の1、少なくとも約0.9分の1、約1分の1を超える、約1.5分の1を超える、約2分の1を超える、約3分の1を超える、約4分の1を超える、約5分の1を超える、約6分の1を超える、約7分の1を超える、約8分の1を超える、約9分の1を超える、約10分の1を超える、約11分の1を超える、約12分の1を超える、約13分の1を超える、約14分の1を超える、約15分の1を超える、約16分の1を超える、約17分の1を超える、約18分の1を超える、約19分の1を超える、又は約20分の1を超える、統計学的に有意な低下は、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有することを指し示す。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルへ、約0.1倍未満、約0.2倍未満、約0.3倍未満、約0.4倍未満、約0.5倍未満、少なくとも約0.55倍、少なくとも約0.6倍、少なくとも約0.7倍、少なくとも約0.73倍、少なくとも約0.8倍、少なくとも約0.9倍、約1倍未満、約1.5倍未満、約2倍未満、約3倍未満、約4倍未満、約5倍未満、約6倍未満、約7倍未満、約8倍未満、約9倍未満、約10倍未満、約11倍未満、約12倍未満、約13倍未満、約14倍未満、約15倍未満、約16倍未満、約17倍未満、約18倍未満、約19倍未満又は約20倍未満の、統計学的に有意な上昇は、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有することを指し示す。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇又は低下が見られないことは、対象が、軽度外傷性脳損傷を有することを指し示す。
一部の実施形態において、統計学的に有意な上昇又は低下は、UCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルからUCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルへ、約0.1倍を超える、若しくは約0.1分の1未満、約0.2倍を超える、若しくは約0.2分の1未満、約0.3倍を超える、若しくは約0.3分の1未満、約0.4倍を超える、若しくは約0.4分の1未満、約0.5倍を超える、若しくは約0.5分の1未満、約0.55倍を超える、若しくは約0.55分の1未満、少なくとも約0.6倍若しくは少なくとも約0.6分の1、少なくとも約0.7倍若しくは少なくとも約0.7分の1、少なくとも約0.73倍若しくは少なくとも約0.73分の1、少なくとも約0.8倍若しくは少なくとも約0.8分の1、少なくとも約0.9倍若しくは少なくとも約0.9分の1、約1倍を超える、若しくは約1分の1未満、約1.5倍を超える、若しくは約1.5分の1未満、約2倍を超える、若しくは約2分の1未満、約3倍を超える、若しくは約3分の1未満、約4倍を超える、若しくは約4分の1未満、約5倍を超える、若しくは約5分の1未満、約6倍を超える、若しくは約6分の1未満、約7倍を超える、若しくは約7分の1未満、約8倍を超える、若しくは約8分の1未満、約9倍を超える、若しくは約9分の1未満、約10倍を超える、若しくは約10分の1未満、約11倍を超える、若しくは約11分の1未満、約12倍を超える、若しくは約12分の1未満、約13倍を超える、若しくは約13分の1未満、約14倍を超える、若しくは約14分の1未満、約15倍を超える、若しくは約15分の1未満、約16倍を超える、若しくは約16分の1未満、約17倍を超える、若しくは約17分の1未満、約18倍を超える、若しくは約18分の1未満、約19倍を超える、若しくは約19分の1未満又は約20倍を超える、若しくは約20分の1未満である。一部の実施形態において、UCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルからUCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルへ、約0.1分の1未満、約0.2分の1未満、約0.3分の1未満、約0.4分の1未満、約0.5分の1未満、約0.55分の1未満、少なくとも約0.6分の1、少なくとも約0.7分の1、少なくとも約0.73分の1、少なくとも約0.8分の1、少なくとも約0.9分の1、約1分の1未満、約1.5分の1未満、約2分の1未満、約3分の1未満、約4分の1未満、約5分の1未満、約6分の1未満、約7分の1未満、約8分の1未満、約9分の1未満、約10分の1未満、約11分の1未満、約12分の1未満、約13分の1未満、約14分の1未満、約15分の1未満、約16分の1未満、約17分の1未満、約18分の1未満、約19分の1未満又は約20分の1未満の、統計学的に有意な低下は、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有することを指し示す。一部の実施形態において、UCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルからUCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルへ、約0.1倍を超える、約0.2倍を超える、約0.3倍を超える、約0.4倍を超える、約0.5倍を超える、約0.55倍を超える、少なくとも約0.6倍、少なくとも約0.7倍、少なくとも約0.73倍、少なくとも約0.8倍、少なくとも約0.9倍、約1倍を超える、約1.5倍を超える、約2倍を超える、約3倍を超える、約4倍を超える、約5倍を超える、約6倍を超える、約7倍を超える、約8倍を超える、約9倍を超える、約10倍を超える、約11倍を超える、約12倍を超える、約13倍を超える、約14倍を超える、約15倍を超える、約16倍を超える、約17倍を超える、約18倍を超える、約19倍を超える、又は約20倍を超える、統計学的に有意な上昇は、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有することを指し示す。一部の実施形態において、UCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルからUCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇又は低下が見られないことは、対象が、軽度外傷性脳損傷を有することを指し示す。
一部の実施形態において、第1の時点は、推測される頭部損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇は、第2の時点から第1の時点へ、約1倍を超える。一部の実施形態において、第1の時点は、推測される頭部損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇は、第2の時点から第1の時点へ、約0.73倍を超える。一部の実施形態において、第1の時点は、推測される頭部損傷の約0~約12時間後であり、UCH-L1の基準レベルは、約350pg/mL~約550pg/mLの間であり、統計学的に有意な上昇は、第2の時点から第1の時点へ、約0.73倍を超える。
一部の実施形態において、絶対量は、少なくとも約70%~約100%の間の感度及び少なくとも約30%~約100%の間の特異度を有するアッセイにより決定されうる。一部の実施形態において、感度は、少なくとも約70.0%、少なくとも約75.0%、少なくとも約80.0%、少なくとも約85.0%、少なくとも約87.5%、少なくとも約90.0%、少なくとも約95.0%、少なくとも約99.0%、少なくとも約99.1%、少なくとも約99.2%、少なくとも約99.3%、少なくとも約99.4%、少なくとも約99.5%、少なくとも約99.6%、少なくとも約99.7%、少なくとも約99.8%、少なくとも約99.9%、又は約100.0%である。一部の実施形態において、特異度は、少なくとも約30.0%、少なくとも約31.0%、少なくとも約32.0%、少なくとも約33.0%、少なくとも約34.0%、少なくとも約35.0%、少なくとも約36.0%、少なくとも約37.0%、少なくとも約38.0%、少なくとも約39.0%、少なくとも約40.0%、少なくとも約45.0%、少なくとも約50.0%、少なくとも約55.0%、少なくとも約60.0%、少なくとも約65.0%、少なくとも約70.0%、少なくとも約75.0%、少なくとも約80.0%、少なくとも約85.0%、少なくとも約90.0%、少なくとも約91.0%、少なくとも約92.0%、少なくとも約93.0%、少なくとも約94.0%、少なくとも約95.0%、少なくとも約96.0%、少なくとも約97.0%、少なくとも約98.0%、少なくとも約99.0%、少なくとも約99.1%、少なくとも約99.2%、少なくとも約99.3%、少なくとも約99.4%、少なくとも約99.5%、少なくとも約99.6%、少なくとも約99.7%、少なくとも約99.8%、少なくとも約99.9%、又は少なくとも約100.0%である。例えば、感度は、少なくとも約99%であり、特異度は、少なくとも約75%である、感度は、少なくとも約99%であり、特異度は、少なくとも約99%である、又は感度は、約100%であり、特異度は、約100%である。
一部の実施形態において、絶対量は、少なくとも約20pg/mL~約6100pg/mLの間でありうる。一部の実施形態において、絶対量は、少なくとも約20pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約100pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約50pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約100pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約50pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約100pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約700pg/mLの間、又は少なくとも約500pg/mL~約600pg/mLの間でありうる。一部の実施形態において、絶対量は、少なくとも約20pg/mL、少なくとも約21pg/mL、少なくとも約22pg/mL、少なくとも約23pg/mL、少なくとも約24pg/mL、少なくとも約25pg/mL、少なくとも約26pg/mL、少なくとも約27pg/mL、少なくとも約28pg/mL、少なくとも約29pg/mL、少なくとも約30pg/mL、少なくとも約35pg/mL、少なくとも約40pg/mL、少なくとも約45pg/mL、少なくとも約50pg/mL、少なくとも約55pg/mL、少なくとも約60pg/mL、少なくとも約65pg/mL、少なくとも約70pg/m
L、少なくとも約75pg/mL、少なくとも約80pg/mL、少なくとも約85pg/mL、少なくとも約90pg/mL、少なくとも約95pg/mL、少なくとも約100pg/mL、少なくとも約110pg/mL、少なくとも約120pg/mL、少なくとも約129pg/mL、少なくとも約130pg/mL、少なくとも約140pg/mL、少なくとも約150pg/mL、少なくとも約200pg/mL、少なくとも約250pg/mL、少なくとも約300pg/mL、少なくとも約350pg/mL、少なくとも約400pg/mL、少なくとも約450pg/mL、少なくとも約500pg/mL、少なくとも約550pg/mL、少なくとも約600pg/mL、少なくとも約700pg/mL、少なくとも約800pg/mL、少なくとも約900pg/mL、少なくとも約1000pg/mL、少なくとも約1500pg/mL、少なくとも約2000pg/mL、少なくとも約2500pg/mL、少なくとも約2528pg/mL、少なくとも約3000pg/mL、少なくとも約4000pg/mL、少なくとも約5000pg/mL、少なくとも約6000pg/mL、又は少なくとも約6100pg/mLでありうる。
一部の実施形態において、第1の試料は、約0~約6時間以内に得られる場合があり、基準レベルは、約100%の感度及び約100%の特異度を有するアッセイにより決定された、約2528pg/mLでありうる。一部の実施形態において、第1の試料は、約0~約6時間以内に得られる場合があり、基準レベルは、少なくとも約70%の感度及び少なくとも約92%の特異度を有するアッセイ決定された、約129pg/mLでありうる。一部の実施形態において、第1の試料は、約0~約10時間以内に得られる場合があり、基準レベルは、約100%の感度及び少なくとも約36%の特異度を有するアッセイにより決定された、約25pg/mLでありうる。一部の実施形態において、第1の試料は、約0~約11時間以内に得られる場合があり、基準レベルは、約100%の感度及び少なくとも約32%の特異度を有するアッセイにより決定された、約25pg/mLでありうる。一部の実施形態において、第1の試料は、約0~約12時間以内に得られる場合があり、基準レベルは、少なくとも約75%の感度及び少なくとも約76%の特異度を有するアッセイにより決定された、約129pg/mLでありうる。
一部の実施形態において、方法は、下記において記載される通り、中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると評価された対象を、外傷性脳損傷処置により処置するステップをさらに含む。一部の実施形態において、方法は、下記において記載される通り、軽度外傷性脳損傷を有すると評価されたヒト対象をモニタリングするステップをさらに含む。
本明細書において記載された方法において利用されたアッセイの性質は、それほど重要ではなく、検査は、例えば、イムノアッセイ、臨床化学アッセイ、単一分子検出アッセイ、タンパク質免疫沈降、免疫電気泳動、化学解析、SDS-PAGE及びウェスタンブロット解析又はタンパク質免疫染色、電気泳動解析、タンパク質アッセイ、競合的結合アッセイ、機能的タンパク質アッセイ、又は高速液体クロマトグラフィー(HPLC)若しくは液体クロマトグラフィー-質量分析(LC/MS)のような、クロマトグラフィー法若しくは分光法のような、当技術分野において公知である、任意のアッセイでありうる。また、当業者に公知の臨床化学フォーマットのアッセイも利用されうる。このようなアッセイについては、本明細書の第9~11節において、さらに詳細に記載されている。当技術分野において、特異的な試料型を利用するアッセイ(例えば、血清を用いるイムノアッセイ又は全血を利用するポイントオブケアデバイスのような)において使用された値(例えば、基準レベル、カットオフ、閾値、特異度、感度、較正物質及び/又は対照の濃度など)は、アッセイ標準化のような、当技術分野において公知の技法を使用して、他のアッセイフォーマットへと外挿されうることが公知である。例えば、アッセイの標準化が実施されうる、1つの方式は、比較法に見合う傾きを得るように、試料濃度の読取りを高値又は低値とするために、アッセイにおいて利用される較正物質へ係数を適用することによるものである。1つのアッセイにおいて得られた結果を、別のアッセイへと標準化する、他の方法も周知であり、文献において記載されている(例えば、その内容が、参照により本明細書に組み込まれた、David Wild、「Immunoassay Handbook」、4版、3.5章、315~322頁を参照されたい)。
3.頭部への損傷を負った可能性があるヒト対象における、外傷性脳損傷の程度を決定する一助となる方法
本開示は、推測される頭部への損傷を伴うヒト対象における、外傷性脳損傷の程度を決定する(例えば、対象が、軽度外傷性脳損傷又は中等度~重度の外傷性脳損傷を有するのかどうかを決定するステップ)一助となる方法に関する。本明細書において使用された「ヒト対象における外傷性脳損傷の程度を決定すること」とは、対象の、軽度TBI又は中等度~重度のTBIを有する可能性が、そうでない場合より高いことを、他の方法を伴うか又は伴わずに決定する方法の使用を指す。本方法は、対象から得られた、少なくとも2つの試料に対して、アッセイを実施するステップ及び少なくとも2つの試料中に、外傷性脳損傷の早期バイオマーカーを検出するステップを含む。第1の試料は、損傷から24時間以内に、ヒト対象から採取され、第2の試料は、第1の試料が採取された、約3~約6時間後に、ヒト対象から採取される。早期バイオマーカーは、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)である。UCH-L1は、頭部への損傷の発生後、約2~約24時間以内に現れる。UCH-L1の存在の開始は、推測される損傷の発生後、約0~約6時間以内に現れる。UCH-L1のレベルは、第1の試料及び第2の試料の各々について決定される。UCH-L1のレベルは、低下又は上昇することが決定される。外傷性脳損傷の程度は、UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下するのか、上昇するのか、又は同じレベルを維持するのかに基づき、対象において決定される。早期バイオマーカーは、推測される損傷後、約0~約6時間以内に上昇し、次いで、外傷性脳損傷を伴う対象において、低下又は上昇する。一部の実施形態において、UCH-L1の存在の開始は、頭部への損傷後、約0、約0.5時間、約1時間、約2時間、約3時間、約4時間、約5時間、又は約6時間以内に現れる。試料は、生物学的試料でありうる。
本方法は、対象から得られた、少なくとも2つの試料に対して、アッセイを実施するステップを含む。第1の試料は、対象から、推測される損傷後24時間以内に採取され、第2の試料は、第1の試料が採取された約3~約6時間後に、対象から採取される。方法は、少なくとも2つの試料中に、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)からなる外傷性脳損傷の早期バイオマーカーを検出するステップであって、UCH-L1の存在の開始が、推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に現れるステップ;第1の試料及び第2の試料の各々におけるUCH-L1のレベルを決定し、UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下又は上昇するのかどうかを決定するステップ;及びUCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下するのか、上昇するのか、又は同じレベルを維持するのかに基づき、対象における外傷性脳損傷の程度を決定するステップを含む。
一部の実施形態において、第1の試料が、推測される損傷から24時間以内である、第1の時点において、対象から採取され、第2の試料は、第1の時点の後である、第2の時点において、対象から採取され、UCH-L1のレベルが、第1の試料から、第2の試料へと低下する場合に、対象は、軽度又は軽度~重度の外傷性脳損傷を有することが決定される。一部の実施形態において、UCH-L1は、上昇したレベルから、少なくとも約5%低下する。例えば、UCH-L1レベルは、上昇したレベルから、約5%、約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約100%、約200%、約300%、約400%、約500%、約600%、約700%、約800%、約900%、又は約1000%低下しうる。一部の実施形態において、UCH-L1は、上昇したレベルから、少なくとも約0.1分の1、少なくとも約0.2分の1、少なくとも約0.3分の1、少なくとも約0.4分の1、少なくとも約0.5分の1、少なくとも約0.55分の1、少なくとも約0.6分の1、少なくとも約0.7分の1、少なくとも約0.73分の1、少なくとも約0.8分の1、少なくとも約0.9分の1、少なくとも約1分の1、少なくとも約1.5分の1、少なくとも約2分の1、少なくとも約3分の1、少なくとも約4分の1、少なくとも約5分の1、少なくとも約6分の1、少なくとも約7分の1、少なくとも約8分の1、少なくとも約9分の1、少なくとも約10分の1、少なくとも約11分の1、少なくとも約12分の1、少なくとも約13分の1、少なくとも約14分の1、少なくとも約15分の1、少なくとも約16分の1、少なくとも約17分の1、少なくとも約18分の1、少なくとも約19分の1又は少なくとも約20分の1に低下する。一部の実施形態において、UCH-L1は、上昇したレベルから、約0.1分の1を超える、約0.2分の1を超える、約0.3分の1を超える、約0.4分の1を超える、約0.5分の1を超える、約0.55分の1を超える、少なくとも約0.6分の1、少なくとも約0.7分の1、少なくとも約0.73分の1、少なくとも約0.8分の1、少なくとも約0.9分の1、約1分の1を超える、約1.5分の1を超える、約2分の1を超える、約3分の1を超える、約4分の1を超える、約5分の1を超える、約6分の1を超える、約7分の1を超える、約8分の1を超える、約9分の1を超える、約10分の1を超える、約11分の1を超える、約12分の1を超える、約13分の1を超える、約14分の1を超える、約15分の1を超える、約16分の1を超える、約17分の1を超える、約18分の1を超える、約19分の1を超える、又は約20分の1を超えるレベルに低下する。
一部の実施形態において、第1の時点は、推測される損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇は、第2の時点から第1の時点へ、約1倍を超える。一部の実施形態において、第1の時点は、推測される損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇は、第2の時点から第1の時点へ、約0.73倍を超える。一部の実施形態において、第1の時点は、推測される損傷の約0~約12時間後であり、UCH-L1の基準レベルは、約350pg/mL~約550pg/mLの間であり、統計学的に有意な上昇は、第2の時点から第1の時点へ、約0.73倍を超える。
一部の実施形態において、対象は、UCH-L1の、第1の試料中レベルが、UCH-L1の、第2の試料中レベルと比較して、少なくとも約20pg/mL~少なくとも約6100pg/mL変化(すなわち、上昇又は低下)する場合に、軽度又は軽度~重度の外傷性脳損傷を有すると評価される。一部の実施形態において、UCH-L1レベルの変化(すなわち、上昇又は低下)は、少なくとも約20pg/mL~約6100pg/mL、少なくとも約25pg/mL~約6100pg/mL、少なくとも約30pg/mL~約6100pg/mL、少なくとも約40pg/mL~約6100pg/mL、少なくとも約50pg/mL~約6100pg/mL、少なくとも約100pg/mL~約6100pg/mL、少なくとも約129pg/mL~約6100pg/mL、少なくとも約200pg/mL~約6100pg/mL、少なくとも約300pg/mL~約6100pg/mL、少なくとも約400pg/mL~約6100pg/mL、少なくとも約500pg/mL~約6100pg/mL、少なくとも約600pg/mL~約6100pg/mL、少なくとも約700pg/mL~約6100pg/mL、少なくとも約800pg/mL~約6100pg/mL、少なくとも約900pg/mL~約6100pg/mL、少なくとも約1000pg/mL~約6100pg/mL、少なくとも約2000pg/mL~約6100pg/mL、少なくとも約3000pg/mL~約6100pg/mL、少なくとも約4000pg/mL~約6100pg/mL、少なくとも約5000pg/mL~約6100pg/mL、少なくとも約20pg/mL~約4000pg/mL、少なくとも約25pg/mL~約4000pg/mL、少なくとも約30pg/mL~約4000pg/mL、少なくとも約40pg/mL~約4000pg/mL、少なくとも約50pg/mL~約4000pg/mL、少なくとも約100pg/mL~約4000pg/mL、少なくとも約129pg/mL~約4000pg/mL、少なくとも約200pg/mL~約4000pg/mL、少なくとも約300pg/mL~約4000pg/mL、少なくとも約400pg/mL~約4000pg/mL、少なくとも約500pg/mL~約4000pg/mL、少なくとも約600pg/mL~約4000pg/mL、少なくとも約700pg/mL~約4000pg/mL、少なくとも約800pg/mL~約4000pg/mL、少なくとも約900pg/mL~約4000pg/mL、少なくとも約1000pg/mL~約4000pg/mL、少なくとも約2000pg/mL~約4000pg/mL、少なくとも約3000pg/mL~約4000pg/mL、少なくとも約20pg/mL~約2500pg/mL、少なくとも約25pg/mL~約2500pg/mL、少なくとも約30pg/mL~約2500pg/mL、少なくとも約40pg/mL~約2500pg/mL、少なくとも約50pg/mL~約2500pg/mL、少なくとも約100pg/mL~約2500pg/mL、少なくとも約129pg/mL~約2500pg/mL、少なくとも約200pg/mL~約2500pg/mL、少なくとも約300pg/mL~約2500pg/mL、少なくとも約400pg/mL~約2500pg/mL、少なくとも約500pg/mL~約2500pg/mL、少なくとも約600pg/mL~約2500pg/mL、少なくとも約700pg/mL~約2500pg/mL、少なくとも約800pg/mL~約2500pg/mL、少なくとも約900pg/mL~約2500pg/mL、少なくとも約1000pg/mL~約2500pg/mL、少なくとも約2000pg/mL~約2500pg/mL、少なくとも約20pg/mL~約1000pg/mL、少なくとも約25pg/mL~約1000pg/mL、少なくとも約30pg/mL~約1000pg/mL、少なくとも約40pg/mL~約1000pg/mL、少なくとも約50pg/mL~約1000pg/mL、少なくとも約100pg/mL~約1000pg/mL、少なくとも約129pg/mL~約1000pg/mL、少なくとも約200pg/mL~約1000pg/mL、少なくとも約300pg/mL~約1000pg/mL、少なくとも約400pg/mL~約1000pg/mL、少なくとも約500pg/mL~約1000pg/mL、少なくとも約600pg/mL~約1000pg/mL、少なくとも約700pg/mL~約1000pg/mL、少なくとも約800pg/mL~約1000pg/mL、少なくとも約900pg/mL~約1000pg/mL、少なくとも約20pg/mL~約500pg/mL、少なくとも約25pg/mL~約500pg/mL、少なくとも約30pg/mL~約500pg/mL、少なくとも約40pg/mL~約500pg/mL、少なくとも約50pg/mL~約500pg/mL、少なくとも約100pg/mL~約500pg/mL、少なくとも約129pg/mL~約500pg/mL、少なくとも約200pg/mL~約500pg/mL、少なくとも約300pg/mL~約500pg/mL、少なくとも約400pg/mL~約500pg/mL、少なくとも約20pg/mL~約100pg/mL、少なくとも約25pg/mL~約100pg/mL、少なくとも約30pg/mL~約100pg/mL、少なくとも約40pg/mL~約100pg/mL、少なくとも約50pg/mL~約100pg/mL、少なくとも約20pg/mL~約50pg/mL、少なくとも約25pg/mL~約50pg/mL、少なくとも約30pg/mL~約50pg/mL、又は少なくとも約40pg/mL~約50pg/mLでありうる。
例えば、変化(すなわち、上昇又は低下)は、少なくとも約20pg/mL、少なくとも約25pg/mL、少なくとも約30pg/mL、少なくとも約40pg/mL、少なくとも約50pg/mL、少なくとも約60pg/mL、少なくとも約70pg/mL、少なくとも約80pg/mL、少なくとも約90pg/mL、少なくとも約100pg/mL、少なくとも約129pg/mL、少なくとも約200pg/mL、少なくとも約300pg/mL、少なくとも約400pg/mL、少なくとも約500pg/mL、少なくとも約600pg/mL、少なくとも約700pg/mL、少なくとも約800pg/mL、少なくとも約900pg/mL、少なくとも約1000pg/mL、少なくとも約1500pg/mL、少なくとも約2000pg/mL、少なくとも約2528pg/mL、少なくとも約2500pg/mL、少なくとも約3000pg/mL、少なくとも約3500pg/mL、少なくとも約4000pg/mL、少なくとも約4500pg/mL、少なくとも約5000pg/mL、少なくとも約5500pg/mL、少なくとも約6000pg/mL、又は少なくとも約6100pg/mLでありうる。
一部の実施形態において、第1の試料は、推測される損傷後24時間以内に採取される。例えば、第1の試料は、推測される損傷後、約0時間以内に、約1時間以内に、約2時間以内に、約3時間以内に、約4時間以内に、約5時間以内に、約6時間以内に、約7時間以内に、約8時間以内に、約9時間以内に、約10時間以内に、約11時間以内に、約12時間以内に、約13時間以内に、約14時間以内に、約15時間以内に、約16時間以内に、約17時間以内に、約18時間以内に、約19時間以内に、約20時間以内に、約21時間以内に、約22時間以内に、約23時間以内に、約24時間以内に、又は約24時間を超えて採取されうる。一部の実施形態において、第1の試料は、推測される損傷後、約0~約1時間以内に、約0~約2時間以内に、約0~約3時間以内に、約0~約4時間以内に、約0~約5時間以内に、約0~約6時間以内に、約0~約7時間以内に、約0~約8時間以内に、約0~約9時間以内に、約0~約10時間以内に、約0~約11時間以内に、約0~約12時間以内に、約0~約18時間以内に、約6~約12時間以内に、約12~約18時間以内に、約18~約24時間以内に、又は約24時間を超えて採取される。
一部の実施形態において、第2の試料は、第1の試料が得られた、約3時間~約6時間後のように、第1の試料が得られた後、約1時間~約10時間以内に得られる。一部の実施形態において、第2の試料は、第1の試料が得られた後、約1時間、約2時間、約3時間、約4時間、約5時間、約6時間、約7時間、約8時間、約9時間又は約10時間以内に得られる。
一部の実施形態において、第1の試料は、推測される損傷の0~約6時間後に採取され、UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも約20pg/mL~少なくとも約6100pg/mLの間で上昇又は低下する場合に、対象は、中等度~重度の外傷性脳損傷を有することが決定される。
一部の実施形態において、第1の試料は、約0~約6時間以内に得られる場合があり、UCH-L1レベルの上昇又は低下は、少なくとも約2528pg/mLである。一部の実施形態において、第1の試料は、約0~約6時間以内に得られる場合があり、UCH-L1レベルの上昇又は低下は、少なくとも約129pg/mLである。一部の実施形態において、第1の試料は、約0~約10時間以内に得られる場合があり、UCH-L1レベルの上昇又は低下は、少なくとも約25pg/mLである。一部の実施形態において、第1の試料は、約0~約11時間以内に得られる場合があり、UCH-L1レベルの上昇又は低下は、少なくとも約25pg/mLである。一部の実施形態において、第1の試料は、約0~約12時間以内に得られる場合があり、UCH-L1レベルの上昇又は低下は、少なくとも約129pg/mLである。
一部の実施形態において、対象は、検出されたUCH-L1-抗体複合体の量が、頭部への損傷又は推測される損傷後、約0時間~約6時間以内に、対象から採取された、1つ以上の第1の試料中の増大量(例えば、約100pg/mL~約1000pg/mL)へと上昇する場合に、中等度~重度の外傷性脳損傷を患うと考えられうる。一部の実施形態において、UCH-L1レベルは、頭部への損傷後、約0~約6時間、約0.5時間~約6時間、約1時間~約6時間、約1.5時間~約6時間、約2時間~約6時間、約2.5時間~約6時間、約3時間~約6時間、約4時間~約6時間、約5時間~約6時間、約0~約5時間、約0.5時間~約5時間、約1時間~約5時間、約1.5時間~約5時間、約2時間~約5時間、約2.5時間~約5時間、約3時間~約5時間、約4時間~約5時間、約0~約4時間、約0.5時間~約4時間、約1時間~約4時間、約1.5時間~約4時間、約2時間~約4時間、約2.5時間~約4時間、約3時間~約4時間、約0~約3時間、約0.5時間~約3時間、約1時間~約3時間、約1.5時間~約3時間、約2時間~約3時間、約2.5時間~約3時間、約0~約2.5時間、約0.5時間~約2.5時間、約1時間~約2.5時間、約1.5時間~約2.5時間、約2時間~約2.5時間、約0~約2時間、約0.5時間~約2時間、約1時間~約2時間、又は約1.5時間~約2時間以内に上昇しうる。一部の実施形態において、UCH-L1レベルは、頭部への損傷後、約0、約0.5時間、約1時間、約1.5時間、約2時間、約2.5時間、約3時間、約3.5時間、約4時間、約4.5時間、約5時間、約5.5時間、又は約6時間以内に上昇しうる。
一部の実施形態において、UCH-L1レベルは、頭部への損傷又は推測される損傷の後における増大量へと上昇しうる。UCH-L1の増大量は、約20pg/mL~少なくとも約25000pg/mLの間でありうる。例えば、UCH-L1の増大量は、少なくとも約20pg/mL~少なくとも約25000pg/mL、少なくとも約50pg/mL~少なくとも約25000pg/mL、少なくとも約100pg/mL~少なくとも約25000pg/mL、少なくとも約200pg/mL~少なくとも約25000pg/mL、少なくとも約300pg/mL~少なくとも約25000pg/mL、少なくとも約400pg/mL~少なくとも約25000pg/mL、少なくとも約500pg/mL~少なくとも約25000pg/mL、少なくとも約1000pg/mL~少なくとも約25000pg/mL、少なくとも約2000pg/mL~少なくとも約25000pg/mL、少なくとも約3000pg/mL~少なくとも約25000pg/mL、少なくとも約4000pg/mL~少なくとも約25000pg/mL、少なくとも約5000pg/mL~少なくとも約25000pg/mL、少なくとも約20pg/mL~少なくとも約15000pg/mL、少なくとも約50pg/mL~少なくとも約15000pg/mL、少なくとも約100pg/mL~少なくとも約15000pg/mL、少なくとも約200pg/mL~少なくとも約15000pg/mL、少なくとも約300pg/mL~少なくとも約15000pg/mL、少なくとも約400pg/mL~少なくとも約15000pg/mL、少なくとも約500pg/mL~少なくとも約15000pg/mL、少なくとも約1000pg/mL~少なくとも約15000pg/mL、少なくとも約2000pg/mL~少なくとも約15000pg/mL、少なくとも約3000pg/mL~少なくとも約15000pg/mL、少なくとも約4000pg/mL~少なくとも約15000pg/mL、少なくとも約5000pg/mL~少なくとも約15000pg/mL、少なくとも約10000pg/mL~少なくとも約15000pg/mL、少なくとも約20pg/mL~少なくとも約10000pg/mL、少なくとも約50pg/mL~少なくとも約10000pg/mL、少なくとも約100pg/mL~少なくとも約10000pg/mL、少なくとも約200pg/mL~少なくとも約10000pg/mL、少なくとも約300pg/mL~少なくとも約10000pg/mL、少なくとも約400pg/mL~少なくとも約10000pg/mL、少なくとも約500pg/mL~少なくとも約10000pg/mL、少なくとも約1000pg/mL~少なくとも約10000pg/mL、少なくとも約2000pg/mL~少なくとも約10000pg/mL、少なくとも約3000pg/mL~少なくとも約10000pg/mL、少なくとも約4000pg/mL~少なくとも約10000pg/mL、少なくとも約5000pg/mL~少なくとも約10000pg/mL、少なくとも約20pg/mL~少なくとも約5000pg/mL、少なくとも約50pg/mL~少なくとも約5000pg/mL、少なくとも約100pg/mL~少なくとも約5000pg/mL、少なくとも約200pg/mL~少なくとも約5000pg/mL、少なくとも約300pg/mL~少なくとも約5000pg/mL、少なくとも約400pg/mL~少なくとも約5000pg/mL、少なくとも約500pg/mL~少なくとも約5000pg/mL、少なくとも約1000pg/mL~少なくとも約5000pg/mL、少なくとも約2000pg/mL~少なくとも約5000pg/mL、少なくとも約3000pg/mL~少なくとも約5000pg/mL、少なくとも約4000pg/mL~少なくとも約5000pg/mL、少なくとも約20pg/mL~少なくとも約1000pg/mL、少なくとも約50pg/mL~少なくとも約1000pg/mL、少なくとも約100pg/mL~少なくとも約1000pg/mL、少なくとも約200pg/mL~少なくとも約1000pg/mL、少なくとも約300pg/mL~少なくとも約1000pg/mL、少なくとも約400pg/mL~少なくとも約1000pg/mL、又は少なくとも約500pg/mL~少なくとも約1000pg/mLの間でありうる。一部の実施形態において、UCH-L1の増大量は、少なくとも約100pg/mL、少なくとも約200pg/mL、少なくとも約300pg/mL、少なくとも約400pg/mL、少なくとも約500pg/mL、少なくとも約600pg/mL、少なくとも約700pg/mL、少なくとも約800pg/mL、少なくとも約900pg/mL、少なくとも約1000pg/mL、少なくとも約21000pg/mL、少なくとも約3000pg/mL、少なくとも約4000pg/mL、少なくとも約5000pg/mL、少なくとも約10000pg/mL、又は少なくとも約15000pg/mLでありうる。
一部の実施形態において、方法は、下記において記載される通り、中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると評価された対象を、外傷性脳損傷処置により処置するステップをさらに含む。一部の実施形態において、方法は、下記において記載される通り、軽度外傷性脳損傷を有すると評価された対象をモニタリングするステップをさらに含む。
本明細書において記載された方法において利用されたアッセイの性質は、それほど重要ではなく、検査は、例えば、イムノアッセイ、タンパク質免疫沈降、免疫電気泳動、化学解析、SDS-PAGE及びウェスタンブロット解析若しくはタンパク質免疫染色、電気泳動解析、タンパク質アッセイ、競合的結合アッセイ、機能的タンパク質アッセイ又は高速液体クロマトグラフィー(HPLC)若しくは液体クロマトグラフィー-質量分析(LC/MS)のような、クロマトグラフィー法若しくは分光法のような、当技術分野において公知である、任意のアッセイでありうる。また、当業者に公知の臨床化学フォーマットのアッセイも利用されうる。このようなアッセイについては、本明細書の第9~11節において、さらに詳細に記載されている。
4.頭部への損傷を負ったヒト対象に対して、CTスキャンを実施するのかどうかを査定するための方法
本開示は、他の方法の中でとりわけ、推測される頭部への損傷を負った、又は負った可能性があるヒト対象に対して、コンピュータ断層撮影(CT)スキャンを実施するのかどうかについての決定又は査定の一助となる方法に関する。本明細書において使用された「ヒト対象に対して、CTスキャンを実施するのかどうかについての決定」とは、対象の頭部CTスキャンが陽性となる可能性が、そうでない場合より高いことを、他の方法を伴うか又は伴わずに決定する方法の使用を指す。具体的に、このような方法は、(a)推測される損傷から24時間以内に対象から採取された第1の試料、及び第1の試料が採取された約3~約6時間後に対象から採取された第2の試料である、対象から得られた少なくとも2つの試料に対するアッセイを実施するステップ;(b)少なくとも2つの試料中に、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)からなる外傷性脳損傷の早期バイオマーカーを検出するステップであって、UCH-L1の存在の開始が、推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に現れるステップ;(c)第1の試料及び第2の試料の各々におけるUCH-L1のレベルを決定し、UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下又は上昇するのかどうかを決定するステップ;及び(d)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下するのか、上昇するのか、又は同じレベルを維持するのかに基づき、対象に対して、CTスキャンを実施するのかどうかを決定するステップを含みうる。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の試料又は第2の試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより高い場合に、CTスキャンは、対象に対して実施される。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の試料中レベル又は第2の試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより低い場合に、CTスキャンは、対象に対して実施されない。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られる場合に、CTスキャンは、対象に対して実施される。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られない場合に、CTスキャンは、対象に対して実施されない。一部の実施形態において、UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇をする場合に、CTスキャンは、対象に対して実施される。一部の実施形態において、UCH-L1のレベルの第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇が見られない場合に、CTスキャンは、対象に対して実施されない。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより高い、又はUCH-L1の第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の試料中レベルへ統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られる場合に、CTスキャンは、対象に対して実施される。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより低い、又はUCH-L1の第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の試料中レベルへ統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られない場合に、CTスキャンは、対象に対して実施されない。試料は、生物学的試料でありうる。
一部の実施形態において、対象は、アッセイが実施される前に、又は実施された後において、CTスキャンを受けている。一部の実施形態において、対象は、CTスキャンに基づき、外傷性脳損傷を有すると推測される。一部の実施形態において、基準レベルは、陽性の頭部CTスキャンと相関する。
一般に、基準レベルは、被験試料を、UCH-L1についてアッセイしたときに得られた結果を評価するためのベンチマークとして利用されうる。一般に、このような比較を行う場合に、基準レベルは、解析物の存在、量又は濃度の、TBIの特定の病期若しくはエンドポイント又は特定の徴候との連関又は関連が成立させられうるような、十分な回数及び適切な条件下において、特定のアッセイを行うことにより得られる。典型的に、基準レベルは、基準対象(又は対象の集団)についてのアッセイにより得られる。測定されるUCH-L1は、このUCH-L1断片、この分解産物及び/又は酵素によるこの切断産物を含みうる。
一部の実施形態において、基準レベルは、少なくとも約80%~約100%の間の感度及び少なくとも約30%~約100%の間の特異度を有するアッセイにより決定される。一部の実施形態において、感度は、少なくとも約80.0%、少なくとも約85.0%、少なくとも約87.5%、少なくとも約90.0%、少なくとも約95.0%、少なくとも約99.0%、少なくとも約99.1%、少なくとも約99.2%、少なくとも約99.3%、少なくとも約99.4%、少なくとも約99.5%、少なくとも約99.6%、少なくとも約99.7%、少なくとも約99.8%、少なくとも約99.9%、又は少なくとも約100.0%である。一部の実施形態において、特異度は、少なくとも約30.0%、少なくとも約31.0%、少なくとも約32.0%、少なくとも約33.0%、少なくとも約34.0%、少なくとも約35.0%、少なくとも約36.0%、少なくとも約37.0%、少なくとも約38.0%、少なくとも約39.0%、少なくとも約40.0%、少なくとも約45.0%、少なくとも約50.0%、少なくとも約55.0%、少なくとも約60.0%、少なくとも約65.0%、少なくとも約70.0%、少なくとも約75.0%、少なくとも約80.0%、少なくとも約85.0%、少なくとも約90.0%、少なくとも約91.0%、少なくとも約92.0%、少なくとも約93.0%、少なくとも約94.0%、少なくとも約95.0%、少なくとも約96.0%、少なくとも約97.0%、少なくとも約98.0%、少なくとも約99.0%、少なくとも約99.1%、少なくとも約99.2%、少なくとも約99.3%、少なくとも約99.4%、少なくとも約99.5%、少なくとも約99.6%、少なくとも約99.7%、少なくとも約99.8%、少なくとも約99.9%、又は少なくとも約100.0%である。例えば、感度は、少なくとも約99%であり、特異度は、少なくとも約75%である、感度は、少なくとも約99%であり、特異度は、少なくとも約99%である、又は感度は、約100%であり、特異度は、約100%である。
一部の実施形態において、基準レベルは、少なくとも約50pg/mL~少なくとも約1000pg/mLの間でありうる。一部の実施形態において、基準レベルは、少なくとも約50pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約750pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約750pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約750pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約750pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約750pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約750pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約750pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約700pg/mLの間、又は少なくとも約500pg/mL~約600pg/mLの間でありうる。例えば、基準レベルは、少なくとも約50pg/mL、55pg/mL、60pg/mL、65pg/mL、70pg/mL、75pg/mL、80pg/mL、85pg/mL、90pg/mL、95pg/mL、96pg/mL、97pg/mL、98pg/mL、98pg/mL、100pg/mL、150pg/mL、200pg/mL、250pg/mL、300pg/mL、350pg/mL、370pg/mL、400pg/mL、450pg/mL、500pg/mL、509pg/mL、550pg/mL、600pg/mL、700pg/mL、800pg/mL、900pg/mL又は1000pg/mLでありうる。
一部の実施形態において、第1の試料は、推測される損傷後24時間以内に採取される。例えば、第1の試料は、推測される損傷後、約0時間以内に、約30分以内に、約1時間以内に、約2時間以内に、約3時間以内に、約4時間以内に、約5時間以内に、約6時間以内に、約7時間以内に、約8時間以内に、約9時間以内に、約10時間以内に、約11時間以内に、約12時間以内に、約13時間以内に、約14時間以内に、約15時間以内に、約16時間以内に、約17時間以内に、約18時間以内に、約19時間以内に、約20時間以内に、約21時間以内に、約22時間以内に、約23時間以内に、約24時間以内に、又は約24時間を超えて採取されうる。一部の実施形態において、第1の試料は、推測される損傷後、約0~約6時間以内に、約6~約12時間以内に、約12~約18時間以内に、約18~約24時間以内に、又は24時間を超えて採取される。
一部の実施形態において、第2の試料は、第1の試料が得られた後、約3時間~約6時間後のように、第1の試料が得られた後、約1時間~約10時間以内に得られる。一部の実施形態において、第2の試料は、第1の試料が得られた後、約1時間、約2時間、約3時間、約4時間、約5時間、約6時間、約7時間、約8時間、約9時間又は約10時間以内に得られる。
一部の実施形態において、第1の試料は、推測される損傷後24時間以内に採取され、基準レベルは、上記において記載された、特定の感度及び特異度を有するアッセイにより決定される。一部の実施形態において、試料は、推測される損傷後、約0~約6時間以内に、約0~約7時間以内に、約0~約8時間以内に、約0~約9時間以内に、約0~約10時間以内に、約0~約11時間以内に、約0~約12時間以内に、約6~約12時間以内に、約12~約18時間以内に、約18~約24時間以内に、又は24時間を超えて採取され、基準レベルは、約100%の感度及び少なくとも約75%の特異度、少なくとも約99%の感度及び少なくとも約75%の特異度又は約100%の感度及び約100%の特異度のような、特定の感度及び特異度を有するアッセイにより決定される。
一部の実施形態において、第1の試料は、推測される損傷後、約0時間~6時間の間に得られる場合があり、基準レベルは、少なくとも約370pg/mLであり、約100%の感度及び少なくとも約37.5%の特異度を有するアッセイにより決定される。一部の実施形態において、第1の試料は、推測される損傷後、約0時間~6時間の間に採取され、基準レベルは、約509pg/mLであり、約100%の感度及び少なくとも約75%の特異度を有するアッセイにより決定される。一部の実施形態において、第1の試料は、推測される損傷後、約6時間~12時間の間に採取され、基準レベルは、約96pg/mLであり、少なくとも約96%の感度及び少なくとも約30%の特異度を有するアッセイにより決定される。一部の実施形態において、第1の試料は、推測される損傷後、約6時間~12時間の間に採取され、基準レベルは、約86pg/mLであり、少なくとも約86%の感度及び少なくとも約35%の特異度を有するアッセイにより決定される。
一部の実施形態において、絶対量は、少なくとも約80%~約100%の間の感度及び少なくとも約30%~約100%の間の特異度を有するアッセイにより決定されうる。一部の実施形態において、感度は、少なくとも約80.0%、少なくとも約85.0%、少なくとも約87.5%、少なくとも約90.0%、少なくとも約95.0%、少なくとも約99.0%、少なくとも約99.1%、少なくとも約99.2%、少なくとも約99.3%、少なくとも約99.4%、少なくとも約99.5%、少なくとも約99.6%、少なくとも約99.7%、少なくとも約99.8%、少なくとも約99.9%又は少なくとも約100.0%である。一部の実施形態において、特異度は、少なくとも約30.0%、少なくとも約31.0%、少なくとも約32.0%、少なくとも約33.0%、少なくとも約34.0%、少なくとも約35.0%、少なくとも約36.0%、少なくとも約37.0%、少なくとも約38.0%、少なくとも約39.0%、少なくとも約40.0%、少なくとも約45.0%、少なくとも約50.0%、少なくとも約55.0%、少なくとも約60.0%、少なくとも約65.0%、少なくとも約70.0%、少なくとも約75.0%、少なくとも約80.0%、少なくとも約85.0%、少なくとも約90.0%、少なくとも約91.0%、少なくとも約92.0%、少なくとも約93.0%、少なくとも約94.0%、少なくとも約95.0%、少なくとも約96.0%、少なくとも約97.0%、少なくとも約98.0%、少なくとも約99.0%、少なくとも約99.1%、少なくとも約99.2%、少なくとも約99.3%、少なくとも約99.4%、少なくとも約99.5%、少なくとも約99.6%、少なくとも約99.7%、少なくとも約99.8%、少なくとも約99.9%、又は少なくとも約100.0%である。例えば、感度は、少なくとも約99%であることが可能であり、特異度は、少なくとも約75%でありうる、感度は、少なくとも約99%であることが可能であり、特異度は、少なくとも約99%でありうる又は感度は、約100%であることが可能であり、特異度は、約100%でありうる。
一部の実施形態において、絶対量は、少なくとも約20pg/mL~約6100pg/mLの間でありうる。一部の実施形態において、絶対量は、少なくとも約20pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約100pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約50pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約100pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約50pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約100pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約700pg/mLの間、又は少なくとも約500pg/mL~約600pg/mLの間でありうる。一部の実施形態において、絶対量は、少なくとも約20pg/mL、少なくとも約21pg/mL、少なくとも約22pg/mL、少なくとも約23pg/mL、少なくとも約24pg/mL、少なくとも約25pg/mL、少なくとも約26pg/mL、少なくとも約27pg/mL、少なくとも約28pg/mL、少なくとも約29pg/mL、少なくとも約30pg/mL、少なくとも約35pg/mL、少なくとも約40pg/mL、少なくとも約45pg/mL、少なくとも約50pg/mL、少なくとも約55pg/mL、少なくとも約60pg/mL、少なくとも約65pg/mL、少なくとも約70pg/m
L、少なくとも約75pg/mL、少なくとも約80pg/mL、少なくとも約85pg/mL、少なくとも約90pg/mL、少なくとも約95pg/mL、少なくとも約100pg/mL、少なくとも約110pg/mL、少なくとも約120pg/mL、少なくとも約129pg/mL、少なくとも約130pg/mL、少なくとも約140pg/mL、少なくとも約150pg/mL、少なくとも約200pg/mL、少なくとも約250pg/mL、少なくとも約300pg/mL、少なくとも約350pg/mL、少なくとも約400pg/mL、少なくとも約450pg/mL、少なくとも約500pg/mL、少なくとも約550pg/mL、少なくとも約600pg/mL、少なくとも約700pg/mL、少なくとも約800pg/mL、少なくとも約900pg/mL、少なくとも約1000pg/mL、少なくとも約1500pg/mL、少なくとも約2000pg/mL、少なくとも約2500pg/mL、少なくとも約2528pg/mL、少なくとも約3000pg/mL、少なくとも約4000pg/mL、少なくとも約5000pg/mL、少なくとも約6000pg/mL、又は少なくとも約6100pg/mLでありうる。
一部の実施形態において、試料は、推測される損傷後、0~10時間以内に採取され、約25pg/mLなどの絶対量は、少なくとも約85%の感度及び少なくとも約41%の特異度を有するアッセイにより決定される。一部の実施形態において、試料は推測される損傷後0~10時間以内に採取され、絶対量が約25pg/mLである。一部の実施形態において、試料は推測される損傷後0~10時間以内に採取され、約23pg/mLなどの絶対量は少なくとも約90%の感度及び少なくとも約35%の特異度を有するアッセイにより決定される。一部の実施形態において、試料は推測される損傷後0~10時間以内に採取され、絶対量が約23pg/mLである。
一部の実施形態において、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られる場合に、CTスキャンは、対象に対して実施される。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られない場合に、CTスキャンは、対象に対して実施されない。一部の実施形態において、統計学的に有意な上昇又は低下は、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルへ、約0.1倍を超える、若しくは約0.1分の1未満、約0.2倍を超える、若しくは約0.2分の1未満、約0.3倍を超える、若しくは約0.3分の1未満、約0.4倍を超える、若しくは約0.4分の1未満、約0.5倍を超える、若しくは約0.5分の1未満、約0.55倍を超える、若しくは約0.55分の1未満、約0.6倍を超える、若しくは約0.6分の1未満、約0.7倍を超える、若しくは約0.7分の1未満、約0.73倍を超える、若しくは約0.73分の1未満、約0.8倍を超える、若しくは約0.8分の1未満、約0.9倍を超える、若しくは約0.9分の1未満、約1倍を超える、若しくは約1分の1未満、約1.5倍を超える、若しくは約1.5分の1未満、約1.81倍を超える、若しくは約1.81分の1未満、約2倍を超える、若しくは約2分の1未満、約3倍を超える、若しくは約3分の1未満、約4倍を超える、若しくは約4分の1未満、約5倍を超える、若しくは約5分の1未満、約6倍を超える、若しくは約6分の1未満、約7倍を超える、若しくは約7分の1未満、約8倍を超える、若しくは約8分の1未満、約9倍を超える、若しくは約9分の1未満、約10倍を超える、若しくは約10分の1未満、約11倍を超える、若しくは約11分の1未満、約12倍を超える、若しくは約12分の1未満、約13倍を超える、若しくは約13分の1未満、約14倍を超える、若しくは約14分の1未満、約15倍を超える、若しくは約15分の1未満、約16倍を超える、若しくは約16分の1未満、約17倍を超える、若しくは約17分の1未満、約18倍を超える、若しくは約18分の1未満、約19倍を超える、若しくは約19分の1未満又は約20倍を超える、若しくは約20分の1未満である。一部の実施形態において、UCH-L1の、第1の時点において採取された第1の試料中レベルから、UCH-L1の、第2の時点において採取された第2の試料中レベルへの、約0.1分の1未満、約0.2分の1未満、約0.3分の1未満、約0.4分の1未満、約0.5分の1未満、約0.55分の1未満、約0.6分の1未満、約0.7分の1未満、約0.73分の1未満、約0.8分の1未満、約0.9分の1未満、約1分の1未満、約1.5分の1未満、約1.81分の1未満、約2分の1未満、約3分の1未満、約4分の1未満、約5分の1未満、約6分の1未満、約7分の1未満、約8分の1未満、約9分の1未満、約10分の1未満、約11分の1未満、約12分の1未満、約13分の1未満、約14分の1未満、約15分の1未満、約16分の1未満、約17分の1未満、約18分の1未満、約19分の1未満又は約20分の1未満の、統計学的に有意な低下は、対象が、CTスキャンを実施されるべきであることを指し示す。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルへ、約0.1倍を超える、約0.2倍を超える、約0.3倍を超える、約0.4倍を超える、約0.5倍を超える、約0.55倍を超える、約0.6倍を超える、約0.7倍を超える、約0.73倍を超える、約0.8倍を超える、約0.9倍を超える、約1倍を超える、約1.5倍を超える、約1.81倍を超える、約2倍を超える、約3倍を超える、約4倍を超える、約5倍を超える、約6倍を超える、約7倍を超える、約8倍を超える、約9倍を超える、約10倍を超える、約11倍を超える、約12倍を超える、約13倍を超える、約14倍を超える、約15倍を超える、約16倍を超える、約17倍を超える、約18倍を超える、約19倍を超える、又は約20倍を超える、統計学的に有意な上昇は、対象が、CTスキャンを実施されるべきであることを指し示す。
一部の実施形態において、統計学的に有意な上昇又は低下は、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルへ、約0.1倍未満若しくは約0.1分の1を超える、約0.2倍未満若しくは約0.2分の1を超える、約0.3倍未満若しくは約0.3分の1を超える、約0.4倍未満若しくは約0.4分の1を超える、約0.5倍未満若しくは約0.5分の1を超える、少なくとも約0.55倍若しくは少なくとも約0.55分の1、少なくとも約0.6倍若しくは少なくとも約0.6分の1、少なくとも約0.7倍若しくは少なくとも約0.7分の1、少なくとも約0.73倍若しくは少なくとも約0.73分の1、少なくとも約0.8倍若しくは少なくとも約0.8分の1、少なくとも約0.9倍若しくは少なくとも約0.9分の1、約1倍未満若しくは約1分の1を超える、約1.5倍未満若しくは約1.5分の1を超える、約1.81倍未満若しくは約1.81分の1を超える、約2倍未満若しくは約2分の1を超える、約3倍未満若しくは約3分の1を超える、約4倍未満若しくは約4分の1を超える、約5倍未満若しくは約5分の1を超える、約6倍未満若しくは約6分の1を超える、約7倍未満若しくは約7分の1を超える、約8倍未満若しくは約8分の1を超える、約9倍未満若しくは約9分の1を超える、約10倍未満若しくは約10分の1を超える、約11倍未満若しくは約11分の1を超える、約12倍未満若しくは約12分の1を超える、約13倍未満若しくは約13分の1を超える、約14倍未満若しくは約14分の1を超える、約15倍未満若しくは約15分の1を超える、約16倍未満若しくは約16分の1を超える、約17倍未満若しくは約17分の1を超える、約18倍未満若しくは約18分の1を超える、約19倍未満若しくは約19分の1を超える、又は約20倍未満である、若しくは約20分の1を超える。一部の実施形態において、UCH-L1の、1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルへ、約0.1分の1を超える、約0.2分の1を超える、約0.3分の1を超える、約0.4分の1を超える、約0.5分の1を超える、少なくとも約0.55分の1、少なくとも約0.6分の1、少なくとも約0.7分の1、少なくとも約0.73分の1、少なくとも約0.8分の1、少なくとも約0.9分の1、約1分の1を超える、約1.5分の1を超える、約1.81分の1を超える、約2分の1を超える、約3分の1を超える、約4分の1を超える、約5分の1を超える、約6分の1を超える、約7分の1を超える、約8分の1を超える、約9分の1を超える、約10分の1を超える、約11分の1を超える、約12分の1を超える、約13分の1を超える、約14分の1を超える、約15分の1を超える、約16分の1を超える、約17分の1を超える、約18分の1を超える、約19分の1を超える、又は約20分の1を超える、統計学的に有意な低下は、対象が、CTスキャンを実施されるべきであることを指し示す。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルへ、約0.1倍未満、約0.2倍未満、約0.3倍未満、約0.4倍未満、約0.5倍未満、少なくとも約0.55倍、少なくとも約0.6倍、少なくとも約0.7倍、少なくとも約0.73倍、少なくとも約0.8倍、少なくとも約0.9倍、約1倍未満、約1.5倍未満、約1.81倍未満、約2倍未満、約3倍未満、約4倍未満、約5倍未満、約6倍未満、約7倍未満、約8倍未満、約9倍未満、約10倍未満、約11倍未満、約12倍未満、約13倍未満、約14倍未満、約15倍未満、約16倍未満、約17倍未満、約18倍未満、約19倍未満又は約20倍未満の、統計学的に有意な上昇は、対象が、CTスキャンを実施されるべきであることを指し示す。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇又は低下が見られないことは、対象が、CTスキャンを実施される必要がないことを指し示す。
一部の実施形態において、第1の時点は、推測される損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇若しくは低下は、第1の時点から第2の時点へ、約2倍未満若しくは約2分の1を超える。一部の実施形態において、第1の時点は、推測される損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇若しくは低下は、第1の時点から第2の時点へ、約1.81倍未満若しくは約1.81分の1を超える。一部の実施形態において、第1の時点は、推測される損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇は、第2の時点から第1の時点へ、約0.50倍を超える。一部の実施形態において、第1の時点は、推測される損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇は、第2の時点から第1の時点へ、約0.55倍を超える。
一部の実施形態において、方法は、下記において記載される通り、対象を、外傷性脳損傷処置により処置するステップ及び/又は対象をモニタリングするステップをさらに含む。
本明細書において記載された方法において利用されたアッセイの性質は、それほど重要ではなく、検査は、例えば、イムノアッセイ、タンパク質免疫沈降、免疫電気泳動、化学解析、SDS-PAGE及びウェスタンブロット解析若しくはタンパク質免疫染色、電気泳動解析、タンパク質アッセイ、競合的結合アッセイ、機能的タンパク質アッセイ又は高速液体クロマトグラフィー(HPLC)若しくは液体クロマトグラフィー-質量分析(LC/MS)のような、クロマトグラフィー法若しくは分光法のような、当技術分野において公知である、任意のアッセイでありうる。また、当業者に公知の臨床化学フォーマットのアッセイも利用されうる。このようなアッセイについては、本明細書の第9~11節において、さらに詳細に記載されている。
5.頭部損傷を有することが推測されるヒト対象の頭部CTスキャンが、陽性となるのか、陰性となるのかを予測する方法
本開示は、他の方法の中でとりわけ、頭部への損傷を有することが推測されるヒト対象の頭部CTスキャンが、陽性となるのか、陰性となるのかについての予測の一助となる方法に関する。本明細書において使用された「ヒト対象に対して、CTスキャンを実施するのかどうかについての予測」とは、対象の頭部CTスキャンが陽性となる可能性が、そうでない場合より高いことを、他の方法を伴うか又は伴わずに予測する方法の使用を指す。本方法は、(a)第1の試料及び、任意選択的に、第2の試料に対するアッセイを実施して、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)の、試料中レベルを測定又は検出するステップであって、第1の試料が推測される頭部への損傷後24時間以内である第1の時点において対象から採取され、第2の試料が第1の時点の後である第2の時点(例えば、第1の時点の約3時間~約6時間後)において、対象から採取されるステップ;(b)第1の試料中及び/又は第2の試料中に、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)からなる外傷性脳損傷の早期バイオマーカーを検出するステップ;並びに(c)UCH-L1レベルに基づき、対象の頭部CTスキャンが陽性となるのか、陰性となるのかを決定するステップを含む。対象は、(i)UCH-L1の第1の試料及び/又は第2の試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより高い場合に、頭部CTスキャンが陽性となる可能性が高いと決定され、UCH-L1の第1の試料及び/又は第2の試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより低い場合に、頭部CTスキャンが陰性となる可能性が高いと決定される;(ii)UCH-L1の第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られる場合に、頭部CTスキャンが陽性となる可能性が高いと決定され、UCH-L1の第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られない場合に、頭部CTスキャンが陰性となる可能性が高いと決定される;(iii)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇をする場合に、頭部CTスキャンが陽性となる可能性が高いと決定され、UCH-L1のレベルの第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇が見られない場合に、頭部CTスキャンが陰性となる可能性が高いと決定される;又は(iv)UCH-L1の、第1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより高い、又はUCH-L1の第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の試料中レベルへ統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られる場合に、頭部CTスキャンが陽性となる可能性が高いと決定され、UCH-L1の第1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより低い、又はUCH-L1の第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の試料中レベルへ統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られない場合に、頭部CTスキャンが陰性となる可能性が高いと決定される。試料は、生物学的試料でありうる。
一部の実施形態において、第1の試料及び/又は第2の試料は、推測される損傷後、約2時間~約12時間の間に、対象から採取される。例えば、第1の試料及び/又は第2の試料は、頭部への損傷後、約2時間~約12時間の間、約2時間~約10時間、約2時間~約8時間、約2時間~約6時間、約2時間~約4時間、約4時間~約12時間、約4時間~約10時間、約4時間~約8時間、約4時間~約6時間、約6時間~約12時間、約6時間~約10時間、又は約6時間~約8時間に採取される。一部の実施形態において、第1の試料及び/又は第2の試料は、損傷の約2時間、約3時間、約4時間、約5時間、約6時間、約7時間、約8時間、約9時間、約10時間、約11時間又は約12時間後に採取される。
一部の実施形態において、対象は、第1の試料中及び/又は第2の試料中のUCH-L1のレベルが、約100pg/mL又は300pg/mL以上である場合に、頭部CTスキャンが陽性となる可能性が高いと評価され、対象は、第1の試料中及び/又は第2の試料中のUCH-L1のレベルが、約100pg/mL又は300pg/mL未満である場合に、外傷性脳損傷を有さないと評価される。一部の実施形態において、対象は、第1の試料中及び/又は第2の試料中のUCH-L1のレベルが、約50pg/mL、約100pg/mL、約150pg/mL、約200pg/mL、約250pg/mL、約300pg/mL、約350pg/mL、約400pg/mL、約450pg/mL又は約500pg/mL以上である場合に、頭部CTスキャンが陽性となる可能性が高いと決定される。一部の実施形態において、対象は、第1の試料中及び/又は第2の試料中のUCH-L1のレベルが、約50pg/mL、約100pg/mL、約150pg/mL、約200pg/mL、約250pg/mL、約300pg/mL、約350pg/mL、約400pg/mL、約450pg/mL又は約500pg/mL未満である場合に、頭部CTスキャンが陰性となる可能性が高いと決定される。
一部の実施形態において、基準レベルは、少なくとも約80%~約100%の間の感度及び少なくとも約30%~約100%の間の特異度を有するアッセイにより決定されうる。一部の実施形態において、感度は、少なくとも約80.0%、少なくとも約85.0%、少なくとも約87.5%、少なくとも約90.0%、少なくとも約95.0%、少なくとも約99.0%、少なくとも約99.1%、少なくとも約99.2%、少なくとも約99.3%、少なくとも約99.4%、少なくとも約99.5%、少なくとも約99.6%、少なくとも約99.7%、少なくとも約99.8%、少なくとも約99.9%又は少なくとも約100.0%である。一部の実施形態において、特異度は、少なくとも約30.0%、少なくとも約31.0%、少なくとも約32.0%、少なくとも約33.0%、少なくとも約34.0%、少なくとも約35.0%、少なくとも約36.0%、少なくとも約37.0%、少なくとも約38.0%、少なくとも約39.0%、少なくとも約40.0%、少なくとも約45.0%、少なくとも約50.0%、少なくとも約55.0%、少なくとも約60.0%、少なくとも約65.0%、少なくとも約70.0%、少なくとも約75.0%、少なくとも約80.0%、少なくとも約85.0%、少なくとも約90.0%、少なくとも約91.0%、少なくとも約92.0%、少なくとも約93.0%、少なくとも約94.0%、少なくとも約95.0%、少なくとも約96.0%、少なくとも約97.0%、少なくとも約98.0%、少なくとも約99.0%、少なくとも約99.1%、少なくとも約99.2%、少なくとも約99.3%、少なくとも約99.4%、少なくとも約99.5%、少なくとも約99.6%、少なくとも約99.7%、少なくとも約99.8%、少なくとも約99.9%、又は少なくとも約100.0%である。例えば、感度は、少なくとも約99%であり、特異度は、少なくとも約75%である、感度は、少なくとも約99%であり、特異度は、少なくとも約99%である、又は感度は、約100%であり、特異度は、約100%である。
一部の実施形態において、基準レベルは、少なくとも約50pg/mL~約1000pg/mLの間でありうる。一部の実施形態において、基準レベルは、少なくとも約50pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約750pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約750pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約750pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約150pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約750pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約750pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約750pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約750pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約700pg/mLの間、又は少なくとも約500pg/mL~約600pg/mLの間でありうる。例えば、基準レベルは、少なくとも約50pg/mL、55pg/mL、60pg/mL、65pg/mL、70pg/mL、75pg/mL、80pg/mL、85pg/mL、90pg/mL、95pg/mL、96pg/mL、97pg/mL、98pg/mL、98pg/mL、100pg/mL、150pg/mL、200pg/mL、250pg/mL、300pg/mL、350pg/mL、370pg/mL、400pg/mL、450pg/mL、500pg/mL、509pg/mL、550pg/mL、600pg/mL、700pg/mL、800pg/mL、900pg/mL又は1000pg/mLでありうる。
一部の実施形態において、対象の頭部CTスキャンが、陽性となるのか、陰性となるのかを決定するように、第1の試料は推測される損傷から24時間以内である第1の時点において得られ、第2の試料が第1の時点の後である第2の時点又は、任意選択的に、第3の時点若しくは第4の時点において得られる。一部の実施形態において、第1の時点は、頭部への損傷又は推測される損傷の約0~約24時間後である。例えば、第1の時点は、推測される損傷の約0~約24時間、約0~約20時間、約0~約18時間、約0~約16時間、約0~約14時間、約0~約12時間、約0~約10時間、約0~約8時間、約0~約6時間、約0~約4時間、約0~約2時間、約0~約1時間、約0~約1.5時間、約0.5時間~約24時間、約0.5時間~約20時間、約0.5時間~約18時間、約0.5時間~約16時間、約0.5時間~約14時間、約0.5時間~約12時間、約0.5時間~約10時間、約0.5時間~約8時間、約0.5時間~約6時間、約0.5時間~約4時間、約0.5時間~約2時間、約0.5時間~約1時間、約0.5時間~約1.5時間、約1時間~約24時間、約1時間~約20時間、約1時間~約18時間、約1時間~約16時間、約1時間~約14時間、約1時間~約12時間、約1時間~約10時間、約1時間~約8時間、約1時間~約6時間、約1時間~約4時間、約1時間~約2時間、約2時間~約24時間、約2時間~約20時間、約2時間~約18時間、約2時間~約16時間、約2時間~約14時間、約2時間~約12時間、約2時間~約10時間、約2時間~約8時間、約2時間~約6時間、約2時間~約4時間、約3時間~約24時間、約3時間~約20時間、約3時間~約18時間、約3時間~約16時間、約3時間~約14時間、約3時間~約12時間、約3時間~約10時間、約3時間~約8時間、約3時間~約6時間、約3時間~約4時間、約4時間~約24時間、約4時間~約20時間、約4時間~約18時間、約4時間~約16時間、約4時間~約14時間、約4時間~約12時間、約4時間~約10時間、約4時間~約8時間、約4時間~約6時間、約6時間~約24時間、約6時間~約20時間、約6時間~約18時間、約6時間~約16時間、約6時間~約14時間、約6時間~約12時間、約6時間~約10時間、約6時間~約8時間、約12時間~約24時間、約12時間~約20時間、約12時間~約18時間、約12時間~約16時間、約12時間~約14時間、約18時間~約24時間の間又は約24時間を超える時点でありうる。例えば、第1の時点は、約0時間~6時間の間、約6時間~12時間の間、約12時間~18時間の間又は約18時間~24時間の間でありうる。
一部の実施形態において、第2の時点又は、任意選択的に、第3の時点若しくは第4の時点は、第1の時点の約1時間~約10時間後、例えば第1の時点の約3時間~約6時間後である。一部の実施形態において、第2の時点は、第1の時点の約1時間、約2時間、約3時間、約4時間、約5時間、約6時間、約7時間、約8時間、約9時間、又は約10時間後である。
一部の実施形態において、統計学的に有意な上昇又は低下は、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点又は任意選択的に、第3の時点若しくは第4の時点において採取された第2の試料中レベルへ、少なくとも約1倍若しくは少なくとも約1分の1、少なくとも約1.5倍若しくは少なくとも約1.5分の1、少なくとも約2倍若しくは少なくとも約2分の1、少なくとも約3倍若しくは少なくとも約3分の1、少なくとも約4倍若しくは少なくとも約4分の1、少なくとも約5倍若しくは少なくとも約5分の1、少なくとも約6倍若しくは少なくとも約6分の1、少なくとも約7倍若しくは少なくとも約7分の1、少なくとも約8倍若しくは少なくとも約8分の1、少なくとも約9倍若しくは少なくとも約9分の1、少なくとも約10倍若しくは少なくとも約10分の1、少なくとも約11倍若しくは少なくとも約11分の1、少なくとも約12倍若しくは少なくとも約12分の1、少なくとも約13倍若しくは少なくとも約13分の1、少なくとも約14倍若しくは少なくとも約14分の1、少なくとも約15倍若しくは少なくとも約15分の1、少なくとも約16倍若しくは少なくとも約16分の1、少なくとも約17倍若しくは少なくとも約17分の1、少なくとも約18倍若しくは少なくとも約18分の1、少なくとも約19倍若しくは少なくとも約19分の1又は少なくとも約20倍若しくは少なくとも約20分の1である。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点又は任意選択的に、第3の時点若しくは第4の時点において採取された第2の試料中レベルへ、少なくとも約1分の1、少なくとも約1.5分の1、少なくとも約2分の1、少なくとも約3分の1、少なくとも約4分の1、少なくとも約5分の1、少なくとも約6分の1、少なくとも約7分の1、少なくとも約8分の1、少なくとも約9分の1、少なくとも約10分の1、少なくとも約11分の1、少なくとも約12分の1、少なくとも約13分の1、少なくとも約14分の1、少なくとも約15分の1、少なくとも約16分の1、少なくとも約17分の1、少なくとも約18分の1、少なくとも約19分の1又は少なくとも約20分の1の、統計学的に有意な低下は、対象の頭部CTスキャンが陽性となることを指し示す。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点又は任意選択的に、第3の時点若しくは第4の時点において採取された第2の試料中レベルへ、少なくとも約1倍、少なくとも約1.5倍、少なくとも約2倍、少なくとも約3倍、少なくとも約4倍、少なくとも約5倍、少なくとも約6倍、少なくとも約7倍、少なくとも約8倍、少なくとも約9倍、少なくとも約10倍、少なくとも約11倍、少なくとも約12倍、少なくとも約13倍、少なくとも約14倍、少なくとも約15倍、少なくとも約16倍、少なくとも約17倍、少なくとも約18倍、少なくとも約19倍又は少なくとも約20倍の、統計学的に有意な上昇は、対象の頭部CTスキャンが陽性となることを指し示す。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点又は任意選択的に、第3の時点若しくは第4の時点において採取された第2の試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇又は低下が見られないことは、対象の頭部CTスキャンが陰性となることを指し示す。
一部の実施形態において、統計学的に有意な上昇又は低下は、UCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルから、UCH-L1の第1の時点又は任意選択的に、第3の時点若しくは第4の時点において採取された第1の試料中レベルへ、約0.1倍を超える、若しくは約0.1分の1未満、約0.2倍を超える、若しくは約0.2分の1未満、約0.3倍を超える、若しくは約0.3分の1未満、約0.4倍を超える、若しくは約0.4分の1未満、約0.5倍を超える、若しくは約0.5分の1未満、約0.55倍を超える、若しくは約0.55分の1未満、約0.6倍を超える、若しくは約0.6分の1未満、約0.7倍を超える、若しくは約0.7分の1未満、約0.73倍を超える、若しくは約0.73分の1未満、約0.8倍を超える、若しくは約0.8分の1未満、約0.9倍を超える、若しくは約0.9分の1未満、約1倍を超える、若しくは約1分の1未満、約1.5倍を超える、若しくは約1.5分の1未満、約1.81倍を超える、若しくは約1.81分の1未満、約2倍を超える、若しくは約2分の1未満、約3倍を超える、若しくは約3分の1未満、約4倍を超える、若しくは約4分の1未満、約5倍を超える、若しくは約5分の1未満、約6倍を超える、若しくは約6分の1未満、約7倍を超える、若しくは約7分の1未満、約8倍を超える、若しくは約8分の1未満、約9倍を超える、若しくは約9分の1未満、約10倍を超える、若しくは約10分の1未満、約11倍を超える、若しくは約11分の1未満、約12倍を超える、若しくは約12分の1未満、約13倍を超える、若しくは約13分の1未満、約14倍を超える、若しくは約14分の1未満、約15倍を超える、若しくは約15分の1未満、約16倍を超える、若しくは約16分の1未満、約17倍を超える、若しくは約17分の1未満、約18倍を超える、若しくは約18分の1未満、約19倍を超える、若しくは約19分の1未満又は約20倍を超える、若しくは約20分の1未満である。一部の実施形態において、UCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルからUCH-L1の第1の時点又は任意選択的に、第3の時点若しくは第4の時点において採取された第1の試料中レベルへ、約0.1分の1未満、約0.2分の1未満、約0.3分の1未満、約0.4分の1未満、約0.5分の1未満、約0.55分の1未満、約0.6分の1未満、約0.7分の1未満、約0.73分の1未満、約0.8分の1未満、約0.9分の1未満、約1分の1未満、約1.5分の1未満、約1.81分の1未満、約2分の1未満、約3分の1未満、約4分の1未満、約5分の1未満、約6分の1未満、約7分の1未満、約8分の1未満、約9分の1未満、約10分の1未満、約11分の1未満、約12分の1未満、約13分の1未満、約14分の1未満、約15分の1未満、約16分の1未満、約17分の1未満、約18分の1未満、約19分の1未満又は約20分の1未満の、統計学的に有意な低下は、対象の頭部CTスキャンが陽性となる可能性が高いことを指し示す。一部の実施形態において、UCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルからUCH-L1の第1の時点又は任意選択的に、第3の時点若しくは第4の時点において採取された第1の試料中レベルへ、約0.1倍を超える、約0.2倍を超える、約0.3倍を超える、約0.4倍を超える、約0.5倍を超える、約0.55倍を超える、約0.6倍を超える、約0.7倍を超える、約0.73倍を超える、約0.8倍を超える、約0.9倍を超える、約1倍を超える、約1.5倍を超える、約1.81倍を超える、約2倍を超える、約3倍を超える、約4倍を超える、約5倍を超える、約6倍を超える、約7倍を超える、約8倍を超える、約9倍を超える、約10倍を超える、約11倍を超える、約12倍を超える、約13倍を超える、約14倍を超える、約15倍を超える、約16倍を超える、約17倍を超える、約18倍を超える、約19倍を超える、又は約20倍を超える、統計学的に有意な上昇は、対象の頭部CTスキャンが陽性となる可能性が高いことを指し示す。一部の実施形態において、UCH-L1の第2の時点又は任意選択的に、第3の時点若しくは第4の時点において採取された第2の試料中レベルからUCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇又は低下が見られないことは、対象の頭部CTスキャンが陰性となる可能性が高いことを指し示す。
一部の実施形態において、統計学的に有意な上昇又は低下は、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルへ、約0.1倍未満若しくは約0.1分の1を超える、約0.2倍未満若しくは約0.2分の1を超える、約0.3倍未満若しくは約0.3分の1を超える、約0.4倍未満若しくは約0.4分の1を超える、約0.5倍未満若しくは約0.5分の1を超える、少なくとも約0.55倍若しくは少なくとも約0.55分の1、少なくとも約0.6倍若しくは少なくとも約0.6分の1、少なくとも約0.7倍若しくは少なくとも約0.7分の1、少なくとも約0.73倍若しくは少なくとも約0.73分の1、少なくとも約0.8倍若しくは少なくとも約0.8分の1、少なくとも約0.9倍若しくは少なくとも約0.9分の1、約1倍未満若しくは約1分の1を超える、約1.5倍未満若しくは約1.5分の1を超える、約1.81倍未満若しくは約1.81分の1を超える、約2倍未満若しくは約2分の1を超える、約3倍未満若しくは約3分の1を超える、約4倍未満若しくは約4分の1を超える、約5倍未満若しくは約5分の1を超える、約6倍未満若しくは約6分の1を超える、約7倍未満若しくは約7分の1を超える、約8倍未満若しくは約8分の1を超える、約9倍未満若しくは約9分の1を超える、約10倍未満若しくは約10分の1を超える、約11倍未満若しくは約11分の1を超える、約12倍未満若しくは約12分の1を超える、約13倍未満若しくは約13分の1を超える、約14倍未満若しくは約14分の1を超える、約15倍未満若しくは約15分の1を超える、約16倍未満若しくは約16分の1を超える、約17倍未満若しくは約17分の1を超える、約18倍未満若しくは約18分の1を超える、約19倍未満若しくは約19分の1を超える、又は約20倍未満である、若しくは約20分の1を超える。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルへ、約0.1分の1を超える、約0.2分の1を超える、約0.3分の1を超える、約0.4分の1を超える、約0.5分の1を超える、少なくとも約0.55分の1、少なくとも約0.6分の1、少なくとも約0.7分の1、少なくとも約0.73分の1、少なくとも約0.8分の1、少なくとも約0.9分の1、約1分の1を超える、約1.5分の1を超える、約1.81分の1を超える、約2分の1を超える、約3分の1を超える、約4分の1を超える、約5分の1を超える、約6分の1を超える、約7分の1を超える、約8分の1を超える、約9分の1を超える、約10分の1を超える、約11分の1を超える、約12分の1を超える、約13分の1を超える、約14分の1を超える、約15分の1を超える、約16分の1を超える、約17分の1を超える、約18分の1を超える、約19分の1を超える、又は約20分の1を超える、統計学的に有意な低下は、対象が、CTスキャンが陽性となる可能性が高いことを指し示す。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルへ、約0.1倍未満、約0.2倍未満、約0.3倍未満、約0.4倍未満、約0.5倍未満、少なくとも約0.55倍、少なくとも約0.6倍、少なくとも約0.7倍、少なくとも約0.73倍、少なくとも約0.8倍、少なくとも約0.9倍、約1倍未満、約1.5倍未満、約1.81倍未満、約2倍未満、約3倍未満、約4倍未満、約5倍未満、約6倍未満、約7倍未満、約8倍未満、約9倍未満、約10倍未満、約11倍未満、約12倍未満、約13倍未満、約14倍未満、約15倍未満、約16倍未満、約17倍未満、約18倍未満、約19倍未満又は約20倍未満の、統計学的に有意な上昇は、対象の頭部CTスキャンが陽性となる可能性が高いことを指し示す。一部の実施形態において、UCH-L1の第1の時点において採取された第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された第2の試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇又は低下が見られないことは、対象の頭部CTスキャンが陰性となる可能性が高いことを指し示す。
一部の実施形態において、第1の時点は、推測される損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇若しくは低下は、第1の時点から第2の時点へ、約2倍未満若しくは約2分の1を超える。一部の実施形態において、第1の時点は、推測される損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇若しくは低下は、第1の時点から第2の時点へ、約1.81倍未満若しくは約1.81分の1を超える。一部の実施形態において、第1の時点は、推測される損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇は、第2の時点から第1の時点へ、約0.50倍を超える。一部の実施形態において、第1の時点は、推測される損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇は、第2の時点から第1の時点へ、約0.55倍を超える。
一部の実施形態において、対象は、UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇する場合に、頭部CTスキャンが陽性となる可能性が高いと評価される。一部の実施形態において、絶対量は、少なくとも約20pg/mL~約6100pg/mLの間である。一部の実施形態において、絶対量は、少なくとも約20pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約100pg/mLの間、少なくとも約20pg/mL~約50pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約100pg/mLの間、少なくとも約25pg/mL~約50pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約50pg/mL~約100pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約100pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約129pg/mL~約200pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約200pg/mL~約300pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約300pg/mL~約400pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約700pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約600pg/mLの間、少なくとも約400pg/mL~約500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約6100pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約6000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約5500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約5000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約4500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約4000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約3500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約3000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約2500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約2000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約1500pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約1000pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約900pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約800pg/mLの間、少なくとも約500pg/mL~約700pg/mLの間、又は少なくとも約500pg/mL~約600pg/mLの間でありうる。一部の実施形態において、絶対量は、少なくとも約20pg/mL、少なくとも約21pg/mL、少なくとも約22pg/mL、少なくとも約23pg/mL、少なくとも約24pg/mL、少なくとも約25pg/mL、少なくとも約26pg/mL、少なくとも約27pg/mL、少なくとも約28pg/mL、少なくとも約29pg/mL、少なくとも約30pg/mL、少なくとも約35pg/mL、少なくとも約
40pg/mL、少なくとも約45pg/mL、少なくとも約50pg/mL、少なくとも約55pg/mL、少なくとも約60pg/mL、少なくとも約65pg/mL、少なくとも約70pg/mL、少なくとも約75pg/mL、少なくとも約80pg/mL、少なくとも約85pg/mL、少なくとも約90pg/mL、少なくとも約95pg/mL、少なくとも約100pg/mL、少なくとも約110pg/mL、少なくとも約120pg/mL、少なくとも約129pg/mL、少なくとも約130pg/mL、少なくとも約140pg/mL、少なくとも約150pg/mL、少なくとも約200pg/mL、少なくとも約250pg/mL、少なくとも約300pg/mL、少なくとも約350pg/mL、少なくとも約400pg/mL、少なくとも約450pg/mL、少なくとも約500pg/mL、少なくとも約550pg/mL、少なくとも約600pg/mL、少なくとも約700pg/mL、少なくとも約800pg/mL、少なくとも約900pg/mL、少なくとも約1000pg/mL、少なくとも約1500pg/mL、少なくとも約2000pg/mL、少なくとも約2500pg/mL、少なくとも約2528pg/mL、少なくとも約3000pg/mL、少なくとも約4000pg/mL、少なくとも約5000pg/mL、少なくとも約6000pg/mL、又は少なくとも約6100pg/mLでありうる。
一部の実施形態において、試料は、推測される損傷後0~10時間以内に採取され、約25pg/mLのような絶対量は、少なくとも約85%の感度及び少なくとも約41%の特異度を有するアッセイにより決定される。一部の実施形態において、試料は、推測される損傷後0~10時間以内に採取され、絶対量が、約25pg/mLである。一部の実施形態において、試料は、推測される損傷後0~10時間以内に採取され、約23pg/mLのような絶対量は、少なくとも約90%の感度及び少なくとも約35%の特異度を有するアッセイにより決定される。一部の実施形態において、試料は、推測される損傷後0~10時間以内に採取され、絶対量が、約23pg/mLである。
本明細書において記載された方法において利用されたアッセイの性質は、それほど重要ではなく、検査は、例えば、イムノアッセイ、タンパク質免疫沈降、免疫電気泳動、化学解析、SDS-PAGE及びウェスタンブロット解析若しくはタンパク質免疫染色、電気泳動解析、タンパク質アッセイ、競合的結合アッセイ、機能的タンパク質アッセイ又は高速液体クロマトグラフィー(HPLC)若しくは液体クロマトグラフィー-質量分析(LC/MS)のような、クロマトグラフィー法若しくは分光法のような、当技術分野において公知である、任意のアッセイでありうる。また、当業者に公知の臨床化学フォーマットのアッセイも利用されうる。このようなアッセイについては、本明細書の第9~11節において、さらに詳細に記載されている。
6.頭部への損傷を負ったヒト対象における、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷の、早期検出の一助となる方法
本開示は、頭部への損傷を負った、又は負った可能性があるヒト対象における、外傷性脳損傷の早期検出の一助となる方法に関する。方法は、頭部への損傷を負った、又は負った可能性があるヒト対象における、外傷性脳損傷の早期検出(例えば、対象が、外傷性脳損傷を有するのかどうかを決定すること)の一助となりうる。本明細書において使用された「対象が外傷性脳損傷を有するのかどうかを決定すること」とは、対象の、TBIを有する可能性が、そうでない場合より高いことを決定する(例えば、臨床評価データのような、他の情報を伴う)方法の使用を指す。方法は、ヒト対象に由来する試料に対するアッセイを実施して、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)の、第1の試料中及び第2の試料中においてレベルを測定又は検出するステップを含む。第1の試料は、頭部への損傷後24時間以内にヒト対象から採取され、第2の試料は、第1の試料が採取された約3時間~約6時間後にヒト対象から採取される。UCH-L1のレベルの、第1の試料から第2の試料への低下又は下落が決定され、対象は、UCH-L1の第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の試料中レベルへ統計学的に有意な低下が見られる場合に、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると評価される。試料は、生物学的試料でありうる。
一部の実施形態において、統計学的に有意な低下は、UCH-L1レベルの低下又は下落であって、UCH-L1の第1の試料中レベルより少なくとも5%低くなる低下又は下落を含む。一部の実施形態において、統計学的に有意な低下は、UCH-L1レベルの低下又は下落であって、UCH-L1の第2の試料中レベルが、UCH-L1の、第1の試料中レベルより、約5%~約1000%低いレベルである低下又は下落を含む。例えば、UCH-L1レベルは、より、少なくとも約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約26%、約27%、約28%、約29%、約30%、約31%、約32%、約33%、約34%、約35%、約36%、約37%、約38%、約39%、約40%、約41%、約42%、約43%、約44%、約45%、約46%、約47%、約48%、約49%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約100%、約200%、約300%、約400%、約500%、約600%、約700%、約800%、約900%、又は約1000%低いレベルでありうる。一部の実施形態において、UCH-L1レベルは、UCH-L1の第1の試料中レベルの、少なくとも約1分の1、少なくとも約1.5分の1、少なくとも約2分の1、少なくとも約3分の1、少なくとも約4分の1、少なくとも約5分の1、少なくとも約6分の1、少なくとも約7分の1、少なくとも約8分の1、少なくとも約9分の1、少なくとも約10分の1、少なくとも約11分の1、少なくとも約12分の1、少なくとも約13分の1、少なくとも約14分の1、少なくとも約15分の1、少なくとも約16分の1、少なくとも約17分の1、少なくとも約18分の1、少なくとも約19分の1又は少なくとも約20分の1の低いレベルでありうる。
一部の実施形態において、統計学的に有意な低下は、UCH-L1レベルの低下又は下落であって、UCH-L1の第2の試料中レベルが、UCH-L1の第1の試料中レベルより、少なくとも約20pg/mL~少なくとも約6100pg/mL低いレベルである低下又は下落を含む。
任意選択的に、本方法は、ステップ(b)において決定されたUCH-L1の濃度又は量を、例えば、基準レベルと比較するステップをさらに含む。さらに、任意選択的に、本方法は、比較が、ステップ(b)において決定されたUCH-L1の濃度又は量が、例えば、基準レベルに照らして、望ましくなく変更されたことを示す場合、対象を、1つ以上の医薬組成物により、ある期間にわたり処置するステップを含む。
特に、疾患の進行及び/若しくは処置をモニタリングする、又は対象が、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷を発症する危険性を決定するために利用された基準レベルに照らして、UCH-L1又はUCH-L1断片の量又は濃度は、「不変」でありうるか、「好適」でありうる(又は「好適に変更されうる」)か又は「望ましくない」場合がある(又は「望ましくなく変更されうる」)。「上昇した(elevated)」又は「上昇した(increased)」とは、典型的若しくは正常なレベル若しくは範囲(例えば、基準レベル)以上である、又は別の基準レベル又は範囲(例えば、初期試料又はベースライン試料)以上である、被験試料中の量又は濃度を指す。「低下した」又は「低減された」という用語は、典型的若しくは正常なレベル若しくは範囲(例えば、基準レベル)以下である、又は別の基準レベル又は範囲(例えば、初期試料又はベースライン試料)以下である、被験試料中の量又は濃度を指す。「変更された」という用語は、典型的若しくは正常なレベル若しくは範囲(例えば、基準レベル)を超えて、又は別の基準レベル又は範囲(例えば、初期試料又はベースライン試料)を超えて変更された(上昇又は低下させられた)、試料中の量又は濃度を指す。
UCH-L1の典型的又は正常なレベル又は範囲は、標準的な慣行に従い規定される。いわゆるレベルの変更又は変更は、実験における誤差又は試料のばらつきによって説明されえない、典型的若しくは正常なレベル若しくは範囲又は基準レベル若しくは基準範囲と比較した、任意の正味の変化が見られる場合に、生じたと考えられうる。したがって、特定の試料中において測定されたレベルは、いわゆる正常対象に由来する、同様の試料中において決定されたレベル又はレベルの範囲と比較される。この文脈において、「正常対象」とは、検出可能な疾患又は障害を伴わない個体であり、「正常」(場合によって、「対照」とも称される)な患者又は集団とは、例えば、それぞれ、検出可能な疾患又は障害を呈しない患者又は集団である。「見かけ上正常な対象」とは、UCH-L1が、評価されていない、又は評価されつつある正常対象(すなわち、検出可能な疾患又は障害を伴わない個体)である。解析物が、正常において、検出不能である(例えば、正常レベルはゼロである、又は正常集団の約25~約75百分位数の範囲内にある)が、被験試料中において検出される場合に、並びに解析物が、被験試料中、正常レベルより高レベルにおいて存在する場合に、解析物のレベルは、「上昇した」という。したがって、本開示は、とりわけ、軽度若しくは中等度~重度の外傷性脳損傷を有する、又はこれらを有する危険性がある対象についてスクリーニングする方法を提示する。
一般に、基準レベルはまた、被験試料を、UCH-L1についてアッセイしたときに得られた結果を評価するためのベンチマークとしても利用されうる。一般に、このような比較を行う場合に、基準レベルは、解析物の存在、量又は濃度の、TBIの特定の病期若しくはエンドポイント又は特定の徴候との連関又は関連が成立させられうるような、十分な回数及び適切な条件下において、特定のアッセイを行うことにより得られる。典型的に、基準レベルは、基準対象(又は対象の集団)についてのアッセイにより得られる。測定されるUCH-L1は、このUCH-L1断片、この分解産物及び/又は酵素によるこの切断産物を含みうる。
この方法における基準レベルは、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷を有する患者における、UCH-L1のレベルでありうる。一部の実施形態において、UCH-L1の、5pg/mL、10pg/mL、20pg/mL、30pg/mL、40pg/mL、50pg/mL、60pg/mL、70pg/mL、80pg/mL、90pg/mL、100pg/mL、500pg/mL、1000pg/mL、5000pg/mL、10000pg/mL又は50000pg/mL以上の血清中レベルは、対象を、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷を有するものとして同定する。任意選択的に、場合によって、UCH-L1の、100000pg/mL、500000pg/mL、1000000pg/mL、150000pg/mL、200000pg/mL又は500000pg/mL以上の血清中レベルは、対象を、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷を有するものとして同定する。
一部の実施形態において、方法は、下記において記載される通り、CTスキャンを施されることが決定されたヒト対象を、外傷性脳損傷処置により処置するステップをさらに含む。一部の実施形態において、方法は、下記において記載される通り、CTスキャンを施されることが決定されたヒト対象をモニタリングするステップをさらに含む。
本明細書において記載された方法において利用されたアッセイの性質は、それほど重要ではなく、検査は、例えば、イムノアッセイ、タンパク質免疫沈降、免疫電気泳動、化学解析、SDS-PAGE及びウェスタンブロット解析若しくはタンパク質免疫染色、電気泳動解析、タンパク質アッセイ、競合的結合アッセイ、機能的タンパク質アッセイ又は高速液体クロマトグラフィー(HPLC)若しくは液体クロマトグラフィー-質量分析(LC/MS)などの、クロマトグラフィー法若しくは分光法のような、当技術分野において公知である任意のアッセイでありうる。また、当業者に公知の臨床化学フォーマットのアッセイも利用されうる。このようなアッセイについては、本明細書の第9~11節において、さらに詳細に記載されている。
7.UCH-L1の、他のバイオマーカーとの組合せ
一部の実施形態において、本方法は、試料に対するアッセイを実施して、1つ以上の他のバイオマーカーのレベルを測定又は検出するステップをさらに含む。アッセイは、1つ以上の他のバイオマーカーの、試料中レベルを測定するアッセイであって、イムノアッセイ、質量分析などのアッセイでありうる。また、当業者に公知の臨床化学フォーマットのアッセイも利用されうる。一部の実施形態において、アッセイは、1つ以上の他のバイオマーカーの、第1の試料中レベル及び第2の試料中レベルを測定又は検出するステップ、1つ以上の他のバイオマーカーのレベルの、第1の試料から、第2の試料への、上昇(increase)及び/若しくは低下又は上昇(rise)若しくは下落を決定するステップ、並びに1つ以上の他のバイオマーカーの、第1の試料中レベルから、1つ以上の他のバイオマーカーの、第2の試料中レベルへの、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られる場合に、ヒト対象を、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると評価するステップを含む。
本発明は、UCH-L1の、疾患に特異的な、1つ以上のバイオマーカー又はイムノアッセイとの組合せが、健常対照と、疾患を伴う個体との、UCH-L1を単独で測定することと比較して、より良好な識別をもたらすことを想定する。例えば、UCH-L1及びさらなる外傷性脳損傷バイオマーカーのパネルを測定することは、健常対照と、疾患を伴う個体との、UCH-L1単独のパネルと比較して、より良好な識別をもたらしうる。UCH-L1の、少なくとも1つ以上のバイオマーカーとの組合せは、健常対照と、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷を有する個体との、より良好な識別をもたらしうる。1つ以上のバイオマーカーの例は、グリア原線維性酸性タンパク質(GFAP)、S100カルシウム結合性タンパク質B(S100β)、ニューロン特異的エノラーゼ(NSE)、クリスタリンB鎖(CRYAB)、脳脂質結合性タンパク質(BLBP)、アルドラーゼC(ALDOC)、星状細胞リンタンパク質15(PEA15)、グルタミンシンターゼ(GS)、アポリポタンパク質1、タウ、C反応性タンパク質(CRP)、遊離脳由来神経栄養因子(BDNF)、p-タウ、総BDNF、トロポニンI(TnI)及びこれらの組合せを含む。一部の実施形態において、1つ以上の、他のバイオマーカーは、S100β、CRP、アポリポタンパク質1又はクリスタリンB鎖(CRYAB)である。
8.外傷性脳損傷を患う対象の処置及びモニタリング
上記において記載された方法において、軽度外傷性脳損傷又は中等度~重度の外傷性脳損傷のような外傷性脳損傷を有すると同定又は評価された対象は、処置又はモニタリングされうる。一部の実施形態において、方法は、外傷性脳損傷を有すると評価されたヒト対象を、当技術分野において公知である任意の処置のような、外傷性脳損傷処置により処置するステップをさらに含む。例えば、外傷性脳損傷の処置は、頭部への損傷の重症度に応じて、様々な形態を取りうる。例えば、軽度TBIを患う対象の場合、処置は、休息、スポーツのような身体活動を控えること、日向に出るときの光線の回避又はサングラスの着用、頭痛又は偏頭痛を緩和するための投薬、抗悪心薬などのうちの1つ以上を含みうる。重度TBIを患う患者のための処置は、1つ以上の適切な薬物(例えば、利尿剤、抗痙攣薬、個体を鎮静させ、薬物誘導性昏睡へと導く薬物など)又は他の医薬若しくは生物医薬(TBIの処置のために公知の医薬又は将来開発される医薬)、1つ以上の手術手順(例えば、血腫の除去、頭蓋骨骨折の修復、減圧開頭術など)及び1つ以上の治療(例えば、1つ以上のリハビリ、認知行動学的治療、アンガーマネージメント、心理カウンセリングなど)を含みうる。一部の実施形態において、方法は、外傷性脳損傷(例えば、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷)を有すると評価されたヒト対象をモニタリングするステップをさらに含む。一部の実施形態において、軽度外傷性脳損傷又は重度外傷性脳損傷のような外傷性脳損傷を有すると同定された対象は、CTスキャン又はMRIによりモニタリングされうる。
9.UCH-L1のレベルを測定するための方法
上記において記載された方法において、UCH-L1レベルは、イムノアッセイ、タンパク質免疫沈降、免疫電気泳動、化学解析、SDS-PAGE及びウェスタンブロット解析若しくはタンパク質免疫染色のような抗体依存的方法などの電気泳動解析、タンパク質アッセイ、競合的結合アッセイ、機能的タンパク質アッセイ、又は高速液体クロマトグラフィー(HPLC)若しくは液体クロマトグラフィー-質量分析(LC/MS)などのクロマトグラフィー法若しくは分光法などの、任意の手段により測定されうる。また、当業者に公知の臨床化学フォーマットのアッセイも利用されうる。
一部の実施形態において、UCH-L1のレベルを測定するステップは、試料を、第1の特異的結合メンバー及び第2の特異的結合メンバーと接触させるステップを含む。一部の実施形態において、第1の特異的結合メンバーは、捕捉抗体であり、第2の特異的結合メンバーは、検出抗体である。一部の実施形態において、UCH-L1のレベルを測定するステップは、試料を、同時に、又は任意の順序において逐次的に、(1)UCH-L1上又はUCH-L1断片上のエピトープに結合して捕捉抗体-UCH-L1抗原複合体を形成する捕捉抗体、及び(2)検出可能な標識を含み、捕捉抗体が結合していないUCH-L1上のエピトープに結合してUCH-L1抗原-検出抗体複合体を形成する検出抗体と接触させることにより、捕捉抗体-UCH-L1抗原-検出抗体複合体が形成されること、並びにUCH-L1の、試料中量又は試料中濃度を、捕捉抗体-UCH-L1抗原-検出抗体複合体内の検出可能な標識により発生したシグナルに基づき測定することを含む。
一部の実施形態において、第1の特異的結合メンバーは、固体支持体上に固定化される。一部の実施形態において、第2の特異的結合メンバーは、固体支持体上に固定化される。一部の実施形態において、第1の特異的結合メンバーは、下記で記載されるUCH-L1抗体である。
一部の実施形態において、試料は、希釈される、又は希釈されない。試料は、約1~約25マイクロリットル、約1~約24マイクロリットル、約1~約23マイクロリットル、約1~約22マイクロリットル、約1~約21マイクロリットル、約1~約20マイクロリットル、約1~約18マイクロリットル、約1~約17マイクロリットル、約1~約16マイクロリットル、約15マイクロリットル又は約1マイクロリットル、約2マイクロリットル、約3マイクロリットル、約4マイクロリットル、約5マイクロリットル、約6マイクロリットル、約7マイクロリットル、約8マイクロリットル、約9マイクロリットル、約10マイクロリットル、約11マイクロリットル、約12マイクロリットル、約13マイクロリットル、約14マイクロリットル、約15マイクロリットル、約16マイクロリットル、約17マイクロリットル、約18マイクロリットル、約19マイクロリットル、約20マイクロリットル、約21マイクロリットル、約22マイクロリットル、約23マイクロリットル、約24マイクロリットル又は約25マイクロリットルでありうる。一部の実施形態において、試料は、約1~約150マイクロリットル若しくはこれ未満又は約1~約25マイクロリットル若しくはこれ未満である。
ポイントオブケアデバイス以外の、一部の測定器(例えば、Abbott Laboratories製の測定器であるARCHITECT(登録商標)及び他のコア検査測定器のような)は、UCH-L1の、25,000pg/mL以上の試料中レベルを測定することが可能でありうる。
他の検出法は、ナノポアデバイス又はナノウェルデバイスの使用を含む、又はこれらにおける使用に適合させられうる。ナノポアデバイスの例については、参照によりその全体において本明細書に組み込まれた、国際特許公開第2016/161402号において記載されている。ナノウェルデバイスの例については、参照によりその全体において本明細書に組み込まれた、国際特許公開第2016/161400号において記載されている。
10.UCH-L1抗体
本明細書において記載された方法は、「UCH-L1抗体」と称される、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(「UCH-L1」)(又はこの断片)に特異的に結合する単離抗体を使用しうる。UCH-L1抗体は、UCH-L1状態を外傷性脳損傷の尺度として評価するか、UCH-L1の試料中の存在を検出するか、UCH-L1の試料中量を定量するか、若しくはUCH-L1の試料中の存在を検出し、かつ、UCH-L1の試料中量を定量するために、使用されうる。本開示を通して使用された「~を測定すること」、「~を検出すること」及び「~を定量すること」という用語並びにこれらの任意の派生形は、UCH-L1の、試料中レベルを評価するための、本明細書において開示された方法について記載するように、互換的に使用されうる。
a.ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)
「ユビキチンC末端ヒドロラーゼ」としてもまた公知のユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)(「UCH-L1」)は、脱ユビキチン化酵素である。UCH-L1は、遺伝子ファミリーのメンバーであり、その産物は、ユビキチンの小型のC末端付加物を加水分解して、ユビキチン単量体を発生させる。UCH-L1の発現は、ニューロン及びびまん性神経内分泌系の細胞並びにそれらの腫瘍に、高度に特異的である。UCH-L1は、全てのニューロン内に、豊富に存在し(全脳タンパク質のうちの、1~2%を占める)、とりわけ、ニューロン及び精巣/卵巣において発現される。UCH-L1の触媒三残基は、そのヒドロラーゼ活性の一因となる、90位におけるシステイン、176位におけるアスパラギン酸及び161位におけるヒスチジンを含有する。
ヒトUCH-L1は、以下のアミノ酸配列:
Figure 0007346300000002
を有しうる。
ヒトUCH-L1は、配列番号1の断片又は変異体でありうる。UCH-L1の断片は、5~225アミノ酸の間、10~225アミノ酸の間、50~225アミノ酸の間、60~225アミノ酸の間、65~225アミノ酸の間、100~225アミノ酸の間、150~225アミノ酸の間、100~175アミノ酸の間又は175~225アミノ酸の間の長さでありうる。断片は、配列番号1に由来する、連続番号のアミノ酸を含みうる。
b.UCH-L1認識抗体
抗体は、UCH-L1、この断片、UCH-L1のエピトープ又はこの変異体に結合する抗体である。抗体は、抗UCH-L1抗体の断片又はこの変異体若しくは誘導体でありうる。抗体は、ポリクローナル又はモノクローナル抗体でありうる。抗体は、キメラ抗体、単鎖抗体、アフィニティー成熟抗体、ヒト抗体、ヒト化抗体、完全ヒト抗体又はFab断片のような抗体断片又はこれらの混合物でありうる。抗体の断片又は誘導体は、F(ab’)断片、Fv断片又はscFv断片を含みうる。抗体の誘導体は、ペプチド模倣体により作製されうる。さらに、単鎖抗体を作製するために記載されている技法は、単鎖抗体を作製するように適合させられうる。
抗UCH-L1抗体は、キメラ抗UCH-L1又はヒト化抗UCH-L1抗体でありうる。一実施形態において、ヒト化抗体及びキメラ抗体のいずれも、一価である。一実施形態において、ヒト化抗体及びキメラ抗体のいずれも、Fc領域へと連結された、単一のFab領域を含む。
ヒト抗体は、ファージディスプレイ技術又はヒト免疫グロブリン遺伝子を発現するトランスジェニックマウスにより導出されうる。ヒト抗体は、ヒトのインビボにおける免疫応答の結果として作出及び単離されうる。例えば、Funaroら、BMC Biotechnology、2008(8):85を参照されたい。したがって、抗体は、ヒトの産物であることが可能であり、動物レパートリーではない場合がある。抗体は、ヒト由来であるため、自己抗原に対する反応性の危険性は、最小化されうる。代替的に、標準的な酵母ディスプレイライブラリー及び酵母ディスプレイ技術は、ヒト抗UCH-L1抗体を選択及び単離するのに使用されうる。例えば、ナイーブヒト単鎖可変断片(scFv)のライブラリーは、ヒト抗UCH-L1抗体を選択するのに使用されうる。トランスジェニック動物は、ヒト抗体を発現させるのに使用されうる。
ヒト化抗体は、所望の抗原に結合する非ヒト種抗体に由来する抗体分子であって、非ヒト種に由来する、1つ以上の相補性決定領域(CDR)及びヒト免疫グロブリン分子に由来するフレームワーク領域を有する抗体分子でありうる。
抗体は、それが、当技術分野において公知の抗体と異なる生物学的機能を保有するという点で、公知の抗体と識別可能である。
(1)エピトープ
抗体は、UCH-L1(配列番号1)、その断片又はその変異体に、免疫特異的に結合しうる。抗体は、エピトープ領域内の、少なくとも3アミノ酸、少なくとも4アミノ酸、少なくとも5アミノ酸、少なくとも6アミノ酸、少なくとも7アミノ酸、少なくとも8アミノ酸、少なくとも9アミノ酸又は少なくとも10アミノ酸を免疫特異的に認識することが可能であり、これらに結合しうる。抗体は、エピトープ領域のうちの、少なくとも3連続アミノ酸、少なくとも4連続アミノ酸、少なくとも5連続アミノ酸、少なくとも6連続アミノ酸、少なくとも7連続アミノ酸、少なくとも8連続アミノ酸、少なくとも9連続アミノ酸又は少なくとも10連続アミノ酸を有するエピトープを免疫特異的に認識することが可能であり、これらに結合しうる。
c.抗体の調製/作製
抗体は、当業者に周知の技法を含む、様々な技法のうちのいずれかにより調製されうる。一般に、抗体は、従来の技法を介して、又は組換え体であってもよい抗体の作製を可能とするための、適切な細菌細胞宿主若しくは哺乳動物細胞宿主への抗体の遺伝子、重鎖及び/若しくは軽鎖のトランスフェクションを介して、モノクローナル抗体の作出を含む細胞培養法により、作製されうる。「トランスフェクション」という用語の多様な形態は、外因性DNAの、原核宿主細胞又は真核宿主細胞への導入のために一般に使用されている、多種多様な技法、例えば、電気穿孔、リン酸カルシウム沈殿、DEAE-デキストラントランスフェクションなどを包含することが意図される。抗体を、原核宿主細胞又は真核宿主細胞において発現させることが可能であるが、そのような真核細胞(そして、特に、哺乳動物の細胞)は、原核細胞より、アセンブルし、適正にフォールディングされ、免疫学的に活性である抗体を分泌する可能性が高いため、抗体の、真核細胞内の発現が好ましく、哺乳動物宿主細胞内の発現が最も好ましい。
組換え抗体を発現させるための、例示的な哺乳動物宿主細胞は、例えば、Kaufman及びSharp、J.Mol.Biol.、159:601~621(1982)において記載されているようにDHFR選択用マーカーと共に使用されるチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞(Urlaub及びChasin、Proc.Natl.Acad.Sci.USA、77:4216~4220(1980)において記載されているdhfr-CHO細胞を含む)、NS0骨髄腫細胞、COS細胞及びSP2細胞を含む。抗体遺伝子をコードする組換え発現ベクターが、哺乳動物宿主細胞へと導入される場合、抗体は、宿主細胞内の抗体の発現又はより好ましくは宿主細胞が増殖される培養培地への抗体の分泌を可能とするのに十分な時間にわたり、宿主細胞を培養することにより作製される。抗体は、標準的なタンパク質精製法を使用して、培養培地から回収されうる。
宿主細胞はまた、Fab断片又はscFv分子のような、機能的抗体断片を作製するのにも使用されうる。上記の手順に対する変動は、実施されうることが理解される。例えば、宿主細胞に、抗体の軽鎖及び/又は重鎖の機能的断片をコードするDNAをトランスフェクトすることが所望されうる。組換えDNA技術はまた、目的の抗原への結合に必要でない軽鎖及び重鎖の一方又は両方をコードするDNAの一部又は全部を除去するのにも使用されうる。また、このような切断型DNA分子から発現させた分子も、抗体に包含される。加えて、1つの重鎖及び1つの軽鎖が、抗体(すなわち、ヒトUCH-L1に結合する抗体)であり、他の重鎖及び軽鎖が、ヒトUCH-L1以外の抗原に特異的である、二官能性抗体も、抗体を、標準的な化学的架橋法を介して、第2の抗体へと架橋することにより作製されうる。
抗体又はこの抗原結合性部分を組換え発現させるための好ましい系において、抗体重鎖及び抗体軽鎖の両方をコードする組換え発現ベクターが、リン酸カルシウム媒介型トランスフェクションにより、dhfr-CHO細胞へと導入される。組換え発現ベクター内において、高レベルの遺伝子の転写を駆動するように、抗体重鎖遺伝子及び抗体軽鎖遺伝子の各々が、CMVエンハンサー/AdMLPプロモーター調節エレメントへと作動的に連結される。組換え発現ベクターはまた、メトトレキサートによる選択/増幅を使用するベクターをトランスフェクトされたCHO細胞の選択を可能とするDHFR遺伝子も保有する。抗体の重鎖及び軽鎖の発現を可能とするように、選択された形質転換体の宿主細胞が培養され、無傷抗体が培養培地から回収される。組換え発現ベクターを調製し、宿主細胞にトランスフェクトし、形質転換体について選択し、宿主細胞を培養し、抗体を培養培地から回収するのに、標準的な分子生物学法が使用される。なお、さらに、組換え抗体を合成する方法は、組換え抗体が合成されるまで、宿主細胞を、適切な培養培地中において培養することによる。方法は、組換え抗体を、培養培地から単離するステップをさらに含みうる。
モノクローナル抗体を調製する方法は、所望の特異性を有する抗体を作製することが可能な不死細胞株の調製を伴う。このような細胞株は、免疫化された動物から得られた脾臓細胞から作製されうる。動物は、UCH-L1又はこの断片及び/若しくは変異体により免疫化されうる。動物を免疫化するのに使用されるペプチドは、ヒトFc、例えば、ヒト抗体のFc(fragment crystallizable)領域又はテール領域をコードするアミノ酸を含みうる。次いで、脾臓細胞が、例えば、骨髄腫細胞融合パートナーとの融合により免疫化される。様々な融合法が利用されうる。例えば、脾臓細胞及び骨髄腫細胞が、非イオン性界面活性剤と、数分間にわたり組み合わされ、次いで、低密度において、ハイブリッド細胞の増殖を支援するが、骨髄腫細胞の増殖を支援しない選択培地上に播種される。このような一技法は、ヒポキサンチン、アミノプテリン、チミジン(HAT)選択を使用する。別の技法は、電気融合を含む。十分な時間、通例、約1~2週間の後、ハイブリッド体のコロニーが観察される。単一のコロニーが選択され、それらの培養物上清は、ポリペプチドに対する結合活性について試験される。高度な反応性及び特異性を有するハイブリドーマが使用されうる。
モノクローナル抗体は、増殖するハイブリドーマコロニーの上清から単離されうる。加えて、収率を増強するように、ハイブリドーマ細胞株の、マウスのような、適切な脊椎動物宿主の腹腔への注射のような、多様な技法が利用されうる。次いで、モノクローナル抗体は、腹水又は血液から採取されうる。夾雑物は、クロマトグラフィー、ゲル濾過、沈殿及び抽出のような、従来の技法により、抗体から除去されうる。アフィニティークロマトグラフィーは、抗体を精製する工程において使用されうる方法の例である。
タンパク質分解酵素であるパパインは、IgG分子を優先的にいくつかの断片に切断して、これらのうちの2つの(F(ab)断片)の各々が、無傷の抗原結合部位を含む、共有結合的ヘテロ二量体を含む断片をもたらす。酵素であるペプシンは、IgG分子を切断して、両方の抗原結合性部位を含む、F(ab’)断片を含む、いくつかの断片をもたらすことが可能である。
Fv断片は、IgMの、優先的なタンパク質分解性切断により作製されうるが、まれな場合に、IgG免疫グロブリン分子又はIgA免疫グロブリン分子の優先的なタンパク質分解性切断によっても作製されうる。Fv断片は、組換え法を使用して導出されうる。Fv断片は、天然抗体分子の抗原認識能及び抗原結合能の大半を保持する抗原結合部位を含む、非共有結合的VH::VLヘテロ二量体を含む。
抗体、抗体断片又は誘導体は、それぞれ、CDRに対する支持をもたらし、CDRの、互いに対する空間的関係を規定する、重鎖及び軽鎖のフレームワーク(「FR」)のセットの間に挿入された、重鎖及び軽鎖の相補性決定領域(「CDR」)のセットを含みうる。CDRのセットは、重鎖V領域又は軽鎖V領域からなる、3つの超可変領域を含有しうる。
必須の特異性を有する抗体を作製又は単離する、他の適する方法であって、当技術分野において公知の方法を使用して、例えば、Cambridge Antibody Technologies(Cambridgeshire、UK)、MorphoSys(Martinsreid/Planegg、Del.)、Biovation(Aberdeen、Scotland、UK)、BioInvent(Lund、Sweden)のような、多様な市販品の販売元から市販されている、ペプチドライブラリー又はタンパク質ライブラリー(例えば、バクテリオファージライブラリー、リボソームライブラリー、オリゴヌクレオチドライブラリー、RNAライブラリー、cDNAライブラリー、酵母ライブラリーなどのディスプレイライブラリーであるがこれらに限定されない)から組換え抗体を選択する方法を含むがこれらに限定されない方法が使用されうる。米国特許第4,704,692号;同第5,723,323号;同第5,763,192号;同第5,814,476号;同第5,817,483号;同第5,824,514号;同第5,976,862号を参照されたい。代替的な方法は、ヒト抗体のレパートリーを作製することが可能な、トランスジェニック動物の免疫化(例えば、SCIDマウス、Nguyenら(1997)、Microbiol.Immunol.、41:901~907;Sandhuら(1996)、Crit.Rev.Biotechnol.、16:95~118;Erenら(1998)、Immunol.、93:154~161)であって、当技術分野において公知であり、かつ/又は本明細書において記載された、トランスジェニック動物の免疫化に依拠する。このような技法は、リボソームディスプレイ(Hanesら(1997)、Proc.Natl.Acad.Sci.USA、94:4937~4942;Hanesら(1998)、Proc.Natl.Acad.Sci.USA、95:14130~14135);単一細胞による抗体作製技術(例えば、選択リンパ球抗体法(「SLAM」)(米国特許第5,627,052号、Wenら(1987)J.Immunol.、17:887~892;Babcookら(1996)、Proc.Natl.Acad.Sci.USA、93:7843~7848);ゲル微小液滴及びフローサイトメトリー(Powellら(1990)、Biotechnol.、8:333-337;One Cell Systems(Cambridge、Mass.);Grayら(1995)、J.Imm.Meth.、182:155~163;Kennyら(1995)、Bio/Technol.、13:787~790);B細胞の選択(Steenbakkersら(1994)、Molec.Biol.Reports、19:125~134(1994))を含むがこれらに限定されない。
アフィニティー成熟抗体は、当技術分野において公知である、多数の手順のうちのいずれか1つにより作製されうる。例えば、Marksら、BioTechnology、10:779~783(1992)は、VHとVLとのドメインシャッフリングによるアフィニティー成熟について記載している。CDR残基及び/又はフレームワーク残基のランダム突然変異誘発については、Barbasら、Proc.Nat.Acad.Sci.USA、91:3809~3813(1994);Schierら、Gene、169:147~155(1995);Yeltonら、J.Immunol.、155:1994~2004(1995);Jacksonら、J.Immunol.、154(7):3310~3319(1995);Hawkinsら、J.Mol.Biol.、226:889~896(1992)により記載されている。選択的突然変異誘発位置及び活性増強アミノ酸残基を伴う接触位置又は超変異位置における選択的突然変異については、米国特許第6,914,128B1号において記載されている。
抗体の変異体はまた、抗体をコードするポリヌクレオチドを、トランスジェニック動物又はこのような抗体をそれらのミルク中に産生するヤギ、ウシ、ウマ、ヒツジなどのような哺乳動物をもたらすのに適する宿主へと送達することを使用しても調製されうる。これらの方法は、当技術分野において公知であり、例えば、米国特許第5,827,690号;同第5,849,992号;同第4,873,316号;同第5,849,992号;同第5,994,616号;同第5,565,362号及び同第5,304,489号において記載されている。
抗体の変異体はまた、このような抗体、指定された部分又は変異体を、植物の部分又はこれらから培養された細胞において産生する、トランスジェニック植物及び培養植物細胞(例えば、タバコ、トウモロコシ、及びウキクサであるがこれらに限定されない)をもたらすように、ポリヌクレオチドを送達することによっても調製されうる。例えば、Cramerら(1999)、Curr.Top.Microbiol.Immunol.、240:95~118及びこの文献において引用された参考文献は、例えば、誘導性プロモーターを使用する、大量の組換えタンパク質を発現するトランスジェニックのタバコ葉の産生について記載している。トランスジェニックトウモロコシは、他の組換え系において産生された、又は天然の供給源から精製された哺乳動物タンパク質と同等の生物学的活性を伴う哺乳動物タンパク質を、市販品生産のレベルにおいて発現させるのに使用されている。例えば、Hoodら、Adv.Exp.Med.Biol.(1999)、464:127~147及びこの文献において引用された参考文献を参照されたい。抗体の変異体はまた、単鎖抗体(scFv)のような抗体断片を含むトランスジェニック植物の種子であって、タバコの種子及びバレイショの塊茎を含む種子からも大量に作製されている。例えば、Conradら(1998)、Plant Mol.Biol.、38:101~109及びこの文献において引用された参考文献を参照されたい。したがって、抗体はまた、公知の方法に従いトランスジェニック植物を使用しても作製されうる。
抗体の誘導体は、例えば、外因性配列を付加して、免疫原性を修飾する、又は結合、アフィニティー、オン速度、オフ速度、アビディティー、特異性、半減期若しくは他の任意の適切な特徴を低減、増強若しくは修飾することにより作製されうる。一般に、可変領域及び定常領域の非ヒト配列を、ヒトアミノ酸又は他のアミノ酸により置換しながら、非ヒトCDR配列又はヒトCDR配列のうちの一部又は全部は維持される。
小型の抗体断片は、2つの抗原結合性部位を有するダイアボディーであって、断片が、同じポリペプチド鎖において、軽鎖可変ドメイン(VL)へと接続された重鎖可変ドメイン(VH)(VH-VL)を含む、ダイアボディーでありうる。例えば、EP404,097;WO93/1161及びHollingerら(1993)、Proc.Natl.Acad.Sci.USA、90:6444~6448を参照されたい。同じ鎖上の2つのドメイン間の対合を可能とするには短すぎるリンカーを使用することにより、ドメインは、別の鎖の相補性ドメインと対合し、2つの抗原結合性部位を創出するように強いられる。また、参照によりその全体において本明細書に組み込まれ、かつ、1つ以上のアミノ酸が、親抗体の超可変領域内へと挿入され、標的抗原に対する結合アフィニティーが、この抗原に対する親抗体の結合アフィニティーの少なくとも約2倍強い抗体変異体についても開示する、Chenらによる、米国特許第6,632,926号も参照されたい。
抗体は、直鎖状抗体でありうる。当技術分野において、直鎖状抗体を作るための手順が公知であり、Zapataら(1995)、Protein Eng.、8(10):1057~1062において記載されている。略述すると、これらの抗体は、抗原結合領域の対を形成する、タンデムのFdセグメント(VH-CH1-VH-CH1)の対を含む。直鎖状抗体は、二重特異性又は単一特異性でありうる。
抗体は、プロテインA精製、硫酸アンモニウム沈殿又はエタノール沈殿、酸抽出、アニオン交換クロマトグラフィー又はカチオン交換クロマトグラフィー、ホスホセルロースクロマトグラフィー、疎水性相互作用クロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラフィー、ヒドロキシアパタイトクロマトグラフィー及びレクチンクロマトグラフィーを含むがこれらに限定されない、公知の方法により、組換え細胞培養物から回収及び精製されうる。高速液体クロマトグラフィー(「HPLC」)もまた、精製のために使用されうる。
抗体を検出可能に標識することは、有用でありうる。抗体を、これらの薬剤へとコンジュゲートさせるための方法は、当技術分野において公知である。例示だけを目的として述べると、抗体は、放射性原子、発色団、フルオロフォアなどのような検出可能部分により標識されうる。このような標識抗体は、インビボにおける、又は単離された被験試料中の診断法のために使用されうる。このような標識抗体は、サイトカイン、リガンド、別の抗体へと連結されうる。抗腫瘍効果を達成するための、抗体へのカップリングに適する薬剤は、インターロイキン2(IL-2)及び腫瘍壊死因子(TNF)のようなサイトカイン;光力学療法における使用のための光増感剤であって、アルミニウム(III)フタロシアニンテトラスルホン酸、ヘマトポルフィリン及びフタロシアニンを含む光増感剤;ヨウ素131(131I)、イットリウム90(90Y)、ビスマス212(212Bi)、ビスマス213(213Bi)、テクネシウム99m(99mTc)、レニウム186(186Re)及びレニウム188(188Re)のような放射性核種;ドキソルビシン、アドリアマイシン、ダウノルビシン、メトトレキサート、ダウノマイシン、ネオカルチノスタチン及びカルボプラチンのような抗生剤;ジフテリア毒素、緑膿菌外毒素A、ブドウ球菌エンテロトキシンA、アブリンA毒素、リシンA(脱グリコシル化リシンA及び天然リシンA)、TGF-アルファ毒素、タイワンコブラに由来する細胞毒素(ナジャ・ナジャ・アトラ)及びゲロニン(植物毒素)のような、細菌毒素、植物毒素及び他の毒素;レストリクトシン(アスペルギルス・レストリクツスにより産生されたリボソーム不活化タンパク質)、サポリン(サポナリア・オフィキナリスに由来するリボソーム不活化タンパク質)及びRNアーゼのような、植物、細菌及び真菌に由来する、リボソーム不活化タンパク質;チロシンキナーゼ阻害剤;ly207702(二フッ素化プリンヌクレオシド);抗嚢胞剤を含有するリポソーム(例えば、アンチセンスオリゴヌクレオチド、毒素をコードするプラスミド、メトトレキサートなど)並びに他の抗体又はF(ab)のような抗体断片を含む。
ハイブリドーマ技術、選択リンパ球抗体法(SLAM)、トランスジェニック動物及び組換え抗体ライブラリーの使用を介する抗体の作製については、下記において、より詳細に記載される。
(1)ハイブリドーマ技術を使用する、抗UCH-L1モノクローナル抗体
モノクローナル抗体は、当技術分野において公知の、多種多様な技法であって、ハイブリドーマ、組換え及びファージディスプレイ技術又はこれらの組合せの使用を含む技法を使用して調製されうる。例えば、モノクローナル抗体は、当技術分野において公知であり、例えば、Harlowら、「Antibodies:A Laboratory Manual」、2版(Cold Spring Harbor Laboratory Press、Cold Spring Harbor、1988);Hammerlingら、「Monoclonal Antibodies and T-Cell Hybridomas」(Elsevier、N.Y.、1981)において教示されているハイブリドーマ法を含むハイブリドーマ法を使用して作製されうる。また、本明細書において使用された「モノクローナル抗体」という用語は、ハイブリドーマ技術を介して作製された抗体に限定されないことも留意される。「モノクローナル抗体」という用語は、任意の真核生物クローン、原核生物クローン又はファージクローンを含む単一クローンに由来する抗体を指し、それが作製された方法を指すものではない。
本方法により作製されるモノクローナル抗体並びに抗体を作出する方法は、本発明の抗体を分泌するハイブリドーマ細胞を培養するステップを含みうるが、この場合、ハイブリドーマは、UCH-L1により免疫化された動物、例えば、ラット又はマウスから単離された脾臓細胞を、骨髄腫細胞と融合させ、次いで、融合体から生じるハイブリドーマを、本発明のポリペプチドに結合することが可能な抗体を分泌するハイブリドーマクローンについてスクリーニングすることにより作出されることが好ましい。略述すると、ラットは、UCH-L1抗原により免疫化されうる。好ましい実施形態において、UCH-L1抗原は、免疫応答を刺激するように、アジュバントと共に投与される。このようなアジュバントは、フロイント完全アジュバント又はフロイント不完全アジュバント、RIBI(ムラミルジペプチド)又はISCOM(免疫刺激性複合体)を含む。このようなアジュバントは、ポリペプチドを、局所的な沈着物内に封入することにより、急速な分散から保護しうる、又はこのようなアジュバントは、マクロファージ及び免疫系の他の構成要素に対して走化性である因子を分泌するように、宿主を刺激する物質を含有しうる。ポリペプチドが投与される場合、免疫化スケジュールは、何週間かにわたる、2回以上のポリペプチドの投与を伴うことが好ましいが、ポリペプチドの単回投与もまた、使用されうる。
UCH-L1抗原による動物の免疫化の後、抗体及び/又は抗体産生細胞が、動物から得られうる。抗UCH-L1抗体含有血清は、動物から採血する、又は動物を屠殺することにより、動物から得られる。血清は、動物から得られたままに使用されてもよく、免疫グロブリン画分が血清から得られてもよく、又は抗UCH-L1抗体が血清から精製されてもよい。このようにして得られた血清又は免疫グロブリンは、ポリクローナルであるので、一連の異種特性を有する。
免疫応答が検出されたら、例えば、ラット血清中において、抗原であるUCH-L1に特異的な抗体が検出されたら、ラット脾臓が摘出され、脾臓細胞が単離される。次いで、脾臓細胞が、周知の技法により、任意の適切な骨髄腫細胞、例えば、American Type Culture Collection(ATCC、Manassas、Va.、US)から市販されている細胞株である、SP20に由来する細胞へと融合させられる。ハイブリドーマが選択され、限界希釈によりクローニングされる。次いで、ハイブリドーマクローンが、当技術分野において公知の方法により、UCH-L1に結合することが可能な抗体を分泌する細胞についてアッセイされる。ラットを、陽性のハイブリドーマクローンにより免疫化することにより、一般に、高レベルの抗体を含有する腹水が作出されうる。
別の実施形態において、抗体を産生する免疫化ハイブリドーマが、免疫化された動物から調製されうる。免疫化の後、動物は、屠殺され、当技術分野において周知の通り、脾臓B細胞は、免疫化された骨髄腫細胞へと融合される。例えば、Harlow及びLane、前出を参照されたい。好ましい実施形態において、骨髄腫細胞は、免疫グロブリンポリペプチドを分泌しない(非分泌性細胞株)。融合及び抗生剤による選択の後、ハイブリドーマは、UCH-L1若しくはこの部分又はUCH-L1を発現する細胞を使用してスクリーニングされる。好ましい実施形態において、初期スクリーニングは、酵素免疫測定アッセイ(ELISA)又はラジオイムノアッセイ(RIA)、好ましくはELISAを使用して実施される。ELISAスクリーニングの例は、PCT公開第00/37504号において提示されている。
抗UCH-L1抗体を産生するハイブリドーマは、ロバストなハイブリドーマの増殖、高度な抗体の産生、及び所望の抗体特徴を含む、所望の特徴について選択され、クローニングされ、さらにスクリーニングされる。ハイブリドーマは、インビボの同系動物、免疫系を欠く動物、例えば、ヌードマウスにおいて、又はインビトロの細胞培養物中において培養され、拡大されうる。ハイブリドーマを選択し、クローニングし、拡大する方法は、当業者に周知である。
好ましい実施形態において、ハイブリドーマは、ラットハイブリドーマである。別の実施形態において、ハイブリドーマは、マウス、ヒツジ、ブタ、ヤギ、ウシ又はウマのような、ヒト以外でラット以外の種において作製される。さらに別の好ましい実施形態において、ハイブリドーマは、ヒト非分泌性骨髄腫が、抗UCH-L1抗体を発現するヒト細胞と融合させられた、ヒトハイブリドーマである。
特異的エピトープを認識する抗体断片は、公知の技法により作出されうる。例えば、本発明のFab断片及びF(ab’)断片は、パパイン(2つの同一なFab断片をもたらす)又はペプシン(F(ab’)断片をもたらす)のような酵素を使用する、免疫グロブリン分子のタンパク質分解性切断により作製されうる。IgG分子のF(ab’)断片は、大型の(「親」)IgG分子の、2つの抗原結合性部位であって、親IgG分子の、両方の軽鎖(軽鎖可変領域及び定常領域を含有する)、重鎖のCH1ドメイン及びジスルフィド形成ヒンジ領域を含む、抗原結合性部位を保持する。したがって、F(ab’)断片は、親IgG分子と同様に、抗原分子を架橋することが可能である。
(2)SLAMを使用する、抗UCH-L1モノクローナル抗体
本発明の別の態様において、組換え抗体は、米国特許第5,627,052号;PCT公開第92/02551号及びBabcookら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA、93:7843~7848(1996)において記載されている通り、当技術分野において、選択リンパ球抗体法(SLAM)と称される手順を使用して、単一の単離リンパ球から作出される。この方法において、ビオチンのようなリンカーを使用して、抗原であるUCH-L1、UCH-L1のサブユニット又はこの断片が、ヒツジ赤血球へとカップリングされ、UCH-L1に対する特異性を伴う抗体を分泌する単一細胞を同定するのに使用される、抗原特異的溶血プラークアッセイを使用して、目的の抗体を分泌する、単一の細胞、例えば、免疫化された動物のうちのいずれか1つに由来するリンパ球がスクリーニングされる。目的の抗体分泌細胞を同定した後、重鎖可変領域及び軽鎖可変領域のcDNAが、逆転写酵素PCR(RT-PCR)により、細胞からレスキューされ、次いで、これらの可変領域を、COS細胞又はCHO細胞のような、哺乳動物宿主細胞内の、適切な免疫グロブリン定常領域(例えば、ヒト定常領域)の文脈において発現させる。次いで、インビボにおいて選択されたリンパ球に由来する、増幅された免疫グロブリン配列をトランスフェクトされた宿主細胞は、例えば、UCH-L1に対する抗体を発現する細胞を単離するように、トランスフェクト細胞をパニングすることにより、インビトロにおいて、さらなる解析及び選択を経る場合がある。増幅された免疫グロブリン配列は、インビトロアフィニティー成熟法によるように、インビトロにおいて、さらに操作されうる。例えば、PCT公開第97/29131号及びPCT公開第00/56772号を参照されたい。
(3)トランスジェニック動物を使用する、抗UCH-L1モノクローナル抗体
本発明の別の実施形態において、抗体は、ヒト免疫グロブリン遺伝子座の一部又は全部を含む非ヒト動物を、UCH-L1抗原により免疫化することにより作製される。ある実施形態において、非ヒト動物は、ヒト免疫グロブリン遺伝子座の大型断片を含み、マウス抗体の作製が欠損する操作マウス株である、XENOMOUSE(登録商標)トランスジェニックマウスである。例えば、Greenら、Nature Genetics、7:13~21(1994)並びに米国特許第5,916,771号;同第5,939,598号;同第5,985,615号;同第5,998,209号;同第6,075,181号;同第6,091,001号;同第6,114,598号及び同第6,130,364号を参照されたい。また、PCT公開第91/10741号;PCT公開第94/02602号;PCT公開第96/34096号;PCT公開第96/33735号;PCT公開第98/16654号;PCT公開第98/24893号;PCT公開第98/50433号;PCT公開第99/45031号;PCT公開第99/53049号;PCT公開第00/09560号及びPCT公開第00/37504号も参照されたい。XENOMOUSE(登録商標)トランスジェニックマウスは、完全ヒト抗体の成人様ヒトレパートリーを産生し、抗原特異的ヒトモノクローナル抗体を発生させる。XENOMOUSE(登録商標)トランスジェニックマウスは、ヒト重鎖遺伝子座及びx軽鎖遺伝子座の、メガ塩基サイズの、生殖細胞系列構成のYAC断片を導入することにより、ヒト抗体レパートリーのうちの約80%を含有する。その開示が参照により組み込まれた、Mendezら、Nature Genetics、15:146~156(1997);Green及びJakobovits、J.Exp.Med.、188:483~495(1998)を参照されたい。
(4)組換え抗体ライブラリーを使用する、抗UCH-L1モノクローナル抗体
インビトロ法もまた、本発明の抗体を作るのに使用できる場合があり、この場合、所望のUCH-L1結合特異性を有する抗体を同定するのに、抗体ライブラリーがスクリーニングされる。組換え抗体ライブラリーの、このようなスクリーニングのための方法は、当技術分野において周知であり、例えば、それらの各々の内容が、参照により本明細書に組み込まれた、米国特許第5,223,409号(Ladnerら);PCT公開第92/18619号(Kangら);PCT公開第91/17271号(Dowerら);PCT公開第92/20791号(Winterら);PCT公開第92/15679号(Marklandら);PCT公開第93/01288号(Breitlingら);PCT公開第92/01047号(McCaffertyら);PCT公開第92/09690号(Garrardら);Fuchsら、Bio/Technology、9:1369~1372(1991);Hayら、Hum.Antibod.Hybrodomas、3:81~85(1992);Huseら、Science、246:1275~1281(1989);McCaffertyら、Nature、348:552~554(1990);Griffithsら、EMBOJ.、12:725~734(1993);Hawkinsら、J.Mol.Biol.、226:889~896(1992);Clacksonら、Nature、352:624~628(1991);Gramら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA、89:3576~3580(1992);Garrardら、Bio/Technology、9:1373~1377(1991);Hoogenboomら、Nucl.Acids Res.、19:4133~4137(1991);Barbasら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA、88:7978~7982(1991);米国特許出願公開第2003/0186374号及びPCT公開第97/29131号、において記載されている方法を含む。
組換え抗体ライブラリーは、UCH-L1又はUCH-L1の部分により免疫化された対象に由来しうる。代替的に、組換え抗体ライブラリーは、ヒトUCH-L1により免疫化されていないヒト対象に由来する、ヒト抗体ライブラリーのように、ナイーブ対象、すなわち、UCH-L1により免疫化されていない対象に由来しうる。本発明の抗体は、ヒトUCH-L1を含むペプチドを伴う組換え抗体ライブラリーをスクリーニングして、これにより、UCH-L1を認識する抗体を選択することにより選択される。このようなスクリーニング及び選択を行うための方法は、前出の段落内の参考文献において記載されている方法のように、当技術分野において周知である。UCH-L1に対して、特定の結合アフィニティーを有する、本発明の抗体であって、ヒトUCH-L1から、特定のKoff速度定数により解離する抗体のような抗体を選択するために、所望のKoff速度定数を有する抗体を選択するように、当技術分野において公知の表面プラズモン共鳴法が使用されうる。hUCH-L1に対する、特定の中和活性を有する本発明の抗体であって、特定のIC50を伴う抗体のような抗体を選択するために、UCH-L1活性の阻害を評価するための、当技術分野において公知の標準的方法が使用されうる。
一態様において、本発明は、ヒトUCH-L1に結合する、単離抗体又はこの抗原結合性部分に関する。任意選択的に、抗体は、中和抗体である。多様な実施形態において、抗体は、組換え抗体又はモノクローナル抗体である。
例えば、抗体はまた、当技術分野において公知である、多様なファージディスプレイ法を使用しても作出されうる。ファージディスプレイ法において、機能的な抗体ドメインは、それらをコードするポリヌクレオチド配列を保有するファージ粒子の表面に提示される。このようなファージは、レパートリー又はコンビナトリアル抗体ライブラリー(例えば、ヒト又はマウスの)から発現させた抗原結合性ドメインを提示するのに用いられうる。目的の抗原に結合する抗原結合性ドメインを発現するファージは、抗原により、例えば、標識抗原又は固体表面若しくはビーズに結合された、若しくはこれらへと捕捉された抗原を使用して選択又は同定されうる。これらの方法において使用されたファージは典型的に、ファージから発現させたfd結合性ドメイン及びM13結合性ドメインを、組換えにより、ファージ遺伝子IIIタンパク質又はファージ遺伝子VIIIタンパク質へと融合させた、Fab抗体ドメイン、Fv抗体ドメイン又はジスルフィド安定化Fv抗体ドメインと共に含む、繊維状ファージである。抗体を作るのに使用されうるファージディスプレイ法の例は、Brinkmannら、J.Immunol.Methods、182:41~50(1995);Amesら、J.Immunol.Methods、184:177~186(1995);Kettleboroughら、Eur.J.Immunol.、24:952~958(1994);Persicら、Gene、187:9~18(1997);Burtonら、Advances in Immunology、57:191~280(1994);PCT公開第92/01047号;PCT公開第90/02809号;PCT公開第91/10737号;PCT公開第92/01047号;PCT公開第92/18619号;PCT公開第93/11236号;PCT公開第95/15982号;PCT公開第95/20401号及び米国特許第5,698,426号;同第5,223,409号;同第5,403,484号;同第5,580,717号;同第5,427,908号;同第5,750,753号;同第5,821,047号;同第5,571,698号;同第5,427,908号;同第5,516,637号;同第5,780,225号;同第5,658,727号;同第5,733,743号及び同第5,969,108号において開示されているファージディスプレイ法を含む。
上記の参考文献において記載された通り、ファージ選択の後、ファージに由来する抗体のコード領域は、単離され、ヒト抗体を含む全抗体又は他の任意の所望の抗原結合性断片を作出するのに使用され、例えば、下記において詳細に記載される通り、哺乳動物細胞、昆虫細胞、植物細胞、酵母及び細菌を含む、任意の所望の宿主内において発現させうる。PCT公開第92/22324号;Mullinaxら、BioTechniques、12(6):864~869(1992);Sawaiら、Am.J.Reprod.Immunol.、34:26~34(1995)及びBetterら、Science、240:1041~1043(1988)において開示されている方法のような、当技術分野において公知の方法を使用して、例えば、Fab断片、Fab’断片及びF(ab’)断片を組換えにより作製する技法もまた利用されうる。単鎖Fv抗体を作製するのに使用されうる技法の例は、米国特許第4,946,778号及び同第5,258,498号;Hustonら、Methods in Enzymology、203:46~88(1991);Shuら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA、90:7995~7999(1993)及びSkerraら、Science、240:1038~1041(1988)において記載されている技法を含む。
ファージディスプレイによる組換え抗体ライブラリーのスクリーニングに対する代替法である、大型のコンビナトリアルライブラリーをスクリーニングするための、当技術分野において公知である、他の方法も、本発明の抗体の同定へと適用されうる。代替的発現系の1つの種類は、組換え抗体ライブラリーをRNA-タンパク質融合体として発現させた発現系であって、PCT公開第98/31700号(Szostak及びRoberts)並びにRoberts及びSzostak、Proc.Natl.Acad.Sci.USA、94:12297~12302(1997)において記載されている発現系である。3’末端において、ペプチジルアクセプター抗生剤であるピューロマイシンを保有する、合成mRNAのインビトロ翻訳により、この系の、mRNAと、mRNAがコードする、ペプチド又はタンパク質との間において、共有結合的融合が創出される。したがって、特異的mRNAは、抗体又はこの部分の、二重特異性抗原への結合のような、コードされたペプチド又はタンパク質、例えば、抗体又はこの部分の特性に基づき、mRNAの複合体混合物(例えば、コンビナトリアルライブラリー)から濃縮されうる。このようなライブラリーのスクリーニングから回収された、抗体又はこの部分をコードする核酸配列は、上記において記載された(例えば、哺乳動物の宿主細胞内の)組換え手段により発現され、さらに、突然変異が、当初選択された配列へと導入された、mRNA-ペプチド融合体のスクリーニングのさらなるラウンドにより、又は上記において記載された、インビトロにおける、組換え抗体のアフィニティー成熟のための他の方法により、さらなるアフィニティー成熟にかけられうる。この方法論の好ましい例は、PROfusionディスプレイ技術である。
別の手法において、抗体はまた、当技術分野において公知の酵母ディスプレイ法を使用しても作出されうる。酵母ディスプレイ法において、抗体ドメインを、酵母細胞壁へとテザリングし、それらを、酵母の表面上に提示するのに、遺伝子法が使用される。特に、このような酵母は、レパートリー又はコンビナトリアル抗体ライブラリー(例えば、ヒト又はマウスの)から発現させた抗原結合性ドメインを提示するのに用いられうる。抗体を作るのに使用されうる、酵母ディスプレイ法の例は、参照により本明細書に組み込まれた、米国特許第6,699,658号(Wittrupら)において開示された酵母ディスプレイ法を含む。
d.組換えUCH-L1抗体の作製
抗体は、当技術分野において公知である、多数の技法のうちのいずれかにより作製されうる。例えば、重鎖及び軽鎖をコードする発現ベクターが標準的技法により宿主細胞へとトランスフェクトされた、宿主細胞からの発現である。「トランスフェクション」という用語の多様な形態は、外因性DNAの、原核宿主細胞又は真核宿主細胞への導入のために一般に使用されている、多種多様な技法、例えば、電気穿孔、リン酸カルシウム沈殿、DEAE-デキストラントランスフェクションなどを包含することが意図される。本発明の抗体を、原核宿主細胞又は真核宿主細胞において発現させることが可能であるが、そのような真核細胞(そして、特に、哺乳動物の細胞)は、原核細胞より、アセンブルし、適正にフォールディングさせられ、免疫学的に活性である抗体を分泌する可能性が高いため、抗体の、真核細胞内の発現が好ましく、哺乳動物宿主細胞内の発現が最も好ましい。
本発明の組換え抗体を発現させるための、例示的な哺乳動物宿主細胞は、例えば、Kaufman及びSharp、J.Mol.Biol.、159:601~621(1982)において記載されているようにDHFR選択用マーカーと共に使用されるチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞(Urlaub及びChasin、Proc.Natl.Acad.Sci.USA、77:4216~4220(1980))において記載されている、dhfr-CHO細胞を含む)、NS0骨髄腫細胞、COS細胞及びSP2細胞を含む。抗体遺伝子をコードする組換え発現ベクターが、哺乳動物宿主細胞へと導入される場合、抗体は、宿主細胞内の抗体の発現又は、より好ましくは、宿主細胞が増殖される培養培地への抗体の分泌を可能とするのに十分な時間にわたり、宿主細胞を培養することにより作製される。抗体は、標準的なタンパク質精製法を使用して、培養培地から回収されうる。
宿主細胞はまた、Fab断片又はscFv分子のような、機能的抗体断片を作製するのにも使用されうる。上記の手順に対する変動は、実施されうることが理解される。例えば、宿主細胞に、本発明の抗体の軽鎖及び/又は重鎖の機能的断片をコードするDNAをトランスフェクトすることが所望されうる。組換えDNA技術はまた、目的の抗原への結合に必要でない軽鎖及び重鎖の一方又は両方をコードするDNAの一部又は全部を除去するのにも使用されうる。また、このような切断型DNA分子から発現させた分子も、本発明の抗体に包含される。加えて、1つの重鎖及び1つの軽鎖が、本発明の抗体(すなわち、ヒトUCH-L1に結合する抗体)であり、他の重鎖及び軽鎖が、ヒトUCH-L1以外の抗原に特異的である、二官能性抗体も、本発明の抗体を、標準的な化学的架橋法を介して、第2の抗体へと架橋することにより作製されうる。二官能性抗体はまた、二官能性抗体をコードするように操作された核酸を発現させることによっても作製されうる。
本発明の抗体又はこの抗原結合性部分を組換え発現させるための好ましい系において、抗体重鎖及び抗体軽鎖の両方をコードする組換え発現ベクターが、リン酸カルシウム媒介型トランスフェクションにより、dhfr-CHO細胞へと導入される。組換え発現ベクター内において、高レベルの遺伝子の転写を駆動するように、抗体重鎖遺伝子及び抗体軽鎖遺伝子の各々が、CMVエンハンサー/AdMLPプロモーター調節エレメントへと作動的に連結される。組換え発現ベクターはまた、メトトレキサートによる選択/増幅を使用するベクターをトランスフェクトされたCHO細胞の選択を可能とするDHFR遺伝子も保有する。抗体の重鎖及び軽鎖の発現を可能とし、無傷抗体が培養培地から回収されるように、選択された形質転換体の宿主細胞が培養される。組換え発現ベクターを調製し、宿主細胞にトランスフェクトし、形質転換体について選択し、宿主細胞を培養し、抗体を培養培地から回収するのに、標準的な分子生物学法が使用される。なお、さらに、本発明は、本発明の組換え抗体が合成されるまで、本発明の宿主細胞を、適切な培養培地中において培養することにより、本発明の組換え抗体を合成する方法を提供する。方法は、組換え抗体を、培養培地から単離するステップをさらに含みうる。
(1)ヒト化抗体
ヒト化抗体は、目的の抗原に免疫特異的に結合し、ヒト抗体のアミノ酸配列を実質的に有するフレームワーク(FR)領域及び非ヒト抗体のアミノ酸配列を実質的に有する相補性決定領域(CDR)を含む、抗体又はこの変異体、誘導体、類似体若しくは部分でありうる。ヒト化抗体は、所望の抗原に結合する非ヒト種抗体であって、非ヒト種に由来する、1つ以上の相補性決定領域(CDR)及びヒト免疫グロブリン分子に由来するフレームワーク領域を有する非ヒト種抗体に由来しうる。
本明細書において使用された、CDRの文脈における「実質的に」という用語は、非ヒト抗体CDRのアミノ酸配列と、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%又は少なくとも99%同一なアミノ酸配列を有するCDRを指す。ヒト化抗体は、少なくとも1つであるが、典型的に2つの可変ドメイン(Fab、Fab’、F(ab’)、FabC、Fv)であって、CDR領域の全て又は実質的に全てが、非ヒト免疫グロブリン(すなわち、ドナー抗体)のCDR領域に対応し、フレームワーク領域の全て又は実質的に全てが、ヒト免疫グロブリンコンセンサス配列のフレームワーク領域である可変ドメインの実質的に全てを含む。一態様に従い、ヒト化抗体はまた、免疫グロブリン定常領域(Fc)、典型的に、ヒト免疫グロブリンのFc領域の少なくとも一部も含む。一部の実施形態において、ヒト化抗体は、軽鎖、及び重鎖の少なくとも可変ドメインの両方を含有する。抗体はまた、重鎖の、CH1領域、ヒンジ領域、CH2領域、CH3領域及びCH4領域も含みうる。一部の実施形態において、ヒト化抗体は、ヒト化軽鎖だけを含有する。一部の実施形態において、ヒト化抗体は、ヒト化重鎖だけを含有する。具体的な実施形態において、ヒト化抗体は、軽鎖及び/又は重鎖のヒト化可変ドメインだけを含有する。
ヒト化抗体は、IgM、IgG、IgD、IgA、及びIgEを含む、免疫グロブリンの任意のクラス、並びに、限定なしに述べると、IgG1、IgG2、IgG3、及びIgG4を含む、任意のアイソタイプから選択されうる。ヒト化抗体は、1つを超えるクラス又はアイソタイプに由来する配列を含むことが可能であり、特定の定常ドメインは、当技術分野において周知の技法を使用して、所望のエフェクター機能を最適化するように選択されうる。
ヒト化抗体のフレームワーク領域及びCDRは、親配列に正確に対応する必要がない、例えば、ドナー抗体CDR又はコンセンサスフレームワークは、この部位におけるCDR残基又はフレームワーク残基が、ドナー抗体又はコンセンサスフレームワークに対応しないように、少なくとも1つのアミノ酸残基の置換、挿入及び/又は欠失により突然変異誘発されうる。しかし、一実施形態において、このような突然変異は、広範にわたる突然変異ではない。通例、ヒト化抗体残基のうちの、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%又は少なくとも99%は、親のFR配列及びCDR配列の残基に対応する。本明細書において使用された「コンセンサスフレームワーク」という用語は、コンセンサスの免疫グロブリン配列内のフレームワーク領域を指す。本明細書において使用された「コンセンサスの免疫グロブリン配列」という用語は、類縁の免疫グロブリン配列のファミリーにおいて、最も高頻度で発生するアミノ酸(又はヌクレオチド)から形成された配列(例えば、Winnaker、「From Genes to Clones」(Verlagsgesellschaft、Weinheim、Germany、1987)を参照されたい)を指す。免疫グロブリンのファミリーにおいて、コンセンサス配列内の各位置は、ファミリー内のこの位置において、最も高頻度で発生するアミノ酸により占有されている。2つのアミノ酸が、同等に高頻度で発生する場合、いずれもが、コンセンサス配列内に含まれうる。
ヒト化抗体は、ヒトレシピエントにおける、これらの部分の治療適用の持続時間及び有効性を制限する、抗ヒト齧歯動物抗体に対する、望ましくない免疫応答を最小化するようにデザインされうる。ヒト化抗体は、非ヒトである供給源から、それへと導入された、1つ以上のアミノ酸残基を有しうる。これらの非ヒト残基は、典型的に、可変ドメインから採取される、「インポート」残基と称されることが多い。ヒト化は、超可変領域配列を、ヒト抗体の対応する配列で置換することにより実施されうる。したがって、このような「ヒト化」抗体は、実質的に無傷に満たないヒト可変ドメインが、非ヒト種に由来する、対応する配列により置換されたキメラ抗体である。例えば、その内容が、参照により本明細書に組み込まれた、米国特許第4,816,567号を参照されたい。ヒト化抗体は、一部の超可変領域残基と、おそらく、一部のFR残基とが、齧歯動物抗体内の相似部位に由来する残基により置換されたヒト抗体でありうる。本発明の抗体のヒト化又は操作は、米国特許第5,723,323号;同第5,976,862号;同第5,824,514号;同第5,817,483号;同第5,814,476号;同第5,763,192号;同第5,723,323号;同第5,766,886号;同第5,714,352号;同第6,204,023号;同第6,180,370号;同第5,693,762号;同第5,530,101号;同第5,585,089号;同第5,225,539号及び同第4,816,567号において記載されている方法のようであるがこれらに限定されない、任意の公知の方法を使用して実施されうる。
ヒト化抗体は、UCH-L1に対する高アフィニティー及び他の好適な生物学的特性を保持しうる。ヒト化抗体は、親配列及びヒト化配列についての三次元モデルを使用して、親配列及び多様な概念的ヒト化産物を解析する工程により調製されうる。三次元免疫グロブリンモデルは、一般に利用可能である。選択された候補免疫グロブリン配列の、可能な三次元コンフォメーション構造を例示及び提示するコンピュータプログラムが利用可能である。これらの表示の検討は、残基の、候補免疫グロブリン配列の機能における鍵となる役割についての解析、すなわち、候補免疫グロブリンがその抗原に結合する能力に影響を及ぼす残基についての解析を可能とする。このようにして、UCH-L1に対するアフィニティーの上昇のような、所望の抗体特徴が達成されるように、FR残基が、レシピエント及びインポート配列から選択され、組み合わされうる。一般に、超可変領域残基は、直接、かつ、最も実質的に、抗原結合への影響に関与しうる。
ヒト化に対する代替法として、ヒト抗体(本明細書において、「完全ヒト抗体」ともまた言及された)が作出されうる。例えば、PROfusion及び/又は酵母関連技術を介して、ヒト抗体を、ライブラリーから単離することが可能である。また、トランスジェニック動物(例えば、免疫化すると、内因性の免疫グロブリン産生の非存在下において、ヒト抗体の完全レパートリーを作製することが可能なマウス)を作製することも可能である。例えば、キメラマウス及び生殖細胞系列突然変異体マウスにおける、抗体重鎖接合領域(J)遺伝子のホモ接合性の欠失は、内因性抗体産生の完全な阻害を結果としてもたらす。ヒト生殖細胞系列免疫グロブリン遺伝子アレイの、このような生殖細胞系列突然変異体マウスへの移入は、抗原投与時における、ヒト抗体の産生を結果としてもたらす。ヒト化抗体又は完全ヒト抗体は、それらの各々の内容が、参照により本明細書に組み込まれた、米国特許第5,770,429号;同第5,833,985号;同第5,837,243号;同第5,922,845号;同第6,017,517号;同第6,096,311号;同第6,111,166号;同第6,270,765号;同第6,303,755号;同第6,365,116号;同第6,410,690号;同第6,682,928号及び同第6,984,720号において記載されている方法に従い調製されうる。
e.抗UCH-L1抗体
抗UCH-L1抗体は、上記において記載された技法を使用して、並びに、当技術分野において公知である、規定の技法を使用して作出されうる。一部の実施形態において、抗UCH-L1抗体は、United State Biological(型番:031320)、Cell Signaling Technology(型番:3524)、Sigma-Aldrich(型番:HPA005993)、Santa Cruz Biotechnology,Inc.(型番:sc-58593又はsc-58594)、R&D Systems(型番:MAB6007)、Novus Biologicals(型番:NB600-1160)、Biorbyt(型番:orb33715)、Enzo Life Sciences,Inc.(型番:ADI-905-520-1)、Bio-Rad(型番:VMA00004)、BioVision(型番:6130-50)、Abcam(型番:ab75275又はab104938)、Invitrogen Antibodies(型番:480012)、ThermoFisher Scientific(型番:MA1-46079、MA5-17235、MA1-90008 、又はMA1-83428)、EMD Millipore(型番:MABN48)、又はSino Biological Inc.(型番:50690-R011)から市販されているUCH-L1抗体のような非コンジュゲートUCH-L1抗体でありうる。抗UCH-L1抗体は、BioVision(型番:6960-25)又はAviva Systems Biology(型番:OAAF01904-FITC)から市販されている、コンジュゲートUCH-L1抗体のように、フルオロフォアへとコンジュゲートされうる。
11.方法の変化形
試料中に存在する目的の解析物(UCH-L1)の存在又は量を決定する、開示された方法は、上記において記載された通りでありうる。方法はまた、解析物を解析するための他の方法を念頭に置いて、適合させられる場合もある。周知の変化形の例は、酵素による検出(酵素イムノアッセイ(EIA)又は酵素免疫測定アッセイ(ELISA))を含む、サンドイッチイムノアッセイ(例えば、モノクローナル-ポリクローナルサンドイッチイムノアッセイ)、競合阻害イムノアッセイ(例えば、フォワード競合阻害イムノアッセイ及びリバース競合阻害イムノアッセイ)、酵素多重化イムノアッセイ法(EMIT)、競合結合アッセイのようなイムノアッセイ、生物発光エネルギー移動(BRET)、ワンステップ抗体検出アッセイ、同種アッセイ、異種アッセイ、キャプチャーオンザフライアッセイなどを含むがこれらに限定されない。
a.イムノアッセイ
目的の解析物及び/又はペプチド若しくはこれらの断片(例えば、UCH-L1及び/又はペプチド若しくはこれらの断片、すなわち、UCH-L1断片)は、UCH-L1抗体を、イムノアッセイにおいて使用して解析されうる。解析物(例えば、UCH-L1)の存在又は量は、抗体を使用し、解析物(例えば、UCH-L1)への特異的結合を検出して決定されうる。例えば、抗体又はこの抗体断片は、解析物(例えば、UCH-L1)に特異的に結合しうる。所望の場合、抗体のうちの1つ以上は、1つ以上の、市販のモノクローナル/ポリクローナル抗体と組み合わせて使用されうる。このような抗体は、R&D Systems,Inc.(Minneapolis、MN)及びEnzo Life Sciences International,Inc.(Plymouth Meeting、PA)のような企業から市販されている。
体内試料中に存在する、解析物(例えば、UCH-L1)の存在又は量は、サンドイッチイムノアッセイ(例えば、放射性同位元素の検出(ラジオイムノアッセイ(RIA))及び酵素による検出(酵素イムノアッセイ(EIA)又は酵素免疫測定アッセイ(ELISA)(例えば、Quantikine ELISA Assay、R&D Systems、Minneapolis、MN)を含む、モノクローナル-モノクローナルサンドイッチイムノアッセイ、モノクローナル-ポリクローナルサンドイッチイムノアッセイ)のようなイムノアッセイを使用して、たやすく決定されうる。使用されうるポイントオブケアデバイスの例は、i-STAT(登録商標)(Abbott、Laboratories、Abbott Park、IL)である。使用されうる、他の方法は、化学発光マイクロ粒子イムノアッセイ、特に、例として述べると、ARCHITECT(登録商標)自動式解析器(Abbott Laboratories、Abbott Park、IL)を利用する化学発光マイクロ粒子イムノアッセイを含む。他の方法は、例えば、質量分析及び解析物(例えば、UCH-L1)に対する抗解析物(例えば、抗UCH-L1)抗体(モノクローナル、ポリクローナル、キメラ、ヒト化、ヒトなど)又はこれらの抗体断片を使用する、免疫組織化学(例えば、組織生検に由来する切片を伴う)を含む。他の検出法は、例えば、それらの各々が、参照によりその全体において本明細書に組み込まれた、米国特許第6,143,576号;同第6,113,855号;同第6,019,944号;同第5,985,579号;同第5,947,124号;同第5,939,272号;同第5,922,615号;同第5,885,527号;同第5,851,776号;同第5,824,799号;同第5,679,526号;同第5,525,524号及び同第5,480,792号において記載されている検出法を含む。抗体の、解析物(例えば、UCH-L1)への特異的免疫的結合は、抗体へと接合された、蛍光タグ又は発光タグ、金属及び放射性核種のような直接的標識を介して、又はアルカリホスファターゼ又は西洋ワサビペルオキシダーゼのような間接的標識を介して検出されうる。
固定化された抗体又はこの断片の使用は、イムノアッセイへと組み込まれうる。抗体は、磁性粒子又はクロマトグラフィーマトリックス粒子、アッセイプレート(マイクロ滴定プレートのような)の表面、固体基質材料の小片などのような、様々な支持体へと固定化されうる。アッセイストリップは、固体支持体上のアレイ内の抗体又は複数の抗体をコーティングすることにより調製されうる。次いで、このストリップは、被験試料へと浸漬させられ、有色スポットのような、測定可能なシグナルを発生させるように、洗浄及び検出ステップを介して、速やかに処理されうる。
同種フォーマットが使用されうる。例えば、被験試料が、対象から得られた後に、混合物が調製されうる。混合物は、解析物(例えば、UCH-L1)について評価される被験試料、第1の特異的結合パートナー及び第2の特異的結合パートナーを含有する。混合物を形成するのに、被験試料、第1の特異的結合パートナー及び第2の特異的結合パートナーが添加される順序は、それほど重要ではない。被験試料は、第1の特異的結合パートナー及び第2の特異的結合パートナーと同時に接触される。一部の実施形態において、第1の特異的結合パートナーと、被験試料中に含有された、任意のUCH-L1とは、第1の特異的結合パートナー-解析物(例えば、UCH-L1)抗原複合体を形成することが可能であり、第2の特異的結合パートナーは、第1の特異的結合パートナー-目的の解析物(例えば、UCH-L1)-第2の特異的結合パートナー複合体を形成しうる。一部の実施形態において、第2の特異的結合パートナーと、被験試料中に含有された、任意のUCH-L1とは、第2の特異的結合パートナー-解析物(例えば、UCH-L1)抗原複合体を形成することが可能であり、第1の特異的結合パートナーは、第1の特異的結合パートナー-目的の解析物(例えば、UCH-L1)-第2の特異的結合パートナー複合体を形成しうる。第1の特異的結合パートナーは、抗解析物抗体(例えば、配列番号1の、少なくとも3連続アミノ酸を含むアミノ酸配列を有するエピトープに結合する抗UCH-L1抗体)でありうる。第2の特異的結合パートナーは、抗解析物抗体(例えば、配列番号1の、少なくとも3連続アミノ酸を含むアミノ酸配列を有するエピトープに結合する抗UCH-L1抗体)でありうる。さらに、第2の特異的結合パートナーは、上記において記載された、検出可能な標識により標識されるか、又はこれを含有する。
異種フォーマットが使用されうる。例えば、被験試料が、対象から得られた後に、第1の混合物が調製されうる。混合物は、解析物(例えば、UCH-L1)について評価される被験試料及び第1の特異的結合パートナーを含有し、この場合、第1の特異的結合パートナーと、被験試料中に含有された、任意のUCH-L1とは、第1の特異的結合パートナー-解析物(例えば、UCH-L1)抗原複合体を形成する。第1の特異的結合パートナーは、抗解析物抗体(例えば、配列番号1の、少なくとも3連続アミノ酸を含むアミノ酸配列を有するエピトープに結合する抗UCH-L1抗体)でありうる。混合物を形成するのに、被験試料及び第1の特異的結合パートナーが添加される順序は、それほど重要ではない。
第1の特異的結合パートナーは、固相上に固定化されうる。イムノアッセイにおいて使用される固相(第1の特異的結合パートナー、及び、任意選択的に、第2の特異的結合パートナー)は、磁性粒子、ビーズ、試験管、マイクロ滴定プレート、キュベット、膜、足場形成分子、薄膜、濾紙、ディスク及びチップのようであるがこれらに限定されない、当技術分野において公知である、任意の固相でありうる。固相がビーズである実施形態において、ビーズは、磁気ビーズ又は磁性粒子でありうる。磁気ビーズ/磁性粒子は、強磁性、フェリ磁性、常磁性、超常磁性又は磁性流体でありうる。例示的な強磁性材料は、Fe、Co、Ni、Gd、Dy、CrO、MnAs、MnBi、EuO及びNiO/Feを含む。フェリ磁性材料の例は、NiFe、CoFe、Fe(又はFeO.Fe)を含む。ビーズは、磁性であり、1つ以上の非磁性層により取り囲まれた固体コア部分を有しうる。代替的に、磁性部分は、非磁性コアの周囲の層でありうる。第1の特異的結合メンバーが固定化される固体支持体は、乾燥形態又は液体で保管されうる。磁気ビーズは、第1の特異的結合メンバーが固定化される磁気ビーズを伴う試料と接触させる前に、又はこの後で、磁界下に置かれうる。
第1の特異的結合パートナー-解析物(例えば、UCH-L1)抗原複合体を含有する混合物が形成された後に、当技術分野において公知である、任意の技法を使用して、任意の結合されなかった解析物(例えば、UCH-L1)が、複合体から除去される。例えば、結合されなかった解析物(例えば、UCH-L1)は、洗浄することにより除去されうる。しかし、被験試料中に存在する、全ての解析物(例えば、UCH-L1)が、第1の特異的結合パートナーにより結合させられるように、第1の特異的結合パートナーは、被験試料中に存在する、任意の解析物(例えば、UCH-L1)に対する過剰量において存在することが所望される。
任意の結合されなかった解析物(例えば、UCH-L1)が除去された後に、第2の特異的結合パートナーが、混合物へと添加されて、第1の特異的結合パートナー-目的の解析物(例えば、UCH-L1)-第2の特異的結合パートナー複合体を形成する。第2の特異的結合パートナーは、抗解析物抗体(例えば、配列番号1の、少なくとも3連続アミノ酸を含むアミノ酸配列を有するエピトープに結合する抗UCH-L1抗体)でありうる。さらに、第2の特異的結合パートナーは、上記において記載された、検出可能な標識により標識されるか、又は検出可能な標識を含有する。
固定化された抗体又はこの断片の使用は、イムノアッセイへと組み込まれうる。抗体は、磁性粒子又はクロマトグラフィーマトリックス粒子(磁気ビーズのような)、ラテックス粒子又は表面修飾ラテックス粒子、ポリマー又はポリマー薄膜、プラスチック又はプラスチック薄膜、平面状基質、アッセイプレート(マイクロ滴定プレートのような)の表面、固体基質材料の小片などのような、様々な支持体へと固定化されうる。アッセイストリップは、固体支持体上のアレイ内の抗体又は複数の抗体をコーティングすることにより調製されうる。次いで、このストリップは、被験試料へと浸漬させられ、有色スポットのような、測定可能なシグナルを発生させるように、洗浄及び検出ステップを介して、速やかに処理されうる。
(1)サンドイッチイムノアッセイ
サンドイッチイムノアッセイは、抗体(すなわち、少なくとも1つの捕捉抗体)と、検出抗体(すなわち、少なくとも1つの検出抗体)とからなる、2つの層の間の抗原の量を測定する。捕捉抗体及び検出抗体は、抗原、例えば、UCH-L1のような、目的の解析物上の、異なるエピトープに結合する。捕捉抗体の、エピトープへの結合は、検出抗体の、エピトープへの結合に干渉しないことが所望される。モノクローナル抗体又はポリクローナル抗体のいずれも、サンドイッチイムノアッセイにおける、捕捉抗体及び検出抗体として使用されうる。
一般に、少なくとも2つの抗体が、被験試料中の解析物(例えば、UCH-L1)を分離及び定量するのに利用される。より具体的に、少なくとも2つの抗体は、解析物(例えば、UCH-L1)の、ある特定のエピトープに結合し、「サンドイッチ」と称される免疫複合体を形成する。1つ以上の抗体が、被験試料中の解析物(例えば、UCH-L1)を捕捉する(これらの抗体は、しばしば、「捕捉」抗体(antibody)又は「捕捉」抗体(antibodies)と称する)のに使用される場合があり、1つ以上の抗体が、検出可能な(すなわち、定量可能な)標識を、サンドイッチに結合させるのに使用される(これらの抗体は、しばしば、「検出」抗体(antibody)又は「検出」抗体(antibodies)と称する)。サンドイッチアッセイにおいて、抗体の、そのエピトープへの結合は、アッセイ中の他の任意の抗体の、そのそれぞれのエピトープへの結合により減弱されない。抗体は、解析物(例えば、UCH-L1)を含有することが推測される被験試料と接触された、1つ以上の第1の抗体が、第2の抗体又は後続の抗体により認識されるエピトープの全部又は一部に結合せず、これにより、1つ以上の第2の検出抗体が、解析物(例えば、UCH-L1)に結合する能力に干渉しないように選択される。
抗体は、前記イムノアッセイ中の、第1の抗体として使用されうる。抗体は、解析物(例えば、UCH-L1)上のエピトープに免疫特異的に結合する。本発明の抗体に加えて、前記イムノアッセイは、第1の抗体により認識されない、又は結合されないエピトープに免疫特異的に結合する、第2の抗体を含みうる。
解析物(例えば、UCH-L1)を含有することが推測される被験試料は、少なくとも1つの、第1の捕捉抗体(又は抗体)及び少なくとも1つの、第2の検出抗体と同時に、又は逐次的に接触されうる。サンドイッチアッセイフォーマットにおいて、被験試料を含有することが推測される解析物(例えば、UCH-L1)はまず、第1の抗体-解析物(例えば、UCH-L1)抗原複合体の形成を可能とする条件下で、特定のエピトープに特異的に結合する、少なくとも1つの、第1の捕捉抗体と接触される。1つを超える捕捉抗体が使用される場合、第1の複数の捕捉抗体-UCH-L1抗原複合体が形成される。サンドイッチアッセイにおいて、抗体、好ましくは、少なくとも1つの捕捉抗体は、被験試料に予測される解析物(例えば、UCH-L1)の最大量に対するモル過剰量において使用される。例えば、マイクロ粒子コーティング緩衝液1ml当たり約5μg/ml~約1mg/mlの抗体が使用されうる。
i.抗UCH-L1捕捉抗体
任意選択的に、被験試料を、少なくとも1つの、第1の捕捉抗体と接触させる前に、少なくとも1つの、第1の捕捉抗体は、第1の抗体-解析物(例えば、UCH-L1)複合体の、被験試料からの分離を容易とする固体支持体に結合されうる。当技術分野において公知である、任意の固体支持体であって、ウェル、チューブ又はビーズ(マイクロ粒子のような)の形態のポリマー材料から作られた固体支持体を含むがこれらに限定されない固体支持体が使用されうる。抗体(antibody(又はantibodies))は、そのような結合が、解析物(例えば、UCH-L1)に結合する抗体の能力に干渉しないという条件において、吸着により、化学的カップリング剤を使用する共有結合により、又は当技術分野において公知である他の手段により、固体支持体に結合されうる。さらに、必要な場合、固体支持体は、抗体上の多様な官能基との反応性を可能とするように、誘導体化されうる。このような誘導体化は、無水マレイン酸、N-ヒドロキシスクシンイミド及び1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドのようであるがこれらに限定されない、ある特定のカップリング剤の使用を必要とする。
その後、解析物(例えば、UCH-L1)を含有することが推測される被験試料は、第1の捕捉抗体(又は複数の抗体)-解析物(例えば、UCH-L1)複合体の形成を可能とするためにインキュベートされる。インキュベーションは、約4.5~約10.0のpH、約2℃~約45℃の温度において、少なくとも約1分間~約18時間、約2~6分間、約7~12分間、約5~15分間又は約3~4分間の時間にわたり実行されうる。
ii.検出抗体
次いで、第1の/複数の捕捉抗体-解析物(例えば、UCH-L1)複合体の形成後、複合体は、少なくとも1つの、第2の検出抗体(第1の/複数の抗体-解析物(例えば、UCH-L1)抗原-第2の抗体複合体の形成を可能とする条件下において)と接触される。一部の実施形態において、被験試料は、捕捉抗体と同時に、検出抗体と接触される。第1の抗体-解析物(例えば、UCH-L1)複合体が、1つを超える検出抗体と接触される場合、第1の/複数の捕捉抗体-解析物(例えば、UCH-L1)-複数の抗体検出複合体が形成される。少なくとも第2の(及び後続の)抗体が、第1の抗体-解析物(例えば、UCH-L1)複合体と接触される場合、第1の抗体と同様に、上記において記載された条件と同様の条件下におけるインキュベーション時間が、第1の/複数の抗体-解析物(例えば、UCH-L1)-第2の/複数の抗体複合体の形成に要求される。好ましくは、少なくとも1つの、第2の抗体は、検出可能な標識を含有する。検出可能な標識は、第1の/複数の抗体-解析物(例えば、UCH-L1)-第2の/複数の抗体複合体の形成の前に、これと同時に、又はこの後に、少なくとも1つの、第2の抗体に結合されうる。当技術分野において公知である、任意の検出可能な標識が使用されうる。
化学発光アッセイは、Adamczykら、Anal.Chim.Acta、579(1):61~67(2006)において記載されている方法に従い実施されうる。任意の適切なアッセイフォーマットが使用されうるが、マイクロプレート用化学発光測定器(Mithras LB-940、Berthold Technologies U.S.A.,LLC、Oak Ridge、TN)は、小容量の複数の試料についてのアッセイを、迅速に可能とする。化学発光測定器は、96ウェル黒色ポリスチレン製マイクロプレート(Costar、型番:3792)を使用する、複数の試薬注入器を装備されうる。各試料が、個別のウェルへと添加されうるのに続き、利用されたアッセイの種類により決定される通り、他の試薬の同時的/逐次的な添加がなされうる。酸性化によるように、アクリジニウムアリールエステルを利用する、中性溶液中又は塩基性溶液中の擬塩基の形成は回避されることが所望される。次いで、化学発光応答が、ウェルごとに記録される。この点で、化学発光応答を記録するための時間は、部分的に、利用された試薬の添加と、特定のアクリジニウムの添加との間の遅延に依存する。
化学発光アッセイのための混合物を形成するのに、被験試料及び特異的結合パートナーが添加される順序は、それほど重要ではない。第1の特異的結合パートナーが、アクリジニウム化合物により、検出可能に標識される場合、検出可能に標識された第1の特異的結合パートナー-UCH-L1抗原複合体が形成される。代替的に、第2の特異的結合パートナーが使用され、第2の特異的結合パートナーが、アクリジニウム化合物により、検出可能に標識される場合、検出可能に標識された第1の特異的結合パートナー-解析物(例えば、UCH-L1)-第2の特異的結合パートナー複合体が形成される。標識されたものであれ、標識されていないものであれ、結合されなかった、任意の特異的結合パートナーは、洗浄のような、当技術分野において公知である、任意の技法を使用して、混合物から除去されうる。
過酸化水素は、混合物中、インサイチューにおいて発生されうる、又は上記において記載されたアクリジニウム化合物の添加の前に、これと同時に、又はこの後に、混合物へと施されうる、若しくは供給されうる。過酸化水素は、当業者に明らかであるような、多数の方式により、インサイチューにおいて発生されうる。
代替的に、過酸化水素の供給源は、混合物へと、単純に添加されうる。例えば、過酸化水素の供給源は、過酸化水素を含有することが公知である、1つ以上の緩衝液又は他の溶液でありうる。この点で、過酸化水素の溶液が、単純に添加されうる。
少なくとも1つの塩基性溶液を、試料へと、同時的に、又はその後において添加したら、検出可能なシグナル、すなわち、UCH-L1の存在を示す化学発光シグナルが発生する。塩基性溶液は、少なくとも1つの塩基を含有し、10以上、好ましくは、12以上のpHを有する。塩基性溶液の例は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化アンモニウム、水酸化マグネシウム、ナトリウム炭酸、炭酸水素ナトリウム、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム及び重炭酸カルシウムを含むがこれらに限定されない。試料へと添加される塩基性溶液の量は、塩基性溶液の濃度に依存する。使用された塩基性溶液の濃度に基づき、当業者は、試料へと添加される塩基性溶液の量を容易に決定しうる。化学発光標識以外の他の標識も利用されうる。例えば、酵素標識(アルカリホスファターゼを含むがこれに限定されない)が利用されうる。
発生した化学発光シグナル又は他のシグナルは、当業者に公知の規定の技法を使用して検出されうる。発生したシグナルの強度に基づき、目的の解析物(例えば、UCH-L1)の、試料中の量が定量されうる。具体的に、目的の解析物(例えば、UCH-L1)の、試料中の量は、発生したシグナルの強度に比例する。存在する解析物(例えば、UCH-L1)の量は、発生した光の量を、解析物(例えば、UCH-L1)についての検量線と比較することにより、又は参照標準物質との比較により定量されうる。検量線は、解析物(例えば、UCH-L1)の公知の濃度の系列希釈液又は溶液を使用して、質量分析、重量測定法及び当技術分野において公知の他の技法により作成されうる。
(2)フォワード競合阻害アッセイ
フォワード競合フォーマットにおいて、公知の濃度の、標識された目的の解析物(例えば、蛍光標識、切断可能なリンカーと接合されたタグなどを有する解析物(例えば、UCH-L1))のアリコートが、被験試料中の目的の解析物(例えば、UCH-L1)と、目的の解析物抗体(例えば、UCH-L1抗体)への結合について競合するように使用される。
フォワード競合アッセイにおいて、固定化された特異的結合パートナー(抗体のような)は、被験試料及び標識された目的の解析物、目的の解析物の断片又は目的の解析物の変異体と、逐次的に、又は同時に接触されうる。目的の解析物ペプチド、目的の解析物の断片又は目的の解析物の変異体は、切断可能なリンカーと接合されたタグから構成された、検出可能な標識を含む、任意の検出可能な標識により標識されうる。このアッセイにおいて、抗体は、固体支持体へと固定化されうる。代替的に、抗体は、マイクロ粒子又は平面状基質のような固体支持体上に固定化された、抗分子種抗体のような抗体へとカップリングされうる。
標識された目的の解析物、被験試料及び抗体は、サンドイッチアッセイフォーマットとの関連において、上記で記載された条件と同様の条件下においてインキュベートされる。次いで、抗体-目的の解析物複合体の、2つの異なる分子種が作出されうる。具体的に述べると、作出された抗体-目的の解析物複合体のうちの1つが、検出可能な標識(例えば、蛍光標識など)を含有するのに対し、他の抗体-目的の解析物複合体は、検出可能な標識を含有しない。抗体-目的の解析物複合体は、検出可能な標識の定量の前に、残りの被験試料から分離されうるが、そうされなくともよい。次いで、抗体-目的の解析物複合体が、残りの被験試料から分離されるのかどうかに関わらず、抗体-目的の解析物複合体内において検出可能な標識の量が定量される。次いで、目的の解析物(膜に会合した目的の解析物、可溶性の目的の解析物、可溶性の目的の解析物の断片、目的の解析物(膜に会合した目的の解析物又は可溶性の目的の解析物)の変異体又はこれらの任意の組合せのような)の、被験試料中濃度が、例えば、上記で記載された通りに決定されうる。
(3)リバース競合阻害アッセイ
リバース競合アッセイにおいて、固定化された目的の解析物(例えば、UCH-L1)は、被験試料及び少なくとも1つの標識された抗体と、逐次的に、又は同時に接触されうる。
目的の解析物は、上記においてサンドイッチアッセイフォーマットとの関連において論じられた固体支持体のような固体支持体に結合される。
固定化された目的の解析物、被験試料及び少なくとも1つの標識された抗体は、サンドイッチアッセイフォーマットとの関連において、上記において記載された条件と同様の条件下においてインキュベートされる。次いで、目的の解析物-抗体複合体の2つの異なる分子種が作出されうる。具体的に述べると、作出された目的の解析物-抗体複合体のうちの1つが、固定化され、検出可能な標識(例えば、蛍光標識など)を含有するのに対し、他の目的の解析物-抗体複合体は、固定化されず、検出可能な標識を含有しない。固定化されなかった目的の解析物-抗体複合体及び残りの被験試料は、洗浄のような、当技術分野において公知の技法を介して、固定化された目的の解析物-抗体複合体の存在から除去される。次いで、固定化されなかった目的の解析物-抗体複合体が除去されたら、タグの切断後に、固定化された、目的の解析物-抗体複合体内の、検出可能な標識の量が定量される。次いで、目的の解析物の、被験試料中濃度が、上記で記載された通り、検出可能な標識の数量を比較することにより決定されうる。
(4)ワンステップイムノアッセイ又は「キャプチャーオンザフライ」アッセイ
キャプチャーオンザフライアッセイにおいて、固体基質は、固定化剤によりあらかじめコーティングされている。捕捉剤、解析物(例えば、UCH-L1)及び検出剤が、固体基質へと併せて添加されるのに続き、検出の前に、洗浄ステップがなされる。捕捉剤は、解析物(例えば、UCH-L1)に結合することが可能であり、固定化剤のためのリガンドを含む。捕捉剤及び検出剤は、本明細書において記載された、又は当技術分野で公知である、捕捉又は検出が可能な、抗体又は他の任意の部分でありうる。リガンドは、ペプチドタグを含むことが可能であり、固定化剤は、抗ペプチドタグ抗体を含みうる。代替的に、リガンド及び固定化剤は、キャプチャーオンザフライアッセイのために利用されるように、併せて結合することが可能な薬剤の任意の対(例えば、特異的結合対及び当技術分野で公知であるような他の対)でありうる。1つを超える解析物が測定されうる。一部の実施形態において、固体基質は、抗原によりコーティングされる場合があり、解析される解析物は、抗体である。
ワンステップイムノアッセイ又は「キャプチャーオンザフライ」における、ある特定の、他の実施形態において、固定化剤(ビオチン、ストレプトアビジンなどのような)によりあらかじめコーティングされた固体支持体(マイクロ粒子のような)並びに少なくとも第1の特異的結合メンバー及び第2の特異的結合メンバー(それぞれ、捕捉試薬及び検出試薬として機能する)が使用される。第1の特異的結合メンバーは、固定化剤のためのリガンド(例えば、固体支持体上の固定化剤が、ストレプトアビジンである場合、第1の特異的結合メンバー上のリガンドは、ビオチンでありうる)を含み、また、目的の解析物(例えば、UCH-L1)にも結合する。第2の特異的結合メンバーは、検出可能な標識を含み、目的の解析物(例えば、UCH-L1)に結合する。固体支持体並びに第1の特異的結合メンバー及び第2の特異的結合メンバーは、被験試料へと(逐次的に、又は同時に)添加されうる。第1の特異的結合メンバー上のリガンドは、固体支持体上の固定化剤に結合して、固体支持体/第1の特異的結合メンバー複合体を形成する。試料中に存在する、任意の目的の解析物は、固体支持体/第1の特異的結合メンバー複合体に結合して、固体支持体/第1の特異的結合メンバー/解析物複合体を形成する。第2の特異的結合メンバーは、固体支持体/第1の特異的結合メンバー/解析物複合体に結合し、検出可能な標識が検出される。検出の前に、任意選択の洗浄ステップが利用されうる。ワンステップアッセイにおける、ある特定の実施形態において、1つを超える解析物が測定されうる。ある特定の、他の実施形態において、2つを超える特異的結合メンバーが利用されうる。ある特定の、他の実施形態において、複数の検出可能な標識が添加されうる。ある特定の、他の実施形態において、複数の、目的の解析物が検出されうる、又はこれらの量、レベル若しくは濃度が、測定、決定若しくは評価されうる。
キャプチャーオンザフライアッセイの使用は、本明細書において記載され、当技術分野において公知である、様々なフォーマットにおいてなされうる。例えば、フォーマットは、上記において記載されたようなサンドイッチアッセイでありうるが、代替的に、競合アッセイであることも可能であり、単一特異性の結合メンバーを利用しうる、又は公知であるような、他の変化形も使用しうる。
12.他の因子
上記において記載された、診断法、予後診断法及び/又は評価法は、診断、予後診断及び評価のための他の因子の使用をさらに含みうる。一部の実施形態において、外傷性脳損傷は、GCS(Glasgow Coma Scale)又はGOSE(Extended Glasgow Outcome Scale)を使用して診断されうる。他の検査、スケール又は指標もまた、単独で、又はGCS(Glasgow Coma Scale)と組み合わせて使用されうる。例は、RLAS(Ranchos Los Amigos Scale)である。RLAS(Ranchos Los Amigos Scale)は、意識、認知、行動及び環境との相互作用のレベルを測定する。RLAS(Ranchos Los Amigos Scale)は、レベルI:応答なし;レベルII:一般的な応答;レベルIII:局所的応答;レベルIV:混乱(興奮);レベルV:混乱(不適切);レベルVI:混乱(適切);レベルVII:自動的(適切)及びレベルVIII:意図的(適切)を含む。
13.試料
一部の実施形態において、試料は、ヒト対象が、物理的振盪、閉鎖性頭部外傷若しくは開放性頭部外傷を結果としてもたらす外部の機械的力若しくは他の力、1回以上の転倒、爆発又は爆破による鈍的衝撃により引き起こされた頭部損傷、又は他の種類の鈍的外傷を負った後に、得られる。一部の実施形態において、ヒト対象が、化学物質、毒素又は化学物質と毒素との組合せを摂取した、又はこれらへと曝露された後において、試料が得られる。このような化学物質及び/又は毒素の例は、火、カビ、アスベスト、害虫駆除剤、殺虫剤、有機溶剤、塗料、糊、ガス(一酸化炭素、硫化水素及びシアン化物のような)、有機金属(メチル水銀、テトラエチル鉛及び有機スズのような)及び/又は1つ以上の乱用薬物を含む。一部の実施形態において、試料は、自己免疫疾患、代謝性障害、脳腫瘍、低酸素症、1つ以上のウイルス、髄膜炎、水頭症又はこれらの組合せを患うヒト対象から得られる。
さらに別の実施形態において、本明細書において記載された方法は、また、下記において記載される抗UCH-L1抗体又はこれらの抗体断片を使用して、対象におけるUCH-L1のレベルを決定することにより、対象が、軽度外傷性脳損傷を有する、又はこれを発症する危険性があるのかどうかを決定するのにも使用されうる試料を使用する。したがって、特定の実施形態において、本開示はまた、本明細書において論じられ、当技術分野において公知である、外傷性脳損傷を有する、又はこの危険性がある対象が、治療又は処置の候補であるのかどうかを決定するための方法も提示する。一般に、対象は、少なくとも(i)頭部への損傷を受けた対象;(ii)1つ以上の化学物質及び/若しくは毒素を摂取した、及び/若しくはこれらへと曝露された対象;(iii)自己免疫疾患、代謝性障害、脳腫瘍、低酸素症、1つ以上のウイルス、髄膜炎、水頭症を患う、若しくはこれらの任意の組合せを患う対象又は(iv)(i)~(iii)の任意の組合せ若しくはTBIを有する、又はTBIの危険性があると診断された対象(例えば、自己免疫疾患、代謝性障害、脳腫瘍、低酸素症、1つ以上のウイルス、髄膜炎、水頭症若しくはこれらの組合せを患う対象のような)及び/又は本明細書において記載された、望ましくない(すなわち、臨床的に所望されない)濃度又は量のUCH-L1又はUCH-L1断片を顕示した対象である。
a.被験試料又は生物学的試料
本明細書において使用された「試料」、「被験試料」、「生物学的試料」とは、UCH-L1を含有する、又はこれを含有することが推測される体液試料を指す。試料は、任意の適切な供給源に由来しうる。場合によって、試料は、液体、流動性の粒子状固体又は固体粒子の懸濁流体を含みうる。場合によって、試料は、本明細書において記載された解析の前に処理されうる。例えば、試料は、解析の前に、その供給源から、分離又は精製されうるが、ある特定の実施形態において、UCH-L1を含有する非処理試料が、直接的にアッセイされうる。特定の例において、UCH-L1の供給源は、ヒト体内物質(例えば、体液、全血、血清、血漿のような血液、尿、唾液、汗、痰、精液、粘液、涙液、リンパ液、羊水、間質液、肺洗浄液、脳脊髄液、糞便、組織、臓器など)である。組織は、骨格筋組織、肝臓組織、肺組織、腎臓組織、心筋組織、脳組織、骨髄、子宮頸部組織、皮膚などを含みうるがこれらに限定されない。試料は、液体試料又は固体試料の液体抽出物でありうる。ある特定の場合、試料の供給源は、組織の分解/細胞の溶解により可溶化されうる、臓器又は生検試料のような組織でありうる。
広範にわたる容量の体液試料が解析されうる。少数の例示的な実施形態において、試料容量は、約0.5nL、約1nL、約3nL、約0.01μL、約0.1μL、約1μL、約5μL、約10μL、約100μL、約1mL、約5mL、約10mLなどでありうる。場合によって、体液試料の容量は、約0.01μL~約10mLの間、約0.01μL~約1mLの間、約0.01μL~約100μLの間又は約0.1μL~約10μLの間である。
場合によって、体液試料は、アッセイにおける使用の前に希釈されうる。例えば、UCH-L1の供給源が、ヒト体液(例えば、血液、血清)である実施形態において、体液は、適切な溶媒(例えば、PBS緩衝液のような緩衝液)により希釈されうる。体液試料は、使用の前に、約1倍、約2倍、約3倍、約4倍、約5倍、約6倍、約10倍、約100倍以上希釈されうる。他の場合に、体液試料は、アッセイにおける使用の前に希釈されない。
場合によって、試料は、解析前処理を経る場合がある。解析前処理は、非特異的タンパク質の除去及び/又は効果的であるが廉価で実施可能な混合機能性のような、さらなる機能性をもたらしうる。解析前処理の一般的方法は、動電トラッピング、AC動電現象、表面音響波、等速電気泳動、誘電泳動、電気泳動又は当技術分野において公知である、他の前濃縮法の使用を含みうる。場合によって、体液試料は、アッセイにおける使用の前に濃縮されうる。例えば、UCH-L1の供給源が、ヒト体液(例えば、血液、血清)である実施形態において、体液は、沈殿、蒸発、濾過、遠心分離又はこれらの組合せにより濃縮されうる。体液試料は、使用の前に、約1倍、約2倍、約3倍、約4倍、約5倍、約6倍、約10倍、約100倍以上濃縮されうる。
b.対照
対照試料を含むことが所望でありうる。対照試料は、上記において記載された通り、対象に由来する試料と共時的に解析されうる。対象試料から得られた結果は、対照試料から得られた結果と比較されうる。試料についてのアッセイ結果が比較されうる、検量線が用意されうる。このような検量線は、マーカーのレベルを、アッセイ単位、すなわち、蛍光標識が使用される場合なら、蛍光のシグナル強度の関数として提示する。複数のドナーから採取された試料を使用して、正常健常組織におけるUCH-L1の基準レベル並びに上記において明示された特徴のうちの1つ以上を有しうるドナーから採取された組織内の、「危険性がある」UCH-L1のレベルについての検量線が用意されうる。
したがって、上記を念頭に置いて、UCH-L1の、被験試料中の存在、量又は濃度を決定するための方法が提供される。方法は、例えば、UCH-L1上のエピトープに結合する、少なくとも1つの捕捉抗体及び捕捉抗体に対するエピトープと異なる、UCH-L1上のエピトープに結合する、少なくとも1つの検出抗体を利用するイムノアッセイにより、被験試料を、UCH-L1についてアッセイするステップを含み、任意選択的に、検出可能な標識を含み、UCH-L1の、被験試料中の存在、量又は濃度についての、直接的指標又は間接的指標として、検出可能な標識により発生したシグナルを、UCH-L1の、較正物質中の存在、量又は濃度についての、直接的指標又は間接的指標として発生されたシグナルと比較するステップを含む。較正物質は、任意選択的に、較正物質の各々が、系列内の他の較正物質とUCH-L1の濃度が異なる、較正物質の系列の一部であり、これが好ましい。
14.キット
本明細書において、被験試料を、UCH-L1又はUCH-L1断片についてアッセイ又は評価するために使用されうるキットが提示される。キットは、被験試料を、UCH-L1についてアッセイするための、少なくとも1つの構成要素、被験試料を、UCH-L1についてアッセイするための指示書を含む。例えば、キットは、被験試料を、UCH-L1について、イムノアッセイ、例えば、化学発光マイクロ粒子イムノアッセイによりアッセイするための指示書を含みうる。キット内に含まれる指示書は、パッケージング材料に貼付されうる、又はパッケージの添付文書として含まれうる。指示書は、典型的に、文書又は印刷物でありうるが、このようなものに限定されない。このような指示書を保存し、これらを末端使用者へと通信することが可能な、任意のメディアが、本開示により想定される。このようなメディアは、電子保存メディア(例えば、磁気ディスク、テープ、カートリッジ、チップ)、光学メディア(例えば、CD ROM)などを含むがこれらに限定されない。本明細書において使用された「指示書」は、指示書を提供するインターネットサイトのアドレスを含みうる。
少なくとも1つの構成要素は、UCH-L1に特異的に結合する、1つ以上の単離抗体又はこれらの抗体断片を含む、少なくとも1つの組成物を含みうる。抗体は、UCH-L1捕捉抗体及び/又はUCH-L1検出抗体でありうる。
代替的に、又は、加えて、キットは、較正物質若しくは対照、例えば、精製され、任意選択的に、凍結乾燥させられたUCH-L1及び/又はアッセイを行うための、少なくとも1つの容器(例えば、抗UCH-L1モノクローナル抗体により、あらかじめコーティングされうる、チューブ、マイクロ滴定プレート又はストリップ)及び/又はそれらのうちの一方が濃縮溶液、検出可能な標識(例えば、酵素標識)のための基質溶液若しくは停止溶液として提供されうる、アッセイ緩衝液若しくは洗浄緩衝液のような緩衝液を含みうる。好ましくは、キットは、アッセイを実施するのに必要な、全ての構成要素、すなわち、試薬、標準物質、緩衝液、希釈剤などを含む。指示書はまた、検量線を作成するための指示書も含みうる。
キットは、UCH-L1を定量するための参照標準物質をさらに含みうる。参照標準物質は、UCH-L1濃度を内挿及び/又は外挿するための検量線を確立するのに利用されうる。参照標準物質は、高度のUCH-L1濃度レベル、例えば、約100000pg/mL、約125000pg/mL、約150000pg/mL、約175000pg/mL、約200000pg/mL、約225000pg/mL、約250000pg/mL、約275000pg/mL若しくは約300000pg/mL;中程度のUCH-L1濃度レベル、例えば、約25000pg/mL、約40000pg/mL、約45000pg/mL、約50000pg/mL、約55000pg/mL、約60000pg/mL、約75000pg/mL若しくは約100000pg/mL及び/又は低度のUCH-L1濃度レベル、例えば、約1pg/mL、約5pg/mL、約10pg/mL、約12.5pg/mL、約15pg/mL、約20pg/mL、約25pg/mL、約30pg/mL、約35pg/mL、約40pg/mL、約45pg/mL、約50pg/mL、約55pg/mL、約60pg/mL、約65pg/mL、約70pg/mL、約75pg/mL、約80pg/mL、約85pg/mL、約90pg/mL、約95pg/mL若しくは約100pg/mLを含みうる。
キット内に提供される、任意の抗体であって、UCH-L1に特異的な組換え抗体のような抗体は、フルオロフォア、放射性部分、酵素、ビオチン/アビジン標識、発色団、化学発光標識などのような、検出可能な標識を組み込むことが可能である、又はキットは、抗体を標識付けするための試薬若しくは抗体(例えば、検出抗体)を検出するための試薬及び/又は解析物(例えば、UCH-L1)を標識付けするための試薬若しくは解析物(例えば、UCH-L1)を検出するための試薬を含みうる。抗体、較正物質及び/又は対照は、個別の容器内に用意されうる、又は適切なアッセイフォーマット、例えば、マイクロ滴定プレートへとあらかじめ分注されうる。
任意選択的に、キットは、品質管理のための構成要素(例えば、感度パネル、較正物質及び陽性対照)を含む。品質管理試薬の調製は、当技術分野において周知であり、様々な免疫診断用生成物のための添付シート上に記載されている。感度パネルメンバーは、任意選択的に、アッセイ性能の特徴を確立するのに使用され、さらに、任意選択的に、イムノアッセイキット試薬の完全性及びアッセイの標準化についての、有用な指標である。
キットはまた、任意選択的に、診断的アッセイを行うのに要求される、又は品質管理査定を容易とする、他の試薬であって、緩衝液、塩、酵素、酵素補因子、基質、検出試薬などのような試薬も含みうる。被験試料の単離及び/又は処理のための緩衝液及び溶液(例えば、前処理試薬)のような、他の構成要素もまた、キットに含まれうる。加えて、キットは、1つ以上の他の対照も含みうる。キットの構成要素のうちの1つ以上は、凍結乾燥させられる場合があり、この場合、キットは、凍結乾燥させられた構成要素の復元に適する試薬をさらに含みうる。
キットの多様な構成要素は、必要に応じて、任意選択的に、適切な容器、例えば、マイクロ滴定プレートにより提供される。キットは、試料を保持又は保存するための容器(例えば、尿試料、全血試料、血漿試料又は血清試料のための容器又はカートリッジ)をさらに含みうる。適切な場合、キットはまた、任意選択的に、反応槽、混合槽及び試薬又は被験試料の調製を容易とする他の構成要素も含有しうる。キットはまた、シリンジ、ピペット、鉗子、計量スプーンなどのような、被験試料を得る一助となるための、1つ以上の器具も含みうる。
検出可能な標識が、少なくとも1つのアクリジニウム化合物である場合、キットは、少なくとも1つのアクリジニウム-9-カルボキサミド、少なくとも1つのアクリジニウム-9-カルボキシレートアリールエステル、又はこれらの任意の組合せを含みうる。検出可能な標識が、少なくとも1つのアクリジニウム化合物である場合、キットはまた、緩衝液、溶液及び/又は少なくとも1つの塩基性溶液のような、過酸化水素の供給源も含みうる。所望の場合、キットは、磁性粒子、ビーズ、試験管、マイクロ滴定プレート、キュベット、膜、足場形成分子、薄膜、濾紙、ディスク又はチップのような固相を含有しうる。
所望の場合、キットは、単独で、又は被験試料を、外傷性脳損傷又は障害のバイオマーカーのようなバイオマーカーでありうる、別の解析物についてアッセイするための指示書とさらに組み合わせて、1つ以上の構成要素をさらに含みうる。
a.キット及び方法の適合
本明細書において記載されたイムノアッセイにより、UCH-L1の、被験試料中濃度を評価又は決定するためのキット(又はこの構成要素)並びに方法は、例えば、米国特許第5,063,081号、米国特許出願公開第2003/0170881号、同第2004/0018577号、同第2005/0054078号及び同第2006/0160164号において記載されており、例えば、Abbott Laboratories(Abbott Park、IL)により、Abbott Point of Care(i-STAT(登録商標)又はi-STAT Alinity、Abbott Laboratories)として市販されている、様々な自動式システム及び半自動式システム(固相がマイクロ粒子を含むシステムを含む)のほか、米国特許第5,089,424号及び同第5,006,309号において記載されており、例えば、Abbott Laboratories(Abbott Park、IL)により、ARCHITECT(登録商標)又はAbbott Alinityデバイスのシリーズとして市販されているシステムにおける使用に適合させられうる。
自動式システム又は半自動式システムの、非自動式システム(例えば、ELISA)と比較した、一部の差違は、第1の特異的結合パートナー(例えば、解析物抗体又は捕捉抗体)が、接合された基質(サンドイッチの形成及び解析物の反応性に影響を及ぼしうる)並びに捕捉ステップ、検出ステップ及び/又は任意選択の洗浄ステップの長さ及びタイミングを含む。ELISAのような非自動式フォーマットが、試料及び捕捉試薬(例えば、約2時間)を伴う、比較的長いインキュベーション時間を要求しうるのに対し、自動式フォーマット又は半自動式フォーマット(例えば、ARCHITECT(登録商標)及び任意の後継のプラットフォーム、Abbott Laboratories)は、比較的短いインキュベーション時間(例えば、ARCHITECT(登録商標)の場合、約18分間)を有しうる。同様に、ELISAのような非自動式フォーマットが、コンジュゲート試薬のような検出抗体を、比較的長いインキュベーション時間(例えば、約2時間)にわたりインキュベートするのに対し、自動式フォーマット又は半自動式フォーマット(例えば、ARCHITECT(登録商標)及び任意の後継のプラットフォーム)は、比較的短いインキュベーション時間(例えば、ARCHITECT(登録商標)及び任意の後継のプラットフォームの場合、約4分間)を有しうる。
Abbott Laboratoriesから市販されている、他のプラットフォームは、AxSYM(登録商標)、IMx(登録商標)(例えば、参照によりその全体において本明細書に組み込まれた、米国特許第5,294,404号を参照されたい)、PRISM(登録商標)、EIA(ビーズ)及びQuantum(商標)II並びに他のプラットフォームを含むがこれらに限定されない。加えて、アッセイ、キット及びキットの構成要素は、例えば、電気化学アッセイシステム又は他の携帯型アッセイシステム若しくはポイントオブケアアッセイシステム上の、他のフォーマットにおいて利用されうる。前述の通り、本開示は、例えば、サンドイッチイムノアッセイを実施する、市販の、Abbott Point of Care(i-STAT(登録商標)、Abbott Laboratories)電気化学イムノアッセイシステムに適用可能である。イムノセンサー並びにこれらの製造法及び単回使用のための検査デバイスにおける動作については、例えば、参照によりこれに関するそれらの教示について本明細書に組み込まれた、米国特許第5,063,081号、米国特許出願公開第2003/0170881号、同第2004/0018577号、同第2005/0054078号及び同第2006/0160164号において記載されている。
特に、アッセイの、i-STAT(登録商標)システムへの適合に関して、以下の構成が好ましい。微細加工シリコンチップが、金製の電流測定用作業電極及び銀塩化銀基準電極の対と共に作製される。作業電極のうちの1つにおいて、捕捉抗体を固定化されたポリスチレンビーズ(直径を0.2mmとする)が、電極上の、パターン化されたポリビニルアルコールのポリマーコーティングへと接着させられる。このチップが、イムノアッセイに適する流体フォーマットと共に、i-STAT(登録商標)カートリッジへとアセンブルされる。シリコンチップの部分に、それらのうちのいずれも、検出可能に標識されうる、1つ以上のUCH-L1抗体(UCH-L1に結合しうる、1つ以上のモノクローナル/ポリクローナル抗体又はこれらの断片、これらの変異体又はこれらの変異体の断片)又は1つ以上の抗UCH-L1DVD-Ig(又はUCH-L1に結合しうる、これらの断片、これらの変異体又はこれらの変異体の断片)のような、UCH-L1に対する特異的結合パートナーが存在する。カートリッジの流体パウチ内に、p-アミノフェノールホスフェートを含む水性試薬が存在する。
作動時に、TBIを患うことが推測される対象に由来する試料が、検査カートリッジの保持チャンバーへと添加され、カートリッジが、i-STAT(登録商標)リーダーへと挿入される。カートリッジ内のポンプエレメントが、試料を、チップを含有する導管へと押し出す。試料は、センサーと接触され、酵素コンジュゲートを、試料へと溶存させる。試料は、センサーにわたり振動させられて、約2~12分間にわたる、サンドイッチの形成を促進する。アッセイの最後から二番目のステップにおいて、試料は、廃液チャンバーへと押し出され、アルカリホスファターゼ酵素に対する基質を含有する洗浄液が、過剰量の酵素コンジュゲート及び試料を、センサーチップから洗い落とすのに使用される。アッセイの最後のステップにおいて、アルカリホスファターゼ標識は、p-アミノフェノールホスフェートと反応して、リン酸基を切断し、作業電極において、遊離p-アミノフェノールを、電気化学的に酸化させる。測定された電流に基づき、リーダーは、組み込まれたアルゴリズム及び工場において決定された較正曲線により、UCH-L1の、試料中量を計算することが可能となる。
本明細書において記載された方法及びキットは、必然的に、イムノアッセイを実行するための、他の試薬及び方法を包含する。例えば、当技術分野において公知であり、かつ/又は、コンジュゲート希釈剤及び/若しくは較正物質希釈剤として、例えば、洗浄用に、たやすく調製若しくは最適化され利用されうる、多様な緩衝液が包含される。例示的なコンジュゲート希釈剤は、ある特定のキット(Abbott Laboratories、Abbott Park、IL)において利用され、2-(N-モルホリノ)エタンスルホン酸(MES)、塩、タンパク質ブロッキング剤、抗微生物剤及び界面活性剤を含有する、ARCHITECT(登録商標)コンジュゲート希釈剤である。例示的な較正物質希釈剤は、MES、他の塩、タンパク質ブロッキング剤及び抗微生物剤を含有する緩衝液を含む、ある特定のキット(Abbott Laboratories、Abbott Park、IL)において利用された、ARCHITECT(登録商標)ヒト較正物質希釈剤である。加えて、2008年12月31日に出願された、米国特許出願第61/142,048号において記載されている通り、シグナル発生の改善は、例えば、シグナル増幅剤としてのシグナル抗体へと連結された核酸配列を使用する、i-STAT(登録商標)カートリッジフォーマットにおいて得られうる。i-Statに使用されたような、カートリッジの、マルチプレックス使用への適合については、例えば、その内容が参照により本明細書に組み込まれた、米国特許第6,438,498号のような特許文献において記載されている。
本明細書において記載された方法及びキットはまた、単一分子カウンティングも伴いうる。ある特定の実施形態において、解析物を解析するための方法は、試料中に存在する解析物を評価するステップを伴いうる。ある特定の実施形態において、評価するステップは、解析物の試料中の存在及び/又は解析物の試料中濃度を決定するために使用されうる。ある特定の実施形態において、方法はまた、試料中に存在する、複数の異なる解析物の存在及び/又は濃度を決定するためにも使用されうる。
1つ以上の目的の解析物の単一分子の検出を可能とする、当技術分野において公知である、任意のデバイスが、本明細書において記載されたシステムにおいて使用されうる。例えば、デバイスは、マイクロ流体デバイス、デジタルマイクロ流体デバイス(DMF)、表面音響波ベースのマイクロ流体デバイス(SAW)、統合型DMF/解析物検出デバイス、統合型SAW/解析物検出デバイス又はロボットベースのアッセイ処理ユニットでありうる。使用されうる他のデバイスの例は、Quanterix SIMOA(商標)(Lexington、MA)、Singulex製の単一分子カウンティング(SMC(商標))技術(Alameda、CA、例えば、その内容が、参照により本明細書に組み込まれた、米国特許第9,239,284号を参照されたい)などを含む。
本明細書の、ある特定の実施形態は、外傷性脳損傷のような疾患を評価するのに利用されると有利であるが、アッセイ及びキットはまた、適宜、任意選択的に、他の疾患、障害及び状態におけるUCH-L1を評価するのにも利用されうる。
アッセイ法はまた、外傷性脳損傷のような疾患を改善する化合物を同定するのにも使用されうる。例えば、UCH-L1を発現する細胞は、候補化合物と接触されうる。本明細書において記載されたアッセイ法を使用して、化合物と接触された細胞内の、UCH-L1の発現レベルは、対照細胞内の発現レベルと比較されうる。
本発明は、以下の非限定例により例示された、複数の態様を有する。
15.実施例
当業者に、本明細書において記載された、本開示の方法の、他の適切な改変及び適合は、たやすく適用可能かつ認識可能であり、本開示の範囲又は本明細書において開示された態様及び実施形態から逸脱しない限りにおいて、適切な同等物を使用してなされうることが容易に明らかとなる。さて、本開示について詳細に記載してきたが、これは、本開示の実施形態の、一部の態様を例示することだけを意図するものであり、本開示の範囲に対して限定的であると考えられるべきではない、以下の例を参照することにより、より明確に理解される。本明細書において言及された、全ての雑誌の参考文献、米国特許及び刊行物の開示は、参照によりそれらの全体において本明細書に組み込まれている。
本発明は、以下の非限定例により例示された、複数の態様を有する。
[実施例1]
i-STAT(登録商標)UCH-L1アッセイ
i-STAT(登録商標)UCH-L1アッセイを、TBI患者集団研究において使用した。捕捉モノクローナル抗体としての抗体A及び検出モノクローナル抗体としての抗体B及び抗体Cのようなモノクローナル抗体対を使用した。抗体Aは、Abbott Laboratories(Abbott Park、IL)社内において開発された、例示的な抗UCH-L1抗体である。抗体B及び抗体Cは、UCH-L1の異なるエピトープを認識し、Banyan Biomarkers(Alachua、Florida)により開発された、試料中の抗原の検出を増強する。Abbott Laboratories(Abbott Park、IL)社内において開発された、他の抗体もまた、捕捉抗体又は検出抗体として、多様な組合せにおいて、併せて使用された場合に、同様のシグナルの増強を示す、又はこれを示すことが期待されている。UCH-L1アッセイデザインを、鍵となる性能属性に対して査定した。カートリッジ構成は、抗体構成:抗体A(捕捉抗体)/抗体B+C(検出抗体);試薬条件:0.8%の固体、125μg/mLのFabアルカリホスファターゼクラスターコンジュゲート及び試料注入口の印字:UCH-L1標準物質であった。アッセイ時間は、10~15分間(試料捕捉時間を7~12分間とする)であった。
[実施例2]
TBI集団研究(TRACK-TBI)
Transforming Research and Clinical Knowledge in Traumatic Brain Injury(TRACK-TBI)研究とは、大規模かつ複雑なプロジェクトである。その機関間連携及び官民連携は、11の臨床施設、7つのコア、のべ約50の共同研究機関、共同研究企業及び支援団体から構成される。3つの臨床施設からの臨床データに基づく、初期のTRACK-TBIパイロット研究は、TBI Common Data Elementsを精緻化する一助となり、TRACK-TBI研究のための、TBI Infomation Commonsの原型を創出した。
対象群:合計2,700~3000例のTBI患者を、3つの臨床群:1.救急科において査定され、退院した患者(ED);2.入院したが、ICU入院ではない患者(ADM)及び3.ICUへの入院患者(ICU)間に、均等に登録し、クリニカルケアパスにより細分化した。頭蓋外外傷を伴うが、TBIを伴わない、臨床群1つ当たりのさらなる患者100例(n=300)を、対照として登録して、患者の全登録数3000例とした。この層別化計画は、比較有効性研究(CER)解析を容易とし、従来の「軽度TBI/中等度TBI/重度TBI」への細分化による制約を受けなかった。データ収集は、クリニカルケアパス(ED、ADM、ICU)及び各目的の要件に依存した。各群内の患者を、収集されるデータの範囲を規定する、3つのコホートへと層別化した。
対照は、以下の基準を満たした、成人の整形外科外傷患者であった:1.それらの四肢末端及び/又は骨盤損傷及び/又は肋骨骨折について、略式損傷スコアが≦4であること(非致死性のスコア);2.推測される頭部損傷について、EDにおいて、CT又はMRIを経たという基準が該当しなかったことを除き、TBI対象と同じ組入れ基準及び除外基準を満たしたこと。意識喪失(LOC)、意識障害及び外傷後貧血(PTA)/RAについての潜在的なコントロールについてインタビューすることにより、TBIを、進行中の損傷として除外した;3.各施設が、TBIコホートに由来する年齢及び性別の分布に従い、標的に対する対照の数についての計画を提供されたこと;及び4.MRI来院を完了させることができなかった場合、対照は、追跡のためのCA-MRIコホートへと登録され、2週間後における総合評価(CA)へと送られたこと。
対象の適格性:American Congress of Rehabilitation Medicine(ACRM)Criteriaに従う急性TBIの履歴を伴って救急科(ED)を訪れる全ての年齢の成人患者であって、以下:任意の期間にわたる意識喪失(LOC);事故の直前又は直後における、任意の記憶喪失事象(例えば、健忘症);事故時における、精神状態の任意の異変(放心、方向喪失及び/又は意識混濁の感覚);及び/又は永続性の場合もあり、永続性でない場合もある局所神経障害のうちの≧1つにより顕示された外傷誘導性の脳機能の生理学的破壊を負った成人患者を登録した。外傷誘導性は、頭部が殴打されること、頭部を物体にぶつけること又は外部からの、頭部への、直接的外傷を伴わずに、脳が加速/減速運動を経ること(例えば、むち打ち状態)を含んだ。
使用された組入れ/除外基準を、表2に示す。
Figure 0007346300000003
Figure 0007346300000004
3つの臨床群(すなわち、ED、ADM及びICU)の各々について、対象を、3つの異なる評価コホート:略式評価(BA)コホート、圧縮評価(CA)コホート又は総合評価+MRI(CA+MRI)コホートのうちの1つに入れた。追跡率を80%とするマイルストーン計画について、表3を参照されたい。
Figure 0007346300000005
略式評価(BA)コホートは、ED群、ADM群及びICU群について、400例ずつの対象を伴う、合計1200例の対象を含んだ。BAコホートについて、以下のデータ:人口学的データ及び全臨床経過データ;1日目(損傷から<24時間)における、血清、血漿、DNA及びRNAのための採血;1日目におけるベースラインの回収から3~6時間以内における、血清のための採血の反復(この構成要素を含むことは、施設に応じて、任意選択的である);入院経過の一部として、1日目から取得された臨床脳CTスキャン;並びにNINDS CDEウェブサイト上に公開されている、NIH TBI-CDE v.2.0のCore転帰尺度を使用して、構造化された電話インタビューを介して、2週間後、3、6及び12カ月後において収集された転帰データを収集した。
圧縮評価(CA)コホートは、ED群、ADM群及びICU群について、300例ずつの対象+100例ずつの対照を伴う、合計1200例の対象を含んだ。CAコホートについて、以下のデータ:人口学的データ及び全臨床経過データ;ADM群及びICU群についての、高密度の、毎日の臨床データ;1日目(損傷から<24時間)における、血清、血漿、RNA及びDNAのための採血;1日目におけるベースラインの回収から3~6時間以内における、血清のための採血の反復(この構成要素を含むことは、施設に応じて、任意選択的である);ADM及びICUについての、3日目(48~72時間後)及び5日目(96~120時間後)の、血清、血漿及びRNAのための採血;1~5日目における脳脊髄液の回収(この構成要素を含むことは、施設に応じて、任意選択的である);入院経過の一部として取得された、全ての臨床脳CTスキャン;2週間後及び6カ月間後における、血清、血漿及びRNAのための採血;並びにNIH TBI-CDE v.2.0のCore転帰尺度、Basic転帰尺度及びSupplemental転帰尺度を使用して、構造化された対面インタビューを介して、2週間後、6及び12カ月後において収集され、構造化された電話インタビューを介して、3カ月後において収集された転帰データを収集した。
総合評価+MRI(CA+MRI)コホートは、ED群、ADM群及びICU群について、200例ずつを伴う、合計600例の対象を含んだ。CA+MRIコホートについて、以下のデータ:人口学的データ及び全臨床経過データ;ADM群及びICU群についての、高密度の、毎日の臨床データ;1日目(損傷から<24時間)における、血清、血漿、RNA及びDNAのための採血;1日目におけるベースラインの回収から3~6時間以内における、血清のための採血の反復(この構成要素を含むことは、施設に応じて、任意選択的である);ADM及びICUについての、3日目(48~72時間後)及び5日目(96~120時間後)における、血清、血漿及びRNAのための採血;1~5日目における脳脊髄液の回収(この構成要素を含むことは、施設に応じて、任意選択的である);入院経過の一部として取得された、全ての臨床頭部CTスキャン;2週間後及び6カ月間後における、血清、血漿及びRNAのための採血;2週間後及び6カ月間後において取得された、3T精査のためのMRI;並びにNIH TBI-CDE v.2.0のCore転帰尺度、Basic転帰尺度及びSupplemental転帰尺度を使用して、構造化された対面インタビューを介して、2週間後、6及び12カ月後において収集され、構造化された電話インタビューを介して、3カ月後において収集された転帰データを収集した。
登録したら、院内において、データ収集が始まった。CA+MRI患者について、2週間後のMRIは、損傷日から14日±4日後に完了させた。対応する、2週間後の転帰は、2週間後のMRIから±3日後に完了させた。CA患者及びBA患者について、2週間後の転帰は、損傷日から14日後の±4日後に完了させた。3カ月後の転帰は、損傷日から90日後の±7日後に完了させた。CA+MRI患者について、6カ月後のMRIは、損傷日から180日後の±14日後に完了し、対応する6カ月後の転帰は、6カ月後のMRIから±14日後に完了させた。CA患者及びBA患者について、6カ月後の転帰は、損傷日から180日後の±14日後に完了させた。BTACT(Brief Test of Adult Cognition by Telephone)は、転帰から±7日後(しかし、同じ日ではなく、損傷から201日後以下である)に完了させるものとする。12カ月後の転帰は、損傷日から360日後の±30日後に完了させた。
UCH-L1を、i-STATアッセイフォーマットの、59例のTRACK TBI患者のサブセット内において測定した(表4)。
Figure 0007346300000006
Figure 0007346300000007
脳損傷から24時間以内における採血に加えて、各患者に、頭部CT、神経精神医学的検査、GCS(Glasgow Coma Scale)スコアを含む、広範な医学的査定を施し、また、多くの患者に、損傷の2週間以内に、追跡MRIも施した。細心の標準化採血プロトコール及び加工に続き、血漿試料を、-80℃における保存のためにアリコート分割し、その後、融解させ、調べた。各試料を、二連の試行にかけ、列挙された結果は、2回の試行の平均とした。図1は、UCH-L1レベルが、損傷後、最初の24時間を通して、損傷と相関したことを示す(範囲:約2~23時間)。表4は、ETOH消費は、TBI、特に、重度TBIと関連することが多いので、エタノール(ETOH)レベルは、バイオマーカーレベルと相関しなかったことを示す(ピアソン相関=0.023、p値=0.89)。
表5は、CTスキャンにより確認された、UCH-L1基準レベルを使用する、TBI患者の可能な転帰を示す。
Figure 0007346300000008
感度は、検査:TP/TTBIにより決定し、特異度は、検査:TNOT TBIにより決定した。PPVは、TP/TPOSITIVEにより決定した。NPVは、TN/TNEGATIVEにより決定した。精度は、(TP+TN)/TALL SUBJECTSにより決定した。
表6は、100pg/mL及び300pg/mLのUCH-L1カットオフレベルを、イメージング結果と比較して使用する結果を示す。これらのUCH-L1カットオフ値を使用して、頭部損傷を負っている、又は負った可能性がある対象を、外傷性脳損傷の存在又は非存在について査定することができる。例えば、本開示の方法は、イメージング結果に基づき、UCH-L1レベルが、少なくとも100pg/mLである対象の、外傷性脳損傷を負った確率が、86%を超えることを決定しうる。加えて、本開示の方法は、イメージング結果に基づき、UCH-L1レベルが、少なくとも300pg/mLである対象の、外傷性脳損傷を負った確率が、96%を超えることを決定しうる。
Figure 0007346300000009
この標本サイズ集団におけるUCH-L1アッセイのために、300pg/mLの基準レベルを使用したところ、バイオマーカー結果は、3カ月後におけるGOSE(Extended Glasgow Outcome Score)を、良好に予測した(p値=0.0082)。UCH-L1レベルは、損傷後、最初の24時間を通して、損傷と相関した(範囲:約2~23時間)。マーカーの出現~消失のこの時間は、このアッセイについての当初の予想を超えた。このデータは、TBIを伴う患者における、頭部CT/MRIに対する必要を予測するときの、UCH-L1アッセイの、優れた感度/特異度及び範囲を裏付ける。
図2及び3は、時点ごと(図2)及び時点2におけるUCH-L1レベルの、時点1と比較した変化(図3)による、全ての対象についての、UCH-L1及びCTスキャン結果に対する、ROC(receiver operating characteristic)解析を示す。図4は、絶対量(「絶対デルタ」)(すなわち、第1の時点(「時点1」)におけるUCH-L1レベル~第2の時点(「時点2」)におけるUCH-L1レベルの間の変化)による、全ての対象についての、UCH-L1レベル及びCTスキャン結果に対する、ROC(receiver operating characteristic)解析を示す。
表7は、患者191例の標本サイズにおける、TRACKデータの解析、とりわけ、時点2と時点1との間の、UCH-L1レベルの変化についての解析を示す。時点1の試料は、損傷から24時間以内に採取し、時点2の試料は、時点1の試料を採取した、約3~6時間後に採取した。UCH-L1は、時点1~時点2において、有意な変化を示すと考えられる(n=191、デルタ中央値(すなわち、時点1~時点2の変化)=-38pg/mL、ウィルコクソンの符合順位検定によるp値<0.0001)。また、図5及び6も参照されたい。図5は、時点1及び時点2における、研究の全ての患者において決定されたUCH-L1レベルを指し示す箱髭図を示す。図6は、時点による検査結果についての、アッセイ反応速度Zスコア中央値を示す。これらのデータは、単に、時点を比較する解析であったが、CT、MRI又はGCS+/-に基づかない。
Figure 0007346300000010
191例の試料によるTRACKデータを、時点1の試料を、いつ採取したのか、例えば、損傷の0~約6時間後(「0~6時間群」)、損傷の約6~約12時間後(「6~12時間群」)に基づき、さらに解析したところ、これらは、頭部CTスキャン結果及び/又はGCSスコアと相関した。UCH-L1の、時点1の試料中レベル及び時点2の試料中レベルを、陽性若しくは陰性の頭部CTスキャン結果及び/又はGCSスコアと比較したところ、軽度又は中等度の/重度のTBIが指し示された。この解析は、時点1の試料を採取した時間に基づいたので、群1つ当たりの対象の数は、小さかった。表8を参照されたい。
Figure 0007346300000011
CTスキャン:図7A及び7Bは、頭部CTスキャンが陽性又は陰性であった、0~6時間群に由来する対象におけるUCH-L1結果を示す。図8A及び8Bは、頭部CTスキャンが陽性又は陰性であった、6~12時間群に由来する対象におけるUCH-L1結果を示す。図7A及び8Aは、頭部CTスキャンが陽性又は陰性であった対象の、時点1及び時点2におけるUCH-L1レベルの分布を示す。CTが陽性の対象におけるUCH-L1レベルは、0~6時間群及び6~12時間群のいずれについても、時点1及び時点2の両方において、CTが陰性の対象におけるUCH-L1レベルより高かった。CTスキャンが陽性である、0~6時間群に由来する対象におけるUCH-L1レベルは、時点1~時点2において、顕著に低下した。図7B及び8Bは、時点1及び時点2におけるUCH-L1レベルを、CTスキャン結果と相関させるROC曲線を示す。ROC曲線に基づく、0~6時間群及び6~12時間群についての基準レベルの感度及び特異度を、表9に示す。
Figure 0007346300000012
図9Aが、頭部CTスキャンが陽性又は陰性であった、0~6時間群に由来する対象における、UCH-L1の、時点2の試料中レベルの、時点1の試料中レベルからの変化(「デルタ」)を示すのに対し、図10Aは、この群のUCH-L1レベルの絶対量(「絶対デルタ」)を示す。図9Bが、頭部CTスキャンが陽性又は陰性であった、6~12時間群に由来する対象における、UCH-L1の、時点2の試料中レベルの、時点1の試料中レベルからの変化(「デルタ」)を示すのに対し、図10Bは、この群のUCH-L1レベルの絶対量(「絶対デルタ」)を示す。頭部CTスキャンが陽性である対象は、時点1~時点2におけるUCH-L1レベルの低下又は変化が、頭部CTスキャンが陰性である対象と比較して大きかった。0~6時間群に由来する対象は、UCH-L1レベルの変化が、6~12時間群に由来する対象と比較して大きかった。時点1の試料を、損傷後0~10時間の間に採取し(「0~10時間群」)、それぞれの時点2の試料と比較した試料並びに時点1の試料を、損傷後10時間を超えて採取し(「>10時間群」)、それぞれの時点2の試料と比較した試料について検討するために、データを解析した。図17及び18は、0~10時間群及び>10時間群のそれぞれについて、UCH-L1レベルの絶対量(「絶対デルタ」)を、CTスキャン結果と相関させるROC曲線を示す。ROC曲線に基づく、0~10時間群についての、UCH-L1レベルの絶対量(又は時点1~時点2の間の変化)についての、感度及び特異度を、表10に示す。
Figure 0007346300000013
CTスキャンについての倍数変化解析:時点1におけるレベルと時点2におけるレベルとの間の倍数変化を、0~6時間群の対象12~14例において決定した。図16は、頭部CTスキャンの陽性又は陰性と相関した、UCH-L1レベルの倍数変化(時点1におけるUCH-L1レベル/時点2におけるUCH-L1レベル)についてのROC曲線を示す。時点1の試料を、損傷後最初の6時間以内に採取した場合、1.5の倍数基準レベル(すなわち、時点1の結果/時点2の結果)は、83%の感度及び75%の特異度を有した。この倍数基準レベルは、対象における陽性のCTを良好に予測し、この場合、1.5未満の倍数変化は、対象における陽性のCTスキャン結果を予測した。
時点1におけるレベルと時点2におけるレベルとの間の倍数変化を、0~12時間群の対象において決定した。UCH-L1レベルの倍数変化(時点1におけるUCH-L1レベル/時点2におけるUCH-L1レベル)についてのROC曲線は、頭部CTスキャンの陽性又は陰性と相関した(データは示さない)。時点1の試料を、損傷後最初の12時間以内に採取した場合、1.81の倍数基準レベル(すなわち、時点1の結果/時点2の結果)は、93%の感度及び36%の特異度を有した。この倍数基準レベルは、対象における陽性のCTを良好に予測し、この場合、1.81未満の倍数変化は、対象における陽性のCTスキャン結果を予測したことから、対象を、CTスキャンを必要とする対象として分類する。UCH-L1レベルの倍数変化(時点2におけるUCH-L1レベル/時点1におけるUCH-L1レベル)についてのROC曲線は、頭部CTスキャンの陽性又は陰性と相関した(データは示さない)。時点1の試料を、損傷後最初の12時間以内に採取した場合、0.55の倍数基準レベル(すなわち、時点2の結果/時点1の結果)は、93%の感度及び36%の特異度を有した。この倍数基準レベルは、対象における陽性のCTを良好に予測し、この場合、0.55を超える倍数変化は、対象における陽性のCTスキャン結果を予測したことから、対象を、CTスキャンを必要とする対象として分類する一方、0.55未満の倍数変化は、対象を、CTスキャンに対する必要について、陰性として分類する。
ROC解析はまた、時点1におけるUCH-L1レベルが、550pg/mLを超える、又は時点2~時点1の間の倍数変化が、0.55を超える場合、対象を、CTスキャンに対する必要について、陽性として分類し;時点1におけるUCH-L1レベルが、550pg/mL未満である、又は時点2~時点1の間の倍数変化が、0.55未満である場合、対象を、CTスキャンに対する必要について、陰性として分類することを示すのにも実施した。これらの基準レベルは、100%の感度及び32%の特異度を有した。
GCSスコア:図11A及び11Bは、それらのGCSスコアに基づき、軽度又は中等度~重度の(「中等度の/重度の」)TBIを有すると同定された、0~6時間群に由来する対象におけるUCH-L1結果を示す。図12A及び12Bは、それらのGCSスコアに基づき、軽度又は中等度~重度の(「中等度の/重度の」)TBIを有すると同定された、6~12時間群に由来する対象におけるUCH-L1結果を示す。図11A及び12Aは、軽度又は中等度の/重度を有すると決定された対象の、時点1及び時点2におけるUCH-L1レベルの分布を示す。中等度の/重度の対象におけるUCH-L1レベルは、0~6時間群及び6~12時間群のいずれについても、時点1及び時点2の両方において、軽度の対象より高かった。0~6時間群及び6~12時間群におけるUCH-L1レベルは、時点1~時点2において、顕著に低下した。図11B及び12Bは、時点1及び時点2におけるUCH-L1レベルを、GCSスコアと相関させるROC曲線を示す。ROC曲線に基づく、0~6時間群及び6~12時間群についての基準レベルの感度及び特異度を、表11に示す。
Figure 0007346300000014
図13Aは、0~6時間群の対象における、UCH-L1の、時点2の試料中レベルの、時点1の試料中レベルからの変化(「デルタ」)を示す。図13Bは、6~12時間群の対象における、UCH-L1の、時点2の試料中レベルの、時点1の試料中レベルからの変化(「デルタ」)を示す。
図14Aは、0~6時間群のUCH-L1レベルの絶対量(又は時点1~時点2の間の変化;「絶対デルタ」)を示し、図14Bは、時点1及び時点2におけるUCH-L1レベルを、GCSスコア(中等度の/重度のと対比した軽度)と相関させるROC曲線を示す。図15Aは、6~12時間群のUCH-L1レベルの絶対量(又は時点1~時点2の間の変化;「絶対デルタ」)を示し、図15Bは、時点1及び時点2におけるUCH-L1レベルを、GCSスコア(中等度の/重度のと対比した軽度)と相関させるROC曲線を示す。GCSスコアに基づき、中等度の/重度のTBIを有することが決定された対象は、時点1~時点2におけるUCH-L1レベルの低下又は変化が、GCSスコアに基づき、軽度TBIを有することが決定された対象と比較して大きかった。0~6時間群に由来する中等度の/重度の対象は、UCH-L1レベルの変化が、6~12時間群に由来する対象と比較して、著明に大きかった。ROC曲線に基づく、0~6時間群及び6~12時間群についての、UCH-L1レベルの絶対量(又は時点1~時点2の間の変化)についての、感度及び特異度を、表12に示す。
Figure 0007346300000015
時点1の試料を、損傷後0~10時間の間に採取し(「0~10時間群」)、損傷後0~11時(「0~11時間群」)、又は損傷後0~12時間(「0~12時間群」)、それぞれの時点2の試料と比較した試料について検討するために、データを解析した。時点1の試料を、損傷後11時間を超えて採取し(「>11時間群」)、それぞれの時点2の試料と比較した試料について検討するために、データを解析した。図19及び20は、0~11時間群及び>11時間群のそれぞれについて、UCH-L1レベルの絶対量(「絶対デルタ」)を、CTスキャン結果と相関させるROC曲線を示す。図21及び22は、0~10時間群及び0~12時間群のそれぞれについて、UCH-L1レベルの絶対量(「絶対デルタ」)を、CTスキャン結果と相関させるROC曲線を示す。ROC曲線に基づく、0~10時間、0~11時間群及び0~12時間群についての、UCH-L1レベルの絶対量(又は時点1~時点2の間の変化)についての、感度及び特異度を、表13に示す。
Figure 0007346300000016
GCSスコアについての倍数変化解析:時点2におけるレベルと時点1におけるレベルとの間の倍数変化を、0~12時間群の対象において決定した。UCH-L1レベルの倍数変化(時点2におけるUCH-L1レベル/時点1におけるUCH-L1レベル)についてのROC曲線は、GCSスコアと相関した(データは示さない)。時点1の試料を、損傷後最初の12時間以内に採取した場合、0.73の倍数基準レベル(すなわち、時点2の結果/時点1の結果)は、67%の感度及び48%の特異度を有した。この倍数基準レベルは、対象における中等度~重度のTBIを良好に予測し、この場合、0.73以上の倍数変化は、対象における中等度~重度のTBIを予測した。
ROC解析はまた、時点1におけるUCH-L1レベルが、550pg/mL以上である、又は時点2~時点1の間の倍数変化が、0.73を超える場合、対象を、中等度~重度のTBIを有する対象として分類し;時点1におけるUCH-L1レベルが、550pg/mL未満である、又は時点2~時点1の間の倍数変化が、0.73未満である場合、対象を、軽度TBIを有する対象として分類することを示すのにも実施した。これらの基準レベルは、100%の感度及び42.5%の特異度を有した。
ROC解析はまた、時点1におけるUCH-L1レベルが、450pg/mL以上である、又は時点2~時点1の間の倍数変化が、0.73を超える場合、対象を、中等度~重度のTBIを有する対象として分類し;時点1におけるUCH-L1レベルが、450pg/mL未満である、又は時点2~時点1の間の倍数変化が、0.73未満である場合、対象を、軽度TBIを有する対象として分類することを示すのにも実施した。これらの基準レベルは、100%の感度及び40%の特異度を有した。
ROC解析はまた、時点1におけるUCH-L1レベルが、350pg/mL以上である、又は時点2~時点1の間の倍数変化が、0.73を超える場合、対象を、中等度~重度のTBIを有する対象として分類し;時点1におけるUCH-L1レベルが、550pg/mL未満である、又は時点2~時点1の間の倍数変化が、0.73未満である場合、対象を、軽度TBIを有する対象として分類することを示すのにも実施した。これらの基準レベルは、100%の感度及び32.5%の特異度を有した。
まとめると、本開示は、特異的なUCH-L1基準値及び対象を外傷性脳損傷について査定するのに使用されうる、対応するアッセイ法を、標準的な臨床評価に加えて、又はこれに対する代替法として提示する。
前出の詳細な記載及び付属の実施例は、例示的なものであるに過ぎず、併載の特許請求の範囲及びそれらの均等物だけによって規定される、本発明の範囲に対する限定として理解されないものとすることが理解される。
開示された実施形態に対する、多様な変化及び改変が、当業者に明らかである。この精神及び範囲から逸脱しない限りにおいて、限定せずに述べると、化学構造、置換基、誘導体、中間体、合成、組成物、製剤又は本発明の使用法に関する変化及び改変を含む、このような変化及び改変がなされうる。
完全を期するため、本発明の多様な態様は、以下の番号付けされた条項に明示される。
条項1.頭部への損傷を負った、又は負った可能性があるヒト対象の診断及び査定の一助となる方法であって、a)推測される頭部への損傷後の24時間以内に、対象から採取された試料に対するアッセイを実施して、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)の、試料中レベルを測定又は検出するステップ;及びb)対象が、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷(TBI)を負っているのかどうかを決定するステップであって、(i)UCH-L1の、試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより高い場合、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると決定され、UCH-L1の、試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより低い場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定される;(ii)UCH-L1の第1の時点において採取された試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られる場合、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると決定され、UCH-L1の第1の時点において採取された試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られない場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定される;(iii)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇する場合、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると決定される、若しくは、UCH-L1のレベルの、第1の試料から、第2の試料への、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇が見られない場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定される;(iv)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも第1の絶対量の低下若しくは上昇する場合、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると決定される、若しくは、UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも第2の絶対量の低下若しくは上昇をする場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定される;又は(v)UCH-L1の、試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより高い、若しくはUCH-L1の第1の時点において採取された試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された試料中レベルへ量Xの有意な上昇若しくは低下が見られる場合、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると決定され、UCH-L1の、試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより低い、若しくはUCH-L1の第1の時点において採取された試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された試料中レベルへ量Xを超える有意な上昇若しくは低下が見られない場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定されるステップを含む方法。
条項2.第1の時点が、推測される損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇又は低下が、第2の時点から第1の時点へ、約1倍を超える、若しくは約1分の1未満である;第1の時点が、推測される損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇又は低下が、第2の時点から第1の時点へ、約0.73倍を超える、若しくは約0.73分の1未満である;又は第1の時点が、推測される損傷の約0~約12時間後であり、UCH-L1の基準レベルが、約350pg/mL~約550pg/mLの間であり、統計学的に有意な上昇若しくは低下が、第2の時点から第1の時点へ、約0.73倍を超える、若しくは約0.73分の1未満である、条項1に記載の方法。
条項3.対象が、アッセイが実施される前に、又は実施された後において、GCS(Glasgow Coma Scale)スコアを受けている、条項1又は2に記載の方法。
条項4.対象が、GCS(Glasgow Coma Scale)スコアに基づき、中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると推測される、条項3に記載の方法。
条項5.基準レベルが、中等度外傷性脳損傷及び重度外傷性脳損傷を有する対象と相関する、条項4に記載の方法。
条項6.基準レベルが、3~12のGCS(Glasgow Coma Scale)スコアと相関する、条項5に記載の方法。
条項7.対象が、GCS(Glasgow Coma Scale)スコアに基づき、軽度外傷性脳損傷を有すると推測される、条項3に記載の方法。
条項8.基準レベルが、軽度外傷性脳損傷を有する対象と相関する、条項7に記載の方法。
条項9.基準レベルが、13~15のGCS(Glasgow Coma Scale)スコアと相関する、条項8に記載の方法。
条項10.基準レベルが、少なくとも約85%~100%の間の感度及び少なくとも約30%~100%の間の特異度を有するアッセイにより決定される、条項1~9のいずれか一項に記載の方法。
条項11.基準レベルが、少なくとも約99%の感度及び少なくとも約75%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項1~10のいずれか一項に記載の方法。
条項12.基準レベルが、少なくとも約50pg/mL~約12000pg/mLの間である、条項1~11のいずれか一項に記載の方法。
条項13.基準レベルが、少なくとも約65pg/mL~約9019pg/mLの間である、条項1~12のいずれか一項に記載の方法。
条項14.試料が、推測される損傷後0~6時間以内に採取され、基準レベルが、約100%の感度及び少なくとも約33%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項1~13のいずれか一項に記載の方法。
条項15.試料が、推測される損傷後0~6時間以内に採取され、基準レベルが、約311pg/mLである、条項14に記載の方法。
条項16.試料が、推測される損傷後0~6時間以内に採取され、基準レベルが、約100%の感度及び約100%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項1~13のいずれか一項に記載の方法。
条項17.試料が、推測される損傷後0~6時間以内に採取され、基準レベルが、約9019pg/mLである、条項16に記載の方法。
条項18.試料が、推測される損傷後、約6時間~12時間の間に採取され、基準レベルが、約100%の感度及び少なくとも約30%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項1~13のいずれか一項に記載の方法。
条項19.試料が、推測される損傷後、約6時間~12時間の間に採取され、基準レベルが、約98pg/mLである、条項18に記載の方法。
条項20.試料が、推測される損傷後、約6時間~12時間の間に採取され、基準レベルが、約100%の感度及び少なくとも約63%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項1~13のいずれか一項に記載の方法。
条項21.試料が、推測される損傷後、約6時間~12時間の間に採取され、基準レベルが、約209pg/mLである、条項20に記載の方法。
条項22.試料が、推測される損傷後、約6時間~12時間の間に採取され、少なくとも約90%の感度及び少なくとも約96%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項1~13のいずれか一項に記載の方法。
条項23.試料が、推測される損傷後、約6時間~12時間の間に採取され、基準レベルが、約569pg/mLである、条項22に記載の方法。
条項24.絶対量が、中等度外傷性脳損傷及び重度外傷性脳損傷を有する対象と相関する、条項4に記載の方法。
条項25.絶対量が、3~12のGCS(Glasgow Coma Scale)スコアと相関する、条項24に記載の方法。
条項26.絶対量が、軽度外傷性脳損傷を有する対象と相関する、条項7に記載の方法。
条項27.絶対量が、13~15のGCS(Glasgow Coma Scale)スコアと相関する、条項26に記載の方法。
条項28.絶対量が、少なくとも約70%~100%の間の感度及び少なくとも約30%~100%の間の特異度を有するアッセイにより決定される、条項1~4、7又は24~27のいずれか一項に記載の方法。
条項29.試料が、推測される損傷後0~6時間以内に採取され、絶対量が、約100%の感度及び約100%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項28に記載の方法。
条項30.試料が、推測される損傷後0~6時間以内に採取され、絶対量が、約2528pg/mLである、条項29に記載の方法。
条項31.試料が、推測される損傷後6~12時間以内に採取され、絶対量が、少なくとも約70%の感度及び少なくとも約92%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項30に記載の方法。
条項32.試料が、推測される損傷後6~12時間以内に採取され、絶対量が、約129pg/mLである、条項31に記載の方法。
条項33.試料が、推測される損傷後0~10時間以内に採取され、絶対量が、約100%の感度及び少なくとも約36%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項28に記載の方法。
条項34.試料が、推測される損傷後6~12時間以内に採取され、絶対量が、約25pg/mLである、条項33に記載の方法。
条項35.試料が、推測される損傷後0~11時間以内に採取され、絶対量が、約100%の感度及び少なくとも約32%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項28に記載の方法。
条項36.試料が、推測される損傷後0~11時間以内に採取され、絶対量が、約25pg/mLである、条項35に記載の方法。
条項37.試料が、推測される損傷後0~12時間以内に採取され、絶対量が、少なくとも約75%の感度及び少なくとも約76%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項28に記載の方法。
条項38.試料が、推測される損傷後0~12時間以内に採取され、絶対量が、約129pg/mLである、条項37に記載の方法。
条項39.推測される頭部への損傷を負った、又は負った可能性があるヒト対象における外傷性脳損傷の程度を査定する方法であって、a)推測される損傷から24時間以内に対象から採取された第1の試料、及び第1の試料が採取された約3~約6時間後に対象から採取された第2の試料である、対象から得られた少なくとも2つの試料に対するアッセイを実施するステップ;b)少なくとも2つの試料中に、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)からなる外傷性脳損傷の早期バイオマーカーを検出するステップであって、UCH-L1の存在の開始が、推測される損傷の約0~約6時間後以内に現れるステップ;c)第1の試料及び第2の試料の各々におけるUCH-L1のレベルを決定し、UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下又は上昇するのかどうかを決定するステップ;並びにd)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下するのか、上昇するのか、又は同じレベルを維持するのかに基づき、対象における外傷性脳損傷の程度を決定するステップを含む方法。
条項40.第1の試料が、推測される損傷後0~約6時間以内に採取される、条項39に記載の方法。
条項41.UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも約20pg/mL~少なくとも約6100pg/mLの間で上昇又は低下する場合に、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有することが決定される、条項39又は40に記載の方法。
条項42.第1の試料が、推測される損傷後0~約6時間以内に採取され、UCH-L1のレベルが、少なくとも約2528pg/mL上昇又は低下する、条項41に記載の方法。
条項43.第1の試料が、推測される損傷後6~約12時間以内に採取され、UCH-L1のレベルが、少なくとも約129pg/mL上昇又は低下する、条項41に記載の方法。
条項44.第1の試料が、推測される損傷後0~約10時間以内又は約11時間後に採取され、UCH-L1のレベルが、少なくとも約25pg/mL上昇又は低下する、条項41に記載の方法。
条項45.第1の試料が、推測される損傷後0~約12時間以内に採取され、UCH-L1のレベルが、少なくとも約129pg/mL上昇又は低下する、条項41に記載の方法。
条項46.中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると評価されたヒト対象を、外傷性脳損傷処置により処置するステップをさらに含む、条項1~45のいずれか一項に記載の方法。
条項47.軽度外傷性脳損傷を有すると評価されたヒト対象をモニタリングするステップをさらに含む、条項1~45のいずれか一項に記載の方法。
条項48.推測される頭部への損傷を負った、又は負った可能性があるヒト対象に対して、頭部コンピュータ断層撮影(CT)スキャンを実施するのかどうかの決定の一助となる方法であって、a)推測される損傷から24時間以内に対象から採取された第1の試料、及び第1の試料が採取された約3~約6時間後に対象から採取された第2の試料である、対象から得られた少なくとも2つの試料に対するアッセイを実施するステップ;b)少なくとも2つの試料中に、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)からなる外傷性脳損傷の早期バイオマーカーを検出するステップであって、UCH-L1の存在の開始が、推測される損傷後約0~約6時間以内に現れるステップ;c)第1の試料及び第2の試料の各々におけるUCH-L1のレベルを決定し、UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下又は上昇するのかどうかを決定するステップ;並びにd)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下するのか、上昇するのか、又は同じレベルを維持するのかに基づき、対象に対して、CTスキャンを実施するのかどうかを決定するステップを含む方法。
条項49.(i)UCH-L1の、第1の試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより高い場合に、CTスキャンが、対象に対して実施され、UCH-L1の、第1の試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより低い場合に、CTスキャンが、対象に対して実施されない;(ii)UCH-L1の、第1の試料中レベルから、UCH-L1の、第2の試料中レベルへの、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られる場合に、CTスキャンが、対象に対して実施され、UCH-L1の、第1の試料中レベルから、UCH-L1の、第2の試料中レベルへの、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られない場合に、CTスキャンが、対象に対して実施されない;(iii)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇する場合に、CTスキャンが、対象に対して実施され、UCH-L1のレベルの、第1の試料から、第2の試料への、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇が見られない場合に、CTスキャンが、対象に対して実施されない;又は(iv)UCH-L1の、第1の試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより高い、又はUCH-L1の、第1の試料中レベルから、UCH-L1の、第2の試料中レベルへの、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られる場合に、CTスキャンが、対象に対して実施され、UCH-L1の、第1の試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより低い、若しくはUCH-L1の、第1の試料中レベルから、UCH-L1の、第2の試料中レベルへの、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られない場合に、CTスキャンが、対象に対して実施されない、条項48に記載の方法。
条項50.第1の時点が、推測される損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇若しくは低下が、第1の時点から第2の時点へ、約2倍未満若しくは約2分の1を超える;第1の時点が、推測される損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇若しくは低下が、第1の時点から第2の時点へ、約1.81倍未満若しくは約1.81分の1を超える;第1の時点が、推測される損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇が、第2の時点から第1の時点へ、約0.50倍を超える;第1の時点が、推測される損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇が、第2の時点から第1の時点へ、約0.55倍を超える;又は第1の時点が、推測される損傷の約0~約12時間後であり、UCH-L1の基準レベルが、約550pg/mLであり、統計学的に有意な上昇が、第2の時点から第1の時点へ、約0.55倍を超える、条項49に記載の方法。
条項51.対象が、アッセイが実施される前に、又は実施された後において、CTスキャンを受けている、条項48~50のいずれか一項に記載の方法。
条項52.対象が、CTスキャンに基づき、外傷性脳損傷を有すると推測される、条項51に記載の方法。
条項53.基準レベルが、頭部コンピュータ断層撮影の陽性と相関する、条項49、51又は52のいずれか一項に記載の方法。
条項54.基準レベルが、少なくとも約80%~100%の間の感度及び少なくとも約30%~100%の間の特異度を有するアッセイにより決定される、条項49又は51~53のいずれか一項に記載の方法。
条項55.基準レベルが、少なくとも約50pg/mL~約1000pg/mLの間である、条項49又は51~54のいずれか一項に記載の方法。
条項56.基準レベルが、少なくとも約86pg/mL~約700pg/mLの間である、条項49又は51~55のいずれか一項に記載の方法。
条項57.試料が、推測される損傷後0~6時間以内に採取され、基準レベルが、約100%の感度及び少なくとも約37.5%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項49又は51~56のいずれか一項に記載の方法。
条項58.試料が、推測される損傷後0~6時間以内に採取され、基準レベルが、約370pg/mLである、条項57に記載の方法。
条項59.試料が、推測される損傷後0~6時間以内に採取され、基準レベルが、約100%の感度及び少なくとも約75%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項49又は51~56のいずれか一項に記載の方法。
条項60.試料が、推測される損傷後0~6時間以内に採取され、基準レベルが、約509pg/mLである、条項59に記載の方法。
条項61.試料が、推測される損傷後、約6時間~12時間の間に採取され、少なくとも約96%の感度及び少なくとも約30%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項49又は51~56のいずれか一項に記載の方法。
条項62.試料が、推測される損傷後、約6時間~12時間の間に採取され、基準レベルが、約96pg/mLである、条項61に記載の方法。
条項63.試料が、推測される損傷後、約6時間~12時間の間に採取され、少なくとも約86%の感度及び少なくとも約35%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項49又は51~56のいずれか一項に記載の方法。
条項64.試料が、推測される損傷後、約6時間~12時間の間に採取され、基準レベルが、約86pg/mLである、条項63に記載の方法。
条項65.試料が、推測される損傷後、約0時間~12時間の間に採取され、基準レベルが、約100%の感度及び少なくとも約32%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項49又は51~56のいずれか一項に記載の方法。
条項66.試料が、推測される損傷後、約6時間~12時間の間に採取され、基準レベルが、約550pg/mLである、条項65に記載の方法。
条項67.絶対量が、頭部コンピュータ断層撮影の陽性と相関する、条項49、51又は52のいずれか一項に記載の方法。
条項68.絶対量が、少なくとも約80%~100%の間の感度及び少なくとも約30%~100%の間の特異度を有するアッセイにより決定される、条項67に記載の方法。
条項69.試料が、推測される損傷後0~10時間以内に採取され、絶対量が、少なくとも約85%の感度及び少なくとも約41%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項68に記載の方法。
条項70.試料が、推測される損傷後0~10時間以内に採取され、絶対量が、約25pg/mLである、条項69に記載の方法。
条項71.試料が、推測される損傷後0~10時間以内に採取され、絶対量が、少なくとも約90%の感度及び少なくとも約35%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項68に記載の方法。
条項72.試料が、推測される損傷後0~10時間以内に採取され、絶対量が、約23pg/mLである、条項71に記載の方法。
条項73.第2の試料が、ヒト対象から、頭部への損傷後、約5時間~約16時間又は約3時間~約6時間の間に採取される、条項1~72のいずれか一項に記載の方法。
条項74.第2の試料が、ヒト対象から、頭部への損傷の約3時間、約4時間、約5時間、約6時間、約7時間、約8時間、約9時間、約10時間、約11時間又は約12時間後に採取される、条項1~73のいずれか一項に記載の方法。
条項75.試料に対するアッセイを実施して、UCH-L1ではない、1つ以上の、他のバイオマーカーのレベルを測定又は検出するステップをさらに含む、条項1~74のいずれか一項に記載の方法。
条項76.アッセイが、I.1つ以上の他のバイオマーカーの、第1の試料中レベル及び第2の試料中レベルを測定又は検出するステップ、II.1つ以上の他のバイオマーカーのレベルの、第1の試料から第2の試料へ低下又は上昇を決定するステップ、及びIII.1つ以上の他のバイオマーカーの第1の試料中レベルから1つ以上の他のバイオマーカーの第2の試料中レベルへ、統計学的に有意な低下若しくは上昇が見られる場合に、ヒト対象を、軽度外傷性脳損傷を有すると評価するステップを含む、条項75に記載の方法。
条項77.1つ以上の他のバイオマーカーが、S100β、ニューロン特異的エノラーゼ(NSE)、グリア細胞線維性酸性タンパク質(UCH-L1)、アポリポタンパク質1、タウ、C反応性タンパク質(CRP)、遊離脳由来神経栄養因子(BDNF)、p-タウ、総BDNF、トロポニンI(TnI)及びこれらの組合せからなる群から選択される、条項75又は76に記載の方法。
条項78.1つ以上の他のバイオマーカーが、S100β、BDNF又はCRPである、条項77に記載の方法。
条項79.軽度外傷性脳損傷を有すると評価されたヒト対象を、軽度外傷性脳損傷処置により処置するステップをさらに含む、条項1~78のいずれか一項に記載の方法。
条項80.軽度外傷性脳損傷を有すると評価されたヒト対象をモニタリングするステップをさらに含む、条項1~79のいずれか一項に記載の方法。
条項81.UCH-L1のレベルを測定するステップが、イムノアッセイによりなされる、条項1~80のいずれか一項に記載の方法。
条項82.UCH-L1のレベルを測定するステップが、A.試料を、同時に、又は任意の順序において逐次的に、(1)UCH-L1上又はUCH-L1断片上のエピトープに結合して捕捉抗体-UCH-L1抗原複合体を形成する捕捉抗体、及び(2)検出可能な標識を含み、捕捉抗体が結合していないUCH-L1上のエピトープに結合してUCH-L1抗原-検出抗体複合体を形成する検出抗体と接触させることにより、捕捉抗体-UCH-L1抗原-検出抗体複合体が形成されること、並びにB.UCH-L1の、試料中量又は試料中濃度を、捕捉抗体-UCH-L1抗原-検出抗体複合体内の検出可能な標識により発生したシグナルに基づき測定することを含む、条項1~81のいずれか一項に記載の方法。
条項83.試料が、全血試料、血清試料、脳脊髄液試料及び血漿試料からなる群から選択される、条項1~82のいずれか一項に記載の方法。
条項84.試料が、ヒト対象が、物理的振盪、閉鎖性頭部外傷若しくは開放性頭部外傷を結果としてもたらす外部の機械的力若しくは他の力、1回以上の転倒、爆発又は爆破による鈍的衝撃により引き起こされた頭部への損傷、又は他の種類の鈍的外傷を負った後に得られる、条項1~83のいずれか一項に記載の方法。
条項85.ヒト対象が、化学物質、毒素又は化学物質と毒素との組合せを摂取した、又はこれらへと曝露された後において試料が得られる、条項1~83のいずれか一項に記載の方法。
条項86.化学物質又は毒素が、火、カビ、アスベスト、害虫駆除剤、殺虫剤、有機溶剤、塗料、糊、ガス、有機金属、乱用薬物又はこれらの1つ以上の組合せである、条項85に記載の方法。
条項87.試料が、自己免疫疾患、代謝性障害、脳腫瘍、低酸素症、ウイルス、髄膜炎、水頭症又はこれらの組合せを患うヒト対象から得られる、条項1~83のいずれか一項に記載の方法。
条項88.ヒト対象の臨床状態、ヒト対象の検査値、軽度、中等度~重度の外傷性脳損傷を患うものとしての、ヒト対象の分類、ヒト対象による、低レベル又は高レベルのUCH-L1の呈示、及び前記ヒト対象が、頭部への損傷を負った可能性がある、任意の事象のタイミングからなる群から選択された因子に関わらず、任意のヒト対象に対して実行されうる、条項1~83のいずれか一項に記載の方法。
条項89.頭部損傷(外傷性脳損傷のような)を負った、又は負った可能性があるヒト対象の診断及び査定の一助となる方法であって、
a)推測される頭部損傷後24時間以内に、対象から採取された試料(生物学的試料のような)に対するアッセイを実施して、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)の、試料中レベルを測定又は検出するステップ;及び
b)対象が、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷(TBI)を負っているのかどうかを決定するステップであって、
(i)UCH-L1の、試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより高い場合、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると決定され、UCH-L1の、試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより低い場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定される;
(ii)UCH-L1の、第1の時点において採取された試料中レベルから、UCH-L1の、第2の時点において採取された試料中レベルへの、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られる場合、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると決定され、UCH-L1の、第1の時点において採取された試料中レベルから、UCH-L1の、第2の時点において採取された試料中レベルへの、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られない場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定される;
(iii)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇する場合、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると決定される、若しくはUCH-L1のレベルの第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇が見られない場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定される;
(iv)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも第1の絶対量の低下若しくは上昇する場合、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると決定される、若しくはUCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも第2の絶対量の低下若しくは上昇する場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定される;又は
(v)UCH-L1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより高い、若しくはUCH-L1の第1の時点において採取された試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された試料中レベルへ量Xの有意な上昇若しくは低下が見られる場合、対象が、中等度~重度の外傷性脳損傷を有すると決定され、UCH-L1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより低い、若しくはUCH-L1の第1の時点において採取された試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された試料中レベルへ量Xを超える有意な上昇若しくは低下が見られない場合、対象が、軽度外傷性脳損傷を有すると決定される
ステップ
を含む方法。
条項90.ヒト対象を、頭部損傷(外傷性脳損傷のような)について査定する方法であって、
a)推測される頭部損傷後24時間以内に、対象から採取された試料(生物学的試料のような)に対するアッセイを実施して、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)の、試料中レベルを測定するステップ;及び
b)対象が、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷(TBI)を負っているのかどうかを決定するステップであって、
(i)UCH-L1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより高い場合、対象が中等度~重度のTBIを負っており、UCH-L1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより低い場合、対象が軽度TBIを負っている;
(ii)UCH-L1の第1の時点において採取された試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られる場合、対象が中等度~重度のTBIを負っており、UCH-L1の第1の時点において採取された試料中レベルからUCH-L1の第2の時点において採取された試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られない場合、対象が軽度TBIを負っている;
(iii)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇する場合、対象が中等度~重度のTBIを負っており、UCH-L1のレベルの第1の試料から第2の試料への少なくとも絶対量の低下若しくは上昇が見られない場合、対象が軽度TBIを負っている;又は
(iv)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも第1の絶対量の低下若しくは上昇する場合、対象が中等度~重度のTBIを負っており、UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも第2の絶対量の低下若しくは上昇する場合、対象が軽度TBIを負っている
ステップ
を含む方法。
条項91.第1の時点が、推測される頭部損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇又は低下が、
(a)第2の時点から第1の時点へ、約1倍を超える、若しくは約1分の1未満;
(b)第2の時点から第1の時点へ、約0.73倍を超える、若しくは約0.73分の1未満;又は
(c)第2の時点から第1の時点へ、約0.73倍を超える、若しくは約0.73分の1未満
からなる群から選択され、UCH-L1の基準レベルが、約350pg/mL~約550pg/mLの間である、条項89又は90に記載の方法。
条項92.対象が、アッセイが実施される前に、又は実施された後において、GCS(Glasgow Coma Scale)スコアを受けている、条項89~91のいずれかに記載の方法。
条項93.対象が、GCS(Glasgow Coma Scale)スコアに基づき、中等度~重度のTBIを有すると推測される、条項92に記載の方法。
条項94.基準レベルが、中等度~重度のTBIを有する対象と相関する、条項89~93のいずれかに記載の方法。
条項95.基準レベルが、3~12のGCS(Glasgow Coma Scale)スコアと相関する、条項94に記載の方法。
条項96.対象が、GCS(Glasgow Coma Scale)スコアに基づき、軽度TBIを有すると推測される、条項92に記載の方法。
条項97.基準レベルが、軽度TBIを有する対象と相関する、条項89~92のいずれかに記載の方法。
条項98.基準レベルが、13~15のGCS(Glasgow Coma Scale)スコアと相関する、条項97に記載の方法。
条項99.基準レベルが、(a)少なくとも約85%~約100%の間の感度及び少なくとも約30%~約100%の間の特異度を有するアッセイにより決定される;(b)少なくとも約99%の感度及び少なくとも約75%の特異度を有するアッセイにより決定される;(c)少なくとも約50pg/mL~約12000pg/mLの間である;又は(d)少なくとも約65pg/mL~約9019pg/mLの間である、条項89~98のいずれかに記載の方法。
条項100.試料が、(a)推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取され、基準レベルが、約100%の感度及び少なくとも約33%の特異度を有するアッセイにより決定される;(b)推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取され、基準レベルが、約100%の感度及び約100%の特異度を有するアッセイにより決定される;(c)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取され、基準レベルが、約100%の感度及び少なくとも約30%の特異度を有するアッセイにより決定される;(d)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取され、基準レベルが、約100%の感度及び少なくとも約63%の特異度を有するアッセイにより決定される;又は(e)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取され、少なくとも約90%の感度及び少なくとも約96%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項89~99のいずれかに記載の方法。
条項101.試料が、(a)推測される頭部損傷後0~約6時間以内に採取され、基準レベルが、約311pg/mLである;(b)推測される頭部損傷後0~6時間以内に採取され、基準レベルが、約9019pg/mLである;(c)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取され、基準レベルが、約98pg/mLである;(d)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取され、基準レベルが、約209pg/mLである;又は(e)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取され、基準レベルが、約569pg/mLである、条項89~100のいずれかに記載の方法。
条項102.絶対量が、中等度~重度のTBIを有する対象と相関する、条項89又は90に記載の方法。
条項103.絶対量が、3~12のGCS(Glasgow Coma Scale)スコアと相関する、条項102に記載の方法。
条項104.絶対量が、軽度TBIを有する対象と相関する、条項89又は90に記載の方法。
条項105.絶対量が、13~15のGCS(Glasgow Coma Scale)スコアと相関する、条項104に記載の方法。
条項106.絶対量が、少なくとも約70%~約100%の間の感度及び少なくとも約30%~約100%の間の特異度を有するアッセイにより決定される、条項89、90、及び102~105のいずれかに記載の方法。
条項107.試料が、(a)推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取され、絶対量が、約100%の感度及び約100%の特異度を有するアッセイにより決定される;(b)推測される頭部損傷後、約6~約12時間以内に採取され、絶対量が、少なくとも約70%の感度及び少なくとも約92%の特異度を有するアッセイにより決定される;(c)推測される頭部損傷後、約0~約10時間以内に採取され、絶対量が、約100%の感度及び少なくとも約36%の特異度を有するアッセイにより決定される;(d)推測される頭部損傷後、約0~約11時間以内に採取され、絶対量が、約100%の感度及び少なくとも約32%の特異度を有するアッセイにより決定される;又は(e)推測される頭部損傷後、約0~約12時間以内に採取され、絶対量が、少なくとも約75%の感度及び少なくとも約76%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項106に記載の方法。
条項108.試料が、(a)推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取され、絶対量が、約2528pg/mLである;(b)推測される頭部損傷後、約6~約12時間以内に採取され、絶対量が、約129pg/mLである;(c)推測される頭部損傷後、約6~約12時間以内に採取され、絶対量が、約25pg/mLである;(d)推測される頭部損傷後0~11時間以内に採取され、絶対量が、約25pg/mLである;又は(e)推測される頭部損傷後、約0~約12時間以内に採取され、絶対量が、約129pg/mLである、条項106又は107に記載の方法。
条項109.頭部損傷を負った、又は負った可能性があるヒト対象における外傷性脳損傷の程度を決定する一助となる方法であって、
a)推測される頭部損傷から24時間以内に対象から採取された第1の試料、及び第1の試料が採取された約3~約6時間後に対象から採取された第2の試料である、対象から得られた少なくとも2つの試料(生物学的試料のような)に対するアッセイを実施するステップ;
b)少なくとも2つの試料中に、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)からなる外傷性脳損傷の早期バイオマーカーを検出するステップであって、UCH-L1の存在の開始が、推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に現れるステップ;
c)第1の試料及び第2の試料の各々におけるUCH-L1のレベルを決定し、UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下又は上昇するのかどうかを決定するステップ;及び
d)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下するのか、上昇するのか、又は同じレベルを維持するのかに基づき、対象における外傷性脳損傷の程度を決定するステップであって、対象が、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷を負っているのかどうかを決定することを含む、外傷性脳損傷の程度を決定するステップ
を含む方法。
条項110.ヒト対象における外傷性脳損傷(TBI)の程度を査定する方法であって、
a)アッセイを実施して、推測される頭部損傷から24時間以内に対象から採取された第1の試料、及び第1の試料が採取された約3~約6時間後に対象から採取された第2の試料である、対象から得られた少なくとも2つの試料(生物学的試料のような)中の、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)を定量するステップ;並びに
b)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下するのか、上昇するのか、又は同じレベルを維持するのかに基づき、対象におけるTBIの程度を決定するステップであって、対象が、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷を負っているのかどうかを決定することを含む、外傷性脳損傷の程度を決定するステップ
を含む方法。
条項111.第1の試料が、推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取される、条項109又は110に記載の方法。
条項112.UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも約20pg/mL~少なくとも約6100pg/mLの間で上昇又は低下する場合に、対象が、中等度~重度のTBIを有することが決定される、条項109~111のいずれかに記載の方法。
条項113.第1の試料が、(a)推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取され、UCH-L1のレベルが、少なくとも約2528pg/mL上昇若しくは低下する;(b)推測される頭部損傷後、約6~約12時間以内に採取され、UCH-L1のレベルが、少なくとも約129pg/mL上昇若しくは低下する;(c)推測される頭部損傷後、約0~約10時間以内に採取され、UCH-L1のレベルが、少なくとも約25pg/mL上昇若しくは低下する;(d)推測される頭部損傷後、約0~約11時間以内に採取され、UCH-L1のレベルが、少なくとも約25pg/mL上昇若しくは低下する;又は(e)推測される頭部損傷後、約0~約12時間以内に採取され、UCH-L1のレベルが、少なくとも約129pg/mL上昇又は低下する、条項109又は110に記載の方法。
条項114.(a)軽度又は中等度~重度のTBIを有すると評価されたヒト対象を、TBIのための処置により処置するステップ;及び、任意選択的に、(b)前記処置を受けた後のヒト対象をモニタリングするステップをさらに含む、条項89~113のいずれかに記載の方法。
条項115.軽度又は中等度~重度のTBIを有すると評価されたヒト対象をモニタリングするステップをさらに含む、条項89~113のいずれかに記載の方法。
条項116.頭部損傷(外傷性脳損傷のような)を負った、又は負った可能性があるヒト対象に対して、頭部コンピュータ断層撮影(CT)スキャンを実施するのかどうかの決定の一助となる方法であって、
a)推測される頭部損傷から24時間以内に対象から採取された第1の試料、及び第1の試料が採取された約3~約6時間後に対象から採取された第2の試料である、対象から得られた少なくとも2つの試料(生物学的試料のような)中の、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)を検出又は測定するアッセイを実施するステップ;
b)第1の試料及び第2の試料の各々におけるUCH-L1のレベルを決定し、UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下又は上昇するのかどうかを決定するステップ;及び
c)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下するのか、上昇するのか、又は同じレベルを維持するのかに基づき、対象に対して、CTスキャンを実施するのかどうかを決定するステップであって、
(i)UCH-L1の、第1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより高い場合に、CTスキャンが実施され、UCH-L1の第1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより低い場合に、CTスキャンが実施されない;
(ii)UCH-L1の第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られる場合に、CTスキャンが実施され、UCH-L1の第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られない場合に、CTスキャンが実施されない;又は
(iii)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇する場合に、CTスキャンが実施され、UCH-L1のレベルの第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇が見られない場合に、CTスキャンが実施されない
ステップ
を含む方法。
条項117.ヒト対象に対して、頭部コンピュータ断層撮影(CT)スキャンを実施するのかどうかを査定する方法であって、
a)アッセイを実施して、推測される頭部損傷後約24時間以内に対象から採取された第1の試料、及び第1の試料が採取された約3~約6時間後に対象から採取された第2の試料である、対象から得られた少なくとも2つの試料(生物学的試料のような)中の、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)を定量するステップ;並びに
b)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、低下するのか、上昇するのか、又は同じレベルを維持するのかに基づき、対象に対して、CTスキャンを実施するのかどうかを決定するステップであって、
(i)UCH-L1の第1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより高い場合に、CTスキャンが実施され、UCH-L1の第1の試料中レベルがUCH-L1の基準レベルより低い場合に、CTスキャンが実施されない;
(ii)UCH-L1の第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の試料中レベルへ統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られる場合に、CTスキャンが実施され、UCH-L1の第1の試料中レベルからUCH-L1の第2の試料中レベルへ統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られない場合に、CTスキャンが実施されない;又は
(iii)UCH-L1のレベルが、第1の試料から第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇する場合に、CTスキャンが実施され、UCH-L1のレベルの第1の試料から第2の試料へ少なくとも絶対量の低下若しくは上昇が見られない場合に、CTスキャンが実施されない
ステップ
を含む方法。
条項118.第1の時点が、推測される頭部損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇若しくは低下が、第1の時点から第2の時点へ、約2倍未満若しくは約2分の1を超える;第1の時点が、推測される頭部損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇若しくは低下が、第1の時点から第2の時点へ、約1.81倍未満若しくは約1.81分の1を超える;第1の時点が、推測される頭部損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇が、第2の時点から第1の時点へ、約0.50倍を超える;第1の時点が、推測される頭部損傷の約0~約12時間後であり、統計学的に有意な上昇が、第2の時点から第1の時点へ、約0.55倍を超える;又は第1の時点が、推測される頭部損傷の約0~約12時間後であり、UCH-L1の基準レベルが、約550pg/mLであり、統計学的に有意な上昇が、第2の時点から第1の時点へ、約0.55倍を超える、条項116又は117に記載の方法。
条項119.対象が、アッセイが実施される前に、又は実施された後において、CTスキャンを受けている、条項116~118のいずれかに記載の方法。
条項120.対象が、CTスキャンに基づき、外傷性脳損傷を有すると推測される、条項119に記載の方法。
条項121.基準レベルが、陽性の頭部CTスキャンと相関する、条項116~120のいずれかに記載の方法。
条項122.基準レベルが、(a)少なくとも約80%~約100%の間の感度及び少なくとも約30%~約100%の間の特異度を有するアッセイにより決定される;(b)少なくとも約50pg/mL~約1000pg/mLの間である;又は(c)少なくとも約86pg/mL~約700pg/mLの間である、条項116~121のいずれかに記載の方法。
条項123.試料が、(a)推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取され、基準レベルが、約100%の感度及び少なくとも約37.5%の特異度を有するアッセイにより決定される;(b)推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取され、基準レベルが、約100%の感度及び少なくとも約75%の特異度を有するアッセイにより決定される;(c)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取され、少なくとも約96%の感度及び少なくとも約30%の特異度を有するアッセイにより決定される;(d)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取され、少なくとも約86%の感度及び少なくとも約35%の特異度を有するアッセイにより決定される;又は(e)推測される頭部損傷後、約0時間~約12時間の間に採取され、基準レベルが、約100%の感度及び少なくとも約32%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項116~122のいずれかに記載の方法。
条項124.試料が、(a)推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取され、基準レベルが、約370pg/mLである;(b)推測される頭部損傷後、約0~約6時間以内に採取され、基準レベルが、約509pg/mLである;(c)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取され、基準レベルが、約96pg/mLである;(d)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取され、基準レベルが、約86pg/mLである;又は(e)推測される頭部損傷後、約6時間~約12時間の間に採取され、基準レベルが、約550pg/mLである、条項116~123のいずれかに記載の方法。
条項125.絶対量が、陽性の頭部CTスキャンと相関する、条項116又は117に記載の方法。
条項126.絶対量が、少なくとも約80%~約100%の間の感度及び少なくとも約30%~約100%の間の特異度を有するアッセイにより決定される、条項116又は117に記載の方法。
条項127.試料が、(a)推測される頭部損傷後、約0~約10時間以内に採取され、絶対量が、少なくとも約85%の感度及び少なくとも約41%の特異度を有するアッセイにより決定される;又は(b)推測される頭部損傷後、約0~約10時間以内に採取され、絶対量が、少なくとも約90%の感度及び少なくとも約35%の特異度を有するアッセイにより決定される、条項126に記載の方法。
条項128.試料が、(a)推測される頭部損傷後、約0~約10時間以内に採取され、絶対量が、約25pg/mLである;又は(b)推測される頭部損傷後、約0~約10時間以内に採取され、絶対量が、約23pg/mLである、条項126に記載の方法。
条項129.第2の試料が、推測される頭部損傷後約5時間~約16時間又は約3時間~約6時間の間に対象から採取される、条項89~128のいずれかに記載の方法。
条項130.第2の試料が、推測される頭部損傷の約3時間、約4時間、約5時間、約6時間、約7時間、約8時間、約9時間、約10時間、約11時間又は約12時間後に、対象から採取される、条項89~128のいずれかに記載の方法。
条項131.試料に対するアッセイを実施して、UCH-L1ではない、1つ以上の、他のバイオマーカーのレベルを測定又は検出するステップをさらに含む、条項89~130のいずれかに記載の方法。
条項132.アッセイが、
(a)1つ以上の、他のバイオマーカーの第1の試料中レベル及び第2の試料中レベルを測定又は検出するステップ、
(b)1つ以上の、他のバイオマーカーのレベルの第1の試料から第2の試料への低下又は上昇を決定するステップ、及び
(c)1つ以上の他のバイオマーカーの第1の試料中レベルから1つ以上の他のバイオマーカーの第2の試料中レベルへ、統計学的に有意な低下又は上昇が見られる場合に、対象を、軽度TBIを有すると評価するステップ
を含む、条項131に記載の方法。
条項133.1つ以上の、他のバイオマーカーが、S100β、ニューロン特異的エノラーゼ(NSE)、グリア細胞線維性酸性タンパク質(UCH-L1)、アポリポタンパク質1、タウ、C反応性タンパク質(CRP)、遊離脳由来神経栄養因子(BDNF)、p-タウ、総BDNF、トロポニンI(TnI)及びこれらの組合せからなる群から選択される、条項131又は132に記載の方法。
条項134.1つ以上の、他のバイオマーカーが、S100β、BDNF又はCRPである、条項133に記載の方法。
条項135.(a)軽度又は中等度~重度のTBIを有すると評価されたヒト対象を、TBIのための処置により処置するステップ;及び、任意選択的に、(b)前記処置を受けた後のヒト対象をモニタリングするステップをさらに含む、条項89~134のいずれかに記載の方法。
条項136.軽度又は中等度~重度のTBIを有すると評価されたヒト対象をモニタリングするステップをさらに含む、条項89~135のいずれかに記載の方法。
条項137.UCH-L1のレベルを測定するステップが、イムノアッセイを実施することを含む、条項89~136のいずれかに記載の方法。
条項138.UCH-L1のレベルを測定するステップが、
(a)試料を、同時に、又は任意の順序において逐次的に、
(1)UCH-L1上又はUCH-L1断片上のエピトープに結合して捕捉抗体-UCH-L1抗原複合体を形成する捕捉抗体、及び
(2)検出可能な標識を含み、捕捉抗体が結合していないUCH-L1上のエピトープに結合してUCH-L1抗原-検出抗体複合体を形成する検出抗体
と接触させることにより、捕捉抗体-UCH-L1抗原-検出抗体複合体が形成されること、並びに
(b)UCH-L1の、試料中量又は試料中濃度を、捕捉抗体-UCH-L1抗原-検出抗体複合体内の検出可能な標識により発生したシグナルに基づき測定すること
を含む、条項89~137のいずれかに記載の方法。
条項139.試料が、全血試料、血清試料、脳脊髄液試料及び血漿試料からなる群から選択される、条項89~138のいずれかに記載の方法。
条項140.対象が、物理的振盪、閉鎖性頭部外傷若しくは開放性頭部外傷を結果としてもたらす外部の機械的力若しくは他の力、1回以上の転倒、爆発又は爆破による鈍的衝撃により引き起こされた頭部損傷、又は他の種類の鈍的外傷を負った後に、試料が得られる、条項89~139のいずれかに記載の方法。
条項141.対象が、化学物質、毒素又は化学物質と毒素との組合せを摂取した、又はこれらへと曝露された後において、試料が得られる、条項89~139のいずれかに記載の方法。
条項142.化学物質又は毒素が、火、カビ、アスベスト、害虫駆除剤、殺虫剤、有機溶剤、塗料、糊、ガス、有機金属、乱用薬物又はこれらの1つ以上の組合せである、条項141に記載の方法。
条項143.試料が、自己免疫疾患、代謝性障害、脳腫瘍、低酸素症、ウイルス、髄膜炎、水頭症又はこれらの組合せを患う対象から得られる、条項89~139のいずれかに記載の方法。
条項144.ヒト対象の臨床状態、ヒト対象の検査値、軽度又は中等度~重度のTBIを患うヒト対象の分類、ヒト対象による、低レベル又は高レベルのUCH-L1の呈示、及びヒト対象が、頭部損傷を負った可能性がある、任意の事象のタイミングからなる群から選択された因子に関わらず、任意のヒト対象に対して実行されうる、条項89~139のいずれかに記載の方法。
条項145.試料が、生物学的試料である、条項89~144のいずれかに記載の方法。
条項146.試料が、全血試料である、条項89~145のいずれかに記載の方法。
条項147.試料が、血清試料である、条項89~145のいずれかに記載の方法。
条項148.試料が、血漿試料である、条項89~145のいずれかに記載の方法。

Claims (24)

  1. ヒト対象の、頭部損傷についての査定を補助する方法であって、
    a)推測される頭部損傷後24時間以内に、前記対象から採取された全血試料、血清試料又は血漿試料である試料に対するアッセイを実施して、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)の、前記試料中レベルを測定するステップ;及び
    b)前記対象が、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷(TBI)を負っているのかどうかを決定するステップを含み、
    UCH-L1の、前記試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより高い場合、前記対象が、中等度~重度のTBIを負っており、UCH-L1の、前記試料中レベルが、UCH-L1の基準レベルより低い場合、前記対象が、軽度TBIを負っており、ここで、
    (i)前記UCH-L1の基準レベルが、550pg/mLである;
    (ii)前記試料が、前記推測される頭部損傷後0~6時間以内に採取され、前記基準レベルが、311pg/mLである;
    (iii)前記試料が、前記推測される頭部損傷後0~6時間以内に採取され、前記基準レベルが、9019pg/mLである;
    (iv)前記試料が、前記推測される頭部損傷後、6時間~12時間の間に採取され、前記基準レベルが、98pg/mLである;
    (v)前記試料が、前記推測される頭部損傷後、6時間~12時間の間に採取され、前記基準レベルが、209pg/mLである;又は
    (vi)前記試料が、前記推測される頭部損傷後、6時間~12時間の間に採取され、前記基準レベルが、569pg/mLである、方法。
  2. 前記対象が、前記アッセイが実施される前に、又は実施された後において、GCS(Glasgow Coma Scale)スコアを受けている、請求項1に記載の方法。
  3. 前記対象が、前記GCS(Glasgow Coma Scale)スコアに基づき、中等度~重度のTBIを有すると推測される、又は、前記対象が、前記GCS(Glasgow Coma Scale)スコアに基づき、軽度TBIを有すると推測される、請求項2に記載の方法。
  4. ヒト対象における外傷性脳損傷(TBI)の程度の査定を補助する方法であって、
    a)アッセイを実施して、推測される頭部損傷から0~12時間以内に前記対象から採取された全血試料、血清試料又は血漿試料である第1の試料、及び前記第1の試料が採取された3~6時間後に前記対象から採取された全血試料、血清試料又は血漿試料である第2の試料である、前記対象から得られた少なくとも2つの試料中の、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)のレベルを測定するステップ;並びに
    b)UCH-L1のレベルが、前記第1の試料から前記第2の試料へ、低下するのか、上昇するのか、又は同じレベルを維持するのかに基づき、前記対象におけるTBIの程度を決定するステップであって、前記対象が、軽度又は中等度~重度の外傷性脳損傷を負っているのかどうかを決定することを含み、UCH-L1の前記第2の試料中レベルが、UCH-L1の前記第1の試料中レベルと比較して、0.73以上の倍数変化を示す場合、
    前記対象は中等度~重度のTBIを有すると決定され、又は、c)UCH-L1の前記第2の試料中レベルが、UCH-L1の前記第1の試料中レベルと比較して、0.73未満の倍数変化を示す場合、対象は軽度のTBIを有すると決定される、ステップ
    を含む方法。
  5. 前記第1の試料が、前記推測される頭部損傷後、0~6時間以内に採取される、請求項4に記載の方法。
  6. UCH-L1のレベルが、前記第1の試料から前記第2の試料へ、少なくとも20pg/mL~少なくとも6100pg/mLの間で上昇又は低下する場合に、前記対象が、中等度~重度のTBIを有することが決定される、請求項4又は5に記載の方法。
  7. 前記第1の試料が、(a)前記推測される頭部損傷後、0~6時間以内に採取され、UCH-L1のレベルが、少なくとも2528pg/mL上昇若しくは低下する;(b)前記推測される頭部損傷後、6~12時間以内に採取され、UCH-L1のレベルが、少なくとも129pg/mL上昇若しくは低下する;(c)前記推測される頭部損傷後、0~10時間以内に採取され、UCH-L1のレベルが、少なくとも25pg/mL上昇若しくは低下する;(d)前記推測される頭部損傷後、0~11時間以内に採取され、UCH-L1のレベルが、少なくとも25pg/mL上昇若しくは低下する;又は(e)前記推測される頭部損傷後、0~12時間以内に採取され、UCH-L1のレベルが、少なくとも129pg/mL上昇若しくは低下する、請求項4又は5に記載の方法。
  8. ヒト対象に対して、頭部コンピュータ断層撮影(CT)スキャンを実施するのかどうかの査定を補助する方法であって、
    a)アッセイを実施して、推測される頭部損傷後24時間以内に前記対象から採取された全血試料、血清試料又は血漿試料である第1の試料、及び前記第1の試料が採取された3~6時間後に前記対象から採取された全血試料、血清試料又は血漿試料である第2の試料である、前記対象から得られた少なくとも2つの試料中の、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)のレベルを測定するステップ;並びに
    b)UCH-L1のレベルが、前記第1の試料から前記第2の試料へ、低下するのか、上昇するのか、又は同じレベルを維持するのかに基づき、前記対象に対して、CTスキャンを実施するのかどうかを決定するステップであって、
    (i)UCH-L1の前記第1の試料中レベルから、UCH-L1の前記第2の試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られる場合に、前記CTスキャンが実施され、UCH-L1の前記第1の試料中レベルから、UCH-L1の前記第2の試料中レベルへ、統計学的に有意な上昇若しくは低下が見られない場合に、前記CTスキャンが実施されない;又は
    (ii)UCH-L1のレベルが、前記第1の試料から前記第2の試料へ、少なくとも絶対量で低下若しくは上昇する場合に、前記CTスキャンが実施され、UCH-L1のレベルの、前記第1の試料から前記第2の試料へ、少なくとも絶対量の低下若しくは上昇が見られない場合に、前記CTスキャンが実施されない、ステップを含み、ここで、
    前記第1の時点が、前記推測される頭部損傷の0~12時間後であり、前記第1の時点から前記第2の時点へ、前記統計学的に有意な上昇若しくは低下が、2倍未満若しくは2分の1を超える;
    前記第1の時点が、前記推測される頭部損傷の0~12時間後であり、前記第1の時点から前記第2の時点へ、前記統計学的に有意な上昇若しくは低下が、1.81倍未満若しくは1.81分の1を超える;
    前記第1の時点が、前記推測される頭部損傷の0~12時間後であり、前記第2の時点から前記第1の時点へ、前記統計学的に有意な上昇が、0.50倍を超える;又は
    前記第1の時点が、前記推測される頭部損傷の0~12時間後であり、前記第2の時点から前記第1の時点へ、前記統計学的に有意な上昇が、0.55倍を超える、方法。
  9. ヒト対象に対して、頭部コンピュータ断層撮影(CT)スキャンを実施するのかどうかの査定を補助する方法であって、アッセイを実施して、推測される頭部損傷後に対象から得られた全血試料、血清試料又は血漿試料である試料中の、ユビキチンカルボキシ末端ヒドロラーゼL1(UCH-L1)のレベルを測定するステップ、及び、前記対象に対して、CTスキャンを実施するのかどうかを決定するステップを含み、UCH-L1の前記試料中のレベルが、UCH-L1の基準レベルより高い場合に、前記CTスキャンが実施され、UCH-L1の前記試料中のレベルが、UCH-L1の基準レベル以下の場合に、前記CTスキャンが実施されず、ここで、
    (a)前記試料が、前記推測される頭部損傷後、0~6時間以内に採取され、前記基準レベルが、370pg/mLである;
    (b)前記試料が、前記推測される頭部損傷後、0~6時間以内に採取され、前記基準レベルが、509pg/mLである;
    (c)前記試料が、前記推測される頭部損傷後、6時間~12時間の間に採取され、前記基準レベルが、96pg/mLである;
    (d)前記試料が、前記推測される頭部損傷後、6時間~12時間の間に採取され、前記基準レベルが、86pg/mLである;又は
    (e)前記試料が、前記推測される頭部損傷後、6時間~12時間の間に採取され、前記基準レベルが、550pg/mLである、方法。
  10. 前記絶対量が、陽性の頭部CTスキャンと相関する、請求項に記載の方法。
  11. 前記試料が、(a)前記推測される頭部損傷後、0~10時間以内に採取され、前記絶対量が、25pg/mLである;又は(b)前記推測される頭部損傷後、0~10時間以内に採取され、前記絶対量が、23pg/mLである、請求項に記載の方法。
  12. 前記試料に対するアッセイを実施して、UCH-L1ではない、1つ以上の、他のバイオマーカーのレベルを測定又は検出するステップをさらに含み、前記1つ以上の他のバイオマーカーが、S100β、ニューロン特異的エノラーゼ(NSE)、グリア細胞線維性酸性タンパク質(GFAP)、アポリポタンパク質1、タウ、C反応性タンパク質(CRP)、遊離脳由来神経栄養因子(BDNF)、p-タウ、総BDNF、トロポニンI(TnI)及びこれらの組合せからなる群から選択される、請求項1~11のいずれかに記載の方法。
  13. 前記アッセイが、
    (a)1つ以上の他のバイオマーカーの、前記第1の試料中レベル及び前記第2の試料中レベルを測定又は検出するステップ、
    (b)前記1つ以上の他のバイオマーカーの前記レベルの、前記第1の試料から、前記第2の試料への低下又は上昇を決定するステップ、及び
    (c)前記1つ以上の他のバイオマーカーの、前記第1の試料中レベルから、前記1つ以上の他のバイオマーカーの、前記第2の試料中レベルへの、統計学的に有意な低下又は上昇が見られる場合に、前記対象を、軽度TBIを有すると評価するステップ
    を含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記1つ以上の他のバイオマーカーが、S100β、BDNF又はCRPである、請求項12又は13に記載の方法。
  15. 軽度TBIを有すると評価されたヒト対象をモニタリングするステップをさらに含む、請求項1~14のいずれかに記載の方法。
  16. UCH-L1のレベルを測定するステップが、イムノアッセイを実施することを含む、請求項1~15のいずれかに記載の方法。
  17. UCH-L1のレベルを測定するステップが、
    (a)前記試料を、同時に、又は任意の順序において逐次的に、
    (1)UCH-L1上又はUCH-L1断片上のエピトープに結合して捕捉抗体-UCH-L1抗原複合体を形成する捕捉抗体、及び
    (2)検出可能な標識を含み、前記捕捉抗体が結合していないUCH-L1上のエピトープに結合してUCH-L1抗原-検出抗体複合体を形成する検出抗体
    と接触させることにより、捕捉抗体-UCH-L1抗原-検出抗体複合体が形成されること、並びに
    (b)UCH-L1の前記試料中量又は前記試料中濃度を、前記捕捉抗体-UCH-L1抗原-検出抗体複合体内の前記検出可能な標識により発生させたシグナルに基づき測定すること
    を含む、請求項1~16のいずれかに記載の方法。
  18. 前記対象が、物理的振盪、閉鎖性頭部外傷若しくは開放性頭部外傷を結果としてもたらす外部の機械的力若しくは他の力、1回以上の転倒、爆発又は爆破による鈍的衝撃により引き起こされた頭部損傷、又は他の種類の鈍的外傷を負った後に、前記試料が得られる、請求項1~17のいずれかに記載の方法。
  19. 前記対象が、化学物質、毒素又は化学物質と毒素との組合せを摂取した、又はこれらへと曝露された後において、前記試料が得られる、請求項1~18のいずれかに記載の方法。
  20. 前記化学物質又は毒素が、火、カビ、アスベスト、害虫駆除剤、殺虫剤、有機溶剤、塗料、糊、ガス、有機金属、乱用薬物又はこれらの1つ以上の組合せである、請求項19に記載の方法。
  21. 前記試料が、自己免疫疾患、代謝性障害、脳腫瘍、低酸素症、ウイルス、髄膜炎、水頭症又はこれらの組合せを患う対象から得られる、請求項1~20のいずれかに記載の方法。
  22. 任意のヒト対象に対して、前記ヒト対象の臨床状態、前記ヒト対象の検査値、軽度又は中等度~重度のTBIを患う前記ヒト対象の分類、前記ヒト対象による低レベル又は高レベルのUCH-L1の呈示、及び前記ヒト対象が頭部損傷を負った可能性がある場合の任意の事象のタイミングからなる群から選択される因子に関わらず、実行されうる、請求項1~21のいずれかに記載の方法。
  23. 前記アッセイが、イムノアッセイ又は臨床化学アッセイである、請求項1~22のいずれかに記載の方法。
  24. 前記アッセイが、単一分子検出アッセイ又はポイントオブケアアッセイである、請求項1~22のいずれかに記載の方法。
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