JP7345364B2 - 配線略図システム - Google Patents

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Description

本発明は、配線略図を作成する配線略図システムに関する。
鉄道の業務に用いられる図面に配線略図がある。配線略図は、線路の配線が表されるので、線路略図とも呼ばれる。線路とは、列車又は車両を走らせるための通路であって、軌道及びこれを支持するために必要な路盤、構造物を包含する地帯である(非特許文献1参照)。配線略図には、線路と共に、線路に設けられた信号機等の鉄道設備が表される。配線略図において、線路は、見易いようにデフォルメされた線図で表され、鉄道設備は、記号で表わされる。配線略図は、以前は、長年にわたり手作業で作成されていた。配線略図のユーザは、そのような手作業でデフォルメされた配線略図を見慣れている。
本件出願人は、そのような見慣れたデフォルメ感を維持した配線略図(線路略図)を作成する線路略図作成システムを開発した(特許文献1参照)。そのシステムが作成する配線略図には、デフォルメされた線路とともに、その線路に設けられた信号機等の鉄道設備が表される。その配線略図は、線路ブロックを用いた定量的な位置特定によって、デフォルメされた線路上の位置に鉄道設備が配置される。
配線略図には、線路(線図)及び鉄道設備(記号)以外に、面領域を描画するニーズがある。描画したい面領域は、例えば、保守対象物があるエリア、保守作業時に作業員が移動可能なエリア、作業員の立入禁止エリア等である。そのような面領域は、地図上で平面図形として表される。図22及び図25の地図に輪郭線及びハッチングで示すように、面領域は、多角形領域として表される。
地図上の多角形領域は、その頂点の地理座標と、地図の縮尺に従って描画される。例えば、図22の地図と同じ地点の配線略図上の線路を図24に示す。この例から分かるように、配線略図2は、線路Rがデフォルメされているので、図中で統一された縮尺が無い。図25の地図と同じ地点の配線略図上の線路を図27に示す。図25の地図では曲線である線路Rが、図27の配線略図2では、直線にデフォルメされている。この例から分かるように、配線略図2は、線路Rがデフォルメされているので、配線略図2上の曲率は、地図上の曲率と同じとは限らない。このため、従来の線路略図作成システム(特許文献1参照)は、配線略図(線路略図)上にデフォルメされた線路に対応して面領域を自動的に描画することができなかった。
なお、駅のホームは、幅を有するので面領域と言えるが、線路に沿って細長く、ほぼ真っ直ぐであるので、配線略図において、手書きの時代から線路と共に描画されていた。従来の線路略図作成システムは、線路及びホームに、その描画データを利用していた。
特開2014-219482号公報
JIS E 1001:2001「鉄道-線路用語」
本発明は、上記問題を解決するものであり、配線略図上にデフォルメされた線路に対応した面領域を描画することができるシステムを提供することを目的とする。
本発明の配線略図システムは、線路及び面領域が表された配線略図を作成するシステムであって、地図上の線路及び面領域の地理座標を記憶した地理座標情報データベースと、配線略図上の前記線路を表すデータを記憶した配線略図データベースと、前記地理座標情報データベースに記憶された地理座標、及び前記配線略図データベースに記憶されたデータに基づいて配線略図を作成する処理を行う処理部と、前記処理部が作成した配線略図を出力する出力部とを備え、前記地図及び配線略図において、線路は、前記地図と前記配線略図との間で対応する複数の区分点によって、ブロック内で分岐しない複数の線路ブロックに区分され、前記面領域は、多角形領域であり、前記処理部は、地図上で前記多角形領域の各頂点から最も近い最近傍区分点又は最近傍線路ブロックを抽出し、その地図上の最近傍区分点又は最近傍線路ブロックに対応する配線略図上の区分点又は線路ブロックに対する相対位置として、前記配線略図上の前記各頂点の位置を算出することを特徴とする。
この配線略図システムにおいて、前記区分点は、分岐器、線路終端、及び立体交差の位置に配置されることが好ましい。
この配線略図システムにおいて、地図上で前記各頂点からの最近傍区分点と接続する線路ブロックに、その頂点から垂線をおろせる場合、前記処理部は、最も短い前記垂線の足が前記線路ブロックを、前記配線略図において前記地図と同じ内分比で内分するように、前記配線略図上のその頂点の前記線路ブロックに平行な方向の位置を算出することが好ましい。
この配線略図システムにおいて、地図上で前記各頂点からの最近傍線路ブロックに、その頂点から垂線をおろせる場合、前記処理部は、前記垂線の足が前記最近傍線路ブロックを、前記配線略図において前記地図と同じ内分比で内分するように、前記配線略図上のその頂点の前記最近傍線路ブロックに平行な方向の位置を算出してもよい。
この配線略図システムにおいて、地図上で前記頂点が、隣り合う2つの線路ブロックに挟まれている場合、前記処理部は、その頂点から前記2つの線路ブロックにおろした2本の垂線の長さの比が、前記地図上及び配線略図上で同じとなるように、前記配線略図上の前記頂点の前記線路ブロックに直交する方向の位置を算出することが好ましい。
この配線略図システムにおいて、地図上で前記頂点が、隣り合う2つの線路ブロックに挟まれていない場合、前記処理部は、前記垂線をおろした線路ブロックの長さに対するその垂線の長さの比が、前記地図上及び配線略図上で同じとなるように、前記配線略図上の前記頂点の前記線路ブロックに直交する方向の位置を算出することが好ましい。
この配線略図システムにおいて、前記処理部は、前記頂点の最近傍区分点と接続する線路ブロックに対する偏角が、前記地図上及び配線略図上で同じとなり、かつ、その線路ブロックの長さに対する頂点の前記最近傍区分点からの距離の比が、前記地図上及び配線略図上で同じとなるように、前記配線略図上の前記頂点の位置を算出してもよい。
この配線略図システムにおいて、前記地理座標情報データベースは、線路に設けられた鉄道設備の地理座標がさらに記憶され、前記処理部は、前記鉄道設備が属する線路ブロックを、前記配線略図において前記地図と同じ内分比で内分するように、前記線路ブロックにおける前記鉄道設備の位置を算出し、前記線路、多角形領域及び鉄道設備が表された配線略図を作成することが好ましい。
この配線略図システムにおいて、前記多角形領域の輪郭線と前記線路ブロックが交わっている場合、その多角形領域は、前記輪郭線と前記線路ブロックとの交点に頂点をさらに有してもよい。
この配線略図システムにおいて、前記処理部は、作成した配線略図のデータを前記配線略図データベースに記憶することが好ましい。
本発明の配線略図システムによれば、面領域が多角形領域であり、処理部は、その多角形領域の各頂点の最近傍区分点又は最近傍線路ブロックに対する相対位置として配線略図上の各頂点の位置を算出するので、配線略図上にデフォルメされた線路に対応して面領域を描画することができる。
本発明の一実施形態に係る配線略図システムのブロック構成図。 (a)は同システムにおける地図上の線路ブロック及び区分点を示す図、(b)は(a)に対応する配線略図上の線路ブロック及び区分点を示す図。 地図上の立体交差を示す図。 地図上の立体交差の位置に区分点を配置した図。 地図上の多角形領域の頂点を示す図。 地図上の最近傍区分点を示す図。 地図上の基準線路ブロックを示す図。 地図上の基準線路ブロックの別の例を示す図。 地図上の基準線路ブロック上におろした垂線の足の位置を示す図。 (a)は地図上の基準線路ブロックの内分を説明する図、(b)は配線略図上の基準線路ブロックの内分を説明する図。 地図上の基準線路ブロックに頂点から垂線をおろせない例を示す図。 地図上の最近傍区分点に対する頂点の位置を示す図。 配線略図上の最近傍区分点に対する頂点の位置を示す図。 地図上で隣り合う線路ブロックに挟まれた頂点を示す図。 地図上で隣り合う線路ブロックに同頂点からおろす垂線を示す図。 地図上で隣り合う線路ブロックにおろした同垂線の長さを示す図。 (a)は地図上の2本の垂線の長さの比を説明する図、(b)は配線略図上の2本の垂線の長さの比を説明する図。 地図上で隣り合う線路ブロックに挟まれていない頂点を示す図。 同頂点から線路ブロックにおろした垂線の長さを示す図。 (a)は地図上の線路ブロックと垂線の長さを説明する図、(b)は配線略図上の線路ブロックと垂線の長さを説明する図。 (a)は地図上の鉄道設備の位置を説明する図、(b)は配線略図上の鉄道設備の位置を説明する図。 地図上の面領域の例を示す図。 配線略図上の同面領域を示す図。 同地点の配線略図上の線路を示す図。 別の地点の地図上の面領域の例を示す図。 配線略図上の同面領域を示す図。 同地点の配線略図上の線路を示す図。
本発明の一実施形態に係る配線略図システムを図1乃至図21を参照して説明する。図1に示すように、配線略図システム1は、配線略図2を作成するシステムである。図23に例示するように、配線略図2は、線路及び面領域が表される。
配線略図システム1は、地理座標情報データベース3と、配線略図データベース4と、処理部5と、出力部6と、入力部7とを備える(図1参照)。地理座標情報データベース3は、地図8上の線路及び面領域の地理座標を記憶したデータベースである。配線略図データベース4は、配線略図2上の線路を表すデータを記憶したデータベースである。処理部5は、地理座標情報データベース3に記憶された地理座標及び配線略図データベース4に記憶されたデータに基づいて配線略図2を作成する処理を行う。出力部6は、処理部5が作成した配線略図2を出力する。入力部7は、配線略図システム1へのデータ入力、処理部5への指示等を受ける。
図2(a)(b)に示すように、地理座標情報データベース3内の地図8(図2(a)参照)、及び配線略図2(図2(b)参照)において、線路Rは、地図8と配線略図2との間で対応する複数の区分点Pによって、ブロック内で分岐しない複数の線路ブロックBに区分される。
地図8及び配線略図2において、面領域は、多角形領域である(図22及び図23参照)。多角形領域は、多角形で囲まれた領域である。多角形は、複数の頂点を有し、頂点を順に直線の辺で結ぶことによって表される。なめらかな閉曲線で囲まれた領域は、多数の頂点を有する多角形領域として近似又はディジタル化することができる。すなわち、地図8及び配線略図2において、面領域は、多角形の頂点の位置で特定される。
処理部5は、地図8上で多角形領域の各頂点から最も近い最近傍区分点又は最近傍線路ブロックを抽出し、その地図8上の最近傍区分点又は最近傍線路ブロックに対応する配線略図2上の区分点P又は線路ブロックBに対する相対位置として、配線略図2上の各頂点の位置を算出する。
配線略図システム1の各構成をさらに詳述する(図1参照)。地理座標情報データベース3に記憶されている線路の地理座標は、線路中心線の測地系座標、すなわち線路中心線の緯度及び経度である。配線略図2のデフォルメ感を維持するため、配線略図2上の線路を表すデータは、入力部7から入力され、配線略図データベース4に記憶される。処理部5は、データ処理のためのプログラム等を記憶するメモリ、及びプログラムを実行するCPU等を有する。出力部6は、ディスプレイを有する。出力部6がプリンタ等を有してもよい。また、タブレット端末やスマートフォン等の携帯端末を出力部6として用いてもよい。入力部7は、ユーザの操作によってデータ入力を受けるキーボードやマウス等のヒューマンインターフェース、及び電子ファイルのデータ入力を受ける入力インターフェースを有する。
地理座標情報データベース3に記憶されている地図8上の線路と、配線略図データベース4に記憶されている配線略図2上のデフォルメされた線路は、位相幾何学(トポロジー)では同じ形(同値)である(図2(a)(b)参照)。数学のグラフ理論によれば、地図上の線路と配線略図上の線路は、ノード群と、ノード間を連結するエッジ(枝)群で構成され、ノード同士が一対一対応し、エッジ同士も一対一対応し、その対応において接続関係も保たれるので、同型のグラフである。線路ブロックBは、エッジであり、線で図示される。線路ブロックBはブロック内で分岐しないので、ノードは、区分点Pである。
線路ブロックBは、一意の識別符号が付与される。地理座標情報データベース3に記憶されている地図と、配線略図データベース4に記憶されている配線略図において、同じ線路ブロックBは、共通の識別符号が付与され、その識別符号をキーとして対応付けられる。線路ブロックBに付与された識別符号を線路ブロックIDという。
各線路ブロックBには始端と終端とがある。線路ブロックBの始端と終端は、区分点Pである。線路ブロックBの始端は、例外があるが、概ね線路Rの起点側の端部とされる。線路Rの起点は、線区ごとに定められている。例えば、東海道本線の起点は東京駅にある。配線略図2において、線路ブロックBは、始端の区分点Pから終端の区分点Pに向かう矢印で図示されることがある。
区分点Pは、少なくとも線路Rの分岐器と線路終端に配置される。分岐器は、線路Rの分岐箇所に設置される。線路終端(線路終端部)は、線路Rの行き止まり箇所である。なお、配線略図システム1において、システムの導入区間と非導入区間との境界、すなわち、データ上の線路Rの端も区分点Pとして扱われる。
配線略図2に表される線路ブロックB及び区分点Pの線図と、線路ブロックIDは、入力部7から電子ファイルとして入力され、配線略図データベース4に記憶される。この電子ファイルには、CADのデータ形式又はそれに類似のデータ形式が用いられる。
図3は、地図8上の線路ブロックBと多角形領域S(S1、S2、S3、S4)を例示する。下線を付した数字は、線路ブロックBの線路ブロックIDである。線路ブロックB(ID:150-0422-1)と線路ブロックB(ID:F82-0201-0)とに立体交差ML1があり、線路ブロックB(ID:150-0421-0)と線路ブロックB(ID:F82-0201-0)とに立体交差ML2がある。多角形領域S1と多角形領域S2が立体交差ML1の近くにあり、多角形領域S3と多角形領域S4が立体交差ML2の近くにある。位相幾何学及びグラフ理論によれば、立体交差は、線路が接続していないので、接続関係を表すための区分点Pを配置する必要はない。
図4に示すように、本実施形態では、区分点Pは、立体交差ML1、ML2の位置にさらに配置される。立体交差している2つの線路ブロックBの交差位置の区分点Pは、平面位置が同じで高さが異なる2つの区分点Pが重なって平面表示されていると解釈すると、位相幾何学及びグラフ理論に従った解釈となる。線路ブロックB(ID:F82-0201-0)は、立体交差ML1、ML2の位置の区分点Pによって、3つの線路ブロックB(ID:F82-0201-0-1、ID:F82-0201-0-2、ID:F82-0201-0-3)に分けられる。線路ブロックB(ID:150-0422-1)は、立体交差ML1の位置の区分点Pによって、2つの線路ブロックB(ID:150-0422-1-1、ID:150-0422-1-2)に分けられる。線路ブロックB(ID:150-0421-0)は、立体交差ML2の位置の区分点Pによって、2つの線路ブロックB(ID:150-0421-0-1、ID:150-0421-0-2)に分けられる。これにより、多角形領域S1、S2、S3、S4と、立体交差ML1、ML2との相対的な位置関係が明確になる。
これら、区分点Pが配置される線路の分岐器、線路終端、立体交差の位置は、現地にいる人が目視で確認できる。すなわち、現地において、区分点Pの位置に目印が存在する。
処理部5による配線略図上の多角形領域Sの位置の決定についてさらに詳述する。図5に示すように、地図上の多角形領域S(S2)は、頂点V(V1、V2、V3、V4、V5)を有する。すなわち、これら頂点Vの間を順番に(例えばV1、V2、V3、V4、V5、V1の順に)直線で結んでできる多角形に囲まれた範囲が多角形領域S(S2)である。
先ず、配線略図2上の多角形領域Sの線路ブロックBに平行な方向の位置の決定について説明する。
図6に示すように、処理部5は、地図8上で多角形領域S2の各頂点V(V1、V2、V3、V4、V5)からの最近傍区分点PNを抽出する。そして、図7に示すように、その最近傍区分点PNと接続する線路ブロックBに、その頂点V(V1、V2、V3、V4、V5)から垂線をおろせる場合、処理部5は、最も短い垂線がおろせる線路ブロックB(ID:150-0422-1-1、ID:FB82-0201-0-2)を基準線路ブロックBBとする。基準線路ブロックBBとは、多角形領域Sの頂点Vの線路ブロックBに平行な方向の位置の決定に用いる線路ブロックBである。
なお、線路ブロックB(ID:F82-0201-0-1、ID:150-0421-0-2)は、最近傍区分点PNと接続し、頂点V1、V2、V3、V4、V5から垂線をおろせるが、上述した基準線路ブロックBB(ID:150-0422-1-1、ID:F82-0201-0-2)におろした垂線よりも長いので、基準線路ブロックBBではない(図7参照)。
なお、線路が曲線の場合も、地図8上の線路ブロックBは直線近似されるので、線路ブロックBに垂線をおろすことができる。
図8に示すように、本実施形態の変形例として、処理部5は、地図8上で多角形領域S2の各頂点V(V1、V2、V3、V4、V5)からの最近傍線路ブロックBNを抽出し、その最近傍線路ブロックBNに、その頂点Vから垂線をおろせる場合、最近傍線路ブロックBNを基準線路ブロックBBとしてもよい。この場合、頂点V1、V5の基準線路ブロックBBは、その頂点V1、V5の最近傍線路ブロックBN(ID:150-0422-1-1)である。頂点V2、V3の基準線路ブロックBBは、その頂点V2、V3の最近傍線路ブロックBN(ID:150-0421-0-1)である。頂点V4の基準線路ブロックBBは、その頂点V4の最近傍線路ブロックBN(ID:F82-0201-0-2)である。
本実施形態では、最近傍区分点PNに接続する線路ブロックBを、最近傍線路ブロックBNよりも優先して基準線路ブロックBBとしている(図7参照)。
図9に示すように、地図8上で、頂点V1から基準線路ブロックにおろした垂線の足Fは、始端の区分点Pから距離D1xの位置にある。図10(a)に示すように、地図上で垂線の足Fは、基準線路ブロックBBを内分比D1x:D2xで内分する。図10(b)に示すように、配線略図上で垂線の足Fは、対応する基準線路ブロックBBを同じ内分比L1x:L2x=D1x:D2xで内分するように頂点V1の基準線路ブロックBBに平行な方向の位置L1xが算出される。地図上の基準線路ブロックBBの長さをDx、配線略図上の基準線路ブロックBBの長さをLxとすると、L1x/Lx=D1x/Dxとなる。
処理部5による以上の処理をまとめれば、地図8上で多角形領域Sの各頂点Vからの最近傍区分点PNと接続する線路ブロックBに、その頂点Vから垂線をおろせる場合(図7参照)、処理部5は、最も短い垂線の足Fが線路ブロックB(基準線路ブロックBB)を、配線略図2において地図8と同じ内分比(L1x:L2x=D1x:D2x)で内分するように、配線略図2上のその頂点Vの線路ブロックB(基準線路ブロックBB)に平行な方向の位置L1xを算出する(図10(a)(b)参照)。また、地図8上で各頂点Vからの最近傍線路ブロックBNに、その頂点Vから垂線をおろせる場合(図8参照)、処理部5は、垂線の足Fが最近傍線路ブロックBN(基準線路ブロックBB)を、配線略図2において地図8と同じ内分比(L1x:L2x=D1x:D2x)で内分するように、配線略図2上のその頂点Vの最近傍線路ブロックBN(基準線路ブロックBB)に平行な方向の位置L1xを算出してもよい(図10(a)(b)参照)。すなわち、地図8上の最近傍区分点PN又は最近傍線路ブロックBNに対応する配線略図2上の区分点P(最近傍区分点PN)又は線路ブロックB(最近傍線路ブロックBN)に対する相対位置として、配線略図2上の各頂点Vの線路ブロックB(基準線路ブロックBB)に平行な方向の位置が算出される。
次に、図11に示すように、地図8上で多角形領域S(S5)の頂点V(V1、V2、V3、V4)から基準線路ブロックBBに垂線を下せない場合における、配線略図2上の多角形領域Sの位置の決定について説明する。
図12に示すように、地図8上で、多角形領域S5の各頂点V(V1、V2、V3、V4)は、最近傍区分点PNからの距離D1、D2、D3、D4と、最近傍区分点PNと接続する線路ブロックB(ID:158-9922-0)に対する偏角で位置が特定される。例えば、頂点V1の偏角はαである。すなわち、地図8上で、頂点Vの位置は、最近傍区分点PNを原点とする極座標(距離及び偏角)で特定される。
図13に示すように、配線略図2上で、多角形領域S5の各頂点V1、V2、V3、V4は、最近傍区分点PNからの距離(動径)L1、L2、L3、L4と、最近傍区分点PNと接続する線路ブロックB(ID:158-9922-0)に対する偏角で位置が特定される。すなわち、配線略図2上で、頂点Vの位置は、最近傍区分点PNを原点とする極座標(動径及び偏角)で特定される。
処理部5は、頂点V1の最近傍区分点PNと接続する線路ブロックBに対する偏角αが、地図8上及び配線略図2上で同じとなり、かつ、その線路ブロックBの長さに対する頂点V1の最近傍区分点PNからの距離の比が、地図8上及び配線略図2上で同じとなるように(D1/Dx=L1/Lx)、配線略図2上の頂点V1の位置(極座標L1、α)を算出する。多角形領域S5の他の頂点V2、V3、V4についても同様である。すなわち、地図8上の最近傍区分点PNに対応する配線略図2上の最近傍区分点PNに対する相対位置として配線略図2上の頂点Vの位置が算出される。
なお、本実施形態の変形例として、地図8上で多角形領域Sの頂点Vから基準線路ブロックBBに垂線を下せるか否かにかかわらず、このような最近傍区分点PNを原点とする極座標を用いて配線略図2上の各頂点Vの位置を算出してもよい。
本実施形態では、地図8上で多角形領域Sの頂点Vから基準線路ブロックBBに垂線を下せる場合は、基準線路ブロックBBを用いて配線略図2上の各頂点Vの位置が算出している(図10(a)(b)参照)。
次に、配線略図2上の多角形領域Sの線路ブロックBに直交する方向の位置の決定について説明する。
図14に示すように、地図8上で、多角形領域S2の頂点V(V1、V2、V3、V4、V5)が隣り合う2つの線路ブロックBに挟まれている。頂点V1、V2、V5は、隣り合う線路ブロックB1及び線路ブロックB2に挟まれている。頂点V4、V3は、隣り合う線路ブロックB3及び線路ブロックB2に挟まれている。
この場合、図15に示すように、処理部5は、頂点Vからそれを挟んでいる2つの線路ブロックB(B1、B2、B3)に垂線をおろす。図15では、2本の垂線のうち、近い方の線路ブロックBにおろした垂線を実線、遠い方の線路ブロックBにおろした垂線を破線で示している。
図16に示すように、頂点V1から近い方の線路ブロックB1におろした垂線の長さはD1y、頂点V1から遠い方の線路ブロックB2におろした垂線の長さはD2yである。
そして、図17(a)(b)に示すように、処理部5は、頂点V1から2つの線路ブロックB1、B2におろした2本の垂線の長さの比が、地図8上及び配線略図2上で同じとなるように(D1y:D2y=L1y:L2y)、配線略図2上の頂点V1の線路ブロックB1、B2に直交する方向の位置(L1y、L2y)を算出する。多角形領域S2の他の頂点V2、V3、V4、V5についても同様である。
なお、図16では、D1y≦Dy2であり、線路ブロックB1は、頂点V1の最近傍線路ブロックBNになっている。すなわち、地図8上の最近傍線路ブロックBNに対応する配線略図2上の線路ブロックB(最近傍線路ブロックBN)に対する相対位置として、配線略図2上の各頂点Vの線路ブロックBに直交する方向の位置が算出される(図17(a)(b)参照)。
図18に示すように、地図8上で、多角形領域S(S6)の頂点V(V1、V2、V3、V4)が隣り合う線路ブロックに挟まれていない場合、図19に示すように、線路ブロックに平行な方向の位置を算出する線路ブロックB、すなわち、前述した基準線路ブロックBBがあれば、処理部5は、その線路ブロックB(基準線路ブロックBB)を線路ブロックBに直交する方向の位置の算出に用いる。図19では、頂点V4から垂線をおろした線路ブロックBは、頂点V4の基準線路ブロックBBであり、垂線の長さはDyである。
図20(a)(b)に示すように、処理部5は、垂線をおろした線路ブロックB(BB)の長さに対するその垂線の長さの比が、地図8上及び配線略図2上で同じとなるように(Dy/Dx=Ly/Lx)、配線略図2上の頂点V(V4)の線路ブロックB(BB)に直交する方向の位置Lyを算出する。
図20(a)(b)において、頂点V4から垂線をおろした線路ブロックBは、基準線路ブロックBBであるので、頂点V4の最近傍区分点PNに接続する線路ブロックB又は最近傍線路ブロックBNである。すなわち、地図8上の最近傍区分点PN又は最近傍線路ブロックBNに対応する配線略図2上の区分点P(最近傍区分点PN)又は線路ブロックB(最近傍線路ブロックBN)に対する相対位置として、配線略図2上の頂点V4の線路ブロックB(基準線路ブロックBB)に直交する方向の位置が算出される。多角形領域S(S6)の他の頂点V1、V2、V3についても同様である。
配線略図2には、鉄道設備も表される。線路(非特許文献1参照)に設けられた鉄道設備は、線路ブロックBに直交する方向の距離が0である。このため、配線略図2上の鉄道設備の位置は、多角形領域Sの頂点Vの線路ブロックBに平行な方向の位置の決め方と同じとされる。
地理座標情報データベース3は、線路に設けられた鉄道設備9の地理座標がさらに記憶される(図1参照)。図21(a)(b)に示すように、処理部5は、鉄道設備が属する線路ブロックBを、配線略図2において地図8と同じ内分比で内分するように(L1x:Lx=D1x:Dx、L1x:L2x=D1x:D2x)、線路ブロックBにおける鉄道設備9の位置を算出し、線路、多角形領域S及び鉄道設備9が表された配線略図2を作成する。
多角形領域Sや鉄道設備9が表された配線略図2は、出力部6に出力され、配線略図データベース4に保存される(図1参照)。すなわち、処理部5は、作成した配線略図2のデータを配線略図データベース4に記憶する。
以上、本実施形態に係る配線略図システム1によれば、面領域が多角形領域Sであり、処理部5は、その多角形領域Sの各頂点Vの最近傍区分点PN又は最近傍線路ブロックBNに対する相対位置として配線略図2上の各頂点Vの位置を算出するので、配線略図上2にデフォルメされた線路に対応して面領域を描画することができる。そして、現地で配線略図2を利用する人は、近くの区分点Pを目印として、多角形領域Sを把握することができる。
区分点Pを分岐器、線路終端だけでなく、立体交差の位置にも配置することにより、多角形領域Sと立体交差の位置との相対的な位置関係が明確になる(図5参照)。
最近傍区分点PNと接続する線路ブロックBに多角形領域Sの頂点Vからおろした垂線の足Fがその線路ブロックBを、配線略図2において地図8と同じ内分比で内分するように、配線略図2上のその頂点Vの線路ブロックBに平行な方向の位置を算出することにより、最近傍区分点PNに対する相対位置として配線略図2上の頂点Vの同方向の位置が決められる(図10(a)(b)参照)。
最近傍線路ブロックBNに多角形領域Sの頂点Vからおろした垂線の足Fがその最近傍線路ブロックBNを、配線略図2において地図8と同じ内分比で内分するように、配線略図2上のその頂点Vの最近傍線路ブロックBNに平行な方向の位置を算出することにより、最近傍線路ブロックBNに対する相対位置として配線略図2上の頂点Vの同方向の位置が決められる。
多角形領域Sの頂点Vが、隣り合う2つの線路ブロックに挟まれている場合、多角形領域Sの頂点Vから2つの線路ブロックBにおろした2本の垂線の長さの比が、地図8上及び配線略図2上で同じとなるように、配線略図2上の頂点Vの線路ブロックBに直交する方向の位置を算出することにより、そのブロックBに対する相対位置として配線略図2上の頂点Vの同方向の位置が決められる(図17(a)(b)参照)。
多角形領域Sの頂点Vが、隣り合う2つの線路ブロックに挟まれていない場合、垂線をおろした線路ブロックBの長さに対するその垂線の長さの比が、地図8上及び配線略図2上で同じとなるように、配線略図2上の頂点Vの線路ブロックBに直交する方向の位置を算出することにより、そのブロックBに対する相対位置として配線略図2上の頂点Vの同方向の位置が決められる(図20(a)(b)参照)。
多角形領域Sの頂点Vの最近傍区分点PNと接続する線路ブロックBに対する偏角αが、地図8上及び配線略図2上で同じとなり、かつ、その線路ブロックBの長さに対する頂点Vの最近傍区分点PNからの距離の比が、地図8上及び配線略図2上で同じとなるように、配線略図2上の頂点Vの位置を算出することにより、その最近傍区分点PNに対する相対位置として配線略図2上の頂点Vの位置が決められる(図12及び図13参照)。
鉄道設備9が属する線路ブロックBを、配線略図2において地図8と同じ内分比で内分するように、線路ブロックBにおける鉄道設備9の位置を算出するので(図21(a)(b)参照)、多角形領域Sの輪郭線(多角形の辺)と線路ブロックBが交わっている場合、多角形領域Sがその輪郭線と線路ブロックBとの交点に頂点Vをさらに有すれば、その頂点Vの配線略図2上の位置を鉄道設備9と同様に内分比で算出(按分)することにより、全ての線路ブロックBについて、配線略図2上の多角形領域Sと鉄道設備9の位置関係の一貫性が保たれる。これにより、現地で配線略図2を利用する人は、近くの鉄道設備9を目印として、多角形領域Sを把握することができる。なお、このような多角形領域Sの輪郭線と線路ブロックBとの交点への頂点Vの挿入は省略してもよい。
処理部5が作成した配線略図2のデータを配線略図データベース4に記憶することにより、その配線略図2の再出力が容易になる(図1参照)。
本実施形態の配線略図システム1を用いて地図8から配線略図2を作成した。地図8は、地理座標情報データベース3に記憶されている。図22は、東海道本線上りのキロ程533k980m付近の地図である。この地図において、線路は、区分点で線路ブロックに区分されている。この地図上に面領域(多角形領域)がある。図23は、配線略図システム1が出力した同地点の配線略図である。この配線略図では、線路の配線が横方向より縦方向に拡大されており、面領域も同様に縦方向に拡大されている。また、地図上で線路にまたがる面領域は、配線略図上でも線路にまたがっている。地図上で線路にまたがらずに線路に沿った面領域は、配線略図上でも線路にまたがらずに線路に沿っている。図24は、同地点の配線略図2上の線路Rを示す。なお、同図において白丸で表した鉄道設備9は、距離標である。鉄道の距離標は、甲号、乙号、丙号の3種類があり、線路際に設置され、キロ程を示す。甲号距離標は、1km毎に設置され、キロポストとも呼ばれる。乙号距離標は、0.5km毎に設置される。丙号距離標は、0.1km毎に設置される。
図25は、関西本線下りのキロ程111k900m付近の地図である。この地図8において、線路は、図の上側の山と下側の川に挟まれた曲線である。線路に沿って山側に倒木多発エリアの面領域(多角形領域)がある。図26は、配線略図システム1が出力した同地点の配線略図である。この配線略図では、線路が直線で描かれている。地図上で線路に沿って曲がった面領域は、配線略図上は真っ直ぐな線路に沿っており、線路に対して同じ側(上側)にある。図27は、同地点の配線略図2上の線路Rを示す。なお、同図において白丸で表した鉄道設備9は、距離標である。
なお、本発明は、上記の実施形態の構成に限られず、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、配線略図システム1が作成する配線略図2は、信号現示系統図、き電系統図等であってもよい。
1 配線略図システム
2 配線略図
3 地理座標情報データベース
4 配線略図データベース
5 処理部
6 出力部
7 入力部
8 地図
9 鉄道設備
B、B1、B2、B3 線路ブロック
BB 基準線路ブロック
BN 最近傍線路ブロック
F 垂線の足
ML1、ML2 立体交差
P 区分点
PN 最近傍区分点
R 線路
S、S1、S2、S3、S4 面領域(多角形領域)
V、V1、V2、V3、V4、V5 頂点

Claims (10)

  1. 線路及び面領域が表された配線略図を作成する配線略図システムであって、
    地図上の線路及び面領域の地理座標を記憶した地理座標情報データベースと、
    配線略図上の前記線路を表すデータを記憶した配線略図データベースと、
    前記地理座標情報データベースに記憶された地理座標、及び前記配線略図データベースに記憶されたデータに基づいて配線略図を作成する処理を行う処理部と、
    前記処理部が作成した配線略図を出力する出力部とを備え、
    前記地図及び配線略図において、線路は、前記地図と前記配線略図との間で対応する複数の区分点によって、ブロック内で分岐しない複数の線路ブロックに区分され、前記面領域は、多角形領域であり、
    前記処理部は、地図上で前記多角形領域の各頂点から最も近い最近傍区分点又は最近傍線路ブロックを抽出し、その地図上の最近傍区分点又は最近傍線路ブロックに対応する配線略図上の区分点又は線路ブロックに対する相対位置として、前記配線略図上の前記各頂点の位置を算出することを特徴とする配線略図システム。
  2. 前記区分点は、分岐器、線路終端、及び立体交差の位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の配線略図システム。
  3. 地図上で前記各頂点からの最近傍区分点と接続する線路ブロックに、その頂点から垂線をおろせる場合、前記処理部は、最も短い前記垂線の足が前記線路ブロックを、前記配線略図において前記地図と同じ内分比で内分するように、前記配線略図上のその頂点の前記線路ブロックに平行な方向の位置を算出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配線略図システム。
  4. 地図上で前記各頂点からの最近傍線路ブロックに、その頂点から垂線をおろせる場合、前記処理部は、前記垂線の足が前記最近傍線路ブロックを、前記配線略図において前記地図と同じ内分比で内分するように、前記配線略図上のその頂点の前記最近傍線路ブロックに平行な方向の位置を算出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配線略図システム。
  5. 地図上で前記頂点が、隣り合う2つの線路ブロックに挟まれている場合、前記処理部は、その頂点から前記2つの線路ブロックにおろした2本の垂線の長さの比が、前記地図上及び配線略図上で同じとなるように、前記配線略図上の前記頂点の前記線路ブロックに直交する方向の位置を算出することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の配線略図システム。
  6. 地図上で前記頂点が、隣り合う2つの線路ブロックに挟まれていない場合、前記処理部は、前記垂線をおろした線路ブロックの長さに対するその垂線の長さの比が、前記地図上及び配線略図上で同じとなるように、前記配線略図上の前記頂点の前記線路ブロックに直交する方向の位置を算出することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の配線略図システム。
  7. 前記処理部は、前記頂点の最近傍区分点と接続する線路ブロックに対する偏角が、前記地図上及び配線略図上で同じとなり、かつ、その線路ブロックの長さに対する頂点の前記最近傍区分点からの距離の比が、前記地図上及び配線略図上で同じとなるように、前記配線略図上の前記頂点の位置を算出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配線略図システム。
  8. 前記地理座標情報データベースは、線路に設けられた鉄道設備の地理座標がさらに記憶され、
    前記処理部は、前記鉄道設備が属する線路ブロックを、前記配線略図において前記地図と同じ内分比で内分するように、前記線路ブロックにおける前記鉄道設備の位置を算出し、前記線路、多角形領域及び鉄道設備が表された配線略図を作成することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の配線略図システム。
  9. 前記多角形領域の輪郭線と前記線路ブロックが交わっている場合、その多角形領域は、前記輪郭線と前記線路ブロックとの交点に頂点をさらに有することを特徴とする請求項8に記載の配線略図システム。
  10. 前記処理部は、作成した配線略図のデータを前記配線略図データベースに記憶することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の配線略図システム。

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