JP7344508B2 - 低欠陥化炭素材料の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明はまた、ラマンスペクトルにおいてGバンドのピークを有する炭素材料を流動化しながら、該炭素材料にマイクロ波を照射する工程を含むことを特徴とする炭素材料の改質方法である。
以下に本発明を詳述する。
なお、以下において記載する本発明の個々の好ましい形態を2つ以上組み合わせたものもまた、本発明の好ましい形態である。
本発明の低欠陥化炭素材料の製造方法は、ラマンスペクトルにおいてGバンドのピークを有する炭素材料(以下、単に炭素材料とも言う。)を流動化しながら、該炭素材料にマイクロ波を照射する工程を含む。
なお、本明細書中、低欠陥化とは、ラマンスペクトルにおけるGバンドのピーク強度に対するDバンドのピーク強度の比(ID/IG)が減少することを言う。欠陥が少ない方が、電子がよく流れるようになり、電気伝導性がより優れるものとなるとともに、熱伝導性、潤滑性、強度、触媒性能等もより優れるものとなる。本発明の製造方法により炭素材料の低欠陥化が進む原理は不明であるが、炭素材料を流動化することで、炭素材料間の距離が適度なものとなって放電が発生しやすくなり、この放電により炭素材料が高エネルギー化し、黒鉛化が進んでいる可能性がある。好ましい流動化状態としては、照射工程においてマイクロ波を照射される炭素材料が、後述する好ましい最大流動かさ密度の範囲や好ましい粒径範囲を満たすものが挙げられる。このような好ましい流動化状態では、炭素材料間の距離がより適度なものになる結果、低欠陥化が顕著なものになると考えられる。また、Gバンドのピーク、Dバンドのピークについては、後述する。
上向きのガス流れとは、上向きの成分を含むガス流れであればよいが、上向きの成分が主体であるガス流れ(ガス流量〔線速度〕を上向き成分と水平成分に分解した場合に、上向き成分が水平成分よりも大きいガス流れ)であることが好ましい。
上記最大流動かさ密度は、0.24g/cm3以下であることが好ましく、0.20g/cm3以下であることがより好ましく、0.10g/cm3以下であることが更に好ましく、0.04g/cm3以下であることが特に好ましい。
上記最大流動かさ密度は、0.001g/cm3以上であることが好ましく、0.005g/cm3以上であることがより好ましく、0.01g/cm3以上であることが更に好ましく、0.02g/cm3以上であることが特に好ましい。
上記最大流動かさ密度が上記範囲内であることで、流動化が適度なものとなり、低欠陥化がより顕著なものとなる。
上記最大流動かさ密度は、マイクロ波照射開始後の試料体積(試料が流動している空間の体積)の最大値に対する試料の質量から算出され、マイクロ波照射開始後の試料体積は、マイクロ波照射開始後の、各時点での、試料が流動している空間の高さ、幅(縦幅・横幅等)、及び、形状にもとづいて算出される。試料が流動している空間の高さ、幅、及び、形状は、試料を流動化させながらのマイクロ波照射開始から照射終了までの、映像(必要に応じて、複数の視点からの映像)から読み取る。映像の解像度、背景等は、使用する試料の粒径、色合い等に応じて、流動している試料を視認できるように適宜設定すればよい。なお、例えば細長い管型反応器中の試料に対してマイクロ波照射を行い、試料が流動している空間の幅を管型反応器内径と同一視でき、試料が流動している空間の形状を管型反応器の内部空間の形状と同一視できる場合は、上記試料体積は、管型反応器内径と試料が流動している高さから算出して求めることができる。
なお、上記照射工程は、例えば、マイクロ波照射装置内に石英管等の試験管(管型反応器)を配置し、試験管に原料である炭素材料を入れ、試験管の下側から上側に向けてガスを流し、炭素材料を流動化することで行うことができる(例えば、図1参照。)。
上記マイクロ波の周波数は、例えば300MHz~300GHzの範囲内であることが好ましく、500MHz~50GHzの範囲内であることがより好ましく、900MHz~25GHzの範囲内であることが更に好ましい。
なお、該照射温度は、マイクロ波の照射を行う際の雰囲気の温度であり、マイクロ波の照射開始時の温度が上記温度であることが好ましい。
なお、Dバンドのピークは、構造の乱れと欠陥に由来する、ラマンシフト1270~1450cm-1のピークである。
なお、本明細書中、ラマンスペクトルは、実施例に記載の方法で測定されるものである。
また上記還元型酸化黒鉛は、XPS分析で検出される全元素の総和100原子%中、酸素量が20原子%以下であることが好ましく、19原子%以下であることがより好ましく、18原子%以下であることが更に好ましく、17原子%以下であることが特に好ましい。
上記酸素量、炭素、水素、及び、酸素以外の元素量、全元素の総和は、実施例に記載のXPS測定により測定することができる。
上記粒径範囲は、0.02mm以上、2.0mm以下であることがより好ましく、0.05mm以上、1.5mm以下であることが更に好ましく、0.1mm以上、1.0mm以下であることが特に好ましい。
粒径を上記範囲内とすること、特に、上記粒径範囲内である程度小さいものとすることで、低欠陥化がより顕著なものとなる。炭素材料の粒径が小さく、その数が多いと、炭素材料間の距離が適度で放電を起こすものの数も増えるためであると考えられる。
本実施例では、上記粒径範囲は、目開きが上記粒径範囲内にあるふるいを用いた分級操作によって規定している。
また上記炭素材料の平均粒径が上記好ましい粒径範囲内であることもまた好ましい。例えば、本発明の製造方法において、上記照射工程においてマイクロ波を照射される炭素材料は、平均粒径が0.01mm以上、2.4mm以下であることが好ましい。平均粒径は、レーザー回折・散乱式粒度分布測定装置により測定した体積基準の平均粒径である。
上記静かさ密度は、0.10g/cm3以上、0.5g/cm3以下であることがより好ましく、0.15g/cm3以上、0.35g/cm3以下であることが更に好ましい。
例えば還元型酸化黒鉛のように静かさ密度が上記範囲内で高く、低欠陥化が進みにくいものであっても、本発明の製造方法を適用することで、充分に低欠陥化することができる。したがって、静かさ密度が上記範囲内であることで、発明の効果(本発明に係る照射工程の技術的意義)がより顕著なものとなると言える。
上記静かさ密度は、炭素材料を、20mLメスシリンダーに静かに入れ質量を測定し、続いてこれを体積変化が殆ど認められなくなるまで(700回)タップした際の体積を読み取ることにより求めることができる。
また本発明の製造方法により、低欠陥化炭素材料の上記ピーク強度の比(ID/IG)が原料の炭素材料のID/IGと比べて0.2以上減少することが好ましく、0.3以上減少することがより好ましく、0.4以上減少することが更に好ましい。ID/IGの減少量は、その上限値は特に限定されないが、通常2以下である。
上記ピーク強度の比(ID/IG)は、実施例に記載の方法で測定することができる。
本発明はまた、ラマンスペクトルにおいてGバンドのピークを有する炭素材料を流動化しながら、該炭素材料にマイクロ波を照射する工程を含むことを特徴とする炭素材料の改質方法である。
本発明の改質方法により、炭素材料を充分に低欠陥化することができ、放熱材料、触媒、電極材料等として好適なものとなる。
なお、本発明の改質方法における照射工程の好ましい形態は、上述した本発明の製造方法における照射工程の好ましい形態と同様である。
<低欠陥化の進行度合いの評価>
Cancado, L. G. et al., App. Phys. Lett. 88.16 (2006) 163106-163106に記載の方法に沿って、試料の低欠陥化の進行度合いをラマン分光測定により評価した。
酸化グラフェン水分散体を以下の工程で合成した。反応容器にあらかじめ黒鉛(伊藤黒鉛株式会社製Z-25)1.00質量部、硫酸(和光純薬工業株式会社製)42.67質量部を入れ、30℃に調整しながら過マンガン酸カリウム(和光純薬工業株式会社製)3.50質量部を入れた。投入後、35℃に昇温し2時間反応(熟成)させて生成物のスラリー(酸化黒鉛含有スラリー)を得た。次に、80.00質量部のイオン交換水が入った別の容器にイオン交換水を撹拌しながらスラリー20.00質量部を加え、30%過酸化水素水(和光純薬工業株式会社製)1.08質量部を更に加えて反応停止させた。得られた反応液(スラリー)は静置沈降により、上澄みの除去とイオン交換水による再分散を繰り返し精製した。精製後、流通型分散装置により剥離操作を行い、遠心分離処理した後に上澄みを除去することにより酸化グラフェン水分散体を調製した。得られた酸化グラフェン水分散体における酸化グラフェンの濃度は1.2質量%であった。
反応容器に調製例1で得た酸化グラフェン水分散体100.00質量部を入れ、内温を75℃に調整し、よく撹拌しながらL-アスコルビン酸(和光純薬工業株式会社製)6.00質量部を投入し、酸化グラフェンの還元反応を実施した。反応時間は1時間とした。得られた酸化グラフェン還元物含有スラリーを濾過水洗し、得られたウェットケーキを100℃で乾燥することにより酸化グラフェン還元物の粉末を得た。XPS測定の結果、得られた酸化グラフェン還元物の粉末の元素%は、炭素/酸素=85/15であった。得られた酸化グラフェン還元物の粉末の一部を粉末プレス機で圧縮成型して、酸化グラフェン還元物のペレットを得た。
1.試料のふるい分け
調製例2で得た酸化グラフェン還元物のペレット約5gを粉砕し、ステンレス製ふるいを用いて、(i)0.6mm以下、(ii)0.6~1.0mm、(iii)1.0~2.36mm、(iv)2.36mm以上の4領域の粒径範囲に分級した。なお、前記粉砕後の試料の一部については、分級せずに粉砕未分級品とした。粉砕未分級品の静かさ密度は、0.283g/cm3であった。
両端の空いた石英製の管型反応器(内径1.3cm)内に設けられた石英製フィルター上に、約350mgの酸化グラフェン還元物の粉末(ほとんどの粒子が粒径100μm未満)、約350mgの酸化グラフェン還元物のペレットの粉砕未分級品、又は、1.で得られた酸化グラフェン還元物(i)~(iv)約350mg*を充填した。反応管をマイクロ波発生装置内に垂直方向に設置し、両端にガスラインを接続した後、アルゴンガス(純度99.99%)を管下部から毎分15mLで30分間流し、ガス置換を行った。その後、アルゴンガスを流しながら、設定出力700Wで試料に5分間マイクロ波を照射した。マイクロ波照射に伴って試料は流動化し、激しい放電現象が観察された。
なお、図1は、アップフロー型反応器中でのマイクロ波処理を示す概略図である。図4~図7は、それぞれ、アップフロー型反応器中でのマイクロ波照射時における放電現象を示す写真である。図4は、酸化グラフェン還元物の粉末(ほとんどの粒子が粒径100μm未満)を流動化させながらマイクロ波処理したものであり、激しい放電現象により低欠陥化が進んだものの、平均粒径がより大きな酸化グラフェンの還元物を用いた場合と比べると、マイクロ波処理中、マイクロ波が照射可能な領域の外に多くの粉末が飛散し、後述するように低欠陥化の程度も比較的低いものであった。また、図5は、酸化グラフェン還元物(iv)(平均粒径2.36mm以上)を流動化させながらマイクロ波処理したものであり、平均粒径がより小さな酸化グラフェンの還元物を用いた場合と比べると、流動化の程度は低かった。また、マイクロ波処理中に試料が細かく砕けた。
一端が閉じた石英製の管型反応器(外径1インチ)の底部に約500mgの酸化グラフェン還元物の粉末を充填した。反応器を垂直方向に固定し、上端に接続したガスラインから真空ポンプで系内を排気した後、アルゴンガス(純度99.99%)で常圧まで戻す操作を3回繰り返し反応器内のガス置換を行った。ガス置換後、反応器上端からアルゴンガスを毎分100mLで流しながら、反応管をマイクロ波発生装置内に垂直方向に設置し、設定出力700Wで試料に5分間マイクロ波処理を行った。マイクロ波照射に伴って試料の赤熱が観察されたが、試料の流動化は観察されなかった。
なお、図2は、ダウンフロー型反応器中でのマイクロ波処理を示す概略図である。図8は、ダウンフロー型反応器中でのマイクロ波照射時における試料の赤熱の様子を示す写真である。
図3に示す(1)~(9)のスペクトルは、それぞれ、以下の通りである。
(1)酸化グラフェン還元物の粉末(ほとんどの粒子が粒径100μm未満のペレット未成型品)(比較例1)
(2)(1)の酸化グラフェン還元物の粉末をダウンフロー型反応器中で5分間流動化させることなくマイクロ波処理したもの(比較例2)
(3)(1)の酸化グラフェン還元物の粉末をアップフロー型反応器中で5分間流動化させながらマイクロ波処理したもの(実施例1)
(4)酸化グラフェン還元物のペレット(比較例3)
(5)(4)の酸化グラフェン還元物のペレットを粉砕し、分級することなくアップフロー型反応器中で5分間流動化させながらマイクロ波処理したもの(実施例2)
(6)(4)の酸化グラフェン還元物のペレットを粉砕、分級して得た粒径範囲2.36mm以上のものをアップフロー型反応器中で5分間流動化させながらマイクロ波処理したもの(実施例3)
(7)(4)の酸化グラフェン還元物のペレットを粉砕、分級して得た粒径範囲1.0~2.36mmのものをアップフロー型反応器中で5分間流動化させながらマイクロ波処理したもの(実施例4)
(8)(4)の酸化グラフェン還元物のペレットを粉砕、分級して得た粒径範囲0.6~1.0mmのものをアップフロー型反応器中で5分間流動化させながらマイクロ波処理したもの(実施例5)
(9)(4)の酸化グラフェン還元物のペレットを粉砕、分級して得た粒径範囲0.6mm以下のものをアップフロー型反応器中で5分間流動化させながらマイクロ波処理したもの(実施例6)
最大流動かさ密度は、上述したように、マイクロ波照射開始後の試料体積の最大値に対する試料の質量から算出され、マイクロ波照射開始後の試料体積は、マイクロ波照射開始後に試料が流動している空間の高さ、幅(縦幅・横幅等)、及び、形状にもとづいて算出される。実施例では、試料が流動している空間の幅は管型反応器内径と同一視でき、試料が流動している空間の形状は管型反応器の内部空間の形状(円柱状)と同一視できるため、マイクロ波照射開始後の試料体積は管型反応器内径と試料が舞った高さから算出した。試料が舞った高さは、試料を流動化させながらのマイクロ波照射開始から照射終了までの映像から読み取った。
また、実施例1(ほとんどの粒子が粒径100μm未満)において、試料が舞った高さの最大値は10.9cm以上であり、マイクロ波が照射可能な領域外への多くの粉末の飛散が認められた。
実施例3(平均粒径2.36mm以上)において、試料が舞った高さの最大値は1.3cmであり、実施例4(平均粒径1.0~2.36mm)において、試料が舞った高さの最大値は5.0cmであり、実施例6(平均粒径0.6mm以下)において、試料が舞った高さの最大値は8.6cmであった。以上から、マイクロ波照射開始後の試料体積の最大値は、実施例3では1.72cm3であり、実施例4では6.63cm3であり、実施例6では11.41cm3であった。
なお、図4~図7は、それぞれ、実施例1、実施例3、実施例4、実施例6でのマイクロ波照射時における放電現象を示す写真である。図8は、比較例2でのマイクロ波照射時における試料の赤熱の様子を示す写真である。
ラマンスペクトルにおけるGバンドのピーク強度に対するDバンドのピーク強度の比(ID/IG)を算出すると、以下の通りである。
比較例1の酸化グラフェン還元物の粉末のID/IGは1.6であった。これをダウンフロー型反応器中で5分間流動化させることなくマイクロ波処理した比較例2の酸化グラフェン還元物の粉末のID/IGは1.4であった。一方、比較例1の酸化グラフェン還元物をアップフロー型反応器中で5分間流動化しながらマイクロ波処理した実施例1の酸化グラフェン還元物の粉末のID/IGは1.3であり、マイクロ波が照射可能な領域の外に多くの粉末が飛散していたにも関わらず、低欠陥化がより進んでいた。
比較例3の酸化グラフェン還元物のペレットのID/IGは1.6であった。これを粉砕し、分級はしないでアップフロー型反応器中で5分間流動化しながらマイクロ波処理した実施例2の酸化グラフェン還元物のID/IGは0.64であり、低欠陥化が非常に進んでいた。った。
また比較例3の酸化グラフェン還元物を粉砕、分級し、平均粒径2.36mm以上のものをアップフロー型反応器中で5分間マイクロ波処理した実施例3の酸化グラフェン還元物のID/IGは0.95であり、低欠陥化が充分に進んでいた。
更に、平均粒径1.0~2.36mmのものをアップフロー型反応器中で5分間マイクロ波処理した実施例4の酸化グラフェン還元物のID/IGは0.75であった。更に、平均粒径0.6~1.0mmのものをアップフロー型反応器中で5分間マイクロ波処理した実施例5の酸化グラフェン還元物のID/IGは0.46であり、平均粒径0.6mm以下のものをアップフロー型反応器中で5分間マイクロ波処理した実施例6の酸化グラフェン還元物のID/IGは0.47であり、低欠陥化が顕著なものであった。
ラマンスペクトルにおいてGバンドのピークを有する炭素材料を流動化しながら、該炭素材料にマイクロ波を照射することで得られる低欠陥化炭素材料は、耐酸化性に優れることが分かる。特に、平均粒径が1.0mm以下の炭素材料を流動化しながら、該炭素材料にマイクロ波を照射して得られた実施例5、6の低欠陥化炭素材料において、耐酸化性が他の試料よりも高いことが分かる。
Claims (5)
- ラマンスペクトルにおいてGバンドのピークを有する炭素材料を流動化しながら、該炭素材料にマイクロ波を照射する工程を含み、
該照射工程においてマイクロ波を照射される炭素材料は、還元型酸化黒鉛であることを特徴とする低欠陥化炭素材料の製造方法。 - 前記照射工程においてマイクロ波を照射される炭素材料は、上向きのガス流れにより流動化されていることを特徴とする請求項1に記載の低欠陥化炭素材料の製造方法。
- 前記照射工程においてマイクロ波を照射される炭素材料は、最大流動かさ密度が0.28g/cm3未満となるように流動化されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の低欠陥化炭素材料の製造方法。
- 前記照射工程においてマイクロ波を照射される炭素材料は、平均粒径が0.1mm以上、2.4mm以下であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の低欠陥化炭素材料の製造方法。
- ラマンスペクトルにおいてGバンドのピークを有する炭素材料を流動化しながら、該炭素材料にマイクロ波を照射する工程を含み、
該照射工程においてマイクロ波を照射される炭素材料は、還元型酸化黒鉛であることを特徴とする炭素材料の改質方法。
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