JP7344157B2 - 計算装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、計算装置に関する。
例えば、複数の量子非線形発振器を利用する計算装置が提案されている。計算装置において、計算精度の向上が望まれる。
米国特許第10,262,276号明細書
本発明の実施形態は、精度の向上が可能な計算装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、計算装置は、複数の非線形発振器と、複数の接続部と、制御部と、を含む。前記複数の接続部の1つは、前記複数の非線形発振器の少なくとも2つを接続する。前記複数の非線形発振器は、第1非線形発振器と、第2非線形発振器と、を含む。前記第1非線形発振器は、第1ジョセフソン接合及び第2ジョセフソン接合を含む第1回路部と、第1導電部材と、を含む。前記第2非線形発振器は、第3ジョセフソン接合及び第4ジョセフソン接合を含む第2回路部と、第2導電部材と、を含む。前記第1非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第1数である。前記第2非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第2数である。前記第2数は、前記第1数よりも大きい。前記制御部は、第1期間において、前記第1導電部材に第1信号を供給し、前記第2導電部材に第2信号を供給する第1動作を実施する。前記第2信号は、前記第1信号とは異なる。前記制御部は、前記第1期間において、(p-Δ)/Kの絶対値が(p-Δ)/Kの絶対値よりも小さくなるように前記第1信号及び前記第2信号を設定する。前記pは、前記第1非線形発振器における信号の交流成分の振幅に比例する量である。前記Δは、前記第1非線形発振器の共鳴周波数と、前記第1信号の周波数の1/2と、の差である。前記Kは、前記第1非線形発振器における非調和性である。前記pは、前記第2非線形発振器における信号の交流成分の振幅に比例する量である。前記Δは、前記第2非線形発振器の共鳴周波数と、前記第2信号の周波数の1/2と、の差である。前記Kは、前記第2非線形発振器における非調和性である。
図1は、第1実施形態に係る計算装置を例示する模式図である。 図2(a)~図2(g)は、第1実施形態に係る計算装置の一部を例示する模式図である。 図3は、第1実施形態に係る計算装置の一部を例示する模式図である。 図4は、第1実施形態に係る計算装置の一部を例示する模式図である。 図5は、第1実施形態に係る計算装置の一部を例示する模式図である。 図6は、第1実施形態に係る計算装置の一部を例示する模式図である。 図7は、計算結果を例示するグラフ図である。 図8は、計算結果を例示するグラフ図である。 図9は、計算結果を例示するグラフ図である。 図10は、計算結果を例示するグラフ図である。 図11(a)~図11(d)は、第1実施形態に係る計算装置の動作を例示する模式図である。 図12(a)~図12(c)は、第1実施形態に係る計算装置の一部を例示する模式図である。 図13は、計算結果を例示するグラフ図である。 図14(a)~図14(c)は、第1実施形態に係る計算装置の一部を例示する模式図である。 図15(a)~図15(g)は、第1実施形態に係る計算装置の一部を例示する模式図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る計算装置を例示する模式図である。
図1に示すように、実施形態に係る計算装置110は、複数の非線形発振器10と、複数の接続部20と、制御部70と、を含む。図1において、円形の印は、複数の非線形発振器10に対応する。図1において、斜方形の印は、複数の接続部20に対応する。
この例では、複数の非線形発振器10は、第1~第6非線形発振器s1~s6を含む。この例では、複数の接続部20は、第1~第3接続部c1~c3を含む。
複数の接続部20の1つは、複数の非線形発振器10の少なくとも2つを接続する。接続は、例えば、容量接続を含む。この例では、第1接続部c1は、第1非線形発振器s1、第2非線形発振器s2、及び、第3非線形発振器s3を接続する。第2接続部c2は、第2非線形発振器s2、第3非線形発振器s3、第5非線形発振器s5、及び、第6非線形発振器s6を接続する。第3接続部c3は、第3非線形発振器s3、第4非線形発振器s4、及び、第5非線形発振器s5を接続する。
この例では、計算装置110は、読み出し部65を含む。図1において、三角形の印は、読み出し部65に対応する。読み出し部65は、例えば、読み出し部r1、r2及びr3を含む。例えば、読み出し部r1は、第1非線形発振器s1の状態を読み出すことが可能である。例えば、読み出し部r2は、第3非線形発振器s3の状態を読み出すことが可能である。例えば、読み出し部r3は、第4非線形発振器s4の状態を読み出すことが可能である。
この例では、計算装置110は、終端部66を含む。図1において、六角形の印は、終端部66に対応する。終端部66は、例えば、終端部e1及びe2を含む。例えば、終端部e1は、第1接続部c1と接続される。終端部e2は、第3接続部c3と接続される。
制御部70は、複数の非線形発振器10に信号を供給する。例えば、制御部70は、第1非線形発振器s1に第1信号sg1を供給する。制御部70は、第2非線形発振器s2に第2信号sg2を供給する。制御部70は、第3非線形発振器s3に第3信号sg3を供給する。制御部70は、第4非線形発振器s4に第4信号sg4を供給する。制御部70は、第5非線形発振器s5に第5信号sg5を供給する。制御部70は、第6非線形発振器s6に第1信号sg6を供給する。
図2(a)~図2(g)は、第1実施形態に係る計算装置の一部を例示する模式図である。
例えば、図2(a)に示すように、第1非線形発振器s1は、第1ジョセフソン接合11a及び第2ジョセフソン接合11bを含む第1回路部12aと、第1導電部材15aと、を含む。第1ジョセフソン接合11a及び第2ジョセフソン接合11bは、第1導電部13a及び第2導電部13bにより接続される。第1ジョセフソン接合11a、第2ジョセフソン接合11b、第1導電部13a及び第2導電部13bにより第1回路部12aが形成される。例えば、制御部70から、第1信号sg1が、第1導電部材15aに供給される。例えば、第1導電部材15aの一部15aTに第1信号sg1が入力される。第1導電部材15aの別の一部がグランド部GNDに接続される。例えば、交流の第1信号sg1に基づく電流が、第1導電部材15aに流れる。電流に基づく電磁波が、第1回路部12aに加わる。第1回路部12aは、複数の接続部20のいずれかに接続される。
例えば、図2(b)に示すように、第2非線形発振器s2は、第3ジョセフソン接合11c及び第4ジョセフソン接合11dを含む第2回路部12bと、第2導電部材15bと、を含む。第3ジョセフソン接合11c及び第4ジョセフソン接合11dは、第3導電部13c及び第4導電部13dにより接続される。第3ジョセフソン接合11c、第4ジョセフソン接合11d、第3導電部13c及び第4導電部13dにより第2回路部12bが形成される。例えば、制御部70から、第2信号sg2が、第2導電部材15bに供給される。例えば、第2導電部材15bの一部15bTに第2信号sg2が入力される。第2導電部材15bの別の一部がグランド部GNDに接続される。例えば、交流の第2信号sg2に基づく電流が、第2導電部材15bに流れる。電流に基づく電磁波が、第2回路部12bに加わる。第2回路部12bは、複数の接続部20のいずれかに接続される。
例えば、図2(c)に示すように、第3非線形発振器s3は、第5ジョセフソン接合11e及び第6ジョセフソン接合11fを含む第3回路部12cと、第3導電部材15cと、を含む。第5ジョセフソン接合11e及び第6ジョセフソン接合11fは、第5導電部13e及び第6導電部13fにより接続される。第5ジョセフソン接合11e、第6ジョセフソン接合11f、第5導電部13e及び第6導電部13fにより第3回路部12cが形成される。例えば、制御部70から、第3信号sg3が、第3導電部材15cに供給される。例えば、第3導電部材15cの一部15cTに第3信号sg3が入力される。第3導電部材15cの別の一部がグランド部GNDに接続される。例えば、交流の第3信号sg3に基づく電流が、第3導電部材15cに流れる。電流に基づく電磁波が、第3回路部12cに加わる。第3回路部12cは、複数の接続部20のいずれかに接続される。
同様に、図2(d)に示すように、第4非線形発振器s4は、第7ジョセフソン接合11g及び第8ジョセフソン接合11hを含む第4回路部12dと、第4導電部材15dと、を含む。第4回路部12dは、これらのジョセフソン接合を接続する第7導電部13g及び第8導電部13hを含む。制御部70から、第4信号sg4が第4導電部材15dに供給される。交流の第4信号sg4に基づく電磁波が、第4回路部12dに加わる。第4回路部12dは、複数の接続部20のいずれかに接続される。
同様に、図2(e)に示すように、第5非線形発振器s5は、第9ジョセフソン接合11i及び第10ジョセフソン接合11jを含む第5回路部12eと、第5導電部材15eと、を含む。第5回路部12fは、これらのジョセフソン接合を接続する第9導電部13i及び第10導電部13jを含む。制御部70から、第5信号sg5が第5導電部材15eに供給される。交流の第5信号sg5に基づく電磁波が、第5回路部12eに加わる。第5回路部12eは、複数の接続部20のいずれかに接続される。
同様に、図2(f)に示すように、第6非線形発振器s6は、第11ジョセフソン接合11k及び第12ジョセフソン接合11lを含む第6回路部12fと、第6導電部材15fと、を含む。第6回路部12fは、これらのジョセフソン接合を接続する第11導電部13k及び第12導電部13lを含む。制御部70から、第6信号sg6が第6導電部材15fに供給される。交流の第6信号sg6に基づく電磁波が、第6回路部12fに加わる。第6回路部12fは、複数の接続部20のいずれかに接続される。
図2(g)に示すように、複数の非線形発振器10の1つは、複数のジョセフソン接合11xを含む回路部12xと、導電部材15xと、を含む。例えば、導電部13xにより、複数のジョセフソン接合11xが接合される。複数のジョセフソン接合11x、及び、導電部13xにより回路部12xが形成される。導電部材15xは、回路部12xの近傍に設けられる。例えば、制御部70から、信号sg0が、導電部材15xに供給される。例えば、導電部材15xの一部15xTに信号sg0が入力される。導電部材15xの別の一部がグランド部GNDに接続される。例えば、交流の信号sg0に基づく電流が、導電部材15xに流れる。電流に基づく電磁波が、回路部12xに加わる。回路部12xは、複数の接続部20のいずれかに接続される。
図3は、第1実施形態に係る計算装置の一部を例示する模式図である。
図3は、複数の接続部20の1つの例を示している。図3に示すように、接続部20は、ジョセフソン接合21、ジョセフソン接合22、キャパシタンス23を含む。例えば、配線27及び配線28により、ジョセフソン接合21、ジョセフソン接合22及びキャパシタンス23が並列に接続されて、回路が形成される。この回路の一部が、キャパシタンス24aを介して、複数の非線形発振器10の1つと接続される。この回路の別の一部が、キャパシタンス24bを介して、複数の非線形発振器10の別の1つと接続される。
図4は、第1実施形態に係る計算装置の一部を例示する模式図である。
図4は、複数の接続部20の1つの例を示している。図4に示すように、この例では、接続部20に含まれる回路の一部が、キャパシタンス24aを介して、複数の非線形発振器10の1つと接続される。この回路の別の一部が、キャパシタンス24bを介して、複数の非線形発振器10の別の1つと接続される。この回路のさらに別の一部が、キャパシタンス24cを介して、複数の非線形発振器10の別の1つと接続される。
図5は、第1実施形態に係る計算装置の一部を例示する模式図である。
図5は、複数の接続部20の1つの例を示している。図5に示すように、この例では、複数の接続部20の1つは、ジョセフソン接合21、及び、キャパシタンス2a~24dを含む。例えば、ジョセフソン素子21が、キャパシタンス24aを介して、複数の非線形発振器10の1つと接続される。ジョセフソン素子21が、キャパシタンス24bを介して、複数の非線形発振器10の別の1つと接続される。ジョセフソン素子21が、キャパシタンス24cを介して、複数の非線形発振器10の別の1つと接続される。ジョセフソン素子21が、キャパシタンス24dを介して、複数の非線形発振器10の別の1つと接続される。
図6は、第1実施形態に係る計算装置の一部を例示する模式図である。
図6は、終端部66の1つの例を示している。図6に示すように、この例では、終端部66は、キャパシタンス66a及び抵抗66bを含む。キャパシタンス66a及び抵抗66bは、並列に電気的に接続される。この例では、接続部20は、キャパシタンス24dを介して、終端部66と接続される。
複数の非線形発振器10は、例えば、カーパラメトリック発振器(KPO:Kerr Parametric Oscillator)に対応する。例えば、計算機で計算される「問題」の変数の数に応じた数のKPOを相互作用させる。複数のKPOを相互作用させるネットワークとして、2次元平面での近接相互作用が採用される。このようなネットワークが、複数のKPOを含む超伝導量子回路で形成される。
図1に示すように、ネットワークは、複数の接続部20により、複数の非線形発振器10を接続することで、形成される。図1に示すように、ネットワークにおける非線形発振器10の位置によって、非線形発振器10に接続される接続部20の数が異なる。
例えば、第1非線形発振器s1に接続されている複数の接続部20の数を、第1数とする。図1の例では、第1非線形発振器s1には、第1接続部c1が接続される。従って、第1数は、1である。
例えば、第2非線形発振器s2に接続されている複数の接続部20の数を、第2数とする。図1の例では、第2非線形発振器s2には、第1接続部c1及び第2接続部c2が接続される。従って、第2数は、2である。
例えば、第3非線形発振器s3に接続されている複数の接続部20の数を、第3数とする。図1の例では、第3非線形発振器s3には、第1接続部c1、第2接続部c2及び第3接続部c3が接続される。従って、第3数は、3である。
例えば、第4非線形発振器s4に接続されている複数の接続部20の数(第4数)は、1である。例えば、第5非線形発振器s5に接続されている複数の接続部20の数(第5数)は、2である。例えば、第6非線形発振器s6に接続されている複数の接続部20の数(第6数)は、1である。
このように、複数の非線形発振器20において、接続されている複数の接続部20の数が互いに異なる。
実施形態に係る計算装置110においては、接続されている複数の接続部20の数の差異に応じて、複数の非線形発振器10のそれぞれに供給する信号を制御する動作を行う。
1つの例において、第1非線形発振器s1に接続されている複数の接続部20の数を第1数zとする。第2非線形発振器s2に接続されている複数の接続部20の数を第2数zとする。例えば、第2数zは、第1数zよりも大きい。制御部70は、計算期間の少なくとも一部(第1期間)において第1動作を実施する。第1動作において、制御部70は、第1導電部材15aに第1信号sg1を供給し、第2導電部材15bに第2信号sg2を供給する。第2信号sg2は第1信号sg1とは異なる。例えば、第2信号sg2は、第1信号sg1の交流成分の周波数とは異なる第2信号sg2の交流成分の周波数、第1信号sg1の直流成分の大きさとは異なる第2信号sg2の直流成分の大きさ、及び、第1信号sg1の交流成分の振幅とは異なる第2信号sg2の交流成分の振幅、の少なくともいずれかを含む。
実施形態においては、制御部70は、接続されている複数の接続部20の数に応じて、信号を変化させる。これにより、例えば、複数の非線形発振器10の特性にばらつきがある場合などでも、問題を正確に解くことができることが分かった。
以下、接続されている複数の接続部20の数に応じて信号を変化させたときの計算結果についてのシミュレーション結果の例について説明する。
図7は、計算結果を例示するグラフ図である。
図7は、1つの問題を異なる計算条件で解いたときの計算結果のシミュレーション結果の例を示す。
図7において縦軸は、計算の失敗確率P1である。失敗確率P1は、対数で表示されている。計算において、問題を正確に解くことができない場合が失敗とされる。図7には、参考計算条件CC0における結果と、第1計算条件CC1における結果と、の結果が示されている。参考条件CC0においては、図1に例示した構成において、複数の非線形発振器10の全て(第1~第6非線形発振器s1~s6)において、供給される信号が同じである。第1計算条件CC1においては、接続されている複数の接続部20の数が大きい非線形発振器10に供給される信号の交流成分の周波数は、接続されている複数の接続部20の数が小さい別の非線形発振器10に供給される信号の交流成分の周波数よりも高い。
図7に示すように、第1計算条件CC1においては、参考計算条件CC0に比べて、失敗確率が低い。このような第1計算条件CC1によれば、精度の向上が可能な計算装置を提供できる。
実施形態の1つの例では、このような第1計算条件CC1を採用する。例えば、第1非線形発振器s1に接続されている複数の接続部20の数を第1数zとする。第2非線形発振器s2に接続されている複数の接続部20の数を第2数zとする。例えば、第2数zは、第1数zよりも大きい。制御部70は、計算期間の少なくとも一部(第1期間)において第1動作を実施する。第1動作において、制御部70は、第1導電部材15aに第1信号sg1を供給し、第2導電部材15bに第2信号sg2を供給する。第2信号sg2の交流成分の周波数は、第1信号sg1の交流成分の周波数よりも高い。これにより、例えば、低い失敗確率P1が得られる。
例えば、複数の非線形発振器10は、第3非線形発振器s3を含む。第3非線形発振器s3に接続されている複数の接続部20の数は、第3数zである。第3数zは、第2数zよりも大きい。このとき、上記の第1動作は、上記の第1期間において、第3導電部材15cに第3信号sg3を供給することを含む。第3信号sg3の交流成分の周波数は、第2信号sg2の交流成分の周波数よりも高い。これにより、例えば、低い失敗確率P1が得られる。例えば、第1~第3信号sg1~sg3において、交流成分の周波数を除く条件は、互いに同じである。第1~第3信号sg1~sg3において、交流成分の振幅及び直流成分の大きさは互いに実質的に同じである。第1~第3非線形発振器s1~s3における共振周波数は、互いに実質的に同じである。
このような第1計算条件CC1は、例えば、後述する離調の変更の1つの例に対応すると考えられる。
図8は、計算結果を例示するグラフ図である。
図8は、1つの問題を異なる計算条件で解いたときの計算結果のシミュレーション結果の例を示す。
図8において縦軸は、計算の失敗確率P1である。失敗確率P1は、対数で表示されている。図8には、参考計算条件CC0のおける結果と、第2計算条件CC2における結果が示されている。既に説明したように、参考条件CC0においては、複数の非線形発振器10の全てにおいて、供給される信号が同じである。
第2計算条件CC2においては、接続されている複数の接続部20の数に応じて、複数の非線形発振器10に供給される信号の直流成分の大きさが異なる。このシミュレーションにおいては、供給される信号の直流成分を大きくしたときに非線形発振器10の共鳴周波数が高くなるとされる。このとき、接続されている複数の接続部20の数が大きい非線形発振器10に供給される信号の直流成分は、接続されている複数の接続部20の数が小さい別の非線形発振器10に供給される信号の直流成分よりも小さい。
図8に示すように、第2計算条件CC2においては、参考計算条件CC0に比べて、失敗確率が低い。このような第2計算条件CC2によれば、精度の向上が可能な計算装置を提供できる。
別のシミュレーションにおいては、供給される信号の直流成分を大きくしたときに非線形発振器10の共鳴周波数が低くなる。このとき、接続されている複数の接続部20の数が大きい非線形発振器10に供給される信号の直流成分は、接続されている複数の接続部20の数が小さい別の非線形発振器10に供給される信号の直流成分よりも大きくする。この場合も、上記の第2計算条件CC2と同様に、低い失敗確率P1が得られる。
実施形態の1つの例では、このような第2計算条件CC2を採用する。例えば、第2数zは、第1数zよりも大きい。制御部70は、第1期間において第1動作を実施する。第1動作において、制御部70は、第1導電部材15aに第1信号sg1を供給し、第2導電部材15bに第2信号sg2を供給する。例えば、1つの例において、第1信号sg1の第1直流成分を大きくしたときに第1非線形発振器sg1の第1共鳴周波数が高くなり、第2信号sg2の第2直流成分を大きくしたときに第2非線形発振器s2の第2共鳴周波数が高くなる場合がある。この場合に、制御部70は、第2直流成分を、第1直流成分よりも小さくする。または、この場合に、制御部70は、第1直流成分を、第2直流成分よりも大きくする。これにより、例えば、低い失敗確率P1が得られる。
別の例において、第1直流成分を大きくしたときに第1共鳴周波数が低くなり、第2直流成分を大きくしたときに第2共鳴周波数が低くなる場合がある。この場合には、制御部70は、第2直流成分を、第1直流成分よりも大きくする。または、この場合に、制御部70は、第1直流成分を、第2直流成分よりも小さくする。これにより、例えば、低い失敗確率P1が得られる。
例えば、複数の非線形発振器10は、第3非線形発振器s3を含む。第3数zは、第2数zよりも大きい。第1動作は、第1期間において、第3導電部材15cに第3信号sg3を供給することを含む。1つの例において、第3信号sg3の第3直流成分を大きくしたときに第3非線形発振器s3の第3共鳴周波数が高くなる場合がある。この場合に、制御部70は、第3直流成分を第2直流成分よりも小さくする。これにより、例えば、低い失敗確率P1が得られる。
別の例において、第3直流成分を大きくしたときに第3共鳴周波数が低くなる場合がある。この場合において、制御部70は、第3直流成分を第2直流成分よりも大きくする。これにより、例えば、低い失敗確率P1が得られる。
例えば、第1~第3信号sg1~sg3において、直流成分の大きさを除く条件は、互いに同じである。第1~第3信号sg1~sg3において、交流成分の振幅及び交流成分の大きさは互いに実質的に同じである。第1~第3非線形発振器s1~s3における共振周波数は、互いに実質的に同じである。
このような第2計算条件CC2は、例えば、後述する離調の変更の別の例に対応すると考えられる。
図9は、計算結果を例示するグラフ図である。
図9は、1つの問題を異なる計算条件で解いたときの計算結果のシミュレーション結果の例を示す。
図9において縦軸は、計算の失敗確率P1である。図9には、参考計算条件CC0と、第3計算条件CC3と、の結果が示されている。既に説明したように、参考条件CC0においては、複数の非線形発振器10の全てにおいて、供給される信号が同じである。第3計算条件CC3においては、接続されている複数の接続部20の数が大きい非線形発振器10に供給される信号の交流成分の振幅は、接続されている複数の接続部20の数が小さい別の非線形発振器10に供給される信号の交流成分の振幅よりも小さい。
図9に示すように、第3計算条件CC3においては、参考計算条件CC0に比べて、失敗確率が低い。このような第3計算条件CC3によれば、精度の向上が可能な計算装置を提供できる。
実施形態の1つの例では、このような第3計算条件CC3を採用する。例えば、第2数zは、第1数zよりも大きい。制御部70は、第1期間において第1動作を実施する。制御部70は、第1期間において、第1導電部材15aに第1信号sg1を供給し、第2導電部材15bに第2信号sg2を供給する。第2信号sg2の交流成分の振幅は、第1信号sg1の交流成分の振幅よりも小さい。これにより、例えば、低い失敗確率P1が得られる。
例えば、複数の非線形発振器10は、第3非線形発振器s3を含む。第3非線形発振器s3に接続されている複数の接続部20の数は、第3数zである。第3数zは、第2数zよりも大きい。このとき、上記の第1動作は、上記の第1期間において、第3導電部材15cに第3信号sg3を供給することを含む。第3信号sg3の交流成分の振幅は、第2信号s2の交流成分の振幅よりも小さい。これにより、例えば、低い失敗確率P1が得られる。
例えば、第1~第3信号sg1~sg3において、交流成分の振幅を除く条件は、互いに同じである。第1~第3信号sg1~sg3において、交流成分の周波数及び直流成分の大きさは互いに実質的に同じである。第1~第3非線形発振器s1~s3における共振周波数は、互いに実質的に同じである。
このような第3計算条件CC3は、例えば、後述するポンピング振幅の変更の例に対応すると考えられる。
実施形態に係る計算装置110では、例えば、イジング問題が解かれる。イジング問題の例について、以下に説明する。イジング問題では、以下の第1式が適用される。
Figure 0007344157000001
第1式において、「s」は、i番目のイジングスピンである。「s」は、±1の値を取る。第1式において、Jijは、相互作用を表す。Jijは、Jjiと同じとする。Jiiを0とする。
イジング問題においては、第1式の左辺のエネルギーを最小化する、N個のイジングスピンの組みが求められる。
実施形態においては、近接相互作用が考慮される。例えば、以下の第2式が適用される。
Figure 0007344157000002
第2式においては、M個のスピンを対象とする。「M」は、N(N-1)/2である。第2式における左辺のエネルギーを最小化する。
第2式において、
Figure 0007344157000003
は、スピンである。
第2式において、
Figure 0007344157000004
をJijと対応させる。
第2式において、右辺の第2項は、4体相互作用に対応する。和<k,l,m,n>は、近接するスピンを対象とする。
第2式において、
Figure 0007344157000005
は、4体相互作用するスピンである。
第2式において、
Figure 0007344157000006
を1とする。この条件は、制約条件に対応する。
第2式において、「C」は、係数である。「C」は、正である。「C」は、上記の制約条件を満たすように、
Figure 0007344157000007
に応じて選ばれる。
以下では、以下の第3式が満たされるように、規格化される。
Figure 0007344157000008

この規格化により、例えば、
Figure 0007344157000009
が大きいほど、必要とされる係数「C」が大きくなることが、抑制される。この規格化により、
Figure 0007344157000010
と、
Figure 0007344157000011
(Aは、定数)と、を同じ係数「C」で扱うことができる。
以下では、
Figure 0007344157000012

Figure 0007344157000013
と書く。
第2式のエネルギー最小化問題は、以下の第4式、第5式及び第6式で表されるハミルトニアンHおける分岐現象により、解くことができる。
Figure 0007344157000014
Figure 0007344157000015
Figure 0007344157000016
以下では、複数の非線形発振器10を「KPO」と言う。
第5式において、
Figure 0007344157000017
は、KPOにおける振動の量子の消滅演算子である。
第5式において、
Figure 0007344157000018
は、KPOにおける振動の量子の生成演算子であり、上記の消滅演算子とエルミート共役になる。
第5式において、「K」は、KPOのカー係数である。「Δ」は、KPOの離調である。「p」は、KPOのポンピング振幅である。
第6式において、「γ」は、近接相互作用におけるパラメータである。「ξ」は、1体項に関する係数である。例えば、1体項は、パラメトリックポンプ周波数の半分の周波数をもつ信号に対応する。その信号の振幅は、イジング問題の係数
Figure 0007344157000019
に応じて調整される。
既に説明したように、実施形態においては、制御部70は、接続されている複数の接続部20の数に応じて、信号を変化させる。例えば、第1非線形発振器s1に接続されている接続部20の数が第1数zであり、第2非線形発振器s2に接続されている接続部20の数が第2数zであるときに、制御部70は、(p-Δ)/Kの絶対値が(p-Δ)/Kの絶対値よりも小さくなるように、第1信号sg1及び第2信号sg2を設定する。「p」は、第1非線形発振器s1における第1ポンプ振幅である。「Δ」は、第1非線形発振器s1における第1離調である。「K」は、第1非線形発振器s1における第1カー係数である。「p」は、第2非線形発振器s2における第2ポンプ振幅である。「Δ」は、第2非線形発振器s2における第2離調である。「K」は、第2非線形発振器s2における2カー係数である。
例えば、第1離調「Δ」は、第1非線形発振器s1の共鳴周波数と、第1信号sg1の周波数の1/2と、の差に対応する。例えば、第2離調「Δ」は、第2非線形発振器s2の共鳴周波数と、第2信号sg2の周波数の1/2と、の差に対応する。
例えば、第1ポンプ振幅「p」は、第1非線形発振器s1における平均光子数とカー係数との積に対応する。例えば、第2ポンプ振幅「p」は、第2非線形発振器s2における平均光子数とカー係数との積に対応する。第1ポンプ振幅「p」は、例えば、第1信号sg1の交流成分の振幅に比例する。第2ポンプ振幅「p」は、第2信号sg2の交流成分の振幅に比例する。例えば、第1カー係数「K」は、第1非線形発振器s1における非調和性に対応する。例えば、第2カー係数「K」は、第2非線形発振器s2における非調和性に対応する。非調和性は、例えば、スペクトルから導出できる。例えば、K/(2π)=f12-f01が成立する。「f01」は、「真空」から「1光子状態」への励起に対応する周波数に対応する。「f12」は、「1光子状態」から「2光子状態」への励起に対応する周波数である。
計算期間のうちの少なくとも1つの期間(例えば、第1期間)において、このような信号を採用することで、より安定した計算結果が得られる。より高い正解率が得られる。
1つの例において、第1期間は、例えば、計算期間のうちの終わりに近い期間である。例えば、制御部70は、開始時刻から終了時刻の計算期間に計算を実施する。第1期間は、開始時刻から、計算期間の長さの1/2の長さの時間が経過した後である。このような第1期間において、上記の第1動作(異なる信号を供給する動作)が実施される。計算期間の全体において、上記の第1動作が実施されても良い。
実施形態に係る1つの例において、制御部70は、第1期間において、第1非線形発振器s1における離調(第1離調)の絶対値が、第2非線形発振器s2における離調(第2離調)の絶対値よりも小さくなるように、第1信号sg1及び第2信号sg2を制御しても良い。例えば、制御部70は、第1期間において、第2離調の絶対値が、第3非線形発振器s3における離調(第3離調)の絶対値よりも小さくなるように、第1信号sg1、第2信号sg2及び第3信号sg3を制御しても良い。
実施形態に係る1つの例において、制御部70は、第1期間において、第1非線形発振器s1における第1離調が第1数zと比例係数との積になり、第2非線形発振器s2における第2離調が第2数zと比例係数との積となるように第1信号sg1及び第2信号sg2を制御しても良い。例えば、制御部70は、第3離調が第3数zと比例係数との積となるように、第1信号sg1、第2信号sg2及び第3信号sg3を制御しても良い。
既に説明したように、第1離調は、第1非線形発振器s2の共鳴周波数と、第1信号sg1の周波数の1/2と、の差である。第2離調は、第2非線形発振器s2の共鳴発振周波数と、第2信号sg2の周波数の1/2と、の差である。例えば、制御部70は、第1期間において、第1非線形発振器s1における第1離調を(p/K)γCzとし、第2非線形発振器s2における第2離調を(p/K)γCzとする。「p」は、第1非線形発振器s1及び第2非線形発振器s2における平均のポンプ振幅である。「K」は、第1非線形発振器s1及び第2非線形発振器s2における平均のカー係数である。「γ」は、第1非線形発振器s1及び第2非線形発振器s2に共通する係数である。「C」は、4体相互作用に関する係数である。「z」は、上記の第1数である。「z」は、上記の第2数である。
実施形態において、複数の非線形発振器10が第3非線形発振器s3を含む場合は、例えば、以下が適用される。第3非線形発振器s3は、第5ジョセフソン接合11e及び第6ジョセフソン接合11fを含む第3回路部12cと、第3導電部材15cと、を含む。第3非線形発振器s3に接続されている複数の接続部20の数は、第3数zである。第3数zは、第2数zよりも大きい。図1の例では、第3数zは、3である。上記の第1動作は、上記の第1期間において、第3導電部材15cに第3信号sg3を供給することを含む。第3信号sg3は、第1信号sg1とは異なり、第2信号sg2とは異なる。
例えば、制御部70は、(p-Δ)/Kの絶対値が(p-Δ)/Kの絶対値よりも小さくなり、(p-Δ)/Kの絶対値が(p-Δ)/Kの絶対値よりも小さくなるように、第1信号sg1、第2信号sg2及び第3信号sg3を設定する。「p」は、第3非線形発振器s3における第3ポンプ振幅である。「Δ」は、第3非線形発振器s3における第3離調である。「K」は、第3非線形発振器s3における第3カー係数である。
図10は、計算結果を例示するグラフ図である。
図10は、1つの問題を異なる計算条件で解いたときの計算結果のシミュレーション結果の例を示す。
図10において縦軸は、計算の失敗確率P1である。図10には、参考計算条件CC0と、第4計算条件CC4と、の結果が示されている。既に説明したように、参考条件CC0においては、複数の非線形発振器10の全てにおいて、供給される信号が同じである。第4計算条件CC4においては、(p-Δ)/Kの絶対値が(p-Δ)/Kの絶対値よりも小さくなり、(p-Δ)/Kの絶対値が(p-Δ)/Kの絶対値よりも小さくなるような信号が適用される。第4計算条件CC4では、上記の条件が満たされるように、離調「Δ」が変更される。
図10に示すように、第4計算条件CC4においては、参考計算条件CC0に比べて、失敗確率が低い。このような第4計算条件CC4によれば、精度の向上が可能な計算装置を提供できる。
実施形態に係る動作は、例えば、離調及びポンプ振幅の少なくともいずれかを、接続されている複数の接続部20の数に応じて変更することで実施できる。例えば、複数の接続部20の数に応じて、複数の非線形発振器10に供給される信号の交流成分の周波数を変更する。このような周波数の変更は、例えば、離調の変更に対応する。例えば、複数の接続部20の数に応じて、複数の非線形発振器10に供給される信号の直流成分の大きさを変更する。この大きさの変更は、例えば、離調の変更に対応する。例えば、複数の接続部20の数に応じて、複数の非線形発振器10に供給される信号の交流成分の大きさ(振幅)を変更する。この大きさの変更は、例えば、ポンプ振幅の変更に対応する。
実施形態によれば、低い失敗確率P1が得られる。実施形態によれば、精度の向上が可能な計算装置が提供できる。
図11(a)~図11(d)は、第1実施形態に係る計算装置の動作を例示する模式図である。
これらのグラフ図の横軸は、時間tmである。縦軸は、複数の非線形発振器10の間における信号の差ΔDである。差ΔDは、例えば、第1信号sg1と第2信号sg2との差に対応する。差ΔDは、例えば、第1信号sg1の交流成分の周波数と、第2信号sg2の交流成分の周波数との第1差(例えば差の絶対値)、第1信号sg1の直流成分の大きさと、第2信号sg2の直流成分の大きさとの第2差(例えば差の絶対値)、及び、第1信号sg1の交流成分の振幅と、第2信号sg2の交流成分の振幅との第3差(例えば差の絶対値)の少なくともいずれかを含んでも良い。差ΔDは、例えば、(p-Δ)/Kと、(p-Δ)/Kと、の差を含んでも良い。
図11(a)に示すように、計算期間Tcは、開始時刻tsから終了時刻teまでの期間である。制御部70(計算装置110)は、計算期間Tcの間に計算を実施する。計算期間Tcは、計算装置110の特性と、解く問題と、求める精度などと、に合わせて設定されて良い。
図11(a)に示すように、実施形態に係る1つの例においては、計算期間Tcの全体で、差ΔDは、定められた値に設定される。
図11(b)に示すように、実施形態に係る1つの例においては、計算期間Tcの長さの1/2の時間tmが経過した後に、差ΔDは、定められた値に設定されても良い。
図11(c)に示すように、差ΔDは、時間tmの経過と共に変化しても良い。この例では、差ΔDは、時間tmが経過するにつれて大きくなる。
図11(d)に示すように、計算期間Tcの長さの1/2の時間tmが経過した後に、差ΔDが時間tmの経過と共に変化しても良い。
このように、実施形態に係る1つの例において、差ΔDが定められた値に設定され第1期間T1は、開始時刻tsから、計算期間Tcの長さの1/2の長さの時間tmが経過した後で良い。少なくとも終了時刻teに近い期間に、上記のような信号の差ΔDが設けられることで、計算の失敗確率が低くできる。精度を効果的に向上できる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る計算装置は、例えば、図1に例示した複数の非線形発振器10及び複数の接続部20を含む。第2実施形態に係る計算装置は、制御部70をさらに含んでも良い。第2実施形態においては、複数の非線形発振器10のそれぞれに含まれる回路部の大きさ(囲まれる面積)が互いに異なる。
回路部12xが囲む領域の面積が大きいときに非線形発振器10の共鳴周波数が高くなる場合と、低くなる場合と、がある。このような違いは、非線形発振器10における信号の直流成分の条件により生じる。実施形態においては、回路部12xが囲む領域の面積が大きいときに非線形発振器10の共鳴周波数が高くなる場合、及び、低くなる場合のいずれの場合も、接続されている複数の接続部20の数が増えると非線形発振器10の共鳴周波数が低くなるように、面積が変更される。
以下、複数の非線形発振器10の例について説明する。
図12(a)~図12(c)は、第1実施形態に係る計算装置の一部を例示する模式図である。
図12(a)に示すように、第1非線型発振器s1は、第1ジョセフソン接合11a及び第2ジョセフソン接合11bを含む第1回路部12aと、第1導電部材15aと、を含む。図12(b)に示すように、第2非線形発振器s2は、第3ジョセフソン接合11c及び第4ジョセフソン接合1dを含む第2回路部12bと、第2導電部材15bと、を含む。図12(c)に示すように、第3非線形発振器s3は、第5ジョセフソン接合11e及び第6ジョセフソン接合11fを含む第3回路部12cと、第3導電部材15cと、を含む。
図1に示すように、第1非線形発振器s1に接続されている複数の接続部20の数は、第1数zである。第2非線形発振器s2に接続されている複数の接続部20の数は、第2数zである。第3非線形発振器s3に接続されている複数の接続20部の数は、第3数zである。
図12(a)~図12(c)に示す例では、回路部12xが囲む領域の面積が大きいときに非線形発振器10の共鳴周波数が高くなる。
図12(a)に示すように、第1回路部12aが囲む領域を第1領域Sa1とする。図12(b)に示すように、第2回路部12bが囲む領域を第2領域Sa2とする。図12(c)に示すように、第3回路部12cが囲む領域を第3領域Sa3とする。
第1領域Sa1の面積は、第2領域Sa2の面積よりも大きい。第1非線形発振器s1の第1共鳴周波数は、第2非線形発振器s2の第2共鳴周波数よりも高い。第2面積Sa2は第3面積Sa3よりも大きい。第2共鳴周波数は、第3非線形発振器s3の第3共鳴周波数よりも高い。例えば、第4~第6非線形発振器s4~s6においても、接続されている複数の接続部20の数に応じて、回路部が囲む面積を変更する。
図13は、計算結果を例示するグラフ図である。
図13は、1つの問題を異なる計算条件で解いたときの計算結果のシミュレーション結果の例を示す。
図13において縦軸は、計算の失敗確率P1である。図13には、参考素子条件CE0と、第1素子条件CE1と、の結果が示されている。参考素子条件CE0においては、複数の非線形発振器10において、回路部12xで囲まれる面積が同じである。第1素子条件CE1においては、第1領域Sa1の面積は、第2領域Sa2の面積よりも大きい。第1共鳴周波数は、第2共鳴周波数よりも高い。第2面積Sa2は第3面積Sa3よりも大きい。第2共鳴周波数は、第3共鳴周波数よりも高い。
図13に示すように、第1素子条件CE1においては、参考素子条件CE0に比べて、失敗確率が低い。このような第1素子条件CE1よれば、精度の向上が可能な計算装置を提供できる。
このように、第2実施形態において、回路部12xが囲む領域の面積が大きいときに非線形発振器10の共鳴周波数が高くなる場合、接続されている複数の接続部20の数が大きい非線形発振器10に含まれる回路部が囲む面積は、接続されている複数の接続部20の数が小さい非線形発振器10に含まれる回路部が囲む面積よりも小さい。このような構成により、計算の失敗確率P1を低くできる。
回路部12xが囲む領域の面積が大きいときに非線形発振器10の共鳴周波数が低くなる場合の例について説明する。
図14(a)~図14(c)は、第1実施形態に係る計算装置の一部を例示する模式図である。
図14(a)~図14(c)に示す例では、回路部12xが囲む領域の面積が大きいときに非線形発振器10の共鳴周波数が低くなる。図14(a)に示すように、第1非線型発振器s1は、第1回路部12aと、第1導電部材15aと、を含む。図14(b)に示すように、第2非線形発振器s2は、第2回路部12bと、第2導電部材15bと、を含む。図14(c)に示すように、第3非線形発振器s3は、む第3回路部12cと、第3導電部材15cと、を含む。第1非線形発振器s1に接続されている複数の接続部20の数は、第1数zである。第2非線形発振器s2に接続されている複数の接続部20の数は、第2数zである。第3非線形発振器s3に接続されている複数の接続20部の数は、第3数zである。
第1回路部12aが囲む領域を第1領域Sa1とする。第2回路部12bが囲む領域を第2領域Sa2とする。第3回路部12cが囲む領域を第3領域Sa3とする。
第1面積Sa1は第2面積Sa2よりも小さく、第1共鳴周波数は第2共鳴周波数よりも高い。第2面積Sa2は第3面積Sa3よりも小さく、第2共鳴周波数は第3共鳴周波数よりも高い。このような素子条件によっても、低い失敗確率が得られる。
非線形発振器に含まれる回路部の面積を変更することは、例えば、離調を変更することに対応する。第2実施形態においても、精度の向上が可能な計算装置を提供することができる。
図15(a)~図15(g)は、第1実施形態に係る計算装置の一部を例示する模式図である。
図15(g)に示すように、導電部材15xは、複数の部品(例えば、導電部品15xp及び導電部品15xqなど)を含んでも良い。例えば、第1~第6導電部材15a~15fのそれぞれは、複数の部品を含んでも良い。複数の部品は、例えば、導電部品15ap、導電部品15aq、導電部品15bp、導電部品15bq、導電部品15cp、導電部品15cq、導電部品15dp、導電部品15dq、導電部品15ep、導電部品15eq、導電部品15fp及び導電部品15fqなどを含む。例えば、複数の部品の1つに、信号の交流成分が供給され、複数の部品の別の1つに、信号の直流成分が供給されても良い。1つの例において、導電部品15apに第1信号sg1の一部として、交流信号が供給され、導電部品15aqに第1信号sg1の一部として、直流信号が供給されても良い。第2~第6導電部材15b~15fにおいて、第1導電部材15aに関する上記の例と同様の構成が適用されても良い。
1つの例において、例えば、導電部品15ap~15dpに共通の信号が供給され、導電部品15aq~15dqに互いに異なる信号が供給されて良い。
上記のシミュレーションでは、以下の第7式~第9式に基づく計算が行われる。
上記の第7式は、離調を表す。第7式の右辺第1項及び第2項は、KPOの共鳴周波数に対応する。第7式の右辺第3項は、信号の交流成分の周波数の1/2に対応する。第7式において「E」は、例えば、回路部12xに対する並列キャパシタンスに関する静電エネルギーに対応する。第7式において、「E」は、ジョセフソン接合11xに関するジョセフソンエネルギーに対応する。第7式において「Φdc」は、回路部(例えば回路部12x:図2(g)参照))に加わる磁束である。「Φdc」は、信号の直流成分に依存する。第7式において、「Φ」は、磁束量子である。
第8式は、ポンプ振幅を表す。第8式において、「δ」は、信号の交流成分の振幅に比例する。第9式は、カー係数を表す。
上記のシミュレーションでは、初期状態は真空とされる。複数のKPO(複数の非線形発振器10)は、図1に例示したように接続される。初期時刻におけるパラメータは、真空が基底状態となるように設定される。複数のKPOに、問題に応じた外部励起が加えられる。計算開始後に、時間発展とともに、パラメータを変化させ、分岐を生じさせる。パラメータを十分遅く変化させることで、系の状態は、基底状態を維持できる。パラメータを十分遅く変化させることは、例えば、断熱操作に対応する。十分な分岐が生じた後に、複数のKPOは、近似的にコヒーレント状態となる。その後、複数のKPOの直交位相振幅が検出(測定)される。検出結果の符号から、問題の解が得られる。
実施形態は、以下の構成(例えば技術案)を含む。
(構成1)
複数の非線形発振器と、
複数の接続部であって、前記複数の接続部の1つは、前記複数の非線形発振器の少なくとも2つを接続する、前記複数の接続部と、
制御部と、
を備え、
前記複数の非線形発振器は、第1非線形発振器と、第2非線形発振器と、を含み、
前記第1非線形発振器は、第1ジョセフソン接合及び第2ジョセフソン接合を含む第1回路部と、第1導電部材と、を含み、
前記第2非線形発振器は、第3ジョセフソン接合及び第4ジョセフソン接合を含む第2回路部と、第2導電部材と、を含み、
前記第1非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第1数であり、
前記第2非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第2数であり、
前記第2数は、前記第1数よりも大きく、
前記制御部は、第1期間において、前記第1導電部材に第1信号を供給し、前記第2導電部材に第2信号を供給する第1動作を実施し、
前記第2信号は、前記第1信号とは異なり、
前記制御部は、前記第1期間において、(p-Δ)/Kの絶対値が(p-Δ)/Kの絶対値よりも小さくなるように前記第1信号及び前記第2信号を設定し、
前記pは、前記第1非線形発振器における信号の交流成分の振幅に比例する量であり、
前記Δは、前記第1非線形発振器の共鳴周波数と、前記第1信号の周波数の1/2と、の差であり、
前記Kは、前記第1非線形発振器における非調和性であり、
前記pは、前記第2非線形発振器における信号の交流成分の振幅に比例する量であり、
前記Δは、前記第2非線形発振器の共鳴周波数と、前記第2信号の周波数の1/2と、の差であり、
前記Kは、前記第2非線形発振器における非調和性である、計算装置。
(構成2)
前記pは、前記第1非線形発振器における第1ポンプ振幅であり、
前記Δは、前記第1非線形発振器における第1離調であり、
前記Kは、前記第1非線形発振器における第1カー係数であり、
前記pは、前記第2非線形発振器における第2ポンプ振幅であり、
前記Δは、前記第2非線形発振器における第2離調であり、
前記Kは、前記第2非線形発振器における2カー係数である、構成1記載の計算装置。
(構成3)
前記複数の非線形発振器は、第3非線形発振器を含み、
前記第3非線形発振器は、第5ジョセフソン接合及び第6ジョセフソン接合を含む第3回路部と、第3導電部材と、を含み、
前記第3非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第3数であり、
前記第3数は、前記第2数よりも大きく、
前記第1動作は、前記第1期間において、前記第3導電部材に第3信号を供給することを含み、
前記第3信号は、前記第1信号とは異なり、前記第2信号とは異なる、構成1または2に記載の計算装置。
(構成4)
前記制御部は、前記第1期間において、(p-Δ)/Kの絶対値が(p-Δ)/Kの絶対値よりも小さくなり、(p-Δ)/Kの絶対値が前記(p-Δ)/Kの前記絶対値よりも小さくなるように前記第1信号、前記第2信号及び前記第3信号を設定し、
前記pは、前記第1非線形発振器における信号の交流成分の振幅に比例する量であり、
前記Δは、前記第1非線形発振器の共鳴周波数と、前記第1信号の周波数の1/2と、の差であり、
前記Kは、前記第1非線形発振器における非調和性であり、
前記pは、前記第2非線形発振器における信号の交流成分の振幅に比例する量であり、
前記Δは、前記第2非線形発振器の共鳴周波数と、前記第2信号の周波数の1/2と、の差であり、
前記Kは、前記第2非線形発振器における非調和性であり、
前記pは、前記第3非線形発振器における信号の交流成分の振幅に比例する量であり、
前記Δは、前記第3非線形発振器の共鳴周波数と、前記第3信号の周波数の1/2と、の差であり、
前記Kは、前記第3非線形発振器における非調和性である、構成3記載の計算装置。
(構成5)
前記制御部は、前記第1期間において、(p-Δ)/Kの絶対値が(p-Δ)/Kの絶対値よりも小さくなり、(p-Δ)/Kの絶対値が前記(p-Δ)/Kの前記絶対値よりも小さくなるように前記第1信号、前記第2信号及び前記第3信号を設定し、
前記pは、前記第1非線形発振器における第1ポンプ振幅であり、
前記Δは、前記第1非線形発振器における第1離調であり、
前記Kは、前記第1非線形発振器における第1カー係数であり、
前記pは、前記第2非線形発振器における第2ポンプ振幅であり、
前記Δは、前記第2非線形発振器における第2離調であり、
前記Kは、前記第2非線形発振器における第2カー係数であり、
前記pは、前記第3非線形発振器における第3ポンプ振幅であり、
前記Δは、前記第3非線形発振器における第3離調であり、
前記Kは、前記第3非線形発振器における第3カー係数である、構成3記載の計算装置。
(構成6)
複数の非線形発振器と、
複数の接続部であって、前記複数の接続部の1つは、前記複数の非線形発振器の少なくとも2つを接続する、前記複数の接続部と、
制御部と、
を備え、
前記複数の非線形発振器は、第1非線形発振器と、第2非線形発振器と、を含み、
前記第1非線形発振器は、第1ジョセフソン接合及び第2ジョセフソン接合を含む第1回路部と、第1導電部材と、を含み、
前記第2非線形発振器は、第3ジョセフソン接合及び第4ジョセフソン接合を含む第2回路部と、第2導電部材と、を含み、
前記第1非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第1数であり、
前記第2非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第2数であり、
前記第2数は、前記第1数よりも大きく、
前記制御部は、第1期間において、前記第1導電部材に第1信号を供給し、前記第2導電部材に第2信号を供給する第1動作を実施し、
前記第2信号は、前記第1信号とは異なり、
前記制御部は、前記第1期間において、前記第1非線形発振器における第1離調の絶対値が、前記第2非線形発振器における第2離調の絶対値よりも小さくなるように前記第1信号及び前記第2信号を制御する、計算装置。
(構成7)
前記制御部は、前記第1期間において、
前記第1離調が前記第1数と比例係数との積になり、
前記第2離調が前記第2数と前記比例係数との積となるように前記第1信号及び前記第2信号を制御する、構成6記載の計算装置。
(構成8)
前記第1離調は、前記第1非線形発振器の共鳴周波数と、前記第1信号の周波数の1/2と、の差であり、
前記第2離調は、前記第2非線形発振器の共鳴周波数と、前記第2信号の周波数の1/2と、の差である、構成6または7に記載の計算装置。
(構成9)
前記第1離調は、(p/K)γCzであり、
前記第2離調は、(p/K)γCzであり、
前記pは、前記第1非線形発振器及び前記第2非線形発振器における平均のポンプ振幅であり、
前記Kは、前記第1非線形発振器及び前記第2非線形発振器における平均のカー係数であり、
前記γは、前記第1非線形発振器及び前記第2非線形発振器に共通する係数であり、
前記Cは、4体相互作用に関する係数であり、
前記zは、前記第1数であり、
前記zは、前記第2数である、構成6~8のいずれか1つに記載の計算装置。
(構成10)
前記複数の非線形発振器は、第3非線形発振器を含み、
前記第3非線形発振器は、第5ジョセフソン接合及び第6ジョセフソン接合を含む第3回路部と、第3導電部材と、を含み、
前記第3非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第3数であり、
前記第3数は、前記第2数よりも大きく、
前記第1動作は、前記第1期間において、前記第3導電部材に第3信号を供給することを含み、
前記第3信号は、前記第1信号とは異なり、前記第2信号とは異なる、構成6~9のいずれか1つに記載の計算装置。
(構成11)
前記制御部は、前記第1期間において、前記第2離調の前記絶対値が、前記第3非線形発振器における第3離調の絶対値よりも小さくなるように前記第1信号、前記第2信号及び前記第3信号を制御する、構成10記載の計算装置。
(構成12)
前記制御部は、
前記第1離調が前記第1数と比例係数との積になり、
前記第2離調が前記第2数と前記比例係数との積となり、
前記第3離調が前記第3数と前記比例係数との積となるように前記第1信号、前記第2信号及び前記第3信号を制御する、構成11記載の計算装置。
(構成13)
前記第1離調は、前記第1非線形発振器の共鳴周波数と、前記第1信号の周波数の1/2と、の差であり、
前記第2離調は、前記第2非線形発振器の共鳴周波数と、前記第2信号の周波数の1/2と、の差であり、
前記第3離調は、前記第3非線形発振器の共鳴周波数と、前記第3信号の周波数の1/2と、の差である、構成12記載の計算装置。
(構成14)
複数の非線形発振器と、
複数の接続部であって、前記複数の接続部の1つは、前記非線形発振器の少なくとも2つを接続する、前記複数の接続部と、
制御部と、
を備え、
前記複数の非線形発振器は、第1非線形発振器と、第2非線形発振器と、を含み、
前記第1非線形発振器は、第1ジョセフソン接合及び第2ジョセフソン接合を含む第1回路部と、第1導電部材と、を含み、
前記第2非線形発振器は、第3ジョセフソン接合及び第4ジョセフソン接合を含む第2回路部と、第2導電部材と、を含み、
前記第1非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第1数であり、
前記第2非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第2数であり、
前記第2数は、前記第1数よりも大きく、
前記制御部は、第1期間において、前記第1導電部材に第1信号を供給し、前記第2導電部材に第2信号を供給する第1動作を実施し、
前記第2信号の交流成分の周波数は、前記第1信号の交流成分の周波数よりも高い、計算装置。
(構成15)
前記複数の非線形発振器は、第3非線形発振器を含み、
前記第3非線形発振器は、第5ジョセフソン接合及び第6ジョセフソン接合を含む第3回路部と、第3導電部材と、を含み、
前記第3非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第3数であり、
前記第3数は、前記第2数よりも大きく、
前記第1動作は、前記第1期間において、前記第3導電部材に第3信号を供給することを含み、
前記第3信号の交流成分の周波数は、前記第2信号の前記交流成分の前記周波数よりも高い、構成14記載の計算装置。
(構成16)
複数の非線形発振器と、
複数の接続部であって、前記複数の接続部の1つは、前記非線形発振器の少なくとも2つを接続する、前記複数の接続部と、
制御部と、
を備え、
前記複数の非線形発振器は、第1非線形発振器と、第2非線形発振器と、を含み、
前記第1非線形発振器は、第1ジョセフソン接合及び第2ジョセフソン接合を含む第1回路部と、第1導電部材と、を含み、
前記第2非線形発振器は、第3ジョセフソン接合及び第4ジョセフソン接合を含む第2回路部と、第2導電部材と、を含み、
前記第1非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第1数であり、
前記第2非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第2数であり、
前記第2数は、前記第1数よりも大きく、
前記制御部は、第1期間において、前記第1導電部材に第1信号を供給し、前記第2導電部材に第2信号を供給する第1動作を実施し、
前記第1信号の第1直流成分を大きくしたときに前記第1非線形発振器の第1共鳴周波数が高くなり、前記第2信号の第2直流成分を大きくしたときに前記第2非線形発振器の第2共鳴周波数が高くなる場合に、前記第2直流成分は、前記第1直流成分よりも小さく、
前記第1直流成分を大きくしたときに前記第1共鳴周波数が低くなり、前記第2直流成分を大きくしたときに前記第2共鳴周波数が低くなる場合には、前記第2直流成分は、前記第1直流成分よりも大きい、計算装置。
(構成17)
前記複数の非線形発振器は、第3非線形発振器を含み、
前記第3非線形発振器は、第5ジョセフソン接合及び第6ジョセフソン接合を含む第3回路部と、第3導電部材と、を含み、
前記第3非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第3数であり、
前記第3数は、前記第2数よりも大きく、
前記第1動作は、前記第1期間において、前記第3導電部材に第3信号を供給することを含み、
前記第3信号の第3直流成分を大きくしたときに前記第3非線形発振器の第3共鳴周波数が高くなる場合に、前記第3直流成分は、前記第2直流成分よりも小さく、
前記第3直流成分を大きくしたときに前記第3共鳴周波数が低くなる場合には、前記第3直流成分は、前記第2直流成分よりも大きい、構成16記載の計算装置。
(構成18)
複数の非線形発振器と、
複数の接続部であって、前記複数の接続部の1つは、前記非線形発振器の少なくとも2つを接続する、前記複数の接続部と、
制御部と、
を備え、
前記複数の非線形発振器は、第1非線形発振器と、第2非線形発振器と、を含み、
前記第1非線形発振器は、第1ジョセフソン接合及び第2ジョセフソン接合を含む第1回路部と、第1導電部材と、を含み、
前記第2非線形発振器は、第3ジョセフソン接合及び第4ジョセフソン接合を含む第2回路部と、第2導電部材と、を含み、
前記第1非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第1数であり、
前記第2非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第2数であり、
前記第2数は、前記第1数よりも大きく、
前記制御部は、第1期間において、前記第1導電部材に第1信号を供給し、前記第2導電部材に第2信号を供給する第1動作を実施し、
前記第2信号の交流成分の振幅は、前記第1信号の交流成分の振幅よりも小さい、計算装置。
(構成19)
前記複数の非線形発振器は、第3非線形発振器を含み、
前記第3非線形発振器は、第5ジョセフソン接合及び第6ジョセフソン接合を含む第3回路部と、第3導電部材と、を含み、
前記第3非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第3数であり、
前記第3数は、前記第2数よりも大きく、
前記第1動作は、前記第1期間において、前記第3導電部材に第3信号を供給することを含み、
前記第3信号の交流成分の振幅は、前記第2信号の前記交流成分の前記振幅よりも小さい、構成18記載の計算装置。
(構成20)
複数の非線形発振器と、
複数の接続部であって、前記複数の接続部の1つは、前記非線形発振器の少なくとも2つを接続する、前記複数の接続部と、
を備え、
前記複数の非線形発振器は、第1非線形発振器と、第2非線形発振器と、を含み、
前記第1非線形発振器は、第1ジョセフソン接合及び第2ジョセフソン接合を含む第1回路部と、第1導電部材と、を含み、
前記第2非線形発振器は、第3ジョセフソン接合及び第4ジョセフソン接合を含む第2回路部と、第2導電部材と、を含み、
前記第1非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第1数であり、
前記第2非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第2数であり、
前記第2数は、前記第1数よりも大きく、
前記第1回路部が囲む領域の第1面積は前記第2回路部が囲む領域の第2面積と異なり、
前記第1非線形発振器の第1共鳴周波数は前記第2非線形発振器の第2共鳴周波数よりも高い、計算装置。
(構成21)
前記複数の非線形発振器は、第3非線形発振器を含み、
前記第3非線形発振器は、第5ジョセフソン接合及び第6ジョセフソン接合を含む第3回路部と、第3導電部材と、を含み、
前記第3非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第3数であり、
前記第3数は、前記第2数よりも大きく、
前記第2面積は前記第3回路部が囲む領域の第3面積と異なり、前記第2共鳴周波数は前記第3非線形発振器の第3共鳴周波数よりも高い、構成20記載の計算装置。
実施形態によれば、精度の向上が可能な計算装置が提供できる。
以上、例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの例に限定されるものではない。例えば、計算装置に含まれる非線形発振器、導電部材及び制御部などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
各例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
本発明の実施の形態として上述した計算装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての計算装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…非線形発振器、 11a~11l…第1~第12ジョセフソン接合、 11x…ジョセフソン接合、 12a~12f…第1~第6回路部、 12x…回路部、 13a~13l…第1~第12導電部、 13x…導電部、 15a~15f…第1~第6導電部材、 15ap~15fp、15aq~15fq…導電部品、 15aT~15fT…一部、 15x…導電部材、 15xp、15xq…導電部品、 15xT…一部、 20…接続部、 65…読み出し部、 66…終端部、 70…制御部、 110…計算装置、 CC0…参考計算条件、 CE0…参考素子条件、 CC1~CC4…第1~第4計算条件、 CE1…第1素子条件、 GND…グランド部、 P1…失敗確率、 Sa1~Sa3…第1~第3領域、 T1…第1期間、 Tc…計算期間、 c1~c3…第1~第3接続部、 e1、e2…終端部、 r1~r3…読み出し部、 s1~s6…第1~第6非線形発振器、 sg0…信号、 sg1~sg6…第1~第6信号、 te…終了時刻、 tm…時間、 ts…開始時刻

Claims (7)

  1. 複数の非線形発振器と、
    複数の接続部であって、前記複数の接続部の1つは、前記複数の非線形発振器の少なくとも2つを接続する、前記複数の接続部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記複数の非線形発振器は、第1非線形発振器と、第2非線形発振器と、を含み、
    前記第1非線形発振器は、第1ジョセフソン接合及び第2ジョセフソン接合を含む第1回路部と、第1導電部材と、を含み、
    前記第2非線形発振器は、第3ジョセフソン接合及び第4ジョセフソン接合を含む第2回路部と、第2導電部材と、を含み、
    前記第1非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第1数であり、
    前記第2非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第2数であり、
    前記第2数は、前記第1数よりも大きく、
    前記制御部は、第1期間において、前記第1導電部材に第1信号を供給し、前記第2導電部材に第2信号を供給する第1動作を実施し、
    前記第2信号は、前記第1信号とは異なり、
    前記制御部は、前記第1期間において、前記第1非線形発振器における第1離調の絶対値が、前記第2非線形発振器における第2離調の絶対値よりも小さくなるように前記第1信号及び前記第2信号を制御する、計算装置。
  2. 前記複数の非線形発振器は、第3非線形発振器を含み、
    前記第3非線形発振器は、第5ジョセフソン接合及び第6ジョセフソン接合を含む第3回路部と、第3導電部材と、を含み、
    前記第3非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第3数であり、
    前記第3数は、前記第2数よりも大きく、
    前記第1動作は、前記第1期間において、前記第3導電部材に第3信号を供給することを含み、
    前記第3信号は、前記第1信号とは異なり、前記第2信号とは異なる、請求項記載の計算装置。
  3. 前記制御部は、前記第1期間において、前記第2離調の前記絶対値が、前記第3非線形発振器における第3離調の絶対値よりも小さくなるように前記第1信号、前記第2信号及び前記第3信号を制御する、請求項記載の計算装置。
  4. 複数の非線形発振器と、
    複数の接続部であって、前記複数の接続部の1つは、前記非線形発振器の少なくとも2つを接続する、前記複数の接続部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記複数の非線形発振器は、第1非線形発振器と、第2非線形発振器と、を含み、
    前記第1非線形発振器は、第1ジョセフソン接合及び第2ジョセフソン接合を含む第1回路部と、第1導電部材と、を含み、
    前記第2非線形発振器は、第3ジョセフソン接合及び第4ジョセフソン接合を含む第2回路部と、第2導電部材と、を含み、
    前記第1非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第1数であり、
    前記第2非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第2数であり、
    前記第2数は、前記第1数よりも大きく、
    前記制御部は、第1期間において、前記第1導電部材に第1信号を供給し、前記第2導電部材に第2信号を供給する第1動作を実施し、
    前記第2信号の交流成分の周波数は、前記第1信号の交流成分の周波数よりも高い、計算装置。
  5. 複数の非線形発振器と、
    複数の接続部であって、前記複数の接続部の1つは、前記非線形発振器の少なくとも2つを接続する、前記複数の接続部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記複数の非線形発振器は、第1非線形発振器と、第2非線形発振器と、を含み、
    前記第1非線形発振器は、第1ジョセフソン接合及び第2ジョセフソン接合を含む第1回路部と、第1導電部材と、を含み、
    前記第2非線形発振器は、第3ジョセフソン接合及び第4ジョセフソン接合を含む第2回路部と、第2導電部材と、を含み、
    前記第1非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第1数であり、
    前記第2非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第2数であり、
    前記第2数は、前記第1数よりも大きく、
    前記制御部は、第1期間において、前記第1導電部材に第1信号を供給し、前記第2導電部材に第2信号を供給する第1動作を実施し、
    前記第1信号の第1直流成分を大きくしたときに前記第1非線形発振器の第1共鳴周波数が高くなり、前記第2信号の第2直流成分を大きくしたときに前記第2非線形発振器の第2共鳴周波数が高くなる場合に、前記第2直流成分は、前記第1直流成分よりも小さく、
    前記第1直流成分を大きくしたときに前記第1共鳴周波数が低くなり、前記第2直流成分を大きくしたときに前記第2共鳴周波数が低くなる場合には、前記第2直流成分は、前記第1直流成分よりも大きい、計算装置。
  6. 複数の非線形発振器と、
    複数の接続部であって、前記複数の接続部の1つは、前記非線形発振器の少なくとも2つを接続する、前記複数の接続部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記複数の非線形発振器は、第1非線形発振器と、第2非線形発振器と、を含み、
    前記第1非線形発振器は、第1ジョセフソン接合及び第2ジョセフソン接合を含む第1回路部と、第1導電部材と、を含み、
    前記第2非線形発振器は、第3ジョセフソン接合及び第4ジョセフソン接合を含む第2回路部と、第2導電部材と、を含み、
    前記第1非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第1数であり、
    前記第2非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第2数であり、
    前記第2数は、前記第1数よりも大きく、
    前記制御部は、第1期間において、前記第1導電部材に第1信号を供給し、前記第2導電部材に第2信号を供給する第1動作を実施し、
    前記第2信号の交流成分の振幅は、前記第1信号の交流成分の振幅よりも小さい、計算装置。
  7. 複数の非線形発振器と、
    複数の接続部であって、前記複数の接続部の1つは、前記非線形発振器の少なくとも2つを接続する、前記複数の接続部と、
    を備え、
    前記複数の非線形発振器は、第1非線形発振器と、第2非線形発振器と、を含み、
    前記第1非線形発振器は、第1ジョセフソン接合及び第2ジョセフソン接合を含む第1回路部と、第1導電部材と、を含み、
    前記第2非線形発振器は、第3ジョセフソン接合及び第4ジョセフソン接合を含む第2回路部と、第2導電部材と、を含み、
    前記第1非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第1数であり、
    前記第2非線形発振器に接続されている前記複数の接続部の数は、第2数であり、
    前記第2数は、前記第1数よりも大きく、
    前記第1回路部が囲む領域の第1面積は前記第2回路部が囲む領域の第2面積と異なり、
    前記第1非線形発振器の第1共鳴周波数は前記第2非線形発振器の第2共鳴周波数よりも高い、計算装置。
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