JP7342659B2 - 頭部装着型表示装置及び表示方法 - Google Patents
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この実施の形態のメガネ型表示装置は、表示素子に表示された画像の画像光を、光学系を介して導光部材に導光し、この導光部材を介して装着者の目に入射させることで視認させる装置である。表示素子は長方形状を有しており、通常、テレビジョン受像機等のように横長に配置されるが、実施の形態のメガネ型表示装置の場合、縦長に配置している。表示素子を横長に配置した場合、表示素子を収納する筐体の幅(装着者のこめかみから外方向(垂直方向)に向かう長さ)が広くなり、筐体が大型化して重くなる。これに対して、表示素子を縦長に配置した場合、上述の筐体の幅を狭くすることができ、筐体の小型軽量化を通じて、メガネ型表示装置全体を小型化軽量化できる。
図1は、実施の形態のメガネ型表示装置の外観を示す斜視図である。この図1に示すように、実施の形態のメガネ型表示装置は、左右の目用のリムR,各リムRを接続するブリッジB、実施の形態のメガネ型表示装置を装着した際に、装着者の左右の側頭部にそれぞれ位置するテンプルT,及び、左右の耳にそれぞれ掛けるためのモダンMを有している。また、実施の形態のメガネ型表示装置は、装着された際に、装着者の鼻の上部を挟み込むことで装着状態を安定させるノーズパットNPを有している。
図2は、実施の形態のメガネ型表示装置の内部構成を示す図である。この図2に示すように、導光部材22は、いわゆるライトガイドであり、第1の反射板21及び第2の反射板23を有している。表示素子5で表示された画像の画像光は、光学系を介して導光部材22の第1の反射板21で反射され、第2の反射板23に導光される。第2の反射板23は、画像光を装着者の目に向けて反射する。これにより、表示素子5で表示された画像が、装着者の目で視認される。
次に、図5に表示素子5及び周辺回路のブロック図を示す。この図5に示すように、実施の形態のメガネ型表示装置の表示部筐体1内には、表示素子5、駆動回路(駆動IC)303、メモリ304、電源回路305及びバッテリ306が収納されている。駆動IC303は、メモリ304に蓄積された画像信号に基づいて、表示素子5を表示駆動させる。バッテリ306は、電源回路305に電圧を供給する蓄電池である。
図4は、表示素子5の大きさを説明するための図である。表示素子5としては、反射光を利用しない表示素子を用いることができ、例えば透過型LCOS(Liquid Crystal On Silicon)、OLED(Organic Light Emitting Diode)又は反射型LCOS等を用いることができる。また、表示素子5としては、例えば透過型液晶、反射型液晶、有機EL(Electro-Luminescence)、発光ダイオード(LED)、又は、MEMS(Micro Elector Mechanical Systems)型デバイス等を用いてもよい。
ここで、図6に、比較例となるメガネ型表示装置の要部の構成を示す。この図6は、図4(a)及び図4(b)及び図9を用いて説明した大きさの表示素子5及びFPC6を用い、この表示素子5を横長の状態で表示部筐体1内に収納したメガネ型表示装置を示している。この図6に示すように、表示素子5を横長の状態で表示部筐体1内に収納することで、表示素子5に表示された画像が、そのままの横長の状態で装着者により視認される。このため、画像回転光学素子11は、不要となる。
このため、実施の形態のメガネ型表示装置は、図8に示すように、縦長の状態で表示部筐体1内に収納された表示素子5で表示された画像を、90度回転させて横長の画像に変換する画像回転光学素子11を設ける。
画像回転光学素子11としては、例えば図12(a)~図12(d)に示す画像回転光学素子11を用いることができる。この図12(a)~図12(d)に示す画像回転光学素子11の場合、微細なプリズムがアレイ状に並べられて形成された一対のシート状プリズムアレイ41a、41bと、長板形状のミラー面部42を有している。一対のシート状プリズムアレイ41a、41bは、それぞれ長板形状のミラー面部42の端部から起立し、プリズム側が相対向するように設けられている。相対向するシート状プリズムアレイ41a、41bの間は、空気層となっている。また、画像回転光学素子11は、図12(b)に示すように、光軸に沿って90度回転した位置に固定して設けられている。
画像回転光学素子11としては、図13(a)に示すドーブプリズムを用いてもよい。この場合、ドーブプリズムは、図13(b)に示すように、90度回転して配置する。ドーブプリズムは、ガラス部材で形成されていてもよいし、プラスチック部材で形成されていてもよい。プラスチック部材としては、例えば屈折率1.4~1.6程度の、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネート、ポリスチレン、又は、環状オレフィン等を用いることができる。
また、画像回転光学素子11としては、図14(a)~図14(c)に示すように、長板形状のミラー面部62の長手方向の各端部から一対のウェッジプリズム61を相対向するように設けて形成した画像回転光学素子を用いてもよい。この回転光学素子は、図14(b)に示すように90度回転させた状態で設けられる。
本願発明の出願人は、このようなメガネ型表示装置を、いくつか試作した。第1の試作例となるメガネ型表示装置は、以下の仕様で作成した。
第2の試作例となるメガネ型表示装置は、以下の仕様で作成した。
硝材:N-SF14(Schott社)
ウェッジ角(先端鋭角部θw):30度
大きさ:高さ9mm幅8mm
ミラー基板:厚み0.5mmの鏡面仕上げのポリスチレンにアルミ蒸着
プリズム間距離:23.6mm
第3の試作例となるメガネ型表示装置は、以下の仕様で作成した。
硝材:ポリメチルメタクリレート
傾き角θa(図12(d)参照):40度
プリズム配置ピッチ(図12(d)):0.3mm
シート状プリズムアレイの大きさ:高さ9mm、幅8mm、厚み2mm
ミラー基板:厚み0.5mmの鏡面仕上げのポリスチレンにアルミ蒸着
プリズム間距離:16.2mm
以上の説明から明らかなように、実施の形態のメガネ型表示装置は、装着した際に装着者のこめかみ近傍となる筐体フレーム2の位置に、表示素子5を縦長に設ける。そして、表示素子5に表示された画像を、画像回転光学素子11で回転させることで横長の中間像を形成し、導光部材22を介して装着者に視認させる。
2 筺体フレーム
5 表示素子
6 制御基板
11 画像回転光学素子
12 リレー光学系
13 アジャスタブル光学系
21 第1の反射板
22 導光部材
23 第2の反射板
400 調整部材
460 装着溝部
B ブリッジ
NP ノーズパット
M モダン
T テンプル
R リム
Claims (3)
- 横長を正常な視認状態とする画像を表示する表示素子であり、縦長の状態で設置された表示素子と、
前記表示素子で表示された縦長の画像を回転させて横長の画像を形成する画像回転光学素子と、
前記回転された横長の画像の中間像を、少なくとも1回形成する中間光学系と、
前記中間像に対応する横長の画像の画像光を、装着者の目に射出する導光部材と、を有し、
前記画像回転光学素子は、光を屈折する一対のシート状プリズムアレイを相対向させ、平面ミラーに対して垂直となるように設けて形成されていること
を特徴とする頭部装着型表示装置。 - 前記表示素子は、反射光を利用しない表示素子であること
を特徴とする請求項1に記載の頭部装着型表示装置。 - 横長を正常な視認状態とする画像を表示する表示素子を用いた表示方法であって、
縦長の状態で設置された前記表示素子により画像を表示し、
光を屈折する一対のシート状プリズムアレイを相対向させ、平面ミラーに対して垂直となるように設けて形成された画像回転光学素子で、縦長の状態で設置された前記表示素子で表示された縦長の画像を回転させて横長の画像を形成し、
回転させた横長の画像の中間像を、中間光学系で少なくとも1回形成し、
前記中間像に対応する横長の画像の画像光を、導光部材で装着者の目に射出する
表示方法。
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JP2019215857A JP7342659B2 (ja) | 2019-11-28 | 2019-11-28 | 頭部装着型表示装置及び表示方法 |
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JP2019215857A JP7342659B2 (ja) | 2019-11-28 | 2019-11-28 | 頭部装着型表示装置及び表示方法 |
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