JP7342555B2 - 通信装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置及び画像形成装置に関する。
複数のモジュールがマルチドロップ形式にて接続されているシステムにおいて、各モジュールの接続順序等の接続形態を認識する技術がある。
例えば特許文献1には、管理ノードと他の複数のノード(モジュール)とがマルチドロップ接続によってネットワークバスに接続されて構成される場合に、管理ノードが他の複数のノードの接続形態を特定する目的で、管理ノードが他の複数のノードに対して接続形態検査用データを送信する構成が開示されている。各ノードでは、受信したデータが自ノード宛のものであれば、自ノードより下流側のネットワークバスを遮断すると共に管理ノードに対して返信データを送信する。一方受信したデータが他ノード宛のものであれば、データ受信から所定時間経過後に管理ノードに対して返信データを送信する。これにより、管理ノードは返信データに基づいて他の複数ノードの接続形態を特定できる。
しかしながら、特許文献1等の従来手法では、例えば同一の機能を備えるなどの理由で同じ識別情報を持つモジュールがシステム内に複数接続される場合、各モジュール自身がどのような順序で接続されているかを認識することができないという問題があった。
本発明は、複数のモジュールがマルチドロップ方式にて接続されているシステムにおいて、同じ識別情報を持つモジュールがシステム内に複数接続される場合でも、各モジュール自身がどのような順序で接続されているかを認識可能とすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一観点に係る通信装置は、複数の通信局が通信可能に接続される通信装置であって、前記複数の通信局は、自局と隣接する1つまたは複数の他の通信局との間のネットワークバスの開放及び短絡を制御する接続制御部と、当該通信装置内での自局が接続されている順番を示す順番情報を保持する順番保持部と、を有し、前記接続制御部が当該通信装置の電源オン時に前記ネットワークバスを開放した後に短絡するよう構成され、この開放から短絡への切替パターンに基づき前記順番情報が取得されて前記順番保持部に保持され、当該通信装置は、前記複数の通信局の全体を管理する管理通信局を備え、前記複数の通信局は、共通の機能を有する通信局には同一の識別情報が割り当てられ、前記管理通信局は、同じ識別情報を持つ通信局が複数存在か否かに基づき、当該通信局に対して前記管理通信局を基準とする接続の順番を示す前記順番情報を付与する順番付与部を有する
複数のモジュールがマルチドロップ方式にて接続されているシステムにおいて、同じ識別情報を持つモジュールがシステム内に複数接続される場合でも、各モジュール自身がどのような順序で接続されているかを認識できる。
実施形態に係る通信装置の構成の一例を示す図 通信装置の機能ブロック図 各通信局のハードウェア構成の一例を示す図 通信装置による順番付与処理の第1手順を示す図 通信装置による順番付与処理の第2手順を示す図 通信装置による順番付与処理の第3手順を示す図 通信装置による順番付与処理の第4手順を示す図 通信装置による順番付与処理の第5手順を示す図 通信装置による順番付与処理の第6手順を示す図 通信装置における接続形態認識処理のフローチャート 各通信局のコネクタ接続状況を示す図 終端検知機能の回路構成の一例を示す図 通信装置が適用される画像形成装置の構成の一例を示す図
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1は、実施形態に係る通信装置1の構成の一例を示す図である。図1に示すように、通信装置1は、複数の通信局がバスラインを共有して通信可能に接続されるものであり、図1の例では7つの通信局10a、10b、11、12、13、14a、14bを有する。各通信局は、CAN(Controller Area Network)に代表されるマルチドロップ形式により接続されている。なお、通信局の数は7つに限られるものではなく、2つ以上の複数であればよい。
通信装置1が有する各通信局はモジュールに相当する。また、各通信局には、番号が割り当てられている。図1の例では、通信局10aを通信局(1)、通信局10bを通信局(2)、通信局11を通信局(3)、通信局12を通信局(4)、通信局13を通信局(5)、通信局14aを通信局(6)、通信局14bを通信局(7)として番号が割り当てられている。
また、各通信局10a、10b、11、12、13、14a、14bは、自局が終端局か否かを判断する機能を有している。この機能に関しては後述する。
通信局10a、10b、11、12、13、14a、14bは、ライン接続されたネットワークバス50を用いて通信を行う。通信局10a、10bは、全く同じ機能とID(識別情報)をもつモジュールである。通信局14aと通信局14bも同様である。通信局12は、通信装置1の全体を管理する通信局(管理通信局)である。図1の例では、管理通信局である通信局12は通信装置1の中央に配置され、通信局12より図面左側に、通信局12の側から通信局11、通信局10b、通信局10aの順番でネットワークバス50を介して直列接続されており、通信局12より図面右側に、通信局12の側から通信局13、通信局14a、通信局14bの順番でネットワークバス50を介して直列接続されている。
なお、以下の説明では、管理通信局12に対して、他の通信局10a、10b、11、13、14a、14bを「サブ通信局」とも表記する場合がある。また、図1に示すように、各サブ通信局10a、10b、11、13、14a、14bには、機能に応じた識別情報(Md ID)が割り当てられている。図1の例では、通信局10a、10bにMd IDとして「1」が割り当てられ、通信局11にMd IDとして「2」が割り当てられ、通信局13にMd IDとして「3」が割り当てられ、通信局14a、14bにMd IDとして「4」が割り当てられている。
各通信局10a、10b、11、12、13、14a、14bは、それぞれCPU(Central Processing Unit)20、21、22、23、24、25、26を有する。CPU20、21、22、23、24、25、26は、通信の制御や終端検知を行う。管理通信局である通信局12のCPU23は、通信装置1の全体の通信局を管理しているメインCPUとなっている。
また、各通信局10a、10b、11、12、13、14a、14bは、それぞれトランシーバ30、31、32、33、34、35、36を有する。トランシーバ30、31、32、33、34、35、36は、通信機と受信機からなり、ネットワークバス50を介して信号の送受信を行う。
また、各通信局10a、10b、11、12、13、14a、14bは、それぞれネットワークバス50を短絡/開放するための機構であり、短絡状態と開放状態とを切り替える切替部40、41、42、43、44、45、46、47を有する。各切替部は、典型的にはスイッチである。切替部40、41、42、43、44、45、46、47を閉じて短絡状態として、ネットワークバス50を短絡することで、隣接する通信局との通信が可能になる。また、切替部40、41、42、43、44、45、46、47を開いて開放状態として、ネットワークバス50を開放することで、隣接する通信局との通信が不能となる。
全体を管理する管理通信局12は、左側、右側の両方のネットワークバス50を短絡/開放する2つの切替部43、44を持つ。その他のサブ通信局10a、10b、11、13、14a、14bは、全体を管理する通信局12から遠い側のネットワークバス50のみ短絡/開放可能な1つの切替部40、41、42、45、46、47を持つ。図1の例では、管理通信局12の図面右側に隣接するサブ通信局13では、管理通信局12との間に切替部は設けられないが、自局よりさらに図面右側に隣接するサブ通信局14aとの間に切替部45が設けられている。さらに図面右側に接続されるサブ通信局14a、14bでも同様に切替部46、47が設けられる。また、管理通信局12の図面左側に隣接するサブ通信局11では、管理通信局12との間に切替部は設けられないが、自局よりさらに図面左側に隣接するサブ通信局10bとの間に切替部42が設けられている。さらに図面左側に接続されるサブ通信局10b、10aでも同様に切替部41、40が設けられる。
本実施形態の通信装置1では、複数の通信局のそれぞれが、通信装置1の電源オン時にネットワークバス50を開放した後に接続形態に応じて短絡するよう構成され、この開放から短絡への切替パターンに基づき、同じ識別情報を持つ通信局が複数存在する場合に管理通信局12を基準とする接続の順番を示す順番情報が付与されてこの情報を保持することで、各通信局が自局の順番情報を認識できるよう構成されている。
図2は、通信装置1の機能ブロック図である。図2に示すように、通信装置1は、このような順番認識の機能に関して、管理通信局12は順番付与部51と接続情報保持部52を備え、サブ通信局10a、10b、11、13、14a、14bは接続制御部53と識別情報保持部54と順番保持部55と終端検知部56とを備える。
順番付与部51は、通信装置1のオン時に各通信局の切替部40、41、42、43、44、45、46、47の短絡制御を順番に実行させて、各サブ通信局10a、10b、11、13、14a、14bから識別情報Md IDを収集して、これにより同一種類の通信局の有無を確認する。順番付与部51は、同じ識別情報Md IDを持つサブ通信局が複数存在する場合に、当該サブ通信局に対して管理通信局を基準とする接続の順番を示す順番情報を付与する。順番付与手法の詳細については図4~図9を参照して後述する。
接続情報保持部52は、各サブ通信局10a、10b、11、13、14a、14bから収集した識別情報Md IDや、各サブ通信局の接続形態の情報を記憶する。
接続制御部53は、自局と隣接する1つまたは複数の他の通信局との間のネットワークバスの開放及び短絡を制御する。
識別情報保持部54は、各サブ通信局10a、10b、11、13、14a、14bの機能と紐づけられた識別情報Md IDを記憶する。
順番保持部55は、通信装置1内での自局が接続されている順番を示す順番情報を保持する。順番情報は、管理通信局12の順番付与部51から送信される。
終端検知部56は、自局が終端しているか否かを検知する。
図3は、各通信局10a、10b、11、12、13、14a、14bのハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、管理通信局12及びサブ通信局10a、10b、11、13、14a、14bは、物理的には、図1に示すCPU20、21、22、23、24、25、26と対応するCPU71の他に、主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)72およびROM(Read Only Memory)73、入力デバイスであるキーボード及びマウス等の入力装置74、ディスプレイやタッチパネル等の出力装置75、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール76、ハードディスク等の補助記憶装置77、などを含むコンピュータシステムとして構成することができる。
図2に示す管理通信局12及びサブ通信局10a、10b、11、13、14a、14bの各機能は、CPU71、RAM72等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU71の制御のもとで通信モジュール76、入力装置74、出力装置75を動作させるとともに、RAM72や補助記憶装置77におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
次に図4~図9を参照して、管理通信局12がサブ通信局10a、10b、11、13、14a、14bに順番情報を付与する手順を説明する。
図4は、通信装置1による順番付与処理の第1手順を示す図である。図4に示すように、電源オフ時には、いずれかの通信局が電源オフの場合でも他の通信局がネットワークバス50を利用可能なように、全ての切替部40、41、42、43、44、45、46、47が閉じられて、全てのネットワークバス50が短絡状態となっている。
図5は、通信装置1による順番付与処理の第2手順を示す図である。図5に示すように、電源オン時には、まずは全ての切替部40、41、42、43、44、45、46、47が開かれて、全てのネットワークバス50を開放して通信ができない状態にしておく。各通信局は自身のモジュールID(Md ID)を有しており、同じ機能を持つ通信局はモジュールIDが重複した状態になっている。また、各通信局の接続順を示す順番情報(Order)はすべて0で立ち上がる。
図6は、通信装置1による順番付与処理の第3手順を示す図である。図6に示すように、管理通信局12は、切替部44を閉じて、片側(図6では図面右側)のネットワークバス50を短絡し、図面右側に隣接するサブ通信局13にID応答要求を出す。サブ通信局13は、管理通信局12からのID応答要求があった場合に、ID情報(Md ID)及び自身が終端局か否かの情報(終端情報)を管理通信局12に返信する。
管理通信局12は、サブ通信局13からID応答があった場合に、順番情報として"Order:1"をサブ通信局13に付与する。サブ通信局13は、順番情報を受けとると、管理通信局12からのID応答要求を受け付けないようにコマンドマスクを行う。そして、自局の切替部45を閉じて、隣接するサブ通信局14aとの間のネットワークバス50を短絡した後に、管理通信局12へ完了応答を返す。なお、コマンドマスクを行う理由は、管理通信局12からのID応答要求がどの通信局でも反応可能なプロコトルで投げられるため、次の通信局に順番情報を付与する際は、すでに順番情報を付与された通信局はその要求を受け付けないようにするためである。
サブ通信局13から完了応答があると、管理通信局12は終端局からの応答かどうかを判断する。この場合終端局からの応答ではないので、次のサブ通信局14aへID応答要求を行う。
図7は、通信装置1による順番付与処理の第4手順を示す図である。図7に示すように、図中右側のサブ通信局13、14a、14bのすべてで図6に示した動作を繰り返し実施し、サブ通信局14a、14bにも順番情報が付与される。最終的に、図中右側のサブ通信局13、14a、14bの切替部45、46、47が閉じられてネットワークバス50が短絡された状態となる。この状態までの間に、同じIDのサブ通信局が2つあった場合は、管理通信局12は、2つ目に検知されたサブ通信局に対して順番情報として"Order:2"を付与する。図7に示すように、通信局14bは通信局14a同じ機能(Md ID:4)のモジュールであるが、2つ目に検知されたため順番情報として"Order:2"が付与されている。また、通信局14bは終端局であるため、管理通信局12からのID要求に対して、ID情報に加えて自身が終端局である旨の終端情報を返す。
図8は、通信装置1による順番付与処理の第5手順を示す図である。図8に示すように、管理通信局12は、図面右側の終端局である通信局14bからの応答があった場合には、終端局からの完了応答が1つ目かどうか判断する。この場合1つ目の完了応答であるので、管理通信局12は、切替部44を開くと共に切替部43を閉じて、反対側(図面左側)のネットワークバス50を短絡して、図面左側に隣接するサブ通信局11にID応答要求を行う。サブ通信局11では、図6に示したサブ通信局13の動作と同様に、管理通信局12へのID情報(Md ID)の送信に応じて、順番情報として"Order:1"が付与される。
図9は、通信装置1による順番付与処理の第6手順を示す図である。図9に示すように、図中左側のサブ通信局11、10b、10aのすべてで図8に示した動作を繰り返し実施し、通信局10a、10bに対しても順番情報の付与を実施する。最終的に、図中左側のサブ通信局11、10b、10aの切替部42、41、40が閉じられてネットワークバス50が短絡された状態となる。そして、管理通信局12は通信局10aから終端情報を受けると、再び終端局からの完了応答が1つ目かどうか判断する。この場合2つ目の完了応答であるので、管理通信局12は、切替部43と共に切替部44を閉じて、両側のネットワークバス50を短絡して順番付与動作を終了する。
図10は、通信装置1における接続形態認識処理のフローチャートである。図10では、管理通信局12及びサブ通信局10a、10b、11、13、14a、14bの各処理と、管理通信局12とサブ通信局10a、10b、11、13、14a、14bとの間での情報のやりとりとが図示されている。図10では、管理通信局12を「管理Md」と表記し、サブ通信局10a、10b、11、13、14a、14bを「サブMd」と表記されている。
ステップS01では、管理Mdの順番付与部51により、まず2系統(本実施形態では管理通信局12から図面右側の系統と図面左側の系統)のネットワークバス50のうち片側のバスが短絡される。
ステップS02では、管理Mdの順番付与部51により、短絡されたほうの隣接するサブMdへID応答要求が送信される。
ステップS03では、サブMdの識別情報保持部54により、管理MdからのID要求が無い場合には(ステップS03のNo)ID要求を受信するまで待機し、ID要求が有った場合には(ステップS03のYes)ステップS04に進む。
ステップS04では、サブMdの識別情報保持部54により、保持されている自局の識別情報Md IDが管理Mdに送信される。また、このとき、サブMdの終端検知部56により、自局が終端局か否かを示す終端情報も併せて管理Mdに送信される。
ステップS05では、管理Mdの順番付与部51により、サブMdからのID応答が無い場合には(ステップS05のNo)ステップS06に進み、ID応答があった場合には(ステップS05のYes)ステップS07に進む。
ステップS06では、管理Mdの順番付与部51により、ID応答要求後に一定時間経過していない場合(ステップS06のNo)にはステップS05に戻り、一定時間経過した場合には(ステップS06のYes)、何らかの異常が発生したものとして本制御フローを異常終了する。
ステップS07では、管理Mdの順番付与部51により、サブMdから受信した識別情報Md IDに基づき、サブMdへ順番情報Orderが付与される。このとき、図6を参照して説明したように、順番付与部51は、他の通信局から同一の識別情報を受信していない場合には順番情報としてOrder:1を付与し、一方、既に他の通信局から同一の識別情報を受信している場合には順番情報としてOrder:2を付与する。または、既に同一の識別情報をもつ他の通信局が2以上ある場合には、その数に1を足した数値を順番情報として付与する。
ステップS08では、サブMdの順番保持部55により、管理Mdからの順番情報を未受信の場合には(ステップS08のNo)順番情報を受信するまで待機し、順番情報を受信している場合には(ステップS08のYes)ステップS09に進む。
ステップS09では、サブMdの順番保持部55により、受信した順番情報Orderが自機の順番情報として記憶され、さらに、識別情報保持部54により管理MdからのID要求を受け付けないようにコマンドマスクが行われる。
ステップS10では、サブMdの接続制御部53により、自機の切替部を短絡して隣接する他のサブMdとのネットワークバス50を短絡させる。
ステップS11では、サブMdの接続制御部53により、自局での順番付与処理に関する処理が完了した旨の完了応答が管理Mdに送信される。
ステップS12では、管理Mdの順番付与部51により、サブMdからの完了応答が無い場合には(ステップS12のNo)ステップS13に進み、完了応答があった場合には(ステップS12のYes)ステップS14に進む。
ステップS13では、管理Mdの順番付与部51により、順番情報送信後に一定時間経過していない場合(ステップS13のNo)にはステップS12に戻り、一定時間経過した場合には(ステップS13のYes)、何らかの異常が発生したものとして本制御フローを異常終了する。
ステップS14では、管理Mdの順番付与部51により、受信した完了応答が終端局のものでない場合(ステップS14のNo)には、ステップS02に戻り、次のサブMdにID要求が送信される。受信した完了応答が終端局のものである場合(ステップS14のYes)にはステップS15に進む。なお、順番付与部51は、ステップS04にてサブMdから受信した終端情報を参照して終端局か否かを判断する。
ステップS15では、終端局からの完了応答が1つ目の場合(ステップS15のYes)にはステップS16に進み、完了応答が2つ目の場合(ステップS15のNo)にはステップS17に進む。
ステップS16では、管理Mdの順番付与部51により、バス接続が切り替えられて、反対側のネットワークバス50が短絡され、これまで短絡されていた側のネットワークバス50が解放される。その後、ステップS02に戻り、反対側のバスでも同様にステップS02~S14の順番付与の各処理が行われる。
ステップS17では、管理Mdの両側のサブMdの順番付与が完了したので、管理Mdの順番付与部51により、両側のネットワークバス50が短絡された状態に切り替えられて、本制御フローを終了する。
次に、図11及び図12を参照して、各通信局10a、10b、11、12、13、14a、14bの終端通知機能について説明する。
図11は、各通信局10a、10b、11、12、13、14a、14bのコネクタ接続状況を示す図である。図11に詳細に示すように、各通信局とネットワークバス50とは、通信局側のコネクタ60とネットワークバス50側のコネクタ61とを介して接続されている。各通信局は両側に隣接する通信局とネットワークバスを介して接続するよう、2つのコネクタ60を有する。
両端に位置していないサブ通信局10b、11、13、14aは、左右に通信ラインを伸ばす必要があるので、コネクタ60は2つ共接続している。一方で両端に位置するサブ通信局10a、14bは片側のみ通信ラインを伸ばすので、コネクタ60の接続は1つとなる。
図12は、終端検知機能の回路構成の一例を示す図である。各通信局10a、10b、11、12、13、14a、14bにおいてネットワークバスライン50を接続するコネクタ60には、バスラインとは別の2つのライン62、63が設けられる。一方のライン62はCPU20~26の終端検知部56へ接続されると共に電源に接続され、他方のライン63は接地されている。また、ネットワークバス50側のコネクタ61には、コネクタ60との接続時にこれらの2つのライン62、63を接続するライン64がバスラインとは別に設けられている。
図12のような回路構成をとることで、ネットワークバス50側のコネクタ61が挿入されているとL論理が終端検知部56へ入力され、コネクタ61が挿入されていないとH論理が終端検知部56へ入力される。この入力の変化に応じて、終端検知部56はコネクタ60がコネクタ61と接続されているか否かを判別できる。各サブ通信局10a、10b、11、13、14a、14bの2つのコネクタ60に対し同様の回路構成を取ることで、ネットワークバス50側のコネクタ61が何個挿入されているか確認することができる。これにより、終端検知部56は、2つのコネクタ60の両方が接続状態と検知した場合には自局が終端局ではないと判定でき、また、2つのコネクタ60の一方が接続状態と検知した場合には自局が終端局であると判定できる。
なお、図12に示す回路構成は終端検知機能を実現する手法の一例であり、その他にもDIPSW(ディップスイッチ)の状態を認識することによる検知方法や、ROMなどの不揮発性メモリに位置情報を記録しておくもの、CPUのソフト内部に事前に位置情報を書き込むといった方法がある。
本実施形態に係る通信装置1は、上記のように、各サブ通信局10a、10b、11、13、14a、14bにおいて、接続制御部53が当該通信装置1の電源オン時にネットワークバス50を開放した後に短絡するよう構成され、この開放から短絡への切替パターンに基づき順番情報Orderが取得されて順番保持部55に保持される。より詳細には、複数のサブ通信局10a、10b、11、13、14a、14bの全体を管理する管理通信局12が順番付与部51を有し、順番付与部51が、同じ識別情報Md IDを持つサブ通信局が複数存在するか否かに基づき、当該サブ通信局に対して管理通信局12を基準とする接続の順番を示す順番情報Orderを付与する。
この構成により、管理通信局12の順番付与部51によって各サブ通信局10a、10b、11、13、14a、14bに付与された自機の順番情報Orderを各サブ通信局が保持できる。また、これらの順番情報は、通信装置1内に同じ識別情報Md IDを持つサブ通信局が複数存在するか否かに基づき調整される。これにより、複数のモジュールがマルチドロップ方式にて接続されているシステムである通信装置1において、同じ識別情報を持つモジュールがシステム内に複数接続される場合でも、各モジュール自身がどのような順序で接続されているかを認識できる。
また、本実施形態の通信装置1の順番情報Orderの付与手法は、図4~図9を参照して詳細に説明したが、上位概念的には下記のように表現できる。ここでは、サブ通信局10a、10b、11、13、14a、14bのうち管理通信局12により先に順番情報が付与されるものを「第1の通信局」と表現し、その後に順番情報が付与されるものを「第2の通信局」と表現する。管理通信局12の順番付与部51は、隣接する第1の通信局との間のネットワークバス50を短絡させて、短絡させたネットワークバス50を介して第1の通信局の識別情報Md_ID(第1識別情報)を取得して、取得した第1識別情報に関する順番情報Order:Xを第1の通信局に送信する。第1の通信局は、順番情報Orderの受信に応じて、順番情報を順番保持部55に記憶し、接続制御部53が第1の通信局と隣接する第2の通信局とのネットワークバス50を短絡させる。次に、管理通信局12の順番付与部51は、短絡させたネットワークバス50を介して第2の通信局の識別情報Md ID(第2識別情報)を取得して、取得した第2識別情報が第1識別情報と同一の場合に、増分した順番情報Order:X+1を第2の通信局に送信する。なお、第2識別情報が第1識別情報と異なる場合には、第2識別情報に関する順番情報Order:Xを第2の通信局に送信する。第2の通信局は、順番情報Orderの受信に応じて、順番情報を順番保持部55に記憶し、接続制御部53が第2の通信局と隣接する他の通信局とのネットワークバス50を短絡させる。
このような順番付与処理を通信装置1内のすべてのサブ通信局に対して行うことで、同一種類の複数のモジュールには、管理通信局12からの接続順に応じてそれぞれ異なる順番情報が付与されることになる。これにより、複数のモジュールがマルチドロップ方式にて接続されているシステムである通信装置1において、同じ識別情報を持つモジュールがシステム内に複数接続される場合でも、各モジュールに適切な順番情報を付与できるので、各モジュール自身がどのような順序で接続されているかを好適に認識できる。
また、本実施形態の通信装置1では、複数のサブ通信局10a、10b、11、13、14a、14bは、自局が終端しているか否かを検知する終端検知部56を有する。これにより、管理通信局12は、各サブ通信局から送信される終端検知部56の検知結果に基づく終端情報を参照して、順番付与処理が終端局まで到達したか否かを的確に把握できるので、より効率的に順番付与処理を行うことができる。
上記の通信装置1の適用例として、図13に示すような画像形成装置100を挙げる。図13は、通信装置1が適用される画像形成装置100の構成の一例を示す図である。画像形成装置100は、印刷用の各ユニット101a、101b、102~106、107a、107bを有する。
排紙ユニット101a、101bは、連結することで排紙ボリュームを増加させることができる。
冷却ユニット102は、乾燥ユニット103で熱された紙を冷却する。
乾燥ユニット103は、用紙に付着したインクを乾燥させる役割を持つ。
作像ユニット104は、用紙にインクを打ち、印刷をする。
レジストユニット105は、紙の搬送タイミングや姿勢調整を行う。
先塗りユニット106は、用紙に先塗り液を塗布している。
給紙ユニット107a、107bは、連結することで給紙ボリュームを増加させることができる。
各ユニットにはそれぞれ通信局111~119が配置され、通信局115が他の通信局の接続形態の管理を行う。
従来の技術では、排紙ユニット101a、101bや、給紙ユニット107a、107bのように、全く同じ機能やIDを持つユニットが複数接続された場合、自ユニットが何番目に接続されているかを認識することができない。
印刷機では印刷物に応じてユニット構成が変わる場合があり一意に定まらない。このような構成において、全く同じ機能を持つユニットが複数接続された場合、接続数の増減や装置構成の変化があった場合でも、各ユニットに搭載される通信局111~119を上記実施形態に係る通信装置1の通信局10a、10b、11、12、13、14a、14bと同様の構成とすることによって、各通信局が自機が何番目に接続されているかを認識することが可能となる。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
1 通信装置
12 管理通信局
10a、10b、11、13、14a、14b サブ通信局
51 順番付与部
53 接続制御部
55 順番保持部
56 終端検知部
100 画像形成装置
Md ID 識別情報
Order 順番情報
特開2007-028409号公報

Claims (4)

  1. 複数の通信局が通信可能に接続される通信装置であって、
    前記複数の通信局は、
    自局と隣接する1つまたは複数の他の通信局との間のネットワークバスの開放及び短絡を制御する接続制御部と、
    当該通信装置内での自局が接続されている順番を示す順番情報を保持する順番保持部と、
    を有し、
    前記接続制御部が当該通信装置の電源オン時に前記ネットワークバスを開放した後に短絡するよう構成され、この開放から短絡への切替パターンに基づき前記順番情報が取得されて前記順番保持部に保持され
    当該通信装置は、前記複数の通信局の全体を管理する管理通信局を備え、
    前記複数の通信局は、共通の機能を有する通信局には同一の識別情報が割り当てられ、
    前記管理通信局は、同じ識別情報を持つ通信局が複数存在か否かに基づき、当該通信局に対して前記管理通信局を基準とする接続の順番を示す前記順番情報を付与する順番付与部を有する、
    通信装置。
  2. 前記順番付与部は、隣接する第1の通信局との間のネットワークバスを短絡させて、前記短絡させたネットワークバスを介して前記第1の通信局の第1識別情報を取得して、取得した第1識別情報に関する順番情報を当該通信局に送信し、
    前記第1の通信局は、前記順番情報の受信に応じて、前記順番情報を前記順番保持部に記憶し、前記接続制御部が前記第1の通信局と隣接する第2の通信局とのネットワークバスを短絡させ、
    前記順番付与部は、前記短絡させたネットワークバスを介して前記第2の通信局の第2識別情報を取得して、取得した第2識別情報が前記第1識別情報と同一の場合に、増分した順番情報を前記第2の通信局に送信し、
    前記第2の通信局は、前記順番情報の受信に応じて、前記順番情報を前記順番保持部に記憶し、前記接続制御部が前記第2の通信局と隣接する他の通信局とのネットワークバスを短絡させる、
    請求項に記載の通信装置。
  3. 前記複数の通信局は、
    自局が終端しているか否かを検知する終端検知部
    を有する、請求項1に記載の通信装置。
  4. 請求項1~のいずれか1項に記載の通信装置を有する画像形成装置。
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