JP7341160B2 - 雄および雌コネクタのための汎用単一使用のキャップ - Google Patents

雄および雌コネクタのための汎用単一使用のキャップ Download PDF

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Description

本開示は、一般に、アクセスポート、例えば雄および雌ルアーフィッティングを消毒および滅菌するためのデバイスに関し、特に、複数のタイプのコネクタを収容することが可能な消毒および滅菌デバイスに関する。
血管アクセスデバイス(VAD)は、一般的に使用される治療用デバイスであり、静脈内(IV)カテーテルを含む。VADには、末梢カテーテルと中心静脈カテーテルの2つの一般的な分類がある。細菌および他の微生物は、流体または薬剤を送達するためにVADに接続された際に、アクセスハブおよびポート/バルブから患者の血管系内に侵入する可能性がある。各アクセスハブ(またはポート/バルブまたは接続)は、カテーテル関連血流感染症(CRBSI)を伝播するリスクに関連しており、これはコストがかかり、潜在的に致死的である可能性がある。
CRBSIの症例を減らし、VADの使用とメンテナンスを確実に行うために、消毒と洗浄の手順を含む実施の基準が開発されてきた。
消毒キャップは米国医療疫学学会(SHEA)のガイドラインに追加されており、2016年の輸液看護師協会(INS)ガイドラインにも組み込まれる予定であることが早期に示されている。
先進国市場では、静脈内カテーテルを利用する場合、針なしコネクタを使用して系を閉鎖し、その後アクセスしてカテーテルを介して患者に薬剤または他の必要な液体を投与するのが一般的である。INSの実施基準では、針なしコネクタの使用を推奨しており、「各アクセスの前に、アルコール、ヨウ素チンキ、またはクロルヘキシジングルコネートとアルコールの組み合わせを使用して、一貫して徹底的に消毒すべきである」と述べられている。針なしコネクタの消毒は、最終的には細菌の減少を支援することを意図しており、これは表面に住んでいて、おそらくCRBSIを含む様々なカテーテル関連の合併症につながる可能性がある。看護師は通常、70%イソプロピルアルコール(IPA)パッドを使用して、「ハブのスクラブ」として知られていることを行うことにより、この消毒作業を完了させる。しかし、この実施の順守は一般的に非常に低い。「ハブのスクラブ」への順守の欠如に加え、臨床者へのインタビューを通して、スクラブ時間、乾燥時間、および針なしコネクタのスクラブ回数にばらつきがあることがしばしばあることも指摘されている。
CRBSIの原因となり得る微生物の感染に関連した一連の手順を通して、接触または汚染の多くのリスクがある。汚染は、薬剤の混合、カニューレの装着、およびアクセスハブへの挿入の間に起こり得る。VADに接続する手順は非常に一般的かつ簡単なため、患者の血管系への侵入に関連するリスクはしばしば見落とされてきた。現在のところ、病院および患者に対するリスクは、接続を行う臨床者の勤勉さに大きく依存しており、この勤勉さはほとんど制御できない。
現在、雄針なしコネクタ、雌針なしコネクタ、静脈内(IV)、および血液透析ライン用のキャップは、異なるデザインを使用しており、したがって、キャップを取り付けることができるコネクタの種類に制限されている。したがって、従前の消毒キャップは、1種類のコネクタのみに適合するように設計されており、コネクタの1つの特定の寸法および/または形状に特異的であった。したがって、消毒プロセスを合理化するために、複数のタイプのコネクタを収容することができる消毒デバイスが必要とされている。また、複数日連続して消毒することが可能な消毒デバイスが求められている。
概要
本開示の一側面は、医療用コネクタに接続するためのデバイスに関する。本開示の例示的な実施形態によれば、デバイスは、一般に、キャップ、弾性シールリング、吸収性材料、消毒剤または抗菌剤、および剥離可能シールを含む。キャップは、一体的な本体と、閉鎖端部と、閉鎖端部から開口端部までの長さを有していて、吸収性材料と、消毒剤または抗菌剤とを含むチャンバを画定する環状壁と、を含む。開口端部は、端部面を画定し、環状壁から半径方向内向きに延在する周辺棚部を含む。開口端部は、係合面を画定している。
キャップの環状壁は、外部壁面と内部壁面を含む。内部壁面は、開口端部に隣接する開口部を画定している。
弾性シールリングは、雄ルアーコネクタ、雌ルアーコネクタ、および血液透析コネクタを受容するように寸法決めされ適合された膨張可能な開口部を含む。膨張可能な開口部は、適合する直径の雄ルアーコネクタまたは雌ルアーコネクタと摩擦係合するように寸法決めすることができる。
1つ以上の実施形態において、膨張可能な開口部は、約7~9mmの範囲の初期直径から約9~12mmの範囲の膨張直径まで膨張可能な直径を有する。1つ以上の実施形態において、弾性シールリングは、周辺棚部と接触している。1つ以上の実施形態において、雄ルアーコネクタは、弾性シールリングの膨張可能な開口部を通ってチャンバ内に挿入されたとき、圧力嵌合接続を介して膨張可能な開口部と摩擦係合する。
1つ以上の実施形態において、内部壁面の開口端部に隣接する開口部は、圧力嵌合接続で弾性シールリングを受容するように寸法決めされ適合されている。
内部壁面は、閉鎖端部に隣接する内ねじを含む。内ねじは、雌ルアーコネクタと係合するように適合され寸法決めされている。1つ以上の実施形態において、キャップの閉鎖端部に隣接する内ねじは、キャップの内部壁面の長さに沿って部分的に延在する。
吸収性材料および消毒剤または抗菌剤は、弾性シールリングの膨張可能な開口部を通って介してコネクタを挿入した後に、雄ルアーコネクタ、雌ルアーコネクタおよび血液透析コネクタに接触する。
剥離可能シールは、消毒剤または抗菌剤がチャンバから出るのを防ぐために、キャップの端部面に配置されている。
1つ以上の実施形態において、雌ルアーコネクタは、針なしコネクタ、ストップコック、および血液透析コネクタからなる群から選択される。
1つ以上の実施形態において、雄コネクタは、静脈内チューブ端部またはストップコックである。
1つ以上の実施形態において、雄ルアーコネクタは、チャンバ内に完全に挿入されたとき、周辺棚部上に静止する。
1つ以上の実施形態において、雄ルアーコネクタは、チャンバ内へ挿入されたとき、圧力嵌合接続を介して内部壁面と摩擦係合する。
1つ以上の実施形態において、キャップの内部壁面の開口端部に隣接する開口部は、圧力嵌合接続で雄ルアーコネクタを受容するように寸法決めされ適合されている。
弾性シールリングは、エラストマー材料を含む。
1つ以上の実施形態において、弾性シールリングのエラストマー材料は、熱可塑性エラストマーを含む。
1つ以上の実施形態において、チャンバは、第1部分直径を有する閉鎖端部に隣接する第1部分と、第2部分直径を有する開口端部に隣接する第2部分とを含み、第1部分および第2部分は、互いに流体接続しており、第1部分直径は、第2部分直径よりも小さくなっている。1つ以上の実施形態において、キャップの環状壁は、円錐台形状に形成されている。
キャップは、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート、アクリロニトリルブタジエンスチレン、または医療機器に使用される任意の他の成形可能なプラスチック材料など、多数の種類のプラスチック材料のうちの任意のものから作られる。1つ以上の実施形態において、キャップは、ポリプロピレンまたはポリエチレン材料を含む。1つ以上の実施形態において、キャップの外側表面は、複数のグリップ部材を含む。
1つ以上の実施形態において、吸収性材料は、チャンバ内に吸収性材料を保持するために、内ねじによって半径方向の圧縮下にある。1つ以上の実施形態において、吸収性材料は、内ねじによって半径方向の圧縮なく、チャンバ内に保持される。1つ以上の実施形態において、吸収性材料は、不織布材料、発泡体またはスポンジである。特定の実施形態では、発泡体はポリウレタン発泡体である。
1つ以上の実施形態において、消毒剤または抗菌剤は、イソプロピルアルコール、エタノール、2-プロパノール、ブタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、プロピルガレート、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン、t-ブチルヒドロキノン、クロロキシレノール、クロロヘキシジン、クロルヘキシジンジアセテート、クロルヘキシジングルコネート、ポビドンヨード、アルコール、ジクロロベンジルアルコール、デヒドロ酢酸、ヘキセチジン、トリクロサン、過酸化水素、コロイド銀、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、オクテニジン、抗生物質、およびそれらの混合物からなる群から選択される。特定の実施形態において、消毒剤または抗菌剤は、クロルヘキシジングルコネートおよびクロルヘキシジンジアセテートのうちの少なくとも1つを含む。1つ以上の実施形態において、消毒剤または抗菌剤は、流体またはゲルである。
雌ルアーコネクタまたは雄ルアーコネクタへの接続時に、吸収性材料をチャンバの閉鎖端部に向けて圧縮することにより、コネクタが消毒剤または抗菌剤に接触して雌ルアーコネクタまたは雄ルアーコネクタを消毒することが可能となる。
1つ以上の実施形態において、剥離可能シールは、アルミニウムまたは多層ポリマーフィルムの剥離背面頂部を含む。特定の実施形態では、剥離可能シールは、キャップの開口端部に熱シールまたは誘導シールされている。
本開示の代替的な実施形態は、本開示の例示的な実施形態による医療用コネクタに接続するためのデバイスに関するものであり、一般に、キャップ、1つ以上のアンダーカットおよび膨張可能な開口部を有する弾性シールリング、吸収性材料、消毒剤または抗菌剤、および剥離可能シールから構成される。
本開示の第2の側面は、医療用コネクタを消毒する方法に関する。この方法は、1つ以上の実施形態のデバイスを医療用コネクタに接続することを含み、接続は、医療用コネクタが吸収性材料および消毒剤または抗菌剤に接触するように、チャンバ内に挿入されたとき、内部壁面と係合することを含む。
本開示の第3の側面は、アセンブリに関する。アセンブリは、医療用コネクタに接続された1つ以上の実施形態のデバイスを含む。1つ以上の実施形態において、医療用コネクタは、雄ルアーコネクタ、雌ルアーコネクタ、および針なしコネクタから選択される。
図1は、本開示の実施形態によるデバイスの側面立面図である。 図2は、本開示の一実施形態によるデバイスの上面斜視図を示す。 図3は、本開示の一実施形態によるデバイスの構成要素の部分断面図である。 図4は、本開示の一実施形態によるデバイスの構成要素の部分断面図である。 図5は、本開示の一実施形態によるデバイスの構成要素の上面図である。 図6は、本開示の別の実施形態によるデバイスの側面立面図である。 図7は、本開示の代替実施形態による代替デバイスの構成要素の部分断面図であり、 図8は、先行技術によるセプタムを有する雌ルアーコネクタの斜視図である。 図9は、先行技術によるストップコック付き雌ルアーコネクタの斜視図である。 図10は、先行技術による雄ルアーコネクタの斜視図である。 図11は、先行技術による血液透析コネクタの斜視図である。
詳細な説明
本開示のいくつかの例示的な実施形態を説明する前に、本開示は、以下の説明に記載された構成またはプロセスステップの詳細に限定されないことが理解されるであろう。本開示は、他の実施形態が可能であり、様々な方法で実施されるか、または実行されることが可能である。
本開示の実施形態は、雄ルアーコネクタおよび雌ルアーコネクタを含む、医療用コネクタへの接続および消毒のための汎用単一使用デバイスに関するものであり、このデバイスは、キャップ、弾性シールリング、吸収性材料、消毒剤または抗菌剤、および剥離可能シールを含む。本開示のデバイスは、コネクタのための機械的バリアを提供し、消毒のための抗菌剤を含む。本開示のデバイスは、当業者が消毒プロセスを合理化することを可能にする。
本開示で使用される用語に関して、以下の定義が提供される。
ここで使用されるように、「a」、「an」および「the」の使用は、単数形および複数形を含む。
ここで使用されるように、「カテーテル関連血流感染症」または「CRBSI」という用語は、カテーテルまたはIVラインの存在に起因する感染症を指す。
ここで使用されるように、「ルアーコネクタ」という用語は、注射器、カテーテル、ハブ付き針、IVチューブなどを互いに取り付けるための標準的な方法である接続カラーを指す。ルアーコネクタは、雄および雌インターロッキングチューブからなり、わずかにテーパ状になっているため、単純な圧迫・捩り嵌合だけでも互いに良好に保持する。ルアーコネクタは、選択的に、ねじ山の付いた追加の外縁を含むことができ、それらがより安全であることを可能にする。ルアーコネクタの雄側の端部は、一般に、洗浄注射器に関連しており、血管アクセスデバイス(VAD)上に位置する雌側の端部と係合して接続することができる。ルアーコネクタは、末端端部と、基端端部と、不規則な形状の外部壁と、注射器のバレルのチャンバからVADのハブへの流体接続のために輪郭形成された中央通路とを含む。ルアーコネクタはまた、ルアーコネクタをVADのハブに解放可能に取り付ける末端部チャネルと、ルアーコネクタを注射器のバレルに解放可能に取り付ける基端部チャネルとを有する。
1つ以上の実施形態により組み立てられたデバイス100が、図1~4に示されている。図5は、本開示の実施形態によるデバイスのキャップ構成要素を示す。図6および7は、本開示の代替実施形態によるデバイスおよびその構成要素を示す。図8から図11は、先行技術による様々な医療用コネクタを示す。図1~5を参照すると、本開示の例示的な実施形態による医療用コネクタに接続するためのデバイス100は、一般に、キャップ102と、弾性シールリング126と、吸収性材料114と、消毒剤または抗菌剤と、剥離可能シール150とを含む。キャップ102は、一体的な本体104と、閉鎖端部106と、閉鎖端部106から延在する長さLCを有する環状壁108と、吸収性材料114および消毒剤または抗菌剤とを含むチャンバ112を画定する開口端部110とを含む。開口端部110は、端部面116を画定し、環状壁108から半径方向内向きに延在する周辺棚部118を含み、開口端部110はまた、係合面120を画定している。
キャップ102の環状壁108は、外部壁面122および内部壁面124を含む。内部壁面124は、開口端部110に隣接する開口部132を画定している。
弾性シールリング126は、膨張可能な開口部128を含み、そこを通って雄ルアーコネクタ、雌ルアーコネクタ、および血液透析コネクタを受容するように寸法決めされ適合されている。膨張可能な開口部128は、適合する直径を有する雄ルアーコネクタまたは雌ルアーコネクタと摩擦係合するように寸法決めすることができる。1つ以上の実施形態において、膨張可能な開口部128は、約7~9mmの範囲の初期直径から、約9~12mmの範囲の膨張直径まで膨張可能な直径を有する。1つ以上の実施形態において、弾性シールリング126は、周辺棚部118と接触している。1つ以上の実施形態において、雄ルアーコネクタは、弾性シールリング126の膨張可能な開口部128を介してチャンバ112内に挿入されたとき、圧力嵌合接続を介して膨張可能な開口部128と摩擦係合する。1つ以上の実施形態において、弾性シールリング126は、周辺棚部118と接触している。
1つ以上の実施形態において、内部壁面124の開口端部110に隣接する開口部132は、弾性シールリング126を圧力嵌合接続で受容するように寸法決めされ適合されている。
内部壁面124は、閉鎖端部106に隣接する内ねじ130を含む。内ねじ130は、雌ルアーコネクタと係合するように適合され寸法決めされている。1つ以上の実施形態において、キャップ102の閉鎖端部106に隣接する内ねじ130は、キャップ102の内部壁面124の長さに沿って部分的に延在している。
吸収性材料114および消毒剤または抗菌剤は、弾性シールリング126の膨張可能な開口部128を介してコネクタを挿入した後に、雄ルアーコネクタ、雌ルアーコネクタ、および血液透析コネクタに接触する。
剥離可能シール150は、消毒剤または抗菌剤がチャンバ112の外に出るのを防ぐために、キャップ102の端部面116上に配置されている。
内部壁面124は、閉鎖端部106に隣接する内ねじ130を含む。内ねじ130は、雌ルアーコネクタと係合するように適合され寸法決めされている。吸収性材料114および消毒剤または抗菌剤は、キャップ102の開口端部110へコネクタを挿入した後に、雄ルアーコネクタ、雌ルアーコネクタ、および血液透析コネクタに接触する。
1つ以上の実施形態において、キャップ102の外部壁面122は、複数のグリップ部材134を含む。
キャップ102は、キャップ閉鎖端部106からキャップ開口端部110まで延在するキャップ壁長さLCを有する環状キャップ壁108を含む。キャップ102は、内部壁面124および外部壁面122を含む。
剥離可能シール150は、消毒剤または抗菌剤がチャンバ112から出るのを防ぐために、キャップ開口端部110上に配置されている。
1つ以上の実施形態において、雌コネクタは、針なしコネクタ、カテーテルルアーコネクタ、ストップコック、および血液透析コネクタからなる群から選択されてもよい。
1つ以上の実施形態において、雄コネクタは、静脈内チューブ端部、ストップコックまたは雄ロックルアーであってもよい。1つ以上の実施形態において、針なしコネクタは、Q-Syteコネクタ、MaxPlus、MaxPlus Clear、MaxZero、UltraSite、Caresite、InVision-Plus、Safeline、OneLink、V-Link、ClearLink、NeutraClear、Clave、MicroClave、MicroClave Clear、Neutron、NanoClave、Kendall、Nexus、InVision、Vadsite、Bionectorなどから選択される。
1つ以上の実施形態において、雄ルアーコネクタは、チャンバ112内に完全に挿入されたとき、周辺棚部118上に静止する。
1つ以上の実施形態において、キャップ102の閉鎖端部106に隣接する内ねじ130は、キャップ102の内部壁面124の長さに沿って部分的に延在する。
1つ以上の実施形態において、雄ルアーコネクタは、チャンバ112内へ挿入されたとき、圧力嵌合接続を介して内部壁面124と摩擦係合する。
1つ以上の実施形態において、キャップ102の内部壁面124の開口端部110に隣接する開口部132は、圧力嵌合接続で雄ルアーコネクタを受容するように寸法決めされ適合されている。
弾性シールリング126は、エラストマー材料を含む。
1つ以上の実施形態において、弾性シールリング126のエラストマー材料は、熱可塑性エラストマーを含む。
1つ以上の実施形態において、チャンバ112は、第1部分直径D1を有する閉鎖端部106に隣接する第1部分136と、第2部分直径D2を有する開口端部110に隣接する第2部分138とを含み、第1部分136および第2部分138は、互いに流体接続しており、第1部分直径D1は、第2部分直径D2未満である。1つ以上の実施形態において、キャップ102の環状壁108は円錐台形状である。
キャップ102は、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート、アクリロニトリルブタジエンスチレン、または医療機器で使用される任意の他の成形可能なプラスチック材料など、多数の種類のプラスチック材料のうちの任意のものから作られている。1つ以上の実施形態において、キャップ102は、ポリプロピレンまたはポリエチレン材料を含む。1つ以上の実施形態において、外部壁面122は、複数のグリップ部材134を含む。
1つ以上の実施形態において、吸収性材料114は、チャンバ112内に吸収性材料114を保持するために、内ねじ130によって半径方向の圧縮下にある。1つ以上の実施形態において、吸収性材料は、内ねじによる半径方向の圧縮なしでチャンバ内に保持される。1つ以上の実施形態において、吸収性材料114は、不織布材料、発泡体、またはスポンジである。特定の実施形態では、発泡体はポリウレタン発泡体である。特定の実施形態では、吸収性材料114は、発泡プラグの形態である。
デバイス100は、キャップ102のチャンバ112内に消毒剤または抗菌剤を一体化することにより、ルアーコネクタ上で使用されるとき、消毒を達成することができる。消毒剤または抗菌剤は、チャンバ112内に直接含まれ得るか、または消毒剤または抗菌剤は、キャップ102のチャンバ112を満たすスポンジまたは発泡体材料内に吸収され得る。デバイス100は、様々な消毒剤との相互作用に互換性があるように設計されている。1つ以上の実施形態において、消毒剤または抗菌剤は、アルコールまたはクロルヘキシジンのバリエーションを含むことができる。1つ以上の実施形態において、消毒剤または抗菌剤は、イソプロピルアルコール、エタノール、2-プロパノール、ブタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、プロピルガレート、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン、t-ブチルヒドロキノン、クロロキシレノール、クロロヘキシジン、クロルヘキシジンジアセテート、クロルヘキシジングルコネート、ポビドンヨード、アルコール、ジクロロベンジルアルコール、デヒドロ酢酸、ヘキセチジン、トリクロサン、過酸化水素、コロイド銀、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、オクテニジン、抗生物質、およびそれらの混合物からなる群から選択される。特定の実施形態において、消毒剤または抗菌剤は、クロルヘキシジングルコネートおよびクロルヘキシジンジアセテートのうちの少なくとも1つを含む。1つ以上の実施形態において、消毒剤または抗菌剤は、流体またはゲルである。
吸収性材料114を、雌ルアーコネクタまたは雄ルアーコネクタへの接続時にチャンバ112の閉鎖端部106に向かって圧縮することにより、コネクタが消毒剤または抗菌剤に接触して雌ルアーコネクタまたは雄ルアーコネクタを消毒することが可能になる。
1つ以上の実施形態において、剥離可能シール150は、消毒剤または抗菌剤がチャンバ112から出るのを防ぐために、端部面116上に配置されてもよい。
1つ以上の実施形態において、剥離可能シール150は、アルミニウムまたは多層ポリマーフィルムの剥離背面頂部を含む。特定の実施形態では、剥離可能シール150は、キャップ開口端部に熱シールまたは誘導シールされる。1つ以上の実施形態において、剥離可能シール150は、湿気バリアを含む。
1つ以上の実施形態において、キャップ外部壁面122は、複数のグリップ部材134を含む。
現在市場に出回っている消毒キャップは、3種類のルアーフィッティング、すなわち、針なしコネクタの雌ルアー、ストップコックの雌ルアー、および静脈内注射部位の雄ルアーコネクタのうちの1つのみを消毒することができる。したがって、異なるタイプのコネクタを洗浄するために異なるタイプの消毒キャップを使用しなければならないことを避けるために、キャップ102は、雄ルアーコネクタと係合し、さらに雌ルアーコネクタと係合し、それにより、ユーザは、単一のデバイスで異なるタイプのコネクタを洗浄することができる。キャップ102を雌ルアーコネクタ上に取り付けると、雌ルアーコネクタは、チャンバ112内に挿入され、キャップ102の内ねじ130上にねじ込まれる。キャップ102を雄ルアーコネクタに取り付けると、雄ルアーコネクタは、チャンバ112内に挿入されたとき、内部壁面124と摩擦係合する。したがって、本開示のデバイス100は、雄および雌の両方のルアーコネクタに取り付けることができ、したがって、当技術分野における現在の必要性を満たすことができる。
本開示の別の側面は、図6および7に示すように、様々なタイプのコネクタへの適応性の向上を提供する、1つ以上のカット部および/またはテーパ面227を含む弾性シールリング226を有する組み立てられたデバイス200に関する。図6および7を参照すると、本開示の例示的な実施形態による医療用コネクタに接続するためのデバイス200は、一般に、キャップ202と、1つ以上のカット部および/またはテーパ面227を含む弾性シールリング226と、吸収性材料214と、消毒剤または抗菌剤と、剥離可能シール250とを含む。キャップ202は、一体的な本体204と、閉鎖端部206と、閉鎖端部206から開口端部210まで延在する長さLCを有していて吸収性材料214と、消毒剤または抗菌剤とを含むチャンバ212を画定する環状壁208と、を含む。開口端部210は、端部面216を画定し、環状壁208から半径方向内向きに延在する周辺棚部218を含みし、開口端部210はまた、係合面220を画定している。
キャップ202の環状壁208は、外部壁面222および内部壁面224を含む。内部壁面224は、開口端部210に隣接する開口部232を画定している。
弾性シールリング226は、様々なタイプのコネクタに対する改良された適応性を提供する1つ以上のカット部および/またはテーパ面227と、そこを通って雄ルアーコネクタ、雌ルアーコネクタ、および血液透析コネクタを受容するように寸法決めされ適合された膨張可能な開口部228とを含む。膨張可能な開口部228は、適合する直径を有する雄ルアーコネクタまたは雌ルアーコネクタと摩擦係合するように寸法決めすることができる。1つ以上の実施形態において、膨張可能な開口部228は、約7~9mmの範囲の初期直径から約9~12mmの範囲の膨張直径まで膨張可能な直径を有する。1つ以上の実施形態において、図7に示すように、弾性シールリング226は、周辺棚部218と接触している。1つ以上の実施形態において、雄ルアーコネクタは、弾性シールリング226の膨張可能な開口部228を介してチャンバ212内に挿入されたとき、圧力嵌合接続を介して膨張可能な開口部228と摩擦係合する。1つ以上の実施形態において、弾性シールリング226は、周辺棚部218と接触している。
1つ以上の実施形態において、内部壁面224の開口端部210に隣接する開口部232は、弾性シールリング226を圧力嵌合接続で受容するように寸法決めされ適合されている。弾性シールリング226は、様々なタイプのコネクタへの改良された適応性を提供する、1つ以上のアンダーカットおよび/またはテーパ面227を含む。図7に示すように、1つ以上のアンダーカットおよび/またはテーパ面227は、膨張可能な開口部228に向いて弾性シールリング226の表面上に配置されてもよい。図7に示すように、1つ以上のアンダーカットおよび/またはテーパ面227は、周辺棚部218を向いて弾性シールリング226の表面上に配置されてもよい。
内部壁面224は、閉鎖端部206に隣接する内ねじ230を含む。内ねじ230は、雌ルアーコネクタと係合するように適合され寸法決めされている。1つ以上の実施形態において、キャップ202の閉鎖端部206に隣接する内ねじ230は、キャップ202の内部壁面224の長さに沿って部分的に延在する。
吸収性材料214および消毒剤または抗菌剤は、弾性シールリング226の膨張可能な開口部228を通ってコネクタを挿入した後に、雄ルアーコネクタ、雌ルアーコネクタ、および血液透析コネクタに接触する。
剥離可能シール250は、消毒剤または抗菌剤がチャンバ212の外に出るのを防ぐために、キャップ202の端部面216上に配置されている。
内部壁面224は、閉鎖端部206に隣接する内ねじ230を含む。内ねじ230は、雌ルアーコネクタと係合するように適合され寸法決めされている。吸収性材料214および消毒剤または抗菌剤は、キャップ202の開口端部210内にコネクタを挿入した後に、雄ルアーコネクタ、雌ルアーコネクタ、および血液透析コネクタに接触する。
1つ以上の実施形態において、キャップ202の外部壁面222は、複数のグリップ部材を含む。
キャップ202は、キャップ閉鎖端部206からキャップ開口端部210まで延在するキャップ壁長さLCを有する環状キャップ壁208を含む。キャップ202は、内部壁面224および外部壁面222を含む。
剥離可能シール250は、消毒剤または抗菌剤がチャンバ212から出るのを防ぐために、キャップ開口端部210上に配置される。
1つ以上の実施形態において、雌コネクタは、針なしコネクタ、カテーテルルアーコネクタ、ストップコック、および血液透析コネクタからなる群から選択されてもよい。
1つ以上の実施形態において、雄コネクタは、静脈内チューブ端部、ストップコック、または雄ロックルアーであってもよい。
1つ以上の実施形態において、雄ルアーコネクタは、チャンバ212内に完全に挿入されたとき、周辺棚部218上に静止する。
1つ以上の実施形態において、キャップ202の閉鎖端部206に隣接する内ねじ230は、キャップ202の内部壁面224の長さに沿って部分的に延在する。
1つ以上の実施形態において、雄ルアーコネクタは、チャンバ212内へ挿入されたとき、圧力嵌合接続を介して内部壁面224と摩擦係合する。
1つ以上の実施形態において、キャップ202の内部壁面224の開口端部210に隣接する開口部232は、圧力嵌合接続で雄ルアーコネクタを受容するように寸法決めされ適合されている。
弾性シールリング226は、エラストマー材料を含む。
1つ以上の実施形態において、弾性シールリング226のエラストマー材料は、熱可塑性エラストマーを含む。
1つ以上の実施形態において、チャンバ212は、第1部分直径D1を有する閉鎖端部206に隣接する第1部分236と、第2部分直径D2を有する開口端部210に隣接する第2部分238とを含み、第1部分236および第2部分238は、互いに流体接続しており、第1部分直径D1は、第2部分直径D2未満である。1つ以上の実施形態において、キャップ202の環状壁208は円錐台形状である。
キャップ202は、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート、アクリロニトリルブタジエンスチレン、または医療機器で使用される任意の他の成形可能なプラスチック材料など、多数の種類のプラスチック材料のうちの任意のものから作られている。1つ以上の実施形態において、キャップ202は、ポリプロピレンまたはポリエチレン材料を含む。1つ以上の実施形態において、外部壁面222は、複数のグリップ部材を含む。
1つ以上の実施形態において、吸収性材料214は、チャンバ212内に吸収性材料214を保持するために、内ねじ230によって半径方向の圧縮下にある。1つ以上の実施形態において、吸収性材料は、内ねじによって半径方向の圧縮を受容することなくチャンバ内に保持される。1つ以上の実施形態において、吸収性材料214は、不織布材料、発泡体、またはスポンジである。特定の実施形態では、発泡体はポリウレタン発泡体である。特定の実施形態では、吸収性材料214は、発泡プラグの形態である。
デバイス200は、ルアーコネクタ上で使用される場合にキャップ202のチャンバ212内に消毒剤または抗菌剤を一体化することにより、消毒を達成することができる。消毒剤または抗菌剤は、チャンバ212内に直接含まれ得るか、または消毒剤または抗菌剤は、キャップ202のチャンバ212を満たすスポンジまたは発泡体材料に吸収され得る。デバイス200は、様々な消毒剤との相互作用に互換性があるように設計されている。1つ以上の実施形態において、消毒剤または抗菌剤は、アルコールまたはクロルヘキシジンのバリエーションを含んでもよい。1つ以上の実施形態において、消毒剤または抗菌剤は、イソプロピルアルコール、エタノール、2-プロパノール、ブタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、プロピルガレート、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン、t-ブチルヒドロキノン、クロロキシレノール、クロロヘキシジン、クロルヘキシジンジアセテート、クロルヘキシジングルコネート、ポビドンヨード、アルコール、ジクロロベンジルアルコール、デヒドロ酢酸、ヘキセチジン、トリクロサン、過酸化水素、コロイド銀、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、オクテニジン、抗生物質、およびそれらの混合物からなる群から選択される。特定の実施形態において、消毒剤または抗菌剤は、クロルヘキシジングルコネートおよびクロルヘキシジンジアセテートのうちの少なくとも1つを含む。1つ以上の実施形態において、消毒剤または抗菌剤は、流体またはゲルである。
吸収性材料214を、雌ルアーコネクタまたは雄ルアーコネクタへの接続時にチャンバ212の閉鎖端部206に向かって圧縮することにより、コネクタが消毒剤または抗菌剤に接触して雌ルアーコネクタまたは雄ルアーコネクタを消毒することが可能になる。
1つ以上の実施形態において、剥離可能シール250は、消毒剤または抗菌剤がチャンバ212から出るのを防ぐために、端部面216上に配置されてもよい。
1つ以上の実施形態において、剥離可能シール250は、アルミニウムまたは多層ポリマーフィルムの剥離背面頂部を含む。特定の実施形態では、剥離可能シール250は、キャップ開口端部に熱シールまたは誘導シールされる。1つ以上の実施形態において、剥離可能シール250は、湿気バリアを含む。
図8から11を参照して、1つ以上の実施形態において、本開示のデバイスのキャップは、雌ルアーコネクタ300、雄ルアーコネクタ400、または血液透析コネクタ500と流体密シールを形成する。図8から11を参照すると、1つ以上の実施形態において、本開示のデバイスのキャップは、雌ルアーコネクタ300または雄ルアーコネクタ400と流体密シールを形成するようにテーパ状になっている。特定の実施形態では、キャップは、雄ルアーコネクタ400とのシールを形成するためのISO規格(例えば、ISO594-1:1986およびISO594-2:1998)に準拠している。
1つ以上の実施形態において、本開示のデバイスのキャップは、例えば、雌ルアーコネクタのような雌コネクタのねじ込み可能なセグメントと係合するための寸法およびピッチを有するねじ山を有する。このようなコネクタは、医療用途において、カテーテルおよび他の流体密保護コネクタとして一般的かつ共通に使用されている。いくつかの実施形態において、キャップは、雌ルアーコネクタからのねじ山がキャップのねじ山と係合して解放可能な接続を形成するとき、コネクタと係合したときの雌ルアーコネクタのための保護カバーを提供する。
いくつかの実施形態において、コネクタは、針なし注射部位を含み、これは、針なし注射ポート、ハブ、バルブ、またはデバイスと呼ばれることがあり、または針なしアクセス部位、ポート、ハブ、バルブ、またはデバイスと呼ばれることがあり、これは、例えば、Clave(登録商標)(ICU Medical,Inc.から入手可能)、SmartSite(登録商標)(Cardinal Health,Inc.から入手可能)、およびQ-Syte(商標)(Becton,Dickinson and Companyから入手可能)のようなブランドを含み得る。いくつかの実施形態において、キャップは、先に記載されたものなどの様々な針なし注射部位のいずれかに接続することができる。1つ以上の実施形態において、キャップがコネクタと結合された後、キャップと結合されている間にコネクタは汚染されていない状態に維持されるので、別のコネクタとのコネクタの各再接続の前にコネクタを消毒する(例えば、アルコール綿棒で処理する)ことは不要である。キャップの使用は、コネクタを洗浄するための標準的な綿棒によるプロトコルに取って代わる。
1つ以上の実施形態において、キャップのねじ山は、雄ルアーロックコネクタのねじ山と係合するように寸法決めされピッチ設定されている。例えば、コネクタは、IVカテーテルの針なし注射部位から切り離されたIVチューブセットの端部を含むことができる。
本開示の他の側面は、医療用コネクタおよびアセンブリを消毒する方法に向けられている。1つ以上の実施形態において、医療用コネクタを消毒する方法は、1つ以上の実施形態のデバイスを医療用コネクタに接続することを含み、接続は、医療用コネクタが吸収性材料および消毒剤または抗菌剤に接触するように、チャンバ内へ挿入されたとき、内部壁面と摩擦係合させることを含む。
1つ以上の実施形態において、アセンブリは、医療用コネクタに接続された1つ以上の実施形態のデバイスを含む。1つ以上の実施形態において、医療用コネクタは、雄ルアーコネクタ、雌ルアーコネクタ、および針なしコネクタから選択される。
本明細書全体を通して「1つの実施形態」、「特定の実施形態」、「1つ以上の実施形態」または「実施形態」への言及は、実施形態に関連して記載された特定の特徴、構造、材料、または特性が、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書中の様々な場所での「1つ以上の実施形態において」、「特定の実施形態において」、「1つの実施形態において」または「ある実施形態において」のような語句の出現は、必ずしも本開示の同一の実施形態を指すものではない。さらに、特定の特徴、構造、材料、または特性は、1つ以上の実施形態において、任意の好適な方法で組み合わせられ得る。
本開示は、特定の実施形態を参照して説明を提供してきたが、これらの実施形態は、本開示の原理および応用を例示するに過ぎないことが理解されるであろう。本開示の精神および範囲から逸脱することなく、本開示の方法および装置に様々な変更および変形を加えることができることは、当業者には明らかであろう。したがって、本開示は、添付の特許請求の範囲およびそれらの等価物の範囲内にある修正および変形を含むことが意図される。

Claims (17)

  1. 医療用コネクタへの接続のためのデバイスであって、前記デバイスは、
    一体的な本体と、閉鎖端部と、前記閉鎖端部から開口端部まで延在する長さLCを有していて吸収性材料と消毒剤または抗菌剤とを含有するチャンバを画定している環状壁とを含むキャップであって、前記開口端部は端部面を画定していて前記環状壁から半径方向内向きに延在する周辺棚部を有し、前記開口端部は係合面を画定している、キャップと、
    前記環状壁は外部壁面と内部壁面を有し、
    雄ルアーコネクタ、雌ルアーコネクタおよび血液透析コネクタを受容するように適合され寸法決めされた膨張可能な開口部を有する弾性シールリングであって、前記膨張可能な開口部は雄ルアーコネクタと摩擦係合するように寸法決めされている、弾性シールリングと、
    前記内部壁面は、前記閉鎖端部に隣接する内ねじを含み、前記内ねじは、前記雌ルアーコネクタと係合するように適合され寸法決めされており、前記雄ルアーコネクタ、前記雌ルアーコネクタおよび前記血液透析コネクタが前記膨張可能な開口部を通して挿入されたとき、前記吸収性材料および前記消毒剤または抗菌剤が前記雄ルアーコネクタ、前記雌ルアーコネクタおよび前記血液透析コネクタに接触するように構成されており、
    前記消毒剤または前記抗菌剤が前記チャンバから出るのを防ぐための前記端部面上の剥離可能シールと、を含むデバイス。
  2. 前記弾性シールリングが、前記周辺棚部に接触している、請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記膨張可能な開口部が、7~9mmの範囲の初期直径から9~12mmの範囲の膨張直径まで膨張可能な直径を有する、請求項1に記載のデバイス。
  4. 前記閉鎖端部に隣接する前記内ねじが、前記内部壁面の長さに沿って部分的に延在している、請求項1に記載のデバイス。
  5. 前記雄ルアーコネクタが、前記チャンバへ挿入されたとき、圧力嵌合接続を介して前記膨張可能な開口部と摩擦係合する、請求項1に記載のデバイス。
  6. 前記内部壁面の前記開口端部が、圧力嵌合接続で弾性シールリングを受容するように寸法決めされ適合されている、請求項1に記載のデバイス。
  7. 前記弾性シールリングが、エラストマー材料を含み、前記エラストマー材料が、熱可塑性エラストマーを含む、請求項1に記載のデバイス。
  8. 前記チャンバが、第1部分直径を有する前記閉鎖端部に隣接する第1部分と、第2部分直径を有する前記開口端部に隣接する第2部分を含み、前記第1部分および第2部分は、互いに流体接続しており、前記第1部分直径は前記第2部分直径未満である、請求項1に記載のデバイス。
  9. 前記キャップの前記環状壁が円錐台形状である、請求項1に記載のデバイス。
  10. 前記吸収性材料が、前記雌ルアーコネクタまたは前記雄ルアーコネクタとの接続時に、前記チャンバの前記閉鎖端部に向かって圧縮されており、前記吸収性材料の圧縮が、前記雌ルアーコネクタまたは前記雄ルアーコネクタを消毒している、請求項1に記載のデバイス。
  11. 前記吸収性材料が、前記チャンバ内で前記吸収性材料を保持するために、前記内ねじによって半径方向の圧縮下にある、請求項1に記載のデバイス。
  12. 前記消毒剤または抗菌剤が、イソプロピルアルコール、エタノール、2-プロパノール、ブタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルガレート、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン、t-ブチルヒドロキノン、クロロキシレノール、クロロヘキシジン、クロルヘキシジンジアセテート、クロルヘキシジングルコネート、ポビドンヨード、アルコール、ジクロロベンジルアルコール、デヒドロ酢酸、ヘキセチジン、トリクロサン、過酸化水素、コロイド銀、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、オクテニジン、抗生物質、およびそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載のデバイス。
  13. 前記弾性シールリングが、1つ以上のアンダーカットと、そこを通って雄ルアーコネクタ、雌ルアーコネクタ、および血液透析コネクタを受容するように寸法決めされ適合された膨張可能な開口部とを有する弾性シールリングであって、前記膨張可能な開口部は、雄ルアーコネクタと摩擦係合するように寸法決めされている、請求項1に記載のデバイス。
  14. 前記1つ以上のアンダーカットおよび/またはテーパ面が、前記膨張可能な開口部または前記周辺棚部を向いて前記弾性シールリングの表面上に配置されている、請求項13に記載のデバイス。
  15. 前記1つ以上のアンダーカットおよび/またはテーパ面が、前記膨張可能な開口部を向いて前記弾性シールリングの表面上および前記周辺棚部を向いて前記弾性シールリングの表面上に配置されている、請求項13に記載のデバイス。
  16. 医療用コネクタを消毒する方法であって、前記方法は、請求項1~15のいずれか1項に記載のデバイスを医療用コネクタに接続することを含み、前記接続は、前記医療用コネクタが、前記チャンバ内に挿入されたとき、前記内部壁面と係合し、前記吸収性材料および前記消毒剤または抗菌剤に接触するようになっていることを含む、方法。
  17. 雄ルアーコネクタ、雌ルアーコネクタ、針なしコネクタなどの1つと接続された、請求項1~15のいずれか1項に記載のデバイスを含む、アセンブリ。
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