JP7340960B2 - 騒音低減装置 - Google Patents
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Description
配管内を伝播する騒音を低減するための騒音低減装置であって、
一端側に設けられた取付部を介して前記配管内に連通する内部空間を有し、他端側に底部を有する有底管部材と、
前記内部空間に配置される少なくとも1の板部材と、
を備え、
前記有底管部材の長さは、前記騒音に含まれる特定周波数成分について、前記取付部から入射する音波と前記底部からの反射波とが前記取付け部において互いに逆位相になるように設定され、
前記少なくとも1の板部材は前記有底管部材の断面積に対する充填率が0.8以上且つ1未満に設定される。
前記少なくとも1の板部材は、前記有底管部材の延在方向に対して垂直に配置される。
前記少なくとも1以上の板部材を規定する最大長さは、前記特定周波数成分の波長の1/10以下である。
前記充填率が0.9以上である。
前記少なくとも1の板部材は、前記有底管部材のうち一の内壁面との間に第1隙間が形成されるとともに、前記有底管部材のうち前記一の内壁面に対向する他の内壁面との間に第2隙間が形成されるように配置される。
前記少なくとも1以上の板部材は、前記有底管部材の延在方向に沿って配置された複数の板部材を含む。
前記複数の板部材は、前記特定周波数成分の波長の1/10以下の間隔で互いに配列される。
前記複数の板部材は、前記取付部から前記底部に向けて充填率が減少するように構成される。
前記複数の板部材は、前記取付部から前記底部に向けて隣接する前記板部材の間隔が減少するように構成される。
前記特定周波数成分は1kHz未満の周波数を有する。
L=λ/4 (1)
c∝(K/ρ)^0.5 (2)
内部空間6aでは騒音が入射すると、板部材12を通過する際に板部材12に加振による変形が誘発させる。すると板部材12の近傍では密度ρ(空間の等価密度)が増加し(体積弾性率Kは略一定)、音速cが低下する。すなわち内部空間6aに入射する騒音は、板部材12を通過することにより音速が低下される。
λ=c/f (3)
従って内部空間6aでは騒音に含まれる特定周波数成分の波長λが小さくなるため、上記(1)式に基づいて特定周波数成分を低減するために必要な有底管部材の長さLを小さくすることができる(すなわち、同等の長さLを有する有底管部材6の共鳴周波数を低くできる)。このようにして低周波成分を含む騒音をコンパクトな構成で低減することが可能となる。
尚、図5に示すシミュレーション結果では、入力される騒音に含まれる周波数成分を変更して行ったところ、音速比と充填率との相関はほぼ変わらない結果が得られた。これは、音速比と充填率との相関は周波数にほぼ依存しないことを示唆している(各周波数に対するシミュレーション結果が重複しているため、図5では、周波数毎のシミュレーション結果の表示は省略している)。
2 配管
2a 内部空間
4 騒音源
6 有底管部材
6a 内部空間
8 取付部
10 底部
12 板部材
14 隙間
14a 第1隙間
14b 第2隙間
16 孔部
Claims (8)
- 配管内を伝播する騒音を低減するための騒音低減装置であって、
一端側に設けられた取付部を介して前記配管内に連通する内部空間を有し、他端側に底部を有する有底管部材と、
前記内部空間に配置される少なくとも1の板部材と、
を備え、
前記有底管部材の長さは、前記騒音に含まれる特定周波数成分について、前記取付部から入射する音波と前記底部からの反射波とが前記取付部において互いに逆位相になるように設定され、
前記少なくとも1の板部材は前記有底管部材の断面積に対する充填率が0.8以上且つ1未満に設定され、
前記少なくとも1以上の板部材は、前記有底管部材の延在方向に沿って配置された複数の板部材を含み、
前記複数の板部材は、前記取付部から前記底部に向けて充填率が増加するように構成される、騒音低減装置。 - 配管内を伝播する騒音を低減するための騒音低減装置であって、
一端側に設けられた取付部を介して前記配管内に連通する内部空間を有し、他端側に底部を有する有底管部材と、
前記内部空間に配置される少なくとも1の板部材と、
を備え、
前記有底管部材の長さは、前記騒音に含まれる特定周波数成分について、前記取付部から入射する音波と前記底部からの反射波とが前記取付部において互いに逆位相になるように設定され、
前記少なくとも1の板部材は前記有底管部材の断面積に対する充填率が0.8以上且つ1未満に設定され、
前記少なくとも1以上の板部材は、前記有底管部材の延在方向に沿って配置された複数の板部材を含み、
前記複数の板部材は、前記取付部から前記底部に向けて隣接する前記板部材の間隔が減少するように構成される、騒音低減装置。 - 前記少なくとも1の板部材は、前記有底管部材の延在方向に対して垂直に配置される、請求項1又は2に記載の騒音低減装置。
- 前記少なくとも1以上の板部材を規定する最大長さは、前記特定周波数成分の波長の1/10以下である、請求項1から3のいずれか一項に記載の騒音低減装置。
- 前記充填率が0.9以上である、請求項1から4のいずれか一項に記載の騒音低減装置。
- 前記少なくとも1の板部材は、前記有底管部材のうち一の内壁面との間に第1隙間が形成されるとともに、前記有底管部材のうち前記一の内壁面に対向する他の内壁面との間に第2隙間が形成されるように配置される、請求項1から5のいずれか一項に記載の騒音低減装置。
- 前記複数の板部材は、前記特定周波数成分の波長の1/10以下の間隔で互いに配列される、請求項6に記載の騒音低減装置。
- 前記特定周波数成分は1kHz未満の周波数を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の騒音低減装置。
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JP2019102514A JP7340960B2 (ja) | 2019-05-31 | 2019-05-31 | 騒音低減装置 |
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JP2019102514A JP7340960B2 (ja) | 2019-05-31 | 2019-05-31 | 騒音低減装置 |
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JP2020197591A JP2020197591A (ja) | 2020-12-10 |
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ID=73649736
Family Applications (1)
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JP2016029269A (ja) | 2014-07-18 | 2016-03-03 | 前田建設工業株式会社 | 消音装置 |
JP2016156191A (ja) | 2015-02-25 | 2016-09-01 | 飛島建設株式会社 | トンネル発破音低減装置 |
JP2018029282A (ja) | 2016-08-18 | 2018-02-22 | 三菱重工業株式会社 | メタマテリアル反射体 |
WO2018234826A1 (en) | 2017-06-22 | 2018-12-27 | The University Of Manchester | APPARATUS FOR MODIFYING ACOUSTIC TRANSMISSION |
-
2019
- 2019-05-31 JP JP2019102514A patent/JP7340960B2/ja active Active
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JP2016029269A (ja) | 2014-07-18 | 2016-03-03 | 前田建設工業株式会社 | 消音装置 |
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JP2018029282A (ja) | 2016-08-18 | 2018-02-22 | 三菱重工業株式会社 | メタマテリアル反射体 |
WO2018234826A1 (en) | 2017-06-22 | 2018-12-27 | The University Of Manchester | APPARATUS FOR MODIFYING ACOUSTIC TRANSMISSION |
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