以下、本開示に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態において互いに共通する要素には同一符号を付しており、共通する要素についての重複する説明は省略する場合がある。以下の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、実施形態(変形例を含む)は、適宜組み合わせて実現されてもよい。
(実施形態1)
(1)概要
まず、実施形態1に係る記憶システム1の概要について、図1を参照して説明する。
記憶システム1のユーザは、ある子供の養育者である。養育者は、母親、父親、祖父、祖母、兄姉、ベビーシッター等の使用人、及び保育士等を含む。なお、母親、父親、祖父、祖母、及び兄姉等は、子供と血縁関係にある場合に限定されない。本開示では、ユーザが子供の母親であり、子供の育児に関する複数の者のうちの主たる養育者である場合を想定する。
図1に示すように、実施形態1の記憶システム1は、タイプ質問部14と、タイプ診断部15と、入力部16と、記憶処理部17と、を備える。
タイプ質問部14は、ユーザ及び育児対象となる子供の少なくとも一方のアタッチメントタイプの診断に用いられるタイプ質問を、ユーザが用いる情報端末100に表示させる。
本開示でいう「アタッチメントタイプ」は、アタッチメント形成という視点で見た場合の、ユーザ又は子供の特性を複数のタイプに分類したものである。なお、以下の説明において、アタッチメントタイプのことを単に「タイプ」と呼ぶことがある。また、本開示でいう「アタッチメント」は、子供と養育者との間の情緒的なつながりのことである。
タイプ診断部15は、タイプ質問に対する回答入力に基づいて、アタッチメントタイプを診断する。
入力部16は、ユーザの育児に関する育児情報を入力させる入力画面を、ユーザが用いる情報端末100に表示させ、育児情報の入力を受け付ける。
記憶処理部17は、タイプ診断部15によって診断されたアタッチメントタイプ別に、入力部16が受け付けた育児情報を記憶部12に記憶させる。
実施形態1の記憶システム1によれば、アタッチメントタイプ別に育児情報を記憶させるため、例えばユーザのアタッチメントタイプに応じて、ユーザに適した育児情報を提供することができる。
(2)詳細
以下、実施形態1に係る記憶システム1の詳細な構成について、図1を参照して説明する。
(2.1)全体構成
上述のように、記憶システム1は、ユーザの育児に関する育児情報を、アタッチメントタイプ別に記憶させるシステムである。記憶システム1は、ユーザの育児を支援する会社等によって運用される。図1に示すように、記憶システム1は、記憶処理装置10と、複数のユーザが用いる複数の情報端末100と、を備える。ただし、記憶システム1が情報端末100を備えることは必須ではない。
(2.2)情報端末の構成
情報端末100は、ユーザが用いる端末である。情報端末100は、ユーザの所有物であってもよいし、ユーザの育児を支援する会社等からユーザに提供される物であってもよい。情報端末100は、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、又はタブレット端末等である。実施形態1では、情報端末100がスマートフォンである場合を例示する。なお、情報端末100は、育児対象となる子供が用いる端末であってもよい。
情報端末100は、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するコンピュータシステムを主構成とする。情報端末100では、1以上のプロセッサがメモリに記録されているプログラムを実行することにより、情報端末100の各部の機能が実現される。プログラムはメモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
図1に示すように、情報端末100は、通信部101と、記憶部102と、表示部103と、操作部104と、制御部105と、を備える。
通信部101は、記憶処理装置10の通信部11と通信可能に構成された通信インタフェースを含む。なお、本開示でいう「通信可能」とは、有線通信又は無線通信の適宜の通信方式により、直接的、又はネットワーク若しくは中継器等を介して間接的に、情報を授受できることを意味する。実施形態1の通信部101は、例えばインターネットであるネットワークNT1を介して、記憶処理装置10の通信部11と通信を行う。
例えば通信部101は、制御部105の制御に基づいて、育児情報を記憶処理装置10に送信する。また、通信部101は、制御部105の制御に基づいて、異なるユーザの育児情報を記憶処理装置10から受信する。
記憶部102は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の半導体メモリである。なお、記憶部102は、半導体メモリに限らず、ハードディスクドライブ等であってもよい。
表示部103は各種の情報を表示する。操作部104は、ユーザによる操作入力を受け付ける。実施形態1では、表示部103及び操作部104は、タッチパネルディスプレイで構成される。つまり、操作部104は、表示部103に表示されている画面に対するユーザの操作入力を受け付ける。
制御部105は、情報端末100の動作を制御する。つまり、制御部105は、通信部101、記憶部102、表示部103、及び操作部104の動作を制御する。
(2.3)記憶処理装置の構成
記憶処理装置10は、情報端末100から受信する育児情報を記憶させる装置である。実施形態1の記憶処理装置10は、複数のユーザの複数の情報端末100から受信する複数の育児情報を、アタッチメントタイプ別(又はアタッチメントタイプの組み合わせ別)に記憶する装置である。記憶処理装置10は、例えば、ユーザの育児を支援する会社に設置される。
記憶処理装置10は、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するコンピュータシステムを主構成とする。記憶処理装置10では、1以上のプロセッサがメモリに記録されているプログラムを実行することにより、記憶処理装置10の各部の機能が実現される。プログラムはメモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
図1に示すように、実施形態1の記憶処理装置10は、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、を備える。
通信部11は、情報端末100の通信部101と通信可能に構成された通信インタフェースを含む。実施形態1の通信部11は、例えばインターネットであるネットワークNT1を介して、情報端末100の通信部101と通信を行う。なお、実施形態1の通信部11は、複数の情報端末100と通信を行う。
記憶部12は、ROM、RAM、又はEEPROM等の半導体メモリである。なお、記憶部102は、半導体メモリに限らず、ハードディスクドライブ等であってもよい。記憶部12は、複数の育児情報を、アタッチメントタイプ別に記憶する。
制御部13は、記憶処理装置10の動作を制御する。つまり、制御部13は、通信部11及び記憶部12の動作を制御する。実施形態1の制御部13は、タイプ質問部14と、タイプ診断部15と、入力部16と、記憶処理部17と、タイプ分析部18と、情報出力部19と、を有する。
タイプ診断部15は、タイプ質問部14が情報端末100に表示させるタイプ質問に対する回答入力に基づいて、ユーザ及び子供の少なくとも一方のアタッチメントタイプを診断する。実施形態1のタイプ診断部15は、ユーザのアタッチメントタイプの診断に用いられるタイプ質問としての第1タイプ質問と、子供のアタッチメントタイプの診断に用いられるタイプ質問としての第2タイプ質問と、に対する回答入力に基づいて、ユーザのアタッチメントタイプと子供のアタッチメントタイプとを診断する。また、タイプ診断部15は、診断したアタッチメントタイプの情報を記憶部12に記憶させる。
タイプ診断部15は、タイプの診断結果を、ユーザ又は子供の識別情報と対応付けて記憶部12に記憶させる。また、実施形態1のタイプ診断部15は、ユーザ及び子供の少なくとも一方のアタッチメントタイプを診断した診断結果が前回の診断結果と異なっている場合、最新の診断結果に応じてアタッチメントタイプを更新する。
ユーザ又は子供のアタッチメントタイプは、変わることがある。特に、子供は成長の過程でアタッチメントタイプが変わる可能性が高い。実施形態1の記憶システム1によれば、ユーザ又は子供のアタッチメントタイプが変わった場合であっても、最新の診断結果に応じてアタッチメントタイプを更新することで、より適切に育児情報を記憶させることができる。
ユーザ(養育者)のアタッチメントタイプは、アタッチメント形成という視点で見た場合の、ユーザ毎の特性を複数のタイプに分類したものである。実施形態1では、ユーザのアタッチメントタイプは5つのタイプに分類されている。つまり、実施形態1のタイプ診断部15は、タイプ質問に対する回答入力に基づいて、ユーザのアタッチメントタイプが5つのタイプのうちのいずれであるかを判断する。
より具体的には、実施形態1のタイプ診断部15は、アタッチメントタイプの診断に用いられる質問に対する回答入力に基づいて、ユーザのアタッチメントタイプが5つのタイプのいずれであるかを判断する。後述するように、実施形態1のアタッチメントタイプの診断に用いられる質問は、複数の質問を含んでいる。タイプ診断部15は、複数の質問の各々に対する回答入力に基づいて、所定の規則に従って5つのタイプの各々に点数付けをする。そして、タイプ診断部15は、点数の合計が最も大きくなったタイプが、ユーザのアタッチメントタイプであると診断する。
実施形態1のユーザのアタッチメントタイプは、「安定タイプ」、「自信家タイプ」、「人懐っこいタイプ」、「引っ込み思案タイプ」、及び「警戒タイプ」の5つのタイプに分類されている。なお、ユーザのアタッチメントタイプがこれらの5つのタイプに分類されていることは必須ではない。
安定タイプのユーザは、おおむね情緒が安定しており感情の波が小さい。安定タイプのユーザは、子供とスムーズに良い関係を築きやすい。
自信家タイプのユーザは、自分に自信があり、自信に見合った高い能力を備える。自信家タイプのユーザは、子供に対して、自身が望む状況や結果を押し付けてしまうことがある。
人懐っこいタイプのユーザは、人懐っこく、他人の懐に入るのが上手である。人懐っこいタイプのユーザは、子供に十分な安心を与えることができるが、育児に自信がもてない傾向がある。
引っ込み思案タイプのユーザは、平和主義で慎重である。引っ込み思案タイプのユーザは、子供に十分な安心感を与えることができるが、その反面、子供に遠慮しすぎてしまうことがある。
警戒タイプのユーザは、人の助けを借りる必要はないという自信があり、他人に助けを求めるのが苦手である。警戒タイプのユーザは、子供と良好な関係を作れるが、専門家や先生からのアドバイスを聞き流して利用しない傾向がある。
子供のアタッチメントタイプは、アタッチメント形成という視点で見た場合の、子供毎の特性を複数のタイプに分類したものである。実施形態1では、子供のアタッチメントタイプは3つのタイプに分類されている。つまり、実施形態1のタイプ診断部15は、タイプ質問に対する回答入力に基づいて、子供のアタッチメントタイプが3つのタイプのうちのいずれであるかを判断する。
より具体的には、実施形態1のタイプ診断部15は、アタッチメントタイプの診断に用いられる質問に対する回答入力に基づいて、子供のアタッチメントタイプが3つのタイプのいずれであるかを判断する。後述するように、実施形態1のアタッチメントタイプの診断に用いられる質問は、複数の質問を含んでいる。タイプ診断部15は、複数の質問の各々に対する回答入力に基づいて、所定の規則に従って3つのタイプの各々に点数付けをする。そして、タイプ診断部15は、点数の合計が最も大きくなったタイプが、子供のアタッチメントタイプであると診断する。
実施形態1の子供のアタッチメントタイプは、「安定タイプ」、「クールタイプ」、及び「気分屋タイプ」の3つのタイプに分類されている。なお、子供のアタッチメントタイプがこれらの3つのタイプに分類されていることは必須ではない。
安定タイプの子供は、十分なアタッチメントのもとに育っている。安定タイプの子供は、不安なとき又は怖いときには、素直に養育者に甘えることができる。
クールタイプの子供は、養育者の行動にあまり反応しなかったり、養育者に懐いているように見えなかったりする。
気分屋タイプの子供は、機嫌の良し悪しにムラがあったり、何を考えているのか分かりにくかったりする。
タイプ質問部14は、ユーザ及び育児対象の子供(ユーザが育てる子供)の少なくとも一方のタイプの診断に用いられるタイプ質問を情報端末100の表示部103に表示させる。実施形態1のタイプ質問部14は、ユーザのアタッチメントタイプの診断に用いられるタイプ質問としての第1タイプ質問と、子供のアタッチメントタイプの診断に用いられるタイプ質問としての第2タイプ質問と、を情報端末100に表示させる。
タイプ質問部14は、例えばユーザが記憶システム1を初めて利用した場合、又は、ユーザが情報端末100の操作部104に対して所定の操作を行った場合等に、タイプ質問を情報端末100に表示させる。
実施形態1では、第1タイプ質問、及び、第2タイプ質問にはユーザが回答する。ただし、子供が情報端末100を操作して第2タイプ質問に回答可能である場合には、子供が第2タイプ質問に回答してもよい。ユーザは、情報端末100の表示部103に対してタップ操作等を行うことで、表示部103に表示されたタイプ質問に回答する。タイプ質問は、複数の選択肢から1つの選択肢を選ぶ形式の質問、質問内容がユーザ又は子供に当てはまっている場合にチェックを入れる形式の質問、及び複数の選択肢を順位付けする質問等を含む。なお、タイプ質問は、他の形式の質問を含んでいてもよい。
タイプ質問部14は、ユーザ(養育者)のアタッチメントタイプを診断するための第1タイプ質問を情報端末100に表示させる。
実施形態1では、ユーザのアタッチメントタイプを診断するための第1タイプ質問は、内的作業モデル尺度に関する質問、RQ(Relationship Questionnaire)尺度に関する質問、アタッチメント分類に関する質問、及び、本来観尺度に関する質問を含む。つまり、実施形態1では、ユーザのアタッチメントタイプを診断するための質問は、異なる複数の種類(形式)の質問を含む。ただし、ユーザのアタッチメントタイプを診断するための第1タイプ質問は、1種類の質問であってもよい。実施形態1では、ユーザのアタッチメントタイプを診断するための第1タイプ質問の数は計33問ある。ただし、第1タイプ質問の数が複数であることは必須ではなく、第1タイプ質問の数は1問であってもよい。
タイプ質問部14は、子供のアタッチメントタイプを診断するための第2タイプ質問を情報端末100に表示させる。
実施形態1では、子供のアタッチメントタイプを診断するための第2タイプ質問は、SSP(Strange Situation Procedure)に関する質問、及び、アタッチメント分類に関する質問を含む。つまり、実施形態1では、子供のアタッチメントタイプを診断するための第2タイプ質問は、異なる複数の種類(形式)の質問を含む。ただし、子供のアタッチメントタイプを診断するための第2タイプ質問は、1種類の質問であってもよい。実施形態1では、子供のアタッチメントタイプを診断するための第2タイプ質問の数は計9問ある。ただし、第2タイプ質問の数が複数であることは必須ではなく、第2タイプ質問の数は1問であってもよい。
入力部16は、ユーザの育児に関する育児情報を入力させる入力画面を、ユーザが用いる情報端末100に表示させ、育児情報の入力を受け付ける。
ここで、本開示でいう「育児情報」は、子供の基本情報、子供の発育情報、子供の生活習慣情報、子供の嗜好情報、子供の習い事情報、子供の作品情報、育児方針情報、画像情報、及び意見情報を含む。
子供の基本情報は、子供の生年月日、子供の性別、及び子供の血液型等の情報を含む。
子供の発育情報は、子供の身長、及び子供の体重等の情報を含む。
子供の生活習慣情報は、子供の起床時間、子供の就寝時間、及び子供の食事時間等の情報を含む。
子供の嗜好情報は、子供の好きな食べ物、子供の嫌いな食べ物、子供の好きな遊び、子供の好きな色、子供の好きな玩具、子供の得意なこと、及び子供の苦手なこと等の情報を含む。
子供の習い事情報は、子供の習い事、及び子供が練習中のこと等の情報を含む。
子供の作品情報は、子供が描いた絵、及び子供が作った作品等の情報を含む。
育児方針情報は、叱る基準、叱る頻度、しつけの仕方、伸ばしたい子供の能力、及び成長の理想像等の情報を含む。
画像情報は、子供を撮影した画像、撮影日時、及び撮影場所等の情報を含む。なお、本開示でいう「画像」は、画像データを意味し、静止画、動画及びコマ送りの画像を含み得る。
意見情報は、情報出力部19が情報端末100の表示部103に表示させた特徴情報に対するユーザの意見(又は評価)の情報、及び記憶システム1によるサービス全般に対するユーザの意見(又は評価)の情報等を含む。特徴情報の詳細については後述する。
実施形態1では、子供の基本情報、子供の発育情報、子供の生活習慣情報、子供の嗜好情報、子供の習い事情報、子供の作品情報、育児方針情報、画像情報、及び意見情報の各情報を入力させる入力画面は、各情報を入力させるための専用の入力画面である。例えば、子供の基本情報を入力させる入力画面と、意見情報を入力させる入力画面とは、別の入力画面である。
入力部16は、情報端末100の操作部104に対するユーザの操作に基づいて、ユーザに育児情報に含まれる各情報を入力させる入力画面を表示させる。例えば、記憶システム1を利用する際に情報端末100の表示部103に表示されるホーム画面(基本画面)には、育児情報に含まれる複数の情報を入力させる複数の入力画面と一対一で対応する複数のアイコンが表示される。入力部16は、操作部104がアイコンに対するユーザの操作(例えばタップ操作)を受け付けると、アイコンに対応する入力画面を表示部103に表示させる。
入力部16は、ユーザが情報端末100の操作部104に対して所定の操作を行った場合、情報出力部19が特徴情報を提示してから所定時間又は所定期間が経過した場合等に、表示された特徴情報に対するユーザの意見を入力させる入力画面を、情報端末100に表示させる。例えば、入力部16は、表示部103に表示されるホーム画面に含まれる「ユーザの意見を入力させる入力画面に対応するアイコン」に対するユーザの操作を操作部104が受け付けると、ユーザの意見を入力させる入力画面を表示部103に表示させる。
記憶処理部17は、タイプ診断部15によって診断されたアタッチメントタイプ別に、入力部16が受け付けた育児情報を、記憶部12に記憶させる。実施形態1の記憶処理部17は、タイプ診断部15によって診断されたユーザのアタッチメントタイプと子供のアタッチメントタイプとの組み合わせ別に、入力部16が受け付けた育児情報を記憶部12に記憶させる。
実施形態1の記憶システム1によれば、ユーザのアタッチメントタイプと子供のアタッチメントタイプとの組み合わせ別に育児情報を記憶させるため、例えばアタッチメントタイプの組み合わせに応じて、ユーザにより適した育児情報を提供することができる。
また、実施形態1の育児情報は、ユーザの意見を入力させる入力画面にて入力されたユーザの意見の情報を含む。つまり、実施形態1の記憶処理部17は、タイプ診断部15によって診断されたアタッチメントタイプ別に、ユーザの意見を入力させる入力画面にて入力されたユーザの意見の情報を、記憶部12に記憶させる。
実施形態1の記憶システム1によれば、情報端末100に表示させた特徴情報に対するユーザの意見(又は評価)の情報を取得することができるため、例えばユーザの評価が高い特徴情報を、情報端末100に表示させることができる。
なお、記憶処理部17は、タイプ診断部15によって診断されたユーザのアタッチメントタイプ別に、入力部16が受け付けた育児情報を、記憶部12に記憶させてもよい。また、記憶処理部17は、タイプ診断部15によって診断された子供のアタッチメントタイプ別に、入力部16が受け付けた育児情報を、記憶部12に記憶させてもよい。
タイプ分析部18は、記憶部12にアタッチメントタイプ別に記憶されている育児情報を分析して、アタッチメントタイプ毎の特徴情報を取得する。特徴情報は、例えば、複数のユーザが入力した複数の育児情報の統計情報を含む。統計情報は、平均身長、平均体重、平均起床時間、及び平均就寝時間等の平均情報を含む。また、統計情報は、身長の分布、体重の分布、起床時間の分布、及び就寝時間の分布等の分布情報を含む。また、統計情報は、好きな食べ物の傾向、嫌いな食べ物の傾向、好きな遊びの傾向、好きな色の傾向、好きな玩具の傾向、得意なことの傾向、及び苦手なことの傾向等の傾向情報を含む。また、特徴情報は、複数のタイプ(又はタイプの組み合わせ)の複数の傾向情報を比較することで得られる、タイプ毎の比較情報を含む。比較情報は、例えば、「○○タイプの子供は、他のタイプの子供と比べて就寝時間が早く、起床時間が早い傾向がある」、「○○タイプの子供は、他のタイプの子供と比べて、砂遊びが好きな傾向がある」、又は「△△タイプのユーザは、他のタイプのユーザと比べて、叱る頻度が高い傾向がある」といった情報である。
実施形態1の記憶システム1によれば、例えば情報端末100の表示部103にアタッチメントタイプ毎の特徴情報を表示させることで、アタッチメントタイプ毎の入力情報の特徴を提示することができる。
情報出力部19は、タイプ分析部18が取得したアタッチメントタイプ毎の特徴情報を、情報端末100の表示部103に表示させる。情報出力部19は、情報端末100の操作部104に対するユーザの操作に基づいて、各アタッチメントタイプの統計情報を表示部103に表示させる。また、情報出力部19は、タイプ診断部15による診断結果を表示部103に表示させ、タイプ診断部15によって診断されたアタッチメントタイプの傾向情報又は比較情報を表示部103に表示させてもよい。
実施形態1の記憶システム1によれば、情報端末100の表示部103にアタッチメントタイプ毎の特徴情報を表示させることで、アタッチメントタイプ毎の入力情報の特徴を提示することができる。
また、情報出力部19は、情報端末100の操作部104に対するユーザの操作に基づいて、ユーザとは別のユーザの育児情報を、情報端末100の表示部103に表示させる。
(3)記憶システムの動作
次に、図2~図4を参照して記憶システム1の動作について説明する。
図2は、記憶システム1(又は記憶処理装置10)の動作を示すフローチャートである。言い換えると、実施形態1の記憶方法の処理を示すフローチャートである。図2の処理は、ユーザが記憶システム1を初めて利用した場合、又は、ユーザが情報端末100の操作部104に対して所定の操作を行った場合等に行われる。
まず、タイプ質問部14は、ユーザ及び子供の少なくとも一方のアタッチメントタイプを診断するためのタイプ質問を、情報端末100の表示部103に表示させる(S1)。ユーザは、操作部104を操作することで、情報端末100の表示部103に表示されるタイプ質問に対する回答を入力する。タイプ質問部14は、ユーザの回答入力を受け付ける。次に、タイプ診断部15は、タイプ質問に対するユーザの回答入力に基づいて、アタッチメントタイプを診断し(S2)、処理を終了する。
図3は、記憶システム1(又は記憶処理装置10)の別の動作を示すフローチャートである。言い換えると、実施形態1の記憶方法の別の処理を示すフローチャートである。図3の処理は、ユーザが情報端末100の操作部104に対して所定の操作を行った場合等に行われる。
入力部16は、ユーザの育児に関する育児情報を入力させる入力画面を、ユーザが用いる情報端末100に表示させる(S11)。ユーザは、操作部104を操作することで、育児情報を入力する。入力部16は、育児情報を受け付ける。次に、記憶処理部17は、記憶処理を行い(S12)、処理を終了する。つまり、記憶処理部17は、タイプ診断部15によって診断されたアタッチメントタイプ別に、入力部16が受け付けた育児情報を記憶部12に記憶させ(S12)、処理を終了する。
図4は、記憶システム1(又は記憶処理装置10)の更に別の動作を示すフローチャートである。言い換えると、実施形態1の記憶方法の更に別の処理を示すフローチャートである。図4の処理は、ユーザが情報端末100の操作部104に対して所定の操作を行った場合等に行われる。
情報出力部19は、タイプ分析部18が取得したアタッチメントタイプ毎の特徴情報を、情報端末100の表示部103に表示させる(S21)。そして、ユーザが情報端末100の操作部104に対して所定の操作を行った場合、又は、情報出力部19が特徴情報を提示してから所定時間又は所定期間が経過した場合に、入力部16は、ユーザの意見を入力させる入力画面を、情報端末100に表示させる(S22)。ユーザは、操作部104を操作することで、ユーザの意見の情報を入力する。入力部16は、ユーザの意見の情報を受け付ける。次に、記憶処理部17は、記憶処理を行い(S23)、処理を終了する。つまり、記憶処理部17は、タイプ診断部15によって診断されたアタッチメントタイプ別に、入力部16が受け付けたユーザの意見の情報を記憶部12に記憶させ(S23)、処理を終了する。
なお、図2~図4に示すフローチャートは、一例に過ぎず、処理の順番が適宜変更されてもよいし、処理が適宜追加又は削除されてもよい。例えば、ステップS2の処理の後に、情報出力部19は、タイプ診断部15による診断結果を表示部103に表示させ、タイプ診断部15によって診断されたアタッチメントタイプの傾向情報又は比較情報を表示部103に表示させてもよい。
(4)変形例
以下、実施形態1の変形例を列挙する。
実施形態1に係る記憶システム1(又は記憶処理装置10)と同等の機能は、記憶方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。一態様に係る記憶方法は、1以上のプロセッサによって実行される。記憶方法は、タイプ質問ステップと、タイプ診断ステップと、入力ステップと、記憶処理ステップと、を有する。タイプ質問ステップでは、ユーザ及び育児対象となる子供の少なくとも一方のアタッチメントタイプの診断に用いるタイプ質問を、情報端末100に表示させる。タイプ診断ステップでは、タイプ質問に対する回答入力に基づいて、アタッチメントタイプを診断する。入力ステップでは、ユーザの育児に関する育児情報を入力させる入力画面を、情報端末100に表示させる。入力ステップでは、育児情報の入力を受け付ける。記憶処理ステップでは、タイプ診断ステップにて診断したアタッチメントタイプ別に、入力ステップにて受け付けた育児情報を記憶部12に記憶させる。一態様に係るプログラムは、上記の記憶方法を、1以上のプロセッサに実行させるためのプログラムである。
記憶方法の少なくとも一部の処理は、情報端末100にインストールされるアプリケーションによって実行されてもよい。アプリケーションは、ユーザの育児に関する育児情報を、アタッチメントタイプ別に記憶させるアプリケーションである。情報端末100がアプリケーションを実行することで、情報端末100の制御部105は、タイプ質問部14、タイプ診断部15、入力部16、記憶処理部17、タイプ分析部18、及び情報出力部19の少なくとも一部として機能する。例えば、情報端末100がアプリケーションを実行することで、情報端末100の制御部105は、タイプ質問部14、タイプ診断部15、入力部16、記憶処理部17、及び情報出力部19として機能する。また、アプリケーションは、Webアプリケーションであってもよい。例えば、情報端末100は、ブラウザ機能によって所定のURLにアクセスすることで、例えば記憶処理装置10又はサーバ等がアプリケーションを実行することで生成する画面を、表示部103に表示させてもよい。記憶処理装置10又はサーバ等がアプリケーションを実行することで生成する画面は、ホーム画面及びユーザの育児情報を入力させる入力画面等である。
本開示における記憶システム1(又は記憶処理装置10)又は記憶方法の実行主体は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における記憶システム1又は記憶方法の実行主体としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1又は複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1又は複数の電子回路で構成される。
また、記憶処理装置10における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは記憶処理装置10に必須の構成ではなく、記憶処理装置10の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、記憶処理装置10の少なくとも一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
反対に、実施形態1において、複数の装置に分散されている記憶システム1の少なくとも一部の機能が、1つの筐体内に集約されていてもよい。例えば、記憶システム1と情報端末100とに分散されている記憶システム1の一部の機能が、1つの筐体内に集約されていてもよい。
実施形態1において、記憶処理装置10の記憶部12に記憶される各情報は、サーバ等の別の記憶装置に記憶されてもよいし、情報端末100の記憶部102に記憶されてもよいし、記憶システム1に含まれない記憶部に記憶されてもよい。
(実施形態2)
(1)記憶システムの構成
図5に示すように、実施形態2に係る記憶システム1の記憶処理装置10は、スケジュール管理部21と、通知部22と、計測部23と、を更に備える。
スケジュール管理部21は、育児に関するイベントのスケジュールを入力させるスケジュール管理画面を、情報端末100の表示部103に表示させる。ユーザは、情報端末100の操作部104に対して操作を行うことで、イベントのスケジュールを入力する。スケジュール管理部21は、ユーザの操作入力を受け付ける。
本開示でいう「育児に関するイベント」は、誕生日、出産、入園式、卒園式、入学式、養育者の誕生日、運動会、発表会、祭り、七五三、及び習い事等を含む。
計測部23は、入力部16が育児情報の入力を受け付ける入力頻度を計測する。本開示でいう「入力頻度」は、単位期間あたりの育児情報の入力回数と、育児情報の入力間隔と、を含む。本開示でいう「育児情報の入力間隔」は、ユーザが育児情報を入力してから、ユーザが次に育児情報を入力するまでの期間である。
実施形態2の記憶処理部17は、タイプ診断部15によって診断されたアタッチメントタイプ別(又はアタッチメントタイプの組み合わせ別)に、計測部23が計測した入力頻度の情報を記憶部12に記憶させる。
実施形態2のタイプ分析部18は、記憶部12にアタッチメントタイプ別に記憶されている入力頻度の情報を分析して、アタッチメントタイプ毎(又はアタッチメントタイプの組み合わせ毎)の入力頻度を求める。例えば、タイプ分析部18は、単位期間あたりの育児情報の平均入力回数を、アタッチメントタイプ毎に求める。単位期間は、例えば1週間又は1か月である。また、例えば、タイプ分析部18は、育児情報の平均入力間隔を、アタッチメントタイプ毎に求める。
通知部22は、所定のタイミングで、タイプ質問への回答、及び、育児情報の入力の少なくとも一方を促す通知を情報端末100に行わせる。通知は、情報端末100の表示部103に表示される通知画面、又は、情報端末100のスピーカが発する音声によって行われてもよい。実施形態2では、通知はプッシュ通知である。
所定のタイミングは、例えばスケジュール管理画面にて入力されたスケジュールに基づくタイミングである。つまり、通知部22は、スケジュール管理画面にて入力されたスケジュールに基づくタイミングで、タイプ質問への回答、及び、育児情報の入力の少なくとも一方を促す通知を情報端末100に行わせる。例えば通知部22は、イベントがある日、又は、イベントがある日の翌日等のタイミングで、タイプ質問への回答、及び、育児情報の入力の少なくとも一方を促す通知を情報端末100に行わせる。
実施形態2の記憶システム1によれば、例えばイベントの直後等、タイプ診断部(15)による診断結果及び育児情報の更新に適したタイミングで更新を促すことができ、アタッチメントタイプ別の育児情報をより多く記憶させることができる。アタッチメントタイプ別の育児情報をより多く記憶させることで、ユーザのより適した育児情報を提供することができる。
また、所定のタイミングは、タイプ分析部18が求めたアタッチメントタイプ毎の入力頻度に基づくタイミングである。つまり、通知部22は、タイプ分析部18が求めたアタッチメントタイプ毎の入力頻度に基づくタイミングで、タイプ質問への回答、及び、育児情報の入力の少なくとも一方を促す通知を情報端末100に行わせる。例えば通知部22は、直近でユーザが育児情報を入力したタイミングから、ユーザのアタッチメントタイプにおける平均入力間隔が空いたタイミングで、タイプ質問への回答、及び、育児情報の入力の少なくとも一方を促す通知を情報端末100に行わせる。
実施形態2の記憶システム1によれば、アタッチメントタイプ毎の入力頻度に基づいて情報端末に通知を行わせるため、通知のタイミングがユーザ毎に適したタイミングとなりやすい。
(2)記憶システムの動作
次に、図6を参照して実施形態2の記憶システム1の動作について説明する。
図6は、実施形態2の記憶システム1(又は記憶処理装置10)の動作を示すフローチャートである。言い換えると、実施形態2の記憶方法の処理を示すフローチャートである。図6の処理は、例えば所定の間隔で定期的に行われる。
通知部22は、スケジュール管理画面にて入力されたスケジュールに基づいて、判断タイミング(通知部22がステップS31の処理を行うタイミング)が所定のタイミングであるか否かを判断する(S31)。ここで、所定のタイミングは、スケジュール管理画面にて入力されたスケジュールに基づくタイミング、又は、アタッチメントタイプ毎の入力頻度に基づくタイミングである。通知部22は、判断タイミングが所定のタイミングであると判断すると(S31:Yes)、タイプ質問への回答、及び、育児情報の入力の少なくとも一方を促す通知を情報端末100に行わせ(S32)、処理を終了する。一方で、通知部22は、判断タイミングが所定のタイミングでないと判断すると(S32:No)、タイプ質問への回答、及び、育児情報の入力の少なくとも一方を促す通知を情報端末100に行わせずに処理を終了する。
なお、図6に示すフローチャートは、一例に過ぎず、処理の順番が適宜変更されてもよいし、処理が適宜追加又は削除されてもよい。
(まとめ)
以上述べた実施形態から明らかなように、第1の態様に係る記憶システム(1)は、タイプ質問部(14)と、タイプ診断部(15)と、入力部(16)と、記憶処理部(17)と、を備える。タイプ質問部(14)は、ユーザ及び育児対象となる子供の少なくとも一方のアタッチメントタイプの診断に用いられるタイプ質問を情報端末(100)に表示させる。タイプ質問部(14)は、タイプ質問に対する回答入力に基づいて、アタッチメントタイプを診断する。入力部(16)は、ユーザの育児に関する育児情報を入力させる入力画面を、情報端末(100)に表示させる。入力部(16)は、育児情報の入力を受け付ける。記憶処理部(17)は、タイプ診断部(15)によって診断されたアタッチメントタイプ別に、入力部(16)が受け付けた育児情報を記憶部(12)に記憶させる。
この態様によれば、アタッチメントタイプ別に育児情報を記憶させるため、例えばユーザのアタッチメントタイプに応じて、ユーザに適した育児情報を提供することができる。
第2の態様に係る記憶システム(1)では、第1の態様において、タイプ診断部(15)は、ユーザ及び子供の少なくとも一方のアタッチメントタイプを診断した診断結果が前回の診断結果と異なっている場合、最新の診断結果に応じてアタッチメントタイプを更新する。
この態様によれば、ユーザ又は子供のタイプが変わった場合であっても、最新の診断結果に応じてタイプを更新することで、より適切に育児情報を記憶させることができる。
第3の態様に係る記憶システム(1)では、第1又は第2の態様において、タイプ質問部(14)は、第1タイプ質問と、第2タイプ質問と、を情報端末(100)に表示させる。第1タイプ質問は、ユーザのアタッチメントタイプの診断に用いられるタイプ質問である。第2タイプ質問は、子供のアタッチメントタイプの診断に用いられるタイプ質問である。タイプ診断部(15)は、第1タイプ質問と、第2タイプ質問と、に対する回答入力に基づいて、ユーザのアタッチメントタイプと子供のアタッチメントタイプとを診断する。記憶処理部(17)は、タイプ診断部(15)によって診断されたユーザのアタッチメントタイプと子供のアタッチメントタイプとの組み合わせ別に、入力部(16)が受け付けた育児情報を記憶部(12)に記憶させる。
この態様によれば、ユーザのアタッチメントタイプと子供のアタッチメントタイプとの組み合わせ別に育児情報を記憶させるため、例えばアタッチメントタイプの組み合わせに応じて、ユーザにより適した育児情報を提供することができる。
第4の態様に係る記憶システム(1)は、第1から第3のいずれか1つの態様において、タイプ分析部(18)を更に備える。タイプ分析部(18)は、記憶部(12)にアタッチメントタイプ別に記憶されている育児情報を分析して、アタッチメントタイプ毎の特徴情報を取得する。
この態様によれば、例えば情報端末(100)にアタッチメントタイプ毎の特徴情報を表示させることで、アタッチメントタイプ毎の入力情報の特徴を提示することができる。
第5の態様に係る記憶システム(1)は、第4の態様において、情報出力部(19)を更に備える。情報出力部(19)は、ユーザのアタッチメントタイプの特徴情報を、情報端末(100)に表示させる。
この態様によれば、情報端末(100)にアタッチメントタイプ毎の特徴情報を表示させることで、アタッチメントタイプ毎の入力情報の特徴を提示することができる。
第6の態様に係る記憶システム(1)は、第1から第5のいずれか1つの態様において、スケジュール管理部(21)と、通知部(22)と、を更に備える。スケジュール管理部(21)は、育児に関するイベントのスケジュールを入力させるスケジュール管理画面を、情報端末(100)に表示させる。通知部(22)は、スケジュール管理画面にて入力されたスケジュールに基づくタイミングで、タイプ質問への回答、及び、育児情報の入力の少なくとも一方を促す通知を情報端末(100)に行わせる。
この態様によれば、例えばイベントの直後等、タイプ診断部(15)による診断結果及び育児情報の更新に適したタイミングで更新を促すことができ、アタッチメントタイプ別の育児情報をより多く記憶させることができる。
第7の態様に係る記憶システム(1)は、第1から第6のいずれか1つの態様において、計測部(23)と、通知部(22)と、を更に備える。計測部(23)は、入力部(16)が育児情報の入力を受け付ける入力頻度を計測する。通知部(22)は、所定のタイミングで、タイプ質問への回答、及び、育児情報の入力の少なくとも一方を促す通知を情報端末(100)に行わせる。記憶処理部(17)は、タイプ診断部(15)によって診断されたアタッチメントタイプ別に、計測部(23)が計測した入力頻度の情報を記憶部(12)に記憶させる。タイプ分析部(18)は、記憶部(12)にアタッチメントタイプ別に記憶されている入力頻度の情報を分析して、アタッチメントタイプ毎の入力頻度を求める。通知部(22)は、タイプ分析部(18)が求めたアタッチメントタイプ毎の入力頻度に基づくタイミングで、通知を情報端末(100)に行わせる。
この態様によれば、アタッチメントタイプ毎の入力頻度に基づいて情報端末(100)に通知を行わせるため、通知のタイミングがユーザ毎に適したタイミングとなりやすい。
第8の態様に係る記憶システム(1)では、第5の態様において、入力部(16)は、情報出力部(19)が情報端末(100)に表示させた特徴情報に対するユーザの意見を入力させる入力画面を、情報端末(100)に表示させる。記憶処理部(17)は、タイプ診断部(15)によって診断されたアタッチメントタイプ別に、入力画面にて入力されたユーザの意見の情報を記憶部(12)に記憶させる。
この態様によれば、特徴情報に対するユーザの意見(又は評価)の情報を取得することができるため、例えばユーザの評価が高い特徴情報を、情報端末(100)に表示させることができる。
第1の態様以外の構成については、記憶システム(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
第9の態様に係る記憶方法は、1以上のプロセッサによって実行される。記憶方法は、タイプ質問ステップと、タイプ診断ステップと、入力ステップと、記憶処理ステップと、を有する。タイプ質問ステップでは、ユーザ及び育児対象となる子供の少なくとも一方のアタッチメントタイプの診断に用いるタイプ質問を、情報端末(100)に表示させる。タイプ診断ステップでは、タイプ質問に対する回答入力に基づいて、アタッチメントタイプを診断する。入力ステップでは、ユーザの育児に関する育児情報を入力させる入力画面を、情報端末(100)に表示させる。入力ステップでは、育児情報の入力を受け付ける。記憶処理ステップでは、タイプ診断ステップにて診断したアタッチメントタイプ別に、入力ステップにて受け付けた育児情報を記憶部(12)に記憶させる。
この態様によれば、アタッチメントタイプ別に育児情報を記憶させるため、例えばユーザのアタッチメントタイプに応じて、ユーザに適した育児情報を提供することができる。
第10の態様に係るプログラムは、第9の態様に係る記憶方法を、1以上のプロセッサに実行させるためのプログラムである。
この態様によれば、アタッチメントタイプ別に育児情報を記憶させるため、例えばユーザのアタッチメントタイプに応じて、ユーザに適した育児情報を提供することができる。