JP7339808B2 - 電力管理装置、電力管理方法、及びプログラム - Google Patents

電力管理装置、電力管理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電力管理装置、電力管理方法、及びプログラムに関する。
太陽光に対応する発電装置や蓄電池等のように電力を出力可能な電力出力装置を備える需要家において、発電装置にて発生される電力や蓄電池に蓄積されている電力が需要家施設内部にて必要とする電力に対して余剰となる場合がある。このよう余剰となった電力(余剰電力)を、電力会社や他の需要家施設への電力融通のために、商用電源の系統に逆潮流させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-157438号公報
需要家施設によっては、例えば当初は導入していなかった電力出力装置を後から導入する場合があるが、この場合には以下のような不具合を生じる場合がある。つまり、発電装置や蓄電池等の電力出力装置が後において導入されることによっては、需要家施設の設備容量が増加する。一方、需要家施設に対応して設けられる柱状トランス等の変圧器は、当初に需要家施設に導入された設備容量に応じた定格容量のものが選定されている。このため、電力出力装置の導入により増加した需要家施設の設備容量が、変圧器の定格容量を超えてしまう場合がある。また、新規に設備を導入しようとするにあたり、導入しようとする設備の容量によっては、新規導入により送配電線容量を超えてしまうことで、導入が困難な場合がある。また、周囲の送配電線網の状況等により、当初からの設備のままであっても送配電線容量を超過する場合があり、設備の稼働が困難となるような場合もある。
このように需要家施設の設備容量が変圧器等の送配電設備の定格容量を超えてしまった場合には、送配電設備について、増加された需要家施設の設備容量に適合する定格容量を有するものに交換したり、契約電力を変更する手続を行うことが必要になる。しかしながら、需要家によっては、例えばこのような工事や手続を行わずに、すぐにでも新たに導入した電力出力装置を使用したいと考える。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、需要家施設の設備容量が送配電設備の定格容量を超えている状況のもとで、送配電設備の定格容量に応じた逆潮流が行われるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明の一態様は、送配電設備を介して商用電源の系統と接続され、電力出力装置と、前記電力出力装置から出力された直流による電力を交流に変換して出力する電力調整装置と、負荷とを備え、前記電力調整装置が出力する電力を、前記負荷に供給可能であるとともに、前記送配電設備を介して商用電源の系統に出力可能であり、前記電力調整装置を含む設備容量が前記送配電設備の定格容量よりも大きい需要家施設に対応する電力管理装置であって、少なくとも前記送配電設備の定格容量と前記負荷の負荷電力とに基づいて、前記電力調整装置から出力することが許容される上限出力容量を決定し、決定された上限出力容量を前記電力調整装置に設定する出力制御部を備える電力管理装置である。
また、本発明の一態様は、送配電設備を介して商用電源の系統と接続され、電力出力装置と、前記電力出力装置から出力された直流による電力を交流に変換して出力する電力調整装置と、負荷とを備え、前記電力調整装置が出力する電力を、前記負荷に供給可能であるとともに、前記送配電設備を介して商用電源の系統に出力可能であり、前記電力調整装置を含む設備容量が前記送配電設備の定格容量よりも大きい需要家施設に対応する電力管理装置における電力管理方法であって、少なくとも前記送配電設備の定格容量と前記負荷の負荷電力とに基づいて、前記電力調整装置から出力することが許容される上限出力容量を決定し、決定された上限出力容量を前記電力調整装置に設定する出力制御ステップを含む電力管理方法である。
また、本発明の一態様は、送配電設備を介して商用電源の系統と接続され、電力出力装置と、前記電力出力装置から出力された直流による電力を交流に変換して出力する電力調整装置と、負荷とを備え、前記電力調整装置が出力する電力を、前記負荷に供給可能であるとともに、前記送配電設備を介して商用電源の系統に出力可能であり、前記電力調整装置を含む設備容量が前記送配電設備の定格容量よりも大きい需要家施設に対応する電力管理装置としてのコンピュータを、少なくとも前記送配電設備の定格容量と前記負荷の負荷電力とに基づいて、前記電力調整装置から出力することが許容される上限出力容量を決定し、決定された上限出力容量を前記電力調整装置に設定する出力制御部として機能させるためのプログラムである。
以上説明したように、本発明によれば、需要家施設の設備容量が送配電設備の定格容量を超えている状況のもとで、送配電設備の定格容量に応じた逆潮流が行われるようになるという効果が得られる。
本実施形態の需要家施設における電気設備の導入事例の第1例を示す図である。 本実施形態の需要家施設における電気設備の導入事例の第2例を示す図である。 本実施形態の需要家施設における電気設備の導入事例の第3例を示す図である。 本実施形態の需要家施設における電気設備の導入事例の第4例を示す図である。 本実施形態における電力管理装置の構成例を示す図である。 本実施形態の電力管理装置が、導入事例の第1例による需要家施設の電気設備の構成に対応して、パワーコンディショナの出力調整のために実行する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態の電力管理装置が、電気設備の導入事例の第4例による需要家施設において、パワーコンディショナの出力調整のために実行する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態の電力管理装置が、電気設備の導入事例の第4例による需要家施設において、パワーコンディショナの出力調整のために実行する他の処理手順例を示すフローチャートである。
図1は、本実施形態の需要家施設100における電気設備の導入事例の第1例を示している。需要家施設100は、例えば、住宅、商業施設、あるいは産業施設などに該当する。また、需要家施設100は、集合住宅における1戸であってもよい。
需要家施設100には、一般送配電事業者側からの商用電源PSが変圧器TR(送配電設備の一例)を介して供給される。
同図の需要家施設100は、電気設備として、分電盤101、発電装置102、パワーコンディショナ(PCS:Power Conditioning System)103(電力調整装置の一例)、負荷106を備える。また、電力管理装置200を備える。
分電盤101は、変圧器TR、パワーコンディショナ103、負荷106の電力結合点となる。分電盤101は、変圧器TRを経由して商用電源PSの系統から供給された電力を、負荷106に供給することができる。また、分電盤101は、パワーコンディショナ103から出力される電力を、負荷106に供給することができる。また、分電盤101は、パワーコンディショナ103から出力された電力を、逆潮流のために変圧器TRを介して商用電源PSの系統に出力させることができる。
発電装置102(電力出力装置の一例)は、太陽光を受けて発電を行う設備である。発電装置102は、太陽光を受けて発電し、発電により得られた直流による発電電力をパワーコンディショナ103に出力する。
パワーコンディショナ103は、発電装置102から出力された発電電力を交流に変換して出力する。
負荷106は、需要家施設100において自己の動作のために電力を消費する所定の機器や設備などを一括して示したものである。
負荷106は、分電盤101から供給される商用電源PSを入力して動作することができる。また、負荷106は、パワーコンディショナ103から出力された発電電力を入力して動作することができる。
電力管理装置200は、需要家施設100における電気設備(発電装置102、パワーコンディショナ103、負荷106等)を制御する。
このように電力管理装置200を備える需要家施設100は、例えばHEMS(Home Energy Management System)と呼ばれる電力管理システムに対応する。
同図の需要家施設100では、例えば新築時等に対応して商用電源の利用が開始された当初においては発電装置102及びパワーコンディショナ103は未だ導入されていなかった。このため、変圧器TRは、当初の需要家施設100の設備容量に応じた定格容量のものが設けられている。そして、当初からある時期が経過して、発電装置102及びパワーコンディショナ103が新規に導入された。発電装置102及びパワーコンディショナ103の導入に応じて、需要家施設100の設備容量は増加した。この結果、発電装置102及びパワーコンディショナ103の導入後においては、需要家施設100の設備容量のほうが、変圧器TRの定格容量よりも大きい状態である。
図2は、本実施形態の需要家施設100における電気設備の導入事例の第2例を示している。同図において、図1と同一部分には同一符号を付して適宜説明を省略する。
同図の需要家施設100においては、図1の発電装置102に代えて、蓄電池104(電力出力装置の一例)が備えられる。また、図1の発電装置102に対応して設けられていたパワーコンディショナ103に代えて、蓄電池104に対応するパワーコンディショナ105が設けられる。
蓄電池104は、パワーコンディショナ105を介して供給される電力を充電することができる。また、蓄電池104は、自己に蓄積された電力を放電し、パワーコンディショナ105を介して放電電力として出力することができる。
パワーコンディショナ105は、分電盤101から供給される交流による電力を直流に変換し、蓄電池104に供給することができる。また、パワーコンディショナ105は、蓄電池104から放電により出力された直流による電力を交流に変換して分電盤101に出力することができる。
同図の需要家施設100では、変圧器TRから需要家施設100に供給される商用電源PSを、分電盤101、パワーコンディショナ105を介して蓄電池104に充電させることができる。また、蓄電池104の放電電力を、パワーコンディショナ105、分電盤101を介して負荷106に供給することができる。
同図の需要家施設100では、当初においては蓄電池104及びパワーコンディショナ105は未だ導入されていなかった。このため、変圧器TRは、当初の需要家施設100の設備容量に応じた定格容量のものが設けられている。そして、当初からある時期が経過して、蓄電池104及びパワーコンディショナ105が新規に導入された。蓄電池104及びパワーコンディショナ105の導入に応じて、需要家施設100の設備容量は増加した。この結果、蓄電池104及びパワーコンディショナ105の導入後においては、需要家施設100の設備容量のほうが、変圧器TRの定格容量よりも大きくなる可能性がある。
図3は、本実施形態の需要家施設100における電気設備の導入事例の第3例を示している。同図において、図1、図2と同一部分には同一符号を付して適宜説明を省略する。
同図の需要家施設100においては、発電装置102と蓄電池104とが設けられる。そのうえで、発電装置102と蓄電池104とで共用される1つのパワーコンディショナ110が設けられる。
同図の需要家施設100におけるパワーコンディショナ110は、分電盤101から出力された交流による電力を直流に変換して出力して、蓄電池104に充電させることができる。また、パワーコンディショナ110は、蓄電池104から出力された放電電力を交流に変換して分電盤101に出力することができる。また、パワーコンディショナ110は、発電装置102の発電電力を交流に変換し、分電盤101を出力することができる。分電盤101は、パワーコンディショナ110から出力された電力(発電電力、放電電力)を、負荷106に供給したり、商用電源PSの系統に逆潮流させたりすることができる。
同図の需要家施設100では、電気設備の新規導入のパターンとしては、以下の3つの例を挙げることができる。
1つは、当初においては発電装置102、蓄電池104、及びパワーコンディショナ110がいずれも導入されておらず、当初から後において、発電装置102、蓄電池104及びパワーコンディショナ110が新規に導入されたという例である。
もう1つは、当初においては、発電装置102と、発電装置102に対応するパワーコンディショナが導入されていた。当初から後において、蓄電池104が新規に導入されるとともに、パワーコンディショナについても、発電装置102に対応するものから、発電装置102と蓄電池104とで共用されるパワーコンディショナ110に切り替えるように導入されたという例である。
もう1つは、当初においては、蓄電池104と蓄電池104に対応するパワーコンディショナが導入されていた。当初から後において、発電装置102が新規に導入されるとともに、パワーコンディショナについても、蓄電池104に対応するものから、発電装置102と蓄電池104とで共用されるパワーコンディショナ110に切り替えるように導入されたという例である。
上記3例のいずれにおいても、新規導入によって電気設備が増加することにより需要家施設100の設備容量は増加する。一方で、変圧器TRは、当初の需要家施設100の設備容量に応じた定格容量のものが設けられている。このため、上記3例のいずれにおいても、新規導入後においては、需要家施設100の設備容量のほうが、変圧器TRの定格容量よりも大きくなる。
図4は、本実施形態の需要家施設100における電気設備の導入事例の第4例を示している。同図において、図1、図2、図3と同一部分には同一符号を付して適宜説明を省略する。
同図の需要家施設100においては、発電装置102と蓄電池104とが設けられる。そのうえで、発電装置102に対応するパワーコンディショナ103と蓄電池104に対応するパワーコンディショナ105とがそれぞれ個別に設けられる。
同図の需要家施設100では、パワーコンディショナ103が、発電装置102の発電電力を分電盤101に出力させることができる。
また、同図の需要家施設100では、パワーコンディショナ105が、分電盤101からの電力を蓄電池104にて充電させ、蓄電池104からの放電電力を分電盤101に出力させることができる。
この場合、分電盤101は、発電装置102の発電電力と蓄電池104からの放電電力とを負荷106に供給したり、商用電源PSの系統に逆潮流させたりすることができる。
同図の需要家施設100では、電気設備の新規導入のパターンとしては、以下の3つの例を挙げることができる。
1つは、当初においては発電装置102、パワーコンディショナ103、蓄電池104、及びパワーコンディショナ105がいずれも導入されていなかった。当初から後において、発電装置102、パワーコンディショナ103、蓄電池104、及びパワーコンディショナ105が新規に導入されたという例である。
もう1つは、当初においては、発電装置102とパワーコンディショナ103が導入されていた。当初から後において、蓄電池104とパワーコンディショナ105が新規に導入されたという例である。
もう1つは、当初においては、蓄電池104とパワーコンディショナ105が導入されていた。当初から後において、発電装置102とパワーコンディショナ103が新規に導入されたという例である。
上記3例のいずれにおいても、新規導入によって電気設備が増加することにより需要家施設100の設備容量は増加する。一方で、変圧器TRは、当初の需要家施設100の設備容量に応じた定格容量のものが設けられている。このため、上記3例のいずれにおいても、新規導入後においては、需要家施設100の設備容量のほうが、変圧器TRの定格容量よりも大きくなる。
上記のように、図1~図4のいずれの導入事例の場合においても、新規導入後においては、需要家施設100の設備容量のほうが、変圧器TRの定格容量よりも大きい。この場合、需要家施設100のユーザ(需要家)は、変圧器TRを、需要家施設100の設備容量に適合する定格容量を有するものに交換したり、契約電力を変更する手続を行うことが必要になる。しかしながら、需要家によっては、変圧器TRの定格容量に合わせた設備容量の範囲内でかまわないので、工事や手続等を行わずに、導入した電気設備をすぐにでも使用したいと考える場合がある。
また、図1~図4の導入事例では、いずれも発電装置や蓄電池のように、交流による電力を出力可能な電気設備が新規導入されている。このため、発電装置や蓄電池等の電気設備から出力されて商用電源PSの系統に逆潮流される電力(逆潮流電力)が変圧器TRの定格容量の範囲内に収まるようにすることが重要になる。
そこで、本実施形態においては、このような需要家の要望に応えるため、以下に説明するようにして、需要家施設100から逆潮流させる電力が変圧器TRの定格容量を越えないようにパワーコンディショナの出力調整を行う。
図5は、需要家施設100にて備えられる電力管理装置200の構成例を示している。同図の電力管理装置200は、通信部201、制御部202、及び記憶部203を備える。
通信部201は、同じ需要家施設100における電気設備(発電装置、蓄電池、パワーコンディショナ、負荷等)と通信を行う。通信部201と電気設備との間の通信は、無線によるものであっても有線によるものであってもよい。また、通信部201と電気設備との間の通信方式については特に限定されない。
また、通信部201は、例えばネットワーク経由で、需要家施設100の上位の電力管理サーバや、気象情報を提供するサーバ等と通信を行ってもよい。
制御部202は、電力管理装置200における各種の制御を実行する。制御部202としての機能は、電力管理装置200が備えるCPU(Central Processing Unit)がプログラムを実行することにより実現されてよい。
本実施形態の制御部202は、出力制御部221を備える。出力制御部221は、需要家施設に備えられるパワーコンディショナ(103、105、110)の交流出力を変更(調整)する制御を行うことができる。
記憶部203は、制御部202が利用する各種の情報を記憶する。
図6のフローチャートを参照して、電力管理装置200が、図1に示される電気設備の導入事例の第1例による需要家施設100において、パワーコンディショナの出力調整のために実行する処理手順例について説明する。同図の処理は、所定の単位時間(例えば、30分)ごとに実行される。
ステップS101:電力管理装置200において、出力制御部221は、現在における負荷106の負荷電力を取得する。当該ステップS101の処理として、出力制御部221は、負荷106に含まれる機器のそれぞれと通信を行うことで、負荷106に含まれる機器のそれぞれの消費電力を取得し、取得された機器ごとの消費電力を総合することにより負荷106の負荷電力を取得してよい。あるいは、需要家施設100にて負荷106の負荷電力を計測するように設けられる電力メータ(図示せず)との通信により、電力メータにより計測された負荷電力を取得するようにされてもよい。
なお、出力制御部221は、当該ステップS101にて、例えば現時刻から単位時間を経過するまでの時間における負荷電力を予測し、予測された負荷電力を取得するようにされてもよい。
ステップS102:出力制御部221は、変圧器TRの定格容量と、ステップS101にて取得された負荷電力とに基づいて、パワーコンディショナ103の上限出力容量を決定する。
上限出力容量は、パワーコンディショナ103の仕様として定められた交流の定格出力の範囲内で定められるもので、パワーコンディショナ103について許容される出力容量の上限値である。
具体的に、例えば出力制御部221は、当該ステップS102において、変圧器TRの定格容量と負荷電力に応じた容量とを合算した値を上限出力容量とする。当該ステップS102にて用いる変圧器TRの定格容量の値は、例えば記憶部203に記憶させておいてよい。
ステップS103:出力制御部221は、ステップS102により決定された上限出力容量を、パワーコンディショナ103に設定する。以降、パワーコンディショナ103は、例えば上限出力容量の範囲内で交流を出力する。これにより、例えば、発電装置102が上限出力容量を越える発電電力を出力する状態となっても、パワーコンディショナ103は、上限出力容量に対応する値に制限した交流の電力を出力する。
パワーコンディショナ103から出力された電力は、まず負荷106により使用され、負荷106に使用されずに余剰した電力(余剰電力)が変圧器TRに供給される。当該ステップS103にてパワーコンディショナ103に設定された上限出力容量は、変圧器TRの定格容量と負荷電力に応じた容量とを合算した値である。この場合、パワーコンディショナ103が上限出力容量まで使用して出力を行った際に、変圧器TRに出力される余剰電力は、上限出力容量から負荷電力を差し引いたものとなり、変圧器TRの定格容量と同等となる。
つまり、図1の導入事例のもとで、本実施形態の出力制御部221は、発電装置102からの発電電力の出力をパワーコンディショナ103にて制限するにあたり、負荷106に供給する電力を賄いつつ、変圧器TRに対しては、定格容量に合わせて最大限の電力を逆潮流できるようにされている。
ステップS103の処理の後は、ステップS101に処理が戻される。つまり、ステップS101~S103の処理が単位時間ごとに応じて繰り返し実行される。
図2、図3の導入事例においても、パワーコンディショナ(105または110)の数は1つであり、この点は、図1の導入事例と同様である。このため、図5の処理手順例によるパワーコンディショナの出力調整は、図2、図3の導入事例においても同様に適用できる。
一方、図4の導入事例のもとでは、発電装置102と蓄電池104とのそれぞれに対応して2つのパワーコンディショナ103、105が設けられている。このため、2つのパワーコンディショナ103、105のそれぞれの出力調整の仕方については、いくつかの例を挙げることができる。
1つには、例えば以下に説明するようにして、蓄電池104の動作状態に応じてパワーコンディショナ103、105の上限出力容量を設定することができる。
図7のフローチャートを参照して、電力管理装置200が、図4に示される電気設備の導入事例の第4例による需要家施設100において、パワーコンディショナの出力調整のために実行する処理手順例について説明する。同図の処理は、図6の処理と同様に、所定の単位時間(例えば、30分)ごとに実行される。
ステップS201:電力管理装置200において、出力制御部221は、現在の蓄電池104の動作について、停止、充電、放電のいずれであるのかについて判定する。
出力制御部221は、例えば蓄電池104(蓄電池104に対応するパワーコンディショナ105でもよい)に現在の動作状態についての問い合わせを送信し、蓄電池104からの問い合わせに対する応答を受信することにより、現在の蓄電池104の動作を認識できる。
あるいは、蓄電池104の動作が予め定められたスケジュールに従って行われるように電力管理装置200が制御する場合、出力制御部221は、例えば、制御部202による現在の蓄電池104の制御状態を取得することにより、現在の蓄電池104の動作を認識できる。
ステップS202:ステップS201にて蓄電池104が動作を停止中であると判定された場合、出力制御部221は、負荷106の負荷電力を取得する。当該ステップS202の処理は、図6のステップS101と同様の処理でよい。
ステップS203:出力制御部221は、変圧器TRの定格容量と、ステップS202にて取得された負荷電力とに基づいて、発電装置102に対応するパワーコンディショナ103の上限出力容量を決定する。当該ステップS203の処理は、図6のステップS102と同様の処理でよい。
ステップS204:出力制御部221は、ステップS202により決定された上限出力容量を、パワーコンディショナ103に設定する。ステップS204の処理の後は、ステップS201に処理が戻される。
なお、蓄電池104が停止中の場合には、蓄電池104に対応するパワーコンディショナ105から交流の電力が出力されることはない。このため、パワーコンディショナ105に対応する上限出力容量の決定と、パワーコンディショナ105への上限出力容量の設定の処理は行わないようにされている。
ステップS205:ステップS201にて蓄電池104の動作が充電中であると判定された場合、出力制御部221は、負荷106の負荷電力を取得する。
ステップS206:また、出力制御部221は、蓄電池104の充電電力を取得する。蓄電池104の充電電力は、例えば出力制御部221が蓄電池104(蓄電池104に対応するパワーコンディショナ105でもよい)に充電電力の問い合わせを行うことによって取得することができる。あるいは、電力管理装置200が、蓄電池104の動作を制御しており、充電電力について電力管理装置200が蓄電池104に指示するようにされている場合、出力制御部221は、制御部202による現在の蓄電池104の充電電力の指示値を取得することにより、充電電力を取得できる。
ステップS207:出力制御部221は、変圧器TRの定格容量と、ステップS205にて取得された負荷電力と、ステップS206にて取得された充電電力とに基づいて、発電装置102のパワーコンディショナ103の上限出力容量を決定する。
需要家施設100から逆潮流を行う際に蓄電池104が充電中である場合、逆潮流電力となる需要家施設100の余剰電力は、パワーコンディショナ105から出力される発電電力から、負荷電力と充電電力とを差し引いたものとなる。この場合、パワーコンディショナ105は、最大で、変圧器TRの定格容量に対応する電力に、負荷電力と充電電力とを合算した電力を出力してよいことになる。
そこで、当該ステップS207において、出力制御部221は、変圧器TRの定格容量と、ステップS205にて取得された負荷電力と、ステップS206にて取得された充電電力とを合算して求められる値により、パワーコンディショナ105の上限出力容量を決定してよい。
ステップS208:出力制御部221は、ステップS207により決定された上限出力容量を、パワーコンディショナ103に設定する。
ステップS209:蓄電池104が充電中の状態である場合には、蓄電池104のパワーコンディショナ105は、交流の電力を入力して直流に変換して蓄電池104に出力する状態にある。つまり、この場合のパワーコンディショナ105は逆潮流に寄与する電力を出力しない。従って、この場合の蓄電池104のパワーコンディショナ105について出力容量を制限する必要はない。
そこで、出力制御部221は、パワーコンディショナ105については、上限出力容量の設定を解除する。これにより、パワーコンディショナ105は、定格容量に応じた範囲内で蓄電池104への充電電力を出力することができる。ステップS209の処理の後は、ステップS201に処理が戻される。
ステップS210:ステップS201にて蓄電池104の動作が放電中であると判定された場合、出力制御部221は、負荷106の負荷電力を取得する。
ステップS211:また、出力制御部221は、蓄電池104の放電電力を取得する。
ステップS212:出力制御部221は、変圧器TRの定格容量と、ステップS210にて取得された負荷電力とに基づいて、総合上限出力容量を算出する。総合上限出力容量は、パワーコンディショナ103とパワーコンディショナ105とによる総合的な上限出力容量である。総合上限出力容量は、図6のステップS102の上限出力容量の決定の処理に準じて、変圧器TRの定格容量に応じた電力と負荷電力とを合算して求めるようにされてよい。
ステップS213:出力制御部221は、蓄電池104のパワーコンディショナ105については、ステップS211にて取得された放電電力に応じた値を、蓄電池104の定格容量の範囲内で上限出力容量として決定する。このように決定された上限出力容量であれば、パワーコンディショナ105は、現在の放電電力について制限されることなく蓄電池104からの放電を行える。
ステップS214:また、出力制御部221は、発電装置102のパワーコンディショナ103については、ステップS212にて算出された総合上限出力容量から、ステップS213にて決定されたパワーコンディショナ105の上限出力容量を差し引いて得られる値を、上限出力容量として決定する。
ステップS215:出力制御部221は、ステップS213にて決定された上限出力容量を、蓄電池104のパワーコンディショナ105に設定する。
ステップS216:また、出力制御部221は、ステップS214にて決定された上限出力容量を、発電装置102のパワーコンディショナ103に設定する。ステップS216の処理の後は、ステップS201に処理が戻される。
同図の処理によっては、例えば、蓄電池104により放電させることが必要な電力については制限しないようにするとともに、最大で変圧器TRの定格容量に応じた電力を逆潮流させることができる。
図8のフローチャートを参照して、電力管理装置200が、図4に示される電気設備の導入事例の第4例による需要家施設100において、蓄電池104に対応するパワーコンディショナ105の出力調整のために実行する処理手順例について説明する。
ステップS301:電力管理装置200において、出力制御部221は、現在の発電装置102の動作について、発電中と発電停止中とのいずれであるのかについて判定する。
出力制御部221は、例えば発電装置102(発電装置102に対応するパワーコンディショナ103でもよい)に現在の動作状態についての問い合わせを送信し、発電装置102からの問い合わせに対する応答を受信することにより、現在の発電装置102の動作を認識できる。
ステップS302:ステップS301にて発電装置102が発電停止中であると判定された場合、出力制御部221は、負荷106の負荷電力を取得する。
ステップS303:出力制御部221は、定格発電電力とステップS302により取得された負荷電力とを利用して、蓄電池104の上限放電可能電力Pdmaxを算出する。定格発電電力は、図4の構成においては、発電装置102に対応するパワーコンディショナ103の定格出力であってよい。
図8の処理のもとでは、変圧器TRの定格容量が定格発電電力と同等である場合を例に挙げている。即ち、同図の処理において、定格発電電力は変圧器TRの定格容量として扱われる。
一例として、当該ステップS303において出力制御部221は、定格発電電力と負荷電力とを加算することにより上限放電可能電力Pdmaxを算出することができる。
ステップS304:一方、ステップS301にて発電装置102が発電中であると判定された場合、出力制御部221は、負荷106の負荷電力を取得する。
ステップS305:また、この場合の出力制御部221は、現在の発電電力を取得する。例えば出力制御部221は、発電装置102(発電装置102に対応するパワーコンディショナ103でもよい)に発電電力を問い合わせることによって取得することができる。
ステップS306:出力制御部221は、ステップS305により取得された発電電力と、定格発電電力と、ステップS302により取得された負荷電力とを利用して、蓄電池104の上限放電可能電力Pdmaxを算出する。
ステップS307:出力制御部221は、ステップS303またはステップS306により算出された上限放電可能電力Pdmaxが蓄電池104の定格容量より大きいか否かについて判定する。
ステップS308:ステップS307にて、上限放電可能電力Pdmaxが蓄電池104の定格容量以下であると判定された場合、出力制御部221は、上限放電可能電力Pdmaxと等しい値を、蓄電池104のパワーコンディショナ105の上限出力容量として決定する。
ステップS309:ステップS307にて、上限放電可能電力Pdmaxが蓄電池104の定格容量より大きいと判定された場合、蓄電池104の定格容量を超える電力で放電を行うことはできない。そこで、この場合の出力制御部221は、蓄電池104の定格容量と等しい値を、蓄電池104のパワーコンディショナ105の上限出力容量として決定する。
ステップS310:出力制御部221は、ステップS308またはステップS309により決定された上限出力容量を、蓄電池104のパワーコンディショナ105に設定する。ステップS310の処理の後は、ステップS301に処理が戻される。
なお、上限出力容量の設定にあたり、図7と図8に示される制御が併用されてよい。例えば、出力制御部221は、発電装置102、蓄電池104、及び負荷106等の状況に応じて、図7の制御と図8の制御とのいずれかを選択して実行するようにされてよい。あるいは、出力制御部221は、図7と図8に示される処理を統合するようにして得られた処理手順に従って上限出力容量の設定を行ってもよい。
なお、上記実施形態に対応する需要家施設は、低圧需要家とされて、対応の配送電が柱状トランスのような変圧器である場合を例に挙げた。しかしながら、本実施形態の構成は、需要家施設が高圧需要家である場合にも適用できる。
なお、上述の電力管理装置200の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述の電力管理装置200の処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
100 需要家施設、101 分電盤、102 発電装置、103,105,110 パワーコンディショナ、104 蓄電池、106 負荷、200 電力管理装置、201 通信部、202 制御部、203 記憶部、221 出力制御部

Claims (4)

  1. 送配電設備を介して商用電源の系統と接続され、電力出力装置と、前記電力出力装置から出力された直流による電力を交流に変換して出力する電力調整装置と、負荷とを備え、前記電力調整装置が出力する電力を、前記負荷に供給可能であるとともに、前記送配電設備を介して商用電源の系統に出力可能であり、前記電力調整装置を含む設備容量が前記送配電設備の定格容量よりも大きい需要家施設に対応する電力管理装置であって、
    少なくとも前記送配電設備の定格容量と前記負荷の負荷電力とに基づいて、前記電力調整装置から出力することが許容される上限出力容量を決定し、決定された上限出力容量を前記電力調整装置に設定するにあたり、
    前記需要家施設に備えられる蓄電池の動作を判定し、
    前記蓄電池の動作が充電中であると判定した場合、前記送配電設備の定格容量と、前記負荷の負荷電力と、前記蓄電池の充電電力とに基づいて、発電装置としての電力出力装置に対応する電力調整装置の上限出力容量を決定し、
    前記蓄電池の動作が放電中であると判定した場合、前記蓄電池の放電電力に基づいて、前記蓄電池としての電力出力装置に対応する電力調整装置の上限出力容量を決定し、前記送配電設備の定格容量と、前記負荷の負荷電力と、前記蓄電池に対応する電力調整装置の上限出力容量とに基づいて、前記蓄電池以外の電力出力装置に対応する電力調整装置の上限出力容量を決定し、
    前記蓄電池の動作が停止中であると判定した場合に、前記送配電設備の定格容量と、前記負荷の負荷電力とに基づいて、発電装置としての電力出力装置に対応する電力調整装置の上限出力容量を決定する出力制御部
    を備える電力管理装置。
  2. 前記蓄電池の動作が充電中であると判定した場合、前記蓄電池としての電力出力装置に対応する電力調整装置の上限出力容量の設定を解除する
    請求項1に記載の電力管理装置。
  3. 送配電設備を介して商用電源の系統と接続され、電力出力装置と、前記電力出力装置から出力された直流による電力を交流に変換して出力する電力調整装置と、負荷とを備え、前記電力調整装置が出力する電力を、前記負荷に供給可能であるとともに、前記送配電設備を介して商用電源の系統に出力可能であり、前記電力調整装置を含む設備容量が前記送配電設備の定格容量よりも大きい需要家施設に対応する電力管理装置における電力管理方法であって、
    少なくとも前記送配電設備の定格容量と前記負荷の負荷電力とに基づいて、前記電力調整装置から出力することが許容される上限出力容量を決定し、決定された上限出力容量を前記電力調整装置に設定するにあたり、
    前記需要家施設に備えられる蓄電池の動作を判定し、
    前記蓄電池の動作が充電中であると判定した場合、前記送配電設備の定格容量と、前記負荷の負荷電力と、前記蓄電池の充電電力とに基づいて、発電装置としての電力出力装置に対応する電力調整装置の上限出力容量を決定し、
    前記蓄電池の動作が放電中であると判定した場合、前記蓄電池の放電電力に基づいて、前記蓄電池としての電力出力装置に対応する電力調整装置の上限出力容量を決定し、前記送配電設備の定格容量と、前記負荷の負荷電力と、前記蓄電池に対応する電力調整装置の上限出力容量とに基づいて、前記蓄電池以外の電力出力装置に対応する電力調整装置の上限出力容量を決定し、
    前記蓄電池の動作が停止中であると判定した場合に、前記送配電設備の定格容量と、前記負荷の負荷電力とに基づいて、発電装置としての電力出力装置に対応する電力調整装置の上限出力容量を決定する出力制御ステップ
    を含む電力管理方法。
  4. 送配電設備を介して商用電源の系統と接続され、電力出力装置と、前記電力出力装置から出力された直流による電力を交流に変換して出力する電力調整装置と、負荷とを備え、前記電力調整装置が出力する電力を、前記負荷に供給可能であるとともに、前記送配電設備を介して商用電源の系統に出力可能であり、前記電力調整装置を含む設備容量が前記送配電設備の定格容量よりも大きい需要家施設に対応する電力管理装置としてのコンピュータを、
    少なくとも前記送配電設備の定格容量と前記負荷の負荷電力とに基づいて、前記電力調整装置から出力することが許容される上限出力容量を決定し、決定された上限出力容量を前記電力調整装置に設定するにあたり、
    前記需要家施設に備えられる蓄電池の動作を判定し、
    前記蓄電池の動作が充電中であると判定した場合、前記送配電設備の定格容量と、前記負荷の負荷電力と、前記蓄電池の充電電力とに基づいて、発電装置としての電力出力装置に対応する電力調整装置の上限出力容量を決定し、
    前記蓄電池の動作が放電中であると判定した場合、前記蓄電池の放電電力に基づいて、前記蓄電池としての電力出力装置に対応する電力調整装置の上限出力容量を決定し、前記送配電設備の定格容量と、前記負荷の負荷電力と、前記蓄電池に対応する電力調整装置の上限出力容量とに基づいて、前記蓄電池以外の電力出力装置に対応する電力調整装置の上限出力容量を決定し、
    前記蓄電池の動作が停止中であると判定した場合に、前記送配電設備の定格容量と、前記負荷の負荷電力とに基づいて、発電装置としての電力出力装置に対応する電力調整装置の上限出力容量を決定する出力制御部
    として機能させるためのプログラム。
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