JP7336845B2 - Method for manufacturing printed wiring board - Google Patents
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Description
本開示は、印刷配線板の製造方法に関する。 The present disclosure relates to a method of manufacturing a printed wiring board.
絶縁層を挟んで重ねられた複数の導体層を用いて高密度で自由度が高い配線が可能な積層板がある。積層板では、絶縁層を貫通するスルーホールやビアホールといった孔内の貫通導体を用いて異なる導体層の間が電気的に接続される。 There is a laminated board that enables high-density wiring with a high degree of freedom by using a plurality of conductor layers stacked with an insulating layer interposed therebetween. In a laminate, different conductor layers are electrically connected by using through conductors in holes such as through holes and via holes that penetrate insulating layers.
モディファイド・セミアディティブ・プロセス(MSAP)により、この積層板の薄い導体層上に微細配線パターンを形成した印刷配線板を得る技術がある。一方で、確実に電気的な接続を得るために、貫通導体となるスルーホールの内壁面のめっき層を厚くすることが求められる。これらに対し、スルーホールの内壁面と導体層上にめっきを行った後に、導体層及びめっき層を研磨やソフトエッチングなどにより薄化する技術がある(特許文献1、2)。 There is a technique for obtaining a printed wiring board in which a fine wiring pattern is formed on the thin conductor layer of this laminate by a modified semi-additive process (MSAP). On the other hand, in order to obtain reliable electrical connection, it is required to thicken the plated layer on the inner wall surface of the through-hole, which serves as a through conductor. In order to solve these problems, there is a technique of thinning the conductor layer and the plated layer by polishing or soft etching after plating the inner wall surface of the through hole and the conductor layer (Patent Documents 1 and 2).
しかしながら、導体とスルーホール内に充填された樹脂とを研磨すると、導体と比較して樹脂がより容易に削られてくぼみ状になる。これに応じて、スルーホールと導体層との接続部分となる角付近の導体が併せて周囲よりも多く除去されて、導体層とスルーホール内のめっきとの接続部分における電気的な接続の確実性が低下するという課題がある。 However, when the conductor and the resin filled in the through-hole are polished, the resin is scraped more easily than the conductor, resulting in depressions. Accordingly, more of the conductor near the corner, which is the connecting portion between the through-hole and the conductor layer, is removed than the surrounding portion, ensuring electrical connection at the connecting portion between the conductor layer and the plating inside the through-hole. However, there is a problem that the quality is lowered.
この開示内容の目的は、導体層の薄さと、電気的な接続の確実性とを適切に両立することのできる印刷配線板の製造方法を提供することにある。 An object of this disclosure is to provide a method of manufacturing a printed wiring board that can appropriately achieve both the thinness of the conductor layer and the reliability of electrical connection.
上記目的を達成するための本開示の内容は、
絶縁層で隔てられた複数の導体層を有する積層板に、当該積層板を前記絶縁層及び前記導体層の積層方向に貫通するスルーホールを形成する工程、
前記積層方向についての前記積層板の外面における前記スルーホールに接する所定範囲にめっきレジストを形成する工程、
前記外面及び前記スルーホールの内壁面に電解めっきを行う工程、
前記めっきレジストを剥離させる工程、
前記所定範囲にはみ出すように前記スルーホールの内部に樹脂を充填する工程、
前記外面を研磨して平滑化する工程、
前記外面において前記樹脂に覆われていない部分の導体を薄化する工程、
前記薄化された導体に対して突出する前記樹脂を研磨する工程、
を含む印刷配線板の製造方法である。
The contents of this disclosure for achieving the above purpose are:
A step of forming through-holes penetrating through the laminate having a plurality of conductor layers separated by insulating layers in the laminating direction of the insulating layers and the conductor layers;
forming a plating resist in a predetermined range in contact with the through-hole on the outer surface of the laminate in the lamination direction;
electroplating the outer surface and the inner wall surface of the through-hole;
a step of stripping the plating resist;
filling the interior of the through-hole with a resin so as to protrude into the predetermined range;
polishing and smoothing the outer surface;
thinning a portion of the conductor not covered with the resin on the outer surface;
polishing the resin protruding from the thinned conductor;
A method for manufacturing a printed wiring board comprising :
本開示の内容によれば、印刷配線板における導体層の薄さと、電気的な接続の確実性とを適切に両立することができるという効果がある。 According to the contents of the present disclosure, there is an effect that it is possible to appropriately achieve both the thinness of the conductor layer in the printed wiring board and the reliability of electrical connection.
以下、本開示の幾つかの実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、実施形態の印刷配線板100の断面の一部を示す図である。
この印刷配線板100は、平板状の絶縁層11の間及び両外側の露出面(外面)に4層の配線層を有するコア基板10の両側にビルドアップ層40、50が位置するものである。絶縁層11は、樹脂基板などである。絶縁層11の間の配線層に位置する内部配線12は、コア基板10の内側に形成されている。
Several embodiments of the present disclosure will be described below based on the drawings.
FIG. 1 is a diagram showing a part of a cross section of printed
In this printed
絶縁層11は、例えば、絶縁樹脂であり、例えば、エポキシ樹脂、ビスマレイミド-トリアジン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンエーテル(PPE)樹脂、フェノール樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂、ケイ素樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、ポリフェニレンオキシド(PPO)樹脂など、又はこれらのうち2種類上の混合物である。
The
コア基板10は、絶縁層11及び配線層の積層方向(ここでは、この向きを上下方向とする)に当該コア基板10(後述の積層板10a、図2参照)を貫通するスルーホール20を有する。スルーホール20の内壁面は、導体層21(導電体)により被覆されている。スルーホール20の内部には、絶縁材である樹脂22が充填されている。導体層21は、無電解めっき層211及び電解めっき層212を含む。
The
コア基板10は、積層方向から見て一方の側の外面(上面)と反対側の外面(下面)のそれぞれ一部が導体層13及び配線導体14により覆われている。導体層13は、シード層であり、ここでは、銅箔が用いられている。後述のレーザー加工においてレーザー光を反射するものであれば、他の導体金属などであってもよい。
The
本開示の印刷配線板100では、スルーホール20に接する所定範囲とそれ以外の部分とで、導体層13の厚さが異なる。すなわち、導体層13は、スルーホール20を含む範囲Aの内側(ここでは、平面視でスルーホール20の中心を中心位置とする所定半径の円内)と、当該範囲Aの外側の部分との間で段差を有し、範囲Aの内側において平面視でスルーホール20と重ならない部分(上記所定範囲)の導体層13が範囲Aの外側(所定範囲以外の部分)の導体層13よりも厚くなっている。範囲Aの境界の内外(若干の遷移領域があってもよい)での厚さの差は、少なくとも1μm、例えば、1~20μmとされる。また、範囲Aは、スルーホール20(樹脂22)の縁から少なくとも10μm以上、例えば、10~50μmとされる。範囲Aの外側(薄い部分)での厚さは、例えば、1~10μmである。これに対して、上述の厚さの差を有することで、電気的な接続がより確実に維持される。
In printed
範囲A内の導体層13は、スルーホール20の樹脂22部分が空洞となり、当該空洞の縁が、導体層21、ここでは、無電解めっき層211が絶縁層11から上下に突出した部分の外側面に接触している。すなわち、この接触部分の高さが範囲Aの厚さに対応しており、スルーホール20の上下端における電気的な接続が確実に維持されている。
The
スルーホール20の上下端は、それぞれ配線導体14とつながっている。配線導体14は、コア基板10の上下面の配線層に設けられた回路配線であり、ビルドアップ層40、50を貫通するビア42、52などと電気的に接続されるように適宜な配線パターンで導体層13の上に重ねて形成されている。この配線導体14は、ここでは、後述のようにパターンめっきにより形成されたパターンめっき層である。
The upper and lower ends of the through
コア基板10の上面側に接してビルドアップ層50が位置し、コア基板10の下面側に接してビルドアップ層40が位置している。ビルドアップ層40、50の積層数は、特には限られないが、ここではそれぞれにおいて、絶縁層と配線層の組が2層ずつ重なっている。2層の絶縁層41、51は、それぞれ、絶縁樹脂である。絶縁層41、51は、それぞれビア42、52に貫かれている。これらのビア42、52が各絶縁層41、51の上下の配線を電気的につないでいる。ビア42、52は、ここでは、フィルドビアであり、ビア下穴に導体、ここでは銅が電解めっきにより埋め込まれたものである。
A
ビルドアップ層40における最下層(コア基板10から下方に最も遠い)の絶縁層41のビア42を含む配線導体の一部、ここでは、ビア42の直下の部分は、外部との接続パッドとなっており、露出面がめっき層43により被覆されている。同様に、ビルドアップ層50における最上層の絶縁層51のビア52を含む配線導体の一部、ここでは、ビア52の直上の部分は、外部との接続パッドとなっており、露出面がめっき層53により被覆されている。パッド以外の部分は、それぞれソルダーレジスト60、70により被覆、絶縁保護されている。
A part of the wiring conductor including the
次に、印刷配線板100の製造方法について説明する。ここでは、コア基板10及び各ビルドアップ層40、50の回路配線は、モディファイド・セミアディティブ・プロセス(MSAP)により形成される。
図2~図4は、印刷配線板100のうちコア基板10のスルーホールの製造工程を示す断面図である。この断面は、図1に示した断面と同一である。
Next, a method for manufacturing printed
2 to 4 are cross-sectional views showing the manufacturing process of through holes in
絶縁層11で隔てられた内部配線12及び露出面の導体層13を有する積層板10aに対し、スルーホール20となる貫通孔201を設ける(図2(a))。貫通孔201は、例えば、ドリル加工などによって行われる。
A through
導体層13及びスルーホール20の内壁面に対して無電解めっきを行い、無電解めっき層211を形成する(図2(b))。この無電解めっき層211は、後述の研磨(2回目)で容易に除去される程度に薄く、例えば、1μm程度である。
Electroless plating is applied to the
積層板10aの上下面におけるスルーホール20の縁を取り囲む(スルーホール20に接する)所定範囲にめっきレジスト31を設ける(図2(c))。めっきレジスト31は、例えば、光感応性のドライフィルムであり、上下面にそれぞれ全面ラミネートした後、上記所定範囲(範囲A)内に残るように露光、現像する。積層板10aに対して電解めっきを行い、導体層13及び貫通孔201の内壁面における無電解めっき層211上(めっきレジスト31が形成されていない範囲)に電解めっき層212を形成する(図3(a))。電解めっき層212は、無電解めっき層211に比して十分に(例えば、15倍以上)厚い。また、この電解めっき層212は、例えば、導体層13と同程度又はそれ以上の厚みを有する。これにより、スルーホール20を用いた異なる配線層間の電気接続を低抵抗で確実に行うことができる。
A plating resist 31 is provided in a predetermined range surrounding the edge of the through hole 20 (in contact with the through hole 20) on the upper and lower surfaces of the
めっきレジスト31を剥離させて除去する(図3(b))。これにより、貫通孔201の周囲には、電解めっき層212が形成された部分よりも一段くぼんだ部分が生じる。
The plating resist 31 is stripped and removed (FIG. 3(b)). As a result, around the through-
スルーホール20となる貫通孔201の内部に樹脂22を充填する(図3(c))。樹脂22は、貫通孔201から若干はみ出して、上下面で上記の一段低いくぼみ部分(範囲A)を含む範囲に広がるように充填される。積層板10aの上下面(外面)を研磨して、はみ出した樹脂22を電解めっき層212の一部ととともに削りとり、平滑化する(図4(a))。研磨には、例えば、バフ研磨が用いられる。これにより、樹脂22は、貫通孔201の内部及びめっきレジスト31が設けられていたその周囲のくぼみ部分に残る。
A
エッチング(ソフトエッチング)を行い、樹脂22で覆われている部分、すなわち、貫通孔201内(スルーホール20)及びその周囲のくぼみ部分以外の上下面の導体(電解めっき層212、無電解めっき層211及び導体層13)を薄化する(図4(b))。エッチング量は、エッチングの時間などで制御され、元の導体層13の厚さよりも十分に薄くされ、後述のフラッシュエッチングの際に、配線導体14に悪影響を与えない短時間で十分に除去され得るように定められる。すなわち、樹脂22で覆われている部分を除き、外面上の電解めっき層212及び無電解めっき層211は、全て除去される。これにより、スルーホール20の内壁面を覆う導体層(無電解めっき層211及び電解めっき層212)の厚さは、範囲A以外の部分における導体層13の厚さよりも大きいことになる。
Etching (soft etching) is performed to remove the conductors (electrolytic plated
再び上下面に対して研磨を行って、薄化された導体に対して突出している部分の樹脂を除去する。このとき、薄い無電解めっき層211は、併せて除去され、また、導体層13も若干削られる。しかしながら、削られずに残る導体層13が薄化された導体層13の部分よりも厚くなるように研磨が留められる。すなわち、導体層13は、スルーホール20の近傍(範囲A)でその外側に対して段差状に、より厚く形成される。研磨は、図3(c)のはみ出した樹脂22の研磨と同様、例えば、バフ研磨が用いられる。
The upper and lower surfaces are polished again to remove the resin protruding from the thinned conductor. At this time, the thin electroless plated
この研磨処理において、実際には、樹脂22が導体面よりも優先的に研磨されることでスルーホール20の内側の範囲が凹状になりやすい。そして、これに応じて樹脂22の縁に接する無電解めっき層211及び導体層13もその周囲に比して若干薄くなる傾向がある。しかしながら、上述のように、導体層13が範囲Aにおいてその外側よりも厚い状態で研磨を終了するので、導体層21と導体層13との間の接続に切れ目が生じない。
In this polishing process, the
図5~図7は、上記製造工程によりスルーホール20が形成された積層板10aを含む印刷配線板100の製造方法を示す断面図である。なお、以降の処理については、周知の各種技術を適用すればよい。
積層板10aの上下面に対し、めっきレジスト32を形成する(図5(a))。このめっきレジスト32は、例えば、上記のめっきレジスト31と同様にドライフィルムであり、上下面に設けられる配線パターンに応じたマスクを用いて露光、現像を行う。
5 to 7 are cross-sectional views showing a method of manufacturing printed
A plating resist 32 is formed on the upper and lower surfaces of the
積層板10aの上下面に対して電解めっきを行い、めっきレジスト32により被覆されていない配線パターンの部分にめっきによる配線導体14を形成する(図5(b))。配線導体14の形成後、めっきレジスト32を除去する(図5(c))。微小の厚さのエッチング(フラッシュエッチング)により、配線導体14の間に残る導体層13を除去する(図6(a))。
Electrolytic plating is applied to the upper and lower surfaces of the laminate 10a to form the
配線導体14が形成された積層板10a(すなわち、コア基板10)の上面に絶縁層51を形成し、コア基板10の下面に絶縁層41を形成する。このとき、必要に応じて表面にシード層が設けられる。また、絶縁層41、51を貫通するビア下穴421、521をそれぞれ形成する(図6(b))。ビア下穴421、521は、例えば、レーザー加工により設けられる。レーザーとしては、例えば、炭酸ガスレーザーが用いられる。
An insulating
図示略のめっきレジストを用いて上下面の絶縁層41、51(シード層)上及びビア下穴421、521内に電解めっきによるパターンめっきを行い、ビア42、52を含む配線導体を形成する(図6(c))。めっきレジストの形成、配線導体のパターンめっき、めっきレジストの剥離及び残りのシード層のフラッシュエッチングに係る処理は、上記配線導体14などの形成と同様であるが、ここでは、ビア下穴421、521内が埋め込まれてフィルドビアが形成されるように、適宜めっき液などが選択されればよい。
Using a plating resist (not shown), pattern plating is performed by electrolytic plating on the upper and lower insulating
ここでは、絶縁層41、51及びビア42、52を含む配線導体の形成を二回順番に繰り返して、ビルドアップ層40、50が形成される(図7(a))。それから、ビルドアップ層40の上面及びビルドアップ層50の下面にパッドとなる露出部分を除いてソルダーレジスト60、70をそれぞれ形成する(図7(b))。ソルダーレジスト60、70としては、ドライフィルムタイプ、液状タイプのいずれかが用いられてよい。
Here, formation of wiring conductors including insulating
露出されるパッド部分などに表面処理が行われる。ここでは、パッド部分にニッケルめっき及び金めっきなどのめっき層43、53の被覆が形成されて、図1に示した印刷配線板100が完成する。また、表面処理には、その他の目的のもの、例えば、防錆用の被膜(有機被膜など)の形成が含まれていてもよい。
Surface treatment is performed on the exposed pad portion and the like. Here, the pads are coated with plating
[変形例]
図8及び図9は、変形例の印刷配線板100aの断面を示す図である。図1に示したものと同一の構成については、同一の符号を用いて示すこととして、適宜説明を省略する。
図8に示す変形例1の印刷配線板100aは、コア基板10の上下面に対してビルドアップ層をいずれの面の側にも有しない。この印刷配線板100aでは、直接コア基板10の上下面がソルダーレジスト60、70により被覆されている。ソルダーレジスト60、70の間から一部が露出される配線層は、めっき層15により表面処理、被覆されている。
[Modification]
8 and 9 are cross-sectional views of a printed
A printed
図9に示す変形例2の印刷配線板100bは、コア基板10及びビルドアップ層40、50の全体を貫通するスルーホール20bを有する。スルーホール20bの内壁面は、無電解めっき層211及び電解めっき層212により順番に覆われている。スルーホール20bの内部には、樹脂22が充填されている。
A printed
最上層の絶縁層51の上面に設けられる導体層54(シード層)は、上述の導体層13と同様に、スルーホール20bの近傍の所定の範囲でその外側よりも厚くなっている。これにより、当該範囲の境界には、段差が生じている。この導体層54の上面に接して配線導体52bが位置している。さらに、配線導体52bの露出部分に接してめっき層53が位置している。
A conductor layer 54 (seed layer) provided on the upper surface of the uppermost insulating
また、最下層の絶縁層41の下面に設けられる導体層44は、スルーホール20bの近傍の所定の範囲でその外側よりも厚くなっている。これにより、当該範囲の境界には、段差が生じている。この導体層44の下面に接して配線導体42bが位置している。さらに、配線導体42bの露出部分に接してめっき層43が位置している。
Also, the
ここでは、最上層の絶縁層51に設けられたビア52と絶縁層51の上面との境界、及び最下層の絶縁層41に設けられたビア42と絶縁層41の下面との境界にも、それぞれ導体層54、44を示しているが、上述のように、ビルドアップ層40、50に絶縁層と配線導体とを重ねて設けるために、図示の有無にかかわらずこれらの間に導体層(シード層)が形成されている。
Here, on the boundary between the via 52 provided in the uppermost insulating
図9に示した変形例では、コア基板10の外面の配線層に設けられる配線導体14及び導体層13は、スルーホール20bの周囲で厚さが変化しない。ここでは、従来周知の技術により設けられた配線導体14及び導体層13を貫通してスルーホール20bが後から設けられ、内壁面になされた無電解めっき層211が配線導体14及び導体層13に対して電気的に接続される。配線導体14と無電解めっき層211との接触範囲付近で研磨などはなされないので、印刷配線板100bの内部における接触部に電気接続性に係る問題は生じない。
In the modification shown in FIG. 9, the
以上のように、本実施形態の印刷配線板100、100a、100bは、絶縁層11で隔てられた複数の内部配線12の層及び導体層13を有する積層板10aを備える。積層板10aは、絶縁層11並びに内部配線12及び導体層13の積層方向に積層板10aを貫き、内壁面が導体層21で被覆され、内部が樹脂22により充填されたスルーホール20を有する。積層方向について積層板10aの外面に位置する導体層13の厚さは、スルーホール20に接する範囲A内のスルーホールと重ならない範囲(所定範囲)で、当該所定範囲以外の部分よりも厚い。
これにより、積層板10aの研磨時に、樹脂22がより容易に除去されるのに伴って当該樹脂22に接する範囲での導体層13が本来より余計に削られることによる導体層21、13の間の電気的接続の不良を防ぐ。一方で、全体として十分に薄い導体層13を得ることができるので、容易に微細な配線でパターンめっきによる回路を得ることができる。このように、本実施形態の印刷配線板100では、薄い導体層13と電気的な接続の確実性を両立させて、より確実に高密度配線が得られる。
As described above, the printed
As a result, when the
また、範囲Aでの導体層13の厚さは、範囲A以外の部分における導体層13の厚さよりも1μm以上大きい。このように、必要な範囲で十分な厚さを局所的に定めることで、電気的接続の確実性と薄い導体層13とを両立させることができる。
Moreover, the thickness of the
また、スルーホール20の内壁面を覆う導体層21の厚さは、範囲A以外の部分における導体層13の厚さよりも厚い。これにより、スルーホール20を用いた異なる配線層間の電気的接続をより確実に得ることができる。
Also, the thickness of the
また、積層板10aの外面の少なくとも一方の側における導体層13上にパターンめっきによる配線導体14が重ねられた配線パターンを有する。すなわち、積層板10aにおける上記導体層13の加工により、パターンめっきを用いて安定して微細な配線パターンが設けられた印刷配線板100を得ることができる。
Moreover, it has a wiring pattern in which a
また、導体層13は、銅箔である。これにより、適度な厚さで緻密な導体層13をシード層として利用することができる。
Moreover, the
また、印刷配線板100、100bは、積層板10aの外面の少なくとも一方の側に接してビルドアップ層40、50を備える。上述のように電気的接続の信頼性を向上させることで、このような多層の配線を有する印刷配線板100、100bにおける歩留まりを向上させることができる。
Printed
また、本実施形態の印刷配線板100の製造方法は、絶縁層11で隔てられた複数の内部配線12及び導体層13を有する積層板10aに、当該積層板10aを絶縁層11並びに内部配線12及び導体層13の積層方向に貫通するスルーホール20を形成する工程、積層方向についての積層板10aの外面におけるスルーホール20に接する範囲Aにめっきレジスト31を形成する工程、外面及びスルーホール20の内壁面に電解めっきを行って導体層21を得る工程、めっきレジスト31を剥離させる工程、範囲Aにはみ出すようにスルーホール20の内部に樹脂22を充填する工程、外面を研磨して平滑化する工程、外面において樹脂22に覆われていない部分の導体(導体層13、無電解めっき層211及び電解めっき層212)を薄化する工程、薄化された導体に対して突出する樹脂22を研磨する工程、を含む。
このように、導体層13、21の接続部分でのみ導体層13を比較的厚めに形成可能とすることで、研磨時に当該接続部分の過剰な除去による電気的接続の喪失を避けることができる。また、大部分の導体層13を薄く保ち、一方で、スルーホール20内の導体層21に十分な厚さを維持することができる。よって、安定した電気的接続を保つことができ、また、微細な配線パターンをパターンめっきで容易に形成可能な印刷配線板100を得ることができる。
In addition, the method for manufacturing the printed
In this way, by making it possible to form the
また、上記印刷配線板100の製造方法は、突出する樹脂22が研磨された外面にビルドアップ層40、50を形成する工程を含む。上述のように電気的接続の信頼性を向上させることのできる工程により印刷配線板100を製造することで、ビルドアップ層40、50を含む多層の配線層の配線を有する印刷配線板100、100bにおける歩留まりを向上させることができる。
Further, the method of manufacturing printed
なお、本開示に係る実施の形態は、上記内容に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、導体層13を厚くする範囲は、スルーホール20の中心を中心とした同心円状に定められなくてもよい。例えば、周囲の複数のスルーホール20の配列やその間の配線の本数などに応じて多角形や多角形の角を落とした形状など、適宜な形状とされてもよい。
In addition, the embodiment according to the present disclosure is not limited to the above content, and various modifications are possible.
For example, the range in which the
また、上記実施の形態では、スルーホール20の内壁面を被覆する導体層21の厚さは、適宜に調整されてよい。
Further, in the above embodiment, the thickness of the
また、上記実施の形態では、コア基板10に設けられるスルーホールとコア基板10及びビルドアップ層40、50の全体を貫通するスルーホールを例に挙げて説明したが、これに限られない。ビルドアップ層の一部又は全部に設けられる上記スルーホールと同様の貫通孔においても上記工程に基づいて導体層の厚さを当該貫通孔の端に接する部分で局所的に厚く形成することができる。また、コア基板10を有しないエニイレイヤ基板のスルーホールでも同様である。
Further, in the above-described embodiment, the through holes provided in the
また、上記実施の形態では、全ての配線をMSAPにより形成するものとして説明したが、一部がサブトラクティブ法で形成されてもよい。
その他、上記実施の形態で示した構造、製造方法の内容や手順などの具体的な細部は、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
Further, in the above embodiment, all wirings are formed by MSAP, but some of them may be formed by subtractive method.
In addition, specific details such as the structure, content and procedure of the manufacturing method shown in the above embodiment can be changed as appropriate without departing from the gist of the present disclosure.
10 コア基板
10a 積層板
11 絶縁層
12 内部配線
13 導体層
14 配線導体
15 めっき層
20、20b スルーホール
21 導体層
22 樹脂
31、32 めっきレジスト
40、50 ビルドアップ層
41、51 絶縁層
42、52 ビア
42b、52b 配線導体
43、53 めっき層
44、54 導体層
60、70 ソルダーレジスト
100、100a、100b 印刷配線板
201 貫通孔
211 無電解めっき層
212 電解めっき層
421、521 ビア下穴
10
Claims (2)
前記積層方向についての前記積層板の外面における前記スルーホールに接する所定範囲にめっきレジストを形成する工程、
前記外面及び前記スルーホールの内壁面に電解めっきを行う工程、
前記めっきレジストを剥離させる工程、
前記所定範囲にはみ出すように前記スルーホールの内部に樹脂を充填する工程、
前記外面を研磨して平滑化する工程、
前記外面において前記樹脂に覆われていない部分の導体を薄化する工程、
前記薄化された導体に対して突出する前記樹脂を研磨する工程、
を含む印刷配線板の製造方法。 A step of forming through-holes penetrating through the laminate having a plurality of conductor layers separated by insulating layers in the laminating direction of the insulating layers and the conductor layers;
forming a plating resist in a predetermined range in contact with the through-hole on the outer surface of the laminate in the lamination direction;
electroplating the outer surface and the inner wall surface of the through-hole;
a step of stripping the plating resist;
filling the interior of the through-hole with a resin so as to protrude into the predetermined range;
polishing and smoothing the outer surface;
thinning a portion of the conductor not covered with the resin on the outer surface;
polishing the resin protruding from the thinned conductor;
A method of manufacturing a printed wiring board comprising:
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