JP7336704B2 - 衝撃吸収床材 - Google Patents

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Description

本発明は、衝撃吸収床材に関し、特に、転倒したときの大腿骨の骨折防止に有効なものである。
現在、高齢者の転倒骨折が社会問題化しており、高齢者が要介護となる要因の10%は転倒骨折が占めている。また、医療事故においても、転倒骨折が20~25%を占めている。転倒による骨折箇所は、年代によって大きく異なり、60歳代以降になると大腿骨骨折のリスクが急増している。大腿骨骨折は、入院治療が必要となり、歩行できない状態が長期間続くため、骨量が減少して、症状が深刻化し易く、要介護状態を招き易くなっている。また、幼稚園、保育園、認定こども園等の幼児保育関連施設においても、転倒骨折による事故は、全体の2割強を占めている。
そのため、例えば、下記特許文献1,2においては、転倒したときの衝撃を吸収することにより、骨折のリスクを低減させる床材を提案している。
特許第3600726号公報 特許第5244927号公報
西尾康宏 等, 実験力学, 第16巻, 第4号, 第307-314頁, 2016年 S. N. Robinovitch et al., Journal of Biomechanical Engineering, vol.113, pp.366-374, Nov. 1991 Amy C. Courtney et al., The Journal of Bone and Joint Surgery, vol.77-A, No.3, pp.387-395, Mar. 1995
ところで、前記特許文献1,2等に記載されている床材においては、日本工業規格「JIS A 6519」で規定されている床の硬さ試験に基づいて性能が評価され、当該試験で得られた「G値」が100G以下の場合に「安全」と判断されている。
しかしながら、上述した床の硬さ試験は、頭部障害評価を転用したものであることから、大腿骨骨折に対するリスクを正当に評価できるものとは言い難い。このため、上述した従来の床材は、大腿骨骨折に対する安全評価が十分に担保されているとは言い難く、大腿骨骨折のリスクに十分に対応しているとは言えなかった。
このようなことから、本発明は、大腿骨骨折のリスクに十分に対応することができる衝撃吸収床材を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための、本発明に係る衝撃吸収床材は、使用者の転倒による衝撃で生じる大腿骨の骨折を抑制する衝撃吸収床材であって、硬質性材料からなる床上材と、前記床上材の下方に設けられる軟質性材料からなる床下地材とを有し、前記床上材の厚さが2mm以上20mm以下、前記床下地材の厚さが4mm以上10mm以下、全体の厚さが6mm以上25mm以下であると共に、前記床下地材は、25℃における測定周波数1Hzでの動的粘弾性Tanδが0.1以上0.7以下且つ複素弾性率Eが0.3MPa以上10MPa以下であり、前記使用者が転倒したときの前記大腿骨の転子部に加わる圧力分布に基づく重さ及び形状の衝撃付与体を、前記使用者の腰の高さに基づいた落下高さから落下させて、人体軟組織を模した材料からなる緩衝材へ衝撃を付与したときに生じる基準衝撃荷重Fsが6500Nとなるように設定された条件において、前記衝撃付与体を前記落下高さから落下させて、前記緩衝材を介して前記床材へ衝撃を付与したときに生じる衝撃荷重Fが2000N以上5000N以下となるものであることを特徴とする。
本発明に係る衝撃吸収床材によれば、大腿骨骨折のリスクに十分に対応することができるので、高齢者の要介護や医療事故等の要因となる転倒骨折の発生率を確実に低減することができる。
本発明に係る衝撃吸収床材の主な実施形態の概略構造図である。 本発明に係る衝撃吸収床材の衝撃荷重を測定する衝撃荷重測定装置の主な実施形態の要部の概略構造図である。 本発明に係る衝撃吸収床材の衝撃荷重を測定する衝撃荷重測定装置の他の実施形態の要部の概略構造図である。 本発明に係る衝撃吸収床材の衝撃荷重を測定する衝撃荷重測定装置のさらに他の実施形態の要部の概略構造図である。 本発明に係る衝撃吸収床材の衝撃荷重を測定する衝撃荷重測定装置のさらに他の実施形態の要部の概略構造図である。 本発明に係る衝撃吸収床材の衝撃荷重を測定する衝撃荷重測定装置の錘の他の実施形態の概略構造図である。 本発明に係る衝撃吸収床材の衝撃荷重を測定する衝撃荷重測定装置の錘のさらに他の実施形態の概略構造図である。 衝撃荷重を測定したときの荷重の経時的変化を示すグラフである。
本発明に係る衝撃吸収床材の実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は図面に基づいて説明する以下の実施形態のみに限定されるものではない。
[主な実施形態]
本発明に係る衝撃吸収床材の主な実施形態を図1,2に基づいて説明する。
本実施形態に係る衝撃吸収床材は、図1に示すように、使用者の転倒による衝撃で生じる大腿骨の骨折を抑制する衝撃吸収床材110であって、硬質性材料からなる床上材111と、床上材111の下方に設けられる軟質性材料からなる床下地材112と、床上材111の上面に布設される絵柄層113と、絵柄層113の上面に布設される保護層114とを有している。
前記床上材111は、合板等の木質基材、木粉とプラスチックスとを混合した複合基材、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等のポリオレフィンや塩化ビニル(PVC)等の樹脂基材等の硬質性材料からなり、使用者が歩行する床面を構成するものである。
前記床下地材112は、ポリオレフィン、PVC、エチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)、ポリスチレン(PS)、ポリウレタン(PU)等の樹脂等の軟質性材料からなり、化学発泡や物理発泡や超臨界発泡等の方法により独立発泡や連続発泡等の発泡構造を有し、衝撃を吸収する衝撃吸収部を構成するものである。
絵柄層113は、ポリオレフィンやPVC等の床上材111と同一材料からなるシートに木目や幾何学模様等の絵柄を施したものであり、意匠性を付与するものであって、必要に応じて適宜設けられるものである。
保護層114は、アクリルコートや透明なPVC等からなり、耐薬品性、耐傷付き性、耐へこみ性等の耐久性を向上させるように表面を保護するものであり、必要に応じて適宜設けられるものである。
そして、前記衝撃吸収床材110は、床上材111の厚さt1が2mm以上20mm以下(好ましくは3mm以上12mm以下)、床下地材112の厚さt2が4mm以上10mm以下(好ましくは5mm以上8mm以下)、全体の厚さt3が6~25mm(好ましくは7mm以上20mm以下)となっている。
前記床上材111は、厚さt1が2mm未満であると、衝撃が加わった際に局所的な変形を生じ易く、床下地材112に衝撃を分散させ難くなり、床下地材112の衝撃吸収能を十分に発現させることが難しくなってしまうばかりか、床下地材112に底付(衝撃荷重により気泡のエアー等が一定のところまで潰れて緩衝効果がなくなる現象)を生じさせ易くなってしまい、好ましくなく、20mmを超えると、重量が大きくなり過ぎて、施工性に難点を生じ易くなってしまい、好ましくない。
前記床下地材112は、厚さt2が4mm未満であると、十分な衝撃吸収能を発現し難くなってしまい、好ましくなく、10mmを超えると、沈み易くなり歩行し難くなってしまい、好ましくない。
前記衝撃吸収床材110は、厚さt3が6mm未満であると、床上材111及び床下地材112の少なくとも一方が十分な厚さを成し得なくなってしまい、好ましくなく、25mmを超えると、厚くなり過ぎて、施工性に難点を生じ易くなってしまい、好ましくない。
また、床下地材112は、25℃における測定周波数1Hzでの動的粘弾性Tanδが0.1以上0.7以下(好ましくは0.2以上0.5以下)且つ複素弾性率Eが0.3MPa以上10MPa以下(好ましくは0.8MPa以上7.0MPa以下)のものである。
前記床下地材112は、上記Tanδが0.1未満であると、弾性が大きくて、十分な衝撃吸収能を発現し難くなってしまい、好ましくなく、上記Tanδが0.7を超えると、粘性が大きくて、沈み易くなって歩行し難くなってしまい、好ましくなく、上記Eが0.3MPa未満であると、変形し易くなり、沈み易くなって歩行し難くなってしまい、好ましくなく、上記Eが10MPaを超えると、変形し難くなり、十分な衝撃吸収能を発現し難くなってしまい、好ましくない。
特に、前記床下地材112は、単位幅における前記床上材111の曲げ剛性(曲げこわさ)の値が0.01Nm以上5Nm以下であって、前記複素弾性率Eが1MPa以上10MPa以下であると好ましく、単位幅における前記床上材111の曲げ剛性(曲げこわさ)の値が0.5Nm以上100Nm以下であって、前記複素弾性率Eが0.3MPa以上8MPa以下であると好ましい。
なお、単位幅における前記床上材111の曲げ剛性(曲げこわさ)の値は、三点曲げ試験によって得られるヤング率E(曲げ弾性)と断面二次モーメントIとの積(EI)から求められる値であり、前記床上材111が、硬さの異なる複数の材料を積層した複合材料からなる場合には、各材料の層毎のヤング率E(曲げ弾性)と断面二次モーメントIとの積(EI)をそれぞれ求めて、これらの和を算出することにより、得ることができる。
さらに、前記衝撃吸収床材110は、使用者が転倒したときの大腿骨の転子部に加わる圧力分布に基づく重さ及び形状の衝撃付与体を、当該使用者の腰の高さに基づいた落下高さから落下させて、人体軟組織を模した材料からなる緩衝材へ衝撃を付与したときに生じる基準衝撃荷重Fsが6500Nとなるように設定された条件において、当該衝撃付与体を上記落下高さから落下させて、上記緩衝材を介して当該床材110へ衝撃を付与したときに生じる衝撃荷重Fが2000N以上5000N以下(好ましくは3000N以上4500N以下)となるものである。
ここで、衝撃荷重F及び変位量(変形量)Dを測定する衝撃荷重測定装置について図2に基づいて説明する。
図2に示すように、衝撃荷重測定装置2は、床FLに設置された測定台5と、測定台5上に配置された錘落下部6と、荷重測定部7とを備えている。測定台5上には、荷重測定部7のロードセル8が配置され、骨折に対する安全性を評価すべき衝撃吸収床材110と同一材料からなる評価床材9がロードセル8上に載置されると共に、評価床材9上に緩衝材10が載置される。ロードセル8は、衝撃付与体である錘11が落下したときの衝撃荷重が入力され、その情報を衝撃荷重算出装置12に出力する。
錘落下部6は、測定台5から立ち上がる支柱13と、支柱13の上部に直交して水平方向に延在する腕部14と、支柱13に対する腕部14の高さを変化させるダイヤルなどの高さ調整部15と、を備えている。腕部14の先端側の下部には電磁石16が配置されており、電磁石ON・OFF装置17のON操作を行うと、加速度計18を設けた錘11が電磁石16に吸引され、電磁石ON・OFF装置17のOFF操作を行うと、錘11が加速度計18と共に電磁石16から切り離され、錘11が加速度計18と共に緩衝材10上に落下するようになっている。
加速度計18は、その情報を衝撃エネルギー・変位量算出装置19に出力する。衝撃エネルギー・変位量算出装置19は、加速度計18からの情報等に基づき、錘11の衝突により生じた衝撃エネルギーSEを算出すると共に、評価床材9の床下地材の変位量(変形量)Dを算出する。なお、本実施形態では、錘落下部6及び電磁石16及び電磁石ON・OFF装置17が、錘保持落下部に対応している。
また、錘11は、緩衝材10と接触して打撃を与える下方面の打撃部11aが、大腿骨の転子部の形状を模して、曲率半径R60mm以上180mm以下(好ましくは90mm以上160mm以下)の曲面をなしており、全体として球形状となっている。
また、緩衝材10は、人体軟組織を模した超軟質造形用ウレタン樹脂(例えば、株式会社エクシール製「人肌のゲル」(商品名))からなり、大腿骨周辺の人体軟組織を模して、アスカーC硬度(日本工業規格「JIS K 7312」に準拠)が0超16未満(好ましくは5以上10以下)、ヤング率が0.05MPa以上0.8MPa以下(好ましくは0.1MPa以上0.5MPa以下)、25℃における測定周波数1Hzでの動的粘弾性Tanδ(前記非特許文献1に準拠)が0.1以上0.7以下(好ましくは0.2以上0.5以下)、厚さが7mm以上80mm以下(好ましくは9mm以上30mm以下)となっている。
このような衝撃荷重測定装置2を使用する衝撃荷重F及び変位量Dの測定方法を次に説明する。
まず、衝撃荷重測定装置2の錘落下部6の腕部14が錘11の落下高さShとなるように高さ調整部15を操作すると共に、錘11(加速度計18と合わせて重量Sw)を用意し、電磁石ON・OFF装置17のON操作を行うことで、腕部14に配置した電磁石16に加速度計18と共に錘11を吸引させておき、測定台5にロードセル8を載置し、ロードセル8上に厚さKa,硬さKbの緩衝材10を載置する。
そして、電磁石ON・OFF装置17のOFF操作を行うことで、電磁石16から切り離した錘11及び加速度計18を緩衝材10上に落下させると、衝撃荷重算出装置12が、ロードセル8からの衝撃荷重値に基づいて、基準衝撃荷重Fsを求める一方、衝撃エネルギー・変位量算出装置19が、加速度計18からの情報に基づいて、錘11の衝突により生じた緩衝材10の変位量(変形量)D1を算出すると共に、加速度計18からの情報及び前記重量Sw,前記落下高さSh等に基づいて、衝撃エネルギーSEを求める。
前記基準衝撃荷重Fsが6500Nとなると共に前記衝撃エネルギーSEが28.4Jとなる場合には、錘11の落下高さShや重量Sw,緩衝材10の厚さKaや硬さKb等の条件をそのまま状態で設定し、当該基準衝撃荷重Fsが6500Nとならない場合や当該衝撃エネルギーSEが28.4Jとならない場合には、当該基準衝撃荷重Fsが6500Nとなると共に当該衝撃エネルギーが28.4Jとなるように上記条件を適宜調整することにより、上記衝撃荷重測定装置2の基準衝撃荷重Fsを6500Nに設定すると共に上記衝撃エネルギーSEを28.4Jに設定する。
なお、前記基準衝撃荷重Fsは、立位から転倒したときに大腿骨に5600N(筋弛緩状態)の衝撃力が加わることから(前記非特許文献2参照)、安全係数として1.15倍することにより、その値を6500Nとしている。また、衝撃エネルギーSEは、前記基準衝撃荷重Fsの値及び前記緩衝材10の条件(厚さや各種物性値等)等によって予め算出されて決定される値であり、多くの場合、28.4Jに設定される。
上記衝撃荷重測定装置2の基準衝撃荷重Fs及び衝撃エネルギーSEを設定したら、ロードセル8と緩衝材10との間に評価床材9を載置した後、改めて、電磁石ON・OFF装置17のOFF操作を行うことで、電磁石16から切り離した錘11を加速度計18と共に緩衝材10上に落下させ、衝撃荷重算出装置12によって、ロードセル8からの衝撃荷重値に基づいて、衝撃荷重Fを求めると共に、衝撃エネルギー・変位量算出装置19によって、加速度計18からの情報に基づいて、錘11の衝突により生じた緩衝材10と評価床材9とを合わせた変位量(変形量)D2を算出し、先に求めた緩衝材10の変位量(変形量)D1との差分(D2-D1)を算出することにより、評価床材9の床下地材の変位量(変形量)Dを算出する。
このようにして求められた衝撃荷重Fが、2000N未満であると、衝撃吸収能が強すぎて歩行し難くなってしまい、好ましくなく、5000Nを超えると、衝撃吸収能が弱く、大腿骨骨折のリスクに十分に対応することが難しくなるため、好ましくない。
したがって、本実施形態に係る衝撃吸収床材110によれば、大腿骨骨折のリスクに十分に対応することができるので、高齢者の要介護や医療事故等の要因となる転倒骨折の発生率を確実に低減することができる。
ところで、前記衝撃吸収床材110は、敷設される施設ごとに、要求される性能が異なっている。例えば、高齢者の介護施設においては、利用者が日常生活を過ごすことから、歩き易さ(歩行感)が重要となる。近年は、フローリングが増加しているが、規模が大きいと、PVCの長尺シートを利用することが多い。
このため、高齢者の介護施設において、床上材111は、フローリング等の木質基材の場合、厚さt1が4mm以上18mm以下であると好ましく、PVC等の樹脂基材の場合、厚さt1が2mm以上8mm以下であると好ましい。このときの床下地材112は、厚さt2が4mm以上10mm以下であればよい。
他方、病院等の医療施設においては、手術台やストレッチャー等のキャスター付きの重量物を頻繁に走行移動させることから、耐キャスター性が要求されると共に、ベッド等の重量物を長時間にわたって静置状態にすることから、耐静荷重性が要求される。フローリングは、目地に菌等が入り込んでしまう可能性があるため、医療施設で使用されることがほとんどなく、PVCのシートが主流となっている。
このため、医療施設において、床上材111は、厚さt1が2mm以上6mm以下であると好ましく、床下地材112は、厚いと静荷重でへこみを生じ易くなるため、厚さt2が4mm以上8mm以下であると好ましい。
[他の実施形態]
<衝撃荷重測定装置>
なお、前述した実施形態においては、図2に示したような衝撃荷重測定装置2を利用して衝撃荷重Fを測定する場合について説明したが、本発明は、これに限らず、他の実施形態として、例えば、図3~5に示すような衝撃荷重測定装置を利用して衝撃荷重Fを測定することも可能である。
具体的には、図3に示されている衝撃荷重測定装置30は、測定台5上に評価床材9が載置され、評価床材9上に緩衝材10が載置される。錘11及び加速度計18並びにロードセル8が一体化されて衝撃付与体を構成し、錘11及び加速度計18並びにロードセル8を合わせて重量Swとなっている。そして、電磁石ON・OFF装置17のON操作を行うと、錘11が加速度計18及びロードセル8と共に電磁石16に吸引保持される。
なお、錘11は、緩衝材10と接触して打撃を与える下方面の打撃部11aのみが、大腿骨の転子部の形状を模して、曲率半径R60mm以上180mm以下(好ましくは90mm以上160mm以下)の曲面をなしており、全体として円柱状となっている。
このような衝撃荷重測定装置30においては、前述した実施形態の場合と同様に、電磁石ON・OFF装置17のOFF操作を行うことで、電磁石16から錘11を加速度計18及びロードセル8と共に切り離し、緩衝材10上に落下させることができる。
また、図4に示されている衝撃荷重測定装置31は、測定台5上に評価床材9が載置され、評価床材9上に緩衝材10が載置される。そして、錘落下部6は、腕部14が高さ調整部15を中心として下方向にスウィング可能な構造となっている。また、腕部14の先端には、加速度計18及びロードセル8が固定されて、さらに錘11が固定されている。なお、本実施形態では、錘落下部6が錘保持落下部に対応し、高さ調整部15が回転部に対応し、錘11,加速度計18,ロードセル8,腕部14が衝撃付与体に対応している。
このような衝撃荷重測定装置31においては、衝撃荷重測定装置31の高さ調整部15を操作することにより、錘落下部6の腕部14が錘11の落下高さShとなるように調整する。そして、高さ調整部15を緩めて腕部14が下方向にスウィングすることで、錘11を緩衝材10上に落下させることができる。
また、図5に示されている衝撃荷重測定装置32は、既設の床FLに敷設される床材が評価床材9となっている。この衝撃荷重測定装置32の錘落下部6も、腕部14が高さ調整部15を中心として下方向にスウィング可能な構造となっている。そして、腕部14の先端には加速度計18及びロードセル8が固定されて、さらに錘11が固定されると共に、錘11の下部を覆うように緩衝材10が配置される。なお、本実施形態では、錘11,加速度計18,ロードセル8,腕部14,緩衝材10が衝撃付与体に対応している。
このような衝撃荷重測定装置32においては、衝撃荷重測定装置31の高さ調整部15を操作することにより、錘落下部6の腕部14が錘11の落下高さShとなるように調整する。そして、高さ調整部15を緩めて腕部14が下方向にスウィングすることで、床FLに敷設されている評価床材9へ向けて緩衝材10を介して錘11を落下させることができる。
<衝撃付与体>
また、前述した実施形態においては、緩衝材10と接触して打撃を与える下方面の打撃部11aが、大腿骨の転子部の形状を模すように、曲率半径R60mm以上180mm以下(好ましくは90mm以上160mm以下)の曲面をなす球形状又は円柱状の錘11を適用した場合について説明したが、他の実施形態として、例えば、図6に示すように、緩衝材10と接触して打撃を与える下方面の打撃部11aの一方向(長さ方向)の曲率半径R1(例えば175mm)と、当該一方向と直交する他方向(幅方向)の曲率半径R2(例えば65mm)とをそれぞれ別に設定することにより、当該打撃部11aを大腿骨の転子部の形状に三次元的に更に近似させた錘11とすると、より好ましい。
また、前述した実施形態では、錘11に打撃部11aを一体的に設けた衝撃付与体の場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、図7に示すように、重量のある本体部11bと、打撃を付与する打撃部11aとに錘11を分けて、本体部11bと打撃部11aとの間にロードセル8や加速度計18等を介装するようにした衝撃付与体とすることも可能である。
<荷重計測部>
また、前述した実施形態においては、ロードセル8を利用することにより、衝撃荷重を直接的に計測するようにしたが、他の実施形態として、ロードセル8に代えて、例えば、加速度計18で計測された加速度等に基づいて、衝撃荷重を求めるようにすることも可能である。
<緩衝材>
また、前述した実施形態においては、超軟質造形用ウレタン樹脂からなる緩衝材10を適用した場合について説明したが、条件によっては、合成ゴム,天然ゴム及びその発泡体、発泡スチロール、各種エラストマー及びその発泡体、動物軟組織等からなる緩衝材を適用することも可能である。
例えば、頭部衝撃を計測するG値測定では、疑似頭皮として、無発泡の天然ゴムが使用され、精密性を求められるときに15倍発泡の発泡スチロールが使用されている。また、頭部以外の場合には、天然ゴムの発泡体であるセルスポンジが使用されるケースが多い。
しかしながら、これらの材料は、前記衝撃荷重測定装置2での上述した測定方法において適用可能な条件域が狭く、様々な条件に基づく転倒による衝撃荷重の測定用の緩衝材として汎用性に欠けてしまう。すなわち、具体的に変形速度に対する線形性や応力波等の影響を受けるため、条件によっては測定が安定しないのである。そして、動物軟組織は、人体軟組織に近似した挙動をするものの、材料としてのバラつきが大きいため、安定した測定を行うことが困難である。
これに対し、超軟質造形用ウレタン樹脂は、材料としてのバラつきがないのはもちろんのこと、人体軟組織に近似した挙動をすることから、前記衝撃荷重測定装置2での上述した測定方法において適用可能な条件域が広く、様々な条件に基づく転倒による衝撃荷重の測定用の緩衝材として汎用性に優れるため、非常に好適である。
本発明に係る衝撃吸収床材の効果を確認するために行った実施例を以下に説明するが、本発明は以下に説明する実施例のみに限定されるものではない。
[試験体]
下記の表1に示す床上材及び床下地材からなる床材(表面サイズ:10000mm)の試験体1~17を作製した。
Figure 0007336704000001
なお、単位幅における床上材の曲げ剛性(曲げこわさ)は、100mm×30mmの試験片に対して、80mmのスパンで三点曲げ試験を行って、ヤング率E(曲げ弾性)を求めると共に、下記式(1)に基づいて断面二次モーメントIを算出し、上記ヤング率E(曲げ弾性)と上記断面二次モーメントIとの積(EI)により求めた。
I=(bh)/12 (1)
ただし、bは1(単位幅)、hは厚さである。
また、床下地材の動的粘弾性Tanδ及び複素弾性率Eは、株式会社パーキンエルマー製の動的粘弾性測定装置「DMA8000」(型番)を使用して、25℃における測定周波数1Hzでの圧縮モードによって測定した。
[試験内容]
上記試験体1~17に対して、基本的には先に説明した衝撃荷重測定装置2を利用して、衝撃荷重F、変位量(変形量)D、底付の有無をそれぞれ求めた。ただし、前記衝撃荷重測定装置2において、前記錘11を、図7に示したような、重量のある本体部11bと、打撃を付与する打撃部11aとに分けたものとし、本体部11bと打撃部11aとの間に加速度計18を介装することにより、衝撃付与体を構成した。
<装置仕様>
・ロードセル/株式会社東京測器研究所製「TCLU-5A」(型番)
・加速度計/昭和測器株式会社製 デジタル衝撃・振動加速度計「1340B」(型番)
・測定台/定盤 サイズ:750mm×1000mm×125mm 重量:185kg
・錘本体部/材質:ステンレス
・錘打撃部/材質:ステンレス削り出し 曲率半径R:100mm
・衝撃付与体/重量Sw:5.85kg(加速度計含む)
・緩衝材/株式会社エクシール製「人肌のゲル」(商品名)
厚さ:20mm アスカーC硬度:7 ヤング率:0.22MPa
動的粘弾性Tanδ:0.24 (25℃,測定周波数1Hz)
<試験方法>
前述した実施形態で説明したように、錘11を落下させて(落下高さSh:50cm)、ロードセル8からの情報に基づいて、前記衝撃荷重Fs,F及び底付の有無を求めると共に、加速度計18からの情報に基づいて、衝撃エネルギーSE及び変位量(変形量)D1,D2,Dを求めた。
なお、底付の有無は、荷重の波形(荷重の経時的変化を示すグラフ)において、ピーク(衝撃荷重F)に達するまでの間の変曲点の有無で判断した。すなわち、図8Aに示すように、ピークPmに達するまでに変曲点を生じなかった場合には、底付がないと判断し、図8Bに示すように、ピークPmに達するまでに変曲点Piを生じた場合には、底付があると判断した。
また、衝撃荷重Fは、前記非特許文献3の記載に基づき、下記の表2に示すランクに分けて判定した。
Figure 0007336704000002
[試験結果]
上述した試験の結果を下記の表3に示す。
Figure 0007336704000003
上記表3の結果からわかるように、試験体8,9,14,15においては、床下地材の動的粘弾性Tanδや複素弾性率Eの物性値が範囲外であることから、衝撃荷重Fが5000Nを超え、評価が「×」となった。また、試験体10,12においては、床上材や床下地材の厚さt1,t2が薄いことから、衝撃吸収能を十分に発現できず、衝撃荷重Fが5000Nを超え、評価が「×」となった。
そして、試験体11は、床上材の厚さt1が厚いことから、衝撃吸収能が高く、衝撃荷重Fが5000N未満となるものの、床上材の重量が大きく、施工性に難点を生じてしまうため、評価が「×」となった。また、試験体13は、床下地材の厚さt2が厚いことから、衝撃吸収能が高く、衝撃荷重Fが2110N未満となるものの、床下地材の変位量Dが大きく、歩行性に難点を生じてしまうため、評価が「×」となった。
これに対し、試験体1~7においては、床下地材の動的粘弾性Tanδや複素弾性率Eの物性値が範囲内であると共に、床上材及び床下地材並びに床材の厚さt1~t3も範囲内であることから、衝撃荷重Fがすべて5000N以下であり、変位量(変形量)Dも5mm以下で歩行性に問題がないと共に、底付も発生せず、施工性に何ら問題もないため、評価が「〇」又は「△」となった。
以上のことから、本発明に係る衝撃吸収床材は、大腿骨骨折のリスクに十分に対応できることが確認された。
本発明に係る衝撃吸収床材は、大腿骨骨折のリスクに十分に対応することができるので、高齢者の介護施設を始めとして、病院等の医療施設はもちろんのこと、幼稚園、保育園、認定こども園等の幼児保育関連施設等の各種施設の床面に適用することができ、産業上、極めて有益に利用することができる。
2,30~32 衝撃荷重測定装置
5 測定台
6 錘落下部
7 荷重測定部
8 ロードセル
9 評価床材
10 緩衝材
11 錘
11a 打撃部
11b 本体部
12 衝撃荷重算出装置
13 支柱
14 腕部
15 高さ調整部
16 電磁石
17 電磁石ON・OFF装置
18 加速度計
19 衝撃エネルギー・変位量算出装置
110 衝撃吸収床材
111 床上材
112 床下地材
113 絵柄層
114 保護層

Claims (8)

  1. 使用者の転倒による衝撃で生じる大腿骨の骨折を抑制する衝撃吸収床材であって、
    硬質性材料からなる床上材と、
    前記床上材の下方に設けられる軟質性材料からなる床下地材と
    を有し、
    前記床上材の厚さが2mm以上20mm以下、
    前記床下地材の厚さが4mm以上10mm以下、
    全体の厚さが6mm以上25mm以下であると共に、
    前記床下地材は、25℃における測定周波数1Hzでの動的粘弾性Tanδが0.1以上0.7以下且つ複素弾性率Eが0.3MPa以上10MPa以下であり、
    前記使用者が転倒したときの前記大腿骨の転子部に加わる圧力分布に基づく重さ及び形状の衝撃付与体を、前記使用者の腰の高さに基づいた落下高さから落下させて、人体軟組織を模した材料からなる緩衝材へ衝撃を付与したときに生じる基準衝撃荷重Fsが6500Nとなるように設定された条件において、前記衝撃付与体を前記落下高さから落下させて、前記緩衝材を介して前記床材へ衝撃を付与したときに生じる衝撃荷重Fが2000N以上5000N以下となるものである
    ことを特徴とする衝撃吸収床材。
  2. 請求項1に記載の衝撃吸収床材において、
    単位幅における前記床上材の曲げ剛性の値が0.01Nm以上5Nm以下であって、
    前記床下地材の前記複素弾性率Eが1MPa以上10MPa以下である
    ことを特徴とする衝撃吸収床材。
  3. 請求項1に記載の衝撃吸収床材において、
    単位幅における前記床上材の曲げ剛性の値が0.5Nm以上100Nm以下であって、
    前記床下地材の前記複素弾性率Eが0.3MPa以上8MPa以下である
    ことを特徴とする衝撃吸収床材。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の衝撃吸収床材において、
    前記衝撃付与体は、前記緩衝材と接触して打撃を与える打撃部を備え、当該打撃部が曲率半径R60mm以上180mm以下の曲面を有するものである
    ことを特徴とする衝撃吸収床材。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の衝撃吸収床材において、
    前記緩衝材は、アスカーC硬度が0超16未満のものである
    ことを特徴とする衝撃吸収床材。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の衝撃吸収床材において、
    前記緩衝材は、25℃における測定周波数1Hzでの動的粘弾性Tanδが0.1以上0.7以下のものである
    ことを特徴とする衝撃吸収床材。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の衝撃吸収床材において、
    前記緩衝材は、厚さが7mm以上80mm以下のものである
    ことを特徴とする衝撃吸収床材。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の衝撃吸収床材において、
    前記緩衝材は、超軟質造形用ウレタン樹脂からなるものである
    ことを特徴とする衝撃吸収床材。
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