JP7334852B2 - 劣化診断装置、劣化診断システム、劣化診断方法、及び、プログラム - Google Patents

劣化診断装置、劣化診断システム、劣化診断方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、路面などの構造物の劣化の診断に関連する。
道路の路面、路側に設置された標識、並びに、トンネルなどの天井及び側壁などのような構造物は、経年劣化する。
そこで、構造物の管理者は、構造物における劣化を診断するため、定期的に点検を実施している。
そこで、構造物の点検を効率化するシステムが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1に記載の構造物点検支援システムは、構造物における劣化度合いを含む分析データに基づいて、劣化状況を可視化し、点検補修計画を生成する。さらに、特許文献1に記載の構造物点検支援システムは、利用者が選択した時点の劣化状況を表示する。
特開2019-057192号公報
一般的な道路の点検において、点検の頻度は、道路の分類(例えば、主要幹線道路、幹線道路、補助幹線道路、及び、その他の道路)などに従って、一律に設定されている。
しかし、同じ種類に分類される道路であっても、その道路における交通量、及び、その道路を利用する車両の種類などが、異なる。また、天候など環境は、場所ごとに異なる。つまり、同じ種類に分類される道路であっても、劣化の進み方は、道路及び場所ごとに異なる。
そのため、一律に設定された頻度での点検は、道路の劣化に対して、適切な頻度とはならない場合がある。
そこで、点検の対象となる道路の部分それぞれに対して、適切な点検の頻度の提供が望まれている。
特許文献1は、点検の計画を生成すること、及び、優先度については開示している。しかし、特許文献1に記載の技術は、点検の頻度を算出することについては、開示してない。
このように、特許文献1に記載の技術は、劣化診断の対象となる部分における点検の頻度を提供できないという問題点があった。
本発明の目的は、上記問題点を解決し、劣化診断の対象となる部分において、劣化診断のための点検の頻度を提供する劣化診断装置などを提供することにある。
本発明の一形態における劣化診断装置は、
構造物における診断の対象となる部分における劣化度の履歴を保存する劣化情報保存手段と、
履歴に基づいて、部分の劣化速度を算出する劣化速度算出手段と、
点検の頻度の算出に用いられる情報である参照情報を取得する参照情報取得手段と、
参照情報と、劣化速度とに基づいて、部分における点検の頻度を算出する頻度算出手段と、
算出した頻度を出力する出力手段と
を含む。
本発明の一形態における劣化診断システムは、
上記の劣化診断装置と、
参照情報を提供する参照情報提供装置と、
劣化診断装置が出力する頻度を受信し、頻度を表示する表示装置と
を含む。
本発明の一形態における劣化診断方法は、
構造物における診断の対象となる部分における劣化度の履歴を保存し、
履歴に基づいて、部分の劣化速度を算出し、
点検の頻度の算出に用いられる情報である参照情報を取得し、
参照情報と、劣化速度とに基づいて、部分における点検の頻度を算出し、
算出した頻度を出力する。
本発明の一形態におけるプログラムは、
構造物における診断の対象となる部分における劣化度の履歴を保存する処理と、
履歴に基づいて、部分の劣化速度を算出する処理と、
点検の頻度の算出に用いられる情報である参照情報を取得する処理と、
参照情報と、劣化速度とに基づいて、部分における点検の頻度を算出する処理と、
算出した頻度を出力する処理と
をコンピュータに実行させる

本発明に基づけば、劣化診断の対象となる部分における点検の頻度を提供するとの効果を奏することができる。
図1は、第1の実施形態にかかる劣化診断装置を含む劣化診断システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態にかかる劣化診断装置の動作の一例を示すフロー図である。 図3は、点検頻度の表示の一例を示す図である。 図4は、複数の部分を含む区域に対応した点検頻度の表示の一例を示す図である。 図5は、劣化診断装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図6は、第2の実施形態にかかる劣化診断装置の構成の一例を示すブロック図である。 図7は、第2の実施形態にかかる劣化診断装置の動作の一例を示すフロー図である。 図8は、第2の実施形態にかかる劣化診断装置を含む劣化診断システムの構成の一例を示すブロック図である。 図9は、第3の実施形態にかかる劣化診断装置を含む劣化診断システムの構成の一例を示すブロック図である。 図10は、第3の実施形態にかかる劣化診断装置の動作の一例を示すフロー図である。 図11は、次回の点検時間の表示の一例を示す図である。 図12は、次回の点検時間に対応した表示の一例を示す図である。 図13は、劣化診断システムが提供する情報を説明するための図である。 図14は、修繕などに関連する劣化度を説明するための図ある。 図15は、ITSの概要を示す図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
なお、各図面は、本発明の実施形態を説明するためのものである。ただし、本発明は、各図面の記載に限られるわけではない。また、各図面の同様の構成には、同じ番号を付し、その繰り返しの説明を、省略する場合がある。また、以下の説明に用いる図面において、本発明の説明に関係しない部分の構成については、記載を省略し、図示しない場合もある。
<用語>
まず、各実施形態の説明における用語について説明する。
「劣化度」とは、構造物における診断の対象となる部分における劣化診断の結果(例えば、劣化の程度)である。
「劣化度」の表現形式は、任意である。例えば、劣化度として、数値が用いられてもよい。あるいは、劣化度として、数値以外が用いられてもよい。例えば、劣化度として、{小、中、大}のような文字が用いられてもよい。
各実施形態は、構造物における診断の対象となる部分を含む画像に所定の解析手法を適用して、各部分の劣化度を算出する。なお、各実施形態の対象となる構造物は、任意である。例えば、構造物は、道路(例えば、路面、標識、並びに、トンネルなどの天井及び側壁)、鉄道、港湾、ダム、及び通信施設などの社会基盤における構造物でもよい。あるいは、構造物は、学校、病院、公園、及び、社会福祉施設など生活関連の社会資本における構造物でもよい。
ただし、あるいは、各実施形態は、画像以外の情報を用いて劣化度を算出してもよい。例えば、各実施形態は、加速度センサなどを用いて検出した加速度を用いて、劣化度を算出してもよい。なお、各実施形態は、部分ごとではなく、構造物全体に対して、劣化度を算出してもよい。
なお、劣化度の値の範囲は、任意である。
例えば、各実施形態は、劣化度として、路面のひび割れ率を用いてもよい。この場合、劣化度の値は、0.0から1.0(0%から100%)の範囲となる。
あるいは、各実施形態は、劣化度として、わだち掘れ量を用いてもよい。この場合、劣化度の値は、一般的に、0以上の整数(単位は、mm)となる。なお、わだち掘れ量の値としては、有理数が用いられてもよい。
あるいは、各実施形態は、劣化度として、国際ラフネス指数(IRI:Internaional Roughness Index)を用いてもよい。この場合、劣化度の値は、0以上の有理数(単位は、mm/m)となる。
あるいは、各実施形態は、劣化度として、維持管理指数(Maintenance Contorl Index(MCI))を用いてもよい。MCIは、ひび割れ率、わだち掘れ量、及び、平たん性から求められる複合劣化指標である。
このように、劣化度の値の範囲は、任意である。各実施形態の利用者が、適宜、修繕の対象となる構造物における劣化に対応した劣化度を選択すればよい。
なお、以下の説明では、劣化度の一例として、ひび割れ率を用いて説明する。そのため、以下の説明において、劣化度は、悪化した場合に、その値が大きくなる。ただし、劣化度の値としては、劣化度を用いる処理の関係で、悪化した場合にその値が小さくなるような数値が用いられてもよい。
「劣化速度」とは、劣化度の時間に対する変化の程度である。
なお、各実施形態において、劣化速度は、時間的に一定でもよく、変化してもよい。利用者が、診断対象に沿って、劣化速度の種類を選択すればよい。
例えば、劣化速度としては、線形回帰など、直線近似が用いられてもよい。あるいは、劣化速度として、二次曲線(二次回帰)が用いられてもよい。
なお、以下の説明では、説明の便宜のため、劣化速度は、一定として説明する。
さらに、各実施形態は、複数の劣化に対応した劣化度を用いてもよい。例えば、各実施形態は、劣化として、ひび割れ率と、わだち掘れ量とを用いてもよい。この場合、各実施形態は、劣化それぞれに対する劣化度及び劣化速度を組み合わせて、頻度を算出すればよい。なお、以下の説明では、説明を明確とするため、一つの劣化を用いる場合を説明する。
「参照情報」とは、点検の頻度の算出に用いられる情報である。
参照情報は、頻度の算出のやり方に沿って決定される情報である。
例えば、点検の頻度が劣化度の変化量に対応して決定される場合、参照情報は、劣化度の変化量を含む。
あるいは、点検の頻度が点検の回数に基づいて決定される場合、参照情報は、点検の回数を含む。
参照情報は、その他の情報(例えば、次回の点検時間を算出するために用いる情報)を含んでもよい。
例えば、参照情報は、修繕が必要である劣化度(以下、「修繕劣化度」と呼ぶ)を含んでもよい。
あるいは、参照情報は、次のような情報を含んでもよい。
劣化診断の対象となる部分は、新設時において最も劣化していない。つまり、新設時の劣化度が、最も低い。そして、劣化は、時間とともに進行する。そのため、劣化度は、時間とともに大きくなる。
ただし、修繕、補修、又は、更新などが実施されると、劣化の状態は、改善される。つまり、劣化度が、低くなる。そして、新設の後と同様に、修繕、補修、又は、更新などの後において、劣化は、時間とともに進行する。
図14は、修繕などに関連する劣化度を説明するための図ある。図14において、縦軸が劣化度であり、横軸が時間である。
図14において、劣化度は、次のように変化する。
まず、新設時において、劣化度は、最も低くなる。そして、劣化度は、時間の経過に従って、劣化速度に沿って大きくなる。
ただし、修繕、補修、又は、更新が行われると、劣化度は、低くなる。そして、劣化は、修繕、補修、又は更新などにおいて低下した劣化度から劣化速度に沿って進行する。
なお、修繕、補修、及び、更新は、複数回実施される。さらに、修繕及び補修は、更新に比較して、多く実施される。そこで、以下の説明において、説明の便宜のため、新設、修繕、補修、又は更新など、劣化度を改善する処理をまとめて、「修繕」と呼ぶ。例えば、新設、修繕、補修、又は、更新直後における劣化度は、まとめて、「修繕後の劣化度」と呼ぶ。
劣化度は、修繕後の劣化度から、劣化速度に沿って大きくなる。そして、最も近い時期に行われた修繕後の劣化度は、今後の劣化度の予測における基準となる劣化度である。
そこで、参照情報は、最も近い時期に行われた修繕後の劣化度(以下、「基準劣化度」と呼ぶ)を含んでもよい。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、第1の実施形態について説明する。
[構成の説明]
まず、第1の実施形態にかかる劣化診断装置100の構成について、図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態にかかる劣化診断装置100を含む劣化診断システム10の構成の一例を示すブロック図である。
劣化診断システム10は、劣化診断装置100と、撮像装置200と、参照情報提供装置210と、表示装置300とを含む。
撮像装置200は、構造物(例えば、路面、標識、天井、及び/又は、側壁)における診断の対象となる部分を含む画像を撮影する。
劣化診断システム10は、撮像装置200として、診断の対象となる部分を含む画像を撮影できれば、任意の装置を利用可能である。例えば、劣化診断システム10は、撮像装置200として、自動車事故発生時の状況記録を目的に設置されているドライブレコーダを用いてもよい。あるいは、劣化診断システム10は、撮像装置200として、風景を撮影するカメラ(例えば、全天球カメラ)を用いてもよい。
あるいは、撮像装置200は、高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport System)などに用いられる車両に搭載された撮像装置でもよい。なお、高度道路交通システム(ITS)とは、情報技術(IT:Information Technology)を利用した交通システムである。
図15は、ITSの概要を示す図である。
情報処理装置410は、ネットワーク420及び/又は通信路430を介して、車両440から情報を収集する。そして、情報処理装置410は、収集した情報に基づいて、道路などに設置された設備450を制御して、所定の処理(例えば、安全運転の支援、又は、道路の管理)を実行する。なお、設備450は、任意である。図15は、設備450の一例として、信号機、及び、電子料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection System(図15ではETC))を示している。
あるいは、劣化診断システム10は、撮像装置200として、自動運転に用いられるカメラを用いてもよい。このように、劣化診断システム10は、自動運転のシステムに用いられてもよい。
図1を参照した説明に戻る。
そして、撮像装置200は、撮影した画像を、撮影時間とともに、劣化診断装置100に送信する。
なお、劣化診断装置100が、撮像装置200を含んでいてもよい。
参照情報提供装置210は、劣化診断装置100に、参照情報を提供する。
参照情報提供装置210は、任意である。例えば、修繕を管理する装置が、劣化診断装置100に参照情報を提供してもよい。あるいは、劣化診断装置100が、図示しないデータベースなどに保存されている修繕計画及び修繕の結果報告の中から必要となる参照情報を取得してもよい。あるいは、利用者が、図示しない端末装置などを操作して、劣化診断装置100に参照情報を送信してもよい。
参照情報提供装置210は、単独の装置でもよく、複数の装置を含むシステムでもよい。あるいは、参照情報提供装置210は、特定の装置に限定されず、クラウドコンピューティングのような、所定のネットワークを介して接続されたコンピュータ資源を用いて実現される情報サービスを用いて実現されてもよい。
表示装置300は、後ほど説明する劣化診断装置100の出力(少なくとも、算出された頻度)を受信し、受信した頻度を表示する。
なお、劣化診断システム10は、表示装置300として、劣化診断装置100の出力を表示できれば、任意の装置を利用可能である。例えば、劣化診断システム10は、表示装置300として、道路の修繕及び補修を管理するシステムに含まれる表示装置を用いてもよい。あるいは、劣化診断システム10は、表示装置300として、利用者が携帯する端末装置の表示機器(例えば、端末の液晶ディスプレイ)を用いてもよい。
なお、劣化診断装置100が、表示装置300を含んでいてもよい。例えば、表示装置300は、液晶ディスプレイ、有機エレクトロルミネッセンス・ディスプレイ、又は、電子ペーパーでもよい。
さらに、参照情報提供装置210及び表示装置300が、一つに装置に含まれていてもよい。
劣化診断装置100は、撮像装置200から画像を取得する。劣化診断装置100は、画像に含まれる診断の対象となる部分の劣化度を算出する。そして、劣化診断装置100は、履歴として、算出した劣化度を保存する。そして、劣化診断装置100は、履歴に基づいて、劣化速度を算出する。さらに、劣化診断装置100は、参照情報提供装置210から参照情報を取得する。そして、劣化診断装置100は、参照情報と、劣化速度とに基づいて、部分における点検の頻度を算出する。そして、劣化診断装置100は、算出した頻度を表示装置300に送信する。
次に、劣化診断装置100の構成について説明する。
劣化診断装置100は、画像取得部110と、劣化度算出部120と、劣化情報保存部130と、劣化速度算出部140と、参照情報取得部150と、頻度算出部160と、出力部170とを含む。
画像取得部110は、構造物における診断の対象となる部分(例えば、道路の路面、又は、トンネルの側壁及び天井)を含む画像と、画像の撮影時間とを取得する。画像取得部110は、診断の対象となる部分の位置に関連する情報(以下、「位置情報」と呼ぶ)を取得してもよい。位置情報は、例えば、その部分の緯度及び経度である。位置情報は、その部分の方向を含んでいてもよい。
劣化度算出部120は、所定の手法を用いて、診断の対象となる部分の劣化度を算出する。
なお、劣化度算出部120が劣化度の算出に用いる手法は、任意である。例えば、劣化度算出部120は、所定の画像認識を用いて、画像に含まれる路面の面積とひび割れの面積とを算出する。そして、劣化度算出部120は、劣化度として、算出した路面の面積とひび割れの面積とに基づいて、路面のひび割れ率を算出する。
劣化度算出部120は、所定の機械学習又は人工知能を用いて、劣化度を算出してもよい。
なお、劣化度算出部120は、所定の画像認識、機械学習、又は、人工知能を用いて、画像に含まれる劣化の種類(例えば、ひび割れ、又は、わだち掘れ)を判定し、判定した劣化における劣化度を算出してもよい。なお、画像は情報として、撮影時間及び位置情報を含んでいてもよい。
なお、画像に、診断の対象として複数の部分が含まれる場合がある。その場合、劣化度算出部120は、全ての部分に対して、劣化度を算出してもよい。あるいは、劣化度算出部120は、所定の選択規則に沿って選択された部分に対して、劣化度を算出してもよい。
劣化度算出部120は、算出した劣化度と撮影時間とを用いて、部分に対応した劣化度の履歴を、劣化情報保存部130に保存する。
診断の対象となる部分が複数の場合、劣化度算出部120は、各部分に対応した履歴を、劣化情報保存部130に保存する。例えば、劣化度算出部120は、診断の対象となる部分の位置情報を用いて、各位置における劣化度の履歴を保存してもよい。
劣化診断装置100における位置情報の取得元は、任意である。例えば、画像取得部110が、撮像装置200から位置情報を取得してもよい。あるいは、図示しない位置算出装置が、取得した画像と、位置と画像とを関連付けた地図情報とを用いて、位置情報を算出してもよい。
劣化情報保存部130は、劣化度の履歴を保存する。
劣化速度算出部140は、保存されている履歴を用いて、劣化速度を算出する。
診断の対象となる部分が複数の場合、劣化速度算出部140は、部分それぞれに対する劣化速度を算出する。
劣化速度算出部140は、算出した劣化速度を、頻度算出部160に出力する。
なお、劣化速度算出部140は、算出した劣化速度を、診断の対象となる部分に関連付けて、劣化情報保存部130に保存してもよい。あるいは、劣化速度算出部140は、図示しない記憶装置に劣化速度を保存してもよい。これらの場合、頻度算出部160は、保存された劣化速度を用いる。
劣化速度算出部140における劣化速度を算出するやり方は、任意である。例えば、劣化速度算出部140は、履歴に、所定の回帰分析(例えば、線形回帰、又は、二次曲線回帰)を適用して、劣化速度を算出してもよい。
あるいは、劣化速度算出部140は、劣化速度の算出に、所定の機械学習、又は、人工知能を用いてもよい。
参照情報取得部150は、参照情報を取得する。参照情報取得部150は、参照情報を頻度算出部160に出力する。
頻度算出部160は、劣化速度と参照情報とを用いて、点検の頻度を算出する。
頻度算出部160における頻度の算出のやり方は、任意である。
次に、頻度の算出例を説明する。
(算出例1)
劣化診断装置100は、所定の劣化度の変化量に対応して、頻度を決定してもよい。
この場合、参照情報は、点検する劣化度の変化量(以下、「劣化ステップ」と呼ぶ)を含む。
この場合、頻度算出部160は、次の式に基づいて、頻度を算出すればよい。
頻度=劣化ステップ/劣化速度
例えば、劣化ステップが「0.1」、劣化速度が「0.01[/月]」の場合、次のとおりである。
頻度=0.1/0.01=10
つまり、頻度は、「10[月]」となる。この場合、点検担当者は、10カ月ごとに、点検を実行すればよい。
(算出例2)
劣化診断装置100は、点検の回数を用いて、頻度を算出してもよい。
この場合、参照情報は、修繕劣化度と、基準劣化度と、点検の回数とを含む。
この場合、頻度算出部160は、次の式に基づいて、頻度を算出すればよい。
頻度=(修繕劣化度-基準劣化度)/劣化速度/点検回数
例えば、基準劣化度が「0.1」、修繕劣化度が「0.7」、劣化速度が「0.01[/月]」、点検回数が「10」の場合、次のとおりである。
頻度=(0.7-0.1)/0.01/10=6
つまり、頻度は、「6[月]」となる。この場合、点検担当者は、6カ月(半年)ごとに、点検を実行すればよい。
そして、頻度算出部160は、算出した頻度を出力部170に出力する。
なお、頻度算出部160は、劣化度の信頼度を参照して、頻度を修正してもよい。例えば、履歴に含まれる劣化度の信頼度が所定に閾値より低い場合、頻度算出部160は、算出した頻度を所定に比率で短くしてもよい。
なお、劣化度における信頼度は、任意である。以下、頻度算出部160が用いる信頼度の例を説明する。
例えば、信頼度は、劣化度の算出に用いた画像の撮影情報に対応した値でもよい。
例えば、撮影情報として天候を用いる場合、信頼度は、次のような値でもよい。
晴天の場合の信頼度= 50%、
曇天の場合の信頼度=100%、
雨天の場合の信頼度= 0%。
あるいは、信頼度は、複数の撮影情報を用いて、算出されてもよい。
例えば、太陽の南中時の近傍の時間帯は、劣化の診断の用いる画像の撮影には適さない時間帯である。また、日没から日出までは、劣化の診断に用いる画像の撮影に適さない時間帯である。つまり、撮影時間は、算出された劣化度についての信頼度に対する影響が大きい撮影情報の一つである。
撮像装置200が画像を撮影するときの移動速度が速い場合、画像が不鮮明となりやすい。あるいは、撮像装置200の振動が大きい場合(又は、加速度の変化が大きい場合)も、画像がブレなどのため不鮮明となりやすい。
そこで、次のような信頼度が、用いられてもよい。
信頼度=天気の信頼度×時間帯の信頼度×max(速度の信頼度、加速度の信頼度)
ただし、max()は、カッコ内において値の大きな方を出力する関数である。上記の信頼度は、信頼度を算出するための撮影情報として、画像の撮影時の天候と、画像の撮影時間と、画像を撮影した撮像装置の移動速度及び加速度の少なくともどちらか一つとを用いて算出された信頼度である。
あるいは、信頼度は、所定の機械学習又は人工知能を用いて、算出されてもよい。
さらに、信頼度は、所定の構造物の影響を排除するように算出されてもよい。例えば、撮影した画像に所定の構造物(例えば、路面におけるマンホール及び/又は路面標示)が含まれる場合、信頼度は、その構造物の影響を低減する値に補正されてもよい。
あるいは、信頼度の算出において、利用者からの指示に基づいて、算出に用いる撮影情報が選択されてもよい。
なお、頻度算出部160は、部分の頻度に加え、複数の部分を含む区域に対応した頻度(以下、「区域頻度」と呼ぶ)を算出してもよい。例えば、頻度算出部160は、ある一の交差点から次の交差点までの区域に対応した区域頻度を算出してもよい。
なお、区域頻度の算出のやり方は、任意である。例えば、頻度算出部160は、区域頻度として、その区域に含まれる部分の頻度の平均値、又は、最小値を算出してもよい。
出力部170は、算出された頻度を出力する。
出力部170は、その他の情報を出力してもよい。例えば、出力部170は、頻度と部分の位置情報とを出力してもよい。
あるいは、出力部170は、部分に対応し頻度に加え、区域頻度を出力してもよい。なお、出力部170は、区域頻度とともに、その区域に含まれる部分の位置情報を出力してもよい。
出力部170は、選択された部分に関連する情報の出力において、情報を保存している構成、又は、情報を出力可能な構成から、適宜情報を取得すればよい。例えば、位置情報を出力する場合、出力部170は、画像取得部110、又は、劣化情報保存部130から位置情報を取得すればよい。
[動作の説明]
次に、第1の実施形態にかかる劣化診断装置100の動作について、図面を参照して説明する。
図2は、第1の実施形態にかかる劣化診断装置100の動作の一例を示すフロー図である。
画像取得部110は、診断の対象となる部分を含む画像を取得する(ステップS501)。
劣化度算出部120は、画像を用いて、劣化度を算出する(ステップS503)。
劣化情報保存部130は、劣化度を、履歴として保存する(ステップS505)。
劣化速度算出部140は、履歴に基づいて、劣化速度を算出する(ステップS507)。
参照情報取得部150は、参照情報を取得する(ステップS509)。
頻度算出部160は、劣化速度と参照情報とに基づいて、点検の頻度を算出する(ステップS511)。
出力部170は、算出された頻度を出力する(ステップS513)。
そして、劣化診断装置100は、動作を終了する。
[具体例]
次に、劣化診断装置100が算出する頻度について、図面を参照して説明する。
図3は、点検頻度の表示の一例を示す図である。図3は、4つの部分に対応した点検頻度を表示している。図3において、矢印が、診断対象の部分を示す。
図3に示されているように、劣化診断装置100は、診断対象となる部分それぞれに頻度を算出する。
ただし、劣化診断装置100が出力する頻度は、部分に対して算出した頻度に限定されない。例えば、劣化診断装置100は、すでに説明したように、複数の部分を含む区域に対応した頻度(区域頻度)を出力してもよい。
図4は、複数の部分を含む区域に対応した点検頻度の表示の一例を示す図である。図4は、診断の対象として、道路を用いた場合の一例である。
図4において、破線の四角が、複数の部分を含む区域である。
なお、劣化診断装置100ではなく、表示装置300が、受信した部分の頻度を統合して、区域に対応した頻度(区域頻度)を表示してもよい。
[効果の説明]
次に、第1の実施形態にかかる劣化診断装置100の効果について説明する。
第1の実施形態かかる劣化診断装置100は、劣化診断の対象となる部分における点検の頻度を提供するとの効果を得ることができる。
その理由は、次のとおりである。
劣化診断装置100は、劣化情報保存部130と、劣化速度算出部140と、参照情報取得部150と、頻度算出部160と、出力部170とを含む。劣化情報保存部130は、構造物における診断の対象となる部分における劣化度の履歴を保存する。劣化速度算出部140は、履歴に基づいて、部分の劣化速度を算出する。参照情報取得部150は、点検の頻度の算出に用いられる情報である参照情報を取得する。頻度算出部160は、参照情報と、劣化速度とに基づいて、部分における点検の頻度を算出する。出力部170は、算出した頻度を出力する。
劣化診断装置100は、劣化度の履歴に基づいて算出した劣化速度と、点検の頻度の算出において参照となる参照情報とに基づいて、点検の頻度を算出し、算出した頻度を出力する。
そのため、利用者は、点検の頻度を把握できる。
さらに、劣化診断装置100は、画像取得部110と、劣化度算出部120とを含む。画像取得部110は、診断の対象となる部分を含む画像を取得する。劣化度算出部120は、画像を用いて部分に対応する劣化度を算出し、履歴として算出した劣化度を劣化情報保存部130に保存する。
劣化診断装置100は、これらの構成を用いて、診断の対象となる部分を含む画像を用いて、劣化速度の算出に用いる劣化度の履歴を保存できる。
また、劣化診断システム10は、劣化診断装置100と、参照情報提供装置210と、表示装置300とを含む。参照情報提供装置210は、劣化診断装置100に、参照情報を提供する。劣化診断装置100は、上記のような動作に基づいて、頻度を出力する。表示装置300は、劣化診断装置100が出力する頻度を表示する。
このような構成に基づいて、劣化診断システム10は、利用者に対して、点検の頻度を提供することができる。
さらに、劣化診断システム10は、撮像装置200を含む。撮像装置200は、診断の対象となる構造物の部分を含む画像を撮影し、劣化診断装置100に送信する。このような構成に基づいて、劣化診断システム10は、撮像装置200が撮影した画像を用いて、画像に含まれる構造物の部分に対する点検の頻度を提供できる。
なお、本実施形態では、劣化度算出部120が、撮像装置200から取得した画像を用いて、劣化度を算出する例を説明した。しかし、劣化度算出部120は、撮像装置200の代わりに、図示しない加速度センサから取得した情報を用いて劣化度を算出してもよい。例えば、劣化度算出部120は、劣化度として、加速度センサから取得した加速度の変化に応じて、IRIを算出してもよい。
さらに、劣化度算出部120は、撮像装置200から取得した画像と、加速度センサから取得した情報とを併用して、劣化度を算出してもよい。
[ハードウェア構成]
次に、劣化診断装置100のハードウェア構成について説明する。
劣化診断装置100の各構成部は、ハードウェア回路で構成されてもよい。
あるいは、劣化診断装置100において、各構成部は、ネットワークを介して接続した複数の装置を用いて、構成されてもよい。
あるいは、劣化診断装置100において、複数の構成部は、1つのハードウェアで構成されてもよい。
あるいは、劣化診断装置100は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを含むコンピュータ装置として実現されてもよい。劣化診断装置100は、上記構成に加え、さらに、ネットワークインターフェース回路(NIC:Network Interface Circuit)を含むコンピュータ装置として実現されてもよい。さらに、劣化診断装置100は、劣化診断処理を高速化するために、GPU(Graphics Processing Unit)を含むコンピュータ装置として実現されてもよい。
図5は、劣化診断装置100のハードウェア構成の一例である情報処理装置600の構成を示すブロック図である。
情報処理装置600は、CPU610と、ROM620と、RAM630と、記憶装置640と、NIC680とを含み、コンピュータ装置を構成している。
CPU610は、ROM620及び/又は記憶装置640からプログラムを読み込む。そして、CPU610は、読み込んだプログラムに基づいて、RAM630と、記憶装置640と、NIC680とを制御する。そして、CPU610を含むコンピュータ装置は、これらの構成を制御し、図1に示されている構成としての機能を実現する。なお、図1に示されている構成とは、画像取得部110と、劣化度算出部120と、劣化情報保存部130と、劣化速度算出部140と、参照情報取得部150と、頻度算出部160と、出力部170とである。
CPU610は、各機能を実現する際に、RAM630又は記憶装置640を、プログラムの一時記憶媒体として使用してもよい。
また、CPU610は、コンピュータ装置で読み取り可能にプログラムを記憶した記憶媒体690が含むプログラムを、図示しない記憶媒体読み取り装置を用いて読み込んでもよい。あるいは、CPU610は、NIC680を介して、図示しない外部の装置からプログラムを受け取り、RAM630又は記憶装置640に保存して、保存したプログラムを基に動作してもよい。
ROM620は、CPU610が実行するプログラム及び固定的なデータを記憶する。ROM620は、例えば、P-ROM(Programmable-ROM)又はフラッシュROMである。
RAM630は、CPU610が実行するプログラム及びデータを一時的に記憶する。RAM630は、例えば、D-RAM(Dynamic-RAM)である。
記憶装置640は、情報処理装置600が長期的に保存するデータ及びプログラムを記憶する。記憶装置640は、劣化情報保存部130として動作する。さらに、記憶装置640は、CPU610の一時記憶装置として動作してもよい。記憶装置640は、例えば、ハードディスク装置、光磁気ディスク装置、SSD(Solid State Drive)又はディスクアレイ装置である。
ROM620と記憶装置640とは、不揮発性(non-transitory)の記憶媒体である。一方、RAM630は、揮発性(transitory)の記憶媒体である。そして、CPU610は、ROM620、記憶装置640、又は、RAM630に記憶されているプログラムを基に動作可能である。つまり、CPU610は、不揮発性記憶媒体又は揮発性記憶媒体を用いて動作可能である。
NIC680は、情報処理装置600と撮像装置200との間、情報処理装置600と表示装置300との間、及び、情報処理装置600と入力装置310との間におけるデータの送信及び受信を、仲介する。NIC680は、例えば、LAN(Local Area Network)カードである。さらに、NIC680は、有線に限らず、無線を用いてもよい。
このように構成された情報処理装置600は、劣化診断装置100と同様の効果を得ることができる。
その理由は、情報処理装置600のCPU610が、プログラムに基づいて劣化診断装置100と同様の機能を実現できるためである。
<第2の実施形態>
第2の実施形態として、第1の実施形態にかかる劣化診断装置100及び劣化診断システム10の概要を説明する。
[構成の説明]
図6は、第1の実施形態の劣化診断装置100の概要である第2の実施形態にかかる劣化診断装置101の構成の一例を示すブロック図である。
劣化診断装置101は、劣化情報保存部130と、劣化速度算出部140と、参照情報取得部150と、頻度算出部160と、出力部170とを含む。劣化情報保存部130は、構造物における診断の対象となる部分における劣化度の履歴を保存する。劣化速度算出部140は、履歴に基づいて、部分の劣化速度を算出する。参照情報取得部150は、点検の頻度の算出に用いられる情報である参照情報を取得する。頻度算出部160は、参照情報と、劣化速度とに基づいて、部分における点検の頻度を算出する。出力部170は、算出した頻度を出力する。
なお、劣化診断装置101は、図5に示されているコンピュータ装置を用いて実現されてもよい。
[動作の説明]
図7は、第2の実施形態にかかる劣化診断装置101の動作の一例を示すフロー図である。
劣化情報保存部130は、劣化度を、履歴として保存する(ステップS505)。
劣化速度算出部140は、履歴に基づいて、劣化速度を算出する(ステップS507)。
参照情報取得部150は、参照情報を取得する(ステップS509)。
頻度算出部160は、劣化速度と参照情報とに基づいて、点検の頻度を算出する(ステップS511)。
出力部170は、算出された頻度を出力する(ステップS513)。
そして、劣化診断装置101は、動作を終了する。
このように、劣化診断装置101は、劣化診断装置100と同様に、劣化診断の対象となる部分において、劣化診断のための点検の頻度を提供する。
[効果の説明]
劣化診断装置101は、第1の実施形態と同様に、劣化診断の対象となる部分において、劣化診断のための点検の頻度を提供するとの効果を得ることができる。
その理由は、劣化診断装置101の各構成が、劣化診断装置100における対応する構成と同様に動作するためである。
なお、図6における劣化診断装置101は、第1の実施形態における劣化診断装置100の最小構成である。
[システムの説明]
図8は、第2の実施形態にかかる劣化診断装置101を含む劣化診断システム11の構成の一例を示すブロック図である。
劣化診断システム11は、劣化診断装置101と、参照情報提供装置210と、表示装置300とを含む。参照情報提供装置210は、劣化診断装置100に、参照情報を提供する。劣化診断装置100は、上記のような動作に基づいて、頻度を出力する。表示装置300は、劣化診断装置100が出力する頻度を表示する。
このような構成に基づいて、劣化診断システム11は、利用者に対して、点検の頻度を提供することができる。
なお、図8における劣化診断システム11は、第1の実施形態における劣化診断システム10の最小構成である。
<第3の実施形態>
図面を参照して、第3の実施形態を説明する。
[構成の説明]
図9は、第3の実施形態にかかる劣化診断装置102を含む劣化診断システム12の構成の一例を示すブロック図である。
撮像装置200、参照情報提供装置210、及び、表示装置300は、第1の実施形態と同様のため、詳細な説明を省略する。
劣化診断装置102は、劣化診断装置100と比較すると、出力部170に替えて出力部172を含む。さらに、劣化診断装置102は、点検時間算出部180を含む。劣化診断装置102におけるその他の構成は、劣化診断装置100と同様である。そのため、第1の実施形態と同様の構成については、詳細な説明を省略する。以下、第3の実施形態に特有の構成及び動作について説明する。
なお、劣化診断装置102は、図5に示されているコンピュータ装置を用いて実現されてもよい。
点検時間算出部180は、次回の点検時間を算出する。
点検時間算出部180は、次回の点検時間の算出として、任意のやり方を用いてもよい。
例えば、点検時間算出部180は、次の式を用いて、次回の点検時間を算出してもよい。
次回の点検時間=前回の点検時間+点検頻度
この場合、劣化診断装置100は、前回の点検時間を含む参照情報を取得する。
なお、劣化の進行が、変化する場合がある。例えば、他の区域における道路の工事の影響で、一時的に交通量が増える場合がある。
また、劣化度を算出するための画像は、ある程度の範囲において連続的に撮影される場合が多い。そのような場合、他の部分の劣化度の算出とともに、まだ点検時間となっていない部分に対する劣化度が算出されることがある。このように、次回の点検時間の前に劣化度が取得される場合がある。
次回の点検時間の前に劣化度を取得された場合、点検時間算出部180は、取得された劣化度(以下、「最新の劣化度」と呼ぶ)と、その劣化度の算出に用いた画像の撮影時間(以下、「最新の撮影時間」と呼ぶ)とを用いて、次回の点検時間を修正してもよい。例えば、点検時間算出部180は、次の式を用いて、次回の点検時間を算出し直してもよい。
次回の点検時間=(劣化ステップ-(最新の劣化度-前回の点検における劣化度))/劣化速度+最新の撮影時間
この場合、点検時間算出部180は、履歴などから、前回の点検における劣化度を取得すればよい。さらに、点検時間算出部180は、参照情報から劣化ステップを取得すればよい。
なお、点検時間算出部180は、頻度算出部160と同様に、複数の部分を含む区域に対して、次回の点検時間を算出してよい。
なお、複数の部分を含む区域に対応した次回の点検時間の算出のやり方は、任意である。例えば、点検時間算出部180は、区域に対応した次回の点検時間として、その区域に含まれる部分の次回の点検時間の平均値、又は、現在から最も近い次回の点検時間を算出してもよい。
出力部172は、第1の実施形態と同様の動作に加え、次回の点検時間を出力する。
[動作の説明]
次に、第3の実施形態にかかる劣化診断装置102の動作について、図面を参照して説明する。
図10は、第3の実施形態にかかる劣化診断装置102の動作の一例を示すフロー図である。
画像取得部110は、診断の対象となる部分を含む画像を取得する(ステップS501)。
劣化度算出部120は、画像を用いて、劣化度を算出する(ステップS503)。
劣化情報保存部130は、劣化度を、履歴として保存する(ステップS505)。
劣化速度算出部140は、履歴に基づいて、劣化速度を算出する(ステップS507)。
参照情報取得部150は、参照情報を取得する(ステップS509)。
頻度算出部160は、劣化速度と参照情報とに基づいて、点検の頻度を算出する(ステップS511)。
点検時間算出部180は、次回の点検時間を算出する(ステップS115)。
出力部172は、頻度と、次回の点検時間とを出力する(ステップS117)。
そして、劣化診断装置102は、動作を終了する。
[具体例]
次に、劣化診断装置102が算出する次回の点検時間について、図面を参照して説明する。
図11は、次回の点検時間(図11では「次回点検日」)の表示の一例を示す図である。図11は、一例として、複数の部分を含む区域に対する次回の点検時間を表示している。
劣化診断装置102は、次回の点検時間に加え、別の情報を出力してもよい。
例えば、図11は、次回の点検時間に加え、前回の点検時間(図11では「前回点検日」)を表示している。
なお、表示装置300は、次回の点検時間に対応して、部分に対応した表示を変更してもよい。例えば、表示装置300は、次回の点検時間が所定の範囲に含まれる部分を、その他の部分と区別可能となるように表示してもよい。なお、次回の点検時間に対応する所定の範囲は、一つに限られず、複数でもよい。
図12は、次回の点検時間に対応した表示の一例を示す図である。
図12は、次回の点検時間までの残り時間が少ない部分の表示を変更している。例えば、黒い矢印は、次回までの点検時間が最も近い部分である。灰色の矢印は、次回までの点検時間が黒い矢印よりは遠いが、他の矢印よりは近い部分である。
利用者、このような表示に基づいて、次回の点検時間が近い部分を把握できる。
さらに、劣化診断システム12は、利用者に対して、より効率的な点検を計画するための情報を提供することができる。
図13は、劣化診断システム12が提供する情報を説明するための図である。
図13において「A」及び「C」の区域に含まれる右向きの矢印の部分(以下、「A及びCの部分」と呼ぶ)は、次回の点検時間が近い。「B」の区域に含まれる右向きの矢印の部分(以下、「Bの部分」)は、次回の点検時間が、「A及びCの部分」より、遅い。単に、点検時間を用いた点検では、点検担当者は、次回の点検時間において「A及びCの部分」を点検し、後ほど「Bの部分」を点検する。
しかし、「Bの部分」は、「A及びCの部分」に挟まれている。そのため、点検担当者は、「A及びCの部分」と「Bの部分」とを連続的に点検できる。
点検には、直接的に診断対象となる部分を点検する作業に加え、点検場所への移動など間接的な作業が必要である。図13に示されている「A、B、及びC」の区域のように、連続的に点検できる場合は、連続して点検したほうが効率的である。特に、「Bの部分」が「A及びCの部分」に比較して短い場合は、連続的な点検は、別々に点検する場合と比較して、効率的である。
劣化診断システム12の利用者は、劣化診断システム12の表示装置300における図13のような表示を参照して、次回の点検時間は異なるが、連続的に点検すると効率的に点検できる部分及び区域を把握可能である。
このように、劣化診断システム12は、部分及び区域の位置に関連付けて、複数の部分及び区域における次回の点検時間までの残り時間を表示できる。そのため、劣化診断システム12の利用者は、単に、次回までの点検時間を参照した点検で限らず、部分などの位置を考慮した効率的な点検を実行できる。
なお、劣化診断装置102、又は、表示装置300が、所定の規則を参照して、上記のように、「合わせて点検することが望ましい部分及び区域」を選択してもよい。
図13の場合における規則としては、「次回の点検時間までが所定時間以内である部分又は区域(A及びCの部分)に挟まれた所定数以内の部分(Bの部分)」が想定される。
あるいは、点検の頻度に対して劣化の進行が遅い場合、点検時間をある程度の範囲において変更しても、点検の結果は、ほとんど影響を受けない。そして、場所的に連続している部分については、連続した点検が、効率的である。そこで、劣化診断装置102、又は、表示装置300は、「次回の点検時間が所定の範囲に含まれる連続している部分及び区域」との規則を用いて、「合わせて点検することが望ましい部分及び区域」を選択してもよい。
あるいは、劣化診断装置102、又は、表示装置300が、所定の機械学習、又は、人工知能を用いて、「合わせて点検することが望ましい部分及び区域」を選択してもよい。
[効果の説明]
第3の実施形態の効果について説明する。
第3の実施形態にかかる劣化診断装置102は、第1の実施形態の効果に加え、次回の点検時間を出力するとの効果を得ることができる。
その理由は、次のとおりである。
劣化診断装置102は、劣化診断装置100における出力部170に替えて出力部172を含む。さらに、劣化診断装置102は、点検時間算出部180を含む。点検時間算出部180が、次回の点検時間を算出する。そして、出力部172が、頻度と、次回の点検時間とを出力する。
このような構成を用いて、劣化診断装置102は、頻度に加え、次回の点検時間を出力する。
さらに、表示装置300は、劣化診断装置102が出力する次回の点検時間を表示する。そのため、利用者は、次回の点検時間を容易に把握できる。
[変形例]
劣化診断装置102における画像取得部110は、次回の点検時間までにおける画像の取得を制御してもよい。
例えば、次回の点検時間まで、又は、次回の点検時間の所定時間前(以下の説明では、まとめて「次回の点検時間」と呼ぶ)まで、劣化度を診断するための画像の取得は、不要である。
そこで、画像取得部110は、次回の点検時間までにおいて、撮像装置200における画像に関連する動作、又は、撮影する画像の変更を依頼してもよい。
例えば、画像取得部110は、次回の点検時間までにおいて、撮像装置200に、画像の撮影又は画像の送信の停止を依頼してもよい。
なお、画像取得部110は、撮像装置200に対して依頼するのではなく、図示しない、撮像装置200との通信路を形成する装置に対して、撮像装置200からの画像の送信の停止を依頼してもよい。あるいは、画像取得部110が、画像の取得を停止してもよい。
あるいは、画像取得部110は、撮像装置200に、撮影する画像のデータ形式(例えば、画素数、及び/又は、画像のフレームレート)の変更を依頼してもよい。
つまり、劣化診断装置102は、次回の点検時間に基づいて、撮像装置200における動作を制御してもよい。
このような動作に基づいて、劣化診断システム12は、撮像装置200における処理の負荷、及び/又は、撮像装置200と劣化診断装置102との間における通信の負荷を軽減できる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
本発明は、高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport System)などの、情報技術(IT:Information Technology)を利用した交通システムに利用可能である。
この出願は、2020年 3月31日に出願された日本出願特願2020-062915を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10 劣化診断システム
11 劣化診断システム
12 劣化診断システム
100 劣化診断装置
101 劣化診断装置
102 劣化診断装置
110 画像取得部
120 劣化度算出部
130 劣化情報保存部
140 劣化速度算出部
150 参照情報取得部
160 頻度算出部
170 出力部
180 点検時間算出部
200 撮像装置
210 参照情報提供装置
300 表示装置
410 情報処理装置
420 ネットワーク
430 通信路
440 車両
450 設備
600 情報処理装置
610 CPU
620 ROM
630 RAM
640 記憶装置
680 NIC
690 記憶媒体

Claims (10)

  1. 道路における構造物診断の対象となる部分における劣化度の履歴を保存する劣化情報保存手段と、
    前記履歴に基づいて、前記部分の劣化速度を算出する劣化速度算出手段と、
    前記劣化速度に基づいて、前記部分における点検の頻度を算出する頻度算出手段と、
    前記道路を表す地図における前記部分の位置に関連付けて、算出された前記劣化速度及び前記点検の頻度を出力する出力手段と
    を備える劣化診断装置。
  2. 前記点検の頻度に基づいて、次回の点検時を算出する点検時間算出手段
    をさらに備え
    前記出力手段が、前記道路を表す地図における前記部分の位置に関連付けて、前記算出された次回の点検時を出力する
    請求項1に記載の劣化診断装置。
  3. 前記出力手段が、前記道路を表す地図において、前記部分を表す図形を、前記算出された次回の点検時までの残り時間に応じて異なる態様で表示させる、
    請求項2に記載の劣化診断装置。
  4. 前記出力手段が、前記算出された次回の点検時までが所定時間以内である2以上の部分と、前記道路において前記2以上の部分に挟まれた部分とを、合わせて点検することが望ましい部分として出力する、
    請求項2又は3に記載の劣化診断装置。
  5. 診断の対象となる前記部分を含む画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像を用いて前記部分に対応する前記劣化度を算出し、算出した前記劣化度を前記劣化情報保存手段に前記履歴として保存する劣化度算出手段と
    をさらに備え、
    前記画像取得手段が、前記算出された次回の点検時に基づいて、前記画像の取得を制御する、又は、前記画像の形式を変更する
    請求項2ないし4のいずれか1項に記載の劣化診断装置。
  6. 点検又は修繕が必要である劣化度を示す情報を含む参照情報を取得する参照情報取得手段をさらに備え、
    前記頻度算出手段が、前記劣化速度において前記点検又は修繕が必要である劣化度に達するまでの時間に基づいて、前記部分における点検の頻度を算出する、
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載の劣化診断装置。
  7. 前記頻度算出手段が、前記劣化度の信頼度にさらに基づいて、前記点検の頻度を算出する、
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載の劣化診断装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の劣化診断装置と、
    前記劣化診断装置が出力する前記劣化速度及び前記点検の頻度を受信し、前記劣化速度及び前記点検の頻度を表示する表示装置と
    備える劣化診断システム。
  9. 道路における構造物診断の対象となる部分における劣化度の履歴を保存し、
    前記履歴に基づいて、前記部分の劣化速度を算出し、
    前記劣化速度に基づいて、前記部分における点検の頻度を算出し、
    前記道路を表す地図における前記部分の位置に関連付けて、算出された前記劣化速度及び前記点検の頻度を出力する
    劣化診断方法。
  10. 道路における構造物診断の対象となる部分における劣化度の履歴を保存する処理と、
    前記履歴に基づいて、前記部分の劣化速度を算出する処理と、
    前記劣化速度に基づいて、前記部分における点検の頻度を算出する処理と、
    前記道路を表す地図における前記部分の位置に関連付けて、算出された前記劣化速度及び前記点検の頻度を出力する処理と
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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