JP7333570B1 - プログラム、方法、情報処理装置、システム - Google Patents

プログラム、方法、情報処理装置、システム Download PDF

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Abstract

【課題】顧客体験を向上させるための施策を提供すること。【解決手段】プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムである。プログラムは、コンピュータのプロセッサに、顧客の感情をネガティブ方向に進める第1要素を設定するステップと、顧客の感情をポジティブ方向に進める第2要素であって、提供するサービスに係る複数の第2要素を設定するステップと、顧客がサービスを利用している際において、複数の第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定するステップと、第1要素を所定周期で発生させ、かつ、第2要素を設定されたタイミングで発生させることで、顧客の感情の時系列での遷移を算出するステップと、算出した顧客の感情の遷移を出力するステップとを実行させる。【選択図】図10

Description

本開示は、プログラム、方法、情報処理装置、システムに関する。
従来、スポーツ観戦等に訪れた観客群に対して、観客群をセンシングすることで、観客群の満足度を測定するサービスが提供されている。
下記の特開2021-124958号公報(特許文献1)には、観客分析装置は、スポーツの試合に関する興行を観覧する第1の観客群及び第2の観客群を撮影した動画を取得する動画取得部と、動画に撮影された第1の観客群及び第2の観客群のそれぞれの感情分析結果に基づいて、興行の期間中の各イベントに対する第1の観客群及び第2の観客群のそれぞれの満足度を測定する満足度測定部と、各イベントに関する情報、当該イベントに対する第1の観客群の満足度及び当該イベントに対する第2の観客群の満足度を対応付けたイベント満足度情報を出力する情報出力部と、を備えることが開示されている。
特開2021-124958号公報
特許文献1には、多くの観客が存在するイベントにおいて、観客群をセンシングすることで、観客群の満足度を算出している。特許文献1では、実施されたイベントの満足度を推定することは可能であるが、これから実施されるイベントにおいて、観客群の感情を推定するものではない。顧客がサービスを体験している際の感情の変化をシミュレーションすることは、顧客体験を向上させる施策を検討する際に重要である。
本開示の目的は、顧客体験を向上させるための施策を提供することである。
本開示に示す一実施形態は、プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムである。プログラムは、コンピュータのプロセッサに、顧客の感情をネガティブ方向に進める第1要素を設定するステップと、顧客の感情をポジティブ方向に進める第2要素であって、提供するサービスに係る複数の第2要素を設定するステップと、顧客がサービスを利用している際において、複数の第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定するステップと、第1要素を所定周期で発生させ、かつ、第2要素を設定されたタイミングで発生させることで、顧客の感情の時系列での遷移を算出するステップと、算出した顧客の感情の遷移を出力するステップと、を実行させるものである。
本開示は、顧客体験を向上させるための施策を提供できる。
図1は、感情分析システム1の全体構成の例を示すブロック図である。 図2は、第1の装置10の機能的な構成を示すブロック図である。 図3は、サーバ20の機能的な構成を示すブロック図である。 図4は、サービスのデータベース2021のデータ構造を示す図である。 図5は、第1要素のデータベース2022のデータ構造を示す図である。 図6は、第2要素のデータベース2023のデータ構造を示す図である。 図7は、推測感情ログのデータベース2024のデータ構造を示す図である。 図8は、計測感情ログのデータベース2025のデータ構造を示す図である。 図9は、第2要素フィードバックのデータベース2026のデータ構造を示す図である。 図10は、第1のユーザから第1要素と第2要素の設定に係る情報の入力を受け付けて、顧客の感情の遷移をシミュレーションする流れを示す図である。 図11は、第1要素と第2要素の計測を行い、実際の顧客の感情の変化を算出する処理の流れを示す図である。 図12は、第2要素に関するフィードバックを取得する処理の流れを示す図である。 図13は、シミュレーションと計測結果の比較結果に基づき、変更の提案を提示する流れを示す図である。 図14は、第1要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付ける画面を示す図である。 図15は、第2要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付ける画面を示す図である。 図16は、シミュレーションした顧客の感情の遷移を画面に示す図である。 図17は、シミュレーションと計測結果の比較結果を画面に示す図である。 図18は、シミュレーションした顧客の感情の遷移を表す画面のその他の例を示す図である。
以下に説明するのは、本開示の実施形態である。本開示の実施形態の説明は、図面を参照しつつ説明を行う。また、本開示の実施形態の説明は、同一の部品に同一の符号を付してある。それらの名称、および、機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施形態の概要>
本開示の一実施形態で示される感情分析システム1は、感情分析のサービスを提供する。具体的には、例えば、感情分析システム1は、飲食業、小売業、サービス業等により提供されるサービスを利用するユーザの感情の変動を分析する。感情分析システム1は、例えば、顧客が飲食業、小売業、サービス業等でサービスの利用を開始する時点から、サービスの利用を終了する時点までの感情の変動を分析する。つまり、感情分析システム1は、提供されるサービスによって体験することのできるユーザエクスペリエンスの全体を分析対象としている。ユーザエクスペリエンスは、例えば、飲食店の店舗におけるオーダーの予約等を含む。
以下に、主に飲食店の店舗が感情分析システム1を利用する場合を例に説明する。
<1.1 システム全体の構成図>
図1は、本実施形態の感情分析システム1の全体構成の例を示すブロック図である。図1に示すように、感情分析システム1は、第1の装置10と、サーバ20と、第2の装置40と、第3の装置50、第4の装置60、第5の装置70を含む。これらの装置がネットワーク80によって互いに通信可能に接続されている。
図1の例は、第1の装置10を示している。第1の装置10は、感情分析システム1を導入している設備に対して設けられた端末装置である。第1の装置10は、設備における顧客体験の向上を支援するための端末装置である。本実施形態において、設備は、例えば、店舗、社屋等の施設、または、Eコマース等の所定のネットサービスを含む。本実施形態において、顧客は、店舗、ネットサービスを利用する顧客に加え、社屋を利用する社員も含むものとする。第1の装置10は、例えば、PC、スマートフォン、タブレット等により実現される。第1の装置10は、例えば、設備を利用する顧客の感情の変化をシミュレーションする際、設備を利用する顧客の実際の感情の変化を推定する際等に第1のユーザが使用する。本実施形態において、第1のユーザは、感情分析システム1を導入している設備に対する所定の業務を担当している者である。第1のユーザは、例えば、飲食店の運営者、飲食店の事業者、飲食店の店舗に訪れる顧客の体験を改善することを目的としたコンサルタント等を含む。
設備を利用する顧客の感情の変化をシミュレーションする際、第1の装置10は、例えば、顧客の感情をネガティブ方向に進める事象である第1要素と、顧客の感情をポジティブ方向に進める事象である第2要素に関する入力操作を第1のユーザから受け付ける。
第1の装置10は、例えば、第1のユーザからの入力に応じ、サーバ20へアクセスする。第1の装置10は、例えば、サーバ20へ所定の情報を要求し、サーバ20からの応答を受け付ける。第1の装置10は、例えば、サーバ20から受信した情報に基づいて画像を生成し、生成した画像を表示する。
第1要素は、顧客の感情をネガティブ方向に進める事象を表す。より具体的には、第1要素は、顧客の感情をネガティブ方向に進める、必然的に発生する事象を表す。第1要素は、例えば、飽き、疲労等を含む。飽きは、例えば、店舗に滞在する場合に、顧客が徐々に店舗に対する飽きの感情を募らせること等を含む。疲労は、例えば、店舗内において立って滞在する場合、疲労が徐々に累積されること等を含む。
第1要素が発生するタイミングは、予め設定されている。例えば、第1要素は、所定の周期で発生する。つまり、第1要素は、定期的に発生する。第1要素が発生する周期は、第1要素の種類ごとに異なっていてもよい。
なお、第1要素は、突発的に発生するネガティブな批判要素を含まない。突発的に発生するネガティブな批判要素は、例えば、飲食店の店舗で注文をオーダーしたのに商品が届かない、注文取りが遅い、態度が悪い、備品が汚れている等を含む。突発的に発生するネガティブな批判要素は、例えば、時間帯、曜日、暦等、状況に応じて発生する可能性が変動するため、シミュレーションで利用するには不安定な要素であるからである。本実施形態では、第1要素を、定期的に発生する否定的な事象とすることで、突発的に発生する批判的な事象を考慮せず、純粋にサービスを利用した顧客の感情の遷移をシミュレーションすることが可能となる。
第2要素は、顧客の感情をポジティブ方向に進める事象を表す。より具体的には、第2要素は、顧客が肯定的な感情を抱くことを想定する事象を表す。顧客が肯定的な感情を抱くことを想定する事象は、例えば、顧客にとって楽しい事象、嬉しい事象、感動する事象、興味を惹く事象、または、これらのいずれかの組み合わせを含む。第2要素として具体的に何が該当するかは、例えば、第1のユーザにより設定され得る。第2要素が顧客の感情をポジティブ方向にどれだけ進めるかは、例えば、第1のユーザにより設定され得る。このように第2要素を設定することで、顧客の感情が肯定的な方向へ進むように操作することが可能となる。
第2要素の発生タイミングは、顧客の感情をシミュレーションする際において、第1のユーザが設定することが可能である。
第1の装置10は、プログラムを実行することにより、感情分析システム1を操作する環境をユーザに対して提供する。第1の装置10は、プログラムを読み込んで実行することにより、第1の装置10と、サーバ20とを通信接続する。そして、第1の装置10は、感情分析システム1に関連するデータを、第1の装置10とサーバ20との間で送受信する。
第1の装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、記憶部16と、プロセッサ19とを備える。
通信IF12は、第1の装置10が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
入力装置13は、第1の装置10からの入力操作を受け付けるための装置である。入力操作を受け付けるための装置は、例えば、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス、キーボード等を含む。
出力装置14は、第1の装置10に対して情報を提示するための装置(ディスプレイ、スピーカー等)である。
メモリ15は、プログラム、および、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものである。メモリ15は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
記憶部16は、データを保存するためのものである。記憶部16は、例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等を含む。
プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
サーバ20は、感情分析システム1に関連する情報を管理する装置である。例えば、サーバ20は、感情分析システム1に関連するサービスの情報、感情分析システム1にて利用する第1要素に関する情報、第2要素に関する情報、および、その他の各情報を管理する。サーバ20は、感情分析システム1に必要なデータを、適宜、第1の装置10へ送信することで、顧客の感情の変化を第1の装置10で可視化させる。
サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
通信IF22は、サーバ20が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
入出力IF23は、第1の装置10からの入力操作を受け付けるための入力装置として機能する。また、入出力IF23は、第1の装置10に対し、情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。
メモリ25は、プログラム、および、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものである。メモリ25は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
ストレージ26は、データを保存するためのものである。ストレージ26は、例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等を含む。
プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
第2の装置40は、飲食店の店舗に来訪した顧客の、第2要素に対するフィードバックを取得する端末装置である。フィードバックは、例えば、店舗に来訪した顧客が回答したアンケートの情報等を含む。アンケートの内容は、第2要素に関する情報でもよい。例えば、第2要素が、店舗におけるおすすめメニューの提供である場合、第2の装置40は、当該メニューに関する感想について顧客から入力を受け付ける。また、例えば、第2要素が、店舗におけるおすすめのイベントの発生である場合、第2の装置40は、当該イベントに関する感想について顧客から入力を受け付ける。顧客からの入力の受け付けは、顧客が第2の装置40に直接入力してもよいし、顧客から入力内容を聞いた店員等が第2の装置40に入力してもよい。顧客のフィードバックは、アンケートに限定されず、顧客からの投稿等であってもよい。
第2の装置40は、所定のタイミングで、所定の対象から、フィードバックを取得する。例えば、第2の装置40は、予め設定した周期、予め設定した暦、第2要素に係る事象が発生した際に、フィードバックを取得する。また、例えば、第2の装置40は、所定番目に来店した顧客、所定の位置でサービスを受けた顧客、第2要素に係る事象を発生させた顧客から、フィードバックを取得する。
第2の装置40は、例えば、PC、スマートフォン、店内に設置されたタブレット等により実現される。店内に設置されたタブレットは、例えば、顧客が注文を入力するためのタブレットを含む。
第3の装置50は、飲食店の店舗に来訪した顧客の、第2要素に対するリアクションの情報を取得する端末装置である。第3の装置50は、例えば、座席に設置されたカメラ、店舗に設置されたWi-Fi(登録商標)等を有する。
第3の装置50は、例えば、カメラにより撮影された画像を解析し、顧客のリアクションの情報を取得する。リアクションの情報は、例えば、顧客の感情を推定可能な情報である。リアクションの情報は、例えば、座席に設置されたカメラにより撮影された画像から把握できる顧客の動作に関する情報、および、表情に関する情報等を含む。より具体的には、リアクションの情報は、例えば、満足であることを表す表情、不満であることを表す表情、満足であることを表す動作、不満であることを表す動作を含む。満足であることを表す表情は、例えば、笑顔を含む。第3の装置50は、笑顔の割合をリアクションの情報として取得してもよい。不満であることを表す表情は、例えば、眉間にしわが寄っている表情を含む。満足であることを表す動作は、例えば、手を叩いている動作を含む。不満であることを表す動作は、例えば、腕組みしている動作を含む。
また、第3の装置50は、Wi-Fi(登録商標)の電波の変動を検出し、顧客のリアクションの情報を取得する。リアクションの情報は、例えば、Wi-Fi(登録商標)の電波の変動から把握できる顧客の動作に関する情報、および、生理反応に関する情報等を含む。より具体的には、リアクションの情報は、例えば、満足であることを表す動作、不満であることを表す動作、心拍数等を含む。
第4の装置60は、第2要素を評価するための端末装置である。具体的には、第4の装置60は、例えば、顧客、サービス提供者以外の第三者(評価者)が第2要素を評価するための端末装置である。第三者は、例えば、飲食店の運営者、飲食店の事業者、飲食店の店舗に訪れる顧客の体験を改善することを目的としたコンサルタント等を含む。
第4の装置60は、例えば、PC、スマートフォン、タブレット等により実現される。第4の装置60には、例えば、第2要素を評価可能なアプリケーションがインストールされている。第三者は、例えば、実際に店舗に来店し、店舗にて第2要素を発生させ、発生させた第2要素に対する心証を、アプリケーションを介して入力する。
第4の装置60は、第三者から情報の入力を直接受け付けてもよいし、第三者から入力内容を聞いた店員等が入力してもよい。
第5の装置70は、第2要素を顧客が発生させたことを検出する端末装置である。第5の装置70は、例えば、PC、スマートフォン、タブレット、店舗内に設置されたカメラ等により実現される。また、第5の装置70は、赤外線センサーにより実現されてもよい。カメラを有する場合、第5の装置70は、顧客が第2要素を発生させたことを画像から検出する。第5の装置70は、第2要素を発生させるのに所定の物が必要である場合、その物を顧客に渡したことを検出する。物を顧客に渡したことの検出は、当該物を顧客に渡したというフラグを立てることであってもよく、店員による入力に基づいてもよい。第5の装置70がどのように用いられるかについては、図11にて後述する。
<1.2 第1の装置10の機能的な構成>
図2は、第1の装置10の機能的な構成を示す図である。第1の装置10は、アンテナ111と、第1無線通信部121と、プロセッサ19と、操作受付部130と、記憶部16と、メモリ15と、ディスプレイ132と、音声処理部140と、マイク141と、スピーカー142とを含む。
アンテナ111は、第1の装置10が発する信号を電波として空間へ放射する。また、アンテナ111は、空間から電波を受信して受信信号を第1無線通信部121へ与える。
第1無線通信部121は、第1の装置10が他の通信機器と通信するため、アンテナ等を介して信号を送受信するための変復調処理等を行う。第1無線通信部121は、チューナー、高周波回路等を含む無線通信用の通信モジュールであり、第1の装置10が送受信する無線信号の変復調、周波数変換を行い、受信信号をプロセッサ19へ与える。
プロセッサ19は、記憶部16に記憶されるプログラムを読み込んで実行することにより、第1の装置10の動作を制御する。プロセッサ19は、例えばアプリケーションプロセッサによって実現される。
操作受付部130は、第1のユーザからの入力操作を受け付けるための機構を有する。操作受付部130は、マウス、タッチパッド、タッチパネル等のポインティングデバイス、キーボード、コントローラ、第1のユーザの身体の動きを入力操作としてセンシングする撮影手段等として実現される。例えば、操作受付部130は、第1のユーザの身体の動きとして、手等の身体の部位の動き、第1のユーザの顔の表情等をセンシングすることにより、これら身体の部位等の動きを入力操作として受け付ける。操作受付部130は、タッチパネル等に対して第1のユーザが指を接触させる等により入力操作を受け付けた座標に基づいて、第1のユーザの操作がフリック操作であるか、タップ操作であるか、ドラッグ操作であるか等の操作の種別を判定する。
記憶部16は、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)等により構成され、第1の装置10が使用するプログラム、および、第1の装置10がサーバ20から受信する各種データ等を記憶する。
ディスプレイ132は、プロセッサ19の制御に応じて、画像、動画、テキスト等のデータを表示する。ディスプレイ132は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Enlectro Luminescence)等の表示装置によって実現される。
音声処理部140は音声信号の変復調を行う。音声処理部140は、マイク141から与えられる信号を変調して、変調後の信号をプロセッサ19へ与える。また、音声処理部140は、音声信号をスピーカー142へ与える。
マイク141は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部140へ与える。
スピーカー142は、音声処理部140から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を第1の装置10の外部へ出力する。
記憶部16は、サービス情報161と、第1要素情報162と、第2要素情報163とを記憶する。
サービス情報161は、感情分析システム1におけるサービスの情報を保持するためのものである。サービス情報161は、例えば、第1の装置10を用いて顧客体験の向上を支援する設備についての「サービスのID」と、「サービスの概要」とを含む。サービス情報161は、例えば、サービスについて設定されている「第1要素のID」と、「一つ目の第2要素のID」と、「二つ目の第2要素のID」と、を含む。なお、サービスについて設定されている第1要素は、1つに限定されない。また、サービスについて設定されている第2要素は、2つに限定されない。
第1要素情報162は、第1の装置10を用いて顧客体験の向上を支援する設備について設定されている第1要素の情報を保持するためのものである。第1要素情報162は、例えば、「第1要素のID」と、「名前」と、「周期」と「加算ポイント数」と、を含む。
「名前」は、第1要素の名前の情報を示す。サーバ20は、設定した第1要素がどのようなものかを、名前を付けて管理する。第1のユーザは、それぞれの第1要素の名前を付けることで、第1要素の管理を行いやすくすることが可能となる。「名前」は、例えば、滞在時間、顧客の集中力、スタンディングの疲労、顧客の飽き等を含む。なお、「名前」は、これらの例に限定されない。
「周期」は、第1要素の発生周期の情報を示す。第1要素は、顧客体験が進むにつれてネガティブな感情が徐々に蓄積されていく事象である。そのため、本実施形態では、第1要素が定期的に発生するものとして、第1要素が発生する周期を設定する。
周期は、例えば、顧客の平均体験時間の等分の時間ごとで設定される。平均体験時間は、例えば、提供されるサービスを体験するのにかかる時間の平均を表す。平均体験時間は、例えば、業態ごと、つまり、類似するビジネスモデルを展開するサービスごとに予め設定されている。平均体験時間は、業態によっては、体験が所定の場での滞在を表すことから、平均滞在時間と称してもよい。具体的には、例えば、業態が飲食店である場合、平均滞在時間は90分のように設定されており、周期はこの平均滞在時間を6等分した15分と設定される。「周期」は、例えば、業態の平均体験時間によっては、10分ごと、15分ごと等になり得る。なお、平均体験時間は、シミュレーション対象ごとに設定されてもよい。
「周期」は、平均体験時間の等分の時間に限定されない。周期は、例えば、業態ごとに予め設定される単位時間ごと等で設定してもよい。例えば、居酒屋のような滞在時間の長い業態の飲食店であれば、15分を単位時間として設定してもよい。また、レストランのようなそこまで滞在時間の長くない業態の飲食店であれば、10分を単位時間として設定してもよい。また、牛丼店のような滞在時間の短い業態の飲食店であれば、例えば、5分(5分未満でも構わない)を単位時間と設定してもよい。また、Webショッピングサイトの場合、30秒を単位時間として設定してもよい。
このように、第1要素が発生する周期を、顧客がサービスを体験する時間の等分の時間、または、業態ごとに設定される単位時間等とすることで、種々のサービスに対して第1要素を設定することが可能となる。つまり、業態ごとに顧客の感情の変動をシミュレーションすることが可能となる。このため、同じ業態、類似する業態の店舗について、シミュレーションの結果を比較することが可能となり、サービスの改善に役立たせることが可能となる。
「加算ポイント数」は、第1要素が発生した際に加算するポイント数を示す。感情分析システム1は、第1要素が発生した際に、ポイントを発生させるものとする。ポイントは、例えば、顧客の感情の変動を模擬する際に用いられるものである。より具体的には、ポイントは、第1要素としてのネガティブな事象が発生した際に、顧客に発生する感情のインパクトについて推定した大きさを数値化したものである。それぞれの第1要素ごとに加算ポイント数は異なってもよい。
第1要素は、定期的に発生する否定的な事象のことであるため、基本的にマイナスのポイントが加算されることが想定される。第1要素は、前述した通り、具体的には飽き、疲労等を含む。例えば、加算ポイント数は、顧客の滞在時間を等分した時間ごとにマイナス1ポイントする、顧客の集中力に基づく時間ごとに、言い換えると飽きが発生する時間ごとにマイナス1ポイントする等を含む。このように、顧客の集中力に基づく時間ごとに、マイナス1ポイントすることで、「飽き」が否定的な要素に含まれる業種について、顧客の感情の変動をシミュレーションすることが可能となる。
具体的には、例えば、顧客が店舗に平均90分滞在すると想定する。顧客の平均滞在時間の等分として、90分の六分の一である15分のタイミングで、飽きが発生するとして第1要素を発生させると設定する。そして、第1要素が発生するごとに、マイナス1ポイント加算されると設定してもよい。
第2要素情報163は、第1の装置10が支援する設備について設定されている第2要素の情報を保持するためのものである。第2要素情報163は、例えば、「第2要素のID」と、「名前」と、「タイミング」と、「加算ポイント数」と、を含む。
「名前」は、第2要素の名前の情報を示す。第2要素の名前は、設定した第2要素がどのようなものかを示す。第1のユーザは、それぞれの第2要素の名前を設定することで、第2要素の管理を行いやすくすることが可能となる。「名前」は、例えば、遊具の利用、アイスクリームの作成、バイキングでのシェフの実演等を含む。なお、「名前」は、これらの例に限定されない。
「タイミング」は、第2要素を発生させるタイミングの情報を示す。「タイミング」は、例えば、遊具を利用したとき、アイスクリームを作成したとき、バイキングでのシェフの実演を見たとき等を含む。なお、「タイミング」は、これらの例に限定されない。
「加算ポイント数」は、第2要素が発生した際に加算するポイント数を示す。感情分析システム1は、第2要素が発生した際に、ポイントを発生させるものとする。ポイントは、例えば、顧客の感情の変動を模擬する際に用いられるものである。より具体的には、ポイントは、第2要素としてのポジティブな事象が発生した際に、顧客に発生する感情のインパクトについて推定した大きさを数値化したものである。それぞれの第2要素ごとに加算ポイント数は異なってもよい。
第2要素とは、顧客が肯定的な感情を抱くことを想定する事象のことであるため、基本的にプラスのポイントが加算されることが想定される。
プロセッサ19がプログラムに従って動作することにより、入力操作受付部191、送受信部192、データ処理部193、報知制御部194としての機能を発揮する。
入力操作受付部191は、操作受付部等の入力装置に対する第1のユーザの入力操作を受け付ける処理を行う。入力操作受付部191は、操作受付部130が例えばタッチデバイスである場合、タッチデバイスに対して第1のユーザが指等を接触させた座標の情報に基づき、第1のユーザの操作がフリック操作であるか、ドラッグ操作であるか等の操作の種別を判定する。
送受信部192は、第1の装置10が、サーバ等の外部の装置と通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。
データ処理部193は、第1の装置10が入力を受け付けたデータに対し、プログラムに従って演算を行い、演算結果をメモリ等に出力する処理を行う。
報知制御部194は、情報をユーザに提示する処理として、表示画像をディスプレイ132に表示させる処理、音声をスピーカー142に出力させる処理、振動をバイブレータ等に発生させる処理等を行う。
<1.3 サーバ20の機能的な構成>
図3は、サーバ20の機能的な構成を示す図である。図3に示すように、サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
通信部201は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
記憶部202は、サービスのデータベース2021と、第1要素のデータベース2022と、第2要素のデータベース2023と、推測感情ログのデータベース2024と、計測感情ログのデータベース2025、第2要素フィードバックのデータベース2026等の各データベースを記憶する。
サービスのデータベース2021は、感情分析システム1におけるサービスの情報を管理するためのデータベースである。サービスのデータベース2021の詳細は後述する。
第1要素のデータベース2022は、感情分析システム1における第1要素の情報を管理するためのデータベースである。第1要素のデータベース2022の詳細は後述する。
第2要素のデータベース2023は、感情分析システム1における第2要素の情報を管理するためのデータベースである。第2要素のデータベース2023の詳細は後述する。
推測感情ログのデータベース2024は、感情分析システム1における推測した感情ログの情報を管理するためのデータベースである。推測感情ログのデータベース2024の詳細は後述する。
計測感情ログのデータベース2025は、感情分析システム1における計測した感情ログの情報を管理するためのデータベースである。計測感情ログのデータベース2025の詳細は後述する。
第2要素フィードバックのデータベース2026は、感情分析システム1における第2要素に関するフィードバックを管理するためのデータベースである。第2要素フィードバックのデータベース2026の詳細は後述する。
制御部203は、プロセッサ29が記憶部202に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部203は、プログラムに従って動作することにより、受信制御モジュール2031、送信制御モジュール2032、管理モジュール2033、シミュレーションモジュール2034、第1の作成モジュール2035、第2の作成モジュール2036として示す機能を発揮する。
受信制御モジュール2031は、サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
送信制御モジュール2032は、サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
管理モジュール2033は、各データベースに記憶されている情報を管理する。
シミュレーションモジュール2034は、第1要素のデータベース2022と第2要素のデータベース2023の情報に基づいて、顧客の感情の遷移のシミュレーションをする。
第1の作成モジュール2035は、推測感情ログのデータベース2024の情報を参照して、顧客の感情の遷移を表すグラフを作成するための処理を行うものである。顧客の感情の遷移を表すグラフは、例えば、横軸が顧客がサービスを体験している時間を表し、縦軸が感情に関する数値を表す。なお、顧客の感情の遷移を表すグラフは、この形式に限定されない。
第2の作成モジュール2036は、計測感情ログのデータベース2025の情報を参照して、顧客の感情の遷移を表すグラフを作成するための処理を行うものである。顧客の感情の遷移を表すグラフは、例えば、横軸が顧客がサービスを体験している時間を表し、縦軸が感情に関する数値を表す。なお、顧客の感情の遷移を表すグラフは、この形式に限定されない。
<2 データ構造>
図4、図5、図6、図7、図8、図9は、サーバ20が記憶するデータベースのデータ構造を示す図である。なお、図4、図5、図6、図7、図8、図9は一例であり、記載されていないデータを除外するものではない。
図4は、サービスのデータベース2021のデータ構造を示す図である。サービスのデータベース2021は、感情分析システム1におけるサービスの情報を管理するためのデータベースである。図4のサービスのデータベース2021の各レコードは、項目「サービスのID」と、項目「サービスの概要」と、項目「第1要素のID」と、項目「一つ目の第2要素のID」と、項目「二つ目の第2要素のID」と、を含む。
項目「サービスのID」は、感情分析システム1において、サーバ20により発行される各サービスを管理する際に必要となるサービスに対して一意なIDのことである。
項目「サービスの概要」は、サービスの概要について説明したものを示す。項目「サービスの概要」は、例えば、飲食店における入店から退店、Webショッピングサイトにおける閲覧開始から購入、会社における出社から退社等を含む。なお、項目「サービスの概要」は、これらの例に限定されない。例えば、項目「サービスの概要」は、オーダーの予約から注文した商品が到着するまでであってもよい。
項目「第1要素のID」は、感情分析システム1について、サーバ20により発行される各第1要素を管理する際に必要となる第1要素に対して一意なIDのことである。
項目「一つ目の第2要素のID」は、一つ目に設定がされた第2要素のIDの情報を示す。第2要素のIDは、感情分析システム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、第2要素のIDは、感情分析システム1において、第2要素を管理する際に必要となる第2要素に対して一意なIDのことである。
第2要素は、一つのサービスに対して、複数設定することが可能である。「一つ目の第2要素のID」は、一つのサービスに対して、第2要素を複数設定できる中で、一つ目に設定がされた第2要素のことを示す。
以下に説明するのは、いくつかの第2要素の具体例である。
・例えば、第2要素は、飲食店において遊具の利用をしたものである。具体的には、遊具を利用したイベントにおいて、良い結果が出れば店舗に訪れた顧客に特典を付与するものでもよい。遊具は、具体的には、サイコロ、ガチャガチャ(登録商標)等を含む。
・例えば、第2要素は、飲食店がおすすめする商品を提供することである。例えば、おすすめの商品がアイスクリームであった場合、飲食店は顧客が楽しめるように、アイスクリームを自分で作れるような体験を提供するものでもよい。また、例えば、第2要素は、飲食店で最も力を入れているメニューを提供することである。
・例えば、第2要素は、バイキング等のイベントの実施でもよい。具体的には、バイキングにおけるステーキの提供をする際に、顧客の目の前でシェフがステーキを焼いて実演提供するものでもよい。
項目「二つ目の第2要素のID」は、二つ目に設定がされた第2要素のIDの情報を示す。第2要素のIDは、感情分析システム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、第2要素のIDは、感情分析システム1において、第2要素を管理する際に必要となる第2要素に対して一意なIDのことである。
なお、第2要素は、一つのサービスに対して、複数設定することが可能である。「二つ目の第2要素のID」は、第2要素を複数設定できる中で、二つ目に設定がされた第2要素のことを示す。
図5は、第1要素のデータベース2022のデータ構造を示す図である。第1要素のデータベース2022は、感情分析システム1における第1要素の情報を管理するためのデータベースである。第1要素のデータベース2022の各レコードは、項目「第1要素のID」と、項目「名前」と、項目「周期」と、項目「加算ポイント数」と、を含む。
項目「第1要素のID」は、感情分析システム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「第1要素のID」は、感情分析システム1において、第1要素を管理する際に必要となる第1要素に対して一意なIDのことである。
項目「名前」は、第1要素の名前の情報を示す。項目「名前」の値は、例えば、以下のように更新される。まず、第1の装置10は、例えば、第1要素の名前の入力を第1のユーザから受け付ける。次に、第1の装置10は、第1のユーザから受け付けた情報をサーバ20へ送信する。そして、サーバ20は、第1の装置10から受信した情報に基づき、第1要素のデータベース2022の項目「名前」の値を更新する。
項目「周期」は、第1要素の発生周期の情報を示す。項目「周期」の値は、例えば、以下のように更新される。まず、サーバ20は、第1要素のデータベース2022の項目「名前」の値を更新すると、更新した名前に基づき、第1要素の周期を取得する。例えば、第1要素の名前と関連付けて周期が予め設定されている。具体的には、第1要素が「飽き」である場合、顧客の飲食店の平均滞在時間を90分とする。第1のユーザは、この90分の滞在時間における所定の時間間隔で「飽き」が発生すると想定する。例えば、第1のユーザは、90分を6等分した15分ごとに「飽き」が発生すると想定する。このように、第1要素:「飽き」と、周期:「15分」とが予め関連付けられている。そして、サーバ20は、例えば、項目「名称」が「飽き」である場合、項目「周期」を「15分」に設定する。項目「周期」は、これらの例に限定されない。なお、項目「周期」の値は、項目「名称」に基づいて取得されることに関わらず、第1のユーザからの入力を受け付けるようにしてもよい。
項目「加算ポイント数」は、第1要素が発生した際における加算するポイント数を示す。項目「加算ポイント数」の値は、例えば、以下のように更新される。まず、サーバ20は、第1要素のデータベース2022の項目「名前」の値を更新すると、更新した名前に基づき、第1要素の加算ポイント数を取得する。例えば、第1要素の名前と関連付けて加算ポイントが予め設定されている。具体的には、第1要素が「飽き」である場合、所定の時間間隔で、「飽き」に由来するネガティブな印象が発生すると想定する。例えば、所定の時間間隔で、顧客が1回分のネガティブな印象を持つ想定する。このように、第1要素:「飽き」と、加算ポイント数:「-1」とが予め関連付けられている。そして、サーバ20は、例えば、項目「名称」が「飽き」である場合、項目「加算ポイント数」を「-1」に設定する。「加算ポイント数」は、これらの例に限定されない。なお、項目「加算ポイント数」の値は、項目「名称」に基づいて取得されることに関わらず、第1のユーザからの入力を受け付けるようにしてもよい。
図6は、第2要素のデータベース2023のデータ構造を示す図である。第2要素のデータベース2023は、感情分析システム1における第2要素の情報を管理するためのデータベースである。図6の第2要素のデータベース2023は、項目「第2要素のID」と、項目「名前」と、項目「タイミング」と、項目「加算ポイント数」と、を含む。
項目「第2要素のID」は、感情分析システム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「第2要素のID」は、感情分析システム1において、第2要素を管理する際に必要となる第2要素に対して一意なIDのことである。
項目「名前」は、第2要素の名前の情報を示す。項目「名前」の値は、例えば、以下のように更新される。まず、第1の装置10は、例えば、第2要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付ける。第2要素の設定に係る情報は、例えば、第2要素の名前、第2要素の発生タイミング、第2要素の加算ポイント数等を含む。次に、第1の装置10は、第1のユーザから入力された、第2要素の設定に係る情報をサーバ20へ送信する。そして、サーバ20は、第2要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付けたことに応じて、第2要素のデータベース2023の項目「名前」の値を更新する。
項目「タイミング」は、第2要素を発生させるタイミングの情報を示す。項目「タイミング」の値は、例えば、以下のように更新される。まず、第1の装置10は、例えば、第2要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付ける。次に、第1の装置10は、第1のユーザから入力された、第2要素の設定に係る情報をサーバ20へ送信する。そして、サーバ20は、第2要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付けたことに応じて、第2要素のデータベース2023の項目「タイミング」の値を更新する。
項目「加算ポイント数」は、第2要素が発生した際の加算するポイント数を示す。項目「加算ポイント数」の値は、例えば、以下のように更新される。まず、第1の装置10は、例えば、第2要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付ける。次に、第1の装置10は、第1のユーザから入力された、第2要素の設定に係る情報をサーバ20へ送信する。そして、サーバ20は、第2要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付けたことに応じて、第2要素のデータベース2023の項目「加算ポイント数」の値を更新する。
図7は、推測感情ログのデータベース2024のデータ構造を示す図である。推測感情ログのデータベース2024は、感情分析システム1における推測した感情ログの情報を管理するためのデータベースである。図7の推測感情ログのデータベース2024は、項目「推測感情ログのID」と、項目「サービスのID」と、項目「発生時間」と、項目「発生事象」と、項目「加算ポイント数」と、を含む。推測感情ログのデータベース2024がどのように用いられるかについては、図10にて後述する。
項目「推測感情ログのID」は、感情分析システム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「推測感情ログのID」は、感情分析システム1において、推測した感情ログを管理する際に必要となる推測した感情ログに対して一意なIDのことである。
項目「サービスのID」は、上記にて説明した通りである。
項目「発生時間」は、推測した感情ログにおける、それぞれのログが発生した時間の情報を示す。
項目「発生事象」は、推測した感情ログにおいて、発生した事象の情報を示す。発生事象は、例えば、第1要素のID、もしくは、第2要素のIDが記憶されることが想定される。
項目「加算ポイント数」は、発生した事象に設定されている加算ポイント数を示す。加算ポイント数は、例えば、項目「発生事象」で発生した第1要素、または、第2要素と関連付けられている。
図8は、計測感情ログのデータベース2025のデータ構造を示す図である。計測感情ログのデータベース2025は、感情分析システム1における計測した感情ログの情報を管理するためのデータベースである。図8の計測感情ログのデータベース2025は、項目「計測感情ログのID」と、項目「サービスのID」と、項目「発生時間」と、項目「発生事象」と、項目「加算ポイント数」と、を含む。計測感情ログのデータベース2025がどのように用いられるかについては、図11にて後述する。
項目「計測感情ログのID」は、感情分析システム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「計測感情ログのID」は、感情分析システム1において、計測した感情ログを管理する際に必要となる計測した感情ログに対して一意なIDのことである。
項目「サービスのID」は、上記にて説明した通りである。
項目「発生時間」は、計測した感情ログにおいて、それぞれのログが発生した時間の情報を示す。
項目「発生事象」は、計測した感情ログにおいて、発生した事象の情報を示す。発生事象は、例えば、第1要素のID、もしくは、第2要素のIDが記憶されることが想定される。
項目「加算ポイント数」は、発生した事象に設定されている加算ポイント数を示す。加算ポイント数は、例えば、項目「発生事象」で発生した第1要素、または、第2要素と関連付けられている。
図9は、第2要素フィードバックのデータベース2026のデータ構造を示す図である。第2要素フィードバックのデータベース2026は、感情分析システム1における第2要素に関するフィードバックを管理するためのデータベースである。図9の第2要素フィードバックのデータベース2026は、項目「第2要素フィードバックのID」と、項目「サービスのID」と、項目「第2要素のID」と、項目「フィードバックの内容」と、項目「フィードバックの日時」と、を含む。第2要素フィードバックのデータベース2026がどのように用いられるかは、図12の説明箇所にて後述する。
項目「第2要素フィードバックのID」は、感情分析システム1について、サーバ20により発行される識別情報を示す。具体的には、項目「第2要素フィードバックのID」は、感情分析システム1において、第2要素に関するフィードバックを管理する際に必要となる計測した第2要素に関するフィードバックに対して一意なIDのことである。
項目「サービスのID」は、上記にて説明した通りである。
項目「第2要素のID」は、上記にて説明した通りである。
項目「フィードバックの内容」は、第2要素に関するフィードバックの内容を示す。第2要素に関するフィードバックは、第2の装置40、第3の装置50、第4の装置60等で取得する。第2要素に関するフィードバックの内容は、例えば、第2要素に関してどのくらい良好な反応であったのか等を確認するために使用する。
項目「フィードバックの日時」は、第2要素に関するフィードバックを各端末装置が受け付けた日時の情報を示す。
<第1の実施形態の動作>
次に説明するのは、感情分析システム1を構成する各装置の動作についてである。以降の説明は、店舗に来店する顧客を対象にした場合を例に説明する。
(顧客の感情の遷移のシミュレーション)
図10は、第1のユーザから第1要素と第2要素の設定に係る情報の入力を受け付けて、顧客の感情の遷移をシミュレーションする流れを示す図である。
第1のユーザは、顧客の感情の遷移をシミュレーションする際に、第1の装置10を使用する。第1のユーザは、顧客の感情の遷移をシミュレーションすることで、店舗に来店する顧客の感情の遷移を推測することが可能となる。このため、第1のユーザは、所定のタイミングにおける顧客の感情が、所望の状態になるように、発生させる第2要素、および、第2要素の発生タイミングを設定することが可能となる。
顧客の感情の遷移をシミュレーションする際、第1の装置10は、例えば、第1要素の設定に係る情報と、第2要素の設定に係る情報の入力を、第1のユーザから受け付ける。なお、第1要素の設定に係る情報と、第2要素の設定に係る情報の入力が既に済んでいる場合、第1のユーザは必ずしもこれらの情報を入力しなくてもよい。
ステップS10011において、第1の装置10は、第1要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付ける。例えば、第1の装置10は、図14のダイアログ画面1400に第1要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付けることによって行われる。
第1要素の設定に係る情報は、例えば、第1要素の名前、第1要素の周期、第1要素の加算ポイント数等を含む。
ステップS10021において、サーバ20は、第1要素の設定に係る情報の入力を受け付けたことに応じて、第1要素のデータベース2022を更新する。
以下に説明するのは、第1要素のデータベース2022の項目がどのように更新されるのかの一例である。
まず、サーバ20は、第1要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付ける。次に、サーバ20は、第1要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付けたことに応じて、第1要素のデータベース2022の各項目の値を更新する。サーバ20は、第1要素の名前の入力を第1のユーザから受け付けて、受け付けた名前に応じ、第1要素を発生させる周期、第1要素が発生したときの加算ポイント数を取得してもよい。
ステップS10012において、第1の装置10は、第2要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付ける。第2要素の設定に係る情報は、例えば、第1の装置10において、図15のダイアログ画面1500に第2要素の情報の入力を第1のユーザから受け付けることによって行われる。
第2要素の設定に係る情報は、例えば、第2要素の名前、第2要素の発生タイミング、第2要素の加算ポイント数等を含む。
ステップS10022において、サーバ20は、第2要素の設定に係る情報の入力を受け付けたことに応じて、第2要素のデータベース2023を更新する。
以下に説明するのは、第2要素のデータベース2023の項目がどのように更新されるのかの一例である。
まず、サーバ20は、第2要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付ける。次に、サーバ20は、第2要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付けたことに応じて、第2要素のデータベース2023の各項目の値を更新する。
ステップS10023において、サーバ20は、第1要素のデータベース2022と第2要素のデータベース2023の各項目の情報を参照して、推測感情ログのデータベース2024を更新する。第1要素の設定に係る情報と、第2要素の設定に係る情報との入力が既に済んでいる場合、サーバ20は、ステップS10023から処理を開始してもよい。
以下に説明するのは、推測感情ログのデータベース2024の項目がどのように更新されるのかの一例である。
まず、サーバ20は、ある指定されたサービスIDにおいて第1のユーザから設定された第1要素の設定に係る情報を第1要素のデータベース2022から取得する。次に、サーバ20は、前述したサービスIDと同じサービスIDにおいて第1のユーザから設定された第2要素の設定に係る情報を第2要素のデータベース2023から取得する。次に、サーバ20は、第1要素のデータベース2022の情報と第2要素のデータベース2023の情報を合わせたものを、発生事象の発生時間順に並び合わせる。そして、サーバ20は、時系列順に、サービスにおける発生事象、発生事象が発生すると推測される時間、加算ポイント数の情報を合わせたデータベースを生成するよう、推測感情ログのデータベース2024を更新する。
ステップS10024において、サーバ20は、推測感情ログのデータベース2024の情報を参照して、顧客の感情の遷移を表すグラフを作成する。
ステップS10025において、サーバ20は、ステップS10024にて作成したグラフに関する情報を出力する。
ステップS10013において、第1の装置10は、ステップS10025において出力されたグラフに関する情報に基づき、第1のユーザにグラフを提示する。
この構成により、サーバ20は、サービスを利用している顧客の感情の遷移を推定することが可能となる。つまり、感情分析システム1では、顧客の感情が好適に遷移するように第2要素の発生タイミングを調整することが可能となるため、フィードフォワードで顧客体験を向上させることを検討することが可能となる。
(実際の顧客の感情の変化の算出)
図11は、顧客の実際の感情の変化を算出する処理の流れを示す図である。
感情分析システム1において、顧客が発生させた第2要素を検出する際に、第5の装置70が使用される。また、第1要素の発生を開始させるための事象を検出する際、または、第1要素の発生を終了させるための事象を検出する際に、第5の装置70が使用される。
ステップS11071において、第5の装置70は、顧客の感情の変化を算出するために、第1要素の発生を開始させるための事象を検出する。具体的には、第5の装置70は、例えば、顧客がいつ入店したかを検出する。より具体的には、第5の装置70は、例えば、カメラ、赤外線センサーなどにより、店舗に顧客が来店したことを検出する。顧客が来店したことを検出した場合、第5の装置70は、顧客の来店時刻とともに顧客が来店したことをデータベースに記録する。
また、第5の装置70は、顧客の感情の変化の算出を終了させるために、第1要素の発生を終了させるための事象を検出する。具体的には、第5の装置70は、例えば、顧客がいつ退店したかを検出する。より具体的には、第5の装置70は、例えば、カメラ、赤外線センサーなどにより、店舗から顧客が退店したことを検出する。顧客が退店したことを検出した場合、第5の装置70は、顧客の退店時刻とともに顧客が退店したことをデータベースに記録する。
また、第5の装置70は、顧客の感情の変化を算出するために、顧客がいつ第2要素を発生させたか等を検出する。具体的には、第5の装置70は、例えば、第2要素に関する情報として、顧客がおすすめの商品を注文したことを検出する。顧客がおすすめの商品を注文したことを検出した場合、第5の装置70は、商品を注文した時刻とともに、顧客が商品を注文したことをデータベースに記録する。
また、第5の装置70は、店舗内における所定の場所で、店舗が勧める所定の行動を顧客が実施したことをカメラなどで検出する。所定の行動とは、例えば、顧客によるアイスクリームの作成等である。顧客が所定の行動を実施したことを検出した場合、第5の装置70は、所定の行動を実施した時刻とともに、顧客が所定の行動を実施したことをデータベースに記録する。第2要素に関する情報は、上記にあげた例の他にも、例えば、以下を含む。
・飲食店における遊具の利用(遊具は、具体的には、例えば、サイコロ、ガチャガチャ(登録商標)等を含む。)
・所定のイベントの体験(イベントは、具体的には、例えば、バイキング等において、顧客の目の前で調理の実演をすることを含む。)
ステップS11021において、サーバ20は、ステップS11071にて計測した情報を受け付ける。
ステップS11022において、サーバ20は、受け付けた情報に基づき、計測感情ログのデータベース2025の各項目を更新する。具体的には、サーバ20は、例えば、第5の装置70が第1要素の発生を開始させるための事象を検出した情報に基づいて、所定の周期で第1要素を発生させる。サーバ20は、所定周期で発生させる第1要素に基づき、計測感情ログのデータベース2025の項目「計測感情ログのID」と、項目「サービスのID」と、項目「発生時間」と、項目「発生事象」と、項目「加算ポイント数」とを更新する。サーバ20は、例えば、項目「加算ポイント数」を、第1要素のデータベース2022の項目「加算ポイント数」の値に基づいて更新する。
また、サーバ20は、例えば、第5の装置70が第2要素の発生を検出した情報に基づいて、検出した第2要素を発生させる。サーバ20は、発生させる第2要素に基づき、計測感情ログのデータベース2025の項目「計測感情ログのID」と、項目「サービスのID」と、項目「発生時間」と、項目「発生事象」と、項目「加算ポイント数」とを更新する。サーバ20は、例えば、項目「加算ポイント数」を、第2要素のデータベース2023の項目「加算ポイント数」の値に基づいて更新する。
ステップS11023において、サーバ20は、計測感情ログのデータベース2025の情報を参照して、顧客の感情の遷移を表すグラフを作成する。このとき、サーバ20は、例えば、来店した顧客による第2要素の発生状況を表す情報を作成してもよい。例えば、サーバ20は、第2要素それぞれを発生させた顧客の割合を表す情報を作成してもよい。
ステップS11024において、サーバ20は、ステップS11023にて作成したグラフに関する情報を出力する。サーバ20は、顧客による第2要素の発生状況を表す情報を出力してもよい。
ステップS11011において、第1の装置10は、ステップS11024において出力されたグラフに関する情報に基づき、第1のユーザにグラフを提示する。サーバ20は、顧客による第2要素の発生状況を表す情報に基づく画像を第1のユーザに提示してもよい。
このように、顧客が第2要素を発生させたことを検出し、検出したタイミングで、加算ポイント数を計上することで、顧客の実働に即した感情の遷移を確認することが可能となる。このため、サービス内容の見直し、サービス提供時の誘導の仕方の見直し等を図ることが可能となる。
(第2要素に関するフィードバックの取得)
図12は、第2要素に関するフィードバックを取得する処理の流れを示す図である。
第2要素に関するフィードバックは、第2の装置40、第3の装置50、第4の装置60等により取得される。第2要素に関するフィードバックの内容は、例えば、第2要素に対する実際の評価を確認するために使用される。
ステップS12041において、第2の装置40は、顧客から第2要素に関するフィードバックを取得する。
第2の装置40は、例えば、スマートフォン、店内に設置されたタブレット等により実現される。例えば、第2の装置40は、所定のタイミングで、所定の対象から、フィードバックを取得する。具体的には、例えば、第2の装置40は、予め設定した周期、予め設定した暦、第2要素に係る事象が発生した際等に、アンケートの入力を顧客に提案する。このとき対象となる顧客は、所定番目に来店した顧客、所定の位置でサービスを受けた顧客、第2要素に係る事象を発生させた顧客等である。アンケートは、顧客が有するスマートフォンに表示されてもよいし、店内に設置されるタブレットに表示されてもよい。第2の装置40は、アンケートに回答した顧客に特典を付与してもよい。
次に、第2の装置40は、第2の装置40で取得した第2要素に関するフィードバックをサーバ20へ送信する。
ステップS12051において、第3の装置50は、顧客のリアクションから第2要素に関するフィードバックを取得する。これにより、サーバ20は、顧客がフィードバックを入力するための動作をせずに、第2要素についてのフィードバックを取得することが可能となる。
第3の装置50は、飲食店の店舗に来訪した顧客のリアクションの情報を取得する。第3の装置50は、例えば、座席に設置されたカメラ、店舗に設置されたWi-Fi(登録商標)等を有する。
第3の装置50は、例えば、カメラにより撮影された画像を解析し、顧客のリアクションの情報を取得する。また、第3の装置50は、Wi-Fi(登録商標)の電波の変動を検出し、顧客のリアクションの情報を取得する。
次に、第3の装置50は、第3の装置50で取得した第2要素に関するフィードバックをサーバ20へ送信する。
ステップS12061において、第4の装置60は、例えば、顧客、サービス提供者以外の第三者(評価者)から第2要素に関するフィードバックを取得する。
第4の装置60は、第2要素を評価するための端末装置である。第4の装置60には、例えば、第2要素を評価可能なアプリケーションがインストールされている。評価者は、例えば、実際に店舗に来店し、店舗にて第2要素を発生させる。評価者は、発生させた第2要素に対する心証を、アプリケーションを介して入力する。
例えば、アプリケーションでは、発生させる第2要素が予め設定されている。評価者は設定されているとおりに第2要素を発生させ、発生させた第2要素を評価する。また、アプリケーションにおいて、発生させる第2要素が予め設定されていなくてもよい。この場合、評価者は、例えば、アプリケーションにより、評価者が第2要素を発生させたことを入力する。そして、評価者は、発生させた第2要素を評価する。アプリケーションにおいて、評価者により発生された第2要素と、この第2要素の評価が関連付けられる。また、アプリケーションにおいて、発生させる第2要素が予め設定されていない場合、評価者が第2要素を発生させたタイミングを、図11で記載される処理により検出してもよい。
次に、第4の装置60は、第4の装置60で取得した第2要素に関するフィードバックをサーバ20へ送信する。
ステップS12021において、サーバ20は、計測感情ログのデータベース2025の情報に基づいて、第2の装置40、第3の装置50、第4の装置60から受信した第2要素に関するフィードバックを関連付ける。具体的には、まず、サーバ20は、第2の装置40、第3の装置50、第4の装置60から受信した第2要素に関するフィードバックに基づき、実際に発生させた第2要素の加算ポイント数を設定する。例えば、サーバ20は、第2の装置40、第3の装置50、第4の装置60から受信した第2要素に関するフィードバックに対し、予め設定している所定の規則を適用させる。例えば、アンケートの結果に閾値が設定されており、閾値を超える回答が得られた第2要素については、加算ポイント数+1のように設定されている。また、例えば、リアクションの情報に閾値が設定されており、閾値を超えるリアクションが検出された第2要素については、加算ポイント数+1のように設定されている。また、例えば、第三者の評価に閾値が設定されており、閾値を超える評価が得られた第2要素については、加算ポイント数+1のように設定されている。
次に、サーバ20は、計測感情ログのデータベース2025から、顧客が発生させた第2要素の発生事象と、顧客が発生させた第2要素の発生時間とを抽出する。次に、サーバ20は、第2の装置40、第3の装置50、第4の装置60から受信した第2要素に関するフィードバックの中で、前述した計測感情ログのデータベース2025の第2要素の事象と第2要素の時間とを鑑みて適合する情報を関連付ける。これで、サーバ20は、第2の装置40、第3の装置50、第4の装置60から受信した第2要素に関するフィードバックがいつ発生したどの第2要素の事象に関連付けられるかを紐づけることができる。なお、第2の装置40、第3の装置50、第4の装置60が感情分析システム1に含まれていれば効果的にフィードバックを取得できるが、感情分析システム1が全ての装置を含んでいなくてもよい。
ステップS12022において、サーバ20は、ステップS12021の紐づけに基づいて、第2の装置40、第3の装置50、第4の装置60から取得した第2要素に関するフィードバックを第2要素フィードバックのデータベース2026にて記憶する。
(シミュレーションと計測結果の比較)
図13は、シミュレーションと計測結果との比較結果に基づき、顧客の感情のパラメータに関する提案を提示する流れを示す図である。サーバ20は、例えば、第1のユーザから、シミュレーション結果と計測結果との比較を要求された場合、図13に示す処理を実行する。
ステップS13021において、サーバ20は、推測感情ログのデータベース2024の情報と計測感情ログのデータベース2025の情報とを比較する。具体的には、サーバ20は、推測感情ログのデータベース2024から、所定の感情ログを読み出し、比較対象とする。サーバ20は、比較対象として読み出した感情ログと対応する感情ログを、計測感情ログのデータベース2025から読み出す。
計測感情ログのデータベース2025には、複数の顧客について計測された感情ログが蓄積されている。サーバ20は、例えば、推測感情ログのデータベース2024から読み出した感情ログと、発生させた第2要素が同一の感情ログ、または、発生させた第2要素が類似する感情ログを、計測感情ログのデータベース2025から読み出す。発生させた第2要素が同一の感情ログは、発生させた全ての第2要素が同じ感情ログを表す。発生させた第2要素が類似する感情ログは、発生させた第2要素のうち一部が同じ感情ログを表す。サーバ20は、例えば、発生させた第2要素が同一、または、類似する所定の顧客の感情ログを比較対象の情報として読み出す。また、サーバ20は、例えば、同一、または、類似する第2要素を発生させた複数の顧客についての感情ログを読み出し、読み出した複数の顧客についての感情ログに対して統計的な処理を施して比較対象の情報としてもよい。
サーバ20は、推測感情ログのデータベース2024から、複数の感情ログを読み出し、それぞれの感情ログについて、計測感情ログのデータベース2025に格納される感情ログと比較してもよい。
ステップS13022において、サーバ20は、推測感情ログのデータベース2024の情報と計測感情ログのデータベース2025の情報との比較結果を提示する。具体的には、サーバ20は、例えば、推測感情ログのデータベース2024から読み出された感情ログに基づくグラフと、計測感情ログのデータベース2025から読み出された感情ログに基づくグラフとを第1の装置10を介して第1のユーザに提示する。その際、サーバ20は、比較結果に提示する上で、発生事象のタイミングのずれを把握させるような態様で提示させてもよい。例えば、同じ第2要素であるにも係わらず、発生タイミングが異なる第2要素について、発生タイミングの違いが明らかになるような態様で比較結果を第1のユーザに提示してもよい。
以下に説明するのは、サーバ20が発生事象のタイミングのずれを内部的にどのように判定しているかの一例である。
まず、サーバ20は、ある第2要素について、推測感情ログのデータベース2024を参照して、ある第2要素が発生した時間の情報を項目「発生時間」から読み出す。例えば、推測感情ログのデータベース2024から取得した項目「発生時間」の値は、18時30分だとする。次に、サーバ20は、計測感情ログのデータベース2025を参照して、ある第2要素が発生した時間の情報を項目「発生時間」から読み出す。例えば、計測感情ログのデータベース2025から取得した項目「発生時間」の値は、18時40分だとする。次に、サーバ20は、推測感情ログのデータベース2024から取得した値と計測感情ログのデータベース2025から取得した値が同一か否かの判定を行う。今回の場合、推測感情ログのデータベース2024から取得した値は、18時30分である。また、計測感情ログのデータベース2025から取得した値は、18時40分である。そして、サーバ20は、推測感情ログのデータベース2024から取得した発生時間の値と計測感情ログのデータベース2025から取得した発生時間の値が同一か否かを判定する。今回の場合、サーバ20は、推測感情ログのデータベース2024から取得した発生時間の値と計測感情ログのデータベース2025から取得した発生時間の値について、同一ではないと判定する。サーバ20が同一ではないと判定した場合、発生時間のずれが生じていることとなる。
ステップS13023において、サーバ20は、比較結果に基づいて、顧客の体験の改善に関する提案を提示する。例えば、サーバ20は、既存の第2要素の修正、または、既存の第2要素の削減等を提案する。
既存の第2要素の修正について、例えば、第2要素の発生タイミングにずれがある場合、サーバ20は、第2要素の発生タイミングを、顧客が実際に第2要素を発生させたタイミングに合わせて修正することを提案する。
既存の第2要素の削減について、例えば、第2要素として設定している事象が顧客により発生されない場合、または、発生される回数が規定値よりも少ない場合、サーバ20は、当該第2要素として設定している事象を削除することを提案する。
感情分析システム1は、図10、図11、図12、図13にて説明したように顧客の感情を分析する上でのPDCAを実行している。PDCAを実行することで、推定する顧客の感情が実際の顧客の感情に近付くため、顧客の感情をより高精度に推定することが可能となる。このような感情分析システム1により、顧客の感情の遷移を分析することで、顧客がポジティブな印象を抱く状況を作り出すことが可能となる。つまり、感情分析システム1は、提供するサービスについてユーザ体験を向上させることが可能となる。また、感情分析システム1は、顧客エンゲージメント、つまり、サービスの提供主体と顧客との信頼関係の向上につながることになる。
なお、図13に示す処理において、サーバ20は、推測感情ログのデータベース2024の情報と、第2要素フィードバックのデータベース2026の情報とを比較してもよい。サーバ20は、例えば、比較対象として推測感情ログのデータベース2024から読み出した感情ログと対応する感情ログを、第2要素フィードバックのデータベース2026から読み出す。
サーバ20は、例えば、推測感情ログのデータベース2024から読み出した感情ログと、発生させた第2要素が同一の感情ログ、または、発生させた第2要素が類似する感情ログを、第2要素フィードバックのデータベース2026から読み出す。サーバ20は、例えば、発生させた第2要素が同一、または、類似する、所定の顧客の感情ログを比較対象の情報として読み出す。また、サーバ20は、例えば、同一、または、類似する第2要素を発生させた複数の顧客についての感情ログを読み出し、読み出した複数の顧客についての感情ログに対して統計的な処理を施して比較対象の情報としてもよい。サーバ20は、推測感情ログのデータベース2024から、複数の感情ログを読み出し、それぞれの感情ログについて、第2要素フィードバックのデータベース2026に格納されている感情ログと比較してもよい。
サーバ20は、推測感情ログのデータベース2024の情報と第2要素フィードバックのデータベース2026の情報との比較結果を提示する。サーバ20は、例えば、推測感情ログのデータベース2024から読み出された感情ログに基づくグラフと、第2要素フィードバックのデータベース2026から読み出された感情ログに基づくグラフとを第1の装置10を介して第1のユーザに提示する。その際、サーバ20は、発生された第2要素の加算ポイント数のずれを把握させるような態様で提示させてもよい。例えば、同じ第2要素であるにも係わらず、加算ポイント数が異なる第2要素について、加算ポイント数の違いが明らかになるような態様で比較結果を第1のユーザに提示してもよい。また、サーバ20は、比較結果に提示する上で、発生事象のタイミングのずれを把握させるような態様で提示させてもよい。例えば、同じ第2要素であるにも係わらず、発生タイミングが異なる第2要素について、発生タイミングの違いが明らかになるような態様で比較結果を第1のユーザに提示してもよい。
以下に説明するのは、サーバ20が発生事象の加算ポイント数のずれを内部的にどのように判定しているかの一例である。
まず、サーバ20は、ある第2要素について、推測感情ログのデータベース2024から設定している加算ポイント数の情報を取得する。例えば、推測感情ログのデータベース2024から取得した加算ポイント数の値は、2ポイントだとする。次に、サーバ20は、ある第2要素について、第2要素フィードバックのデータベース2026から計測した加算ポイント数の情報を取得する。例えば、第2要素フィードバックのデータベース2026から取得した加算ポイント数の値は、1ポイントだとする。なお、サーバ20は、ある第2要素について複数回計測されていた場合、(複数回計測されていた加算ポイント数の総合計)÷(計測されていた回)として計算した値を加算ポイントとして取得してもよい。次に、サーバ20は、推測感情ログのデータベース2024から取得した加算ポイント数の値と第2要素フィードバックのデータベース2026から取得した加算ポイント数の値が同一か否かの判定を行う。今回の場合、推測感情ログのデータベース2024から取得した加算ポイント数の値は、2ポイントである。また、第2要素フィードバックのデータベース2026から取得した加算ポイント数の値は、1ポイントである。そして、サーバ20は、推測感情ログのデータベース2024から取得した加算ポイント数の値と第2要素フィードバックのデータベース2026から取得した加算ポイント数の値が同一か否かを判定する。今回の場合、サーバ20は、推測感情ログのデータベース2024から取得した加算ポイント数の値と第2要素フィードバックのデータベース2026から取得した加算ポイント数の値について、同一ではないと判定する。サーバ20が同一ではないと判定した場合、加算ポイント数のずれが生じていることになる。
サーバ20は、比較結果に基づいて、顧客の体験の改善に関する提案を提示する。例えば、サーバ20は、既存の第2要素の修正、既存の第2要素の削減、新たな第2要素の策定等を提案する。
既存の第2要素の修正について、例えば、第2要素の発生タイミングにずれがある場合、サーバ20は、第2要素の発生タイミングを、顧客が実際に第2要素を発生させたタイミングに合わせて修正することを提案する。また、例えば、第2要素の加算ポイント数にずれがある場合、サーバ20は、第2要素の加算ポイント数を、顧客、または、評価者が与えた評価に合わせて修正することを提案する。
また、既存の第2の削減について、サーバ20は、ある第2要素について設定している加算ポイント数の情報を、推測感情ログのデータベース2024から取得する。例えば、推測感情ログのデータベース2024から取得した加算ポイント数の値は、2ポイントだとする。次に、サーバ20は、ある第2要素について、第2要素フィードバックのデータベース2026から計測した加算ポイント数の情報を取得する。例えば、第2要素フィードバックのデータベース2026から取得した加算ポイント数の値は、0ポイントだとする。次に、サーバ20は、第2要素フィードバックのデータベース2026から取得した加算ポイント数の値が0ポイントであるか否かの判定を行う。今回の場合、サーバ20において、第2要素フィードバックのデータベース2026から取得した加算ポイント数は、0ポイントである。第2要素フィードバックのデータベース2026から取得した加算ポイント数の値が0ポイントである場合、サーバ20は、ある第2要素について削減の提案を行う。なぜなら、加算ポイントが0ポイントであることは、ポジティブ方向に進める事象ではない可能性が限りなく高いからである。
新たな第2要素の策定について、例えば、第2要素として設定していない事象が、顧客、または、評価者から高い評価を受けている場合、サーバ20は、この事象を新たな第2要素として設定することを提案する。
また、図13に示す処理において、サーバ20は、計測感情ログのデータベース2025の情報と、第2要素フィードバックのデータベース2026の情報とを比較してもよい。サーバ20は、例えば、比較対象として計測感情ログのデータベース2025から読み出した感情ログと対応する感情ログを、第2要素フィードバックのデータベース2026から読み出す。
<画面例>
図14は、第1要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付ける画面を示す図である。
第1の装置10は、図14の領域1401において第1要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付ける。第1要素の設定に係る情報は、例えば、第1要素の名前、第1要素の周期、第1要素の加算ポイント数等を含む。そして、第1の装置10は、第1要素の設定に係る情報の入力の内容を決定する操作を第1のユーザから受け付ける。そして、第1要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付けたことに応じて、サーバ20は、第1要素のデータベース2022の各項目の値を更新する。
具体的には、第1の装置10は、ダイアログ画面1400に以下の各情報を提示する。
・領域1401は、第1要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付ける領域である。
・ボタン1402は、第1要素の設定に係る情報の入力の内容を決定する操作を第1のユーザから受け付けるボタンである。
図15は、第2要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付ける画面を示す図である。
第1の装置10は、図15の領域1501において第2要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付ける。第2要素の設定に係る情報は、例えば、第2要素の名前、第2要素の発生タイミング、第2要素の加算ポイント数等を含む。そして、第1の装置10は、第2要素の設定に係る情報の入力の内容を決定する操作を第1のユーザから受け付ける。そして、第2要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付けたことに応じて、サーバ20は、第2要素のデータベース2023の各項目の値を更新する。
具体的には、第1の装置10は、ダイアログ画面1500に以下の各情報を提示する。
・領域1501は、第2要素の設定に係る情報の入力を第1のユーザから受け付ける領域である。
・ボタン1502は、第2要素の設定に係る情報の入力の内容を決定する操作を第1のユーザから受け付けるボタンである。
図16は、シミュレーションした顧客の感情の遷移を表す画面例を示す図である。
図10にて説明したように、サーバ20は、推測感情ログのデータベース2024の情報を参照し、顧客の感情の遷移を表すグラフを出力する。顧客の感情の遷移を表すグラフは、例えば、横軸が顧客がサービスを体験している時間を表し、縦軸が感情に関する数値を表す。なお、顧客の感情の遷移を表すグラフは、この形式に限定されない。
具体的には、第1の装置10は、ダイアログ画面1600に以下の各情報を提示する。
・領域1601は、顧客の感情の遷移を表すグラフを表示する領域である。
図17は、シミュレーションと計測結果の比較結果を画面に示す図である。
第1の装置10は、シミュレーションの結果と計測結果を比較できるように、シミュレーションの結果と計測結果の両方を同一画面に表示するようにしてもよい。
なお、第1の装置10は、シミュレーションの結果と計測結果の両方を同一画面に表示するとともに、計測結果のグラフにあわせて、第2要素フィードバックのデータベース2026の情報も表示するようにしてもよい。
図10にて説明したように、サーバ20は、推測感情ログのデータベース2024の情報を参照して、顧客の感情の遷移を表すグラフを出力する。また、図11にて説明したように、サーバ20は、計測感情ログのデータベース2025の情報を参照して、顧客の感情の遷移を表すグラフを出力する。
以下に説明するのは、計測した顧客の感情の遷移についてである。なお、計測した顧客の感情の遷移とは、計測感情ログのデータベース2025の情報に基づいて算出された顧客の感情の遷移のことを指す。
第1のユーザは、シミュレーションの結果と計測結果の比較結果を確認することで、例えば、シミュレーションにおいて設定していた第2要素の発生タイミングで想定通りだったのかを確認することができる。
例えば、図17において、ある第2要素が発生するタイミングは、19時40分に発生するとシミュレーションしていた。しかし、計測結果を確認すると、ある第2要素が発生するタイミングは、19時50分であった。この場合、第2要素が発生するタイミングは、シミュレーションと10分ずれていたことがわかる。
具体的には、第1の装置10は、ダイアログ画面1700に以下の各情報を提示する。
・領域1701は、推測感情ログのデータベース2024の情報を参照して作成された、顧客の感情の遷移を表すグラフを表示する領域である。
・領域1702は、計測感情ログのデータベース2025の情報を参照して作成された、顧客の感情の遷移を表すグラフを表示する領域である。
図17では、グラフを並べて表示しているが、グラフの表示形式は、並列表示に限定されない。グラフは、重ねて表示してもよい。
<変形例>
(1)ウェブサイトでの利用
上記に説明した本実施形態は、主に飲食店の店舗が感情分析システム1を利用することを想定し、説明を行ってきた。しかし、感情分析システム1は、飲食店等に限らず、ウェブサイトで用いてもよい。ウェブサイトは、例えば、ECサイト、旅行予約サイト等を含む。
以下に説明するのは、感情分析システム1をECサイトで利用するとした場合、どのような事象を第1要素、第2要素に設定するかの例である。
ECサイトにおける第1要素として、例えば、顧客がPC等の画面に向かい続ける集中力があげられる。仮に、顧客がECサイトを見始めてからECサイトを離脱するまでの平均滞在時間が20分だと想定する。平均滞在時間の等分として、20分の四分の一である5分ごとに、顧客の集中力の低下が発生するとして第1要素を設定してもよい。第2要素は、例えば、ECサイトでの商品の購入、ECサイトでのクーポンの提供、商品閲覧から購入の決済までのシステム導線が理解しやすい等が想定できる。
(2)会社での利用
本実施形態において、主に飲食店の店舗が感情分析システム1を利用することを想定し、説明を行ってきた。しかし、感情分析システム1は、上記にあげた飲食店等に限らず、会社で利用してもよい。
以下に説明するのは、感情分析システム1を会社における出社から退社までのスコープで利用するとした場合、どのような事象を第1要素、第2要素に設定するかの例である。
会社の出社から退社までのスコープにおける第1要素として、例えば、社員の疲労があげられる。仮に、社員が出社してから退社するまでの平均滞在時間が8時間だと想定する。平均滞在時間の等分として、8時間の八分の一である1時間ごとに、疲労が発生するとして第1要素を設定してもよい。第2要素は、例えば、社食の提供、無料ドリンクの提供、マッサージの提供等が想定できる。
(3)第2要素の発生タイミング
第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定するステップにおいて、顧客がサービスの利用を終了させる際に、顧客の感情がポジティブ方向に所定の量加算されているように、第2要素を発生させるタイミングを設定してもよい。このことは、顧客がサービスの利用を終了させる際に、顧客の感情が好適に遷移することと言い換えてもよい。例えば、第1のユーザは、顧客の感情の遷移におけるポイントの目標値を設定できてもよい。目標値は、具体的には、飲食店の退店時にはポイントを3ポイント以上になるようにする等を含む。これにより、感情分析システム1は、サービスに満足した状態で体験を終了させるためのプランを検討することが可能となる。これにより、本サービスを利用した際にはいつも満足した状態で帰れるという信頼を顧客に与えられる可能性が向上する。
また、第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定するステップにおいて、サービスの終了が推定されるタイミング前までの所定期間において、所定の回数の第2要素が発生するように、第2要素を発生させるタイミングを設定してもよい。例えば、第1のユーザは、飲食店を退店する30分前には、第2要素の回数を2回発生させるよう設定する等でもよい。これにより、感情分析システム1は、体験の終了時において、ユーザがサービスに満足した状態となるようにプランを検討することが可能となる。これにより、本サービスを利用した際にはいつも満足した状態で帰れるという信頼を顧客に与えられる可能性が向上する。
また、第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定するステップにおいて、所定の第2要素を発生させた後、所定の周期で第2要素が発生するように、第2要素を発生させるタイミングを設定してもよい。例えば、飲食店で注文した食事が届くことを第2要素とするとき、第1のユーザは、飲食店で注文した食事が届いた後に別の第2要素を所定の周期で発生させるよう設定する等でもよい。これにより、感情分析システム1は、想定されている行動を顧客がした後であっても、顧客がサービスに飽きないようにプランを検討することが可能となる。これにより、本サービスを利用した際、常に楽しい気分でいられるという信頼を顧客に与えられる可能性が向上する。
(4)算出した顧客の感情の遷移の活用
上記実施形態では、サーバ20は、単一のサービス提供者の顧客の感情の遷移を算出し、算出した結果を第1のユーザに提示する場合を説明した。しかし、サーバ20が第1のユーザに提示する情報は、単一のサービス提供者の顧客の感情の遷移に限定されない。サーバ20は、例えば、同じ業種の異なるサービスの顧客の感情の遷移と比較して、自サービスの顧客の感情の遷移を表示してもよい。例えば、サーバ20は、飲食店Aの顧客の感情の遷移と、飲食店Bの顧客の感情の遷移とを比較した画像を提示する。サーバ20は、感情の遷移の比較を、グラフを並列して表示することで実施してもよいし、グラフを重畳して表示することで実施してもよい。このとき、サーバ20は、顧客が第2要素を発生させた回数を時系列にカウントした結果を、サービス提供者ごとに表示してもよい。飲食店の運営者は、算出した顧客の感情の遷移を比較することで、顧客のユーザ体験において新たな気付きを得ることができる。
(5)ユーザ体験
上記実施形態では、顧客がサービスの提供を受ける場面からのユーザ体験について記載している。しかし、ユーザ体験は、顧客がサービスの提供を受ける場面からに限定されない。例えば、ユーザ体験は、サービスの提供を受けるための予約、準備等、実際にサービスを受ける前段の処理も含まれる。本実施形態に係る感情分析システム1は、サービスを受ける前段の処理についても、第2要素を設定し、顧客の感情の遷移をシミュレーションしてもよい。
(6)感情の遷移の表示
上記実施形態では、サーバ20は、例えば、図16に示すような、顧客の感情の遷移を表すグラフを第1のユーザに提示する例を説明した。しかし、サーバ20により作成される画像は、曲線のみで表されるものに限定されない。例えば、サーバ20は、顧客が発生させた第2要素を第1のユーザが把握可能な態様で、グラフに重畳させてもよい。
図18は、シミュレーションした顧客の感情の遷移を表す画面のその他の例を示す図である。第1の装置10は、シミュレーションした顧客の感情の遷移にあわせて、顧客が発生させた第2要素を第1のユーザが把握可能な態様で、グラフに重畳させて表示させる。
具体的には、第1の装置10は、ダイアログ画面1800に以下の各情報を提示する。
・領域1801は、推測感情ログのデータベース2024の情報を参照して作成された、顧客の感情の遷移を表すグラフを表示する領域である。
・領域1802は、顧客が発生させた第2要素を第1のユーザが把握可能な態様で、グラフに重畳させて表示する領域である。
以上、本開示のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態、その変形は、発明の範囲、要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
<付記>
以下に説明するのは、上記の各実施形態で説明した事項を付記したものである。
(付記1)
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プログラムは、コンピュータのプロセッサに、顧客の感情をネガティブ方向に進める第1要素を設定するステップ(S10011)と、顧客の感情をポジティブ方向に進める第2要素であって、提供するサービスに係る複数の第2要素を設定するステップ(S10012)と、顧客がサービスを利用している際において、複数の第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定するステップ(S10012)と、第1要素を所定周期で発生させ、かつ、第2要素を設定されたタイミングで発生させることで、顧客の感情の時系列での遷移を算出するステップ(S10024)と、算出した顧客の感情の遷移を出力するステップ(S10025)と、を実行させる、プログラム。
(付記2)
第1要素を設定するステップ(S10011)において、第1要素は、定期的に発生する否定的な事象である、(付記1)に記載のプログラム。
(付記3)
第1要素を設定するステップ(S10011)において、サービスを利用する前記顧客の体験時間を等分した時間ごと、または、サービスについて予め設定される単位時間ごとにマイナスのポイントを加算する、(付記2)に記載のプログラム。
(付記4)
第1要素を設定するステップ(S10011)において、顧客の集中力に基づく時間ごとにマイナスのポイントを加算する、(付記2)に記載のプログラム。
(付記5)
第1要素を設定するステップ(S10011)において、批判要素は含まれない、(付記2)に記載のプログラム。
(付記6)
第2要素を設定するステップ(S10012)において、第2要素は、サービスの提供者が、顧客が肯定的な感情を抱くことを想定する事象である、(付記1)に記載のプログラム。
(付記7)
第2要素を設定するステップ(S10012)において、第2要素は、顧客にとって楽しい事象、嬉しい事象、感動する事象、興味を惹く事象、または、これらのいずれかの組み合わせを含む、(付記6)に記載のプログラム。
(付記8)
第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定するステップ(S10012)において、顧客が前記サービスの利用を終了させる際に、顧客の感情がポジティブ方向に所定の量加算されているように、第2要素を発生させるタイミングを設定する、(付記1)に記載のプログラム。
(付記9)
第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定するステップ(S10012)において、サービスの終了が推定されるタイミング前までの所定期間において、所定の回数の第2要素が発生するように、第2要素を発生させるタイミングを設定する、(付記8)に記載のプログラム。
(付記10)
第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定するステップ(S10012)において、所定の第2要素を発生させた後は、所定の周期で第2要素を発生させる、(付記1)に記載のプログラム。
(付記11)
設定した第2要素を顧客が発生させたことを表す情報を取得するステップ(S11071)と、第1要素を所定周期で発生させ、かつ、第2要素を情報を取得したタイミングで発生させることで、顧客の感情の時系列での遷移を算出するステップ(S11023)と、をプロセッサに実行させる、(付記1)に記載のプログラム。
(付記12)
発生させた第2要素に係る情報を、顧客から取得するステップ(S12041)をプロセッサに実行させる、(付記11)に記載のプログラム。
(付記13)
顧客から情報を取得するステップにおいて、第2要素に対する顧客のフィードバックを所定のタイミングで取得する(S12041)、(付記12)に記載のプログラム。
(付記14)
顧客から情報を取得するステップにおいて、顧客の動向を所定のデバイスにより取得する(S12051)、(付記12)に記載のプログラム。
(付記15)
設定した第2要素を評価者が発生させたことを表す情報を取得するステップと、第1要素を所定周期で発生させ、かつ、第2要素を情報を取得したタイミングで発生させることで、評価者の感情の時系列での遷移を算出するステップと、発生させた第2要素に係る情報を、評価者から取得するステップ(S12061)とをプロセッサに実行させる、(付記1)に記載のプログラム。
(付記16)
算出された顧客の感情の時系列での遷移と、顧客から取得した第2要素に係る情報とを提示するステップ(S13022)をプロセッサに実行させる、(付記12)に記載のプログラム。
(付記17)
算出された顧客の感情の時系列での遷移と、顧客から取得した第2要素に係る情報とに基づき、第2要素を更新するステップ(S13023)、をプロセッサに実行させる、(付記12)に記載のプログラム。
(付記18)
更新した第2要素を発生させるタイミングを設定するステップをプロセッサに実行させる(S13023)、(付記17)に記載のプログラム。
(付記19)
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行される方法であって、プロセッサが、顧客の感情をネガティブ方向に進める第1要素を設定するステップ(S10011)と、顧客の感情をポジティブ方向に進める第2要素であって、提供するサービスに係る複数の第2要素を設定するステップ(S10012)と、顧客がサービスを利用している際において、複数の第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定するステップ(S10012)と、第1要素を所定周期で発生させ、かつ、第2要素を設定されたタイミングで発生させることで、顧客の感情の時系列での遷移を算出するステップ(S10024)と、算出した顧客の感情の遷移を出力するステップ(S10025)と、を実行する方法。
(付記20)
制御部と、記憶部とを備える情報処理装置であって、制御部が、顧客の感情をネガティブ方向に進める第1要素を設定するステップ(S10011)と、顧客の感情をポジティブ方向に進める第2要素であって、提供するサービスに係る複数の第2要素を設定するステップ(S10012)と、顧客がサービスを利用している際において、複数の第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定するステップ(S10012)と、第1要素を所定周期で発生させ、かつ、第2要素を設定されたタイミングで発生させることで、顧客の感情の時系列での遷移を算出するステップ(S10024)と、算出した顧客の感情の遷移を出力するステップ(S10025)と、を実行する、情報処理装置。
(付記21)
顧客の感情をネガティブ方向に進める第1要素を設定する手段(S10011)と、顧客の感情をポジティブ方向に進める第2要素であって、提供するサービスに係る複数の第2要素を設定する手段(S10012)と、顧客がサービスを利用している際において、複数の第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定する手段(S10012)と、第1要素を所定周期で発生させ、かつ、第2要素を設定されたタイミングで発生させることで、顧客の感情の時系列での遷移を算出する手段(S10024)と、算出した顧客の感情の遷移を出力する手段(S10025)と、を具備するシステム。
1:感情分析システム、10:第1の装置、12:通信IF、13:入力装置、14:出力装置、15:メモリ、16:記憶部、19:プロセッサ、20:サーバ、22:通信IF、23:入出力IF、25:メモリ、26:ストレージ、29:プロセッサ、40:第2の装置、50:第3の装置、60:第4の装置、70:第5の装置、80:ネットワーク、111:アンテナ、121:第1無線通信部、130:操作受付部、132:ディスプレイ、140:音声処理部、141:マイク、142:スピーカー、161:サービス情報、162:第1要素情報、163:第2要素情報、191:入力操作受付部、192:送受信部、193:データ処理部、194:報知制御部、201:通信部、202:記憶部、203:制御部、2021:サービスのデータベース、2022:第1要素のデータベース、2023:第2要素のデータベース、2024:推測感情ログのデータベース、2025:計測感情ログのデータベース、2026:第2要素フィードバックのデータベース、2031:受信制御モジュール、2032:送信制御モジュール、2033:管理モジュール、2034:シミュレーションモジュール、2035:第1の作成モジュール、2036:第2の作成モジュール

Claims (19)

  1. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記プログラムは、前記コンピュータのプロセッサに、
    顧客の感情をネガティブ方向に進める第1要素を設定するステップと、
    前記顧客の感情をポジティブ方向に進める第2要素であって、提供するサービスに係る複数の第2要素を設定するステップと、
    顧客が前記サービスを利用している際において、複数の前記第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定するステップと、
    前記第1要素を所定周期で発生させ、かつ、前記第2要素を前記設定されたタイミングで発生させることで、前記顧客の感情の時系列での遷移を算出するステップと、
    算出した前記顧客の感情の遷移を出力するステップと、
    を実行させ
    前記第1要素を設定するステップにおいて、
    前記サービスを利用する前記顧客の体験時間を等分した時間ごと、または、前記サービスについて予め設定される単位時間ごとにマイナスのポイントを加算する、プログラム。
  2. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記プログラムは、前記コンピュータのプロセッサに、
    顧客の感情をネガティブ方向に進める第1要素を設定するステップと、
    前記顧客の感情をポジティブ方向に進める第2要素であって、提供するサービスに係る複数の第2要素を設定するステップと、
    顧客が前記サービスを利用している際において、複数の前記第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定するステップと、
    前記第1要素を所定周期で発生させ、かつ、前記第2要素を前記設定されたタイミングで発生させることで、前記顧客の感情の時系列での遷移を算出するステップと、
    算出した前記顧客の感情の遷移を出力するステップと、
    を実行させ、
    前記第1要素を設定するステップにおいて、
    前記顧客の集中力に基づく時間ごとにマイナスのポイントを加算する、プログラム。
  3. 前記第1要素を設定するステップにおいて、
    批判要素は含まれない、請求項に記載のプログラム。
  4. 前記第2要素を設定するステップにおいて、
    前記第2要素は、前記サービスの提供者が、前記顧客が肯定的な感情を抱くことを想定する事象である、請求項1に記載のプログラム。
  5. 前記第2要素を設定するステップにおいて、
    前記第2要素は、前記顧客にとって楽しい事象、嬉しい事象、感動する事象、興味を惹く事象、または、これらのいずれかの組み合わせを含む、請求項に記載のプログラム。
  6. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記プログラムは、前記コンピュータのプロセッサに、
    顧客の感情をネガティブ方向に進める第1要素を設定するステップと、
    前記顧客の感情をポジティブ方向に進める第2要素であって、提供するサービスに係る複数の第2要素を設定するステップと、
    顧客が前記サービスを利用している際において、複数の前記第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定するステップと、
    前記第1要素を所定周期で発生させ、かつ、前記第2要素を前記設定されたタイミングで発生させることで、前記顧客の感情の時系列での遷移を算出するステップと、
    算出した前記顧客の感情の遷移を出力するステップと、
    を実行させ、
    前記第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定するステップにおいて、
    前記顧客が前記サービスの利用を終了させる際に、前記顧客の感情がポジティブ方向に所定の量加算されているように、前記第2要素を発生させるタイミングを設定する、プログラム。
  7. 前記第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定するステップにおいて、
    前記サービスの終了が推定されるタイミング前までの所定期間において、所定の回数の第2要素が発生するように、前記第2要素を発生させるタイミングを設定する、請求項に記載のプログラム。
  8. 前記第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定するステップにおいて、
    所定の前記第2要素を発生させた後は、所定の周期で前記第2要素を発生させる、請求項1に記載のプログラム。
  9. 設定した前記第2要素を前記顧客が発生させたことを表す情報を取得するステップと、
    前記第1要素を所定周期で発生させ、かつ、前記第2要素を前記情報を取得したタイミングで発生させることで、前記顧客の感情の時系列での遷移を算出するステップと、を前記プロセッサに実行させる、請求項1に記載のプログラム。
  10. 発生させた前記第2要素に係る情報を、前記顧客から取得するステップを前記プロセッサに実行させる、請求項に記載のプログラム。
  11. 前記顧客から情報を取得するステップにおいて、前記第2要素に対する顧客のフィードバックを所定のタイミングで取得する、請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記顧客から情報を取得するステップにおいて、前記顧客の動向を所定のデバイスにより取得する、請求項10に記載のプログラム。
  13. 設定した前記第2要素を評価者が発生させたことを表す情報を取得するステップと、
    前記第1要素を所定周期で発生させ、かつ、前記第2要素を前記情報を取得したタイミングで発生させることで、前記評価者の感情の時系列での遷移を算出するステップと、
    発生させた前記第2要素に係る情報を、前記評価者から取得するステップと
    を前記プロセッサに実行させる、請求項1に記載のプログラム。
  14. 算出された前記顧客の感情の時系列での遷移と、前記顧客から取得した前記第2要素に係る情報とを提示するステップを前記プロセッサに実行させる、請求項10に記載のプログラム。
  15. 算出された前記顧客の感情の時系列での遷移と、前記顧客から取得した前記第2要素に係る情報とに基づき、第2要素を更新するステップを前記プロセッサに実行させる、請求項10に記載のプログラム。
  16. 前記更新した第2要素を発生させるタイミングを設定するステップを前記プロセッサに実行させる、請求項15に記載のプログラム。
  17. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行される方法であって、
    前記プロセッサが、
    顧客の感情をネガティブ方向に進める第1要素を設定するステップと、

    前記顧客の感情をポジティブ方向に進める第2要素であって、提供するサービスに係る複数の第2要素を設定するステップと、
    顧客が前記サービスを利用している際において、複数の前記第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定するステップと、
    前記第1要素を所定周期で発生させ、かつ、前記第2要素を前記設定されたタイミングで発生させることで、前記顧客の感情の時系列での遷移を算出するステップと、
    算出した前記顧客の感情の遷移を出力するステップと、
    を実行し、
    前記第1要素を設定するステップにおいて、
    前記サービスを利用する前記顧客の体験時間を等分した時間ごと、または、前記サービスについて予め設定される単位時間ごとにマイナスのポイントを加算する、
    方法。
  18. 制御部と、記憶部とを備える情報処理装置であって、
    前記制御部が、
    顧客の感情をネガティブ方向に進める第1要素を設定するステップと、
    前記顧客の感情をポジティブ方向に進める第2要素であって、提供するサービスに係る複数の第2要素を設定するステップと、
    顧客が前記サービスを利用している際において、複数の前記第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定するステップと、
    前記第1要素を所定周期で発生させ、かつ、前記第2要素を前記設定されたタイミングで発生させることで、前記顧客の感情の時系列での遷移を算出するステップと、
    算出した前記顧客の感情の遷移を出力するステップと、
    を実行し、
    前記第1要素を設定するステップにおいて、
    前記サービスを利用する前記顧客の体験時間を等分した時間ごと、または、前記サービスについて予め設定される単位時間ごとにマイナスのポイントを加算する、
    情報処理装置。
  19. 顧客の感情をネガティブ方向に進める第1要素を設定する手段と、
    前記顧客の感情をポジティブ方向に進める第2要素であって、提供するサービスに係る複数の第2要素を設定する手段と、
    顧客が前記サービスを利用している際において、複数の前記第2要素の少なくともいずれかを発生させるタイミングを設定する手段と、
    前記第1要素を所定周期で発生させ、かつ、前記第2要素を前記設定されたタイミングで発生させることで、前記顧客の感情の時系列での遷移を算出する手段と、
    算出した前記顧客の感情の遷移を出力する手段と、
    を具備し、
    前記第1要素を設定する手段において、
    前記サービスを利用する前記顧客の体験時間を等分した時間ごと、または、前記サービスについて予め設定される単位時間ごとにマイナスのポイントを加算する、
    システム。
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