JP7333409B2 - 物理量検出装置 - Google Patents

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Description

本開示は、物理量検出装置に関する。
従来から自動車の内燃機関に吸入される空気の流量や圧力などを検出するのに好適な物理量検出装置に関する発明が知られている(下記特許文献1を参照)。特許文献1に記載された従来の物理量検出装置は、物理量を検出する検出素子と、この検出素子と電気的に接続された電子回路と、上記電子回路を収納保持するハウジングと、を備えている(同文献、請求項1等を参照)。
この従来の物理量検出装置は、上記電子回路を外部機器に接続するターミナルと、ハウジングの外部側に突出した上記ターミナルの周囲を囲うコネクタハウジングとを、上記ハウジングに設けている。そして、この従来の物理量検出装置は、上記ターミナルが上記電子回路側と上記コネクタハウジング側を内外に連通している上記ハウジングの枠体の一部に、上記ターミナルの一部を露出させる溝を備えたことを特徴としている。
このような構成により、溝に露出しているターミナルや支持体を、調整時の出力特性を得るための調整用端子として使用することができ、調整作業が容易で、製造工程を簡略化できるものとなる(同文献、第3頁、第3行-第5行を参照)。
また、上記ハウジングの一方の面にはカバーが取付固定され、このハウジングの他方の面および副通路ボディの開放された面には、金属製のベースが取り付けられている。このベースは、副通路ボディに設けられた突起部およびハウジングに設けられた突起部が、ベースに設けられた凹部に圧入することによって位置決めされ、接着剤によって固定取り付けされる(同文献、第8頁、第9行-第17行、図2等を参照)。
国際公開第2002/066937号
上記従来の物理量検出装置は、ベースとハウジングとの位置決めを行う突起部と凹部の数が増加すると、ベースとハウジングとの組み立て時の公差が増加して位置決め精度が低下する。そのため、個々の物理量検出装置のベースとハウジングとの間に画定されて測定対象の気体が流れる副通路の寸法や形状に個体差が生じ、物理量の測定精度に影響を与えるおそれがある。
本開示は、物理量の測定精度を従来よりも向上させることが可能な物理量検出装置を提供する。
本開示の一態様は、物理量を検出する検出素子と、該検出素子が実装された回路基板と、該回路基板を収容するハウジングと、該ハウジングに固定されて前記検出素子が配置される流路を画定するカバーと、を備えた物理量検出装置であって、前記ハウジングと前記カバーは、位置決め部を有し、前記位置決め部は、前記回路基板の厚さ方向に延びるピンと、前記ピンの先端部を嵌合させて前記ハウジングと前記カバーとの位置決めを行う嵌合部と、を有し、前記ピンは、前記厚さ方向に沿う前記回路基板の係止面に対向して前記回路基板の表裏面に沿う面方向の移動を規制する係止部を有する、物理量検出装置である。
本開示の上記一態様によれば、ハウジングとカバーとの位置決め精度を従来よりも向上させ、検出素子が配置される流路を通る流体の流れの個体差を低減し、検出素子による物理量の測定精度を従来よりも向上させることが可能な物理量検出装置を提供することができる。
物理量検出装置を備えた内燃機関制御システムの一例を示すシステム図。 本開示の物理量検出装置の実施形態1に係る模式的な断面図。 図2に示す物理量検出装置のカバーを取り外した状態の背面図。 図2に示す物理量検出装置の位置決め部を構成するピンの形状の一例。 図2に示す物理量検出装置の位置決め部を構成するピンの形状の一例。 図2に示す物理量検出装置の位置決め部を構成するピンの形状の一例。 図2に示す物理量検出装置の位置決め部を構成するピンの形状の一例。 図2に示す物理量検出装置の位置決め部を構成するピンの形状の一例。 図3に示す物理量検出装置のピンと回路基板の貫通孔の配置の一例。 本開示の物理量検出装置の実施形態2に係る模式的な断面図。
以下、図面を参照して本開示に係る物理量検出装置の実施形態を説明する。
[実施形態1] 図1は、本実施形態に係る物理量検出装置20を使用した電子燃料噴射方式の内燃機関制御システム1の一例を示すシステム図である。内燃機関制御システム1では、エンジンシリンダ11とエンジンピストン12を備える内燃機関10の動作に基づいて、吸入空気が被計測気体2としてエアクリーナ21から吸入される。吸入空気は、主通路22である吸気ボディと、スロットルボディ23と、吸気マニホールド24を介してエンジンシリンダ11の燃焼室に導かれる。
燃焼室に導かれた吸入空気である被計測気体2の物理量は、物理量検出装置20で測定される。さらに、物理量検出装置20で測定された物理量に基づいて、燃料噴射弁14より燃料が供給され、吸入空気と共に混合気の状態で燃焼室に導かれる。なお、本実施形態では、燃料噴射弁14は内燃機関10の吸気ポートに設けられ、吸気ポートに噴射された燃料が吸入空気に混合され、その燃料と吸入空気との混合気が、吸気弁15を介して燃焼室に導かれる。燃焼室に導かれた混合気は、点火プラグ13の火花着火によって爆発的に燃焼して機械エネルギを発生する。
燃焼後の気体は排気弁16から排気管に導かれ、排気ガス3として排気管から車外に排出される。燃焼室に導かれる吸入空気である被計測気体2の流量は、アクセルペダルの操作に基づいてその開度が変化するスロットルバルブ25により制御される。また、燃焼室に導かれる吸入空気の流量に基づいて燃料供給量が制御される。スロットルバルブ25の開度を制御して燃焼室に導かれる吸入空気の流量を制御することにより、内燃機関10が発生する機械エネルギを制御することができる。
物理量検出装置20は、エアクリーナ21を介して取り込まれて主通路22を流れる吸入空気である被計測気体2の流量、温度、湿度、圧力などの物理量を測定する。物理量検出装置20は、吸入空気の物理量に応じた電気信号を出力する。物理量検出装置20の出力信号は制御装置4に入力される。
また、スロットルバルブ25の開度を計測するスロットル角度センサ26の出力が制御装置4に入力される。また、内燃機関10のエンジンピストン12や吸気弁15や排気弁16の位置や状態、さらに内燃機関10の回転速度を計測するために、回転角度センサ17の出力が、制御装置4に入力される。排気ガス3の状態から燃料量と空気量との混合比の状態を計測するために、酸素センサ28の出力が制御装置4に入力される。
制御装置4は、物理量検出装置20の出力である吸入空気の物理量と、回転角度センサ17の出力に基づき計測された内燃機関10の回転速度とに基づいて、燃料噴射量や点火時期を演算する。これらの演算結果に基づいて、燃料噴射弁14から供給される燃料量、また点火プラグ13により点火される点火時期が制御される。燃料供給量や点火時期は、実際には、さらに物理量検出装置20で測定される温度や、スロットル角度の変化状態、エンジン回転速度の変化状態、酸素センサ28で計測された空燃比の状態に基づいて、きめ細かく制御されている。
制御装置4は、さらに内燃機関10のアイドル運転状態において、スロットルバルブ25をバイパスする空気量をアイドルエアコントロールバルブ27により制御し、アイドル運転状態での内燃機関10の回転速度を制御する。
内燃機関10の主要な制御量である燃料供給量や点火時期は、いずれも物理量検出装置20の出力を主パラメータとして演算される。したがって、物理量検出装置20の測定精度の向上や、経時変化の抑制、信頼性の向上が、車両の制御精度の向上や信頼性の確保に関して重要である。
特に近年、車両の省燃費に関する要望が非常に高く、また排気ガス浄化に関する要望が非常に高い。これらの要望に応えるには、物理量検出装置20により測定される被計測気体2である吸入空気の物理量の測定精度の向上が極めて重要である。また、物理量検出装置20が高い信頼性を維持していることも大切である。
車両に搭載される物理量検出装置20は、以下で説明するように、単に発明が解決しようとする課題の欄に記載された課題を解決し、発明の効果の欄に記載された効果を奏するだけではない。以下で説明するように、物理量検出装置20は、上述した様々な課題を十分に考慮し、製品として求められている様々な課題を解決し、種々の効果を奏している。物理量検出装置20が解決する具体的な課題や奏する具体的な効果は、以下の実施形態に関する記載の中で説明する。
図2は、図1に示す物理量検出装置20の模式的な断面図である。図3は、図2に示す物理量検出装置20のカバー202を取り外した状態の一例を示す背面図である。
物理量検出装置20は、ハウジング201と、ハウジング201に取り付けられるカバー202とを備えている。ハウジング201は、たとえば合成樹脂材料を射出成形することによって構成されている。カバー202は、たとえばアルミニウム合金などの導電性材料からなる板状部材や、合成樹脂材料を射出成形することによって構成されている。カバー202は、薄い板状に形成されて、広い平坦な冷却面を有している。
ハウジング201は、主通路22である吸気ボディに固定されるフランジ201fと、フランジ201fから突出して外部機器との電気的な接続を行うために吸気ボディから外部に露出するコネクタ201cと、フランジ201fから主通路22の中心に向かって突出するように延びる計測部201mを有している。
フランジ201fは、たとえば、所定の板厚からなる平面視略矩形状を有しており、角部に貫通孔を有している。フランジ201fは、たとえば、角部の貫通孔に固定ネジが挿通されて主通路22のネジ穴に螺入されることにより、主通路22に固定される。
コネクタ201cは、たとえば、その内部に4本の外部端子と、補正用端子とが設けられている。外部端子は、物理量検出装置20の計測結果である流量や温度などの物理量を出力するための端子および物理量検出装置20が動作するための直流電力を供給するための電源端子である。補正用端子は、製造された物理量検出装置20の計測を行い、それぞれの物理量検出装置20に関する補正値を求めて、物理量検出装置20内部のメモリに補正値を記憶するのに使用する端子である。
計測部201mは、フランジ201fから主通路22の中心方向に向かって延びる薄くて長い板状の形状を成し、幅広な背面221と正面222、および幅狭な一対の側面である上流端面223と下流端面224を有している。計測部201mは、物理量検出装置20を主通路22に取り付けた状態で、主通路22の内壁から主通路22の中心軸22aに向かって突出し、背面221と正面222が主通路22の中心軸22aに沿って平行に配置される。
また、計測部201mは、幅狭な上流端面223と下流端面224のうち、計測部201mの短手方向一方側の上流端面223が主通路22の上流側を向くように配置され、計測部201mの短手方向他方側の下流端面224が主通路22の下流側を向くように配置される。
また、計測部201mは、基端部に設けられたフランジ201fと反対側の先端部201tの上流端面223に、吸入空気などの被計測気体2の一部を計測部201m内の副通路234に取り込むための入口231が、開口して設けられている。また、計測部201mは、先端部201tの上流端面223と反対側の下流端面224に、計測部201m内の副通路234に取り込んだ被計測気体2を主通路22に戻すための第1出口232および第2出口233が開口して設けられている。
物理量検出装置20は、副通路234の入口231が、フランジ201fから主通路22の中心方向に向かって延びる計測部201mの先端部201tに設けられている。そのため、物理量検出装置20は、主通路22の内壁面近傍ではなく、内壁面から離れた中央部に近い部分の気体を副通路に取り込むことができる。これにより、物理量検出装置20は、主通路22の内壁面から離れた部分の気体の流量を測定することができ、熱などの影響による計測精度の低下を抑制できる。
計測部201mには、副通路234を形成するための副通路溝250と、回路基板207を収容するための回路室235が設けられている。回路室235と副通路溝250は、板状の計測部201mの厚さ方向において、計測部201mの一方の面に凹設されている。回路室235は、主通路22における被計測気体2の流れ方向の上流側の位置に配置され、副通路234は、回路室235よりも主通路22における被計測気体2の流れ方向の下流側の位置に配置される。
副通路溝250は、カバー202とともに副通路234を画定する。副通路溝250は、第1副通路溝251と、第1副通路溝251の途中で分岐する第2副通路溝252とを有している。
第1副通路溝251は、計測部201mの上流端面223に開口する入口231と、計測部201mの下流端面224に開口する第1出口232との間に亘って、計測部201mの短手方向に沿って延在するように形成されている。第1副通路溝251は、カバー202との間に、入口231から主通路22の中心軸22aに沿って延びて第1出口232に至る第1副通路234aを形成する。
第2副通路溝252は、第1副通路溝251からフランジ201fへ向けて計測部201mの長手方向に分岐して、主通路22の中心軸22aにおおむね直交する方向に延びている。さらに、第2副通路溝252は、計測部201mのフランジ201fの近傍で先端部201tへ向けて、たとえばU字状または円弧状に湾曲して折り返し、計測部201mの長手方向、すなわち主通路22の中心軸22aに直交する方向に延びている。第2副通路溝252は、最終的に、計測部201mの下流端面224へ向けて、たとえば円弧状に湾曲するように曲折し、第2出口233に接続されている。
第2出口233は、主通路22における被計測気体2の流れ方向の下流側を向くように開口されている。第2出口233は、第1出口232よりも大きい開口面積を有しており、第1出口232よりも計測部201mの長手方向の基端部側に形成されている。第2副通路溝252は、カバー202との間に、第1副通路234aからフランジ201fへ向けて分岐して第2出口233に至る第2副通路234bを形成する。
第1副通路234aは、主通路22内を流れる被計測気体2を入口231から取り込み、その取り込んだ被計測気体2を第1出口232から主通路22に戻す。第1副通路234aは、入口231と第1出口232との間に分岐部236を有している。主通路22を流れる被計測気体2は、順流時に、入口231から第1副通路234aに取り込まれ、第1副通路234a内を第1出口232へ向けて流れるととともに、分岐部236から第2副通路234bへ流入する。
第2副通路234bは、第1副通路234aから分岐されて流れ込んだ被計測気体2を通過させて第2出口233から主通路22に戻す。第2副通路234bは、計測部201mの長手方向に沿って往復する経路を有する。より詳細には、第2副通路234bは、たとえば、直線状の上流部237と、円弧状またはU字状の湾曲部238と、直線状の下流部239とを有している。
物理量検出装置20は、物理量を検出する検出素子として、たとえば、第2副通路234bの上流部237に配置された流量検出部205を備えている。より詳細には、第2副通路234bの上流部237において、流量検出部205は、第1副通路234aと湾曲部238の中間部に配置されている。第2副通路234bは、上記のような湾曲形状を有することで、通路長さをより長く確保することができ、主通路22内の被計測気体2に脈動が生じた場合に、流量検出部205への影響を小さくすることができる。
回路基板207は、計測部201mの短手方向一方側に設けられた回路室235に収容されている。回路基板207は、たとえば、計測部201mの長手方向に沿って延在するとともに、フランジ201f側の計測部201mの端部で計測部201mの短手方向に沿って延在する、おおむねL字状の形状を有している。
回路基板207の表面には、吸気温度センサ203と、圧力センサ204と、湿度センサ206と、流量検出部205を有するチップパッケージ208と、が実装されている。すなわち、物理量検出装置20は、たとえば、物理量である温度と、圧力と、流量と、湿度とを検出する素子として、吸気温度センサ203と、圧力センサ204と、流量検出部205と、湿度センサ206とを備えている。
吸気温度センサ203は、たとえば、温度検出通路に配置され、温度検出通路を流れる被計測気体2の温度を測定する。温度検出通路は、たとえば計測部201mの上流端面223に開口する入口231の近傍に入口を有し、計測部201mの背面221と正面222に取り付けられたカバー202の双方に出口を有している。
圧力センサ204は、回路室235内の被計測気体2の圧力を測定し、湿度センサ206は、回路室235内の被計測気体2の湿度を測定する。回路室235は、ハウジング201とカバー202との間に画定され、圧力導入流路を介して第2副通路234bに連通し、第2副通路234bから圧力導入路を介して被計測気体2が流入する。
流量検出部205は、たとえば、チップパッケージ208の凹溝と回路基板207との間の流路D1を流れる被計測気体2の流量を測定する。より詳細には、被計測気体2は、チップパッケージ208の凹溝と回路基板207との間の流路D1と、ハウジング201の第2副通路溝252と回路基板207との間の流路D2と、チップパッケージ208とカバー202との間の流路D3とを流れる。
そして、チップパッケージ208の凹溝と回路基板207との間の流路D1を流れる被計測気体2の物理量の一つである流量が、本実施形態の物理量検出装置20における検出素子の一つである流量検出部205によって検出される。流量検出部205は、たとえば、被計測気体2の流れ方向において、発熱抵抗体の両側に一対の感温抵抗体を有し、これら一対の感温抵抗体の温度差に基づいて空気の流量を測定する、熱式空気流量計である。
物理量検出装置20において、ハウジング201とカバー202との位置決め精度や、ハウジング201と回路基板207との位置決め精度が低下すると、被計測気体2が通る流路D2,D3の寸法や形状に個体差が生じるおそれがある。すると、その影響を受けて、検出素子である流量検出部205に臨む流路D1を通る被計測気体2の流れに個体差が生じ、物理量である流量の測定精度に影響を与えるおそれがある。
したがって、物理量検出装置20では、物理量の測定精度を従来よりも向上させるために、ハウジング201とカバー202との位置決め精度の向上や、ハウジング201と回路基板207との位置決め精度の向上が重要になる。以下では、このような課題を解決するための構成である本実施形態の物理量検出装置20の特徴構成について詳細に説明する。本実施形態の物理量検出装置20は、主に、次のような構成を特徴としている。
物理量検出装置20は、前述のように、物理量を検出する各種の検出素子と、それらの検出素子が実装された回路基板207とを備えている。また、物理量検出装置20は、回路基板207を収容するハウジング201と、そのハウジング201に固定され、検出素子の一つである流量検出部205が配置される流路である第2副通路234bを画定するカバー202と、を備えている。さらに、ハウジング201とカバー202は、位置決め部Pを有している。この位置決め部Pは、回路基板207の厚さ方向Dtに延びるピンP1と、そのピンP1の先端部P11を嵌合させてハウジング201とカバー202との位置決めを行う嵌合部P2と、を有している。そして、ピンP1は、厚さ方向Dtに沿う回路基板207の係止面207fに対向して回路基板207の表裏面に沿う面方向Dfの移動を規制する係止部P12を有している。
より具体的には、図2および図3に示す例において、位置決め部Pを構成するピンP1は、たとえば、ハウジング201に設けられている。ピンP1は、たとえば、ハウジング201の一部として射出成形され、ハウジング201と同一の材料により、ハウジング201と一体に設けられている。なお、ピンP1は、ハウジング201とは別の部材であってもよく、ハウジング201に取り付けられていてもよい。
また、ピンP1は、たとえば、円柱状、楕円柱状、四角形柱状、または多角形柱状などの任意の断面形状の柱状に設けられている。ピンP1の係止部P12は、たとえば、ピンP1の突出方向における先端部P11と反対の基端部に設けられている。ピンP1の係止部P12の外周面は、たとえば、回路基板207の厚さ方向Dtにおおむね平行に設けられている。これにより、係止部P12の外周面は、回路基板207の厚さ方向Dtにおおむね平行な係止面207fに対して、回路基板207の面方向Df方向に対向している。
回路基板207の係止面207fは、たとえば、回路基板207に設けられた貫通孔207hの内周面または内壁面である。なお、回路基板207の係止面207fは、たとえば、回路基板207の外縁に沿う外周面であってもよく、回路基板207の外縁部に設けられた切り欠き部の壁面であってもよい。回路基板207の係止面207fは、回路基板207の面方向Dfに対向するピンP1の係止部P12に対し、少なくとも部分的に接しているか、または、微小な隙間を有して対向している。ここで、係止面207fと係止部P12との間の微小な隙間は、たとえば、回路基板207の貫通孔207hに対して、ピンP1の係止部P12を挿通させることが可能な寸法公差である。
図2に示す例において、位置決め部Pを構成する嵌合部P2は、たとえば、カバー202に設けられている。嵌合部P2は、たとえば、ハウジング201の一部として鍛造、鋳造、または射出成形され、カバー202と同一の材料により、カバー202と一体に設けられている。なお、嵌合部P2は、カバー202とは別の部材であってもよく、カバー202に取り付けられていてもよい。また、図2および図3に示す例において、ピンP1は、係止部P12の外径が先端部P11の外径よりも大きい。
また、図2および図3に示す例において、位置決め部Pを構成するピンP1の数と嵌合部P2の数は、2つずつである。ここで、図2の模式的な断面図では、便宜的に流量検出部205と、位置決め部Pの2つのピンP1および2つの嵌合部P2とを図示しているが、図3に示すように、これらは同一の切断面上に存在しなくてもよい。なお、ピンP1の数は、ハウジング201とカバー202と回路基板207との位置決め精度の向上と、ピンP1の設置スペース削減の観点から、たとえば、1以上3以下とすることができる。
また、図2に示す例において、位置決め部Pを構成する嵌合部P2は、ピンP1の先端部P11を嵌合させる凹状に設けられ、回路基板207の面方向DfにおいてピンP1の外周面に対向してピンP1の移動を規制する内壁面P21を有している。嵌合部P2の内壁面P21は、たとえば、ピンP1の先端部P11の形状に対応して、円筒状、四角形筒状、または多角形筒状などの任意の断面形状の有底筒状に設けられ、ピンP1の先端部P11の全周を囲んでいる。
図4Aから図4Eは、それぞれ、位置決め部Pを構成するピンP1の先端部P11と係止部P12の形状の一例を示している。図4Aから図4Eの各図において、左側の図は、ピンP1の先端をピンP1の突出方向から見た平面図であり、右側の図は、ピンP1の突出方向と直交する方向から見たピンP1の側面図である。
図4Aから図4Eに示す例において、ピンP1は、係止部P12の外径OD2が先端部P11の外径OD1よりも大きくされ、先端部P11と係止部P12との間にピンP1の径方向の段差が形成されている。なお、ピンP1は、先端部P11と係止部P12とが同一の外径であってもよく、係止部P12から先端部P11の先端に向けて外径がテーパ状に漸減していてもよい。
図4Aに示す例において、ピンP1は、先端部P11と係止部P12とがそれぞれ円柱状に形成されている。この場合、ピンP1の先端部P11を嵌合させる嵌合部P2は、先端部P11の形状に対応して、有底円筒状の凹状に設けられる。また、ピンP1の係止部P12を挿通させる回路基板207の貫通孔207hも、係止部P12の外形に対応して円形の開口と円筒状の内壁面すなわち係止面207fを有する丸穴状または円孔状に形成される。
図4Bに示す例において、ピンP1は、先端部P11が円柱状に形成され、係止部P12が複数のリブP121を有している。より詳細には、係止部P12は、先端部P11と同一の外径OD1の円柱状の軸部P122と、軸部P122の外周面から回路基板207の係止面207fに向けてピンP1の径方向に突出する複数のリブP121を有している。なお、係止部P12のリブP121の数は、特に限定されず、たとえば、2つ、3つ、4つ、または5つ以上であってもよい。この例においても、図2に示す嵌合部P2は、先端部P11の形状に対応して有底円筒状の凹状に設けられ、回路基板207の貫通孔207hも、係止部P12の外形に対応して丸穴状または円孔状に形成される。
図4Cに示す例において、ピンP1は、先端部P11が複数のリブP111を有し、係止部P12が円柱状に形成されている。より詳細には、先端部P11は、円柱状の軸部P112と、軸部P112の外周面から嵌合部P2の内壁面P21に向けてピンP1の径方向に突出する複数のリブP111を有している。なお、先端部P11のリブP111の数は、特に限定されず、たとえば、2つ、3つ、4つ、または5つ以上であってもよい。この例においても、図2に示す嵌合部P2は、先端部P11の形状に対応して有底円筒状の凹状に設けられ、回路基板207の貫通孔207hも、係止部P12の外形に対応して丸穴状または円孔状に形成される。
図4Dに示す例において、ピンP1は、先端部P11および係止部P12がそれぞれリブP111およびリブP121を有している。より詳細には、先端部P11と係止部P12は、それぞれ、同一の外径の軸部P112と軸部P122を有している。また、先端部P11は、軸部P112の外周面からピンP1の径方向に突出する複数のリブP111を有し、係止部P12は、軸部P122の外周面からピンP1の径方向に突出する複数のリブP121を有している。なお、先端部P11のリブP111の数と、係止部P12のリブP121の数とは、同一であってもよく、異なっていてもよい。この例においても、図2に示す嵌合部P2は、先端部P11の形状に対応して有底円筒状の凹状に設けられ、回路基板207の貫通孔207hも、係止部P12の外形に対応して丸穴状または円孔状に形成される。
図4Eに示す例において、ピンP1は、先端部P11が先端に開口P113を有する中空の筒状、たとえば円筒状に設けられ、係止部P12が円柱状に設けられている。また、先端部P11は、先端からピンP1の突出方向に延びる複数のスリットP114を有し、ピンP1の径方向における内側に弾性変形した状態で嵌合部P2に嵌合するように設けられている。図4Eに示す例では、ピンP1の先端部P11に2つのスリットP114が等角度間隔で設けられているが、スリットP114は、3つ、4つ、または5つ以上であってもよい。この例においても、図2に示す嵌合部P2は、先端部P11の形状に対応して有底円筒状の凹状に設けられ、回路基板207の貫通孔207hも、係止部P12の外形に対応して丸穴状または円孔状に形成される。
なお、図4Cおよび図4Dに示す例において、ピンP1の先端部P11の外径OD1を、嵌合部P2の内径よりもやや大きくして、リブP111の一部を弾性変形または塑性変形させた状態で嵌合部P2に嵌合させてもよい。同様に、図4Bおよび図4Dに示す例において、ピンP1の係止部P12の外径OD2を、回路基板207の貫通孔207hの内径よりもやや大きくして、リブP121の一部を弾性変形または塑性変形させた状態で、係止部P12を回路基板207の係止面207fに係合させてもよい。
図5は、ピンP1の係止部P12の形状と、回路基板207の貫通孔207hの配置の一例を示している。図5に示す例では、図3に示す例と同様に、回路基板207の面方向Dfに沿う一方向Dlにおける一端と他端に設けられた一対の貫通孔207hに一対のピンP1が挿通されている。ここで、回路基板207の面方向Dfに沿う一方向Dlは、たとえば、図3に示すように、ハウジング201の計測部201mの長手方向である。
また、図5に示す例において、一対のピンP1の複数のリブP121は、回路基板207の外側へ向けて一方向Dlに突出する外側リブP123と、外側リブP123の突出方向に対して90度以上の角度を有する方向に突出する内側リブP124と、を含む。また、外側リブP123の先端からピンP1の中心までの寸法L3は、貫通孔207hの半径以上となる正の寸法公差を含む。また、内側リブP124の先端からピンP1の中心までの寸法L4は、貫通孔207hの半径以下となる負の寸法公差を含む。
より詳細には、図3および図5に示す例において、ピンP1の係止部P12は、一つの外側リブP123を有している。この外側リブP123は、ハウジング201の計測部201mの長手方向、すなわち回路基板207の長手方向に平行な一方向Dlに突出している。さらに、ピンP1の係止部P12は、2つの内側リブP124を有している。これら2つの内側リブP124は、外側リブP123に対して、それぞれ左回転方向と右回転方向に90度以上、たとえば約135度の角度を有する方向に突出している。
以下、本実施形態の物理量検出装置20の作用を説明する。
本実施形態の物理量検出装置20は、前述のように、吸気温度センサ203、圧力センサ204、流量検出部205、および湿度センサ206など、物理量を検出する検出素子と、その検出素子が実装された回路基板207と、を備えている。また、物理量検出装置20は、回路基板207を収容するハウジング201と、そのハウジング201に固定されて検出素子である流量検出部205が配置される流路を画定するカバー202と、を備えている。この物理量検出装置20において、ハウジング201とカバー202は、位置決め部Pを有している。この位置決め部Pは、回路基板207の厚さ方向Dtに延びるピンP1と、そのピンP1の先端部P11を嵌合させてハウジング201とカバー202との位置決めを行う嵌合部P2と、を有している。さらに、ピンP1は、厚さ方向Dtに沿う回路基板207の係止面207fに対向して回路基板207の表裏面に沿う面方向Dfの移動を規制する係止部P12を有している。
このような構成により、本実施形態の物理量検出装置20は、ハウジング201とカバー202との位置決め精度を従来よりも向上させ、検出素子が配置される流路を通る流体の流れの個体差を低減することができる。したがって、本実施形態よれば、検出素子による物理量の測定精度を従来よりも向上させることが可能な物理量検出装置20を提供することができる。
より詳細には、本開示の実施形態に含まれない比較形態として、ハウジングとカバーとの位置決めを行うための第1のピンおよび第1の嵌合部と、ハウジングと回路基板との位置決めを行うための第2のピンおよび第2の嵌合部と、を有する物理量検出装置を想定する。この比較形態の物理量検出装置では、第1のピンおよび第1の嵌合部と、第2のピンおよび第2の嵌合部とが、回路基板の面方向に離隔して配置される。
すると、第1のピンおよび第1の嵌合部と、第2のピンおよび第2の嵌合部との位置関係が、製造時の公差によって変動し、ハウジングとカバーによって画定される被計測気体の流路の寸法や形状に、物理量検出装置ごとの個体差が生じる。そのため、流路に配置された検出素子によって物理量が測定される被計測気体の流れに個体差が生じ、物理量の測定精度に影響を与えるおそれがある。
これに対し、本実施形態の物理量検出装置20は、位置決め部PのピンP1の先端部P11が嵌合部P2に嵌合することで、ハウジング201とカバー202との位置決めを行うことができる。さらに、同じピンP1の係止部P12が、回路基板207の係止面207fに対し、回路基板207の面方向Dfに対向している。これにより、回路基板207を面方向Dfに移動させる力が作用しても、回路基板207の係止面207fにピンP1の係止部P12が当接して反力を作用させ、回路基板207の位置ずれが防止される。
すなわち、本実施形態の物理量検出装置20は、ハウジング201とカバー202との位置決めを行うためのピンP1によって、ハウジング201と回路基板207との位置決めも行うことができる。そのため、前述の比較形態の物理量検出装置における第1のピンおよび第2のピンの2つのピンの機能を、1つのピンP1によって実現することが可能になる。これにより、本実施形態の物理量検出装置20は、比較形態の物理量検出において第1のピンおよび第1の嵌合部と、第2のピンおよび第2の嵌合部との間の公差によって生じる問題を解消することができる。
したがって、本実施形態によれば、ハウジング201とカバー202との位置決め精度を従来よりも向上させ、検出素子が配置される流路を通る流体の流れの個体差を低減し、検出素子による物理量の測定精度を従来よりも向上させることが可能な物理量検出装置20を提供することができる。
さらに、本実施形態の物理量検出装置20は、比較形態の物理量検出装置の第1のピンおよび第2のピンの2つのピンの機能を1つのピンP1に集約させることで、ピンP1の設置数を削減することができる。これにより、物理量検出装置20は、ハウジング201とカバー202とによって画定される空間において、回路基板207や検出素子を含む位置決め部P以外の部品の設置スペースを増加させ、レイアウトの自由度を向上させることができる。
また、本実施形態の物理量検出装置20において、ピンP1は、係止部P12の外径OD2が先端部P11の外径OD1よりも大きい。
この構成により、たとえば、物理量検出装置20の製造時に、回路基板207を厚さ方向DtすなわちピンP1の突出方向にハウジング201に収容する際に、ピンP1の先端部P11が回路基板207の係止面207fに干渉するのを抑制することができる。これにより、回路基板207をピンP1の突出方向において先端部P11から係止部P12まで移動させてハウジング201に収容する組立作業の作業性が向上し、物理量検出装置20の組立性を向上させることができる。
また、本実施形態の物理量検出装置20において、ピンP1は、ハウジング201に設けられ、嵌合部P2は、カバー202に設けられている。
この構成により、たとえば物理量検出装置20の製造時に、ハウジング201に回路基板207を収容する際に、ハウジング201に設けられたピンP1の係止部P12と回路基板207の係止面207fとを対向させて、ハウジング201と回路基板207との位置決めを行うことができる。これにより、回路基板207に実装された検出素子を、ハウジング201内の所定の位置に正確に配置することができる。
その後、ハウジング201にカバー202を固定する際に、ハウジング201に設けられたピンP1の先端部P11を、カバー202に設けられた嵌合部P2に嵌合させることで、ハウジング201とカバー202との位置決めを行うことができる。これにより、物理量検出装置20において、ハウジング201とカバー202とによって画定される副通路234の形状および寸法の個体差を低減し、流量検出部205を含む検出素子の測定精度を向上させることができる。
また、本実施形態の物理量検出装置20において、嵌合部P2は、ピンP1の先端部P11を嵌合させる凹状に設けられ、回路基板207の面方向DfにおいてピンP1の外周面に対向してピンP1の移動を規制する内壁面P21を有している。
この構成により、たとえば、物理量検出装置20の製造時に、ハウジング201とカバー202との位置決め部Pを構成するピンP1を嵌合部P2に嵌合させることで、ハウジング201とカバー202とを回路基板207の面方向Dfにおいて位置決めすることができる。すなわち、ハウジング201とカバー202との間に回路基板207の面方向Dfの力が作用すると、位置決め部Pを構成するピンP1の外周面が凹状の嵌合部P2の内壁面P21に当接して反力が作用する。これにより、回路基板207の面方向Dfにおけるハウジング201とカバー202との位置ずれが防止され、ハウジング201とカバー202とを回路基板207の面方向Dfにおいて位置決めすることができる。
また、本実施形態の物理量検出装置20において、位置決め部PのピンP1の先端部P11および係止部P12は、たとえば図4Aに示すように、円柱状に形成することができる。
この構成により、たとえば、位置決め部Pの嵌合部P2が有底円筒状の凹部であり、回路基板207の係止面207fが、面方向Dfの両端に開口を有する円筒状の貫通孔207hである場合に、位置決め部Pによる各部材の拘束効果の管理が容易になる。すなわち、ピンP1の先端部P11と嵌合部P2の内壁面P21との間、および、ピンP1の係止部P12と回路基板207の係止面207fとの間で、隙間や締まりなどの管理を容易にすることができる。
また、本実施形態の物理量検出装置20において、位置決め部PのピンP1の係止部P12は、たとえば図2、図3および図4Bに示すように、回路基板207の貫通孔207hの内壁面である係止面207fに向けてピンP1の径方向に突出する複数のリブP121を有している。
この構成により、ピンP1の係止部P12に設けられた複数のリブP121の先端を回路基板207の係止面207fに対向させ、回路基板207の面方向Dfの移動を拘束して、回路基板207の位置決めを行うことができる。また、ピンP1の係止部P12が円柱状である場合と比較して、係止部P12と回路基板207の係止面207fとの接触面積を減少させ、係止部P12に作用する応力を低減することができる。したがって、ピンP1の係止部P12の剛性が低い場合でも、係止部P12に作用する応力を低減しつつ、回路基板207の拘束と位置決めを行うことができる。
また、本実施形態の物理量検出装置20において、位置決め部PのピンP1の先端部P11は、たとえば図2および図4Cに示すように、嵌合部P2の内壁面P21に向けてピンP1の径方向に突出する複数のリブP121を有していてもよい。
この構成により、ピンP1の先端部P11に設けられた複数のリブP111の先端を嵌合部P2の内壁面P21に対向させ、ハウジング201とカバー202の相対的な移動を拘束して、ハウジング201とカバー202の位置決めを行うことができる。また、ピンP1の先端部P11が円柱状である場合と比較して、先端部P11と嵌合部P2の内壁面P21との接触面積を減少させ、先端部P11に作用する応力を低減することができる。したがって、ピンP1の先端部P11の剛性が低い場合でも、先端部P11に作用する応力を低減しつつ、ハウジング201とカバー202との拘束と位置決めを行うことができる。
また、本実施形態の物理量検出装置20において、位置決め部PのピンP1の先端部P11と係止部P12は、たとえば図2および図4Dに示すように、それぞれ、複数のリブP111と複数のリブP121を有していてもよい。この構成により、物理量検出装置20は、前述の図4Cに示す例におけるピンP1の効果と、前述の図4Dに示す例におけるピンP1の効果とを併せた効果を奏することができる。
また、本実施形態の物理量検出装置20において、ピンP1の先端部P11は、たとえば、図4Eに示すように、先端に開口P113を有する中空の筒状に設けられ、先端からピンP1の突出方向に延びる複数のスリットP114を有している。このピンP1は、径方向における内側に弾性変形した状態で嵌合部P2に嵌合する。
この構成により、ピンP1の先端部P11の外周面を径方向外側へ向けて付勢して、嵌合部P2の内壁面P21に押し付けた状態で、ピンP1の先端部P11を嵌合部P2に嵌合させることができる。これにより、ピンP1の先端部P11の外周面と、嵌合部P2の内壁面P21との間の遊びをなくし、ハウジング201とカバー202とをより確実に拘束して、より精度よく位置決めすることができる。
また、本実施形態の物理量検出装置20において、回路基板207の係止面207fは、たとえば図2および図3に示すように、回路基板207に設けられた貫通孔207hの内壁面を含んでいる。
この構成により、位置決め部PのピンP1を回路基板207の貫通孔207hに挿通させ、ピンP1の係止部P12の外周面の全周を、回路基板207の係止面207fである貫通孔207hの内壁面に対向させることができる。これにより、一つのピンP1と一つの回路基板207の貫通孔207hにより、回路基板207の面方向Dfに沿うあらゆる方向の移動を規制することができる。したがって、ピンP1の設置数の削減が可能になり、回路基板207および検出素子などの設置スペースを相対的に増加させ、物理量検出装置20の小型化と、回路基板207や検出素子などのレイアウトの自由度の向上が可能になる。
また、本実施形態の物理量検出装置20は、たとえば図5に示すように、回路基板207の面方向Dfに沿う一方向Dlにおける一端と他端に設けられた一対の貫通孔207hに一対のピンP1が挿通されている。この例において、一対のピンP1の係止部P12の複数のリブP121は、回路基板207の外側へ向けて上記一方向Dlに突出する外側リブP123と、その外側リブP123の突出方向に対して90度以上の角度を有する方向に突出する内側リブP124と、を含んでいる。そして、外側リブP123の先端からピンP1の中心までの寸法L3は、回路基板207の貫通孔207hの半径以上となる正の寸法公差を含み、内側リブP124の先端からピンP1の中心までの寸法L4は、回路基板207の貫通孔207hの半径以下となる負の寸法公差を含んでいる。
この構成により、回路基板207の面方向Dfに沿う一方向Dlにおいて、回路基板207の一対の貫通孔207hの内壁面である係止面207fに対し、一対のピンP1の外側リブP123から、回路基板207の外側を向く互いに反対方向の力が作用する。より具体的には、たとえば、ピンP1の係止部P12において、外側リブP123の先端部が弾性変形または塑性変形した状態で回路基板207の貫通孔207hの内壁面に当接し、その内壁面に対して面方向Dfの外側を向く力を作用させる。これにより、回路基板207の一対の貫通孔207hの間に引張力を作用させた状態で、ピンP1の係止部P12によって回路基板207の拘束と位置決めを行うことができる。したがって、回路基板207が面方向Dfに沿う一方向Dlに偏ることを防止して、回路基板207をより高精度に位置決めすることができる。
また、本実施形態の物理量検出装置20において、ピンP1の数は、たとえば、1以上3以下である。
この構成により、本実施形態の物理量検出装置20は、ピンP1の設置スペースの増加を防止しつつ、ハウジング201とカバー202の位置決め、およびハウジング201と回路基板207との位置決めを高精度に行うことができる。特に、ピンP1の数が1つであれば、回路基板207や検出素子などの設置スペースをより増加させ、物理量検出装置20の小型化や回路基板207や検出素子などのレイアウトの自由度の向上をより確実に実現できる。
また、ピンP1の数が2つであれば、ピンP1の突出方向に平行な回転軸を中心とするハウジング201とカバー202との相対的な回転や、ハウジング201と回路基板207との相対的な回転を抑制することができる。したがって、ハウジング201とカバー202の位置決め、およびハウジング201と回路基板207との位置決めを、より高精度に行うことができる。
また、ピンP1の数が3つであれば、上記回転の抑制だけでなく、ピンP1の突出方向において、ハウジング201とカバー202との間の拘束力、およびハウジング201と回路基板207との間の拘束力を向上させることができる。これにより、たとえば、ハウジング201に回路基板207を接着する接着剤の効果に起因する回路基板207の厚さ方向の位置ずれなどを防止することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ハウジング201とカバー202との位置決め精度を従来よりも向上させ、検出素子が配置される流路を通る流体の流れの個体差を低減し、検出素子による物理量の測定精度を従来よりも向上させることが可能な物理量検出装置20を提供することができる。
[実施形態2] 次に、図1および図3から図5までを援用し、図6を参照して本開示に係る物理量検出装置の実施形態2を説明する。図6は、前述の実施形態1の図2に相当する、本実施形態の物理量検出装置20Aの模式的な断面図である。
本実施形態の物理量検出装置20Aは、位置決め部Pの構成が前述の実施形態1の物理量検出装置20と異なっている。本実施形態の物理量検出装置20Aのその他の構成は、前述の実施形態1の物理量検出装置20と同様であるため、同様の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態の物理量検出装置20Aにおいて、ピンP1は、ハウジング201に設けられて係止部P12を含む第1部分P1aと、カバー202に設けられて先端部P11を含む第2部分P1bと、を有している。嵌合部P2は、ピンP1の第1部分P1aの先端に設けられ、ピンP1の第2部分P1bの先端部P11を嵌合させることで拡径されて回路基板207の厚さ方向Dtの移動を規制する。
このような構成により、本実施形態の物理量検出装置20Aは、前述の実施形態1の物理量検出装置20と同様の効果を奏することができるだけでなく、回路基板207を厚さ方向Dtにおいて、より確実に位置決めすることができる。より具体的には、物理量検出装置20の製造時に、図6に示すように、まず、ハウジング201に回路基板207を収容する。
そして、ハウジング201に設けられたピンP1の第1部分P1aを、回路基板207の貫通孔207hに挿通させ、第1部分P1aの係止部P12と回路基板207の係止面207fとを対向させる。この状態で、ハウジング201にカバー202を固定し、カバー202に設けられたピンP1の第2部分P1bの先端部P11を、ハウジング201に設けられたピンP1の第1部分P1aの先端の嵌合部P2に嵌合させる。
これにより、ピンP1の第1部分P1aの先端の嵌合部P2が、ピンP1の第2部分P1bの先端部P11によって、内側から外側に押し広げられて拡径する。ここで、図6に示すように、ピンP1の先端部P11の外径は、嵌合部P2の内径よりも大きくされている。なお、嵌合を容易にする観点から、ピンP1の第2部分P1bの先端部P11をテーパ状に設け、第2部分P1bの先端の外径を、第1部分P1aの先端の嵌合部P2の内径よりも小さくすることが好ましい。
このように、ピンP1の第1部分P1aを回路基板207の貫通孔207hに挿通させた後に、第1部分P1aの先端の嵌合部P2を拡径させることで、回路基板207から第1部分P1aが抜けるのを防止する「かえし」として、嵌合部P2を機能させることができる。これにより、たとえば、回路基板207をハウジング201に接着する接着剤の硬化による回路基板207の厚さ方向の位置ずれなどを防止して、回路基板207の厚さ方向Dtの位置決め精度を向上させることができる。
以上、図面を用いて本開示に係る物理量検出装置の実施形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本開示に含まれるものである。
20 物理量検出装置
201 ハウジング
202 カバー
203 吸気温度センサ(検出素子)
204 圧力センサ(検出素子)
205 流量検出部(検出素子)
206 湿度センサ(検出素子)
207 回路基板
207f 係止面
207h 貫通孔
234 副通路(流路)
Df 面方向
Dl 一方向
Dt 厚さ方向
L3 寸法
L4 寸法
OD2 係止部の外径
OD1 先端部の外径
P 位置決め部
P1 ピン
P11 先端部
P111 リブ
P113 開口
P114 スリット
P12 係止部
P121 リブ
P123 外側リブ
P124 内側リブ
P1a 第1部分
P1b 第2部分
P2 嵌合部
P21 内壁面

Claims (8)

  1. 物理量を検出する検出素子と、該検出素子が実装された回路基板と、該回路基板を収容するハウジングと、該ハウジングに固定されて前記検出素子が配置される流路を画定するカバーと、を備えた物理量検出装置であって、
    前記ハウジングと前記カバーは、位置決め部を有し、
    前記位置決め部は、前記回路基板の厚さ方向に延びるピンと、前記ピンの先端部を嵌合させて前記ハウジングと前記カバーとの位置決めを行う嵌合部と、を有し、
    前記ピンは、前記厚さ方向に沿う前記回路基板の係止面に対向して前記回路基板の表裏面に沿う面方向の移動を規制する係止部を有し、前記係止部の外径が前記先端部の外径よりも大きい、物理量検出装置。
  2. 前記ピンは、前記ハウジングに設けられ、
    前記嵌合部は、前記カバーに設けられている、
    請求項1に記載の物理量検出装置。
  3. 物理量を検出する検出素子と、該検出素子が実装された回路基板と、該回路基板を収容するハウジングと、該ハウジングに固定されて前記検出素子が配置される流路を画定するカバーと、を備えた物理量検出装置であって、
    前記ハウジングと前記カバーは、位置決め部を有し、
    前記位置決め部は、前記回路基板の厚さ方向に延びるピンと、前記ピンの先端部を嵌合させて前記ハウジングと前記カバーとの位置決めを行う嵌合部と、を有し、
    前記ピンは、前記ハウジングに設けられて前記厚さ方向に沿う前記回路基板の係止面に対向して前記回路基板の表裏面に沿う面方向の移動を規制する係止部を含む第1部分と、前記カバーに設けられて前記先端部を含む第2部分と、を有し、
    前記嵌合部は、前記ピンの前記第1部分の先端に設けられ、前記ピンの前記第2部分の前記先端部を嵌合させることで拡径されて前記回路基板の前記厚さ方向の移動を規制する、物理量検出装置。
  4. 前記嵌合部は、前記ピンの前記先端部を嵌合させる凹状に設けられ、前記回路基板の前記面方向において前記ピンの外周面に対向して前記ピンの移動を規制する内壁面を有する、
    請求項1に記載の物理量検出装置。
  5. 前記ピンの前記先端部は、前記嵌合部の前記内壁面に向けて前記ピンの径方向に突出する複数のリブを有する、
    請求項に記載の物理量検出装置。
  6. 前記ピンの前記先端部は、先端に開口を有する中空の筒状に設けられ、前記先端から前記ピンの突出方向に延びる複数のスリットを有し、前記ピンの径方向における内側に弾性変形した状態で前記嵌合部に嵌合する、
    請求項に記載の物理量検出装置。
  7. 物理量を検出する検出素子と、該検出素子が実装された回路基板と、該回路基板を収容するハウジングと、該ハウジングに固定されて前記検出素子が配置される流路を画定するカバーと、を備えた物理量検出装置であって、
    前記ハウジングと前記カバーは、位置決め部を有し、
    前記位置決め部は、前記回路基板の厚さ方向に延びるピンと、前記ピンの先端部を嵌合させて前記ハウジングと前記カバーとの位置決めを行う嵌合部と、を有し、
    前記ピンは、前記厚さ方向に沿う前記回路基板の係止面に対向して前記回路基板の表裏面に沿う面方向の移動を規制する係止部を有し、
    前記係止面は、前記回路基板に設けられた貫通孔の内壁面を含み、
    前記ピンの前記係止部は、前記貫通孔の前記内壁面に向けて前記ピンの径方向に突出する複数のリブを有し、
    前記回路基板の前記面方向に沿う一方向における一端と他端に設けられた一対の前記貫通孔に一対の前記ピンが挿通され、
    一対の前記ピンの複数の前記リブは、前記回路基板の外側へ向けて前記一方向に突出する外側リブと、前記外側リブの突出方向に対して90度以上の角度を有する方向に突出する内側リブと、を含み、
    前記外側リブの先端から前記ピンの中心までの寸法は、前記貫通孔の半径以上となる正の寸法公差を含み、
    前記内側リブの先端から前記ピンの中心までの寸法は、前記貫通孔の半径以下となる負の寸法公差を含む、物理量検出装置。
  8. 前記ピンの数は、1以上3以下である、
    請求項1に記載の物理量検出装置。
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