JP7332566B2 - センサ状態推定装置、後処理システム、センサの状態を推定する方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
この構成によれば、ばらつき推定部は、センサの観測値と、推定したばらつき量とから、状態推定理論を用いて補正されたセンサの観測値である補正後観測値を推定する。このため、センサ状態推定装置またはセンサ状態推定装置に接続された他の制御装置(以降、「センサ状態推定装置等」とも呼ぶ)は、センサのばらつき量を考慮した高精度な補正後観測値を用いて後処理システムを制御することができるため、後処理システムの浄化効率を向上できる。例えば、センサ状態推定装置等は、補正後観測値を用いて添加剤の供給制御(例えば、リッチスパイク制御)を行うことで、触媒に対する添加剤の供給をより適正化し、後処理システムの浄化効率を向上できる。
この構成によれば、ばらつき推定部は、吸蔵量推定部により推定された吸蔵量と、推定したばらつき量とから、状態推定理論を用いて補正された触媒における所定成分の吸蔵量である補正後吸蔵量を推定する。このため、センサ状態推定装置等は、センサのばらつき量を考慮した高精度な補正後吸蔵量を用いて後処理システムを制御することができるため、後処理システムの浄化効率を向上できる。例えば、センサ状態推定装置等は、補正後吸蔵量を用いて添加剤の供給制御(例えば、リッチスパイク制御)を行うことで、触媒に対する添加剤の供給をより適正化し、後処理システムの浄化効率を向上できる。
この構成によれば、センサ状態推定装置は、センサのばらつき量が予め定められた範囲を超えた場合に、その旨を表示する表示部を備えるため、利用者やメンテナンス作業者等にセンサの劣化を知らせることができる。
この構成によれば、ばらつき推定部は、状態推定理論として、評価関数として平均二乗誤差を用いた場合に、状態量の平均二乗誤差を最小にする推定値を求めるアルゴリズムを使用することで、実測が困難な状態量(すなわち、センサのばらつき量)を推定できる。
この構成によれば、主流路に同種の複数の触媒が設けられている場合に、吸蔵量推定部は、複数の触媒全体としての所定成分の吸蔵量の合計値を推定する。このため、触媒と触媒との間における排気管等の影響を数理モデルに予め織り込んでおくことで、吸蔵量推定部は、排気管等に関する情報を取得することなく、吸蔵量の合計値を高精度に推定できる。換言すれば、各触媒の吸蔵量をそれぞれ推定する場合と比較して、センサ等の数を減らすことができるため、後処理システムの部品点数を削減できると共に、吸蔵量推定部の演算負荷を低減でき、処理を高速化できる。また、吸蔵量推定部は、主流路に設けられた複数の触媒が同種の触媒である場合に、これらを1つの触媒とみなして吸蔵量の合計値を推定する。同種の触媒であれば、吸蔵量の合計値を左右する触媒の情報項目(例えば、触媒の温度、触媒に吸蔵されている添加剤の量)に相違がないため、吸蔵量推定部は、吸蔵量の合計値を精度良く推定することができる。さらに、センサは、複数の触媒のうち、最上流の触媒よりも上流側、または、最下流の触媒よりも下流側に設けられているため、ばらつき推定部は、当該センサを、複数の触媒からなる触媒群の上流側または下流側に設けられたセンサとして取り扱うことができる。
この構成によれば、センサのばらつき量を考慮した添加剤の供給が可能な後処理システムを提供できる。
図1は、本発明の一実施形態としての後処理システム1のブロック図である。本実施形態の後処理システム1は、センサ状態推定装置10と、排気浄化装置20とを備える。本実施形態のセンサ状態推定装置10は、後述する処理によって、排気中の所定成分の濃度を取得するセンサのばらつきを推定できる。本実施形態では、排気中の所定成分としてNOx(窒素酸化物)を例示する。本実施形態の排気浄化装置20は、内燃機関92の排気中における有害物質としてのNOxを浄化する装置であり、触媒としてNSR触媒70(吸蔵還元触媒:NOx Storage Reduction catalyst、NOx触媒とも呼ばれる)を備え、添加剤としてリッチスパイク処理により生じるCO(一酸化炭素),H2(水素),HC(炭化水素)を使用する場合を例示する。
(a1)触媒の情報:NSR触媒70の前端の温度と、NSR触媒70の温度と、1時刻前においてNSR触媒70に吸蔵されているNOxの吸蔵量と、NSR触媒70におけるNOxの飽和吸蔵量に対する吸蔵量(実吸蔵量)の比と、のうちの少なくとも1つ
(a2)排気の情報:内燃機関92からの排気の温度と、排気の流量と、排気に含まれるNOxの量と、のうちの少なくとも1つ
(b1)触媒の情報:NSR触媒70の前端の温度と、NSR触媒70の温度と、1時刻前においてNSR触媒70に吸蔵されているNOxの吸蔵量(実吸蔵量)と、のうちの少なくとも1つ
(b2)排気の情報:内燃機関92からの排気の温度と、排気の流量と、のうちの少なくとも1つ
(b3)添加剤の情報:NSR触媒70に流入する添加剤(CO,H2,HC等)の量と、後述する第4モデル124により求められたリッチスパイク制御において還元反応に寄与しない添加剤の量と、のうちの少なくとも1つ
(c1)触媒の情報:NSR触媒70の前端の温度と、NSR触媒70の温度と、のうちの少なくとも1つ
(c2)排気の情報:内燃機関92からの排気の温度と、排気の流量と、排気に含まれるNOxの量と、のうちの少なくとも1つ
(d1)触媒の情報:NSR触媒70の前端の温度と、NSR触媒70の温度と、のうちの少なくとも1つ
(d2)排気の情報:内燃機関92からの排気の温度と、NSR触媒70に流入する排気の空燃比と、のうちの少なくとも1つ
(d3)添加剤の情報:NSR触媒70に流入する添加剤(CO,H2,HC等)の量
(e1)NOxSt[k+1]:1時刻後においてNSR触媒70に吸蔵されているNOx吸蔵量の推定値
(e2)NOxSt[k]:前回の推定処理の結果得られたNOx吸蔵量(実吸蔵量)
(e3)NOx_NSRin[k]:NSR触媒70に流入するNOx量
(e4)NOx_NSRout[k]:第1モデル121によって推定されたNSR触媒70のNOx浄化率と、NSR触媒70に流入するNOx量(上記e3)とから算出された流出NOx量であって、現在時刻においてNSR触媒70から流出する流出NOx量
(e5)NOx_Gas[k]:第3モデル123によって推定されたNSR触媒70の気相反応で浄化されるNOx浄化量
(e6)NOx_rdct[k]:第2モデル122によって推定されたリッチスパイク制御で還元されるNOxの還元量
(e2)NOxSt[k-1]:前回の推定処理の結果得られたNOx吸蔵量(実吸蔵量)
(e3)NOx_NSRin[k-1]:NSR触媒70に流入するNOx量
(e4)NOx_NSRout[k-1]:NSR触媒70から流出する流出NOx量
(e5)NOx_Gas[k-1]:第3モデル123によって推定されたNSR触媒70の気相反応で浄化されるNOx浄化量
(e6)NOx_rdct[k-1]:第2モデル122によって推定されたリッチスパイク制御で還元されるNOxの還元量
(f1)NSR触媒70におけるNOx吸蔵量NOx,st[k-1]
(f2)出口NOxセンサ99のばらつき量θout[k-1]
ばらつき推定部111は、出口NOxセンサ99の観測値(実観測値)を、ばらつき量θoutで補正した「補正後観測値」を推定できる。補正後観測値は、処理g2のリッチスパイク制御で用いられてもよい。補正後観測値は、他のECUに送信され、当該ECUでの制御に用いられてもよい。
センサ状態推定装置10は、NOx吸蔵量NOx,st(補正後吸蔵量)と、処理g1で説明した補正後観測値と、の少なくとも一方を、リッチスパイク制御部93に送信する。リッチスパイク制御部93は、これら補正後吸蔵量と、補正後観測値とを用いて、リッチスパイク制御部93を行うことで、補正後吸蔵量と補正後観測値とに応じた添加剤(CO,H2,HC等)の供給制御を行う。なお、補正後吸蔵量のみ受信した場合、リッチスパイク制御部93は、補正後吸蔵量と出口NOxセンサ99の観測値を用いて制御すればよい。同様に、補正後観測値のみ受信した場合、リッチスパイク制御部93は、吸蔵量推定部110の推定値と補正後観測値を用いて制御すればよい。
センサ状態推定装置10は、ばらつき量θoutが予め定められた正常範囲を超えた場合に、表示部13に対して、「出口NOxセンサ99が劣化している(または故障している)」旨を表示させる。ばらつき量θoutの正常範囲は任意に定めることができる。表示は、LEDの点灯、LEDの色、所定の文字やアイコン表示等の任意の態様とできる。なお、センサ状態推定装置10は、出口NOxセンサ99が劣化している旨に加えて、ばらつき量θoutの大きさから推定した「劣化の程度」を表示してもよい。
図4は、第2実施形態の後処理システム1aのブロック図である。第2実施形態の後処理システム1aでは、出口NOxセンサ99のばらつき量θoutに代えて、入口NOx濃度取得部54のばらつき量θinを推定する。後処理システム1aは、センサ状態推定装置10に代えてセンサ状態推定装置10aを備える。センサ状態推定装置10aは、ばらつき推定部111に代えてばらつき推定部111aを備える。
(g4)入口NOx濃度取得部54の観測値(または推定値)の補正
ばらつき推定部111aは、入口NOx濃度取得部54の観測値(または、内燃機関92の燃焼状態からのNOx濃度の推定値)を、ばらつき量θinで補正した「補正後観測値」を推定できる。補正後観測値は、第1実施形態で説明した処理g2のリッチスパイク制御で用いられてもよい。補正後観測値は、吸蔵量推定部110に送信されて、触媒状態推定モデル120を用いた推定の際に使用されてもよい。そうすれば、吸蔵量推定部110におけるNOx吸蔵量の推定精度を向上させることができる。補正後観測値は、他のECUに送信され、当該ECUでの制御に用いられてもよい。
図5は、第3実施形態の後処理システム1bのブロック図である。図1に示す第1実施形態では、1つのNSR触媒70についてのNOx吸蔵量を推定した。しかし、第3実施形態の後処理システム1bでは、複数のNSR触媒を搭載し、この複数のNSR触媒全体としてのNOx吸蔵量を推定する。後処理システム1bは、センサ状態推定装置10に代えてセンサ状態推定装置10bを備え、排気浄化装置20に代えて排気浄化装置20bを備える。
図7は、第4実施形態における後処理システム1cのブロック図である。図1に示す第1実施形態ではNSR触媒を用いた構成について説明したが、第4実施形態の後処理システム1cでは、NSR触媒に代えてSCR触媒(選択還元触媒:Selective Catalytic Reduction catalyst)を用いる。SCR触媒は、添加剤としてNH3(アンモニア)を用いることで、排気中のNOx(有害物質)を浄化する。本実施形態では、排気中の所定成分としてNH3(アンモニア)を例示する。後処理システム1cは、センサ状態推定装置10に代えてセンサ状態推定装置10cを備え、排気浄化装置20に代えて排気浄化装置20cを備える。
図8は、第5実施形態における後処理システム1dのブロック図である。図1に示す第1実施形態では、NSR触媒を用いた構成について説明したが、第5実施形態の後処理システム1dでは、NSR触媒に代えて三元触媒(Three-Way Catalyst)を用いる。三元触媒は、添加剤として、酸化還元反応により生じるO2(酸素)を使用することで、排気中のCO,HC,NOx(有害物質)を浄化する。本実施形態では、排気中の所定成分としてO2(酸素)を例示する。後処理システム1dは、センサ状態推定装置10に代えてセンサ状態推定装置10dを備え、排気浄化装置20に代えて排気浄化装置20dを備える。
本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば、ハードウェアによって実現されるとした構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されるとした構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。そのほか、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態では、後処理システムの構成の一例を示した。しかし、後処理システムの構成は種々の変更が可能である。例えば、後処理システムの排気浄化装置には、SCR触媒と、NSR触媒と、三元触媒とのうちの複数の触媒が組み合わせて搭載され、センサ状態推定装置は、これら複数の触媒それぞれに対して、異なる所定成分(例えば、NOx,NH3,O2,A/F)の吸蔵量と、触媒の上流側または下流側に設けられたセンサのばらつき量と、状態推定理論を用いて推定してもよい。そして、制御装置は、推定された所定成分の吸蔵量とばらつき量を用いて、上述した処理g1~g4の少なくともいずれかの処理を行ってもよい。また、排気浄化装置は、粒子状物質(PM)を除去する粒子状物質除去フィルタ(DPF:Diesel Particulate Filter)や、加水分解触媒等の他の構成を備えてもよい。
上記実施形態では、推定処理の一例を示した(図3,図6)。しかし、推定処理の内容は種々の変形が可能である。例えば、図3,図6の処理において、ステップS10~S42の実行順序を変更してもよく、ステップS10~S42のうち少なくとも一部の処理が省略されてもよい。例えば、吸蔵量推定部は、上述した触媒状態推定モデルとは異なるNN,マップ,物理式等の任意の手段を用いて、NOx吸蔵量を推定してもよい。同様に、吸蔵量推定部は、第1モデルとは異なるNN,マップ,物理式等の任意の手段を用いて、NOx浄化率を推定してもよい。吸蔵量推定部は、第2モデルとは異なるNN,マップ,物理式等の任意の手段を用いて、NOx還元量を推定してもよい。吸蔵量推定部は、第3モデルとは異なるNN,マップ,物理式等の任意の手段を用いて、気相反応で浄化されるNOx量を推定してもよい。吸蔵量推定部は、第4モデルとは異なるNN,マップ,物理式等の任意の手段を用いて、還元反応に寄与しない添加剤量を推定してもよい。第4,5実施形態で触媒状態推定モデル(第4実施形態では第1~第4モデル、第5実施形態では第1~第5モデル)を用いて推定するとした各値についても、NN,マップ,物理式等の任意の手段を用いて推定してよい。
10,10a~10d…センサ状態推定装置
11…CPU
12…記憶部
13…表示部
20,20b~20d…排気浄化装置
30…排気管
40…SCR触媒
52…流量取得部
53…排気温度取得部
54…入口NOx濃度取得部
56…前端温度取得部
58…温度取得部
61…供給制御部
62…尿素ポンプユニット
64…尿素ノズル
70…NSR触媒、第1NSR触媒
71…第2NSR触媒
76…前端温度取得部
78…温度取得部、第1温度取得部
79…第2温度取得部
80…三元触媒
84…入口酸素濃度取得部
86…前端温度取得部
88…温度取得部
91…燃焼状態制御部
92…内燃機関
93…リッチスパイク制御部
99…出口NOxセンサ
99c…出口NH3センサ
99d…出口酸素センサ
110,110b~110d…吸蔵量推定部
111,111a~111d…ばらつき推定部
120,120b~120d…触媒状態推定モデル
121,121b…第1モデル
122,122b…第2モデル
123,123b…第3モデル
124,124b…第4モデル
Claims (9)
- センサ状態推定装置であって、
排気が流通する主流路において、前記排気中の有害物質を浄化する触媒の上流側または下流側に設けられ、前記排気中の所定成分の濃度を取得するセンサと、
数理モデルを用いて、前記触媒に吸蔵されている前記所定成分の吸蔵量を推定する吸蔵量推定部と、
前記吸蔵量推定部により推定された吸蔵量と、前記センサの観測値とから、評価関数として平均二乗誤差を用いた場合に、状態量の平均二乗誤差を最小にする推定値を求めるアルゴリズムを使用して構成された状態推定器を用いて、前記センサのばらつきを表すばらつき量を推定するばらつき推定部と、
を備える、センサ状態推定装置。 - 請求項1に記載のセンサ状態推定装置であって、
前記ばらつき推定部は、さらに、前記センサの観測値と、推定した前記ばらつき量とから、前記状態推定器を用いて補正された前記センサの観測値である補正後観測値を推定する、センサ状態推定装置。 - 請求項1または請求項2に記載のセンサ状態推定装置であって、
前記ばらつき推定部は、さらに、前記吸蔵量推定部により推定された吸蔵量と、推定した前記ばらつき量とから、前記状態推定器を用いて補正された前記触媒における前記所定成分の吸蔵量である補正後吸蔵量を推定する、センサ状態推定装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のセンサ状態推定装置であって、さらに、
前記ばらつき量が予め定められた範囲を超えた場合に、その旨を表示する表示部を備える、センサ状態推定装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のセンサ状態推定装置であって、
前記ばらつき推定部は、前記アルゴリズムとして、アンセンテッドカルマンフィルタと、拡張カルマンフィルタと、シグマポイントカルマンフィルタと、パーティクルフィルタとのうちのいずれかを使用する、センサ状態推定装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のセンサ状態推定装置であって、
前記主流路に同種の複数の前記触媒が設けられている場合に、
前記センサは、前記複数の触媒のうち、最上流の触媒よりも上流側、または、最下流の触媒よりも下流側に設けられており、
前記吸蔵量推定部は、前記複数の触媒全体としての前記所定成分の吸蔵量の合計値を推定し、
前記ばらつき推定部は、前記吸蔵量推定部により推定された吸蔵量の合計値と、前記センサの観測値とから、前記ばらつき量を推定する、センサ状態推定装置。 - 後処理システムであって、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のセンサ状態推定装置と、
排気が流通する主流路に設けられ、前記排気中の有害物質を浄化する触媒と、
前記触媒に対して有害物質を浄化するための添加剤を供給する供給部と、
前記供給部における前記添加剤の供給を制御する供給制御部と、
を備える、後処理システム。 - 排気が流通する主流路において、前記排気中の有害物質を浄化する触媒の上流側または下流側に設けられ、前記排気中の所定成分の濃度を取得するセンサの状態を推定する方法であって、情報処理装置が、
前記センサの観測値を取得する工程と、
数理モデルを用いて、前記触媒に吸蔵されている前記所定成分の吸蔵量を推定する工程と、
前記吸蔵量を推定する工程により推定された吸蔵量と、前記センサの観測値とから、評価関数として平均二乗誤差を用いた場合に、状態量の平均二乗誤差を最小にする推定値を求めるアルゴリズムを使用して構成された状態推定器を用いて、前記センサのばらつきを表すばらつき量を推定する工程と、
を備える、方法。 - 排気が流通する主流路において、前記排気中の有害物質を浄化する触媒の上流側または下流側に設けられ、前記排気中の所定成分の濃度を取得するセンサの状態を推定するコンピュータプログラムであって、情報処理装置に、
前記センサの観測値を取得する機能と、
数理モデルを用いて、前記触媒に吸蔵されている前記所定成分の吸蔵量を推定する機能と、
前記吸蔵量を推定する機能により推定された吸蔵量と、前記センサの観測値とから、評価関数として平均二乗誤差を用いた場合に、状態量の平均二乗誤差を最小にする推定値を求めるアルゴリズムを使用して構成された状態推定器を用いて、前記センサのばらつきを表すばらつき量を推定する機能と、
を実行させる、コンピュータプログラム。
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