JP7331732B2 - アバランシェフォトダイオードの評価方法 - Google Patents

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Description

本開示はアバランシェフォトダイオードの評価方法に関する。
入射光の吸収により発生した光電流を増倍するアバランシェフォトダイオードでは、受光面内の増倍率分布が均一であることが重要である。アバランシェフォトダイオード受光面内の増倍率に不均一さが生じ局所的に増倍が顕著なスポットがある場合、雑音発生の原因となり、受信感度の悪化を招く。増倍率の受光面内分布を求める方法としては、特許文献1にあるように、増倍効果のないフォトダイオードを基準に用いる方法がある。増倍率の受光面内分布を求める別の方法として、JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY, 3686-3692,VOL. 25, NO. 12, DECEMBER 2007には、逆バイアスを印可したアバランシェフォトダイオードにプローブ光を集光し、受光面内を走査して流れる電流値をモニターする方法が開示されている。
特開2008‐244286号公報
上記の方法では、増倍率の受光面内分布を求めるのに長い時間を要する。例えば、プローブ光を走査し、増倍率の受光面内分布データを取得する場合、1つのアバランシェフォトダイオードあたり20~30分もの時間を要していた。アバランシェフォトダイオードの増倍率の均一性を別の方法で評価する評価方法が求められていた。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたもので、アバランシェフォトダイオードの増倍率の均一性を評価することができるアバランシェフォトダイオードの評価方法を提供することを目的とする。
本開示に係るアバランシェフォトダイオードの評価方法は、アバランシェフォトダイオードに増倍が生じる逆バイアス電圧を印加した状態で前記アバランシェフォトダイオードの発熱画像を赤外線検出器で検出することにより前記アバランシェフォトダイオードの受光部の受光面内における温度分布を測定することと、前記温度分布から前記アバランシェフォトダイオードの受光部の受光面内における増倍率分布を算出することと、を備え、
前記増倍率分布の算出は、前記アバランシェフォトダイオードのうち増倍が発生しない位置である基準点と、増倍が生じる複数の点との温度差を求めることと、前記複数の点における増倍率を、前記温度差に比例した値とすることと、を備えたことを特徴とする。
本開示のその他の特徴は以下に明らかにする。
本開示によれば、アバランシェフォトダイオードの温度分布から増倍率分布を求めるので、アバランシェフォトダイオードの増倍率の不均一さを評価することができる。
実施の形態1に係るAPDの評価方法のフローチャートである。 図2A、図2BはAPDの温度分布の例を示す図である。 評価対象とするAPDの構造例を示す断面図である。 実施の形態2に係るAPDの評価方法のフローチャートである。 実際に評価した増倍率分布が不均一なAPDの発熱量分布を示す図である。 実施の形態3に係るAPDの評価方法のフローチャートである。 図7A、図7Bは、実施の形態3に係るAPDの評価方法の適用例を示す図である。 一般的なAPDのI-V特性及び増倍率特性を示す図である。 実施の形態4に係る評価系の例を示す図である。 暗電流の面内分布が不均一なAPDにおける発熱分布の例を示す図である。 実施の形態5に係るAPDの評価方法のフローチャートである。
実施の形態に係るアバランシェフォトダイオード(以下APDということがある)の評価方法について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るAPDの評価方法のフローチャートである。まずステップS1にて、測定対象となるAPDの暗電流を暗状態で測定し、降伏電圧を測定する。
次いで、ステップS2に処理を進める。ステップS2では、ステップS1で測定した降伏電圧から、APDに印加する逆バイアス電圧を決定する。一例によれば、この逆バイアス電圧は、APDの暗状態での降伏電圧の30%以上の電圧である。別の例によれば、この逆バイアス電圧は、APDの暗状態での降伏電圧の90%以上の電圧である。この逆バイアス電圧はステップS1で測定した降伏電圧より小さくすることができる。
次いで、ステップS3に処理を進める。ステップS3では、APDにステップS2で決定した逆バイアス電圧を印加させることで、電流を生じさせる。次いで、ステップS4では、APDの温度分布を測定する。一例によれば、ステップS3、S4の測定は暗状態で行うことができる。この場合、暗電流によって発熱したAPDの温度分布を測定する。
ステップS3、S4の処理は、例えば、特開2015-34817号公報に記載されたロックイン発熱解析装置を用いて、当該文献に記載された方法で行うことができる。すなわち、ロックイン制御ユニットの信号を受けたパルス発生ユニットが、ステージを通してAPDにパルス状の逆バイアス電圧を印加する。このとき、APDを接地電位に接続することができる。一例によれば、パルス状の逆バイアス電圧が連続的に印加されるパルス発生期間と、パルスが発生しない休止期間が周期的に繰り返される。そして、赤外線検出器でAPDの発熱画像を検出する。APDの温度を検出する赤外線検出器の検出信号の中から逆バイアス電圧のパルスに同期した信号を抽出することができる。逆バイアス電圧のパルスに同期した信号のみ抽出することは、実質的に当該パルスによる発熱だけを検出することを可能とする。こうして抽出された検出信号がAPDの温度分布として取得される。
このように、特開2015-34817号公報に記載されたロックイン解析が可能な赤外線発熱解析装置に分析対象となるAPDを投入し、逆バイアス電圧を印加し、暗電流を生じさせ、暗電流による発熱の分布を、APDの温度分布とし得る。別の例によれば、別の方法によって、APDの温度分布を取得することができる。
次いで、ステップS5に処理を進める。ステップS5では、APDの温度分布を参照して、アバランシェフォトダイオードのうち増倍が発生しない位置である基準点を決定する。基準点は発熱のない位置とすることができる。
次いで、ステップS6に処理を進める。ステップS6では、基準点と、増倍が生じる複数の点との温度差を求める。例えば、APDの受光面をカバーする複数の点における、基準点との温度差を求める。この温度差は、発熱量に対応するものである。つまり、温度差が大きいほど発熱量が大きい。この温度差は増倍率に比例するので、複数の点における増倍率を、温度差に比例した値とすることができる。つまり、前述の温度差からAPDの増倍率の分布を求めることができる。
APDの増倍率の面内分布が不均一な場合、増倍率が周囲に比べて高い箇所では発熱が大きくなる。APDの温度分布を受光面上にマッピングすることで、増倍率の受光面内分布を評価することができる。図2は、上述の方法によって実際に得られたAPDの温度分布の例である。図2Aは、増倍が略均一なAPDの温度分布を示す。図2Bは、増倍が不均一なAPDの温度分布を示す。一例によれば、ステップS3においてAPDに印加する逆バイアス電圧を、暗状態での降伏電圧の30%以上の電圧としたり、暗状態での降伏電圧の90%以上の電圧としたりすることで、APDの発熱を促進し得る。この「降伏電圧の30%以上の電圧」は増倍率を1倍以上とすることを意図するものである。逆バイアス電圧を暗状態での降伏電圧の90%以上の電圧とすることで、増倍率が10程度となり、十分なダイナミックレンジを持たせることができる。
このように実施の形態1に係るAPDの評価方法は、APDに増倍が生じる逆バイアス電圧を印加した状態でAPDの温度分布を測定することと、当該温度分布からAPDの増倍率分布を算出することとを備える。APDの発熱のみによって素子面内の増倍率分布を評価することは、評価の迅速化に好適である。また、上述の評価方法を、スループット向上のため低分解能かつ短時間の評価を実施する検査工程に応用することで、増倍率が不均一となる箇所を特定することができる。更に、上述の評価を暗状態で行うことは、外部光源による寄与を最小限に抑えることを可能とする。
図3は、評価対象とするAPD10の構造例を示す断面図である。InPを材料とする基板17は、赤外領域に対して光透過性を有する半導体基板である。この基板17の上に、光電子増倍効果を持つ増倍層15が例えばAlInAsで形成されている。増倍層15の上には、波長約1.3μmの赤外光を吸収する吸収層14が例えばInGaAsで形成されている。吸収層14の上に、赤外領域に対して光透過性を持つ窓層13が例えばInPで形成されている。窓層13の上に、保護膜12を介してアノード電極11が設けられている。カソード電極18は基板17の裏面に設けられている。増倍層15の一部は発熱領域16である。図1のステップS3、S4で得られるAPDの温度分布には、増倍層15における増倍率の面内分布が反映される。
実施の形態2.
実施の形態2に係るAPDの評価方法は、取得された温度分布を増倍率の相対値として評価する手法に関する。例えば、実施の形態1で示されたAPDの温度分布から増倍率分布を取得する分析において、測定対象となるAPDの温度分布から相対的な増倍率分布を取得する手法に関する。
図4は、実施の形態2に係るAPDの評価方法のフローチャートである。まず、ステップS11にて、APDのチップ外観画像を取得する。次いで、ステップS12にて、当該外観画像の表面において、表面メッキ及びワイヤ実装などがなく、受光部周辺の増倍が生じない位置を、基準点と定める。つまり、基準点は、外観画像において表面メッキ及びワイヤがない受光部周辺の位置とする。
次いで、ステップS13に処理を進める。ステップS13では、増倍が生じるのに十分な逆バイアス電圧をAPDに印加して、APD内の温度分布を取得する。この温度分布は、実施の形態1で説明した方法で取得することができる。この時、一例によれば、APDには暗状態での降伏電圧の30%以上の逆バイアス電圧を印加する。別の例によれば、暗状態での降伏電圧の90%程度の逆バイアス電圧を印加することで、増倍率を10程度とし、十分なダイナミックレンジを持たせることができる。
次いで、ステップS14に処理を進める。ステップS14では、ステップS13で得られたAPDの温度分布における、基準点の温度Toを決定する。
次いで、ステップS15に処理を進める。ステップS15では、APDの受光面全体の温度分布Txを取得する。この処理は、例えばステップS13の結果得られたデータの取得によって完了する。
次いで、ステップS16に処理を進める。ステップS16では、受光面全体の温度分布Txと基準点の温度Toの差分から、温度差ΔTを算出する。
次いで、ステップS17に処理を進める。ステップS17では、温度差ΔTをもとにして相対増倍率ΔMの分布を算出する。
APDの各測定点での単位時間当たりの温度上昇は次式で表される。
ΔM・IdΦ・V・Rth=ΔT …式1
ここで、IdΦは測定点を流れる増倍前の暗電流、VはAPDに印加される逆バイアス電圧、Rthは測定点の熱抵抗である。測定点によらずIdΦ、thが一定であると仮定すると、Vを単一条件にして測定すればΔM∝ΔTとなる。したがって、発熱量ΔTから、相対増倍率ΔMを算出することができる。ΔMを用いて、APDのチップ間評価をしたり、面内分布評価を実施したりすることができる。
図5は、実際に評価した増倍率分布が不均一なAPDの発熱量分布である。図5における基準点(1)は、受光部周辺の構造上増倍が生じない箇所にある。受光面(2)の一部の増倍率が大きいことで、受光面(2)の一部の温度が高温になっている。
実施の形態2では、APDの増倍率が発熱量に比例する特性を利用して、APD内の増倍が生じない箇所と受光部との温度差から、APDの相対増倍率を算出する。この評価方法によれば、1つのAPDチップに対しロックイン解析が可能な赤外線発熱解析を実施すればよいので、複数チップを用いる周知の評価方法よりも短時間で増倍率の面内分布を評価できる。
実施の形態3.
実施の形態3に係るAPDの評価方法は、絶対値で表現されたAPDの増倍率分布を求めるものである。
図6は、実施の形態3に係るAPDの評価方法を示すフローチャートである。この評価方法では、同機種の第1APDと第2APDの測定を通じて、第2APDについて、絶対値で表現された増倍率分布を求める。第1APDは基準APDと称し、第2APDは測定対象APDと称することがある。
まず、ステップA-Cによって、第1APDの複数の点において、単位電流当たりの温度上昇率である第1温度上昇率と、増倍率とを取得し、増倍率を、第1温度上昇率で除算した校正係数を算出する。ステップA-Cの例を以下に説明する。
ステップAでは、基準APDについて、実施の形態2で説明した方法で発熱量と電流量を求め、単位電流当たりの温度上昇率である第1温度上昇率(ΔT/I)を算出する。電流は暗電流とし得る。例えば以下の処理が行われる。
・基準APDに増倍が生じる逆バイアス電圧を印加した状態で得られる電流である第1電流の測定。
・基準APDに同逆バイアス電圧を印加しつつ、無バイアス電圧状態に対する温度上昇量である第1温度上昇量を測定。
・第1電流と、第1温度上昇量から、第1温度上昇率を算出すること。
ステップBでは、基準APDについて増倍率を測定する。例えば、基準APDに同逆バイアス電圧を印加しつつ、基準APDに基準光を入射させて、基準APDの増倍率を測定する。一例によれば、JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY, 3686-3692,VOL. 25, NO. 12, DECEMBER 2007に記載されたプローブ光走査を行い、光電流と暗電流の比率から、増倍率の絶対値の面内分布Mのデータを取得する。
ステップCでは、増倍率の面内分布Mを、第1温度上昇率ΔT/Iで除算し、校正係数MI/ΔTを求める。
ステップDによって、測定対象APDのうち、前述の複数の点に対応する位置において、単位電流当たりの温度上昇率である第2温度上昇率を取得する。ステップDの例を以下に説明する。
ステップDでは、測定対象APDについて発熱解析を実施し基準APDと同様に単位電流当たりの温度上昇率(ΔT/I)を求める。電流は暗電流とし得る。例えば以下の処理が行われる。
・測定対象APDに前述の逆バイアス電圧を印加した状態で得られる電流である第2電流の測定。
・暗状態で測定対象APDに同逆バイアス電圧を印加しつつ、無バイアス電圧状態に対する温度上昇量である第2温度上昇量を測定すること。
・第2電流と、第2温度上昇量から、第2温度上昇率を算出すること。
ステップEでは、第2温度上昇率と校正係数の積を求める。この積は、絶対値で表現された増倍率分布である。
ここで、基準APDの増倍率絶対値をM、暗電流をId1、発熱量をΔTとし、測定対象APDの増倍率絶対値をM、暗電流をId2、発熱量をΔTとして、上述の式1に代入すると、以下の式2、3が得られる。
・Id1・V・Rth=ΔT …式2
・Id2・V・Rth=ΔT …式3
この時、VとRthは、同一機種を同一条件で測定するときは定数となる。したがって式2、3を変形すると以下の式4が得られる。
Figure 0007331732000001
また、Mは、例えばJOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY, 3686-3692,VOL. 25, NO. 12, DECEMBER 2007に示された手法によって受光面上の各点ごとに既知のものである。したがって、式4の左辺も測定対象APD上の各点で定数となる。したがって式4は以下の式5に変形できる。
Figure 0007331732000002
以上より基準APDで校正係数MI/ΔTを算出すれば、測定対象APDの増倍率分布は、校正係数と第2温度上昇率との積で算出できる。
図7は実施の形態3に係るAPDの評価方法の適用例を示す図である。図7Aは測定対象APDの受光面の温度分布の例を示す図である。同図中、左上の図を拡大して右下に示した。図7Aの受光面上の線に沿って複数の点で発熱量を取得し、第2温度上昇率を算出する。図7Bは、図7Aの線に沿った位置で得られた発熱量と増倍率の分布を示す図である。基準APDと測定対象APDに逆バイアス電圧を印加する際は、暗状態で増倍率が1倍以上になるように降伏電圧の30%以上の逆バイアス電圧を印加したり、降伏電圧の90%程度の逆バイアス電圧を印加したりすることができる。
絶対値で表現された増倍率分布は、測定対象APDの複数の点について求めることができる。複数の点は線状に設定し得る。別の例によれば、受光面の全体をカバーするように複数の点を設定し得る。温度上昇量の測定は、前述したロックイン発熱解析によってなし得る。一例によれば、前述の第1電流、第1温度上昇量、第2電流、第2温度上昇量は、暗状態で測定する。
このように、基準APDに対してプローブ光走査を行い増倍率を求めることで、相対値評価を絶対値評価に変換することができる。
実施の形態4.
実施の形態4に係るアバランシェフォトダイオードの評価方法は、実施の形態1-3のいずれかに記載された評価方法におけるロックイン発熱解析を行う際に、APDの受光面に均一な光を照射するものである。一例によれば、実施の形態1、2に記載の温度分布の測定では、APDの受光面に均一な光を入射させることができる。別の例によれば、実施の形態3に記載の第1電流と第1温度上昇量の測定において第1APDの受光面に均一な光を入射させ、第2電流と第2温度上昇量の測定において第2APDの受光面に均一な光を入射させる。受光面への均一な光の入射は、APDの電流量と発熱量を増大させる。したがって、例えば、暗電流量とそれに伴う発熱量が微小なAPDにおいても上述の増倍率の評価が可能となる。
図8は一般的なAPDのI-V特性及び増倍率特性の例を示す図である。APDに暗状態で逆バイアス電圧を印加すると、図8に示すとおり暗電流が発生する。受光面に励起光を照射することで、増倍率特性に応じて例えば図8に示される光電流が発生する。数式によって表すと、式1における暗電流IdΦが光電流Iphとの和に変換されるので、この時の発熱量ΔTと相対増倍率ΔMは以下の式6で表される。
ΔM・(Iph+IdΦ)・V・Rth=ΔT …式6
この式6から、Iphを増大させることで、ΔM、Vが一定であってもΔTが増大することが分かる。
図9は、実施の形態4に係る評価系の例を示す図である。均一光源付きロックイン発熱解析装置20から、APD受光面に対して均一な光22を照射した状態で、APDに増倍率が1倍以上になる逆バイアス電圧を印加する。仮にAPDの増倍率の面内分布が不均一な場合、光電流とそれによる素子発熱分布が不均一になるので、局所的に発熱量の大きい箇所24が発生する。この発熱箇所をロックイン発熱解析によって素子受光面上にマッピングすることで発熱による増倍率面内分布を評価する。この時、APDに印加する逆バイアス電圧は、降伏電圧の30%以上の電圧としたり、降伏電圧の90%程度の電圧としたりすることができる。APDに照射する均一光の波長は、例えば、ロックイン発熱解析装置20の波長帯である3μmから5μmの帯域以外であり、かつAPDの波長帯域程度にする。
暗電流量が少なく実施の形態1-3で示した評価方法が応用できないAPDについて、実施の形態4に示した励起光を用いる方法を適用すると光電流による発熱量が増大するので、増倍率の評価が可能となる。APDの受光面に均一な光を入射させ、APDの上面又は下面から温度分布を測定することができる。
実施の形態5.
実施の形態5に係るアバランシェフォトダイオードの評価方法は、実施の形態1-3に示された評価方法において、異なる逆バイアス電圧を印加して、測定結果の比を取ることで、相対増倍率面内分布を評価する手法に関する。
図10は、暗電流の面内分布が不均一なAPDにおける発熱分布の例を示す図である。暗状態でAPDに増倍が生じない程度の逆バイアス電圧を印加した場合、暗電流分布が不均一であれば、(A)のように発熱量に面内不均一さが生じる。増倍が生じない程度の逆バイアス電圧は、例えばAPDの降伏電圧の30%未満の電圧である。
次に、この素子に対して暗状態で増倍が生じるのに十分な逆バイアス電圧を印加しながら発熱分布を取得すると、(A)の発熱量が増倍率に応じて増大する。(B)は増倍された発熱分布の例である。増倍が生じるのに十分な逆バイアス電圧の例は、APDの降伏電圧の30%以上の電圧である。発熱量の比(C)を取得することで、相対的な増倍率分布を取得することができる。
図11は、実施の形態5の評価方法の一例を示すフローチャートである。まず、ステップS21にて、APDチップの外観画像を取得する。次いで、ステップS22にてAPDに降伏電圧の30%未満の逆バイアス電圧を印加し、ステップS23にて受光面内の発熱分布を取得する。
次いで、ステップS24にて、APDに降伏電圧の30%以上の逆バイアス電圧を印加し、ステップS25にて受光面内の発熱分布を取得する。
次いで、ステップS26では、ステップS23とS25で取得された温度分布、暗電流、印加バイアスの比を受光面内で計算することで、受光面内増倍率分布の相対値を取得する。数式で表すと、増倍が生じる程度の逆バイアス電圧条件での相対増倍率、暗電流、バイアス電圧と発熱量をΔM、I、V、ΔT、増倍が生じない程度の逆バイアス電圧条件での相対増倍率、暗電流、バイアス電圧と発熱量をΔM´、I´、V´、ΔT´とすると、式1より、以下の式7、8が得られる。
ΔM・I・V・Rth=ΔT …式7
ΔM´・I´・V´・Rth=ΔT´ …式8
これらの辺々を除算すると、同一素子であるのでRthは同一となり、以下の式9が得られる。
Figure 0007331732000003
降伏電圧の30%程度のリーチスルー電圧付近のバイアス条件では、ΔM´=1と置くことが出来るので、式9は以下の式10となる。
Figure 0007331732000004
したがって、温度分布、暗電流、印加バイアスの比を取得することで、暗電流分布が不均一な素子の相対増倍率を評価できる。
この評価方法は以下の処理を含む。
・APDに、増倍が生じない逆バイアス電圧である第1逆バイアス電圧を印加した状態で、暗状態のAPDチップの第1温度分布、第1暗電流量及び第1印加バイアスを測定すること。
・当該APDに、増倍が生じる逆バイアス電圧である第2逆バイアス電圧を印加した状態で、暗状態のAPDの第2温度分布、第2暗電流量及び第2印加バイアスを測定すること。
・第2温度分布を第1温度分布で除算した値と、第1暗電流量と第1印加バイアスの積を第2暗電流量と第2印加バイアスの積で除算した値と、の積求めること。
前述のとおり、第1逆バイアス電圧は、APDの降伏電圧の30%未満とすることができる。また、第2逆バイアス電圧は、APDの降伏電圧の30%以上とすることができる。
このような評価方法によれば、温度分布の発生原因が暗電流分布か増倍率分布かの切り分けが可能となり、暗電流分布の不均一さが許容されるレベルのAPDの評価も可能となる。例えば、逆バイアス電圧印加時の温度分布が不均一なAPDについて、その原因が結晶欠陥等による暗電流分布によるものか否かの判断が可能となる。
10 APD、 15 増倍層、 20 ロックイン発熱解析装置、 22 均一な光

Claims (15)

  1. アバランシェフォトダイオードに増倍が生じる逆バイアス電圧を印加した状態で前記アバランシェフォトダイオードの発熱画像を赤外線検出器で検出することにより前記アバランシェフォトダイオードの受光部の受光面内における温度分布を測定することと、
    前記温度分布から前記アバランシェフォトダイオードの受光部の受光面内における増倍率分布を算出することと、を備え
    前記増倍率分布の算出は、
    前記アバランシェフォトダイオードのうち増倍が発生しない位置である基準点と、増倍が生じる複数の点との温度差を求めることと、
    前記複数の点における増倍率を、前記温度差に比例した値とすることと、を備えたアバランシェフォトダイオードの評価方法。
  2. 前記基準点は、前記アバランシェフォトダイオードの外観画像を取得して、前記外観画像において表面メッキ及びワイヤがなく受光部周辺の位置とする請求項に記載のアバランシェフォトダイオードの評価方法。
  3. 前記逆バイアス電圧は前記アバランシェフォトダイオードの暗状態での降伏電圧の30%以上かつ前記降伏電圧より小さい電圧としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のアバランシェフォトダイオードの評価方法。
  4. 前記逆バイアス電圧は前記アバランシェフォトダイオードの暗状態での降伏電圧の90%以上かつ前記降伏電圧より小さい電圧としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のアバランシェフォトダイオードの評価方法。
  5. 前記逆バイアス電圧はパルス状に印加することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のアバランシェフォトダイオードの評価方法。
  6. 前記温度分布の測定では、前記アバランシェフォトダイオードの温度を検出する前記赤外線検出器の検出信号の中から前記逆バイアス電圧のパルスに同期した信号を利用する請求項に記載のアバランシェフォトダイオードの評価方法。
  7. 前記温度分布の測定では、前記アバランシェフォトダイオードの受光面に均一な光を入射させる請求項1からのいずれか1項に記載のアバランシェフォトダイオードの評価方法。
  8. 第1アバランシェフォトダイオードの発熱画像を赤外線検出器で検出することにより、前記第1アバランシェフォトダイオードの増倍が生じる3つ以上の点において、前記第1アバランシェフォトダイオードに暗電流として流れる電流についての単位電流当たりの温度上昇率である第1温度上昇率を取得し前記第1アバランシェフォトダイオードに増倍が生じる逆バイアス電圧を印加した状態で前記第1アバランシェフォトダイオードに暗電流として流れる第1電流を測定し、前記逆バイアス電圧を印加しつつ前記第1アバランシェフォトダイオードに基準光を入射させて前記第1アバランシェフォトダイオードに流れる光電流を測定し、前記光電流と前記第1電流の比率から増倍率取得し、前記増倍率を、前記第1温度上昇率で除算した校正係数を算出することと、
    前記第1アバランシェフォトダイオードと同機種の第2アバランシェフォトダイオードの発熱画像を赤外線検出器で検出することにより、前記第2アバランシェフォトダイオードのうち、前記3つ以上の点に対応する位置において、前記第2アバランシェフォトダイオードに暗電流として流れる電流についての単位電流当たりの温度上昇率である第2温度上昇率を取得することと、
    前記第2温度上昇率と前記校正係数の積を求めることにより前記第2アバランシェフォトダイオードの受光部の受光面内における増倍率分布を求めることと、を備えたアバランシェフォトダイオードの評価方法。
  9. 前記校正係数の算出は
    前記第1アバランシェフォトダイオードに前記逆バイアス電圧を印加しつつ、無バイアス電圧状態に対する第1温度上昇量を、前記第1アバランシェフォトダイオードの発熱画像を赤外線検出器で検出することにより測定することと、
    前記第1電流と、前記第1温度上昇量から、前記第1温度上昇率を求めることと、を含み、
    前記第2温度上昇率の算出は、
    前記第2アバランシェフォトダイオードに前記逆バイアス電圧を印加した状態で前記第2アバランシェフォトダイオードに暗電流として流れる第2電流を測定することと、
    暗状態で前記第2アバランシェフォトダイオードに前記逆バイアス電圧を印加しつつ、無バイアス電圧状態に対する第2温度上昇量を、前記第2アバランシェフォトダイオードの発熱画像を赤外線検出器で検出することにより測定することと、
    前記第2電流と、前記第2温度上昇量から、前記第2温度上昇率を求めることと、を含む、請求項に記載のアバランシェフォトダイオードの評価方法。
  10. 前記3つ以上の点線状に設定された請求項又はに記載のアバランシェフォトダイオードの評価方法。
  11. 前記逆バイアス電圧は降伏電圧の30%以上かつ前記降伏電圧より小さい電圧である請求項に記載のアバランシェフォトダイオードの評価方法。
  12. 前記第1電流と、前記第1温度上昇量と、前記第2電流と、前記第2温度上昇量は、暗状態で測定した請求項に記載のアバランシェフォトダイオードの評価方法。
  13. 第1アバランシェフォトダイオードの発熱画像を赤外線検出器で検出することにより、前記第1アバランシェフォトダイオードの増倍が生じる3つ以上の点において、前記第1アバランシェフォトダイオードに流れる電流についての単位電流当たりの温度上昇率である第1温度上昇率を取得し、前記第1アバランシェフォトダイオードに増倍が生じる逆バイアス電圧を印加した状態で前記第1アバランシェフォトダイオードに流れる第1電流を測定し、前記逆バイアス電圧を印加しつつ前記第1アバランシェフォトダイオードに基準光を入射させて前記第1アバランシェフォトダイオードに流れる光電流を測定し、前記光電流と前記第1電流の比率から増倍率を取得し、前記増倍率を、前記第1温度上昇率で除算した校正係数を算出することと、
    前記第1アバランシェフォトダイオードと同機種の第2アバランシェフォトダイオードの発熱画像を赤外線検出器で検出することにより、前記第2アバランシェフォトダイオードのうち、前記3つ以上の点に対応する位置において、前記第2アバランシェフォトダイオードに流れる電流についての単位電流当たりの温度上昇率である第2温度上昇率を取得することと、
    前記第2温度上昇率と前記校正係数の積を求めることにより前記第2アバランシェフォトダイオードの受光部の受光面内における増倍率分布を求めることと、を備え、
    前記校正係数の算出は、
    前記第1アバランシェフォトダイオードに前記逆バイアス電圧を印加しつつ、無バイアス電圧状態に対する第1温度上昇量を、前記第1アバランシェフォトダイオードの発熱画像を赤外線検出器で検出することにより測定することと、
    前記第1電流と、前記第1温度上昇量から、前記第1温度上昇率を求めることと、を含み、
    前記第2温度上昇率の算出は、
    前記第2アバランシェフォトダイオードに前記逆バイアス電圧を印加した状態で前記第2アバランシェフォトダイオードに流れる第2電流を測定することと、
    前記第2アバランシェフォトダイオードに前記逆バイアス電圧を印加しつつ、無バイアス電圧状態に対する第2温度上昇量を、前記第2アバランシェフォトダイオードの発熱画像を赤外線検出器で検出することにより測定することと、
    前記第2電流と、前記第2温度上昇量から、前記第2温度上昇率を求めることと、を含み、
    前記第1電流と前記第1温度上昇量の測定では、前記第1アバランシェフォトダイオードの受光面に均一な光を入射させ、
    前記第2電流と前記第2温度上昇量の測定では、前記第2アバランシェフォトダイオードの受光面に均一な光を入射させる、アバランシェフォトダイオードの評価方法。
  14. アバランシェフォトダイオードに、増倍が生じない逆バイアス電圧である第1逆バイアス電圧を印加した状態で、前記アバランシェフォトダイオードの発熱画像を赤外線検出器で検出することにより暗状態の前記アバランシェフォトダイオードの第1発熱量を測定し、第1暗電流量を測定することと、
    前記アバランシェフォトダイオードに、増倍が生じる逆バイアス電圧である第2逆バイアス電圧を印加した状態で、前記アバランシェフォトダイオードの発熱画像を赤外線検出器で検出することにより暗状態の前記アバランシェフォトダイオードの第2発熱量を測定し、第2暗電流量を測定することと、
    前記第2発熱量を前記第1発熱量で除算した値と、前記第1暗電流量と前記第1バイアス電圧の積を前記第2暗電流量と前記第2バイアス電圧の積で除算した値と、の積を、増倍が生じる逆バイアス電圧条件での相対増倍率として求めること、を備えたアバランシェフォトダイオードの評価方法。
  15. 前記第1逆バイアス電圧は、前記アバランシェフォトダイオードの降伏電圧の30%未満であり、
    前記第2逆バイアス電圧は、前記アバランシェフォトダイオードの降伏電圧の30%以上かつ前記降伏電圧より小さい請求項14に記載のアバランシェフォトダイオードの評価方法。
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