図1は、いくつかの実施形態による無線通信システム10を示している。システム10はいくつかの実施形態では、新無線(NR)システムである。システム10は、無線デバイス12、たとえば、ユーザ機器(UE)を備えている。無線デバイス12は、ネットワークノード16(たとえば、基地局)によって提供されるセル14によってサーブされるように示されている。
無線デバイス12は、セル14内の(1つまたは複数の)アップリンク送信を送信する、および/またはセル14内の(1つまたは複数の)ダウンリンク送信を受信するように設定されている。(1つまたは複数の)アップリンク送信は、たとえば、ランダムアクセスプロシージャ、物理アップリンク共有チャネル、または物理アップリンク制御チャネルの1つまたは複数の送信であってもよい。これにもかかわらず、無線デバイス12は、少なくとも1つが無認可周波数スペクトル内で展開することができる、多数のチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドのいずれか上で送信または受信するように設定されている。図1はたとえば、多数のチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドが、第1のチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド18と、第2のチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド20を含むことを示している。第1のチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド18は、無認可周波数スペクトル内に展開されている。無認可周波数スペクトルは、ライセンサー(規制または政府主体、たとえば、米国連邦通信委員会(FCC)、または国際電気通信連合(ITU)であってもよい)からのライセンスなしで送信を行うことができる周波数スペクトルである。第1のチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド18がNRシステム内のキャリアであるいくつかの実施形態では、キャリアは新無線アップリンクキャリア(NUL)であってもよい。
いくつかの実施形態では、第2のチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド20はまた、無認可周波数スペクトル内で展開されている。他の実施形態では、しかし、第2のチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド20は、認可周波数スペクトル内で展開されている。たとえば、第2のチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド20が認可周波数スペクトル内で展開されたキャリアである、このような一実施形態では、キャリアは補完アップリンクキャリア(SUL)であってもよい。
いくつかの実施形態では、無線デバイス12は、無認可周波数スペクトルで展開された第1のチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド18に関する問題を検出する。たとえば、問題は、たとえばlisten-before-talk(LBT)障害一貫性の測定値で規定される、第1のチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド18に関する一貫したLBT障害であってもよい。一貫したLBT障害は、一貫したアップリンク(UL)LBT障害であってもよい。
たとえば、一貫したLBT障害は、LBT障害が第1のチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド18上で一貫して起こる場合に、その第1のチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド18上で生じることがある。ここで、無線デバイス12がアップリンク送信への要件として行うLBTプロシージャに障害が発生した場合、すなわち、チャネルがすでに占有されていると検出されるので、LBT障害が起こることがある。いくつかの実施形態では、一貫したUL LBT障害を検出する無線デバイス12に寄与するUL LBT障害は、たとえば、サウンディング参照信号送信、制御チャネル送信、データチャネル送信、および/またはランダムアクセスチャネル送信などの多数の異なるタイプを含む、あらゆるタイプのアップリンク送信に対するUL LBT障害を含んでいる。
これに関してより詳細には、一貫したUL LBT障害監視は、タイマおよびカウンタの使用を利用することがある。タイマは、UL LBT障害カウンタと呼ぶことができ、タイマは障害間持続時間タイマと呼ぶことができる。無線デバイス12は、たとえば、すべてのタイプのアップリンク送信にわたって起こるUL LBT障害の数をカウントするためにUL LBT障害カウンタを使用することができる。無線デバイス12は、UL LBT障害が一貫していない場合、たとえば、UL LBT障害が少なくとも閾値時間の間起こっていない場合、カウンタをリセットするために、障害間持続時間タイマを使用することができる。UL LBT障害カウンタが閾値に到達した場合、無線デバイス12は、第1のチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド18上で一貫したLBT障害を検出したと考えることができる。したがって、いくつかの実施形態では、一貫したUL LBT障害は、(連続した)アップリンクLBT障害表示をカウントし、アップリンクLBT障害表示のカウント数が特定の最大許容数に到達したことを識別することによって検出することができる。
これらおよび他の実施形態では、その後、無線デバイス12は、第1のチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド18内のチャネル占有および/またはクリアチャネル評価障害の測定値が、たとえば、ネットワークノード16によって設定されるように、占有または障害閾値を超えたことを検出することによって問題を検出することができる。測定値は、(i)クリアチャネル評価全体に対する障害のあるクリアチャネル評価の比率、(ii)連続したクリアチャネル評価障害の数、および/または(iii)チャネル占有のレベルの関数であってもよい。測定値が連続したクリアチャネル評価障害の数の関数である場合、たとえば、このような数は上に記載したUL LBT障害カウンタによって影響を受けることがある。
これにもかかわらず、問題を検出することに応じて、無線デバイス12は、異なるチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド、すなわち、図1の実施例では第2のチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド20への切替22を行うまたはリクエストするように設定されている。いくつかの実施形態では、たとえば、無線デバイス12は、異なるチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド20上でアップリンク送信を行うことによって切替22をリクエストすることができる。アップリンク送信は、サウンディング参照信号、ランダムアクセス送信、物理アップリンク制御チャネル送信、または物理アップリンク共有チャネル送信であってもよい。別の方法ではまたは加えて、アップリンク送信は、検出した問題を報告する問題報告を示すかまたは含むことができ、たとえば、それによって問題報告が切替22を暗にリクエストしている。
いかなる場合でも、切替22は、問題が検出された細分性に左右される、すなわち、問題がチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド上で検出されたかどうかに左右される細分性で実施することができる。たとえば、問題がセル上で検出されるいくつかの実施形態では、切替22は、異なるセルへ切り替えるように、セル再選択またはハンドオーバとして行うことができる。同様に問題がチャネル上で検出される場合は、切替22は異なるチャネルへ行うことができ、問題がサブバンド上で検出される場合は、切替は異なるサブバンドへ行うことができるなどである。
いくつかの実施形態では、無線デバイス12は、切替22を自動的またはネットワークノード16上で行い、無線デバイス12によるリクエストが切替22を行うことを許可する。他の実施形態では、無線デバイス12は、検出した問題を報告する問題報告を簡単に送信する。これらの実施形態のいくつかでは、ネットワークノード16は、報告に基づいて、無線デバイス12を異なるチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド20に切り替えることができる。この場合、その後、切替22は、たとえば切替に対する無線デバイスのリクエストによって開始されたのと反対するように、無線デバイスの報告に基づいてネットワークノード16によって開始またはトリガすることができる。
上記変更形態および変形形態を鑑みて、図2は、特定の実施形態による無線デバイス12によって行われる方法を示している。方法は、無認可周波数スペクトル内で展開されるチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド18に関する問題を検出することを含む(ブロック210)。いくつかの実施形態では、問題は、listen-before-talk(LBT)障害一貫性の測定値で規定される、チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドに関する一貫したLBT障害である。一貫したLBT障害は、一貫したアップリンクLBT障害であってもよい。別の方法ではまたは加えて、問題を検出することは、チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド内のチャネル占有および/またはクリアチャネル評価障害の測定値が、占有または障害閾値を超えることを検出することを含むことができる。これにもかかわらず、方法はまた、問題を検出することに応じて、たとえば、問題が検出されない、異なるチャネルサブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド20に切り替えることまたは切替をリクエストすることを含むことができる(ブロック230)。
いくつかの実施形態では、方法は、検出した問題を報告する問題報告を送信することを含む(ブロック220)。実際、いくつかの実施形態では、切替をリクエストすることは、異なるチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド上でアップリンク送信を行うことを含む。このアップリンク送信は、検出した問題を報告する問題報告を示すかまたは含むことができる。
いくつかの実施形態では、方法はさらに、チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドのどれを無線デバイスが問題に対して監視するか設定するシグナリングを受信することを含む(ブロック202)。別の方法ではまたは加えて、方法は、問題を検出する前に、1つまたは複数の条件が検出されている問題を予測して検出されたことを示す早期問題報告を送信することを含むことができる(ブロック204)。
図3は、他の特定の実施形態による、ネットワークノード16によって行われる方法を示している。方法は、無線デバイス12が、無認可周波数スペクトル内で展開されるチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド18に関する問題を検出したことを報告する問題報告を無線デバイス12から受信することを含む(ブロック310)。いくつかの実施形態では、問題は、listen-before-talk(LBT)障害一貫性の測定値で規定される、チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドに関する一貫したLBT障害である。一貫したLBT障害は、一貫したアップリンクLBT障害であってもよい。別の方法ではまたは加えて、報告は、チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド内のチャネル占有および/またはクリアチャネル評価障害の測定値が、占有または障害閾値を超えることを示している。これにもかかわらず、方法はまた、報告に基づいて、たとえば、問題が検出されない、異なるチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド20に無線デバイス12を切り替えることを含むことができる(ブロック330)。
実際、いくつかの実施形態では、方法は、問題報告と一緒に無線デバイスから、異なるチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドへの切替のリクエストを受信することを含む(ブロック320)。
いくつかの実施形態では、方法はさらに、チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドのどれを無線デバイスが問題に対して監視するか設定するシグナリングを送信することを含む(ブロック302)。別の方法ではまたは加えて、方法は、問題報告を受信する前に、1つまたは複数の条件が検出されている問題を予測して検出されたことを示す早期問題報告を受信することを含むことができる(ブロック304)。
上記で説明された装置が、任意の機能的手段、モジュール、ユニット、または回路を実装することによって、本明細書の方法および任意の他の処理を実施し得ることに留意されたい。一実施形態では、たとえば、装置は、方法の図に示されているステップを実施するように設定されたそれぞれの回路(circuit)または回路(circuitry)を備える。回路(circuit)または回路(circuitry)は、この点について、ある機能的処理を実施することに専用の回路および/またはメモリとともに1つまたは複数のマイクロプロセッサを備え得る。たとえば、回路は、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラ、ならびに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含み得る、他のデジタルハードウェアを含み得る。処理回路は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得る、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するように設定され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、いくつかの実施形態では、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含み得る。メモリを採用する実施形態では、メモリは、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、本明細書で説明される技法を行うプログラムコードを記憶する。
図4は、たとえば、1つまたは複数の実施形態に従って実装される無線デバイス400(たとえば、無線デバイス12)を示す。示されているように、無線デバイス400は、処理回路410と通信回路420とを含む。通信回路420(たとえば、無線回路)は、たとえば、任意の通信技術を介して、情報を1つまたは複数の他のノードに送信し、および/または1つまたは複数の他のノードから受信するように設定される。そのような通信は、無線デバイス400の内部または外部のいずれかにある1つまたは複数のアンテナを介して行われ得る。処理回路410は、メモリ430に記憶された命令を実行することなどによって、上記で、たとえば図2で説明された処理を実施するように設定される。処理回路410は、この点について、いくつかの機能的手段、ユニット、またはモジュールを実装し得る。
図5は、1つまたは複数の実施形態に従って実装されるネットワークノード500(たとえば、ネットワークノード16)を示す。示されているように、ネットワークノード500は、処理回路510と通信回路520とを含む。通信回路520は、たとえば、任意の通信技術を介して、情報を1つまたは複数の他のノードに送信し、および/または1つまたは複数の他のノードから受信するように設定される。処理回路510は、メモリ530に記憶された命令を実行することなどによって、上記で、たとえば図3で説明された処理を実施するように設定される。処理回路510は、この点について、いくつかの機能的手段、ユニット、またはモジュールを実装し得る。
また、本明細書の実施形態が、対応するコンピュータプログラムをさらに含むことを、当業者は諒解されよう。
コンピュータプログラムは、装置の少なくとも1つのプロセッサ上で実行されたとき、装置に、上記で説明されたそれぞれの処理のいずれかを行わせる命令を備える。コンピュータプログラムは、この点について、上記で説明された手段またはユニットに対応する1つまたは複数のコードモジュールを備え得る。
実施形態は、そのようなコンピュータプログラムを含んでいるキャリアをさらに含む。このキャリアは、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つを備え得る。
この点について、本明細書の実施形態は、非一時的コンピュータ可読(記憶または記録)媒体に記憶され、装置のプロセッサによって実行されたとき、装置に、上記で説明されたように実施させる命令を備える、コンピュータプログラム製品をも含む。
実施形態は、コンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラム製品がコンピューティングデバイスによって実行されたとき、本明細書の実施形態のいずれかのステップを実施するためのプログラムコード部分を備える、コンピュータプログラム製品をさらに含む。このコンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読記録媒体に記憶され得る。
次に、追加の実施形態が説明される。これらの実施形態のうちの少なくともいくつかは、説明の目的で、いくつかのコンテキストおよび/または無線ネットワークタイプにおいて適用可能なものとして説明され得るが、実施形態は、明示的に説明されない他のコンテキストおよび/または無線ネットワークタイプにおいて同様に適用可能である。
次世代システムは、完全モバイルデバイスから固定のモノのインターネット(IoT)または固定無線ブロードバンドデバイスまで及ぶ様々な要件で幅広い範囲の使用のケースをサポートすることが期待されている。多くの使用のケースに関連するトラフィックパターンは、その間の様々な長さの待機時間(ここでは、非アクティブ状態と呼ぶ)で短いまたは長いバーストのデータトラフィックからなることが期待されている。新無線(NR)では、ライセンス支援アクセスおよび独立型無認可動作の両方とも、3GPPでサポートされる。ここで、無認可スペクトル内での物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)送信および/またはスケジューリングリクエスト(SR)送信は、3GPP内で調査されるべきである。以下では、listen-before-talk(LBT)に基づく無認可チャネルに対する、NR無認可(NR-U)およびチャネルアクセスプロシージャが導入される。
NR-U導入
常に増加するデータ需要に取り組むために、NRは認可および無認可スペクトルの両方に対して検討される。NR-Uは、デュアルコネクティビティ(DC)および独立型シナリオをサポートする必要があり、無認可スペクトルにおけるランダムアクセスチャネル(RACH)およびスケジューリングプロシージャを含む媒体アクセス制御(MAC)プロシージャは、LBT障害にさらされている。Long Term Evolution(LTE)認可支援アクセス(LAA)におけるこのような制限がなかった。というのは、LAAシナリオには認可スペクトルがあり、したがって、RACHおよびスケジューリング関連のシグナリングを、無認可スペクトルに代わって認可スペクトルで送信することができるからである。
NR-Uでは、チャネル感知は、物理信号がチャネルを使用して送信される前に利用可能なチャネルを判断するために適用すべきである。一次同期信号(PSS)、二次同期信号(SSS)、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、およびチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)などのディスカバリー参照信号(DRS)、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)および物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)などの制御チャネル送信、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)および物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)などの物理データチャネル、およびSRS送信などのアップリンクサウンディング参照信号(SRS)が当てはまる。
NR-U内の無線リソース管理(RRM)プロシージャは普通、LAA内と同様である。というのは、NR-Uは、NR-Uと他のレガシー無線アクセス技術(RAT)の間の共存をハンドリングするために、できるだけLAA/eLAA/feLAA技術を再利用することを目的としているからである。RRM測定および報告は、チャネル感知およびチャネル利用可能性に関して特別な設定プロシージャを有する。
したがって、LAAに対するチャネルアクセス/選択は、Wi-Fiなどの他のRATとの共存のための重要な特徴の1つであった。たとえば、LAAはWi-Fiで混雑するキャリアを使用することを目的としていた。
認可スペクトルでは、UEは、ダウンリンク無線チャネルの参照信号受信電力(RSRP)および参照信号受信品質(RSRQ)を測定し、そのサービングeNB/gNBに測定報告を提供する。しかし、キャリア上の干渉強度に影響を与えない。別の測定受信信号強度指標(RSSI)は、この目的でサーブすることができる。eNB/gNB側では、受信したRSRPおよびRSRQ報告に基づいてRSSIを導き出すことは可能である。しかし、これには、それらが利用可能であることが必要である。LBT障害により、RSRPに関するいくつかの報告またはRSRPはブロックされることがある(参照信号送信(DRS)がダウンリンク内でブロックされる、または測定報告がアップリンク内でブロックされることによるいずれかであってもよい)。したがって、RSSIに関する測定が極めて有用である。RSSI測定は、いつどのくらい長い時間そのUEが測定を行ったかに関する時間情報とともに、gNB/eNBが隠されたノードを検出するのを支援することができる。加えて、gNB/eNBは、ネットワークが、負荷バランスおよびチャネルアクセス障害防止の目的で、いくつかのチャネルを優先するために有用であるキャリアの負荷状況を測定することができる。
LTE LAAは、測定報告のために、平均RSSIおよびチャネル占有の測定をサポートするように規定する。チャネル占有は、RSSIが設定された閾値より上で測定された時間の割合として規定されている。この目的で、RSSI測定タイミング設定(RMTC)は、測定持続時間(たとえば、1~5ms)、および測定の間の期間(たとえば、{40、80、160、320、640}ms)を含む。
NR無認可スペクトルにおけるチャネルアクセスプロシージャ
listen-before-talk(LBT)は、他の無線アクセス技術(RAT)との無認可スペクトル共存のために設計されている。この機構では、無線デバイスは、あらゆる送信の前に、クリアチャネル評価(CCA)チェック(すなわち、チャネル感知)を適用する。送信機は、チャネルがアイドルであるか判断するために、特定の閾値(ED閾値)と比較して時間にわたるエネルギー検出(ED)を必要とする。チャネルが占有されていると判断された場合、送信機は、その次のCCAが試みる前に、コンテンションウィンドウ内でランダムバックオフを行う。ACK送信を保護するために、送信機は、バックオフを再開する前に、各ビジーCCAの後の期間を延期しなければならない。送信機がチャネルへのアクセスを把握するとすぐに、送信機は最大持続時間(すなわち、最大チャネル占有時間(MCOT))まで送信を行うことを可能にするのみである。QoS差別化のため、サービスタイプに基づくチャネルアクセス優先度が規定された。たとえば、サービス間のコンテンションウィンドウサイズ(CWS)およびMCOTの差別化に対して規定された4つのLBT優先度分類がある。
3GPP TR 38.889 v16.0.0に記載されるように、無認可スペクトルに対するNRベースアクセスに対するチャネルアクセススキームは、以下のカテゴリーに分類することができる。
カテゴリー1:短い切替間隔後の即時送信。これは、送信機が、COT内側でのUL/DL切替間隔後に即時に送信するために使用される。受信から送信への切替間隔は、送受信機ターンアラウンド時間を受け入れるためのものであり、16μs以下である。
カテゴリー2:ランダムバックオフなしのLBT。送信主体が送信する前にチャネルがアイドルであることを感知される持続時間は、決定論的である。
カテゴリー3:固定サイズのコンテンションウィンドウを有するランラムバックオフでのLBT。LBTプロシージャは、その構成要素の1つとして以下のプロシージャを有する。送信主体は、コンテンションウィンドウ内にランダム数Nを描く。コンテンションウィンドウのサイズは、Nの最小および最大値によって特定される。コンテンションウィンドウのサイズが固定される。ランダム数Nは、送信主体がチャネル上で送信する前に、チャネルがアイドルであると感知される持続時間を判断するために、LBTプロシージャで使用される。
カテゴリー4:可変サイズのコンテンションウィンドウを有するランダムバックオフでのLBT。LBTプロシージャは、その構成要素の1つとして以下を有する。送信主体は、コンテンションウィンドウ内にランダム数Nを描く。コンテンションウィンドウのサイズは、Nの最小および最大値によって特定される。送信主体は、ランダム数Nを描く場合に、コンテンションウィンドウのサイズを変更することができる。ランダム数Nは、送信主体がチャネル上で送信する前に、チャネルがアイドルであると感知される持続時間を判断するために、LBTプロシージャで使用される。
COT内の異なる送信、および送信される異なるチャネル/信号に対して、チャネルアクセススキームの異なるカテゴリーを使用することができる。
現在、(1つまたは複数の)課題が存在する。機構は、UL LBT障害をハンドリングするために(たとえば、MACレベルで)採用すべきであり、(少なくとも、SR、RACH、PUSCHのUL送信に対する)「一貫した」UL LBT障害は、問題検出に使用される。機構はまた、DL RS損失、すなわちDL LBT障害のために採用されるべきである。たとえば、DRS内の同期信号ブロック(SSB)に基づいてセルRLM測定をサーブするためのRLM測定ウィンドウは、同期中評価および非同期評価のためにサポートすることができる。(i)どのようにRLM測定ウィンドウが示されるまたは判断されるか、およびDRS送信ウィンドウへの関連、(ii)SSBが測定ウィンドウの外側にあることができるかどうか、またそうである場合、同期中評価および非同期評価に使用することができるかどうか、(iii)測定ウィンドウに対するチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)に基づくRLM測定のあらゆる関係があるかどうか、および(iv)LBT障害による失ったRLM-RSをハンドリングするための機構があるかどうかの課題が存在する。
したがって、UL LBT問題の検出のためのNR-Uにおいて新しい機構を定義すること、およびDL LBT障害により失ったRLM-RSをどのようにハンドリングするかの課題が存在する。これらの課題は、UL LBT問題の検出の際にUE挙動を規定することに関する複雑性を伴う。すなわち、LBT問題の検出の際にUEに対する潜在的回復動作を規定することに関する複雑性が存在する。
本開示の特定の態様およびこれらの実施形態は、これらまたは他の課題に対する解決法を提供することができる。LBT問題/RLFの検出の際の詳細なUE挙動は、無認可スペクトル動作に提案されている。LBT問題検出は、異なる細分性でUEによって行うことができる。すなわち、LBT問題検出は、LBTサブバンド/チャネル毎に、BWP毎に、キャリア/セル毎に、または周波数バンド毎に行うことができる。LBT問題の検出の際に、異なる回復選択肢は、LBT問題が検出された細分性/場合によって適用させることができる。提案された回復選択肢は、排他的には適用されない。たとえば、これらは必要に応じて連続してまたは並列に実行することができる。
特定の実施形態は、以下の(1つまたは複数の)技術的利点の1つまたは複数を提供することができる。いくつかの実施形態は、LBT障害ハンドリングのための機構用構成部品を規定し、LBT問題の検出の際にUEに対するより効率的な回復選択肢を提供し、および/または高速回復がLBT障害によるユーザ平面レイテンシおよび遮断を減少することを可能にする。
以下の実施形態は、NR無認可スペクトル(NR-U)の文脈で記載されている。しかし、実施形態はNR-Uシナリオに限定されるものではない。また、これらは、LTE LAA/eLAA/feLAAなどの他の無認可動作シナリオに適用可能である。以下の実施形態では、LBT問題は、UEが連続したLBT内容を経験したイベントを示すために、例示的用語として使用されている。他の用語(RLF、サブバンド/チャネル問題など)は、同等に適用可能である。
第1の実施形態として、LBT問題検出は、異なる細分性を有するUEによって行うことができる。すなわち、LBT問題検出は、LBTサブバンド/チャネル毎に、BWP毎に、キャリア/セル毎に、または周波数バンド毎に行うことができる。LBT問題の検出の際に、異なる回復選択肢は、LBT問題が検出された細分性/場合によって適用させることができる。
BWP内のサブバンド毎のLBT問題検出のための選択肢1:UEが1つのサブバンド上で送信/受信に対するLBT問題を検出した場合に、UEがLBT問題を検出しない他のサブバンドをUEが使用する。
BWP毎のLBT問題検出のための選択肢2:この場合、BWPはLBTサブバンド1つだけを備えることができ、UEはいくつかのBWPで設定することができる。UEが現在アクティブなBWP内のLBT問題を経験すると、UEはBWP切替を行うことをリクエストすることができる。UEは、1つまたは複数の他のBWPに関するLBT問題報告を搬送する、UL送信(SRS、RA、またはPUCCH、またはUEがそのBWP上のグラントで設定されている場合に、PUSCHなど)を開始することによってBWP切替をリクエストすることができる。送信は、UEが現在アクティブなBWPに関するLBT問題を経験していることを示す障害理由を搬送することができる。送信の受信の際、gNBは、UEが別の非アクティブなBWPに切り替えることができるかどうかを決めることができる。というのは、gNBは、どの他の(1つまたは複数の)BWPにLBT問題がないかに気が付いているからである。
セル毎のLBT問題検出のための選択肢3(UEが1つのBWPだけで設定されている):この場合、UEがRLF回復、すなわちRRC接続再確立をトリガしなければならない。RRC接続再確立は、そのサービングセル内のLBT問題をUEが経験していることを示す障害理由を搬送することができる。UEは、RRC接続モード内に残っている間にそのRRC接続を再確立することが可能である、あるいは、UEはRRCアイドルとなり、UEは、LBT障害測定またはチャネル占有測定の知識によって、多数の隣接セルの間のセル選択/再選択を行うことができる。適切なセルの選択後、UEはそのセルへの新しいRRC接続をセットアップすることができる。回復したセルは、LBT問題を検出したセルを備えた同じ周波数バンドに属していても、属していなくてもよい。
選択肢4:UEは、キャリアアグリゲーション(CA)(ULまたはDLのいずれか)で設定される。UEが一次セル内でLBT問題を検出した場合、一次セル(PCell)を変更するために、UEはPCellに対するRRC接続再確立、またはハンドオーバをトリガすることができる。この場合、UEは、RRC接続再確立またはハンドオーバが開始される前に、すべての二次セル(SCell)を非アクティブ化するようにオーダーすることができる。UEがSCell内のLBT問題を検出した場合、UEはPCellなどの別のセルまたは別のSCell内で、SRS、RA、PUCCH、またはPUSCHなどのUL送信を送る。送信は、UEがSCell上のLBT障害を検出したことを示す、LBT問題報告を搬送することができる。障害/問題報告の検出の際、gNBは、LBT問題の検出でSCellを非アクティブ化することを決定することができる。一方、gNBは、新しいSCellをUEに追加することができる。
選択肢5:UEはマルチコネクティビティで設定され、マスタセルグループ(MCG)および少なくとも1つの二次セルグループ(SCG)がUEに対して設定されていることを意味する。マルチコネクティビティの一実施例は、デュアルコネクティビティ(DC)である。UEが一次セル(PCellまたは一次SCell、PCell)内のLBT問題を検出する場合、UEは一次セルを変更するために、RRC接続再確立またはハンドオーバを行うことができる。UEがSCell内のLBT問題を検出した場合、SCellがMCGに属する場合、UEは、LBT障害/問題報告を搬送するために、MCG内の別のサービングセル上でSRS、RA、PUCCH、またはPUSCHなどのUL送信をトリガすることができる。SCellがSCGに属する場合、UEは、LBT障害/問題報告を搬送するために、SCG内の別のサービングセル上でSRS、RA、PUCCH、またはPUSCHなどのUL送信をトリガすることができる。RRCシグナリングメッセージがLBT障害/問題報告を搬送するために送られる場合、メッセージは、二次gNB(またはSeNB)に接続されたシグナリング無線ベアラ(SRB)上で送ることができる。別の選択として、UEはLBT障害/問題報告を搬送するために、SCG障害情報を再使用することができる。
選択肢6:早期LBT障害/問題報告:上記選択肢のいずれかに対して、早期LBT障害/問題報告をトリガすることができる。この場合、早期報告をサブバンド/チャネル/BWP/キャリア/セル内で送ることができ、LBT問題はトリガされる予定である。
第2の実施形態として、第1の実施形態で規定される回復選択肢は、排他的に適用されない。一実施例では、UEが多数のサブバンド/チャネルを有するワイドバンドBWPで設定される場合、UEは、UEがサブバンド/チャネル内でLBT問題を検出すると、サブバンド/チャネルに対して選択肢1を最初に行うことができる。UEはさらに、UEがすべてのサブバンド/チャネル上のLBT問題を検出した場合、BWPに対して選択肢2を行うことができる。第2の実施例では、UEがいくつかのBWPで設定される場合、UEは、UEがアクティブBWP内でLBT問題を検出した場合、最初に選択肢2を適用することができる。UEはさらに、UEがセル内のすべての設定されたBWPにおけるLBT問題を検出した場合、選択肢3を適用することができる。
第3の実施形態として、どの選択肢がUEに対して適用可能であるかは、無線リソース制御(RRC)シグナリング、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)、またはダウンリンク制御情報(DCI)などの他のレイヤ1(L1)シグナリング手段などのシグナリング手段を介してネットワークによって設定される。
次に、第1のチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド18が新無線アップリンク(NUL)キャリアである、いくつかの実施形態の追加の詳細を検討する。これらの実施形態のうちのいくつかでは、NULキャリアの1つのサブバンドまたはBWP上の一貫したLBT障害は、同じNULキャリアの異なるサブバンドまたはBWPへの切替をトリガする。これらの実施形態のその他では、第2のチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド20は補完アップリンク(SUL)キャリアであり、それによって、NULキャリア上の一貫したLBT障害がSULキャリアへの切替をトリガする。
より詳細には、NR-Uでは、UEがLBT障害によって加えられる悪影響を緩和するより多くの送信機会を提供することが、有益なように識別されている。以下のシナリオが、NR-U内で可能である。
- シナリオA:認可バンドNR(PCell)とNR-U(SCell)の間のキャリアアグリゲーション。NR-U SCellは、DLおよびULの両方、またはDLのみを有することができる。このシナリオでは、NR PCellは5G-CNに接続されている。
- シナリオB:認可バンドLTE(PCell)とNR-U(PSCell)の間のデュアルコネクティビティ。このシナリオでは、LTE PCellは、5G-CNに接続されたPCellより高い優先度としてエボルブドパケットコア(EPC)に接続されている。
- シナリオC:独立型NR-U。このシナリオでは、UR-Uは5G-CNに接続されている。
- シナリオD:無認可バンド内の独立型NRセル、および認可バンド(単一セルアーキテクチャ)内のUL。このシナリオでは、NR-Uは5G-CNに接続されている。
- シナリオE:認可バンドNRとNR-Uの間のデュアルコネクティビティ。このシナリオでは、PCellは5G-CNに接続されている。
RP-182878、無認可スペクトルへのNRベースアクセスへの新しいWID、Qualcomm Inc.
NR-U内では、シナリオDで規定されるように、UEに対する追加の周波数分割多重化(FDM)リソースを提供するために、SULキャリアを展開することが実現可能であり、それによって、UL送信へのLBT障害の悪影響を最小限に抑えるのに有益である。
NR-U内でSULキャリアをこれに応じてどのように展開するかに関する態様を以下に論じる。
認可NR内のSULを検討する。低キャリア周波数バンドがすでに、2G、3Gおよび4G無線通信システムで展開されると、NRは比較的高い周波数で展開される。無線通信では、伝搬損失は、キャリア周波数の二乗に大まかに比例する。したがって、より高いキャリア周波数上の無線通信に対するカバレッジの問題がある可能性がある。ダウンリンクでは、gNBは、送信電力密度をブーストするために、強力なアンテナシステムおよび強力な増幅器を備えることができ、したがって、DLカバレッジをブーストすることができる。しかし、ULでは、送信電力、アンテナサイズおよび費用などのいくつかの制約がある。したがって、高周波数でのNRセルに対するULとDLの間のミスマッチがある可能性がある。
これを解決するために、NRは、NRセルに対して補完アップリンク(SUL)キャリアを導入した、すなわち、NRセルは、SULキャリアプラスNR ULキャリアを有する。SULキャリアは、LTEなどの他のRATシステムと(時間および/または周波数ドメイン内で)共有することができる低周波数キャリアであることになっている。
図6は、NRセル内のNR ULキャリアおよびSULキャリアのカバレッジ、すなわち、(ULのみに対する)対になったキャリアおよびSULのNR周波数組合せを示している。この場合、NRセルに対して2つのアップリンクキャリアがあるので、ランダムアクセスをNR ULキャリアまたはSULキャリアのいずれか内で開始することができる。UEはしたがって、閾値に基づいてランダムアクセスに対してどのキャリアにするか選択することができる。UEが閾値に基づいてgNBに近いと判断する場合、UEはしたがって、NR ULキャリア上でランダムアクセスプロシージャを終了させるのに十分良い無線状態により、ランダムアクセスに対するNR ULキャリアを選択するものとする。あるいは、UEはしたがって、ランダムアクセスプロシージャを終了させるためにSULキャリアを選択するものとする。このように、ランダムアクセス負荷は、NRセル内で2つのULキャリアの間でオフロードすることができる。
NR-U内では、シナリオDで規定するように、UL送信へのLBT障害の悪影響を最小限に抑えるのに有益であるように、UEに対して追加のFDMリソースを提供するために、SULキャリアを展開することが実現可能である。
次に、NR-UにおけるSULを検討する。NR-Uに対するSULキャリアのサポートは、Rel-15内のNR認可SULフレームワークの上部に設計されているべきである。認可されたNRでは、NULキャリアとSULキャリアの間の切替は、UL送信が一方のキャリアからもう一方のキャリアまで移動することを意味し、これは、
DCI内の表示、
ランダムアクセスプロシージャによって行われる。
前者の選択肢では、UEがNULキャリア(すなわち、無認可キャリア)へUL送信を切り替えるために、gNBによって行われるキャリア切替決定は適切ではない可能性がある。というのは、gNBは、UEのNULキャリアのチャネル占有またはLBT統計のタイムリーな知識を有していないことがあるからである。一実施例では、NULキャリアへの切替決定を受信した後に、NULキャリア上のその後のUL送信がLBT障害によってブロックされることが起こることがある。NULキャリアの代わりに、SULキャリア上でUL送信をUEが行うことがより良い。
UL LBT障害ハンドリングに関して、MAC 3GPP仕様内の機構は、UL LBT障害をハンドリングすべきであり、(少なくとも、スケジューリングリクエスト(SR)、ランダムアクセスチャネル(RACH)、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に対する)「一貫した」UL LBT障害が、問題検出のために使用される。この機構は、この場合、キャリア切替を支援するために適用することができる。
UEは、NULキャリア上でLBT障害を定期的に測定することができる。UEはまた、gNBによってシグナリングされる、gNBからのNULキャリアに関するチャネル占有(CO)またはLBT障害の受信した測定結果による、またはこれらを組み合わせることができる。NULキャリアが、多数のLBTサブバンドを備えたワイドバンドBWPで設定される場合、測定はサブバンド毎およびBWP毎に行うことができる。
UEが、一貫したUL LBT障害を経験した場合、イベントがトリガされる。UEは、NULキャリア上でトリガされたイベントがサブバンド毎、またはBWP毎、またはキャリア毎であるかによって、異なる動作をとることができる。UEは、1つのサービングサブバンド上に一貫したUL LBT障害がある場合に、NULキャリア上のUL送信のために他のサブバンドを使用することを選択することができる。または、すべてのサブバンドが混雑していることを意味する、アクティブBWP内に一貫したUL LBT障害がある場合、UEは他のBWPに切り替えることができる。または、アクティブBWP内に一貫したUL LBT障害があり、セル内にUEに対して設定された他のBWPがない場合、UEは、UL送信のためにSULキャリアに切り替えることを選択することができる。
UEはさらに、gNBに障害理由を報告することができる。障害報告は、SULキャリアを介して送ることができる。したがって、いくつかの実施形態によると、認可バンド内においてSULキャリアで設定されたNR-Uセル内で、UEはNULキャリア上の(少なくとも、SR、RACH、PUSCHのUL送信に対する)「一貫した」UL LBT障害を監視する。いくつかの実施形態では、UEは、NULキャリア上の「一貫した」UL LBT障害の検出の際のUL LBT問題を申告することができる。いくつかの実施形態では、認可バンド内においてSULキャリアで設定されたNR-Uセルでは、UEはSULキャリアを介してgNBへ障害理由を報告する。いくつかの実施形態では、認可バンド内においてSULキャリアで設定されたNR-Uセルでは、UEは、NULキャリア上の「一貫した」UL LBTの検出の際に、UL送信のためにSULキャリアに切り替える。UEが「一貫したDL LBT障害」に関するLBT問題を申告することができる場合、同様の結果がシナリオDにも適用可能である。
加えて、NULキャリアとSULキャリアの間の選択のためのRSRP閾値rsrp-ThresholdSSB-SULは、媒体アクセス制御(MAC)3GPP仕様TS 38.321内で規定されるように利用することができる。
1>ランダムアクセスプロシージャ用のサービングセルが、補完アップリンクで設定されている場合。
1>ダウンリンクパスロス参照のRSRPがrsrp-ThresholdSSB-SUL未満である場合。
2>ランダムアクセスプロシージャを行うためにSULキャリアを選択する。
2>SULキャリアのPCMAX,f,cにPCMAXを設定する。
1>そうでなければ
2>ランダムアクセスプロシージャを行うためにNULキャリアを選択する。
2>NULキャリアのPCMAX,f,cにPCMAXを設定する。
UEはしたがって、NULキャリアのチャネル占有またはLBT障害統計を考慮せず、測定したDL RSRPに単に基づいてランダムアクセス(RA)に対するキャリアを選択する。これは、RAがNULキャリア上のLBT障害によってブロックされるように、RAに対するNULキャリアへの誤った切替決定につながることがある。したがって、単に測定したDL RSRPに基づいて、UEはRAに適切でないキャリアを選択することができる。
NULキャリア上の測定したLBT障害統計またはCOを考慮して、UEがRAに対するキャリアを選択することが有益である。初期システムアクセスでは、UEはNULキャリア上のCOを測定することまたはLBT障害を監視することができないことがある。この場合、gNBは、UEに測定結果を提供することができる。したがって、いくつかの実施形態によると、認可バンド内においてSULキャリアで設定したNR-Uセルでは、UEは、NULキャリア上の測定したLBT障害またはCOを考慮して、RAに対するキャリア(SULまたはNULのいずれか)を選択する。
本明細書で説明される主題は、任意の好適な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムにおいて実装され得るが、本明細書で開示される実施形態は、図7に示されている例示的な無線ネットワークなどの無線ネットワークに関して説明される。簡単のために、図7の無線ネットワークは、ネットワーク706、ネットワークノード760および760b、ならびにWD710、710b、および710cのみを図示する。実際には、無線ネットワークは、無線デバイス間の通信、あるいは無線デバイスと、固定電話、サービスプロバイダ、または任意の他のネットワークノードもしくはエンドデバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに好適な任意の追加のエレメントをさらに含み得る。示されている構成要素のうち、ネットワークノード760および無線デバイス(WD)710は、追加の詳細とともに図示される。無線ネットワークは、1つまたは複数の無線デバイスに通信および他のタイプのサービスを提供して、無線デバイスの、無線ネットワークへのアクセス、および/あるいは、無線ネットワークによってまたは無線ネットワークを介して提供されるサービスの使用を容易にし得る。
無線ネットワークは、任意のタイプの通信(communication)、通信(telecommunication)、データ、セルラ、および/または無線ネットワーク、あるいは他の同様のタイプのシステムを備え、および/またはそれらとインターフェースし得る。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、特定の規格あるいは他のタイプのあらかじめ規定されたルールまたはプロシージャに従って動作するように設定され得る。したがって、無線ネットワークの特定の実施形態は、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、Long Term Evolution(LTE)、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)、ならびに/あるいは他の好適な2G、3G、4G、または5G規格などの通信規格、IEEE802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/あるいは、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMax)、Bluetooth、Z-Waveおよび/またはZigBee規格など、任意の他の適切な無線通信規格を実装し得る。
ネットワーク706は、1つまたは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にするための他のネットワークを備え得る。
ネットワークノード760およびWD710は、以下でより詳細に説明される様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおいて無線接続を提供することなど、ネットワークノードおよび/または無線デバイス機能を提供するために協働する。異なる実施形態では、無線ネットワークは、任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、ならびに/あるいは有線接続を介してかまたは無線接続を介してかにかかわらず、データおよび/または信号の通信を容易にするかまたはその通信に参加し得る、任意の他の構成要素またはシステムを備え得る。
本明細書で使用されるネットワークノードは、無線デバイスと、ならびに/あるいは、無線デバイスへの無線アクセスを可能にし、および/または提供するための、および/または、無線ネットワークにおいて他の機能(たとえば、アドミニストレーション)を実施するための、無線ネットワーク中の他のネットワークノードまたは機器と、直接または間接的に通信することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な機器を指す。ネットワークノードの例は、限定はしないが、アクセスポイント(AP)(たとえば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(たとえば、無線基地局、ノードB、エボルブドノードB(eNB)およびNRノードB(gNB))を含む。基地局は、基地局が提供するカバレッジの量(または、言い方を変えれば、基地局の送信電力レベル)に基づいてカテゴリー分類され得、その場合、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局と呼ばれることもある。基地局は、リレーを制御する、リレーノードまたはリレードナーノードであり得る。ネットワークノードは、リモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることがある、集中型デジタルユニットおよび/またはリモートラジオユニット(RRU)など、分散無線基地局の1つまたは複数(またはすべて)の部分をも含み得る。そのようなリモートラジオユニットは、アンテナ統合無線機としてアンテナと統合されることも統合されないこともある。分散無線基地局の部分は、分散アンテナシステム(DAS)において、ノードと呼ばれることもある。ネットワークノードのまたさらなる例は、マルチ規格無線(MSR)BSなどのMSR機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(たとえば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、測位ノード(たとえば、E-SMLC)、および/あるいはMDTを含む。別の例として、ネットワークノードは、以下でより詳細に説明されるように、仮想ネットワークノードであり得る。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードは、無線ネットワークへのアクセスを可能にし、および/または無線デバイスに提供し、あるいは、無線ネットワークにアクセスした無線デバイスに何らかのサービスを提供することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能な任意の好適なデバイス(またはデバイスのグループ)を表し得る。
図7では、ネットワークノード760は、処理回路770と、デバイス可読媒体780と、インターフェース790と、補助機器784と、電源786と、電力回路787と、アンテナ762とを含む。図7の例示的な無線ネットワーク中に示されているネットワークノード760は、ハードウェア構成要素の示されている組合せを含むデバイスを表し得るが、他の実施形態は、構成要素の異なる組合せをもつネットワークノードを備え得る。ネットワークノードが、本明細書で開示されるタスク、特徴、機能および方法を実施するために必要とされるハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを備えることを理解されたい。その上、ネットワークノード760の構成要素が、より大きいボックス内に位置する単一のボックスとして、または複数のボックス内で入れ子にされている単一のボックスとして図示されているが、実際には、ネットワークノードは、単一の示されている構成要素を組成する複数の異なる物理構成要素を備え得る(たとえば、デバイス可読媒体780は、複数の別個のハードドライブならびに複数のRAMモジュールを備え得る)。
同様に、ネットワークノード760は、複数の物理的に別個の構成要素(たとえば、ノードB構成要素およびRNC構成要素、またはBTS構成要素およびBSC構成要素など)から組み立てられ得、これらは各々、それら自体のそれぞれの構成要素を有し得る。ネットワークノード760が複数の別個の構成要素(たとえば、BTS構成要素およびBSC構成要素)を備えるいくつかのシナリオでは、別個の構成要素のうちの1つまたは複数が、いくつかのネットワークノードの間で共有され得る。たとえば、単一のRNCが、複数のノードBを制御し得る。そのようなシナリオでは、各一意のノードBとRNCとのペアは、いくつかの事例では、単一の別個のネットワークノードと見なされ得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード760は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように設定され得る。そのような実施形態では、いくつかの構成要素は複製され得(たとえば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体780)、いくつかの構成要素は再使用され得る(たとえば、同じアンテナ762がRATによって共有され得る)。ネットワークノード760は、ネットワークノード760に統合された、たとえば、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための様々な示されている構成要素の複数のセットをも含み得る。これらの無線技術は、同じまたは異なるチップまたはチップのセット、およびネットワークノード760内の他の構成要素に統合され得る。
処理回路770は、ネットワークノードによって提供されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定される。処理回路770によって実施されるこれらの動作は、処理回路770によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報に変換することによって、処理すること、取得された情報または変換された情報をネットワークノードに記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報または変換された情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
処理回路770は、単体で、またはデバイス可読媒体780などの他のネットワークノード760構成要素と併せてのいずれかで、ネットワークノード760機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。たとえば、処理回路770は、デバイス可読媒体780に記憶された命令、または処理回路770内のメモリに記憶された命令を実行し得る。そのような機能は、本明細書で説明される様々な無線特徴、機能、または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路770は、システムオンチップ(SOC)を含み得る。
いくつかの実施形態では、処理回路770は、無線周波数(RF)トランシーバ回路772とベースバンド処理回路774とのうちの1つまたは複数を含み得る。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)トランシーバ回路772とベースバンド処理回路774とは、別個のチップ(またはチップのセット)、ボード、または無線ユニットおよびデジタルユニットなどのユニット上にあり得る。代替実施形態では、RFトランシーバ回路772とベースバンド処理回路774との一部または全部は、同じチップまたはチップのセット、ボード、あるいはユニット上にあり得る。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNBまたは他のそのようなネットワークデバイスによって提供されるものとして本明細書で説明される機能の一部または全部は、デバイス可読媒体780、または処理回路770内のメモリに記憶された、命令を実行する処理回路770によって実施され得る。代替実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路770によって提供され得る。それらの実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路770は、説明される機能を実施するように設定され得る。そのような機能によって提供される利益は、処理回路770単独に、またはネットワークノード760の他の構成要素に限定されないが、全体としてネットワークノード760によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
デバイス可読媒体780は、限定はしないが、永続記憶域、固体メモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))を含む、任意の形態の揮発性または不揮発性コンピュータ可読メモリ、ならびに/あるいは、処理回路770によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを備え得る。デバイス可読媒体780は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路770によって実行されることが可能であり、ネットワークノード760によって利用される、他の命令を含む、任意の好適な命令、データまたは情報を記憶し得る。デバイス可読媒体780は、処理回路770によって行われた計算および/またはインターフェース790を介して受信されたデータを記憶するために使用され得る。いくつかの実施形態では、処理回路770およびデバイス可読媒体780は、統合されていると見なされ得る。
インターフェース790は、ネットワークノード760、ネットワーク706、および/またはWD710の間のシグナリングおよび/またはデータの有線または無線通信において使用される。示されているように、インターフェース790は、たとえば有線接続上でネットワーク706との間でデータを送るおよび受信するための(1つまたは複数の)ポート/(1つまたは複数の)端末794を備える。インターフェース790は、アンテナ762に結合されるか、またはいくつかの実施形態では、アンテナ762の一部であり得る、無線フロントエンド回路792をも含む。無線フロントエンド回路792は、フィルタ798と増幅器796とを備える。無線フロントエンド回路792は、アンテナ762および処理回路770に接続され得る。無線フロントエンド回路は、アンテナ762と処理回路770との間で通信される信号を調整するように設定され得る。無線フロントエンド回路792は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路792は、デジタルデータを、フィルタ798および/または増幅器796の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換し得る。無線信号は、次いで、アンテナ762を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナ762は無線信号を収集し得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路792によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路770に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
いくつかの代替実施形態では、ネットワークノード760は別個の無線フロントエンド回路792を含まないことがあり、代わりに、処理回路770は、無線フロントエンド回路を備え得、別個の無線フロントエンド回路792なしでアンテナ762に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路772の全部または一部が、インターフェース790の一部と見なされ得る。さらに他の実施形態では、インターフェース790は、無線ユニット(図示せず)の一部として、1つまたは複数のポートまたは端末794と、無線フロントエンド回路792と、RFトランシーバ回路772とを含み得、インターフェース790は、デジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路774と通信し得る。
アンテナ762は、無線信号を送り、および/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得る。アンテナ762は、無線フロントエンド回路790に結合され得、データおよび/または信号を無線で送信および受信することが可能な任意のタイプのアンテナであり得る。いくつかの実施形態では、アンテナ762は、たとえば2GHzから66GHzの間の無線信号を送信/受信するように動作可能な1つまたは複数の全指向性、セクタまたはパネルアンテナを備え得る。全指向性アンテナは、任意の方向に無線信号を送信/受信するために使用され得、セクタアンテナは、特定のエリア内のデバイスから無線信号を送信/受信するために使用され得、パネルアンテナは、比較的直線ラインで無線信号を送信/受信するために使用される見通し線アンテナであり得る。いくつかの事例では、2つ以上のアンテナの使用は、MIMOと呼ばれることがある。いくつかの実施形態では、アンテナ762は、ネットワークノード760とは別個であり得、インターフェースまたはポートを通してネットワークノード760に接続可能であり得る。
アンテナ762、インターフェース790、および/または処理回路770は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作および/またはいくつかの取得動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器から受信され得る。同様に、アンテナ762、インターフェース790、および/または処理回路770は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、無線デバイス、別のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器に送信され得る。
電力回路787は、電力管理回路を備えるか、または電力管理回路に結合され得、本明細書で説明される機能を実施するための電力を、ネットワークノード760の構成要素に供給するように設定される。電力回路787は、電源786から電力を受信し得る。電源786および/または電力回路787は、それぞれの構成要素に好適な形式で(たとえば、各それぞれの構成要素のために必要とされる電圧および電流レベルにおいて)、ネットワークノード760の様々な構成要素に電力を提供するように設定され得る。電源786は、電力回路787および/またはネットワークノード760中に含まれるか、あるいは電力回路787および/またはネットワークノード760の外部にあるかのいずれかであり得る。たとえば、ネットワークノード760は、電気ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して外部電源(たとえば、電気コンセント)に接続可能であり得、それにより、外部電源は電力回路787に電力を供給する。さらなる例として、電源786は、電力回路787に接続された、または電力回路787中で統合された、バッテリーまたはバッテリーパックの形態の電力源を備え得る。バッテリーは、外部電源が落ちた場合、バックアップ電力を提供し得る。光起電力デバイスなどの他のタイプの電源も使用され得る。
ネットワークノード760の代替実施形態は、本明細書で説明される機能、および/または本明細書で説明される主題をサポートするために必要な機能のうちのいずれかを含む、ネットワークノードの機能のいくつかの態様を提供することを担当し得る、図7に示されている構成要素以外の追加の構成要素を含み得る。たとえば、ネットワークノード760は、ネットワークノード760への情報の入力を可能にするための、およびネットワークノード760からの情報の出力を可能にするための、ユーザインターフェース機器を含み得る。これは、ユーザが、ネットワークノード760のための診断、メンテナンス、修復、および他のアドミニストレーティブ機能を実施することを可能にし得る。
本明細書で使用される無線デバイス(WD)は、ネットワークノードおよび/または他の無線デバイスと無線で通信することが可能な、そうするように設定された、構成された、および/または動作可能なデバイスを指す。別段に記載されていない限り、WDという用語は、本明細書ではユーザ機器(UE)と互換的に使用され得る。無線で通信することは、空中で情報を伝達するのに好適な、電磁波、電波、赤外波、および/または他のタイプの信号を使用して無線信号を送信および/または受信することを伴い得る。いくつかの実施形態では、WDは、直接人間対話なしに情報を送信および/または受信するように設定され得る。たとえば、WDは、内部または外部イベントによってトリガされたとき、あるいはネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計され得る。WDの例は、限定はしないが、スマートフォン、モバイルフォン、セルフォン、ボイスオーバーIP(VoIP)フォン、無線ローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲーミングコンソールまたはデバイス、音楽記憶デバイス、再生器具、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップコンピュータ、ラップトップ組込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、無線顧客構内機器(CPE:customer premise equipment)、車載無線端末デバイスなどを含む。WDは、たとえばサイドリンク通信、V2V(Vehicle-to-Vehicle)、V2I(Vehicle-to-Infrastructure)、V2X(Vehicle-to-Everything)のための3GPP規格を実装することによって、D2D(device-to-device)通信をサポートし得、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることがある。また別の特定の例として、モノのインターネット(IoT)シナリオでは、WDは、監視および/または測定を実施し、そのような監視および/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信する、マシンまたは他のデバイスを表し得る。WDは、この場合、マシンツーマシン(M2M)デバイスであり得、M2Mデバイスは、3GPPコンテキストではMTCデバイスと呼ばれることがある。1つの特定の例として、WDは、3GPP狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)規格を実装するUEであり得る。そのようなマシンまたはデバイスの特定の例は、センサー、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、あるいは家庭用または個人用電気器具(たとえば冷蔵庫、テレビジョンなど)、個人用ウェアラブル(たとえば、時計、フィットネストラッカーなど)である。他のシナリオでは、WDは車両または他の機器を表し得、車両または他の機器は、その動作ステータスを監視することおよび/またはその動作ステータスに関して報告すること、あるいはその動作に関連する他の機能が可能である。上記で説明されたWDは無線接続のエンドポイントを表し得、その場合、デバイスは無線端末と呼ばれることがある。さらに、上記で説明されたWDはモバイルであり得、その場合、デバイスはモバイルデバイスまたはモバイル端末と呼ばれることもある。
示されているように、無線デバイス710は、アンテナ711と、インターフェース714と、処理回路720と、デバイス可読媒体730と、ユーザインターフェース機器732と、補助機器734と、電源736と、電力回路737とを含む。WD710は、WD710によってサポートされる、たとえば、ほんの数個を挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、NB-IoT、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための示されている構成要素のうちの1つまたは複数の複数のセットを含み得る。これらの無線技術は、WD710内の他の構成要素と同じまたは異なるチップまたはチップのセットに統合され得る。
アンテナ711は、無線信号を送り、および/または受信するように設定された、1つまたは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含み得、インターフェース714に接続される。いくつかの代替実施形態では、アンテナ711は、WD710とは別個であり、インターフェースまたはポートを通してWD710に接続可能であり得る。アンテナ711、インターフェース714、および/または処理回路720は、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される任意の受信動作または送信動作を実施するように設定され得る。任意の情報、データおよび/または信号が、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信され得る。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路および/またはアンテナ711は、インターフェースと見なされ得る。
示されているように、インターフェース714は、無線フロントエンド回路712とアンテナ711とを備える。無線フロントエンド回路712は、1つまたは複数のフィルタ718と増幅器716とを備える。無線フロントエンド回路714は、アンテナ711および処理回路720に接続され、アンテナ711と処理回路720との間で通信される信号を調整するように設定される。無線フロントエンド回路712は、アンテナ711に結合されるか、またはアンテナ711の一部であり得る。いくつかの実施形態では、WD710は別個の無線フロントエンド回路712を含まないことがあり、むしろ、処理回路720は、無線フロントエンド回路を備え得、アンテナ711に接続され得る。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路722の一部または全部が、インターフェース714の一部と見なされ得る。無線フロントエンド回路712は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路712は、デジタルデータを、フィルタ718および/または増幅器716の組合せを使用して適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換し得る。無線信号は、次いで、アンテナ711を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナ711は無線信号を収集し得、次いで、無線信号は無線フロントエンド回路712によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは、処理回路720に受け渡され得る。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。
処理回路720は、単体で、またはデバイス可読媒体730などの他のWD710構成要素と併せてのいずれかで、WD710機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、ソフトウェアおよび/または符号化された論理の組合せを備え得る。そのような機能は、本明細書で説明される様々な無線特徴または利益のうちのいずれかを提供することを含み得る。たとえば、処理回路720は、本明細書で開示される機能を提供するために、デバイス可読媒体730に記憶された命令、または処理回路720内のメモリに記憶された命令を実行し得る。
示されているように、処理回路720は、RFトランシーバ回路722、ベースバンド処理回路724、およびアプリケーション処理回路726のうちの1つまたは複数を含む。他の実施形態では、処理回路は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備え得る。いくつかの実施形態では、WD710の処理回路720は、SOCを備え得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路722、ベースバンド処理回路724、およびアプリケーション処理回路726は、別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。代替実施形態では、ベースバンド処理回路724およびアプリケーション処理回路726の一部または全部は1つのチップまたはチップのセットになるように組み合わせられ得、RFトランシーバ回路722は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。さらに代替の実施形態では、RFトランシーバ回路722およびベースバンド処理回路724の一部または全部は同じチップまたはチップのセット上にあり得、アプリケーション処理回路726は別個のチップまたはチップのセット上にあり得る。また他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路722、ベースバンド処理回路724、およびアプリケーション処理回路726の一部または全部は、同じチップまたはチップのセット中で組み合わせられ得る。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路722は、インターフェース714の一部であり得る。RFトランシーバ回路722は、処理回路720のためのRF信号を調整し得る。
いくつかの実施形態では、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される機能の一部または全部は、デバイス可読媒体730に記憶された命令を実行する処理回路720によって提供され得、デバイス可読媒体730は、いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体であり得る。代替実施形態では、機能の一部または全部は、ハードワイヤード様式などで、別個のまたは個別のデバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行することなしに、処理回路720によって提供され得る。それらの特定の実施形態のいずれでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路720は、説明される機能を実施するように設定され得る。そのような機能によって提供される利益は、処理回路720単独に、またはWD710の他の構成要素に限定されないが、全体としてWD710によって、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって、享受される。
処理回路720は、WDによって実施されるものとして本明細書で説明される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(たとえば、いくつかの取得動作)を実施するように設定され得る。処理回路720によって実施されるようなこれらの動作は、処理回路720によって取得された情報を、たとえば、取得された情報を他の情報に変換することによって、処理すること、取得された情報または変換された情報をWD710によって記憶された情報と比較すること、ならびに/あるいは、取得された情報または変換された情報に基づいて、および前記処理が決定を行ったことの結果として、1つまたは複数の動作を実施することを含み得る。
デバイス可読媒体730は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、論理、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つまたは複数を含むアプリケーション、および/または処理回路720によって実行されることが可能な他の命令を記憶するように動作可能であり得る。デバイス可読媒体730は、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/あるいは、処理回路720によって使用され得る情報、データ、および/または命令を記憶する、任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、処理回路720およびデバイス可読媒体730は、統合されていると見なされ得る。
ユーザインターフェース機器732は、人間のユーザがWD710と対話することを可能にする構成要素を提供し得る。そのような対話は、視覚、聴覚、触覚など、多くの形態のものであり得る。ユーザインターフェース機器732は、ユーザへの出力を作り出すように、およびユーザがWD710への入力を提供することを可能にするように動作可能であり得る。対話のタイプは、WD710にインストールされるユーザインターフェース機器732のタイプに応じて変動し得る。たとえば、WD710がスマートフォンである場合、対話はタッチスクリーンを介したものであり得、WD710がスマートメーターである場合、対話は、使用量(たとえば、使用されたガロンの数)を提供するスクリーン、または(たとえば、煙が検出された場合)可聴警報を提供するスピーカーを通したものであり得る。ユーザインターフェース機器732は、入力インターフェース、デバイスおよび回路、ならびに、出力インターフェース、デバイスおよび回路を含み得る。ユーザインターフェース機器732は、WD710への情報の入力を可能にするように設定され、処理回路720が入力情報を処理することを可能にするために、処理回路720に接続される。ユーザインターフェース機器732は、たとえば、マイクロフォン、近接度または他のセンサー、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つまたは複数のカメラ、USBポート、あるいは他の入力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器732はまた、WD710からの情報の出力を可能にするように、および処理回路720がWD710からの情報を出力することを可能にするように設定される。ユーザインターフェース機器732は、たとえば、スピーカー、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器732の1つまたは複数の入力および出力インターフェース、デバイス、および回路を使用して、WD710は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信し、エンドユーザおよび/または無線ネットワークが本明細書で説明される機能から利益を得ることを可能にし得る。
補助機器734は、概してWDによって実施されないことがある、より固有の機能を提供するように動作可能である。これは、様々な目的のために測定を行うための特殊なセンサー、有線通信などの追加のタイプの通信のためのインターフェースなどを備え得る。補助機器734の構成要素の包含、および補助機器734の構成要素のタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて変動し得る。
電源736は、いくつかの実施形態では、バッテリーまたはバッテリーパックの形態のものであり得る。外部電源(たとえば、電気コンセント)、光起電力デバイスまたは電池など、他のタイプの電源も使用され得る。WD710は、電源736から、本明細書で説明または示される任意の機能を行うために電源736からの電力を必要とする、WD710の様々な部分に電力を配信するための、電力回路737をさらに備え得る。電力回路737は、いくつかの実施形態では、電力管理回路を備え得る。電力回路737は、追加または代替として、外部電源から電力を受信するように動作可能であり得、その場合、WD710は、電力ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して(電気コンセントなどの)外部電源に接続可能であり得る。電力回路737はまた、いくつかの実施形態では、外部電源から電源736に電力を配信するように動作可能であり得る。これは、たとえば、電源736の充電のためのものであり得る。電力回路737は、電源736からの電力に対して、その電力を、電力が供給されるWD710のそれぞれの構成要素に好適であるようにするために、任意のフォーマッティング、変換、または他の修正を実施し得る。
図8は、本明細書で説明される様々な態様による、UEの一実施形態を示す。本明細書で使用されるユーザ機器またはUEは、必ずしも、関連するデバイスを所有し、および/または動作させる人間のユーザという意味におけるユーザを有するとは限らない。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる動作を意図されるが、特定の人間のユーザに関連しないことがあるか、または特定の人間のユーザに初めに関連しないことがある、デバイス(たとえば、スマートスプリンクラーコントローラ)を表し得る。代替的に、UEは、エンドユーザへの販売、またはエンドユーザによる動作を意図されないが、ユーザに関連するか、またはユーザの利益のために動作され得る、デバイス(たとえば、スマート電力計)を表し得る。UE8200は、NB-IoT UE、マシン型通信(MTC)UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって識別される任意のUEであり得る。図8に示されているUE800は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格など、3GPPによって公表された1つまたは複数の通信規格による通信のために設定されたWDの一例である。前述のように、WDおよびUEという用語は、互換的に使用され得る。したがって、図8はUEであるが、本明細書で説明される構成要素は、WDに等しく適用可能であり、その逆も同様である。
図8では、UE800は、入出力インターフェース805、無線周波数(RF)インターフェース809、ネットワーク接続インターフェース811、ランダムアクセスメモリ(RAM)817と読取り専用メモリ(ROM)819と記憶媒体821などとを含むメモリ815、通信サブシステム831、電源833、および/または他の構成要素、あるいはそれらの任意の組合せに動作可能に結合された、処理回路801を含む。記憶媒体821は、オペレーティングシステム823と、アプリケーションプログラム825と、データ827とを含む。他の実施形態では、記憶媒体821は、他の同様のタイプの情報を含み得る。いくつかのUEは、図8に示されている構成要素のすべてを利用するか、またはそれらの構成要素のサブセットのみを利用し得る。構成要素間の統合のレベルは、UEごとに変動し得る。さらに、いくつかのUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信機、受信機など、構成要素の複数のインスタンスを含んでいることがある。
図8では、処理回路801は、コンピュータ命令およびデータを処理するように設定され得る。処理回路801は、(たとえば、ディスクリート論理、FPGA、ASICなどにおける)1つまたは複数のハードウェア実装状態機械など、機械可読コンピュータプログラムとしてメモリに記憶された機械命令を実行するように動作可能な任意の逐次状態機械、適切なファームウェアと一緒のプログラマブル論理、適切なソフトウェアと一緒のマイクロプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ(DSP)など、1つまたは複数のプログラム内蔵、汎用プロセッサ、あるいは上記の任意の組合せを実装するように設定され得る。たとえば、処理回路801は、2つの中央処理ユニット(CPU)を含み得る。データは、コンピュータによる使用に好適な形式での情報であり得る。
図示された実施形態では、入出力インターフェース805は、入力デバイス、出力デバイス、または入出力デバイスに通信インターフェースを提供するように設定され得る。UE800は、入出力インターフェース805を介して出力デバイスを使用するように設定され得る。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用し得る。たとえば、UE800への入力およびUE800からの出力を提供するために、USBポートが使用され得る。出力デバイスは、スピーカー、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組合せであり得る。UE800は、ユーザがUE800に情報をキャプチャすることを可能にするために、入出力インターフェース805を介して入力デバイスを使用するように設定され得る。入力デバイスは、タッチセンシティブまたはプレゼンスセンシティブディスプレイ、カメラ(たとえば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサー、マウス、トラックボール、方向性パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含み得る。プレゼンスセンシティブディスプレイは、ユーザからの入力を検知するための容量性または抵抗性タッチセンサーを含み得る。センサーは、たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、チルトセンサー、力センサー、磁力計、光センサー、近接度センサー、別の同様のセンサー、またはそれらの任意の組合せであり得る。たとえば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光センサーであり得る。
図8では、RFインターフェース809は、送信機、受信機、およびアンテナなど、RF構成要素に通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワーク接続インターフェース811は、ネットワーク843aに通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワーク843aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク843aは、Wi-Fiネットワークを備え得る。ネットワーク接続インターフェース811は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って通信ネットワーク上で1つまたは複数の他のデバイスと通信するために使用される、受信機および送信機インターフェースを含むように設定され得る。ネットワーク接続インターフェース811は、通信ネットワークリンク(たとえば、光学的、電気的など)に適した受信機および送信機機能を実装し得る。送信機および受信機機能は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、あるいは、代替的に、別個に実装され得る。
RAM817は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなど、ソフトウェアプログラムの実行中に、データまたはコンピュータ命令の記憶またはキャッシングを提供するために、バス802を介して処理回路801にインターフェースするように設定され得る。ROM819は、処理回路801にコンピュータ命令またはデータを提供するように設定され得る。たとえば、ROM819は、不揮発性メモリに記憶される、基本入出力(I/O)、起動、またはキーボードからのキーストロークの受信など、基本システム機能のための、不変低レベルシステムコードまたはデータを記憶するように設定され得る。記憶媒体821は、RAM、ROM、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、またはフラッシュドライブなど、メモリを含むように設定され得る。一例では、記憶媒体821は、オペレーティングシステム823と、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェットまたはガジェットエンジン、あるいは別のアプリケーションなどのアプリケーションプログラム825と、データファイル827とを含むように設定され得る。記憶媒体821は、UE800による使用のために、多様な様々なオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステムの組合せのうちのいずれかを記憶し得る。
記憶媒体821は、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD)光ディスクドライブ、内蔵ハードディスクドライブ、Blu-Ray光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータ記憶(HDDS)光ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュールまたはリムーバブルユーザ識別情報(SIM/RUIM)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、あるいはそれらの任意の組合せなど、いくつかの物理ドライブユニットを含むように設定され得る。記憶媒体821は、UE800が、一時的または非一時的メモリ媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスすること、データをオフロードすること、あるいはデータをアップロードすることを可能にし得る。通信システムを利用する製造品などの製造品は、記憶媒体821中に有形に具現され得、記憶媒体821はデバイス可読媒体を備え得る。
図8では、処理回路801は、通信サブシステム831を使用してネットワーク843bと通信するように設定され得る。ネットワーク843aとネットワーク843bとは、同じ1つまたは複数のネットワークまたは異なる1つまたは複数のネットワークであり得る。通信サブシステム831は、ネットワーク843bと通信するために使用される1つまたは複数のトランシーバを含むように設定され得る。たとえば、通信サブシステム831は、IEEE802.8、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN、WiMaxなど、1つまたは複数の通信プロトコルに従って、無線アクセスネットワーク(RAN)の別のWD、UE、または基地局など、無線通信が可能な別のデバイスの1つまたは複数のリモートトランシーバと通信するために使用される、1つまたは複数のトランシーバを含むように設定され得る。各トランシーバは、RANリンク(たとえば、周波数割り当てなど)に適した送信機機能または受信機機能をそれぞれ実装するための、送信機833および/または受信機835を含み得る。さらに、各トランシーバの送信機833および受信機835は、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有し得るか、あるいは、代替的に、別個に実装され得る。
示されている実施形態では、通信サブシステム831の通信機能は、データ通信、ボイス通信、マルチメディア通信、Bluetoothなどの短距離通信、ニアフィールド通信、ロケーションを決定するための全地球測位システム(GPS)の使用などのロケーションベース通信、別の同様の通信機能、またはそれらの任意の組合せを含み得る。たとえば、通信サブシステム831は、セルラ通信と、Wi-Fi通信と、Bluetooth通信と、GPS通信とを含み得る。ネットワーク843bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたはそれらの任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク843bは、セルラネットワーク、Wi-Fiネットワーク、および/またはニアフィールドネットワークであり得る。電源813は、UE800の構成要素に交流(AC)または直流(DC)電力を提供するように設定され得る。
本明細書で説明される特徴、利益および/または機能は、UE800の構成要素のうちの1つにおいて実装されるか、またはUE800の複数の構成要素にわたって区分され得る。さらに、本明細書で説明される特徴、利益、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェアまたはファームウェアの任意の組合せで実装され得る。一例では、通信サブシステム831は、本明細書で説明される構成要素のうちのいずれかを含むように設定され得る。さらに、処理回路801は、バス802上でそのような構成要素のうちのいずれかと通信するように設定され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかは、処理回路801によって実行されたとき、本明細書で説明される対応する機能を実施する、メモリに記憶されたプログラム命令によって表され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの機能は、処理回路801と通信サブシステム831との間で区分され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの非計算集約的機能が、ソフトウェアまたはファームウェアで実装され得、計算集約的機能がハードウェアで実装され得る。
図9は、いくつかの実施形態によって実装される機能が仮想化され得る、仮想化環境900を示す概略ブロック図である。本コンテキストでは、仮想化することは、ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイスおよびネットワーキングリソースを仮想化することを含み得る、装置またはデバイスの仮想バージョンを作成することを意味する。本明細書で使用される仮想化は、ノード(たとえば、仮想化された基地局または仮想化された無線アクセスノード)に、あるいはデバイス(たとえば、UE、無線デバイスまたは任意の他のタイプの通信デバイス)またはそのデバイスの構成要素に適用され得、機能の少なくとも一部分が、(たとえば、1つまたは複数のネットワークにおいて1つまたは複数の物理処理ノード上で実行する、1つまたは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシンまたはコンテナを介して)1つまたは複数の仮想構成要素として実装される、実装形態に関する。
いくつかの実施形態では、本明細書で説明される機能の一部または全部は、ハードウェアノード930のうちの1つまたは複数によってホストされる1つまたは複数の仮想環境900において実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される、仮想構成要素として実装され得る。さらに、仮想ノードが、無線アクセスノードではないか、または無線コネクティビティ(たとえば、コアネットワークノード)を必要としない実施形態では、ネットワークノードは完全に仮想化され得る。
機能は、本明細書で開示される実施形態のうちのいくつかの特徴、機能、および/または利益のうちのいくつかを実装するように動作可能な、(代替的に、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれることがある)1つまたは複数のアプリケーション920によって実装され得る。アプリケーション920は、処理回路960とメモリ990とを備えるハードウェア930を提供する、仮想化環境900において稼働される。メモリ990は、処理回路960によって実行可能な命令995を含んでおり、それにより、アプリケーション920は、本明細書で開示される特徴、利益、および/または機能のうちの1つまたは複数を提供するように動作可能である。
仮想化環境900は、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路960を備える、汎用または専用のネットワークハードウェアデバイス930を備え、1つまたは複数のプロセッサのセットまたは処理回路960は、商用オフザシェルフ(COTS)プロセッサ、専用の特定用途向け集積回路(ASIC)、あるいは、デジタルもしくはアナログハードウェア構成要素または専用プロセッサを含む任意の他のタイプの処理回路であり得る。各ハードウェアデバイスはメモリ990-1を備え得、メモリ990-1は、処理回路960によって実行される命令995またはソフトウェアを一時的に記憶するための非永続的メモリであり得る。各ハードウェアデバイスは、ネットワークインターフェースカードとしても知られる、1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)970を備え得、ネットワークインターフェースコントローラ(NIC)970は物理ネットワークインターフェース980を含む。各ハードウェアデバイスは、処理回路960によって実行可能なソフトウェア995および/または命令を記憶した、非一時的、永続的、機械可読記憶媒体990-2をも含み得る。ソフトウェア995は、1つまたは複数の(ハイパーバイザとも呼ばれる)仮想化レイヤ950をインスタンス化するためのソフトウェア、仮想マシン940を実行するためのソフトウェア、ならびに、それが、本明細書で説明されるいくつかの実施形態との関係において説明される機能、特徴および/または利益を実行することを可能にする、ソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含み得る。
仮想マシン940は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキングまたはインターフェース、および仮想ストレージを備え、対応する仮想化レイヤ950またはハイパーバイザによって稼働され得る。仮想アプライアンス920の事例の異なる実施形態が、仮想マシン940のうちの1つまたは複数上で実装され得、実装は異なるやり方で行われ得る。
動作中に、処理回路960は、ソフトウェア995を実行してハイパーバイザまたは仮想化レイヤ950をインスタンス化し、ハイパーバイザまたは仮想化レイヤ950は、時々、仮想マシンモニタ(VMM)と呼ばれることがある。仮想化レイヤ950は、仮想マシン940に、ネットワーキングハードウェアのように見える仮想動作プラットフォームを提示し得る。
図9に示されているように、ハードウェア930は、一般的なまたは特定の構成要素をもつスタンドアロンネットワークノードであり得る。ハードウェア930は、アンテナ9225を備え得、仮想化を介していくつかの機能を実装し得る。代替的に、ハードウェア930は、多くのハードウェアノードが協働し、特に、アプリケーション920のライフサイクル管理を監督する、管理およびオーケストレーション(MANO)9100を介して管理される、(たとえば、データセンタまたは顧客構内機器(CPE)の場合のような)ハードウェアのより大きいクラスタの一部であり得る。
ハードウェアの仮想化は、いくつかのコンテキストにおいて、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、データセンタおよび顧客構内機器中に位置し得る、業界標準高ボリュームサーバハードウェア、物理スイッチ、および物理ストレージ上にコンソリデートするために使用され得る。
NFVのコンテキストでは、仮想マシン940は、プログラムを、それらのプログラムが、物理的な仮想化されていないマシン上で実行しているかのように稼働する、物理マシンのソフトウェア実装形態であり得る。仮想マシン940の各々と、その仮想マシンに専用のハードウェアであろうと、および/またはその仮想マシンによって仮想マシン940のうちの他の仮想マシンと共有されるハードウェアであろうと、その仮想マシンを実行するハードウェア930のその一部とは、別個の仮想ネットワークエレメント(VNE)を形成する。
さらにNFVのコンテキストでは、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャ930の上の1つまたは複数の仮想マシン940において稼働する固有のネットワーク機能をハンドリングすることを担当し、図9中のアプリケーション920に対応する。
いくつかの実施形態では、各々、1つまたは複数の送信機9220と1つまたは複数の受信機9210とを含む、1つまたは複数の無線ユニット9200は、1つまたは複数のアンテナ9225に結合され得る。無線ユニット9200は、1つまたは複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノード930と直接通信し得、無線アクセスノードまたは基地局など、無線能力をもつ仮想ノードを提供するために仮想構成要素と組み合わせて使用され得る。
いくつかの実施形態では、何らかのシグナリングが、ハードウェアノード930と無線ユニット9200との間の通信のために代替的に使用され得る制御システム9230を使用して、影響を及ぼされ得る。
図10は、いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された通信ネットワークを示す。特に、図10を参照すると、一実施形態によれば、通信システムが、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク1011とコアネットワーク1014とを備える、3GPPタイプセルラネットワークなどの通信ネットワーク1010を含む。アクセスネットワーク1011は、NB、eNB、gNBまたは他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局1012a、1012b、1012cを備え、各々が、対応するカバレッジエリア1013a、1013b、1013cを規定する。各基地局1012a、1012b、1012cは、有線接続または無線接続1015上でコアネットワーク1014に接続可能である。カバレッジエリア1013c中に位置する第1のUE1091が、対応する基地局1012cに無線で接続するか、または対応する基地局1012cによってページングされるように設定される。カバレッジエリア1013a中の第2のUE1092が、対応する基地局1012aに無線で接続可能である。この例では複数のUE1091、1092が示されているが、開示される実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア中にある状況、または唯一のUEが対応する基地局1012に接続している状況に等しく適用可能である。
通信ネットワーク1010は、それ自体、ホストコンピュータ1030に接続され、ホストコンピュータ1030は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて、あるいはサーバファーム中の処理リソースとして具現され得る。ホストコンピュータ1030は、サービスプロバイダの所有または制御下にあり得、あるいはサービスプロバイダによってまたはサービスプロバイダに代わって動作され得る。通信ネットワーク1010とホストコンピュータ1030との間の接続1021および1022は、コアネットワーク1014からホストコンピュータ1030に直接延び得るか、または随意の中間ネットワーク1020を介して進み得る。中間ネットワーク1020は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストされたネットワークのうちの1つ、またはそれらのうちの2つ以上の組合せであり得、中間ネットワーク1020は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであり得、特に、中間ネットワーク1020は、2つまたはそれ以上のサブネットワーク(図示せず)を備え得る。
図10の通信システムは全体として、接続されたUE1091、1092とホストコンピュータ1030との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)接続1050として説明され得る。ホストコンピュータ1030および接続されたUE1091、1092は、アクセスネットワーク1011、コアネットワーク1014、任意の中間ネットワーク1020、および考えられるさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続1050を介して、データおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続1050は、OTT接続1050が通過する、参加する通信デバイスが、アップリンクおよびダウンリンク通信のルーティングに気づいていないという意味で、透過的であり得る。たとえば、基地局1012は、接続されたUE1091にフォワーディング(たとえば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータ1030から生じたデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて、知らされないことがあるかまたは知らされる必要がない。同様に、基地局1012は、UE1091から生じてホストコンピュータ1030に向かう発信アップリンク通信の将来のルーティングに気づいている必要がない。
次に、一実施形態による、前の段落において説明されたUE、基地局およびホストコンピュータの例示的な実装形態が、図11を参照しながら説明される。図11は、いくつかの実施形態による、部分的無線接続上で基地局を介してユーザ機器と通信するホストコンピュータを示す。通信システム1100では、ホストコンピュータ1110が、通信システム1100の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するように設定された通信インターフェース1116を含む、ハードウェア1115を備える。ホストコンピュータ1110は、記憶能力および/または処理能力を有し得る、処理回路1118をさらに備える。特に、処理回路1118は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。ホストコンピュータ1110は、ホストコンピュータ1110に記憶されるかまたはホストコンピュータ1110によってアクセス可能であり、処理回路1118によって実行可能である、ソフトウェア1111をさらに備える。ソフトウェア1111は、ホストアプリケーション1112を含む。ホストアプリケーション1112は、UE1130およびホストコンピュータ1110において終端するOTT接続1150を介して接続するUE1130など、リモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション1112は、OTT接続1150を使用して送信されるユーザデータを提供し得る。
通信システム1100は、通信システム中に提供される基地局1120をさらに含み、基地局1120は、基地局1120がホストコンピュータ1110およびUE1130と通信することを可能にするハードウェア1125を備える。ハードウェア1125は、通信システム1100の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェース1126、ならびに基地局1120によってサーブされるカバレッジエリア(図11に図示せず)中に位置するUE1130との少なくとも無線接続1170をセットアップおよび維持するための無線インターフェース1127を含み得る。通信インターフェース1126は、ホストコンピュータ1110への接続1160を容易にするように設定され得る。接続1160は直接であり得るか、あるいは、接続1160は、通信システムのコアネットワーク(図11に図示せず)を、および/または通信システムの外部の1つまたは複数の中間ネットワークを通過し得る。図示の実施形態では、基地局1120のハードウェア1125は、処理回路1128をさらに含み、処理回路1128は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。基地局1120は、内部的に記憶されるかまたは外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア1121をさらに有する。
通信システム1100は、すでに言及されたUE1130をさらに含む。UE1130のハードウェア1135は、UE1130が現在位置するカバレッジエリアをサーブする基地局との無線接続1170をセットアップおよび維持するように設定された、無線インターフェース1137を含み得る。UE1130のハードウェア1135は、処理回路1138をさらに含み、処理回路1138は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。UE1130は、UE1130に記憶されるかまたはUE1130によってアクセス可能であり、処理回路1138によって実行可能である、ソフトウェア1131をさらに備える。ソフトウェア1131はクライアントアプリケーション1132を含む。クライアントアプリケーション1132は、ホストコンピュータ1110のサポートのもとに、UE1130を介して人間のまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ1110では、実行しているホストアプリケーション1112は、UE1130およびホストコンピュータ1110において終端するOTT接続1150を介して、実行しているクライアントアプリケーション1132と通信し得る。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション1132は、ホストアプリケーション1112から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供し得る。OTT接続1150は、要求データとユーザデータの両方を転送し得る。クライアントアプリケーション1132は、クライアントアプリケーション1132が提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話し得る。
図11に示されているホストコンピュータ1110、基地局1120およびUE1130は、それぞれ、図10のホストコンピュータ1030、基地局1012a、1012b、1012cのうちの1つ、およびUE1091、1092のうちの1つと同様または同等であり得ることに留意されたい。つまり、これらのエンティティの内部の働きは、図11に示されているようなものであり得、別個に、周囲のネットワークトポロジーは、図10のものであり得る。
図11では、OTT接続1150は、仲介デバイスとこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングとへの明示的言及なしに、基地局1120を介したホストコンピュータ1110とUE1130との間の通信を示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャが、ルーティングを決定し得、ネットワークインフラストラクチャは、UE1130からまたはホストコンピュータ1110を動作させるサービスプロバイダから、またはその両方からルーティングを隠すように設定され得る。OTT接続1150がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、さらに、ネットワークインフラストラクチャが(たとえば、ネットワークの負荷分散考慮または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する判定を行い得る。
UE1130と基地局1120との間の無線接続1170は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続1170が最後のセグメントを形成するOTT接続1150を使用して、UE1130に提供されるOTTサービスの性能を改善する。
1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシおよび他のファクタを監視する目的での、測定プロシージャが提供され得る。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ1110とUE1130との間のOTT接続1150を再設定するための随意のネットワーク機能がさらにあり得る。測定プロシージャおよび/またはOTT接続1150を再設定するためのネットワーク機能は、ホストコンピュータ1110のソフトウェア1111およびハードウェア1115でまたはUE1130のソフトウェア1131およびハードウェア1135で、またはその両方で実装され得る。実施形態では、OTT接続1150が通過する通信デバイスにおいてまたはそれに関連して、センサー(図示せず)が展開され得、センサーは、上記で例示された監視された量の値を供給すること、またはソフトウェア1111、1131が監視された量を算出または推定し得る他の物理量の値を供給することによって、測定プロシージャに参加し得る。OTT接続1150の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含み得、再設定は、基地局1120に影響を及ぼす必要がなく、再設定は、基地局1120に知られていないかまたは知覚不可能であり得る。そのようなプロシージャおよび機能は、当技術分野において知られ、実践され得る。いくつかの実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ1110の測定を容易にするプロプライエタリUEシグナリングを伴い得る。測定は、ソフトウェア1111および1131が、ソフトウェア1111および1131が伝搬時間、エラーなどを監視する間にOTT接続1150を使用して、メッセージ、特に空のまたは「ダミー」メッセージが送信されることを引き起こすことにおいて、実装され得る。
図12は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図10および図11を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図12への図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ1210において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ1210の(随意であり得る)サブステップ1211において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ1220において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。(随意であり得る)ステップ1230において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが始動した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。(また、随意であり得る)ステップ1240において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行する。
図13は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図10および図11を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図13への図面参照のみがこのセクションに含まれる。方法のステップ1310において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。随意のサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ1320において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を介して進み得る。(随意であり得る)ステップ1330において、UEは、送信において搬送されたユーザデータを受信する。
図14は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図10および図11を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図14への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップ1410において、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。追加または代替として、ステップ1420において、UEはユーザデータを提供する。ステップ1420の(随意であり得る)サブステップ1421において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ1410の(随意であり得る)サブステップ1411において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信された入力データに反応してユーザデータを提供する、クライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮し得る。ユーザデータが提供された特定の様式にかかわらず、UEは、(随意であり得る)サブステップ1430において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を始動する。方法のステップ1440において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
図15は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図10および図11を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図15への図面参照のみがこのセクションに含まれる。(随意であり得る)ステップ1510において、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。(随意であり得る)ステップ1520において、基地局は、ホストコンピュータへの、受信されたユーザデータの送信を始動する。(随意であり得る)ステップ1530において、ホストコンピュータは、基地局によって始動された送信において搬送されたユーザデータを受信する。
本明細書で開示される任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、または利益は、1つまたは複数の仮想装置の1つまたは複数の機能ユニットまたはモジュールを通して実施され得る。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備え得る。これらの機能ユニットは、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含み得る、処理回路、ならびに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含み得る、他のデジタルハードウェアを介して実装され得る。処理回路は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含み得る、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するように設定され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、1つまたは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、それぞれの機能ユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による、対応する機能を実施させるために使用され得る。
概して、本明細書で使用されるすべての用語は、異なる意味が、明確に与えられ、および/またはその用語が使用されるコンテキストから暗示されない限り、関連する技術分野における、それらの用語の通常の意味に従って解釈されるべきである。1つの(a/an)/その(the)エレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどへのすべての言及は、別段明示的に述べられていない限り、そのエレメント、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つの事例に言及しているものとしてオープンに解釈されるべきである。本明細書で開示されるいずれの方法のステップも、ステップが、別のステップに後続するかまたは先行するものとして明示的に説明されない限り、および/あるいはステップが別のステップに後続するかまたは先行しなければならないことが暗黙的である場合、開示される厳密な順序で実施される必要はない。本明細書で開示される実施形態のうちのいずれかの任意の特徴は、適切であればいかなる場合も、任意の他の実施形態に適用され得る。同じように、実施形態のうちのいずれかの任意の利点は、任意の他の実施形態に適用され得、その逆も同様である。同封の実施形態の他の目的、特徴、および利点は、その説明から明らかになろう。
ユニットという用語は、エレクトロニクス、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野での通常の意味を有し得、たとえば、本明細書で説明されるものなど、それぞれのタスク、プロシージャ、算出、出力、および/または表示機能を行うための、電気および/または電子回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、論理固体および/または個別デバイス、コンピュータプログラムまたは命令などを含み得る。
添付の図面を参照しながら、本明細書で企図される実施形態のうちのいくつかがより十分に説明される。しかしながら、他の実施形態が、本明細書で開示される主題の範囲内に含まれている。開示される主題は、本明細書に記載される実施形態のみに限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、当業者に主題の範囲を伝達するために、例として提供される。
本明細書に記載した技術および装置の例示的実施形態は、以下の多くの実施例を含むが、これに限るものではない。
グループAの実施形態
A1. 無認可周波数スペクトル内で展開されるチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドに関する問題を検出することと、
前記問題を検出することに応じて、異なるチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドに切り替えること、または切替をリクエストすることとを含む、無線デバイスによって行われる方法。
A2. 問題は、listen-before-talk(LBT)障害一貫性の測定値で規定される、チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドに関する一貫したLBT障害である、実施形態A1に記載の方法。
A3. 問題は、アップリンクlisten-before-talk(LBT)障害一貫性の測定値で規定される、チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドに関する一貫したアップリンクLBT障害である、実施形態A1~A2のいずれかに記載の方法。
A4. 問題を検出することは、チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド内のチャネル占有および/またはクリアチャネル評価障害の測定値が、占有または障害閾値を超えることを検出することを含む、実施形態A1~A3のいずれかに記載の方法。
A5. 測定値は、クリアチャネル評価全体に対する障害のあるクリアチャネル評価の比率、および/または連続したクリアチャネル評価障害の数の関数である、実施形態A4に記載の方法。
A6. 測定値は、チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド内のチャネル占有のレベルの関数である、実施形態A4~A5のいずれかに記載の方法。
A7. 切替をリクエストすることは、異なるチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド上でアップリンク送信を行うことを含む、実施形態A1~A6のいずれかに記載の方法。
A8. アップリンク送信は、サウンディング参照信号、ランダムアクセス送信、物理アップリンク制御チャネル送信、または物理アップリンク共有チャネル送信を含む、実施形態A7に記載の方法。
A9. アップリンク送信は、検出した問題を報告する問題報告を示すかまたは含む、実施形態A7~A8のいずれかに記載の方法。
A10. 検出した問題を報告する問題報告を送信することをさらに含む、実施形態A1~A9のいずれかに記載の方法。
A11. 問題を検出することに応じて、無線リンク障害(RLF)を申告することと、RLF回復を開始することとをさらに含む方法であって、前記切り替えることまたは切替をリクエストすることは、RLF回復の一部として行われる、実施形態A1~A10のいずれかに記載の方法。
A12. 問題は、無認可周波数スペクトル内で展開されるセル上で検出され、前記切り替えることまたは切替をリクエストすることは、セル再選択またはハンドオーバを行うことを含む、実施形態A1~A11のいずれかに記載の方法。
A13. 前記切り替えることまたは切替をリクエストすることは、無線デバイスがキャリアアグリゲーションまたはマルチコネクティビティに対して設定されている一次セルまたは二次セルを切り替えることまたはそれらの切替をリクエストすることを含む、実施形態A1~A12のいずれかに記載の方法。
A14. 問題を検出する前に、1つまたは複数の条件が検出されている問題を予測して検出されたことを示す早期問題報告を送信することをさらに含む、実施形態A1~A13のいずれかに記載の方法。
A15. 前記切り替えることまたは切替をリクエストすることは、帯域幅部分内で各チャネルまたはサブバンドに関する問題を検出することに応じて、異なる帯域幅部分へ切り替えることまたは切替をリクエストすること、
セルまたはキャリアの各帯域幅部分に関する問題を検出することに応じて、異なるセルまたはキャリアに切り替えることまたは切替をリクエストすることのいずれかを含む、実施形態A1~A14のいずれかに記載の方法。
A16. チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドのどれを無線デバイスが問題に対して監視するか設定するシグナリングを受信することをさらに含む、実施形態A1~A15のいずれかに記載の方法。
A17. ネットワークノードから、チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドのどれを無線デバイスが問題に対して監視するか設定するシグナリングを受信することを含む、無線デバイスによって行われる方法。
A18. 問題は、listen-before-talk(LBT)障害一貫性の測定値で規定される、チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドに関する一貫したLBT障害である、実施形態A17に記載の方法。
A19. 問題は、アップリンクlisten-before-talk(LBT)障害一貫性の測定値で規定される、チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドに関する一貫したアップリンクLBT障害である、実施形態A17~A18のいずれかに記載の方法。
AA. ユーザデータを提供することと、
基地局への送信を介して、ホストコンピュータにユーザデータを転送することとをさらに含む、前述の実施形態のいずれかに記載の方法。
グループBの実施形態
B1. 無線デバイスから、無認可周波数スペクトル内で展開されたチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドに関する問題を無線デバイスが検出したことを報告する問題報告を受信することと、
報告に基づいて、異なるチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドに無線デバイスを切り替えることとを含む、ネットワークノードによって行われる方法。
B2. 問題は、listen-before-talk(LBT)障害一貫性の測定値で規定される、チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドに関する一貫したLBT障害である、実施形態B1に記載の方法。
B3. 問題は、アップリンクlisten-before-talk(LBT)障害一貫性の測定値で規定される、チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドに関する一貫したアップリンクLBT障害である、実施形態B1~B2のいずれかに記載の方法。
B4. チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド内のチャネル占有および/またはクリアチャネル評価障害の測定値が、占有または障害閾値を超えることを報告が示している、B1~B3のいずれかに記載の方法。
B5. 測定値が、クリアチャネル評価全体に対する障害のあるクリアチャネル評価の比率、および/または連続したクリアチャネル評価障害の数の関数である、実施形態B4に記載の方法。
B6. 測定値は、チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンド内のチャネル占有のレベルの関数である、実施形態B4~B5のいずれかに記載の方法。
B7. 問題報告と一緒に無線デバイスから、異なるチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドへの切替のリクエストを受信することをさらに含む、実施形態B1~B6のいずれかに記載の方法。
B8. リクエストは、異なるチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドに関するアップリンク送信を含んでいる、実施形態B7に記載の方法。
B9. アップリンク送信は、サウンディング参照信号、ランダムアクセス送信、物理アップリンク制御チャネル送信、または物理アップリンク共有チャネル送信を含んでいる、実施形態B7に記載の方法。
B10. アップリンク送信は、問題報告を示すかまたは含む、実施形態B8~B9のいずれかに記載の方法。
B11. 前記切り替えることは、無線リンク障害回復の一部として行われる、実施形態B1~B10のいずれかに記載の方法。
B12. 問題は、無認可周波数スペクトル内で展開されるセル上で検出され、前記切り替えることは、セル再選択またはハンドオーバを行うことを含む、実施形態B1~B11のいずれかに記載の方法。
B13. 前記切り替えることは、無線デバイスがキャリアアグリゲーションまたはマルチコネクティビティに対して設定されている一次セルまたは二次セルを切り替えることを含む、実施形態B1~B12のいずれかに記載の方法。
B14. 問題報告を受信する前に、1つまたは複数の条件が検出されている問題を予測して検出されたことを示す早期問題報告を受信することをさらに含む、実施形態B1~B13のいずれかに記載の方法。
B15. 前記切り替えることは、帯域幅部分内で各チャネルまたはサブバンドに関する問題を検出することに応じて、異なる帯域幅部分へ切り替えること、
セルまたはキャリアの各帯域幅部分に関する問題を検出することに応じて、異なるセルまたはキャリアに切り替えることのいずれかを含む、実施形態B1~B14のいずれかに記載の方法。
B16. チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドのどれを無線デバイスが問題に対して監視するか設定するシグナリングを送信することをさらに含む、実施形態B1~B15のいずれかに記載の方法。
B16-2. 前記切り替えることは、無線デバイスが切り替えようとする、異なるチャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドを示すシグナリングを無線デバイスに送信することを含む、実施形態B1~B16のいずれかに記載の方法。
B17. チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドのどれを無線デバイスが問題に対して監視するか設定するシグナリングを無線デバイスに送信することを含む、ネットワークノードによって行われる方法。
B18. 問題は、listen-before-talk(LBT)障害一貫性の測定値で規定される、チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドに関する一貫したLBT障害である、実施形態B17に記載の方法。
B19. 問題は、アップリンクlisten-before-talk(LBT)障害一貫性の測定値で規定される、チャネル、サブバンド、帯域幅部分、キャリア、セル、または周波数バンドに関する一貫したアップリンクLBT障害である、実施形態B17~B18のいずれかに記載の方法。
BB. ユーザデータを得ることと、
ホストコンピュータまたは無線デバイスにユーザデータを転送することとをさらに含む、前述の実施形態のいずれかに記載の方法。
グループCの実施形態
C1. グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、無線デバイス。
C2. グループA実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを行うように設定された処理回路を備えた無線デバイス。
C3. 無線デバイスであって、
通信回路と、
グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と
を備える、無線デバイス。
C4. 無線デバイスであって、
グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と、
無線デバイスに電力を供給するように設定された電力供給回路と
を備える、無線デバイス。
C5. 無線デバイスであって、
処理回路とメモリとを備え、メモリが、処理回路によって実行可能な命令を含んでおり、それにより、無線デバイスが、グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、無線デバイス。
C6. ユーザ機器(UE)であって、
無線信号を送り、受信するように設定されたアンテナと、
アンテナおよび処理回路に接続され、アンテナと処理回路との間で通信される信号を調整するように設定された、無線フロントエンド回路であって、
処理回路が、グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、
無線フロントエンド回路と、
処理回路に接続され、UEへの情報の入力が処理回路によって処理されることを可能にするように設定された、入力インターフェースと、
処理回路に接続され、処理回路によって処理されたUEからの情報を出力するように設定された、出力インターフェースと、
処理回路に接続され、UEに電力を供給するように設定された、バッテリーと
を備える、ユーザ機器(UE)。
C7. 無線デバイスの少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、無線デバイスにグループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップを行わせる命令を備える、コンピュータプログラム。
C8. 実施形態C7に記載のコンピュータプログラムを含んでいるキャリアであって、キャリアが、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである、キャリア。
C9. グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、無線ネットワークノード。
C10. グループB実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを行うように設定された処理回路を備えた無線ネットワークノード。
C11. 無線ネットワークノードであって、
通信回路と、
グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と
を備える、無線ネットワークノード。
C12. 無線ネットワークノードであって、
グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と、
無線ネットワークノードに電力を供給するように設定された電力供給回路と
を備える、無線ネットワークノード。
C13. 無線ネットワークノードであって、
処理回路とメモリとを備え、メモリが、処理回路によって実行可能な命令を含んでおり、それにより、無線ネットワークノードが、グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、無線ネットワークノード。
C14. 無線ネットワークノードは基地局である、実施形態C9~C13のいずれかに記載の無線ネットワークノード。
C15. 無線ネットワークノードの少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、無線ネットワークノードにグループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップを行わせる命令を備える、コンピュータプログラム。
C16. 無線ネットワークノードは基地局である、実施形態C14に記載のコンピュータプログラム。
C17. 実施形態C15~C16のいずれかに記載のコンピュータプログラムを含んでいるキャリアであって、キャリアが、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである、キャリア。
グループDの実施形態
D1.
ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
ユーザ機器(UE)への送信のためにユーザデータをセルラネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースと
を備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、
セルラネットワークが、無線インターフェースと処理回路とを有する基地局を備え、基地局の処理回路が、グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
D2. 基地局をさらに含む、実施形態D1に記載の通信システム。
D3. UEをさらに含み、UEが基地局と通信するように設定された、実施形態D1またはD2に記載の通信システム。
D4.
ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定され、
UEが、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行するように設定された処理回路を備える、
実施形態D1からD3に記載の通信システム。
D5. ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法が、
ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラネットワークを介してUEにユーザデータを搬送する送信を始動することであって、基地局が、グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する、送信を始動することと
を含む、方法。
D6. 基地局においてユーザデータを送信することをさらに含む、実施形態D5に記載の方法。
D7. ユーザデータが、ホストコンピュータにおいて、ホストアプリケーションを実行することによって提供され、方法が、UEにおいて、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行することをさらに含む、実施形態D5またはD6に記載の方法。
D8. 基地局と通信するように設定されたユーザ機器(UE)であって、UEが、実施形態D5からD7のいずれか1つを実施するように設定された、無線インターフェースと処理回路とを備える、ユーザ機器(UE)。
D9.
ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
ユーザ機器(UE)への送信のためにユーザデータをセルラネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースと
を備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、
UEが無線インターフェースと処理回路とを備え、UEの構成要素が、グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、
通信システム。
D10. セルラネットワークが、UEと通信するように設定された基地局をさらに含む、実施形態D9に記載の通信システム。
D11.
ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定され、
UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行するように設定された、
実施形態D9またはD10に記載の通信システム。
D12. ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法が、
ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラネットワークを介してUEにユーザデータを搬送する送信を始動することであって、UEが、グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する、送信を始動することと
を含む、方法。
D13. UEにおいて、基地局からユーザデータを受信することをさらに含む、実施形態D12に記載の方法。
D14.
ユーザ機器(UE)から基地局への送信から生じたユーザデータを受信するように設定された通信インターフェース
を備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、
UEが無線インターフェースと処理回路とを備え、UEの処理回路が、グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、
通信システム。
D15. UEをさらに含む、実施形態D14に記載の通信システム。
D16. 基地局をさらに含み、基地局が、UEと通信するように設定された無線インターフェースと、UEから基地局への送信によって搬送されたユーザデータをホストコンピュータにフォワーディングするように設定された通信インターフェースとを備える、実施形態D14またはD15に記載の通信システム。
D17.
ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定された、
実施形態D14からD16に記載の通信システム。
D18.
ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それにより要求データを提供するように設定され、
UEの処理回路が、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行し、それにより要求データに応答してユーザデータを提供するように設定された、
実施形態D14からD17に記載の通信システム。
D19. ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法が、
ホストコンピュータにおいて、UEから基地局に送信されたユーザデータを受信することであって、UEが、グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する、ユーザデータを受信すること
を含む、方法。
D20. UEにおいて、基地局にユーザデータを提供することをさらに含む、実施形態D19に記載の方法。
D21.
UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行し、それにより送信されるべきユーザデータを提供することと、
ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションに関連するホストアプリケーションを実行することと
をさらに含む、実施形態D19またはD20に記載の方法。
D22.
UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、
UEにおいて、クライアントアプリケーションへの入力データを受信することであって、入力データが、クライアントアプリケーションに関連するホストアプリケーションを実行することによってホストコンピュータにおいて提供される、入力データを受信することと
をさらに含み、
送信されるべきユーザデータが、入力データに応答してクライアントアプリケーションによって提供される、実施形態D19からD21に記載の方法。
D23. ユーザ機器(UE)から基地局への送信から生じたユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、基地局が無線インターフェースと処理回路とを備え、基地局の処理回路が、グループBの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
D24. 基地局をさらに含む、実施形態D23に記載の通信システム。
D25. UEをさらに含み、UEが基地局と通信するように設定された、実施形態D23またはD24に記載の通信システム。
D26.
ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
UEが、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行し、それによりホストコンピュータによって受信されるべきユーザデータを提供するように設定された、
実施形態D23からD25に記載の通信システム。
D27. ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実装される方法であって、方法が、
ホストコンピュータにおいて、基地局から、基地局がUEから受信した送信から生じたユーザデータを受信することであって、UEが、グループAの実施形態のいずれか1つに記載のステップのいずれかを実施する、ユーザデータを受信すること
を含む、方法。
D28. 基地局において、UEからユーザデータを受信することをさらに含む、実施形態D27に記載の方法。
D29. 基地局において、ホストコンピュータへの、受信されたユーザデータの送信を始動することをさらに含む、実施形態D27またはD28に記載の方法。