JP2024515922A - アンライセンススペクトルで動作するデバイスを調整するための方法 - Google Patents

アンライセンススペクトルで動作するデバイスを調整するための方法 Download PDF

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Abstract

特定の実施形態では、第1の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって実施される方法は、第2のRANノードから、共有チャネルと関連付けられた負荷測定基準、およびリッスンビフォアトーク(LBT)設定情報を受信することを含む。LBT設定情報は、共有チャネルが占有されているか、第2のRANノードと無線デバイスとの間の通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す。方法はさらに、第2のRANノードから受信した負荷測定基準およびLBT設定情報に少なくとも部分的に基づいて、第1のRANノードの1つまたは複数の動作を実施することを含む。【選択図】図17

Description

特定の実施形態は、全体として、無線通信に関し、より詳細には、アンライセンススペクトルで動作するデバイスを調整することに関する。
5G RANアーキテクチャ
図1は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)の技術仕様(TS)38.401 v15.4.0に示され説明されているような、現在の第5世代(5G)無線アクセスネットワーク(RAN)アーキテクチャを示している。5G-RANは、次世代(NG)RAN(NG-RAN)とも呼ばれることがある。NGアーキテクチャはさらに、次のように説明することができる。NG-RANは、NGインターフェースを通して5Gコアネットワーク(5GC)に接続されたgNB(5Gの無線基地局)のセットから成る。gNBは、周波数分割複信(FDD)モード、時分割複信(TDD)モード、またはデュアルモードの動作をサポートすることができる。gNBは、Xnインターフェースを通して相互接続することができる。gNBは、集中ユニット(gNB-CU)および分散ユニット(gNB-DU)から成ってもよい。gNB-CUおよびgNB-DUはF1論理インターフェースを介して接続される。1つのgNB-DUは1つのgNB-CUにのみ接続される。回復性のため、gNB-DUは、適切な実装形態によって複数のgNB-CUに接続されてもよい。NG、Xn、およびF1は論理インターフェースである。NG-RANは、無線ネットワークレイヤ(RNL)とトランスポートネットワークレイヤ(TNL)とに階層化される。NG-RANアーキテクチャ、即ちNG-RAN論理ノードおよびそれらの間のインターフェースは、RNLの一部として規定される。NG-RANインターフェース(NG、Xn、F1)のそれぞれについて、関連するTNLプロトコルおよび機能が定められている。TNLは、ユーザプレーントランスポートおよびシグナリングトランスポートのサービスを提供する。
gNBはまた、X2インターフェースを介して、eNB(エボルブドノードB、Long Term Evolution(LTE)における無線基地局)に接続されてもよい。別のアーキテクチャの選択肢は、エボルブドパケットコア(EPC)ネットワークに接続されたLTE eNBが、X2インターフェースを通じていわゆるnr-gNBと接続されるものである。後者は、デュアルコネクティビティを実施するという目的のためだけに、コアノード(CN)に直接接続されるのではなく、X2を介してeNBに接続されたgNBである。
図1のアーキテクチャは、gNB-CUを2つのエンティティに分割することによって、拡張することができる。1つはユーザプレーンにサーブするもの(gNB-CU-UP)、1つは制御プレーンにサーブするもの(gNB-CU-CP)である。gNB-CU-UPは、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)をホストする。gNB-CU-CPは、PDCPおよび無線リソース制御(RRC)プロトコルをホストする。完全にするため、gNB-DUは無線リンク制御(RLC)/媒体アクセス制御(MAC)/物理レイヤ(PHY)プロトコルをホストすると言うべきである。
NRアンライセンススペクトル(NR-U)
現在、新無線(NR)と呼ばれる第5世代セルラシステムは、3GPPで標準となっている。NRは、複数の大幅に異なる使用例をサポートする最大限の柔軟性に向けて開発されている。使用例としては、通常のモバイルブロードバンド、マシン型通信(MTC:Machine Type Communication)、超低レイテンシクリティカル通信(URLCC:Ultra-low Latency Critical Communications)、サイドリンクデバイスツーデバイス(D2D:Device-to-Device)などが挙げられる。
NRでは、基本的なスケジューリング単位はスロットと呼ばれる。スロットは、通常のサイクリックプレフィックス設定の場合、14個の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルから成る。NRは、多くの異なるサブキャリア間隔設定をサポートしており、30kHzのサブキャリア間隔では、OFDMシンボル持続時間は約33μsである。例として、同じサブキャリア間隔(SCS:Same Subcarrier-Spacing)では、シンボルを14個有するスロットは500μs長(サイクリックプレフィックスを含む)である。
NRはまた、同じサービングセル上の異なるユーザ機器(UE)に対するフレキシブルな帯域幅設定をサポートする。換言すれば、UEによって監視され、その制御およびデータチャネルに使用される帯域幅は、キャリア帯域幅よりも小さいことがある。コンポーネントキャリアごとの1つまたは複数の帯域幅部分の設定は、UEに半静的にシグナリングすることができ、帯域幅部分は、連続する物理リソースブロック(PRB:Physical Resource Block)群から成る。予約リソースを帯域幅部分内に設定することができる。帯域幅部分の帯域幅は、UEによってサポートされる最大帯域幅能力に等しいかまたはそれよりも小さい。
NRは、ライセンス帯域およびアンライセンス帯域の両方をターゲットにしている。「NRベースのアンライセンススペクトルへのアクセス(NR-U)」と称されるワークアイテムが、2019年1月に開始された。アンライセンスネットワーク、即ち共有スペクトル(またはアンライセンススペクトル)で動作するネットワークが、利用可能なスペクトルを有効に使用するのを可能にすることは、システム容量を増大させる魅力的な方策である。アンライセンススペクトルはライセンス方式の品質には及ばないが、ライセンス展開を補完するものとして効率的使用を可能にする解決策は、3GPPオペレータに、また最終的には3GPP業界全体に多大な価値をもたらす可能性がある。NRにおけるいくつかの特徴は、アンライセンス帯域の特殊な特性だけではなく様々な規制にもしたがうように適合させることが必要になると予期される。15または30kHzのサブキャリア間隔は、6GHz未満の周波数に対するNR-U OFDMニューメロロジーのための最も有望な候補である。
アンライセンススペクトルで運用する際、世界中の多くの領域では、デバイスが送信前に媒体が空いていることを感知する必要がある。この動作は、リッスンビフォアトーク(略して、LBT)と呼ばれる場合が多い。デバイスがどの無線技術で使用されるのか、またその瞬間にどのタイプのデータを送信したいのかに応じて、LBTには多くの異なる特色がある。すべての特色に共通するのは、特定のチャネル(規定のキャリア周波数に対応)で、あらかじめ規定された帯域幅全体にわたって感知が行われる点である。例えば、5GHz帯域では、感知は20MHzのチャネルにわたって行われる。
多くのデバイスは、複数のサブバンド/チャネル、例えばLBTサブバンド(即ち、帯域幅がLBT帯域幅に等しい周波数部分)を含む、広い帯域幅全体にわたって送信(および受信)することが可能である。デバイスは、媒体が空いていることが感知されたサブバンド上でのみ送信することが可能である。また、複数のサブバンドが関与する場合にどのように感知を行うべきかについて、異なる特色がある。
原理上、デバイスが複数のサブバンドにわたって動作することができる2つの手法がある。1つの手法は、どのサブバンドが空いていると感知されたかに応じて、送信機/受信機の帯域幅が変更されるものである。このセットアップでは、コンポーネントキャリア(CC)が1つしかなく、複数のサブバンドが、より広い帯域幅を有する1つのチャネルとして扱われる。他方の手法は、デバイスが、チャネルごとにほぼ独立した処理チェーンを運用するものである。処理チェーンがどの程度独立しているかに応じて、この選択肢は、キャリアアグリゲーション(CA)またはデュアルコネクティビティ(DC)のどちらかで呼ぶことができる。
NRアンライセンススペクトルにおけるチャネルアクセス手順
他の無線アクセス技術(RAT)と共存するアンライセンススペクトルのため、リッスンビフォアトーク(LBT)が設計される。このメカニズムでは、無線デバイスでは、いずれの送信の前にもクリアチャネルアセスメント(CCA)チェック(即ち、チャネル感知)を適用する。送信機は、チャネルがアイドル状態であるかを判断するために、ある期間にわたるエネルギー検出(ED)を特定の閾値(ED閾値)と比較することを伴う。
LBTパラメータセッティング(EDを含む)は、ネットワーク内のデバイスを設定するネットワークノードによって、ネットワーク内のデバイスに対してセットされてもよい。限界は、特定の領域で運用するための仕様または規則上の要件において、あらかじめ規定された規則またはテーブルとしてセットされてもよい。かかる限界は、欧州における欧州電気通信標準化機構(ETSI)の整合規格、ならびにアンライセンススペクトルでLTE/NR-Uを運用するための3GPP仕様の一部である。
さらに、フレームベース機器(FBE)およびロードベース機器(LBE)という、アクセス動作の2つのモードが規定される。FBEモードでは、感知期間は単純であり、LBEモードの感知スキームはそれよりも複雑である。
動的チャネル占有(LBEモード)
LBE運用の場合のデフォルトのLBTメカニズムであるLBTカテゴリ4は、既存のWi-Fi運用と同様であり、ノードは、任意の時点でチャネルを感知し、チャネルが猶予およびバックオフ期間後に空いている場合に送信を開始することができる。特定の事例、例えば共有チャネル占有時間(COT)の場合、非常に短い感知期間を可能にする他のLBTカテゴリが可能である。
感知は、一般的に、乱数の感知間隔に対して行われ、この乱数は、0~CW(CWは競合ウィンドウサイズを表す)の範囲内の数である。最初に、バックオフカウンタが、0~CW以内のこの乱数に初期化される。使用中のキャリアがアイドル状態になっていることが感知されると、デバイスは、優先順位決定期間としても知られる固定期間の間待機しなければならず、その後、感知間隔の単位でキャリアを感知することができる。キャリアがアイドル状態であることが感知される各感知間隔に対して、バックオフカウンタが漸減される。バックオフカウンタがゼロに達すると、デバイスはキャリア上で送信することができる。送信後、否定確認応答の受信を介して、または他の何らかの手段によってコリジョンが感知された場合、競合ウィンドウサイズ(CW)が二倍にされる。送信機がチャネルへのアクセスを得るとすぐに、送信機は、最大持続時間(即ち、最大チャネル占有時間(MCOT))以下の送信を実施することのみが可能になる。QoS差別化では、サービスタイプに基づくチャネルアクセス優先順位が規定されている。例えば、サービス間の競合ウィンドウサイズ(CWS)およびMCOTの差別化に対して、4つのLBT優先順位クラスが規定されている。
半静的チャネル占有(FBEモード)
3GPPにおいて規定され、図2に示されるようなFBEモードでは、gNBは、固定フレーム期間(FFP)を割り振り、FFP境界の直前の9usにチャネルを感知し、チャネルが空いていることが感知されれば、ダウンリンク(DL)送信を開始し、ならびに/あるいはFFPの異なるUEの間でリソースを割り当てる。この手順は特定の周期性で繰り返すことができる。FFPでは、ダウンリンク(DL)および/またはアップリンク(UL)送信は、他のノードにもチャネルを感知し利用する機会があるように残りのアイドル期間が確保される、FFPリソースのサブセットであるCOT内でのみ可能である。したがって、FBE運用では、チャネルはFFP境界の直前の特定の間隔で感知される。FFPは、1~10msの値にセットすることができ、最小で200msの後に変更することができる。IDLE期間は規則上の要件であり、少なくともTIDLE≧max(0.05×COT、100us)であると推測される。3GPP TS 37.213では、これはTIDLE≧max(0.05×FFP、100us)に単純化されており、即ち、最大チャネル占有時間(MCOT)はTMCOT=min(0.95×FFP、FFP-0.1ms)と規定される。そのため、10msのFFPの場合、MCOTは9.5msとなり、1msのFFPの場合、MCOTは0.9ms=0.9×FFPとなる。
LTEにおけるモビリティ負荷分散(MLB)の基礎
モバイルネットワークでは、無線アクセスノードの負荷は常に測定されるので、あらかじめ設定された閾値を上回ると、この負荷の一部が同じ無線アクセス技術(RAT)の隣接セルまたは別のRATもしくは周波数のいずれかに移転されるように、手順をトリガすることができる。
この移転をサポートする手順のセットはモビリティ負荷分散(MLB)と呼ばれる。現在、3GPPは、MLBの解決策として次の構成要素を指定している。
・ 負荷報告
・ ハンドオーバ(HO)に基づいた負荷分散アクション
・ 負荷が均衡したままになるようなHO/セル再選択(CR)設定の適合
LTEの場合、負荷報告機能は、X2(LTE内のシナリオ)またはS1(RAT間のシナリオ)インターフェースを通じて、隣接する拡張NodeB(eNB)間でセル固有の負荷情報を交換することによって実行される。LTE内負荷バランスの場合、ソースeNBは、任意の時点で、例えば、図3に示されるように、負荷があらかじめ規定された値を、即ちLte_load_thresholdを上回ると、潜在的なターゲットのeNBに対するRESOURCE_STATUS_REQUESTメッセージをトリガしてもよい。ターゲットからソースへのリソース状態報告の設定が成功すると、ターゲットeNBは、セルごとのその負荷に関する情報を含むRESOURCE_STATUS_UPDATEによって(周期的または非周期的に)応答することができる。メッセージ交換については、さらに後述する図5でハイライトを当てている。
図4は、MLBの場合のX2負荷交換手順を示している。無線アクセスノード(例えば、eNB)で稼働するモビリティ負荷分散アルゴリズムは、どのUEがハンドオーバされるか(UE選択と呼ばれるプロセス)、またどの隣接セルにハンドオーバされるか(セル選択と呼ばれるプロセス)を判断しなければならない。これらの判断は一般的に、主に、負荷報告に基づいて、またUE候補によって報告されたソースセルおよび隣接セルの潜在的に利用可能な無線測定値に基づいて行われる。UE/セル選択プロセスのさらなる詳細については後述する。
換言すれば、UEは、所与の隣接セル(例えば、eNB-2のセル2)に対する測定報告(参照信号受信電力(RSRP)、参照信号受信品質(RSRQ)、信号対干渉雑音比(SINR)など)を伝送してもよく、これらを受信し、かかる隣接セルの負荷情報を有すると、ソースは、過負荷があるかどうかによって、UEを隣接セルにハンドオーバすることを決定してもよい。この場合、ハンドオーバ準備は、ターゲットノード、例えばeNB-2に向けてトリガされる。
リソース状態報告手順の一部として、第1のeNBが負荷情報を第2のeNBに伝送することは、進行中の負荷情報の転送を停止すべきであることを第2のeNBに示す指示(セル報告インジケータなど)を含むことができる。これは、例えば、第1のeNBの負荷が過剰になっていることの指示として使用されてもよい。
実行されてもよい別の手順はモビリティセッティング変更である。モビリティセッティング変更手順は、MLBハンドオーバが実施される前または実施された後に稼働させることができる。この手順は、ソースセルと潜在的なターゲットセルとの間で、1つのセルから別のセルへのモビリティイベントをトリガするのに使用される、ハンドオーバトリガイベントに対する変更について交渉することを意図する。一例として、モビリティセッティング変更がHOの後に実施される事例について考慮することができる。ソースeNBは、ターゲットeNBを選択し、どのUEがオフロードされるかを選択すると、モビリティセッティング変更手順(3GPP [TS 36,423]によっても指定される)を実施する。この手順の間、新しいモビリティセッティングがソースeNBとターゲットeNBとの間で交渉され、それにより、負荷バランスによってハンドオーバされたUEはすぐにハンドオーバによって返されなくなる。手順は、ベンダーの実装形態に応じて、通常のハンドオーバの前または後のどちらかに行うことができる。概要が図5に示される。
NG RANにおけるモビリティ負荷分散(MLB)の基礎
NRのMLBは、LTEと同じシグナリング原理にしたがう。同様のシグナリングメカニズムがNG-RANに使用され、違いは、MLB測定基準が分割RANインターフェースを通じて報告される点である。この目的のため、リソース状態報告に対するシグナリングサポートが、Xn、F1、およびE1、ノード間インターフェースに対して導入されており、ならびにEN-DCシナリオに関してはX2に対して拡張されている。加えて、NG-RAN MLB機能は、新しいタイプの負荷測定基準を用いて、LTE(負荷情報がセルごとの単位でのみ表現される)と比較してより精細な負荷粒度で拡張されている。特に、NG-RAN MLBでは、拡張は次のものを含む。
- 同期信号ブロック(SSB)のカバレッジエリア粒度ごとの負荷情報。例えば、
○ SSBエリアごとの無線リソース状態報告
○ SSBエリアごとの複合利用可能容量報告
- ネットワークスライス粒度ごとの負荷情報。例えば、
○ スライスごとのスライス利用可能容量報告
- E1に対するハードウェア負荷インジケータ
- TNL容量指示
- アクティブUEの数
- RRC接続の数
一例として、リソース状態報告指示手順が8.4.10、8.4.11、および9.1.3で指定されている、TS 38.423 v16.2.0のXnインターフェース仕様について考慮することができる。
負荷および容量情報
現在の規格では、セルごとの負荷および容量に関する情報は、ここでは便宜上NR RATに関して報告される、以下の情報エレメントを介してキャプチャされる。以下はTS 38.423 v16.3.0の抜粋である。
9.2.2.50 無線リソース状態
無線リソース状態IEは、ダウンリンクおよびアップリンクのすべてのトラフィックに対する、セルごとおよびSSBエリアごとのPRBの使用、ならびにダウンリンクおよびアップリンクスケジューリングのための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)制御チャネルエレメント(CCE)の使用を示す。
Figure 2024515922000002
Figure 2024515922000003
Figure 2024515922000004
9.2.2.51 複合利用可能容量グループ
複合利用可能容量グループIEは、セルごとの、ならびにダウンリンクおよびアップリンクのセル内のSSBエリアごとの、合計利用可能リソースレベルを示す。
Figure 2024515922000005
9.2.2.52 複合利用可能容量
複合利用可能容量IEは、ダウンリンクまたはアップリンクどちらかのセル内の合計利用可能リソースレベルを示す。
Figure 2024515922000006
9.2.2.53 セル容量クラス値
セル容量クラス値IEは、他のセルに対するセル容量を分類する値を示す。セル容量クラス値IEは、トラフィック目的のために設定されたリソースのみを示す。
Figure 2024515922000007
9.2.2.54 容量値
容量値IEは、セルごとの、ならびに合計NG-RANリソースに対して利用可能なSSBエリアごとのリソースの量を示す。容量値は、既存のサービスの最小NG-RANリソース使用が実装形態にしたがって確保されるように、測定され報告されるべきである。容量値IEは、セル容量クラス値の比が利用可能な場合はそれにしたがって、重み付けすることができる。
Figure 2024515922000008
Figure 2024515922000009
上記から、無線リソース状態は、セル内で使用されるPRBのパーセンテージ基準を構成することが分かる。この測定基準は、セルごとまたはSSBエリアごとのどちらかで表すことができる。測定基準は、保証ビットレート(GBR)ごとと非GBRベアラごととを区別することができ、PDDCHリソース利用を表すことができる。
同様に、複合利用可能容量は、利用可能な最大セル容量を構成する、セル容量クラス値IEに対する利用可能な容量の基準(容量値情報エレメント(IE))として表される。
現在、特定の課題が存在している。例えば、アンライセンススペクトルでは、ユーザに対してED閾値をセッティングする既存の解決策は、固定のセッティングおよび閾値適合の両方を含む。ED閾値の最適な選択は、配備シナリオ(屋内、屋外など)、負荷状況、外部の制御されない干渉物、および他の多くの要因に大きく依存する。デバイスによるEDの選択は、セル間干渉に、またしたがって共存および達成可能な性能に直接影響する。同じエリア内のセルの特定のセットを制御するオペレータは、各デバイス間の共存を改善するために、集中または分散した形で各デバイスのED閾値を設定することができる。しかしながら、アンライセンススペクトルでは、同じアンライセンススペクトルで動作する他の技術間/技術内デバイスの存在を除外することはできない。現在、隣接ノードによって使用されるLBTパラメータ(ED閾値など)を算定する通信手段はなく、したがって、共存および共有は常に次善のものである。
他のノードのED閾値の知識を何ら有さずに、分散アルゴリズムを使用してノードごとのED閾値をセッティングすることには、ローカルの最小値および次善の解決策に陥るという高いリスクがある。
LBT設定関連の情報が隣接ノードの中にないこととは別に、ライセンス動作のみを考慮して、ある既存の測定基準が規定されたが、アンライセンス動作に直接再使用することはできない。あるいは、交換された情報の適正な解釈を保証することはできない。例えば、既存の負荷分散測定基準では、NR-Uで利用可能であって利用されたリソースの特性を表すことは不可能である。つまり、NR-Uでは、チャネルが一般的に20MHzの周波数帯にわたる、チャネルに対応する時間周波数リソースは、UEとRANノードとの間の通信に常に利用可能ではない。これは、LBTプロセスの結果、チャネルが利用不能になることがあるため、即ち他のシステムまたはデバイスによって占められることがあるためである。
したがって、負荷分散メカニズムをNR-Uに使用する必要がある場合、現在標準化されている情報をどのように再使用するかが問題となるであろう。この情報は、実際は、リソースが常に利用可能であること、および利用可能であるかまたは利用されているかのどちらかであることの理解に結び付くであろう。起こり得る問題の一例として、LBTの妨害によって、即ちチャネル全体で検出されるエネルギーレベルが、チャネルが使用できるかどうかを判断する閾値を上回るという事実によって、NR-Uチャネルが使用不能である、RANノードセルについて考慮することができる。この場合、現在の規格によれば、このチャネルに属するリソースは利用済みとマークされることがある。後者は、この情報を受信するノードに、負荷分散測定基準を伝送するRANノードがサーブする負荷によってこれらのリソースが使用されると信じさせる、ミスリードを誘うものである。代わりに、リソースは使用されず、負荷分散情報を伝送するRANノードは、リソースを占めると推定される負荷にサーブしていない。実際には、負荷分散情報が伝送されるRANノードのセルは、非常に低負荷であってもよい。
同様に、LBTプロセスの失敗によって利用不能であるリソースが利用可能とマークされた場合、これもまた、負荷分散情報を受信するRANノードに、潜在的なターゲットセルに未使用のリソースがあると信じさせる、ミスリードを誘うものであろう。これは、例えば負荷分散目的で、そのターゲットセルに向かうハンドオーバをトリガしてもよく、そこで、利用可能と推定されるリソースは、持続的なLBTの失敗によってアクセス不能である。
それに加えて、セル内のLBT設定は経験済みの負荷に対して影響がある。例えば、低ED閾値は媒体アクセスの確率を低減し、したがって、より高いED閾値よりも早く高い輻輳につながることがある。したがって、特定の負荷またはチャネル情報を報告するとき、どのLBT設定が使用されるかは明らかなはずである。
本開示の特定の態様およびそれらの実施形態は、これらまたは他の課題に対する解決策を提供してもよい。本明細書で開示される問題点のうちの1つまたは複数に対処する様々な実施形態が、本明細書で提案される。実施形態は次のものを含む。例えば、
1)共有リソースが利用可能であるときの隣接セルにおける共有チャネル条件を理解する目的での、またチャネル占有評価に対するかかるパラメータの選択を最適化するための、共有チャネルが利用可能とみなされるかまたは占有される手法に関する、RANノード間での情報の交換。
2)共有チャネル占有、およびチャネルが共有されたときにリソースがどのように使用されるかに関する要因を考慮に入れた負荷情報の、RANノード間での交換。ここでの目的は、隣接ノードがアクセスできるリソースの量、および利用可能なものから使用されるリソースに関する負荷を評価することである。また、利用可能なリソースの品質はいずれかの隣接ノードによって決定することができる。
3)最適な共有リソース効率を可能にする、モビリティポリシーとチャネル利用可能性評価パラメータとの最良の組合せを決定するための、隣接RANノードから受信される、共有チャネルのための負荷情報とチャネル占有評価に使用されるパラメータとの組合せ。
各実施形態では、gNB、eNB、en-gNB、ng-eNB,gNB-CU,gNB-CU-CP,eNB-CU,eNB-CU-CPのいずれかなど、RANノードは任意の好適なRANノードであってもよい。特定の実施形態では、上述した第1および第2の実施形態が組み合わされて、第3の実施形態を生成してもよい。
特定の実施形態によれば、第1のRANノードによって実施される方法は、第2のRANノードから、共有チャネルおよびLBT設定情報と関連付けられた負荷測定基準を受信することを含む。LBT設定情報は、共有チャネルが占有されているか第2のRANノードと無線デバイスとの間の通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す。方法はさらに、第2のRANノードから受信した負荷測定基準およびLBT設定情報に少なくとも部分的に基づいて、第1のRANノードの1つまたは複数の動作を実施することを含む。
特定の実施形態によれば、第1のRANノードは電力供給回路と処理回路とを備える。電力供給回路は、電力を第1のRANノードに供給するように設定される。処理回路は、第2のRANノードから、共有チャネルと関連付けられた負荷測定基準、およびLBT設定情報を受信するように設定される。LBT設定情報は、共有チャネルが占有されているか第2のRANノードと無線デバイスとの間の通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す。処理回路はさらに、第2のRANノードから受信した負荷測定基準およびLBT設定情報に少なくとも部分的に基づいて、第1のRANノードの1つまたは複数の動作を実施するように設定される。
上述の第1のRANノード、または第1のRANノードによって実施される方法の、特定の実施形態は、以下の特徴の1つまたは複数など、追加の特徴を含んでもよい。
特定の実施形態では、1つまたは複数の動作は、第1のRANノードのLBT設定を適合させることを含む。
特定の実施形態では、1つまたは複数の動作は、第2のRANノードから受信した負荷測定基準およびLBT設定情報に基づいて、第2のRANノードの負荷状態を決定することを含む。特定の実施形態では、1つまたは複数の動作はさらに、第2のRANノードに対して決定された負荷状態に基づいて、第2のRANノードを用いて負荷分散を実施することを含む。
特定の実施形態では、1つまたは複数の動作はさらに、第2のRANノードに、第2のRANノードのLBT設定を変更する要求を伝送することを含む。
特定の実施形態では、負荷測定基準およびLBT設定情報は、第2のRANノードに、負荷測定基準およびLBT設定情報を提供する要求を伝送するのに応答して受信される。
特定の実施形態では、共有チャネルと関連付けられた負荷測定基準は、第2のRANノードから無線デバイスへのダウンリンクで通信する負荷測定基準を含む。
特定の実施形態では、LBT設定情報は、共有チャネルが占有されているかダウンリンクでの通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す。
特定の実施形態では、共有チャネルと関連付けられた負荷測定基準は、無線デバイスから第2のRANノードへのアップリンクでの通信のための負荷測定基準を含む。
特定の実施形態では、LBT設定情報は、共有チャネルが占有されているかアップリンクでの通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す。
特定の実施形態では、LBT設定情報は、共有チャネルのためのチャネルアクセス設定含み、チャネルアクセス設定はED閾値設定を含む。
特定の実施形態では、共有チャネルは、アンライセンススペクトルを使用し、第2のRANノードおよび少なくとも1つの他のノードによって共有される。特定の実施形態では、少なくとも1つの他のノードは、第2のRANノードとは異なる無線アクセス技術を使用する。
特定の実施形態によれば、第2のRANノードによって実施される方法は、共有チャネルおよびLBT設定情報と関連付けられた負荷測定基準を決定することを含む。LBT設定情報は、共有チャネルが占有されているか第2のRANノードと無線デバイスとの間の通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す。方法はさらに、負荷測定基準およびLBT設定情報を第1のRANノードに伝送することを含む。
特定の実施形態によれば、第2のRANノードは、電力供給回路と処理回路とを備える。電力供給源回路は、電力を第2のRANノードに供給するように設定される。処理回路は、共有チャネルと関連付けられた負荷測定基準、およびLBT設定情報を決定するように設定される。LBT設定情報は、共有チャネルが占有されているか第2のRANノードと無線デバイスとの間の通信に、利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す。処理回路はさらに、負荷測定基準およびLBT設定情報を第1のRANノードに伝送するように設定される。
上述の第2のRANノード、または第2のRANノードによって実施される方法の、特定の実施形態は、以下の特徴の1つまたは複数など、追加の特徴を含んでもよい。
特定の実施形態は、第1のRANノードから、第2のRANノードのLBT設定を変更する要求を受信し、要求に応答して、第2のRANノードのLBT設定を変更する。
特定の実施形態は、第1のRANノードから、負荷測定基準およびLBT設定情報を提供する要求を受信するのに応答して、負荷測定基準およびLBT設定情報を第1のRANノードに伝送する。
特定の実施形態では、共有チャネルと関連付けられた負荷測定基準は、第2のRANノードから無線デバイスへのダウンリンクで通信する負荷測定基準を含む。
特定の実施形態では、LBT設定情報は、共有チャネルが占有されているかダウンリンクでの通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す。
特定の実施形態では、共有チャネルと関連付けられた負荷測定基準は、無線デバイスから第2のRANノードへのアップリンクでの通信のための負荷測定基準を含む。
特定の実施形態では、LBT設定情報は、共有チャネルが占有されているかアップリンクでの通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す。
特定の実施形態では、LBT設定情報は、共有チャネルのチャネルアクセス設定、ED閾値設定を含むチャネルアクセス設定を含む。
特定の実施形態では、共有チャネルは、アンライセンススペクトルを使用し、第2のRANノードおよび少なくとも1つの他のノードによって共有される。特定の実施形態では、少なくとも1つの他のノードは、第2のRANノードとは異なる無線アクセス技術を使用する。
特定の実施形態によれば、コンピュータプログラムは命令を含み、命令は、コンピュータ上で実行されると、RANノード(例えば、第1のRANノードまたは第2のRANノード)によって実施される上述の方法のうちいずれかのステップのうちいずれかを実施する。
特定の実施形態によれば、コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムを含み、コンピュータプログラムは命令を含み、命令は、コンピュータ上で実行されると、RANノード(例えば、第1のRANノードまたは第2のRANノード)によって実施される上述の方法のうちいずれかのステップのうちいずれかを実施する。
特定の実施形態によれば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体またはキャリアはコンピュータプログラムを含み、コンピュータプログラムは命令を含み、命令は、コンピュータ上で実行されると、RANノード(例えば、第1のRANノードまたは第2のRANノード)によって実施される上述の方法のうちいずれかのステップのうちいずれかを実施する。
特定の実施形態は、以下の(1つまたは複数の)技術的利点のうち1つまたは複数を提供してもよい。例えば、特定の実施形態は、共有スペクトルへのアクセスがNR-U RANノードの間で整合された形で計算され、したがって、NR-Uスペクトル全体にわたる無線通信の性能が最適化される、NR-Uセルの調整された配備を可能にする。解決策はまた、NR-Uリソースに関する正確な負荷情報交換の技法を提供し、それによってRANノードは、リソースの利用可能および利用不能な共有部分、リソースの使用済みおよび未使用の共有部分を認識し、またそれによってRANノードは、隣接セルに記録された負荷に基づいて、どのチャネルがアクセス可能とみなされるかにしたがって閾値を調整することが可能である。
開示される実施形態ならびにそれらの特徴および利点のより完全な理解のために、次に、添付図面と併せて以下の説明が参照される。
5G RAN(NG-RAN)アーキテクチャの一例を示す図である。 3GPP半静的チャネル占有[ETSI整合規格EN 301 893 セクション4.2.7.3.1]を示すFBE手順の一例を示す図である。 MLB手順をトリガする過負荷シナリオの一例を示す図である。 MLBのX2負荷交換手順の一例を示す図である。 モビリティパラメータ変更手順を含むMLB実行の一例を示す図である。 いくつかの実施形態による、無線ネットワークの一例を示す図である。 いくつかの実施形態による、ユーザ機器の一例を示す図である。 いくつかの実施形態による、一例の仮想化環境を示す図である。 いくつかの実施形態による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された一例の通信ネットワークを示す図である。 いくつかの実施形態による、部分無線接続を通じて基地局を介してユーザ機器と通信している一例のホストコンピュータを示す図である。 いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムで実現される例示の方法を示す図である。 いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムで実現される例示の方法を示す図である。 いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムで実現される例示の方法を示す図である。 いくつかの実施形態による、ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器とを含む通信システムで実現される例示の方法を示す図である。 いくつかの実施形態による一例の方法を示す図である。 いくつかの実施形態による一例の仮想化装置を示す図である。 いくつかの実施形態による、ネットワークノードによって実施されてもよい一例の方法を示す図である。 いくつかの実施形態による、ネットワークノードによって実施されてもよい一例の方法を示す図である。
一般に、本明細書で使用するすべての用語は、関連する技術分野におけるそれらの通常の意味にしたがって解釈されるべきであるが、異なる意味を明確に持たせている、および/または使用する文脈によって示唆している場合を除く。要素、装置、構成要素、手段、ステップなどに対するすべての参照は、別段の明示的な提示がない限り、要素、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つの事例を指すものとオープンに解釈されるべきである。本明細書に開示するあらゆる方法のステップは、あるステップが別のステップの次または前であるものとして明示的に記載されない限り、ならびに/あるいはあるステップが別のステップの次または前でなければならないことが暗示されていない限り、開示する正確な順序で実施される必要はない。本明細書に開示する実施形態のいずれかの任意の特徴は、適切であれば、他の任意の実施形態に適用されてもよい。同様に、任意の実施形態の任意の利点は、他の任意の実施形態に適用されてもよく、逆もまた同様である。本明細書の実施形態の他の目的、特徴、および利点は、以下の記載から明らかとなるであろう。
以下、本明細書で想到される実施形態のいくつかについて、添付図面を参照してさらに十分に記載する。しかしながら、他の実施形態が本明細書に開示する主題の範囲内に含まれ、開示する主題は、本明細書に記載する実施形態のみに限定されるものと解釈されるべきではなく、それよりもむしろ、これらの実施形態は、主題の範囲を当業者に伝えるために例として提供される。
LBT設定情報および/または負荷測定基準を使用する例示的な実施形態
第1の実施形態では、第1のRANノードは、セルごとの基準で、第2のRANノードに、NR-Uスペクトルに関するLBT設定情報を報告するように要求する。
- 従属実施形態では、第1のRANノードは、チャネルごとの基準でLBTモード設定(LBEもしくはFBE、またはさらにはLBTモードが使用されているか否か)を求めてもよい。
- 従属実施形態では、第1のRANノードは動作中のNR-Uチャネルを求めてもよい。かかる要求は、特定の時間的ポイント(例えば、第1のRANノードから要求を受信する時点)で使用中であるチャネルに関係してもよく、または第1のRANノードから要求を受信する前の所与の時間ウィンドウ内で動作中であったチャネルに関係してもよい。第1のRANノードからの要求は、動作中のチャネルを計算するための時間ウィンドウを伝達してもよく、またはかかる時間ウィンドウはRANノードにおいて既に設定されていてもよい。
- 従属実施形態では、第1のRANノードは、チャネルごとの基準で、セルごとのエネルギー検出閾値情報を求めてもよい。
- 従属実施形態では、第1のRANノードは、観察期間にわたってチャネルごとの基準で、セルごとの受信信号強度インジケータ(RSSI)測定値を求めてもよい。
○ 従属実施形態では、第1のRANノードは、観察期間にわたってチャネルごとの基準で、ビームごと(例えば、同期信号ブロック(SSB)ごと)セルごとのRSSI測定値を求めてもよい。このSSBレベルごとの測定値は、方向性RSSI測定を実施することができる場合に関連性がある。
- 従属実施形態では、第1のRANノードは、チャネルごとの基準で、自身のLBT設定情報を第2のノードに報告する。
- 従属実施形態では、第1のRANノードは、第2のRANノードによって報告されたED閾値にしたがって(即ち、それと同じ値で)、場合によってはチャネルごとに、自身のセル内で使用するED閾値を適合させ、ED閾値は、第1/第2のRANノードがDL送信の場合に使用するED閾値、および/または第1/第2のRANノードがそれぞれのセルでUEに対して、即ちULに対して設定するED閾値であることができる。
○ さらなる従属実施形態では、ED閾値が、異なるビーム方向(例えば、異なるSSB方向)で異なるように設定された場合、測定値のサブ粒度はビームごとの方向性レベルである。
- 従属実施形態では、第1のRANノードは、UEの位置に応じて、例えば、第2のノードに接続されその位置に配置されたUEに関して第2のRANノードによって報告されたED閾値にしたがって、特定のUEに対して設定されたED閾値を適合させる。これは、第1のネットワークノードが、第2のネットワークノードに、特定の位置にあるUEに対して使用されるED閾値を報告するように要求してもよいことを示唆し、第2のネットワークノードは、それらの位置にあるUEのために設定されたED閾値を報告する。
- 従属実施形態では、第1のRANノードは、第2のRANノードに、現在ハンドリングされているUL/DLトラフィックのQoSを示すように要求してもよく、したがって、第1のRANノードは、第2のRANノードがハンドリングしているトラフィックのQoSに基づいて、ED閾値を適合させてもよい。例えば、第2のRANノードが、第1のRANノードがハンドリングしているトラフィックよりも優先順位が高い何らかのDLトラフィックをハンドリングしている場合、第1のRANノードは、よりアグレッシブでないED閾値(即ち、より低いED閾値)を設定してもよく、一方で第2のRANノードが何らかの優先順位がより低いトラフィックをハンドリングしている場合、ED閾値を増加させる。同様に、ULの場合、いくつかのUEのULトラフィックの優先順位に応じて、またそれらの位置に基づいて、第1のRANノードは、UEの位置に基づいてサーブされているUEのED閾値を適合させてもよい。
第2の実施形態では、第1のRANノードは、セルごとの基準で、第2のRANノードに、NR-Uスペクトルに関するLBT設定を変更するように要求する。
- 従属実施形態では、第1のRANノードは、チャネルごとの基準で、DLおよび/またはUL送信のため、第2のRANノードによって使用されるED閾値を調節することを求めてもよい。非現定例として、第1のノードは、第2のノードによって使用されるべきED閾値を報告するか、または現在使用されている閾値からのED閾値オフセットを報告する。第1のRANノードはまた、自身のED閾値セッティング(即ち、自身のセル内で通信しているUEに使用する、また場合によっては(DL送信の場合)自身にも使用するED閾値)を報告し、第2のRANノードに、自身のED閾値を適宜(即ち、同じED閾値に合わせて)調節するように求めてもよい。
- 従属実施形態では、第1のRANノードは、サーブされるUEの位置に応じて、かかるUEに対して第2のRANによって使用されるED閾値を調節することを求めてもよい。例えば、第1のRANノードは、座標のセットを示して、第2のRANノードがそれらの座標の周囲に位置するUEのED閾値を調節するようにしてもよい。
- 従属実施形態では、第1のRANノードは、第2のRANノードがハンドリングするUL/DLトラフィックが特定のQoSの優先順位よりも高い/低い場合/とき、UL/DL送信のために第2のRANノードによって使用されるED閾値を調節することを求めてもよい。
- 従属実施形態では、要求はまた、NR-Uスペクトルに対してLBT設定の変更が要求される、第2のRANノードのセルのビーム(SSBに関して)を含むことができる。
第3の実施形態では、第1のRANノードは、セルごとの基準で、第2のRANノードに、NR-Uスペクトルに関する負荷測定基準を報告するように要求する。
・ 従属実施形態では、第1のRANノードは、チャネルごとの基準で、セルごとの負荷情報を求めてもよい。
○ 従属実施形態では、要求はさらに、ビーム方向に関して粒状、即ち、チャネルごとの基準でSSBごとセルごとの負荷情報であることができる。
・ 従属実施形態では、第1のRANノードは、NR-Uスペクトルのリソースが利用可能または利用不能としてマークされるべきED閾値を指定してもよく、つまり、分析されたリソースをカバーするチャネルにわたって知覚されたエネルギーレベルが所与の時間的ポイントで、または所与の持続時間の間に閾値を上回る場合、リソースは利用不能とみなされ、分析されたリソースをカバーするチャネルにわたって知覚されたエネルギーレベルが所与の時間的ポイントで、または所与の持続時間の間に閾値を下回る場合、リソースは利用可能とみなされる。
この実施形態では、第2のRANノードは、第1のRANノードに、NR-Uスペクトルを使用するセルに関して、(実施形態1、2、もしくは3にしたがった)報告要求または変更要求の受理または拒絶を返答する。
・ 従属実施形態では、第2のRANノードは第1のRANノードからの要求を失敗することがある。
・ 従属実施形態では、第2のRANノードは要求を部分的に受理してもよく、かかる部分的受理は、特定のセルおよび/または特定のNR-Uチャネルに関係してもよく、ならびに/あるいは特定の報告期間に対する受理であってもよい。
この実施形態では、第2のRANノードから、NR-Uに対するLBT設定測定基準を報告する要求を受理すると、第2のRANノードは、要求された情報を第1のRANノードにシグナリングする。
・ 従属実施形態では、第2のRANノードは、セルごとおよびNR-Uチャネルごとに報告し、各チャネルに対して、以下の任意の組合せ(すべてまたはサブセット)が提供される。
○ チャネルにアクセスし、リソース利用可能性情報を取得するため、ノードによって使用されるエネルギー検出閾値
○ FBEモードの場合、固定のフレーム期間およびFFPの開始時間を報告することができる。
○ 観察期間にわたって測定されたRSSI
○ セルが動作しているNR-Uチャネル
○ ULで使用されるED閾値、即ち、第2のRANノードのセル内で通信しているデバイスによって使用されるエネルギー検出閾値
○ 観察期間にわたってチャネルがどの程度頻繁にビジーであることが見出されるかの指示としての、LBT失敗率
○ アクティブなUEの数。別の変形例として、第2のRANノードは、グラントレス送信で設定された(即ち、チャネルにアクセスするのにgNBと競合することがある)UEの数を報告する
○ 隣接セル、gNB、アクセスポイント、ネットワークの存在に関して、UEからの自動隣接関係(ANR)報告または同様の報告から収集された情報
○ 他の非現定例
・ 平均/最大チャネル占有時間、即ち、チャネルにアクセスしているとき、平均/または最大でどの程度の間チャネルが占有されるか
・ セル内の自律(グラントレス)送信で設定されたデバイスの数
・ サーブされている優先順位クラスの指示、即ち、gNBによって使用されるサービスタイプに基づいた、チャネルアクセス優先順位の指示
・ 動作のためのノードが好ましいNR-Uチャネルを反映する、NR-Uチャネルの優先順位付けされたリスト。非現定例として、ノードは、チャネルに対するRSSI測定値に基づいて、動作のための好ましいNR-Uチャネルを列挙する。
この実施形態では、第2のRANノードから、NR-Uに対する負荷測定基準を報告する要求を受理すると、第2のRANノードは、NR-Uリソース容量およびリソース利用情報を第1のRANノードにシグナリングする。
・ 従属実施形態では、第2のRANノードは第1のRANノードに、セルごとおよびNR-Uチャネルごとのリソース利用可能性情報を報告し、各チャネルに対して、以下の任意の組合せが提供される。
○ LBT失敗によってチャネルリソースが利用不能であった時間の間隔
○ LBT失敗によってチャネルリソースが使用不能であった報告間隔の時間のパーセンテージ
○ チャネルが利用可能であると検出される確率
○ チャネルリソースが利用可能であり、また第2のRANノードによって使用可能であった、時間の間隔
○ NR-U無線チャネルリソースが利用可能であるが、無線関連以外の理由によって第2のRANノードには使用不能であった、時間の間隔。例は、バックホールボトルネックまたはQoSフローパラメータ関連の制約(例えば、イーサネットタイプの進行中のPDUセッション)によるものであってもよい
○ チャネルリソースが利用可能であった時間間隔の間、問題のNR-Uチャネルに対して第2のRANノードによって使用されたリソースの量。使用されたリソースに関するかかる情報は、チャネルリソース全体に対するパーセンテージ、または利用されたリソースブロックの数として表されてもよい。
○ チャネルリソースが利用不能であった時間間隔の間、問題のNR-Uチャネルに対して第2のRANノードによって使用可能ではなかった、スケジューリングに対して要求されたリソースの量。要求されたリソースに関するかかる情報は、チャネルリソース全体に対するパーセンテージ、または要求されたリソースブロックの数として表されてもよい。
○ NR-Uチャネルの合計利用可能容量またはセル全体の利用可能容量またはアグリゲートされた容量(NR-Uチャネルの合計利用可能容量とセル全体の利用可能容量との合計)など、参照利用可能容量に対して測定した、チャネルリソースが利用可能であった時間間隔の間の、問題のNR-Uチャネルに対する第2のRANノードのセルおよびNR-Uチャネルにおける利用可能な容量。利用可能容量は、問題のセルおよびチャネル内の第2のRANノードによってサーブされるすべてのサービスが、許容可能な性能を保証するのに必要な最小限のリソースでサービスされた場合の、利用可能な容量として測定されてもよい。
○ 負荷測定基準報告のための全測定期間の間の、問題のNR-Uチャネルに対する第2のRANノードのセルおよびNR-Uチャネルにおける利用可能容量。つまり、この容量は、負荷測定基準測定期間全体の間に計算され、LBTの失敗によって利用不能な時間周波数リソース、ならびにトラフィック送信のために第2のRANノードによって既に使用されたためにアクセス不能な時間周波数リソースを、利用可能容量の一部ではないものとして考慮することに基づくであろう。この利用可能容量は、NR-Uチャネルの合計利用可能容量またはセル全体の利用可能容量またはアグリゲートされた容量(NR-Uチャネルの合計利用可能容量とセル全体の利用可能容量との合計)など、参照利用可能容量に対して測定される。利用可能容量は、問題のセルおよびチャネル内の第2のRANノードによってサーブされるすべてのサービスが、許容可能な性能を保証するのに必要な最小限のリソースでサービスされた場合の、利用可能な容量として測定されてもよい。
○ チャネルリソースの状態が利用可能から利用不能に変化した、前回の報告間隔にわたる回数(これは、NR-Uチャネル占有のダイナミクスの指示を提供することができる)
○ 特定の最新の期間中に他のシステムまたはデバイス(例えば、セルに関連しない通信)によって占められていた、特定のセルのリソース(セル内で使用されるすべてのチャネルにわたる)の画分(例えば、パーセンテージ)の平均基準
○ 他のシステムまたはデバイスによって占められていなかったすべてのセルまたはチャネルのリソース(即ち、セル内(もしくはチャネル上)でアップリンクまたはダウンリンク送信を割り当てるため、RANノードに対して利用可能であったリソース)が、セル(もしくはチャネル)内の通信によって占められていた、特定の最新の期間の画分
○ 他のシステムまたはデバイスによって占められていなかったすべてのセルまたはチャネルのリソース(即ち、セル内(もしくはチャネル上)でアップリンクまたはダウンリンク送信を割り当てるため、RANノードに対して利用可能であったリソース)が、提示された負荷にサーブするのに十分ではなかった、即ち、関与するデバイス通信の必要性に十分にサーブするのにより多くのリソースが必要だったであろう、特定の最新の期間の画分
○ 例えば、特定の最新の期間中、リソースがすべてセル内の通信に割り当てるのに常に利用可能であった場合、例えば、セル内で使用されたすべてのチャネルが他のシステムまたはデバイスによって占められていたことがなかった場合の、特定のセル内において、RANノードがサーブしていたであろう負荷の推定値
○ 例えば、特定の最新の期間中、チャネルが他のシステムまたはデバイスによって占められていたことがなかった場合の、特定のチャネルにおいて、RANノードがサーブしていたであろう負荷の推定値
・ 従属実施形態では、第2のRANノードは第1のRANノードに、セルごとおよびNR-Uチャネルごとのリソース利用可能性情報の迅速な変更を報告する。例えば、第2のRANノードは、NR-Uのすべての報告期間に対してではなく、前回と比較してデルタが特定の閾値を超えたときのみ、利用可能チャネルリソースを報告する。従属実施形態では、第1のRANノードは、NR-Uの負荷測定基準に対する要求をトリガする前に、NR-UチャネルごとにLBT成功/失敗のLBT閾値を変更する指示を、第2のRANノードにシグナリングする。この指示は、第2のRANノードがNR-Uチャネルにおけるエネルギーレベルを測定し、チャネルごとに、第1のRANノードによってシグナリングされた閾値に応じて、チャネルが利用可能か利用不能かを判断するであろうことを示唆する。
・ 従属実施形態では、第1のRANノードは、NR-Uの負荷測定基準に対する要求をトリガする前に、NR-Uチャネルが利用可能であるかまたは利用可能でないかを評価するときに採用するデューティサイクル期間を、第2のRANノードにシグナリングする。第2のRANノードは、かかるデューティサイクルを使用して、例えばチャネルが利用可能か否かを計算するのに、NR-Uチャネルの負荷測定を実施する。
・ 別の従属実施形態では、第2のRANノードは報告を保持しないが、代わりに、第1のRANノードによって要求されるような情報を含む「完全な報告」と、第2のより「コンパクトな報告」の、2つのタイプの報告を使用することができる。これは、例えば、所与の報告期間に対するNR-U利用可能チャネルリソースが、最新の「完全な報告」で報告されたような利用可能なリソースと比較して、同じまたはほぼ同じ(特定の範囲内)である場合は常に当てはまる。
別の実施形態では、第1のRANノードによって、第2のRANノードにNR-Uリソース関連情報を要求し、NR-U固有のリソース更新を報告する、新しい手順が使用される。かかる代替案を使用する理由は、NRに対する従来の報告をNR-Uに対する報告と分離するためであり得る。一例として、NR-Uが特定のサービスにサーブするためだけに配備される場合、アンライセンススペクトルのための負荷分散にある程度集中するのが好ましいことがあり、関連するシグナリングコンテンツは潜在的に、より簡単に拡張することができる。
この実施形態では、第2のRANノードから、NR-Uに対する負荷測定基準/LBT設定測定基準を報告する要求を受理すると、第2のRANノードは、要求されたNR-U情報を第1のRANノードにシグナリングする。
・ 従属実施形態では、第2のRANノードは、第2のRANノードに伝送された要求において、第1のRANノードによって提案された期間に基づいて、周期的な基準でかかる情報をシグナリングする。第1のRANノードによって提案された報告期間は、NR-U関連ではないセルリソースの報告に関して第1のRANノードによって示される従来の報告期間と比較して、同じまたは異なるものであることができる。
・ 従属実施形態では、第2のRANノードは、第2のRANノードによって採用された期間に基づいて、周期的な基準でかかる情報をシグナリングする。
設定(例えば、LBT設定、ED閾値、使用済みチャネル、PRB使用、帯域幅など)の報告、またはRANノード間の負荷測定基準が関与する、上述の実施形態のいずれにおいても、報告は次のように実施されてもよい。
・ 1つのRANノードから他方への要求時に
・ 設定にしたがって、または隣接RANノード、即ち報告の受信側による要求に応じて、周期的に
・ 報告の受信側によって設定または要求されてもよい、イベントによってトリガされる
○ かかるイベントは次のものを含んでもよい。
・ チャネル占有関連イベント(例えば、チャネルまたはセルのリソースの特定の画分が、一時的にまたは特定の期間の間の平均として、他のシステムもしくはデバイスによって占められるとき)
・ LBTレート閾値の超過
○ これは、アップリンクおよびダウンリンクごとに分割されてもよい
・ 負荷閾値の超過
・ LBTレートがLBTレート閾値を下回る
・ 負荷が負荷閾値を下回る
・ セル(またはチャネル)が過負荷になる(即ち、その利用可能なリソースが、セル(またはチャネル)を使用するデバイスの通信の必要性にサーブするのに十分ではない)
・ 報告された設定または測定基準または測定が前回の報告から大幅に変化する(例えば、LBT設定もしくはチャネル設定の変化、またはチャネル占有レートもしくは負荷の変化が、特定の閾値サイズを超える)
さらなる実施形態では、第1のRANノードは、隣接RANノードに、NR-Uリソースに関する負荷情報、およびリソースがそれにしたがって利用可能/利用不能とみなされてきた閾値の両方を要求する。第1のRANノードは、負荷情報および閾値情報を含む第2のRANノードからの応答を受信すると、隣接RANノードによって使用される閾値に基づいて、隣接RANノードの負荷状態を導き出すことができる。つまり、高すぎる閾値(即ち、共有チャネルにわたってより高い電力が検出される閾値)が選択されているため、隣接RANノードは高負荷なことがある。次いで、共有チャネルにわたって利用可能なリソースは大幅に干渉され、その使用は非効率的であって、あるいは干渉が少なければより少ないリソースでサーブすることができたトラフィックにサーブするのに、より多くのリソースを要するであろう。この評価から、第1のRANノードは、NR-Uリソースの利用可能性を判断するためのより良好な閾値が、より低い閾値であると推論してもよい。同様に、第1のRANノードは、隣接RANノードに、リソース利用効率を増加させ、それによって負荷を低減させるのに、より低い閾値を採用すべきであることをシグナリングしてもよい。
この実施形態の一部として、第1のRANノードはまた、NR-Uリソースの利用可能性を判断するために異なる閾値を使用することに関して、第1のRANノードによって計算されるような、利得係数をシグナリングしてもよい。かかる利得係数は、標準化された公式を介して計算されてもよく、またはRANノードに固有であってもよい。
上述の実施形態のセットでは、場合によっては、測定の粒度はセルごとチャネルごとのレベルで実施される。方向性測定をSSBレベルごとに実施できる場合の、SSBごとセルごとチャネルごとのレベルに関して、さらなる粒度の測定があり得ることが注目されるべきである。
特定の実施形態は、3GPP TS 38.423、TS 36.423などの規格に関連して実現されてもよい。
例示的なシステム、方法、および装置
本明細書に記載する主題は、任意の好適な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムにおいて実現されてもよいが、本明細書に開示する実施形態は、図6に示される例示的な無線ネットワークなどの無線ネットワークに関して記載する。単純にするため、図6の無線ネットワークは、ネットワーク106、ネットワークノード160および160b、ならびにWD 110、110b、および110cのみを図示する。実際には、無線ネットワークはさらに、無線デバイス間の通信、あるいは無線デバイスと、固定電話、サービスプロバイダ、または他の任意のネットワークノードもしくはエンドデバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに好適な、任意の追加の要素を含んでもよい。例示される構成要素のうち、ネットワークノード160および無線デバイス(WD)110について、さらに詳しく説明する。無線ネットワークは、通信および他のタイプのサービスを、1つまたは複数の無線デバイスに提供して、無線デバイスが、無線ネットワークによって、または無線ネットワークを介して提供されるサービスにアクセスすること、および/またはサービスを使用することを容易にしてもよい。
無線ネットワークは、任意のタイプの通信、通信、データ、セルラ、および/もしくは無線ネットワーク、または他の類似のタイプのシステムを含んでもよく、ならびに/あるいはそれらとインターフェース接続してもよい。いくつかの実施形態では、無線ネットワークは、特定の規格または他のタイプのあらかじめ規定された規則もしくは手順にしたがって、動作するように設定されてもよい。それ故、無線ネットワークの特定の実施形態は、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)、Long Term Evolution(LTE)、および/または他の好適な2G、3G、4G、もしくは5G規格などの通信規格、IEEE 802.11規格などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、ならびに/あるいはマイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMax)、ブルートゥース、Z-Wave、および/またはZigBee規格などの他の任意の適切な無線通信規格を実現してもよい。
ネットワーク106は、1つまたは複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、有線ネットワーク、無線ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、およびデバイス間の通信を可能にする他のネットワークを含んでもよい。
ネットワークノード160およびWD 110は、さらに詳細に後述する様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、無線ネットワークにおいて無線接続を提供するなど、ネットワークノードおよび/または無線デバイスの機能を提供するために協働する。異なる実施形態では、無線ネットワークは、任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、無線デバイス、中継局、ならびに/あるいは有線または無線どちらの接続を介するかにかかわらず、データおよび/もしくは信号の通信を容易にするかまたはその通信に参加してもよい、他の任意の構成要素またはシステムを備えてもよい。
本明細書で使用するとき、ネットワークノードは、無線デバイスおよび/もしくは他のネットワークノードと直接もしくは間接的に通信することができる、通信するように設定された、通信するように配置された、および/または通信するように動作可能な機器、あるいは無線デバイスへの無線アクセスを可能にする、および/もしくは提供する、および/または無線ネットワークの他の機能(例えば、管理)を実施する、無線ネットワーク内の機器を指す。ネットワークノードの例としては、非限定的に、アクセスポイント(AP)(例えば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(例えば、無線基地局、ノードB、エボルブドノードB(eNB)、およびNR NodeB(gNB))が挙げられる。基地局は、基地局が提供するカバレッジの量(または言い換えれば、基地局の送信電力レベル)に基づいてカテゴリ分けされてもよく、それ故、フェムト基地局、ピコ基地局、ミクロ基地局、マクロ基地局と呼ばれることもある。基地局は、中継ノード、またはリレーを制御する中継ドナーノードであってもよい。ネットワークノードはまた、集中デジタルユニット、および/またはリモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれることがあるリモート無線ユニット(RRU)など、分散無線基地局の1つもしくは複数(またはすべて)の部分を含んでもよい。かかるリモートラジオユニットは、アンテナ統合無線機としてアンテナと統合されてもよいし、統合されなくてもよい。分散無線基地局の部分はまた、分散アンテナシステム(DAS)のノードと呼ばれることがある。ネットワークノードのさらなる別の例としては、マルチスタンダード無線(MSR)BSなどのMSR機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、コアネットワークノード(例えば、モバイルスイッチングセンタ(MSC)、モビリティ管理エンティティ(MME))、運用保守(O&M)ノード、運用サポートシステム(OSS)ノード、自己最適化ネットワーク(SON:Self-Optimized Network)ノード、測位ノード(例えば、エボルブドサービングモバイルロケーションセンタ(E-SMLC))、および/あるいはドライブテスト最小化(MDT:minimization of drive test)が挙げられる。別の例として、ネットワークノードは、さらに詳細に後述するような仮想ネットワークノードであってもよい。しかしながら、より一般には、ネットワークノードは、無線デバイスが無線ネットワークにアクセスできるようにする、および/もしくは無線ネットワークへのアクセスを無線デバイスに提供する、または無線ネットワークにアクセスしている無線デバイスに何らかのサービスを提供することができる、そのように設定された、そのように配置された、ならびに/あるいはそのように動作可能な、任意の好適なデバイス(またはデバイスのグループ)を表してもよい。
図6では、ネットワークノード160は、処理回路170、デバイス可読媒体180、インターフェース190、補助機器184、電源186、電力回路187、およびアンテナ162を含む。図6の例示の無線ネットワークに示されるネットワークノード160は、ハードウェア構成要素の図示される組合せを含むデバイスを表してもよいが、他の実施形態は、構成要素の異なる組合せを有するネットワークノードを備えてもよい。ネットワークノードは、本明細書に開示するタスク、特徴、機能、および方法を実施するのに必要な、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを備えることが理解されるべきである。さらに、ネットワークノード160の構成要素は、より大きいボックス内に位置する単独のボックスとして、または複数のボックス内に入れ子にされた単独のボックスとして示されるが、実際には、ネットワークノードは、単一の図示される構成要素を組成する複数の異なる物理構成要素を備えてもよい(例えば、デバイス可読媒体180は、複数の別個のハードドライブならびに複数のRAMモジュールを備えてもよい)。
同様に、ネットワークノード160は、複数の物理的に別個の構成要素(例えば、NodeB構成要素およびRNC構成要素、またはBTS構成要素およびBSC構成要素など)から組み立てられてもよく、これらはそれぞれ、自身のそれぞれの構成要素を有してもよい。ネットワークノード160が複数の別個の構成要素(例えば、BTS構成要素およびBSC構成要素)を備える特定のシナリオでは、別個の構成要素の1つまたは複数が、いくつかのネットワークノードの間で共有されてもよい。例えば、単一のRNCが複数のNodeBを制御してもよい。かかるシナリオでは、一意のNodeBとRNCとの各ペアは、いくつかの事例では、単一の別個のネットワークノードとみなされてもよい。いくつかの実施形態では、ネットワークノード160は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように設定されてもよい。かかる実施形態では、いくつかの構成要素は複製されてもよく(例えば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体180)、いくつかの構成要素は再使用されてもよい(例えば、同じアンテナ162がRATによって共有されてもよい)。ネットワークノード160はまた、ネットワークノード160に統合された、例えば、GSM、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、LTE、NR、WiFi、またはBluetooth無線技術など、異なる無線技術のための様々な図示される構成要素の複数のセットを含んでもよい。これらの無線技術は、同じもしくは異なるチップまたはチップセット、およびネットワークノード160内の他の構成要素に統合されてもよい。
処理回路170は、ネットワークノードによって提供されるものとして本明細書に記載される、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(例えば、特定の取得動作)を実施するように設定される。処理回路170によって実施されるこれらの動作は、処理回路170によって取得された情報を、例えば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報もしくは変換された情報をネットワークノードに格納された情報と比較すること、および/または取得された情報もしくは変換された情報に基づいて1つもしくは複数の動作を実施することによって、処理することと、上記処理の結果として決定を行うことと、を含んでもよい。
処理回路170は、単独で、またはデバイス可読媒体180などの他のネットワークノード160構成要素と併せて、ネットワークノード160の機能性を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、もしくは他の任意の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうち1つもしくは複数の組合せ、またはハードウェア、ソフトウェア、および/もしくは符号化された論理の組合せを備えてもよい。例えば、処理回路170は、デバイス可読媒体180に、または処理回路170内のメモリに格納された命令を実行してもよい。かかる機能は、本明細書で考察する様々な無線の特徴、機能、または利益のいずれかを提供することを含んでもよい。いくつかの実施形態では、処理回路170は、システムオンチップ(SOC)を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、処理回路170は、無線周波数(RF)トランシーバ回路172、およびベースバンド処理回路174の1つまたは複数を含んでもよい。いくつかの実施形態では、無線周波数(RF)トランシーバ回路172およびベースバンド処理回路174は、別個のチップ(もしくはチップセット)、ボード、または無線ユニットおよびデジタルユニットなどのユニット上にあってもよい。代替実施形態では、RFトランシーバ回路172およびベースバンド処理回路174の一部またはすべては、同じチップもしくはチップセット、ボード、またはユニット上にあってもよい。
特定の実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNB、他のかかるネットワークデバイスによって提供されるものとして本明細書に記載する機能の一部またはすべては、デバイス可読媒体180に、または処理回路170内のメモリに格納された命令を実行する、処理回路170によって実施されてもよい。代替実施形態では、機能の一部またはすべては、ハードワイヤード方式などで、別個のまたは個別のデバイス可読媒体に格納された命令を実行することなく、処理回路170によって提供されてもよい。それらの実施形態のいずれにおいても、デバイス可読記憶媒体に格納された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路170は、記載される機能を実施するように設定されてもよい。かかる機能によってもたらされる利益は、処理回路170単独に、またはネットワークノード160の他の構成要素に限定されず、ネットワークノード160全体、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって享受される。
デバイス可読媒体180は、非限定的に、永続記憶域、固体メモリ、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光学媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(例えば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(例えば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)、もしくはデジタルビデオディスク(DVD))を含む、任意の形態の揮発性または不揮発性コンピュータ可読メモリ、ならびに/あるいは、処理回路170によって使用されてもよい情報、データ、および/または命令を格納する、他の任意の揮発性もしくは不揮発性の非一時的デバイス可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含んでもよい。デバイス可読媒体180は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、アプリケーション(論理、規則、コード、テーブルなどの1つもしくは複数を含む)を含む、任意の好適な命令、データ、または情報、ならびに/あるいは処理回路170によって実行することが可能であり、ネットワークノード160によって利用される、他の命令を格納してもよい。デバイス可読媒体180は、処理回路170によって行われた任意の計算、および/またはインターフェース190を介して受信された任意のデータを格納するのに使用されてもよい。いくつかの実施形態では、処理回路170およびデバイス可読媒体180は、統合されているとみなされてもよい。
インターフェース190は、ネットワークノード160、ネットワーク106、および/またはWD 110の間のシグナリングおよび/またはデータの有線もしくは無線通信で使用される。図示されるように、インターフェース190は、例えば、有線接続を通じてネットワーク106との間で、データを伝送および受信する、ポート/端子194を備える。インターフェース190はまた、アンテナ162に結合されるか、または特定の実施形態ではアンテナ162の一部であってもよい、無線フロントエンド回路192を含む。無線フロントエンド回路192は、フィルタ198および増幅器196を備える。無線フロントエンド回路192は、アンテナ162および処理回路170に接続されてもよい。無線フロントエンド回路は、アンテナ162と処理回路170との間で通信される信号を調整するように設定されてもよい。無線フロントエンド回路192は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信してもよい。無線フロントエンド回路192は、デジタルデータを、フィルタ198および/または増幅器196の組合せを使用して、適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換してもよい。無線信号は次に、アンテナ162を介して送信されてもよい。同様に、データを受信すると、アンテナ162は無線信号を収集してもよく、無線信号は次に、無線フロントエンド回路192によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは処理回路170に受け渡されてもよい。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えてもよい。
特定の代替実施形態では、ネットワークノード160は別個の無線フロントエンド回路192を含まなくてもよく、代わりに処理回路170が、無線フロントエンド回路を備えてもよく、また別個の無線フロントエンド回路192なしでアンテナ162に接続されてもよい。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路172のすべてまたは一部が、インターフェース190の一部とみなされてもよい。さらに他の実施形態では、インターフェース190は、無線ユニット(図示なし)の一部として、1つもしくは複数のポートまたは端末194と、無線フロントエンド回路192と、RFトランシーバ回路172とを含んでもよく、インターフェース190は、デジタルユニット(図示なし)の一部である、ベースバンド処理回路174と通信してもよい。
アンテナ162は、無線信号を伝送および/または受信するように設定された、1つもしくは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含んでもよい。アンテナ162は、無線フロントエンド回路192に結合されてもよく、データおよび/または信号を無線で送信および受信することができる、任意のタイプのアンテナであってもよい。いくつかの実施形態では、アンテナ162は、例えば2GHz~66GHzの、無線信号を送信/受信するように動作可能な、1つまたは複数の全方向性アンテナ、セクタアンテナ、またはパネルアンテナを含んでもよい。全方向性アンテナは、任意の方向に無線信号を送信/受信するのに使用されてもよく、セクタアンテナは、特定のエリア内のデバイスから無線信号を送信/受信するのに使用されてもよく、パネルアンテナは、比較的直線ラインで無線信号を送信/受信するのに使用される見通し線アンテナであってもよい。いくつかの事例では、2つ以上のアンテナの使用はMIMOと呼ばれることがある。特定の実施形態では、アンテナ162は、ネットワークノード160とは別個であってもよく、インターフェースまたはポートを通してネットワークノード160に接続可能であってもよい。
アンテナ162、インターフェース190、および/または処理回路170は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書に記載する、任意の受信動作および/または特定の取得動作を実施するように設定されてもよい。任意の情報、データ、および/または信号は、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または他の任意のネットワーク機器から受信されてもよい。同様に、アンテナ162、インターフェース190、および/または処理回路170は、ネットワークノードによって実施されるものとして本明細書に記載する、任意の送信動作を実施するように設定されてもよい。任意の情報、データ、および/または信号は、無線デバイス、別のネットワークノード、および/または他の任意のネットワーク機器に送信されてもよい。
電力回路187は、電力管理回路を備えるか、または電力管理回路に結合されてもよく、本明細書に記載する機能を実施するための電力を、ネットワークノード160の構成要素に供給するように設定される。電力回路187は電源186から電力を受信してもよい。電源186および/または電力回路187は、それぞれの構成要素に好適な形態で(例えば、各々の構成要素それぞれに必要な電圧および電流レベルで)、ネットワークノード160の様々な構成要素に電力を提供するように設定されてもよい。電源186は、電力回路187および/もしくはネットワークノード160に含まれるか、またはその外部にあるかのどちらかであってもよい。例えば、ネットワークノード160は、電気ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを介して、外部電源(例えば、電気コンセント)に接続可能であってもよく、それにより、外部電源が電力回路187に電力を供給する。さらなる例として、電源186は、電力回路187に接続された、または統合された、バッテリもしくはバッテリパックの形態の電力源を備えてもよい。バッテリは、外部電源が故障した場合に予備電力を提供してもよい。太陽電池デバイスなど、他のタイプの電源も使用されてもよい。
ネットワークノード160の代替実施形態は、本明細書に記載する機能、および/または本明細書に記載する主題をサポートするために必要な機能のうちのいずれかを含む、ネットワークノードの機能の特定の態様を提供することを担ってもよい、図6に示される構成要素以外の追加の構成要素を含んでもよい。例えば、ネットワークノード160は、ネットワークノード160への情報の入力を可能にし、またネットワークノード160からの情報の出力を可能にする、ユーザインターフェース機器を含んでもよい。これにより、ユーザが、ネットワークノード160の診断、保守、修復、および他の管理機能を実施することを可能にしてもよい。
本明細書で使用するとき、無線デバイス(WD)は、ネットワークノードおよび/または他の無線デバイスと無線で通信することができる、そのように配置された、ならびに/あるいはそのように動作可能なデバイスを指す。別段の指定がない限り、WDという用語は、本明細書ではユーザ機器(UE)と互換可能に使用されてもよい。無線で通信することは、空中で情報を伝達するのに好適な、電磁波、電波、赤外波、および/または他のタイプの信号を使用して、無線信号を送信および/または受信することを伴ってもよい。いくつかの実施形態では、WDは、直接の人間の対話なしで情報を送信および/または受信するように設定されてもよい。例えば、WDは、内部もしくは外部イベントによってトリガされると、またはネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計されてもよい。WDの例としては、非限定的に、スマートフォン、モバイルフォン、セルフォン、ボイスオーバーIP(VoIP)電話、無線ローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲーミングコンソールもしくはデバイス、音楽記憶デバイス、再生器具、ウェアラブル端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、タブレット、ラップトップ、ラップトップ組込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、無線顧客構内設備(CPE)、車載無線端末デバイスなどが挙げられる。WDは、例えば、サイドリンク通信、V2V(Vehicle-to-Vehicle)、V2I(Vehicle-to-Infrastructure)、V2X(Vehicle-to-Everything)のための3GPP規格を実現することによって、D2D(device-to-device)通信をサポートしてもよく、この場合、D2D通信デバイスと呼ばれることがある。さらに別の特定の例として、物のインターネット(IoT)シナリオでは、WDは、モニタリングおよび/または測定を実施し、かかるモニタリングおよび/または測定の結果を別のWDおよび/またはネットワークノードに送信する、マシンもしくは他のデバイスを表してもよい。WDは、この場合、マシンツーマシン(M2M)デバイスであってもよく、M2Mデバイスは、3GPPの文脈ではMTCデバイスと呼ばれることがある。1つの特定の例として、WDは、3GPP狭帯域物のインターネット(NB-IoT)規格を実現するUEであってもよい。かかるマシンまたはデバイスの特定の例は、センサ、電力計などの計量デバイス、産業用機械類、または家庭用もしくは個人用電気器具(例えば、冷蔵庫、テレビジョンなど)、個人用ウェアラブル(例えば、時計、フィットネストラッカーなど)である。他のシナリオでは、WDは、自身の動作状態、または動作と関連付けられた他の機能を、モニタリングおよび/または報告することができる、車両または他の機器を表してもよい。上述したようなWDは、無線接続のエンドポイントを表してもよく、その場合、デバイスは無線端末と呼ばれることがある。さらに、上述したようなWDは移動体であってもよく、その場合、デバイスは移動デバイスまたは移動端末と呼ばれることもある。
図示されるように、無線デバイス110は、アンテナ111と、インターフェース114と、処理回路120と、デバイス可読媒体130と、ユーザインターフェース機器132と、補助機器134と、電源136と、電力回路137とを含む。WD 110は、例えば、ほんの数例を挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、またはBluetooth無線技術など、WD 110がサポートする異なる無線技術のための、例示する構成要素のうち1つまたは複数のものの複数セットを含んでもよい。これらの無線技術は、WD 110内の他の構成要素と同じもしくは異なるチップまたはチップセットに統合されてもよい。
アンテナ111は、無線信号を伝送および/または受信するように設定された、1つもしくは複数のアンテナまたはアンテナアレイを含んでもよく、インターフェース114に接続される。特定の代替実施形態では、アンテナ111は、WD 110とは別個であって、インターフェースまたはポートを通してWD 110に接続可能であってもよい。アンテナ111、インターフェース114、および/または処理回路120は、WDによって実施されるものとして本明細書に記載する任意の受信または送信動作を実施するように設定されてもよい。任意の情報、データ、および/または信号が、ネットワークノードおよび/または別のWDから受信されてもよい。いくつかの実施形態では、無線フロントエンド回路および/またはアンテナ111は、インターフェースとみなされてもよい。
図示されるように、インターフェース114は、無線フロントエンド回路112とアンテナ111とを備える。無線フロントエンド回路112は、1つまたは複数のフィルタ118および増幅器116を備える。無線フロントエンド回路112は、アンテナ111および処理回路120に接続され、アンテナ111と処理回路120との間で通信される信号を調整するように設定される。無線フロントエンド回路112は、アンテナ111に結合されるかまたはアンテナ111の一部であってもよい。いくつかの実施形態では、WD 110は別個の無線フロントエンド回路112を含まなくてもよく、それよりもむしろ、処理回路120が、無線フロントエンド回路を備えてもよく、アンテナ111に接続されてもよい。同様に、いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路122の一部またはすべてがインターフェース114の一部とみなされてもよい。無線フロントエンド回路112は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはWDに送出されるべきであるデジタルデータを受信してもよい。無線フロントエンド回路112は、デジタルデータを、フィルタ118および/または増幅器116の組合せを使用して、適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換してもよい。無線信号は次に、アンテナ111を介して送信されてもよい。同様に、データを受信すると、アンテナ111は無線信号を収集してもよく、無線信号は次に、無線フロントエンド回路112によってデジタルデータに変換される。デジタルデータは処理回路120に受け渡されてもよい。他の実施形態では、インターフェースは、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えてもよい。
処理回路120は、単独で、またはデバイス可読媒体130などの他のWD 110構成要素と併せて、WD 110の機能性を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、もしくは他の任意の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうち1つもしくは複数の組合せ、またはハードウェア、ソフトウェア、および/もしくは符号化された論理の組合せを備えてもよい。かかる機能は、本明細書で考察する様々な無線の特徴または利益のいずれかを提供することを含んでもよい。例えば、処理回路120は、デバイス可読媒体130に、または処理回路120内のメモリに格納された命令を実行して、本明細書に開示する機能を提供してもよい。
図示されるように、処理回路120は、RFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、およびアプリケーション処理回路126のうち1つまたは複数を含む。他の実施形態では、処理回路は、異なる構成要素および/または構成要素の異なる組合せを備えてもよい。特定の実施形態では、WD 110の処理回路120はSOCを備えてもよい。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、およびアプリケーション処理回路126は、別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。代替実施形態では、ベースバンド処理回路124およびアプリケーション処理回路126の一部またはすべては、組み合わされて1つのチップまたはチップセットにされてもよく、RFトランシーバ回路122は、別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。さらなる代替実施形態では、RFトランシーバ回路122およびベースバンド処理回路124の一部またはすべては、同じチップまたはチップセット上にあってもよく、アプリケーション処理回路126は、別個のチップまたはチップセット上にあってもよい。さらに他の代替実施形態では、RFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、およびアプリケーション処理回路126の一部またはすべては、同じチップまたはチップセット内で組み合わされてもよい。いくつかの実施形態では、RFトランシーバ回路122はインターフェース114の一部であってもよい。RFトランシーバ回路122は、処理回路120のためにRF信号を調整してもよい。
特定の実施形態では、WDによって実施されるものとして本明細書に記載される機能の一部またはすべては、特定の実施形態ではコンピュータ可読記憶媒体であってもよい、デバイス可読媒体130に格納された命令を実行する処理回路120によって提供されてもよい。代替実施形態では、機能の一部またはすべては、ハードワイヤード方式などで、別個のまたは個別のデバイス可読記憶媒体に格納された命令を実行することなく、処理回路120によって提供されてもよい。これら特定の実施形態のいずれにおいても、デバイス可読記憶媒体に格納された命令を実行するか否かにかかわらず、処理回路120は、上記機能を実施するように設定することができる。かかる機能によって提供される利益は、処理回路120単独に、またはWD 110の他の構成要素に限定されず、WD 110全体、ならびに/または概してエンドユーザおよび無線ネットワークによって享受される。
処理回路120は、WDによって実施されるものとして本明細書に記載する、任意の決定動作、計算動作、または同様の動作(例えば、いくつかの取得動作)を実施するように設定されてもよい。処理回路120によって実施されるようなこれらの動作は、処理回路120によって取得された情報を、例えば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報もしくは変換された情報をWD 110によって格納された情報と比較すること、および/または取得された情報もしくは変換された情報に基づいて1つもしくは複数の動作を実施することによって、処理することと、上記処理の結果として決定を行うことと、を含んでもよい。
デバイス可読媒体130は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、アプリケーション(論理、規則、コード、テーブルなどのうちの1つもしくは複数を含む)、および/または処理回路120によって実行することが可能である他の命令を格納するように動作可能であってもよい。デバイス可読媒体130は、コンピュータメモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)もしくは読出し専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(例えば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(例えば、コンパクトディスク(CD)、またはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/または、処理回路120によって使用されてもよい情報、データ、および/もしくは命令を格納する、他の任意の揮発性もしくは不揮発性の非一時的デバイス可読および/もしくはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含んでもよい。いくつかの実施形態では、処理回路120およびデバイス可読媒体130は、統合されているとみなされてもよい。
ユーザインターフェース機器132は、人間のユーザがWD 110と対話することを可能にする構成要素を提供してもよい。かかる対話は、視覚、聴覚、触覚など、多くの形態のものであってもよい。ユーザインターフェース機器132は、ユーザへの出力を生み出すように、またユーザがWD 110への入力を提供するのを可能にするように動作可能であってもよい。対話のタイプは、WD 110にインストールされるユーザインターフェース機器132のタイプに応じて異なってもよい。例えば、WD 110がスマートフォンの場合、対話はタッチスクリーンを介するものであってもよく、WD 110がスマートメータの場合、対話は、使用量(例えば、使用されたガロン数)を提供するスクリーン、または(例えば、煙が検出された場合は)可聴アラートを提供するスピーカーを通したものであってもよい。ユーザインターフェース機器132は、入力インターフェース、デバイス、および回路、ならびに出力インターフェース、デバイス、および回路を含んでもよい。ユーザインターフェース機器132は、WD 110への情報の入力を可能にするように設定され、処理回路120が入力情報を処理するのを可能にするため、処理回路120に接続される。ユーザインターフェース機器132は、例えば、マイクロフォン、近接もしくは他のセンサ、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つもしくは複数のカメラ、USBポート、または他の入力回路を含んでもよい。ユーザインターフェース機器132はまた、WD 110からの情報の出力を可能にするように、また処理回路120がWD 110からの情報を出力するのを可能にするように設定される。ユーザインターフェース機器132は、例えば、スピーカー、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、または他の出力回路を含んでもよい。ユーザインターフェース機器132の1つまたは複数の入力および出力インターフェース、デバイス、ならびに回路を使用して、WD 110は、エンドユーザおよび/または無線ネットワークと通信し、エンドユーザおよび/または無線ネットワークが本明細書に記載する機能から利益を得ることを可能にしてもよい。
補助機器134は、WDが一般に実施しないことがある、より具体的な機能を提供するように動作可能である。これは、様々な目的のために測定を行う専用センサ、有線通信などの追加のタイプの通信用のインターフェースなどを含んでもよい。補助機器134の構成要素を含むことおよびそのタイプは、実施形態および/またはシナリオに応じて異なってもよい。
電源136は、いくつかの実施形態では、バッテリまたはバッテリパックの形態のものであってもよい。外部電源(例えば、電気コンセント)、光起電力デバイス、または電池など、他のタイプの電源も使用されてもよい。WD 110はさらに、電源136から、本明細書に記載または指示される任意の機能を実施するのに電源136からの電力を必要とする、WD 110の様々な部分に電力を送達するための、電力回路137を備えてもよい。電力回路137は、特定の実施形態では、電力管理回路を備えてもよい。電力回路137は、加えてまたは代わりに、外部電源から電力を受信するように動作可能であってもよく、その場合、WD 110は、入力回路または電力ケーブルなどのインターフェースを介して(電気コンセントなどの)外部電源に接続可能であってもよい。電力回路137はまた、特定の実施形態では、外部電源から電源136に電力を送達するように動作可能であってもよい。これは、例えば、電源136の充電用であってもよい。電力回路137は、電力が供給されるWD 110のそれぞれの構成要素に好適な電力にするため、電源136からの電力に対して任意のフォーマッティング、変換、または他の修正を実施してもよい。
図7は、本明細書に記載する様々な態様による、UEの一実施形態を示している。本明細書で使用するとき、ユーザ機器またはUEは、関連するデバイスを所有し、かつ/または動作させる人間のユーザという意味でのユーザを必ずしも有さないことがある。代わりに、UEは、人間のユーザへの販売、または人間のユーザによる操作が意図されるが、特定の人間のユーザと関連付けられないことがあるか、または特定の人間のユーザと最初は関連付けられないことがある、デバイス(例えば、スマートスプリンクラーコントローラ)を表してもよい。あるいは、UEは、エンドユーザへの販売、またはエンドユーザによる操作は意図されないが、ユーザと関連付けられるか、またはユーザの利益のために操作されてもよい、デバイス(例えば、スマート電力計)を表してもよい。UE 2200は、NB-IoT UE、マシン型通信(MTC)UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって識別される任意のUEであってもよい。UE 200は、図7に示されるように、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のGSM、UMTS、LTE、および/または5G規格など、3GPPによって公表された1つまたは複数の通信規格による通信用に設定されたWDの一例である。上述したように、WDおよびUEという用語は互換可能に使用されてもよい。したがって、図7はUEであるが、本明細書で検討する構成要素はWDに等しく適用可能であり、その逆もまた同様である。
図7では、UE 200は、入出力インターフェース205、無線周波数(RF)インターフェース209、ネットワーク接続インターフェース211、メモリ215(ランダムアクセスメモリ(RAM)217、読出し専用メモリ(ROM)219、記憶媒体221などを含む)、通信サブシステム231、電源213、および/または他の任意の構成要素、あるいは上記の任意の組合せに動作可能に結合された、処理回路201を含む。記憶媒体221は、オペレーティングシステム223と、アプリケーションプログラム225と、データ227とを含む。他の実施形態では、記憶媒体221は他の同様のタイプの情報を含んでもよい。特定のUEは、図7に示される構成要素のすべて、または構成要素のサブセットのみを利用してもよい。構成要素間の統合のレベルは、UEごとに異なってもよい。さらに、特定のUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信機、受信機など、構成要素の複数のインスタンスを含んでもよい。
図7では、処理回路201は、コンピュータ命令およびデータを処理するように設定されてもよい。処理回路201は、(例えば、ディスクリート論理、FPGA、ASICなどにおける)1つまたは複数のハードウェア実装状態マシンなど、マシン可読コンピュータプログラムとしてメモリに格納されたマシン命令を実行するように動作可能な任意の逐次状態マシン、適切なファームウェアと一緒のプログラマブル論理、適切なソフトウェアと一緒のマイクロプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ(DSP)など、1つまたは複数のプログラム内蔵、汎用プロセッサ、あるいは上記の任意の組合せを実現するように設定されてもよい。例えば、処理回路201は、2つの中央処理装置(CPU)を含んでもよい。データは、コンピュータが使用するのに適した形態の情報であってもよい。
図示される実施形態では、入出力インターフェース205は、入力デバイス、出力デバイス、または入出力デバイスに通信インターフェースを提供するように設定されてもよい。UE 200は、入出力インターフェース205を介して出力デバイスを使用するように設定されてもよい。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用してもよい。例えば、UE 200への入力およびUE 200からの出力を提供するのに、USBポートが使用されてもよい。出力デバイスは、スピーカー、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、または上記の任意の組合せであってもよい。UE 200は、入出力インターフェース205を介して入力デバイスを使用して、ユーザがUE 200に情報をキャプチャするのを可能にするように設定されてもよい。入力デバイスは、タッチセンシティブまたはプレゼンスセンシティブディスプレイ、カメラ(例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサ、マウス、トラックボール、方向パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含んでもよい。プレゼンスセンシティブディスプレイは、ユーザからの入力を感知する容量性または抵抗性タッチセンサを含んでもよい。センサは、例えば、加速度計、ジャイロスコープ、チルトセンサ、力センサ、磁力計、光センサ、近接センサ、別の同様のセンサ、または上記の任意の組合せであってもよい。例えば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、および光センサであってもよい。
図7では、RFインターフェース209は、送信機、受信機、およびアンテナなど、RF構成要素に通信インターフェースを提供するように設定されてもよい。ネットワーク接続インターフェース211は、通信インターフェースをネットワーク243aに提供するように設定されてもよい。ネットワーク243aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワークまたは上記の任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含してもよい。例えば、ネットワーク243aはWi-Fiネットワークを含んでもよい。ネットワーク接続インターフェース211は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなど、1つまたは複数の通信プロトコルにしたがって、通信ネットワークを通じて1つまたは複数の他のデバイスと通信するのに使用される、受信機および送信機インターフェースを含むように設定されてもよい。ネットワーク接続インターフェース211は、通信ネットワークリンク(例えば、光学的、電気的など)に適した受信機および送信機機能を実現してもよい。送信機および受信機機能は、回路構成要素、ソフトウェアもしくはファームウェアを共有してもよく、または別の方法として別個に実現されてもよい。
RAM 217は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、およびデバイスドライバなど、ソフトウェアプログラムの実行中に、データもしくはコンピュータ命令を格納またはキャッシングするため、バス202を介して処理回路201にインターフェース接続するように設定されてもよい。ROM 219は、コンピュータ命令またはデータを処理回路201に提供するように設定されてもよい。例えば、ROM 219は、不揮発性メモリに格納される、基本入出力(I/O)、起動、またはキーボードからのキーストロークの受信など、基本システム機能に関する不変低レベルシステムコードまたはデータを格納するように設定されてもよい。記憶媒体221は、RAM、ROM、プログラマブル読出し専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光学ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、またはフラッシュドライブなどの、メモリを含むように設定されてもよい。一例では、記憶媒体221は、オペレーティングシステム223と、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェット、もしくはガジェットエンジン、または別のアプリケーションなどのアプリケーションプログラム225と、データファイル227とを含むように設定されてもよい。記憶媒体221は、UE 200による使用のため、多種多様の様々なオペレーティングシステムまたはオペレーティングシステムの組合せのうちいずれかを格納してもよい。
記憶媒体221は、独立ディスクの冗長アレイ(RAID)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD)光学ディスクドライブ、内蔵ハードディスクドライブ、Blu-Ray光学ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータ記憶(HDDS)光学ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュールもしくはリムーバブルユーザ識別情報(SIM/RUIM)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、または上記の任意の組合せなど、多数の物理ドライブユニットを含むように設定されてもよい。記憶媒体221は、UE 200が、一時的もしくは非一時的メモリ媒体に格納された、コンピュータ実行可能命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスすること、データをオフロードすること、またはデータをアップロードすることを可能にしてもよい。通信システムを利用する製造品などの製造品は、デバイス可読媒体を含んでもよい記憶媒体221において、有形的に具体化されてもよい。
図7では、処理回路201は、通信サブシステム231を使用してネットワーク243bと通信するように設定されてもよい。ネットワーク243aおよびネットワーク243bは、同じ1つもしくは複数のネットワーク、または異なる1つもしくは複数のネットワークであってもよい。通信サブシステム231は、ネットワーク243bと通信するのに使用される、1つまたは複数のトランシーバを含むように設定されてもよい。例えば、通信サブシステム231は、IEEE802.2、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)、WiMaxなど、1つまたは複数の通信プロトコルにしたがって、無線アクセスネットワーク(RAN)の別のWD、UE、または基地局など、無線通信が可能な別のデバイスの1つまたは複数のリモートトランシーバと通信するために使用される、1つまたは複数のトランシーバを含むように設定されてもよい。各トランシーバは、RANリンクに適した送信機機能または受信機機能(例えば、周波数割り当てなど)をそれぞれ実現する、送信機233および/または受信機235を含んでもよい。さらに、各トランシーバの送信機233および受信機235は、回路構成要素、ソフトウェア、もしくはファームウェアを共有してもよく、または別個に実現されてもよい。
例示の実施形態では、通信サブシステム231の通信機能は、データ通信、ボイス通信、マルチメディア通信、Bluetoothなどの短距離通信、ニアフィールド通信、ロケーションを決定するのに全地球測位システム(GPS)を使用するなどのロケーションベース通信、別の同様の通信機能、または上記の任意の組合せを含んでもよい。例えば、通信サブシステム231は、セルラ通信、Wi-Fi通信、Bluetooth通信、およびGPS通信を含んでもよい。ネットワーク243bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、無線ネットワーク、通信ネットワーク、別の同様のネットワーク、または上記の任意の組合せなど、有線および/または無線ネットワークを包含してもよい。例えば、ネットワーク243bは、セルラネットワーク、Wi-Fiネットワーク、および/またはニアフィールドネットワークであってもよい。電源213は、UE 200の構成要素に交流(AC)または直流(DC)電力を提供するように設定されてもよい。
本明細書に記載する特徴、利益、および/または機能は、UE 200の構成要素の1つで実現されるか、またはUE 200の複数の構成要素にわたって分割されてもよい。さらに、本明細書に記載する特徴、利益、および/または機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアの任意の組合せで実現されてもよい。一例では、通信サブシステム231は、本明細書に記載する構成要素のいずれかを含むように設定されてもよい。さらに、処理回路201は、バス202を通じてかかる構成要素のいずれかと通信するように設定されてもよい。別の例では、かかる構成要素のいずれかは、処理回路201によって実行されると、本明細書に記載する対応する機能を実施する、メモリに格納されたプログラム命令によって表されてもよい。別の例では、かかる構成要素のいずれかの機能は、処理回路201と通信サブシステム231との間で分割されてもよい。別の例では、かかる構成要素のいずれかの非計算集約的機能は、ソフトウェアまたはファームウェアで実現されてもよく、計算集約的機能はハードウェアで実現されてもよい。
図8は、いくつかの実施形態によって実現される機能が仮想化されてもよい、仮想化環境300を示す概略ブロック図である。本文脈では、仮想化とは、ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイス、およびネットワーキングリソースを仮想化することを含んでもよい、装置またはデバイスの仮想バージョンを作成することを意味する。本明細書で使用するとき、仮想化は、ノード(例えば、仮想化基地局もしくは仮想化無線アクセスノード)に、あるいはデバイス(例えば、UE、無線デバイス、もしくは他の任意のタイプの通信デバイス)またはその構成要素に適用可能であり、(例えば、1つもしくは複数のネットワークにおける1つもしくは複数の物理的な処理ノード上で実行する1つもしくは複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシン、またはコンテナを介して)1つまたは複数の仮想構成要素として機能の少なくとも一部分が実現される、実装形態に関係がある。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載する機能の一部またはすべては、ハードウェアノード330の1つまたは複数がホストする1つまたは複数の仮想環境300で実現される、1つまたは複数の仮想マシンによって実行される、仮想構成要素として実現されてもよい。さらに、仮想ノードが無線アクセスノードではないか、または無線コネクティビティ(例えば、コアネットワークノード)を必要としない実施形態では、ネットワークノードは完全に仮想化されてもよい。
機能は、本明細書で開示される実施形態のうちいくつかの特徴、機能、および/または利益のうちいくつかを実現するように動作する、1つまたは複数のアプリケーション320(あるいは、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれることがある)によって実現されてもよい。アプリケーション320は、処理回路360およびメモリ390を備えるハードウェア330を提供する、仮想化環境300において稼働される。メモリ390は、処理回路360によって実行可能であって、それにより、本明細書に開示される特徴、利益、および/または機能のうち1つまたは複数を提供するようにアプリケーション320が動作する、命令395を含む。
仮想化環境300は、1つもしくは複数のプロセッサのセットまたは処理回路360を備える、汎用または専用のネットワークハードウェアデバイス330を備え、1つもしくは複数のプロセッサのセットまたは処理回路360は、商用オフザシェルフ(COTS)プロセッサ、専用の特定用途向け集積回路(ASIC)、あるいは、デジタルもしくはアナログハードウェア構成要素または専用プロセッサを含む他の任意のタイプの処理回路であってもよい。各ハードウェアデバイスは、処理回路360によって実行される命令395またはソフトウェアを一時的に格納する非永続メモリであってもよい、メモリ390-1を備えてもよい。各ハードウェアデバイスは、物理ネットワークインターフェース380を含む、ネットワークインターフェースカードとしても知られる、1つまたは複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC)370を備えてもよい。各ハードウェアデバイスはまた、処理回路360によって実行可能なソフトウェア395および/または命令が格納された、非一時的、永続的、マシン可読記憶媒体390-2を含んでもよい。ソフトウェア395は、1つもしくは複数の(ハイパーバイザとも呼ばれる)仮想化レイヤ350をインスタンス化するソフトウェア、仮想マシン340を実行するソフトウェア、ならびにソフトウェアが本明細書に記載するいくつかの実施形態に関連して記載する機能、特徴、および/または利益を実行することを可能にするソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含んでもよい。
仮想マシン340は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキングまたはインターフェース、および仮想ストレージを含み、対応する仮想化レイヤ350またはハイパーバイザによって稼働されてもよい。仮想アプライアンス320の事例の異なる実施形態が、仮想マシン340の1つまたは複数で実現されてもよく、実現は異なるやり方で行われてもよい。
動作中、処理回路360は、ソフトウェア395を実行して、場合によっては仮想マシンモニタ(VMM)と呼ばれることがある、ハイパーバイザまたは仮想化レイヤ350をインスタンス化する。仮想化レイヤ350は、仮想マシン340に対して、ネットワーキングハードウェアのように見える仮想動作プラットフォームを提示してもよい。
図8に示されるように、ハードウェア330は、一般的なまたは特定の構成要素を有するスタンドアロンネットワークノードであってもよい。ハードウェア330は、アンテナ3225を備えてもよく、仮想化を介していくつかの機能を実現してもよい。あるいは、ハードウェア330は、多くのハードウェアノードが協働し、特に、アプリケーション320のライフサイクル管理を監督する、管理およびオーケストレーション(MANO)3100を介して管理される、(例えば、データセンタまたは顧客構内機器(CPE)内などの)ハードウェアのより大きいクラスタの一部であってもよい。
ハードウェアの仮想化は、文脈によっては、ネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、多くのネットワーク機器タイプを、データセンタに配置することができる業界標準の大容量サーバハードウェア、物理スイッチ、および物理記憶域、ならびに顧客構内機器上に集約するのに使用されてもよい。
NFVの文脈では、仮想マシン340は、物理的な仮想化されていないマシン上で実行しているかのようにしてプログラムを稼働する、物理マシンのソフトウェア実装形態であってもよい。各仮想マシン340、および当該仮想マシンを実行するハードウェア330の部分は、当該仮想マシン専用のハードウェアおよび/または当該仮想マシンが他の仮想マシン340と共有するハードウェアである場合、別個の仮想ネットワーク要素(VNE)を形成する。
さらにNFVの文脈では、仮想ネットワーク機能(VNF)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャ330の上の1つまたは複数の仮想マシン340で稼働する特定のネットワーク機能をハンドリングすることを担い、図8のアプリケーション320に対応する。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の送信機3220と1つまたは複数の受信機3210とをそれぞれ含む、1つまたは複数の無線ユニット3200は、1つまたは複数のアンテナ3225に結合されてもよい。無線ユニット3200は、1つまたは複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノード330と直接通信してもよく、無線アクセスノードまたは基地局など、無線能力を仮想ノードに提供するのに、仮想構成要素と組み合わせて使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、ハードウェアノード330と無線ユニット3200との間の通信に代替的に使用されてもよい制御システム3230を使用して、何らかのシグナリングを達成することができる。
図9を参照すると、一実施形態によれば、通信システムは、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク411とコアネットワーク414とを含む、3GPPタイプセルラネットワークなどの通信ネットワーク410を含む。アクセスネットワーク411は、対応するカバレッジエリア413a、413b、413cをそれぞれ規定する、NB、eNB、gNB、または他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局412a、412b、412cを備える。各基地局412a、412b、412cは、有線接続または無線接続415を通じてコアネットワーク414に接続可能である。カバレッジエリア413c内に位置する第1のUE 491は、対応する基地局412cに無線で接続するか、または対応する基地局412cによってページングされるように設定される。カバレッジエリア413a内の第2のUE 492は、対応する基地局412aに無線で接続可能である。この例では複数のUE 491、492が示されているが、開示される実施形態は、単一のUEがカバレッジエリアにある状況、または単一のUEが対応する基地局412に接続している状況に等しく適用可能である。
通信ネットワーク410自体はホストコンピュータ430に接続されており、ホストコンピュータ430は、独立型サーバ、クラウド実装型サーバ、または分散型サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて、またはサーバファームにおける処理リソースとして具体化されてもよい。ホストコンピュータ430は、サービスプロバイダの所有下または制御下にあってもよく、あるいはサービスプロバイダによって、またはサービスプロバイダに代わって運用されてもよい。通信ネットワーク410とホストコンピュータ430との間の接続421および422は、コアネットワーク414からホストコンピュータ430に直接的に延びてもよく、または任意選択の中間ネットワーク420を介して延びてもよい。中間ネットワーク420は、公衆ネットワーク、プライベートネットワーク、またはホスト型ネットワークのうち1つ、あるいはそれらのうち2つ以上の組合せであってもよく、中間ネットワーク420が存在する場合は、バックボーンネットワークまたはインターネットであってもよく、特に中間ネットワーク420は、2つ以上のサブネットワーク(図示なし)を備えてもよい。
図9の通信システムは全体として、接続されたUE 491、492とホストコンピュータ430との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT:over-the-top)接続450として説明されてもよい。ホストコンピュータ430および接続されたUE 491、492は、中間体として、アクセスネットワーク411、コアネットワーク414、任意の中間ネットワーク420、および可能なさらなるインフラストラクチャ(図示なし)を使用して、OTT接続450を介してデータおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続450は、OTT接続450が通る関与する通信デバイスがアップリンク通信およびダウンリンク通信のルーティングを認識しないという意味で、透明であってもよい。例えば、基地局412は、接続されたUE 491に転送(例えば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータ430から発生したデータを含む、入ってくるダウンリンク通信の過去のルーティングについて、通知されなくてもよくまたは通知されることを必要としない。同様に、基地局412は、ホストコンピュータ430に向けてUE 491から発生した、出ていくアップリンク通信の将来のルーティングを認識することを必要としない。
ここまでの段落で考察されたUE、基地局、およびホストコンピュータの一実施形態による例示的な実装形態について、次に、図10を参照して記載する。通信システム500で、ホストコンピュータ510は、通信システム500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続をセットアップし維持するように設定された、通信インターフェース516を含むハードウェア515を備える。ホストコンピュータ510はさらに、記憶および/または処理能力を有してもよい処理回路518を備える。特に、処理回路518は、命令を実行するように適合された、1つもしくは複数のプログラム可能プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示なし)を備えてもよい。ホストコンピュータ510はさらに、ホストコンピュータ510に格納されるかまたはホストコンピュータ510によってアクセス可能であり、処理回路518によって実行可能な、ソフトウェア511を備える。ソフトウェア511はホストアプリケーション512を含む。ホストアプリケーション512は、UE 530およびホストコンピュータ510で終端するOTT接続550を介して接続する、UE 530などのリモートユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。リモートユーザにサービスを提供する際、ホストアプリケーション512は、OTT接続550を使用して送信されるユーザデータを提供してもよい。
通信システム500はさらに、基地局520を含み、基地局520は、通信システム内に提供され、ホストコンピュータ510およびUE 530と通信できるようにするハードウェア525を備える。ハードウェア525は、通信システム500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップし維持するための通信インターフェース526、ならびに基地局520によってサーブされるカバレッジエリア(図10に図示なし)内に位置するUE 530との少なくとも無線接続570をセットアップし維持するための無線インターフェース527を含んでもよい。通信インターフェース526は、ホストコンピュータ510への接続560を容易にするように設定されてもよい。接続560は直接であってもよく、あるいは通信システムのコアネットワーク(図10に図示なし)を通ってもよく、および/または、通信システムの外部の1つもしくは複数の中間ネットワークを通ってもよい。図示される実施形態では、基地局520のハードウェア525はさらに、命令を実行するように適合された1つもしくは複数のプログラム可能プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示なし)を備えてもよい、処理回路528を含む。基地局520はさらに、内部に格納されるかまたは外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア521を有する。
通信システム500はさらに、既に言及したUE 530を含む。UE 530のハードウェア535は、UE 530が現在位置するカバレッジエリアにサーブする基地局との無線接続570をセットアップし維持するように設定された、無線インターフェース537を含んでもよい。UE 530のハードウェア535はさらに、処理回路538を含み、処理回路538は、命令を実行するように適合された1つもしくは複数のプログラム可能プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示なし)を備えてもよい。UE 530はさらに、UE 530に格納されるかまたはUE 530によってアクセス可能であり、処理回路538によって実行可能な、ソフトウェア531を備える。ソフトウェア531はクライアントアプリケーション532を含む。クライアントアプリケーション532は、ホストコンピュータ510にサポートされて、UE 530を介して人間または人間以外のユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。ホストコンピュータ510では、実行中のホストアプリケーション512は、UE 530およびホストコンピュータ510で終端するOTT接続550を介して、実行中のクライアントアプリケーション532と通信してもよい。ユーザにサービスを提供する際、クライアントアプリケーション532は、ホストアプリケーション512から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供してもよい。OTT接続550は、要求データおよびユーザデータの両方を転送してもよい。クライアントアプリケーション532は、提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話してもよい。
図10に示されるホストコンピュータ510、基地局520、およびUE 530はそれぞれ、図9のホストコンピュータ430、基地局412a、412b、412cのうち1つ、およびUE 491、492のうち1つと同様または同一であってもよいことに留意されたい。即ち、これらのエンティティの内部作業は図10に示されるようなものであってもよく、またそれとは別に、周囲のネットワークトポロジーは図9のものであってもよい。
図10では、OTT接続550は、何らかの仲介デバイスおよびこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングに明示的に言及することなく、基地局520を介したホストコンピュータ510とUE 530との間の通信について例示するため、抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャはルーティングを決定してもよく、ネットワークインフラストラクチャはUE 530から、またはホストコンピュータ510を運用するサービスプロバイダから、またはそれら両方からルーティングを隠すように設定されてもよい。OTT接続550がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャはさらに決定を行ってもよく、決定によって、ネットワークインフラストラクチャは(例えば、負荷分散の考慮またはネットワークの再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する。
UE 530と基地局520との間の無線接続570は、本開示全体を通して記載される実施形態の教示にしたがう。様々な実施形態のうち1つまたは複数は、無線接続570が最後のセグメントを形成するOTT接続550を使用して、UE 530に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示は、レイテンシおよび/またはデータレートを改善し、それによって、ユーザ待機時間の短縮およびより良好な応答性などの利益を提供してもよい。
1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシ、および他の要因を監視する目的で、測定手順が提供されてもよい。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ510とUE 530との間のOTT接続550を再設定する、任意選択のネットワーク機能がさらに存在してもよい。OTT接続550を再設定するための測定手順および/またはネットワーク機能は、ホストコンピュータ510のソフトウェア511およびハードウェア515で、またはUE 530のソフトウェア531およびハードウェア535で、またはそれら両方で実現されてもよい。実施形態では、センサ(図示なし)は、OTT接続550が通る通信デバイスに配備されるかまたは通信デバイスと関連付けられてもよく、センサは、上述の監視された量の値を供給すること、または他の物理量の値であって、その値からソフトウェア511、531が監視される量を演算もしくは推定してもよい値を供給することによって、測定手順に関与してもよい。OTT接続550の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含んでもよく、再設定は、基地局520に影響を及ぼす必要はなく、また基地局520に知られていないかまたは知覚不能であってもよい。かかる手順および機能は、当技術分野で知られており実践されていることがある。特定の実施形態では、測定は、ホストコンピュータ510による、スループット、伝播時間、レイテンシなどの測定を容易にする、独自のUEシグナリングを伴ってもよい。ソフトウェア511および531に、伝播時間、エラーなどを監視しながら、OTT接続550を使用してメッセージを、特に空の、または「ダミー」メッセージを送信させるという点において、測定が実現されてもよい。
図11は、一実施形態による、通信システムにおいて実現される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図9および図10を参照して記載したものであってもよい、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示を単純にするため、図11への図面参照のみをこのセクションに含む。ステップ610で、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ610の(任意選択であってもよい)サブステップ611で、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ620で、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに伝達する送信を開始する。(任意選択であってもよい)ステップ630で、基地局は、本開示全体を通して記載される実施形態の教示にしたがって、ホストコンピュータが開始した送信において伝達されたユーザデータをUEに送信する。(やはり任意選択であってもよい)ステップ640で、UEは、ホストコンピュータによって実行されたホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行する。
図12は、一実施形態による、通信システムにおいて実現される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図9および図10を参照して記載したものであってもよい、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示を単純にするため、図12への図面参照のみをこのセクションに含む。本方法のステップ710で、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。任意選択のサブステップ(図示なし)で、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ720で、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに伝達する送信を開始する。送信は、本開示の全体において説明されている実施形態の教示にしたがって、基地局を介して通り得る。(任意選択であってもよい)ステップ730で、UEは、送信において伝達されたユーザデータを受信する。
図13は、一実施形態による、通信システムにおいて実現される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図9および図10を参照して記載したものであってもよい、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示を単純にするため、図13への図面参照のみをこのセクションに含む。(任意選択であってもよい)ステップ810で、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。加えてまたは代わりに、ステップ820で、UEはユーザデータを提供する。ステップ820の(任意選択であってもよい)サブステップ821で、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ810の(任意選択であってもよい)サブステップ811で、UEは、ホストコンピュータによって提供される受信された入力データに反応してユーザデータを提供するクライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際、実行されたクライアントアプリケーションはさらに、ユーザから受信したユーザ入力を考慮してもよい。ユーザデータが提供された特定の手法にかかわらず、UEは、(任意選択であってもよい)サブステップ830で、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を開始する。本方法のステップ840で、ホストコンピュータは、本開示全体を通して記載される実施形態の教示にしたがって、UEから送信されたユーザデータを受信する。
図14は、一実施形態による、通信システムにおいて実現される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図9および図10を参照して記載したものであってもよい、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含む。本開示を単純にするため、図14への図面参照のみをこのセクションに含む。(任意選択であってもよい)ステップ910で、本開示全体を通して記載される実施形態の教示にしたがって、基地局はUEからユーザデータを受信する。(任意選択であってもよい)ステップ920で、基地局は、ホストコンピュータへの受信したユーザデータの送信を開始する。(任意選択であってもよい)ステップ930で、ホストコンピュータは、基地局によって開始された送信において伝達されたユーザデータを受信する。
本明細書で開示される任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、または利益は、1つまたは複数の仮想装置の1つもしくは複数の機能ユニットまたはモジュールを通して実施されてもよい。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備えてもよい。これらの機能ユニットは、1つもしくは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含んでもよい処理回路、ならびにデジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含んでもよい他のデジタルハードウェアを介して実現されてもよい。処理回路は、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光学記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含んでもよい、メモリに格納されたプログラムコードを実行するように設定されてもよい。メモリに格納されたプログラムコードは、1つもしくは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書に記載する技術の1つまたは複数を実施するための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、本開示の1つまたは複数の実施形態にしたがって、それぞれの機能ユニットに対応する機能を実施させるために使用されてもよい。
図15は、特定の実施形態による方法を示している。特定の実施形態では、方法は、上述したネットワークノード160など、第1のRANノードによって実施されてもよい。RANノードの例としては、gNB、eNB、en-gNB、ng-eNB、gNB-CU、gNB-CU-CP、eNB-CU、eNB-CU-CPなどを挙げることができる。方法はステップ1502で始まり、第2のRANノードに、NR-Uスペクトルと関連付けられたLBT設定情報に対する要求を(セルごとの基準で)伝送する。方法はステップ1504に進み、LBT設定情報を第2のRANノードから受信する。方法はステップ1506に続き、LBT設定情報に少なくとも部分的に基づいて、第1のRANノードの動作を実施する。
図16は、無線ネットワーク(例えば、図6に示される無線ネットワーク)内の装置1600の概略ブロック図を示している。装置は、ネットワークノード(例えば、図6に示されるネットワークノード160)において実現されてもよい。装置1600は、図15を参照して記載した例示の方法、および場合によっては本明細書に開示する他の任意のプロセスまたは方法を実施するように動作可能である。また、図15の方法は、必ずしも装置1600のみによって実施されるとは限らないことが理解されるべきである。方法の少なくともいくつかの動作は、1つまたは複数の他のエンティティによって実施することができる。
仮想装置1600は、1つもしくは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含んでもよい、処理回路、ならびにデジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含んでもよい、他のデジタルハードウェアを備えてもよい。処理回路は、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光学記憶デバイスなど、1つまたはいくつかのタイプのメモリを含んでもよい、メモリに格納されたプログラムコードを実行するように設定されてもよい。メモリに格納されたプログラムコードは、いくつかの実施形態では、1つもしくは複数の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書に記載する技術の1つまたは複数を実施するための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路は、情報交換ユニット1602、リソース監視ユニット1604、LBT設定ユニット1606、および装置1600の他の任意の好適なユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による、対応する機能を実施させるのに使用されてもよい。
図16に示されるように、装置1600は、情報交換ユニット1602と、リソース監視ユニット1604と、LBT設定ユニット1606とを含む。情報交換ユニット1602は、別のネットワークノードと情報を交換するように設定される。交換されてもよい情報の例としては、LBT設定情報またはNR-Uスペクトルと関連付けられた負荷情報を提供する要求、LBT設定を変更する要求、かかる要求に対する応答などが挙げられる。リソース監視ユニット1604は、他のネットワークノードと共有されているチャネルと関連付けられた、1つまたは複数のリソースを監視するように設定される。リソース監視ユニット1604が、例えば、リソース利用が特定の評価基準を満たせていないと判断した場合、リソース監視ユニット1604は、例えばネットワークノードのLBT設定または他のネットワークノードのLBT設定の変更を容易にするために、別のネットワークノードと情報を交換するように情報交換ユニット1602に指令してもよい。一方または両方のノードのLBT設定の変更は、リソース監視ユニット1604によって観察されるリソース利用を改善してもよい。LBT設定ユニット1606は、ネットワークノードに対してLBT設定を決定し、LBT設定を適用するように設定される。
ユニットという用語は、エレクトロニクス、電気デバイス、および/または電子デバイスの分野における従来の意味を有してもよく、また例えば、本明細書に記載するものなど、それぞれのタスク、手順、算出、出力、および/または表示機能を実施するための、電気および/または電子回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、論理固体、および/または個別デバイス、コンピュータプログラムまたは命令などを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、コンピュータプログラム、コンピュータプログラム製品、またはコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ上で実行されると、本明細書で開示される実施形態のいずれかを実施する、命令を備える。さらなる例では、命令は、信号またはキャリア上で伝達され、コンピュータ上で実行可能であり、実行されると、本明細書で開示する実施形態のいずれかを実施する。
実施形態
グループAの実施形態
1. - グループBの実施形態のいずれかにしたがって決定されるリッスンビフォアトーク(LBT)設定情報を、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードを受信することと、
- LBT設定情報にしたがってRANノードと通信することと
を含む、無線デバイスによって実施される方法。
2. - ユーザデータを提供することと、
- 基地局への送信を介してユーザデータをホストコンピュータに転送することと
をさらに含む、上述の実施形態のいずれかによる方法。
グループBの実施形態
3. - 第2のRANノードに、リッスンビフォアトーク(LBT)設定情報に対する要求を伝送することと、
- LBT設定情報を第2のRANノードから受信することと、
- LBT設定情報に少なくとも部分的に基づいて、第1のRANノードの動作を実施することと
を含む、第1の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって実施される方法。
4.LBT設定情報がセルごとの基準で要求される、実施形態3に記載の方法。
5.LBT設定情報が、新無線アンライセンス(NR-U)スペクトルに関する情報を要求する、実施形態3から4のいずれかに記載の方法。
6.動作が、第2のRANノードから受信したLBT設定情報に基づいて、第1のRANノードのLBT設定を適合させることを含む、実施形態3から5のいずれかに記載の方法。
7. - 第2のRANノードに、第2のRANノードのリッスンビフォアトーク(LBT)設定を変更する要求を伝送すること
を含む、第1の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって実施される方法。
8.変更がセルごとの基準で要求される、実施形態7に記載の方法。
9.変更が新無線アンライセンス(NR-U)スペクトルに対して要求される、実施形態7から8のいずれかに記載の方法。
10.要求を伝送することが、第2のRANノードと共有しているチャネルと関連付けられた1つまたは複数のリソースを監視することに応答する、実施形態7から9のいずれかに記載の方法。
11. - 第2のRANノードに負荷測定基準の報告を伝送することと、
- 第2のRANノードから負荷測定基準を受信することと、
- 負荷測定基準に少なくとも部分的に基づいて、第1のRANノードの動作を実施することと
を含む、第1の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって実施される方法。
12.負荷測定基準がセルごとの基準で要求される、実施形態11に記載の方法。
13.負荷測定基準が新無線アンライセンス(NR-U)スペクトルに対して要求される、実施形態11から12のいずれかに記載の方法。
14.動作が、第2のRANノードから受信した負荷測定基準に基づいて、第1のRANノードのLBT設定を適合させることを含む、実施形態11から13のいずれかに記載の方法。
15.動作が、負荷測定基準に基づいて、第2のRANノードに、第2のRANノードのLBT設定を変更する要求を伝送することを含む、実施形態11から14のいずれかに記載の方法。
16. - リッスンビフォアトーク(LBT)設定情報を第1のRANノードに提供する要求を受信することと、
- LBT設定情報を第1のRANノードに伝送することと
を含む、第2の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって実施される方法。
17.LBT設定情報がセルごとの基準で要求される、実施形態16に記載の方法。
18.LBT設定情報が、新無線アンライセンス(NR-U)スペクトルに関する情報を要求する、実施形態17から18のいずれかに記載の方法。
19. - リッスンビフォアトーク(LBT)設定を変更する要求を第1のRANノードから受信することと、
- 第2のRANノードのLBT設定を変更することと
を含む、第2の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって実施される方法。
20.変更がセルごとの基準で要求される、実施形態19に記載の方法。
21.変更が新無線アンライセンス(NR-U)スペクトルに対して要求される、実施形態19から20のいずれかに記載の方法。
22. - 負荷測定基準を第1のRANノードに報告する要求を受信することと、
- 負荷測定基準を決定することと、
- 負荷測定基準を第1のRANノードに報告することと
を含む、第2の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって実施される方法。
23.負荷測定基準がセルごとの基準で要求される、実施形態22に記載の方法。
24.負荷測定基準が新無線アンライセンス(NR-U)スペクトルに対して要求される、実施形態22から23のいずれかに記載の方法。
25.「追加説明」という見出しで上述した実施形態のいずれかをさらに含む、実施形態3から24のいずれかに記載の方法。
26. - ユーザデータを取得することと、
- ユーザデータをホストコンピュータまたは無線デバイスに転送することと
をさらに含む、上述の実施形態のいずれかに記載の方法。
グループCの実施形態
27. - グループAの実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と、
- 無線デバイスに電力を供給するように設定された電力供給回路と
を備える、無線デバイス。
28. - グループBの実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と、
- 基地局に電力を供給するように設定された電力供給回路と
を備える、基地局。
29. - 無線信号を伝送および受信するように設定されたアンテナと、
- アンテナおよび処理回路に接続され、アンテナと処理回路との間で通信される信号を調整するように設定された、無線フロントエンド回路と、
- グループAの実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施するように設定された処理回路と、
- 処理回路に接続され、UEへの情報の入力が処理回路によって処理されることを可能にするように設定された、入力インターフェースと、
- 処理回路に接続され、処理回路によって処理されたUEからの情報を出力するように設定された、出力インターフェースと、
- 処理回路に接続され、UEに電力を供給するように設定された、バッテリと
を備える、ユーザ機器(UE)。
30.命令を含み、命令が、コンピュータ上で実行されると、グループAの実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施する、コンピュータプログラム。
31.コンピュータプログラムを含み、コンピュータプログラムが命令を含み、命令が、コンピュータ上で実行されると、グループAの実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施する、コンピュータプログラム製品。
32.コンピュータプログラムを含み、コンピュータプログラムが命令を含み、命令が、コンピュータ上で実行されると、グループAの実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体またはキャリア。
33.命令を含み、命令が、コンピュータ上で実行されると、グループBの実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施する、コンピュータプログラム。
34.コンピュータプログラムを含み、コンピュータプログラムが命令を含み、命令が、コンピュータ上で実行されると、グループBの実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施する、コンピュータプログラム製品。
35.コンピュータプログラムを含み、コンピュータプログラムが命令を含み、命令が、コンピュータ上で実行されると、グループBの実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体またはキャリア。
36.ホストコンピュータを含む通信システムであって、ホストコンピュータが、
- ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
- ユーザ機器(UE)に送信するためにユーザデータをセルラネットワークに転送するように設定された通信インターフェースと、を備え、
- セルラネットワークが、無線インターフェースと処理回路とを有する基地局を備え、基地局の処理回路が、グループBの実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
37.基地局をさらに含む、実施形態36に記載の通信システム。
38.UEをさらに含み、UEが基地局と通信するように設定された、実施形態36および37に記載の通信システム。
39. - ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように設定され、
- UEが、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定された処理回路を備える、
実施形態36から38に記載の通信システム。
40.ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実現される方法であって、
- ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
- ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラネットワークを介してUEにユーザデータを伝達する送信を開始することであって、基地局がグループBの実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施する、送信を開始することと
を含む、方法。
41.基地局においてユーザデータを送信することをさらに含む、実施形態40に記載の方法。
42.ユーザデータが、ホストコンピュータにおいて、ホストアプリケーションを実行することによって提供され、方法が、UEにおいて、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行することをさらに含む、実施形態40および41に記載の方法。
43.基地局と通信するように設定されたユーザ機器(UE)であって、実施形態40から42のいずれかを実施するように設定された、無線インターフェースと処理回路とを備える、ユーザ機器(UE)。
44.ホストコンピュータを含む通信システムであって、ホストコンピュータが、
- ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
- ユーザ機器(UE)に送信するためにユーザデータをセルラネットワークに転送するように設定された通信インターフェースと、を備え、
- UEが、無線インターフェースと処理回路とを備え、UEの構成要素が、グループAの実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
45.セルラネットワークが、UEと通信するように設定された基地局をさらに含む、実施形態44に記載の通信システム。
46. - ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように設定され、
- UEの処理回路が、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように設定された、
実施形態44および45に記載の通信システム。
47.ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実現される方法であって、
- ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
- ホストコンピュータにおいて、基地局を備えるセルラネットワークを介してUEにユーザデータを伝達する送信を開始することであって、UEが、グループAの実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施する、送信を開始することと
を含む、方法。
48.UEにおいて、基地局からユーザデータを受信することをさらに含む、実施形態47に記載の方法。
49.ホストコンピュータを含む通信システムであって、ホストコンピュータが、
- ユーザ機器(UE)から基地局への送信から発生したユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備え、
- UEが、無線インターフェースと処理回路とを備え、UEの処理回路が、グループAの実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
50.UEをさらに含む、実施形態49に記載の通信システム。
51.基地局をさらに含み、基地局が、UEと通信するように設定された無線インターフェースと、UEから基地局への送信によって伝達されるユーザデータをホストコンピュータに転送するように設定された通信インターフェースと、を備える、実施形態49および50に記載の通信システム。
52. - ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
- UEの処理回路が、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように設定された、
実施形態49から51に記載の通信システム。
53. - ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行し、それによって要求データを提供するように設定され、
- UEの処理回路が、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それによって、要求データに応答してユーザデータを提供するように設定された、
実施形態49から52に記載の通信システム。
54.ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実現される方法であって、
- ホストコンピュータにおいて、UEから基地局に送信されたユーザデータを受信することであって、UEが、グループAの実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施する、ユーザデータを受信すること
を含む、方法。
55.UEにおいて、基地局にユーザデータを提供することをさらに含む、実施形態54に記載の方法。
56. - UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行し、それによって、送信されるべきユーザデータを提供することと、
- ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションと関連付けられたホストアプリケーションを実行することと
をさらに含む、実施形態54および55に記載の方法。
57. - UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、
- UEにおいて、クライアントアプリケーションへの入力データを受信することであって、入力データが、ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションと関連付けられたホストプリケーションを実行することによって提供される、入力データを受信することと、をさらに含み、
- 送信されるべきユーザデータが、入力データに応答してクライアントアプリケーションによって提供される、
実施形態54から56に記載の方法。
58.ユーザ機器(UE)から基地局への送信から発生したユーザデータを受信するように設定された、通信インターフェースを備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、基地局が無線インターフェースと処理回路とを備え、基地局の処理回路が、グループBの実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施するように設定された、通信システム。
59.基地局をさらに含む、実施形態58に記載の通信システム。
60.UEをさらに含み、UEが基地局と通信するように設定された、実施形態58および59に記載の通信システム。
61. - ホストコンピュータの処理回路が、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
- UEが、ホストアプリケーションと関連付けられたクライアントアプリケーションを実行し、それによって、ホストコンピュータによって受信されるべきユーザデータを提供するように設定された、
実施形態58から60に記載の通信システム。
62.ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ機器(UE)とを含む通信システムにおいて実現される方法であって、
- ホストコンピュータにおいて、基地局から、基地局がUEから受信した送信から発生したユーザデータを受信することであって、UEが、グループAの実施形態のいずれかに記載のステップのいずれかを実施する、ユーザデータを受信すること
を含む、方法。
63.基地局において、UEからユーザデータを受信することをさらに含む、実施形態62に記載の方法。
64.基地局において、受信したユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始することをさらに含む、実施形態62および63に記載の方法。
図17は、図6に関して記載したネットワークノード160などのネットワークノードによって実施されてもよい、方法の一例を示している。例えば、ネットワークノードは、方法のステップを実施するように設定された処理回路170を備えてもよい。特定の実施形態では、ネットワークノードは第1のRANノードであってもよい。例として、図1に示されるgNB、図4のeNB 1、または図5のeNB 1が、図17の方法を実施するように設定されてもよい。
一般に、図17の方法は、第2のRANノードが無線デバイスと通信するのに使用する共有チャネルに関する情報を、第1のRANノードが取得できるようにしてもよい。共有チャネルは、第2のRANノードおよび少なくとも1つの他のノードによって共有されてもよい。特定の実施形態では、少なくとも1つの他のノードは、第2のRANノードとは異なる無線アクセス技術を使用する。一例として、第2のRANノードはNR無線アクセス技術を使用してもよく、他方のノードはWiFi無線アクセス技術を使用してもよい。加えて、または代替例として、共有チャネルは、第2のRANノードと同じ無線アクセス技術を使用するノードと共有されてもよい。一実施形態では、共有チャネルは、少なくとも第1のRANノードおよび第2のRANノードによって、(また任意に、他のノードによって)共有されてもよい。特定の実施形態では、第1のRANノードおよび第2のRANノードは同じRANに属していてもよい。特定の実施形態では、共有チャネルはアンライセンススペクトルを使用する。
特定の実施形態では、図17の方法はステップ1702で始まり、要求を第1のRANノードから第2のRANノードに伝送する。第1のRANノードは、第2のRANノードに、共有チャネルと関連付けられた負荷測定基準、およびLBT設定情報を提供するように要求する。負荷測定基準の例としては、共有チャネルが利用可能/空きであったことの指示を返したLBTプロセスの数、第2のRANノードによって(もしくは第2のRANノードの特定のセルによって)サーブされるトラフィックに共有チャネルリソースが利用された時間のパーセンテージ、共有チャネルが占有されていたことの指示を返したLBTプロセスの数、または共有チャネルの負荷と関連付けられた他の好適な測定基準を挙げることができる。特定の実施形態では、共有チャネルと関連付けられた負荷測定基準は、第2のRANノードから無線デバイスへのダウンリンクでの通信のための負荷測定基準、無線デバイスから第2のRANノードへのアップリンクでの通信のための負荷測定基準、または両方を含む。
LBT設定情報は、共有チャネルが占有されているか第2のRANノードと無線デバイスとの間の通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す。特定の実施形態では、LBT設定情報は、共有チャネルが占有されているかまたはダウンリンクでの通信に利用可能かの判断がどのように行われるか、共有チャネルが占有されているかまたはアップリンクでの通信に利用可能かの判断がどのように行われるか、あるいは両方を示す。例えば、アップリンクに関して、LBT設定情報は、無線デバイスのために設定されたLBT設定情報を含んでもよい。第2のRANノードは、無線デバイスのLBT設定情報を取得してもよく、無線デバイスのLBT設定情報を第1のRANノードに提供してもよい。例えば、第2のRANノードは、第2のRANノードが無線ノードに使用するように要求するLBT設定に基づいて、または無線デバイスが無線デバイスのLBT設定情報を第2のRANノードに通知するのに基づいて、無線デバイスのLBT設定情報を取得してもよい。
特定の実施形態では、LBT設定情報は、共有チャネルのチャネルアクセス設定を含む。チャネルアクセス設定は、ED閾値設定(例えば、検出されたエネルギーレベルがED閾値を上回る場合に共有チャネルが占有されているとみなされてもよい、ならびに検出されたエネルギーレベルがED閾値を下回る場合に共有チャネルが利用可能であるとみなされてもよい、閾値設定)を含んでもよい。他の例として、チャネルアクセス設定情報は、LBTバックオフ時間(例えば、LBTプロセス間の最小時間)、LBT感知持続時間(例えば、チャネル感知が実施されている時間)、および/または1つもしくは複数の他のチャネルアクセス設定パラメータを含んでもよい。チャネルアクセス設定パラメータ(例えば、ED閾値、LBTバックオフ時間、LBT感知持続時間など)は、ダウンリンク、アップリンク、または両方のために設定されてもよい。
LBT設定情報および負荷測定基準のさらなる例は、例えば、「LBT設定情報および/または負荷測定基準を使用する例示的な実施形態」という見出しで上述されている。
方法はステップ1704に進み、第2のRANノードから、負荷測定基準およびLBT設定情報を受信し、次にステップ1706に進み、ステップ1704で第2のRANノードから受信した負荷測定基準およびLBT設定情報に少なくとも部分的に基づいて、第1のRANノードの1つまたは複数の動作を実施する。
一例として、ステップ1706の1つまたは複数の動作は、第2のRANノードに、第2のRANノードのLBT設定を変更する要求を伝送することを含んでもよい。LBT設定は、ダウンリンク、アップリンク(例えば、第2のRANノードがLBT設定変更を無線デバイスに通信してもよい)、または両方に対して変更されてもよい。
別の例として、ステップ1706で実施される1つまたは複数の動作は、第2のRANノードから受信した負荷測定基準およびLBT設定情報に基づいて、第2のRANノードの負荷状態を決定することを含んでもよい。加えて、特定の実施形態では、1つまたは複数の動作はさらに、第2のRANノードに対して決定された負荷状態に基づいて、第2のRANノードを用いて負荷分散を実施することを含む。つまり、第1のRANノードは、ステップ1704で受信した負荷測定基準およびLBT設定情報を使用して、第2のRANノードにおける負荷状況の適切な実態を判断し、第1のRANノードと第2のRANノードとの間の負荷分散を容易にしてもよい。例えば、第1のRANノードは、第2のRANノードの負荷測定基準に基づいて負荷分散の決定を行ってもよい。負荷分散の決定は、負荷の一部分を第1のRANノードから第2のRANノードにオフロードすることを含んでもよい。一例として、前の報告期間に対する負荷測定基準が、第2のRANノードが1X量のトラフィックを移転したことを示すものとする。さらに、第1のRANノードが、第2のRANノードが2X量のトラフィックをハンドリングする容量を有すると判断したものとする。第1のRANノードは、次の期間では第2のRANノードがより多くのトラフィックをハンドリングする容量を有すると予測してもよい(例えば、第1のRANノードは、前の報告期間に基づいて、次の期間では第2のノードが約1X量のトラフィックを受信する可能性が高く、したがって、2Xの容量に達するために、負荷分散に基づいて別の約1X量のトラフィックをハンドリングできると予測してもよい)。加えて、第2のRANノードから受信したLBT設定情報は、第2のRANノードが自身の負荷をどのように判断するかを第1のRANノードが理解するのを助けてもよい。特定の実施形態では、第1のRANノードは、共有チャネルが第2のRANノードにとってより多く利用可能となるように、第2のRANノードのLBT設定(例えば、ダウンリンク、アップリンク、または両方で使用されるLBT設定)を修正するように第2のRANノードに命令する。これにより、第2のRANノードの容量を増加させてもよく、ひいては負荷分散の一部として、より多くのトラフィックが第2のRANノードにオフロードされることを可能にしてもよい。
別の例として、特定の実施形態では、ステップ1706で実施される1つまたは複数の動作は、第1のRANノードのLBT設定を調節することを含む。例えば、ステップ1704で取得した情報は、共有チャネルがどのように迅速に占有されるかを第1のRANノードが理解できるようにしてもよい。第1のRANノードは、自身に隣接するもの(例えば、第2のRANノード)のLBT設定に基づいて、自身のLBT設定を適合させてもよい。特定の実施形態は、(例えば、公平性のため)隣接するものと同じLBT設定を使用してもよい。他の実施形態は、例えば、良好な共存を見つけ、ネットワーク全体を最適化するため、隣接するものとは異なるLBT設定を使用してもよい。したがって、特定の実施形態では、第1のRANノードによって実施される1つまたは複数の動作は、公平な形で共有チャネルを共有することを容易にする。RANのすべてのノードに対してLBT設定をハードコーディングするのではなく、特定のノード/セルおよびそれに隣接するものが経験した条件に基づいて、決定を行うことができる。例えば、Wifiノードが、第1のRANノードおよび第2のRANノードが共有チャネルに対する十分なアクセスを得ることを妨げている場合、第1のRANノードは、そのLBT設定を適合させること、および/または第2のRANノードのLBT設定を適合させるように第2のRANノードに命令することを決定してもよい。第1のRANノードは、最適化されたLBT設定セッティングを決定するために、トレードオフを考慮してもよい。例えば、第1のRANノードは、第1のRANノードおよび/または第2のRANノードに対する共有チャネルの利用可能性を増加させるために、LBT設定を適合させることがより公平であろうと判断してもよく、第1のRANノードは、干渉が増加することがあるトレードオフを考慮に入れてもよい。
特定の実施形態では、図17の1つまたは複数のステップは、セルごとの基準で実施されてもよい。例えば、LBT設定情報および/または負荷測定基準は、セルごとの基準で要求され受信されてもよい。別の例として、第1のRANノードは、セルごとの基準でLBT設定を変更するように第2のRANノードに要求してもよい。このようにして、セルに特有の要因に基づいてLBT設定が適合されてもよい。例えば、一般的に、共有チャネルの低い利用可能性を経験するセルは、セルが共有チャネルのアクセスを獲得する確率を改善するために、自身のED閾値を減少させるように命令されてもよく、一般的に、共有チャネルの高い利用可能性を経験するセルは、自身のED閾値を減少させる必要がなくてもよい。
図18は、図6に関して記載したネットワークノード160などのネットワークノードによって実施されてもよい、方法の一例を示している。例えば、ネットワークノードは、方法のステップを実施するように設定された処理回路170を備えてもよい。特定の実施形態では、ネットワークノードは第2のRANノードであってもよい。例として、図1に示されるgNB、図4のeNB 2もしくはeNB 3、または図5のeNB 2が、図18の方法を実施するように設定されてもよい。いくつかの実施形態では、図17および図18の方法の特定の態様は、全体として互恵的であってもよい。例えば、図17は、特定の情報を第1のRANノードから第2のRANノードに伝送することを記載していてもよく、図18は、情報を第2のRANノードで受信することを記載していてもよい。
方法は、ステップ1802で始まり、第1のRANノードから、第2のRANノードに対する要求を受信して、共有チャネルと関連付けられた負荷測定基準を提供し、LBT設定情報を提供する。LBT設定情報は、共有チャネルが占有されているか、第2のRANノードと無線デバイスとの間の通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す。共有チャネル、負荷測定基準、およびLBT設定情報の例は、例えば、図17に関して、上記に記載している。特定の実施形態では、負荷測定基準は、共有チャネルが利用可能/空きであったことの指示を返したLBTプロセスの数、第2のRANノードによって(もしくは第2のRANノードの特定のセルによって)サーブされるトラフィックに共有チャネルリソースが利用された時間のパーセンテージ、共有チャネルが占有されていたことの指示を返したLBTプロセスの数、または共有チャネルの負荷と関連付けられた他の好適な測定基準を含んでもよい。特定の実施形態では、LBT設定情報は、共有チャネルのチャネルアクセス設定を含む。チャネルアクセス設定は、ED閾値設定、LBTバックオフ時間、LBT感知持続時間、および/または1つもしくは複数の他のチャネルアクセス設定パラメータを含んでもよい。
LBT設定情報および負荷測定基準のさらなる例は、例えば、「LBT設定情報および/または負荷測定基準を使用する例示的な実施形態」という見出しで上述されている。
方法は、ステップ1804に進み、負荷測定基準およびLBT設定情報を決定し、次にステップ1806に進み、負荷測定基準およびLBT設定情報を第1のRANノードに伝送する。特定の実施形態では、共有チャネルと関連付けられた負荷測定基準は、第2のRANノードから無線デバイスへのダウンリンクでの通信のための負荷測定基準、無線デバイスから第2のRANノードへのアップリンクでの通信のための負荷測定基準、または両方を含んでもよい。特定の負荷測定基準は、第2のRANノードによって測定されてもよい(ダウンリンク負荷測定基準など)。他の負荷測定基準は、無線デバイスから取得されてもよい(アップリンク負荷測定基準など)。LBT設定情報は、共有チャネルが占有されているかまたはダウンリンクでの通信に利用可能かの判断がどのように行われるか、共有チャネルが占有されているかまたはアップリンクでの通信に利用可能かの判断がどのように行われるか、あるいは両方を示してもよい。アップリンクに関して、LBT設定情報は、無線デバイスのために設定されたLBT設定情報を含んでもよい。第2のRANノードは、第2のRANノードが無線ノードに使用するように要求するLBT設定に基づいて、または無線デバイスが無線デバイスのLBT設定情報を第2のRANノードに通知するのに基づいて、アップリンクのためのLBT設定情報を取得してもよい。
図17のステップ1706に関して上述したように、第1のRANノードは、負荷測定基準およびLBT設定情報に基づいて、1つまたは複数の動作を実施してもよい。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の動作は、第2のRANノードに自身のLBT設定を変更するように要求することを含む。したがって、図18の特定の実施形態はさらに、第1のRANノードから、第2のRANノードのLBT設定を変更する要求を受信するステップ(ステップ1808)と、要求に応答して第2のRANノードのLBT設定を変更するステップ(ステップ1810)とを含む。
特定の実施形態は、セルごとに図18のステップのうち1つまたは複数を実施してもよい。例えば、負荷測定基準および/またはLBT設定情報は、セルごとに要求、決定、および/または提供されてもよい。LBT設定に対する変更は、セルごとに要求および/または実施されてもよい。
本開示の特定の実施形態は、規格に関連して実現されてもよい。以下は、本開示のいくつかの実施形態による、3GPP規格の特定の特徴を含む一例を提供する。
序論
NRにおけるSON/MDTのためのデータ収集の強化に対するWIは、「10.5. NR-UのためのSON/MDTの最適化」というトピックを含む。
NR-Uのトピックは、SON/MDT WIのためのWIDにおいて次のように説明される。
作業の進行に応じて、WIの後の部分で以下の目的が考察されてもよい。
例えば、既存のNR-U測定値を再使用することを意図する、NI-U関連のSON/MDTの最適化[RAN3,RAN2]。
SON/MDT WIは良好に進行しており、NR-Uの主題に対する公開討論の機は熟していると考える。本書では、NR-UのためのSONの一部として研究することが興味深いいくつかの分野を提示する。
考察
RAN3-110eの間、R3-205952、負荷情報強化におけるNR-UのためのSONに関して、提案が既に提起された(Nokia、Nokia Shanghai Bell)。
NR-Uがアンライセンススペクトルの使用に基づくことを所与として、モビリティ負荷分散をNR-Uにどのように適用できるかを調査することには、メリットがある。
NR-Uでは、アンライセンススペクトルチャネルにアクセスできるか否かを判断するため、リッスンビフォアトーク(LBT)の使用が行われる。
LBTは、他のRATとのアンライセンススペクトル共存のために設計される。このメカニズムでは、無線デバイスでは、いずれの送信の前にもクリアチャネルアセスメント(CCA)チェック(即ち、チャネル感知)を適用する。送信機では、チャネルがアイドル状態であるかどうかを判断するために、特定の閾値(ED閾値)と比較したある期間にわたってエネルギー検出(ED)を伴う。
LBTパラメータセッティング(EDを含む)は、ネットワーク内のデバイスを設定するネットワークノードによって、ネットワーク内のデバイスに対してセットされてもよい。限界は、特定の領域で運用するための仕様または規則上の要件において、あらかじめ規定された規則またはテーブルとしてセットされてもよい。かかる限界は、欧州ETSI整合規格、ならびにアンライセンススペクトルでLTE/NR-Uを運用するための3GPP仕様の一部である。
NR-Uチャネルへのアクセスを得たいデバイスは、LBTプロセスを稼働させる必要がある。チャネル上の測定値が、チャネルにわたって検出された電力が設定された閾値よりも高いと決定した場合、チャネルはアクセス可能とみなされ、そうでなければ、チャネルは占有されているとみなされ、アクセスできない。
したがって、NR-Uを使用するRANノードに利用可能なリソースの決定には、チャネル利用可能性を考慮に入れる必要があることはすぐに明らかとなる。
以下の態様は、NR-Uの負荷情報報告に対する解決策を規定する際に考慮に入れるべきである。
- チャネルリソースがいつ利用可能であるか、およびチャネルリソースがいつ使用不能であるかの指示を、チャネルごとに経時的に報告する
- チャネルリソースが利用可能である時間共有の間、どのリソースの利用可能性があるかを報告する
- チャネルが利用可能であるかまたは占有されているかを、ノードがどのLBT設定にしたがって決定したかを報告する
- 利用可能なときのチャネル全体のエネルギーレベル(または干渉レベル)を示す測定値を報告する
- 報告ノード/セルにおいて動作しているNR-Uチャネル、例えば、負荷情報の要求を受信する前の所与の時間ウィンドウ内で動作しているチャネルを報告する
- 報告ノードと通信しているデバイスによってULで使用中の、NR-U設定、例えばED閾値を報告する
上述の提案は、ノード/セルにおいて利用可能なリソースを理解するという点だけではなく、リソースがアクセス可能なときの無線環境の品質を導き出すという点でも、負荷情報を報告するノードにおけるNR-Uチャネル条件の理解を達成するという目標を有する。
提案1:NR-UのためのMLBのトピックについて考察し、NR-Uチャネルのための無線環境のリソース利用可能性および品質の知見につながる解決策を見出すことが提案される。
さらに、SONの一部として、RAN3は、異なるRANノードにわたるNR-U設定の調整に対する解決策を考慮すべきである。
ED閾値は、NR-Uでは、チャネルが利用可能であるか占有されているかを判断するのに使用されることが、上記で言及された。ED閾値の最適な選択は、配備シナリオ(屋内、屋外など)、負荷状況、外部の制御されない干渉物、および他の多くの要因に大きく依存する。デバイスによるED閾値の選択は、セル間干渉に、またしたがって共存および達成可能な性能に直接影響する。同じエリア内のセルの特定のセットを制御するオペレータは、各デバイス間の共存を改善するために、集中または分散した形で各デバイスのED閾値を設定することができる。しかしながら、アンライセンススペクトルでは、同じアンライセンススペクトルで動作する他の技術間/技術内デバイスの存在を除外することはできない。現在、隣接ノードによって使用されるLBTパラメータ(ED閾値など)を算定する通信手段はなく、したがって、共存および共有は常に次善のものである。
上記は、NR-U設定のRANノード間調整における解決策を求めている。研究することができるいくつかの分野は次の通りである。
- RANノード間で、チャネルごとの基準でLBTモード設定を交換する
- 使用中のNR-Uチャネルに関する情報、およびそれらに対するアクセスの成功/不成功の確率などの情報を交換する
- チャネルごとの基準でED閾値情報を交換する
- 観察期間にわたってチャネルごとの基準でRSSI測定値を交換する
- 隣接RANノードから受信したNR-U情報に基づいて、RANノードが自身のLBT設定を適用することを可能にする
- NR-Uチャネル効率を向上する目的で、隣接RANノードのLBT設定の修正をRANノードが要求することを可能にする
提案2:NR-UのためのRANノード間調整のトピックについて考察し、より効率的なチャネル利用のために最適化されたNR-U設定につながる解決策を見出すことが提案される。
NR-Uのトピック内の他の分野は、SONの傘下で開発されたときに関連性があり関心を持たれていたものであってもよい。したがって、NR-Uに対するAIを公開し、NR-Uをどのように最適化できるかについて企業が見解を公にするのを可能にすることが提案される。
提案3:NR-Uに対するAIを公開し、NR-Uをどのように最適化できるかについて企業が見解を公にするのを可能にすることが提案される。
結論
本書では、NR-Uに対する所見、およびそれにSONをどのように適用できるかについて提供してきた。次の提案が成された。
提案1:NR-UのためのMLBのトピックについて考察し、NR-Uチャネルのための無線環境のリソース利用可能性および品質の知見につながる解決策を見出すことが提案される。
提案2:NR-UのためのRANノード間調整のトピックについて考察し、より効率的なチャネル利用のために最適化されたNR-U設定につながる解決策を見出すことが提案される。
提案3:NR-Uに対するAIを公開し、NR-Uをどのように最適化できるかについて企業が見解を公にするのを可能にすることが提案される。
本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載されるシステムおよび装置に対して、修正、追加、または省略が行われてもよい。システムおよび装置の構成要素は、統合されるかまたは分離されていてもよい。さらに、システムおよび装置の動作は、より多数の、より少数の、または他の構成要素によって実施されてもよい。加えて、システムおよび装置の動作は、ソフトウェア、ハードウェア、および/または他の論理を含む任意の好適な論理を使用して実施されてもよい。本明細書で使用されるとき、「各」は、セットの各メンバーまたはセットのサブセットの各メンバーを指す。
本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書に記載される方法に対して、修正、追加、または省略が行われてもよい。本方法は、より多数の、より少数の、または他のステップを含んでもよい。加えて、ステップは任意の好適な順序で実施されてもよい。
本開示を特定の実施形態に関して記載してきたが、実施形態の改変および置換が当業者には明らかとなるであろう。したがって、実施形態の上述の記載は本開示を制約しない。他の変更、置換、および改変が、以下の特許請求の範囲によって規定されるような、本開示の範囲から逸脱することなく可能である。

Claims (31)

  1. 第1の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって実施される方法であって、
    第2のRANノードから、共有チャネルと関連付けられた負荷測定基準、およびリッスンビフォアトーク(LBT)設定情報を受信すること(1704)であって、前記LBT設定情報が、前記共有チャネルが占有されているか、または前記第2のRANノードと無線デバイスとの間の通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す、ことと、
    前記第2のRANノードから受信した前記負荷測定基準および前記LBT設定情報に少なくとも部分的に基づいて、前記第1のRANノードの1つまたは複数の動作を実施すること(1706)と
    を含む、方法。
  2. 前記1つまたは複数の動作が、前記第1のRANノードのLBT設定を適合させることを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記1つまたは複数の動作が、前記第2のRANノードから受信した前記負荷測定基準および前記LBT設定情報に基づいて、前記第2のRANノードの負荷状態を決定することを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記1つまたは複数の動作が、前記第2のRANノードに対して決定された前記負荷状態に基づいて、前記第2のRANノードを用いて負荷分散を実施することをさらに含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記1つまたは複数の動作が、前記第2のRANノードに、前記第2のRANノードのLBT設定を変更する要求を伝送することをさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第2のRANノードに、前記負荷測定基準および前記LBT設定情報を提供する要求を伝送すること(1702)に応答して、前記負荷測定基準および前記LBT設定情報が受信される、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記共有チャネルと関連付けられた前記負荷測定基準が、前記第2のRANノードから前記無線デバイスへのダウンリンクでの通信のための負荷測定基準を含み、
    前記LBT設定情報が、前記共有チャネルが占有されているかまたは前記ダウンリンクでの通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記共有チャネルと関連付けられた前記負荷測定基準が、前記無線デバイスから前記第2のRANノードへのアップリンクでの通信のための負荷測定基準を含み、
    前記LBT設定情報が、前記共有チャネルが占有されているかまたは前記アップリンクでの通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す
    請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記LBT設定情報が、前記共有チャネルのためのチャネルアクセス設定を含み、前記チャネルアクセス設定がエネルギー検出(ED)閾値設定を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記共有チャネルが、アンライセンススペクトルを使用し、前記第2のRANノードおよび少なくとも1つの他のノードによって共有され、前記少なくとも1つの他のノードが、前記第2のRANノードとは異なる無線アクセス技術を使用する、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 第2の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードによって実施される方法であって、
    共有チャネルと関連付けられた負荷測定基準、およびリッスンビフォアトーク(LBT)設定情報を決定すること(1804)であって、前記LBT設定情報が、前記共有チャネルが占有されているか、または前記第2のRANノードと無線デバイスとの間の通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す、ことと、
    前記負荷測定基準および前記LBT設定情報を第1のRANノードに伝送すること(1806)と
    を含む、方法。
  12. 前記第1のRANノードから、前記第2のRANノードのLBT設定を変更する要求を受信すること(1808)と、
    前記要求に応答して、前記第2のRANノードの前記LBT設定を変更すること(1810)と
    をさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1のRANノードから、前記負荷測定基準および前記LBT設定情報を提供する要求を受信する(1802)のに応答して、前記負荷測定基準および前記LBT設定情報が前記第1のRANノードに伝送される、請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記共有チャネルと関連付けられた前記負荷測定基準が、前記第2のRANノードから前記無線デバイスへのダウンリンクでの通信のための負荷測定基準を含み、
    前記LBT設定情報が、前記共有チャネルが占有されているかまたは前記ダウンリンクでの通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す、
    請求項11から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記共有チャネルと関連付けられた前記負荷測定基準が、前記無線デバイスから前記第2のRANノードへのアップリンクでの通信のための負荷測定基準を含み、
    前記LBT設定情報が、前記共有チャネルが占有されているかまたは前記アップリンクでの通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す
    請求項11から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記LBT設定情報が、前記共有チャネルのためのチャネルアクセス設定を含み、前記チャネルアクセス設定がエネルギー検出(ED)閾値設定を含む、請求項11から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 第1の無線アクセスネットワーク(RAN)ノード(160)であって、
    電力を前記第1のRANノードに供給するように設定された電力供給源回路(187)と、
    処理回路(170)であって、
    第2のRANノードから、共有チャネルと関連付けられた負荷測定基準と、前記共有チャネルが占有されているか、または前記第2のRANノードと無線デバイスとの間の通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示すリッスンビフォアトーク(LBT)設定情報とを受信し、
    前記第2のRANノードから受信した前記負荷測定基準および前記LBT設定情報に少なくとも部分的に基づいて、前記第1のRANノードの1つまたは複数の動作を実施するように設定された、処理回路(170)と
    を備える、第1のRANノード。
  18. 前記1つまたは複数の動作が、前記第1のRANノードのLBT設定を適合させることを含む、請求項17に記載の第1のRANノード。
  19. 前記1つまたは複数の動作が、前記第2のRANノードから受信した前記負荷測定基準および前記LBT設定情報に基づいて、前記第2のRANノードの負荷状態を決定することを含む、請求項17または18に記載の第1のRANノード。
  20. 前記1つまたは複数の動作が、前記第2のRANノードに対して決定された前記負荷状態に基づいて、前記第2のRANノードを用いて負荷分散を実施することをさらに含む、請求項19に記載の第1のRANノード。
  21. 前記1つまたは複数の動作が、前記第2のRANノードに、前記第2のRANノードのLBT設定を変更する要求を伝送することをさらに含む、請求項17から20のいずれか一項に記載の第1のRANノード。
  22. 前記処理回路が、前記第2のRANノードに、前記負荷測定基準および前記LBT設定情報を提供する要求を伝送するようにさらに設定され、前記負荷測定基準および前記LBT設定情報が、前記要求の伝送に応答して受信される、請求項17から21のいずれか一項に記載の第1のRANノード。
  23. 前記共有チャネルと関連付けられた前記負荷測定基準が、前記第2のRANノードから前記無線デバイスへのダウンリンクでの通信のための負荷測定基準を含み、
    前記LBT設定情報が、前記共有チャネルが占有されているかまたは前記ダウンリンクでの通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す、
    請求項17から22のいずれか一項に記載の第1のRANノード。
  24. 前記共有チャネルと関連付けられた前記負荷測定基準が、前記無線デバイスから前記第2のRANノードへのアップリンクでの通信のための負荷測定基準を含み、
    前記LBT設定情報が、前記共有チャネルが占有されているかまたは前記アップリンクでの通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す
    請求項17から23のいずれか一項に記載の第1のRANノード。
  25. 前記LBT設定情報が、前記共有チャネルのためのチャネルアクセス設定を含み、前記チャネルアクセス設定がエネルギー検出(ED)閾値設定を含む、請求項17から24のいずれか一項に記載の第1のRANノード。
  26. 第2の無線アクセスネットワーク(RAN)ノード(160)であって、
    電力を前記第2のRANノードに供給するように設定された電力供給源回路(187)と、
    処理回路(170)であって、
    共有チャネルと関連付けられた負荷測定基準と、前記共有チャネルが占有されているか、または前記第2のRANノードと無線デバイスとの間の通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示すリッスンビフォアトーク(LBT)設定情報とを決定し、
    前記負荷測定基準および前記LBT設定情報を第1のRANノードに伝送するように設定された、処理回路(170)と
    を備える、第2のRANノード。
  27. 前記処理回路がさらに、
    前記第1のRANノードから、前記第2のRANノードのLBT設定を変更する要求を受信し、
    前記要求に応答して、前記第2のRANノードの前記LBT設定を変更する
    ように設定された、請求項26に記載の第2のRANノード。
  28. 前記処理回路がさらに、
    前記第1のRANノードから、前記負荷測定基準および前記LBT設定情報を提供する要求を受信するように設定され、
    前記要求の受信に応答して、前記負荷測定基準および前記LBT設定情報が前記第1のRANノードに伝送される、
    請求項26または27に記載の第2のRANノード。
  29. 前記共有チャネルと関連付けられた前記負荷測定基準が、前記第2のRANノードから前記無線デバイスへのダウンリンクでの通信のための負荷測定基準を含み、
    前記LBT設定情報が、前記共有チャネルが占有されているかまたは前記ダウンリンクでの通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す、
    請求項26から28のいずれか一項に記載の第2のRANノード。
  30. 前記共有チャネルと関連付けられた前記負荷測定基準が、前記無線デバイスから前記第2のRANノードへのアップリンクでの通信のための負荷測定基準を含み、
    前記LBT設定情報が、前記共有チャネルが占有されているかまたは前記アップリンクでの通信に利用可能であるかについて、判断がどのように行われるかを示す
    請求項26から29のいずれか一項に記載の第2のRANノード。
  31. 前記LBT設定情報が、前記共有チャネルのためのチャネルアクセス設定を含み、前記チャネルアクセス設定がエネルギー検出(ED)閾値設定を含む、請求項26から30のいずれか一項に記載の第2のRANノード。
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