JP7326997B2 - 結束機 - Google Patents

結束機 Download PDF

Info

Publication number
JP7326997B2
JP7326997B2 JP2019156059A JP2019156059A JP7326997B2 JP 7326997 B2 JP7326997 B2 JP 7326997B2 JP 2019156059 A JP2019156059 A JP 2019156059A JP 2019156059 A JP2019156059 A JP 2019156059A JP 7326997 B2 JP7326997 B2 JP 7326997B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
body portion
main body
binding machine
axis
connecting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019156059A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020041401A (ja
Inventor
剛史 森尻
伸崇 田島
進平 杉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Max Co Ltd filed Critical Max Co Ltd
Priority to US17/273,932 priority Critical patent/US11781328B2/en
Priority to PCT/JP2019/035089 priority patent/WO2020050385A1/ja
Priority to CN201980057792.7A priority patent/CN112673142B/zh
Priority to EP19857856.9A priority patent/EP3848537A4/en
Priority to TW108132298A priority patent/TWI833799B/zh
Publication of JP2020041401A publication Critical patent/JP2020041401A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7326997B2 publication Critical patent/JP7326997B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B25/00Implements for fastening, connecting or tensioning of wire or strip
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21FWORKING OR PROCESSING OF METAL WIRE
    • B21F15/00Connecting wire to wire or other metallic material or objects; Connecting parts by means of wire
    • B21F15/02Connecting wire to wire or other metallic material or objects; Connecting parts by means of wire wire with wire
    • B21F15/06Connecting wire to wire or other metallic material or objects; Connecting parts by means of wire wire with wire with additional connecting elements or material
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G21/00Preparing, conveying, or working-up building materials or building elements in situ; Other devices or measures for constructional work
    • E04G21/12Mounting of reinforcing inserts; Prestressing
    • E04G21/122Machines for joining reinforcing bars
    • E04G21/123Wire twisting tools

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

本開示は、鉄筋等の結束対象物をワイヤで結束する結束機に関する。
従来から、カールガイドによりカール状に癖付けしたワイヤを、複数本の鉄筋や鉄パイプ等(以下「鉄筋等」という)の結束対象物に巻き回し、巻き回したワイヤをワイヤ捩り装置により捩じって鉄筋等を結束する鉄筋結束機と称する結束機が広く利用されている。特に近年、片手で容易に操作でき、持ち運びや収納に便利な比較的小型の結束機が普及している(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような小型の結束機を用いて例えば床面に配置された鉄筋等を結束する場合、操作者は腰や膝を大きく曲げて作業をしなければならない。これに対して特許文献2には、鉄筋等を囲むワイヤループの脚部同士を縒り合わせて鉄筋等を結束する縒り合わせ機構を有するケーシングと、ハンドルと、ケーシングとハンドルとを接続し、長さ調整が可能なテレスコピック部とを備えた結束機が開示されている。この結束機によれば、テレスコピック部を延ばすことで結束機の全長を長くすることができるため、操作者は従来のように腰や膝を大きく曲げることなく結束作業を行うことができる。
特開2009-275487号 特表2006-520865号
結束機の全長を長くすることで、操作者は腰や膝を大きく曲げることなく結束作業を行うことができる。しかし単に全長を長くしただけでは、例えば操作者の足元よりも離れた位置(例えば足元より前方)にある鉄筋等を結束しようとする場合、操作者は結束機を鉄筋等に向けて傾斜させなければならない。その結果、鉄筋等は結束機によって斜め方向から結束される。結束力を高めて鉄筋等をしっかりと結束するには、鉄筋等に対してなるべく垂直方向に近い方向(真上)から結束するのがよいが、斜め方向から鉄筋等を結束することになると、結束力が低下する。
本発明は、上記課題を解決するものであり、床面に配置された鉄筋等を、腰や膝を大きく曲げことなく結束でき、しかも操作者の足元よりも離れた位置にある鉄筋等を、結束力を弱めずにしっかりと結束することのできる結束機を提供することを目的とする。
本開示に係る結束機は、第1本体部と、筐体と、前記筐体に取り付けられ、結束対象物を挿入可能な開口を有し、前記開口に挿入された前記結束対象物の周囲に沿ってワイヤをカールさせるカールガイドと、前記筐体内に配置され、前記カールされた前記ワイヤを捩じる捩り軸を含む捩り部とを有する第2本体部と、前記第1本体部と前記第2本体部とを連結する長尺状の連結部とを備え、前記カールガイドは、前記筐体の先端から第1方向に突出し、前記第1方向と直交する第2方向に前記開口を構成する所定の間隔を空けて配置される第1及び第2ガイド部を含み、前記第1本体部と前記第2本体部は、前記第2本体部の前記先端で、かつ前記所定の間隔の中間位置と、前記連結部の前記第1本体部との接続端で、かつ前記連結部の短手方向における中間位置と、を結ぶ仮想軸線が、前記捩り軸の軸線に対して傾斜するように配置され、前記第1本体部は、操作者が把持可能なグリップを有し、前記仮想軸線は、前記操作者が前記グリップを把持している状態において、前記捩り軸の軸線に対して前記操作者側に傾斜する。第1本体部と第2本体部を長尺状の連結部で連結することで結束機の全長が長くなるため、例えば操作者は、床面に配置された結束対象物を、腰や膝を大きく曲げることなく結束することができる。仮想軸線を捩り軸の軸線に対して傾斜させることで、操作者の足元よりも離れた位置(例えば前方)にある結束対象物を結束する際、第2本体部の捩り軸を結束対象物に対して垂直又は略垂直方向に位置させることができる。
本開示に係る結束機は、第1本体部と、筐体と、前記筐体に取り付けられ、結束対象物を挿入可能な開口を有し、前記開口に挿入された前記結束対象物の周囲に沿ってワイヤをカールさせるカールガイドと、前記筐体内に配置され、前記カールされた前記ワイヤを捩じる捩り軸を含む捩り部とを有する第2本体部と、前記第1本体部と前記第2本体部とを連結する長尺状の連結部とを備え、前記カールガイドは、前記筐体の先端から第1方向に突出し、前記第1方向と直交する第2方向に前記開口を構成する所定の間隔を空けて配置される第1及び第2ガイド部を含み、前記第1本体部と前記第2本体部は、前記第2本体部の前記先端で、かつ前記所定の間隔の中間位置と、前記連結部の前記第1本体部との接続端で、かつ前記連結部の短手方向における中間位置と、を結ぶ仮想軸線が、前記捩り軸の軸線に対して傾斜するように配置され、前記第1本体部は、操作者が把持可能なグリップを有し、前記連結部は、当該連結部の軸線が前記捩り軸の軸線に対して前記操作者側に傾斜するように配置される。
本開示に係る結束機では、第1本体部と第2本体部とを長尺状の連結部で連結したので、床面に配置された結束対象物を、腰や膝を大きく曲げることなく結束することができる。そして、仮想軸線を捩り軸の軸線に対して傾斜させたので、操作者の足元から離れた位置にある結束対象物に対して第2本体部の捩り軸を垂直又は略垂直方向に位置させることができる。これにより、操作者の足元から離れた位置にある結束対象物を、結束力を弱めることなくしっかりと結束することができる。
第1の実施の形態に係る鉄筋結束機の内部構成を示す側面図である。 第1の実施の形態に係る鉄筋結束機の外観構成を示す側面図である。 第2本体部の要部構成の一例を示す側面図である。 第2本体部の要部構成の一例を示す側面図である。 第1の実施の形態に係る鉄筋結束機の外観構成を示す正面図である。 第1の実施の形態に係る鉄筋結束機の外観構成を示す背面図である。 第1の実施の形態に係る鉄筋結束機の外観構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る鉄筋結束機の外観構成を示す斜視図である。 第2の実施の形態に係る鉄筋結束機の内部構成を示す側面図である。 第3の実施の形態に係る鉄筋結束機の外観構成を示す側面図である。 第3の実施の形態に係る鉄筋結束機の外観構成を示す正面図である。 第3の実施の形態に係る鉄筋結束機の第2本体部の側面図である。 第3の実施の形態に係る鉄筋結束機の第2本体部からカバー部を取り外した状態を示す側面図である。 図12Aに示す第2本体部の要部Bの拡大図である。 図11に示す鉄筋結束機のA-A線に沿った断面図である。 第3の実施の形態に係る鉄筋結束機の第2本体部側の固定機構の断面図である。 第3の実施の形態に係る鉄筋結束機の第1本体部側の固定機構の断面図である。
以下、図面を参照して、本開示の好適な実施の形態について説明する。
<第1の実施の形態>
図1は第1の実施の形態に係る鉄筋結束機1Aの内部構成を示す側面図であり、図2は鉄筋結束機1Aの外観構成を示す側面図である。図4は鉄筋結束機1Aの外観構成を示す正面図、図5はその背面図、図6及び図7は斜視図である。
[鉄筋結束機1Aの構成例]
鉄筋結束機1Aは、操作者が把持可能な一対のグリップ120R,120Lを含むハンドル部122を有する第1本体部100と、ワイヤWを結束対象物の周囲に沿ってカールさせるカールガイド230A及びカールガイド230AによりカールされたワイヤWを保持して捩じる捩り部250とを有する第2本体部200と、第1本体部100と第2本体部200とを連結する長尺状の連結部300とを備える。
第1の実施の形態では、カールガイド230Aが設けられている側を鉄筋結束機1Aの先端側又は下側、その反対側、すなわち第1本体部100の端部側を鉄筋結束機1Aの基端側又は上側とする。また、鉄筋結束機1Aの上下方向に直交する方向であって、グリップ120R,120Lが位置する側をそれぞれ鉄筋結束機1Aの側方とし、グリップ120R側を鉄筋結束機1Aの右側、グリップ120L側を鉄筋結束機1Aの左側とする。さらに、鉄筋結束機1Aの上下方向及び左右方向に直交する方向であって、グリップ120R,120Lを把持する操作者が立つ側を鉄筋結束機1Aの操作者側又は背面側とし、その反対側を鉄筋結束機1Aの正面側とする。
第1本体部100は、第1筐体102と、第1筐体102に取り付けられ、一対のグリップ120R,120Lを有するハンドル部122と、第1筐体102に設けられ、バッテリ142を装着可能なバッテリ装着部140とを備える。第1筐体102は、先端側が連結部300に連結され、基端側には鉄筋結束機1Aの各種動作条件を設定するための設定部150が設けられる。
ハンドル部122は、図6及び図7に示すように、連結部300の軸線方向D3から見たときに、U字状又はM字状の長尺部材で構成され、両端側にそれぞれグリップ120R,120Lを有する。グリップ120R,120Lの間にはグリップ連結部121があり、グリップ連結部121が第1筐体102に取り付けられる。グリップ120R,120Lの少なくとも一方には、結束動作を開始するための操作スイッチ160(図1参照)が設けられる。なお、ハンドル部122は、連結部300の軸線方向D3から見たときに直線状あるいは、正面又は背面方向から見たときにU字状又はM字状等、様々な形状を採用することができる。
グリップ120R,120Lは、図4及び図5に示すように、操作者がグリップ120R,120Lを把持して操作する場合における操作者側から見て、連結部300の軸線A3又は軸線A3の延長線の両側に設けられる。グリップ120Rは操作者側から見て軸線A3の右側に配置され、グリップ120Lは操作者側から見て軸線A3の左側に配置される。
バッテリ装着部140は、ハンドル部122の上方に位置するようにして第1筐体102に設けられる。バッテリ装着部140は、連結部300の軸線A3の延長線上に配置される。
設定部150は、ワイヤWの巻き数やワイヤWの捩りトルクの調整等を行うための部位であり、例えばダイヤル式や押ボタン式のスイッチなどで構成される。
第2本体部200は、図1に示すように、第2筐体(筐体)202と、ワイヤWが巻かれたワイヤリール211を収容するリール収容部210と、リール収容部210に収容されたワイヤリール211からワイヤWを引き出して送るワイヤ送り部220と、ワイヤWに巻き癖を付けて結束対象物の周囲に沿ってカールさせるカールガイド230Aと、カールガイド230AによりカールされたワイヤWを切断する図示しない切断部と、カールガイド230Aによりカールされるとともに切断部により切断されたワイヤWを保持して捩じる捩り部250とを備える。第2筐体202の先端部にはカールガイド230Aが設けられ、第2筐体202の内部には、ワイヤ送り部220、切断部及び捩り部250が収容される。
ワイヤ送り部220は、リール収容部210とカールガイド230Aとの間に設けられ、ワイヤを送るための一対の送りギアを有する。ワイヤ送り部220の一対の送りギアは、図示しないモータの駆動により正回転及び逆回転可能に構成される。これにより、送りギアを正回転させるとワイヤWをカールガイド230A側に送ることが可能となり、送りギアを逆回転させるとワイヤWをリール収容部210側に引き戻し可能となる。
カールガイド230Aは、鉄筋Sを挿入可能な開口260を有し、この開口260に挿入された鉄筋Sの周囲に沿ってワイヤWをカールさせる。カールガイド230Aは、第2筐体202の先端部からさらに前方(第1方向D1)に突出して設けられ、一対のガイド部、すなわち第1ガイド部231A及び第2ガイド部232Aにより構成される。第1ガイド部231A及び第2ガイド部232Aは、第1方向D1と直交する第2方向D2に開口260を構成する所定の間隔Lを空けて配置される。第1ガイド部231Aは、ワイヤ送り部220より送られてきたワイヤWの進行方向を規制して、ワイヤWに巻き癖を付ける。第2ガイド部232Aは、第1ガイド部231Aにより巻き癖が付けられたワイヤWを受けて捩り部250に誘導する。鉄筋Sを結束する場合には、第1ガイド部231Aと第2ガイド部232Aとの間の開口260に鉄筋Sを挿入する。
第2筐体202の先端側であって、第1ガイド部231Aと第2ガイド部232Aとの間には、第2筐体202の先端側端部を覆うカバー部206と、鉄筋Sが当接することで第2ガイド部232Aを移動させるコンタクト部材233とが設けられる。
カバー部206は、金属の板材等で構成され、図3A及び図3Bに示すように、第1ガイド部231Aの基端側と第2ガイド部232Aの基端側との間で、第2筐体202の下側の端部を覆うように取り付けられる。
コンタクト部材233は、カバー部206に取り付けられた軸236に回転可能に支持される。コンタクト部材233は、ドッグレッグ(くの字)状の部材であり、軸236を挟んで第1ガイド部231A側に延びる一対の当接部234(図3A等では一方の当接部のみを示す)と、第2ガイド部232A側に延びる押圧部235とを有する。
当接部234は開口260に挿入された鉄筋Sが当接可能な位置に配置され、押圧部235は第2ガイド部232Aに接している。コンタクト部材233は、当接部234が鉄筋Sに押し付けられて第1方向D1とは反対方向に移動すると、軸236を支点に回転する。当接部234が鉄筋Sに押し付けられることでコンタクト部材233が回動すると、押圧部235は、第2ガイド部232Aを第1ガイド部231Aに近づく方向へ押す。これにより、第2ガイド部232Aは第1ガイド部231Aに対して開いた開位置から閉じた閉位置に移動する。このように、当接部234に鉄筋Sが当接するまでは、第2ガイド部232Aが第1ガイド部231に対して開いているため、鉄筋Sをカールガイド230Aの開口260に挿入し易くなる。特に、第1の実施の形態のように全長の長い鉄筋結束機1Aでは、結束位置が操作者から離れているため、鉄筋Sを挿入し難い。このため、結束時に第2ガイド部232Aが開いていると、鉄筋Sをカールガイド230Aの開口260に挿入し易くなる。
捩り部250は、捩りモータ251と、捩りモータ251の減速及びトルクの増幅を行う減速機構252と、減速機構252に接続され、捩りモータ251の回転により回転する捩り軸253と、捩り軸253の回転動作で変位する可動部材254と、可動部材254の先端側に突出し、ワイヤWを保持して捩じる保持部255とを備える。
捩り軸253の外周面と可動部材254の内周面には、それぞれねじが形成され、捩り軸253のねじが可動部材254のねじに螺合している。可動部材254は、回転が規制された状態で、捩り軸253が回転すると、前後方向へ移動し、回転の規制が解除されると、捩り軸253と一体的に回転する。
保持部255は、ワイヤWを保持するための複数の爪部を有する。保持部255は、可動部材254の前後方向の移動に合わせて開閉し、可動部材254の回転動作に合わせて回転する。
連結部300は、中空の長尺部材であり、内部に配線が敷設される。連結部300は、第1本体部100及び第2本体部200の径よりも細い棒状の部材から構成される。連結部300の長さは、例えば操作者の平均的な身長等に応じて選定される。連結部300には、例えばアルミニウム、ステンレス等の金属、樹脂、炭素繊維等の非金属を用いることができる。これにより、鉄筋結束機1A全体の軽量化を図ることができる。
連結部300の基端側(上端部)は第1筐体102に取り付けられ、連結部300の先端側(下端部)は第2筐体202に取り付けられる。連結部300は、第1本体部100及び第2本体部200に対して着脱可能に構成することができる。
連結部300の内部に敷設される配線は第1本体部100のバッテリ142や操作スイッチ160、第2本体部200の制御装置などに接続される。これにより、第1本体部100と第2本体部200との間で電気信号の通信が可能となり、第1本体部100から第2本体部200への電力供給が可能となる。
[第2本体部200と連結部300の配置関係等]
本実施の形態に係る鉄筋結束機1Aでは、床面に配置された鉄筋Sの結束作業を行う場合に、床面に沿うようにして床面と略平行に配置された鉄筋Sの配筋面Fと第2本体部200の捩り軸253の軸線A2とが直交又は略直交した状態となるように、以下に示す構成を採用する。
図1及び図2に示すように、連結部300及び第1本体部100は、鉄筋結束機1Aを側方から見たとき、第2本体部200に対して操作者側に傾斜して配置される。具体的には、図1に示すように、第2本体部200の先端でかつ第1ガイド部231Aと第2ガイド部232Aとの中間位置P1と、連結部300の第1本体部100との接続端でかつ連結部300の短手方向における中間位置P2と、を結ぶ仮想軸線A1が、捩り部250の捩り軸253の軸線A2に対して傾斜するように配置される。仮想軸線A1は、操作者がグリップ120R及びグリップ120Lを把持している状態において、捩り軸253の軸線A2に対して操作者側に傾斜する。
本実施の形態では、連結部300の軸線A3が、捩り軸253の軸線A2に対して操作者側に傾斜するように、連結部300が第2本体部200に取り付けられる。第1の実施の形態における捩り軸253の軸線A2に対する連結部300の軸線A3の傾斜角度θは15度であるが、この傾斜角度θは、操作者の身体的特徴や作業現場の足場等の状況に応じて適宜設定され、15度に限定されない。ただし、傾斜角度θは45度以下にするのが望ましい。傾斜角度θが45度を超えると、鉄筋結束機1Aの重心が操作者から離れ、鉄筋結束機1Aの重量バランスが大きく崩れるからである。
連結部300は、第2本体部200に対して傾斜角度θを変更可能に構成することができる。傾斜角度θを変更する機構としては、例えば、ネジ及びボルト等の締結手段を用いた構成や、ヒンジ等の回転手段を用いた構成、その他の公知の手段を適宜採用することができる。傾斜角度θは、0度超から45度の範囲で操作者が任意に調整可能に構成される。また、操作部及び駆動部を設け、連結部300を電動で傾斜角度θを変更できるようにしてもよい。
[鉄筋結束機1Aの動作例]
鉄筋結束機1Aでは、仮想軸線A1が捩り軸253の軸線A2に対して操作者側に傾斜するように構成した。特に第1の実施の形態では、連結部300の軸線A3を捩り軸253の軸線A2に対して操作者側に傾斜させたので、操作者の足元から離れた位置、例えば足元よりも前方にある鉄筋Sを結束する際、操作者はわざわざ当該鉄筋Sの近くに移動しなくても、鉄筋結束機1Aのカールガイドが届く範囲にある鉄筋Sに対して、捩り軸253を垂直又は略垂直方向に位置させることができる。したがって、操作者は立ち位置を変えずに、周囲の鉄筋Sをしっかりと結束できるようになる。
鉄筋Sの結束を行う場合、操作者は、鉄筋Sを第1ガイド部231Aと第2ガイド部232Aとの間の開口260に挿入し、鉄筋Sをコンタクト部材233の当接部234に押し当てる。これに伴い、コンタクト部材233が軸236を支点として回転し、押圧部235により第2ガイド部232Aが押され、第2ガイド部232Aが開位置から閉位置に移動する。操作者は、第2ガイド部232Aが閉じた状態で操作スイッチ160をオンすることで、結束動作が開始される。
操作スイッチ160をオンすると、ワイヤ送り部220の一対の送りギアは、ワイヤWを挟持して回転し、ワイヤリール211からワイヤWをカールガイド230A側に送り出す。ワイヤ送り部220で送られたワイヤWは、カールガイド230Aによってカール状に癖付けされた後、カール状のワイヤWが鉄筋Sの周囲に複数回巻かれる。鉄筋Sの周囲にワイヤWを巻く回数(巻き数)は、設定部150により設定可能である。鉄筋Sの周囲に複数回巻かれたワイヤWは切断部により切断された後、捩り部250により捩じられる。このような動作により、鉄筋SをワイヤWによって結束することができる。
[第1の実施の形態の効果]
第1の実施の形態によれば、仮想軸線A1を捩り軸253の軸線A2に対して傾斜させたので、足元の前方にある鉄筋Sを結束する場合に、鉄筋S(の配筋面F)に対して捩り軸253を直交又は略直交させることができる。これにより、結束力を弱めることなく鉄筋Sを結束することができる。
また、第1の実施の形態によれば、連結部300の第2本体部200に対する傾斜角度θを変更可能に構成するので、操作者に身長や作業現場の足場等の状況に応じて、連結部300の第2本体部200に対する傾斜角度θを最適角度に調整できる。
<第1の実施の形態の変形例>
なお、第1の実施の形態に係る鉄筋結束機1Aでは、操作スイッチ160のオン操作により結束動作を開始するように構成したが、これに限定されることはない。例えば、操作スイッチ160のオン操作により結束動作を開始するのではなく、コンタクト部材233に鉄筋Sが当接したことを検知したら結束動作を開始するようにしてもよい。この場合、鉄筋Sを結束するのに、操作スイッチ160をオンする必要がないので、作業性が向上する。
また、コンタクト部材233に鉄筋Sが当接しただけでは結束動作を開始せず、操作スイッチ160をオンした状態でコンタクト部材233に鉄筋Sが当接した場合に結束動作を開始するようにしてもよい。この場合、操作スイッチ160をオンした状態であれば、次々に鉄筋Sを結束できるため作業性に優れ、しかも操作スイッチ160をオンしていなければコンタクト部材に鉄筋Sを当接させても結束動作を開始しないので、不用意な結束動作の実行を抑制できる。なお、この変形例の具体的な構造としては、例えば、コンタクト部材233の回転動作に応じてオン/オフが切り替わる作動スイッチをコンタクト部材233の近傍に配置し、この作動スイッチがオンになったら結束動作を実行するようにしてもよい。作動スイッチには、例えば、機械的スイッチや、ホールIC等のセンサを用いることができる。
鉄筋Sの結束を行う場合、操作者は、操作スイッチ160をオンした状態で、鉄筋Sを第1ガイド部231Aと第2ガイド部232Aとの間の開口260に挿入する。これにより、コンタクト部材233の当接部234に鉄筋Sが押し当てられ、コンタクト部材233が軸236を支点として回転して例えば作動位置に移動すると、第2スイッチがオンする。第2本体部200内に設けられた図示しない制御部は、操作スイッチ160及び作動スイッチの両方がオン状態である場合に、結束動作を開始する。第2ガイド部232Aは、コンタクト部材233の回転により開位置から閉位置に移動する。
<第2の実施の形態>
図8は第2の実施の形態に係る鉄筋結束機1Bの内部構成を示す側面図である。第2の実施の形態の鉄筋結束機1Bは、コンタクト部材233を備えていない点において第1の実施の形態に係る鉄筋結束機1Aと異なる。鉄筋結束機1Bは、コンタクト部材233を備えていないので、開口260に鉄筋Sが挿抜されても、カールガイド230Bは開閉しない。なお、鉄筋結束機1Bは、コンタクト部材233を備えていない点を除き、鉄筋結束機1Aと同様の構成である。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態に係る鉄筋結束機1Cでは、特に、第2本体部200Cに第2固定機構270を設けると共に第2本体部200Cの一部を開閉可能な構成とし、第1本体部100Cに第1固定機構170を設ける点において上記第1の実施の形態に係る鉄筋結束機1A構成と相違している。そのため、以下では、第3の実施の形態の鉄筋結束機1Cにおいて、図1~図9で説明した第1の実施の形態の鉄筋結束機1Aと実質的に共通する構成要素については同一の符号を付し、異なる構成要素について詳しく説明する。
図9は、第3の実施の形態に係る鉄筋結束機1Cの外観構成を示す側面図、図10は、鉄筋結束機1Cの外観構成を示す正面図、図11は第3の実施の形態に係る鉄筋結束機1Cの第2本体部200Cの側面図、図12Aは第3の実施の形態に係る鉄筋結束機1Cの第2本体部200Cからカバー部203を取り外した状態を示す側面図、図12Bは図12Aに示す第2本体部200Cの要部Bの拡大図、図13は図11に示す鉄筋結束機1CのA-A線に沿った断面図、図14は第3の実施の形態に係る鉄筋結束機1Cの第2固定機構270の断面図である。
鉄筋結束機1Cは、第1本体部100Cと、結束対象物を挿入可能な開口を有し、開口に挿入された結束対象物の周囲に沿ってワイヤWを結束対象物の周囲に沿ってカールさせるカールガイド230Aとカールガイド230Aによりカールされたワイヤを捩じる捩り部250(図1参照)とを有する第2本体部200Cと、第1本体部100Cと第2本体部200Cとを連結する連結部300とを備える。
第2本体部200Cは、図11及び図12Aに示すように、ワイヤ送り部220、捩り部250、及び基板290を含む電装部を収容すると共に基板290等の電装部を露出させる開口202aを有する第2筐体202と、第2筐体202の開口202aを覆うカバー部203とを備える。基板290等は、第2筐体202内における捩り部250よりも操作者側であって、リール収容部210の上側に設けられた空間部202sに収容される。基板290には、例えば、捩りモータ251(図1参照)を駆動する駆動回路、及びワイヤ送り部220(図1参照)のモータを駆動する駆動回路等が実装される。開口202aは、例えば第2筐体202の左側面に設けられる。カバー部203は、第2筐体202に対して着脱可能に取り付けられ、開口202aを開閉する。これにより、第2筐体202の組み付け状態を解除することなく、基板290等の電装部を第2筐体202から簡易に露出できる。
連結部300の内部には、図9、図12A、図12B及び図13に示すように、表面に凹凸を有する蛇腹状のチューブ500が敷設される。チューブ500は、連結部300の内部に配置され、第1本体部100Cと第2本体部200Cとに亘って設けられる。チューブ500の内部には、第1本体部100Cと第2本体部200Cとの間で信号等の伝送を行うための図示しない配線が引き回される。
チューブ500の下端部500aは、図12Bに示すように、第2本体部200Cの内部の基板290が収容される空間部202sに延在する。空間部202sには、凸部を有する平面視略U字状の規制部205が設けられる。規制部205は、チューブ500の下端部500aの凹部500bに嵌合し、チューブ500の下端部500aの位置を固定する。なお、規制部205を凹状の部材で構成し、チューブ500の凸部を嵌合させることで、チューブ500の位置を固定することもできる。
第2本体部200Cは、図9、図11、図13及び図14に示すように、第2本体部200Cを貫通する係止部の一例である第1軸272及び第2軸273が設けられた第1固定部270aと、第2本体部200Cを貫通する係止部の一例である第3軸274及び第4軸275が設けられた第2固定部270bとを有する第2固定機構270を備える。第2固定機構270は、第2本体部200Cの基端側(上側)に設けられ、連結部300の下端部を第2筐体202に固定する。
第2本体部200側の第2固定機構270の構成を説明する前に、便宜上、第2固定機構270に固定される連結部300側の構成について説明する。図14に示すように、連結部300は、その長手方向の一端側(下端部)であってかつ短手方向の端部のそれぞれに、複数の切り欠き部を有する。具体的には、連結部300の下端部の正面側には、第1軸272が嵌合する凹状の第1切り欠き部301と、第3軸274が嵌合する凹状の第3切り欠き部303とがそれぞれ形成される。連結部300の下端部の操作者側には、第2軸273が嵌合する凹状の第2切り欠き部302と、第4軸275が嵌合する凹状の第4切り欠き部304とがそれぞれ形成される。
続けて、第2固定機構270の第1固定部270aの構成について説明する。図13及び図14に示すように、第1軸272及び第2軸273は、第2筐体202を左右方向に貫通可能な長さを有する軸体で構成される。第1軸272及び第2軸273は、所定の間隔を空けた状態でこれらの基端部のそれぞれが細長の第2プレート285に取り付けられている。第1軸272、第2軸273及び第2プレート285は、ボルト281、ボルト283によって連結されているが、第1軸272、第2軸273及び第2プレート285が一体化された部品で構成してもよい。
第2プレート285は第2筐体202の右側面の凹部202cに配置される。第2プレート285に取り付けられた第1軸272及び第2軸273は、第2筐体202の右側面から挿入され、第2筐体202の内部を貫通する。このとき、図14に示すように、第1軸272が連結部300の第1切り欠き部301に嵌合し、第2軸273が連結部300の第2切り欠き部302に嵌合する。
第1プレート284は、第2筐体202の左側面から突出する第1軸272及び第2軸273の先端部を押さえ付けるように、第2筐体202の左側面の凹部202dに配置される。このように、一対の第1プレート284及び第2プレート285により第2筐体202を挟持した状態において、第1軸272の先端部にはボルト280が螺合され、第1軸272の基端部にはボルト281が螺合される。同様に、第2軸273の先端部にはボルト282が螺合され、第2軸273の基端部にはボルト283が螺合される。
第2固定部270bについても第1固定部270aと同様に、図14に示すように、第3軸274及び第4軸275が、第2筐体202の右側面から挿入され、第3軸274が連結部300の第3切り欠き部303に嵌合し、第4軸275が連結部300の第4切り欠き部304に嵌合する。また、一対のプレートにより第2筐体202を挟持した状態で、第3軸274及び第4軸275のそれぞれに図示しないボルトが螺合される。なお、第2固定部270bの構成は、第1固定部270aと同様の構成であるため、詳細な説明を省略する。
また、第3の実施の形態では、第2本体部200Cと連結部300とを連結する第2固定機構270と同様の構成を備えた第1固定機構170が、第1本体部100C側にも設けられる。図15は、第3の実施の形態に係る鉄筋結束機の第1本体部100C側の第1固定機構170の断面図である。
第1本体部100Cは、図9及び図15に示すように、第1本体部100Cを貫通する係止部の一例である第5軸172及び第6軸173が設けられた第1固定部170aと、第1本体部100Cを貫通する係止部の一例である第7軸174及び第8軸175が設けられた第2固定部170bとを有する第1固定機構170を備える。第1固定機構170は、第1本体部100Cの基端側(上側)に設けられ、連結部300の下端部を第1筐体102に固定する。
第1本体部100C側の第1固定機構170の構成を説明する前に、便宜上、第1固定機構170に固定される連結部300の構成について説明する。図15に示すように、連結部300は、その長手方向の他端側(上端部)であってかつ短手方向の正面側の端部に、第5軸172が嵌合する凹状の第5切り欠き部305及び第7軸174が嵌合する凹状の第7切り欠き部307を有する。また、連結部300は、その長手方向の他端側であってかつ短手方向の操作者側の端部に、第6軸173が嵌合する凹状の第6切り欠き部306及び第8軸175が嵌合する凹状の第8切り欠き部308を有する。
続けて、第1固定機構170の構成について説明する。第1固定部170aの第5軸172及び第6軸173は、第1筐体102の内部を左右方向に貫通する。図15に示すように、第5軸172は連結部300の第5切り欠き部305に嵌合し、第6軸173は連結部300の第6切り欠き部306に嵌合する。第2固定部170bについても、同様に、第7軸174及び第8軸175が第1筐体102の内部を左右方向に貫通し、図15に示すように、第7軸174は連結部300の第7切り欠き部307に嵌合し、第8軸175は連結部300の第8切り欠き部308に嵌合する。なお、第2本体部200C側の第2固定機構270と同様に、一対のプレートで第1筐体102を挟持し、第5軸172等の軸のそれぞれの端部にボルトを螺合してもよい。このように、第1本体部100C側においても、第1固定機構170により第1本体部100Cと連結部300とを強固に連結できる。
チューブ500の上端部500cは、図15に示すように、第1本体部100Cの内部に延在する。第1本体部100Cの内部には、凸部を有する規制部105が設けられる。規制部105は、チューブ500の上端部500cの凹部500dに嵌合し、チューブ500の上端部500cの位置を固定する。なお、規制部105を凹状の部材で構成し、チューブ500の凸部を嵌合させることで、チューブ500の位置を固定することもできる。
以上説明したように、第3の実施の形態によれば、基板290等の電装部が収容される第2筐体202におけるカバー部203を取り外すことで、第2筐体202の内部の電装部を露出させることができる。これにより、捩り部250等が収容される第2筐体202の組み付けを取り外すことなく、電装部に対する作業を行うことができるので、作業の効率化を図ることができる。
また、第3の実施の形態によれば、チューブ500の凹部500bに規制部205を嵌合させることで、チューブ500の下端部500aを第2筐体202の内部の所定位置に固定できるので、鉄筋結束機1Aの組み付け時に引っ張り方向の力が作用したり、打ち込み作業時に振動が発生した場合でも、チューブ500の下端部500aが第2筐体202から抜けてしまうことを防止できる。また、配線をチューブ500の内部に通すことで、配線に対して2重の絶縁性を確保できる。
また、第3の実施の形態によれば、第2本体部200Cに第2筐体202と連結部300とを連結する第2固定機構270を設け、第2筐体202を貫通する第1軸272等により連結部300の第1切り欠き部301等に嵌合させるので、第2筐体202と連結部300とを強固に連結できる。これにより、第2筐体202と連結部300との接続強度を確保でき、例えば連結部300に対して引っ張り方向の力が作用した場合でも、連結部300の第2本体部200Cからの抜けを防止できる。
さらに、第3の実施の形態によれば、第1本体部100Cに第1筐体102と連結部300とを連結する第1固定機構170を設け、第1筐体102を貫通する第5軸172等により連結部300の第5切り欠き部305等に嵌合させるので、第1筐体102と連結部300とを強固に連結できる。これにより、第1筐体102と連結部300との接続強度を確保でき、例えば連結部300に対して引っ張り方向の力が作用した場合でも、連結部300の第1本体部100Cからの抜けを防止できる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、第1及び第2の実施の形態では、連結部300は直線状の部材で構成されるが、足元の前方にある鉄筋Sに対して捩り軸253を垂直又は略垂直方向に位置させること、換言すれば、カールガイド230A,230Bを鉄筋Sの真上又は略真上から入れることができるのであれば、連結部300は必ずしも直線状でなくてよく、例えば屈曲していたり、湾曲していてもてもよい。ただし、連結部300が直線状でない場合であっても、少なくとも仮想軸線A1が捩り軸253の軸線A2に対して傾斜していることが条件となる。また、連結部300が屈折や湾曲している場合、連結部300の軸線A3は、連結部300の上端と第1本体部100との接続部と、連結部300の下端と第2本体部200との接続部を結んだ仮想軸線である。
さらに、第1及び第2の実施の形態に係る鉄筋結束機1A,1Bでは、グリップ120R,120Lを操作者側から見て連結部300の軸線A3の両側に設け、両手持ちの構成としたが、これに限定されることはない。例えば、鉄筋結束機1A,1Bにおいて、グリップを単一で構成し、片手持ちの構成としてもよい。
<付記>
本技術は、以下のような構成をとることもできる。
(1)
第1本体部と、
筐体と、前記筐体に取り付けられ、結束対象物を挿入可能な開口を有し、前記開口に挿入された前記結束対象物の周囲に沿ってワイヤをカールさせるカールガイドと、前記筐体内に配置され、前記カールされた前記ワイヤを捩じる捩り軸を含む捩り部とを有する第2本体部と、
前記第1本体部と前記第2本体部とを連結する長尺状の連結部と
を備え、
前記カールガイドは、前記筐体の先端から第1方向に突出し、前記第1方向と直交する第2方向に前記開口を構成する所定の間隔を空けて配置される第1及び第2ガイド部を含み、
前記第2本体部は、
前記捩り部及び当該捩り部を駆動する基板を収容すると共に、前記基板を露出させる開口を有する筐体と、
前記筐体から露出する前記基板を覆うカバー部と
を有し、
前記カバー部は、前記筐体に対して着脱可能に構成される
結束機。
(2)
前記連結部の内部には、前記第1本体部と前記2本体部との間で信号の伝送を行う配線が設けられる
前記(1)に記載の結束機。
(3)
前記配線が内部を通るチューブを有し、
前記チューブは、前記連結部を介して前記第1本体部と前記2本体部との間に亘って設けられる
前記(2)に記載の結束機。
(4)
前記チューブは、表面に凹部を有し、
前記第2本体部は、前記チューブの前記凹部に嵌合可能な凸部を有する
前記(3)に記載の結束機。
(5)
前記チューブは、表面に凸部を有し、
前記第2本体部は、前記チューブの前記凸部に嵌合可能な凹部を有する
前記(3)に記載の結束機。
(6)
前記第1本体部と前記第2本体部は、前記第2本体部の前記先端で、かつ前記所定の間隔の中間位置と、前記連結部の前記第1本体部との接続端で、かつ前記連結部の短手方向における中間位置と、を結ぶ仮想軸線が、前記捩り軸の軸線に対して傾斜するように配置される
前記(1)から(5)の何れか一項に記載の結束機。
1A,1B,1C 鉄筋結束機(結束機)
100,100C 第1本体部
102 第1筐体
120R,120L グリップ
140 バッテリ装着部
142 バッテリ
170 第1固定機構
172 第5軸(係止部)
173 第6軸(係止部)
174 第7軸(係止部)
175 第8軸(係止部)
200,200C 第2本体部
202 第2筐体(筐体)
220 ワイヤ送り部
230A,230B カールガイド
231A 第1ガイド部
232A 第2ガイド部
250 捩り部
253 捩り軸
270 第2固定機構
272 第1軸(係止部)
273 第2軸(係止部)
274 第3軸(係止部)
275 第4軸(係止部)
300 連結部
301 第1切り欠き部
302 第2切り欠き部
303 第3切り欠き部
304 第4切り欠き部
305 第5切り欠き部
306 第6切り欠き部
307 第7切り欠き部
308 第8切り欠き部
A1 仮想軸線
A2 捩り軸の軸線
A3 連結部の軸線
S 鉄筋(結束対象物)
W ワイヤ

Claims (9)

  1. 第1本体部と、
    筐体と、前記筐体に取り付けられ、結束対象物を挿入可能な開口を有し、前記開口に挿入された前記結束対象物の周囲に沿ってワイヤをカールさせるカールガイドと、前記筐体内に配置され、前記カールされた前記ワイヤを捩じる捩り軸を含む捩り部とを有する第2本体部と、
    前記第1本体部と前記第2本体部とを連結する長尺状の連結部と
    を備え、
    前記カールガイドは、前記筐体の先端から第1方向に突出し、前記第1方向と直交する第2方向に前記開口を構成する所定の間隔を空けて配置される第1及び第2ガイド部を含み、
    前記第1本体部と前記第2本体部は、前記第2本体部の前記先端で、かつ前記所定の間隔の中間位置と、前記連結部の前記第1本体部との接続端で、かつ前記連結部の短手方向における中間位置と、を結ぶ仮想軸線が、前記捩り軸の軸線に対して傾斜するように配置され
    前記第1本体部は、操作者が把持可能なグリップを有し、
    前記仮想軸線は、前記操作者が前記グリップを把持している状態において、前記捩り軸の軸線に対して前記操作者側に傾斜する
    結束機。
  2. 前記グリップは、当該グリップの軸線が前記捩り軸の軸線と直交又は略直交するように配置される
    請求項に記載の結束機。
  3. 第1本体部と、
    筐体と、前記筐体に取り付けられ、結束対象物を挿入可能な開口を有し、前記開口に挿入された前記結束対象物の周囲に沿ってワイヤをカールさせるカールガイドと、前記筐体内に配置され、前記カールされた前記ワイヤを捩じる捩り軸を含む捩り部とを有する第2本体部と、
    前記第1本体部と前記第2本体部とを連結する長尺状の連結部と
    を備え、
    前記カールガイドは、前記筐体の先端から第1方向に突出し、前記第1方向と直交する第2方向に前記開口を構成する所定の間隔を空けて配置される第1及び第2ガイド部を含み、
    前記第1本体部と前記第2本体部は、前記第2本体部の前記先端で、かつ前記所定の間隔の中間位置と、前記連結部の前記第1本体部との接続端で、かつ前記連結部の短手方向における中間位置と、を結ぶ仮想軸線が、前記捩り軸の軸線に対して傾斜するように配置され、
    前記第1本体部は、操作者が把持可能なグリップを有し、
    前記連結部は、当該連結部の軸線が前記捩り軸の軸線に対して前記操作者側に傾斜するように配置され
    束機。
  4. 前記捩り軸の軸線に対する前記連結部の軸線の傾斜角度は45度以下である
    請求項に記載の結束機。
  5. 前記連結部は、前記捩り軸の軸線に対する傾斜角度を変更可能に前記第2本体部に取り付けられる
    請求項又はに記載の結束機。
  6. 前記連結部は、前記第2本体部に対して着脱可能に構成される
    請求項1からのいずれかに記載の結束機。
  7. 前記グリップは、前記捩り軸の軸線の両側に配置される
    請求項1から6のいずれかに記載の結束機。
  8. 前記連結部は、長手方向の少なくとも一端側であってかつ短手方向の端部に切り欠き部を有し、
    前記第2本体部は、当該第2本体部を貫通する係止部が設けられた第2固定機構有し、
    前記連結部の一端側が前記第2本体部に挿入された状態において、前記第2固定機構の前記係止部が前記連結部の前記切り欠き部に嵌合される
    請求項1に記載の結束機。
  9. 前記連結部は、長手方向の少なくとも他端側であってかつ短手方向の端部に切り欠き部を有し、
    前記第1本体部は、当該第1本体部を貫通する係止部が設けられた第1固定機構有し、
    前記連結部の他端側が前記第1本体部に挿入された状態において、前記第1固定機構の前記係止部が前記連結部の前記切り欠き部に嵌合される
    請求項1に記載の結束機。
JP2019156059A 2018-09-07 2019-08-28 結束機 Active JP7326997B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US17/273,932 US11781328B2 (en) 2018-09-07 2019-09-05 Binding machine
PCT/JP2019/035089 WO2020050385A1 (ja) 2018-09-07 2019-09-05 結束機
CN201980057792.7A CN112673142B (zh) 2018-09-07 2019-09-05 捆扎机
EP19857856.9A EP3848537A4 (en) 2018-09-07 2019-09-05 BINDING MACHINE
TW108132298A TWI833799B (zh) 2018-09-07 2019-09-06 捆束機

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018168250 2018-09-07
JP2018168250 2018-09-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020041401A JP2020041401A (ja) 2020-03-19
JP7326997B2 true JP7326997B2 (ja) 2023-08-16

Family

ID=69797784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019156059A Active JP7326997B2 (ja) 2018-09-07 2019-08-28 結束機

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7326997B2 (ja)
CN (1) CN112673142B (ja)
TW (1) TWI833799B (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4821284Y1 (ja) * 1965-12-15 1973-06-21
JPH07290177A (ja) * 1994-04-22 1995-11-07 Toyota Kihan:Kk 鉄筋結束機
JP3582411B2 (ja) * 1999-07-23 2004-10-27 マックス株式会社 鉄筋結束機
US6668870B2 (en) * 2002-05-20 2003-12-30 Illinois Tool Works Inc. Manually operated wire twisting and tying tool and method of twisting and tying the wires together
DE602006013863D1 (de) * 2005-11-04 2010-06-02 Bosch Gmbh Robert Verfahren und vorrichtung für einen gelenkbohrer
CN105625727A (zh) * 2014-10-30 2016-06-01 三峡大学 一种多功能钢筋钩子
CN205577437U (zh) * 2016-05-04 2016-09-14 中建八局第一建设有限公司 一种圈梁钢筋验收工具
CN206607821U (zh) * 2017-01-24 2017-11-03 中国建筑第五工程局有限公司 一种抹子

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020041401A (ja) 2020-03-19
TW202020278A (zh) 2020-06-01
TWI833799B (zh) 2024-03-01
CN112673142A (zh) 2021-04-16
CN112673142B (zh) 2023-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2020050385A1 (ja) 結束機
JP6763385B2 (ja) 結束機
TWI744635B (zh) 捆束機
JP7310873B2 (ja) 結束機
JP2018109296A (ja) 結束機
JP7081166B2 (ja) 結束機
US11795710B2 (en) Binding machine
TW201836932A (zh) 捆束機
JP2020041402A (ja) 結束機
JP7163679B2 (ja) 結束機
JP7326997B2 (ja) 結束機
CN110155402B (zh) 打捆机
TWI842738B (zh) 捆束機
JP2018108850A (ja) 結束機
WO2020050387A1 (ja) 結束機
TWI843938B (zh) 捆束機
AU2018204050B2 (en) Binding machine
JPH07125719A (ja) 物品の結束装置
NZ743248A (en) Binding machine

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20220114

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230411

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230717

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7326997

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150