相互参照
[0001]本特許出願は、2019年2月13日に出願された、John Wilson等による「Downlink Transmission Beam Configuration Techniques for Wireless Communications」と題する米国特許出願第16/274,774号および2018年2月16日に出願された、John Wilson等による「Downlink Transmission Beam Configuration Techniques for Wireless Communications」と題する米国仮特許出願第62/710,409号の利益を主張し、それらは各々、本願の譲受人に譲渡され、本明細書に明確に組み込まれる。
[0002]以下は、一般に、ワイヤレス通信に関し、より具体的には、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法に関する。
[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャスト、等のような様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、時間、周波数、および電力)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例には、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、LTE-アドバンスト(LTE-A)システム、またはLTE-A Proシステムのような第4世代(4G)システムと、新無線(NR)システムと呼ばれ得る第5世代(5G)システムとが含まれる。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-S-OFDM)のような技術を用い得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、別名ユーザ機器(UE)としても知られ得る複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートするいくつかの基地局またはネットワークアクセスノードを含み得る。
[0004]説明される技法は、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートする改善された方法、システム、デバイス、または装置に関する。一般に、説明される技法は、制御送信およびデータ送信に対する優先順位を定義するルールのセットに少なくとも部分的に基づいた、ダウンリンク送信ビームのためのビームフォーミングパラメータと、当該ダウンリンク送信ビームを受信するための対応する受信ビームパラメータとの識別(identification)を提供する。いくつかのケースでは、ダウンリンクリソースは、ダウンリンクビームフォーミングパラメータの第1のセットを介してダウンリンク送信のためにユーザ機器(UE)に割り振られ得、UEはまた、ダウンリンク送信と同じ送信時間インターバル(TTI)内のダウンリンクビームフォーミングパラメータの異なるセットを使用して、制御リソースセットをモニタするように構成され得る。UEおよび基地局は、優先順位に基づいて、どのビームフォーミングパラメータをダウンリンク送信に使用すべきかを識別し得る。いくつかのケースでは、ルールのセットは、ダウンリンクビームフォーミングパラメータのどのセットが空間受信ビームフィルタリングに使用されるべきかを定義するか、ダウンリンク送信が制御リソースセットの周りでレートマッチングされるかどうかを定義するか、またはそれらの組合せを定義する。
[0005]ワイヤレス通信の方法が説明される。方法は、UEにおいて、基地局からダウンリンク許可(grant)を受信することと、ここで、ダウンリンク許可は、第1のTTI中に基地局からダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUEによって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示し、ビームフォーミングパラメータの第1のセットおよびビームフォーミングパラメータの第2のセットに基づいて、第1のTTIの制御リソースセットおよびダウンリンク送信に関連する優先順位を決定することと、優先順位に基づいて、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用するダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用する制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信することと、を含み得る。
[0006]ワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、プロセッサと、このプロセッサと電子通信するメモリと、このメモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、UEにおいて、基地局からダウンリンク許可を受信することと、ここで、ダウンリンク許可は、第1のTTI中に基地局からダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUEによって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示し、ビームフォーミングパラメータの第1のセットおよびビームフォーミングパラメータの第2のセットに基づいて、第1のTTIの制御リソースセットおよびダウンリンク送信に関連する優先順位を決定することと、優先順位に基づいて、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用するダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用する制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信することと、を装置行わせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。
[0007]ワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、UEにおいて、基地局からダウンリンク許可を受信し、ここで、ダウンリンク許可は、第1のTTI中に基地局からダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUEによって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示し、ビームフォーミングパラメータの第1のセットおよびビームフォーミングパラメータの第2のセットに基づいて、第1のTTIの制御リソースセットおよびダウンリンク送信に関連する優先順位を決定し、優先順位に基づいて、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用するダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用する制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信するための手段を含み得る。
[0008]ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ読取可能な媒体が説明される。コードは、UEにおいて、基地局からダウンリンク許可を受信することと、ここで、ダウンリンク許可は、第1のTTI中に基地局からダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUEによって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示し、ビームフォーミングパラメータの第1のセットおよびビームフォーミングパラメータの第2のセットに基づいて、第1のTTIの制御リソースセットおよびダウンリンク送信に関連する優先順位を決定することと、優先順位に基づいて、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用するダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用する制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信することと、を行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
[0009]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例は、ビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用して第1のTTIの少なくとも一部分中、制御リソースセットがモニタされるべきであり得ることを決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0010]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、ダウンリンク送信または制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信することは、優先順位に基づいて、ダウンリンク許可を無視し、制御リソースセットを受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0011]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、優先順位は、UEによってモニタされ得る無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に基づいて決定され得る。
[0012]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、優先順位は、ダウンリンク送信のための1つまたは複数のダウンリンクリソースのうちの少なくとも1つと、同じ直交周波数分割多重(OFDM)シンボル内に存在する制御リソースセットの1つまたは複数のダウンリンクリソースのうちの少なくとも1つとに基づいて決定され得る。
[0013]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、優先順位は、制御リソースセットがダウンリンク送信より高い優先度を有し得ることを示す。
[0014]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、優先順位は、制御リソースセットに関連するサービス品質(QoS)がダウンリンク送信より高い優先度を有することに基づいて、制御リソースセットがより高い優先度を有し得ることを示し、制御リソースセットに関連するQoSは、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)QoSであり得、ダウンリンク送信に関連するQoSは、URLLC QoSより低い優先度を有し得る。
[0015]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例は、ビームフォーミングパラメータの第1のセットまたはビームフォーミングパラメータの第2のセットが空間受信ビームフィルタリングに使用されるべきであり得ると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0016]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例は、ダウンリンク送信が制御リソースセットの周りでレートマッチングされ得るかどうかを決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0017]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、ダウンリンク送信が制御リソースセットの周りでレートマッチングされ得るとき、ダウンリンク送信または制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信することは、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用して制御リソースセットをモニタし、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用してダウンリンク送信を受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0018]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、ダウンリンク送信または制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信することは、制御リソースセットを送信するために構成され得る第1のTTI内のリソースのサブセットを識別し、制御リソースセットを送信するために構成され得るリソースのサブセットを使用して、第1のTTI中にダウンリンク送信を受信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0019]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、優先順位は、制御リソースセットに関連する送信のタイプ、ダウンリンク送信のためのダウンリンクリソースと制御リソースセットのダウンリンクリソースとの間の周波数分割多重化、複数の送信ビームを同時に受信するUEの能力、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数に基づいて決定され得る。
[0020]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例は、基地局によって構成された2つ以上の異なる制御リソースセットを識別するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、2つ以上の異なる制御リソースセットの各々は、優先順位において異なる優先度を有する。
[0021]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、2つ以上の異なる制御リソースセットのうちの第1の制御リソースセットは、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)サービスの送信に対応し、ダウンリンク送信より高い優先度を有し得、2つ以上の異なる制御リソースセットのうちの第2の制御リソースセットは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービスの送信に対応し、ダウンリンク送信より低い優先度を有し得る。
[0022]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例は、ビームフォーミングパラメータの第3のセットを用いて第1のTTI内の非周期的チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)構成を識別し、非周期的CSI-RS構成を無視し、第1のTTI中にビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用してダウンリンク送信を受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0023]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例は、残存システム情報(RMSI:remaining system information)制御リソースセットを含む送信ビームをモニタするためのビームフォーミングパラメータの第3のセットを識別し、RMSI制御リソースセットのための探索空間が第1のTTIと重複するとき、ビームフォーミングパラメータの第3のセットを使用してダウンリンク送信をモニタするための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0024]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、優先順位を定義するルールのセットは、UEにおいて静的に定義され得る。
[0025]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、優先順位を定義するルールのセットは、無線リソース制御シグナリングを介して半静的に受信され得る。
[0026]ワイヤレス通信の方法が説明される。方法は、UEにダウンリンク許可を送信することと、ここで、ダウンリンク許可は、第1のTTI中にダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUEによって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示し、ビームフォーミングパラメータの第1のセットおよびビームフォーミングパラメータの第2のセットに基づいて、第1のTTIの制御リソースセットおよびダウンリンク送信に関連する優先順位を決定することと、優先順位に基づいて、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用するダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用する制御リソースセットのうちの少なくとも1つを送信することと、を含み得る。
[0027]ワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、プロセッサと、このプロセッサと電子通信するメモリと、このメモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、UEにダウンリンク許可を送信することと、ここで、ダウンリンク許可は、第1のTTI中にダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUEによって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示し、ビームフォーミングパラメータの第1のセットおよびビームフォーミングパラメータの第2のセットに基づいて、第1のTTIの制御リソースセットおよびダウンリンク送信に関連する優先順位を決定することと、優先順位に基づいて、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用するダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用する制御リソースセットのうちの少なくとも1つを送信することと、を装置行わせるためにプロセッサによって実行可能であり得る。
[0028]ワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、UEにダウンリンク許可を送信し、ここで、ダウンリンク許可は、第1のTTI中にダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUEによって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示し、ビームフォーミングパラメータの第1のセットおよびビームフォーミングパラメータの第2のセットに基づいて、第1のTTIの制御リソースセットおよびダウンリンク送信に関連する優先順位を決定し、優先順位に基づいて、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用するダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用する制御リソースセットのうちの少なくとも1つを送信するための手段を含み得る。
[0029]ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ読取可能な媒体が説明される。コードは、UEにダウンリンク許可を送信することと、ここで、ダウンリンク許可は、第1のTTI中にダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUEによって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示し、ビームフォーミングパラメータの第1のセットおよびビームフォーミングパラメータの第2のセットに基づいて、第1のTTIの制御リソースセットおよびダウンリンク送信に関連する優先順位を決定することと、優先順位に基づいて、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用するダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用する制御リソースセットのうちの少なくとも1つを送信することと、を行うためにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
[0030]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例は、ビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用して第1のTTIの少なくとも一部分中に制御リソースセットが送信されるべきであり得ると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0031]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、ダウンリンク送信または制御リソースセットのうちの少なくとも1つを送信することは、優先順位に基づいて、ダウンリンク許可の送信をスキップし、制御リソースセットを送信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0032]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、優先順位は、UEによってモニタされるべきであり得る無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に基づいて決定され得る。
[0033]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、優先順位は、ダウンリンク送信のための1つまたは複数のダウンリンクリソースのうちの少なくとも1つと、同じ直交周波数分割多重(OFDM)シンボル内に存在する制御リソースセットの1つまたは複数のダウンリンクリソースのうちの少なくとも1つとに基づいて決定され得る。
[0034]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、優先順位は、制御リソースセットがダウンリンク送信より高い優先度を有し得ることを示す。
[0035]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、優先順位は、制御リソースセットに関連するサービス品質(QoS)がダウンリンク送信より高い優先度を有することに基づいて、制御リソースセットがより高い優先度を有し得ることを示し、制御リソースセットに関連するQoSは、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)QoSであり得、ダウンリンク送信に関連するQoSは、URLLC QoSより低い優先度を有し得る。
[0036]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例は、ビームフォーミングパラメータの第1のセットまたはビームフォーミングパラメータの第2のセットが空間受信ビームフィルタリングに使用されるべきであり得ると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0037]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例は、ダウンリンク送信が制御リソースセットの周りでレートマッチングされるべきであり得るかどうかを決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0038]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、ダウンリンク送信が制御リソースセットの周りでレートマッチングされ得るとき、方法はさらに、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用して制御リソースセットを送信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0039]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、ダウンリンク送信または制御リソースセットのうちの少なくとも1つを送信することは、制御リソースセットの送信をスキップし、制御リソースセットを送信するために構成され得る第1のTTI内のリソースを使用してダウンリンク送信を送信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0040]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、優先順位は、制御リソースセットに関連する送信のタイプ、ダウンリンク送信のためのダウンリンクリソースと制御リソースセットのリソースとの間の周波数分割多重化、複数の送信ビームを同時に受信するUEの能力、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数に基づいて決定され得る。
[0041]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例は、優先順位において異なる優先度を有する2つ以上の異なる制御リソースセットを識別するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0042]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、2つ以上の異なる制御リソースセットのうちの第1の制御リソースセットは、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)サービスの送信に対応し、ダウンリンク送信より高い優先度を有し得、2つ以上の異なる制御リソースセットのうちの第2の制御リソースセットは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービスの送信に対応し、ダウンリンク送信より低い優先度を有し得る。
[0043]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例は、ビームフォーミングパラメータの第3のセットを用いて第1のTTI内の非周期的CSI-RS構成を識別し、非周期的CSI-RS構成を無視し、第1のTTI中にビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用してダウンリンク送信を送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0044]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例は、残存システム情報(RMSI)制御リソースセットを含む送信ビームのためにビームフォーミングパラメータの第3のセットを識別し、RMSI制御リソースセットのための探索空間が第1のTTIと重複するとき、ビームフォーミングパラメータの第3のセットを使用してダウンリンク送信を送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
[0045]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ読取可能な媒体のいくつかの例では、優先順位を定義するルールのセットは、静的に定義され得るか、または無線リソース制御シグナリングを介して半静的に送信され得る。
[0046]図1は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするワイヤレス通信システムの例を例示する。
[0047]図2は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするワイヤレス通信システムの一部分の例を例示する。
[0048]図3は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするビームフォーミングパラメータの例を例示する。
[0049]図4は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするビームフォーミングパラメータの別の例を例示する。
[0050]図5は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするビームフォーミングパラメータの別の例を例示する。
[0051]図6は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするチャネル状態情報基準信号リソースの例を例示する。
[0052]図7Aは、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートする探索空間およびビームフォーミングパラメータの例を例示する。
図7Bは、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートする探索空間およびビームフォーミングパラメータの例を例示する。
[0053]図8は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするプロセスフローの例を例示する。
[0054]図9は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするデバイスのブロック図を示す。
図10は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするデバイスのブロック図を示す。
図11は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするデバイスのブロック図を示す。
[0055]図12は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするUEを含むシステムのブロック図を例示する。
[0056]図13は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするデバイスのブロック図を示す。
図14は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするデバイスのブロック図を示す。
図15は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするデバイスのブロック図を示す。
[0057]図16は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートする基地局を含むシステムのブロック図を例示する。
[0058]図17は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法のための方法を例示する。
図18は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法のための方法を例示する。
図19は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法のための方法を例示する。
図20は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法のための方法を例示する。
図21は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法のための方法を例示する。
図22は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法のための方法を例示する。
図23は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法のための方法を例示する。
図24は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法のための方法を例示する。
図25は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法のための方法を例示する。
図26は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法のための方法を例示する。
詳細な説明
[0059]様々な説明される技法は、制御リソースセット(CORESET)送信および割り振られたダウンリンクデータ送信に対する優先順位を定義するルールのセットに少なくとも部分的に基づいた、ダウンリンク送信ビームのためのビームフォーミングパラメータの識別を提供する。いくつかのケースでは、ユーザ機器(UE)は、基地局との接続を確立し得、これは、高帯域成分を、単独でまたは低帯域成分とともに使用し得る。様々な例では、高帯域成分は、指向性ビームの送信および受信のためにビームフォーミング技法を使用する、ミリメートル波(mmW)周波数帯域のような比較的高い周波数帯域を使用し得る。(1つまたは複数の)低帯域成分は、(サブ6帯域と呼ばれ得る)6GHzを下回る周波数帯域のような比較的低い周波数帯域を使用し得る。本明細書で説明される様々な技法は、mmW周波数帯域を使用した送信ビームおよびビームフォーミングパラメータ選択に関するが、そのような送信ビームが、単独でまたはより低い周波数帯域送信とともに使用され得ることは理解されるであろう。追加的に、本明細書で提供される技法は、非mmW送信にも適用され得る。
[0060]いくつかのケースでは、ダウンリンクリソースは、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを介してダウンリンク送信のためにUEに割り振られ得、UEはまた、ダウンリンク送信と同じ送信時間インターバル(TTI)内のビームフォーミングパラメータの異なるセットを使用してCORESET送信をモニタするように構成され得る。CORESET送信は、基地局によって周期的に送信され得、ダウンリンク制御情報(DCI)のような制御情報を含み得る。いくつかのケースでは、異なるタイプのDCIを搬送する2つ以上のCORESETが構成され得る。CORESETは、周波数ドメインには複数のリソースブロックを含み得、時間ドメインにはn個のOFDMシンボルを含み得る(ここで、nは整数である)。CORESETは、制御情報のために割り振られたリソースのトータルなセットを含み得、いくつかの例では、フレームの1つまたは複数のスロット中の特定の探索候補に対応する1つまたは複数のCCEを含み得る。
[0061]いくつかのケースでは、UEは、UEがビームフォーミングパラメータの第2の異なるセットを使用して制御リソースセットをモニタするように構成され得るCORESET構成と重複するビームフォーミングパラメータの第1のセット(例えば、ダウンリンクビームフォーミングパラメータ)およびダウンリンクリソースを示すダウンリンク許可を受信し得る。例えば、同じ送信時間インターバル(TTI)内で、UEは、1つまたは複数のCORESETをモニタするように構成されるだけでなく、ダウンリンク許可を有し得、ここで、1つまたは複数のCORESETのモニタリングおよびダウンリンク許可は、ビームフォーミングパラメータの異なるセットに関連付けられ得る。いくつかのケースでは、UEは、2つの送信ビームを同時にモニタすることが可能であり得、異なる送信ビーム上でCORESETおよびダウンリンク送信の両方を受信し得る。他のケースでは、UEは、同時送信ビームを受信する能力がないか、またはCORESET送信およびダウンリンク送信の両方を受信するのに十分な速さで異なるダウンリンク送信ビーム間を切り替えることができないであろう。そのようなケースでは、UEおよび基地局は、優先順位を定義するルールのセットに基づいて、ビームフォーミングパラメータのどのセットをダウンリンク送信に使用すべきかを識別し得る。いくつかのケースでは、ルールのセットは、ほんのいくつかの例を挙げると、UEによってモニタされるべきデフォルトビーム、およびビームフォーミングパラメータのどのセットが空間受信ビームフィルタリングに使用されるべきか、ダウンリンク送信がCORESETの周りでレートマッチングされるかどうか、基準信号送信挙動、探索空間構成、またはそれらの組合せを提供することによって、基地局およびUEの挙動を定義し得る。
[0062]1つの特定の新無線(NR)の例では、UEは、上位レイヤパラメータを用いて、送信構成インジケータ(TCI)がダウンリンクDCI中に存在するかどうかを想定するように構成され得る。例えば、パラメータTCI-PresentInDCIが、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信をスケジューリングするCORESETに対して「イネーブル」に設定される場合、UEは、TCIフィールドが、CORESET上で送信される物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のダウンリンクDCI中に存在すると想定し得る。パラメータTCI-PresentInDCIが、PDSCHをスケジューリングするCORESETに対して「ディセーブル」に設定される場合、これは、ビームフォーミングパラメータとも呼ばれる、PDSCHアンテナポートの擬似コロケーション(QCL)を決定するために使用され得、UEは、PDSCHのTCI状態が、PDCCH送信に使用されるCORESETに適用されるTCI状態と同一であると想定し得る。そのようなケースでは、パラメータTCI-PresentinDCIが「イネーブル」に設定される場合、UEは、PDSCHアンテナポートの擬似コロケーションを決定するために、DCIを有する検出されたPDCCH中のTCIフィールドの値にしたがったTCI状態を使用する。UEは、DL DCIおよび対応するPDSCHの受信間のオフセットがしきい値k0以上である場合、サービングセルのPDSCHの1つの復調基準信号(DM-RS)ポートグループのアンテナポートが、示されたTCI状態によって与えられる(1つ又は複数の)QCLタイプパラメータに関して基準信号セット中の基準信号と擬似コロケートされていると想定し得る。TCI-PresentInDCIが「イネーブル」であるケースと、TCI-PresentInDCIが「ディセーブル」であるケースの両方について、オフセットがしきい値未満である場合、UEは、1つまたは複数のCORESETがUEのために構成された最新の(the latest)スロット中の最低CORESET-IDのPDCCH擬似コロケーションインジケーションに使用されるTCI状態に基づいて、サービングセルのPDSCHの1つの復調基準信号(DMRS)ポートグループのアンテナポートが擬似コロケートされていると想定し得る。
[0063]そのようなケースでは、スロットn中のDCIが、ビームA(TCI状態)を用いてスロットn+1においてPDSCHをスケジューリングし、UEが、異なるビーム(ビームB)を用いてスロットn+1においてCORESETをモニタするように構成される場合、ダウンリンク送信に対する優先順位を確立したルールの定義されたセットは、どのビーム(すなわち、ビームAまたはビームB)がモニタされるべきか、ビーム上で受信されるべき情報、レートマッチング挙動、またはそれらの任意の組合せを決定するためにUEによって使用され得る。いくつかのケースでは、ルールのセットは、CORESETタイプ(例えば、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)送信のためのCORESET、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)のためのCORESET、等)、モニタされる無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、またはそれらの任意の組合せの関数として優先順位を定義する。いくつかのケースでは、優先度ルールのうちの1つまたは複数はまた、UE能力(例えば、2つのビームを同時に受信するUEの能力)の関数であり得る。
[0064]いくつかのケースでは、優先度ルールは、静的に構成される。他のケースでは、優先度ルールは、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して半静的に構成され得る。1つの非限定的な例では、優先度ルールは、PDSCH QCLがCORESETより高い優先度を有すること、URLLC CORESETモニタリングがPDSCH受信より高い優先度を有すること(このケースでは、PDSCH許可が無視される)、(例えば、サービス品質(QoS)パラメータ、レイテンシ要件、信頼性要件、もしくはそれらの任意の組合せに基づく)より高い優先度のサービスのCORESETが、より低い優先度のサービスのPDSCH受信もしくはより低い優先度のCORESETより高い優先度を有すること、またはそれらの任意の組合せを定義し得る。
[0065]本明細書で提供される様々な例は、ビームフォーミングパラメータのセットを決定し、CORESETおよびPDSCH送信をモニタするための優先順位を説明するが、本明細書で説明される技法は一般に、関連するビームフォーミングパラメータを有し得る任意の2つのチャネル(例えば、任意の2つのPDCCHまたはPDSCHチャネル)に適用され得る。そのような技法は、基地局およびUEが、特定の通信のサービスの優先度にしたがってダウンリンク送信ビーム送信を送信および受信することを可能にし得る。ゆえに、そのような優先度ルールは、異なるタイプのダウンリンク送信の優先順位付けを通してネットワーク効率を高め得る。そのような優先度ルールはまた、どの特定のダウンリンク送信がモニタされ得るかついておよび送信がモニタされ得るリソースについての、基地局およびUEによる効率的な決定を提供し得る。
[0066]本開示の態様は、最初に、ワイヤレス通信システムのコンテキストにおいて説明される。次いで、ビームフォーミングパラメータおよび関連する優先順位の様々な態様が説明される。本開示の態様は、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法に関する装置図、システム図、およびフローチャートによってさらに例示され、それらを参照して説明される。
[0067]図1は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システム100の例を例示する。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTE-アドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-A Proネットワーク、または新無線(NR)ネットワークであり得る。いくつかのケースでは、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(例えば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、または低コストおよび低複雑性デバイスとの通信をサポートし得る。いくつかのケースでは、基地局105およびUE115は、指向性送信ビームを使用し得、PDSCH送信およびCORESET送信を含むTTI内のダウンリンク送信ビームのための1つまたは複数のビームパラメータは、本明細書の様々な例において説明されるように、優先度ルールのセットに少なくとも部分的に基づいて決定され得る。
[0068]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレスに通信し得る。本明細書で説明される基地局105は、トランシーバ基地局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードBもしくはギガノードB(いずれもgNBと呼ばれ得る)、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語を含み得るか、またはそのように当業者によって呼ばれ得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(例えば、マクロセルまたはスモールセル基地局)を含み得る。本明細書で説明されるUE115は、マクロeNB、スモールセルeNB、gNB、リレー基地局、等を含む様々なタイプの基地局105およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
[0069]各基地局105は、様々なUE115との通信がサポートされる特定の地理的カバレッジエリア110に関連付けられ得る。各基地局105は、通信リンク125を介してそれぞれの地理的カバレッジエリア110に通信カバレッジを提供し得、基地局105とUE115との間の通信リンク125は、1つまたは複数のキャリアを利用し得る。ワイヤレス通信システム100に示される通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。ダウンリンク送信は、順方向リンク送信とも呼ばれ得、アップリンク送信は、逆方向リンク送信とも呼ばれ得る。
[0070]基地局105のための地理的カバレッジエリア110は、地理的カバレッジエリア110の一部分のみを構成するセクタに分割され得、各セクタは、セルに関連付けられ得る。例えば、各基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、もしくは他のタイプのセル、またはそれらの様々な組合せのための通信カバレッジを提供し得る。いくつかの例では、基地局105は、可動であり得、したがって、移動する地理的カバレッジエリア110に通信カバレッジを提供し得る。いくつかの例では、異なる技術に関連する異なる地理的カバレッジエリア110は重複し得、異なる技術に関連する重複した地理的カバレッジエリア110は、同じ基地局105によってまたは異なる基地局105によってサポートされ得る。ワイヤレス通信システム100は、例えば、異なるタイプの基地局105が様々な地理的カバレッジエリア110にカバレッジを提供する異種LTE/LTE-A/LTE-A ProまたはNRネットワークを含み得る。
[0071]「セル」という用語は、(例えば、キャリア上での)基地局105との通信に使用される論理通信エンティティを指し、同じまたは異なるキャリアを介して動作する隣接セルを区別するための識別子(例えば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID))に関連付けられ得る。いくつかの例では、キャリアは、複数のセルをサポートし得、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(例えば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、またはその他)にしたがって構成され得る。いくつかのケースでは、「セル」という用語は、論理エンティティが動作する地理的カバレッジエリア110の一部分(例えば、セクタ)を指し得る。
[0072]UE115は、ワイヤレス通信システム100全体に散在しており、各UE115は、据置式またはモバイルであり得る。UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、もしくは加入者デバイス、または何らかの他の好適な用語でも呼ばれ得、ここで、「デバイス」は、ユニット、局、端末、またはクライアントとも呼ばれ得る。UE115はまた、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータのようなパーソナル電子デバイスであり得る。いくつかの例では、UE115はまた、電気器具、車両、メータ、または同様のもののような様々な物品でインプリメントされ得る、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、エブリシングのインターネット(IoE)デバイス、またはMTCデバイス、等を指し得る。
[0073]MTCまたはIoTデバイスのようないくつかのUE115は、低コストまたは低複雑性デバイスであり得、(例えば、マシン・ツー・マシン(M2M)通信を介した)マシン間の自動通信を提供し得る。M2M通信またはMTCは、デバイスが人間の介在なしに互いにまたは基地局105と通信することを可能にするデータ通信技術を指し得る。いくつかの例では、M2M通信またはMTCは、情報を測定または取り込むためのセンサまたはメータを統合し、この情報を使用することまたはプログラムもしくはアプリケーションとインタラクトしている人間にこの情報を提示することができる中央サーバまたはアプリケーションプログラムにこの情報を中継するデバイスからの通信を含み得る。いくつかのUE115は、情報を収集するか、またはマシンの自動化された挙動を可能にするように設計され得る。MTCデバイスのためのアプリケーションの例には、スマート計測、在庫(inventory)モニタリング、水位モニタリング、機器モニタリング、ヘルスケアモニタリング、野生生物モニタリング、天気事象および地質学的イベントモニタリング、保有車両(fleet)管理および追跡、リモートセキュリティ感知、物理アクセス制御、およびトランザクションベースのビジネス課金が含まれる。
[0074]基地局105は、コアネットワーク130とおよび互いに通信し得る。例えば、基地局105は、バックホールリンク132を通して(例えば、S1または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェース接続し得る。基地局105は、直接的に(例えば、基地局105間で直接的に)または間接的に(例えば、コアネットワーク130を介して)のいずれかで、バックホールリンク134上で(例えば、X2または他のインターフェースを介して)互いに通信し得る。
[0075]コアネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス認可、追跡、インターネットプロトコル(IP)接続性、および他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能を提供し得る。コアネットワーク130は、少なくとも1つのモビリティ管理エンティティ(MME)と、少なくとも1つのサービングゲートウェイ(S-GW)と、少なくとも1つのパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)とを含み得る発展型パケットコア(EPC)であり得る。MMEは、EPCに関連する基地局105によってサービス提供されるUE115のためのモビリティ、認可、およびベアラ管理のような非アクセス層(例えば、制御プレーン)機能を管理し得る。ユーザIPパケットは、S-GWを通して転送され得、S-GW自体は、P-GWに接続され得る。P-GWは、IPアドレス割振りおよび他の機能を提供し得る。P-GWは、ネットワークオペレータのIPサービスに接続され得る。オペレータのIPサービスには、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換(PS)ストリーミングサービスへのアクセスが含まれ得る。
[0076]基地局105のようなネットワークデバイスのうちの少なくともいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の例であり得るアクセスネットワークエンティティのようなサブコンポーネントを含み得る。各アクセスネットワークエンティティは、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または送信/受信ポイント(TRP)と呼ばれ得る、いくつかの他のアクセスネットワーク送信エンティティを通してUE115と通信し得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティまたは基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(例えば、無線ヘッドおよびアクセスネットワークコントローラ)にわたって分散されるか、または単一のネットワークデバイス(例えば、基地局105)に統合され得る。
[0077]ワイヤレス通信システム100は、典型的に300MHz~300GHzの範囲内の1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。一般に、300MHzから3GHzまでの範囲は、波長が約1デシメートルから1メートルの長さに及ぶため、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建物および環境特徴によって遮断またはリダイレクトされ得る。しかしながら、この波は、屋内に位置するUE115にマクロセルがサービスを提供するのに十分に構造を貫通し得る。UHF波の送信は、300MHz未満のスペクトルの高周波数(HF)または超高周波数(VHF)部分のより小さい周波数およびより長い波を使用する送信と比較して、より小さいアンテナおよびより短い範囲(例えば、100km未満)に関連付けられ得る。
[0078]ワイヤレス通信システム100はまた、センチメートル帯域としても知られている、3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使用する超高周波数(SHF)領域において動作し得る。SHF領域は、他のユーザからの干渉に耐えることができるデバイスによって日和見的に使用され得る、5GHz ISM(industrial, scientific, and medical)帯域のような帯域を含む。
[0079]ワイヤレス通信システム100はまた、ミリメートル帯域としても知られている、スペクトルの超高周波数(EHF)領域(例えば、30GHz~300GHz)において動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートし得、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナより一層小さく、間隔がより密接であり得る。いくつかのケースでは、これは、UE115内のアンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHFまたはUHF送信より一層大きい大気減衰およびより短いレンジを被り得る(subject to)。本明細書で開示される技法は、1つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって用いられ得、これらの周波数領域にわたる帯域の指定された使用は、国または規制団体ごとに異なり得る。
[0080]いくつかのケースでは、ワイヤレス通信システム100は、ライセンス無線周波数スペクトル帯域およびアンライセンス無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。例えば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz ISM帯域のようなアンライセンス帯域において、LAA(License Assisted Access)、LTE-U(LTE(登録商標)-Unlicensed)無線アクセス技術、またはNR技術を用い得る。アンライセンス無線周波数スペクトル帯域において動作するとき、基地局105およびUE115のようなワイヤレスデバイスは、データを送信する前に周波数チャネルがクリアであることを保証するためにリッスンビフォアトーク(LBT)プロシージャを用い得る。いくつかのケースでは、アンライセンス帯域における動作は、ライセンス帯域(例えば、LAA)において動作するCCとともにCA構成に基づき得る。アンライセンススペクトルにおける動作は、ダウンリンク送信、アップリンク送信、ピア・ツー・ピア送信、またはこれらの組合せを含み得る。アンライセンススペクトルにおける複信は、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、または両方の組合せに基づき得る。
[0081]いくつかの例では、基地局105またはUE115は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングのような技法を用いるために使用され得る複数のアンテナを装備し得る。例えば、ワイヤレス通信システム100は、送信デバイス(例えば、基地局105)と受信デバイス(例えば、UE115)との間で送信方式を使用し得、ここで、送信デバイスは、複数のアンテナを装備し、受信デバイスは、1つまたは複数のアンテナを装備する。MIMO通信は、空間多重化と呼ばれ得る、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を高めるためにマルチパス信号伝搬を用い得る。複数の信号は、例えば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、分離空間ストリーム(separate spatial stream)と呼ばれ得、同じデータストリーム(例えば、同じコードワード)または異なるデータストリームに関連するビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告に使用される異なるアンテナポートに関連付けられ得る。MIMO技法には、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)と、複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)とが含まれる。
[0082]空間フィルタリング、指向性送信、または指向性受信とも呼ばれ得るビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(例えば、送信ビームまたは受信ビーム)を成形またはステアリングするために、送信デバイスまたは受信デバイス(例えば、基地局105またはUE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対して特定の向きで伝搬する信号が建設的干渉(constructive interference)を経験し、他の信号が相殺的干渉(destructive interference)を経験するように、アンテナアレイのアンテナ素子を介して通信される信号を組み合わせることによって達成され得る。アンテナ素子を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、このデバイスに関連付けられたアンテナ素子の各々を介して搬送される信号に特定の振幅および位相オフセットを適用することを含み得る。アンテナ素子の各々に関連する調整は、(例えば、送信デバイスまたは受信デバイスのアンテナアレイに対してまたは何らかの他の向きに対して)特定の向きに関連するビームフォーミング重みセットによって定義され得る。
[0083]一例では、基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために複数のアンテナまたはアンテナアレイを使用し得る。例えば、いくつかの信号(例えば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、基地局105によって異なる方向に複数回送信され得、それは、信号が、異なる送信方向に関連する異なるビームフォーミング重みセットにしたがって送信されることを含み得る。異なるビーム方向への送信は、基地局105による後続の送信および/または受信のためのビーム方向を(例えば、基地局105またはUE115のような受信デバイスによって)識別するために使用され得る。特定の受信デバイスに関連するデータ信号のようないくつかの信号は、単一のビーム方向(例えば、UE115のような受信デバイスに関連する方向)に基地局105によって送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連するビーム方向は、異なるビーム方向に送信された信号に少なくとも部分的に基づいて決定され得る。例えば、UE115は、基地局105によって異なる方向に送信された信号のうちの1つまたは複数を受信し得、UE115は、最も高い信号品質で、そうでなければ許容可能な信号品質で、それが受信した信号のインジケーションを基地局105に報告し得る。これらの技法は、基地局105によって1つまたは複数の方向に送信される信号に関して説明されるが、UE115は、(例えば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために)異なる方向に複数回信号を送信するために、または(例えば、受信デバイスにデータを送信するために)単一の方向に信号を送信するために、同様の技法を用い得る。
[0084]受信デバイス(例えば、mmW受信デバイスの例であり得るUE115)は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号のような様々な信号を基地局105から受信するとき、複数の受信ビームを試み得る。例えば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することによって、異なるアンテナサブアレイにしたがって受信信号を処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ素子において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットにしたがって受信することによって、またはアンテナアレイの複数のアンテナ素子において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットにしたがって受信信号を処理することによって、複数の受信方向を試み得、それらのいずれも、異なる受信ビームまたは受信方向にしたがった「リスニング」と呼ばれ得る。いくつかの例では、受信デバイスは、(例えば、データ信号を受信するとき)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信ビームを使用し得る。単一の受信ビームは、異なる受信ビーム方向にしたがったリスニングに少なくとも部分的に基づいて決定されたビーム方向(例えば、複数のビーム方向にしたがったリスニングに少なくとも部分的に基づいて、最高の信号強度、最高の信号対ノイズ比、またはそうでなければ許容可能な信号品質を有すると決定されたビーム方向)にアラインされ得る。
[0085]いくつかのケースでは、基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作をサポートし得るか、またはビームフォーミングを送信もしくは受信し得る、1つまたは複数のアンテナアレイ内に位置し得る。例えば、1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナタワーのようなアンテナアセンブリにコロケートされ得る。いくつかのケースでは、基地局105に関連するアンテナまたはアンテナアレイは、様々な地理的ロケーションに位置し得る。基地局105は、UE115との通信のビームフォーミングをサポートするために基地局105が使用し得るアンテナポートのいくつかの行および列を有するアンテナアレイを有し得る。同様に、UE115は、様々なMIMOまたはビームフォーミング動作をサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。
[0086]いくつかのケースでは、ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックにしたがって動作するパケットベースのネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信は、IPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、いくつかのケースでは、論理チャネル上で通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実行し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するために、MACレイヤにおいて再送信を提供するためにハイブリッド自動再送要求(HARQ)を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤは、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートするUE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立、構成、および維持を提供し得る。物理(PHY)レイヤにおいて、トランスポートチャネルが物理チャネルにマッピングされ得る。
[0087]LTEまたはNRにおける時間インターバルは、基本時間単位の倍数で表され得、それは、例えば、Ts=1/30,720,000秒のサンプリング期間を指し得る。通信リソースの時間インターバルは、各々が10ミリ秒(ms)の持続時間を有する無線フレームにしたがって編成され得、ここで、フレーム期間は、Tf=307,200Tsと表され得る。無線フレームは、0から1023までの範囲のシステムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。各フレームは、0から9まで番号付けされた10個のサブフレームを含み得、各サブフレームは、1msの持続時間を有し得る。サブフレームは、各々が0.5msの持続時間を有する2つのスロットにさらに分割され得、各スロットは、(例えば、各シンボル期間にプリペンドされているサイクリックプレフィックスの長さに応じて)6または7つの変調シンボル期間を含み得る。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は、2048個のサンプリング期間を含み得る。いくつかのケースでは、サブフレームは、ワイヤレス通信システム100の最小スケジューリング単位であり得、送信時間インターバル(TTI)と呼ばれ得る。他のケースでは、ワイヤレス通信システム100の最小スケジューリング単位は、サブフレームよりも短い可能性があるか、または(例えば、短縮TTI(sTTI)のバーストにおいてもしくはsTTIを使用する選択されたコンポーネントキャリアにおいて)動的に選択され得る。
[0088]いくつかのワイヤレス通信システムでは、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含む複数のミニスロットにさらに分割され得る。いくつかの事例では、ミニスロットのシンボルまたはミニスロットは、スケジューリングの最小単位であり得る。各シンボルは、例えば、サブキャリア間隔または動作の周波数帯域に応じて持続時間が異なり得る。さらに、いくつかのワイヤレス通信システムは、複数のスロットまたはミニスロットが一緒にアグリゲートされ、UE115と基地局105との間の通信に使用されるスロットアグリゲーションをインプリメントし得る。
[0089]「キャリア」という用語は、通信リンク125上での通信をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指す。例えば、通信リンク125のキャリアは、所与の無線アクセス技術のための物理レイヤチャネルにしたがって動作される無線周波数スペクトル帯域の一部分を含み得る。各物理レイヤチャネルは、ユーザデータ、制御情報、または他のシグナリングを搬送し得る。キャリアは、あらかじめ定義された周波数チャネル(例えば、E-UTRA絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))に関連付けられ得、UE115による発見のためのチャネルラスタにしたがって配置され得る。キャリアは、(例えば、FDDモードでは)ダウンリンクまたはアップリンクであるか、または(例えば、TDDモードでは)ダウンリンクおよびアップリンク通信を搬送するように構成され得る。いくつかの例では、キャリア上で送信される信号波形は、(例えば、OFDMまたはDFT-s-OFDMのようなマルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。
[0090]キャリアの組織構造は、異なる無線アクセス技術(例えば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR、等)によって異なり得る。例えば、キャリア上の通信は、各々が、ユーザデータと、このーザデータを復号することをサポートするための制御情報またはシグナリングとを含み得るTTIまたはスロットにしたがって編成され得る。キャリアはまた、専用捕捉シグナリング(例えば、同期信号またはシステム情報、等)と、キャリアのための動作を調整する制御シグナリングとを含み得る。(例えば、キャリアアグリゲーション構成における)いくつかの例では、キャリアはまた、他のキャリアのための動作を調整する捕捉シグナリングまたは制御シグナリングを有し得る。
[0091]物理チャネルは、様々な技法にしたがってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルおよび物理データチャネルは、例えば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法を使用して、ダウンリンクキャリア上で多重化され得る。いくつかの例では、物理制御チャネルにおいて送信される制御情報は、異なる制御領域間で(例えば、共通制御領域または共通探索空間と1つまたは複数のUE固有制御領域またはUE固有探索空間との間で)カスケード式に分散され得る。
[0092]キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関連付けられ得、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれ得る。例えば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの所定の帯域幅(例えば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80MHz)のうちの1つであり得る。いくつかの例では、サービス提供される各UE115は、キャリア帯域幅の一部分または全体にわたって動作するために構成され得る。他の例では、いくつかのUE115は、キャリア内のあらかじめ定義された部分または範囲(例えば、サブキャリアまたはRBのセット)に関連付けられた狭帯域プロトコルタイプ(例えば、狭帯域プロトコルタイプの「帯域内」展開)を使用する動作のために構成され得る。
[0093]ワイヤレス通信システム100のデバイス(例えば、基地局105またはUE115)は、特定のキャリア帯域幅上での通信をサポートするハードウェア構成を有し得るか、またはキャリア帯域幅のセットのうちの1つ上での通信をサポートするように構成可能であり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、1つよりも多くの異なるキャリア帯域幅に関連するキャリアを介した同時通信をサポートすることができる基地局105および/またはUE115を含み得る。
[0094]いくつかのケースでは、UEは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)および対応する物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を受信し得る。PDCCHは、制御リソースセット(CORESET)上で送信され得、送信構成インジケーション(TCI)状態情報を含み得る。UEは、PDCCH送信に使用されるCORESETのTCI状態がPDSCH送信のTCI状態と同じであると自動的に想定し得る。しかしながら、この想定は、システムの柔軟性を制限し得る。
[0095]本明細書で説明される技法にしたがって、基地局105は、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを介してダウンリンク送信のためにダウンリンクリソースをUE115に割り振り得、UE115はまた、ダウンリンク送信と同じ送信時間インターバル(TTI)内のビームフォーミングパラメータの異なるセット(例えば、ダウンリンクビームフォーミングパラメータの第2のセット)を使用してCORESET送信をモニタするように構成され得る。UE115および基地局105は、ダウンリンク送信およびCORESET送信に対する優先順位を定義するルールのセットに基づいて、ビームフォーミングパラメータのどのセットをダウンリンク送信に使用すべきかを識別し得る。いくつかのケースでは、ルールのセットは、例えば、UEによってモニタされるべきデフォルトビーム、およびダウンリンクビームフォーミングパラメータのどのセットが空間受信ビームフィルタリングに使用されるべきか、ダウンリンク送信がCORESETの周りでレートマッチングされるかどうか、基準信号送信挙動、探索空間構成、またはそれらの組合せを提供することによって、基地局105およびUE115の挙動を定義し得る。
[0096]図2は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするワイヤレス通信システム200の一部分の例を例示する。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様をインプリメントし得る。図2の例では、ワイヤレス通信システム200は、図1の基地局105の例であり得る基地局105-aを含み得る。ワイヤレス通信システム200はまた、図1のUE115の例であり得るUE115-aを含み得る。いくつかのケースでは、ワイヤレス通信システム200は、mmWスペクトルでまたはNR技術を使用して動作し得る。
[0097]この例では、基地局105-aは、地理的カバレッジエリア205を有し得、ビームフォーミングされたmmW周波数を使用する高帯域接続であり得る送信ビーム215を介してダウンリンク送信が基地局105-aから送信され得るUE115-aとの第1の接続210を確立し得る。当然ながら、他の例は、異なる周波数帯域、周波数帯域の組合せ、キャリアの組合せ、またはそれらの組合せを使用し得る。UE115-aから基地局105-aへのアップリンク送信は、アップリンク送信ビームを介するか、1つまたは複数の低帯域(例えば、サブ6GHz帯域)接続を介するか、またはそれらの組合せであり得る。上で示したように、いくつかのケースでは、基地局105-aは、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用し得る周期的なCORESET送信を構成し得る。いくつかのケースでは、例えば、UE115-aが、CORESET送信と重複する(例えば、CORESET送信と同じTTI内の)ダウンリンクリソースを割り振られる場合、UE115-aおよび基地局105-aは、送信/受信されるべき送信の優先順位と、それらの送信に関連するビームフォーミングパラメータとを決定するために、定義されたルールのセットを使用し得る。重複するCORESET送信とは異なるビームフォーミングパラメータを有し得るダウンリンク送信(例えば、PSDCH送信)の例が図3に例示されている。
[0098]図3は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするビームフォーミングパラメータ300の例を例示する。いくつかの例では、ビームフォーミングパラメータ300は、ワイヤレス通信システム100または200の態様をインプリメントするために使用され得る。図3の例では、DCI315は、第1のTTI305(図3の例ではTTI-0)において送信され得、第2のTTI310(図3の例ではTTI-1)におけるPDSCH320に対する許可のための情報をUE115に提供し得る。
[0099]この例では、PDSCH320許可は、ビームフォーミングパラメータの第1のセット330がダウンリンクPDSCH320送信に使用されるべきであることを示し得る。しかしながら、この例では、CORESET325は、UE115が、ビームフォーミングパラメータの第1のセット330とは異なるビームフォーミングパラメータの第2のセット335を使用して、CORESET325のためのダウンリンク送信をモニタし得るように構成され得る。UE115は、RRCシグナリングまたはDCIシグナリングのような半静的シグナリングを介してビームフォーミングパラメータの第2のセット335を受信し得る。追加的または代替的に、UE115は、ビームフォーミングパラメータの第2のセット335を動的に受信し得る。いくつかのケースでは、例えば、図3に例示されるように、CORESET325およびPDSCH320は、同じTTI(例えば、TTI-1)内にあり得る。さらに、UE115は、どのビームフォーミングパラメータを使用すべきか(例えば、ビームフォーミングパラメータの第1のセット330を使用すべきかビームフォーミングパラメータの第2のセット335を使用すべきか)、およびどのダウンリンク送信をモニタすべきか、についての優先順位を定義するルールのセットに基づいて決定される受信ビームフォーミングパラメータ340を使用し得る。
[0100]いくつかのケースでは、スケジューリングされたPDSCH320が、CORESET325の空間QCLと比較して、1シンボル中に同じまたは異なる空間QCLを有するときに、競合を回避するために、当該シンボル中のデフォルトビーム(または空間受信フィルタリングパラメータ)を識別するように、優先度ルールのセットが定義され得る。いくつかのケースでは、優先度ルールはまた、レートマッチング挙動を包含し得る。そのような優先度ルールは、CORESET325モニタリングとPDSCH320許可との間での、QCL想定、レートマッチング、または両方に対する優先順位を提供し得る。いくつかのケースでは、優先度ルールは、CORESET325タイプ(例えば、URLLCまたはeMBBサービスのようなCORESET325が構成するサービス)、UEにおいてモニタされるRNTI、PDSCH320がCORESET325と部分的にまたは完全に周波数分割多重化されるかどうか、またはそれらの任意の組合せの関数であり得る。優先度ルールはまた、UE能力(例えば、2つのビームを同時に受信するUE115の能力)の関数であり得る。上で示したように、いくつかのケースでは、そのような優先度ルールは、UE115および基地局105において静的に構成され得る。他のケースでは、優先度ルール、またはいくつかの異なる構成された優先度ルールセットのうちのどれかのインジケーションは、半静的に構成され、例えば、RRCシグナリングを介してUE115にシグナリングされ得る。
[0101]いくつかのケースでは、優先度ルールは、PDSCH320 QCLに関連するQCLが、CORESET325に関連するQCLより高い優先度を有することを定め得る。追加的または代替的に、優先度ルールは、URLLC CORESETモニタリングが、PDSCH受信より高い優先度を有することを定義し得る。そのようなケースでは、CORESET325が1つまたは複数のURLLC送信(または、PDSCH320より高い優先度もしくはより高いQoSを有する他の送信、ここでは、QoSの例は、レイテンシ要件、信頼性要件、等を含み得る)に関連付けられる場合、UE115は、PDSCH320に対する許可を無視し、第2のビームフォーミングパラメータ335を使用してCORESET325をモニタし得る。
[0102]上で示したように、いくつかのケースでは、UE115は、ダウンリンクDCI315および対応するPDSCH320の受信間のオフセットがしきい値345(k0)以上である場合、サービングセルのPDSCH320の1つのDMRSポートグループのアンテナポートが、示されたTCI状態によって与えられる(1つまたは複数の)QCLタイプパラメータに関して基準信号セット中の(1つまたは複数の)基準信号と擬似コロケートされていると想定し得る。そのようなケースでは、PDSCH320がCORESETと同じ優先度、またはより高い優先度に関連付けられる(かつ、k0がしきい値以上である)場合、UE115は、PDSCH320許可に従い、ビームフォーミングパラメータの第1のセット330を使用してダウンリンク送信をモニタし、モニタCORESET325を無視し得る。いくつかのケースでは、基地局105は、以前CORESET325に関連付けられていたリソースをデータ送信に再使用し得る。いくつかのケースでは、上で示したように、優先度ルールは、CORESET325がURLLCトラフィックに関連付けられる場合、DCI315中のPDSCH許可を無視するようにUE115を構成し得る。そのようなケースでは、UE115は、DCI315許可を無視し、例えば、最も低いURLLC CORESET IDに属するTCI状態に関連する受信ビームを使用することによって、URLLC CORESET325をモニタするために第2のビームフォーミングパラメータ335を使用し得る。
[0103]いくつかの他のケースでは、CORESET325は、UE115によってモニタされない。さらに他のケースでは、UE115は、CORESET325をモニタするが、QCL想定を用い、PDSCH320に関連する許可からのビームフォーミングパラメータの第1のセット330を使用してモニタし得る。いくつかのケースでは、異なる信号間のQCL想定が互いに競合するとき、それらの間に優先度ルールが確立され得る。一例では、例えば、同じ受信ビームを使用して制御およびデータを同時に受信することができないとき、またはオフセット(k0)>しきい値である場合、またはデータおよび制御リソースが同じスロット中で重複/FDMする場合、またはそれらの組合せである場合、UE115は、PDSCH320を受信するためにDCI315からの(すなわち、データに関連する)QCL想定を使用し得る。場合によっては、UE115は、制御領域においてPDSCH320に使用されるリソースと重複するCORESET325をモニタしないであろう(すなわち、CORESET325は、PDSCH320を受信するためにレートマッチングされない)。ただし、CORESET325が上位レイヤパラメータ(例えば、URLLC CORESET)に関連付けられるときを除く。そのようなケースでは、PDSCH許可は無効とみなされ得、UE115は、その関連するQCLを有するCORESET325をモニタし得る。
[0104]いくつかのケースでは、TRPは、それら自体のIDをもつCORESETのセットを有するリンク(例えば、URLLCリンク)を構成し得、UE115は、構成されたリンクのために、CORESETの中で最も低いIDを選択し得る。例えば、優先度ルールは、k0がしきい値未満であるとき、UE115が、最も低いURRLC CORESET IDに関連するQCLを有する、URLLCトラフィックに関連するPDSCH320を受信することを定め得る。
[0105]いくつかのケースでは、UE115が同じ空間フィルタを使用してPDCCHおよびPDSCHを同時に受信することができない場合、ユニキャストPDSCHおよび構成されたCORESETが同じOFDMシンボル上で周波数分割多重化されるとき、QCLパラメータの決定のために優先順位が定義され得る。そのようなケースでは、ランダムアクセスプロシージャのMsg4を搬送するPDSCHを受信するとき、UE115は、PDSCHのDMRSポートが、ランダムアクセスチャネル(RACH)関連付けおよび送信のためにUE115が選択したSS/PBCHブロックとQCLされると想定し得る。
[0106]いくつかの態様では、UE115が同じ空間フィルタを使用してPDCCHおよびPDSCHの両方を同時に受信しない(または受信する能力がない)とき、優先度ルールが定義され得る。いくつかのケースでは、CORESETが上位レイヤシグナリングを介してURLLC QoSセットに関連付けられるとき、UE115は、CORESETのための構成されたTCI状態に関連する擬似コロケーションパラメータを用いてCORESETをモニタし得る。いくつかのケースでは、ユニキャストPDSCHが、CORESETに関連する探索空間を含む同じOFDMシンボル中にUE115によって受信されるべきであるとき、およびCORESETが上位レイヤシグナリングを介してURLLC QoSセットに関連付けられないとき、PDSCHに関連する擬似コロケーションパラメータが優位となり得、UE115は、その関連する擬似コロケーションパラメータを用いてPDSCHを受信し得る。そのようなケースでは、UE115は、PDCCHについてこのCORESETをモニタすると期待されないであろう。追加的に、UE115は、PDCCHによって搬送されるユニキャストPDSCHを受信するために示されたREにおいていずれのPDCCHも送信されないと想定し得る。
[0107]いくつかのケースでは、例えば、非周期的チャネル状態情報(CSI)基準信号(CSI-RS)およびPDSCHが同じOFDMシンボル中でFDMされ、UE115が同じ空間フィルタを使用してPDSCHおよびCSI-RSの両方を同時に受信しないとき、UE115は、非周期的CSI-RSを受信または処理することを選ばないであろう。いくつかの例では、非周期的CSI-RSが非周期的報告とともに使用されるとき、CSI-RSオフセットは、上位レイヤパラメータAperiodicNZP-CSI-RS-TriggeringOffsetを介してリソースセットごとに構成され得る。いくつかのケースでは、CSI-RSトリガリングオフセットは、スロット中に測定され得、UE115は、トリガリングDCIを搬送するOFDMシンボルの前の非周期的CSI-RSの送信を期待しないであろう。いくつかのケースでは、同じOFDMシンボル上にマッピングされた非周期的CSI-RSおよびPDSCHの空間QCL想定が異なり、UE115が同じ空間フィルタを使用してPDSCHおよびCSI-RSの両方を同時に受信しないとき、UE115は、非周期的CSI-RSを受信しないであろう。
[0108]図4は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするビームフォーミングパラメータ400の例を例示する。いくつかの例では、ビームフォーミングパラメータ400は、ワイヤレス通信システム100または200の態様でインプリメントされ得る。図4の例では、第1のTTI405(例えば、図4の例ではTTI-0)におけるDCI送信415は、第2のTTI410(例えば、図4の例ではTTI-1)におけるPDSCH420許可のための情報をUE115に提供し得る。この例では、PDSCH420は、CORESET425の開始後に開始され得るため、CORESET425は、PDSCH420と部分的にFDMされる。
[0109]この例では、PDSCH420許可は、ビームフォーミングパラメータの第1のセット430がダウンリンクPDSCH420送信を送信するために使用されるべきであることを示し得る。しかしながら、この例では、CORESET425は、UE115が、ビームフォーミングパラメータの第1のセット430とは異なるビームフォーミングパラメータの第2のセット435を使用してCORESET425をモニタし得るように構成され得る。そのようなケースでは、例えば、CORESET425およびPDSCH420が同じTTI内にあるとき、UE115は、どのビームフォーミングパラメータを使用すべきかおよびどのダウンリンク送信をモニタすべきかについての優先順位を定義するルールのセットに基づいて決定される受信ビームフォーミングパラメータ440を使用し得る。
[0110]いくつかのケースでは、UE115がCORESET425をモニタし得ることに基づいて、優先度ルールのセットが定義され得る。いくつかの態様では、UE115はまた、PDSCH420と重複するCORESET425の一部分がパンクチャまたはレートマッチングされると想定し得る。いくつかの態様では、そのようなルールは、PDCCHを受信するためのチャネル推定の複数のモードをサポートし得る。他のケースでは、UE115は、CORESET425がPDSCH420より高い優先度のサービスに関連付けられない限り、CORESET425を無視し得る。
[0111]図5は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするビームフォーミングパラメータ500の別の例を例示する。いくつかの例では、ビームフォーミングパラメータ500は、ワイヤレス通信システム100または200の態様でインプリメントされ得る。図5の例では、第1のTTI505(図5の例ではTTI-0)におけるDCI送信515は、第2のTTI510(図5の例ではTTI-1)におけるPDSCH520許可のための情報をUE115に提供し得る。この例では、DCI送信515とPDSCH520送信との間の時間差(すなわち、k0 545)は、しきい値未満であり得る。
[0112]この例では、PDSCH許可に関連する許可は、ビームフォーミングパラメータの第1のセット530がダウンリンクPDSCH520送信を送信するために使用されるべきであることを示し得る。さらに、いくつかのケースでは、CORESET525は、UE115が、ビームフォーミングパラメータの第1のセット530とは異なるビームフォーミングパラメータの第2のセット535を使用してCORESET525をモニタし得るように構成され得る。そのようなケースでは、CORESET525およびPDSCH520が同じTTI内にあるとき、UE115は、どのビームフォーミングパラメータを使用すべきかおよびどのダウンリンク送信をモニタすべきかについての優先順位を定義するルールのセットに基づいて決定される受信ビームフォーミングパラメータ540を使用し得る。いくつかのケースでは、時間k0がしきい値未満であるとき、優先度ルールは、UE115が、最も低いURRLC CORESET IDに関連するQCLを有する、URLLCトラフィックに関連するPDSCH320を受信することを定め得る。
[0113]図6は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートする基準信号構成600の例を例示する。いくつかの例では、基準信号構成600は、ワイヤレス通信システム100または200の態様でインプリメントされ得る。図6の例では、DCI625は、基地局105によって送信され得るいくつかのDCI送信640、645、650を含み得る。いくつかのケースでは、第1のTTI605(図6の例ではTTI-0)におけるDCI送信650は、第2のTTI610(図6の例ではTTI-1)におけるPDSCH630許可のための情報をUE115に提供し得る。追加的に、非周期的CSI-RS送信635は、第2のTTI610におけるDCI送信640によってトリガされ得る。
[0114]いくつかのケースでは、優先順位を定義するルールのセットはまた、非周期的CSI-RS許可QCLとPDSCH QCLとが不一致であり、AP CSI-RSおよびPDSCHがFDMされるとき、UE115が、AP CSI-RSを無視し得、CSI-RSを測定すると期待されないことを定義し得る。ゆえに、図6の例では、UE115は、非周期的CSI-RSトリガを無視し、DCI送信650によって示されるビームフォーミングパラメータを使用してPDSCH630をモニタし得る。いくつかのケースでは、基地局105は、非周期的CSI-RS送信635を送信することをスキップし、関連リソースをダウンリンク送信に再使用し得る。
[0115]図7Aおよび図7Bは、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートする探索空間およびビームフォーミングパラメータ700、750の例を例示する。いくつかの例では、探索空間およびビームフォーミングパラメータ700、750は、ワイヤレス通信システム100または200の態様でインプリメントされ得る。図7Aの例では、第1のCORESET710は、第1のシンボル705において、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用して送信され得、第2のCORESET720は、第2のシンボル715において、ビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用して送信され得る。
[0116]この例では、第1のCORESET710は、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用し得るPDSCH725に対する許可を含み得る。ゆえに、このケースでは、UE115は、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用して受信ビームを受信している間にビームフォーミングパラメータをビームフォーミングパラメータの第2のセットに切り替え、次いで、PDSCH725を受信するために、ビームフォーミングパラメータの第1のセットに戻り得る。場合によっては、このような状況は、UE115が、最新の(the latest)スロット(すなわち、PDSCH受信のための)中に、デフォルトで、最も低いCORESET ID(CORESET0)710をモニタするときに、生じ(result)得る。一例では、第1のCORESET710は、CORESET ID0に関連付けられ得、残存システム情報(RMSI)をモニタするために使用され得る。さらに、UE115は、(すなわち、デフォルトで)RMSIビームをモニタすると期待され得る。そのようなケースでは、UE115はまた、第2のCORESET720をモニタし得、これは、図7Aに示すように、頻繁なビーム切替えを引き起こす。追加的に、DMRSチャネル推定は、1つのシンボル(第2のシンボル715)をジャンプすることを伴い得、これは、このシンボルにわたってチャネルを推定する間、性能損失を招き得る。いくつかのケースでは、そのような性能損失は、DMRSチャネル推定が最新の(the latest)シンボル中のCORESETに基づく場合、緩和され得る。
[0117]図7Bの例では、このような状況は、最新の(the latest)シンボルと重複する探索空間に関連するCORESETの中で最も低いCORESET IDをモニタするようにUE115を構成(または定義)することによって回避され得る。そのようなケースでは、UE115は、第1のシンボル755中に第1のCORESET760をモニタし得、第2のシンボル765中に第2のCORESET770をモニタし得、同じビームフォーミングパラメータを使用してPDSCH775をモニタし続け得る。ゆえに、そのようなケースでは、UE115は、異なる送信ビーム間の追加の切替えを回避し得る。
[0118]図8は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするプロセスフロー800の例を例示する。いくつかの例では、プロセスフロー800は、ワイヤレス通信システム100または200の態様でインプリメントされ得る。プロセスフロー800は、図1~2を参照して説明された対応するデバイスの例であり得る、基地局105-bとUE115-bとを含み得る。
[0119]805において、UE115-bおよび基地局105-bは、互いとの接続を確立し得る。いくつかのケースでは、そのような接続確立は、確立した接続確立技法にしたがって実行され得る。いくつかのケースでは、基地局105-bがいくつかの異なる方向にいくつかの送信ビームを送信し、UE115-bがこれらの送信ビームをモニタして、基地局105-bからUE115-bへの送信で使用するための送信ビームを識別する、ビームスイーププロシージャ(beam sweep procedure)が行われ得る。いくつかのケースでは、1つまたは複数のビームリファインメントプロシージャ(beam refinement procedure)も実行され得る。
[0120]810において、基地局105-bは、CORESET送信を構成し得る。上で示したように、いくつかのケースでは、基地局105-bは、UE115-bおよび他のUE115にDCIを提供するために使用され得る周期的CORESET送信を構成し得る。いくつかの例では、CORESET送信は、UE115-bにおいてCORESET送信をモニタするために使用され得る、特定のビームフォーミングパラメータを用いて構成され得る。
[0121]820において、基地局105-bは、(例えば、PDSCH送信のための)ダウンリンクリソースをUE115-bに割り振り得る。いくつかのケースでは、ダウンリンクリソースは、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを用いて構成され、第1のTTI内に位置し得る。
[0122]825において、基地局105-bは、UE115-bへの送信のためのDCIを構成し得る。DCIは、820において割り振られたダウンリンクリソースを示すための割振りを含み得る。さらに、基地局105-bは、DCI830をUE115-bに送信し得、UE115-bは、DCIを受信し、ダウンリンクリソースおよび関連するビームフォーミングパラメータを決定し得る。
[0123]835において、基地局105-bは、ダウンリンク送信に対する優先順位を決定し得る。上で示したように、いくつかのケースでは、優先順位は、優先順位を定義するルールのセットに基づいて決定され得る。いくつかのケースでは、優先順位は、同じTTI内でUE115-bにCORESETが送信されるべきかPDSCHが送信されるべきかを識別し得る。いくつかの例では、優先順位は、PDSCHおよびCORESETに関連する通信の優先度に基づき得る。いくつかのケースでは、CORESETがより高い優先度の通信に関連付けられない限り、PDSCH送信により高い優先度が与えられ得る。
[0124]840において、基地局105-bは、ダウンリンク送信ビームを構成し得る。ダウンリンク送信ビームは、ダウンリンク送信に対する優先順位に基づいて決定されたビームフォーミングパラメータを使用して構成され得る。さらに、ダウンリンク送信ビームで送信される情報は、優先順位に基づいて決定され得る。例えば、PDSCH送信がCORESET送信より高い優先度を有する場合、ダウンリンク送信ビームは、PDSCH送信を送信するように構成され得、CORESETは送信しないであろう。いくつかのケースでは、CORESETリソースは、ダウンリンクPDSCH送信に再使用され得る。次いで、基地局105-bは、ダウンリンク送信850を送信し得る。
[0125]845において、UE115-bは、優先順位を決定し得、それは、835において基地局105-bで行われたのと同じ優先順位決定にしたがって実行され得る。いくつかのケースでは、850において、基地局105-bは、ダウンリンク送信をUE115-bに送信し得る。
[0126]855において、UE115-bは、優先順位に基づいて送信ビームをモニタし得る。上で説明されたように、いくつかのケースでは、UE115-bにおいて送信ビームをモニタするために使用されるビームフォーミングパラメータおよびモニタされる情報は、説明される様々な優先順位技法にしたがって決定され得る。
[0127]図9は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするワイヤレスデバイス905のブロック図900を示す。ワイヤレスデバイス905は、本明細書で説明されるUE115の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス905は、受信機910と、UE通信マネジャ915と、送信機920とを含み得る。ワイヤレスデバイス905はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(例えば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信状態にあり得る。
[0128]受信機910は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(例えば、制御チャネル、データチャネル、およびワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法に関係する情報、等)に関連する制御情報のような情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機910は、図12を参照して説明されるトランシーバ1235の態様の例であり得る。受信機910は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0129]UE通信マネジャ915は、図12を参照して説明されるUE通信マネジャ1215の態様の例であり得る。
[0130]UE通信マネジャ915および/またはその様々なサブコンポーネントのうちの少なくともいくつかは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せでインプリメントされ得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアでインプリメントされる場合、UE通信マネジャ915および/またはその様々なサブコンポーネントのうちの少なくともいくつかの機能は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア構成要素、または本開示で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。
[0131]UE通信マネジャ915および/またはその様々なサブコンポーネントのうちの少なくともいくつかは、様々な位置に物理的に配置され得、これには、機能の部分が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理ロケーションでインプリメントされるように分散されることが含まれる。いくつかの例では、UE通信マネジャ915および/またはその様々なサブコンポーネントのうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様にしたがった別個の異なる構成要素であり得る。他の例では、UE通信マネジャ915および/またはその様々なサブコンポーネントのうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様にしたがって、I/O構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明された1つまたは複数の他の構成要素、またはそれらの組合せを含むがそれらに限定されない、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わされ得る。
[0132]UE通信マネジャ915は、基地局105からダウンリンク許可を受信し、ここで、ダウンリンク許可は、第1のTTI中に基地局105からダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUEによって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す、ビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用して第1のTTIの少なくとも一部分中、制御リソースセットがモニタされるべきであると決定し、ダウンリンク送信および制御リソースセットに関連する優先順位を定義するルールのセットを識別し、優先順位に基づいて、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用するダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用する制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信し得る。
[0133]送信機920は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機920は、トランシーバモジュールにおいて受信機910とコロケートされ得る。例えば、送信機920は、図12を参照して説明されるトランシーバ1235の態様の例であり得る。送信機920は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0134]図10は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするワイヤレスデバイス1005のブロック図1000を示す。ワイヤレスデバイス1005は、図9を参照して説明されたように、ワイヤレスデバイス905またはUE115の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス1005は、受信機1010と、UE通信マネジャ1015と、送信機1020とを含み得る。ワイヤレスデバイス1005はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(例えば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信状態にあり得る。
[0135]受信機1010は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(例えば、制御チャネル、データチャネル、およびワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法に関係する情報、等)に関連する制御情報のような情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機1010は、図12を参照して説明されるトランシーバ1235の態様の例であり得る。受信機1010は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0136]UE通信マネジャ1015は、図12を参照して説明されるUE通信マネジャ1215の態様の例であり得る。UE通信マネジャ1015はまた、ビームフォーミング構成要素1025と、CORESETマネジャ1030と、受信ビームマネジャ1035とを含み得る。
[0137]ビームフォーミング構成要素1025は、基地局105からダウンリンク許可を受信し得、ここで、ダウンリンク許可は、第1のTTI中に基地局105からダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUE115によって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す。いくつかのケースでは、ビームフォーミング構成要素1025は、1つまたは複数のCORESETに関連するダウンリンクビームフォーミングパラメータの第2のセット、またはRMSIのための制御リソースセットを含む送信ビームをモニタするためのビームフォーミングパラメータの第3のセット、のようなダウンリンクビームフォーミングパラメータの1つまたは複数の他のセットを受信し得る。
[0138]CORESETマネジャ1030は、ビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用して第1のTTIの少なくとも一部分中、制御リソースセットがモニタされるべきであると決定し得る。いくつかのケースでは、CORESETマネジャ1030は、基地局105によって構成された2つ以上の異なる制御リソースセットを識別し得、ここで、2つ以上の異なる制御リソースセットの各々は、優先順位において異なる優先度を有する。いくつかのケースでは、2つ以上の異なる制御リソースセットのうちの第1の制御リソースセットは、URLLCサービスの送信に対応し、ダウンリンク送信より高い優先度を有し得る。さらに、2つ以上の異なる制御リソースセットのうちの第2の制御リソースセットは、ダウンリンク送信より低い優先度を有するeMBBサービスの送信に対応し得る。
[0139]受信ビームマネジャ1035は、ダウンリンク送信および制御リソースセットに関連する優先順位を定義するルールのセットを識別し、優先順位に基づいて、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用するダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用する制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信し得る。いくつかのケースでは、受信ビームマネジャ1035は、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用してダウンリンク送信を受信し、制御リソースセットを送信するために構成されたリソースのサブセットを使用して、第1のTTI中にダウンリンク送信を受信し得る。いくつかのケースでは、ルールのセットは、ダウンリンクビームフォーミングパラメータの第1のセットまたはダウンリンクビームフォーミングパラメータの第2のセットのうちのどちらが空間受信ビームフィルタリングに使用されるべきかを定義する。いくつかのケースでは、ルールのセットは、ダウンリンク送信が制御リソースセットの周りでレートマッチングされるかどうかを定義する。いくつかのケースでは、ダウンリンク送信または制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信することは、制御リソースセットを送信するために構成された第1のTTI内のリソースのサブセットを識別することを含む。いくつかのケースでは、ルールのセットは、優先順位が、制御リソースセットに関連する送信のタイプ、UEによってモニタされるRNTI、ダウンリンク送信のためのダウンリンクリソースと制御リソースセットのダウンリンクリソースとの間の周波数分割多重化、複数の送信ビームを同時に受信するUE115の能力、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数に基づくことを定義する。いくつかのケースでは、受信ビームマネジャ1035は、ダウンリンクビームフォーミングパラメータの第1のセットおよびビームフォーミングパラメータの第2のセットに基づいて、第1のTTIの制御リソースセットおよびダウンリンク送信に関連する優先順位を決定し得る。
[0140]送信機1020は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1020は、トランシーバモジュールにおいて受信機1010とコロケートされ得る。例えば、送信機1020は、図12を参照して説明されるトランシーバ1235の態様の例であり得る。送信機1020は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0141]図11は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするUE通信マネジャ1115のブロック図1100を示す。UE通信マネジャ1115は、図9、図10、および図12を参照して説明されるUE通信マネジャ915、UE通信マネジャ1015、またはUE通信マネジャ1215の態様の例であり得る。UE通信マネジャ1115は、ビームフォーミング構成要素1120と、CORESETマネジャ1125と、受信ビームマネジャ1130と、レートマッチング構成要素1135と、QoSマネジャ1140と、基準信号マネジャ1145と、優先順位構成要素1150とを含み得る。これらのモジュールの各々は、(例えば、1つまたは複数のバスを介して)互いに直接的または間接的に通信し得る。
[0142]ビームフォーミング構成要素1120は、基地局105からダウンリンク許可を受信し得、ここで、ダウンリンク許可は、第1のTTI中に基地局105からダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUE115によって使用されるべきダウンリンクビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す。いくつかのケースでは、ビームフォーミング構成要素1120は、1つまたは複数のCORESETに関連するダウンリンクビームフォーミングパラメータの第2のセットまたはRMSIのための制御リソースセットを含む送信ビームをモニタするためのビームフォーミングパラメータの第3のセットのようなダウンリンクビームフォーミングパラメータの1つまたは複数の他のセットを受信し得る。
[0143]CORESETマネジャ1125は、ビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用して第1のTTIの少なくとも一部分中、制御リソースセットがモニタされるべきであると決定し得る。いくつかのケースでは、CORESETマネジャ1030は、基地局105によって構成された2つ以上の異なる制御リソースセットを識別し得、ここで、異なる制御リソースセットの各々は、優先順位において異なる優先度を有する。いくつかのケースでは、2つ以上の異なる制御リソースセットのうちの第1の制御リソースセットは、URLLCサービスの送信に対応し、ダウンリンク送信より高い優先度を有し、2つ以上の異なる制御リソースセットのうちの第2の制御リソースセットは、eMBBサービスの送信に対応し、ダウンリンク送信より低い優先度を有する。
[0144]受信ビームマネジャ1130は、ダウンリンク送信および制御リソースセットに関連する優先順位を定義するルールのセットを識別し、優先順位に基づいて、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用するダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用する制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信し得る。いくつかのケースでは、受信ビームマネジャ1130は、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用してダウンリンク送信を受信し、制御リソースセットを送信するために構成されたリソースのサブセットを使用して、第1のTTI中にダウンリンク送信を受信し得る。いくつかのケースでは、ルールのセットは、ダウンリンクビームフォーミングパラメータの第1のセットまたはダウンリンクビームフォーミングパラメータの第2のセットのうちのどちらが空間受信ビームフィルタリングに使用されるべきかを定義する。いくつかのケースでは、ルールのセットは、ダウンリンク送信が制御リソースセットの周りでレートマッチングされるかどうかを定義する。いくつかのケースでは、受信ビームマネジャ1130は、ダウンリンクビームフォーミングパラメータの第1のセットおよびビームフォーミングパラメータの第2のセットに基づいて、第1のTTIの制御リソースセットおよびダウンリンク送信に関連する優先順位を決定し得る。
[0145]いくつかのケースでは、ダウンリンク送信または制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信することは、制御リソースセットを送信するために構成された第1のTTI内のリソースのサブセットを識別することを含む。いくつかのケースでは、ルールのセットは、優先順位が、制御リソースセットに関連する送信のタイプ、UEによってモニタされる無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、ダウンリンク送信のためのダウンリンクリソースと制御リソースセットのダウンリンクリソースとの間の周波数分割多重化、複数の送信ビームを同時に受信するUE115の能力、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数に基づくことを定義する。いくつかのケースでは、優先順位は、UEによってモニタされるRNTIに基づいて決定され得る。いくつかのケースでは、優先順位は、ダウンリンク送信のための1つまたは複数のダウンリンクリソースのうちの少なくとも1つと、同じOFDMシンボル内に存在する制御リソースセットの1つまたは複数のダウンリンクリソースのうちの少なくとも1つとで決定され得る。いくつかのケースでは、優先順位は、制御リソースセットがダウンリンク送信より高い優先度を有することを示し得る。いくつかのケースでは、ダウンリンク送信または制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信することは、優先順位に基づいて、ダウンリンク許可を無視することと、制御リソースセットを受信することとを含み得る。
[0146]レートマッチング構成要素1135は、ダウンリンク送信が制御リソースセットの周りでレートマッチングされると決定されるとき、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用して制御リソースセットをモニタし得る。
[0147]QoSマネジャ1140は、送信のQoS態様を識別および管理し得る。いくつかのケースでは、優先順位は、制御リソースセットに関連するQoSがダウンリンク送信より高い優先度を有することを示し、ダウンリンク送信または制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信することは、ダウンリンク許可を無視することと、制御リソースセットを受信することとを含む。いくつかのケースでは、制御リソースセットに関連するQoSは、URLLC QoSであり、ダウンリンク送信に関連するQoSは、URLLC QoSより低い優先度を有する。
[0148]基準信号マネジャ1145は、ビームフォーミングパラメータの第3のセットを用いて第1のTTI内の非周期的CSI-RS構成を識別し、非周期的CSI構成を無視し、第1のTTI中にビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用してダウンリンク送信を受信し得る。いくつかのケースでは、基準信号マネジャ1145は、RMSI制御リソースセットのための探索空間が第1のTTIと重複するとき、ビームフォーミングパラメータの第3のセットを使用してダウンリンク送信をモニタし得る。
[0149]優先順位構成要素1150は、いくつかのケースでは、UEにおいて静的に定義され得るか、または無線リソース制御シグナリングを介して半静的に受信され得る、ルールのセットに基づいて優先順位を識別し得る。
[0150]図12は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするデバイス1205を含むシステム1200の図を示す。デバイス1205は、例えば、図9および図10を参照して上で説明されたワイヤレスデバイス905、ワイヤレスデバイス1005、またはUE115の構成要素の例であり得るか、またはそれを含み得る。デバイス1205は、UE通信マネジャ1215と、プロセッサ1220と、メモリ1225と、ソフトウェア1230と、トランシーバ1235と、アンテナ1240と、I/Oコントローラ1245とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む双方向の音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(例えば、バス1210)を介して電子通信状態にあり得る。いくつかの例では、UE通信マネジャ1015は、本明細書で説明される様々な技法を実行するために、プロセッサ1220、メモリ1225、ソフトウェア1230、およびトランシーバ1235の任意の組合せで、ならびに説明される構成要素のうちの任意の他のものでインプリメントされ得る。デバイス1205は、1つまたは複数の基地局105とワイヤレスに通信し得る。
[0151]プロセッサ1220は、インテリジェントハードウェアデバイス(例えば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、ディスクリートハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかのケースでは、プロセッサ1220は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作するように構成され得る。他のケースでは、メモリコントローラは、プロセッサ1220に統合され得る。プロセッサ1220は、様々な機能(例えば、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートする機能またはタスク)を実行するために、メモリに記憶されたコンピュータ読取可能な命令を実行するように構成され得る。
[0152]メモリ1225は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ1225は、実行されると、プロセッサに、本明細書で説明される様々な機能を実行させる命令を含むコンピュータ読取可能でコンピュータ実行可能なソフトウェア1230を記憶し得る。いくつかのケースでは、メモリ1225は、とりわけ、周辺構成要素またはデバイスとのインタラクションのような基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る基本入出力システム(BIOS)を含み得る。
[0153]ソフトウェア1230は、本開示の態様をインプリメントするためのコードを含み得、これには、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするためのコードが含まれる。ソフトウェア1230は、システムメモリまたは他のメモリのような非一時的コンピュータ読取可能な媒体に記憶され得る。いくつかのケースでは、ソフトウェア1230は、プロセッサによって直接実行可能ではない可能性があるが、(例えば、コンパイルされ実行されると)コンピュータに、本明細書で説明される機能を実行させ得る。
[0154]トランシーバ1235は、上で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。例えば、トランシーバ1235は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1235はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供し、アンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
[0155]いくつかのケースでは、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ1240を含み得る。しかしながら、いくつかのケースでは、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る1つよりも多くのアンテナ1240を有し得る。
[0156]I/Oコントローラ1245は、デバイス1205のための入力および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ1245はまた、デバイス1205に統合されていない周辺機器を管理し得る。いくつかのケースでは、I/Oコントローラ1245は、外部周辺機器への物理的接続またはポートを表し得る。いくつかのケースでは、I/Oコントローラ1245は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)のようなオペレーティングシステムまたは別の既知のオペレーティングシステムを利用し得る。他のケースでは、I/Oコントローラ1245は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表すか、またはそれらとインタラクトし得る。いくつかのケースでは、I/Oコントローラ1245は、プロセッサの一部としてインプリメントされ得る。いくつかのケースでは、ユーザは、I/Oコントローラ1245を介してまたはI/Oコントローラ1245によって制御されるハードウェア構成要素を介して、デバイス1205とインタラクトし得る。
[0157]図13は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするワイヤレスデバイス1305のブロック図1300を示す。ワイヤレスデバイス1305は、本明細書で説明された基地局105の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス1305は、受信機1310と、基地局通信マネジャ1315と、送信機1320とを含み得る。ワイヤレスデバイス1305はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(例えば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信状態にあり得る。
[0158]受信機1310は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(例えば、制御チャネル、データチャネル、およびワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法に関係する情報、等)に関連する制御情報のような情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機1310は、図16を参照して説明されるトランシーバ1635の態様の例であり得る。受信機1310は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0159]基地局通信マネジャ1315は、図16を参照して説明される基地局通信マネジャ1615の態様の例であり得る。
[0160]基地局通信マネジャ1315および/またはその様々なサブコンポーネントのうちの少なくともいくつかは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せでインプリメントされ得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアでインプリメントされる場合、基地局通信マネジャ1315および/またはその様々なサブコンポーネントのうちの少なくともいくつかの機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア構成要素、または本開示で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。
[0161]いくつかのケースでは、基地局通信マネジャ1315および/またはその様々なサブコンポーネントのうちの少なくともいくつかは、様々な位置に物理的に配置され得、これには、機能の部分が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理ロケーションでインプリメントされるように分散されることが含まれる。いくつかの例では、基地局通信マネジャ1315および/またはその様々なサブコンポーネントのうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様にしたがった別個の異なる構成要素であり得る。他の例では、基地局通信マネジャ1315および/またはその様々なサブコンポーネントのうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様にしたがって、I/O構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明された1つまたは複数の他の構成要素、またはそれらの組合せを含むがそれらに限定されない、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わされ得る。
[0162]基地局通信マネジャ1315は、UEにダウンリンク許可を送信し、ここで、ダウンリンク許可は、第1のTTI中にダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUE115によって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す、ビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用して第1のTTIの少なくとも一部分中に制御リソースセットが送信されるべきであると決定し、ダウンリンク送信および制御リソースセットに関連する優先順位を定義するルールのセットを識別し、優先順位に基づいて、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用するダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用する制御リソースセットのうちの少なくとも1つを送信し得る。
[0163]送信機1320は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1320は、トランシーバモジュールにおいて受信機1310とコロケートされ得る。例えば、送信機1320は、図16を参照して説明されるトランシーバ1635の態様の例であり得る。送信機1320は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0164]図14は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするワイヤレスデバイス1405のブロック図1400を示す。ワイヤレスデバイス1405は、図13を参照して説明されたワイヤレスデバイス1305または基地局105の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス1405は、受信機1410と、基地局通信マネジャ1415と、送信機1420とを含み得る。ワイヤレスデバイス1405はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(例えば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信状態にあり得る。
[0165]受信機1410は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(例えば、制御チャネル、データチャネル、およびワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法に関係する情報、等)に関連する制御情報のような情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機1410は、図16を参照して説明されるトランシーバ1635の態様の例であり得る。受信機1410は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0166]基地局通信マネジャ1415は、図16を参照して説明される基地局通信マネジャ1615の態様の例であり得る。
[0167]基地局通信マネジャ1415はまた、ビームフォーミング構成要素1425と、CORESETマネジャ1430と、優先順位構成要素1435と、送信ビームマネジャ1440とを含み得る。
[0168]ビームフォーミング構成要素1425は、UEにダウンリンク許可を送信し得、ここで、ダウンリンク許可は、第1のTTI中にダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUE115によって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す。いくつかのケースでは、ビームフォーミング構成要素1425は、RMSI制御リソースセットを含む送信ビームのためにビームフォーミングパラメータの第3のセットを識別し得る。
[0169]CORESETマネジャ1430は、ビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用して第1のTTIの少なくとも一部分中に制御リソースセットが送信されるべきであると決定し得る。いくつかのケースでは、CORESETマネジャ1430は、優先順位に基づいて、制御リソースセットの送信をスキップし得る。いくつかのケースでは、CORESETマネジャ1430は、優先順位において異なる優先度を有する2つ以上の異なる制御リソースセットを識別し得る。いくつかのケースでは、2つ以上の異なる制御リソースセットのうちの第1の制御リソースセットは、URLLCサービスの送信に対応し、ダウンリンク送信より高い優先度を有し、2つ以上の異なる制御リソースセットのうちの第2の制御リソースセットは、eMBBサービスの送信に対応し、ダウンリンク送信より低い優先度を有する。
[0170]優先順位構成要素1435は、ダウンリンク送信および制御リソースセットに関連する優先順位を定義するルールのセットを識別し得る。いくつかのケースでは、優先順位を定義するルールのセットは、ダウンリンクビームフォーミングパラメータの第1のセットまたはダウンリンクビームフォーミングパラメータの第2のセットのうちのどちらが空間受信ビームフィルタリングに使用されるべきかを示す。いくつかのケースでは、優先順位を定義するルールのセットは、ダウンリンク送信が制御リソースセットの周りでレートマッチングされるかどうかを示す。いくつかのケースでは、ルールのセットは、優先順位が、制御リソースセットに関連する送信のタイプ、UEによってモニタされるべきRNTI、ダウンリンク送信のためのダウンリンクリソースと制御リソースセットのリソースとの間の周波数分割多重化、複数の送信ビームを同時に受信するUE115の能力、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数に基づくことを定義する。いくつかのケースでは、ルールのセットは、静的に定義されるか、または無線リソース制御シグナリングを介して半静的に受信される。いくつかのケースでは、優先順位構成要素1435は、ダウンリンクビームフォーミングパラメータの第1のセットおよびビームフォーミングパラメータの第2のセットに基づいて、第1のTTIの制御リソースセットおよびダウンリンク送信に関連する優先順位を決定し得る。
[0171]送信ビームマネジャ1440は、制御リソースセットを送信するために構成された第1のTTI内のリソースを使用してダウンリンク送信を送信し、RMSI制御リソースセットのための探索空間が第1のTTIと重複するとき、ビームフォーミングパラメータの第3のセットを使用してダウンリンク送信を送信し、優先順位に基づいて、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用するダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用する制御リソースセットのうちの少なくとも1つを送信し得る。
[0172]送信機1420は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1420は、トランシーバモジュールにおいて受信機1410とコロケートされ得る。例えば、送信機1420は、図16を参照して説明されるトランシーバ1635の態様の例であり得る。送信機1420は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0173]図15は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートする基地局通信マネジャ1515のブロック図1500を示す。基地局通信マネジャ1515は、図13、図14、および図16を参照して説明される基地局通信マネジャ1615の態様の例であり得る。基地局通信マネジャ1515は、ビームフォーミング構成要素1520と、CORESETマネジャ1525と、優先順位構成要素1530と、送信ビームマネジャ1535と、レートマッチング構成要素1540と、QoSマネジャ1545と、基準信号マネジャ1550とを含み得る。これらのモジュールの各々は、(例えば、1つまたは複数のバスを介して)互いに直接的または間接的に通信し得る。
[0174]ビームフォーミング構成要素1520は、UEにダウンリンク許可を送信し得、ここで、ダウンリンク許可は、第1のTTI中にダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUE115によって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す。いくつかのケースでは、ビームフォーミング構成要素1520は、RMSI制御リソースセットを含む送信ビームのためにビームフォーミングパラメータの第3のセットを識別し得る。
[0175]CORESETマネジャ1525は、ビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用して第1のTTIの少なくとも一部分中に制御リソースセットが送信されるべきであると決定し得る。いくつかのケースでは、CORESETマネジャ1525は、優先順位に基づいて、制御リソースセットの送信をスキップし得る。いくつかのケースでは、CORESETマネジャ1525は、優先順位において異なる優先度を有する2つ以上の異なる制御リソースセットを識別し得る。いくつかのケースでは、2つ以上の異なる制御リソースセットのうちの第1の制御リソースセットは、ダウンリンク送信より高い優先度を有するURLLCサービスの送信に対応し、2つ以上の異なる制御リソースセットのうちの第2の制御リソースセットは、ダウンリンク送信より低い優先度を有するeMBBサービスの送信に対応する。
[0176]優先順位構成要素1530は、ダウンリンク送信および制御リソースセットに関連する優先順位を定義するルールのセットを識別し得る。いくつかのケースでは、優先順位を定義するルールのセットは、ダウンリンクビームフォーミングパラメータの第1のセットまたはダウンリンクビームフォーミングパラメータの第2のセットのうちのどちらが空間受信ビームフィルタリングに使用されるべきかを示す。いくつかのケースでは、優先順位を定義するルールのセットは、ダウンリンク送信が制御リソースセットの周りでレートマッチングされるべきかどうかを示す。いくつかのケースでは、ルールのセットは、優先順位が、制御リソースセットに関連する送信のタイプ、UEによってモニタされるべきRNTI、ダウンリンク送信のためのダウンリンクリソースと制御リソースセットのリソースとの間の周波数分割多重化、複数の送信ビームを同時に受信するUE115の能力、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数に基づくことを定義する。
[0177]いくつかのケースでは、ルールのセットは静的に定義される。他のケースでは、ルールのセットは、無線リソース制御シグナリングを介して半静的に受信され得る。いくつかのケースでは、優先順位構成要素1530は、ダウンリンクビームフォーミングパラメータの第1のセットおよびビームフォーミングパラメータの第2のセットに基づいて、第1のTTIの制御リソースセットおよびダウンリンク送信に関連する優先順位を決定し得る。いくつかのケースでは、優先順位は、UEによってモニタされるべきRNTIに基づいて決定され得る。いくつかのケースでは、優先順位は、ダウンリンク送信のための1つまたは複数のダウンリンクリソースのうちの少なくとも1つと、同じOFDMシンボル内に存在する制御リソースセットの1つまたは複数のダウンリンクリソースのうちの少なくとも1つとに基づいて決定され得る。いくつかのケースでは、優先順位は、制御リソースセットがダウンリンク送信より高い優先度を有することを示し得る。
[0178]送信ビームマネジャ1535は、制御リソースセットを送信するために構成された第1のTTI内のリソースを使用してダウンリンク送信を送信し、RMSI制御リソースセットのための探索空間が第1のTTIと重複するとき、ビームフォーミングパラメータの第3のセットを使用してダウンリンク送信を送信し、優先順位に基づいて、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用するダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用する制御リソースセットのうちの少なくとも1つを送信し得る。いくつかのケースでは、ダウンリンク送信または制御リソースセットのうちの少なくとも1つを送信することは、優先順位に基づいて、ダウンリンク許可の送信をスキップすることおよび/または制御リソースセットを送信することを含み得る。
[0179]レートマッチング構成要素1540は、ダウンリンク送信が制御リソースセットの周りでレートマッチングされるとき、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用して制御リソースセットを送信し得る。
[0180]QoSマネジャ1545は、いくつかのケースでは、優先順位を定義するルールのセットを識別し、制御リソースセットに関連するQoSがダウンリンク送信より高い優先度を有することを識別し得る。いくつかのケースでは、送信デバイスは、ダウンリンク送信を送信することをスキップし得、制御リソースセットだけを送信し得る。いくつかのケースでは、制御リソースセットに関連するQoSは、URLLC QoSであり、ダウンリンク送信に関連するQoSは、URLLC QoSより低い優先度を有する。
[0181]基準信号マネジャ1550は、ビームフォーミングパラメータの第3のセットを用いて第1のTTI内の非周期的CSI-RS構成を識別し、非周期的CSI構成を無視し、第1のTTI中にビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用してダウンリンク送信を送信し得る。
[0182]図16は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするデバイス1605を含むシステム1600の図を示す。デバイス1605は、例えば、図1および図2を参照して上で説明された基地局105の構成要素の例であり得るか、またはそれを含み得る。デバイス1605は、基地局通信マネジャ1615と、プロセッサ1620と、メモリ1625と、ソフトウェア1630と、トランシーバ1635と、アンテナ1640と、ネットワーク通信マネジャ1645と、局間通信マネジャ1650とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む双方向の音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(例えば、バス1610)を介して電子通信状態にあり得る。いくつかの例では、基地局通信マネジャ1615は、本明細書で説明される様々な技法を実行するために、プロセッサ1620、メモリ1625、ソフトウェア1630、およびトランシーバ1635の任意の組合せで、ならびに説明される構成要素のうちの任意の他のものでインプリメントされ得る。いくつかの例では、局間通信マネジャ1650は、本明細書で説明される様々な技法を実行するために、プロセッサ1620、メモリ1625、ソフトウェア1630、およびトランシーバ1635の任意の組合せで、ならびに説明される構成要素のうちの任意の他のものでインプリメントされ得る。デバイス1605は、1つまたは複数のUE115とワイヤレスに通信し得る。
[0183]プロセッサ1620は、インテリジェントハードウェアデバイス(例えば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、ディスクリートハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかのケースでは、プロセッサ1620は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作するように構成され得る。他のケースでは、メモリコントローラは、プロセッサ1620に統合され得る。プロセッサ1620は、様々な機能(例えば、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートする機能またはタスク)を実行するために、メモリに記憶されたコンピュータ読取可能な命令を実行するように構成され得る。
[0184]メモリ1625は、RAMおよびROMを含み得る。メモリ1625は、実行されると、プロセッサに、本明細書で説明される様々な機能を実行させる命令を含むコンピュータ読取可能でコンピュータ実行可能なソフトウェア1630を記憶し得る。いくつかのケースでは、メモリ1625は、とりわけ、周辺構成要素またはデバイスとのインタラクションのような基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
[0185]ソフトウェア1630は、本開示の態様をインプリメントするためのコードを含み得、これには、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法をサポートするためのコードが含まれる。ソフトウェア1630は、システムメモリまたは他のメモリのような非一時的コンピュータ読取可能な媒体に記憶され得る。いくつかのケースでは、ソフトウェア1630は、プロセッサによって直接実行可能ではない可能性があるが、(例えば、コンパイルされ実行されると)コンピュータに、本明細書で説明される機能を実行させ得る。
[0186]トランシーバ1635は、上で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。例えば、トランシーバ1635は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1635はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供し、アンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
[0187]いくつかのケースでは、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ1640を含み得る。しかしながら、いくつかのケースでは、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る1つよりも多くのアンテナ1640を有し得る。
[0188]ネットワーク通信マネジャ1645は、(例えば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介した)コアネットワークとの通信を管理し得る。例えば、ネットワーク通信マネジャ1645は、1つまたは複数のUE115のようなクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
[0189]局間通信マネジャ1650は、他の基地局105との通信を管理し得、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。例えば、局間通信マネジャ1650は、ビームフォーミングまたはジョイント送信のような様々な干渉緩和技法について、UE115への送信のためのスケジューリングを調整し得る。いくつかの例では、局間通信マネジャ1650は、基地局105間の通信を提供するために、ロングタームエボリューション(LTE)/LTE-A技術を展開するワイヤレス通信ネットワーク内でX2インターフェースを提供し得る。
[0190]図17は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法のための方法1700を例示するフローチャートを示す。方法1700の動作は、本明細書で説明されたUE115またはそれの構成要素によってインプリメントされ得る。例えば、方法1700の動作は、図9~図12を参照して説明されたように、UE通信マネジャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加的または代替的に、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0191]1705において、UE115は、基地局105からダウンリンク許可を受信し得、ここで、ダウンリンク許可は、第1のTTI中に基地局105からダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUEによって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す。1705の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、1705の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたビームフォーミング構成要素によって実行され得る。
[0192]1710において、UE115は、ビームフォーミングパラメータの第1のセットおよびビームフォーミングパラメータの第2のセットに少なくとも部分的に基づいて、第1のTTIの制御リソースセットおよびダウンリンク送信に関連する優先順位を決定することを決定し得る。1710の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、1710の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたCORESETマネジャによって実行され得る。
[0193]1715において、UE115は、優先順位に少なくとも部分的に基づいて、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用するダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用する制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信し得る。1715の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、1715の動作の態様は、図9~図12を参照して説明された受信ビームマネジャによって実行され得る。
[0194]図18は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法のための方法1800を例示するフローチャートを示す。方法1800の動作は、本明細書で説明されたUE115またはそれの構成要素によってインプリメントされ得る。例えば、方法1800の動作は、図9~図12を参照して説明されたように、UE通信マネジャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加的または代替的に、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0195]1805において、UE115は、基地局105からダウンリンク許可を受信し得、ここで、ダウンリンク許可は、第1の送信時間インターバル(TTI)中に基地局105からダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUEによって使用されるべきダウンリンクビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す。1805の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、1805の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたビームフォーミング構成要素によって実行され得る。
[0196]1810において、UE115は、ビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用して第1のTTIの少なくとも一部分中、制御リソースセットがモニタされるべきであると決定し得る。1810の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、1810の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたCORESETマネジャによって実行され得る。
[0197]1815において、UE115は、ダウンリンク送信および制御リソースセットに関連する優先順位を定義するルールのセットを識別し得る。1815の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、1815の動作の態様は、図9~図12を参照して説明された受信ビームマネジャによって実行され得る。いくつかのケースでは、ルールのセットは、ダウンリンク送信が制御リソースセットの周りでレートマッチングされるかどうかを定義する。
[0198]1820において、UE115は、ダウンリンク送信が制御リソースセットの周りでレートマッチングされると決定されるとき、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用して制御リソースセットをモニタし得る。1820の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、1820の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたレートマッチング構成要素によって実行され得る。
[0199]1825において、UE115は、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用してダウンリンク送信を受信し得る。1825の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、1825の動作の態様は、図9~図12を参照して説明された受信ビームマネジャによって実行され得る。
[0200]図19は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法のための方法1900を例示するフローチャートを示す。方法1900の動作は、本明細書で説明されたUE115またはそれの構成要素によってインプリメントされ得る。例えば、方法1900の動作は、図9~図12を参照して説明されたように、UE通信マネジャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加的または代替的に、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0201]1905において、UE115は、基地局105からダウンリンク許可を受信し得、ここで、ダウンリンク許可は、第1の送信時間インターバル(TTI)中に基地局105からダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUEによって使用されるべきダウンリンクビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す。1905の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、1905の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたビームフォーミング構成要素によって実行され得る。
[0202]1910において、UE115は、ビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用して第1のTTIの少なくとも一部分中、制御リソースセットがモニタされるべきであると決定し得る。1910の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、1910の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたCORESETマネジャによって実行され得る。
[0203]1915において、UE115は、ダウンリンク送信および制御リソースセットに関連する優先順位を定義するルールのセットを識別し得る。1915の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、1915の動作の態様は、図9~図12を参照して説明された受信ビームマネジャによって実行され得る。
[0204]1920において、UE115は、制御リソースセットに関連するQoSがダウンリンク送信より高い優先度を有することを優先順位が示すとき、ダウンリンク許可を無視し、制御リソースセットを受信し得る。1920の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、1920の動作の態様は、図9~図12を参照して説明された受信ビームマネジャによって実行され得る。
[0205]図20は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法のための方法2000を例示するフローチャートを示す。方法2000の動作は、本明細書で説明されたUE115またはそれの構成要素によってインプリメントされ得る。例えば、方法2000の動作は、図9~図12を参照して説明されたように、UE通信マネジャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加的または代替的に、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0206]2005において、UE115は、基地局105からダウンリンク許可を受信し得、ここで、ダウンリンク許可は、第1の送信時間インターバル(TTI)中に基地局105からダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUEによって使用されるべきダウンリンクビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す。2005の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2005の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたビームフォーミング構成要素によって実行され得る。
[0207]2010において、UE115は、ビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用して第1のTTIの少なくとも一部分中、制御リソースセットがモニタされるべきであると決定し得る。2010の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2010の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたCORESETマネジャによって実行され得る。
[0208]2015において、UE115は、ダウンリンク送信および制御リソースセットに関連する優先順位を定義するルールのセットを識別し得る。2015の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2015の動作の態様は、図9~図12を参照して説明された受信ビームマネジャによって実行され得る。
[0209]2020において、UE115は、ビームフォーミングパラメータの第3のセットを用いて第1のTTI内の非周期的CSI-RS構成を識別し得る。2020の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2020の動作の態様は、図9~図12を参照して説明された基準信号マネジャによって実行され得る。
[0210]2025において、UE115は、非周期的CSI構成を無視し得る。2025の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2025の動作の態様は、図9~図12を参照して説明された基準信号マネジャによって実行され得る。
[0211]2030において、UE115は、第1のTTI中にビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用してダウンリンク送信を受信し得る。2030の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2030の動作の態様は、図9~図12を参照して説明された基準信号マネジャによって実行され得る。
[0212]図21は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法のための方法2100を例示するフローチャートを示す。方法2100の動作は、本明細書で説明されたUE115またはそれの構成要素によってインプリメントされ得る。例えば、方法2100の動作は、図9~図12を参照して説明されたように、UE通信マネジャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加的または代替的に、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0213]2105において、UE115は、基地局105からダウンリンク許可を受信し得、ここで、ダウンリンク許可は、第1の送信時間インターバル(TTI)中に基地局105からダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUE115によって使用されるべきダウンリンクビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す。2105の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2105の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたビームフォーミング構成要素によって実行され得る。
[0214]2110において、UE115は、ビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用して第1のTTIの少なくとも一部分中、制御リソースセットがモニタされるべきであると決定し得る。2110の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2110の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたCORESETマネジャによって実行され得る。
[0215]2115において、UE115は、ダウンリンク送信および制御リソースセットに関連する優先順位を定義するルールのセットを識別し得る。2115の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2115の動作の態様は、図9~図12を参照して説明された受信ビームマネジャによって実行され得る。
[0216]2120において、UE115は、残存システム情報(RMSI)制御リソースセットを含む送信ビームをモニタするためのビームフォーミングパラメータの第3のセットを識別し得る。2120の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2120の動作の態様は、図9~図12を参照して説明されたビームフォーミング構成要素によって実行され得る。
[0217]2125において、UE115は、RMSI制御リソースセットのための探索空間が第1のTTIと重複するとき、ビームフォーミングパラメータの第3のセットを使用してダウンリンク送信をモニタし得る。2125の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2125の動作の態様は、図9~図12を参照して説明された基準信号マネジャによって実行され得る。
[0218]図22は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法のための方法2200を例示するフローチャートを示す。方法2200の動作は、本明細書で説明された基地局105またはそれの構成要素によってインプリメントされ得る。例えば、方法2200の動作は、図13~図16を参照して説明された基地局通信マネジャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加的または代替的に、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0219]2205において、基地局105は、ユーザ機器(UE)にダウンリンク許可を送信し得、ここで、ダウンリンク許可は、第1の送信時間インターバル(TTI)中にダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUE115によって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す。2205の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2205の動作の態様は、図13~図16を参照して説明されたビームフォーミング構成要素によって実行され得る。
[0220]2210において、基地局105は、ビームフォーミングパラメータの第1のセットおよびビームフォーミングパラメータの第2のセットに少なくとも部分的に基づいて、第1のTTIの制御リソースセットおよびダウンリンク送信に関連する優先順位を決定し得る。2210の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2210の動作の態様は、図13~図16を参照して説明されたCORESETマネジャによって実行され得る。
[0221]2215において、基地局105は、優先順位に少なくとも部分的に基づいて、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用するダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用する制御リソースセットのうちの少なくとも1つを送信し得る。2215の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2215の動作の態様は、図13~図16を参照して説明された送信ビームマネジャによって実行され得る。
[0222]図23は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法のための方法2300を例示するフローチャートを示す。方法2300の動作は、本明細書で説明された基地局105またはそれの構成要素によってインプリメントされ得る。例えば、方法2300の動作は、図13~図16を参照して説明された基地局通信マネジャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加的または代替的に、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0223]2305において、基地局105は、UE115にダウンリンク許可を送信し得、ここで、ダウンリンク許可は、第1の送信時間インターバル(TTI)中にダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUE115によって使用されるべきダウンリンクビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す。2305の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2305の動作の態様は、図13~図16を参照して説明されたビームフォーミング構成要素によって実行され得る。
[0224]2310において、基地局105は、ビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用して第1のTTIの少なくとも一部分中に制御リソースセットが送信されるべきであると決定し得る。2310の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2310の動作の態様は、図13~図16を参照して説明されたCORESETマネジャによって実行され得る。
[0225]2315において、基地局105は、ダウンリンク送信および制御リソースセットに関連する優先順位を定義するルールのセットを識別し得る。2315の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2315の動作の態様は、図13~図16を参照して説明された優先順位構成要素によって実行され得る。いくつかのケースでは、優先順位を定義するルールのセットは、ダウンリンク送信が制御リソースセットの周りでレートマッチングされるかどうかを示す。
[0226]2320において、基地局105は、ダウンリンク送信が制御リソースセットの周りでレートマッチングされるとき、ビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用して制御リソースセットを送信し得る。2320の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2320の動作の態様は、図13~図16を参照して説明されたレートマッチング構成要素によって実行され得る。
[0227]図24は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法のための方法2400を例示するフローチャートを示す。方法2400の動作は、本明細書で説明された基地局105またはそれの構成要素によってインプリメントされ得る。例えば、方法2400の動作は、図13~図16を参照して説明された基地局通信マネジャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加的または代替的に、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0228]2405において、基地局105は、UE115にダウンリンク許可を送信し得、ここで、ダウンリンク許可は、第1の送信時間インターバル(TTI)中にダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUE115によって使用されるべきダウンリンクビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す。2405の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2405の動作の態様は、図13~図16を参照して説明されたビームフォーミング構成要素によって実行され得る。
[0229]2410において、基地局105は、ビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用して第1のTTIの少なくとも一部分中に制御リソースセットが送信されるべきであると決定し得る。2410の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2410の動作の態様は、図13~図16を参照して説明されたCORESETマネジャによって実行され得る。
[0230]2415において、基地局105は、ダウンリンク送信および制御リソースセットに関連する優先順位を定義するルールのセットを識別し得る。2415の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2415の動作の態様は、図13~図16を参照して説明された優先順位構成要素によって実行され得る。
[0231]2420において、基地局105は、優先順位に基づいて制御リソースセットの送信をスキップし得る。2420の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2420の動作の態様は、図13~図16を参照して説明されたCORESETマネジャによって実行され得る。
[0232]2425において、基地局105は、制御リソースセットを送信するために構成された第1のTTI内のリソースを使用してダウンリンク送信を送信し得る。2425の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2425の動作の態様は、図13~図16を参照して説明された送信ビームマネジャによって実行され得る。
[0233]図25は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法のための方法2500を例示するフローチャートを示す。方法2400の動作は、本明細書で説明された基地局105またはそれの構成要素によってインプリメントされ得る。例えば、方法2400の動作は、図13~図16を参照して説明された基地局通信マネジャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加的または代替的に、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0234]2505において、基地局105は、UE115にダウンリンク許可を送信し得、ここで、ダウンリンク許可は、第1の送信時間インターバル(TTI)中にダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUE115によって使用されるべきダウンリンクビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す。2505の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2505の動作の態様は、図13~図16を参照して説明されたビームフォーミング構成要素によって実行され得る。
[0235]2510において、基地局105は、ビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用して第1のTTIの少なくとも一部分中に制御リソースセットが送信されるべきであると決定し得る。2510の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2510の動作の態様は、図13~図16を参照して説明されたCORESETマネジャによって実行され得る。
[0236]2515において、基地局105は、ダウンリンク送信および制御リソースセットに関連する優先順位を定義するルールのセットを識別し得る。2515の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2515の動作の態様は、図13~図16を参照して説明された優先順位構成要素によって実行され得る。
[0237]2520において、基地局105は、制御リソースセットに関連するQoSがダウンリンク送信より高い優先度を有するとき、ダウンリンク送信をスキップし、制御リソースセットを送信し得る。2520の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2520の動作の態様は、図13~図16を参照して説明された送信ビームマネジャによって実行され得る。
[0238]図26は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のためのダウンリンク送信ビーム構成技法のための方法2600を例示するフローチャートを示す。方法2600の動作は、本明細書で説明された基地局105またはそれの構成要素によってインプリメントされ得る。例えば、方法2600の動作は、図13~図16を参照して説明された基地局通信マネジャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加的または代替的に、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0239]2605において、基地局105は、UE115にダウンリンク許可を送信し得、ここで、ダウンリンク許可は、第1の送信時間インターバル(TTI)中にダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するためにUE115によって使用されるべきダウンリンクビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す。2605の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2605の動作の態様は、図13~図16を参照して説明されたビームフォーミング構成要素によって実行され得る。
[0240]2610において、基地局105は、ビームフォーミングパラメータの第2のセットを使用して第1のTTIの少なくとも一部分中に制御リソースセットが送信されるべきであると決定し得る。2610の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2610の動作の態様は、図13~図16を参照して説明されたCORESETマネジャによって実行され得る。
[0241]2615において、基地局105は、ダウンリンク送信および制御リソースセットに関連する優先順位を定義するルールのセットを識別し得る。2615の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2615の動作の態様は、図13~図16を参照して説明された優先順位構成要素によって実行され得る。
[0242]2620において、基地局105は、ビームフォーミングパラメータの第3のセットを用いて第1のTTI内の非周期的CSI-RS構成を識別し得る。2620の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2620の動作の態様は、図13~図16を参照して説明された基準信号マネジャによって実行され得る。
[0243]2625において、基地局105は、非周期的CSI構成を無視し得る。2625の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2625の動作の態様は、図13~図16を参照して説明された基準信号マネジャによって実行され得る。
[0244]2630において、基地局105は、第1のTTI中にビームフォーミングパラメータの第1のセットを使用してダウンリンク送信を送信し得る。2630の動作は、本明細書で説明された方法にしたがって実行され得る。特定の例では、2630の動作の態様は、図13~図16を参照して説明された基準信号マネジャによって実行され得る。
[0245]上で説明された方法が、可能なインプリメンテーションを説明していること、動作およびステップが並べ替えられ得るかまたは場合によっては修正され得ること、そして他のインプリメンテーションが可能であることは留意されるべきである。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わされ得る。
[0246]本明細書で説明された技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)、および他のシステムのような様々なワイヤレス通信システムに使用され得る。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、等のような無線技術をインプリメントし得る。CDMA2000は、IS-2000、IS-95、およびIS-856規格をカバーする。IS-2000リリースは、一般に、CDMA2000 1X、1X、等と呼ばれ得る。IS-856(TIA-856)は、一般に、CDMA2000 1xEV-DO、高速パケットデータ(HRPD)、等と呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形を含む。TDMAシステムは、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))のような無線技術をインプリメントし得る。
[0247]OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E-UTRA)、電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、フラッシュOFDM、等のような無線技術をインプリメントし得る。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)の一部である。LTE、LTE-A、およびLTE-A Proは、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP(登録商標))という名称の団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の団体からの文書に記載されている。本明細書で説明された技法は、上述のシステムおよび無線技術ならびに他のシステムおよび無線技術に使用され得る。LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRシステムの態様が例示を目的として説明され得、説明の大部分においてLTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNR用語が使用され得るが、本明細書で説明された技法は、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRアプリケーションを超えて適用可能である。
[0248]マクロセルは一般に、比較的広い地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダにサービス加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、より低い電力の基地局105に関連付けられ得、スモールセルは、マクロセルと同じかまたは異なる(例えば、ライセンス、アンライセンス、等)周波数帯域において動作し得る。スモールセルは、様々な例にしたがって、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含み得る。例えば、ピコセルは、狭い地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダにサービス加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルもまた、狭い地理的エリア(例えば、自宅)をカバーし得、このフェムトセルと関連があるUE115(例えば、クローズド加入者グループ(CSG)のUE115、自宅の中にいるユーザのUE115、等)による制限付きアクセスを提供し得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれ得る。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれ得る。eNBは、1つまたは複数(例えば、2つ、3つ、4つ、等)のセルをサポートし得、1つまたは複数のコンポーネントキャリアを使用する通信をサポートもし得る。
[0249]ワイヤレス通信システム100または本明細書で説明されたシステムは、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局105は、同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は、時間的におおまかにアラインされ得る。非同期動作の場合、基地局105は、異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は、時間的にアラインされないであろう。本明細書で説明された技法は、同期動作または非同期動作のどちらにも使用され得る。
[0250]本明細書で説明された情報および信号は、多種多様な技術および技法のうちの任意のものを使用して表され得る。例えば、上の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光場または光粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0251]本明細書の開示に関連して説明された実例となる様々なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア構成要素、または本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せでインプリメントまたは実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替的に、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(例えば、DSPと、1つのマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに連結した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成との組合せ)としてインプリメントされ得る。
[0252]本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せでインプリメントされ得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアでインプリメントされる場合、機能は、コンピュータ読取可能な媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして記憶または送信され得る。他の例およびインプリメンテーションは、本開示および添付の特許請求の範囲内である。例えば、ソフトウェアの性質により、上で説明された機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちの任意のものの組合せを使用してインプリメントされ得る。特徴をインプリメントする機能はまた、様々な位置に物理的に配置され得、これには、機能の部分が異なる物理ロケーションでインプリメントされるように分散されることが含まれる。
[0253]コンピュータ読取可能な媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体および非一時的コンピュータ記憶媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ読取可能な媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶デバイス、または命令もしくはデータ構造の形式で所望のプログラムコード手段を搬送もしくは記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセス可能な任意の他の非一時的媒体を備え得る。また、いずれの接続も、厳密にはコンピュータ読取可能な媒体と称される。例えば、ソフトウェアが、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、電波、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、電波、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスクを含み、ここで、ディスク(disk)は、通常磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組合せも、コンピュータ読取可能な媒体の範囲内に含まれる。
[0254]特許請求の範囲を含めて本明細書で使用される場合、項目のリスト(例えば、「~のうちの少なくとも1つ(at least one of)」または「~のうちの1つまたは複数(one or more of)」のような表現が付いている項目のリスト)で使用される「もしくは/または(or)」は、例えば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つのリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的なリストを示す。また、本明細書で使用される場合、「~に基づく(based on)」という表現は、条件の閉じたセットへの参照として解釈されるべきではない。例えば、「条件Aに基づく」と記載されている例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aおよび条件Bの両方に基づき得る。換言すると、本明細書で使用される場合、「~に基づく」という表現は、「~に少なくとも部分的に基づく(based at least in part on)」という表現と同じように解釈されるものとする。
[0255]添付の図では、同様の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素を区別する第2のラベルとが続くことによって区別され得る。第1の参照ラベルだけが本明細書で使用される場合、説明は、第2の参照ラベルまたは他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のどれに対しても適用可能である。
[0256]添付の図面に関連して本明細書で示された説明は、例となる構成を説明しおり、インプリメントされ得るまたは特許請求の範囲の範囲内にあるすべての例を表すわけではない。本明細書で使用される場合、「例示的(exemplary)」という用語は、「例、事例、または例示としての役割を果たす」ことを意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利である」ことを意味しない。詳細な説明は、説明された技法の理解を提供することを目的として特定の詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの特定の詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、周知の構造およびデバイスは、説明された例の概念を曖昧にしないために、ブロック図の形式で示される。
[0257]本明細書の説明は、当業者による本開示の作成または使用を可能にするために提供される。本開示に対する様々な修正は、当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義された包括的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形に適用され得る。ゆえに、本開示は、本明細書で説明された例および設計に制限されるのではなく、本明細書で開示された原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲が与えられるべきである。
以下に本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のための方法であって、
ユーザ機器(UE)において、基地局からダウンリンク許可を受信することと、ここで、前記ダウンリンク許可は、第1の送信時間インターバル(TTI)中に前記基地局からダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するために前記UEによって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す、
ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットおよびビームフォーミングパラメータの第2のセットに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のTTIの制御リソースセットおよび前記ダウンリンク送信に関連する優先順位を決定することと、
前記優先順位に少なくとも部分的に基づいて、ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットを使用する前記ダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの前記第2のセットを使用する前記制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信することと、
を備える方法。
[C2]
ビームフォーミングパラメータの前記第2のセットを使用して前記第1のTTIの少なくとも一部分中、前記制御リソースセットがモニタされるべきであると決定すること、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記ダウンリンク送信または前記制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信することは、前記優先順位に少なくとも部分的に基づいて、前記ダウンリンク許可を無視することと、前記制御リソースセットを受信することとを備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記優先順位は、前記UEによってモニタされる無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に少なくとも部分的に基づいて決定される、C1に記載の方法。
[C5]
前記優先順位は、前記ダウンリンク送信のための1つまたは複数のダウンリンクリソースのうちの少なくとも1つと、同じ直交周波数分割多重(OFDM)シンボル内に存在する前記制御リソースセットの1つまたは複数のダウンリンクリソースのうちの少なくとも1つと、に少なくとも部分的に基づいて決定される、C1に記載の方法。
[C6]
前記優先順位は、前記制御リソースセットが前記ダウンリンク送信より高い優先度を有することを示す、C1に記載の方法。
[C7]
前記優先順位は、前記制御リソースセットに関連するサービス品質(QoS)が前記ダウンリンク送信より高い優先度を有することに少なくとも部分的に基づいて、前記制御リソースセットが前記より高い優先度を有することを示し、
前記制御リソースセットに関連する前記QoSは、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)QoSであり、前記ダウンリンク送信に関連するQoSは、前記URLLC QoSより低い優先度を有する、C6に記載の方法。
[C8]
ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットまたはビームフォーミングパラメータの前記第2のセットが、空間受信ビームフィルタリングに使用されるべきであると決定すること、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C9]
前記ダウンリンク送信が前記制御リソースセットの周りでレートマッチングされるかどうかを決定すること、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C10]
前記ダウンリンク送信が前記制御リソースセットの周りでレートマッチングされると決定されるとき、前記ダウンリンク送信または前記制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信することは、
ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットを使用して、前記制御リソースセットをモニタすることと、
ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットを使用して、前記ダウンリンク送信を受信することと、
を備える、C9に記載の方法。
[C11]
前記ダウンリンク送信または前記制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信することは、
前記制御リソースセットを送信するために構成された前記第1のTTI内のリソースのサブセットを識別することと、
前記制御リソースセットを送信するために構成されたリソースの前記サブセットを使用して、前記第1のTTI中に前記ダウンリンク送信を受信することと、
を備える、C1に記載の方法。
[C12]
前記優先順位は、前記制御リソースセットに関連する送信のタイプ、前記ダウンリンク送信のためのダウンリンクリソースと前記制御リソースセットのダウンリンクリソースとの間の周波数分割多重化、複数の送信ビームを同時に受信する前記UEの能力、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数に少なくとも部分的に基づいて決定される、C1に記載の方法。
[C13]
前記基地局によって構成された2つ以上の異なる制御リソースセットを識別することをさらに備え、前記2つ以上の異なる制御リソースセットの各々は、前記優先順位において異なる優先度を有する、
C1に記載の方法。
[C14]
前記2つ以上の異なる制御リソースセットのうちの第1の制御リソースセットは、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)サービスの送信に対応し、前記ダウンリンク送信より高い優先度を有し、
前記2つ以上の異なる制御リソースセットのうちの第2の制御リソースセットは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービスの送信に対応し、前記ダウンリンク送信より低い優先度を有する、C13に記載の方法。
[C15]
ビームフォーミングパラメータの第3のセットを用いて、前記第1のTTI内の非周期的チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)構成を識別することと、
前記非周期的CSI-RS構成を無視することと、
前記第1のTTI中にビームフォーミングパラメータの前記第1のセットを使用して前記ダウンリンク送信を受信することと、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C16]
残存システム情報(RMSI)制御リソースセットを含む送信ビームをモニタするためのビームフォーミングパラメータの第3のセットを識別することと、
前記RMSI制御リソースセットのための探索空間が前記第1のTTIと重複するとき、ビームフォーミングパラメータの前記第3のセットを使用して前記ダウンリンク送信をモニタすることと、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C17]
前記優先順位を定義するルールのセットは、前記UEにおいて静的に定義される、C1に記載の方法。
[C18]
前記優先順位を定義するルールのセットは、無線リソース制御シグナリングを介して半静的に受信される、C1に記載の方法。
[C19]
ワイヤレス通信のための方法であって、
ユーザ機器(UE)にダウンリンク許可を送信することと、ここで、前記ダウンリンク許可は、第1の送信時間インターバル(TTI)中にダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するために前記UEによって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す、
ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットおよびビームフォーミングパラメータの第2のセットに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のTTIの制御リソースセットおよび前記ダウンリンク送信に関連する優先順位を決定することと、
前記優先順位に少なくとも部分的に基づいて、ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットを使用する前記ダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの前記第2のセットを使用する前記制御リソースセットのうちの少なくとも1つを送信することと、
を備える方法。
[C20]
ビームフォーミングパラメータの前記第2のセットを使用して、前記第1のTTIの少なくとも一部分中に前記制御リソースセットが送信されるべきであると決定すること、
をさらに備える、C19に記載の方法。
[C21]
前記ダウンリンク送信または前記制御リソースセットのうちの少なくとも1つを送信することは、前記優先順位に少なくとも部分的に基づいて、前記ダウンリンク許可の送信をスキップすることと、前記制御リソースセットを送信することとを備える、C19に記載の方法。
[C22]
前記優先順位は、前記UEによってモニタされるべき無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に少なくとも部分的に基づいて決定される、C19に記載の方法。
[C23]
前記優先順位は、前記ダウンリンク送信のための1つまたは複数のダウンリンクリソースのうちの少なくとも1つと、同じ直交周波数分割多重(OFDM)シンボル内に存在する前記制御リソースセットの1つまたは複数のダウンリンクリソースのうちの少なくとも1つとに少なくとも部分的に基づいて決定される、C19に記載の方法。
[C24]
前記優先順位は、前記制御リソースセットが前記ダウンリンク送信より高い優先度を有することを示す、C19に記載の方法。
[C25]
前記優先順位は、前記制御リソースセットに関連するサービス品質(QoS)が前記ダウンリンク送信より高い優先度を有することに少なくとも部分的に基づいて、前記制御リソースセットが前記より高い優先度を有することを示し、
前記制御リソースセットに関連する前記QoSは、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)QoSであり、前記ダウンリンク送信に関連するQoSは、前記URLLC QoSより低い優先度を有する、C24に記載の方法。
[C26]
前記優先順位は、ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットまたはビームフォーミングパラメータの前記第2のセットのうちのどちらが空間受信ビームフィルタリングに使用されるべきかを示す、C19に記載の方法。
[C27]
前記優先順位は、前記ダウンリンク送信が前記制御リソースセットの周りでレートマッチングされるべきかどうかを示す、C19に記載の方法。
[C28]
前記ダウンリンク送信が前記制御リソースセットの周りでレートマッチングされるとき、前記方法は、
ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットを使用して前記制御リソースセットを送信すること、
をさらに備える、C27に記載の方法。
[C29]
前記ダウンリンク送信または前記制御リソースセットのうちの少なくとも1つを前記送信することは、
前記制御リソースセットの送信をスキップすることと、
前記制御リソースセットを送信するために構成された前記第1のTTI内のリソースを使用して前記ダウンリンク送信を送信することと、
を備える、C19に記載の方法。
[C30]
前記優先順位は、前記制御リソースセットに関連する送信のタイプ、前記ダウンリンク送信のためのダウンリンクリソースと前記制御リソースセットのリソースとの間の周波数分割多重化、複数の送信ビームを同時に受信する前記UEの能力、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数に少なくとも部分的に基づいて決定される、C19に記載の方法。
[C31]
前記優先順位において異なる優先度を有する2つ以上の異なる制御リソースセットを識別すること、
をさらに備える、C19に記載の方法。
[C32]
前記2つ以上の異なる制御リソースセットのうちの第1の制御リソースセットは、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)サービスの送信に対応し、前記ダウンリンク送信より高い優先度を有し、
前記2つ以上の異なる制御リソースセットのうちの第2の制御リソースセットは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービスの送信に対応し、前記ダウンリンク送信より低い優先度を有する、C31に記載の方法。
[C33]
ビームフォーミングパラメータの第3のセットを用いて、前記第1のTTI内の非周期的チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)構成を識別することと、
前記非周期的CSI-RS構成を無視することと、
前記第1のTTI中にビームフォーミングパラメータの前記第1のセットを使用して前記ダウンリンク送信を送信することと、
をさらに備える、C19に記載の方法。
[C34]
残存システム情報(RMSI)制御リソースセットを含む送信ビームのためにビームフォーミングパラメータの第3のセットを識別することと、
前記RMSI制御リソースセットのための探索空間が前記第1のTTIと重複するとき、ビームフォーミングパラメータの前記第3のセットを使用して前記ダウンリンク送信を送信することと、
をさらに備える、C19に記載の方法。
[C35]
前記優先順位を定義するルールのセットは、静的に定義されるか、または無線リソース制御シグナリングを介して半静的に送信される、C19に記載の方法。
[C36]
ワイヤレス通信のための装置であって、
ユーザ機器(UE)において、基地局からダウンリンク許可を受信するための手段と、ここで、前記ダウンリンク許可は、第1の送信時間インターバル(TTI)中に前記基地局からダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するために前記UEによって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す、
ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットおよびビームフォーミングパラメータの第2のセットに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のTTIの制御リソースセットおよび前記ダウンリンク送信に関連する優先順位を決定するための手段と、
前記優先順位に少なくとも部分的に基づいて、ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットを使用する前記ダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの前記第2のセットを使用する前記制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信するための手段と、
を備える装置。
[C37]
ビームフォーミングパラメータの前記第2のセットを使用して前記第1のTTIの少なくとも一部分中、前記制御リソースセットがモニタされるべきであると決定するための手段、
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C38]
前記ダウンリンク送信または前記制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信するための前記手段は、
前記優先順位に少なくとも部分的に基づいて、前記ダウンリンク許可を無視し、前記制御リソースセットを受信するための手段
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C39]
前記UEによってモニタされる無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に少なくとも部分的に基づいて前記優先順位を決定するための手段、
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C40]
前記ダウンリンク送信のための1つまたは複数のダウンリンクリソースのうちの少なくとも1つと、同じ直交周波数分割多重(OFDM)シンボル内に存在する前記制御リソースセットの1つまたは複数のダウンリンクリソースのうちの少なくとも1つと、に少なくとも部分的に基づいて、前記優先順位を決定するための手段、
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C41]
前記優先順位は、前記制御リソースセットが前記ダウンリンク送信より高い優先度を有することを示す、C36に記載の装置。
[C42]
前記優先順位は、前記制御リソースセットに関連するサービス品質(QoS)が前記ダウンリンク送信より高い優先度を有することに少なくとも部分的に基づいて、前記制御リソースセットが前記より高い優先度を有することを示し、
前記制御リソースセットに関連する前記QoSは、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)QoSであり、前記ダウンリンク送信に関連するQoSは、前記URLLC QoSより低い優先度を有する、C41に記載の装置。
[C43]
ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットまたはビームフォーミングパラメータの前記第2のセットが、空間受信ビームフィルタリングに使用されるべきであると決定するための手段、
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C44]
前記ダウンリンク送信が前記制御リソースセットの周りでレートマッチングされるかどうかを決定するための手段、
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C45]
前記ダウンリンク送信が前記制御リソースセットの周りでレートマッチングされると決定されるとき、ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットを使用して、前記制御リソースセットをモニタするための手段と、
ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットを使用して前記ダウンリンク送信を受信するための手段と、
をさらに備える、C44に記載の装置。
[C46]
前記ダウンリンク送信または前記制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信するための前記手段は、
前記制御リソースセットを送信するために構成された前記第1のTTI内のリソースのサブセットを識別するための手段と、
前記制御リソースセットを送信するために構成された前記リソースのサブセットを使用して、前記第1のTTI中に前記ダウンリンク送信を受信するための手段と、
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C47]
前記基地局によって構成された2つ以上の異なる制御リソースセットを識別するための手段をさらに備え、前記2つ以上の異なる制御リソースセットの各々は、前記優先順位において異なる優先度を有する、
C36に記載の装置。
[C48]
前記2つ以上の異なる制御リソースセットのうちの第1の制御リソースセットは、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)サービスの送信に対応し、前記ダウンリンク送信より高い優先度を有し、
前記2つ以上の異なる制御リソースセットのうちの第2の制御リソースセットは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービスの送信に対応し、前記ダウンリンク送信より低い優先度を有する、C47に記載の装置。
[C49]
ビームフォーミングパラメータの第3のセットを用いて、前記第1のTTI内の非周期的チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)構成を識別するための手段と、
前記非周期的CSI-RS構成を無視するための手段と、
前記第1のTTI中にビームフォーミングパラメータの前記第1のセットを使用して前記ダウンリンク送信を受信するための手段と、
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C50]
残存システム情報(RMSI)制御リソースセットを含む送信ビームをモニタするためのビームフォーミングパラメータの第3のセットを識別するための手段と、
前記RMSI制御リソースセットのための探索空間が前記第1のTTIと重複するとき、ビームフォーミングパラメータの前記第3のセットを使用して前記ダウンリンク送信をモニタするための手段と、
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C51]
ワイヤレス通信のための装置であって、
ユーザ機器(UE)にダウンリンク許可を送信するための手段と、ここで、前記ダウンリンク許可は、第1の送信時間インターバル(TTI)中にダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するために前記UEによって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す、
ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットおよびビームフォーミングパラメータの第2のセットに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のTTIの制御リソースセットおよび前記ダウンリンク送信に関連する優先順位を決定するための手段と、
前記優先順位に少なくとも部分的に基づいて、ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットを使用する前記ダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの前記第2のセットを使用する前記制御リソースセットのうちの少なくとも1つを送信するための手段と、
を備える装置。
[C52]
ビームフォーミングパラメータの前記第2のセットを使用して、前記第1のTTIの少なくとも一部分中に前記制御リソースセットが送信されるべきであると決定するための手段、
をさらに備える、C51に記載の装置。
[C53]
前記ダウンリンク送信または前記制御リソースセットのうちの少なくとも1つを送信するための前記手段は、
前記優先順位に少なくとも部分的に基づいて、前記制御リソースセットの送信をスキップし、前記制御リソースセットを送信するために構成された前記第1のTTI内のリソースを使用して前記ダウンリンク送信を送信するための手段と、
をさらに備える、C51に記載の装置。
[C54]
前記UEによってモニタされるべき無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に少なくとも部分的に基づいて前記優先順位を決定するための手段、
をさらに備える、C51に記載の装置。
[C55]
前記ダウンリンク送信のための1つまたは複数のダウンリンクリソースのうちの少なくとも1つと、同じ直交周波数分割多重(OFDM)シンボル内に存在する前記制御リソースセットの1つまたは複数のダウンリンクリソースのうちの少なくとも1つとに少なくとも部分的に基づいて、前記優先順位を決定するための手段、
をさらに備える、C51に記載の装置。
[C56]
前記優先順位は、前記制御リソースセットが前記ダウンリンク送信より高い優先度を有することを示す、C51に記載の装置。
[C57]
前記優先順位は、前記制御リソースセットに関連するサービス品質(QoS)が前記ダウンリンク送信より高い優先度を有することに少なくとも部分的に基づいて、前記制御リソースセットが前記より高い優先度を有することを示し、
前記制御リソースセットに関連する前記QoSは、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)QoSであり、前記ダウンリンク送信に関連するQoSは、前記URLLC QoSより低い優先度を有する、C56に記載の装置。
[C58]
前記優先順位は、ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットまたはビームフォーミングパラメータの前記第2のセットのうちのどちらが空間受信ビームフィルタリングに使用されるべきかを示す、C51に記載の装置。
[C59]
前記優先順位は、前記ダウンリンク送信が前記制御リソースセットの周りでレートマッチングされるべきかどうかを示す、C51に記載の装置。
[C60]
前記ダウンリンク送信が前記制御リソースセットの周りでレートマッチングされるとき、ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットを使用して前記制御リソースセットを送信するための手段、
をさらに備える、C59に記載の装置。
[C61]
前記制御リソースセットの送信をスキップするための手段と、
前記制御リソースセットを送信するために構成された前記第1のTTI内のリソースを使用して前記ダウンリンク送信を送信するための手段と
をさらに備える、C51に記載の装置。
[C62]
前記制御リソースセットに関連するQoSが前記ダウンリンク送信より高い優先度を有するとき、前記ダウンリンク送信をスキップし、前記制御リソースセットを送信するための手段、
をさらに備える、C51に記載の装置。
[C63]
前記優先順位において異なる優先度を有する2つ以上の異なる制御リソースセットを識別するための手段
をさらに備える、C51に記載の装置。
[C64]
前記2つ以上の異なる制御リソースセットのうちの第1の制御リソースセットは、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)サービスの送信に対応し、前記ダウンリンク送信より高い優先度を有し、
前記2つ以上の異なる制御リソースセットのうちの第2の制御リソースセットは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービスの送信に対応し、前記ダウンリンク送信より低い優先度を有する、C63に記載の装置。
[C65]
ビームフォーミングパラメータの第3のセットを用いて、前記第1のTTI内の非周期的チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)構成を識別するための手段と、
前記非周期的CSI-RS構成を無視するための手段と、
前記第1のTTI中にビームフォーミングパラメータの前記第1のセットを使用して前記ダウンリンク送信を送信するための手段と、
をさらに備える、C51に記載の装置。
[C66]
残存システム情報(RMSI)制御リソースセットを含む送信ビームのためにビームフォーミングパラメータの第3のセットを識別するための手段と、
前記RMSI制御リソースセットのための探索空間が前記第1のTTIと重複するとき、ビームフォーミングパラメータの前記第3のセットを使用して前記ダウンリンク送信を送信するための手段と、
をさらに備える、C51に記載の装置。
[C67]
ワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信するメモリと、
前記メモリに記憶された命令と、
を備え、前記命令は、前記装置に、
ユーザ機器(UE)において、基地局からダウンリンク許可を受信することと、ここで、前記ダウンリンク許可は、第1の送信時間インターバル(TTI)中に前記基地局からダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するために前記UEによって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す、
ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットおよびビームフォーミングパラメータの第2のセットに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のTTIの制御リソースセットおよび前記ダウンリンク送信に関連する優先順位を決定することと、
前記優先順位に少なくとも部分的に基づいて、ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットを使用する前記ダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの前記第2のセットを使用する前記制御リソースセットのうちの少なくとも1つを受信することと、
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
[C68]
ワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信するメモリと、
前記メモリに記憶された命令と、
を備え、前記命令は、前記装置に、
ユーザ機器(UE)にダウンリンク許可を送信することと、ここで、前記ダウンリンク許可は、第1の送信時間インターバル(TTI)中にダウンリンク送信ビームを介してダウンリンク送信を受信するために前記UEによって使用されるべきビームフォーミングパラメータの第1のセットを示す、
ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットおよびビームフォーミングパラメータの第2のセットに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のTTIの制御リソースセットおよび前記ダウンリンク送信に関連する優先順位を決定することと、
前記優先順位に少なくとも部分的に基づいて、ビームフォーミングパラメータの前記第1のセットを使用する前記ダウンリンク送信またはビームフォーミングパラメータの前記第2のセットを使用する前記制御リソースセットのうちの少なくとも1つを送信することと、
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。