JP7325435B2 - 無線通信システムにおいてランダムアクセスを実行する方法及びその装置 - Google Patents

無線通信システムにおいてランダムアクセスを実行する方法及びその装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムに関し、特に、無線通信システムにおいてランダムアクセスを行う方法に関する。
4G通信システム商用化後、増加傾向にある無線データトラフィック需要を満足させるために、改善された5G通信システム又はpre-5G通信システムを開発するための努力がなされている。
そのような理由により、5G通信システム又はpre-5G通信システムは、4Gネットワーク後(beyond 4G network)通信システム、LTEシステム後(post LTE)システム、又は次世代移動通信システムと呼ばれている。
高いデータ伝送率を達成するために、5G通信システムは、超高周波(mmWave)帯域(例えば、60ギガ(60GHz)帯域)における具現が考慮されている。
超高周波帯域での電波経路損失緩和及び電波伝達距離を増大させるために、5G通信システムにおいては、ビームフォーミング(beam forming)、巨大配列多重入出力(massive MIMO)、全次元多重入出力(full dimensional MIMO:FD-MIMO)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビーム形成(analog beam-forming)及び大規模アンテナ(large scale antenna)の技術が論議されている。
また、システムのネットワーク改善のために、5G通信システムにおいては、進化した小型セル、改善された小型セル(advanced small cell)、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud RAN)、超高密度ネットワーク(ultra-dense network)、機器間通信(device-to-device communication:D2D)、無線バックホール(wireless backhaul)、移動ネットワーク(moving network)、協力通信(cooperative communication)、CoMP(coordinated multi-points)及び受信干渉除去(interference cancellation)のような技術開発がなされている。
それら以外にも、5Gシステムにおいては、進歩したコーディング変調(advanced coding modulation:ACM)方式であるFQAM(hybrid FSK(frequency shift keying)and QAM(quadrature amplitude modulation))及びSWSC(sliding window superposition coding)、並びに進歩した接続技術であるFBMC(filter bank multi-carrier)、NOMA(non-orthogonal multiple access)及びSCMA(sparse code multiple access)などが開発されている。
一方、インターネットは、人間が情報を生成して消費する人間中心の接続ネットワークにおいて、事物のような分散された構成要素間において、情報を取り交わして処理する事物インターネット(internet of things:IoT)ネットワークに進化している。
クラウドサーバなどとの接続を介したビックデータ処理技術などがIoT技術に接続されたIoE(internet of everything)技術も始まっている。
IoTを具現するために、センシング技術、有無線通信及びネットワークのインフラ、サービスインターフェース技術、並びにセキュリティー技術のような技術要素が要求され、近年では、事物間の接続のためのセンサネットワーク(sensor network)、事物通信(machine to machine:M2M)、MTC(machine type communication)のような技術が研究されている。
IoT環境においては、接続された事物で生成されたデータを収集して分析し、人間生活に新たな価値を創出する知能型IT(internet technology)サービスが提供されうる。
IoTは、既存のIT(Information technology)技術と、多様な産業との融合及び複合を介し、スマートホーム、スマートビルディング、スマートシティ、スマートカー、又はコネックティドカー、スマートグリッド、ヘルスケア、スマート家電、先端医療サービスのような分野にも応用される。
そのために、5G通信システムをIoTネットワークに適用させるための多様な試みがなされている。
例えば、センサネットワーク、事物通信(M2M)、MTCのような技術が、ビームフォーミング、MIMO、及びアレイアンテナなどを含む5G通信技術技法によって具現されている。
前述のビックデータ処理技術として、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud RAN)が適用されることも、5G技術とIoT技術との融合一例と言えるであろう。
前述ように、無線通信システムの発展により、多様なサービスを提供することができるようになることにより、そのようなサービスを円滑に提供するための方案が要求されている。
無線通信システムの発達によって多様なサービスが提供されているので、そのようなサービスを円滑に提供することができる方法が必要である。
前述の内容は、背景情報として提供されるのみ、本開示の内容理解に一助となるであろう。
本開示と関連して述べられた内容が先行技術として適用されうるか否かということに関する決定は、なされておらず、その主張も、提起されていない。
そこで、本発明は上記従来の無線通信システムにおける問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、少なくとも前述の問題点及び/又は短所を解決し、多様なサービスを円滑に提供することができるように、帯域幅の一部を使用する周波数併合技法を使用する場合、無線通信システムにおいて、プライマリーセル(primary cell:PCell)又はセカンダリーセル(secondary cell:SCell)においてランダムアクセスを実行する方法及びその装置を提供することにある。
本発明の一態様によれば、無線通信システムにおいて、端末のランダムアクセスを行う方法であって、サービングセルの活性UL(uplink)BWP(bandwidth part)に対して設定されたランダムアクセス機会を識別する段階と、前記サービングセルがSpCell(special cell)であり、活性DL(downlink)BWPのID(Index)が前記活性ULBWPのIDと対応しない場合、前記サービングセルのBWP設定情報に基づき、前記活性DLBWPは前記活性ULBWPのIDに対応するIDを持つDLBWPにスイッチングする段階と、前記スイッチングされたDLBWPでランダムアクセスを実行する段階と、を有することを特徴とする。
前記BWP設定情報は、活性DLBWPのID、及び活性ULBWPのIDを含むことが好ましい。
前記サービングセルがセカンダリーセル(SCell)である場合、ランダムアクセスプリアンブルインデックスを有するPDCCH(physical downlink control channel)に基づき、ランダムアクセスを開始する段階をさらに有することが好ましい。
前記ランダムアクセスは、競争ベース(contention-based)のランダムアクセスを含むことが好ましい。
本発明の一態様によれば、無線通信システムにおいて、基地局のランダムアクセスを行う方法であって、サービングセルの活性DL(downlink)BWP(bandwidth part)及び活性UL(uplink)BWPに関するBWP設定情報を含む無線資源制御(RRC)メッセージを送信する段階と、前記BWP設定情報に基づき、ランダムアクセスを実行する段階と、を有し、前記サービングセルがSpCell(special cell)であり、活性DLBWPのID(Index)が活性ULBWPのIDと対応しない場合、前記活性DLBWPは前記活性ULBWPのIDに対応するIDを持つDLBWPにスイッチングされることを特徴とする。
前記BWP設定情報は、活性DLBWPのID、及び活性ULBWPのIDを含むことが好ましい。
ランダムアクセスプリアンブルインデックスを有するPDCCH(physical downlink control channel)を送信する段階をさらに有し、前記サービングセルがセカンダリーセル(SCell)である場合、前記PDCCH(physical downlink control channel)に基づき、ランダムアクセスが開始されることが好ましい。
本発明の一態様によれば、無線通信システムにおいて、ランダムアクセスを行う端末であって、トランシーバと、サービングセルの活性UL(uplink)BWP(bandwidth part)に対して設定されたランダムアクセス機会を識別し、前記サービングセルがSpCell(special cell)であり、活性DL(downlink)BWPのID(Index)が前記活性ULBWPのIDと対応しない場合、前記サービングセルのBWP設定情報に基づき、前記活性DLBWPを前記活性ULBWPのIDに対応するIDを持つDLBWPにスイッチングし、前記スイッチングされたDLBWPにおいて、ランダムアクセスを実行ように構成される前記トランシーバと接続された少なくとも1つのプロセッサと、を有することを特徴とする。
前記BWP設定情報は、活性DLBWPのID、及び活性ULBWPのIDを含むことが好ましい。
前記サービングセルがセカンダリーセル(SCell)である場合、前記少なくとも1つのプロセッサは、ランダムアクセスプリアンブルインデックスを有するPDCCH(physical downlink control channel)に基づき、ランダムアクセスを開始することが好ましい。
前記ランダムアクセスは、競争ベースのランダムアクセスを含むことが好ましい。
本発明の一態様によれば、無線通信システムにおいて、ランダムアクセスを行う基地局であって、トランシーバと、サービングセルの活性DL(downlink)BWP(bandwidth part)及び活性UL(uplink)BWPに関するBWP設定情報を含む無線資源制御(RRC)メッセージを送信し、前記BWP設定情報に基づき、ランダムアクセスを実行するように設定された、前記トランシーバと接続された少なくとも1つのプロセッサと、を有し、前記サービングセルがSpCell(special cell)であり、活性DLBWPのID(Index)が活性ULBWPのIDと対応しない場合、前記活性DLBWPは前記活性ULBWPのIDに対応するIDを持つDLBWPにスイッチングされることを特徴とする。
前記BWP設定情報は、活性DLBWPのID、及び活性ULBWPのIDを含むことが好ましい。
前記少なくとも1つのプロセッサは、ランダムアクセスプリアンブルインデックスを有するPDCCH(physical downlink control channel)を送信し、前記サービングセルがセカンダリーセル(SCell)である場合、前記PDCCHに基づき、ランダムアクセスが開始されることが好ましい。
本発明は、前記端末のランダムアクセス方法を実行するためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能記録媒体を提供する。
本発明の他の実施形態は、行われるランダムアクセスの類型により、ランダムアクセス成功方法を差別化して適用する方法を提供するものである。
追加される側面は、以下の説明部分において説明され、説明部分から明白であり、開示された実施形態の実行によっても学習される。
本発明に係る無線通信システムにおいてランダムアクセスを実行する方法及びその装置によれば、帯域幅の一部を使用する周波数併合技法を使用するとき、PCell(primary cell)又はSCell (secondary cell)において、ランダムアクセスを行う方法が提供される。
また、行われるランダムアクセスの種類により、ランダムアクセス成功方法を差別化して適用させる方法が提供される。
本発明の一実施形態によるLTEシステムの構造を説明のための図である。 本発明の一実施形態によるLTEシステム及びNRシステムにおける無線プロトコル構造を説明のための図である。 本発明の一実施形態による搬送波集積技術について説明するための図である。 本発明の一実施形態による端末が、基地局において、競争ベースのランダムアクセスを実行する手続きについて説明するための図である。 本発明の一実施形態による端末が、基地局において、非競争ベースのランダムアクセスを実行する手続きについて説明するための図である。 本発明の一実施形態による無線通信システムにおいて、部分的な周波数帯域を適用するシナリオについて説明するための図である。 本発明の一実施形態による無線通信システムにおいて、部分的な周波数帯域を適用するシナリオについて説明するための図である。 本発明の一実施形態による無線通信システムにおいて、部分的な周波数帯域を適用するシナリオについて説明するための図である。 本発明の一実施形態による端末の動作について説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態による端末が基地局に実行する競争ベース及び非競争ベースのランダムアクセス手続きについて説明するための図である。 本発明の第1実施形態による端末の動作について説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態による端末の動作について説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態による端末の概略構成を示すブロック図である。
本発明の他の側面、利点、及び際立った特徴は、添付図面と共に、本発明の多様な実施例を開示する以下の詳細な説明から、当業者に明らかになるであろう。
添付図面と共に提供される以下の説明は、特許請求の範囲、及び均等物によって定義される本発明の多様な実施形態の包括的な理解の一助とするために提供する。
理解の一助とするために、多様な特定細部事項が含まれているが、それは、ただ例示的なものであると見なされなければならない。
従って、当業者であるならば、本明細書に説明されている多様な実施形態の多様な変更及び修正が、本発明の範囲及び思想を外れずになされるということを認識するであろう。
また、周知の機能及び構成についての説明は、明確さと簡潔さとのためにも省略され得る。
以下の説明及び特許請求の範囲で使用される用語及び単語は、書誌的意味に制限されるものではなく、ただ本発明の内容が、明確であって一貫されたものであるように理解されるべく使用する。
従って、本発明の多様な実施形態に関連する以下の説明は、添付されている特許請求の範囲、及びその均等物によって定義される本発明を制限する目的ではなく、ただ例示目的に提供されるということは、当業者に明白である。
単数形態である「a」、「an」及び「the」は、文脈上明白に異なって指示しない限り、複数の指示対象を含むものであると理解されなければならない。
従って、例えば、「構成要素表面」に係わる言及は、1以上のそのような表面に関する言及を含む。
以下の説明で使用される接続ノード(node)を識別するための用語、ネットワークエンティティ(network entity)を指す用語、メッセージを指す用語、ネットワークエンティティ間のインターフェースを指す用語、多様な識別情報を指す用語などは、説明の便宜のために例示したものである。
従って、開示した実施形態は、後述される用語に限定されるものではなく、同等な技術的意味を有する対象を指す他の用語が使用されてもよい。
以下、説明の便宜のために、開示した実施形態は、現在存在する通信標準において、3GPP(the 3rd generation partnership project)団体で定義する最も最新の標準であるLTE(long term evolution)規格及びNR(new radio)規格で定義している用語及び名称を使用する。
しかし、開示した実施形態は、前記用語及び前記名称によって限定されるものではなく、他の規格によるシステムにも同一にも適用される。
特に、開示した実施形態は、3GPPNR(5世代移動通信標準)にも適用される。
本発明全体を通じて、「a、b又はcの少なくとも1つ」という表現は、aのみ、bのみ、cのみ、a及びbの双方、a及びcの双方、b及びcの双方、a、b及びcのいずれも、あるいはその変形を指す。
図1Aは、本発明の一実施形態によるLTEシステムの構造を説明のための図である。 NRシステムも、大同小異な構造を有する。
図1Aを参考すると、無線通信システムは、いくつかの基地局(1a-05、1a-10、1a-15、1a-20)、MME(Mobility management entity)(1a-25)及びS-GW(serving-gateway)(1a-30)によって構成される。
ユーザ端末又は端末(user equipment:UE)(1a-35)は、基地局(1a-05、1a-10、1a-15、1a-20)及びS-GW(1a-30)を介し、外部ネットワークに接続する。
基地局(1a-05、1a-10、1a-15、1a-20)は、セルラネットワークの接続ノードであり、ネットワークに接続する端末に無線接続を提供する。
すなわち、基地局(1a-05、1a-10、1a-15、1a-20)は、ユーザにトラフィックをサービスするために、端末のバッファ状態、可用伝送電力状態、チャネル状態のような状態情報を取り合わせてスケジューリングを行い、端末とコアネットワーク(core network:CN)との接続を支援する。
MME(1a-25)は、端末に対する移動性管理機能はもとより、各種制御機能を担当する装置であり、多数の基地局と接続され、S-GW(1a-30)は、データベアラ(bearer)を提供する装置である。
また、MME(1a-25)及びS-GW(1a-30)は、ネットワークに接続する端末に対する認証(authentication)、ベアラ管理などを行うこともでき、基地局(eNB/gNB)(1a-05、1a-10、1a-15、1a-20)から到着したパケット、又は基地局(1a-05、1a-10、1a-15、1a-20)に伝達されるパケットを処理する。
図1Bは、本発明の一実施形態によるLTEシステム及びNRシステムにおける無線プロトコル構造を説明のための図である。
図1Bを参照すると、LTEシステムの無線プロトコルは、端末と基地局(eNB/gNB)とにおいて、それぞれPDCP(packet data convergence protocol)(1b-05、1b-40)、RLC(radio link control)(1b-10、1b-35)、MAC(medium access control)(1b-15、1b-30)及び物理階層(1b-20、1b-25)によって構成される。
PDCP(1b-05、1b-40)は、IPヘッダ圧縮/復元などの動作を担当し、無線リンク制御(radio link control:RLC)(1b-10、1b-35)は、PDCPPDU(packet data unit)を適切な大きさに再構成する。
MAC(1b-15、1b-30)は、一端末に構成されたさまざまなRLC階層装置と接続され、RLCPDUをMACPDUに多重化し、MACPDUからRLCPDUを逆多重化する動作を実行する。
物理階層(1b-20、1b-25)は、上位階層データをチャネルコーディングして変調し、OFDM(orthogonal frequency division multiplexing)シンボルに作って無線チャネルで伝送するか、あるいは無線チャネルを介して受信したOFDMシンボルを復調してチャネルデコーディングし、上位階層に伝達する動作を実行する。
また、物理階層においても、さらなるエラー訂正のために、HARQ(hybrid automatic repeat request)を使用しており、受信端においては、送信端から伝送されたパケットの受信の可否を1ビットで伝送する。
それをHARQACK(acknowledgement)/NACK(negative acknowledgement)情報と言う。
アップリンクデータ伝送に関連するダウンリンクHARQACK/NACK情報は、LTEの場合、PHICH(Physical HARQ Indicator channel)物理チャネルを介して伝送され、NRの場合、下向きリンク/上向きリンク資源割り当てなどが伝送されるチャネルであるPDCCH(physical dedicated control channel)から、当該端末のスケジューリング情報を介し、再伝送が必要であるか、あるいは、あらたな伝送を行うか否かということを判断する。
それは、NRにおいては、非同期HARQを適用するからである。
ダウンリンクデータ伝送に関連するアップリンクHARQACK/NACK情報は、PUCCH(physical uplink control channel)やPUSCH(physical uplink shared channel)物理チャネルを介しても伝送される。
PUCCHは、一般的に、後述するPCellの上向きリンクで伝送されるが、端末によって支援される場合、後述する上向きリンクのSCellで伝送される場合があり、それをPUCCHSCellと称する。
図に示していないが、端末と基地局とのPDCP階層の上位には、それぞれRRC(radio resource control)階層が存在し、RRC階層を介し、無線資源制御のための接続メッセージ、測定関連設定制御メッセージを取り交わすことができる。
一方、物理(PHY)階層は、1又は複数個の周波数/搬送波からなり、複数個の周波数を同時に設定して使用する技術を、搬送波集積(carrier aggregation:CA)技術という。
CA技術は、端末(UE)と基地局(UTRAN NodeB:eNBE)との通信のために、1つの搬送波だけ使用したところから、主搬送波と、1又は複数個の副次搬送波とを追加して使用することにより、伝送量を、副次搬送波の数ほど画期的に増やすことができる。
なお、LTEにおいては、主搬送波を使用する基地局内のセルを主セル又はPCell(primary cell)と言い、副反送波を使用する基地局内のセルを、副セル又はSCell(secondary cell)と称する。
図1Cは、本発明の一実施形態による搬送波集積技術について説明するための図である。
図1Cを参照すると、1つの基地局においては、一般的に、さまざまな周波数帯域にわたり、多重キャリアが送出されて受信されうる。
例えば、基地局(1c-05)から、中心周波数がf1であるキャリア(1c-15)と、中心周波数がf3(1c-10)であるキャリアとが送出されるとき、従来では、1つの端末が2つのキャリアの内の1つのキャリアを利用してデータを送受信することができた。
しかし、キャリア集積能を有している端末は、同時にいくつかのキャリアからデータを送受信することができる。
基地局(1c-05)は、キャリア集積能を有している端末(1c-30)については、状況により、さらに多くのキャリアを割り当てることにより、端末(1c-30)の伝送速度を高めることができる。
伝統的な意味として、1つの基地局から送出されて受信される1つの順方向キャリアと、1つの逆方向キャリアとが1つのセルを構成するとするとき、キャリア集積とは、端末が同時にいくつかのセルを介し、データを送受信することとも理解される。
それを介して、最大伝送速度は、集積されるキャリアの数に比例して増大する。
以下、開示する実施形態の説明において、端末が任意の順方向キャリアを介してデータを受信するか、あるいは任意の逆方向キャリアを介してデータを伝送するということは、キャリアを特徴づける中心周波数と周波数帯域とに対応するセルで提供する制御チャネルとデータチャネルとを利用し、データを送受信するということと同一の意味を有する。
また、以下で開示する実施形態は、説明の便宜のために、LTEシステムを仮定して説明するものであるが、開示した実施形態は、キャリア集積を支援する各種無線通信システムにも適用される。
図1Dは、本発明の一実施形態による端末が、基地局において、競争ベースのランダムアクセスを実行する手続きについて説明するための図である。
競争ベース(contention-based)のランダムアクセスは、初期接続、再接続、ハンドオーバー、それ以外にランダムアクセスが必要な多様な場合にも行われる。
図1Dを参照すると、段階(1d-11)において、端末(1d-01)は、基地局(1d-03)への接続のために、ランダムアクセスプリアンブルを、ランダムアクセスのための物理チャネルを介して伝送する。
ここで、ランダムアクセスのための物理チャネルを、PRACH(physical random access channel)と称し、当該PRACH資源を介し、1以上の端末(1d-01)が、同時にランダムアクセスプリアンブルを伝送する場合も発生し得る。
PRACH資源は、1サブフレームに亘っていたり、1サブフレーム内の一部シンボルだけが使用されることもある。
PRACH資源に関連する情報は、基地局(1d-03)がブロードキャストするシステム情報内に含まれ、それにより、端末(1d-01)は、どの時間周波数資源でプリアンブルを伝送しなければならないかということを知ることができる。
また、ランダムアクセスプリアンブルは、基地局(1d-03)と完全に同期される前に伝送しても、受信が可能になるように、特別に設計された特定のシーケンスであり、標準により、複数個のプリアンブル識別子(index)が存在する場合がある。
もし、複数個のプリアンブル識別子があるとき、端末(1d-01)が伝送するプリアンブルは、端末(1d-01)がランダムに選択したものでもあり、あるいは基地局(1d-03)が指定した特定プリアンブルである。
段階(1d-21)において、プリアンブルを基地局(1d-03)が受信した場合、それに対するランダムアクセス応答(random access response:RAR)メッセージを端末(1d-01)に伝送する。
RARメッセージは、RARウィンドウでも送信される(1d-23)。
RARメッセージには、(1d-11)段階で使用したプリアンブルの識別子情報、上向きリンク伝送タイミング補正情報、以後段階(すなわち、1d-31段階)で使用する上向きリンク資源割り当て情報、及び臨時端末識別子情報の内の少なくとも一つが含まれる。
プリアンブルの識別子情報は、例えば、(1d-11)段階において、複数個の端末1(d-01)が互いに異なるプリアンブルを伝送してランダムアクセスを試みる場合、RARメッセージがどのプリアンブルに対する応答メッセージであるかということを知らせるためにも伝送される。
上向きリンク資源割り当て情報は、(1d-31)段階において、端末(1d-01)が使用する資源の詳細情報であり、資源の物理的位置及び大きさ、伝送時に使用される復号化及びコーディング方法(modulation and coding scheme:MCS)、伝送時の電力調整情報などが含まれる。
臨時端末識別子情報は、もしプリアンブルを伝送した端末(1d-01)が初期接続を行う場合、端末が、基地局(1d-03)との通信のために基地局(1d-03)によって割り当てられた識別子を保有していないために、一時的に割り当てられて使用するために伝送される値である。
RARメッセージは、プリアンブルを送った後、所定時間後から始めて所定期間内、伝送されなければならず、前述の期間を「RARウィンドウ」と言う。
RARウィンドウは、最も最初のプリアンブルを伝送した後、所定時間が過ぎた時点からRARウィンドウを始める。
該所定時間は、サブフレーム単位(1ms)、又はそれより小さな値を有する。
また、RARウィンドウ長は、基地局(1d-03)がブロードキャストするシステム情報メッセージ内において、基地局(1d-013)がそれぞれのPRACH資源別、又は1以上のPRACH資源セット(set)別に設定する所定値である。
RARメッセージが伝送されるとき、基地局(1d-03)は、PDCCHを介してRARメッセージをスケジューリングし、スケジューリング情報は、RA-RNTI(random access-radio network temporary identifier)を使用してスクランブリングされる。
RA-RNTIは、(1d-11)メッセージ伝送に使用したPRACH資源とマッピングされることにより、特定PRACH資源にプリアンブルを伝送した端末(1d-01)は、RA-RNTIを基にPDCCH受信を試み、対応するRARメッセージがあるか否かということを判断する。
すなわち、もしRARメッセージが、本例示の図のように、端末(1d-01)が(1d-11)段階で伝送したプリアンブルに対する応答である場合、本RARメッセージスケジューリング情報に使用されたRA-RNTIは、(1d-11)伝送に関連する情報を含み得る。
そのために、RA-RNTIは、下記に示す数式1によって計算される。
(数1)
RA-RNTI=1+「s_id」+14×「t_id」+14×80×「f_id」+14×80×8×「ul_carrier_id」
このとき、「s_id」は、(1d-11)段階で送ったプリアンブル伝送が始まった最初OFDMシンボルに対応するインデックスであり、0≦「s_id」<14(すなわち、1スロット内における最大OFDM個数)値を有する。
また、「t_id」は、(1d-11)段階で伝送したプリアンブル伝送が始まった最初スロットに対応するインデックスであり、0≦「t_id」<80(すなわち、1システムフレーム(10ms)内の最大スロット個数)値を有する。
また、「f_id」は、(1d-11)段階で伝送したプリアンブルが伝送される周波数に関連するPRACH資源に伝送されたか否かということを示し、それは、0≦「f_id」<8(すなわち、同一時間内における周波数上の最大PRACH個数)値を有する。
そして、「ul_carrier_id」は、1つのセルについて、上向きリンクで2つの搬送波を使用する場合、基本上向きリンク(normal uplink:NUL)でプリアンブルを伝送したか(この場合、「0」)、付加上向きリンク(supplementary uplink:SUL)でプリアンブルを伝送したか(この場合、「1」)ということを区分するための因子である。
段階(1d-31)において、RARメッセージを受信した端末(1d-01)は、RARメッセージに割り当てられた資源に、前述の多様な目的によって異なるメッセージを伝送することができる。
このとき、伝送されるメッセージは、本例示の図において、3番目に伝送されるメッセージであり、Msg3と称する(すなわち(1d-11)段階又は(1d-13)段階のプリアンブルをMsg1、(1d-21)段階のRARをMsg2と称する)。
端末(1d-01)が伝送するMsg3の例としては、初期接続である場合、RRC階層のメッセージである「RRCConnectionRequest」メッセージが伝送され、もし、再接続である場合、「RRCConnectionReestablishmentRequest」メッセージが伝送され、もし、ハンドオーバー時には、「RRCConnectionReconfigurationComplete」メッセージが伝送される。
他の例として、資源要請のためのバッファ状態報告(buffer status report:BSR)メッセージなどが伝送されてもよい。
端末(1d-01)は、もしMsg3が初期伝送である場合について(すなわち、Msg3に、端末がすでに割り当てられている基地局識別子情報が含まれない場合)、段階(1d-41)において、競争解消メッセージを基地局(1d-03)から受信し、競争解消メッセージは、端末(1d-01)が伝送した内容がMsg3にそのまま含まれ、もし(1d-11)段階又は(1d-13)段階において、同一プリアンブルを選択した複数個の端末(1d-01)がある場合にも、どの端末(1d-01)に対する応答であるかということについて基地局(1d-03)に知らせる。
図1Eは、本発明の一実施形態による端末(1e-01)が、基地局(NB)(1e-03)に、非競争ベースのランダムアクセスを実行する手続きについて説明するための図である。
図1Eを参照すると、非競争ベースにおいては、基地局(1e-03)が、端末(1e-01)に対し、上向きリンクタイミング整列が必要なとき、又はハンドオーバー時のような場合、特定ランダムアクセス資源(特定プリアンブルインデックス及び/又は特定時間/周波数上のPRACH資源)を割り当て、端末(1e-01)にランダムアクセスを実行させる。
段階(1e-11)において、基地局(1e-03)は、端末(1e-01)に対し、非競争ベースのランダムアクセスを実行させるために、専用ランダムアクセス資源を割り当てる。
ここで、専用ランダムアクセス資源は、特定プリアンブルインデックス及び/又は特定時間/周波数上のPRACH資源である。
また、専用ランダムアクセス資源に関連する情報は、PDCCHを介して割り当てられるか、あるいはRRC階層のメッセージを介して伝送される。
RRC階層のメッセージとしては、「RRCReconfiguration」のようなメッセージが使用される。
従って、段階(1e-21)において、端末(1e-01)は、割り当てられた専用ランダムアクセス資源に、ランダムアクセスプリアンブルを伝送する。
段階(1e-31)において、プリアンブルを基地局(1e-03)が受信した場合、それに対するRARメッセージを端末(1e-01)に伝送する。
RARメッセージには、(1e-21)段階に使用されたプリアンブルの識別子情報、上向きリンク伝送タイミング補正情報、以後段階で使用する上向きリンク資源割り当て情報、及び臨時端末識別子情報の内の少なくとも一つが含まれる。
プリアンブルの識別子情報は、例えば、(1e-11)段階において、複数個の端末(1e-01)が互いに異なるプリアンブルを伝送し、ランダムアクセスを試みる場合、RARメッセージがどのプリアンブルに対する応答メッセージであるかということを知らせるために伝送される。
上向きリンク資源割り当て情報は、RAR受信後、端末(1e-01)が使用する資源の詳細情報であり、本図には、示していないが、RAR受信後、当該資源に上向きリンクを伝送する。
臨時端末識別子情報は、もしプリアンブルを伝送した端末が初期接続を行う場合、端末(1e-01)が、基地局(1e-03)との通信のために、基地局(1e-03)が割り当てた識別子を保有していないために、一時的に使用するために伝送される値である。
RARメッセージは、プリアンブルを送った後、所定時間後から始めて所定期間内に伝送されなければならず、前述の期間をRARウィンドウ(1e-23)と言う。
RARウィンドウは、最も最初のプリアンブルを伝送した後、所定時間が経った時点からRARウィンドウを開始する。
所定時間は、サブフレーム単位(1ms)、又はそれより小さい値を有する。
また、RARウィンドウの長さは、基地局(1e-03)がブロードキャストするシステム情報メッセージ内において、基地局(1e-03)がそれぞれPRACH資源別、又は1以上のPRACH資源セット別に設定する所定値である。
RARメッセージが伝送されるとき、基地局(1e-03)は、PDCCHを介して当該RARメッセージをスケジューリングし、当該スケジューリング情報は、RA-RNTI(random access-radio network temporary identifier)を使用してスクランブリングされる。
RA-RNTIは、段階(1e-11)において、メッセージ伝送に使用したPRACH資源とマッピングされることにより、特定PRACH資源にプリアンブルを伝送した端末(1e-01)は、当該RA-RNTIを基にPDCCH受信を試み、対応するRARメッセージがあるか否かということを判断する。
すなわち、もしRARメッセージが、本例示の図のように、端末が(1e-11)段階で伝送したプリアンブルに対する応答である場合、本RARメッセージスケジューリング情報に使用されたRA-RNTIは、当該(1e-11)伝送に関連する情報を含み得る。
そのために、RA-RNTIは、下記に示す数式2によって計算される。
(数2)
RA-RNTI=1+「s_id」+14×「t_id」+14×80×「f_id」+14×80×8×「ul_carrier_id」
このとき、「s_id」は、(1e-11)段階で伝送したプリアンブル伝送が始まった最初OFDMシンボルに対応するインデックスであり、0≦「s_id」<14(すなわち、1スロット内における最大OFDM個数)値を有する。
また、「t_id」は、(1e-11)段階で伝送したプリアンブル伝送が始まった最初スロットに対応するインデックスであり、0≦「t_id」<80(すなわち、1システムフレーム(10ms)内の最大スロット個数)値を有する。
また、「f_id」は、(1e-11)段階で伝送されたプリアンブルが、周波数上の何番目PRACH資源に伝送されたか否かということを示し、それは、0≦「f_id」<8(すなわち、同一時間内における周波数上最大PRACH個数)値を有する。
そして、「ul_carrier_id」は、1つのセルについて、上向きリンクで2つの搬送波を使用する場合、基本上向きリンク(normal uplink:NUL)でプリアンブルを伝送したか(その場合、「0」)、あるいは付加上向きリンク(supplementary uplink:SUL)でプリアンブルを伝送したか(その、場合「1」)ということを区分するための因子である。
非競争ベースのランダムアクセスを行った端末(1e-01)は、伝送したプリアンブルに該当するRARメッセージを受信した場合、ランダムアクセスは、成功裏に終わったと判断する。
その後、RARメッセージで割り当てられた上向きリンクにメッセージを伝送する。
図1FA、図1FB、及び図1FCは、本発明の一実施形態による無線通信システムにおいて、部分的な周波数帯域を適用するシナリオについて説明するための図である。
部分的な周波数帯域(bandwidth part:BWP)適用技術とは、一端末が1セルによって利用されるシステム周波数帯域幅(system bandwidth)の内、一部周波数帯域幅のみを利用して通信を行うことを意味する。
BWPは、端末製造コスト節減又は端末節電の目的にも利用される。
BWPは、それを支援する端末に限り、基地局によって設定され得る。
図1FA、図1FB、及び図1FCを参照すると、大きく見て、3種のBWP運用シナリオが存在し得る。
図1FAを参照すると、第1シナリオは、1セルによって利用されるシステム周波数帯域幅(1f-05)より狭い周波数帯域幅(1f-10)のみを支援する端末のために、BWPを適用するものである。
製造コスト節減のために、特定端末は、制限された周波数帯域幅を支援するように開発される。
端末は、基地局に、制限された周波数帯域幅のみを支援すると報告しなければならず、基地局は、それにより、端末が支援する最大帯域幅、又はそれ以下のBWPを設定する。
図1FBを参照すると、第2シナリオは、端末節電を目的にBWPを適用するものである。
一例として、1端末が1セルによって利用されるシステム周波数帯域幅全体(1f-15)、又はその一部周波数帯域幅(1f-20)を利用し、通信を行っていたが、節電を目的に、通信基地局がさらに狭い周波数帯域幅(1f-25)を設定することができる。
図1FCを参照すると、第3シナリオは、それぞれ異なる「numerology」に対応する個別的なBWPを適用するものである。
「Numerology」とは、多様なサービス要求事項に合わせて最適のデータ伝送を具現するために、物理階層設定を多様化させることを意味する。
一例として、複数個のサブキャリアで構成されるOFDMA構造において、サブキャリア間の離隔距離を、所定要求事項により、可変的に調整する。
1端末は、同時に複数個の「numerology」を適用して通信する。
このとき、各「numerology」に対応する物理階層設定は、異なるために、各「numerology」を個別的なBWP(1f-30、1f-35)に分離して適用させることが望ましい。
1サービングセル内において、下向きリンクと上向きリンクとについて、それぞれ複数個のBWPが存在し得る。
それにより、端末が前述のランダムアクセスを実行するとき、1つの上向きリンクBWPを介してランダムアクセスプリアンブルを伝送したとき、下向きリンクBWPがいくつかある場合、端末がどの下向きリンクBWPからRARを受信しなければならないかということに関連するあいまいさが発生する可能性がある。
そのようなあいまいさをなくすために、下向きリンクBWPと上向きリンクBWPとの接続関係(linkage)を定義する。
例えば、1サービングセル(例えば、PCell)内において、端末がサービングセルの上向きリンクBWP「3番」にプリアンブルを伝送した場合、サービングセル(例えば、PCell)の下向きリンクBWP「3番」からRAR応答を受けるならば、前述のあいまいさは消える。
しかし、端末が、前述のCA状況において、SCellでランダムアクセスを行う場合、SCellにプリアンブルを伝送し、PCellからRAR応答を受けることにもなる。
前述のような状況においても、端末がどのPCellの下向きリンクBWPからRARを受信しなければならないかということについて定義されてこそ、ランダムアクセスを成功裏に実行できる。
図1Gは、本発明の一実施形態による端末の動作について説明するためのフローチャートである。
図1Gを参照すると、端末が休眠モードにある場合、端末は、基地局が放送する情報によってランダムアクセスを行い、RRC接続要請メッセージを伝送し、RRC接続設定メッセージを受信し、RRC接続設定を実行する(ステップS(1g-03))。
端末は、RRC接続設定メッセージを介し、又はその後の追加RRCメッセージ(例えば、「RRCReconfiguration」メッセージ)を介し、PCellのBWP設定情報(DLBWPID、ULBWPIDを含む)を取得する(ステップS(1g-05))。
それにより、前述の例示のように、端末は、BWPID基準による、DL/ULBWP接続関係を決定し、又はシグナリングメッセージを介し、それぞれの下向きリンクBWPIDと上向きリンクBWPIDとについての接続関係/マッピング情報を直接受信する。
ステップS(1g-07)において、端末は、基地局からCA機能のために、多数のSCellを追加して設定される。
このとき、端末は、サービングセル別に、BWP設定情報(DLBWPID、ULBWPID含む)を取得する。
それにより、前述の例示のように、BWPID基準で、DL/ULBWP接続関係を決定し、又はシグナリングメッセージを介し、それぞれの下向きリンクBWPIDと上向きリンクBWPIDとに関連する接続関係/マッピング情報を直接受信する。
このとき、後述する方案の種類により、端末は、上向きリンクBWPIDに関連するPCellの下向きリンクBWPIDを追加して決定するか、あるいは、それを直接シグナリングされ得る。
例えば、SCell「1番」の上向きリンクBWPIDが「3番」である場合、それに対応するPCellの下向きリンクBWPIDを「3番」にマッピングすることができる(間接マッピング)。
他の例として、基地局が端末に、直接SCell「1番」の上向きリンクのBWPID「3番」に関連するPCellの下向きリンクBWPIDを、「3番」又は他のBWPIDに直接マッピングすることもできる(直接マッピング)。
もし間接マッピングを使用する場合、SCellの上向きリンクBWPID個数が、PCellの下向きリンクBWPID個数より多い場合が発生する可能性があり、そのようなときは、PCellの最大下向きリンクBWPIDより大きい値を有する上向きリンクBWPIDでランダムアクセスを行う場合、それに対応するPCellの下向きリンクBWPIDは、所定値を有する。
所定値は「0」、PCellの最大下向きリンクBWPIDであるか、又は基地局が直接RRC階層のメッセージで設定する。
ステップS(1g-09)において、端末は、図1D及び図1Eのところで述べたように、競争ベースのランダムアクセス、又は非競争ベースのランダムアクセスを、PCell又はSCellで実行する。
このとき、端末は、下向きリンクBWPをスイッチング(変更)するか否かということを、下記に示す三種の方案の内の一つを使用して決定する。
ここで、下記の例示に制限されないということは、言うまでもない。
方案1:端末が競争ベースのランダムアクセスを実行するのならば、端末がランダムアクセスを実行するサービングセル(PCell又はSCell)の上向きリンクBWPIDにマッピングされたサービングセルの下向きリンクBWPIDと、サービングセルの現在の下向きリンクBWPIDとが異なる場合、BWPのスイッチングを行い、非競争ベースのランダムアクセスを実行するのならば、端末は、端末がランダムアクセスを実行するサービングセルの上向きリンクBWPIDにマッピングされたサービングセルの下向きリンクBWPIDと、サービングセルの現在の下向きリンクBWPIDとが異なる場合でも、BWPのスイッチングを行わない。
方案2:端末がPCellでランダムアクセスを実行する場合、端末の現在のPCellの下向きリンクBWPIDが、端末がランダムアクセスを実行するPCellの上向きリンクBWPIDにマッピングされたPCellの下向きリンクBWPIDと異なる場合、端末は、PCellの下向きリンクBWPIDを、端末がランダムアクセスを実行するPCellの上向きリンクBWPIDにマッピングされたPCellの下向きリンクBWPIDにスイッチングする。
しかし、SCellでランダムアクセスを実行する場合には、端末は、端末がランダムアクセスを実行するSCellの上向きリンクBWPIDにマッピングされたPCell又はSCellの下向きリンクBWPIDと、現在の下向きリンクBWPIDとが異なる場合でも、BWPのスイッチングを行わない。
方案3:端末がPCell又はSCellでランダムアクセスを実行する場合、端末の現在のPCellの下向きリンクBWPIDが、端末がランダムアクセスを実行するサービングセル(PCell又はSCell)の上向きリンクBWPIDにマッピングされたPCellの下向きリンクBWPIDと異なる場合、端末は、PCellの下向きリンクBWPIDを、端末がランダムアクセスを行うサービングセルの上向きリンクBWPIDにマッピングされたPCellの下向きリンクBWPIDにスイッチングする。
上記方案の内の1つの方案により、端末がランダムアクセスを実行するとき、BWPスイッチングが必要であると判断する場合(ステップS(1g-11))、端末は、サービングセルの下向きリンクBWPスイッチング後、ランダムアクセスを実行する(ステップS(1g-13))。
もしBWPスイッチングが必要ではないと判断する場合、端末は、現在活性化されたBWPでそのままランダムアクセスを実行する(ステップS(1g-15))。
前述の全ての内容において、PCellに係わる内容は、1端末が基地局2個と同時に接続して使用する二重接続の場合、主基地局(main node B)以外の副基地局(secondary node B)での主セルの役割を行うSCG(primary secondary cell group)においても、同一適用可能である。
また、PCellとPSCellとを総称してSpCellと称し、PCellの内容は、SpCellに置換可能である。
図2Aは、本発明の一実施形態による端末が、基地局に実行する競争ベース及び非競争ベースのランダムアクセス手続きについて説明するための図である。
ランダムアクセスが必要な場合としては、初期接続、再接続、ハンドオーバー、それ以外に多様な場合が含まれる。
図2Aを参照すると、本実施形態においては、競争ベースのランダムアクセス手続きについて主に説明する。
段階(2a-09)において、非競争ベースのランダムアクセス手続きにおいては、基地局(2a-039が端末(2a-01)に、非競争ベースのランダムアクセスを実行するようにするために、専用ランダムアクセス資源を割り当てる手続きが、ランダムアクセス以前に存在し得る。
専用ランダムアクセス資源は、特定プリアンブルインデックス、そして/又は特定時間/周波数上のPRACH資源である。
また、専用ランダムアクセス資源に関連する情報は、PDCCHを介して割り当てられるか、あるいはRRC階層のメッセージを介して伝送される。
RRC階層のメッセージとしては、「RRCReconfiguration」のようなメッセージが使用され得る。
それにより、もし端末が現在実行するランダムアクセス手続きについて、基地局から割り当てられた専用ランダムアクセス資源が存在する場合、端末は、ランダムアクセス資源を介し、ランダムアクセスプリアンブルを伝送する。
また、非競争ベースランダムアクセスにおいては、後述するRARメッセージに、端末が伝送したプリアンブルがある場合、ランダムアクセスが成功裏に完了したと判断し、ランダムアクセス手続きを終了する。
以下で記述する内容は、競争ベースのランダムアクセス手続きについての説明である。
段階(2a-11)において、端末(UE)(2a-01)は、基地局(NB)(2a-03)への接続のために、ランダムアクセスプリアンブルを、ランダムアクセスのための物理チャネルを介して伝送する(2a-11)。
ランダムアクセスのための物理チャネルを、PRACHと称し、PRACH資源に1以上の端末が同時にランダムアクセスプリアンブルを伝送する場合に発生する。
PRACH資源は、1サブフレームに亘っていたり、あるいは1サブフレーム内の一部シンボルだけが使用されることもある。
PRACH資源に関連する情報は、基地局がブロードキャストするシステム情報内に含まれ、それを介して端末は、どの時間周波数資源にランダムアクセスプリアンブルを伝送しなければならないかということを知ることができる。
また、ランダムアクセスプリアンブルは、基地局と完全に同期される前に伝送しても受信が可能になるように、特別に設計された特定シーケンスであり、標準により、複数個のプリアンブル識別子(index)が存在する場合があり、もし複数個のプリアンブル識別子がある場合、端末が伝送するランダムアクセスプリアンブルは、端末がランダムに選択したものでもあり、あるいは基地局が指定した特定プリアンブルである。
ランダムアクセスプリアンブル(又は、他の端末が伝送したプリアンブル)を基地局が受信した場合、基地局(2a-03)は、それに対するランダムアクセス応答(RAR)メッセージを端末に伝送する(2a-21)。
RARメッセージには、(2a-11)段階において使用されたランダムアクセスプリアンブルの識別子情報、上向きリンク伝送タイミング補正情報、以後段階(すなわち、(2a-31)段階)で使用する上向きリンク資源割り当て情報、及び臨時端末識別子情報の内の少なくとも一つが含まれる。
ランダムアクセスプリアンブルの識別子情報は、例えば、(2a-11)段階において、複数個の端末が互いに異なるプリアンブルを伝送してランダムアクセスを試みる場合、RARメッセージがどのプリアンブルに対する応答メッセージであるかということを知らせるために伝送される。
上向きリンク資源割り当て情報は、(2a-31)段階において、端末が使用する資源の詳細情報であり、資源の物理的位置及び大きさ、伝送時に使用される復号化、及びコーディング方法(MCS)、伝送時の電力調整情報などが含まれる。
臨時端末識別子情報は、もしランダムアクセスプリアンブルを伝送した端末が、初期接続を行う場合、端末が基地局との通信のために、基地局で割り当てられた識別子を保有していないために、一時的に割り当てられて使用するために伝送される値である。
また、もし基地局が、受信されるPRACHのエネルギー量などで判断するとき、又は一定時間の間、PRACHを介して受信されるランダムアクセスプリアンブルの個数が所定個数以上と判断され、競争基盤ランダムアクセスを行う端末が過度に多いと判断される場合、端末は、RARメッセージにバックオフ指示子情報が含まれたサブヘッダを受信する。
サブヘッダは、RARメッセージの最も最初の部分に位置する。
バックオフ指示子は、4ビットサイズを有し、下記に示す表1の値を有する。
Figure 0007325435000001
もし端末が、後述する「RARウィンドウ」期間内に伝送したプリアンブルに対する応答を受けることができず、バックオフ指示子情報のみを受信した場合、端末は、競争ベースプリアンブル再伝送時に受信した値と「0」との間の任意数を選択し、選択した任意の数ほど(2a-61のバックオフの間)、競争ベースプリアンブル再伝送時間を遅延させる。
RARメッセージは、ランダムアクセスプリアンブルを伝送した後、所定時間後から始めて所定期間内、伝送されなければならず、前述の期間を「RARウィンドウ」と言う(2a-51、2a-53)。
RARウィンドウは、最も最初のランダムアクセスプリアンブルを伝送した後から所定時間が経った時点からも開始される。
所定時間は、サブフレーム単位(2ms)、又はそれより小さい値を有する。
また、RARウィンドウの長さは、基地局がブロードキャストするシステム情報メッセージ内において、基地局が各PRACH資源別、又は1以上のPRACH資源セット別に設定する所定値である。
なお、RARメッセージが伝送されるとき、基地局は、PDCCHを介し、RARメッセージをスケジューリングし、スケジューリング情報は、RA-RNTIを使用してスクランブリングされる。
RA-RNTIは、(2a-11)において、ランダムアクセスプリアンブルを伝送するのに使用したPRACH資源とマッピングされることにより、特定PRACH資源にランダムアクセスプリアンブルを伝送した端末は、RA-RNTIを基にPDCCH受信を試み、対応するRARメッセージがあるか否かということを判断する。
すなわち、もしRARメッセージが、本例示の図のように、端末が(2a-11)段階で伝送したプリアンブルに対する応答である場合、本RARメッセージスケジューリング情報に使用されたRA-RNTIは、段階(2a-11)における伝送に関連する情報を含み得る。
そのために、RA-RNTIは、下記に示す数式3によって計算される。
(数3)
RA-RNTI=1+「s_id」+14×「t_id」+14×80×「f_id」+14×80×8×「ul_carrier_id」
このとき、「s_id」は、(2a-11)段階において伝送したランダムアクセスプリアンブル伝送が始まった最初OFDMシンボルに対応するインデックスであり、0≦「s_id」<14(すなわち、1スロット内における最大OFDM個数)値を有する。
また、「t_id」は、(2a-11)段階において伝送したランダムアクセスプリアンブル伝送が始まった最初スロットに対応するインデックスであり、0≦「t_id」<80(すなわち、1システムフレーム(20ms)内の最大スロット個数)値を有する。
また、「f_id」は、(2a-11)段階において伝送したランダムアクセスプリアンブルが、周波数上の何番目のPRACH資源に伝送されたかということを示し、それは、0≦「f_id」<8(すなわち、同一時間内における周波数上最大PRACH個数)値を有する。
そして、「ul_carrier_id」は、1つのセルについて、上向きリンクで2つの搬送波を使用する場合、基本上向きリンク(NUL)でランダムアクセスプリアンブルを伝送したか(その場合、「0」)、付加上向きリンク(SUL)でランダムアクセスプリアンブルを伝送したか(その場合、「1」)ということを区分するための因子である。
本実施形態においては、端末がプリアンブル伝送(2a-11)に対応するRA-RNTIからRARメッセージは受信したが、伝送したプリアンブルに該当する識別子は、含まれていないシナリオを仮定した。
すなわち、例えば、本端末は総64個のプリアンブル識別子の内の「7番」プリアンブルを伝送したが、基地局から受信したRARメッセージには、「4番」プリアンブルに対する応答だけ含まれた場合がそれに該当する。
それにより、前述のように、端末は、プリアンブル再伝送時に受信されたBI(backoff indicator)値がある場合、当該値からランダムに選択した値ほど遅延させ(2a-61のバックオフの間)、ランダムアクセスプリアンブルを再伝送し(2a-13)、それに対する応答を待ち(2a-53)、段階(2a-23)において、RARメッセージを受信する。
それにより、もし競争ベースランダムアクセスを実行する端末が多い場合には、プリアンブル伝送が時間上に分散され、ランダムアクセス成功確率が上昇する。
それだけではなく、端末は、ランダムアクセスプリアンブルを再伝送する場合(2a-13)、既に伝送したランダムアクセスプリアンブル(2a-11)の伝送パワーに対比される、ランダムアクセスプリアンブルを伝送する伝送パワーを、基地局から設定された値(preamblePowerRampingStep)により、当該パワーほど増大されたパワー(パワーラッピング)でプリアンブルを再伝送する。
それにより、再伝送回数が増加するほど、端末の最大伝送パワーに至るまでは、続けてパワーが増大されて伝送され、基地局において、信号到逹確率がさらに高くなる。
段階(2a-31)において、RARメッセージを受信した端末は、RARメッセージに割り当てられた資源に、前述の多様な目的によって異なるメッセージを伝送する。
本実施形態において、3番目に伝送されるメッセージをMsg3と称する(すなわち、(2a-11)段階又は(2a-13)段階のランダムアクセスプリアンブルをMsg1、(2a-21)段階のRARをMsg2とも言う)。
端末が伝送するMsg3の例示としては、初期接続である場合、RRC階層のメッセージである「RRCConnectionRequest」メッセージが伝送され、再接続である場合、「RRCConnectionReestablishmentRequest」メッセージが伝送され、ハンドオーバー時には、「RRCConnectionReconfigurationComplete」メッセージが伝送される。
また、資源要請のためのバッファ状態報告(BSR)メッセージなどが伝送されてもよい。
端末は、もし初期伝送である場合(すなわち、Msg3に端末がすでに割り当てられている基地局識別子情報が含まれていない場合)、競争解消メッセージを基地局から受信し(2a-41)、競争解消メッセージには、端末がMsg3に伝送した内容がそのまま含まれ、もし(2a-11)段階又は(2a-13)段階において、同一ランダムアクセスプリアンブルを選択した複数個の端末がある場合にも、どの端末に対する応答であるかということについて知らせる。
各端末ごとにランダムアクセスを行う理由は、それぞれ異なり得る。
前述のように、初期接続(高い優先順位のトラフィックのための初期接続も含む)、ハンドオーバー、RRC階層接続失敗による再設定などがあり、それ以外にも、高周波を使用するシステムにおいて、伝送ビームの方向が端末の方向と合わず、伝送に失敗するビーム失敗を復旧する場合にも、ランダムアクセスが使用され得る。
それにより、ハンドオーバー及びビーム失敗復旧場合には、さらに迅速なランダムアクセス実行が必要となる。
それは、端末がすでに通信を行っていて切れる場合であるので、ユーザの不都合を最小化させるためである。
従って、端末がハンドオーバー及びビーム失敗復旧を行うために、ランダムアクセスを実行する場合には、前述のバックオフ指示子及びパワーラッピング値であり、一般ランダムアクセス時とは異なる値が使用する。
例えば、当該用途として、バックオフ指示子は、さらに短い値を使用し、パワーラッピング値は、さらに大きい値を使用すれば、ランダムアクセス成功時間及びその確率をさらに高めることができる。
そのように、高優先順位を与えるためのパラメータを、高順位接続パラメータ(high priority access:HPA)と総称する。
また、ビーム失敗復旧の場合、端末は、PCellだけではなく、SCellにおいても、当該動作を実行することができ、それにより、HPAパラメータは、全てのサービングセルに共通してシグナリングされても適用される。
それ以外に、一般的なランダムアクセスパラメータ(前述のRARウィンドウサイズ、パワーラッピングサイズ、最大プリアンブル伝送回数)は、各サービングセル別に別途に基地局が設定することができる。
図2Bは、本発明の第1実施形態による端末の動作について説明するためのフローチャートである。
図2Bを参照すると、本実施形態において端末は、基地局にすでに接続モードで接続されて通信を行っている状態を仮定しており、その後、端末の移動により、他の基地局(又は、同一基地局内の他のセル)にハンドオーバーを行うシナリオを仮定する。
ステップS(2b-03)において、端末は、ソース基地局からハンドオーバー命令を受信する。
端末は、RRC階層の「RRCReconfiguration」メッセージ内の「ReconfigwithSync」というIE(Information element)が含まれているとき、対応する基地局への移動する命令を受信する。
また、「RRCReconfiguration」メッセージ内には、第1ランダムアクセスパラメータと第2ランダムアクセスパラメータとが含まれ得る。
第1ランダムアクセスパラメータは、前述のHPAパラメータと関連するパラメータのセットであり、全てのサービングセルに適用されるパラメータである。
さらに詳細には、バックオフ指示子と関連する「BackoffScalingFactorHighPriorityAccess」と、パワーラッピングと関連する「preamblePowerRampingStepHighPriorityAccess」とからなる。
「BackoffScalingFactorHighPriorityAccess」は、シグナリングされたバックオフ時間対比で、1/2、1/4、又は0のように、既存バックオフ指示子でシグナリングされた値よりどれほどスケーリングして時間を適用するかということを指示する値である。
例えば、シグナリングされたバックオフ時間が10msであるが、「BackoffScalingFactorHighPriorityAccess」が1/2である場合、端末がハンドオーバー及びビーム失敗復旧のために、ランダムアクセスを実行する場合、プリアンブル再伝送時、端末は、0と5ms(10ms×1/2)との値の間のランダム値を選択し、ランダムアクセスを遅延させた後、ランダムアクセスを実行する。
また、「preamblePowerRampingStepHighPriorityAccess」は、前述のような高い優先順位のランダムアクセスを行う場合、端末は、一般ランダムアクセス時、伝送パワーを増大加させる値である「preamblePowerRampingStep」値の代わりに、「preamblePowerRampingStepHighPriorityAccess」ほど伝送パワーを増大させ、ランダムアクセスを実行する。
また、第2ランダムアクセスパラメータは、一般的なランダムアクセス実行のための全ての設定を意味し、RARウィンドウサイズ、「preamblePowerRampingStep」、最大プリアンブル伝送回数などを含み、それらはCA設定時、各サービングセル別に設定される値である。
それにより、端末は、各サービングセル別にランダムアクセスを実行するとき、サービングセル別に設定された値を適用し、ランダムアクセスを実行する。
ハンドオーバー命令を受信した端末は、ターゲット基地局に接続を試みる前、MAC階層を初期化(reset)する(ステップS(2b-05))。
このとき、もし既存ソース基地局で設定された第1ランダムアクセスパラメータ又は/及び第2ランダムアクセスパラメータが存在する場合、それを「MAC reset」動作を介してMAC階層から削除した後、ハンドオーバー命令を介して設定された第1ランダムアクセスパラメータ及び第2ランダムアクセスパラメータを、RRC階層がMAC階層に伝達する。
ステップS(2b-07)において、端末はターゲット基地局と同期化を行い、基地局にランダムアクセスを実行する。
このとき、端末は、RRC階層のハンドオーバー命令から受信した第1ランダムアクセスパラメータ及び第2ランダムアクセスパラメータを使用し、ランダムアクセスを実行する。
端末のMAC階層は、端末のRRC階層がハンドオーバーを行っているか否かということを知ることができない。
従って、MAC階層は、MAC階層が初期化された後の最初のランダムアクセスを、ハンドオーバーのためのランダムアクセスであると仮定する。
それにより、端末のMAC階層が初期化された後の最初のランダムアクセスを行い、基地局から設定された第1ランダムアクセスパラメータが存在する場合、端末のMAC階層は、ランダムアクセスがハンドオーバーのための動作であると判断し、プリアンブル再伝送が必要な場合に設定された第1ランダムアクセスパラメータを適用し、バックオフ動作及びパワーラッピング動作を実行する。
このとき、第1ランダムアクセスパラメータは、サービングセル全体に共に適用されるパラメータである。
また、このとき、端末は、第1ランダムアクセス以外のランダムアクセスパラメータは、第1ランダムアクセスパラメータに追加し、PCellに該当する第2ランダムアクセスパラメータを適用し、ランダムアクセスを実行する。
また、さらなる実施形態として、ステップS(2b-09)において、端末がハンドオーバー成功後、CAが設定された場合、CAに設定されたSCellが高周波で動作するとき、当該セルにおいてビーム失敗が発生し、それを復旧する動作を実行しなければならないことになる。
そのような場合、端末は、サービングセル全体に共に適用される既設定の第1ランダムアクセスパラメータを適用し、バックオフ動作及びパワーラッピング動作を実行し、第1ランダムアクセス以外のランダムアクセスパラメータは、第1ランダムアクセスパラメータに追加し、現在ランダムアクセスを実行するSCellに該当する第2ランダムアクセスパラメータを適用し、ランダムアクセスを実行する(ステップS(2b-11))。
それにより、端末は、ランダムアクセスを実行する目的により、ランダムアクセスプリアンブル再伝送を行うようになる場合、ランダムアクセスを迅速に成功させることができる。
図2Cは、本発明の第2実施形態による端末の動作について説明するためのフローチャートである。
図2Cを参照すると、本実施形態においては、端末がRRC接続状態にある状態を仮定する。
ステップS(2c-03)において、端末は、基地局から第1ランダムアクセスパラメータを、RRC階層の「RRCReconfiguration」メッセージを介して受信する。
例えば、端末は、第1HPAパラメータセットをRRCメッセージから受信する。
また、さらに端末は、前述のさらに他のセットのHPAパラメータである第(1-1)ランダムアクセスパラメータを、RRC階層の「RRCReconfiguration」メッセージ又はSIB(SystemInformationBlock)メッセージから受信する。
SIBメッセージは、基地局がセル内にある端末に放送で伝送するメッセージである。
また、図2Bで述べたように、端末は、第2ランダムアクセスパラメータに対し、SIBメッセージ又は「RRCReconfiguration」メッセージによって設定された各サービングセル別に、当該設定を受信する。
例えば、端末は、第2HPAパラメータセットをSIBメッセージから受信する。
もしステップS(2c-09)において、端末にランダムアクセスがトリガされた場合、ステップS(2c-11)において、当該目的により、端末は、互いに異なるHPAパラメータを適用する。
もし端末が図2Bで示したように、ハンドオーバー及びビーム失敗復旧を行うためにランダムアクセスを実行する場合には(タイプ1)、端末は、ステップS(2c-13)において、第1ランダムアクセスパラメータと、サービングセルに設定された第2ランダムアクセスパラメータを適用し、ステップS(2c-19)において、ランダムアクセスを実行する。
また、端末がスケジューリング要請を、続けて設定されたPUCCH資源に伝送していて、最大伝送回数ほど伝送したにもかかわらず、基地局からスケジューリングを受けることができていない場合、ランダムアクセスを実行する場合にも、ステップS(2c-13)において、第1ランダムアクセスパラメータと、サービングセルに設定された第2ランダムアクセスパラメータとを適用し、ステップS(2c-19)において、ランダムアクセスを実行する。
また、もし端末がPCellとの接続が切れ、それを復旧するための再設定手続き(RRC connection reestablishment procedure)を行う場合には、ステップS(2c-15)で設定された第(1-1)ランダムアクセスパラメータと、PCellで設定された第2ランダムアクセスパラメータとを適用し、ステップS(2c-19)において、ランダムアクセスを実行する。
もし、それ以外の目的でランダムアクセスを実行する場合(例えば、基地局から、PDCCH伝送を介してランダムアクセスがトリガリングされたり、低い優先順位を有する上向きリンク伝送のために、ランダムアクセスがトリガリングされる場合)、端末は、ステップS(2c-17)において、第1ランダムアクセスパラメータ又は第(1-1)ランダムアクセスパラメータの適用なしに、ランダムアクセスを実行するサービングセルに該当する第2ランダムアクセスパラメータのみを適用し、ステップS(1c-19)において、ランダムアクセスを実行する。
図2Dは、本発明の一実施形態による端末の概略構成を示すブロック図である。
図2Dを参照すると、端末は、RF(radio frequency)処理部(2d-10)、基底帯域(baseband)処理部(2d-20)、保存部(2d-30)、及び制御部(2d-40)を含む。
ただし、それらは、一例であって、本発明の実施形態による端末の構成要素は、前述の例より少ない場合も多い場合もあり得る。
RF処理部(2d-10)は、信号の帯域変換、増幅のように、無線チャネルを介して信号を送受信するための機能を実行する。
すなわち、RF処理部(2d-10)は、基底帯域処理部(2d-20)から提供される基底帯域信号を、RF帯域信号に上向き変換(up-convert)した後、アンテナを介して送信し、アンテナを介して受信されるRF帯域信号を、基底帯域信号に下向き変換(down-convert)する。
例えば、RF処理部(2d-10)は、送信フィルタ、受信フィルタ、増幅器、ミキサ(mixer)、オシレータ(oscillator)、DAC(digital to analog convertor)、ADC(analog to digital convertor)などを含み得る。
図2Dにおいては、1つのアンテナだけを示しているが、端末は、複数のアンテナを具備することができる。
また、RF処理部(2d-10)は、複数のRFチェーンを含み得る。
さらに、RF処理部(2d-10)は、ビームフォーミング(beam forming)を行う。
ビームフォーミングのために、RF処理部(2d-10)は、複数のアンテナ又はアンテナ要素(element)を介して送受信される信号それぞれの位相及び大きさを調節する。
また、RF処理部(2d-10)は、MIMO(multiple input multiple output)を行うことができ、MIMO動作実行時、いくつかのレイヤを受信する。
基底帯域処理部(2d-20)は、システムの物理階層規格により、基底帯域信号とビット列との変換機能を実行する。
例えば、データ送信時、基底帯域処理部(2d-20)は、送信ビット列を符号化して変調することにより、複素シンボルを生成する。
また、データ受信時、基底帯域処理部(2d-20)は、RF処理部(2d-10)から提供される基底帯域信号に対し、復調及び復号化を介して受信ビット列を復元する。
例えば、OFDM(orthogonal frequency division multiplexing)方式による場合、データ送信時、基底帯域処理部(2d-20)は、送信ビット列を符号化して変調することにより、複素シンボルを生成し、複素シンボルを副搬送波にマッピングした後、IFFT(inverse fast Fourier transform)演算及びCP(cyclic prefix)挿入を介し、OFDMシンボルを構成する。
また、データ受信時、基底帯域処理部(2d-20)は、RF処理部(2d-10)から提供される基底帯域信号をOFDMシンボル単位に分割し、FFT(fast Fourier transform)演算を介して副搬送波にマッピングされた信号を復元した後、復調及び復号化を介して受信ビット列を復元する。
基底帯域処理部(2d-20)及びRF処理部(2d-10)は、前述のように、信号を送信、及び受信する。
それにより、基底帯域処理部(2d-20)及びRF処理部(2d-10)は、送信部、受信部、送受信部、又は通信部とも称される。
さらに、基底帯域処理部(2d-20)及びRF処理部(2d-10)の内の少なくとも一つは、互いに異なる複数の無線接続技術を支援するために、複数の通信モジュールを含み得る。
また、基底帯域処理部(2d-20)及びRF処理部(2d-10)の内の少なくとも一つは、互いに異なる周波数帯域の信号を処理するために、互いに異なる通信モジュールを含み得る。
例えば、互いに異なる無線接続技術は、無線LAN(例:IEEE 802.11)、セルラネットワーク(例:LTE)などを含み得る。
また、互いに異なる周波数帯域は、極高短波(super high frequency:SHF)(例:2.5GHz、5Ghz)帯域、mm波(millimeter wave)(例:60GHz)帯域を含み得る。
保存部(2d-30)は、端末の動作のための基本プログラム、アプリケーション、設定情報のようなデータを保存する。
特に、保存部(2d-30)は、無線LAN接続技術を利用して無線通信を行う無線LANノードに関連する情報を保存する。
そして、保存部(2d-30)は、制御部(2d-40)の要請により、保存されたデータを提供する。
制御部(2d-40)は、端末の全般的な動作を制御する。
例えば、制御部(2d-40)は、基底帯域処理部(2d-20)及びRF処理部(2d-10)を介して信号を送受信する。
また、制御部(2d-40)は、保存部(2d-40)にデータを記録して読み取る。
そのために、制御部(2d-40)は、少なくとも1つのプロセッサを含む。
例えば、制御部(2d-40)は、通信のための制御を実行するCP(communication processor)、及びアプリケーションプログラムのような上位階層を制御するAP(application processor)を含み得る。
開示した実施形態により、制御部(2d-40)は、多重接続モードで動作するための処理を行う多重接続処理部(2d-42)を含む。
例えば、制御部(2d-40)は、端末が図2Bに示した端末の動作に示した手続きを実行するように制御する。
一実施形態による制御部(2d-40)は、端末が行うランダムアクセスのタイプに従ったパラメータを適用し、ランダムアクセスを実行する。
特許請求の範囲、又は明細書に記載された本発明の実施形態による方法は、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせの形態にも具現される(implemented)。
ソフトウェアで具現される場合、1以上のプログラム(ソフトウェアモジュール)を保存するコンピュータ可読記録媒体が提供され得る。
コンピュータ可読記録媒体に保存される1以上のプログラムは、電子装置(device)内の1以上のプロセッサによって実行可能になるように構成される。
1以上のプログラムは、電子装置をして、本発明の特許請求の範囲、明細書に記載された本発明の実施形態による方法を実行させる命令語(instructions)を含む。
そのようなプログラム(ソフトウェアモジュール、ソフトウェア)は、RAM(random access memory)・フラッシュメモリを含む不揮発性(non-volatile)メモリ、ROM(read only memory)、電気的削除可能プログラム可能ROM(EEPROM:electrically erasable programmable read only memory)、磁気ディスク保存装置(magnetic disc storage device)、CD-ROM(compact disc read only memory)、DVD(digital versatile disc)、他形態の光学保存装置、又はマグネチックカセット(magnetic cassette)にも保存され得る。
又は、それらの一部又は全部の組み合わせによって構成されたメモリにも保存される。
また、各メモリデバイスは、複数の前述又は他のデバイスを含んでもよい。
また、上記プログラムは、インターネット、イントラネット(Intranet)、LAN(local area network)、WLAN(wide LAN)又はSAN(storage area network)のような通信ネットワーク、又はそれらの組み合わせで構成された通信ネットワークを介してアクセス(access)することができる付着可能な(attachable)保存装置(storage device)にも保存される。
そのような保存装置は、外部ポートを介し、本発明の実施形態を実行する装置に接続することができる。
また、通信ネットワーク上の別途の保存装置が、本発明の実施形態を実行する装置に接続することもできる。
前述の具体的な実施形態において、発明に含まれる構成要素は、提示した具体的な実施形態により、単数又は複数によって表現された。
しかし、単数又は複数の表現は、説明の便宜のために提示された状況に適するように選択されたものであり、開示した技術的思想は、単数又は複数の構成要素に制限されるものではなく、複数に表現された構成要素であるとしても、単数で構成されたり、単数で表現された構成要素であるとしても、複数によっても構成されたりもする。
本発明は、多様な実施形態を参照して図に示して説明されたが、当業者であるならば、添付された特許請求の範囲、及び均等物によって定義される本発明の思想及び範囲を外れることなく、形態及び細部事項の多様な変更がなされるということを理解するであろう。
1a-05、1a-10、1a-15、1a-20 基地局
1a-25 MME
1a-30 S-GW
1a-35 端末
2d-10 RF処理部
2d-20 基底帯域処理部
2d-30 保存部
2d-40 制御部
2d-42 多重接続処理部

Claims (15)

  1. 無線通信システムにおいて、端末のランダムアクセスを行う方法であって、
    基地局から、少なくとも1つのサービングセルのそれぞれのための少なくとも1つのDLBWP(downlink bandwidth part)及び少なくとも1つのULBWP(uplink bandwidth part)のそれぞれのID(Index)を含むBWP設定情報を受信する段階と、
    前記BWP設定情報に基づき、サービングセルの活性ULBWP上でランダムアクセス手続きを実行する段階と、を有し、
    前記ランダムアクセス手続きを実行する段階は、
    前記サービングセルがSpCell(special cell)であり、前記サービングセルの活性DLBWPのIDが前記サービングセルの活性ULBWPのIDにマッピングされない場合、
    前記サービングセル活性DLBWPを前記サービングセルの活性ULBWPのIDにマッピングされるIDを有する前記サービングセルのDLBWPにスイッチングする段階と、前記サービングセルのスイッチングされたDLBWP及び前記サービングセルの活性ULBWP上でランダムアクセス手続きを実行する段階と
    前記サービングセルがセカンダリーセル(secondary cell)である場合、
    前記SpCellの活性DLBWP及び前記サービングセルの活性ULBWP上でランダムアクセス手続きを実行する段階と、を含み、
    前記SpCellは、PCell (primary cell)又はプライマリーSCG(secondary cell group)セルを含むことを特徴とする端末のランダムアクセス方法。
  2. 前記サービングセルのDLBWPのIDが前記活性ULBWPのIDにマッピングされる場合、前記DLBWPのIDは、前記活性ULBWPのIDと同一であることを特徴とする請求項1に記載の端末のランダムアクセス方法。
  3. 前記サービングセルの活性DLBWPのIDが前記活性ULBWPのIDにマッピングされない場合、前記DLBWPのIDは、前記活性ULBWPのIDと同一ではないことを特徴とする請求項1に記載の端末のランダムアクセス方法。
  4. 前記ランダムアクセス手続きは、競争ベース(contention-based)のランダムアクセス手続きを含むことを特徴とする請求項1に記載の端末のランダムアクセス方法。
  5. 無線通信システムにおいて、基地局のランダムアクセスを行う方法であって、
    端末に、少なくとも1つのサービングセルのそれぞれのための少なくとも1つのDLBWP(downlink bandwidth part)及び少なくとも1つのULBWP(uplink bandwidth part)のそれぞれのID(Index)を含むBWP設定情報を伝送する段階と、
    前記サービングセルがSpCell(special cell)であり、前記サービングセルの活性DLBWPのID(Index)が前記サービングセルの活性ULBWPのIDにマッピングされない場合、
    前記サービングセルのDLBWPからスイッチングされた前記サービングセルのDLBWP及び前記サービングセルの活性化されたULBWP上で前記端末とランダムアクセス手続きを実行する段階と、
    前記サービングセルがセカンダリーセル(secondary cell)である場合、
    前記SpCellの活性DLBWP及び前記サービングセルの活性ULBWP上で前記端末と前記ランダムアクセス手続きを実行する段階と、を有し、
    前記スイッチングされたサービングセルのDLBWPは、前記サービングセルの活性ULBWPのIDにマッピングされるIDを有し、
    前記SpCellは、PCell(primary cell)又はプライマリーSCG(secondary cell group)セルを含むことを特徴とする基地局のランダムアクセス方法。
  6. 前記サービングセルのDLBWPのIDが前記活性ULBWPのIDにマッピングされる場合、前記DLBWPのIDは、前記活性ULBWPのIDと同一であることを特徴とする請求項5に記載の基地局のランダムアクセス方法。
  7. 前記サービングセルの活性DLBWPのIDが前記活性ULBWPのIDにマッピングされない場合、前記DLBWPのIDは、前記活性ULBWPのIDと同一ではないことを特徴とする請求項5に記載の基地局のランダムアクセス方法。
  8. 無線通信システムにおいて、ランダムアクセスを行う端末であって、
    トランシーバと、
    前記トランシーバに接続された少なくとも1つのプロセッサと、を備え、
    前記プロセッサにより、
    基地局から、少なくとも1つのサービングセルのそれぞれのための少なくとも1つのDLBWP(downlink bandwidth part)及び少なくとも1つのULBWP(uplink bandwidth part)のそれぞれのID(Index)を含むBWP設定情報を受信し、
    前記BWP設定情報に基づき、サービングセルの活性ULBWP上でランダムアクセス手続きを実行するように構成され、
    前記ランダムアクセス手続きを実行することは、
    前記サービングセルがSpCell(special cell)であり、前記サービングセルの活性DLBWPのIDが前記サービングセルの活性ULBWPのIDにマッピングされない場合、
    前記サービングセル活性DLBWPを前記サービングセルの活性ULBWPのIDにマッピングされるIDを有する前記サービングセルのDLBWPにスイッチングし、
    前記サービングセルのスイッチングされたDLBWP及び前記サービングセルの活性ULBWP上でランダムアクセス手続きを実行し、
    前記サービングセルがセカンダリーセル(secondary cell)である場合、
    前記SpCellの活性DLBWP及び前記サービングセルの活性ULBWP上でランダムアクセス手続きを実行し、
    前記SpCellは、PCell (primary cell)又はプライマリーSCG(secondary cell group)セルを含むことを特徴とする端末。
  9. 前記サービングセルのDLBWPのIDが前記活性ULBWPのIDにマッピングされる場合、前記DLBWPのIDは、前記活性ULBWPのIDと同一であることを特徴とする請求項8に記載の端末。
  10. 前記サービングセルの活性DL BWPのIDが前記活性ULBWPのIDにマッピングされない場合、前記DLBWPのIDは、前記活性ULBWPのIDと同一ではないことを特徴とする請求項8に記載の端末。
  11. 前記ランダムアクセス手続きは、競争ベースのランダムアクセス手続きを含むことを特徴とする請求項8に記載の端末。
  12. 無線通信システムにおいて、ランダムアクセスを行う基地局であって、
    トランシーバと、
    前記トランシーバに接続された少なくとも1つのプロセッサと、を備え、
    前記プロセッサにより、
    端末に、少なくとも1つのサービングセルのそれぞれのための少なくとも1つのDLBWP(downlink bandwidth part)及び少なくとも1つのULBWP(uplink bandwidth part)のそれぞれのID(Index)を含むBWP設定情報を伝送し、
    前記サービングセルがSpCell(special cell)であり、前記サービングセルの活性DLBWPのID前記サービングセルの活性ULBWPのIDにマッピングされない場合、
    前記サービングセルのDLBWPからスイッチングされた前記サービングセルのDLBWP及び前記サービングセルの活性化されたULBWP上で前記端末とランダムアクセス手続きを実行し、
    前記サービングセルがセカンダリーセル(secondary cell)である場合、
    前記SpCellの活性DLBWP及び前記サービングセルの活性ULBWP上で前記端末と前記ランダムアクセス手続きを実行するように構成され、
    前記スイッチングされたサービングセルのDLBWPは、前記サービングセルの活性ULBWPのIDにマッピングされるIDを有し、
    前記SpCellは、PCell(primary cell)又はプライマリーSCG(secondary cell group)セルを含むことを特徴とする基地局。
  13. 前記サービングセルのDLBWPのIDが前記活性ULBWPのIDにマッピングされる場合、前記DLBWPのIDは、前記活性ULBWPのIDと同一であることを特徴とする請求項12に記載の基地局。
  14. 前記サービングセルの活性DLBWPのIDが前記活性ULBWPのIDにマッピングされない場合、前記DLBWPのIDは、前記活性ULBWPのIDと同一ではないことを特徴とする請求項12に記載の基地局。
  15. 請求項1に記載の端末のランダムアクセス方法を実行するためのプログラムが記録されたことを特徴とするコンピュータ読み取り可能記録媒体。
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