JP7324956B1 - 物体認識装置および物体認識方法 - Google Patents

物体認識装置および物体認識方法 Download PDF

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Abstract

【課題】資材の物体位置または個数を適切に推定できる物体認識装置を提供する。【解決手段】複数の認識対象物22を含む物体群20を複数方向から撮影した2次元画像データと前記物体群の距離画像を取得するデータ取得装置1と、前記2次元画像データに基づいて認識対象物を検出した位置を示す境界ボックスBBを複数方向のそれぞれで求め、前記物体群の距離画像から求めた前記物体群の3次元情報に基づいて複数方向の境界ボックスを統合し、統合した境界ボックスにより前記認識対象物の位置または個数を求める物体自動計数装置2と、を備えるようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、物体認識装置および物体認識方法に関する。
近年の少子高齢化に伴う作業者の減少に伴い、在庫数確認などの目視による確認作業を代替するため、各種物体の個数を計数する技術が提案されている。例えば、下記特許文献1の要約には、「…入力される画像データに基づいて、当該画像データに含まれる各資材に対して境界ボックスを検出して、各境界ボックス毎に所定の種類の資材か否かを出力し、前記各種類毎の資材の個数を計数する計数処理部…」と記載されている。
特開2021-26697号公報
ところで、上述した技術において、資材等の認識対象物体の位置または対象物体の個数を一層適切に推定したいという要望がある。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、資材の物体位置または個数を適切に推定できる物体認識装置および物体認識方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の物体認識装置は、複数の認識対象物を含む物体群を複数方向から撮影した2次元画像データと前記物体群の距離画像を取得するデータ取得装置と、前記2次元画像データに基づいて認識対象物を検出した位置を示す境界ボックスを複数方向の2次元画像データのそれぞれで求め、前記物体群の距離画像から求めた前記物体群の3次元情報に基づいて複数方向の境界ボックスにおける同一の認識対象物の境界ボックスを統合して2次元の代表画面にマップし、統合した境界ボックスにより前記認識対象物の位置または個数を求める物体自動計数装置と、を備えるようにした。
本発明によれば、資材等の認識対象物体の位置または個数を適切に推定できる。
第1実施形態による物体認識システムのブロック図である。 2次元フレーム画像の例を示す図である。 コンピュータのブロック図である。 データ取得装置において実行されるデータ取得処理ルーチンのフローチャートである。 ユーザの撮影速度が速い場合の警告表示を示す図である。 距離画像センサのキャリブレーション等の初期設定を行うための警告表示を示す図である。 物体認識装置において実行される計数処理ルーチンのフローチャートである。 カウント対象となった境界ボックスの一例を示す図である。 計算値表示部における表示画面の例を示す図である。 全体画像データと各画角の物体群の表示画像の関係を説明する図である。 データ取得装置の具体的な表示例を示す図である。 ユーザが未検出の境界ボックスBBを手動追加した状態を示す図である。
[実施形態の概要]
一般的には、画像解析AIによる物体の自動計数は、目標精度を達成するまで、データの再収集・再学習を行う必要があり、非常に大きな工数がかかる。また、上述した特許文献1では、計数対象物体が一枚の画像に収まらない場合の対策をしていないため、撮影の方法や対象の物体が限定される。そこで、後述する実施形態では、2次元の画像データと3次元の点群データとを同期して(より好ましくは同時に)取得することで、2次元の画像データに基づく計数結果(境界ボックス)と、3次元の点群情報とを相互参照し、計数対象物体が一枚の画像に収まらない場合であっても、計数対象物体の数を適切に計数するものである。
[第1実施形態]
〈第1実施形態の構成〉
図1は、第1実施形態による物体認識装置10のブロック図である。
物体認識装置10は、物体群20に含まれる認識対象物体22の位置を推定、または数量を計数するものであり、データ取得装置1と、物体自動計数装置2と、を備えている。なお、図示の例において、各認識対象物体22は、建築現場の足場資材である円筒状の物体(パイプ)である。
より具体的には、実施形態の物体認識装置10は、リース会社からリースされた建築現場の足場資材である円筒状の物体(パイプ)を認識対象物体22とし、リース会社に返却予定の複数の認識対象物体22から成る物体群20の2次元の画像データと3次元の点群データとを、スマートフォン等の携帯端末であるデータ取得装置1により取得する。そして、物体自動計数装置2が、2次元の画像データと3次元の点群データの画像解析により認識対象物体22を計数する。これにより返却する資材の管理を容易にする。
データ取得装置1は、データ取得部101と、データ分析部102と、データ送信部104と、計数値表示部106と、計数値修正部108と、を備えている。また、物体自動計数装置2は、データ受信部201と、物体計数部202と、計算値補正部203と、計数値送信部204と、計数結果登録部205と、計数結果データベース206と、を備えている。
データ取得部101は、2次元動画データを撮影するカメラ(図示略)と、3次元点群データを取得するLiDAR(Light Detection and Ranging)等の距離画像センサや3次元センサ(図示略)と、IMU(Inertial Measurement Unit)センサと、を備える。これにより、ユーザがデータ取得部101を操作して物体群20をスキャンすると、データ取得部101は、2次元動画データDG(2次元画像データ)と、3次元点群データTQ(距離画像情報)と、IMUセンサの検出結果であるIMUデータDIと、を出力する。
詳しくは、IMUセンサは、加速度センサ・回転角加速度センサ・ジャイロセンサ・磁界センサ・気圧センサ・温度センサ等の物理情報センサを一つのパッケージに統合したセンサユニットである。データ取得装置1では、詳細は図4で説明するが、データ取得部101が、2次元動画データと3次元点群データを取得する際に、IMUセンサで検出したデータ取得装置1の移動速度、撮影距離、撮影角度が許容範囲であるかを判定する。これより、異常な2次元動画データと3次元点群データの取得を抑制し、解析精度の低下を防止する。
アラート表示部109は、IMUセンサで検出したデータ取得装置1の移動速度、撮影距離、撮影角度が許容範囲でない場合に、データ取得装置1に撮影条件を改善するためのアラート表示またはアシスト表示を行う。
データ分析部102は、データ取得部101から供給されたデータに基づいて、2次元動画データDGと、3次元点群データTPと、撮影位置データPSと、デプスデータDPと、を出力する。ここで、撮影位置データPSは、IMUデータDIや、Visual SLAM、LiDAR SLAM等の手法に基づいて取得したものであり、データ取得部101の位置を示すデータである。3次元点群データTPは、3次元点群データTQに対して点群累積処理(詳細は後述する)を行った結果のデータである。また、デプスデータDPとは、3次元点群データTQ,TPを変換して得たデータであり、データ取得部101の位置から各3次元点までの距離を表すデータである。
2次元データ動画データDGのフレーム番号をnとし、物体群20をスキャンする期間内におけるフレーム番号nの最小値を「1」とし、フレーム番号nの最大値を「n_max」とする。2次元動画データDGの、フレーム番号nの画像を2次元フレーム画像DG(n)と呼ぶ。また、データ分析部102は、2次元動画データDGのフレーム周期に同期して(より好ましくは同一タイミングで)3次元点群データTQ、撮影位置データPSおよびデプスデータDPを分割する。以下、フレーム毎に分割された3次元点群データTQを、フレーム番号nを用いて3次元フレーム点群TQ(n)と呼ぶ。
ここで、データ分析部102が実行する点群累積処理について説明する。あるフレーム番号nにおける3次元フレーム点群TQ(n)には、物体群20の表面上における点の3次元位置座標である複数の点座標が含まれる。同様に、次のフレーム番号n+1における3次元フレーム点群TQ(n+1)にも、複数の点座標が含まれる。ここで、データ取得部101が両フレーム間で移動すると、基準となるデータ取得部101の位置が異なるため、一般的には、3次元フレーム点群TQ(n)に含まれる点座標は、3次元フレーム点群TQ(n+1)に含まれる何れの点座標とも一致しない。
そこで、データ分析部102は、レジストレーションと呼ばれる技術を用いて、3次元フレーム点群TQ(n)の点座標となるべく一致するように3次元フレーム点群TQ(n+1)に含まれる点座標の空間上の絶対位置に合わせ(以下、単に「位置合わせ」と呼ぶ)、その結果を3次元点群データTPとして出力する。この結果、3次元フレーム点群TP(n)および3次元フレーム点群TP(n+1)に含まれる点座標は、大部分が一致するようになる。そして、3次元フレーム点群TP(n),TP(n+1)のうち一方のみに含まれる点座標は、一般的には、他方において死角になる部分の点座標になる。この処理を点群累積処理と呼ぶ。なお、図1の例では、データ分析部102はデータ取得装置1に含まれているが、データ分析部102を物体自動計数装置2に含めてもよい。
データ送信部104は、2次元動画データDG、3次元点群データTP、撮影位置データPS、およびデプスデータDPをデータ受信部201に送信し、データ受信部201はこれらのデータを受信する。
物体計数部202は、特徴領域認識部222(特徴領域認識過程)と、3次元形状認識部224(3次元形状認識過程)と、物体位置推定部226(物体位置推定過程)と、推定カウント値算出部228と、を備えている。特徴領域認識部222は、各フレームの2次元フレーム画像DG(n)を画像解析し、認識対象物体22の特徴を表す境界ボックスBB(特徴領域、図2参照)を推定する。具体的には、認識した認識対象物体22の端部の形状(円形または楕円形)を含む領域を境界ボックスBBとする。
図1に示した例において、認識対象物体22は円筒状であるため、その端面の像は、2次元フレーム画像DG(n)において円形または楕円形になる。そこで、これらの円形または楕円形を囲む四角形の枠を境界ボックスBB(図2参照)と呼ぶ。フレーム番号nにおけるk番目の境界ボックス(但し、k=1,…,k_max)を、境界ボックスBB(n,k)と表す。なお、境界ボックス数k_maxは、フレーム番号n毎に異なる。認識対象物体22の端面を検出する手法は、ディープラーニングを用いた物体検出手法であってもよいし、HoG特徴量などを用いた物体検出手法であってもよい。
また、物体計数部202(特徴領域認識部222)では、データ受信部201で受信したデプスデータDP(3D奥行距離)で規定される境界ボックスの実際の大きさが、認識対象物体22の端面の実際の大きさと比較して、所定範囲になければ誤検出とし、検出した境界ボックスBBを除去する。つまり、境界ボックスBBの大きさが、認識対象物体22の端面の実際の大きさに相当するとして、3D奥行距離で規定される大きさと照らし合わせて、大きすぎたり小さすぎたりするものを、誤検出として除去する。
3次元形状認識部224は、認識対象物体22の形状を示すプロファイルデータに基づいて、認識対象物体22の3次元形状および寸法を認識する。
物体位置推定部226は、特徴領域認識部222および3次元形状認識部224の認識結果に基づいて、各々の認識対象物体22の位置および姿勢を推定する。
推定カウント値算出部228は、物体位置推定部226における推定結果に基づいて、認識対象物体22の数量の暫定値である暫定カウント値CNTP(詳細は後述する)を算出する。
また、計算値補正部203は、確信度算出部232と、修正部234と、を備えている。確信度算出部232は、複数のフレームにおける境界ボックスBBが、同一の認識対象物体22に対応する度合いを示す確信度PRを算出する。また、修正部234は、暫定カウント値CNTPを修正することにより、より確実性の高いカウント値CNTを求める。
図2は、2次元フレーム画像DG(n)の例を示す図である。
図2には、あるフレーム番号na,nbにおける2次元フレーム画像DG(na),DG(nb)を示す。これら画像においては、認識対象物体22の像である複数の物体像32が含まれている。また、図2には、各画像から抽出された境界ボックスBBの例も併せて表記している。但し、図示の2次元フレーム画像DG(na)には、実際には認識対象物体22の端面の像が含まれていないにもかかわらず、境界ボックスとして誤って抽出した誤抽出境界ボックス38も含まれている。例えば、物体群20(図1参照)の周辺に円環状の形状を有する異物が存在し、認識対象物体22がその異物を認識対象物体22の端面であると誤認した場合に、誤抽出境界ボックス38が現れる。
詳細は後述するが、誤抽出境界ボックス38は、3次元形状認識部224において、評価値EV(BID)が閾値EVth未満になるため除外される。
また、上述したように、特徴領域認識部222が、境界ボックスBBを3D奥行距離で規定される大きさと照らし合わせて、大きすぎたり小さすぎたりするもの(所定範囲外のもの)を誤検出として除去することにより、誤抽出境界ボックス38の出現が抑止される。
これら2次元フレーム画像DG(na),DG(nb)における境界ボックスBBには、同一の認識対象物体22に対するものが含まれている。計算値補正部203は、3次元点群データTPを参照して、複数のフレームに現れている、同一の認識対象物体22に対するもの境界ボックスBBを統合し、これによって物体群20(図1参照)に含まれる認識対象物体22の数をカウントする。なお、その詳細については後述する。
図3は、コンピュータ980のブロック図である。
図1に示したデータ取得装置1および物体自動計数装置2は、何れも図1に示すコンピュータ980を、1台または複数台備えている。図3において、コンピュータ980は、CPU981と、記憶部982と、通信I/F(インタフェース)983と、入出力I/F984と、メディアI/F985と、を備える。ここで、記憶部982は、RAM982aと、ROM982bと、HDD982cと、を備える。通信I/F983は、通信回路986に接続される。入出力I/F984は、入出力装置987に接続される。メディアI/F985は、記録媒体988からデータを読み書きする。
ROM982bには、CPUによって実行されるIPL(Initial Program Loader)等が格納されている。HDD982cには、アプリケーションプログラムや各種データ等が記憶されている。CPU981は、HDD982cからRAM982aに読み込んだアプリケーションプログラム等を実行することにより、各種機能を実現する。先に図1に示した、データ取得装置1および物体自動計数装置2の内部は、アプリケーションプログラム等によって実現される機能をブロックとして示したものである。
〈第1実施形態の動作〉
(データ取得処理)
次に、本実施形態の動作を説明する。
図4は、データ取得装置1において実行されるデータ取得処理ルーチンのフローチャートである。
まず、データ取得部101は、ステップS210で、LiDAR等の距離画像センサのキャリブレーション等の初期設定を行うため、アラート表示部109により、ユーザにデータ取得装置1を所定時間(3秒間程度)静止するよう促す。例えば、図5Bに示すように、データ取得装置1の画面に「静止してください」と表示する。詳細は後述する。
図4において処理がステップS201に進むと、データ取得部101は、IMUデータDIを取得する。次に、処理がステップS202に進むと、データ分析部102は、3次元点群データTPに基づいて、デプスデータDPを取得する。
次に、データ取得部101は、ステップS211で、ステップS201で取得したIMUデータDIとステップS202で取得したデプスデータDP(3次元点群データ)に基づいて、データ取得装置1の移動速度・撮影距離・撮影角度の少なくとも一つを算出し、算出値が許容範囲内であるか否かを判定する。許容範囲内である場合には(S211のYes)、ステップS203に進み、許容範囲外である場合には(S211のNo)、ステップS212に進む。
ステップS212で、アラート表示部109は、図5Aで詳細を説明するが、ユーザに適切な撮影条件に測定を行うように警告するアラート表示またはアシスト表示を行い、ステップS201に戻る。これにより、適切な撮影条件で、物体群20を測定できるので、境界ボックスBBの検出精度を向上でき、後述する計数値の修正処理を軽減できる。
次に、処理がステップS203に進むと、データ取得部101は2次元動画データDGを取得する。次に、処理がステップS204に進むと、データ分析部102は、IMUデータDI、3次元点群データTPおよび2次元動画データDGに基づいて、撮影位置データPSを取得する。次に、処理がステップS205に進むと、データ分析部102は、3次元点群データTQに対して点群累積処理を行い、その結果である3次元点群データTPを取得する。
次に、処理がステップS206に進むと、データ分析部102は、2次元動画データDGのエンコード処理を行う。次に、処理がステップS207に進むと、データ分析部102は、3次元点群データTP、撮影位置データPS、およびデプスデータDPを、2次元動画データDGのフレームタイミングに同期して、フレーム単位に分割する。
次に、処理がステップS208に進むと、データ分析部102は、ユーザが所定の終了操作を行ったか否かを判定する。ここで「No」と判定されると、ステップS201~S208の動作が再度繰り返される。一方、ユーザが所定の終了操作を行った場合は「Yes」と判定され、処理はステップS209に進む。ここでは、データ送信部104が、上述した2次元動画データDG、3次元点群データTP、撮影位置データPSおよびデプスデータDPを、物体自動計数装置2に送信し、本ルーチンの処理が終了する。
図5A、図5Bは、アラート表示部109による、データ取得装置1の物体群20を測定中の表示画面の表示例を示す図であり、ユーザに適切な測定を行うように警告するアラート表示を示している。以下、詳細に説明する。
なお、表示画面の符号51は撮影時間を示し、符号52はカメラから画面の+マークまでの距離、符号53は撮影角度を示している。
図5Aは、ユーザの撮影速度(撮影位置の移動速度)が速い場合の警告表示を示しており、アラート表示部109(図1参照)が、表示画面に「ゆっくり撮影してください」のメッセージと警告マークとを表示をする。これにより、ユーザは撮影速度が速いことを認識できるので、撮影条件を適切にすることができる。
また、撮影距離が許容範囲内にない場合には、「もっと資材に近づいてください」、「資材から遠ざかってください」のメッセージを表示する。
図5Bは、LiDAR等の距離画像センサのキャリブレーション等の初期設定を行うための警告表示を示しており、アラート表示部109が、表示画面に「静止してください」と表示して、ユーザにデータ取得装置1を所定時間(3秒間程度)静止するよう促す。
(計数処理)
図6は、物体自動計数装置2において実行される計数処理ルーチンのフローチャートである。
図6において処理がステップS301に進むと、物体計数部202は、各々の2次元フレーム画像DG(n)において、境界ボックスBB(図2参照)を推定し、各フレームにおける境界ボックス数k_maxを取得する。
物体計数部202(特徴領域認識部222)は、推定した境界ボックスBBを3D奥行距離で規定される大きさと照らし合わせて、大きすぎたり小さすぎたりするものを誤検出として除去する。
次に、処理がステップS302に進むと、物体計数部202は、全てのフレーム番号の中で、(後述するステップS303の処理において)未だ選択されていないフレーム番号が存在するか否かを判定する。
ステップS302において「Yes」と判定されると、処理はステップS303に進み、物体計数部202は、未だ選択されていない一つのフレーム番号を選択する。選択されたフレーム番号を、以下、「フレーム番号ns」と呼ぶ。次に、処理がステップS304に進むと、フレーム番号nsに係る2次元フレーム画像DG(ns)において、識別番号BIDが未割当である境界ボックスBBが存在するか否かを判定する。
なお、識別番号BIDとは、同一の認識対象物体22(図1参照)に対応して認識されたと推定される、一または複数の境界ボックスBB(n,k)に対して共通に付与される識別番号である。ある境界ボックスBB(n,k)に付与された識別番号BIDを、「識別番号BID(n,k)」のように表記することがある。ステップS304において「Yes」と判定されると、処理はステップS305に進み、物体計数部202は、2次元フレーム画像DG(ns)において識別番号BIDが未割当である一つの境界ボックスBBを選択する。選択された境界ボックスBBを、以下、選択境界ボックスBB(ns,ks)(但し、k=1,…,k_max)と呼ぶ。
次に、処理がステップS306に進むと、物体計数部202は最尤識別番号BID_Mを検索する。そこで、この処理の内容について説明する。まず、フレーム番号nにおける3次元フレーム点群TP(n)のうち、境界ボックスBB(n,k)に対応する点群を境界ボックス対応点群BP(n,k)と呼ぶ。すなわち、境界ボックス対応点群BP(n,k)とは、認識対象物体22(図1参照)の形状(例えば円筒)に基づいて、境界ボックスBB(n,k)に係る認識対象物体22(図1参照)の表面の点座標であると推定できる点座標の集合である。物体位置推定部226(図1参照)は、各境界ボックスBB(n,k)に対応する境界ボックス対応点群BP(n,k)を抽出することによって、各認識対象物体22の位置および姿勢を認識する。また、選択境界ボックスBB(ns,ks)に対応する点群を選択境界ボックス対応点群BP(ns,ks)と呼ぶ。
物体計数部202は、既に識別番号BIDが付与された全ての境界ボックスBB(n,k)について、境界ボックス対応点群BP(n,k)と、選択境界ボックス対応点群BP(ns,ks)との重複度MUL(BID)を計算する。ここで、重複度MUL(BID)とは、識別番号BIDの境界ボックス対応点群BP(n,k)に属する点座標のうち選択境界ボックス対応点群BP(ns,ks)に属する点座標と一致するものの割合である。そして、計算値補正部203は、全ての識別番号BIDに対応する重複度MUL(BID)のうち、最大になるものを検索する。検索された重複度MUL(BID)に係る識別番号BIDを、最尤識別番号BID_Mと呼ぶ。
次に、処理がステップS307に進むと、物体計数部202は、最尤識別番号BID_Mに係る重複度MUL(BID_M)が、所定の閾値MULth以上であるか否かを判定する。ここで、「No」と判定されると、処理はステップS308に進む。ステップS307で「No」と判定されたということは、選択境界ボックス対応点群BP(ns,ks)は、既に識別番号BIDが付与された他の境界ボックスBB(n,k)の境界ボックス対応点群BP(n,k)との間で重複する点座標が少ない、ということである。
換言すれば、選択境界ボックスBB(ns,ks)は、既に識別番号BIDが付与された他の境界ボックスBB(n,k)とは異なる認識対象物体22(図1参照)について検出された境界ボックスBBであると推定される。そこで、ステップS308において、物体計数部202は、新しい識別番号BID(新識別番号BID_nと呼ぶ)を生成し、選択境界ボックスBB(ns,ks)に割り当てる。また、新識別番号BID_nの確信度PR(BID_n)を「1」に設定する。
一方、ステップS307において「Yes」と判定されると、処理はステップS309に進む。この場合、選択境界ボックスBB(ns,ks)は、既に最尤識別番号BID_Mが付与されている一または複数の他の境界ボックスBB(n,k)と同一の認識対象物体22について検出された境界ボックスBBであると推定される。そこで、ステップS309において、物体計数部202は、選択境界ボックスBB(ns,ks)の識別番号BID(ns,ks)に、最尤識別番号BID_Mを代入し、確信度PR(BID_M)を「1」だけ増加させる。
以下、同様にステップS302~S309の処理が繰り返されると、全てのフレーム番号nにおいて検出された全ての境界ボックスBB(n,k)に対して、識別番号BIDが付与され、かつ、これら識別番号BIDの各々に対して確信度PR(BID)が計算される。その後、処理がステップS302に進むと、ここで「No」と判定され、処理はステップS310に進む。なお、この時点で既に付与された識別番号BIDの総数は、認識対象物体22(図1参照)の数量として暫定的に推定された数になる。そこで、識別番号BIDの総数を、暫定カウント値CNTPと呼ぶ。換言すれば、物体計数部202の推定カウント値算出部228は、識別番号BIDの総数をカウントすることによって暫定カウント値CNTPを求める機能を備える。
次に、ステップS310において、計算値補正部203は、全ての点座標のヒット値Qを算出する。その内容を、以下説明する。フレーム番号nにおける3次元フレーム点群TP(n)に属する全ての点座標の数をp_maxとしたとき、3次元フレーム点群TP(n)に属する点座標を点座標TTP(n,p)(但し、p=1,…,p_max)と呼ぶ。上述したように、ステップS205(図4参照)において点群累積処理を行った結果、点座標TTP(n,p)は複数のフレームにおいて、同一値になる場合もある。一または複数のフレームにおいて、同一値である点座標TTP(n,p)が存在するとき、これらフレームの数を「ヒット値Q」と呼ぶ。また、点座標TTP(n,p)のヒット値をヒット値Q(n,p)と呼ぶ。ステップS310において、計算値補正部203は、全てのフレームにおける全ての点座標TTP(n,p)のヒット値Q(n,p)を算出する。
次に、処理がステップS311に進むと、計算値補正部203は、全ての識別番号BIDに対応する平均ヒット値Qave(BID)を算出する。その処理内容を説明する。まず、計算値補正部203は、全ての識別番号BIDについて、各々の識別番号BIDが付与された境界ボックスBB(n,k)に対応する境界ボックス対応点群BP(n,k)を列挙する。次に、計算値補正部203は、列挙した境界ボックス対応点群BP(n,k)に属する点座標のヒット値Qを抽出する。この抽出した全てのヒット値Qの平均値が平均ヒット値Qaveになる。ある識別番号BIDにおける平均ヒット値Qaveを、平均ヒット値Qave(BID)と呼ぶ。
次に、処理がステップS312に進むと、計算値補正部203における修正部234は、カウント値CNTを「0」に初期化する。次に、処理がステップS312に進むと、修正部234は、全ての識別番号BIDについて、ステップS314の処理を実行したか否かを判定する。
ここで「No」と判定されると、処理はステップS314に進み、修正部234は、未処理の識別番号BIDを一つ選択し、その評価値EV(BID)を計算する。ここで、評価値EV(BID)は、「EV(BID)=PR(BID)×Qave(BID)」で計算される値である。次に、処理がステップS315に進むと、修正部234は、評価値EV(BID)が所定の閾値EVth以上であるか否かを判定する。
ここで、「Yes」と判定されると、処理はステップS316に進む。この場合、識別番号BIDが付与された境界ボックスBB(n,k)は、実際に認識対象物体22(図1参照)に対応した有効な境界ボックスであり、識別番号BIDは有効な識別番号になる。そこで、修正部234は、カウント値CNTを「1」だけ増加させる。その後、処理はステップS313に戻る。
一方、ステップS315において「No」と判定されると、ステップS316はスキップされ、処理はステップS313に戻る。この場合、識別番号BIDが付与された境界ボックスBB(n,k)は、実際に認識対象物体22(図1参照)に対応したものではなく、誤抽出境界ボックス38(図2参照)であると推定される。すなわち、識別番号BIDは無効な識別番号になる。このように、全ての識別番号BIDについてステップS314~S316が実行され、その後に処理がステップS313に戻ると、ここで「Yes」と判定され、処理はステップS317に進む。
ステップS317において、計数値送信部204は、カウント値CNTと、全体画像データIGDと、をデータ取得装置1に出力する。ここで、全体画像データIGDとは、物体群20(図1参照)の全体を俯瞰した画像であり、計算値補正部203が、2次元動画データDGの各フレームを重ね合わせることによって生成したものである。以上により、本ルーチンの処理が終了する。
図7は、カウント対象となった境界ボックスBBの一例を示す図である。
図7においては、図2に示した誤抽出境界ボックス38は、評価値EV(BID)が閾値EVth未満になるため、カウント対象から除外されている。
(計数結果の修正処理)
図8は、計数値表示部106における表示画面の例を示す図である。
同図に示す表示画面310は、全体画像表示部312と、カウント値表示部314と、カーソル316と、を含んでいる。
全体画像表示部312は、表示画面310の全体と重なっており、物体自動計数装置2から供給された全体画像データIGDの内容を表示する。ここで、表示画面310においては、有効な識別番号BIDに対応する境界ボックス対応点群BP(n,k)に対応する領域がハイライト表示される。図7においては、ハイライト表示されている部分を、ドットを付して表示している。
カウント値表示部314は、カウント値CNTを表示する。カーソル316は、ユーザの操作に応じて表示画面に示される矩形枠画像であり、ユーザは、その位置および大きさを自由に調節できる。図示の例においては、カーソル316が表示されている領域において、カウント抜けが生じたと考えられる部分が生じている。このような場合、ユーザは、図示のように、カウント抜けが生じたと考えられる部分にカーソル316の位置を合わせ、所定の操作を行い、物体自動計数装置2に対して計数処理の再実行を指令することができる。
計数処理の再実行が指令されると、その旨が物体自動計数装置2に通知され、物体自動計数装置2は、上述した計数処理ルーチン(図6)を再実行する。但し、計数処理ルーチンの再実行時において、計算値補正部203は、カーソル316が表示されている部分において有効な識別番号BIDに対応する境界ボックス対応点群BP(n,k)が生じるように、上述した閾値MULthまたは閾値EVthを、最初に実行した時と比較して、低い値に設定する。
図8に示す表示画面320は、物体自動計数装置2が計数処理ルーチンを再実行時した後に計数値表示部106に表示される表示画面の例である。表示画面320は、表示画面310と同様に、全体画像表示部312と、カウント値表示部314と、を含んでいる。
但し、全体画像表示部312は、計数処理ルーチンの再実行結果に基づく全体画像データIGDを表示する。そして、図示の例において、表示画面320には、上述した表示画面310におけるカウント抜けが解消されている。また、その結果、表示画面320におけるカウント値表示部314の内容も、表示画面310のものから更新されている。
図8に示す表示画面320のように、認識対象物体22を正常に認識した全体画像データIGDが取得できた場合は、ユーザが所定の登録操作を行う。登録操作が行われると、計数結果登録部205は、カウント値CNTを、計数結果データベース206に格納する。
次に、表示画面320の表示内容の詳細を図9、図10A、図10Bにより説明する。図9は、物体群20(図1参照)の全体を俯瞰した画像である図10A、図10Bは、データ取得装置1の具体的な表示例を示す図である。
図8で説明したように、計算値補正部203は、複数の2次元フレーム画像DG(ns)で抽出した各フレームの境界ボックスBBを、3次元点群データTP(LiDAR点群情報)で統合解析して2D画面にマップし、物体群20の全体を俯瞰した代表画像(全体画像データIGD)を生成し、計数値表示部106により表示する。この際、計算値補正部203は、誤検出した境界ボックスBBを削除する。
計数値修正部108は、代表画像上で、ユーザが未検出の境界ボックスBB(太い矩形枠)を手動追加できるようにし、物体自動計数装置2に対して計数処理の再実行を指令する。
計数値表示部106は、さらに、代表画面で修正した内容(境界ボックスBBの追加)を別のアングルの2D画面(フレーム)に反映させ、フレーム毎にスクロール表示する。つまり、代表画面の境界ボックスの表示面を他のアングルに回転させて検出位置を表示しなおし、追加した境界ボックスの情報を引き継いで表示する。
また、計数値表示部106は、他のアングルを代表画面として引き継いで、境界ボックスBBの手動追加を行えるようにしてもよい。これにより、一つの画面では見えにくい部材を他の見えやすいアングルで確認して境界ボックスを追加・修正することができる。
図10Aは、データ取得装置1の具体的な表示例を示す図であり、図10Bは、ユーザが未検出の境界ボックスBB(太い矩形枠)を手動追加した状態を示している。符号54が、手動追加した境界ボックスBBである。
符号55は、スクロールボタンであり、ユーザがタップすると、代表画面とは別のアングル(フレーム)を表示する。
[実施形態の効果]
以上のように上述の実施形態によれば、物体認識装置(10)は、複数の認識対象物体22を含む物体群20を撮影した2次元画像データ(DG)から認識対象物体22に対応する特徴領域(BB)を認識する特徴領域認識部222と、認識対象物体22の3次元形状を認識する3次元形状認識部224と、特徴領域認識部222および3次元形状認識部224における認識結果に基づいて、各々の認識対象物体22の位置を推定する物体位置推定部226と、を備える。このように、特徴領域認識部222および3次元形状認識部224における認識結果に基づいて、各々の認識対象物体22の位置を推定するため、認識対象物体22の位置を適切に推定できる。さらに、認識対象物体22の位置を適切に推定できることにより、認識対象物体22をカウントする際の精度も向上させるという効果も奏する。
また、物体位置推定部226は、物体群20の表面の点座標を含む3次元点群データTPから、特徴領域(BB)に対応する点座標を抽出することにより、各々の認識対象物体22の位置を認識すると一層好ましい。これにより、3次元点群データTPと特徴領域(BB)とを関連させることができ、認識対象物体22の位置を一層適切に推定できる。
また、2次元画像データ(DG)は複数のフレームに分割されているものであり、3次元点群データTPを、2次元画像データ(DG)に同期して分割するデータ分析部102をさらに備えると一層好ましい。これにより、3次元点群データTPと、2次元画像データ(DG)との対応付けが一層容易になる。
また、物体認識装置(10)は、特徴領域認識部222によって複数のフレームに対応して認識した特徴領域(BB)が、同一の認識対象物体22に対応する度合いを示す確信度PRを、特徴領域(BB)毎に算出する確信度算出部232をさらに備えると一層好ましい。これにより、各々の特徴領域(BB)の確信度PRを取得できる。
また、物体認識装置(10)は、特徴領域認識部222が推定した特徴領域(BB)と、3次元形状認識部224における認識結果と、に基づいて、認識対象物体22の暫定カウント値CNTPを算出する推定カウント値算出部228と、確信度PRに基づいて、暫定カウント値CNTPを修正した結果であるカウント値CNTを求める修正部234と、をさらに備えると一層好ましい。これにより、認識対象物体22の数量を適切にカウントすることができる。
また、物体認識装置(10)は、カウント値CNTに対応する認識対象物体22の画像を表示する計数値表示部106と、ユーザの操作に基づいて、カウント値CNTの修正を指令する計数値修正部108と、をさらに備えると一層好ましい。これにより、カウント値CNTが認識対象物体22の数と相違する場合に、ユーザは、カウント値CNTの修正を指令することができる。
[変形例]
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記実施形態の構成に他の構成を追加してもよく、構成の一部について他の構成に置換をすることも可能である。また、図中に示した制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上で必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
(1)上記実施形態においては、3次元点群データTPを取得するために、データ取得部101にLiDAR(Light Detection and Ranging)等の3次元センサ(図示略)設けた。しかし、3次元点群データTPを取得する方法は、3次元センサを用いることに限定されるわけではなく、例えば、フォトグラメトリなどの、複数の2次元データから3次元点群データを取得する技法によって3次元点群データTPを算出するようにしてもよい。
(2)上記実施形態においては、レジストレーションによって、3次元フレーム点群TQ(n)間の位置合わせを行ったが、レジストレーション以外の方法によって位置合わせを行ってもよい。例えば、IMUデータDIに基づいて、3次元フレーム点群TQ(n)間の位置合わせを行っても差し支えない。
(3)上記実施形態における物体認識装置10のハードウエアは一般的なコンピュータによって実現できるため、図4、図6に示したフローチャート、その他上述した各種処理を実行するプログラム等を記憶媒体(プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体)に格納し、または伝送路を介して頒布してもよい。
(4)図4、図6に示した処理、その他上述した各処理は、上記実施形態ではプログラムを用いたソフトウエア的な処理として説明したが、その一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit;特定用途向けIC)、あるいはFPGA(Field Programmable Gate Array)等を用いたハードウエア的な処理に置き換えてもよい。
(5)上記実施形態において実行される各種処理は、図示せぬネットワーク経由でサーバコンピュータが実行してもよく、上記実施形態において記憶される各種データも該サーバコンピュータに記憶させるようにしてもよい。
10 物体認識装置
20 物体群
22 認識対象物体
102 データ分析部
106 計数値表示部
108 計数値修正部
109 アラート表示部
222 特徴領域認識部(特徴領域認識過程)
224 3次元形状認識部(3次元形状認識過程)
226 物体位置推定部(物体位置推定過程)
228 推定カウント値算出部
232 確信度算出部
234 修正部
BB 境界ボックス(特徴領域)
DG 2次元動画データ(2次元画像データ)
PR 確信度
TP,TQ 3次元点群データ
CNT カウント値
CNTP 暫定カウント値

Claims (7)

  1. 複数の認識対象物を含む物体群を複数方向から撮影した2次元画像データと前記物体群の距離画像を取得するデータ取得装置と、
    前記2次元画像データに基づいて認識対象物を検出した位置を示す境界ボックスを複数方向の2次元画像データのそれぞれで求め、前記物体群の距離画像から求めた前記物体群の3次元情報に基づいて複数方向の境界ボックスにおける同一の認識対象物の境界ボックスを統合して2次元の代表画面にマップし、統合した境界ボックスにより前記認識対象物の位置または個数を求める物体自動計数装置と、
    を備えることを特徴とする物体認識装置。
  2. 請求項1に記載の物体認識装置において、
    前記物体自動計数装置は、前記境界ボックスを、奥行距離で規定される前記認識対象物の大きさと照らし合わせて、所定範囲外のものを、誤検出とした境界ボックスとし、除去する
    ことを特徴とする物体認識装置。
  3. 請求項1に記載の物体認識装置において、
    前記データ取得装置は、前記物体群の2次元画像データと距離画像を取得する際に、移動速度・撮影距離・撮影角度の少なくとも一つを算出し、算出値が許容範囲内であるか否かを判定し、許容範囲外の場合にアラート表示する
    ことを特徴とする物体認識装置。
  4. 請求項1に記載の物体認識装置において、
    前記データ取得装置は、静止を依頼するメッセージを所定時間表示した後に、前記物体群の2次元画像データと距離画像を取得する
    ことを特徴とする物体認識装置。
  5. 請求項1に記載の物体認識装置において、
    前記物体自動計数装置は、複数方向の境界ボックスを2次元の代表画面に統合し、
    前記データ取得装置は、前記代表画面上で、ユーザが未検出の境界ボックスを手動追加できるようにするとともに、複数方向のそれぞれの2次元画像データに手動追加した前記境界ボックスを表示する
    ことを特徴とする物体認識装置。
  6. 複数の認識対象物を含む物体群を複数方向から撮影して認識対象物の位置または個数を検出する物体認識方法であって、
    複数の認識対象物を含む物体群を複数方向から撮影した2次元画像データと前記物体群の距離画像を取得し、
    前記2次元画像データに基づいて認識対象物を検出した位置を示す境界ボックスを複数方向の2次元画像データのそれぞれで求め、
    前記物体群の距離画像から求めた前記物体群の3次元情報に基づいて複数方向の境界ボックスにおける同一の認識対象物の境界ボックスを統合して2次元の代表画面にマップし
    統合した境界ボックスにより前記認識対象物の位置または個数を求める
    ことを特徴とする物体認識方法。
  7. 請求項6に記載の物体認識方法において、さらに、
    記境界ボックスを、奥行距離で規定される前記認識対象物の大きさと照らし合わせて、所定範囲外のものを、誤検出とした境界ボックスとし、除去する
    ことを特徴とする物体認識方法。
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