JP7324824B2 - 情報処理装置、情報処理方法、記憶媒体及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、記憶媒体及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、車両のメンテナンスサービスに関連する情報処理技術に関する。
ユーザが所有する車両の整備を対応可能な販売店または整備工場を、修理内容、整備空き日程、整備費用及びオプション(付随サービス)情報と共に提示し、整備の予約を受け付ける車両整備支援システムがある(特許文献1)。
特開2013-162665号公報
ところで、車両についてのメンテナンス項目は多様に存在し、知識が豊富でないユーザにとって、実施すべきメンテナンス項目を見極めることは困難であり得る。従って、特許文献1のようなシステムにおいて、サービスの予約時にオプションとして実施可能なメンテナンス項目が多数提示されたとしても、ユーザが所望する項目を適切に選択できない可能性があった。
本発明の目的は、顧客に提案する車両のメンテナンス項目の好適な選択を実現することにある。
本発明によれば、
顧客に提案する車両のメンテナンス項目を選択する情報処理装置であって、
複数のメンテナンス項目の各々について、過去の実施頻度の情報を取得する第1の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得された前記過去の実施頻度の情報に基づいて、前記複数のメンテナンス項目の各々を提案することによる効果を評価する評価手段と、
前記評価手段による評価結果に基づいて、顧客に提案するメンテナンス項目を選択する選択手段と、を備える、
ことを特徴とする情報処理装置が提供される。
本発明によれば、顧客に提案する車両のメンテナンス項目を好適に選択することができる。
支援システムの概要図。 選択サーバ100の構成を例示したブロック図。 管理サーバ200の構成を例示したブロック図。 工数DB110で管理される工数情報を例示した図。 依頼DB210で管理される依頼情報を例示した図。 支援システムで使用される集計情報を例示した図。 実施形態1の選択サーバ100で実行される選択処理を例示したフローチャート。 実施形態1の選択処理で導出される評価値を例示した図。 粗利DB120で管理される粗利情報を例示した図。 実施形態2の選択サーバ100で実行される選択処理を例示したフローチャート。 実施形態2の選択処理で導出される評価値を例示した図。 実施形態5の選択サーバ100で実行される選択処理を例示したフローチャート。
[実施形態1]
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
以下に説明する一実施形態は、情報処理装置の一例としての、車両のメンテナンスサービスの予約時に、オプションとして受け付け可能とするメンテナンス項目を選択する選択サーバ本発明を適用した例を説明する。しかし、本発明は、車両のメンテナンスサービスの提供に係り実施を受け付けるメンテナンス項目を選択することが可能な任意の機器に適用可能である。
また、本明細書において車両の「メンテナンス」とは、車両の整備、点検、保守、修理、洗浄、部品交換等の、車両の維持管理に関連して行われる作業全般を指すものとして説明する。また車両のメンテナンスを提供するサービスを、「メンテナンスサービス」または単に「サービス」として言及する。顧客に対して提供されるメンテナンスサービスは、「依頼」として管理し、1回の提供ごとに1件としてカウントするものとする。
《支援システムの構成》
図1は、本実施形態に係るメンテナンスサービス提供の予約業務を支援する支援システムの構成を示した図である。図示されるように支援システムは、オンラインでのメンテナンスサービスの予約機能を提供する予約サーバ300と、提供が未完了(予約中)の依頼及び完了した依頼についての各種情報を管理する管理サーバ200と、サービス予約時に顧客に対して提案するメンテナンス項目を選択する選択サーバ100と、メンテナンスサービスを提供する販売店(ディーラー)や整備工場等の事業者側が使用する情報通信端末320、顧客が使用する情報通信端末330、及びこれらの機器を通信可能に接続するネットワーク310を含む。
予約サーバ300は、従前のメンテナンスサービスのオンライン予約用のサーバであってよく、顧客の情報通信端末330からのアクセス要求がなされた場合に、サービスの予約に関する情報(以下、予約用情報として言及)を当該情報通信端末330に送信し、予約に係る情報入力を受け付ける。予約用情報は、例えば情報通信端末330において実行されている予約用の専用アプリケーションの各種情報提示、あるいはブラウジングアプリケーションを介して表示される予約サイトの各種情報提示に用いられる。当該予約用情報は、例えば、予約可能なメンテナンスサービスの種類、及びサービスのオプションとして提案するメンテナンス項目の情報を含む。また、当該予約用情報は、例えば管理サーバ200から取得された販売店や整備工場等の予約状況の情報を含み得る。
本実施形態の支援システムでは、予約サーバ300は、情報通信端末330において入力された予約に関する情報(個人情報、車両情報、予約日程、入庫する店舗の情報、実施するオプションの情報等)を受信すると、入力された情報に基づいて、管理サーバ200が有するデータベースへの新規依頼に係るレコードの登録を行うものとする。
従って、予約サーバ300は、内蔵する記憶装置に、サービスのオプションとして提案するメンテナンス項目の情報を予め格納し、これをアクセス要求を受けた情報通信端末330に送信する機能、及び、予約成立に応じて管理サーバ200への情報登録の機能を具備するものであればよい。
選択サーバ100は、情報通信端末330に送信される予約用情報に含める、オプションとして提案するメンテナンス項目を選択するサーバである。詳細は後述するが、本実施形態の支援システムでは、事業者により実施可能な複数のメンテナンス項目のうちの一部が選択され、サービスの予約の段階でオプションとして顧客に提示される。従って、選択サーバ100は、複数のメンテナンス項目の評価を行い、当該評価の結果に基づいて選択したメンテナンス項目の情報を管理サーバ200に送信することで、予約用情報の内容を変更させることが可能である。
管理サーバ200は、提供が未完了の依頼及び完了した依頼についての情報管理を行うサーバである。管理サーバ200は、メンテナンスサービスの依頼ごとに各種情報を含んだ1件のレコードを管理する後述のデータベースを有している。各レコードは、例えば予約成立を契機として予約サーバ300から送信された登録要求に基づいて登録され、その後、事業者の情報通信端末320において入力された情報等に基づいて更新される。従って、管理サーバ200は、予約サーバ300だけでなく、事業者の情報通信端末320と通信接続可能に構成される。
なお、情報通信端末320及び330は、例えばPCやスマートフォン等の情報通信機能を具備する一般的な機器であってよい。またネットワーク310は、本実施形態の支援システムでは顧客の情報通信端末330と予約サーバ300との通信接続を実現するため、インターネット等の広域ネットワークであるものとして説明するが、メンテナンスサービスの提供側の装置(選択サーバ100、管理サーバ200、予約サーバ300、情報通信端末320)の少なくとも一部はLANで接続されるものであってもよい。
以下、本発明に係る、顧客に提案するメンテナンス項目を選択する情報処理方法の実現に関与するハードウェア構成について、さらに図を参照して説明する。なお、情報処理方法は、提供が完了した依頼におけるオプションの実施内容に基づいて、選択サーバ100がメンテナンス項目の評価及び選択を行うものであるため、本明細書ではこれらの処理に直接的に関与しない予約サーバ300、情報通信端末320及び330のハードウェア構成については説明を省略する。
〈選択サーバ100のハードウェア構成〉
まず、本実施形態の選択サーバ100のハードウェア構成について、図2のブロック図を参照して説明する。制御部101は、CPUに代表されるプロセッサであり、記憶装置102に記録されたプログラムをメモリ103に展開して実行することにより、各ブロックの動作制御及び後述の各種機能を実現する。記憶装置102は、ROMやHDD等の恒久的な情報記憶が可能な不揮発性の記憶装置である。ここで、制御部101が実行するプログラムは、CD-ROM等の記憶媒体を介して選択サーバ100の記憶装置102にインストールされてもよい。またメモリ103は、RAM等の揮発性の記憶装置であり、プログラムの展開領域や機能の作業領域としてだけでなく、各ブロックの動作により出力された情報を一時的に記録する格納領域としても用いられる。通信I/F104は、外部装置との情報通信を行うためのインタフェースであり、本実施形態ではネットワーク310を介して、管理サーバ200及び予約サーバ300との間で情報通信を行う。
記憶装置102は、制御部101により実行されるプログラムの他、サービスのオプションとして実施可能である複数のメンテナンス項目(評価対象のメンテナンス項目)の情報が記録される。本実施形態では、発明の理解を容易にすべく、メンテナンスサービスを提供する販売店及び整備工場(以下、これらを単に事業所として言及)はいずれも同一のメンテナンス項目を実施可能であるものとし、記憶装置102にはその全てのメンテナンス項目の情報が記録されているものとして説明する。
また記憶装置102は、各メンテナンス項目を評価するための情報を管理する工数DB110を含む。本実施形態の選択サーバ100では、例えば1件の依頼に係るサービス提供にあたり、その提供当日等に、予約されていなかったメンテナンス項目について発生し得る作業工数の情報を、工数DB110において管理する。工数DB110で各メンテナンス項目について管理される情報(工数情報)は、例えば図4に示されるように、各レコードが項目ID401、サービス区分402、案内工数403及び超過作業工数404を含んで構成される。
ここで、項目ID401は、各メンテナンス項目を一意に特定する識別情報であり、図の例では、室内消臭抗菌、エアコン洗浄、ガラス撥水等の作業内容の名称が用いられている。またサービス区分402は、メンテナンス項目がオプションに設けられるメンテナンスサービスの種別を示している。メンテナンスサービスの種別には、継続検査(所謂、車検)や12ヶ月定期点検といった法定点検に加え、(購入登録後)1ヶ月無料点検、6ヶ月無料点検、安心快適点検といった任意点検が含まれる。予約されていなかった場合に発生し得る作業工数は、メンテナンスサービスの種別ごとに異なるものとして設定され、本実施形態の工数DB110では同一のメンテナンス項目について、メンテナンスサービスの種別ごとに工数情報が管理される。
また本実施形態の工数情報は、作業工数として「案内工数」と「超過作業工数」の2種類を管理しており、これらの違いは以下の通りである。
各メンテナンス項目の「案内工数」は、例えば事業所の営業員によりメンテナンスサービスの実作業(メンテナンス作業)に先立って行われる、当該メンテナンス項目の作業内容、効果、料金等の説明といった案内業務に要する時間を指す。メンテナンス項目の案内業務は、予約の段階で用命を受けていた場合にはサービス提供当日には確認程度で済む。しかしながら、予約の段階で用命を受けていない場合には、顧客の実施希望の有無やメンテナンス項目に対する知識の有無が不明であるため、営業マニュアルに従った定型的な内容のオペレーションが必要となる。従って、各メンテナンス項目に係る工数情報の案内工数403には、当該メンテナンス項目が予約されていなかった場合に、予約されていた場合よりも案内業務のために多く発生する作業工数の平均値(単位、min(時間))が入力されている。換言すれば、各メンテナンス項目に係る案内工数403は、当該メンテナンス項目が予約されていなかった場合の案内業務の作業工数の平均値から、当該メンテナンス項目が予約されていた場合の案内業務(確認程度)の作業工数の平均値を減算した値となっている。また別の観点では、各メンテナンス項目に係る案内工数403は、当該メンテナンス項目を予約時に提案することで削減できる、サービス提供当日の案内業務の作業工数の平均値を示す。
各メンテナンス項目の「超過作業工数」は、サービス提供当日等に追加用命(未予約のメンテナンス項目の実施用命)を受けた場合に別途発生した実作業によって、メンテナンスサービスの標準作業時間から超過する作業時間(作業延長時間)を指す。従って、各メンテナンス項目に係る工数情報の超過作業工数404には、当該メンテナンス項目の追加用命を受けた場合に、その実作業のために標準作業時間から超過して発生する作業工数の平均値(単位、h(時間))が入力されている。
ここで、メンテナンスサービスの種別によって標準作業時間は異なるため、図4のレコード411及び412に示されるように、超過作業工数の大きさは種別間で変化し得る。レコード411及び412は、いずれも項目ID401が室内消臭抗菌のレコードであるが、サービス区分402が安心快適点検と車検である点で異なる。通常、車検には1日~3日の標準作業時間が設定されるが、安心快適点検には30分の標準作業時間が設定されるため、時間的余裕が多い前者に係るレコード412では超過作業工数404の値が0.07hであるのに対し、時間的余裕の少ない後者に係るレコード411では超過作業工数404の値が0.09hと大きくなっている。
〈管理サーバ200のハードウェア構成〉
次に、本実施形態の管理サーバ200のハードウェア構成について、図3のブロック図を参照して説明する。制御部201は、CPUに代表されるプロセッサであり、記憶装置202に記録されたプログラムをメモリ203に展開して実行することにより、各ブロックの動作制御及び後述の各種機能を実現する。記憶装置202は、ROMやHDD等の恒久的な情報記憶が可能な不揮発性の記憶装置である。またメモリ203は、RAM等の揮発性の記憶装置であり、プログラムの展開領域や機能の作業領域としてだけでなく、各ブロックの動作により出力された情報を一時的に記録する格納領域としても用いられる。通信I/F204は、外部装置との情報通信を行うためのインタフェースであり、本実施形態ではネットワーク310を介して、選択サーバ100、予約サーバ300、及び情報通信端末320との間で情報通信を行う。
記憶装置202は、制御部201により実行されるプログラムの他、提供が未完了の依頼及び完了した依頼のそれぞれについての情報を管理する依頼DB210を含む。依頼DB210で各依頼について管理される情報(依頼情報)は、例えば図5のレコード群520に示されるように、各レコードが依頼ID501、サービス区分502、提供日程503、事業所ID504、オプション情報505及び完了フラグ506を含んで構成される。
ここで、依頼ID501は、依頼を一意に特定する識別情報である。またサービス区分502は、依頼に対して提供するメンテナンスサービスの種別を示す情報であり、入力可能な値は、工数情報のサービス区分402と共通である。提供日程503は、依頼に係るサービスが提供される日付、顧客の車両の入庫時刻等を示す日程情報である。事業所ID504は、依頼に係るサービスを提供する事業所を示す情報であり、事業所を一意に特定する識別情報を含む。
オプション情報505は、依頼に係るサービスのオプションとして予約された、または追加用命を受けたメンテナンス項目を示す。より詳しくは、オプション情報505は、メンテナンスサービスの予約時に用命を受けたメンテナンス項目の項目IDを管理する予約済項目511と、サービス提供当日等、予約による一時確定以後に追加用命を受けて実施したメンテナンス項目の項目IDを管理する追加項目512とで構成される。
完了フラグ506は、依頼に係るサービスの提供が完了したか否かを示す情報であり、図5の例では論理型の情報が採用される。具体的には、完了フラグ506が、True(真)である場合には、依頼に係るサービスの提供が完了したことを示し、False(偽)である場合には、依頼に係るサービスの提供が未完了であることを示す。
《提案するメンテナンス項目の選択概要》
以下、本実施形態の選択サーバ100において行われる、顧客に提案するメンテナンス項目の選択の概要を説明する。
上述したように、実施可能なメンテナンス項目が複数存在する態様において、その全てをオプションとして予約時に提示すると、顧客が所望する項目を適切に選択できない可能性がある。例えば、多数のメンテナンス項目が列挙されることで、顧客が所望するメンテナンス項目を看過してしまう可能性や、いずれを選択すべきかを判断できないために、サービス提供当日まで実施するメンテナンス項目の決定を顧客が保留してしまう可能性がある。
この場合、事業者側の観点では、未選択のメンテナンス項目が多くなるために、サービス提供当日の案内工数が増大する、また、予定されていなかったメンテナンス項目の追加用命が多くなるために、超過作業工数の発生による実作業時間の延長だけでなく、ピット(作業場所)の調整等の突発的な業務が発生し得る等、事業所におけるオペレーションを効率化することが難しかった。
ここで、メンテナンスサービスは整備工場のピットを占有して実作業が行われるものであるため、予約で一時確定されたオプションを加味した作業内容に基づいて当日の実作業時間を導出し、これに基づいて整備工場のピットを確保したり、ピット間の作業工程を調整したりする運用がなされている。一方で、ピットの数は整備工場の規模に応じて限られるため、一時確定以後の追加用命により1件の依頼に係る実作業時間が延長した場合には、後続の他の依頼について代替のピットを確保できない可能性もあり、当該他の依頼の作業開始時間をずらす必要がある。また作業時間の延長は、作業員を長時間拘束する必要がある等、作業員に予定外の負担を強いる状況を招き得る。
また、顧客側の観点では、例えばサービス提供当日に、実施を希望しないメンテナンス項目についても事業所の営業員から案内を受けることになる、また、作業完了までの待ち時間が長くなる等、好適なサービス提供を受けることができない場合があった。結果、顧客満足度が低下し、事業所の業績悪化にも繋がり得る。
従って、本実施形態の選択サーバ100は、実施可能な複数のメンテナンス項目について、予約時に提案することによる業務効率性の向上効果を評価し、評価の高い上位の項目を顧客に提案するメンテナンス項目として選択する。
〈評価方法〉
本実施形態では、各メンテナンス項目を提案することによる業務効率性の向上効果を、案内工数を削減する効果(案内削減効果)と超過作業工数を削減する効果(超過削減効果)の2種類の効果について評価し、それぞれの効果が高い上位所定数のメンテナンス項目を、予約時に顧客に提案するメンテナンス項目として選択するものとする。
評価にあたり、選択サーバ100は、メンテナンス項目の実施状況を集計した集計情報を管理サーバ200から取得する。集計情報は、依頼DB210に管理されている依頼情報のうちの、所定の集計期間にサービス提供が完了した依頼に関する依頼情報を集計対象として得られる情報である。本実施形態では、メンテナンスサービスの種別ごとに、当該サービス提供時の各メンテナンス項目の実施頻度が集計される。
1つのメンテナンス項目に係る集計情報は、例えば図6のレコード群610の1レコードに示されるように、項目ID601、サービス区分602、実施件数603及び追加用命件数604を含んで構成される。
ここで、項目ID601は、メンテナンス項目を一意に特定する識別情報であり、サービス区分602は、メンテナンスサービスの種別を示す情報である。項目ID601とサービス区分602の組み合わせにより、例えば車検時に実施されたエアコン洗浄、安心快適点検時に実施された室内消臭抗菌等、メンテナンス項目をサービス種別ごとに細分化して特定することができる。以下、細分化されたメンテナンス項目を、単に細分メンテナンス項目として言及する。
実施件数603は、各細分メンテナンス項目が集計期間に実施された総数を示す。例えば、車検時に実施されたエアコン洗浄の実施件数は、集計対象の依頼情報のうち、サービス区分502が車検であり、かつ、予約済項目511及び追加項目512のいずれかにエアコン洗浄を含むレコードの総数が該当する。
追加用命件数604は、各細分メンテナンス項目が、集計期間に追加用命を受けて実施された総数を示す。例えば安心快適点検時に実施された室内消臭抗菌の追加用命件数は、集計対象の依頼情報のうち、サービス区分502が安心快適点検であり、かつ、追加項目512に室内消臭抗菌を含むレコードの総数が該当する。
従って、実施件数603と追加用命件数604は、前者が、追加用命であるか否かに依らず実施件数としてカウントするのに対し、後者が、予約時に用命を受けて実施した件数を含まず、予約による一時確定以後に追加用命を受けて実施した件数のみをカウントする点で異なる。
また前提として、評価対象とするメンテナンス項目は、実施可能な複数のメンテナンス項目のうちから過去の実施頻度(集計期間の実施件数)に基づいて抽出されるものとする。実施頻度の高さは顧客のニーズが高いことを示しており、上位の項目を抽出して評価対象とすることにより、用命に繋がりやすいメンテナンス項目の提案が実現される。また、顧客のニーズに適合して、提案するメンテナンス項目を選択することができる。
案内削減効果に係る評価値Eguideは、予約時のメンテナンス項目の提案による、サービス提供当日の案内工数の見込み削減量を評価するものであり、該メンテナンス項目に係る工数情報の案内工数403に対して、同メンテナンス項目に係る実施件数603を乗じることで導出される。
一方、超過削減効果に係る評価値Eoverの導出に先立ち、評価対象のメンテナンス項目の各々について、事前提案を行うことでサービス提供当日に突発的に発生する追加用命(以下、当日突発追加用命として言及する場合がある)をどの程度削減できるかを示す見込み削減数Nredが、選択サーバ100において導出される。本実施形態では、細分化されたメンテナンス項目それぞれの見込み削減数Nredは、該メンテナンス項目に係る集計情報の追加用命件数604に対して、所定の係数を乗じることにより導出されるものとする。係数は、1以下の数値であり、全メンテナンス項目について一律で設けられるものとして説明する。
このように導出された当日突発追加用命の見込み削減数Nredに基づいて、上記超過削減効果に係る評価値Eoverが導出される。超過削減効果に係る評価値Eoverは、予約時の項目ID401の提案による、サービス提供当日の超過作業工数の見込み削減量を評価するものであり、該メンテナンス項目に係る工数情報の超過作業工数404に対して、追加用命の見込み削減数Nredを乗じることで導出される。
従って、本実施形態の評価方法によれば、メンテナンス項目ごとの作業工数ベースで業務効率性を評価できるため、サービス提供者(営業員及び作業員)の負担をより軽減するメンテナンス項目を選択することができる。
《選択処理》
以下、本実施形態の選択サーバ100において、顧客に提案するメンテナンス項目の選択に係り実行される選択処理について、図7のフローチャートを参照して具体的な処理を説明する。該フローチャートに対応する処理は、制御部101が、例えば記憶装置102に記録されている対応する処理プログラムを読み出し、メモリ103に展開して実行することにより実現することができる。本選択処理は、予め定められた評価タイミングに至った場合に開始されるものとして説明する。本実施形態では評価タイミングは毎月末であり、当月内にサービスが提供された依頼における各メンテナンス項目の実施頻度に応じて評価が行われ、顧客に提案するメンテナンス項目の選択が行われる。
S701で、制御部101は、実施可能な複数のメンテナンス項目の各々について管理サーバ200から集計情報を取得する。具体的には制御部101は、集計情報の取得要求を通信I/F104に伝送して管理サーバ200に送信させ、当該要求に応じて返送された集計情報を取得する。
このとき、管理サーバ200の制御部201は、取得要求の受信に応じて依頼DB210に管理されている依頼情報について集計処理を実行して集計情報を構成して返送する。制御部201は、例えば依頼DB210に管理されている依頼情報のうちから、完了フラグ506が依頼に係るサービスの提供が完了したことを示し、かつ、提供日程503が集計期間の日時を示す依頼情報を集計対象として抽出する。例えば、選択処理が2020年6月末に実行される場合、図5に示した依頼情報のレコード群520のうちから、完了フラグ506が「True」であり、提供日程503が2020年6月の日付を示すレコード群530が、集計対象として抽出される。そして制御部201は、抽出したレコード群から各細分メンテナンス項目について、実施件数と追加用命件数を集計して図6のレコード群610で示される集計情報を構成し、選択サーバ100に送信する。
S702で、制御部101は、S701において取得した集計情報において実施件数が上位所定数の細分メンテナンス項目を、評価対象として抽出する。本実施形態では評価対象として抽出される項目数は25件とし、例えば図6に示した集計情報のレコード群610のうちから、実施件数603が多い順に上位25件のレコード群620が抽出される。そして、当該レコード群620のそれぞれで規定される細分メンテナンス項目が、評価対象に設定される。
S703で、制御部101は、S702において抽出した評価対象の細分メンテナンス項目のそれぞれについて、受信した集計情報の追加用命件数604に基づいて見込み削減数Nredを導出する。本実施形態では、追加用命件数604に係数0.9を乗じて得られた値の小数点以下を四捨五入することで見込み削減数Nredを導出するものとする。例えば、図6の評価対象のレコード621によれば、車検時のエアコン洗浄の見込み削減数Nredは、
見込み削減数Nred=99×0.9=89.1≒89
となる。
S704で、制御部101は、評価対象の細分メンテナンス項目のそれぞれについて、S703において導出した見込み削減数Nredと工数DB110で管理されている工数情報とに基づいて、案内削減効果に関する評価値Eguideと超過削減効果に関する評価値Eoverを導出する。より詳しくは、細分メンテナンス項目に係る案内工数に実施件数を乗じて得られた値の小数点以下を四捨五入することで、案内削減効果に関する評価値Eguideが導出される。また、細分メンテナンス項目に係る超過作業工数に見込み削減数Nredを乗じて得られた値の小数点以下を四捨五入することで、超過作業工数に見込み削減数Nredを乗じることで超過削減効果に関する評価値Eoverが導出される。
例えば、車検時のエアコン洗浄に係る工数情報を示す図4のレコード413では、案内工数403が0.5min、超過作業工数404が0hであり、車検時のエアコン洗浄に係る集計情報を示す図6のレコード621では、実施件数が986件であるため、当該細分メンテナンス項目に係る評価値はそれぞれ、
案内削減効果に関する評価値Eguide=0.5÷60×986=8.01≒8h
超過削減効果に関する評価値Eover=0.005×89=0.445≒0h
となる。図8に、図6の評価対象のレコード群620について導出した見込み削減数Nredと各評価値を含めた情報を例示する。図中のレコード801が、車検時のエアコン洗浄に対応する。
S705で、制御部101は、S704において導出した2種類の評価値に基づいて顧客に提案する細分メンテナンス項目を選択する。本実施形態では、2種類の評価値のそれぞれについて、評価値の高い順に上位5つの細分メンテナンス項目が選択される。このとき、両方の評価値について同一の細分メンテナンス項目が選択された場合には、それらをマージした最大数(10)より少ない数の細分メンテナンス項目が選択される。図8の例では、各評価値の行においてハッチングが付されたセルを含むレコード801~808の細分メンテナンス項目が、顧客に提案する細分メンテナンス項目として選択される。
S706で、制御部101は、S705において選択した細分メンテナンス項目の情報を通信I/F104に伝送し、情報更新要求とともに予約サーバ300に送信させる。当該情報更新要求を受信すると、予約サーバ300の制御部は記憶装置に記録されている予約用情報を更新する。これにより、本選択処理により選択された細分メンテナンス項目のみが、顧客のメンテナンスサービス予約の際にオプションとして提示される。なお、各細分メンテナンス項目は、メンテナンスサービスの種別を限定するものであるため、該当の種別のサービス予約時にのみ提示される制御が予約サーバ300では行われる。例えば車検に関する細分メンテナンス項目は、車検予約時のオプションとしてのみ提示されるよう制御される。
以上説明したように、本実施形態の情報処理装置は、車両の複数のメンテナンス項目の各々について、過去の実施頻度に基づいて当該項目の提案効果を評価し、その評価結果に基づいて選択されたメンテナンス項目が顧客に提案されることになるため、顧客満足度の高いメンテナンスサービスを提供することができる。即ち、提案効果の高いメンテナンス項目を数を限定して提案できるため、実施項目の選定に係る顧客負担を低減しつつ、用命に繋がりやすいメンテナンス項目を顧客に提案することができる。また結果として、提案された項目については顧客の要否が判断できるため、事業所の案内員の案内業務を減らしつつ、不要なメンテナンス項目の案内を受けなければならないといった顧客の負担を低減することができる。また、実施される可能性に基づいて提案すべきメンテナンス項目を抽出し、予約時に提案できるため、メンテナンス開始や終了までの想定外の待ち時間の発生を回避することが期待できる。さらに、業務効率性を向上させる観点で顧客に提案するメンテナンス項目を選択することができるため、結果、メンテナンスの実作業を行う作業員の負担緩和を実現できる。
なお、本実施形態では支援システムにおいて、選択サーバ100、管理サーバ200、予約サーバ300が通信接続された別個の装置であるものとして説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではない。これらの装置が実現する機能の一部または全部は、その機能を集約した1つの装置に統合されるものであってもよく、その分離態様は如何様であってもよい。また本実施形態では管理サーバ200が、提供が未完了の依頼と完了した依頼の両方の情報を管理するものとして説明するが、これらの情報は異なる装置に分離して管理されるものであってもよい。
また、本実施形態では、いずれの事業所においても同一のメンテナンス項目を実施可能であるものとして説明したが、事業所ごとに実施可能なメンテナンス項目が異なっていてもよい。この場合、事業所を指定して行われるサービス予約において、指定された事業所で実施不可能なメンテナンス項目は、オプションとして提示されないよう制御されればよい。あるいは、用命を受けられない旨の通知を、予約の時点で顧客に提示するよう制御されてもよい。
また、上記の選択処理は月末に実行され、当月のメンテナンス項目の実施頻度に基づいて提案効果の評価を行うものとして説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではない。選択処理の実行タイミングは任意であり、その際の実施頻度の集計期間も任意に選択可能であってよい。即ち、集計情報の構成は、選択サーバ100からの取得要求の送信を契機として実行されるものである必要はなく、管理サーバ200に独自に定められたタイミングに実行されるものであってもよい。この場合、管理サーバ200の制御部201は、取得要求を受信した際に、例えば受信以前の直近に構成した集計情報を返送してもよい。また集計期間は、上述した月の他に、週、四半期、年等、任意の長さに設定されるものであってよい。また本実施形態では、集計情報の構成を管理サーバ200が実行するものとして説明したが、本発明の実施はこれに限定されるものではなく、選択サーバ100を含む他の装置が実行するものであってもよい。
また、上記の選択処理では、集計情報に含まれる細分メンテナンス項目のうちの実施件数が上位所定数の項目を評価対象として抽出するものとして説明したが、これに限られるものではなく、例えば、所定の閾値を上回る実施件数の細分メンテナンス項目を評価対象として抽出してもよい。また、本実施形態では、予約時に実施の用命に繋がりやすいメンテナンス項目を選択すべく、実施件数に基づいて評価対象とする細分メンテナンス項目を抽出するものとして説明したが、評価対象の抽出は本発明の実施において必須の要素ではない。評価対象の抽出をせずとも、案内削減効果や超過削減効果の評価値に基づいて顧客に提案するメンテナンス項目を絞ることで、業務効率性の向上効果は得られる。即ち、提案効果の評価に基づいて選択された一部のメンテナンス項目を提案する態様では、少なくとも提案されたメンテナンス項目については予約時に顧客による要否の判断がなされたとみなすことができるため、サービス提供当日の当該メンテナンス項目に係る案内業務を省略する運用とすることで、業務効率性を向上させることができる。
また本実施形態の選択処理では、各細分メンテナンス項目の見込み削減数Nredの導出に一律の係数を用いるものとして説明したが、例えばメンテナンスサービスの種別やメンテナンス項目に応じて異ならせるものとしてもよい。また本実施形態では、制御部101が、集計情報の追加用命件数604に基づいて見込み削減数Nredを導出するものとして説明したが、見込み削減数Nredは、例えば管理サーバ200において導出されて選択サーバ100に提供されるものであってもよいし、事業所ごとに情報通信端末320において手動で設定されて選択サーバ100に提供されるものであってもよい。
[変形例1]
上述した実施形態では、月末に実行した選択処理において、当月内にサービスが提供された依頼に係る集計情報を取得して各細分メンテナンス項目の評価を行う態様を説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではない。メンテナンス項目の実施需要は、季節によって変化し得るものであるため、評価に用いる集計情報の取得にこれを反映させてもよい。具体的には、管理サーバ200において各月に係る集計情報を蓄積しておき、選択処理が、いずれの時期に提供されるメンテナンスサービスについて、事前提案する細分メンテナンス項目を選択するものであるかに応じて、取得する集計情報を異ならせる。例えば、6月に提供されるメンテナンスサービスに係るメンテナンス項目を選択する場合、制御部101は、昨年度の6月の集計情報を取得するように制御すればよい。
このようにすることで、過年度の同時期の実施頻度に基づいてメンテナンス項目の選択を行うことができる。即ち、予め定めた期間ごとに集計した集計情報を蓄積しておくことで、季節や気候等の時間的変化に起因する需要傾向に応じて、提案すべきメンテナンス項目を変化させることができる。
[変形例2]
上述した変形例1では、予め定められた期間ごとに集計した集計情報を蓄積し、顧客に提案するメンテナンス項目を、時間的変化に起因する需要傾向に応じて選択する態様について説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではない。例えば、車両が主に使用される地域の地形や気象傾向によっても、メンテナンス項目の実施需要は異なり得る。具体的には、坂道が多い地域ではエンジン負荷が高まるためにエンジン関係のメンテナンス項目の実施頻度が高い、平均気温が高い/低い地域ではエアコンの使用率が高くなるためにエアコン関係のメンテナンス項目の実施頻度が高い等の需要傾向が想定される。
このため、本変形例では事業所単位あるいは事業所の存在する地域単位で集計した集計情報を蓄積し、顧客に提案するメンテナンス項目の選択に用いる。これは、車両を主に使用する地域の事業者に顧客がメンテナンスサービスを依頼すると推定することができ、1つの事業所でメンテナンスサービスを提供した車両には、使用される地域の共通性が高いと考えられることに依る。
より詳しくは、集計情報は、依頼情報の事業所ID504を用い、事業所単位、あるいは事業所が設けられる地域単位で集計されて蓄積される。即ち、管理サーバ200において、予め定めた地理的範囲ごとに集計情報が構成されて蓄積される。そして、選択処理が、いずれの地域の事業所で提供されるメンテナンスサービスについて、事前提案する細分メンテナンス項目を選択するものであるかに応じて、取得する集計情報を異ならせる。例えば、地域Aで提供されるメンテナンスサービスに係るメンテナンス項目を選択する場合、制御部101は、地域Aに係る集計情報を取得するように制御すればよい。
このようにすることで、顧客がメンテナンスサービスの依頼を予定している事業所や地区単位で、提案すべきメンテナンス項目を選択することができるため、より地域性に順応したオプション提案が実現できる。換言すれば、顧客の車両が利用される地域や地形に起因する需要傾向に応じて、提案すべきメンテナンス項目を変化させることができる。
[変形例3]
上述した実施形態では、メンテナンス項目をサービス種別ごとに細分化した細分メンテナンス項目のそれぞれについて業務効率性に関する提案効果を評価し、評価値の高い上位所定数の細分メンテナンス項目を顧客に提案するものとして選択する態様について説明した。即ち、当該態様では提供可能な全種別のメンテナンスサービスの全メンテナンス項目を対象として、顧客に提案する所定数の細分メンテナンス項目を選択するため、一部の種別のメンテナンスサービスについて、メンテナンス項目が1つも選択されない可能性があった。例えば、図8の例では、顧客に提案するものとして選択された細分メンテナンス項目に係るレコード801~808は、サービス区分602が車検、12ヶ月定期点検、安心快適点検のものに限られている。従って、1ヶ月無料点検、6ヶ月無料点検にはいずれのメンテナンス項目も予約時に提案されず、サービス提供当日等の案内工数や超過作業工数が発生し得る。
このため、本変形例ではメンテナンスサービスの種別ごとに集計した集計情報を蓄積し、顧客に提案するメンテナンス項目の選択に用いる。即ち、集計情報は、依頼情報のサービス区分502が同一であるレコードを対象として集計されて管理サーバ200に蓄積される。そして、選択処理が、いずれの種別のメンテナンスサービスについて、事前提案するメンテナンス項目を選択するものであるかに応じて、取得する集計情報を異ならせる。結果、メンテナンスサービスの各種別について提案効果の評価値が高い所定数のメンテナンス項目の選択が担保されるため、サービス提供当日等の案内工数や超過作業工数を削減できる。
このようにすることで、メンテナンスサービスの種別ごとの需要傾向に応じて、提案すべきメンテナンス項目を変化させることができる。
[実施形態2]
上述した実施形態及び変形例では、業務効率性の向上効果を評価する態様について説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではない。本実施形態では、各メンテナンス項目を収益性の向上効果について評価し、その効果が高い上位所定数のメンテナンス項目を、予約時に顧客に提案するメンテナンス項目として選択する態様について説明する。なお、収益性の向上効果の評価にあたり取得される集計情報や、評価対象とするメンテナンス項目の抽出は、実施形態1と同様であるものとして説明を省略する。
本実施形態の選択サーバ100の記憶装置102は、工数DB110に代えて、図9に示されるような、例えば1件の依頼でメンテナンス項目が実施された場合に得られる収益の情報を管理する粗利DB120を含む。本実施形態では収益性の評価を、実施により得られる粗利額に基づいて行うため、粗利DB120で各メンテナンス項目について管理される情報(粗利情報)は、図9に示されるように、各レコードが項目ID901、サービス区分902、部品粗利額903及び工賃粗利額904を含んで構成される。ここで、項目ID901及びサービス区分902は、実施形態1で説明した工数情報の項目ID401及びサービス区分402と同様であるので、説明を省略する。
各メンテナンス項目の「部品粗利額」は、当該メンテナンス項目の実施にあたり追加で導入/使用する部品の粗利額を指し、例えば当該部品に係る顧客請求額から当該部品の仕入額を減算した値(単位、円)が入力される。また各メンテナンス項目の「工賃粗利額」は、当該メンテナンス項目の実施にあたり発生する実作業に対する工賃の粗利額を指し、例えば作業員の1時間あたりの工賃(レバレート)に当該メンテナンス項目の標準作業時間を乗じた値(単位、円)が入力される。ここで、部品粗利額903及び工賃粗利額904は、部品の仕入先や輸送費、レバレートによって変化し得るものであるため、複数の事業所の実績の平均値であるものとする。また図9に示されるように、工賃粗利額は全てのメンテナンス項目について発生するが、部品粗利額は追加の部品が用いられるメンテナンス項目にのみ発生する。
《評価方法》
本実施形態では、各メンテナンス項目を提案することによる収益性の向上効果を、部品粗利額を増加させる効果(部品粗利向上効果)と工賃粗利額を増加させる効果(工賃粗利向上効果)の2種類の効果について評価し、これらのうちの効果が高い上位所定数のメンテナンス項目を、予約時に顧客に提案するメンテナンス項目として選択するものとする。
収益性の向上効果に係る評価値の導出に先立ち、評価対象のメンテナンス項目の各々について、提案を行うことで、どの程度の用命増に繋がるかを示す見込み増加数Nincが、選択サーバ100において導出される。本実施形態では、細分メンテナンス項目それぞれの見込み増加数Nincは、該項目に係る集計情報の実施件数603に対して、所定の係数(用命増加率K)を乗じることにより導出されるものとする。用命増加率Kは、全メンテナンス項目について一律で設けられるものとして説明する。
このように導出された用命の見込み増加数Nincに基づいて、部品粗利向上効果と工賃粗利向上効果のそれぞれに係る評価値が導出される。部品粗利向上効果に係る評価値EgrossPは、提案したメンテナンス項目の用命を受けることにより予約段階で確保される部品粗利額を評価するものであり、該メンテナンス項目に係る粗利情報の部品粗利額903に対して見込み増加数Nincを乗じることで導出される。一方、工賃粗利向上効果に係る評価値EgrossCは、提案したメンテナンス項目の用命を受けることにより予約段階で確保される工賃粗利額を評価するものであり、該メンテナンス項目に係る粗利情報の工賃粗利額904に対して見込み増加数Nincを乗じることで導出される。
従って、本実施形態の評価方法によれば、メンテナンス項目ごとの粗利額ベースで収益性を評価できるため、事業所の増収に貢献しやすいメンテナンス項目を選択することができる。
《選択処理》
以下、本実施形態の選択サーバ100において、顧客に提案するメンテナンス項目の選択に係り実行される選択処理について、図10のフローチャートを参照して具体的な処理を説明する。該フローチャートに対応する処理は、制御部101が、例えば記憶装置102に記録されている対応する処理プログラムを読み出し、メモリ103に展開して実行することにより実現することができる。本選択処理は、予め定められた評価タイミングに至った場合に開始されるものとして説明する。本実施形態では評価タイミングは毎月末であり、当月内にサービスが提供された依頼における各メンテナンス項目の実施頻度に応じて評価が行われ、顧客に提案するメンテナンス項目の選択が行われる。なお、本実施形態の選択処理の説明において、実施形態1の選択処理と同様の処理を行うステップについては同一の参照番号を付して説明を省略し、以下では本実施形態に特有の処理を行うステップについてのみ説明する。
S702において評価対象とする細分メンテナンス項目を抽出すると、制御部101はS1001で、評価対象の細分メンテナンス項目のそれぞれについて、受信した集計情報の実施件数603に基づいて見込み増加数Nincを導出する。本実施形態では、実施件数603に用命増加率K=0.05を乗じて得られた値の小数点以下を四捨五入することで見込み増加数Nincを導出するものとする。例えば、図6の評価対象のレコード621によれば、車検時のエアコン洗浄の見込み増加数Ninc
見込み増加数Ninc=986×0.05=49.3
となる。
S1002で、制御部101は、評価対象の細分メンテナンス項目のそれぞれについて、S1001において導出した見込み増加数Nincと粗利DB120で管理されている粗利情報とに基づいて、部品粗利向上効果に関する評価値EgrossPと工賃粗利向上効果に関する評価値EgrossCを導出する。より詳しくは、細分メンテナンス項目に係る部品粗利額に見込み増加数Nincを乗じて得られた値の小数点以下を四捨五入することで、部品粗利向上効果に関する評価値EgrossPが導出される。また、細分メンテナンス項目に係る工賃粗利額に見込み増加数Nincを乗じて得られた値の小数点以下を四捨五入することで、工賃粗利向上効果に関する評価値EgrossCが導出される。
例えば、車検時のエアコン洗浄に係る粗利情報を示す図9のレコード911では、部品粗利額903が¥0、工賃粗利額904が¥1508であるため、当該細分メンテナンス項目に係る評価値はそれぞれ、
部品粗利向上効果に関する評価値EgrossP=0×49.3=0
工賃粗利向上効果に関する評価値EgrossC=1508×49.3=74344.4≒74344
となる。図11に、図6の評価対象のレコード群620について導出した見込み増加数Nincと各評価値を含めた情報を例示する。図中のレコード1106が、車検時のエアコン洗浄に対応する。
S1003で、制御部101は、S1002において導出した2種類の評価値に基づいて顧客に提案する細分メンテナンス項目を選択する。本実施形態では、2種類の評価値をまとめた上で、評価値の高い順に上位5つの細分メンテナンス項目が選択される。図11の例では、部品粗利向上効果に関する評価値EgrossP及び工賃粗利向上効果に関する評価値EgrossCの行においてハッチングが付されたセルを含むレコード1101~1105の細分メンテナンス項目が、顧客に提案する細分メンテナンス項目として選択される。
このようにすることで、収益性を向上させる観点で顧客に提案するメンテナンス項目を選択することができ、メンテナンスサービス事業の増収に繋げることができる。即ち、より収益性の高いメンテナンス項目を提案に含めることができ、当該メンテナンス項目の実施が用命される機会を増大させることができる。
[実施形態3]
上述した実施形態1と実施形態2では、各々異なる評価要素(業務効率性、収益性)について評価値を導出することで、顧客に提案するメンテナンス項目を選択する態様を説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではない。1つの態様において、これらの評価要素を複合的に用いて、顧客に提案するメンテナンス項目の選択が行われるものであってもよい。これにより、業務効率性を向上させる観点と収益性を向上させる観点の双方から顧客に提案するメンテナンス項目を選択することができるため、非効率な業務による顧客満足度の低下や実作業を行う作業員の負担増を緩和しつつ、メンテナンスサービス事業の増収に繋げることができる。
例えば、評価対象の細分メンテナンス項目のそれぞれについて、案内削減効果に関する評価値Eguideと、超過削減効果に関する評価値Eoverと、収益効果に関する評価値(部品粗利向上効果に関する評価値EgrossP及び工賃粗利向上効果に関する評価値EgrossC)とを用いて、各評価値の高い順に上位5つの細分メンテナンス項目を顧客に提案する細分メンテナンス項目として選択する場合、図8のレコード801~808及び図11のレコード1101~1105に対応する細分メンテナンス項目が選択される。このとき、図11のレコード1101~1105に対応する細分メンテナンス項目は、図8のレコード803、804、806~808に対応する細分メンテナンス項目と同一であるため、マージの結果、図8のレコード801~808に対応する細分メンテナンス項目が、顧客に提案する細分メンテナンス項目として選択される。
[実施形態4]
上述した実施形態及び変形例では、車両のメンテナンスサービスのオンライン予約時に、顧客の使用する情報通信端末330にオプションとして提案するメンテナンス項目を選択する態様を説明したが、本発明の実施はこれに限られるものではない。即ち、選択サーバ100で実行された選択処理により選択されたメンテナンス項目の情報は、オンライン予約時の提示用途に限られるものではなく、例えば事業者の営業員が対面や電話でメンテナンスサービス案内や予約応対をする際に提示されるものであってもよい。この場合、選択されたメンテナンス項目の情報は、事業者の使用する情報通信端末320に送信されて、営業員に提示される。あるいは、選択サーバ100の機能が、情報通信端末320に組み込まれ、営業員の操作により選択処理が行われ、選択された細分メンテナンス項目が提示されるものであってもよい。
またオプションの提案は、予約に応じた実施内容の一時確定以前に行われるものに限られるものではなく、例えばサービス提供当日の提案を含むものであってよい。この場合、例えば業務効率性を低減させにくいメンテナンス項目のうちの収益性が高いメンテナンス項目等が評価値に基づいて選択され、提案に用いられるものとしてもよい。
[実施形態5]
上述した実施形態及び変形例では、特に追加用命件数に基づいてメンテナンス項目の提案効果を評価し、顧客に提案するメンテナンス項目を選択する態様について説明した。一方で、このような選択を繰り返していくことで、追加用命件数が多かったメンテナンス項目が事前提案されるようになり、当該メンテナンス項目について追加用命を受ける回数は減少し得る。この場合、当該メンテナンス項目は次回の評価時に評価値が低く導出されることになるため、顧客に提案するメンテナンス項目から外れてしまい、業務効率性等の改善が見込めない状況を招き得る。本実施形態では、真に提案効果が高いメンテナンス項目が、顧客に提案するメンテナンス項目として継続的に選択されるよう、選択処理の内容を以下のように異ならせる。
《選択処理》
以下、本実施形態の選択サーバ100において、顧客に提案するメンテナンス項目の選択に係り実行される選択処理について、図12のフローチャートを参照して具体的な処理を説明する。該フローチャートに対応する処理は、制御部101が、例えば記憶装置102に記録されている対応する処理プログラムを読み出し、メモリ103に展開して実行することにより実現することができる。本選択処理は、例えば月末の評価タイミングに至った場合に開始されるものとして説明する。
なお、本実施形態の選択処理の説明において、実施形態1の選択処理と同様の処理を行うステップについては同一の参照番号を付して説明を省略し、以下では本実施形態に特有の処理を行うステップについてのみ説明する。また本実施形態の選択処理では、便宜上、業務効率性に関する評価値のうちの超過削減効果に関する評価値Eoverに基づいて顧客に提案する細分メンテナンス項目を選択する態様を例に説明するが、その他の評価値に基づいて細分メンテナンス項目を選択する態様にも適用可能であることは言うまでもない。
また選択処理は時期を変更して複数回実行されるものとし、1回の選択処理が実行された場合に、少なくとも選択した細分メンテナンス項目について導出した評価値Eoverの情報が、次回の選択処理まで記憶装置102等に格納されて保持されるものとする。以下では、当該1回の選択処理の実行時期を「第2の時期」、当該次回の選択処理の実行時期を「第1の時期」として言及するものとする。また、以下に説明する選択処理は、第1の時期に実行される選択処理であるものとし、選択サーバ100の記憶装置102には、先行する第2の時期に実行された選択処理において選択された5つの細分メンテナンス項目の評価値Eoverの情報が保持されているものとする。
S704において超過削減効果に関する評価値Eoverを評価すると、制御部101はS1201で、当該評価値に基づいて顧客に提案する細分メンテナンス項目を仮選択する。即ち、制御部101は、超過削減効果に関する評価値Eoverの高い順に上位5つの細分メンテナンス項目を仮選択する。
S1202で、制御部101は、第2の時期に係り選択(実際に、予約用情報に反映するメンテナンス項目の選択。以下、本選択として言及)した5つの細分メンテナンス項目の評価値Eoverの情報を記憶装置102から取得し、第1の時期に係る評価値Eoverの閾値を導出する。閾値は、第2の時期に係り本選択した5つの細分メンテナンス項目の評価値Eoverのうちの最小値に基づいて決定される。例えば、第2の時期に係り本選択した上位5つの細分メンテナンス項目が、図8のレコード802、803、805~807に対応する場合、このうちの超過削減効果に関する評価値Eoverの最小値「4」(レコード807)に基づいて、閾値は「3」に設定される。
S1203で、制御部101は、S1201において仮選択した5つの細分メンテナンス項目に、第2の時期に係り本選択した5つの細分メンテナンス項目に含まれない細分メンテナンス項目(以下、対象項目として言及)が存在するか否かを判断する。制御部101は、対象項目が存在すると判断した場合に処理をS1204に移し、存在しないと判断した場合に処理をS1207に移す。
S1204で、制御部101は、S704で導出した超過削減効果に関する評価値Eoverが閾値を上回っている対象項目が存在するか否かを判断する。制御部101は、閾値を上回る評価値Eoverの対象項目が存在すると判断した場合は処理をS1205に移し、存在しないと判断した場合は処理をS1206に移す。
S1205で、制御部101は、閾値を上回る評価値Eoverの対象項目を含めて第1の時期に係る5つの細分メンテナンス項目を本選択する。具体的には制御部101は、第2の時期に係り本選択した5つの細分メンテナンス項目のうちの、評価値Eoverが小さいものから、閾値を上回る評価値Eoverの対象項目の数の細分メンテナンス項目を削除する。そして、制御部101は、これに閾値を上回る評価値Eoverの対象項目を加えた5つの細分メンテナンス項目を、第1の時期に係る5つの細分メンテナンス項目として本選択する。
一方、S1204において閾値を上回る評価値Eoverの対象項目が存在しないと判断した場合、制御部101はS1206で、第2の時期に係り本選択した5つの細分メンテナンス項目を、第1の時期に係る5つの細分メンテナンス項目として本選択する。即ち、第2の時期に係り本選択した細分メンテナンス項目が、引き続き顧客への提案に用いられるものとして保持される。
またS1203において対象項目が存在しないと判断した場合、制御部101はS1207で、S1201において仮選択した5つの細分メンテナンス項目を、第1の時期に係る5つの細分メンテナンス項目として本選択する。
このようにすることで、提案効果を時期を異ならせて順次評価する態様において、提案されるメンテナンス項目の頻繁な入れ替わりを低減し、真に提案効果の高いメンテナンス項目を選択することができる。
なお、本実施形態では第2の時期が、第1の時期に先行する直近の選択処理の実行タイミングを指すものとして説明したが、第2の時期は、例えば変形例1に示した前年度の同時期等のように、評価方法に応じて直近以外の選択処理の実行タイミングを指すものであってもよい。
また、第1の時期に係る評価値の閾値が、第2の時期に係り本選択した5つの細分メンテナンス項目の評価値のうちの最小値であるものとして説明したが、当該閾値は、第2の時期に係り本選択した5つの細分メンテナンス項目の評価値のうちの中央値、あるいはこれら評価値の平均値等が採用されるものであってよい。また、閾値は、選択処理が実行されるたびに導出されるものである必要はなく、例えば、初めて選択処理が実行した際に本選択した5つの細分メンテナンス項目の評価値に基づいて決定した後はこれを継続して使用するものとしてもよい。あるいは、閾値は、本選択された細分メンテナンス項目の評価値に基づいて決定されるものではなく、事業所等において設定された値を採用するものであってもよい。
[実施形態6]
上述した実施形態では、選択サーバ100が選択処理を実行するものとして説明したが、選択処理は、事業者が使用する情報通信端末320において実行されるものであってもよい。この場合、情報通信端末320が内蔵する不図示のCPUが、HDD等の記憶装置に記録された選択処理のプログラムをRAM等に展開することにより、選択処理が実行される。ここで、CPUが実行する選択処理のプログラムは、CD-ROM等の記憶媒体を介して情報通信端末320の記憶装置にインストールされるものであってもよい。
以上、複数の実施形態及び変形例に分けて本発明を説明したが、これらの実施形態及び変形例の構成は組み合わせて適用されるものであってよい。また提案効果を評価する際に用いられる評価要素は、上述した業務効率性や収益性以外の他の評価要素を含むものであってもよい。
<実施形態のまとめ>
上記実施形態は、少なくとも以下の情報処理装置、情報処理方法、記憶装置及びプログラムを開示する。
1.上記実施形態の情報処理装置は、
顧客に提案する車両のメンテナンス項目を選択する情報処理装置であって、
複数のメンテナンス項目の各々について、過去の実施頻度の情報を取得する第1の取得手段(S701)と、
前記第1の取得手段により取得された前記過去の実施頻度の情報に基づいて、前記複数のメンテナンス項目の各々を提案することによる効果を評価する評価手段(S704)と、
前記評価手段による評価結果に基づいて、顧客に提案するメンテナンス項目を選択する選択手段(S705)と、を備える。
この実施形態によれば、車両の複数のメンテナンス項目の各々について、過去の実施頻度に基づいて当該項目の提案効果を評価し、その評価結果に基づいて選択されたメンテナンス項目が顧客に提案されることになるため、顧客満足度の高いメンテナンスサービスを提供することができる。即ち、実施される可能性に基づいて提案すべきメンテナンス項目を抽出できるため、例えば不要なメンテナンス項目の提案による顧客満足度の低下を回避することができる。
2.上記実施形態では、
前記評価手段は、前記過去の実施頻度が上位のメンテナンス項目を評価対象とする。
この実施形態によれば、評価対象を実施頻度の高いメンテナンス項目に限定することができるため、より顧客のニーズに適合したメンテナンス項目を提案することができる。
3.上記実施形態では、
前記評価手段は、業務効率性に関する評価要素について評価値を導出することで、前記提案することによる効果を評価する。
この実施形態によれば、業務効率性を向上させる観点で顧客に提案するメンテナンス項目を選択することができ、結果、非効率な業務による顧客満足度の低下やメンテナンスを実施する作業員の負担増を回避できる。
4.上記実施形態では、
前記評価手段は、収益性に関する評価要素について評価値を導出することで、前記提案することによる効果を評価する。
この実施形態によれば、収益性を向上させる観点で顧客に提案するメンテナンス項目を選択することができ、メンテナンスサービス事業の増収に繋げることができる。
5.上記実施形態では、
前記評価手段は、業務効率性に関する評価要素及び収益性に関する評価要素について評価値を導出することで、前記提案することによる効果を評価する。
この実施形態によれば、業務効率性を向上させる観点と収益性を向上させる観点の双方から顧客に提案するメンテナンス項目を選択することができるため、非効率な業務による顧客満足度の低下やメンテナンスを実施する作業員の負担増を回避しつつ、メンテナンスサービス事業の増収に繋げることができる。
6.上記実施形態では、
前記選択手段により選択されたメンテナンス項目は、実施するメンテナンス項目の一時確定に先立って提案されるものであり、
前記過去の実施頻度の情報は、前記一時確定以後の追加用命により実施された件数の情報を含み、
前記評価手段は、前記一時確定以後の追加用命により実施された件数に基づいて、提案することによる前記一時確定以後の追加用命の見込み削減数を導出し、当該見込み削減数に基づいて前記業務効率性に関する評価値を導出する。
この実施形態によれば、例えばサービス提供当日等に生じ得る追加用命が、提案を行うことでどの程度削減できるかを過去の実施頻度に基づいて導出するため、顧客のニーズを反映した上で業務効率性を向上させるメンテナンス項目を提案でき、結果、追加用命による未想定の業務負担の発生を低減することができる。
7.上記実施形態では、
前記選択手段により選択されたメンテナンス項目は、実施するメンテナンス項目の一時確定に先立って提案されるものであり、
前記情報処理装置は、前記複数のメンテナンス項目の各々について、提案することによる前記一時確定以後の追加用命の見込み削減数の情報を取得する第2の取得手段(S703)をさらに備え、
前記評価手段は、前記第2の取得手段により取得された前記一時確定以後の追加用命の見込み削減数に基づいて前記業務効率性に関する評価値を導出する。
この実施形態によれば、例えばサービス提供当日等に生じ得る追加用命が、提案を行うことでどの程度削減できるかの予測に基づいて、業務効率性を向上させるメンテナンス項目を提案でき、結果、追加用命による未想定の業務負担の発生を低減することが。
8.上記実施形態では、
前記選択手段により選択されたメンテナンス項目は、実施するメンテナンス項目の一時確定に先立って提案されるものであり、
前記過去の実施頻度の情報は、各メンテナンス項目の実施件数の情報を含み、
前記評価手段は、前記実施件数に基づいて前記業務効率性に関する評価値を導出する。
この実施形態によれば、顧客のニーズを反映した上で業務効率性を向上させるメンテナンス項目を提案でき、結果、業務負担の低減を実現しやすくできる。
9.上記実施形態では、
前記業務効率性に関する評価値は、メンテナンス項目を提案することにより、前記一時確定以後に当該メンテナンス項目について発生し得る作業工数の見込み削減量である。
この実施形態によれば、メンテナンス項目ごとの作業工数ベースで業務効率性を評価できるため、サービス提供者の負担をより軽減するメンテナンス項目を選択することができる。
10.上記実施形態では、
前記一時確定以後にメンテナンス項目について発生し得る作業工数とは、当該メンテナンス項目に関する案内業務に要する時間、及び当該メンテナンス項目の実施による作業延長時間の少なくともいずれかを含む。
この実施形態によれば、提案を行わなかった場合にメンテナンス項目を顧客に案内する業務に要する時間と、提案を行わずに追加用命を受けた場合の作業延長時間とに基づいて提案効果を評価できるため、より業務効率性の高いメンテナンス項目の提案が実現できる。また結果として、メンテナンス項目の案内を要否に関わらず受けなければならない顧客の負担を低減しつつ、メンテナンス開始や終了までの想定外の待ち時間の発生を回避することができる。
11.上記実施形態では、
前記複数のメンテナンス項目の各々について、実施により発生する利益の情報を取得する第3の取得手段をさらに有し、
前記評価手段は、前記過去の実施頻度の情報と前記第3の取得手段により取得された前記実施により発生する利益の情報とに基づいて前記収益性に関する評価値を導出し、当該評価値に基づいて前記提案することによる効果を評価する。
この実施形態によれば、より収益性の高いメンテナンス項目を提案に含めることができる。
12.上記実施形態では、
前記収益性に関する評価値は、メンテナンス項目が実施されることにより見込まれる粗利額である。
この実施形態によれば、粗利の高いメンテナンス項目の実施が用命される機会を増大させることができる。
13.上記実施形態では、
前記選択手段は、前記評価手段により導出された評価値が高い順に、上位所定数のメンテナンス項目を選択する。
この実施形態によれば、提案効果の高いメンテナンス項目を数を限定して提案できるため、実施項目の選定に係る顧客負担を低減しつつ、用命に繋がりやすいメンテナンス項目を顧客に提案することができる。
14.上記実施形態では、
前記選択手段によるメンテナンス項目の選択は、時期を変更して複数回行われるものであり、
前記情報処理装置は、前記選択手段による第1の時期の選択に対して、当該第1の時期よりも前の第2の時期に選択された前記上位所定数のメンテナンス項目の評価値に基づいて閾値を設定する設定手段(S1202)をさらに備え、
前記選択手段は、前記第1の時期の前記上位所定数のメンテナンス項目に、前記第2の時期において選択していないメンテナンス項目が含まれる場合に、
当該メンテナンス項目の評価値が前記閾値を上回るのであれば、当該メンテナンス項目を含めた前記上位所定数のメンテナンス項目を選択し、
当該メンテナンス項目の評価値が前記閾値を上回らないのであれば、前記第2の時期において選択した前記上位所定数のメンテナンス項目を選択する。
この実施形態によれば、提案効果を時期を異ならせて順次評価する態様において、提案されるメンテナンス項目の頻繁な入れ替わりを低減し、真に提案効果の高いメンテナンス項目を選択することができる。
15.上記実施形態では、
前記過去の実施頻度の情報は、予め定めた期間ごとの、各メンテナンス項目の実施件数を示す。
この実施形態によれば、季節や気候等の変化に起因する需要傾向に応じて、提案すべきメンテナンス項目を変化させることができる。
16.上記実施形態では、
前記過去の実施頻度の情報は、予め定めた地理的範囲ごとに、各メンテナンス項目の実施件数を示す。
この実施形態によれば、顧客の車両が利用される地域や地形に起因する需要傾向に応じて、提案すべきメンテナンス項目を変化させることができる。
17.上記実施形態では、
前記複数のメンテナンス項目は、所定のメンテナンスサービスのオプションとして実施されるものであり、
前記過去の実施頻度の情報は、メンテナンスサービスの種別ごとに、各メンテナンス項目の実施件数を示す。
この実施形態によれば、メンテナンスサービスの種別ごとの需要傾向に応じて、提案すべきメンテナンス項目を変化させることができる。
18.上記実施形態の情報処理方法は、
顧客に提案する車両のメンテナンス項目を選択する情報処理方法であって、
情報処理装置が、
複数のメンテナンス項目の各々について、過去の実施頻度の情報を取得する取得工程(S701)と、
前記取得工程において取得された前記過去の実施頻度の情報に基づいて、前記複数のメンテナンス項目の各々を提案することによる効果を評価する評価工程(S704)と、
前記評価工程における評価結果に基づいて、顧客に提案するメンテナンス項目を選択する選択工程(S705)と、を備える。
この実施形態によれば、車両の複数のメンテナンス項目の各々について、過去の実施頻度に基づいて当該項目の提案効果を評価し、その評価結果に基づいて選択されたメンテナンス項目が顧客に提案されることになるため、顧客満足度の高いメンテナンスサービスを提供することができる。即ち、実施される可能性に基づいて提案すべきメンテナンス項目を抽出できるため、例えば不要なメンテナンス項目の提案による顧客満足度の低下を回避することができる。
19.上記実施形態の記憶媒体は、
顧客に提案する車両のメンテナンス項目を選択するコンピュータに、
複数のメンテナンス項目の各々について、過去の実施頻度の情報を取得する第1の取得処理(S701)と、
前記第1の取得処理において取得された前記過去の実施頻度の情報に基づいて、前記複数のメンテナンス項目の各々を提案することによる効果を評価する評価処理(S704)と、
前記評価処理における評価結果に基づいて、顧客に提案するメンテナンス項目を選択する選択処理(S705)と、
を実行させるためのプログラムを記憶する。
この実施形態によれば、車両の複数のメンテナンス項目の各々について、過去の実施頻度に基づいて当該項目の提案効果を評価し、その評価結果に基づいて選択されたメンテナンス項目が顧客に提案されることになるため、顧客満足度の高いメンテナンスサービスを提供することができる。即ち、実施される可能性に基づいて提案すべきメンテナンス項目を抽出できるため、例えば不要なメンテナンス項目の提案による顧客満足度の低下を回避することができる。
20.上記実施形態のプログラムは、
顧客に提案する車両のメンテナンス項目を選択するコンピュータに、
複数のメンテナンス項目の各々について、過去の実施頻度の情報を取得する第1の取得処理(S701)と、
前記第1の取得処理において取得された前記過去の実施頻度の情報に基づいて、前記複数のメンテナンス項目の各々を提案することによる効果を評価する評価処理(S704)と、
前記評価処理における評価結果に基づいて、顧客に提案するメンテナンス項目を選択する選択処理(S705)と、
を実行させる。
この実施形態によれば、車両の複数のメンテナンス項目の各々について、過去の実施頻度に基づいて当該項目の提案効果を評価し、その評価結果に基づいて選択されたメンテナンス項目が顧客に提案されることになるため、顧客満足度の高いメンテナンスサービスを提供することができる。即ち、実施される可能性に基づいて提案すべきメンテナンス項目を抽出できるため、例えば不要なメンテナンス項目の提案による顧客満足度の低下を回避することができる。
以上、発明の実施形態について説明したが、発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
100:選択サーバ、101:制御部、104:通信I/F、110:工数DB、120:粗利DB、210:依頼DB

Claims (20)

  1. 顧客に提案する車両のメンテナンス項目を選択する情報処理装置であって、
    複数のメンテナンス項目の各々について、過去の実施頻度の情報を取得する第1の取得手段と、
    前記第1の取得手段により取得された前記過去の実施頻度の情報に基づいて、前記複数のメンテナンス項目の各々を提案することによる効果を評価する評価手段と、
    前記評価手段による評価結果に基づいて、顧客に提案するメンテナンス項目を選択する選択手段と、を備える、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記評価手段は、前記過去の実施頻度が上位のメンテナンス項目を評価対象とする、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報処理装置であって、
    前記評価手段は、業務効率性に関する評価要素について評価値を導出することで、前記提案することによる効果を評価する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1または2に記載の情報処理装置であって、
    前記評価手段は、収益性に関する評価要素について評価値を導出することで、前記提案することによる効果を評価する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1または2に記載の情報処理装置であって、
    前記評価手段は、業務効率性に関する評価要素及び収益性に関する評価要素について評価値を導出することで、前記提案することによる効果を評価する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項3または5に記載の情報処理装置であって、
    前記選択手段により選択されたメンテナンス項目は、実施するメンテナンス項目の一時確定に先立って提案されるものであり、
    前記過去の実施頻度の情報は、前記一時確定以後の追加用命により実施された件数の情報を含み、
    前記評価手段は、前記一時確定以後の追加用命により実施された件数に基づいて、提案することによる前記一時確定以後の追加用命の見込み削減数を導出し、当該見込み削減数に基づいて前記業務効率性に関する評価値を導出する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項3または5に記載の情報処理装置であって、
    前記選択手段により選択されたメンテナンス項目は、実施するメンテナンス項目の一時確定に先立って提案されるものであり、
    前記情報処理装置は、前記複数のメンテナンス項目の各々について、提案することによる前記一時確定以後の追加用命の見込み削減数の情報を取得する第2の取得手段をさらに備え、
    前記評価手段は、前記第2の取得手段により取得された前記一時確定以後の追加用命の見込み削減数に基づいて前記業務効率性に関する評価値を導出する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項3、5乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    前記選択手段により選択されたメンテナンス項目は、実施するメンテナンス項目の一時確定に先立って提案されるものであり、
    前記過去の実施頻度の情報は、各メンテナンス項目の実施件数の情報を含み、
    前記評価手段は、前記実施件数に基づいて前記業務効率性に関する評価値を導出する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  9. 請求項6乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    前記業務効率性に関する評価値は、メンテナンス項目を提案することにより、前記一時確定以後に当該メンテナンス項目について発生し得る作業工数の見込み削減量である、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項9に記載の情報処理装置であって、
    前記一時確定以後にメンテナンス項目について発生し得る作業工数とは、当該メンテナンス項目に関する案内業務に要する時間、及び当該メンテナンス項目の実施による作業延長時間の少なくともいずれかを含む、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  11. 請求項4または5に記載の情報処理装置であって、
    前記複数のメンテナンス項目の各々について、実施により発生する利益の情報を取得する第3の取得手段をさらに有し、
    前記評価手段は、前記過去の実施頻度の情報と前記第3の取得手段により取得された前記実施により発生する利益の情報とに基づいて前記収益性に関する評価値を導出し、当該評価値に基づいて前記提案することによる効果を評価する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  12. 請求項11に記載の情報処理装置であって、
    前記収益性に関する評価値は、メンテナンス項目が実施されることにより見込まれる粗利額である、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  13. 請求項3乃至12のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    前記選択手段は、前記評価手段により導出された評価値が高い順に、上位所定数のメンテナンス項目を選択する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  14. 請求項13に記載の情報処理装置であって、
    前記選択手段によるメンテナンス項目の選択は、時期を変更して複数回行われるものであり、
    前記情報処理装置は、前記選択手段による第1の時期の選択に対して、当該第1の時期よりも前の第2の時期に選択された前記上位所定数のメンテナンス項目の評価値に基づいて閾値を設定する設定手段をさらに備え、
    前記選択手段は、前記第1の時期の前記上位所定数のメンテナンス項目に、前記第2の時期において選択していないメンテナンス項目が含まれる場合に、
    当該メンテナンス項目の評価値が前記閾値を上回るのであれば、当該メンテナンス項目を含めた前記上位所定数のメンテナンス項目を選択し、
    当該メンテナンス項目の評価値が前記閾値を上回らないのであれば、前記第2の時期において選択した前記上位所定数のメンテナンス項目を選択する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    前記過去の実施頻度の情報は、予め定めた期間ごとの、各メンテナンス項目の実施件数を示す、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    前記過去の実施頻度の情報は、予め定めた地理的範囲ごとに、各メンテナンス項目の実施件数を示す
    ことを特徴とする情報処理装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    前記複数のメンテナンス項目は、所定のメンテナンスサービスのオプションとして実施されるものであり、
    前記過去の実施頻度の情報は、メンテナンスサービスの種別ごとに、各メンテナンス項目の実施件数を示す
    ことを特徴とする情報処理装置。
  18. 顧客に提案する車両のメンテナンス項目を選択する情報処理方法であって、
    情報処理装置が、
    複数のメンテナンス項目の各々について、過去の実施頻度の情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された前記過去の実施頻度の情報に基づいて、前記複数のメンテナンス項目の各々を提案することによる効果を評価する評価工程と、
    前記評価工程における評価結果に基づいて、顧客に提案するメンテナンス項目を選択する選択工程と、を備える、
    ことを特徴とする情報処理方法。
  19. 顧客に提案する車両のメンテナンス項目を選択するコンピュータに、
    複数のメンテナンス項目の各々について、過去の実施頻度の情報を取得する第1の取得処理と、
    前記第1の取得処理において取得された前記過去の実施頻度の情報に基づいて、前記複数のメンテナンス項目の各々を提案することによる効果を評価する評価処理と、
    前記評価処理における評価結果に基づいて、顧客に提案するメンテナンス項目を選択する選択処理と、
    を実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体。
  20. 顧客に提案する車両のメンテナンス項目を選択するコンピュータに、
    複数のメンテナンス項目の各々について、過去の実施頻度の情報を取得する第1の取得処理と、
    前記第1の取得処理において取得された前記過去の実施頻度の情報に基づいて、前記複数のメンテナンス項目の各々を提案することによる効果を評価する評価処理と、
    前記評価処理における評価結果に基づいて、顧客に提案するメンテナンス項目を選択する選択処理と、
    を実行させるためのプログラム。
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