JP7323953B1 - 膜ろ過装置及び中空糸膜の洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
Description
中空糸膜の使用例のひとつとしては、原水に圧力をかけることで中空糸膜の外側から内側に向かって原水を透過させる方法がある。原水が中空糸膜を透過すると、原水に含まれていた懸濁物質が中空糸膜の外側に付着するとともに中空糸膜の内側にはろ過された透過水が流出し、濁りのない水を得ることができる。
そして、前記洗浄部87・87…は、前記上端固定部85を上下方向に貫通する1又は複数のノズルからなるとともにノズルには図示しない洗浄水噴出孔を有する。また、前記濃縮水出口83は前記容器80の側壁の上部に設けられるとともに、前記噴出孔は濃縮水出口83の上縁と下縁との間の高さに位置するように構成されている。
複数の膜洗浄噴出孔971・971…から噴射される噴射流により、中空糸膜951・951…の外面を上下各部にわたって洗浄することができるとされている。
さらに、洗浄ノズル97は、上端側である中空糸膜951・951…の根本部分側の方が膜洗浄噴出孔971・971…の個数が多くなるようにすることもできる。これにより、詰まり易い中空糸膜951・951…の根本部分を集中的に洗浄することができるとされている。
しかし、中空糸膜の中間部や下端部近傍は洗浄液が衝突しないため、これらの部分に付着した懸濁物質の除去には、従来の気泡を用いたバブリング洗浄や透過水を逆流させる逆洗浄を併用しなければならない。この場合、設備が複雑になるだけでなく洗浄時間も増大してろ過の恋率が悪化する。また、洗浄液によって中空糸膜から剥離した懸濁物質は、その一部が排出されずに容器内に落下して堆積することがある。落下して堆積した懸濁物質は中空糸膜の下端を覆ってろ過効率を低下させるため、巻き上げて濃縮水出口から排出しなければならない。この場合、やはりバブリング洗浄や逆洗浄が必要になる。
しかし、容器下方から突出する洗浄ノズルでは、長手方向に並列して設けられた膜洗浄噴出孔ごとに噴射流の流速が異なると考えられる。すなわち、下端側の膜洗浄噴出孔からの噴射流はポンプに近い部分であるため圧力損失が低く流速の早い噴射流が発生する。ところが、下端側の膜洗浄噴出孔から上端側の膜洗浄噴出孔にわたって噴射流が噴射すると、下端側から上端側にかけて洗浄ノズル内の圧力は順次減少していく。そのため、上端側の膜洗浄噴出孔になるほど圧力損失が大きくなり流速の遅い噴射流となってしまう。
また、複数本の洗浄ノズルを設け、膜洗浄噴出孔の設置高さが各洗浄ノズルにより異なる構成とした場合であっても、ポンプから流入する浴用水はひとつの配管から分配することになるため、洗浄ノズルを増やすほど圧力損失が大きくなり、全体的な流速が低下してしまう。
本発明の膜ろ過装置は、原水をろ過するための中空糸膜が容器内に配置され、前記容器内の原水を、前記中空糸膜を透過した透過水と、前記中空糸膜を透過することなく懸濁物質の濃度が上昇した濃縮水とに分離することができる装置である。なお、中空糸膜の容器内への配置方向は上下方向だけでなく左右方向等その他の方向でも配置可能であり、配置の方向は特に限定されない。また、中空糸膜は複数本束ねて用いる場合の他、複数本並列して用いる場合や1本のみ用いる場合であっても採用可能であり、本数は限定されない。
そこで、発生した濃縮水を濃縮水排出部から所定の流量で排出することにより、処理部内の圧力を一定に保持するとともに、原水を処理部内に流入しやすくして新しい原水が中空糸膜に接触するようにしている。また、濃縮水排出部は洗浄手段によって除去された懸濁物質を容器の外部に排出する役割も担っている。詳述すると、前記洗浄手段による洗浄中において、前記中空糸膜から除去された懸濁物質と、前記容器内に堆積した懸濁物質であって前記洗浄手段により巻き上げられた懸濁物質とが、前記原水供給部から流入し前記濃縮水排出部から排出する原水の流れに乗って排出される。
これにより、中空糸膜全体の洗浄にかかる時間や洗浄に用いる流体の量または流体を噴出するためのエネルギーを節約することができる。
前記洗浄手段は、前記中空糸膜における前記固定端近傍と、固定端とは反対側の他端近傍と、固定端と前記他端との間の部分とを少なくとも洗浄可能とするように構成することもできる。
これにより、中空糸膜全体の洗浄にかかる時間や洗浄に用いる流体の量または流体を噴出するためのエネルギーをより節約することができる。
そして、固定端近傍に空気を噴出する洗浄ノズルが最も長時間または最も速い速度で気泡を噴出するように構成することで、懸濁物質の付着しやすい中空糸膜の固定端近傍には集中的に洗浄を行い、それ以外の部分には懸濁物質の量に応じた適切な洗浄を行うことができる。
これにより、中空糸膜全体の洗浄に要する全体の時間を節約することができる。
これにより、中空糸膜の洗浄に用いる流体の量または流体を噴出するためのエネルギーを節約することができ、膜ろ過装置の製造コストや運用コストを低減させることができる。
これにより、膜ろ過装置の製造コストや運用コストをより低減させることができる。
前記洗浄手段は空気を噴出する複数の洗浄ノズルとし、一の洗浄ノズルからは、中空糸膜における固定端近傍に所定の噴出時間及び所定の噴出速度で空気を噴出し、他の洗浄ノズルからは、中空糸膜における固定端近傍以外の部分には前記固定端近傍よりも短い噴出時間または遅い噴出速度で空気を噴出する手段とすることが可能である。なお、固定端近傍への空気の噴出と、固定端近傍以外の部分への空気の噴出は同時に行うか順次行うかは限定されない。また、噴出時間と噴出速度は何れか一方が異なるのか、何れも異なるのかは限定されない。
このような方法とすることで、懸濁物質の付着しやすい固定端近傍を集中的に洗浄することができる。
特に、本発明は、洗浄手段と接続される制御手段によって中空糸膜の固定端近傍と中空糸膜の固定端近傍以外の部分とを異なる洗浄条件で洗浄可能としている。洗浄手段ごとに異なる洗浄条件とすることにより、懸濁物質の付着量の異なる中空糸膜の部位ごとに複数の洗浄手段を配し、懸濁物質の付着量に応じた必要十分な条件で洗浄することができる。
これらにより、逆洗浄によることなく中空糸膜全体に付着した懸濁物質を効率よく除去して洗浄することができるとともに、洗浄に要する時間を低減することでろ過の効率を向上させることができるという効果がある。
なお、以下の説明において中空糸膜2は説明を簡略化するために実際よりも本数を減らして模式的に記載している。
原水7には濁りの原因となる懸濁物質71が含まれている。中空糸膜2・2…を用いたろ過では、中空糸膜2・2…の外側から内側に原水7が透過する際、中空糸膜2・2…の外側表面に原水7中の懸濁物質71が付着し、濁りのない透過水8が中空糸膜2・2…の内側に透過する。このとき、中空糸膜2・2…の外側の原水7は水分の割合が減少し、それにともない懸濁物質71の割合が増加する。これにより、透過しなかった原水7は懸濁物質71の濃度が上昇した濃縮水9となる。
濃縮水排出口14はろ過により生じた濃縮水9を外部に排出するとともに、順次流入する原水7によって処理槽12内の圧力が過度に高くならないように圧力を調整している。
また、各洗浄ノズル3・3’・3’’の他端部は容器1の底面を介して外部に連通しており、制御手段である制御装置4を介して空気供給ポンプ5に接続されている。なお、空気供給ポンプ5と制御装置4との間には、気圧を一定に保つためのタンクを介してもよい。
図2(a)の形態では、洗浄ノズル3の先端部は屈曲あるいは湾曲して噴出口31が中空糸膜2に臨むようになっている。このようにひとつの噴出口31を中空糸膜2に向けることで、局部的に集中して気泡32・32…を衝突させることができる。
また、図2(b)の形態では、洗浄ノズル3の先端部を閉口し、側面に複数の噴出口31・31…を設けた構成としている。このように複数の噴出口31・31…を中空糸膜2に向けることで、広い面積に効果的に気泡32・32…を衝突させることができる。
各洗浄ノズル3・3’・3’’は各レギュレータ42・42’・42’’の出力側に接続され、さらに直列に電磁弁41・41’・41’’の出力側に接続されている。また、各電磁弁41・41’・41’’の入力側はまとめて空気供給ポンプ5に接続されている。
また、図3(b)に示すように、コントローラ43が電磁弁41’を開にして他の電磁弁41・41’’を閉とすると、洗浄ノズル3’から空気が噴出し、他の洗浄ノズル3・3’’からは空気は噴出しない。また、コントローラ43がレギュレータ42’の絞り量を減らすと、洗浄ノズル3’から噴出する空気の量は増加する。
さらに、図3(c)に示すように、コントローラ43が電磁弁41’’を開にして他の電磁弁41・41’を閉とすると、洗浄ノズル3’’から空気が噴出し、他の洗浄ノズル3’・3’からは空気は噴出しない。また、コントローラ43がレギュレータ42’’の絞り量を減らすと、洗浄ノズル3’’から噴出する空気の量は増加する。
このように、コントローラ43は各電磁弁41・41’・41’’及び各レギュレータ42・42’・42’’をそれぞれ独立して、あるいは同時に制御することができる。
その結果、図4(b)に示すように、中空糸膜2の上端部21近傍には懸濁物質71が多く付着し、下端部23にいくにしたがって付着する懸濁物質71の量は少なくなる。
上端部21近傍は、前述のように懸濁物質71が多く付着している部位である。そこに洗浄ノズル3によって気泡32・32…を集中的に衝突させると、気泡32・32…の衝突によるエネルギーや気泡32・32…の破裂によるエネルギー等によって、付着した懸濁物質71が中空糸膜2から剥離したり粉砕されたりする。
しかし、一部の懸濁物質71’・71’…は濃縮水排出口14から排出されずに処理槽12内を落下して、下端部23周辺に堆積する場合もある。
懸濁物質71が付着した中間部22に洗浄ノズル3’によって気泡32・32…を集中的に衝突させると、上端部21同様、気泡32・32…の衝突によるエネルギーや気泡32・32…の破裂によるエネルギー等によって、付着した懸濁物質71が中空糸膜2から剥離したり粉砕されたりする。
しかし、中間部22は濃縮水排出口14とはやや離間しているため、一部の懸濁物質71’・71’…は濃縮水排出口14から排出されずに処理槽12内を落下して、下端部23周辺に堆積する場合もある。
下端部23はろ過による懸濁物質71の付着は比較的少ないものの、上端部21や中間部22の洗浄によって落下した懸濁物質71’が堆積しやすくなっている。懸濁物質71が付着あるいは堆積した下端部23近傍に洗浄ノズル3’’によって気泡32・32…を集中的に衝突させると、上端部21や中間部22同様、気泡32・32…の衝突によるエネルギーや気泡32・32…の破裂によるエネルギー等によって、付着した懸濁物質71が中空糸膜2から剥離したり粉砕されたりする。
中空糸膜2の表面あるいは堆積していた部分から除去されて原水7中に浮遊した懸濁物質71’・71’…は、濃縮水9とともに上端部21に隣接する濃縮水排出口14から排出される。ここで、下端部23は濃縮水排出口14から遠い位置にあるが、浮遊した懸濁物質71’は、噴出した気泡32・32…がつくる水流及び順次流入してくる原水7の流れに乗って濃縮水排出口14から排出することができる。
まず初めに図5(a)のように洗浄ノズル3に空気を送って上端部21近傍へ気泡32・32…を噴出する。次に洗浄ノズル3の空気を遮断し、洗浄ノズル3’に空気を送って中間部22へ気泡32・32…を噴出する。最後に洗浄ノズル3’の空気を遮断し、洗浄ノズル3’’に空気を送って下端部23へ気泡32・32…を噴出する。
このようなシーケンスとすることで、懸濁物質71の付着しやすい上端部21近傍を集中的に洗浄することができるとともに、その他の部分の洗浄時間を短くすることで、洗浄に要する全体の時間を節約することができる。また、一つの空気供給ポンプ5から供給される空気の流路を順次切り替えることにより、空気の量または空気を噴出するためのエネルギーを節約することができる。
これにより、中空糸膜2への負荷が大きいにも関わらず洗浄効果が十分ではない逆洗浄によることなく、中空糸膜2・2…全体に付着した懸濁物質71を効率よく除去して洗浄することができる。また、洗浄に要する時間を低減することでろ過の効率を向上させることができる。
次に、本発明の変形例に係る膜ろ過装置101について、図6に基づいて説明する。なお、以降の説明においては同一の部分については同一の符号を用い、重複する説明は割愛する。
本発明の中空糸膜2を洗浄する洗浄手段の他の変形例を、図7に基づいて説明する。
本変形例では、洗浄ノズル3は図1の形態と同様、中空糸膜2の上端部21近傍に近接して設けられている。しかし、他の洗浄ノズル3’は、一つのノズルに二つの噴出口31が開口しており、それぞれ中空糸膜2の中間部22と下端部23近傍とに近接して設けられている。
本発明の中空糸膜2を洗浄する方法の他の変形例を、図8に基づいて説明する。
本変形例では、図1と同様の膜ろ過装置100を用いているが、制御部4の制御方法を変更している。
このシーケンスにおいては、各噴射時間を10秒とすることで、上端部21近傍には合計30秒間、中間部22には合計20秒間、下端部23近傍には10秒間噴出することになる。そのため、懸濁物質71の付着しやすい上端部21近傍には最も長い時間噴出して集中的に懸濁物質71を除去することができるとともに、全体としては合計30秒とより短い時間で洗浄を終えることができる。
このようにすることで、全体の洗浄時間をさらに低減することができる。
このようにすることで、懸濁物質71の付着量に応じて、洗浄効果と中空糸膜2への負荷のバランスをとることができる。
1 容器
11 原水供給口
12 処理槽
13 透過水排出口
14 濃縮水排出口
15 上端固定壁
16 下端固定壁
2 中空糸膜
21 上端部
22 中間部
23 下端部
3 洗浄ノズル
31 噴出口
32 気泡
4 制御装置
41 電磁弁
42 レギュレータ
43 コントローラ
5 空気供給ポンプ
6 原水供給ポンプ
7 原水
71 懸濁物質
8 透過水
9 濃縮水
Claims (6)
- 原水をろ過するための中空糸膜が容器内に配置され、前記容器内の原水を、前記中空糸膜を透過した透過水と、前記中空糸膜を透過することなく懸濁物質の濃度が上昇した濃縮水とに分離するための膜ろ過装置において、
前記容器には、前記原水を容器内に流入させる原水供給部と、流入した原水に前記中空糸膜が浸漬してろ過する処理部と、前記処理部とは水密に区画されるとともに前記透過水を容器外に排出する透過水排出部と、前記処理部から前記濃縮水を容器外に排出する濃縮水排出部と、前記中空糸膜を洗浄する複数の洗浄手段とが備えられ、
前記中空糸膜の一端は、中空糸膜の内側が前記透過水排出部と連通するように固定された固定端であり、
前記洗浄手段は、制御手段が接続されることにより、中空糸膜の前記固定端近傍と中空糸膜の固定端近傍以外の部分とを異なる洗浄条件で洗浄可能であるとともに、容器内に堆積した懸濁物質を巻き上げ可能であり、
前記洗浄手段による洗浄中において、前記中空糸膜から除去された懸濁物質と、前記容器内に堆積した懸濁物質であって前記洗浄手段により巻き上げられた懸濁物質とが、前記原水供給部から流入し前記濃縮水排出部から排出する原水の流れに乗って排出されることを特徴とする、膜ろ過装置。 - 前記洗浄手段は、前記中空糸膜における前記固定端近傍と、固定端とは反対側の他端近傍と、固定端と前記他端との間の部分とを少なくとも洗浄可能とする、請求項1に記載の膜ろ過装置。
- 前記洗浄手段は空気を噴出する複数の洗浄ノズルであり、
前記固定端近傍に空気を噴出する洗浄ノズルが最も長い噴出時間または最も速い噴出速度で空気を噴出することを特徴とする、請求項1または2に記載の膜ろ過装置。 - 前記制御手段は、一の空気供給源から供給される空気を複数の洗浄ノズルに異なる噴出時間または噴出速度で順次切り替えて送出することができることを特徴とする、請求項3に記載の膜ろ過装置。
- 請求項1から4の何れか1項に記載の膜ろ過装置における中空糸膜の洗浄方法において、
前記洗浄手段は空気を噴出する複数の洗浄ノズルであり、
一の洗浄ノズルからは、中空糸膜における固定端近傍に所定の噴出時間及び所定の噴出速度で空気を噴出し、
他の洗浄ノズルからは、中空糸膜における固定端近傍以外の部分に前記固定端近傍よりも短い噴出時間または遅い噴出速度で空気を噴出することを特徴とする、中空糸膜の洗浄方法。 - 前記中空糸膜における固定端近傍への空気の噴出と、中空糸膜における固定端近傍以外の部分への空気の噴出とを順次行うことを特徴とする、請求項5に記載の中空糸膜の洗浄方法。
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