JP7323818B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
複数のユーザが共同でプレイ可能なゲームにおいて、各ユーザに対して、ゲーム上の役割が複数の役割の中から設定され、各ユーザが、設定された役割にて共同プレイに参加することがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、ゲームの共同プレイ開始前に各ユーザの役割が所定の設定手順に従って設定され、異なる役割のユーザ同士が共同でゲームをプレイすることが記載されている。
特開2014-124489号公報
特許文献1に記載のゲームのように複数のユーザの各々に対して役割が設定されるゲームにおいて、共同プレイの開始前に各ユーザが役割を選択できる場合がある。このようなケースにおいて、複数の役割のうち、一部の役割を選択したユーザ数が偏る場合があるがその場合には、ある役割を選択するユーザ数が必要人数に達しない等の理由により共同プレイを開始することができず、ゲームのプレイに支障をきたす可能性がある。
そこで、本発明は、複数のユーザが役割を選択して共同プレイに参加することが可能なゲームにおいて、共同プレイが円滑に開始されるように各ユーザの役割を決めることができる情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することを課題とする。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、複数のユーザが参加可能なゲームの共同プレイにおけるユーザが担当する役割について、各ユーザが複数の役割から選択する選択操作を、共同プレイに参加するユーザが一人以上決まった段階で受け付ける選択受付部と、第1共同プレイにて特定の役割を選択して所定の条件を満たすユーザに対して、役割の選択に関する権利を付与する権利付与部と、を備え、選択受付部は、第1共同プレイの後に行われる第2共同プレイでの役割について、権利を有するユーザの選択操作を、権利を有しないユーザの選択操作よりも優先して受け付けることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、第1共同プレイにて特定の役割を選択して所定の条件を満たしたユーザは、第1共同プレイ後の第2共同プレイにおいて、他のユーザよりも優先的に役割を選択することができる。この結果、複数のユーザが役割を選択して共同プレイに参加する場合において、共同プレイが円滑に開始されるように各ユーザの役割を決めることができる。
ゲームにてプレイ可能なエリアの例を示す図である。 第1の役割にて共同プレイに参加する場合のプレイ画面の一例である。 第2の役割にて共同プレイに参加する場合のプレイ画面の一例である。 ガイドオブジェクトが表示された状態のプレイ画面を示す図である。 投入操作についての説明図である。 共同プレイを開始するまでのプレイ画面の遷移を示す図である。 本発明の一つの実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システムの構成を示す概念図である。 本発明の一つの実施形態に係る情報処理装置の機能を示す図である。 ユーザ情報の一例を示す図である。 問い合わせ画面の一例を示す図である。 使用確認画面の一例を示す図である。 本発明の一つの実施形態に係る情報処理フローのうち、第1共同プレイに係る処理フローの流れを示す図である。 本発明の一つの実施形態に係る情報処理フローのうち、第2共同プレイに係る処理フローの流れを示す図である。 本発明の別例に係る役割選択画面を示す図である。 本発明の別例に係る情報処理装置の機能を示す図である。
本発明の情報処理装置、情報処理方法及びプログラムについて、以下、添付の図面を参照しながら、好適な複数の実施形態(第1、及び第2実施形態)について説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするために挙げた具体例の一つにすぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、以下に説明する実施形態から変更又は改良され得る。また、当然ながら、本発明には、その等価物が含まれる。
また、以下の説明の中で参照される図面が示す画面例も一例に過ぎず、画面の構成例、表示される情報の内容、及びGUI(Graphical User Interface)等は、情報処理の内容、システムの設計仕様、及びユーザの好み等に応じて自由に設計することができ、また適宜変更し得るものである。
[本発明にてプレイ可能なゲームについて]
本発明の情報処理装置を通じてプレイ可能なゲーム(以下、単に「ゲーム」という)について、図1~5を参照しながら説明する。図1は、ゲームにてプレイ可能なエリアの例を示す図であり、詳しくはエリア全体像を示す。図2~3は、ゲームのプレイ画面の一例である。図4は、後述するガイドオブジェクトKが表示された状態のプレイ画面を示す図である。図5は、後述する投入操作についての説明図である。なお、図示されるプレイ画面の例は、そのプレイ画面を見るユーザの操作端末に表示されるものである。
ゲームは、例えば、データ通信を利用してプレイ可能なオンラインゲームである。オンラインゲームには、ウェブブラウザを利用したブラウザゲーム、SNS(Social Networking Service)上で提供されるソーシャルゲーム等、モバイルゲーム等のように専用のアプリケーションソフトをダウンロードしてプレイ可能なゲーム、及びプレイバイウェブ(PBW)等の定期更新型オンラインゲーム等が含まれる。
また、ゲームには、ゲーム内空間であるエリア(あるいはステージ)が複数設定されており、各エリアにはクリア条件が設定されている。以下では、各エリア内にフィールドが設定されており、フィールド上の敵Eを倒しながら各エリアのゴールを目指すゲームを例に挙げて説明する。ただし、ゲームのジャンルは、特に限定されるものではない。
なお、各エリアのフィールドは、エリア毎に設定された地形であり、例えば、床、地面又は水面のように二次元状に広がった領域である。
本発明の情報処理装置を通じてゲームをプレイするユーザ(つまり、ゲームプレイヤ)は、ゲーム用の操作端末にて画面を見ながらゲームをプレイする。ユーザは、ゲームのプレイ開始に際して、一人でプレイする単独プレイモード、及び複数のユーザが共同でプレイする共同プレイモードのうちのいずれかを選択する。以下では、共同プレイモードについて説明する。
共同プレイモードでは、複数のユーザが、データ通信を通じて、ゲーム中の同じエリアを同じタイミングにて(つまり、同じ時期に)共同してプレイすることができる。なお、共同プレイには、ユーザ同士がエリアをクリアすることを共通の目標として互いに協力してプレイすることの他に、同じエリア内でユーザ同士が競い合うこと、及び、複数のユーザが複数のチームに分かれて同じエリア内にてチーム同士で対戦することが含まれる。なお、以下の説明では、共同プレイを行うことを「共同プレイに参加する」ともいう。
共同プレイに参加する複数のユーザの各々は、共同プレイの開始前に役割を選択する。役割とは、共同プレイに参加する複数のユーザの各々が担うゲーム上の役割であり、本発明では、各ユーザが複数の役割の中からいずれかを選択する。
複数の役割は、例えば、第1の役割及び第2の役割であり、第1の役割は、後述の移動キャラクタJ1を操作する役割であり、第2の役割は、後述のサポートキャラクタJ2を操作する役割である。ただし、第1の役割及び第2の役割は、上記の内容とは反対の役割でもよく、第1の役割が、サポートキャラクタJ2を操作する役割であり、第2の役割が、移動キャラクタJ1を操作する役割でもよい。また、複数の役割は、第1、第2の役割以外の役割を含んでもよく、つまり、三種類以上の役割でもよい。
各ユーザは、共同プレイの開始前の時点で、第1の役割及び第2の役割のうちのいずれか一方を選択する。ここで、共同プレイの開始前とは、共同プレイに参加する複数のユーザの各々が、共同プレイの対象となるエリアにて移動キャラクタJ1やサポートキャラクタJ2を実際に操作する時点よりも前の段階を意味する。
そして、各ユーザの選択結果に応じて各ユーザの役割が設定された上で、共同プレイが開始される。共同プレイ中、各ユーザは、設定された役割にてゲームをプレイする。
具体的に説明すると、共同プレイにおいて、第1の役割を選択したユーザは、共同プレイ中、移動キャラクタJ1を操作してゲームを進行させる。移動キャラクタJ1は、プレイイングキャラクタ(操作キャラクタ)の一例であり、第1の役割を選択したユーザの操作(以下、移動操作という)に基づいて、図1に示すエリア内に設定されたフィールド上を移動する。移動キャラクタJ1の外観(表示イメージ)は、ゲームの内容に応じて任意に設定できるが、以下の説明では、図1に示すように人型であることとする。また、ユーザ一人につき操作可能な移動キャラクタJ1の数は、1体又は2体以上であってもよいが、以下の説明では1体であることとする。
第1の役割を選択したユーザは、自分の操作端末にて、ゲームのプレイ画面(以下、画面G1)上で移動キャラクタJ1を見ながら移動操作を行う。このとき、画面G1には、図2に示すようにフィールド中の一部分、詳しくは移動キャラクタJ1の現在位置を含む一定の領域(図1中、破線にて囲まれた領域)が映し出される。
なお、図2に示す画面G1は、フィールド中の一部分を真上から見た場合の画面であるが、画面G1は、フィールド中の一部分を任意の視線角度(ビューアングル)から見たときの画面でもよく、その角度は、共同プレイ中にユーザの好みに応じて任意に変更することができてもよい。
移動操作は、例えば、図2に示すように、画面G1に表示される移動キャラクタJ1を画面G1上でタッチしながら移動先(図2中の破線で示す位置)までドラッグすることで行われる。移動操作が行われると、それに応じて移動キャラクタJ1がフィールド上を移動し、それに伴って、フィールド中、画面G1に映し出される部分が切り替わる。ユーザは、切り替え後の画面G1を通じて、移動キャラクタJ1の現在位置(移動後の位置)を把握できる。
なお、移動操作の方法は特に限定されず、不図示のコントローラの方向キーを通じて行う方法、音声入力による方法、モーションキャプチャのようにユーザの身体の動きを検知する方法、あるいは、ゲームプレイ中のユーザの脳波を解析する方法等でもよい。
また、フィールドには、図1に示すように敵Eが出現し、フィールド上には、一定のルールに従って若しくは不規則に補助アイテムHが配置されている。
敵Eは、フィールド上に出現し、第1の役割を選択したユーザによるゲーム操作(分かり易くは、移動キャラクタJ1の移動等)を妨害する。また、第1の役割を選択したユーザは、移動キャラクタJ1を操作して敵Eを攻撃して倒すことができる。
補助アイテムHは、共同プレイ中、第1の役割を選択したユーザによって利用され、例えば、移動キャラクタJ1が補助アイテムHに接近又は接触することで、補助アイテムHに応じた効果が発揮される。補助アイテムHに応じた効果としては、例えば、共同プレイ中に使用可能な特典等の付与、体力回復等のパラメータ変化、フィールド上の敵Eの減少等のようなフィールド状況の変更、及びボス敵の出現等のような所定イベントの発生などが挙げられる。
第2の役割を選択したユーザは、共同プレイ中、第1の役割を選択したユーザを支援/補助(サポート)する。第1の役割に選択したユーザを支援/補助するとは、共同プレイ中、第1の役割を選択したユーザがゲームを有利に進行するように、第1の役割を選択したユーザとは異なるゲーム操作と行ってゲームをプレイすることを意味する。
具体的に説明すると、第2の役割を選択したユーザは、共同プレイ中、自分の操作端末にてゲームのプレイ画面(以下、画面G2)上でサポートキャラクタJ2を見ながら、サポートキャラクタJ2に対する操作(以下、飛行操作という)を行う。サポートキャラクタJ2は、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)等の飛行体をモチーフとしたキャラクタであり、フィールドの上空を移動(飛行)する。詳しくは、移動キャラクタJ1とサポートキャラクタJ2とが、同一のエリアにおいて互いに異なる階層(レイヤ)に存在し、サポートキャラクタJ2は、移動キャラクタJ1が移動する階層よりも上層を移動することができる。ただし、サポートキャラクタJ2の可動範囲は、フィールドの上空に限られず、フィールドの地下等でもよい。また、サポートキャラクタJ2は、移動キャラクタJ1とは異なり、フィールド上の敵Eを攻撃することができず、また、フィールド上の補助アイテムHを取得することもできない。
なお、ユーザ一人につき操作可能なサポートキャラクタJ2の数は、1体又は2体以上であってもよいが、以下の説明では1体であることとする。
第2の役割を選択したユーザが見る画面G2には、図3に示すように、サポートキャラクタJ2と、フィールドにおけるサポートキャラクタJ2の位置に応じた部分(図1中、一点鎖線にて囲まれた領域)とが俯瞰的に映し出される。
なお、図3に示す画面G2は、フィールド中の一部分を真上から見た場合の画面であるが、画面G2は、フィールド中の一部分を任意の視線角度(ビューアングル)から見たときの画面でもよく、その角度は、共同プレイ中にユーザの好みに応じて任意に変更することができてもよい。
飛行操作は、例えば、図3に示すように、画面G2に表示されるサポートキャラクタJ2を画面G2上でタッチしながら移動先までドラッグすることで行われる。飛行操作が行われると、それに応じてサポートキャラクタJ2が、共同プレイが行われているエリア内を移動し、それに伴って、フィールド中、画面G2に映し出される部分が切り替わる。ユーザは、切り替え後の画面G2を通じて、サポートキャラクタJ2の現在位置(移動後の位置)を把握できる。
なお、飛行操作の方法は特に限定されず、不図示のコントローラの方向キーを通じて行う方法、音声入力による方法、モーションキャプチャのようにユーザの身体の動きを検知する方法、あるいは、ゲームプレイ中のユーザの脳波を解析する方法等でもよい。
また、サポートキャラクタJ2は、共同プレイが行われているエリアのフィールド中の全範囲を移動することができ、移動キャラクタJ1が移動できない範囲でも自由に移動することができる。例えば、移動キャラクタJ1は、フィールド中、障害物等が配置された領域内では移動できないのに対し、サポートキャラクタJ2は、その領域の上空を移動することができる。したがって、第2の役割を選択したユーザは、サポートキャラクタJ2に対する飛行操作を連続的に行うことでフィールド全体を見回すことができる。
なお、第2の役割を選択したユーザが見る画面G2には、フィールド中の一部分を映してもよいし、フィールドの全体を映してもよい。また、ユーザが拡大/縮小表示用の操作を行った場合には、その操作量に応じた倍率にてフィールド中の一部分が拡大/縮小されて画面G2に表示されてもよい。
サポートキャラクタJ2は、フィールド上の敵Eを攻撃することができず、また、フィールド上の敵Eと接触せず敵Eからの攻撃を受けることもない。そのため、第2の役割を選択したユーザは、エリア内の敵Eを倒す等、エリアのクリア条件を満たすための操作を行わない。一方、第2の役割を選択したユーザは、共同プレイ中、第1の役割を選択するユーザに対する補助操作として、ガイド操作及び投入操作を行うことができる。これらの補助操作は、共同プレイ中に、第2の役割を選択したユーザにより行われるゲーム操作に相当する。
ガイド操作は、第1の役割を選択したユーザに対して、フィールド上の所定の敵Eが存在する位置又は方位を知らせる操作である。具体的に説明すると、第1の役割を選択したユーザは、自分の操作端末に表示される画面G1に映っていない敵Eの存在に気付くことができない。これに対して、第2の役割を選択したユーザは、サポートキャラクタJ2をフィールド上空で飛行させ続けることで、フィールド全体を見回すことができ、フィールド上の各位置に存在する敵Eを確認することができる。
そして、第2の役割を選択したユーザは、フィールド上の敵Eのうち、注目した敵E(以下、被報知キャラクタという)と対応する位置にサポートキャラクタJ2を到達させることにより、被報知キャラクタの存在を報知するためのガイド操作を行うことができる。被報知キャラクタと対応する位置とは、例えば、被報知キャラクタの直上位置である。ガイド操作が行われると、図4の左図及び右図に示すように、ガイドオブジェクトKが、第1の役割を選択したユーザが見るプレイ画面G1に表示される。ガイドオブジェクトKは、移動キャラクタJ1の位置を起点として、被報知キャラクタが存在する方位を示す目印であり、分かり易くは、移動キャラクタJ1の現在位置と被報知キャラクタの現在位置とを結んだ直線状のオブジェクトである。
ガイドオブジェクトKの表示により、画面G1には映らない敵E(被報知キャラクタ)の位置又は方位を、第1の役割を選択したユーザに知らせることができる。ガイドオブジェクトKの表示態様、例えば、ガイドオブジェクトKの表示時間、点灯又は点滅等の表示パターン、色及び太さ等については任意に設定することができ、また設定後に変更してもよい。
また、移動キャラクタJ1は、フィールド上の敵Eに対する攻撃として、敵Eに向けて弾丸等を発射する動作を行うことができる。この動作を移動キャラクタJ1に行わせる場合、第1の役割を選択したユーザは、所定の操作(以下、射撃操作という)を行い、具体的には、弾丸等の発射方向を指示する。ここで、ガイドオブジェクトKが表示される間に射撃操作を行う場合、ガイドオブジェクトKの先に存在する被報知キャラクタに弾丸等が向かうように弾丸等の発射方向が自動的に設定されてもよい。これにより、第1の役割を選択したユーザは、特に発射方向を指示しなくても、弾丸等を被報知キャラクタに確実に命中させることができる。
投入操作は、共同プレイ中、第1の役割を選択したユーザへの支援物資として、投入オブジェクトTをフィールド上に投入する操作である。具体的に説明すると、第2の役割を選択したユーザは、図5の左図に示すプレイ画面を見ながら、ゲーム内で所持するオブジェクトの中から投入オブジェクトTとして投入するものを選び、さらに、フィールド上における投入オブジェクトTの配置位置を指定する。このような手順で投入操作が行われると、図5の右図に示すように、投入操作を行ったユーザが操作するサポートキャラクタJ2から、投入オブジェクトTがフィールド上に投入される。
投入オブジェクトTは、第1の役割を選択したユーザ、詳しくは投入オブジェクトTに接近した移動キャラクタJ1を操作するユーザによって利用され、そのユーザに対して投入オブジェクトTの効果が付与される。投入オブジェクトTの効果は、投入されるオブジェクトの種類に応じて変わり、効果の内容は、ゲームの内容に応じて決められる。なお、投入オブジェクトTの効果には、第1の役割を選択したユーザを補助する効果以外に、第1の役割を選択したユーザを邪魔する効果が含まれてもよい。
[共同プレイの手順について]
次に、共同プレイを行う手順について、図6を参照しながら説明する。図6中の各図は、共同プレイを開始するまでのプレイ画面の遷移を示す図である。なお、図6の(a)、(c)、(e)は、ホストのユーザ側で表示されるプレイ画面であり、図6の(b)、(d)、(f)は、ゲストのユーザ側で表示されるプレイ画面である。
共同プレイを開始するに際し、ユーザの一人が、プレイモード選択画面(図6(a)参照)にて共同プレイモードを選択し、さらに、共同プレイの対象とするエリアを選択する。このユーザは、共同プレイにホストとして参加し、上記の操作を行うことで共同プレイの実施を要求し、共同プレイに参加する一人以上のゲストを募集する。なお、ホストが共同プレイの実施を要求する手順、すなわち、ゲストを募集する手順については、特に限定されない。
他方、ゲストとして共同プレイに参加することを希望するユーザは、例えばホスト選択画面(図6(b)参照)にて現時点でゲストを募集しているホストの一人を指定することにより、そのホストとの共同プレイに応募することができる。なお、ゲストが共同プレイに応募する手順については、特に限定されない。
以上の手順により、共同プレイに参加するホストと一人以上のゲストとのマッチング(組み合わせ)が行われる。マッチング後には、ホスト及びゲストの各々のプレイ画面に役割選択画面(図6(c)及び(d)参照)が表示される。各ユーザは、役割選択画面にて第1の役割又は第2の役割のいずれか一方を選択し、具体的には、役割選択画面に表示された2つの役割ボタンのうち、選択した役割と対応するボタンを押す。例えば、第1の役割を選択する場合には、「フィールド移動」と表示されたボタンを押し、第2の役割を選択する場合には、「サポート」と表示されたボタンを押す。この操作が選択操作に相当する。なお、選択操作については特に限定されず、上記のボタン操作以外の操作でもよい。
役割選択期間中、各ユーザの選択結果は、役割選択画面に随時表示され(図6(e)及び(f)参照)、各ユーザは、同じ共同プレイに参加する他のユーザが選択した役割を、役割選択画面を通じて確認することができる。そして、共同プレイに参加するユーザ全員が役割を選択した上で、ホストが役割選択画面上の確定ボタン(図中、「プレイ開始」と表示されたボタン)を押すと、その時点で各ユーザの役割が確定する。つまり、共同プレイ中における各ユーザの役割が、各ユーザの選択結果に基づいて設定される。各ユーザの役割が設定されると、その直後に共同プレイが開始される。
一回の共同プレイは、例えば、その共同プレイの対象となったエリアをクリアすること、具体的には、移動キャラクタJ1がフィールド上の所定の位置に到達する、あるいはフィールド上に出現する所定の敵Eを倒す等の条件を達成した時点で終了する。ただし、一回の共同プレイが終了する条件は、上記以外の条件でもよく、例えば、共同プレイの開始時点から所定時間が経過すること、あるいは、共同プレイに参加するユーザの一人が共同プレイから離脱する等して共同プレイが中断することを終了条件としてもよい。
ところで、第1の役割及び第2の役割の各々については、一回の共同プレイにて同時にプレイ可能なユーザ数の上限数が設定されており、共同プレイに参加する複数のユーザは、各役割のユーザ数の上限数を超えない範囲で役割を選択する。
換言すると、第1の役割及び第2の役割の各々には、複数の枠が割り当てられており、各役割に割り当てられた枠の数は、各役割を選択するユーザ数の上限数に相当する。共同プレイに参加する複数のユーザの各々は、選択操作の際に、選択対象の役割に設定された複数の枠のうち、いずれか一つを指定する。各役割の枠は、各役割を選択できるユーザの残数(空き)を表す概念であり、図6(c)~(f)にて破線枠で示されており、ある役割の枠を指定する(つまり、ある役割を選択する)と、その役割に割り当てられた枠が一つ消費される。そのため、現時点で枠が残っている役割については、選択可能である一方で、現時点で枠がない(枠が埋まった)役割については、その役割を選択したユーザ数が上限数に達しているため、もはや選択することができないことになる。
また、第1の役割及び第2の役割の各々については、一回の共同プレイにて最低限必要なユーザ数が決められており、つまり、一回の共同プレイにて各役割を選択するユーザ数の下限数が役割毎に設定されている。したがって、第1の役割を選択したユーザ数が下限数以上となり、且つ、第2の役割を選択したユーザ数が下限数以上となった場合に限り、共同プレイを開始することができる。一方で、第1の役割を選択したユーザ数、及び、第2の役割を選択したユーザ数のうち、少なくとも一方が下限数を下回っている段階では、共同プレイを開始することができない。
しかしながら、複数の役割のうち、一部の役割を選択するユーザ数が偏ってしまうことがある一方で、特定の役割、例えば、人気がなく敬遠される傾向にある役割については、その役割を選択するユーザ数が下限数に達しない場合がある。その場合には共同プレイを開始することができないため、共同プレイに参加する各ユーザの待機時間がより長くなり、結果として、共同プレイへの参加を断念する等、ユーザの共同プレイに対する意欲を減退させる虞がある。
そこで、本発明では、共同プレイにおいて、参加ユーザの一人又は複数人が特定の役割を選択して所定の条件を満たす場合に、そのユーザに対して、その後の共同プレイにおいて優先的に役割を選択できる権利(以下、優先選択権という)を付与する。換言すると、本発明では、特定の役割を選択するモチベーションとして優先選択権を付与し、これにより、共同プレイがスムーズに開始されるように各ユーザの役割選択を調整することができる。また、共同プレイに参加するユーザは、先ず、優先選択権を入手するために特定の役割を選択し、その後の共同プレイでは、優先選択権を行使して自由に役割を選択することができる。これにより、共同プレイにおいて、特定の役割を含む様々な役割を選択するようにユーザを誘導することができる。
ここで、特定の役割とは、共同プレイの開始前において当該役割を選択したユーザ数が下限数を下回っている役割である。あるいは、予め指定された役割(例えば、共同プレイの実施を要求する際にホストが指定した役割)を特定の役割としてもよい。特定の役割をホストが指定する場合には、例えば、ゲスト側で表示されるホスト選択画面(図6の(b)に示す画面)にて、『ホストXとの共同プレイでサポートの役割を選択すると優先選択権が入手可能です』のようなメッセージを表示し、特定の役割に関する情報と、特定の役割を選択した場合に優先選択権が付与される旨を表示させてもよい。この場合には、マッチング済みのユーザ以外のユーザに対して、優先選択権を入手するために特定の役割にて共同プレイに参加しようとする動機付けを与えることができる。
なお、以下では、第2の役割が特定の役割に該当するケースについて説明するが、以下に説明する内容は、第1の役割が特定の役割に該当するケースにも適用され得る。
また、優先選択権が付与されたユーザは、その優先選択権が付与される契機となった共同プレイのときと同じ参加ユーザで再び共同プレイを行う場合に優先選択権を使用することができる。ただし、これに限定されず、優先選択権が付与されたユーザは、その優先選択権が付与される契機となった共同プレイのときとは参加ユーザが一部又はすべてが異なる共同プレイにおいて、優先選択権を使用することができてもよい。
なお、優先選択権の使用に関しては、後に詳述することとする。
[本発明の一実施形態の情報処理装置及び各ユーザの操作端末について]
次に、本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る情報処理装置及び各ユーザの操作端末について説明する。なお、以下では、四人のユーザA~Dが共同プレイに参加して同じエリアのクリアを目指して協力する場面を想定して説明することとする。また、ユーザAがホストであり、ユーザB~Dがゲストであることとする。
共同プレイにおいて、第1実施形態に係る情報処理装置は、コンピュータ、具体的にはサーバ10によって構成され、図7に示すように、各ユーザの操作端末11~14と通信しながら共同プレイ用の情報処理を実行する。操作端末11~14は、クライアント端末であり、具体的には、パソコン、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ゲーム機、情報入力が可能なテレビ受像機、又はウェアラブル端末等によって構成される。操作端末11~14とサーバ10との間をつなぐ通信用ネットワーク15は、例えばインターネット又はモバイル通信ネットワークからなる通信回線網であり、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、イントラネット及びイーサネット(登録商標)等を含むものであってもよい。
サーバ10は、本発明の「情報処理装置」を構成し、ゲーム進行に必要なデータの生成や送受信等、及びゲーム進行に関する各種の情報処理を実行するコンピュータであり、例えばSNSサーバである。サーバ10は、1台のコンピュータで構成されてもよく、並列分散された複数台のコンピュータによって構成されてもよい。また、サーバ10は、ASP(Application Service Provider)、SaaS(Software as a Service)、PaaS(Platform as a Service)又はIaaS(Infrastructure as a Service)用のサーバコンピュータであってもよい。この場合、ゲーム進行に関する一連の情報の工程(ただし、情報の入力及び表示を除く)がサーバ10によって実行されるため、各ユーザの操作端末11~14側では、サーバ10に引き渡す情報の入力、及びサーバ10から配信される情報の出力等を行えばよいことになる。
サーバ10は、ハードウェア機器として、図7に示すように、プロセッサ21、メモリ22、通信用インタフェース23、及びストレージ24を有し、これらがバス25を介して電気的に接続されている。プロセッサ21は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、TPU(Tensor Processing Unit)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって構成されるとよい。
メモリ22は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の半導体メモリによって構成されるとよい。通信用インタフェース23は、例えばネットワークインターフェースカード、又は通信インタフェースボード等によって構成されるとよい。通信用インタフェース23によるデータ通信の規格については、特に限定されるものではなく、Wi-fi(登録商標)に基づく無線LANによる通信、3G~5G若しくはそれ以降の世代の移動通信システムによる通信、又はLTE(Long Term Evolution)に基づく通信等が挙げられる。
ストレージ24は、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)、FD(Flexible Disc)、MOディスク(Magneto-Optical disc)、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、SDカード(Secure Digital card)、又はUSBメモリ(Universal Serial Bus memory)等によって構成されるとよい。また、ストレージ24は、サーバ10内に内蔵されてもよく、外付け形式でサーバ本体に取り付けてもよい。さらに、ストレージ24は、サーバ本体と通信可能に接続された外部コンピュータ(例えば、データベースサーバ)等によって構成されてもよい。なお、各種データを記録する技術としては、不正なデータ改竄等を回避する目的からブロックチェーンのような分散型台帳技術を用いてもよい。
また、サーバ10には、ソフトウェアとして、オペレーティングシステム(OS)用のプログラム、及び、ゲーム進行用の情報処理プログラムがインストールされている。これらのプログラムは、本発明の「プログラム」に相当し、コンピュータであるサーバ10を制御するプログラムである。つまり、上記のプロセッサ21によって実行されることにより、サーバ10が本発明の情報処理装置としての機能を発揮する。
なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(メディア)から読み込むことで取得してもよく、あるいは、インターネット又はイントラネット等のネットワークを介して取得(ダウンロード)してもよい。
サーバ10は、ゲームプレイ中、上記のプログラムの実行により、ユーザA~Dの各々からゲーム進行用の操作を受け付け、ゲームを進行させるための一連の処理を実行する。具体的に説明すると、サーバ10は、共同プレイ開始前には、ユーザA~Dの各々から役割の選択操作を受け付けて各ユーザの役割を設定し、共同プレイ中には、各ユーザが各自の役割に応じて行う操作(具体的には、移動操作や飛行操作等)を受け付けてゲームを進行させる。
また、サーバ10は、共同プレイ中、各ユーザの役割に応じたプレイ画面の表示データを生成し、各ユーザの操作端末11~14に向けて送信する処理を実行する。これにより、例えば、移動キャラクタJ1を操作するユーザの操作端末には、共同プレイの対象となるエリア中、移動キャラクタJ1及びその周辺が表示された範囲が表示される。
また、サーバ10は、ユーザA~Dのうちの一人又は二人が共同プレイの開始前において特定の役割、すなわち第2の役割を選択して所定の条件を満たした場合、第2の役割を選択したユーザに対して優先選択権を付与する。その後、ユーザA~Dが再び同じ参加ユーザにて共同プレイを行う場合、優先選択権を有するユーザが優先選択権を使用することができる。その場合、サーバ10は、優先選択権を使用したユーザの選択操作を他のユーザよりも優先して受け付ける。
なお、以下では、優先選択権が付与される契機となった共同プレイを、「第1共同プレイ」と呼ぶこととし、第1共同プレイよりも後に行われて優先選択権の使用対象となる共同プレイを、「第2共同プレイ」と呼ぶこととする。
サーバ10の構成を構成面から改めて説明すると、サーバ10は、図8に示すように、操作受付部31と、役割設定部32と、ゲーム進行部33と、表示制御部34と、記憶部35と、要求部36と、権利付与部37と、問い合わせ部38と、使用確認部39とを有する。これらの機能部のうち、記憶部35は、メモリ22又はストレージ24によって実現され、それ以外の機能部は、サーバ10を構成する各種のハードウェア機器と、サーバ10にインストールされたプログラムとが協働することで実現される。以下、各機能部について、それぞれ詳しく説明する。
(操作受付部)
操作受付部31は、ユーザA~Dが操作端末11~14を通じて行うゲーム進行用の操作をユーザ毎に受け付け、詳しくは、操作内容を示すデータを、通信用ネットワーク15を介して各操作端末11~14から取得する。操作受付部31が受け付ける操作には、共同プレイ中のユーザ操作、具体的には、各種の選択、指定、指示、要求、命令、許可又は拒否、登録及びその他の入力操作等が含まれる。
より具体的に説明すると、共同プレイ中、操作受付部31は、第1の役割を選択したユーザから移動キャラクタJ1に対する移動操作を受け付け、第2の役割を選択したユーザからサポートキャラクタJ2に対する飛行操作を受け付ける。また、共同プレイ中、第2の役割を選択したユーザが、第1の役割を選択したユーザに対する補助操作(例えば、投入操作等)を行った場合、操作受付部31は、その補助操作を受け付ける。
また、操作受付部31は、図8に示すように選択受付部40を含む。選択受付部40は、共同プレイにおける役割について、ユーザA~Dの各々の選択操作を受け付ける。選択受付部40が選択操作を受け付ける期間は、共同プレイの開始前において当該共同プレイに参加するユーザが一人以上決まった段階であり、例えば、参加ユーザについてのマッチングが終了してから共同プレイが開始されるまでの期間である。以下では、選択受付部40が選択操作を受け付ける期間を「役割選択期間」ともいう。
なお、役割選択期間は、共同プレイに参加するホストと一人以上のゲストとが決まった時点から開始されてもよいし、あるいは、共同プレイに参加するユーザ全員が決まってから開始されてもよい。また、役割選択期間は、ホストがゲストの募集を開始した時点から開始されてもよい。また、共同プレイの参加ユーザの各々が役割を選択した後であっても、ホストが共同プレイの開始を指示するまでの期間中であれば、その共同プレイへの他のゲストの応募(参加)を新たに受け付けてもよい。
また、各ユーザは、選択操作を行った後であっても役割選択期間中であれば役割を選び直して選択操作を再度行うことができる。この場合、選択受付部40は、役割を選択し直したユーザによる直前の選択操作を破棄し、再度行われる選択操作を改めて受け付ける。このように役割選択期間中に複数回の選択操作を行ったユーザについては、直近で行われた選択操作のみを選択受付部40が受け付けることになる。
また、選択受付部40は、第1共同プレイにおいて優先選択権が付与されたユーザが第2共同プレイにて優先選択権を使用する場合、第2共同プレイでの役割について、優先選択権を有するユーザの選択操作を、優先選択権を有しないユーザの選択操作よりも先に受け付ける。具体的に説明すると、第2共同プレイは、第1共同プレイ時と同じ参加ユーザによって行われるため、選択受付部40は、第2共同プレイでの役割について、第1共同プレイに参加した複数のユーザの各々の選択操作を受け付ける。このとき、優先選択権を有するユーザが役割を選択するまでの間は、優先選択権を有しないユーザの選択操作の受け付けが制限され、詳しくは受付不能となる。
(役割設定部)
役割設定部32は、共同プレイの開始に際して、選択受付部40が各ユーザから受け付けた選択操作に応じて、ユーザA~Dの各々の役割を設定し、詳しくは、第1の役割及び第2の役割のいずれか一方に設定する。なお、共同プレイの開始前に複数回の選択操作を行ったユーザが存在する場合、役割設定部32は、そのユーザから選択受付部40が直近で受け付けた選択操作に応じて、そのユーザの役割を設定する。
(ゲーム進行部)
ゲーム進行部33は、共同プレイ中、ユーザA~Dの各々から受け付けたゲーム進行用の操作に応じてゲームを進行させる。具体的に説明すると、ゲーム進行部33は、第1の役割を選択したユーザの移動操作に応じて、そのユーザが操作する移動キャラクタJ1をフィールド上で移動させる。また、第1の役割を選択したユーザがフィールド上の敵Eを攻撃するための操作を行うと、ゲーム進行部33は、移動キャラクタJ1に敵Eを攻撃させる処理を実行する。移動キャラクタJ1の攻撃により敵Eの体力が0になる等して敵Eが倒された場合、それに伴って、ゲーム進行部33は、攻撃を行ったユーザに対して得点を付与するとともに、そのユーザが倒した敵Eの数をカウントアップ(加算)する。
また、ゲーム進行部33は、第2の役割を選択したユーザの飛行操作に応じて、そのユーザが操作するサポートキャラクタJ2をフィールドの上空にて移動(飛行)させる。また、第2の役割を選択したユーザが補助操作を行うと、ゲーム進行部33は、補助操作に応じた演出処理を実行する。例えば、補助操作として投入操作が行われた場合、ゲーム進行部33は、投入操作時に指定されたオブジェクトの種類及び配置位置に基づいて、投入オブジェクトTをフィールド上に配置(投入)する処理を実行する。それに伴い、ゲーム進行部33は、投入操作を行ったユーザについて、当該ユーザの所持アイテムのうち、投入オブジェクトTとして利用されたオブジェクトの所持数を減算するとともに、投入操作の実施回数をカウントアップ(加算)する。
また、ゲーム進行部33は、第1の役割を選択したユーザ数が下限数以上であり、且つ、第2の役割を選択したユーザ数が下限数以上である場合に限り、共同プレイを開始し、いずれかのユーザ数が下限数を下回る場合には共同プレイを開始しない。
なお、それぞれの役割について設定される下限数は、特に限定されないが、以下では、下限数が1名であるケースを例に挙げて説明することとする。
(表示制御部)
表示制御部34は、共同プレイ中、ユーザA~Dの各々の操作端末11~14を制御してプレイ画面を表示させ、厳密には、プレイ画面の表示データをユーザ毎に生成し、各操作端末11~14に向けて表示データを送信する。より詳しく明すると、表示制御部34は、第1の役割を選択したユーザの操作端末には、画面G1の表示データを送信し、第2の役割を選択したユーザの操作端末には、画面G2の表示データを送信する。
また、第1の役割を選択したユーザの移動操作に応じて移動キャラクタJ1がフィールド上で移動すると、表示制御部34は、移動後の画面G1の表示データを生成して送信する。これにより、移動キャラクタJ1の移動に連動して、フィールド中、画面G1に映る部分が随時切り替わる。同様に、第2の役割を選択したユーザの飛行操作に応じてサポートキャラクタJ2がフィールドの上空を飛行すると、表示制御部34は、移動後の画面G2の表示データを生成して送信する。これにより、サポートキャラクタJ2の飛行に連動して、フィールド中、画面G2に映る部分が随時切り替わる。
(記憶部)
記憶部35は、ゲームの進行に必要な各種の情報を記憶する。記憶部35が記憶する情報には、例えば、図9に示すユーザ情報が含まれる。ユーザ情報は、ゲームをプレイするユーザに関する情報であり、各ユーザの名前、識別ID、プレイ中のエリア、所持オブジェクト(所持アイテム)の種類及び個数、ゲーム内通貨の種類及び所持数が含まれる。
また、共同プレイに参加しているユーザのユーザ情報には、共同プレイ中である情報、共同プレイに参加する他のユーザ、役割の選択結果、第1の役割を選択した場合には共同プレイ中に倒した敵Eの数、第2の役割を選択した場合には共同プレイ中に行った補助操作の回数、及び、優先選択権所持フラグがさらに含まれる。優先選択権所持フラグとは、優先選択権の所持の有無を示し、所持する場合には「1」となり、所持しない場合には「0」となる。
なお、ユーザ情報は、図9に示す情報に限定されず、ユーザに関して図9に示す情報以外の情報をさらに含んでもよい。
(要求部)
要求部36は、共同プレイ開始前の役割選択期間中において役割変更条件を満たす場合に、共同プレイに参加するユーザに対して選択変更要求を行う。選択変更要求は、既に選択操作を行ったユーザに対して、役割の選択(つまり、当初選択した役割の種類)を変更することを要求するためのメッセージ及び音声等を出力することである。
役割変更条件としては、例えば、ある共同プレイ(詳しくは、第1共同プレイに該当する共同プレイ)での役割について選択受付部40が各ユーザの選択操作を受け付け始めてから所定時間が経過した時点で、第2の役割を選択したユーザ数が下限数を下回ることが挙げられる。この場合、要求部36は、第2の役割以外の役割(つまり、第1の役割)を選択したユーザに対して選択変更要求を行う。
なお、上記の所定時間は、予め設定された時間であり、任意の時間に決めることができるが、共同プレイをスムーズに開始するのに好適な時間(例えば、数十秒~数分程度)に設定されるのが好ましい。
要求部36が役割選択要求を行うケースは、上記のケースに限定されず、例えば、共同プレイのホストからの指示に従って役割選択要求を行ってもよい。具体的に説明すると、共同プレイ(詳しくは、第1共同プレイに該当する共同プレイ)に参加するホストと一人以上のゲストとが決まった後、選択受付部40が、その共同プレイでの役割について各ユーザの選択操作を受け付ける。この場合の役割選択期間において、第2の役割を選択したユーザ数が下限数を下回っているとき、ホストであるユーザAは、不図示の要求先指定画面にて、第2の役割以外の役割(つまり、第1の役割)を選択したゲストの中から要求先のユーザを指定する。その後、要求部36は、第1の役割を選択したゲストのうち、ホストにより指定されたゲストに対して選択変更要求を行う。
その他のケースとしては、例えば、役割選択期間において、第2の役割を選択したユーザ数が下限数を下回っているとき、本発明の情報処理装置であるサーバ10により、第1の役割を選択したゲストの中から、要求先のユーザが自動的に指定されてもよい。この場合、要求部36は、第1の役割を選択したゲストのうち、サーバ10側で指定されたゲストに対して選択変更要求を行う。
また、第1共同プレイにおいて優先選択権が付与されたユーザが第2共同プレイにて優先選択権を使用する場合、第2共同プレイについての役割選択期間中、要求部36は、優先選択権を有するユーザを、選択変更要求の対象から外す。つまり、第2共同プレイでの役割について選択受付部40が選択操作を受け付ける間に、第2の役割を選択したユーザ数が下限数を下回る場合であっても、優先選択権を有するユーザには、選択変更要求が行われない。
(権利付与部)
権利付与部37は、ある共同プレイ(詳しくは、第1共同プレイに相当する共同プレイ)にて第2の役割を選択して所定の条件を満たす対象ユーザに対して、優先選択権を付与する。具体的に説明すると、第1共同プレイについての役割選択期間において第2の役割を選択したユーザ数が下限数を下回る場合には、要求部36が、第1の役割を選択したユーザに対して選択変更要求を行う。この選択変更要求に応じて第2の役割を選択した対象ユーザ(つまり、役割の選択を変更したユーザ)がいると、権利付与部37は、その対象ユーザに対して優先選択権を付与する。対象ユーザとは、優先選択権の付与対象となるユーザのことである。
なお、優先選択権が付与される条件は、上記のように選択変更要求に応じることに限定されない。例えば、第1共同プレイについての役割選択期間において第2の役割を選択したユーザ数が下限数を下回る場合に、第1の役割を選択したユーザが、選択変更要求によらず役割の選択を自発的に変更して第2の役割を選択した場合に、そのユーザに対して権利付与部37が優先選択権を付与してもよい。
また、第1共同プレイでの役割について選択変更要求に応じて又は自発的に第2の役割を選択した対象ユーザが、第1共同プレイ中に所定のプレイ条件を満たす場合に、対象ユーザに対して権利付与部37が優先選択権を付与してもよい。ここで、所定のプレイ条件とは、第1共同プレイ中、対象ユーザが第2の役割として行ったゲーム操作に基づいて所定の結果が得られることであり、具体的には、第2の役割として行った補助操作の実施回数が所定数以上になることである。
また、上記のケースとは異なるが、特定の役割が第1の役割であるケースにおいて、第1の役割を選択した対象ユーザが第1共同プレイ中に移動キャラクタJ1を操作して倒した敵Eの数が所定数以上になることを、優先選択権の付与条件(すなわち、所定のプレイ条件)としてもよい。
(問い合わせ部)
問い合わせ部38は、共同プレイの終了後に、共同プレイに参加したユーザA~Dの各々に対して、図10に示す問い合わせ画面を提示し、直前の共同プレイ時と同じ参加ユーザにより共同プレイを引き続き行うか否かを問い合わせる。例えば、対象ユーザに優先選択権が付与される契機となった第1共同プレイが終了した直後、問い合わせ部38は、第1共同プレイに参加した複数のユーザの各々に対して、第1共同プレイ時と同じ参加ユーザにより第2共同プレイを行うかを問い合わせる。
第1共同プレイに参加した各ユーザは、図10の問い合わせ画面での画面操作を通じて、第1共同プレイ時と同じ参加ユーザにより第2共同プレイを行うか否かを回答する。具体的に説明すると、第1共同プレイ時と同じ参加ユーザにより第2共同プレイを行うことを回答するユーザは、画面中のYESボタンをクリックする。反対に、第1共同プレイ時と同じ参加ユーザにより第2共同プレイを行わないことを回答するユーザは、画面中のNOボタンをクリックする。
なお、問い合わせ部38による問い合わせに対する各ユーザの回答操作は、第2共同プレイの開始前に操作受付部31によって受け付けられる。
そして、第1共同プレイに参加した複数のユーザの各々(つまり、第1共同プレイに参加したユーザA~Dの全員)が、第1共同プレイ時と同じ参加ユーザにより第2共同プレイを行うことを回答した場合には、第2共同プレイについての役割選択に移行する。この場合、選択受付部40は、第2共同プレイでの役割について、第1共同プレイに参加した複数のユーザの各々の選択操作を受け付ける。
ここで、第2共同プレイは、第1共同プレイの終了後に行われる共同プレイであり、以下では、第2共同プレイが第1共同プレイに続けて行われる(つまり、第1共同プレイと連続して行われる)こととする。ただし、第2共同プレイは、第1共同プレイの終了後に行われればよく、第1共同プレイと第2共同プレイとが連続していないケース、例えば第2共同プレイが第1共同プレイから起算して数回後の共同プレイであってもよい。
(使用確認部)
使用確認部39は、第1共同プレイに参加した複数のユーザの各々が第1共同プレイ時と同じ参加ユーザにより第2共同プレイを行う場合に、第1共同プレイにて優先選択権が付与された対象ユーザに対して、第2共同プレイについての役割選択時に優先選択権を使用するか否かを確認する。具体的には、第2共同プレイについての役割選択期間において、使用確認部39は、対象ユーザの操作端末に、図11に示す使用確認画面を表示し、優先選択権の使用の有無を確認する。対象ユーザは、図11の使用確認画面での画面操作を通じて優先選択権の使用の有無を回答し、使用する場合には画面中のYESボタンをクリックし、使用しない場合にはNOボタンをクリックする。
そして、対象ユーザが優先選択権を使用する旨を回答した場合、第2共同プレイについての役割選択期間において、選択受付部40が、対象ユーザ(すなわち、優先選択権を有するユーザ)の選択操作を、対象ユーザ以外のユーザ(すなわち、優先選択権を有しないユーザ)よりも先に受け付ける。なお、優先選択権には、使用回数が設定されており、例えば、対象ユーザが優先選択権を一度使用した場合には、その優先選択権が消費され、以降、対象ユーザは、その消費された優先選択権をもはや使用することができなくなる。
[本発明の一実施形態に係る情報処理方法について]
次に、本発明の情報処理方法の一例として、ゲーム進行用の情報処理フロー(以下、本情報処理フローという)について説明する。なお、本情報処理フローは、あくまでも一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、ステップの実施順序を入れ替えてもよい。
本情報処理フローは、本発明の一実施形態に係る情報処理装置を構成するコンピュータ、すなわちサーバ10によって従って実行される。また、本情報処理フローは、第1共同プレイに係る処理フローと、第1共同プレイの直後に行われる第2共同プレイに係る処理フローに分かれる。以下、それぞれの処理フローについて説明する。
また、以下では、上述したケースと同様、四人のユーザA~Dが共同プレイに参加して同じエリアのクリアを目指して協力し、ユーザAがホストとなり、ユーザB~Dがゲストとなる場面を例に挙げて説明することとする。
第1共同プレイに係る処理フローでは、先ず、図12に示すように、共同プレイに参加する複数のユーザを決める工程、すなわち参加ユーザのマッチングが実施される(S001)。具体的には、ホストであるユーザAが、共同プレイの実施を要求してゲストを募集する操作を行い、ユーザB~Dが、ユーザAとの共同プレイへゲストとして参加するための操作(応募)を行う。マッチングのために行われるユーザA~Dの各操作は、サーバ10(詳しくは、操作受付部31)により受け付けられ、この結果、共同プレイの参加ユーザについてマッチングが完了する。
その後、サーバ10(詳しくは、選択受付部40)が、第1共同プレイの開始前に、第1共同プレイにおける役割についてユーザA~Dの各々の選択操作を受け付ける(S002)。このステップS002において、第1の役割を選択したユーザ数、及び第2の役割を選択したユーザ数のそれぞれが下限数以上である場合(S003でNo)、サーバ10(詳しくはゲーム処理部33)が、ホストであるユーザAの共同プレイ開始指示に基づいて第1共同プレイを開始する(S007)。
一方、役割選択期間が開始してから所定時間が経過した時点で、第2の役割を選択したユーザ数が下限数を下回る場合(S003でYes)、サーバ10(詳しくは、要求部36)が、その時点で第1の役割を選択しているユーザに対して選択変更要求を行う(S004)。なお、ステップS004において、選択変更要求の対象(要求先)は、第1の役割を選択しているユーザのうち、ホストであるユーザAによって指定されたゲストであってもよく、あるいはサーバ10側で自動的に指定されたユーザであってもよい。
選択変更要求が行われたユーザのうち、一人以上のユーザが選択変更要求に応じて第1の役割から第2の役割へ選択し直した場合(S005でYes)、サーバ10(詳しくは、権利付与部37)が、要求に応じたユーザ、すなわち対象ユーザに対して優先選択権を付与する(S006)。
なお、ステップS006において、優先選択権の付与条件は、選択変更要求に応じて第2の役割を選択することであるが、この条件に加えて、第1共同プレイ中に第2の役割に応じたゲーム操作を行って所定の結果が得られること、例えば、第1の役割を選択したユーザへの補助操作を所定回数以上行うという条件がさらに含まれてもよい。
以下では、ユーザBが、選択変更要求に応じた対象ユーザに該当し、ユーザBに対して優先選択権が付与されたケースを例に挙げて説明することとする。
ユーザBが選択変更要求に応じることにより、第2の役割を選択したユーザ数が下限数以上になるため、ステップS007に移行し、第1共同プレイが開始される。その後、ユーザA~Dの各々のゲーム操作に応じてゲームが進行し、第1共同プレイの対象となるエリアをクリアする等、共同プレイの終了条件が満たされた場合に第1共同プレイが終了し、その時点で、第1共同プレイに係る処理フローが終了する。
第1共同プレイに係る処理フローに引き続き、第2共同プレイに係る処理フローが開始され、図13に示す手順に従って進行する。第2共同プレイの開始に際しては、先ず、サーバ10(詳しくは、問い合わせ部38)が、ユーザA~Dの各々に対して、第1共同プレイ時と同じ参加ユーザにより第2共同プレイを行うか否かを問い合わせる(S021)。具体的には、ユーザA~Dの各々の操作端末11~14に、図10に示す問い合わせ画面を表示させる。
各ユーザは、上記の問い合わせに対して回答し、サーバ10(詳しくは、操作受付部31)が各ユーザの回答を受け付ける(S022)。ここでは、ユーザA~Dの各々(つまり、ユーザA~Dの全員)が、第1共同プレイ時と同じ参加ユーザにより第2共同プレイを行うことを回答したとする。
その後の流れは、概ね第1共同プレイの流れと共通する。具体的には、サーバ10(詳しくは、選択受付部40)が、第2共同プレイの開始前に、第2共同プレイにおける役割についてユーザA~Dの各々の選択操作を受け付ける(S023)。この際、サーバ10(詳しくは、使用確認部39)は、優先選択権を有するユーザBに対して、優先選択権の使用の有無を確認する(S024)。具体的には、ユーザBの操作端末12に、図11に示す使用確認画面を表示させる。
ユーザBは、優先選択権の使用の有無を回答し、優先選択権を使用する場合には、ユーザB(すなわち、優先選択権を有するユーザ)の選択操作が、他のユーザA、C、D(すなわち、優先権を有しないユーザ)の選択操作よりも優先的に受け付けられる。具体的に説明すると、ユーザBの選択操作がユーザA、B、Dの選択操作よりも先に受け付けられ、詳しくは、ユーザA、C、Dは、ユーザBの選択操作が受け付けられるまで待機し、ユーザBの選択操作が受け付けられた後に選択操作を行えるようになる。
なお、優先選択権は、一度使用すると、それ以降には使用不可となる。
また、第2共同プレイの役割についてユーザA~Dの各々の選択操作を受け付け、第1の役割を選択したユーザ数、及び第2の役割を選択したユーザ数のそれぞれが下限数以上になると(S026でNo)、サーバ10(詳しくはゲーム処理部33)が、ユーザAの共同プレイ開始指示に基づいて第2共同プレイを開始する(S029)。
一方、第2共同プレイにおける役割について役割選択期間が開始してから所定時間が経過した時点で、第2の役割を選択したユーザ数が下限数を下回る場合(S026でYes)、サーバ10(詳しくは、要求部36)が、その時点で第1の役割を選択しているユーザに対して選択変更要求を行う(S027)。このとき、ユーザBが優先選択権を使用して第1の役割を選択していれば、サーバ10は、選択変更要求の対象からユーザBを外す。つまり、優先選択権を有するユーザBが例え第1の役割を選択していたとしても、ユーザBには選択変更要求が行われない。この場合、ユーザBが有する優先選択権は、使用され(消費され)、以降、ユーザBは、使用された優先選択権を使用することができなくなる。他方、ユーザBが第2共同プレイにおいて第2の役割(選択変更要求に係る役割以外の役割)を選択した場合には、ユーザBが有する優先選択権は、消費されない。
なお、ステップS027において、選択変更要求の対象(要求先)は、第1の役割を選択しているゲストのうち、ホストであるユーザAによって指定されたゲストであってもよく、あるいはサーバ10側で自動的に指定されたゲストであってもよい。ただし、その場合にも、ユーザBは選択変更要求の対象から外されることになる。
その後、一人以上のユーザが選択変更要求に応じて第1の役割から第2の役割へ選択し直すと(S028でYes)、第2の役割を選択したユーザ数が下限数以上になるため、ステップS029に移行し、第2共同プレイが開始される。なお、図13には、特に図示していないが、第2共同プレイの役割選択期間において役割変更要求に応じたユーザに対しては、第1共同プレイの時と同様に優先選択権が付与されてもよい。
第2共同プレイが開始されてからは、ユーザA~Dの各々のゲーム操作に応じてゲームが進行し、ユーザA~Dが、第2共同プレイの対象となるエリアをクリアする等、共同プレイの終了条件が満たされた場合に第2共同プレイが終了し、その時点で、第2共同プレイに係る処理フローが終了する。
[本発明の第2実施形態について]
上述した本発明の第1実施形態では、第2共同プレイの役割について、優先選択権を有するユーザの選択操作を、優先選択権を有しないユーザの選択操作よりも優先的に受け付けるために、優先選択権を有するユーザの選択操作を先に受け付けることとした。ただし、優先選択権を有するユーザの選択操作を優先的に受け付ける態様については、上記以外にも考えられ、以下、別の態様について、第2実施形態として説明する。
なお、以下では、第2実施形態のうち、第1実施形態と異なる点を主として説明し、第1実施形態と共通する点については、説明を省略することとする。
第2実施形態では、第2共同プレイにおける複数の役割(すなわち、第1の役割及び第2の役割)のそれぞれに対して、複数の枠が割り当てられ、複数の枠が、図14に示すように優先枠Fyと通常枠Fxとを含んでいる。図14は、第2実施形態における選択操作用の画面を示しており、左側の図が、優先選択権を有するユーザが選択操作を行う前の段階を、右側の図が、優先選択権を有するユーザが選択操作を行った後の段階を、それぞれ示している。
優先枠Fyは、優先選択権を有するユーザのために設けられた特別枠であり、第1の役割及び第2の役割のそれぞれには、優先選択権を有するユーザの人数に応じた枠数(詳しくは、当該人数と同数)の優先枠Fyが割り当てられる。通常枠Fxは、優先枠Fy以外の枠であり、各役割に割り当てられる通常枠の枠数は、第2共同プレイにおいて各役割を選択するユーザ数の上限数と、各役割に割り当てられた優先枠Fyの枠数との差になる。
第2共同プレイに参加する複数のユーザは、第2共同プレイにおける役割について選択操作を行うに際して、複数の枠のいずれか一つを指定する。このとき、選択優先権を有するユーザは、優先枠Fyを指定して選択操作を行うことができる。一方、選択優先権を有しないユーザは、優先枠Fyを指定することができず、通常枠Fxの実を指定して選択操作を行うことになる。例えば、第2共同プレイに参加するユーザA~Dのうち、ユーザBが選択優先権を有する場合、ユーザBによる優先枠Fyの指定は、許可されるが、他のユーザA、C、Dによる優先枠Fyの指定は許可されない。そして、選択操作が受け付けられると、その選択操作の際に指定された枠が一つ消費される。
以上のように第2実施形態では、優先選択権を有するユーザに対して、第1の役割を選択するための優先枠Fy、及び第2の役割を選択するための優先枠Fyの双方が確保されている。そのため、第2共同プレイの役割を選択する際、優先選択権を有するユーザは、自分が希望する役割を自由に選ぶことができる。
また、優先選択権を有するユーザが優先枠Fyを指定して選択操作を行った後には、図14に示すように、余った優先枠Fy(つまり、未指定の優先枠Fy)が開放されて通常枠Fxに変わる。具体例を挙げて説明すると、選択優先権を有するユーザBが優先枠Fyを指定して第1の役割を選択した場合、指定されなかった第2の役割についての優先枠Fyが開放されて通常枠Fxに変更される。これにより、第2の役割についての通常枠Fxの数、すなわち第2の役割を選択できる機会が増える。
以上までの内容を実現するための情報処理装置の構成について、図15を参照しながら説明する。図15は、第2実施形態に係る情報処理装置の機能を示す図である。第2実施形態に係る情報処理装置は、サーバ10Xによって構成され、第1実施形態に係る情報処理装置(すなわち、サーバ10)が有する機能に加え、枠数設定部41及び枠変更部42を有する。図15に図示した各機能部は、サーバ10Xを構成する各種のハードウェア機器と、サーバ10Xにインストールされたプログラムとが協働することで実現される。
枠数設定部41は、第2共同プレイにおける複数の役割(すなわち、第1の役割及び第2の役割)のそれぞれに割り当てられる優先枠Fyの数を設定する。各役割に割り当てられる優先枠Fyの枠数は、第2共同プレイに参加するユーザのうち、優先選択権を有するユーザの人数に応じて設定され、例えば、その人数と同じ枠数に設定される。
枠変更部42は、第2共同プレイの役割選択期間において、優先選択権を有するユーザの選択操作の受け付け後に未指定の優先枠Fyを開放して通常枠Fxに変更する。
また、第2実施形態において、第2共同プレイに参加する複数のユーザの各々は、第2共同プレイにおける役割についての選択操作を行う際に、各役割に割り当てられた枠の一つを指定する。各ユーザの選択操作は、選択受付部40により受け付けるが、このとき、選択受付部40は、優先選択権を有するユーザによる優先枠Fyの指定を許可する。一方で、優先選択権を有しないユーザについて、選択受付部40は、優先枠Fyの指定を許可せず、通常枠Fxの指定のみを許可する。
[その他の実施形態]
以上までに、本発明の情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関して、具体的な実施形態を挙げて説明してきたが、上述した実施形態は、あくまでも一例に過ぎず、他の実施形態も考えられ得る。
上記の実施形態では、コンピュータの一例としてのサーバ10が本発明の情報処理装置として機能するが、サーバ10が有する機能のうちの一部が、ユーザの操作端末11~14側に備わってもよい。例えば、ゲーム進行部33がユーザの操作端末11~14に備わってもよい。その場合、共同プレイにおいて、各ユーザの操作端末11~14は、サーバ10からゲーム進行用のデータを受信し、各ユーザの操作に応じてゲームを進行させる処理を実行することになる。
また、上記の実施形態では、共同プレイを行う複数のユーザの各々の操作端末が通信する際の通信方式は、サーバ10を介する方式(クライアント・サーバ方式)であることとしたが、サーバ10を介さないP2P(ピア・ツー・ピア)方式でもよい。その場合には、各ユーザの操作端末が協働して本発明の情報処理装置として機能することになる。
[まとめ]
本発明は、以下の[1]~[12]に示す構成により達成され、それぞれの構成により、種々の効果を奏することができる。
[1] 本発明の情報処理装置は、複数のユーザが参加可能なゲームの共同プレイにおけるユーザが担当する役割について、各ユーザが複数の役割から選択する選択操作を、共同プレイに参加するユーザが一人以上決まった段階で受け付ける選択受付部と、第1共同プレイにて特定の役割を選択して所定の条件を満たすユーザに対して、役割の選択に関する権利を付与する権利付与部と、を備え、選択受付部は、第1共同プレイの後に行われる第2共同プレイでの役割について、権利を有するユーザの選択操作を、権利を有しないユーザの選択操作よりも優先して受け付けることを特徴とする。
本発明の情報処理装置によれば、第1共同プレイにて特定の役割を選択して所定の条件を満たすユーザには、その代償として、第2共同プレイでの役割について優先的に選択できる権利が付与される。これにより、第1共同プレイに参加するユーザに対して、特定の役割を選択する動機付けを与えることができ、特定の役割を選択するユーザを確保し易くなる。この結果、複数のユーザが役割を選択して行われる共同プレイをスムーズに開始させることが可能となる。
[2] 本発明の情報処理装置は、第1共同プレイの終了後に、第1共同プレイに参加した複数のユーザに対して、第1共同プレイ時と同じ参加ユーザにより第2共同プレイを行うかを問い合わせる問い合わせ部を有してもよい。そして、第1共同プレイに参加した複数のユーザの各々が、第1共同プレイ時と同じ参加ユーザにより第2共同プレイを行うことを回答した場合に、選択受付部は、第2共同プレイでの役割について、第1共同プレイに参加した複数のユーザの各々の選択操作を受け付けるとよい。
上記の構成によれば、第1共同プレイ時に特定の役割を選択したユーザは、第1共同プレイ時と同じ参加ユーザにより行われる第2共同プレイでの役割について、上記の権利を行使して優先的に役割を選択することができる。この結果、上記の権利が有効に活用されるようになる。
[3] また、本発明の情報処理装置において、選択受付部は、第2共同プレイでの役割について、権利を有するユーザの選択操作を、権利を有しないユーザの選択操作よりも先に受け付けてもよい。
上記の構成は、第2共同プレイでの役割について、権利を有するユーザの選択操作を、権利を有しないユーザの選択操作よりも優先して受け付けるための一つの形態であり、かかる形態であれば、本発明の情報処理装置及び情報処理方法を比較的容易に実現することができる。
[4] また、本発明の情報処理装置において、第2共同プレイにおける複数の役割のそれぞれには、優先枠と優先枠以外の通常枠とを含む複数の枠が割り当てられ、選択操作の際、ユーザは複数の枠のいずれか一つを指定してもよい。この場合、選択受付部は、第2共同プレイでの役割について、権利を有するユーザによる優先枠の指定を許可し、権利を有しないユーザによる前記優先枠の指定を許可しないと、好適である。
上記の構成は、第2共同プレイでの役割について、権利を有するユーザの選択操作を、権利を有しないユーザの選択操作よりも優先して受け付けるための一つの形態であり、かかる形態であれば、本発明の情報処理装置及び情報処理方法を比較的容易に実現することができる。
[5] また、本発明の情報処理装置において、第2共同プレイでの役割について選択受付部が各ユーザの選択操作を受け付ける間において、権利を有するユーザの選択操作の受け付け後に未指定の優先枠を通常枠に変更する枠変更部を有すると、より好適である。
上記の構成であれば、権利を有するユーザの選択操作の受け付け後に未指定の優先枠を開放して通常枠に変更することにより、開放された未指定の優先枠と対応する役割を選択できる機会を増やすことができる。
[6] 本発明の情報処理装置は、第2共同プレイに参加するユーザのうち、前記権利を有するユーザの人数に応じて、前記複数の役割のそれぞれに割り当てられる前記優先枠の数を設定する枠数設定部を有してもよい。
上記の構成であれば、権利を有するユーザの人数に応じて優先枠の数が設定されるため、権利を有するユーザに対して、優先枠を指定して選択操作を行う機会が適切に確保されるようになる。
[7] 本発明の情報処理装置は、選択受付部が各ユーザの選択操作を受け付ける間において、選択操作を行ったユーザに対して、選択変更要求を行う要求部を有してもよい。この場合、権利付与部は、第1共同プレイでの役割について選択変更要求に応じて特定の役割を選択したユーザに対して、権利を付与してもよい。また、第2共同プレイでの役割について選択受付部が各ユーザの選択操作を受け付ける間において、要求部は、権利を有するユーザを、選択変更要求の対象から外すと、好適である。
上記の構成であれば、権利を有するユーザが、選択変更要求の対象から外れるため、当該権利の恩恵を受け易くなり、また、第2共同プレイにおける役割を優先的に選択できるという権利の効果が適切に担保されるようになる。
[8] また、本発明の情報処理装置において、所定の条件は、第1共同プレイにて特定の役割を選択し、且つ第1共同プレイ中に特定の役割として行ったゲーム操作に基づいて所定の結果が得られることを含んでもよい。
上記の構成では、第1共同プレイにて特定の役割を選択することに加え、第1共同プレイ中に所定の結果が得られることが、権利付与の条件とされる。かかる場合には、第1共同プレイにて特定の役割を選択することのみを権利付与の条件とする場合に比べて、権利の付与条件が厳しくなるため、ゲーム性(興趣性)を高めることができる。
[9] また、本発明の情報処理装置において、共同プレイにて特定の役割を選択するユーザ数には、下限数が設定されてもよい。そして、第1共同プレイの開始前に選択受付部が各ユーザの選択操作を受け付ける間において、特定の役割を選択したユーザ数が下限数を下回る場合に、権利付与部は、選択変更要求に応じて特定の役割を選択したユーザに対して、権利を付与するとよい。
この場合には、特定の役割を選択したユーザに権利を付与することによる効果(メリット)が、より有意義なものとなる。具体的に説明すると、特定の役割を選択するユーザ数が下限数を下回っている間、共同プレイを開始することができないが、権利付与により特定の役割を選択する動機付けが可能になるため、特定の役割を選択するユーザ数を下限数以上まで確保し易くなる。この結果、共同プレイをスムーズに開始することがより容易になる。
[10] また、本発明の情報処理装置において、共同プレイに参加する複数のユーザは、一人以上のゲストと、ゲストを募集するホストとに分かれ、第1共同プレイに参加するホストと一人以上のゲストとが決まった後に、選択受付部は、第1共同プレイでの役割について各ユーザの選択操作を受け付けてもよい。また、本発明の情報処理装置は、選択受付部が各ユーザの選択操作を受け付ける間において、選択操作を行ったユーザに対して、選択変更要求を行う要求部を有してもよい。そして、第1共同プレイの開始前にて選択受付部が各ユーザの選択操作を受け付ける間において、特定の役割を選択したユーザ数が下限数を下回る場合に、要求部は、特定の役割以外の役割を選択したゲストのうち、ホストにより指定されたゲストに対して、選択変更要求を行ってもよい。
上記の構成によれば、ホストの意思に応じて、選択変更要求の対象(要求先)を決めることができる。また、選択変更要求に応じたユーザに対しては、その代償として権利が付与されるため、選択変更要求に応じる動機付けを行い易くなる。
[11] 本発明の情報処理装置は、選択受付部が各ユーザの選択操作を受け付ける間において、選択操作を行ったユーザに対して、選択変更要求を行う要求部を有してもよい。そして、第1共同プレイでの役割について選択受付部が各ユーザの選択操作を受け付け始めてから所定時間が経過した時点で、特定の役割を選択したユーザ数が下限数を下回る場合に、要求部は、特定の役割以外の役割を選択したユーザに対して、選択変更要求を行うと、好適である。
上記の構成によれば、第1共同プレイにおける役割についての選択期間が開始されてから所定時間が経過した時点で、役割変更要求が行われる。このように、第1共同プレイをスムーズに開始するための手段として、役割変更要求を活用することができる。また、選択変更要求に応じたユーザには、その代償として権利が付与されるため、選択変更要求に応じる動機付けを行い易くなる。
[12] 本発明の情報処理方法は、複数のユーザが参加可能なゲームの共同プレイにおけるユーザが担当する役割について、コンピュータが、各ユーザが複数の役割から選択する選択操作を、共同プレイに参加するユーザが一人以上決まった段階で受け付け、コンピュータが、第1共同プレイにて特定の役割を選択して所定の条件を満たすユーザに対して、役割の選択に関する権利を付与し、第1共同プレイの後に行われる第2共同プレイでの役割について、コンピュータは、権利を有するユーザの選択操作を、権利を有しないユーザの選択操作よりも優先して受け付けることを特徴とする。
本発明の情報処理方法によれば、複数のユーザが役割を選択して行われる共同プレイをスムーズに開始させることが可能となる。
[13] 本発明のプログラムは、複数のユーザが参加可能なゲームの共同プレイにおけるユーザが担当する役割について、コンピュータに、各ユーザが複数の役割から選択する選択操作を、共同プレイに参加するユーザが一人以上決まった段階で受け付けさせ、コンピュータに、第1共同プレイにて特定の役割を選択して所定の条件を満たすユーザに対して、役割の選択に関する権利を付与させ、第1共同プレイの後に行われる第2共同プレイでの役割について、コンピュータに、権利を有するユーザの選択操作を、権利を有しないユーザの選択操作よりも優先して受け付けさせることを特徴とする。
本発明のプログラムをコンピュータに実行させることにより、複数のユーザが役割を選択して行われる共同プレイをスムーズに開始させることが可能となる。
10,10X サーバ(情報処理装置)
11,12,13,14 操作端末
15 通信用ネットワーク
21 プロセッサ
22 メモリ
23 通信用インタフェース
24 ストレージ
25 バス
31 操作受付部
32 役割設定部
33 ゲーム進行部
34 表示制御部
35 記憶部
36 要求部
37 権利付与部
38 問い合わせ部
39 使用確認部
40 選択受付部
41 枠数設定部
42 枠変更部
43 指定受付部
E 敵
Fx 通常枠
Fy 優先枠
H 補助アイテム
K ガイドオブジェクト
J1 移動キャラクタ
J2 サポートキャラクタ

Claims (12)

  1. 複数のユーザが参加可能なゲームの共同プレイにおけるユーザが担当する役割について、各ユーザが複数の役割から選択する選択操作を、前記共同プレイに参加するユーザが一人以上決まった段階で受け付ける選択受付部と、
    第1共同プレイにて特定の役割を選択して所定の条件を満たすユーザに対して、役割の選択に関する権利を付与する権利付与部と、を備え、
    前記選択受付部は、前記第1共同プレイの後に行われる第2共同プレイでの役割について、前記権利を有するユーザの前記選択操作を、前記権利を有しないユーザの前記選択操作よりも先に受け付け、前記権利を有するユーザの前記選択操作を受け付けるまでの間は、前記権利を有しないユーザの前記選択操作の受け付けが制限される、情報処理装置。
  2. 複数のユーザが参加可能なゲームの共同プレイにおけるユーザが担当する役割について、各ユーザが複数の役割から選択する選択操作を、前記共同プレイに参加するユーザが一人以上決まった段階で受け付ける選択受付部と、
    前記選択受付部が各ユーザの前記選択操作を受け付ける間において、前記選択操作を行ったユーザに対して、選択変更要求を行う要求部と、
    第1共同プレイにて特定の役割を選択して所定の条件を満たすユーザに対して、役割の選択に関する権利を付与する権利付与部と、を備え、
    前記権利付与部は、前記第1共同プレイでの役割について前記選択変更要求に応じて前記特定の役割を選択したユーザに対して、前記権利を付与し、
    前記選択受付部は、前記第1共同プレイの後に行われる第2共同プレイでの役割について、前記権利を有するユーザの前記選択操作を、前記権利を有しないユーザの前記選択操作よりも優先して受け付け、
    前記第2共同プレイでの役割について前記選択受付部が各ユーザの前記選択操作を受け付ける間において、前記要求部は、前記権利を有するユーザを、前記選択変更要求の対象から外す、情報処理装置。
  3. 複数のユーザが参加可能なゲームの共同プレイにおけるユーザが担当する役割について、各ユーザが複数の役割から選択する選択操作を、前記共同プレイに参加するユーザが一人以上決まった段階で受け付ける選択受付部と、
    第1共同プレイにて特定の役割を選択して所定の条件を満たすユーザに対して、役割の選択に関する権利を付与する権利付与部と、を備え、
    前記選択受付部は、前記第1共同プレイの後に行われる第2共同プレイでの役割について、前記権利を有するユーザの前記選択操作を、前記権利を有しないユーザの前記選択操作よりも優先して受け付け、
    前記第2共同プレイにおける前記複数の役割のそれぞれには、優先枠と前記優先枠以外の通常枠とを含む複数の枠が割り当てられ、
    前記選択操作の際、ユーザは前記複数の枠のいずれか一つを指定し、
    前記選択受付部は、前記第2共同プレイでの役割について、前記権利を有するユーザによる前記優先枠の指定を許可し、前記権利を有しないユーザによる前記優先枠の指定を許可しない、情報処理装置。
  4. 複数のユーザが参加可能なゲームの共同プレイにおけるユーザが担当する役割について、各ユーザが複数の役割から選択する選択操作を、前記共同プレイに参加するユーザが一人以上決まった段階で受け付ける選択受付部と、
    第1共同プレイにて特定の役割を選択して所定の条件を満たすユーザに対して、役割の選択に関する権利を付与する権利付与部と、を備え、
    前記選択受付部は、前記第1共同プレイの後に行われる第2共同プレイでの役割について、前記権利を有するユーザの前記選択操作を、前記権利を有しないユーザの前記選択操作よりも優先して受け付け、
    前記共同プレイにて前記特定の役割を選択するユーザ数には、下限数が設定されており、
    前記第1共同プレイの開始前に前記選択受付部が各ユーザの前記選択操作を受け付ける間において、前記特定の役割を選択したユーザ数が前記下限数を下回る場合に、前記権利付与部は、選択変更要求に応じて前記特定の役割を選択したユーザに対して、前記権利を付与する、情報処理装置。
  5. 複数のユーザが参加可能なゲームの共同プレイにおけるユーザが担当する役割について、コンピュータが、各ユーザが複数の役割から選択する選択操作を、前記共同プレイに参加するユーザが一人以上決まった段階で受け付け、
    コンピュータが、第1共同プレイにて特定の役割を選択して所定の条件を満たすユーザに対して、役割の選択に関する権利を付与し、
    前記第1共同プレイの後に行われる第2共同プレイでの役割について、コンピュータは、前記権利を有するユーザの前記選択操作を、前記権利を有しないユーザの前記選択操作よりも先に受け付け、前記権利を有するユーザの前記選択操作を受け付けるまでの間は、前記権利を有しないユーザの前記選択操作の受け付けが制限される、情報処理方法
  6. 複数のユーザが参加可能なゲームの共同プレイにおけるユーザが担当する役割について、コンピュータが、各ユーザが複数の役割から選択する選択操作を、前記共同プレイに参加するユーザが一人以上決まった段階で受け付け、
    コンピュータが、各ユーザの前記選択操作を受け付ける間において、前記選択操作を行ったユーザに対して、選択変更要求を行い、
    コンピュータが、第1共同プレイにて特定の役割を選択して所定の条件を満たすユーザに対して、役割の選択に関する権利を付与し、
    前記第1共同プレイでの役割について前記選択変更要求に応じて前記特定の役割を選択したユーザに対して、コンピュータは、前記権利を付与し、
    前記第1共同プレイの後に行われる第2共同プレイでの役割について、コンピュータは、前記権利を有するユーザの前記選択操作を、前記権利を有しないユーザの前記選択操作よりも優先して受け付け、
    前記第2共同プレイでの役割について各ユーザの前記選択操作を受け付ける間において、コンピュータは、前記権利を有するユーザを、前記選択変更要求の対象から外す、情報処理方法
  7. 複数のユーザが参加可能なゲームの共同プレイにおけるユーザが担当する役割について、コンピュータが、各ユーザが複数の役割から選択する選択操作を、前記共同プレイに参加するユーザが一人以上決まった段階で受け付け、
    コンピュータが、第1共同プレイにて特定の役割を選択して所定の条件を満たすユーザに対して、役割の選択に関する権利を付与し、
    前記第1共同プレイの後に行われる第2共同プレイでの役割について、コンピュータは、前記権利を有するユーザの前記選択操作を、前記権利を有しないユーザの前記選択操作よりも優先して受け付け、
    前記第2共同プレイにおける前記複数の役割のそれぞれには、優先枠と前記優先枠以外の通常枠とを含む複数の枠が割り当てられ、
    前記選択操作の際、ユーザが前記複数の枠のいずれか一つを指定する場合、コンピュータは、前記第2共同プレイでの役割について、前記権利を有するユーザによる前記優先枠の指定を許可し、前記権利を有しないユーザによる前記優先枠の指定を許可しない、情報処理方法
  8. 複数のユーザが参加可能なゲームの共同プレイにおけるユーザが担当する役割について、コンピュータが、各ユーザが複数の役割から選択する選択操作を、前記共同プレイに参加するユーザが一人以上決まった段階で受け付け、
    コンピュータが、第1共同プレイにて特定の役割を選択して所定の条件を満たすユーザに対して、役割の選択に関する権利を付与し、
    前記第1共同プレイの後に行われる第2共同プレイでの役割について、コンピュータは、前記権利を有するユーザの前記選択操作を、前記権利を有しないユーザの前記選択操作よりも優先して受け付け、
    前記共同プレイにて前記特定の役割を選択するユーザ数には、下限数が設定されており、
    前記第1共同プレイの開始前に各ユーザの前記選択操作を受け付ける間において、前記特定の役割を選択したユーザ数が前記下限数を下回る場合に、コンピュータは、選択変更要求に応じて前記特定の役割を選択したユーザに対して、前記権利を付与する、情報処理方法
  9. 複数のユーザが参加可能なゲームの共同プレイにおけるユーザが担当する役割について、コンピュータに、各ユーザが複数の役割から選択する選択操作を、前記共同プレイに参加するユーザが一人以上決まった段階で受け付けさせ、
    コンピュータに、第1共同プレイにて特定の役割を選択して所定の条件を満たすユーザに対して、役割の選択に関する権利を付与させ、
    前記第1共同プレイの後に行われる第2共同プレイでの役割について、コンピュータに、前記権利を有するユーザの前記選択操作を、前記権利を有しないユーザの前記選択操作よりも先に受け付けさせ、前記権利を有するユーザの前記選択操作を受け付けるまでの間は、前記権利を有しないユーザの前記選択操作の受け付けが制限される、プログラム
  10. 複数のユーザが参加可能なゲームの共同プレイにおけるユーザが担当する役割について、コンピュータに、各ユーザが複数の役割から選択する選択操作を、前記共同プレイに参加するユーザが一人以上決まった段階で受け付けさせ、
    コンピュータに、各ユーザの前記選択操作を受け付ける間において、前記選択操作を行ったユーザに対して、選択変更要求を行わせ、
    コンピュータに、第1共同プレイにて特定の役割を選択して所定の条件を満たすユーザに対して、役割の選択に関する権利を付与させ、
    前記第1共同プレイでの役割について前記選択変更要求に応じて前記特定の役割を選択したユーザに対して、コンピュータに、前記権利を付与させ、
    前記第1共同プレイの後に行われる第2共同プレイでの役割について、コンピュータに、前記権利を有するユーザの前記選択操作を、前記権利を有しないユーザの前記選択操作よりも優先して受け付けさせ、
    前記第2共同プレイでの役割について各ユーザの前記選択操作を受け付ける間において、コンピュータに、前記権利を有するユーザを、前記選択変更要求の対象から外させる、プログラム
  11. 複数のユーザが参加可能なゲームの共同プレイにおけるユーザが担当する役割について、コンピュータに、各ユーザが複数の役割から選択する選択操作を、前記共同プレイに参加するユーザが一人以上決まった段階で受け付けさせ、
    コンピュータに、第1共同プレイにて特定の役割を選択して所定の条件を満たすユーザに対して、役割の選択に関する権利を付与させ、
    前記第1共同プレイの後に行われる第2共同プレイでの役割について、コンピュータに、前記権利を有するユーザの前記選択操作を、前記権利を有しないユーザの前記選択操作よりも優先して受け付けさせ、
    前記第2共同プレイにおける前記複数の役割のそれぞれには、優先枠と前記優先枠以外の通常枠とを含む複数の枠が割り当てられ、
    前記選択操作の際、ユーザが前記複数の枠のいずれか一つを指定する場合、コンピュータに、前記第2共同プレイでの役割について、前記権利を有するユーザによる前記優先枠の指定を許可させ、前記権利を有しないユーザによる前記優先枠の指定を許可させない、プログラム
  12. 複数のユーザが参加可能なゲームの共同プレイにおけるユーザが担当する役割について、コンピュータに、各ユーザが複数の役割から選択する選択操作を、前記共同プレイに参加するユーザが一人以上決まった段階で受け付けさせ、
    コンピュータに、第1共同プレイにて特定の役割を選択して所定の条件を満たすユーザに対して、役割の選択に関する権利を付与させ、
    前記第1共同プレイの後に行われる第2共同プレイでの役割について、コンピュータに、前記権利を有するユーザの前記選択操作を、前記権利を有しないユーザの前記選択操作よりも優先して受け付けさせ、
    前記共同プレイにて前記特定の役割を選択するユーザ数には、下限数が設定されており、
    前記第1共同プレイの開始前に各ユーザの前記選択操作を受け付ける間において、前記特定の役割を選択したユーザ数が前記下限数を下回る場合に、コンピュータに、選択変更要求に応じて前記特定の役割を選択したユーザに対して、前記権利を付与させる、プログラム
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