JP7322282B2 - アップリンクビームマネージメント - Google Patents

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Description

アップリンクビームマネージメント(管理)に関する実施形態が開示される。
より高い周波数での高い伝搬損失を補償するために、それらの周波数において、ナロー(狭い)ビームの送受信方式が必要となるであろう。所与の通信リンクについて、ビームは、送信受信ポイント(TRP)およびユーザ装置(UE)の両方において適用可能である。TRPおよびUEの両方で適用される送信(TX)ビームおよび受信(RX)ビームのペアは、通常、ビームペアリンク(BPL)と呼ばれる。ビームマネージメントプロシージャ(管理手順)のタスクは、BPLを探索し、維持することである。
図1の例で、システム100は、TRP102、UE104、および障害物106を含む。TRP102は、6つのビーム110~120を有し、UE106は、1つのビーム122を有する。TRPビーム116とUEビーム122との間の破線によって示されるように、1つのBPL130が発見されるが、この例ではこれはネットワークによって維持されている。BPL130などのBPL (すなわち、TRPビームおよびUEビームの両方)は、ビームマネージメントに使用されるダウンリンク基準信号に関する測定値を使用して、主に、ネットワークによって発見されて監視されることが予想される。そのようなダウンリンク基準信号の例は、チャネル状態情報(CSI)基準信号(RS)(CSI-RS)または同期信号ブロック(SSB)を含み、これらは、3GPPにおいて、新無線(NR)のためのビーム基準信号として合意されている。ビームマネージメントのためのCSI-RSは、周期的に、半永続的に、または非周期的に(イベントトリガされて)、送信可能であり、それらは、複数のUE間で共有されてもよいし、またはUE固有であってもよい。
適切なTRPビームを見つけるために、TRPは、UEが基準信号受信電力(RSRP)測定を実行し、N個の最良のTRP TXビーム(ここで、Nはネットワークによって構成可能である)を報告することになる、異なるTRP TXビームでCSI‐RSを送信する。さらに、与えられたTRPビーム上でのCSI‐RS送信を繰り返すことで、UEが適切なUEビーム(UE RXビームトレーニング)を評価できるようになる。NRにおいては、UEがどのRXビームを選択するかは、TRPとは無関係である可能性が高く、その結果、UEは、UEがどのビームを選択するかを、TRPに対して、信号で返事する必要がない。
基本的に、TRPとUEの両方で、アナログビームフォーミング、デジタルビームフォーミング、およびハイブリッドビームフォーミングの3つの異なる実装がある。各実装には長所と短所がある。デジタルビームフォーミングは最も柔軟なソリューションであるが、必要となる無線およびベースバンドチェーンの個数が多いため、最もコストがかかる。アナログビームフォーミングは、最も柔軟性は低いが、無線およびベースバンドチェーンの数が減るため、製造コストが安くなる。ハイブリッドビームフォーミングは、アナログビームフォーミングとデジタルビームフォーミングとの間の妥協である。アナログ/ハイブリッドビームフォーミングアンテナアーキテクチャの一例はアンテナパネルであり、これは5GにおけるNRアクセス技術のために研究されることが合意されている。
いくつかの例では、パネルは、偏波当たり通常1つの送受信ユニット(TXRU)を有する、デュアル偏波化素子の矩形アンテナアレイである。フェーズシフター(移相器)を備えたアナログ分配ネットワークを使用して、各パネルのビームをステアリングすることができる。複数のパネルを互いに隣接して積み重ねることができ、複数のパネルにわたって、デジタルビームフォーミングを実行することができる。図2Aおよび2Bは、それぞれ2つのパネルを有する2つの例を示し、各パネルは、偏波ごとに1つのTXRUに接続される。図2Aでは、2つの二次元パネルが存在し、図2Bでは、2つの一次元パネルが存在する。
UEの中には、ビームコレスポンデンスのないアナログビームフォーミング器を有するものがあり、これは、ダウンリンク(DL)/アップリンク(UL)の相互関係を、これらのビームフォーミング器のためのビームを決定するためには、使用できないことを意味するかもしれない。そのようなUEに対して、ULで使用されるUEビームは、上述のようなDL基準信号に基づくビームマネージメント手順から導き出すことはできない。
このようなUEを取り扱うために、ULビームマネージメントがリリース15のNR標準規格に盛り込まれている。通常のビームマネージメントとULビームマネージメントの違いは、ULビームマネージメントがDL基準信号の代わりにUL基準信号を利用することである。
ULビームマネージメントに使用することが合意されているUL基準信号には、サウンディング基準信号(SRS)が含まれる。2つのULビームマネージメント手順U2およびU3がNRでサポートされる。これらのULビームマネージメント手順を図3A(U2)および図3B(U3)に概略的に示す。U2手順は、1つのUE TXビームでSRSリソースのバーストを送信し、TRPに異なるTRP RXビームを評価させることにより実行される。U3手順は、異なるUE TXビームで異なるSRSリソースを送信することによって、UEに、任意UE TXビームを評価させる。
UEがビームコレスポンデンスを持つ場合でも、ULビームマネージメントは有用である。DLビームマネージメントとULビームマネージメントとを組み合わせた手順は、DLビームマネージメント手順のみを使用する場合と比較して、より少ないオーバーヘッドおよび遅延時間しか必要としないだろう。また、DLビームマネージメントの代わりにULビームマネージメントを使用することは、アナログパネルを有する基地局のためのMU-MIMOの可能性を促進することが示唆されている。例えば、ここでそのすべてが援用されているPCT/EP2019/053739出願を参照されたい。したがって、ULビームマネージメントは、将来のミリメートル(mm)波システムにおけるビームマネージメントの支配的な形態である可能性がある。
人体へのミリ波放射線被ばくの安全性を考慮して、FCCおよび他の規制機関は、最大許容被ばく(MPE)をW/m2での電力密度として定義した。これを処理するために、RAN4は、電力管理最大電力低減(Power Management Maximum Power Reduction)(P-MPR)と呼ばれるパラメータを論じており、これは、UEが、無線周波数(RF)被ばく要件を満たすためには、どの程度、出力電力を低減する必要があるか、に関係する指標である。
ミリ波周波数での伝送は指向性が適用されると予想されるため、UEのための許容出力は、異なるUEパネルの全域において、異なる候補ULビーム間で、異なる可能性が非常に高いであろう。これは、人体に向かって指向しているかもしれないビームのような特定のビームは、潜在的に非常に高いP-MPRを課される必要があるであろうし、一方、人体に向かっていないかもしれないビームパターンを有するビームのような、いくつかの他のビームは、P-MPRを課されない(または少ない)ことが可能であることを意味する。議論のために、P-MPRを、18dBと高く設定しよう。これは、UEがそのビームに対する出力電力を最大許容送信電力から18dB減らす必要があることを意味する。
SRS送信がUEによってどのように実行されるべきかは、SRS-ConfigなどのSRS送信設定において定義され、無線リソース制御(RRC)シグナリングを用いてTRPからUEにシグナリングされる。SRS-Configは、SRS-Resourcesのリスト(当該リストは、リソースの「プール」を構成する)を含み、各SRSリソースは、時間-周波数グリッド上の基準信号の物理マッピング、時間領域情報、シーケンスIDなどを記述する情報を含む。SRS-Configには、SRSリソースセットのリストも含まれ、これには、SRSリソースのリストと、関連するDCIトリガ状態と、が含まれている。したがって、あるDCI状態がトリガされると、それは、関連するセット内のSRSリソースがUEによって送信されるべきであることを示す。
各SRSリソースセットは、{beamManagement、codebook、nonCodebook、antennaSwitching}という1つの用法に関連付けることができる。
用法「codebook」によるSRSリソースは、異なるUEアンテナをサウンディングするために使用され、将来のUL送信信号のための適切なプリコーダ、ランク、および変調符号化方式(MCS)を、基地局に決定させる。各SRSポートが各UEアンテナにどのようにマッピングされるかは、UE実装に依存するが、UEアンテナごとに1つのSRSポートが送信されることが予想される。
用法「nonCodebook」を使用するSRSリソースは、UEによって異なる潜在的なプリコーダをサウンディングするために、使用される。UEは、相互関係に基づいて候補プリコーダのセットを決定し、候補プリコーダごとに1つのSRSリソースを送信し、次いで、基地局は、将来の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のためにUEがどのプリコーダを使用すべきか、を選択することができる。1つのULレイヤは、指示された候補プリコーダごとに送信される。UEがどのようにSRSリソースをアンテナポートにマッピングするかは、UEの実装次第であり、チャネルに依存する。
用法「アンテナスイッチング」を使用するSRSリソースは、基地局が適切なDLプリコーダを決定するために相互関係を使用することができるように、ULでチャネルをサウンディングするために、使用される。UEが同じ個数のTXチェーンとRXチェーンを有する場合、UEは、UEアンテナごとに1つのSRSポートを送信する。しかしながら、どのSRSポートがどのアンテナから送信されるかは、UEの実装次第である。
用法「beamManagement」によるSRSリソースは、通常、より高い周波数(周波数範囲2(FR2))に対してのみ適用可能であり、異なるUE TXビームで異なるSRSリソースを送信することにより、UEで適切なアナログビームを見つけるために使用される。
SRS-Config情報要素(IE)は、SRS送信を構成するために使用される。このコンフィギュレーション(構成)では、SRS-ResourcesのリストとSRS-ResourceSetsのリストを定義する。各リソースセットは、SRS-Resourcesのセットを定義する。ネットワークは、構成された非周期的SRS-リソーストリガ(物理レイヤダウンリンク制御情報「L1 DCI」で搬送される)を使用して、SRS-リソースのセットの送信をトリガする。
SRS構成は、3GPP TS 38.331、セクション6.3.2に提供され、以下の表に再現される。
SRSの出力電力は、UEが所与のSRS送信に適用すべき総出力電力を定義するSRS電力制御ループによって処理される。この規格はまた、トリガされたSRSリソースセットが複数のSRSポートからなる場合に、UEが、複数の送信されたSRSポート間で出力電力をどのように配分すべきかを指定する。
SRS電力スケーリングは、現在、以下のように38.213セクション7.3に規定されている:
SRSについて、UEは、SRS用に構成されたアンテナポートに対して、サービングセルcのキャリアfのアクティブなUL BWP b上での送信電力P_(SRS, b c )(i, q_s, l)の線形値P_(SRS, b, c) (i, q_s, l)を、等しく分割する。
ビームマネージメントに使用される1つのSRSリソースセットに属するすべてのSRSリソースは、規格に従って、同じ出力電力で送信されるべきである。候補UEビームの1つまたはサブセットが高P-MPRに関連付けられる場合、UEは、そのビームで送信されるSRSリソースの出力電力を低減するだけでは不可能であり、むしろ、UEは、そのSRSリソースセット内のすべてのSRSリソースの出力電力を低減する必要がある(すなわち、P-MPRが低いかゼロである場合であっても、他のUE TXビームで送信されるSRSリソースについても)。これは、貧弱なSRSリソースリンクバジェットにつながることがあり、これは、次に、準最適なUEビームの選択につながり得る。ここで、リンクバジェットとは、例えば、送信電力を含む、損失および利得の評価を指す。SRSリソースのリンクバジェットが悪いと、SRSに基づくチャネル推定が悪くなることがある。
いくつかの実施形態によれば、UEは、異なる候補UE TXビームのためのP-MPRを決定することができる。UEビームの1つ又はサブセットが高P-MPRを経験する場合には、UE (実施形態によれば)は、これらのビームがもはや使用されないように、ULビームマネージメントに使用される候補UE TXビームのセットを変更することができる。高P-MPRビームを使用する代わりに、UEは低P-MPR又はゼロP-MPRを有する他のビームの1つを、二度、サウンディングすることができ、又はUEは、低又はゼロP-MPRを有するビームのみを含むULビームマネージメントのための候補ビームの新しいセットを、設計することができる。
様々な実施形態によれば、ULビームマネージメント手順のためのSRSリンクバジェットを改善することができ、より信頼性の高いUEビーム選択につながる。別の利点は、高いP-MPRを有するビームがTRPによって選択されないことである。UEは、高いP-MPRを有するビームを削除することができる。例えば、UEは、P-MPRのためにULリンクバジェットが機能しないビームを削除することができる。このようにして、SRSリンクバジェットが適切であっても、ネットワークにおけるパフォーマンスは増加することができる。
第1の態様によれば、ユーザ装置(UE)においてアップリンク(UL)ビームマネージメントを支援するための方法が提供される。本方法は、ULビームマネージメントのための候補ビームの第1のセットについての最大許容電力の低減の尺度を評価することと、前記候補ビームの第1のセットについての最大許容電力の低減の前記尺度を評価することに少なくとも部分的に基づいて、ULビームマネージメントのための候補ビームの第2のセットを決定することと、前記候補ビームの第2のセットを使用して、ULビームマネージメント手順を実行することと、を有する。
いくつかの実施形態によれば、UEは、第1のアンテナパネルと第2のアンテナパネルを有し、候補ビームの前記第1のセットと前記第2のセットの両方における各ビームは、第1のアンテナパネルに対応する。一部の実施形態によれば、前記第1のアンテナパネルはアナログであり、一部の実施形態によれば、アナログ移相器を使用してビームをステアリングすることができる。いくつかの実施形態によれば、候補ビームの前記第1のセットについての最大許容電力の低減の前記尺度を評価することは、候補ビームの前記第1のセットのうち、もしあれば、どの候補ビームが前記UEを操作する人間に向けられているかを決定すること、を有する。いくつかの実施形態によれば、候補ビームの第1のセットのうち、もしあれば、どの候補ビームがUEを操作する人間に向けられているかを決定することは、カメラ、UEの方位および/または位置、ならびに近接センサのうちの1つまたは複数に基づいて、実行される。
いくつかの実施形態によれば、候補ビームの第1のセットについての最大許容電力の低減の尺度を評価することは、最大許容電力の低減の前記尺度に関して、候補ビームの前記第1のセットの候補ビームの順位を確立することを含み、前記ULビームマネージメントのための候補ビームの第2のセットを決定することは、候補ビームの確立された順位に基づいて、他の候補ビームよりも高い最大許容電力の低減の尺度を有する候補ビームに基づいて、候補ビームの第1のセットから第1の候補ビームを削除することを含む。実施形態によれば、候補ビームの第1のセットについての最大許容電力の低減の前記尺度を評価することは、候補ビームの前記第1のセットの各候補ビームについての最大許容電力の低減の前記尺度を表すスカラー値を決定することをさらに含む。いくつかの実施形態によれば、ULビームマネージメントのための候補ビームの第2のセットを決定することは、サウンディング基準信号(SRS)のリンクバジェットの推定に基づいて、最大許容電力の低減の尺度のための最大閾値を生成すること、をさらに含む。いくつかの実施形態によれば、最大許容電力の低減の尺度は、電力管理最大電力低減(P-MPR)尺度を含む。
いくつかの実施形態によれば、本方法は、さらに、第1の候補ビームを排除することに応じて、第2の候補ビームを第2の候補ビームのセットに追加することを含み、当該第2の候補ビームは、第1の候補ビームのセット内の各ビームとは異なる。いくつかの実施形態によれば、本方法は、さらに、第1の候補ビームを排除することに応じて、第2の候補ビームを第2の候補ビームのセットに追加するステップを含み、当該第2の候補ビームは、第1の候補ビーム以外の第1の候補ビームのセットにおける候補ビームの1つである。いくつかの実施形態によれば、候補ビームの第2のセットを使用してULビームマネージメント手順を実行することは、U2手順およびU3手順のうちの1つを実行することを含む。いくつかの実施形態によれば、候補ビームの第2のセットを使用してULビームマネージメント手順を実行することは、候補ビームの前記第2のセットにおいてサウンディング基準信号(SRS)リソースを送信することを含む。いくつかの実施形態によれば、候補ビームの前記第2のセット内でSRSリソースを送信することは、候補ビームの前記第2のセット内の候補ビーム毎に1つのSRSリソースのみを含む。
第2の態様によれば、ユーザ装置(UE)においてアップリンク(UL)ビームマネージメントを支援するための方法が提供される。本方法は、ULビームマネージメントのための候補ビームの第1のセットについての最大許容電力の低減の尺度を評価することと、候補ビームの前記第1のセットについての最大許容電力の低減の前記尺度を評価することに少なくとも部分的に基づいて、および/または推定されたSRSリンクバジェットに基づいて、候補ビームの前記第1のセットがULビームマネージメントのために使用するのに適切であることを判定することと、候補ビームの前記第1のセットを使用してULビームマネージメント手順を実行すること、とを有する。
第3の態様によれば、ユーザ装置(UE)が提供される。UEは、複数のアンテナと、メモリと、プロセッサとを有する。プロセッサは、ULビームマネージメントのための候補ビームの第1のセットについての最大許容電力の低減の尺度を評価することと、候補ビームの前記第1のセットについての最大許容電力の低減の前記尺度を評価することに少なくとも部分的に基づいて、ULビームマネージメントのための候補ビームの第2のセットを決定することと、候補ビームの前記第2のセットを使用して、ULビームマネージメント手順を実行する、ように構成される。
第4の態様によれば、ユーザ装置(UE)が提供される。UEは、複数のアンテナと、メモリと、プロセッサとを有する。プロセッサは、ULビームマネージメントのための候補ビームの第1のセットについての最大許容電力の低減の尺度を評価し、候補ビームの第1のセットについての最大許容電力の低減の尺度の評価に少なくとも部分的に基づいて、および/または推定されたSRSリンクバジェットに基づいて、候補ビームの第1のセットがULビームマネージメントのために使用するのに適切であることを決定し、候補ビームの第1のセットを使用してULビームマネージメント手順を実行するように構成される。
第5の態様によれば、処理回路によって実行されると、前記処理回路に、第1および第2の態様の実施形態のいずれか1つの方法を実行させる命令を含むコンピュータプログラムが提供される。
第6の態様によれば、第5の態様のコンピュータプログラムを含むキャリアが提供され、キャリアは、電気信号、光信号、無線信号、およびコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである。
第7の態様によれば、UEが提供される。UEは、ULビームマネージメントのための候補ビームの第1のセットについての最大許容電力の低減の尺度を評価し、候補ビームの前記第1のセットについての最大許容電力の低減の前記尺度を評価することに少なくとも部分的に基づいて、ULビームマネージメントのための候補ビームの第2のセットを決定し、候補ビームの前記第2のセットを使用して、ULビームマネージメント手順を実行する、ように適合される。
第8の態様によれば、UEが提供される。UEは、ULビームマネージメントのための候補ビームの第1のセットについての最大許容電力の低減の尺度を評価し、候補ビームの前記第1のセットについての最大許容電力の低減の前記尺度の評価に少なくとも部分的に基づいて、および/または、推定されたSRSリンクバジェットに基づいて、候補ビームの前記第1のセットがULビームマネージメントのために使用するのに適切であることを判定し、候補ビームの前記第1のセットを使用してULビームマネージメント手順を実行する、ように適合される。
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成する添付の図面は、様々な実施形態を示す。
は、システムを示す。
および、 は、アンテナアレイを示す図である。
および、 は、アップリンクビームマネージメント手順を示す。
は、一実施形態によるシーケンスを示す。
は、一実施形態によるメッセージフロー図を示す。
は、一実施形態によるフローチャートである。
は、一実施形態によるフローチャートである。
は、一実施形態による装置のブロック図である。
は、一実施形態による装置のブロック図である。
図4は、一実施形態を示す。本明細書に記載されるように、UEは、ビームマネージメントを実行するために最大許容電力の低減の尺度を使用してもよい。そのような尺度の例は、P-MPRである。他の電力管理パラメータを含む他の尺度も適用可能であり、P-MPRが本明細書で論じられる場合はいつでも、別の尺度を代用することができる。
ステージ402において、UE104は、1つ以上のUEビームを置き換えるべきであると判定することができる。たとえば、UE102は、1つまたは複数のUEビーム(たとえば、UEビームB1、B2、B3、およびB4)に関連するP-MPRを決定することができる。これは、特定のビームが、P-MPRがゼロであること、低P-MPR、又は高P-MPRを有していることを決定することを含み得る。代替的に、又は加えて、各UEビームについて特定のP-MPR値を決定することを含み得る。これを行う1つの方法は、所与のUEビームについて、(1)ビームが人体410に向けられているかどうか、(2)ビームに対応するアンテナが人体にどれほど近いか、および(3)ビームに対応するアンテナ利得がどれほど強いか、のうちの1つまたは複数を決定することである。例えば、ビームが人体410に向けられている場合、高いP-MPRを有する可能性があり、一方、ビームが人体410に向けられていない場合、ビームはP-MPRを全く有さないか、または低いP-MPRを有する可能性がある。同様に、アンテナの人体に対する近さとアンテナ利得の強さがP-MPRに影響を及ぼす可能性がある。
ビームが人体410に向けられているかどうかの判定は、UE104のカメラ、近接センサなどを使用することによって行うことができる。一実施形態によれば、UE104は、人体がUE104の位置および/又は方向に対してどの方向にあるかを識別するためにカメラを使用し、これにより、UE104は、どの候補のULビームが人体410に対して送信されるかを判定することができ、それにより、異なるビームについてのP-MPRを計算することができる。UE104はまた、UE104が送信することができる最大許容電力に関する情報など、候補ビームのためのP-MPRの計算に、他の情報を含めてもよい。図4に示すように、UEビームB3は、人体410に対して向かっており、したがって、高いP-MPRを有する。いくつかの実施形態によれば、UE104は、整数値または浮動小数点値などのスカラー値であり得る、各候補ビームのためのP-MPR値を決定するために様々な計算を実行し得る。
ステージ404において、UE104は、ULビームマネージメントのための候補ビームの更新されたセットを決定する。例えば、UE104は、ULビームマネージメント手順のための候補UEビームのうちのどれが高すぎるP-MPRを有するかを評価する。次いで、UE104は、高すぎるP-MPRを有する識別された候補UE TXビームを含まない、ULビームマネージメント手順のための候補UEビームの新しいセットを決定する。いくつかの実施形態によれば、高すぎるP-MPRを有するビームは、新しいビーム(候補UEビームのセットには以前にはない)および/又は他の候補ビーム(高すぎるP-MPRを有さない候補UEビームのセットからのビーム)によって置き換えられる。
例えば、UE104が、UE104が適用することができるいくつかの予め決定されてハードコードされたUE TXビームのみを有する場合、UE104が新しいビームを設計することは可能でないかもしれない。その場合、UE104は、代わりに、低又はゼロのP-MPRを有する候補UEビームの1つを2回(又はそれ以上)サウンディングすることができる。この場合、候補TRP TXビームセットは、UE B1、UE B1、UE B2、およびUE B4とすることができる(すなわち、UE B1が2回サウンディングされる)。図4には、新しいビームが選択される場合が示されている。図示するように、人体から離れた位置を指向する新しいビームB5が、P-MPRが高すぎる以前の候補ビームB3の代わりに、置き換えられる。UE104は、人体から離れる方向を選択すること、および/または候補ビームのセットのカバレッジのダイバーシティを増加させる方向を選択すること、に部分的に基づいて、新しいビームB5を設計してもよい。いくつかの実施形態によれば、UE104は、候補ビームのセットに含める新しいビームを選択する際に、新しいビームの推定P-MPRを考慮に入れることができる。
ステージ406において、UE104は、候補UEビームの新しいセットにおいてSRSリソースを送信することによって、ULビームマネージメント手順を実行する。ULビームマネージメント手順は、例えば、U2またはU3手順、または任意の他の適切なビームマネージメント手順のいずれかを含むことができる。UE104は、この手順の間、TRP102と通信することができる。
図5は、一実施形態によるメッセージフロー図を示す。
502において、UE104は、ULビームマネージメントのために、異なる候補UEビームに関連するP-MPRを評価する。上述したように、これは、各UEビームについて、当該UEビームが、高いP-MPRを示すことになるような、人体に向かっているかどうかを判定すること、を含むことができる。また、上述したように、UE104は、UEにおけるカメラ、近接センサ等を使用することによって、この評価を実行することができる。
一実施形態によれば、UE104は、(例えば、SRS電力制御設定を調査することによって)SRSリンクバジェットを推定し、候補UEビームの新しいセットを設計するときに、当該候補UEビームが、削除されることなく、有することができる最大許容P-MPRについての閾値を、リンクバジェットに基づいて、設定することができる。例えば、リンクバジェットが非常に大きい場合、SRS送信電力を低減することは、あまり問題にならないかもしれない。
504において、UE104は、新しい候補UEビームを決定する。更新された候補UEビームのセットは、例えば、P-MPRが502で設定された閾値を超える場合など、特に高いP-MPRを有するビームを含むことはできない。
506において、TRP102は、UE104におけるULビームマネージメントをトリガする。例えば、TRPは、SRS送信トリガ508をUEに送信することができる。
510において、UEは、候補UEビームの新しいセットにおいてSRSリソースを送信する。すなわち、UEは、ULビームマネージメント手順(例えば、U2および/またはU3)を実行する。
図6は、一実施形態によるフローチャートを示す。処理600は、UEによって実行される方法である。処理600は、ステップs602から開始することができる。
ステップs602は、ULビームマネージメントのための候補ビームの第1のセットについて、最大許容電力の低減の尺度を評価すること、を含む。
ステップs604は、候補ビームの第1のセットについての最大許容電力の低減の尺度の評価に少なくとも部分的に基づいて、ULビームマネージメントのための候補ビームの第2のセットを決定すること、を含む。
ステップs606は、候補ビームの第2のセットを使用してULビームマネージメント手順を実行すること、を含む。
いくつかの実施形態によれば、UEは、第1のアンテナパネルと第2のアンテナパネルを含み、候補ビームの第1のセットと第2のセットの両方における各ビームは、第1のアンテナパネルに対応する。他の実施形態によれば、第1のアンテナパネルはアナログであり、ある実施形態によれば、アナログ移相器を使用してビームをステアリングすることができる。
いくつかの実施形態によれば、候補ビームの第1のセットについての最大許容電力の低減の尺度を評価することは、候補ビームの第1のセットのうちの、もしあれば、どの候補ビームがUEを操作する人間に向けられているかを判定することを含む。いくつかの実施形態によれば、候補ビームの第1のセットのうち、もしあれば、どの候補ビームが、UEを操作する人間に向けられているかを判定することは、カメラ、UEの方位および/または位置、ならびに近接センサのうちの1つまたは複数に基づく。いくつかの実施形態によれば、候補ビームの第1のセットについての最大許容電力の低減の尺度を評価することは、最大許容電力の低減の尺度に関して、候補ビームの第1のセットの候補ビームの順位を確立することを含み、ULビームマネージメントのための候補ビームの第2のセットを決定することは、候補ビームの確立された順位に基づいて、他の候補ビームよりも高い最大許容電力の低減の尺度を有する候補ビームの第1のセットに基づいて、候補ビームの第1のセットから第1の候補ビームを削除すること、を含む。
実施形態によれば、候補ビームの第1のセットについての最大許容電力の低減の尺度を評価することは、候補ビームの第1のセットの各候補ビームについての最大許容電力の低減の尺度を表すスカラー値を決定することを更に含む。いくつかの実施形態によれば、ULビームマネージメントのための候補ビームの第2のセットを決定することは、サウンディング基準信号(SRS)のリンクバジェットの推定に基づいて、最大許容電力の低減の尺度のための最大閾値を生成することをさらに含む。いくつかの実施形態によれば、最大許容電力の低減の尺度は、電力管理最大電力低減(P-MPR)尺度を含む。
いくつかの実施形態によれば、本方法は、さらに、第1の候補ビームを排除することに応じて、第2の候補ビームを、第2の候補ビームのセットに追加することを含み、ここで、第2の候補ビームは、第1の候補ビームのセット内の各ビームとは異なる。いくつかの実施形態によれば、本方法は、さらに、第1の候補ビームを排除することに応じて、第2の候補ビームを第2の候補ビームのセットに追加することを含み、ここで、第2の候補ビームは、第1の候補ビーム以外の第1の候補ビームのセットにおける候補ビームの1つである。
いくつかの実施形態によれば、候補ビームの第2のセットを使用してULビームマネージメント手順を実行することは、U2手順およびU3手順のうちの1つを実行することを含む。いくつかの実施形態によれば、候補ビームの第2のセットを使用してULビームマネージメント手順を実行することは、候補ビームの第2のセットにおいてサウンディング基準信号(SRS)リソースを送信することを含む。いくつかの実施形態によれば、候補ビームの第2のセット内でSRSリソースを送信することは、候補ビームの第2のセット内の候補ビーム毎に1つのSRSリソースのみを含む。
図7は、一実施形態によるフローチャートを示す。処理700は、UEによって実行される方法である。処理700は、ステップs702で開始することができる。
ステップs702は、ULビームマネージメントのための候補ビームの第1のセットについての最大許容電力の低減の尺度を評価することを含む。
ステップs704は、候補ビームの第1のセットについての最大許容電力の低減の尺度を評価することに少なくとも部分的に基づいて、および/または推定されたSRSリンクバジェットに基づいて、候補ビームの第1のセットがULビームマネージメントのために使用するのに適切であることを決定すること、を含む。
ステップs706は、候補ビームの第1のセットを使用してULビームマネージメント手順を実行すること、を含む。
いくつかの実施形態によれば、最大許容電力の低減の尺度は、P-MPRを含む、本明細書で開示される任意のそのような尺度であってもよく、最大許容電力の低減の尺度を評価することは、最大電力の尺度を評価するために、本明細書で開示される実施形態のいずれかに従って実行されてもよい。例えば、プロセス600に関して開示されているように、候補ビームの第1のセットについての最大許容電力の低減の尺度を評価することは、候補ビームの第1のセットのうち、もしあれば、どの候補ビームがUEを操作する人間に向けられるかを判定することを含む。
図8は、いくつかの実施形態による、装置800(例えば、UE)のブロック図である。図8に示すように、当該装置は、1つまたは複数のプロセッサ(P)855(例えば、汎用マイクロプロセッサおよび/または特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などの1つまたは複数の他のプロセッサ)を含むことができる処理回路(PC)802と、当該装置がネットワークインターフェース848が接続されるネットワーク810(例えば、インターネットプロトコル(IP)ネットワーク)に接続された他のノードとデータを送受信することを可能にする送信機(Tx)845および受信機(Rx)847を備えるネットワークインターフェース848と、1つまたは複数の不揮発性記憶デバイスおよび/または1つまたは複数の揮発性記憶デバイスを含むことができるローカル記憶ユニット(別名「データ記憶システム」)808と、を含むことができる。PC802がプログラマブルプロセッサを含む実施形態によれば、コンピュータプログラムプロダクト(CPP)841を提供することができる。CPP841は、コンピュータ可読命令(CRI)944を含むコンピュータプログラム(CP)843を記憶するコンピュータ可読媒体(CRM)842を含む。CRM942は、磁気媒体(例えば、ハードディスク)、光媒体、メモリデバイス(例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ)などのような非一時的なコンピュータ可読媒体であってもよい。いくつかの実施形態によれば、コンピュータプログラム843のCRI844は、PC802によって実行されると、CRIが、当該装置に本明細書で説明されるステップ(例えば、フローチャートを参照して本明細書で説明されるステップ)を実行させるように構成される。他の実施形態によれば、当該装置は、コードを必要とせずに、本明細書で説明されるステップを実行するように構成され得る。すなわち、例えば、PC802は、単に1つ以上のASICから構成されてもよい。したがって、本明細書で説明される実施形態の特徴は、ハードウェアおよび/またはソフトウェアで実装され得る。
装置800は、1つまたは複数の検出器をさらに含むことができ、最大許容電力の低減の尺度を評価することは、検出器のうちの少なくとも1つからの測定値を使用することを含む。検出器は、例えば、1つまたは複数のカメラ、オーディオまたはサーマルセンサ、RFセンサ、GPSユニット、近接検出器、およびインピーダンス測定デバイスを含んでもよい。
図9は、いくつかの他の実施形態による装置800の概略ブロック図である。装置800は、1つまたは複数のモジュール900を含み、各モジュールはソフトウェアで実装される。モジュール900は、本明細書で説明される装置800の機能(例えば、図6~7に関して本明細書のステップ)を提供する。
本開示の様々な実施形態が本明細書に記載されているが、それらは、限定ではなく、例としてのみ提示されていることを理解されたい。したがって、本開示の幅および範囲は、上述の例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではない。さらに、本明細書で別段の指示がない限り、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、そのすべての可能な変形形態における上述の要素の任意の組合せが、本開示に包含される。
さらに、上記で説明され、図面に示されたプロセスは、一連のステップとして示されているが、これは、単に例示のために行われたものである。したがって、いくつかのステップが追加されてもよく、いくつかのステップが省略されてもよく、ステップの順位が再配置されてもよく、いくつかのステップが並列に実行されてもよいことが企図される。

Claims (17)

  1. ユーザ装置(104)(UE(104))におけるアップリンク(UL)ビームマネージメントを支援するための方法(600)であって、前記方法は、
    サウンディング基準信号(SRS)リンクバジェットを決定することと、
    前記決定されたSRSリンクバジェットに基づき閾値を決定することと、
    ULビームマネージメントのための候補ビームの第1のセットに含まれる各候補ビームについて、当該候補ビームについての最大許容電力の低減の尺度を決定することと、
    前記各候補ビームについて、最大許容電力の前記低減の前記尺度について評価することであって、前記評価することは、前記尺度を、前記決定されたSRSリンクバジェットに基づき決定された前記閾値と比較すること、を含む、評価すること(s602)と、
    候補ビームの前記第1のセットに含まれる前記各候補ビームについての最大許容電力の前記低減の前記尺度の前記評価に少なくとも部分的に基づいて、ULビームマネージメントのための候補ビームの第2のセットを決定すること(s604)と、
    候補ビームの前記第2のセットを用いてULビームマネージメント手順を実行すること(s606)と、
    を有し、
    前記方法は、前記各候補ビームについての最大許容電力の前記低減の前記尺度に関して、候補ビームの前記第1のセットに含まれる候補ビームの順位を確定すること、を有し、
    ULビームマネージメントのための候補ビームの前記第2のセットを前記決定することは、候補ビームの確定された前記順位に基づいて、他の候補ビームよりも最大許容電力の前記低減についてより高い尺度を有する第1の候補ビームに基づいて、候補ビームの前記第1のセットから当該第1の候補ビームを削除することを含む、方法。
    する方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記UEは、第1のアンテナパネルと、第2のアンテナパネルとを含み、候補ビームの前記第1のセットおよび前記第2のセットとの両方における各ビームは、前記第1のアンテナパネルに対応する、方法。
  3. 請求項1~2のいずれか1項に記載の方法であって、前記各候補ビームについての最大許容電力の前記低減の前記尺度を前記評価することは、前記各候補ビームが前記UEを操作する人間に向けられているかを判定すること、を含む、方法。
  4. 請求項3に記載の方法であって、前記各候補ビームが前記UEを操作する人間に向けられているかを判定することは、カメラ、前記UEの方位および/または位置、または、近接センサのうちの1つまたは複数に基づく、方法。
  5. 請求項1に記載の方法であって、最大許容電力の前記低減の前記尺度は、電力管理最大電力低減(P-MPR)尺度を含む、方法。
  6. 請求項1~のいずれか一項に記載の方法であって、前記第1の候補ビームを削除することに応じて、第2の候補ビームを候補ビームの前記第2のセットに追加すること、をさらに含み、前記第2の候補ビームは、候補ビームの前記第1のセットにおける各ビームとは異なるか、または、前記第2の候補ビームは、候補ビームの前記第1のセットのうち、前記第1の候補ビーム以外の前記候補ビームの1つである、方法。
  7. 請求項1~のいずれか1項に記載の方法であって、候補ビームの前記第2のセットを使用してULビームマネージメント手順を実行することは、U2手順およびU3手順のうちの1つを実行することを含む、方法。
  8. 請求項1~のいずれか1項に記載の方法であって、候補ビームの前記第2のセットを使用してULビームマネージメント手順を実行することは、候補ビームの前記第2のセットにおいてSRSリソースを送信することを含む、方法。
  9. 請求項に記載の方法であって、候補ビームの前記第2のセットにおいてSRSリソースを送信することは、候補ビームの前記第2のセットのうちの各候補ビームにつき1つのSRSリソースのみを送信すること、を含む、方法。
  10. 請求項4に記載の方法であって、前記UEは、さらに、センサを有し、前記方法は、前記UEを操作する人に向いていない方向のセットを、前記センサを用いて決定すること、をさらに含み、ULビームマネージメントのための候補ビームの前記第2のセットを決定することは、前記UEを操作する人に向いていないビームを選択すること、を含む、方法。
  11. 請求項1~10のいずれか1項に記載の方法であって、候補ビームの前記第2のセットにおける各ビームは、前記UEを操作する人間に向いている1つまたは複数のビームと比較して、最大許容電力の低減の尺度が低い、方法。
  12. ユーザ装置(UE)(104)であって、前記UE(104)は、
    メモリ(842)と、
    処理回路(802)と、を有し、前記処理回路(802)は、
    サウンディング基準信号(SRS)リンクバジェットを決定し、
    前記決定されたSRSリンクバジェットに基づき閾値を決定し、
    ULビームマネージメントのための候補ビームの第1のセットに含まれる各候補ビームについて、当該候補ビームについての最大許容電力の低減の尺度を決定し、
    前記各候補ビームについて、最大許容電力の前記低減の前記尺度について評価し、前記評価することは、前記尺度を、前記決定されたSRSリンクバジェットに基づき決定された前記閾値と比較すること、を含み、
    候補ビームの前記第1のセットに含まれる前記各候補ビームについての最大許容電力の前記低減の前記尺度の前記評価に少なくとも部分的に基づいてULビームマネージメントのための候補ビームの第2のセットを決定し、
    候補ビームの前記第2のセットを使用してULビームマネージメント手順を実行する、ように構成されており
    前記処理回路(802)は、前記各候補ビームについての最大許容電力の前記低減の前記尺度に関して、候補ビームの前記第1のセットに含まれる候補ビームの順位を確定するように構成されており、
    ULビームマネージメントのための候補ビームの前記第2のセットを前記決定することは、候補ビームの確定された前記順位に基づいて、他の候補ビームよりも最大許容電力の前記低減についてより高い尺度を有する第1の候補ビームに基づいて、候補ビームの前記第1のセットから当該第1の候補ビームを削除することを含む、UE。
  13. 請求項12に記載のUEであって、第1のアンテナパネルと第2のアンテナパネルとをさらに有し、候補ビームの前記第1のセットと前記第2のセットとの両方における各ビームは、前記第1のアンテナパネルに対応する、UE。
  14. 請求項12に記載のUEであって、前記各候補ビームについての最大許容電力の前記低減の前記尺度を前記評価することは、前記各候補ビームが前記UEを操作する人間に向けられているかを判定すること、を含む、UE。
  15. 請求項14に記載のUEであって、前記各候補ビームが前記UEを操作する人間に向けられているかを判定することは、カメラ、前記UEの方位および/または位置、または、近接センサのうちの1つまたは複数に基づく、UE。
  16. 処理回路(802)によって実行されると、前記処理回路(802)に請求項1~11のいずれか1項に記載の方法を実行させる命令(844)を含むコンピュータプログラム(843)。
  17. 請求項16に記載のコンピュータプログラムを含む、コンピュータ可読記憶媒体(842)。
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