JP7320864B2 - 圧電マイクロピペット - Google Patents

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Description

本発明は、少量の液体試料を正確に吸引または分注するためのマイクロピペット、具体的には、圧電原理で作動するマイクロピペットに関する。液体試料、特に生体試料を分析する際、ナノリットル範囲の極めて少量の吸い上げや分注が、場合によっては数ピコリットルの精度で必要となることが少なくない。
また往々にして、少量の液体、化学薬品、生化学試薬を高い精度で吐出することも求められる。実験室で一般に用いられるピペットは、容量が約0.1マイクロリットルまでの試料に使用できるが、容量がこの値より大幅に少ないと、確実には吐出できない。容量の多い試料の挙動が体積力によって決まるのとは異なり、1マイクロリットルより少ない微量液滴の挙動が、主に表面張力と固体表面への付着力によって決まるのがこの理由である。常温常圧での純水の毛管長は約2mmである。つまり、小さな水滴の挙動にとって決定的なのは重力ではなく表面張力である。表面力に加え、小滴の蒸発も問題となる。1マイクロリットルより少ない量の水滴は、実験室条件下では数分で蒸発する。
ごく少量の注入に利用できるマイクロインジェクターも存在する。そのようなマイクロインジェクターの例として、マイクロピペットを用いてフェムトリットルの精度で液体を注入できるEppendorf Femtojetがある。このマイクロインジェクターの中で安定した非常に遅い流れを生成し、注入する液体の容量を注入時間で調節する。しかしながらこうした解決策は、ピコリットル範囲以下でごく少量の試料を吸い上げ、これを連続的に分注するのには適していない。試料の連続的な吸引と注入は、ヒステリシスが大きくないと実施できないというのがその理由である。液体系全体の容量が大きく、パイプなどの弾性画定手段が膨張するため、密封材で液体の流れの方向を逆転させ、同時に高い精度で容量の調節を維持することができない。これはマイクロリットル範囲より大きな容量では問題ないが、ナノリットル範囲では深刻な技術的障害となる。
自動試料吸引・分注システムでは、制御可能なピペットが用いられている。これらは、構造と作動原理に基づいて、さまざまな容量を吸い上げることができる。
一部の制御可能なピペットでは、試料の吸い上げと分注に必要な所望の容量変化は、シリンダー内でピストンを移動させることによって実現される。特許文献1では、圧電アクチュエーターで移動させる定量ピストンを適用し、ニードル内部で液体の流れを制御している。しかし、圧電アクチュエーターの通常のストローク(長手方向の最大変形量)はわずか数マイクロメートルにすぎない。分注精度を向上させるには、直径が小さいシリンダーを使用することが好ましい。しかし、シリンダー(およびピストン)の直径は、実用的な理由から、ミリメートル規模より小さくできない。また、ピストン表面とシリンダーの間に密封部材を用いる必要がある。密封材は一般に弾性材料で作られているため、容易に変形する。通常、ミリメートル範囲の寸法を有する密封材の変形による容量変化は、マイクロメートル範囲以下のピストン移動による容量変化と同程度である。そうした容量変化により、液体の吐出精度は大幅に低下する。ピコリットル範囲以下の液体の吐出量は、ピストンの位置に基づくと、非常に低い精度でしか決定できない。ピストンまたは円筒体は、弾性密封材に沿って滑らかに動く必要がある。圧電アクチュエーターの精度は、むしろナノメートル範囲でのピストン移動に利用できる可能性がある。ピストンのこうした微小な相対変位では、密封材の摩擦の粘着係数が高いために、移動面は(おそらく)滑らず、代わりに密封材が変形することになる。どの程度の変位で密封材と接触面の間に滑りが生じるかは、確実には決定できない。このため、液体の取り扱いにおける正確性がひどく低下する。液体吐出の精度は、原理上、従来のピストンの代わりにいわゆる特別なハミルトンシリンジを用いることで向上させることができる。この場合、同時に密封材として機能する高精度PTFEピストンを使用する。ただし、移動方向が変化すると、ハミルトンシリンジでも、ピコリットル範囲では低い精度で液体が吐出されることになる。
別の既知の装置では、ピペットに接続された膨張室の一方の面が膜で終端している、または一方の壁が膜として構成されている。圧電原理に基づいて作動するこうしたマイクロピペットは、特許文献2から知られている。この装置では、マイクロピペットの毛管は、液体流路によって、壁が膜で構成された膨張室に接続されている。膜の外面には圧電素子が設けられており、電圧を印加すると圧電素子の寸法が、またそれにより膜の形状が変化する。膜の形状が変化することで膨張室の容量も変化し、結果的に液体が吸引または注入される。吸引または注入される液体の量は、膨張室の寸法と膜の変形、より正確には膨張室の容量変化によって決定される。
この装置の欠点の1つが、部品が接着剤で接合されているため分解できないことである。そのため、装置を液体で満たし、次に使用する前に装置を洗浄するのが面倒な場合がある。装置内部を汚染する可能性のある試薬をピペッティングするのに使用する場合は、使い捨ての装置でなければならない。装置が空気で満たされていると、空気の圧縮率と、ピペット先端の小断面にかかる高いラプラス圧力(表面張力による)のため、液体の吐出精度がかなり低くなる。
米国特許第7125727号明細書 米国特許第7125519号明細書
本発明品の創出は、圧電原理に基づいて作動するマイクロピペットから始めた。このマイクロピペットは、ピペットを形成する毛管と毛管に接続された膨張室とを備え、膨張室が可撓性要素を有し、かつ圧電アクチュエーターに接続されている。
本発明に従って、膨張室内に配置された可撓性要素を有し、可撓性要素が剛性変位要素に接続され、圧電アクチュエーターが剛性変位要素に接続された圧電マイクロピペットによって、先行技術の欠点を排除することができる。こうした配置により、(実質的に)任意の小型の膨張室を作成することが可能となり、膨張室内で、剛性変位要素の好適な小さな変位によって、対応する少量の液体試料を、例えばナノリットル範囲で吸い上げたり分注したりできる。
本発明の態様に従って、膨張室は実質的に円筒形であり、膨張室内に配置された可撓性要素はOリングとして構成されており、かつ剛性変位要素は実質的に円板形状を有する圧板として構成されている。こうした構成において、膨張室、例えば吸い上げまたは分注が可能な液体の量、および分注の精度は、実質的にOリングの寸法によって決定される。
膨張室内に配置されるOリングは、最小寸法から最大寸法までの範囲から任意に選択できる寸法を有し、必要に応じて交換可能なOリングであることができ、円筒形の膨張室は、さまざまな大きさのOリングを収容するよう構成されており、膨張室の円筒形の側壁の内径は、最大Oリングの外径に実質的に対応する。
Oリングに接触する円筒形の膨張室の表面は実質的に平面であり、円筒形の膨張室の接触面に、さまざまな大きさのOリングを同心円状に位置付ける同心溝が設けられている。
本発明に従って、マイクロピペットを形成する毛管が、膨張室に着脱自在に取り付けられており、毛管孔が、毛管を膨張室と接続するピペットホルダー内に形成されている。
本発明のさらに有利な実施形態に従って、膨張室が、ピペットホルダーを形成する剛性ハウジング内に配置されており、ピペットホルダーは、着脱自在な閉鎖部材によって閉鎖できる。
本実施形態では、閉鎖部材は、圧電アクチュエーターを保持するとともに圧電アクチュエーターのための内部空間をもたらすハウジングによって形成される。
さらに有利な実施形態では、マイクロピペットホルダーの閉鎖部材は、注入接続要素でマイクロピペットを充填するよう構成された閉鎖部材である。
ピペットを形成する毛管が、ネジ付き固定要素などの着脱自在な固定要素を用いてピペットホルダーに固定されている、本発明によるマイクロピペットを提供することも有利である。
ピペットホルダー内に、対応する収容室が、ピペットを形成する毛管を収容するよう形成されている。ピペットホルダーの、ピペットを形成する毛管を収容する収容室には、毛管と収容室の間に密閉要素および/または固定要素も設けられている。
本発明のさらなる態様に従って、ピペットを形成する毛管を収容するピペットホルダー内の収容室において、密閉要素および/または固定要素の1つに、好ましくは円錐形が設けられており、もう1つの密閉要素および/または固定要素が、好ましくはOリングとして構成されている。
この構成では、ピペットホルダーの、ピペットを形成する毛管を収容する収容室には、円錐密封部材とOリングの間にガイドスリーブが、毛管を固定および誘導するよう配置されている。
ピペットホルダーの、ピペットを形成する毛管を収容する収容室において、円錐密閉部材とOリングの間で毛管を固定および誘導するガイドスリーブが、円錐密閉要素の円錐形に対応する円錐形を有する、円錐密閉部材と近接した端部を有し、かつ少なくとも部分的に平面で、実質的に長手方向に対し垂直である、Oリングと近接した端面を有する。
本発明のさらなる実施形態に従って、ピペット固定要素に、ピペットの先端を照明できる照明手段、好ましくはLED照明手段が設けられている。
照明手段は、少なくとも1つの同心円に配置されたLED照明要素を有する円板として構成された保持板を有してよい。
照明手段におけるLED照明要素は、好ましくは位相差照明用に配置および構成されている。
添付の図面を参照して、以下に本発明の実施形態の例をより詳細に説明する。
本発明の一態様による圧電マイクロピペットの側面図。 図1の圧電マイクロピペットの側面断面図。 照明手段を備えた図1の圧電マイクロピペットの底面図。 充填口接続要素を備えた圧電マイクロピペットの側面図。 充填口接続要素を備えた図4の圧電マイクロピペットの側面断面図。 ピペット先端が照明要素によって照明された圧電マイクロピペットの側面断面図。 充填口接続要素を備え、ピペット先端が照明要素によって照明された圧電マイクロピペットの側面断面図。 本発明によるマイクロピペットの膨張室および周辺要素の拡大図。 圧電マイクロピペットのピペットホルダーおよび接続された構成部分の拡大図。
図1は、ピペットを形成する毛管1、圧電作動要素を収容するハウジング6、ピペットホルダー7、ネジ付き固定要素12、保持板13、およびカバー11を備える、本発明の一態様による圧電マイクロピペットの側面図である。ハウジング6の前面に、固定ネジ18が付いた固定面16が設けられている。この実施形態では、バネ14は固定要素12と保持板13の間に配置されている。バネ14は、LED照明要素を有する保持板13に下方向に力をかける。このようにして、照明要素の垂直位置を安定させている。保持板13はネジ付きナットで固定されており、このナットは照明板の高さ調節にも用いられている。そのため、バネは保持板13をナットに押し付けている。
固定面16は、本発明の圧電マイクロピペットをロボットアームに固定するのに使用できる。ロボットアームは、少なくとも1つの座標に沿って移動可能であり、所望の位置間の空間で圧電マイクロピペットのプログラム制御された動作を可能にするため、自動ピペッティング用のシステムを構成し、使用することができる。
図2は、図1の圧電マイクロピペットの側面断面図を示す。図面から明らかなように、毛管1の上端はピペットホルダー7内に配置されている。ピペットホルダー7内には、毛管1と同軸状に、好ましくは円筒形の膨張室2と連通する毛管孔1aが形成されている。膨張室2内には可撓性要素3がOリングの形態で配置されており、Oリングは、円盤または円板形態の圧板として形成されている剛性変位要素4と機械的に接触している。剛性変位要素4は、ハウジング6内に配置されている圧電アクチュエーター5に接続している。ハウジング6はピペットホルダー7と機械的に接続されている。機械的な接続を確立するために、ハウジング6には雌ネジが設けられており、ピペットホルダー7には雄ネジが設けられている。
それにより膨張室2は、ピペットホルダー7の上端面、膨張室2内に配置されたOリング3、および剛性変位要素4で終端している。膨張室2内に配置されたOリング3の寸法は、最小寸法から最大寸法までの範囲から選択できる。さらに、Oリングは必要に応じて交換できる。円筒形の膨張室2は、好ましくは、さまざまな寸法のOリング3
を収容するよう構成されており、膨張室2の円筒形の側壁の内径は、選択可能な最大Oリング3の外径に対応する。
膨張室2は、ピペットホルダー7の上端に形成された円筒形の凹部によって形成されており、Oリング3を収容する役割を果たし、Oリング3のための実質的に平らな接触面を有する。
本発明のマイクロピペットの好ましい実施形態では、膨張室2内のOリング3のための実質的に平らな接触面には、さまざまな寸法のOリング3を同心円状に位置付けるための同心溝(図示せず)が設けられている。
毛管1の上端は、ピペットホルダー7の円筒形収容室に挿入し、その中に配置することができる。毛管1を正しく位置付けるために、上部および下部密封要素および/または固定要素8および9を収容室に挿入し、その中に配置する。図2に示すように、円錐密封要素8を毛管1の上端に配置することができる。円錐密封要素は、円筒形収容室の上端の実質的に平らな接触面に接触する平面状の上端面と、毛管1を誘導するガイドスリーブ10の上端上で円錐内面と接触する下部円錐外面とを有する。円錐密封要素8の下端にある円錐状の外側接触面は下方向に先細りになり、ガイドスリーブ10の円錐状の内側接触面はそれに応じて上方向に広がっている。円錐密封要素8と、ガイドスリーブ10の円錐端面は同様の円錐角を有している。円錐密封要素8は、毛管1の上端を、高い精度でピペットホルダー7の毛管孔1aと同軸状に固定および位置付けする密封材として用いられる。ガイドスリーブ10の下端は、長手方向に実質的に垂直な平面で終端しており、下部密封材と、Oリング9として構成されている固定要素とに接触している。Oリング9は固定および保定要素12によって固定されている。固定および保定要素12はピペットホルダー7に着脱自在に接続でき、かつOリング9をガイドスリーブ10の平らな端面に押し付けるのに使用される。固定および保定要素12は、好ましくはネジ付きの構成部分であり、図示した実施形態では、ピペットホルダー7の下端で雌ネジ部分に接続するための雄ネジが設けられている。固定および保定要素12は、上方のネジ部分、下方のネジ部分、および横方向に伸びる中央部分を備えている。下方のネジ部分は、照明手段を保持するための保持板13を収容できる。
圧電アクチュエーター5はハウジング6の収容室に配置でき、ハウジング6はピペットホルダー7に着脱自在に取り付けることができる。このために、ハウジングには雌ネジ部分を設けてよく、またハウジングは閉鎖部材としての機能を果たすことができる。圧電アクチュエーター5にはDC制御電圧を供給してよく、その電圧でアクチュエーターは長手方向に圧縮または拡張される。圧電アクチュエーター5の制御電圧は、図示していない電圧源ケーブルを用いて、ハウジング6のカバー11にある開口部から導入してよい。圧電アクチュエーター5の長手寸法が変化するため、膨張室2に位置するOリング3は異なる範囲で圧縮され、それにより同時に膨張室2の容量が変化する。一方、膨張室2の容量変化により、毛管1および毛管孔1aに存在する液体が吸い上げられたり、放出されたりする。
図3は、本発明の圧電マイクロピペットと接続して用いられる照明手段を示しており、これは、好ましくはLED照明手段として形成できる。図3に示すように、照明手段は、好ましくは、少なくとも1つの同心円に配置されたLED照明要素15を有する円形保持板13を備える。LED照明要素15は、ピペットの先端に適切な照明をもたらす。これは、特に顕微鏡画像を撮影する際に有利であり得る。特定の適用において、位相差照明を行えるようLED照明要素15を配置および構成すると有利である可能性がある。図面に示すように、LED照明要素15は、所定の異なる寸法を有する4つ(2組)の同心円に配置されている。
マイクロピペットのピペットホルダー7は、本実施形態ではネジ接続によって、圧電アクチュエーター5を収容するハウジング6に着脱自在に接続されており、したがってハウジング6は、取り外して、図4および5に示すように、ピペットホルダー7のネジ部分に接続する閉鎖部材20に取り替えることができる。ネジ付き閉鎖部材20の上端には充填口21が設けられており、この充填口を、例えばマイクロピペットに液体を充填する標準的なシリンジに接続することができる。マイクロピペットを正確に操作するには、マイクロピペットの内部容量全体が気泡なしに液体で満たされている必要がある。気体は圧縮性であるため、残留気泡がマイクロピペットの分注精度を低下させる可能性がある。本発明のマイクロピペットの充填時には、膨張室2のOリング3は、充填用の別のOリング22に交換されている。閉鎖部材20および充填口21からなる充填ヘッドは、充填工程および最終的に洗浄工程にのみ、マイクロピペットと接続して必要となる。液体をまったく含まない(乾燥状態の)新しいマイクロピペットを最初に使う前に、充填ヘッドを用いて、試料採取工程に適した液体、例えば水でマイクロピペットを完全に気泡なく満たす必要がある。試料採取工程終了後に、好ましくはマイクロピペットを空にして洗浄し、洗浄液も空にする。本発明のマイクロピペットの部品は、組み立てと分解が可能なように設計されているため、個々の構成要素は、別々に洗浄、滅菌、または簡単に交換できる。
図6および7は、本発明のマイクロピペットの照明手段から照射される光線を示す。図3は、LED照明要素15の個々の円と毛管1の先端が所定の円錐角を画定するように4つの同心円に配置されたLED照明要素15の底面図を示す。図示した実施形態における1組の円の内円と外円の円錐角は、それぞれ15度と30度である。同心円の直径は、1組の円の内円と外円にあるLED照明要素15の光線が毛管1の先端と交差し、また別の1組の円の内円と外円にあるLED照明要素15の光線が毛管1の先端から所定の距離をおいて交差するように画定されている。図示した実施形態における所定の距離は20mmである。こうした配置は、毛管1の先端またはその20mm下で試料の位相差顕微鏡画像を取得するのに必要である。
膨張室2、Oリング3、圧板4、および圧電アクチュエーター5を示す拡大図である図8を参照し、本発明の圧電マイクロピペットの機能について詳しく説明する。以下に、本発明の圧電マイクロピペットで吐出できる液体の容量を算出する数式を示す。
計算はOリングの寸法が1×1mm(市販されている最小サイズの1つ)という条件で行う。計算の結果から検証されるように、最小サイズのOリングで最小量の液体が吐出され、圧電アクチュエーターの移動幅、つまりストロークが最小のときに最大の分注精度が達成できる。
2枚の平行板で終端するOリングを備えるとして、封入容量は以下のように計算できる。
V=(D/2+d/2)2*Pi*H=Pimm3≒3.14μL
上式で、
D=1mm(Oリングの開口部の直径)
d=1mm(Oリングの厚さ)
H=1mm(Oリングの厚さ)
ただし、Oリングとの接線内にある平行板間の円筒形空間の容量を計算しているため、上記の容量VにはOリングの体積の半分が含まれている。Oリング(円環体)の体積:v=2*Pi2*D/2*(d/2)2=(Pi2)/4μL
最後に、Oリングで囲まれた液体の容量を算出した:V-v/2=Pi-(Pi2)/8≒1.9mm3(μL)
したがって、膨張室2の封入液体容量は1.9マイクロリットル、つまり約2マイクロリットルとなる。
Oリングの体積が変化せず、圧縮変形が対称的という条件では、液体容積変化は次の通りである:デルタH*(D/2+d/2)2*Pi=デルタH*Pi(μL)
実施例で使用した圧電素子の最大長手方向移動(デルタH_max)は5マイクロメートルであり、精度は約1ナノメートルである。したがって、圧電素子は約15ナノリットルの液体を吐出することができる。分注精度は約3ピコリットルである。
ストロークが小さい圧電素子を用いると、最大吐出容量が減少し、分注精度が向上する。圧電素子を用いることで、0.1ナノメートルまたはそれより良好な位置決め精度が実現できる。上記Oリングを用いると、精度は0.3ピコリットルとなる。
本発明の実施例では、極数変換によるヒステリシスを回避するために、圧電素子とともにDC制御および単極性制御回路を使用することが好ましい。その場合でも、圧電素子の電圧変位曲線は完全な線形ではないため、事前の較正が必要となることがある。本発明の実際の適用では、PICMA(登録商標)P882およびP888型の圧電素子を使用している。
圧電マイクロピペットの主な利点は、電気制御の可能性、速さ、単純な構造、適用時の費用効率の高さである。本発明のマイクロピペットは、実際に倒立顕微鏡において、透過光と反射光のいずれを用いた撮影でも使用できる。光軸がマイクロピペットの軸と同軸上にある場合には、顕微鏡撮影にも適合する。液体試料に接触するマイクロピペットの表面は完全に不活性材料である。すなわち、毛管はガラス製、ピペットホルダー、膨張室、および圧板はステンレス製またはプラスチック製、Oリングおよび円錐密封材はゴム製またはTeflon(登録商標)(PTFE)製である。
1 毛管(マイクロピペット)
1a 毛管孔
2 膨張室
3 Oリング
4 剛性変位要素、圧板
5 圧電アクチュエーター
6 圧電アクチュエーター用ハウジング、閉鎖部材
7 ピペットホルダー
8 円錐密封材
9 Oリング
10 ガイドスリーブ
11 カバー
12(ネジ付き)保定要素
13 保持板
14 バネ
15 照明要素、LED
16 固定面
17 凹部
18 ネジ
20 閉鎖部材
21 充填口
22 Oリング

Claims (20)

  1. 下部ハウジング部材(7)と、前記下部ハウジング部材(7)に着脱自在に接続された上部ハウジング部材(6、20)とを有するハウジングと、毛管(1)と、前記下部ハウジング部材(7)を介して前記毛管(1)に接続された膨張室(2)とを備える圧電マイクロピペットであって、
    前記膨張室(2)が可撓性要素を有し、かつ圧電アクチュエーター(5)に接続されている圧電マイクロピペットにおいて、
    前記膨張室(2)が下部ハウジング部材(7)に形成され、また、リング状の可撓性要素(3)が前記膨張室(2)内に配置され、また、剛性変位要素(4)が圧縮プレートの形態で、前記リング状の可撓性要素(3)と前記圧電アクチュエータ(5)の間で前記膨張室(2)に配置されている
    ことを特徴とする圧電マイクロピペット。
  2. 前記膨張室(2)が実質的に円筒形を有し、前記膨張室内に配置された前記可撓性要素がOリング(3)として構成されており、かつ前記剛性変位要素(4)が、実質的に円板の形状を有する圧板として構成されている
    請求項1に記載のマイクロピペット。
  3. 前記膨張室(2)内に配置された前記Oリング(3)が、可能であり、径が可変であり、前記膨張室(2)の円筒形の側壁の内径が、前記Oリング(3)の最大の外径対応する
    請求項2に記載のマイクロピペット。
  4. 前記Oリング(3)に接触する前記円筒形膨張室(2)の表面が実質的に平面である
    請求項3に記載のマイクロピペット。
  5. 前記Oリング(3)に接触する前記円筒形膨張室(2)の表面に、前記Oリング(3)を同心円状に位置付ける同心溝が設けられている
    請求項3に記載のマイクロピペット。
  6. 記毛管(1)が、ペットホルダー(7)によって前記膨張室(2)に着脱自在に接続されており、毛管孔(1a)が、前記毛管(1)を前記膨張室(2)と接続する前記ピペットホルダー内に形成されている
    請求項1ないし5のいずれかに記載のマイクロピペット。
  7. 前記膨張室(2)が、前記ピペットホルダー(7)を形成する剛性ハウジング内に配置されており、前記ピペットホルダー(7)が、着脱自在に接続された閉鎖部材(6)によって閉鎖できる
    請求項1ないし6のいずれかに記載のマイクロピペット。
  8. 前記閉鎖部材(6)が前記ハウジングによって形成されており、前記ハウジングが前記圧電アクチュエーター(5)を保持し、かつ前記ハウジングに前記圧電アクチュエーター(5)を収容する小室が設けられている
    請求項7に記載のマイクロピペット。
  9. 鎖部材(20)が、前記マイクロピペットを充填するよう構成されており、かつ前記閉鎖部材(20)に注入接続要素(21)が設けられている
    請求項7に記載のマイクロピペット。
  10. 記毛管(1)が、着脱自在な固定要素、好ましくはネジ付き固定要素(12)を用いて前記ピペットホルダー(7)に固定されている
    請求項7に記載のマイクロピペット。
  11. 前記ピペットホルダー(7)内に、ピペットを形成する前記毛管(1)を収容するよう収容室が形成されている
    請求項10に記載のマイクロピペット。
  12. 前記ピペットホルダー(7)の、前記ピペットを形成する前記毛管(1)を収容する前記収容室には、前記毛管(1)と前記収容室の壁の間に少なくとも1つの密閉要素および/または固定要素(8、9)も設けられている
    請求項11に記載のマイクロピペット。
  13. 前記ピペットを形成する前記毛管(1)を収容する前記ピペットホルダー内の前記収容室内において、前記密閉要素および/または固定要素の1つが円錐形の密閉要素および/または固定要素(8)であり、もう1つの密閉要素および/または固定要素がOリング(9)として構成されている
    請求項12に記載のマイクロピペット。
  14. 前記ピペットホルダー(7)の、前記ピペットを形成する前記毛管(1)を収容する前記収容室(2)において、前記円錐密閉要素(8)と前記Oリング(9)の間に、前記毛管(1)を固定および誘導するためのガイドスリーブ(10)も設けられている
    請求項13に記載のマイクロピペット。
  15. 前記ピペットホルダーの、前記ピペットを形成する前記毛管(1)を収容する前記収容室(2)において、前記円錐密閉部材(8)と前記Oリング(9)の間で前記毛管を固定および誘導する前記ガイドスリーブ(10)が、前記円錐密閉要素(8)の円錐形に対応する円錐形を有する、前記円錐密閉部材(8)と近接した端部を有し、かつ少なくとも部分的に平面で、実質的に長手方向に対し垂直である前記Oリング(9)と近接した端面を有する
    請求項13に記載のマイクロピペット。
  16. 照明手段が、固定および保定要素(12)を介して接続されている
    請求項1ないし15のいずれかに記載のマイクロピペット。
  17. 前記照明手段がLED照明手段である
    請求項16に記載のマイクロピペット。
  18. 前記照明手段が、少なくとも1つの同心円に配置されたLED照明要素(15)を備える円形保持板(13)を有する
    請求項17に記載のマイクロピペット。
  19. 前記照明手段における前記LED照明要素(15)が、位相差照明用に配置および構成されている
    請求項18に記載のマイクロピペット。
  20. 前記マイクロピペットがロボットアームに装着されており、前記ロボットアームが、所望の空間位置間で前記マイクロピペットのプログラムされた動作を可能にする
    請求項1ないし19のいずれかに記載のマイクロピペット。
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