JP7318721B2 - 近似関数計算装置、方法及びプログラム - Google Patents

近似関数計算装置、方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7318721B2
JP7318721B2 JP2021551033A JP2021551033A JP7318721B2 JP 7318721 B2 JP7318721 B2 JP 7318721B2 JP 2021551033 A JP2021551033 A JP 2021551033A JP 2021551033 A JP2021551033 A JP 2021551033A JP 7318721 B2 JP7318721 B2 JP 7318721B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
function
upper bound
interval
calculator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021551033A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021070317A1 (ja
Inventor
浩気 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Publication of JPWO2021070317A1 publication Critical patent/JPWO2021070317A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7318721B2 publication Critical patent/JP7318721B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F17/00Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions
    • G06F17/10Complex mathematical operations
    • G06F17/17Function evaluation by approximation methods, e.g. inter- or extrapolation, smoothing, least mean square method
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
    • H04L9/08Key distribution or management, e.g. generation, sharing or updating, of cryptographic keys or passwords
    • H04L9/0816Key establishment, i.e. cryptographic processes or cryptographic protocols whereby a shared secret becomes available to two or more parties, for subsequent use
    • H04L9/085Secret sharing or secret splitting, e.g. threshold schemes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L2209/00Additional information or applications relating to cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communication H04L9/00
    • H04L2209/46Secure multiparty computation, e.g. millionaire problem

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Pure & Applied Mathematics (AREA)
  • Mathematical Analysis (AREA)
  • Mathematical Optimization (AREA)
  • Computational Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Algebra (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)
  • Machine Translation (AREA)

Description

本発明は、関数の近似を行うための区間ごとの近似関数を作成する方法に関する。
暗号化された数値を復元すること無く特定の演算結果を得る方法として、秘密計算と呼ばれる方法がある。非特許文献1の方法では、3つの秘密計算装置に数値の断片を分散させるという暗号化を行い、3つの秘密計算装置が協調計算を行うことにより、数値を復元すること無く、加減算、定数加算、乗算、定数倍、論理演算(否定、論理積、論理和、排他的論理和)、データ形式変換(整数、二進数)の結果を3つの秘密計算装置に分散された状態、すなわち暗号化されたまま保持させることができる。
秘密計算で複雑な関数値を多く計算する場合には、一括写像と呼ばれる方法を用いて参照表を使ってあらかじめ次数を決めた多項式で関数を区間ごとに近似し、一括写像を用いて近似した多項式の各係数を求め、求まった各係数により定まる多項式を用いた計算により近似値を得るという方法がある。一括写像については、非特許文献1を参照のこと。
三品気吹、五十嵐大、濱田浩気、菊池亮、「高精度かつ高効率な秘密ロジスティック回帰の設計と実装」、In CSS, 2018.
しかしながら、従来の方法では、固定小数点数を使う場合などパラメータに誤差が含まれるときには所望の誤差で近似を行うために、区間の幅を小さくする必要があることがあった。そのため、定義域全体をカバーする区間の数は多かった。
本発明の目的は、従来よりも少ない数の区間で定義域全体の区間ごとの近似を実現する近似関数計算装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
この発明の一態様による方法に関する近似関数計算装置は、x0,x1はx0<x1の関係を満たす所定の数であり、D=[x0,x1]は関数f(x)を近似したい区間であり、εは近似で許容される誤差であり所定の数であり、kは所定の0以上の整数であり、bはx0<b<x1の関係を満たす数であり、関数gb(x)は関数f(x)のbにおけるk次までのテイラー展開であり、関数gb(x)を求めるテイラー展開部と、区間[x0,b]における関数gb(x)による関数f(x)の近似の誤差の上界を求める第一誤差上界計算部と、第一誤差上界計算部の処理により求まった誤差の上界を用いて、区間[x0,b]における関数gb(x)による関数f(x)の近似の誤差の上界がε以下となる最大のbである展開位置b'を求める展開位置計算部と、x2はb'<x2≦x1を満たす数であり、区間[b',x2]における関数gb'(x)による関数f(x)の近似の誤差の上界を求める第二誤差上界計算部と、第二誤差上界計算部の処理により求まった誤差の上界を用いて、区間[b',x2]における関数gb'による関数f(x)の近似の誤差の上界がε以下となる最大のx2である右端位置x2'を求める右端位置計算部と、区間[x0,x2']と、関数gb'(x)についての情報とを出力する出力部と、区間[x2',x1]を区間Dとする、テイラー展開部、第一誤差上界計算部、展開位置計算部、第二誤差上界計算部、右端位置計算部及び出力部の処理を繰り返す制御部と、を備えている。
近似する関数を上手く選択することにより、パラメータに誤差が含まれる場合にも出力の誤差を小さくし、少ない数の区間で定義域全体の区間ごとの近似を実現することができる。
図1は、近似関数計算装置の機能構成の例を示す図である。 図2は、近似関数計算方法の処理手続きの例を示す図である。 図3は、コンピュータの機能構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、図面中において同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
[近似関数計算装置及び方法]
近似関数計算装置は、図1に示すように、テイラー展開部1、第一誤差上界計算部2、展開位置計算部3、第二誤差上界計算部4、右端位置計算部5、出力部6及び制御部7を例えば備えている。
近似関数計算方法は、近似関数計算装置の各構成部が、以下に説明する及び図2に示すステップS1からステップS7の処理を行うことにより例えば実現される。
以下、近似関数計算装置の各構成部について説明する。
[テイラー展開部1]
テイラー展開部1には、区間D=[x0,x1]についての情報が入力される。区間Dは、関数f(x)を近似したい区間である。x0,x1はx0<x1の関係を満たす所定の数である。後述するように、区間Dは、制御部7により更新される。
テイラー展開部1は、関数gb(x)を求める(ステップS1)。
求まった関数gb(x)は、第一誤差上界計算部2及び第二誤差上界計算部4に出力される。また、後述する展開位置計算部3により求められる展開位置b'に対応する関数gb'(x)が、出力部6に出力される。
kは所定の0以上の整数であり、bはx0<b<x1の関係を満たす数であり、関数gb(x)は関数f(x)のbにおけるk次までのテイラー展開である。
関数gb(x)は、例えば以下の式により表される。f(i)は、関数fをi回微分した関数である。
gb(x)=a0+a1(x-b)+…+ak(x-b)k
ai=f(i)(a)/i!
[第一誤差上界計算部2]
第一誤差上界計算部2には、テイラー展開部1が求めた関数gb(x)が入力される。
第一誤差上界計算部2は、区間[x0,b]における関数gb(x)による関数f(x)の近似の誤差の上界を求める(ステップS2)。ここで、「誤差の上界」とは、より具体的には「誤差の絶対値の上界」のことである。
求まった誤差の上界は、展開位置計算部3に出力される。
例えば、区間[x0,b]内の、所定の間隔の位置をc0,c1,…,cMとする。この場合、第一誤差上界計算部2は、ei=maxi=1,2,,M|f(ci)-gb(ci)|を求め、このeiを区間[x0,b]における関数gb(x)による関数f(x)の近似の誤差の上界とする。
[展開位置計算部3]
展開位置計算部3には、第一誤差上界計算部2が求めた誤差の上界が入力される。
展開位置計算部3は、第一誤差上界計算部2の処理により求まった誤差の上界を用いて、区間[x0,b]における関数gb(x)による関数f(x)の近似の誤差の上界がε以下となる最大のbである展開位置b'を求める(ステップS3)。
求まった展開位置b'は、第二誤差上界計算部4、右端位置計算部5及び出力部6に出力される。
例えば、テイラー展開部1で、区間D内の、所定の間隔のb0,b1,…,bNに対応する関数gb0(x),gb1(x),…,gbN(x)が求められるとする。b0<b1<…<bNであるとする。この場合、第一誤差上界計算部2では、i=1,2,…,Nとして、区間[x0,bi]における関数gbi(x)による関数f(x)の近似の誤差の上界eiが求められる。この場合、展開位置計算部3は、ei≦εとなる最大のiを求める。この場合、この最大のiに対応するbiが展開位置b'となる。
なお、展開位置計算部3は、二分探索法により、展開位置b'を求めてもよい。
[第二誤差上界計算部4]
第二誤差上界計算部4には、展開位置計算部3が求めた展開位置b'が入力される。
第二誤差上界計算部4は、区間[b',x2]における関数gb'(x)による関数f(x)の近似の誤差の上界を求める(ステップS4)。x2は、b'<x2≦x1を満たす数である。
求まった誤差の上界は、右端位置計算部5に出力される。
例えば、区間[b',x2]内の、所定の間隔の位置をd0,d1,…,dMとする。この場合、第一誤差上界計算部2は、ei=maxi=1,2,,M|f(di)-gb'(di)|を求め、このeiを区間[b',x2]における関数gb'(x)による関数f(x)の近似の誤差の上界とする。
[右端位置計算部5]
右端位置計算部5には、第二誤差上界計算部4が求めた誤差の上界が入力される。
右端位置計算部5は、第二誤差上界計算部4の処理により求まった誤差の上界を用いて、区間[b',x2]における関数gb'による関数f(x)の近似の誤差の上界がε以下となる最大のx2である右端位置x2'を求める(ステップS5)。
求まった右端位置x2'は、出力部6に出力される。
例えば、区間[b',x2]内の、所定の間隔の位置をr0,r1,…,rNとする。r0<r1<…<rNであるとする。この場合、第二誤差上界計算部4では、i=1,2,…,Nとして、区間[b',x2]における関数gb'(x)による関数f(x)の近似の誤差の上界eiが求められる。この場合、右端位置計算部5は、ei≦εとなる最大のiを求める。この場合、この最大のiに対応するriが右端位置x2'となる。
なお、右端位置計算部5は、二分探索法により、右端位置x2'を求めてもよい。
[出力部6]
出力部6には、展開位置計算部3が求めた展開位置b'及び右端位置計算部5が求めた右端位置x2'が入力される。また、出力部6には、展開位置b'に対応する関数gb'(x)がテイラー展開部1から入力される。
出力部6は、区間[x0,x2']と、関数gb'(x)についての情報とを出力する(ステップS6)。
[制御部7]
制御部7は、区間[x2',x1]を区間Dとする、テイラー展開部1、第一誤差上界計算部2、展開位置計算部3、第二誤差上界計算部4、右端位置計算部5及び出力部6の処理を繰り返す(ステップS7)。この処理は、x2'≠x1である間行われる。制御部7は、x2'=x1である場合には、処理を終了する。
言い換えれば、制御部7は、x2'≠x1である場合には、区間Dを[x2',x1]に更新して、再度ステップS1以降の処理を行う。制御部7は、x2'=x1である場合には、処理を終了する。
区間[x0,x1]の近似を行うとき、従来の方法で多項式による近似を行った場合、あるx*∈[x0,x1]について、切り捨てによる誤差の上界の式に|Δk||x*|kの項が現れるが、上記の実施形態によれば|Δk|wkとすることができる。例えば、x=106のように|x*|が大きい場合もwは高々x1-x0であるため、上記の実施形態により同じ区間幅に対する誤差が大幅に小さくなる。
従来の方法では、xの多項式で近似していたため、xが大きくなるような区間ではxkの係数の誤差が約|x0|k倍に拡大されていた。これに対して、例えば上記の実施形態のようにaiを適切に取ることで、係数の誤差の拡大を約(x1-x0)k倍に抑えることができる。このため、従来は所望の誤差を達成するために狭い区間を設定せざるを得なかったような原点から遠く離れた区間についても広い幅の区間を設定することができ、区間の数を少なく実現できる。
[変形例]
テイラー展開に対応する剰余項の絶対値の上界はε1であり、Δjはajの誤差の上界であり、Δ*はbの誤差の上界であり、Rは所定の区間でありwはw=maxx∈R|x-b|であり、ε2は以下の式により定義されるとして、
ε2=((|a0|+Δ0)+(|a1|+Δ1)(w+Δ*)+…+(|ak|+Δk)(w+Δ*)k)-(|a0|+|a1|w+…+|ak|wk)
第一誤差上界計算部2は、所定の区間Rを区間[x0,b]としたときのε12を、区間[x0,b]における関数gb(x)による関数f(x)の近似の誤差の上界としてもよい。
|f(k+1)(x)|の区間Rにおける最大値をMとするとき、テイラー展開に対応する剰余項の絶対値の上界ε1は、例えば以下の式により求めることができる。
Figure 0007318721000001
また、具体的には、Δjはajの打ち切り誤差の上界であり、Δ*はbの打ち切り誤差の上界である。
同様に、第二誤差上界計算部4は、所定の区間Rを区間[b',x2]としたときのε12を区間[b',x2]における関数gb'(x)による関数f(x)の近似の誤差の上界としてもよい。
展開位置計算部3は、展開位置b'を求めるために必要な、誤差の上界に対応する位置bの情報を第一誤差上界計算部2に出力してもよい。この場合、第一誤差上界計算部2は、誤差の上界に対応する位置bの情報を受け取った後に、その位置に対応する誤差の上界を求めもてよい。
また、第一誤差上界計算部2は、誤差の上界を求めようとする位置bの情報をテイラー展開部1に出力してもよい。この場合、テイラー展開部1は、第一誤差上界計算部2から誤差の上界を求める位置bの情報を受け取った後に、その位置bに対応する関数gb(x)を求めてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、これらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計の変更等があっても、本発明に含まれることはいうまでもない。
実施の形態において説明した各種の処理は、記載の順に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。
例えば、近似関数計算装置の構成部間のデータのやり取りは直接行われてもよいし、図示していない記憶部を介して行われてもよい。
[プログラム、記録媒体]
上記説明した各装置における各種の処理機能をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記各装置における各種の処理機能がコンピュータ上で実現される。例えば、上述の各種の処理は、図3に示すコンピュータの記録部2020に、実行させるプログラムを読み込ませ、制御部2010、入力部2030、出力部2040などに動作させることで実施できる。
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD-ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記憶装置に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。また、サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって、上述の処理を実行する構成としてもよい。なお、本形態におけるプログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるもの(コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータ等)を含むものとする。
また、この形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、本装置を構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。

Claims (4)

  1. x0,x1はx0<x1の関係を満たす所定の数であり、D=[x0,x1]は関数f(x)を近似したい区間であり、εは近似で許容される誤差であり所定の数であり、kは所定の0以上の整数であり、bはx0<b<x1の関係を満たす数であり、関数gb(x)は関数f(x)のbにおけるk次までのテイラー展開であり、
    関数gb(x)を求めるテイラー展開部と、
    区間[x0,b]における関数gb(x)による関数f(x)の近似の誤差の上界を求める第一誤差上界計算部と、
    前記第一誤差上界計算部の処理により求まった誤差の上界を用いて、区間[x0,b]における関数gb(x)による関数f(x)の近似の誤差の上界がε以下となる最大のbである展開位置b'を求める展開位置計算部と、
    x2はb'<x2≦x1を満たす数であり、区間[b',x2]における関数gb'(x)による関数f(x)の近似の誤差の上界を求める第二誤差上界計算部と、
    前記第二誤差上界計算部の処理により求まった誤差の上界を用いて、区間[b',x2]における関数gb'による関数f(x)の近似の誤差の上界がε以下となる最大のx2である右端位置x2'を求める右端位置計算部と、
    区間[x0,x2']と、関数gb'(x)についての情報とを出力する出力部と、
    区間[x2',x1]を前記区間Dとする、前記テイラー展開部、前記第一誤差上界計算部、前記展開位置計算部、前記第二誤差上界計算部、前記右端位置計算部及び前記出力部の処理を繰り返す制御部と、
    を含む近似関数計算装置。
  2. 請求項1の近似関数計算装置であって、
    前記関数gb(x)は、以下の式により表され、
    gb(x)=a0+a1(x-b)+…+ak(x-b)k
    ai=f(i)(a)/i!
    前記テイラー展開に対応する剰余項の絶対値の上界はε1であり、Δjはajの誤差の上界であり、Δ*はbの誤差の上界であり、Rは所定の区間でありwはw=maxx∈R|x-b|であり、ε2は以下の式により定義されるとして、
    ε2=((|a0|+Δ0)+(|a1|+Δ1)(w+Δ*)+…+(|ak|+Δk)(w+Δ*)k)-(|a0|+|a1|w+…+|ak|wk)
    前記第一誤差上界計算部は、前記所定の区間Rを区間[x0,b]としたときのε12を前記誤差の上界とし、
    前記第二誤差上界計算部は、前記所定の区間Rを区間[b',x2]としたときのε12を前記誤差の上界とする、
    近似関数計算装置。
  3. x0,x1はx0<x1の関係を満たす所定の数であり、D=[x0,x1]は関数f(x)を近似したい区間であり、εは近似で許容される誤差であり所定の数であり、kは所定の0以上の整数であり、bはx0<b<x1の関係を満たす数であり、関数gb(x)は関数f(x)のbにおけるk次までのテイラー展開であり、
    テイラー展開部が、関数gb(x)を求めるテイラー展開ステップと、
    第一誤差上界計算部が、区間[x0,b]における関数gb(x)による関数f(x)の近似の誤差の上界を求める第一誤差上界計算ステップと、
    展開位置計算部が、前記第一誤差上界計算部の処理により求まった誤差の上界を用いて、区間[x0,b]における関数gb(x)による関数f(x)の近似の誤差の上界がε以下となる最大のbである展開位置b'を求める展開位置計算ステップと、
    第二誤差上界計算部が、x2はb'<x2≦x1を満たす数であり、区間[b',x2]における関数gb'(x)による関数f(x)の近似の誤差の上界を求める第二誤差上界計算ステップと、
    右端位置計算部が、前記第二誤差上界計算部の処理により求まった誤差の上界を用いて、区間[b',x2]における関数gb'による関数f(x)の近似の誤差の上界がε以下となる最大のx2である右端位置x2'を求める右端位置計算ステップと、
    出力部が、区間[x0,x2']と、関数gb'(x)についての情報とを出力する出力ステップと、
    制御部が、区間[x2',x1]を前記区間Dとする、前記テイラー展開部、前記第一誤差上界計算部、前記展開位置計算部、前記第二誤差上界計算部、前記右端位置計算部及び前記出力部の処理を繰り返す制御ステップと、
    を含む近似関数計算方法。
  4. 請求項1又は2の近似関数計算装置の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
JP2021551033A 2019-10-10 2019-10-10 近似関数計算装置、方法及びプログラム Active JP7318721B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/039989 WO2021070317A1 (ja) 2019-10-10 2019-10-10 近似関数計算装置、方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021070317A1 JPWO2021070317A1 (ja) 2021-04-15
JP7318721B2 true JP7318721B2 (ja) 2023-08-01

Family

ID=75438115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021551033A Active JP7318721B2 (ja) 2019-10-10 2019-10-10 近似関数計算装置、方法及びプログラム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20220335104A1 (ja)
JP (1) JP7318721B2 (ja)
CN (1) CN114503102A (ja)
AU (1) AU2019469886B2 (ja)
WO (1) WO2021070317A1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013025467A (ja) 2011-07-19 2013-02-04 Hitachi Advanced Digital Inc 対数関数の近似演算回路
WO2017119211A1 (ja) 2016-01-07 2017-07-13 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013025467A (ja) 2011-07-19 2013-02-04 Hitachi Advanced Digital Inc 対数関数の近似演算回路
WO2017119211A1 (ja) 2016-01-07 2017-07-13 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラム

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
三品 気吹, ほか3名,秘密計算によるロジスティック回帰は本当に使えるか?,2019年 暗号と情報セキュリティシンポジウム(SCIS2019)予稿集[USB],日本,一般社団法人電子情報通信学会,2019年01月25日,第1頁-第8頁
三品 気吹, ほか3名,高精度かつ高効率な秘密ロジスティック回帰の設計と実装,CSS2018 コンピュータセキュリティシンポジウム2018論文集,日本,一般社団法人情報処理学会,2018年10月25日,第1229頁-第1236頁
濱田 浩気, ほか3名,秘密計算上の一括関数近似とそれを使った正確度の高いロジスティック回帰,CSS2019 コンピュータセキュリティシンポジウム2019論文集,日本,一般社団法人情報処理学会,2019年10月14日,第1565頁-第1572頁

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2021070317A1 (ja) 2021-04-15
US20220335104A1 (en) 2022-10-20
AU2019469886B2 (en) 2023-04-27
CN114503102A (zh) 2022-05-13
WO2021070317A1 (ja) 2021-04-15
EP4044050A4 (en) 2023-06-21
AU2019469886A1 (en) 2022-04-07
EP4044050A1 (en) 2022-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7067632B2 (ja) 秘密シグモイド関数計算システム、秘密ロジスティック回帰計算システム、秘密シグモイド関数計算装置、秘密ロジスティック回帰計算装置、秘密シグモイド関数計算方法、秘密ロジスティック回帰計算方法、プログラム
JP6766182B2 (ja) 秘密計算システム、秘密計算装置、秘密計算方法、プログラム
WO2018135563A1 (ja) 秘密計算システム、秘密計算装置、秘密計算方法、プログラム
JPWO2020071441A1 (ja) 秘密シグモイド関数計算システム、秘密ロジスティック回帰計算システム、秘密シグモイド関数計算装置、秘密ロジスティック回帰計算装置、秘密シグモイド関数計算方法、秘密ロジスティック回帰計算方法、プログラム
JP7226562B2 (ja) 秘密ソフトマックス関数計算システム、秘密ソフトマックス関数計算装置、秘密ソフトマックス関数計算方法、秘密ニューラルネットワーク計算システム、秘密ニューラルネットワーク学習システム、プログラム
JP7114497B2 (ja) 変数最適化装置、変数最適化方法、プログラム
JP6977882B2 (ja) 秘密一括近似システム、秘密計算装置、秘密一括近似方法、およびプログラム
JP7318721B2 (ja) 近似関数計算装置、方法及びプログラム
WO2018008547A1 (ja) 秘密計算システム、秘密計算装置、秘密計算方法、およびプログラム
JP7205623B2 (ja) 秘密共役勾配法計算システム、秘密計算装置、共役勾配法計算装置、秘密共役勾配法計算方法、共役勾配法計算方法、およびプログラム
JP6825119B2 (ja) 秘密読み込み装置、秘密書き込み装置、それらの方法、およびプログラム
EP4044050B1 (en) Approximate function calculation device, method, and program
WO2020166278A1 (ja) システム、訓練装置、訓練方法及び予測装置
WO2023119551A1 (ja) 信号処理装置、信号処理方法、プログラム
US20230049956A1 (en) Optimization function generation apparatus, optimization function generation method, and program
JP7472998B2 (ja) パラメータ推定装置、秘密パラメータ推定システム、秘密計算装置、それらの方法、およびプログラム
US20230379151A1 (en) Secure shift system, secure shift apparatus, secure shift method, and program
JP7322976B2 (ja) 秘密最大値計算装置、方法及びプログラム
WO2024013795A1 (ja) 疑似イジングハミルトニアン生成装置、組み合わせ問題計算システム、イジングマシン、補助変数計算装置、プログラム
JP7359225B2 (ja) 秘密最大値計算装置、方法及びプログラム
WO2022219768A1 (ja) 関数変換装置、関数変換方法、およびプログラム
WO2021149106A1 (ja) 秘密計算装置、秘密計算方法、およびプログラム
US20220350638A1 (en) Secret multiple repetition calculation apparatus, method and program

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230703

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7318721

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150