JP7317746B2 - 耐衝撃試験装置及び方法 - Google Patents

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本発明は、固定されたガスセンサに対して衝撃を加えてガスセンサの耐衝撃性能を評価する耐衝撃試験を行うための耐衝撃試験装置及びその方法に関する。
例えば下記の特許文献1等に示されているように、自動車のエンジン等の内燃機関における燃焼ガスや排気ガス等の被測定ガス中の所定のガス成分の濃度を測定するガスセンサが知られている。このようなガスセンサは、先端側にフランジ部を有するセンサ本体と、フランジ部よりも後端側に位置するようにセンサ本体に装着された固定ボルトとを有している。固定ボルトは、多角形の外形を有する頭部と、頭部から延出されるとともに外周面にねじが設けられた軸部と、頭部及び軸部を貫通するとともにセンサ本体が挿通されたボルト貫通孔とを有している。ガスセンサは、例えば自動車の排気管等の取付対象に設けられたナットに固定ボルトが螺合されることにより、先端部を取付対象内に挿入した状態で取付対象に取り付けることができる。
一般に、このようなガスセンサについて、耐衝撃試験が行われる。耐衝撃試験に用いられる従来装置は、ねじ穴を有する固定部を有しており、センサ本体の先端部をねじ穴に挿入しつつ、そのねじ穴に固定ボルトの軸部を所定トルクにて螺合させることで、ガスセンサを固定部に固定するように適合されている。ガスセンサを固定部に固定した状態で固定ボルトの頭部に衝撃を加えて、例えばガスセンサに破損が生じるか否かをチェックする等の耐衝撃性能の評価が行われる。
特開2017-173221号公報
上記のような従来の耐衝撃試験装置及び方法では、ネジ穴に固定ボルトの軸部を所定トルクにて螺合させることで、ガスセンサを固定部に固定するので、ガスセンサを固定部に固定したときの固定ボルトの頭部の角度位置にバラツキが生じることがある。例えば頭部が八角形の外形を有するとき、頭部の角部が上方に位置する場合と、頭部の辺部が上方に位置する場合とでは、試験の評価にバラツキが生じる虞がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的の一つは、ガスセンサを固定部に固定したときの頭部の角度位置のバラツキを抑え、耐衝撃試験の精度を向上できる耐衝撃試験装置及び方法を提供することである。
本発明に係る耐衝撃試験装置の一態様は、固定されたガスセンサに対して衝撃を加えてガスセンサの耐衝撃性能を評価する耐衝撃試験を行うための耐衝撃試験装置であって、ガスセンサは、先端側にフランジ部を有するセンサ本体と、フランジ部よりも後端側に位置するようにセンサ本体に装着された固定ボルトとを有しており、固定ボルトは、多角形の外形を有する頭部と、頭部から延出されるとともに外周面にねじが設けられた軸部と、頭部及び軸部を貫通するとともにセンサ本体が挿通されたボルト貫通孔とを有しており、表面、裏面並びに表面及び裏面間を連通する連通孔を有する固定部と、軸部と螺合可能な螺合体とを備え、表面側からセンサ本体の先端部及び軸部を連通孔に挿通し、表面側において頭部の角度位置を固定した状態で、裏面側において螺合体を軸部に螺合させることにより、ガスセンサを固定部に固定できるように適合されている。
本発明に係る耐衝撃試験方法の一態様は、上述の耐衝撃試験装置を用いて耐衝撃試験を行う耐衝撃試験方法であって、表面側からセンサ本体の先端部及び軸部を連通孔に挿通し、表面側において頭部の角度位置を固定した状態で、裏面側において螺合体を軸部に螺合させることにより、ガスセンサを固定部に固定する固定工程を含む。
本発明の耐衝撃試験装置及び方法の一態様によれば、表面側からセンサ本体の先端部及び軸部を連通孔に挿通し、表面側において頭部の角度位置を固定した状態で、裏面側において螺合体を軸部に螺合させることにより、ガスセンサを固定部に固定できるように適合されているので、ガスセンサを固定部に固定したときの頭部の角度位置のバラツキを抑え、耐衝撃試験の精度を向上できる。
本発明の実施の形態1による耐衝撃試験装置を示す構成図である。 図1に示す耐衝撃試験装置を用いた耐衝撃試験方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2による耐衝撃試験装置を示す構成図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。本発明は各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態の構成要素を適宜組み合わせてもよい。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による耐衝撃試験装置1を示す構成図である。図1では、ガスセンサ2を除く各構成を断面で示している。図1に示す耐衝撃試験装置1は、固定されたガスセンサ2に対して衝撃を加えてガスセンサ2の耐衝撃性能を評価する耐衝撃試験を行うための装置である。まず、試験対象となるガスセンサ2について説明する。
<ガスセンサについて>
ガスセンサ2は、自動車のエンジン等の内燃機関における燃焼ガスや排気ガス等の被測定ガス中の所定のガス成分の濃度を測定するセンサであり得る。ガスセンサ2が検知するガス成分は、例えばNOx、アンモニア及び酸素等であり得る。
本実施の形態のガスセンサ2は、センサ本体20、固定ボルト21及び複数のリード線22を有している。センサ本体20は、長手状の軸体である。図示はしないが、センサ本体20の先端部20aには、ガスを検知するためのセンサ素子が内蔵されている。センサ本体20は、フランジ部20bを有している。フランジ部20bは、センサ本体20の先端側においてセンサ本体20の外周面から径方向に突出されている環状体であり得る。フランジ部20bは、センサ本体20の周方向に互いに離間して設けられた複数の凸部であってもよい。フランジ部20bは、センサ本体20と一体に設けられており、センサ本体20の外周面に対して固定されている。
固定ボルト21は、フランジ部20bよりも後端側に位置するようにセンサ本体20に装着された部材である。固定ボルト21は、センサ本体20の周方向に回転自在に設けられている。
本実施の形態の固定ボルト21は、頭部21a、軸部21b及びボルト貫通孔21cを有している。頭部21aは、例えば六角形等の多角形の外形を有する部分である。軸部21bは、頭部21aから延出されるとともに外周面にねじが設けられた部分である。ボルト貫通孔21cは、頭部21a及び軸部21bを貫通する孔である。すなわち、ボルト貫通孔21cは、固定ボルト21の先端(軸部21bの先端)及び後端(頭部21aの端面)において開口している。軸部21bの内径(ボルト貫通孔21cの直径)はフランジ部20bの外径よりも小さく、軸部21bの先端はフランジ部20bの端面に当接し得る。
複数のリード線22は、固定ボルト21よりも後端側においてセンサ本体20から延出されている。本実施の形態のリード線22は、センサ本体20の後部端面から延出されている。各リード線22は、例えばセンサ素子及び回路基板等のセンサ本体20の内蔵部品にそれぞれ接続されている。各リード線22の基端はセンサ本体20に対して固定されており、各リード線22の位置関係はセンサ本体20の内蔵部品の位置関係や向きと対応している。例えば、センサ本体20を回転させて、特定のリード線22が他のリード線22の上方に位置し、かつ各リード線22の基端が鉛直方向に並んで位置するようにセンサ本体20の向きを整えたとき、センサ本体20の内蔵部品の特定の面が上方を向く。
本実施の形態のリード線22は、互いに異なる色の外装体を有している。すなわち、本実施の形態の各リード線22は、外装体の色により互いに視覚的に区別可能に構成されている。しかしながら、例えば印刷された記号又は付加されたラベル等の他の構成により各リード線22が互いに視覚的に区別可能とされていてもよい。また、例えば外装体に設けられた1つ若しくは複数の突起又は外装体の質感等の触覚的に区別可能な構成により、各リード線22が互いに区別可能とされていてもよい。
<耐衝撃試験装置について>
本実施の形態の耐衝撃試験装置1は、固定部10及び螺合体11を有している。
固定部10は、耐衝撃試験を行う際にガスセンサ2が固定される部分である。後述のようにガスセンサ2が固定部10に固定された後に、ガスセンサ2に衝撃が付加される。固定部10は、ガスセンサ2への衝撃により変位しないように他の構成に固定されているか又は十分に大きな質量を有している。
本実施の形態の固定部10は、表面10a、裏面10b及び連通孔10cを有している。
表面10a及び裏面10bは、連通孔10cによって連通される固定部10の2つの面である。本実施の形態の表面10a及び裏面10bは互いに平行に延在された平面によって構成されている。
連通孔10cは、表面10a及び裏面10b間を連通する孔である。本実施の形態の連通孔10cは、表面10a及び裏面10bの延在面に直交して延在されている。連通孔10cの直径は、固定ボルト21の頭部21aの外径よりも小さく、かつ固定ボルト21の軸部21bの外径よりも大きくされている。連通孔10cには固定ボルト21の軸部21bが進退自在に挿入され得る。連通孔10cの内周面にはねじが設けられていない。表面10a側から連通孔10cに固定ボルト21の軸部21bが挿入されたとき、固定ボルト21の頭部21aの端面が表面10aに当接し、連通孔10cへの頭部21aの進入は許容されない。
表面10aと裏面10bとの離間距離(固定部10の厚み)は、固定ボルト21の軸部21bの長さよりも短くされている。すなわち、図1に示すように、固定部10は、表面10a側から連通孔10cに固定ボルト21の軸部21bを挿入し、固定ボルト21の頭部21aの端面が表面10aに当接させたとき、軸部21bの先端が固定部10の裏面10bから突出されるように適合されている。
螺合体11は、固定ボルト21の軸部21bと螺合可能な構成である。本実施の形態の耐衝撃試験装置1は、表面10a側からセンサ本体20の先端部20a及び固定ボルト21の軸部21bを固定部10の連通孔10cに挿通し、例えば固定ボルト21の頭部21aの辺部が上方に向かうようにする等、表面10a側において固定ボルト21の頭部21aの角度位置を固定した状態で、裏面10b側において螺合体11を軸部21bに螺合させることにより、ガスセンサ2を固定部10に固定できるように適合されている。
螺合体11の具体的な構成は任意であるが、本実施の形態の螺合体11は、ナット体110及びボルト体111を含む。
ナット体110は、内周面にねじが設けられたナット貫通孔110aを有する部材である。ナット体110の内径(ナット貫通孔110aの直径)は、センサ本体20のフランジ部20bの外径よりも大きく、かつ内周面のねじが固定ボルト21の外周面のねじと螺合可能な径とされている。
本実施の形態のナット体110は、固定部10の裏面10b側において固定ボルト21の軸部21bに螺合されることにより、固定ボルト21の頭部21aとナット体110とにより固定部10を挟持して、固定ボルト21を固定部10に固定できるように適合されている。
本実施の形態のナット体110の厚みは、固定ボルト21の軸部21bの裏面10bからの突出量よりも厚くされている。すなわち、ナット体110は、固定ボルト21の頭部21aとナット体110とにより固定部10を挟持するまで固定ボルト21の軸部21bの先端にナット体110を螺合した後に、他の部材(ボルト体111)を螺合できる部分がナット体110に残るように適合されている。
ボルト体111は、外周面にねじが設けられた筒部111aと、筒部111aの一端に設けられた頭部111bとを有している。筒部111aの内径は、フランジ部20bの外径よりも小さく、かつセンサ本体20のフランジ部20bよりも先端側の部分を筒部111a内に挿入できる径とされている。筒部111aの外径は、外周面のねじがナット貫通孔110aの内周面のねじと螺合可能な径とされている。
本実施の形態のボルト体111は、上述のように固定ボルト21を固定部10に固定した後、固定部10の裏面10b側においてナット体110に螺合されることにより、ボルト体111(筒部111aの先端)と固定ボルト21(軸部21bの先端)とによりフランジ部20bを挟持して、センサ本体20を固定部10に固定できるように適合されている。
<ガスセンサ固定構造について>
図1に示すように固定部10にガスセンサ2が固定された構造をガスセンサ固定構造と呼ぶことができる。ガスセンサ固定構造は、ガスセンサ2、固定部10及び螺合体11を含む。固定部10の表面10a側からセンサ本体20の先端部20a及び固定ボルト21の軸部21bが固定部10の連通孔10cに挿通されている。固定部10の裏面10b側において螺合体11が固定ボルト21の軸部21bに螺合されて、ガスセンサ2が固定部10に固定されている。より詳細には、固定部10の裏面10bから突出された固定ボルト21の軸部21bの先端にナット体110が螺合されることにより、固定ボルト21の頭部21aとナット体110とにより固定部10が挟持されて、固定ボルト21が固定部10に固定されている。また、ナット体110にボルト体111の筒部111aが螺合されることにより、ボルト体111の筒部111aの先端と固定ボルト21の軸部21bの先端とによりフランジ部20bが挟持されて、センサ本体20が固定部10に固定されている。
<耐衝撃試験方法について>
次に、図1に示す耐衝撃試験装置1を用いた耐衝撃試験方法について説明する。図2は、図1に示す耐衝撃試験装置1を用いた耐衝撃試験方法を示すフロチャートである。図2に示すように、本実施の形態の耐衝撃試験方法は、固定工程(ステップS10)、衝撃付加工程(ステップS11)及び評価工程(ステップS12)を含む。
固定工程(ステップS10)は、ガスセンサ2を固定部10に固定する工程である。
詳細には、固定部10の表面10a側からセンサ本体20の先端部20a及び固定ボルト21の軸部21bを固定部10の連通孔10cに挿通し、表面10a側において固定ボルト21の頭部21aの角度位置を固定した状態で、裏面10b側において螺合体11を固定ボルト21の軸部21bに螺合させることにより、ガスセンサ2を固定部10に固定する。固定ボルト21の頭部21aの角度位置は、例えば頭部21aの辺部が上方に向かう角度位置等に固定することができる。
より詳細には、固定部10の表面10a側からセンサ本体20の先端部20a及び固定ボルト21の軸部21bを固定部10の連通孔10cに挿通した後に、表面10a側において固定ボルト21の頭部21aの角度位置を固定した状態で、固定部10の裏面10bから突出された固定ボルト21の軸部21bの先端にナット体110を螺合させることにより、固定ボルト21の頭部21aとナット体110とにより固定部10を挟持して、固定ボルト21を固定部10に固定する。また、固定ボルト21を固定部10に固定した後、ナット体110にボルト体111の筒部111aを螺合させることにより、ボルト体111の筒部111aの先端と固定ボルト21の軸部21bの先端とによりフランジ部20bを挟持して、センサ本体20を固定部10に固定する。
ここで、固定工程(ステップS10)では、複数のリード線22の位置関係が所定の関係となるようにセンサ本体20の向きを調整した上で、センサ本体20を固定部10に固定することが好ましい。上述のように各リード線22の位置関係がセンサ本体20の内蔵部品の位置関係や向きと対応しており、後述のようにガスセンサ2に衝撃を加える際に、センサ本体20の内蔵部品の位置関係や向きにバラツキが生じることを抑えるためである。上述のように、固定ボルト21は、センサ本体20の周方向に回転自在に設けられている。このため、本実施の形態の耐衝撃試験装置1では、ナット体110により固定ボルト21を固定部10に固定した後、センサ本体20を回転させてセンサ本体20の向きを調整することができる。
衝撃付加工程(ステップS11)は、ガスセンサ2を固定部10に固定した後に、ガスセンサ2に衝撃を加える工程である。ガスセンサ2に衝撃を加える方法は任意である。衝撃を加える方法としては、例えば固定ボルト21の頭部21aに向けて錘を落下させる方法等を採ることができる。錘は、ガスセンサ2との衝突前に固定部10と干渉することを避けるため、棒状、板状又は先細り状の部材とすることができる。先細り状の部材としては、例えば円錐状部材又はT字状部材等を挙げることができる。
評価工程(ステップS12)は、ガスセンサ2に衝撃を加えた後に、ガスセンサ2の耐衝撃性能を評価する工程である。耐衝撃性能の評価は、限定はされないが、例えばガスセンサ2に破損が生じているか否かのチェックとすることができる。
本実施の形態のような耐衝撃試験装置1及び方法では、表面10a側からセンサ本体20の先端部20a及び固定ボルト21の軸部21bを固定部10の連通孔10cに挿通し、表面10a側において固定ボルト21の頭部21aの角度位置を固定した状態で、裏面10b側において螺合体11を固定ボルト21の軸部21bに螺合させることにより、ガスセンサ2を固定部10に固定できるように適合されているので、ガスセンサ2を固定部10に固定したときの頭部21aの角度位置のバラツキを抑え、耐衝撃試験の精度を向上できる。
また、ナット体110が固定ボルト21を固定部10に固定できるように適合されており、ボルト体111がセンサ本体20を固定部10に固定できるように適合されているので、固定ボルト21を固定部10に固定した後にセンサ本体20の向きを調整することができる。これにより、ガスセンサ2に衝撃を加える際に、センサ本体20の内蔵部品の位置関係や向きにバラツキが生じることをより確実に抑えることができ、耐衝撃試験の精度をさらに向上できる。
また、固定工程(ステップS10)において複数のリード線22の位置関係が所定の関係となるようにセンサ本体20の向きを調整するので、ガスセンサ2に衝撃を加える際に、センサ本体20の内蔵部品の位置関係や向きにバラツキが生じることを抑えることができ、耐衝撃試験の精度をさらに向上できる。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2による耐衝撃試験装置1を示す構成図である。本実施の形態2の螺合体11は、突出片110bを有するナット体110を含む。本実施の形態1で説明したボルト体111は省略されている。
本実施の形態2のナット体110は、固定部10の裏面10b側において固定ボルト21の軸部21bに螺合されることにより、固定ボルト21の頭部21aとナット体110とにより固定部10を挟持するとともに、突出片110bと固定ボルト21(軸部21bの先端)とによりフランジ部20bを挟持して、固定ボルト21及びセンサ本体20を固定部10に固定できるように適合されている。
本実施の形態2におけるガスセンサ固定構造では、固定部10の裏面10bから突出された固定ボルト21の軸部21bの先端にナット体110が螺合されることにより、固定ボルト21の頭部21aとナット体110とにより固定部10が挟持されるとともに、突出片110bと固定ボルト21(軸部21bの先端)とによりフランジ部20bが挟持されて、固定ボルト21及びセンサ本体20が固定部10に固定されている。
突出片110bの具体的な態様は任意であるが、本実施の形態の突出片110bは、ナット貫通孔110aの延在方向に係るナット体110の一端に配置されている。突出片110bが設けられている位置におけるナット体110の内径は、フランジ部20bの外径よりも小さく、かつセンサ本体20のフランジ部20bよりも先端側の部分を突出片110b内に挿入できる径とされている。突出片110bは、ナット貫通孔110aの縁部からナット貫通孔110aの内方に向かって突出されている環状体であり得る。突出片110bは、ナット貫通孔110aの周方向に互いに離間して設けられた複数の凸部であってもよい。
次に、図3に示す耐衝撃試験装置1を用いた耐衝撃試験方法について説明する。耐衝撃試験方法の全体的な工程は図2のフロチャートと同様である。本実施の形態2の耐衝撃試験方法では、固定工程(ステップS10)において、表面10a側において固定ボルト21の頭部21aの角度位置を固定した状態で、固定部10の裏面10bから突出された固定ボルト21の軸部21bの先端にナット体110を螺合することにより、固定ボルト21及びセンサ本体20を固定部10に固定する。固定ボルト21の軸部21bにナット体110を螺合するとき、複数のリード線22の位置関係が所定の関係となるようにするセンサ本体20の向きの調整も合わせて行うことが好ましい。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
本実施の形態のような耐衝撃試験装置1及び方法では、ナット体110が固定ボルト21及びセンサ本体20を固定部10に固定できるように適合されているので、固定ボルト21及びセンサ本体20の固定を同時に行うことができ、耐衝撃試験に要する時間を短くすることができる。
なお、実施の形態1,2では、固定ボルト21及びセンサ本体20の両方が固定部10に固定されることで、固定部10へのガスセンサ2の固定が完了するように説明している。しかしながら、固定ボルト21が固定部10に固定されることで、固定部10へのガスセンサ2の固定が完了されてもよい。
1 耐衝撃試験装置
10 固定部
10a 表面
10b 裏面
10c 連通孔
11 螺合体
110 ナット体
110b 突出片
111 ボルト体
2 ガスセンサ
20 センサ本体
20a 先端部
20b フランジ部
21 固定ボルト
21a 頭部
21b 軸部
21c ボルト貫通孔
22 リード線

Claims (5)

  1. 固定されたガスセンサに対して衝撃を加えて前記ガスセンサの耐衝撃性能を評価する耐衝撃試験を行うための耐衝撃試験装置であって、前記ガスセンサは、先端側にフランジ部を有するセンサ本体と、前記フランジ部よりも後端側に位置するように前記センサ本体に装着された固定ボルトとを有しており、前記固定ボルトは、多角形の外形を有する頭部と、前記頭部から延出されるとともに外周面にねじが設けられた軸部と、前記頭部及び前記軸部を貫通するとともに前記センサ本体が挿通されたボルト貫通孔とを有しており、
    表面、裏面並びに前記表面及び裏面間を連通する連通孔を有する固定部と、
    前記軸部と螺合可能な螺合体と
    を備え、
    前記表面側から前記センサ本体の先端部及び前記軸部を前記連通孔に挿通し、前記表面側において前記頭部の角度位置を固定した状態で、前記裏面側において前記螺合体を前記軸部に螺合させることにより、前記ガスセンサを前記固定部に固定できるように適合されている、
    耐衝撃試験装置。
  2. 前記螺合体は、ナット体及びボルト体を含み、
    前記ナット体は、前記裏面側において前記軸部に螺合されることにより、前記固定ボルトの前記頭部と前記ナット体とにより前記固定部を挟持して、前記固定ボルトを前記固定部に固定できるように適合されており、
    前記ボルト体は、前記裏面側において前記ナット体に螺合されることにより、前記ボルト体と前記固定ボルトとにより前記フランジ部を挟持して、前記センサ本体を前記固定部に固定できるように適合されている、
    請求項1記載の耐衝撃試験装置。
  3. 前記螺合体は、突出片を有するナット体を含み、
    前記ナット体は、前記裏面側において前記軸部に螺合されることにより、前記固定ボルトの前記頭部と前記ナット体とにより前記固定部を挟持するとともに、前記突出片と前記固定ボルトとにより前記フランジ部を挟持して、前記固定ボルト及び前記センサ本体を前記固定部に固定できるように適合されている、
    請求項1記載の耐衝撃試験装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の耐衝撃試験装置を用いて前記耐衝撃試験を行う耐衝撃試験方法であって、
    前記表面側から前記センサ本体の先端部及び前記軸部を前記連通孔に挿通し、前記表面側において前記頭部の角度位置を固定した状態で、前記裏面側において前記螺合体を前記軸部に螺合させることにより、前記ガスセンサを前記固定部に固定する固定工程
    を含む、
    耐衝撃試験方法。
  5. 前記ガスセンサは、前記固定ボルトよりも後端側において前記センサ本体から延出する複数のリード線を有しており、
    前記複数のリード線は、互いに視覚的及び/又は触覚的に区別可能に構成されており、
    前記固定工程は、前記複数のリード線の位置関係が所定の関係となるように前記センサ本体の向きを調整することを含む、
    請求項4記載の耐衝撃試験方法。
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