JP7316005B1 - 背負いバッグ - Google Patents

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【課題】人体の背中にフィットする機能を維持しつつ、簡易な構成で収容物品の重量に起因する収容物品の損傷や変形を抑制できる背負いバッグを提供する。【解決手段】背負いバッグ2は、柔軟性を有する素材で形成され、直方体状の外郭を有するバッグ本体4の正面4bの左右端部には、金属製の棒状部材で形成された一対の補強部材23L,23Rが保持されている。一対の補強部材23L,23Rはそれぞれ、上下方向に延びる垂直補強部23aと、バッグ本体4の底面の外側をバッグ本体4の奥行方向に水平に延びる部分を有する下側補強部23bと、バッグ本体4の左右側面の外側を奥行方向に水平に延びる部分を有する上側補強部23cと、を備え、バッグ本体4の左右方向における下側補強部23b,23b間の幅W1は、バッグ本体4に収容される物品の左右方向の幅よりも狭い。【選択図】図4

Description

本発明は、背負いバッグに関し、特に同人誌等の展示即売本を多数収容して運ぶのに好適な背負いバッグに関する。
この種の背負いバッグは、人体の背中にフィットする機能を確保すべく、柔軟性を有するナイロン製のものが一般的であり、外面が容易に変形する構成を有している。外面が容易に変形し易いが故に、剛性を有する素材で形成されたハードタイプの鞄やバッグに比べて物品収容における自由度が高いという利点を有している。
コミックマーケットにおける同人誌の展示即売会では、同人誌の搬入手段として上記のような背負いバッグが使用されることが多い。コミケット又はコミケと略称されるコミックマーケットは、一民間団体主催では日本最大の屋内イベントの一つとされており、各地の大型展示場等で開催されている。同マーケットにおける同人誌の搬入数は1000万冊を超え、販売数もその80%程度の規模となっている。
実開平5-60315号公報 特開2018-102581号公報
バッグ内に同人誌等の本を何冊も収容した場合、かなりの重量となるためバッグが容易に変形(型崩れ)し、本の角が潰れたり変形して展示即売での商品価値が低下、あるいは商品価値が無くなるという問題があった。
バッグや鞄の補強方法としては、例えば特許文献1、2に開示されているように、剛性を有するパイプ材からなる伸縮自在な枠体でバッグや鞄の外面を覆う構成が知られている。しかしながら、バッグや鞄の外面を剛性体で覆う方法は、人体の背中にフィットするソフトタイプの背負いバッグの補強には向かない。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、人体の背中にフィットする機能を維持しつつ、簡易な構成で収容物品の重量に起因する収容物品の損傷や変形を抑制できる背負いバッグを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の背負いバッグ(2)は、直方体状の外郭を有するバッグ本体(4)と、バッグ本体(4)の背負い面(4a)側に設けられた肩ベルト(6a,6b)と、金属製の棒状部材で形成され、バッグ本体(4)の左右端部に保持された一対の補強部材(23L,23R)と、を備え、一対の補強部材(23L,23R)はそれぞれ、バッグ本体(4)の正面(4b)の左右端部で上下方向に延びる垂直補強部(23a)と、該垂直補強部(23a)の下端に連続して設けられ、バッグ本体(4)の底面の外側をバッグ本体(4)の奥行方向(Y方向)に水平に延びる部分を有する下側補強部(23b)と、垂直補強部(23a)の上端に連続して設けられ、バッグ本体(4)の左右側面の外側を奥行方向(Y方向)に水平に延びる部分を有する上側補強部(23c)と、を備え、バッグ本体(4)の左右方向における下側補強部(23b)間の幅(W1)は、バッグ本体(4)に収容される物品(F)の左右方向の幅(W2)よりも狭いことを特徴とする。
本発明に係る背負いバッグによれば、人体の背中に対する背負いバッグ本来のフィット感を維持しつつ簡単な構成で補強でき、バッグ本体内に収容される物品の変形、損傷を抑制できる。このため、搬送過程における同人誌等の展示即売品の商品価値の低下を良好に防止することができる。
また、上記の背負いバッグ(2)では、各下側補強部(23b)が、垂直補強部(23a)の下端から左右方向の内方(IN方向)へ延びた後奥行方向に延びる形状を有し、且つ、各上側補強部(23c)が、垂直補強部(23a)の上端から左右方向の外方(OUT方向)へ延びた後奥行方向に延びる形状を有していることを特徴とする。これによれば、下側補強部で収容物品の重量を支えた状態で、垂直補強部によりバッグ本体の正面側も補強できる。
また、上記の背負いバッグ(2)では、各垂直補強部(23a)が開閉可能な保持部材(24a,24b)で保持され、一対の補強部材(23L,23R)がそれぞれ正面(4b)側から奥行方向(Y方向)に抜き差し可能に設けられていることを特徴とする。これによれば、必要に応じて補強構成を任意に付加でき、補強構成を付加しない場合にはバッグ本体の変形容易性による収容性の自由度を高めることができる。
また、上記の背負いバッグ(2)では、バッグ本体(4)の正面(4b)側がマチ部(26a,26b)を介して奥行方向(Y方向)に拡張可能に設けられていることを特徴とする。これによれば、一対の補強部材による補強機能が維持された状態でバッグ本体の収容容積を任意に拡大することができる。
また、上記の背負いバッグ(2)では、マチ部(26a,26b)が拡げられた際に、マチ部(26a,26b)に露出する上側補強部(23c)を覆うカバー部材(28)を有していることを特徴とする。これによれば、バッグ本体と材質が異なる上側補強部の露出増加による外観上の違和感を抑制することができる。
また、上記の背負いバッグ(2)では、バッグ本体(4)の内方における4つの側面及び底面のうち、少なくとも1つの面に補強板(40,42)が設けられていることを特徴とする。これによれば、バッグ本体の保形性の向上を図ることができ、一対の補強部材による補強機能とも相まってバッグ本体内に収容される物品の変形、損傷をより一層抑制できる。
本発明によれば、人体の背中にフィットする機能を維持しつつ、簡易な構成で収容物品の重量に起因する収容物品の損傷や変形を抑制できる。
本発明の一実施形態に係る背負いバッグの背負い面側から見た斜視図である。 図1で示した背負いバッグの上面を開放した状態での正面側から見た斜視図である。 図1で示した背負いバッグにおける一対の補強部材と収容物品との位置関係を示す斜視図である。 図1で示した背負いバッグにおける一対の補強部材に対するバッグ本体の保持構成を示す概要斜視図で、(a)は一対の補強部材が所定位置に保持されている状態を示す図、(b)は縦保持部材を開放して一対の補強部材を引き出している途中の状態を示す図である。 図1で示した背負いバッグの底面図である。 図1で示した背負いバッグのマチ部を拡げてバッグ本体の収容部を拡張した状態を示す斜視図である。 図1で示した背負いバッグの使用状態を示す概要側面図である。 図1で示した背負いバッグにおける一対の補強部材の変形例を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る背負いバッグ2は、直方体状の外郭を有するバッグ本体4と、該バッグ本体4の背負い面4a側に設けられた一対の肩ベルト6a,6bと、金属製の棒状部材で形成され、バッグ本体4の左右端部に保持された、後述する一対の補強部材23L,23Rと、背負い面4a側に設けられた一対の腰ベルト8a,8bと、バッグ本体4の両側面に設けられたサイドポケット10a,10bと、手持ち用を兼ねる単一のショルダーベルト12と、バッグ本体4の上面を覆う上面カバー14等と、を備えている。肩ベルト6a,6b、腰ベルト8a,8b等は不図示の長さ調整機構を有しており、バックルで左右が結合されるようになっている。背負いバッグ2は、ナイロン等の柔軟性を有する一般的な素材で形成されており、いわゆるソフトタイプのバッグである。
図2に示すように、バッグ本体4の正面4bには、フロントポケット16が設けられており、フロントポケット16の外面には雌バックル18aが固定されている。上面カバー14の先端に設けられた雄バックル18b(図7参照)を雌バックル18aに係合することにより上面カバー14の覆い状態が固定される。バッグ本体4の上端左右には、一対の内カバー20a(不図示),20bが設けられており、左の内カバー20aに設けられた不図示の雄バックルを右の内カバー20bに設けられた雌バックル22に係合することにより、バッグ本体4における直方体状の収容部21の上面中央部が一対の内カバー20a,20bで塞がれ、収容された物品の飛び出しが防止される。なお、「左右」はバッグ本体4の正面4b側から見た位置を示している。
バッグ本体4の正面4bの左右端部には一対の補強部材23L,23Rが保持され、一対の補強部材23L,23Rを保持するための上下方向(矢印Z方向)に延びる縦保持部材24a,24bが縫着により固定されている。各縦保持部材24a,24bは二つ折り構成を有し、スナップホック25と合わせ面に設けた面ファスナー(図示せず)とで開閉可能となっている。なお、図示する例では、縦保持部材24a,24bの開閉部がバッグ本体4の幅方向の内側を向いている場合を示したが、これに限らず、縦保持部材24a,24bは、その開閉部がバッグ本体4の幅方向の外側を向くように設けることも可能である。また、縦保持部材24a,24bを開閉可能とする構造として、スナップホック25を省略して面ファスナーのみの開閉構造としてもよい。
バッグ本体4の正面4b側は左右のマチ部26a,26bを介して奥行方向(矢印Y方向)に拡張可能(引き延ばし可能)に設けられている。右側のマチ部26bの上部には拡張したときに該マチ部26bに露出する右側の補強部材23Rの一部(拡張に伴う露出部分)を覆うカバー部材28が折り畳まれた状態に設けられている。左のマチ部26a側も同様の構成となっている。
図3を参照して左右一対の補強部材23L,23Rの構成を説明する。各補強部材23L,23Rは、金属製の棒状部材、ここではステンレス(SUS304)製の径が5mmの丸棒を折り曲げて形成されている。各補強部材23L,23Rはそれぞれ、バッグ本体4の正面4bの左右端部で上下方向に延びる垂直補強部23aと、該垂直補強部23aの下端に連続して設けられ、バッグ本体4の底面の外側をバッグ本体4の奥行方向に水平に延びる部分(後述する底面支持部23b-2)を有する下側補強部23bと、垂直補強部23aの上端に連続して設けられ、バッグ本体4の左右側面の外側を奥行方向に水平に延びる部分(後述する上端支持部23c-2)を有する上側補強部23cと、を備えている。バッグ本体4の左右方向(矢印X方向)における下側補強部23b間の幅、厳密には底面支持部23b-2間の幅W1は、バッグ本体4に収容される物品(ここでは、同人誌F)の左右方向の幅W2よりも狭い。換言すれば、底面支持部23b-2間の幅W1は、バッグ本体4内に収容された同人誌Fの左右方向の両端部を余裕を以て確実に支持できる幅に設定されている。
バッグ本体4の底面の外側とは、バッグ本体4の収容部21の底面の外側という意味であり、バッグ本体4の底面側の外面は勿論、底面の厚み内に埋設状態に配置する場合も含む。
左右一対の補強部材23L,23Rについてさらに説明すると、各下側補強部23bが、垂直補強部23aの下端から左右方向の内方(矢印IN方向)へ延びた後奥行方向に延びる形状を有し、且つ、各上側補強部23cが、垂直補強部23aの上端から左右方向の外方(矢印OUT方向)へ延びた後奥行方向に延びる形状を有している。すなわち、下側補強部23bは、垂直補強部23aの下端から略直角に左右方向内方へ水平に延びる内方延出部23b-1と、内方延出部23b-1から略直角に奥行方向に水平に延びる底面支持部23b-2と、から構成されている。また、上側補強部23cは、垂直補強部23aの上端から略直角に左右方向外方へ水平に延びる外方延出部23c-1と、外方延出部23c-1から略直角に奥行方向に水平に延びる上端支持部23c-2と、から構成されている。一対の補強部材23L,23Rはそれぞれ、垂直補強部23aの上下方向における中心を回転中心とする点対称形状を有している。
図4を参照して一対の補強部材23L,23Rに対するバッグ本体4の保持構成を説明する。図4では分り易くするためにバッグ本体4を材質的な変形を無視した方形に描いており、サイドポケット10a,10b等の付属品やマチ部26a,26b等は省略している。図4(a)に示すように、バッグ本体4の左右側面の上端部には一対の補強部材23L,23Rの上端支持部23c-2を挿入する横保持部材30a,30bが縫着により固定されている。また、バッグ本体4の底面には一対の補強部材23L,23Rの底面支持部23b-2が挿入されて左右方向の位置決めをされる底面保持部材32が縫着により固定されている。底面保持部材32は、図5に示すように、バッグ本体4の底面側の外面に正面4b側の縁を除いて周縁を縫着して固定されている。底面保持部材32には、一対の補強部材23L,23Rの各底面支持部23b-2に沿って両側を縫い付けることにより各底面支持部23b-2が挿入される挿入孔32a,32bが形成されている。
上記のように、一対の補強部材23L,23Rの各上端支持部23c-2は横保持部材30a,30bに、各底面支持部23b-2は底面保持部材32(挿入孔32a,32b)にバッグ本体4の正面4b側から単に挿入されているだけである。このため、図4(b)に示すように、スナップホック25を分離して縦保持部材24a、24bを開放すると、補強部材23L,23Rを外方へ引き出すことができる。すなわち、一対の補強部材23L,23Rはそれぞれバッグ本体4の正面4b側から奥行方向に抜き差し可能に設けられている。図4(b)において、符号25aは雄ホックを、25bは雌ホックを示している。
なお、別途の図示は省略するが、図4及び図5等に示す構成に加えて、横保持部材30a,30bの挿入孔内や底面保持部材32の挿入孔32a,32b内にあらかじめ硬質の筒状部材(パイプ部材)を挿入しておき、補強部材23L,23Rの各上端支持部23c-2や各底面支持部23b-2を当該筒状部材内に挿入するように構成してもよい。このような筒状部材を追加することで、上端支持部23c-2や底面支持部23b-2の荷重や外力に対する耐性をより高めることが可能となり、バッグ本体4の強度を更に向上させることができる。
図6は、マチ部26a,26bを拡げてバッグ本体4の収容部21を正面4b側に拡張した状態を示している。マチ部26a,26bが拡げられると、その分一対の補強部材23L,23Rの各上端支持部23c-2が横保持部材30a,30b内を正面4b側に移動する。この場合、上端支持部23c-2の外部への露出が増えるが、マチ部26a,26bの上端部に固定されたカバー部材28によりマチ部26a,26bに対応する露出部分を覆うようになっている。これにより、バッグ本体4と材質が異なる一対の補強部材23L,23Rの露出が増えることによる外観上の違和感を低減できる。マチ部26a,26bは折り畳んだ状態ではスナップホック34の雄ホック34aと雌ホック34bとによる係合により折り畳み状態を維持される。カバー部材28の下部内面とこれに対応するマチ部26a,26bの部位には不図示の面状ファスナーが設けられており、上端支持部23c-2を覆った状態でのカバー部材28の固定が可能となっている。なお、図示は省略するが、マチ部26a,26bには、スナップホック34(雄ホック34aと雌ホック34b)に代えて面ファスナーや磁石などの他の開閉手段を設けても良い。
バッグ本体4の収容部21の左右側面側と奥行方向における前後側面側には、ファスナーで開閉される補強板収納部36,38が袋状に形成されており、それぞれプラスチック製の補強版40,42が挿入されている。図示しないが、収容部21の底面にも同様の補強板が置かれている。すなわち、バッグ本体4の内方における4つの側面及び底面のうち、少なくとも1つの面(ここでは全ての面)に補強板が設けられている。これにより、バッグ本体4の使用時における保形性(剛性)の向上が図られている。なお、剛性の向上による同人誌F等の収容物品の保護を高めるために、補強版40,42と共に、該補強版40,42の外側に位置してスポンジ等のクッション材を補強板収納部36,38に挿入してもよい。
図7は、本実施形態に係る背負いバッグ2の使用状態を示している。なお、図7ではサイドポケット10a,10bやマチ部26a,26b等を省略している。使用者Hによる肩ベルト6a,6bを介した背負い力で一対の補強部材23L,23Rの上端支持部23c-2が安定に保持(支持)され、該上端支持部23c-2に連続する垂直補強部23aを介した金属剛性により底面支持部23b-2が強固に支持される。バッグ本体4の収容部21内に積載収容された同人誌Fはその底面側を底面支持部23b-2で左右方向の端部を避けた状態で支持されるので、同人誌Fの重量によるバッグ本体4の変形(型崩れ)、ゆがみが抑制され、これにより同人誌Fの角の潰れや損傷を防止することができる。また、積層された同人誌Fの使用者H後方への倒れが各垂直補強部23aによって阻止されることによってもバッグ本体4の変形が阻止される。
このように、本実施形態に係る背負いバッグ2によれば、必要な部分のみを金属剛性により強固に補強しているので、背負いバッグ2本来の人体の背中へのフィット感を損なうことなく搬送過程における収容物品の損傷、変形を防止することができる。特に、同人誌Fのような積載重量が大きくなる展示即売品の安全な運搬手段として好適である。また、本実施形態に係る背負いバッグ2では一対の補強部材23L,23Rを簡単な操作で着脱自在としているので、潰れや損傷の虞がない物品を詰め込む場合など、バッグ本体4の収容性の柔軟度を高めたい場合には任意に取り外して使うことができる。
上述したように、本実施形態に係る背負いバッグ2では、一対の補強部材23L,23Rをバッグ本体4の外面に沿わせて保持する構成としている。これは、一対の補強部材23L,23Rの存在によってバッグ本体4の収容部21の収容スペース(容積)が減容されたり、収容部21の間口を狭くしないようにするという考えに基づいている。したがって、これらの要件を満たす限りにおいては一対の補強部材23L,23Rをバッグ本体4の側面等の厚み内に埋設状態に配置した常備構成とすることもできる。
図8に一対の補強部材23L,23Rの変形例を示す。上記実施形態では、各下側補強部23bが、垂直補強部23aの下端から左右方向の内方(IN方向)へ延びた後奥行方向に延びる形状を有し、且つ、各上側補強部23cが、垂直補強部23aの上端から左右方向の外方(OUT方向)へ延びた後奥行方向に延びる形状を有する構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図8(a)に示すように、下側補強部23bにおける内方延出部23b-1の長さを大きくし、上側補強部23cでは外方延出部23c-1を設けずに垂直補強部23aの上端から上端支持部23c-2が直接奥行方向に延びる構成としてもよい。この場合、垂直補強部23aはバッグ本体4の角部に位置する。また、図8(b)に示すように、上側補強部23cにおける外方延出部23c-1の長さを大きくし、下側補強部23bでは内方延出部23b-1を設けずに垂直補強部23aの下端から底面支持部23b-2が直接奥行方向に延びる構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変更が可能である。例えば一対の補強部材23L,23Rをステンレスの丸棒を折り曲げて形成する構成としたが、角材や帯板を用いて構成してもよく、各部分を溶接で接続する構成としてもよい。材質もステンレスに限定されない。
2 背負いバッグ
4 バッグ本体
4a 背負い面
4b 正面
6a,6b 肩ベルト
8a,8b 腰ベルト
23L,23R 一対の補強部材
23a 垂直補強部
23b 下側補強部
23b-1 内方延出部
23b-2 底面支持部
23c 上側補強部
23c-1 外方延出部
23c-2 上端支持部
24a,24b 縦保持部材(開閉可能な保持部材)
26a,26b マチ部
28 カバー部材
30a,30b 横保持部材
32 底面保持部材
40,42 補強板
F 同人誌(物品)
IN 内方
OUT 外方
W1 下側補強部間の幅
W2 バッグ本体に収容される物品の左右方向の幅
X 左右方向
Y 奥行方向
Z 上下方向

Claims (6)

  1. 直方体状の外郭を有するバッグ本体と、
    前記バッグ本体の背負い面側に設けられた肩ベルトと、
    金属製の棒状部材で形成され、前記バッグ本体の左右端部に保持された一対の補強部材と、
    を備え、
    前記一対の補強部材はそれぞれ、前記バッグ本体の正面の左右端部で上下方向に延びる垂直補強部と、該垂直補強部の下端に連続して設けられ、前記バッグ本体の底面の外側を前記バッグ本体の奥行方向に水平に延びる部分を有する下側補強部と、前記垂直補強部の上端に連続して設けられ、前記バッグ本体の左右側面の外側を前記奥行方向に水平に延びる部分を有する上側補強部と、を備え、前記各下側補強部が、前記垂直補強部の下端から前記左右方向の内方へ延びた後前記奥行方向に延びる形状を有し、且つ、前記各上側補強部が、前記垂直補強部の上端から前記左右方向の外方へ延びた後前記奥行方向に延びる形状を有していることを特徴とする背負いバッグ。
  2. 前記各下側補強部は、前記垂直補強部の下端から前記左右方向の内方へ延びる内方延出部と、前記内方延出部から前記奥行方向に延びる底面支持部と、を備え、
    前記バッグ本体は、底面保持部材を備え、
    前記各下側補強部が備える前記底面支持部は、前記底面保持部材に挿入される
    ことを特徴とする請求項1に記載の背負いバッグ。
  3. 前記各垂直補強部が開閉可能な保持部材で保持され、前記一対の補強部材がそれぞれ前記正面側から前記奥行方向に抜き差し可能に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の背負いバッグ。
  4. 前記バッグ本体の正面側がマチ部を介して前記奥行方向に拡張可能に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の背負いバッグ。
  5. 前記マチ部が拡げられた際に、前記マチ部に露出する前記上側補強部を覆うカバー部材を有していることを特徴とする請求項4に記載の背負いバッグ。
  6. 前記バッグ本体の内方における4つの側面及び底面のうち、少なくとも1つの面に補強板が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の背負いバッグ。
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