JP7315501B2 - 視覚検査装置、視覚検査プログラムおよび視覚検査方法 - Google Patents
視覚検査装置、視覚検査プログラムおよび視覚検査方法 Download PDFInfo
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Description
上述した従来の視野検査装置では、ディスプレイ画面の前方側に顔面支持部を配し、その顔面支持部を利用して被検者の顔を固定することで、視標と被検者の眼との間を所定距離に保つようになっている。しかしながら、顔面支持部を要することから、装置構成の複雑化や大型化等を招いてしまい、利用者(被検者や検査者等)にとっての利便性が損なわれてしまうおそれがある。
視覚検査に用いられる視標を呈示する表示部と、
前記表示部と対面する前記視覚検査の被検者を前記表示部の側から撮像して撮像画像を得る撮像部と、
前記撮像部で得た前記撮像画像に基づいて前記表示部と前記被検者との間の距離を認識する画像解析部と、
前記画像解析部で認識した距離と前記視覚検査のために設定された所定距離との対比結果を距離判定結果として出力する距離判定部と、
を備える視覚検査装置である。
コンピュータを、
視覚検査に用いられる視標を呈示する表示部と、
前記表示部と対面する前記視覚検査の被検者を前記表示部の側から撮像して撮像画像を得る撮像部と、
前記撮像部で得た前記撮像画像に基づいて前記表示部と前記被検者との間の距離を認識する画像解析部と、
前記画像解析部で認識した距離と前記視覚検査のために設定された所定距離との対比結果を距離判定結果として出力する距離判定部と、
として機能させる視覚検査プログラムである。
視覚検査の被検者に対し表示部で視標を呈示して当該視覚検査を行う視覚検査方法であって、
前記表示部と対面する前記被検者を前記表示部の側から撮像して撮像画像を得る撮像ステップと、
前記撮像画像に基づいて前記表示部と前記被検者との間の距離を認識する画像解析ステップと、
認識した距離と前記視覚検査のために設定された所定距離との対比結果を距離判定結果として出力する距離判定ステップと、
を備える視覚検査方法である。
なお、以下に説明する実施の形態では、視覚検査の一つである視野検査を行う視覚検査装置および視覚検査方法に本発明を適用した場合を例に挙げる。
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1は、視覚検査装置の概要を示す説明図である。
図例の視覚検査装置1は、視野検査の被検者2に対して視標を呈示して、その被検者2の視野を検査するものである。
以下、視覚検査装置1の具体的な構成について、視覚検査装置1がタブレットである場合を例に挙げて説明する。
図2は、視覚検査装置の概略構成例を示すブロック図である。
図例のように、視覚検査装置1は、表示部11と、撮像部12と、操作部13と、出力部14と、ストレージ部15と、情報処理部16と、を備えて構成されている。
次に、上述した構成の視覚検査装置1において、視野検査を行う場合に用いられる検査補助具3について説明する。
図3は、視野検査で用いられる検査補助具の一例を示す説明図である。
図例の検査補助具3は、眼鏡タイプのものである。
次に、上述した構成の視覚検査装置1および検査補助具3を用いて行う視野検査の手順、すなわち本実施の形態における視覚検査方法の手順について、具体的に説明する。
本実施の形態によれば、以下に示す一つまたは複数の効果を奏する。
したがって、本実施の形態によれば、被検者の顔を固定する顔面支持部(例えば、特許文献1参照)のような利用者にとっての利便性を損なう構成要素を必要とすることなく、視標と被検者2の眼との間を容易かつ確実に所定距離Lとすることができる。これにより、視標(ディスプレイ画面)と被検者2の眼との間を所定距離Lに容易かつ確実に保てるので、ディスプレイ画面に視標を呈示して行う視覚検査の適切化を図ることが可能になる。
しかも、本実施の形態によれば、複数の態様のそれぞれに対応するように、所定間隔P1で配された複数の基準表号4が検査補助具3に付されているので、いずれの態様で被検者2が装用した場合であっても、撮像画像を利用した被検者2との間の距離判定を行うことができる。つまり、いずれの態様で被検者2が装用した場合であっても、視標を呈示して行う視覚検査の適切化を図ることが可能になる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、ここでは、主として、上述した第1の実施の形態との相違について説明する。
図5は、視覚検査装置の他の例を示す説明図である。
ここで例に挙げる視覚検査装置1は、撮像部12がステレオカメラによって構成されている点で、第1の実施の形態の場合とは異なる。
このような構成の視覚検査装置1を用いて視野検査を行う場合には、撮像部12を構成するステレオカメラにより、検査補助具3を装用した状態の被検者2を撮像する。検査補助具3は、片眼毎に別々に視野検査をするために、被検者2に装用させる。ただし、ステレオカメラで撮像することから、このときに被検者2が装用する検査補助具3は、基準表号4が付されている必要はない。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態で説明した一つまたは複数の効果に加えて、以下に示す一つまたは複数の効果を奏する。
以上に、本発明の第1および第2の実施の形態を具体的に説明したが、本発明の技術的範囲は上述した各実施の形態の内容に限定されるものではなく、発明の構成要件やその組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。
また、タブレットであるかPC装置であるかを問わず、本発明に係る視覚検査装置1は、構成要素の全てが同一のタブレットまたはPC装置に設けられている必要はない。本発明に係る視覚検査装置1は、少なくとも表示部11および撮像部12が被検者2と対面する位置に配されたタブレットまたはPC装置に設けられていれば、他の構成要素については、そのタブレットまたはPC装置と通信可能な他装置(例えば、クラウドサーバ)に設けられていてもよい。
Claims (6)
- 視覚検査に用いられる視標を呈示する表示部と、
前記表示部と対面する前記視覚検査の被検者を前記表示部の側から撮像して撮像画像を得る撮像部と、
前記撮像部で得た前記撮像画像に基づいて前記表示部と前記被検者との間の距離を認識する画像解析部と、
前記画像解析部で認識した距離と前記視覚検査のために設定された所定距離との対比結果を距離判定結果として出力する距離判定部と、
を備え、
前記撮像部は、単眼カメラによって構成されており、
前記撮像部は、前記撮像画像として、検査補助具を装用した状態の前記被検者の画像を得るものであり、
前記検査補助具には、所定間隔で配された複数の基準表号が付されており、
前記画像解析部は、前記撮像画像中における前記複数の基準表号を抽出することにより、前記距離を認識し、
前記検査補助具は、前記被検者の一方の眼を視認可能にし、他方の眼の視界を遮蔽するように構成され、かつ、左右眼の前記視覚検査において当該検査補助具を共用できるように構成されており、
前記複数の基準表号は、左右眼の前記視覚検査のそれぞれに対応するように、前記検査補助具に付されている
視覚検査装置。 - 前記複数の基準表号は、それぞれが同一形状で形成されている
請求項1に記載の視覚検査装置。 - 前記検査補助具は、複数の態様のいずれかで選択的に装用可能に構成されており、
前記複数の基準表号は、前記複数の態様のそれぞれに対応するように、前記検査補助具に付されている
請求項1または2に記載の視覚検査装置。 - 少なくとも前記表示部および前記撮像部は、可搬型の情報端末装置に設けられている
請求項1から3のいずれか1項に記載の視覚検査装置。 - コンピュータを、
視覚検査に用いられる視標を呈示する表示部と、
前記表示部と対面する前記視覚検査の被検者を前記表示部の側から撮像して撮像画像を得る撮像部と、
前記撮像部で得た前記撮像画像に基づいて前記表示部と前記被検者との間の距離を認識する画像解析部と、
前記画像解析部で認識した距離と前記視覚検査のために設定された所定距離との対比結果を距離判定結果として出力する距離判定部と、
として機能させ、
前記撮像部は、単眼カメラによって構成されており、
前記撮像部は、前記撮像画像として、検査補助具を装用した状態の前記被検者の画像を得るものであり、
前記検査補助具には、所定間隔で配された複数の基準表号が付されており、
前記画像解析部は、前記撮像画像中における前記複数の基準表号を抽出することにより、前記距離を認識し、
前記検査補助具は、前記被検者の一方の眼を視認可能にし、他方の眼の視界を遮蔽するように構成され、かつ、左右眼の前記視覚検査において当該検査補助具を共用できるように構成されており、
前記複数の基準表号は、左右眼の前記視覚検査のそれぞれに対応するように、前記検査補助具に付されている
視覚検査プログラム。 - 視覚検査の被検者に対し表示部で視標を呈示して当該視覚検査を行う視覚検査方法であって、
前記表示部と対面する前記被検者を撮像部により前記表示部の側から撮像して撮像画像を得る撮像ステップと、
前記撮像画像に基づいて画像解析部により前記表示部と前記被検者との間の距離を認識する画像解析ステップと、
認識した距離と前記視覚検査のために設定された所定距離との対比結果を距離判定結果として出力する距離判定ステップと、
を備え、
前記撮像部は、単眼カメラによって構成されており、
前記撮像部は、前記撮像画像として、検査補助具を装用した状態の前記被検者の画像を得るものであり、
前記検査補助具には、所定間隔で配された複数の基準表号が付されており、
前記画像解析部は、前記撮像画像中における前記複数の基準表号を抽出することにより、前記距離を認識し、
前記検査補助具は、前記被検者の一方の眼を視認可能にし、他方の眼の視界を遮蔽するように構成され、かつ、左右眼の前記視覚検査において当該検査補助具を共用できるように構成されており、
前記複数の基準表号は、左右眼の前記視覚検査のそれぞれに対応するように、前記検査補助具に付されている
視覚検査方法。
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JP2021137236A JP2021137236A (ja) | 2021-09-16 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005103039A (ja) | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Pentax Corp | 瞳孔距離測定方法および測定器 |
JP2015142791A (ja) | 2009-05-09 | 2015-08-06 | ヴァイタル アート アンド サイエンス,エルエルシー | 形状識別視力評価及び追跡システム |
JP2017113572A (ja) | 2015-12-23 | 2017-06-29 | オクルス オプティクゲレーテ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 視力検査装置及び視の検査方法 |
JP2019208651A (ja) | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 株式会社ニデック | 視力検査処理プログラムおよび視力検査システム |
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