JP7315045B2 - 情報処理装置、装着型機器、情報処理方法及び記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、装着型機器、情報処理方法及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、装着型機器、情報処理方法及び記憶媒体に関する。
特許文献1には、ユーザの外耳道等の音響特性に基づいて個人認証を行うイヤホンが開示されている。
国際公開第2018/034178号
特許文献1に示されているような音響特性を用いた生体認証の処理には多くの電力を要する。そのため、音響特性に基づく生体認証を行う装着型装置において、消費電力の低減が求められる場合がある。
本発明は、音響特性に基づく生体認証を行う装着型装置における消費電力を低減することができる情報処理装置、装着型機器、情報処理方法及び記憶媒体を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、音響特性に基づく生体認証を行うための音波をユーザの頭部の一部に発する装着型機器を、前記ユーザが装着しているか否かを判定する装着判定部と、前記装着判定部による判定の結果に基づいて、前記生体認証のための処理を実行可能でない第1動作モードと、前記生体認証のための処理を実行可能な第2動作モードとを含む複数の動作モードの間で前記装着型機器の動作モードを切り替える動作モード制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
本発明の他の一観点によれば、音響特性に基づく生体認証を行うための音波をユーザの頭部の一部に発する装着型機器であって、前記装着型機器を前記ユーザが装着しているか否かを判定する装着判定部と、前記装着判定部による判定の結果に基づいて、前記生体認証のための処理を実行可能でない第1動作モードと、前記生体認証のための処理を実行可能な第2動作モードとを含む複数の動作モードの間で前記装着型機器の動作モードを切り替える動作モード制御部と、を備える、装着型機器が提供される。
本発明の他の一観点によれば、音響特性に基づく生体認証を行うための音波をユーザの頭部の一部に発する装着型機器を、前記ユーザが装着しているか否かを判定するステップと、判定の結果に基づいて、前記生体認証のための処理を実行可能でない第1動作モードと、前記生体認証のための処理を実行可能な第2動作モードとを含む複数の動作モードの間で前記装着型機器の動作モードを切り替えるステップと、を備える、情報処理方法が提供される。
本発明の他の一観点によれば、コンピュータに、音響特性に基づく生体認証を行うための音波をユーザの頭部の一部に発する装着型機器を、前記ユーザが装着しているか否かを判定するステップと、判定の結果に基づいて、前記生体認証のための処理を実行可能でない第1動作モードと、前記生体認証のための処理を実行可能な第2動作モードとを含む複数の動作モードの間で前記装着型機器の動作モードを切り替えるステップと、を実行させるためのプログラムが記憶された記憶媒体が提供される。
本発明によれば、音響特性に基づく生体認証を行う装着型装置における消費電力を低減することができる情報処理装置、装着型機器、情報処理方法及び記憶媒体を提供することができる。
第1実施形態に係る情報処理システムの全体構成を示す模式図である。 第1実施形態に係るイヤホンのハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る情報通信装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るイヤホン制御装置の機能ブロック図である。 第1実施形態に係るイヤホンの状態遷移図である。 第1実施形態に係るイヤホン制御装置により行われる動作モードの遷移の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るイヤホンの消費電力の変化の一例を示すグラフである。 第2実施形態に係るイヤホン制御装置及び情報通信装置の機能ブロック図である。 第2実施形態に係る耳音響認証の処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係るイヤホン制御装置及び情報通信装置の機能ブロック図である。 第3実施形態に係るイヤホンの状態遷移図である。 第3実施形態に係るイヤホン制御装置により行われる動作モードの遷移の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係るイヤホンの消費電力の変化の一例を示すグラフである。 第4実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の例示的な実施形態を説明する。図面において同様の要素又は対応する要素には同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化することがある。
[第1実施形態]
本実施形態に係る情報処理システムについて説明する。本実施形態の情報処理システムは、イヤホン等の装着型機器の装着検出と生体認証を行うためのシステムである。
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの全体構成を示す模式図である。情報処理システムは、互いに無線通信接続され得る情報通信装置1とイヤホン2とを備える。
イヤホン2は、イヤホン制御装置20、スピーカ26、マイクロホン27及び赤外線センサ29を備える。イヤホン2は、ユーザ3の耳に装着可能な音響機器であり、典型的にはワイヤレスイヤホン、ワイヤレスヘッドセット等のワイヤレス機器である。スピーカ26は、装着時にユーザ3の外耳道に向けて音波を発する音波発生部として機能するものであり、イヤホン2の装着面側に配されている。マイクロホン27も装着時にユーザ3の外耳道等で反響した音波を受けることができるようにイヤホン2の装着面側に配されている。また、赤外線センサ29は、装着時にユーザ3から発せられた赤外線を検出する装着検出部として機能するものであり、フォトダイオード等により構成される。赤外線センサ29は、イヤホン2の装着面側に配されている。イヤホン制御装置20は、スピーカ26、マイクロホン27及び赤外線センサ29の制御及び情報通信装置1との通信を行う。
なお、本明細書において、音波、音声等の「音」は、周波数又は音圧レベルが可聴範囲外である非可聴音を含むものとする。
情報通信装置1は、例えば、イヤホン2と通信可能に接続されるコンピュータであり、イヤホン2の動作の制御、イヤホン2から発せられる音波の生成用の音声データの送信、イヤホン2が受けた音波から得られた音声データの受信等を行う。具体例としては、ユーザ3がイヤホン2を用いて音楽鑑賞を行う場合には、情報通信装置1は、音楽の圧縮データをイヤホン2に送信する。また、イヤホン2がイベント会場、病院等における業務指令用の電話装置である場合には、情報通信装置1は業務指示の音声データをイヤホン2に送信する。この場合、更に、ユーザ3の発話の音声データをイヤホン2から情報通信装置1に送信してもよい。また、情報通信装置1又はイヤホン2は、イヤホン2が受けた音波を用いた耳音響認証の機能を備えていてもよい。
なお、この全体構成は一例であり、例えば、情報通信装置1とイヤホン2が有線接続されていてもよい。また、情報通信装置1とイヤホン2が一体の装置として構成されていてもよく、情報処理システム内に更に別の装置が含まれていてもよい。
図2は、イヤホン制御装置20のハードウェア構成例を示すブロック図である。イヤホン制御装置20は、CPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203及びフラッシュメモリ204を備える。また、イヤホン制御装置20は、スピーカI/F(Interface)205、マイクロホンI/F206、通信I/F207、バッテリ208及び赤外線センサI/F210を備える。なお、イヤホン制御装置20の各部は、不図示のバス、配線、駆動装置等を介して相互に接続される。
CPU201は、ROM203、フラッシュメモリ204等に記憶されたプログラムに従って所定の演算を行うとともに、イヤホン制御装置20の各部を制御する機能をも有するプロセッサである。RAM202は、揮発性記憶媒体から構成され、CPU201の動作に必要な一時的なメモリ領域を提供する。ROM203は、不揮発性記憶媒体から構成され、イヤホン制御装置20の動作に用いられるプログラム等の必要な情報を記憶する。フラッシュメモリ204は、不揮発性記憶媒体から構成され、データの一時記憶、イヤホン制御装置20の動作用プログラムの記憶等を行う記憶装置である。
通信I/F207は、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)等の規格に基づく通信インターフェースであり、情報通信装置1との通信を行うためのモジュールである。
スピーカI/F205は、スピーカ26を駆動するためのインターフェースである。スピーカI/F205は、デジタルアナログ変換回路、増幅器等を含む。スピーカI/F205は、音声データをアナログ信号に変換し、スピーカ26に供給する。これによりスピーカ26は、音声データに基づく音波を発する。
マイクロホンI/F206は、マイクロホン27から信号を取得するためのインターフェースである。マイクロホンI/F206は、アナログデジタル変換回路、増幅器等を含む。マイクロホンI/F206は、マイクロホン27が受け取った音波により生じたアナログ信号をデジタル信号に変換する。これにより、イヤホン制御装置20は、受け取った音波に基づく音声データを取得する。
バッテリ208は、例えば二次電池であり、イヤホン2の動作に必要な電力を供給する。バッテリ208がイヤホン2に内蔵されていることにより、イヤホン2は、外部の電源に有線接続することなく、ワイヤレスで動作することができる。
赤外線センサI/F210は、赤外線センサ29から信号を取得するためのインターフェースである。赤外線センサI/F210は、アナログデジタル変換回路、増幅器等を含む。赤外線センサI/F210は、赤外線センサ29が受け取った赤外線により生じたアナログ信号をデジタル信号に変換する。これにより、イヤホン制御装置20は、受け取った赤外線に基づくユーザ3の検出データを取得する。
なお、図2に示されているハードウェア構成は例示であり、これら以外の装置が追加されていてもよく、一部の装置が設けられていなくてもよい。また、一部の装置が同様の機能を有する別の装置に置換されていてもよい。例えば、イヤホン2はユーザ3による操作を受け付けることができるようにボタン等の入力装置を更に備えていてもよく、ユーザ3に情報を提供するためのディスプレイ、表示灯等の表示装置を更に備えていてもよい。このように図2に示されているハードウェア構成は適宜変更可能である。
図3は、情報通信装置1のハードウェア構成例を示すブロック図である。情報通信装置1は、CPU101、RAM102、ROM103及びHDD(Hard Disk Drive)104を備える。また、情報通信装置1は、通信I/F105、入力装置106及び出力装置107を備える。なお、情報通信装置1の各部は、不図示のバス、配線、駆動装置等を介して相互に接続される。
図3では、情報通信装置1を構成する各部が一体の装置として図示されているが、これらの機能の一部は外付け装置により提供されるものであってもよい。例えば、入力装置106及び出力装置107は、CPU101等を含むコンピュータの機能を構成する部分とは別の外付け装置であってもよい。
CPU101は、ROM103、HDD104等に記憶されたプログラムに従って所定の演算を行うとともに、情報通信装置1の各部を制御する機能をも有するプロセッサである。RAM102は、揮発性記憶媒体から構成され、CPU101の動作に必要な一時的なメモリ領域を提供する。ROM103は、不揮発性記憶媒体から構成され、情報通信装置1の動作に用いられるプログラム等の必要な情報を記憶する。HDD104は、不揮発性記憶媒体から構成され、イヤホン2と送受信するデータの一時記憶、情報通信装置1の動作用プログラムの記憶等を行う記憶装置である。
通信I/F105は、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)等の規格に基づく通信インターフェースであり、イヤホン2等の他の装置との通信を行うためのモジュールである。
入力装置106は、キーボード、ポインティングデバイス等であって、ユーザ3が情報通信装置1を操作するために用いられる。ポインティングデバイスの例としては、マウス、トラックボール、タッチパネル、ペンタブレット等が挙げられる。
出力装置107は、例えば表示装置である。表示装置は、液晶ディスプレイ、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等であって、情報の表示、操作入力用のGUI(Graphical User Interface)等の表示に用いられる。入力装置106及び出力装置107は、タッチパネルとして一体に形成されていてもよい。
なお、図3に示されているハードウェア構成は例示であり、これら以外の装置が追加されていてもよく、一部の装置が設けられていなくてもよい。また、一部の装置が同様の機能を有する別の装置に置換されていてもよい。更に、本実施形態の一部の機能がネットワークを介して他の装置により提供されてもよく、本実施形態の機能が複数の装置に分散されて実現されるものであってもよい。例えば、HDD104は、半導体メモリを用いたSSD(Solid State Drive)に置換されていてもよく、クラウドストレージに置換されていてもよい。このように図3に示されているハードウェア構成は適宜変更可能である。
図4は、本実施形態に係るイヤホン制御装置20の機能ブロック図である。イヤホン制御装置20は、装着判定部211、耳音響認証部212、動作モード制御部213、及び記憶部214を有する。
CPU201は、ROM203、フラッシュメモリ204等に記憶されたプログラムをRAM202にロードして実行する。これにより、CPU201は、装着判定部211、耳音響認証部212及び動作モード制御部213の機能を実現する。また、CPU201は、当該プログラムに基づいてフラッシュメモリ204を制御することにより記憶部214の機能を実現する。これらの各部で行われる具体的な処理については後述する。
本実施形態においては図4の機能ブロックの各機能はイヤホン制御装置20に設けられているものとするが、図4の機能ブロックの機能の一部が情報通信装置1に設けられていてもよい。すなわち、上述の各機能は、イヤホン制御装置20によって実現されてもよく、情報通信装置1によって実現されてもよく、情報通信装置1とイヤホン制御装置20とが協働することにより実現されてもよい。情報通信装置1及びイヤホン制御装置20は、より一般的に情報処理装置と呼ばれることもある。
図5は、本実施形態に係るイヤホン2の状態遷移図である。まず、図5を参照して、イヤホン制御装置20の動作の概略を説明する。
イヤホン2は、第1動作モード、第2動作モード及び第3動作モードの3つのモードで動作可能であり、イヤホン制御装置20の動作モード制御部213によりモード間の遷移が制御される。各動作モード間では、イヤホン2が実行できる機能の制限の有無が互いに異なっている。第1動作モード及び第2動作モードは、それぞれ、イヤホン2の装着判定及び生体認証のための動作モードである。これらのモードにおいて、イヤホン2の本来の機能(音声の聴取等)は制限されている。
第1動作モードにおいては、装着判定部211は、ユーザ3がイヤホン2を装着しているか否かを判定することができる。ユーザ3がイヤホン2を装着している場合には、ユーザ3から発せられた赤外線が赤外線センサ29に入射されるため、赤外線センサ29で受け取られる赤外線の強度は大きくなる。したがって、装着判定部211は、赤外線センサ29で受け取られた赤外線の強度を示すデジタル信号に基づいて装着の有無を判定することができる。装着判定部211による判定基準は、例えば、赤外線の強度が閾値以上である場合にユーザ3がイヤホン2を装着していると判定するものであり得る。あるいは、当該判定基準は、赤外線の強度又はその変化に基づいて装着スコアを算出し、装着スコアが閾値以上である場合にユーザ3がイヤホン2を装着していると判定するものであり得る。
第1動作モードにおいて、装着判定部211がユーザ3がイヤホン2を装着していると判定した場合には、動作モード制御部213は、イヤホン2の動作モードを第2動作モードに遷移させる。第1動作モードにおいて、装着判定部211がユーザ3がイヤホン2を装着していないと判定した場合には、動作モード制御部213は、イヤホン2の動作モードを第1動作モードのままに維持する。
しかしながら、第1動作モードにおいては、耳音響認証部212による耳音響認証の機能は制限されており、耳音響認証は実行可能でない。第2動作モードは、耳音響認証が実行可能な動作モードである。言い換えると、動作モード制御部213は、イヤホン2の動作モードを第1動作モードから第2動作モードに遷移させることにより、耳音響認証の機能制限を解除する。
第2動作モードにおいては、耳音響認証部212は、耳音響認証によりユーザ3が登録者であるか否かを判定することができる。耳音響認証とは、ユーザ3の外耳道の音響特性を照合する生体認証である。スピーカ26によりユーザ3の外耳道に検査用音波を発し、マイクロホン27によりユーザ3の外耳道等で反響した音波を受けることにより、イヤホン2は、ユーザ3の外耳道の音響特性を取得することができる。耳音響認証部212は、取得した外耳道の音響特性から抽出された特徴量と、登録者の外耳道の音響特性から抽出された特徴量とを照合することによりユーザ3が登録者であるか否かを判定することができる。登録者とは、イヤホン2の正規の使用者として、外耳道の音響特性又は特徴量が登録されている人物のことである。この認証を行うことにより、権限のない人物に対してイヤホン2の機能を制限することができ、権限のない人物にイヤホン2を使用されることを防ぐことができる。
なお、本実施形態においては、登録者の外耳道の音響特性は記憶部214にあらかじめ記憶されているものとするが、認証時に登録者の外耳道の音響特性を情報通信装置1等の他の装置から取得してもよい。
なお、耳音響認証において取得される音響特性は、典型的には外耳道での共鳴に起因する音響特性であるが、頭蓋骨等の外耳道の周辺の組織での反響に起因する音響特性の特徴も含まれ得る。また、検査用音波は外耳道に向けて直接発せられなくてもよく、例えば、骨伝導スピーカによりユーザ3の頭部の一部に発せられてもよい。
第2動作モードにおいて、耳音響認証部212がユーザ3が登録者であると判定した場合には、動作モード制御部213は、イヤホン2の動作モードを第3動作モードに遷移させる。第2動作モードにおいて、耳音響認証部212がユーザ3が登録者でないと判定した場合には、動作モード制御部213は、イヤホン2の動作モードを第1動作モードに遷移させる。
第3動作モードは、ユーザ3がイヤホン2を利用可能な動作モードである。第3動作モードにおいて、イヤホン2の機能制限が解除されることにより、ユーザ3は、イヤホン2の本来の機能を享受することができる。例えば、イヤホン2が業務司令用の電話装置である場合には、第3動作モードにおいて、イヤホン2は業務司令の音声データを受け取ってスピーカ26からその音声を発することができる。なお、第3動作モードは、イヤホン2の機能制限がすべて解除されるモードであってもよい。また、ユーザごとに利用可能な機能が異なる場合には、第3動作モードは、イヤホン2の機能制限のうち、認証されたユーザに許容された部分が解除されるモードであってもよい。
また、第3動作モードにおいては、装着判定部211による装着検出が行われてもよい。第3動作モードにおいて、装着判定部211がユーザ3がイヤホン2を装着していないと判定した場合には、動作モード制御部213は、イヤホン2の動作モードを第1動作モードに遷移させる。
次に、図6及び図7を参照して、イヤホン2の動作モードの遷移とこれに伴う消費電力の変化を説明する。図6は、本実施形態に係るイヤホン制御装置20により行われる動作モードの遷移の一例を示すフローチャートである。また、図7は、本実施形態に係るイヤホン2の消費電力の変化の一例を示すグラフである。図6及び図7は、ユーザ3がイヤホン2を装着し、使用する際の典型的な処理を示すものであるが、動作モードの遷移の状況によっては図示したものと異なるフローとなる場合もある。なお、本グラフのスケールは必ずしも正確なものではなく、本グラフは、処理に伴う消費電力の変化を模式的に示したものにすぎない。
図6の処理は、例えば、イヤホン2の電源がオンであるときに所定の時間が経過するごとに実行される。あるいは、図6の処理は、ユーザ3がイヤホン2を操作してイヤホン2の使用を開始したときに実行されてもよい。
ステップS101において、動作モード制御部213は、イヤホン2の動作モードを第1動作モードに設定する。ステップS101の処理時刻は、図7における時刻t1に対応する。図7に示されるように、時刻t1においてイヤホン2の消費電力はP1である。
ステップS102において、装着判定部211は、装着判定のための処理を行う。この装着判定のための処理は、上述の赤外線の強度を示すデータの取得等を含み得る。
ステップS103において、装着判定部211は、ユーザ3がイヤホン2を装着しているか否かを判定する。ユーザ3がイヤホン2を装着していると判定された場合(ステップS103におけるYES)、処理は、ステップS104に移行する。ユーザ3がイヤホン2を装着していないと判定された場合(ステップS103におけるNO)、処理はステップS101に戻り、動作モードが第1動作モードに維持される。
ステップS104において、動作モード制御部213は、イヤホン2の動作モードを第2動作モードに遷移させる。ステップS104の処理時刻は、図7における時刻t2に対応する。図7に示されるように、時刻t2においてイヤホン2の消費電力はP1から、P1よりも大きいP2に変化する。
第1動作モードと第2動作モードの消費電力の違いについて説明する。上述のように第2動作モードは、耳音響認証が実行可能である点が第1動作モードと相違する。耳音響認証は、例えば、音響特性のデータから特徴量を抽出する処理、特徴量の照合処理といった演算処理を含む。この場合、耳音響認証に必要な電力消費量は、{(特徴量抽出の計算量+照合の計算量)×単位計算量あたりに要する電力消費量}となる。この消費電力は、イヤホン2がワイヤレスデバイスであるため、内蔵のバッテリ208から電力供給を受けており、かつイヤホン2が耳に装着する小型のデバイスであるためバッテリ208の電力容量があまり大きくないことを考慮すると無視できないほど大きい。したがって、第2動作モードでは、第1動作モードの場合よりもイヤホン2の消費電力が増大する。
ステップS105において、耳音響認証部212は、耳音響認証のための処理を行う。この耳音響認証のための処理は、上述の外耳道の音響特性の取得、特徴量の抽出、特徴量の照合等を含み得る。
ステップS106において、耳音響認証部212は、ユーザ3が登録者であるか否かを判定する。ユーザ3が登録者であると判定された場合(ステップS106におけるYES)、処理は、ステップS107に移行する。ユーザ3が登録者ではないと判定された場合(ステップS106におけるNO)、処理はステップS101に戻り、動作モードは第1動作モードに遷移する。
ステップS107において、動作モード制御部213は、イヤホン2の動作モードを第3動作モードに遷移させる。ステップS107の処理時刻は、図7における時刻t3に対応する。図7に示されるように、時刻t3においてイヤホン2の消費電力はP2から、P2よりも大きいP3に変化する。第3動作モードでは、情報通信装置1とイヤホン2の間の音声データの通信、スピーカ26による音波の送出等の処理が行われるため、第2動作モードの場合よりも更に消費電力が増大する。
ステップS108及びステップS109において、ステップS102及びステップS103と同様にしてイヤホン2の装着検出処理が行われる。ユーザ3がイヤホン2を装着していると判定された場合(ステップS109におけるYES)、動作モードは第3動作モードに維持され、その後も所定の間隔で装着検出処理が行われる。ユーザ3がイヤホン2を装着していないと判定された場合(ステップS109におけるNO)、処理はステップS101に戻り、動作モードは第1動作モードに遷移する。認証の完了後にイヤホン2が装着されていないと判定される可能性としては、例えば、ユーザ3がイヤホン2の使用を中断又は終了し、イヤホン2を外す場面が想定される。この場合、動作モードが第1動作モードに遷移することにより、他人にイヤホン2が使用されないようにイヤホン2の機能が制限される。
ステップS109においてユーザ3がイヤホン2を装着していないと判定された時刻は、図7における時刻t4に対応する。図7に示されるように、時刻t4においてイヤホン2の消費電力はP3から、P3よりも小さいP1に変化する。
本実施形態のイヤホン制御装置20は、耳音響認証のための処理を実行可能でない第1動作モードと、耳音響認証のための処理を実行可能な第2動作モードとの間でイヤホン2の動作モードを切り替えることができる。本実施形態では、この動作モードの切り替えを装着判定の結果に基づいて行うため、人物がイヤホン2を装着していないときには耳音響認証を実行しないような制御が実現される。これにより、イヤホン2の耳音響認証に起因する電力の消費が低減される。したがって、本実施形態によれば、音響特性に基づく生体認証を行う装着型装置における消費電力を低減することができる情報処理装置が提供される。
イヤホン2は、典型的には耳に装着されるワイヤレスの装着型機器であるため、イヤホン2を駆動するバッテリ208の電力容量が少ない。したがって、上述の制御により消費電力を低減することが有効であり、イヤホン2の使用可能時間を長くすることができる。
[第2実施形態]
本実施形態の情報処理システムは、耳音響認証の処理の一部がイヤホン2の外部で行われる点が第1実施形態と相違する。以下では主として第1実施形態との相違点について説明するものとし、共通部分については説明を省略又は簡略化する。
図8は、本実施形態に係るイヤホン制御装置20及び情報通信装置1の機能ブロック図である。イヤホン制御装置20は、第1実施形態の耳音響認証部212に代えて特徴量取得部215を有する。情報通信装置1は、特徴量照合部111及び記憶部112を有する。
イヤホン制御装置20のCPU201は、ROM203、フラッシュメモリ204等に記憶されたプログラムを実行することにより、特徴量取得部215の機能を実現する。情報通信装置1のCPU101は、ROM103、HDD104等に記憶されたプログラムを実行することにより、特徴量照合部111の機能を実現する。また、CPU101は、当該プログラムに基づいてHDD104を制御することにより記憶部112の機能を実現する。これらの各部で行われる具体的な処理については後述する。
図9は、本実施形態に係る耳音響認証の処理を示すフローチャートである。図9の処理は、第1実施形態の図6におけるステップS105の処理をより詳細に示したものである。それ以外の処理は、図6と同様であるため説明を省略する。
ステップS110において、イヤホン制御装置20の特徴量取得部215は、ユーザ3の外耳道の音響特性を取得し、当該音響特性から特徴量を抽出する。これにより、特徴量取得部215は、ユーザ3の外耳道の音響特性に基づく特徴量を取得する。
ステップS111において、イヤホン2は情報通信装置1に特徴量を送信する。情報通信装置1は取得した特徴量を記憶部112に記憶する。
ステップS112において、情報通信装置1の特徴量照合部111は、ユーザ3の特徴量と、あらかじめ記憶部112に記憶されている登録者の特徴量とを照合する。
ステップS113において、情報通信装置1はイヤホン2に照合結果を送信する。イヤホン2のCPU201は、この照合結果を用いて、図6におけるステップS106の分岐処理を行う。
本実施形態では、耳音響認証の処理のうちの照合処理がイヤホン2の外部の情報通信装置1で行われている。本構成であっても、第1実施形態と同様に耳音響認証を行うことができる。したがって、第1実施形態と同様に音響特性に基づく生体認証を行う装着型装置における消費電力を低減することができる情報処理装置が提供される。
第1実施形態のように耳音響認証をイヤホン2で行う構成と、第2実施形態のように耳音響認証の処理のうちの照合処理をイヤホン2の外部の装置で行う構成には一長一短がある。したがって、要求される仕様に応じて上述の2つの構成を適宜選択することが望ましい。以下では両者のメリットとデメリットを説明する。
第1実施形態の構成では、耳音響認証の処理がイヤホン2の内部で完結するため、耳音響認証時に他の装置と通信を行う必要がなく、通信に起因する消費電力を低減できる可能性がある点がメリットとなり得る。これに対し、第1実施形態の構成では、イヤホン2の内部にあらかじめ登録者の特徴量を記憶しておく必要がある点、及び、計算量が大きい照合アルゴリズムが用いられる場合には逆に消費電力が増大するおそれがある点がデメリットとなり得る。
第2実施形態の構成では、耳音響認証に必要な電力消費量は、(特徴量抽出の計算量×単位計算量あたりに要する電力消費量+特徴量送信の通信量×単位通信量あたりに要する電力消費量)となる。したがって、通信に要する電力消費量が照合に要する電力消費量よりも少ない場合には、第2実施形態の構成の方が消費電力を低減できる場合がある。また、第2実施形態の構成では、イヤホン2の内部にあらかじめ登録者の特徴量を記憶しておく必要がない点、及び上位側の装置で登録者を管理しているため、使用者が不特定である場合又は使用者の更新が行われる場合の対応が容易である点もメリットとなり得る。一方、通信量が大きい場合には第1実施形態の構成よりも消費電力が大きくなる点、及び通信が必須であるため、通信障害時にはイヤホン2が使用できなくなる点がデメリットとなり得る。
[第3実施形態]
本実施形態の情報処理システムは、耳音響認証の処理がイヤホン2の内部と外部の両方で行われ得る点が第1実施形態又は第2実施形態と相違する。以下では主として第1実施形態又は第2実施形態との相違点について説明するものとし、共通部分については説明を省略又は簡略化する。
図10は、本実施形態に係るイヤホン制御装置20及び情報通信装置1の機能ブロック図である。イヤホン制御装置20は、図8に示した構成に加えて第1特徴量照合部216を有する。情報通信装置1は、図8に示した特徴量照合部111に代えて第2特徴量照合部113を有する。
イヤホン制御装置20のCPU201は、ROM203、フラッシュメモリ204等に記憶されたプログラムを実行することにより、第1特徴量照合部216の機能を実現する。情報通信装置1のCPU101は、ROM103、HDD104等に記憶されたプログラムを実行することにより、第2特徴量照合部113の機能を実現する。これらの各部で行われる具体的な処理については後述する。
図11は、本実施形態に係るイヤホン2の状態遷移図である。まず、図11を参照して、イヤホン制御装置20の動作の概略を説明する。図5に示した状態遷移図との相違点は、第4動作モードが更に追加されている点である。
本実施形態において、第2動作モードは、イヤホン2において耳音響認証のための照合処理(第1生体認証)が可能な動作モードであり、第4動作モードは、情報通信装置1において耳音響認証のための照合処理(第2生体認証)が可能な動作モードである。情報通信装置1における第2生体認証のアルゴリズムは、イヤホン2における第1生体認証のアルゴリズムよりも、高精度であるが消費電力が大きい。
第2動作モードにおいて、特徴量取得部215は、ユーザ3の外耳道の音響特性から特徴量を抽出することにより、特徴量を取得する。第1特徴量照合部216は、特徴量取得部215により取得されたユーザ3の特徴量と、登録者の特徴量とを照合することによりユーザ3が登録者であるか否かを判定する。
第2動作モードにおいて、第1特徴量照合部216がユーザ3が登録者であると判定した場合には、動作モード制御部213は、イヤホン2の動作モードを第3動作モードに遷移させる。第2動作モードにおいて、第1特徴量照合部216がユーザ3が登録者でないと判定した場合には、動作モード制御部213は、イヤホン2の動作モードを第1動作モードに遷移させる。これに対し、第2動作モードにおいて、ユーザ3が登録者であるか否かが判定困難である場合には、動作モード制御部213は、イヤホン2の動作モードを第4動作モードに遷移させる。なお、判定困難な場合とは、例えば、2つの特徴量の類似度を示すスコアが、登録者であるか否かを判定するための閾値の近傍である場合である。このような場合、より高精度な照合を行うことが望ましいため、イヤホン2の動作モードは、より高精度な照合が可能な第4動作モードに遷移する。
第4動作モードにおいて、第2特徴量照合部113は、イヤホン2からユーザ3の特徴量を取得して、ユーザ3の特徴量と、登録者の特徴量とを照合することによりユーザ3が登録者であるか否かを判定する。
第4動作モードにおいて、第2特徴量照合部113がユーザ3が登録者であると判定した場合には、動作モード制御部213は、イヤホン2の動作モードを第3動作モードに遷移させる。第4動作モードにおいて、第2特徴量照合部113がユーザ3が登録者でないと判定した場合には、動作モード制御部213は、イヤホン2の動作モードを第1動作モードに遷移させる。
次に、図12及び図13を参照して、イヤホン2の動作モードの遷移とこれに伴う消費電力の変化を説明する。図12は、本実施形態に係るイヤホン制御装置20により行われる動作モードの遷移の一例を示すフローチャートである。また、図13は、本実施形態に係るイヤホン2の消費電力の変化の一例を示すグラフである。図12及び図13は、ユーザ3がイヤホン2を装着し、使用する際の典型的な処理を示すものであるが、動作モードの遷移の状況によっては図示したものと異なるフローとなる場合もある。
ステップS114において、イヤホン制御装置20の特徴量取得部215は、ユーザ3の外耳道の音響特性を取得し、当該音響特性から特徴量を抽出する。これにより、特徴量取得部215は、ユーザ3の外耳道の音響特性に基づく特徴量を取得する。その後、第1特徴量照合部216は、ユーザ3の特徴量と、あらかじめ記憶部214に記憶されている登録者の特徴量とを照合する。
ステップS115において、第1特徴量照合部216は、ユーザ3が登録者であるか否かを判定する。ユーザ3が登録者であると判定された場合(ステップS115におけるYES)、処理は、ステップS107に移行する。ユーザ3が登録者ではないと判定された場合(ステップS115におけるNO)、処理はステップS101に戻り、動作モードは第1動作モードに遷移する。ユーザ3が登録者であるか否かが判定困難である場合(ステップS115における「判定困難」)、処理はステップS116に移行する。
ステップS116において、動作モード制御部213は、イヤホン2の動作モードを第4動作モードに遷移させる。ステップS116の処理時刻は、図13における時刻t5に対応する。図13に示されるように、時刻t5においてイヤホン2の消費電力はP2から、P2よりも大きいP4に変化する。消費電力が増大する理由は、第2耳音響認証は通信を要する処理であるため、第1耳音響認証よりも多くの電力を必要とするためである。
ステップS117において、イヤホン2及び情報通信装置1は、第2耳音響認証を行う。この処理は、図9のステップS111からステップS113の処理と同様である。すなわち、第2耳音響認証において、第2特徴量照合部113は、イヤホン2から特徴量を取得して、ユーザ3の特徴量と、登録者の特徴量とを照合する。この照合結果は、情報通信装置1からイヤホン2に送信される。このように、照合処理が情報通信装置1側で行われる点が第2耳音響認証における第1耳音響認証との相違点である。
イヤホン2のCPU201は、この照合結果を用いてステップS118の分岐処理を行う。ユーザ3が登録者であると判定された場合(ステップS118におけるYES)、処理は、ステップS107に移行する。ユーザ3が登録者ではないと判定された場合(ステップS118におけるNO)、処理はステップS101に戻り、動作モードは第1動作モードに遷移する。
本実施形態では、第1耳音響認証の照合処理がイヤホン2で行われ、第2耳音響認証の照合処理が情報通信装置1で行われている。本構成であっても、第1実施形態と同様に耳音響認証を行うことができる。したがって、第1実施形態と同様に音響特性に基づく生体認証を行う装着型装置における消費電力を低減することができる情報処理装置が提供される。また、本実施形態では、第1実施形態のようにイヤホン2で照合を行う構成と、第2実施形態のように情報通信装置1で照合を行う構成が組み合わされている。そして、イヤホン2での低消費電力かつ簡易な照合で判定困難な場合にのみ情報通信装置1で高精度な照合を行うことにより、消費電力の低減と認証精度の確保を両立することができる。
上述の実施形態において説明したシステムは以下の第4実施形態のようにも構成することができる。
[第4実施形態]
図14は、第4実施形態に係る情報処理装置30の機能ブロック図である。情報処理装置30は、装着判定部311及び動作モード制御部312を備える。装着判定部311は、音響特性に基づく生体認証を行うための音波をユーザの頭部の一部に発する装着型機器を、ユーザが装着しているか否かを判定する。動作モード制御部312は、装着判定部311による判定の結果に基づいて、生体認証のための処理を実行可能でない第1動作モードと、生体認証のための処理を実行可能な第2動作モードとを含む複数の動作モードの間で装着型機器の動作モードを切り替える。
本実施形態によれば、音響特性に基づく生体認証を行う装着型装置における消費電力を低減することができる情報処理装置30が提供される。
[変形実施形態]
本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、いずれかの実施形態の一部の構成を他の実施形態に追加した例や、他の実施形態の一部の構成と置換した例も、本発明の実施形態である。
上述の実施形態では、装着型機器の例としてイヤホン2を例示しているが、処理に必要な音響情報を取得可能であれば、耳に装着されるものに限定されるものではない。例えば、装着型機器は、骨伝導型の音響装置であってもよい。
また、上述の実施形態では、装着判定の手段として赤外線センサ29が例示されているが、装着の判定が可能であればこれに限られるものではない。例えば、ユーザ3の外耳道に音波を発し、反響音の強度、反響時間等の反響音の音響特性を取得することで、反響音の音響特性に基づいて装着判定を行ってもよい。この場合、スピーカ26及びマイクロホン27が耳音響認証のみならず装着判定用の装置として機能する。したがって、装置構成を簡略化することができる。
また、上述の第2実施形態及び第3実施形態では、イヤホン2から情報通信装置1に特徴量が送信されるものとしているが、外耳道の音響特性のデータを送付してもよい。この場合、特徴量の抽出の処理を情報通信装置1で行ってもよい。この例では、通信量は増大するが、イヤホン2内での計算量を低減することができる。
上述の実施形態の機能を実現するように該実施形態の構成を動作させるプログラムを記憶媒体に記録させ、記憶媒体に記録されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も各実施形態の範疇に含まれる。すなわち、コンピュータ読取可能な記憶媒体も各実施形態の範囲に含まれる。また、上述のプログラムが記録された記憶媒体だけでなく、そのプログラム自体も各実施形態に含まれる。また、上述の実施形態に含まれる1又は2以上の構成要素は、各構成要素の機能を実現するように構成されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の回路であってもよい。
該記憶媒体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD(Compact Disk)-ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMを用いることができる。また該記憶媒体に記録されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウェア、拡張ボードの機能と共同して、OS(Operating System)上で動作して処理を実行するものも各実施形態の範疇に含まれる。
上述の各実施形態の機能により実現されるサービスは、SaaS(Software as a Service)の形態でユーザに対して提供することもできる。
なお、上述の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
上述の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
音響特性に基づく生体認証を行うための音波をユーザの頭部の一部に発する装着型機器を、前記ユーザが装着しているか否かを判定する装着判定部と、
前記装着判定部による判定の結果に基づいて、前記生体認証のための処理を実行可能でない第1動作モードと、前記生体認証のための処理を実行可能な第2動作モードとを含む複数の動作モードの間で前記装着型機器の動作モードを切り替える動作モード制御部と、
を備える、情報処理装置。
(付記2)
前記第2動作モードの消費電力は、前記第1動作モードの消費電力よりも大きい、
付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記動作モード制御部は、前記装着判定部により前記ユーザが前記装着型機器を装着していると判定された場合に、前記装着型機器の動作モードを前記第1動作モードから前記第2動作モードに切り替える、
付記1又は2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記複数の動作モードは、前記ユーザが前記装着型機器を利用可能な第3動作モードを更に含み、
前記第3動作モードの消費電力は前記第2動作モードの消費電力よりも大きい、
付記1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記動作モード制御部は、前記生体認証により前記ユーザが前記装着型機器を利用可能であると認められた場合に、前記装着型機器の動作モードを前記第2動作モードから前記第3動作モードに切り替える、
付記4に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記生体認証のための前記音響特性の照合は、前記装着型機器により実行される、
付記1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記生体認証のための前記音響特性の照合は、前記装着型機器と通信可能な装置により実行される、
付記1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記8)
前記生体認証は、第1生体認証及び前記第1生体認証よりも精度が高い第2生体認証を含み、
前記第2動作モードは、前記第1生体認証のための処理を実行可能であり、
前記複数の動作モードは、更に前記第2生体認証のための処理を実行可能な第4動作モードを含む、
付記1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記9)
前記第4動作モードの消費電力は、前記第2動作モードの消費電力よりも大きい、
付記8に記載の情報処理装置。
(付記10)
前記動作モード制御部は、前記ユーザが前記装着型機器を利用可能であるか否かを前記第1生体認証によって判定することが困難である場合に、前記装着型機器の動作モードを前記第2動作モードから前記第4動作モードに切り替える、
付記8又は9に記載の情報処理装置。
(付記11)
前記第1生体認証のための前記音響特性の照合は、前記装着型機器により実行され、
前記第2生体認証のための前記音響特性の照合は、前記装着型機器と通信可能な装置により実行される、
付記8乃至10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記12)
前記複数の動作モードは、前記ユーザが前記装着型機器の機能を利用可能な第3動作モードを更に含み、
前記第3動作モードの消費電力は、前記第4動作モードの消費電力よりも大きい、
付記8乃至11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記13)
前記動作モード制御部は、前記第1生体認証又は前記第2生体認証により前記ユーザが前記装着型機器を利用可能であると認められた場合に、前記装着型機器の動作モードを前記第2動作モード又は前記第4動作モードから前記第3動作モードに切り替える、
付記12に記載の情報処理装置。
(付記14)
前記生体認証は、外耳道の音響特性を照合することにより行われる、
付記1乃至13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記15)
前記装着型機器は、前記ユーザの耳に装着される音響機器である、
付記1乃至14のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記16)
前記装着型機器は、前記装着型機器に内蔵されたバッテリから電力の供給を受けて動作するワイヤレス機器である、
付記1乃至15のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記17)
音響特性に基づく生体認証を行うための音波をユーザの頭部の一部に発する装着型機器であって、
前記装着型機器を前記ユーザが装着しているか否かを判定する装着判定部と、
前記装着判定部による判定の結果に基づいて、前記生体認証のための処理を実行可能でない第1動作モードと、前記生体認証のための処理を実行可能な第2動作モードとを含む複数の動作モードの間で前記装着型機器の動作モードを切り替える動作モード制御部と、
を備える、装着型機器。
(付記18)
音響特性に基づく生体認証を行うための音波をユーザの頭部の一部に発する装着型機器を、前記ユーザが装着しているか否かを判定するステップと、
判定の結果に基づいて、前記生体認証のための処理を実行可能でない第1動作モードと、前記生体認証のための処理を実行可能な第2動作モードとを含む複数の動作モードの間で前記装着型機器の動作モードを切り替えるステップと、
を備える、情報処理方法。
(付記19)
コンピュータに、
音響特性に基づく生体認証を行うための音波をユーザの頭部の一部に発する装着型機器を、前記ユーザが装着しているか否かを判定するステップと、
判定の結果に基づいて、前記生体認証のための処理を実行可能でない第1動作モードと、前記生体認証のための処理を実行可能な第2動作モードとを含む複数の動作モードの間で前記装着型機器の動作モードを切り替えるステップと、
を実行させるためのプログラムが記憶された記憶媒体。
1 情報通信装置
2 イヤホン
3 ユーザ
20 イヤホン制御装置
26 スピーカ
27 マイクロホン
29 赤外線センサ
30 情報処理装置
101、201 CPU
102、202 RAM
103、203 ROM
104 HDD
105、207 通信I/F
106 入力装置
107 出力装置
111 特徴量照合部
112、214 記憶部
113 第2特徴量照合部
204 フラッシュメモリ
205 スピーカI/F
206 マイクロホンI/F
208 バッテリ
210 赤外線センサI/F
211、311 装着判定部
212 耳音響認証部
213、312 動作モード制御部
215 特徴量取得部
216 第1特徴量照合部

Claims (14)

  1. 装着型機器からユーザの頭部の一部に発せられた音波が、前記ユーザの頭部の一部を伝搬した後の音響特性に基づく生体認証の結果を取得する取得部と、
    記生体認証のための処理を実行可能な第1動作モードと、前記ユーザが前記装着型機器を装着しているか否かを判定する処理を実行可能で、かつ、前記ユーザが前記装着型機器を利用可能な第2動作モードと、前記ユーザが前記装着型機器を装着しているか否かを判定する処理を実行可能な第3の動作モードと、を含む動作モードを切り替える動作モード制御部と、
    前記ユーザが前記装着型機器を装着しているか否かを判定する装着判定部と、
    を備え、
    前記動作モード制御部は、前記装着型機器を前記ユーザが装着していない場合に、前記動作モードを前記第2の動作モードから、前記第3の動作モードに切り替える、
    情報処理装置。
  2. 前記動作モード制御部は、前記生体認証により前記ユーザが前記装着型機器を利用可能であると認められた場合に、前記装着型機器の動作モードを前記第1動作モードから前記第2動作モードに切り替える、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記生体認証のための前記音響特性の照合は、前記装着型機器により実行される、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記生体認証のための前記音響特性の照合は、前記装着型機器と通信可能な装置により実行される、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2の動作モードの消費電力は、前記第1の動作モードの消費電力よりも大きい、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記生体認証は、外耳道の音響特性を照合することにより行われる、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記装着型機器は、前記ユーザの耳に装着される音響機器である、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記装着型機器は、前記装着型機器に内蔵されたバッテリから電力の供給を受けて動作するワイヤレス機器である、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 音響特性に基づく生体認証を行うための音波をユーザの頭部の一部に発する装着型機器であって、
    前記生体認証を実行する認証部と、
    記生体認証のための処理を実行可能な第1動作モードと、前記ユーザが前記装着型機器を装着しているか否かを判定する処理を実行可能で、かつ、前記ユーザが前記装着型機器を利用可能な第2動作モードと、前記ユーザが前記装着型機器を装着しているか否かを判定する処理を実行可能な第3の動作モードと、を含む動作モードを切り替える動作モード制御部と、
    前記ユーザが前記装着型機器を装着しているか否かを判定する装着判定部と、
    を備え、
    前記動作モード制御部は、前記装着型機器を前記ユーザが装着していない場合に、前記動作モードを前記第2の動作モードから、前記第3の動作モードに切り替える、
    装着型機器。
  10. 前記第2の動作モードの消費電力は、前記第1の動作モードの消費電力よりも大きい、請求項9に記載の装着型機器。
  11. 装着型機器からユーザの頭部の一部に発せられた音波が、前記ユーザの頭部の一部を伝搬した後の音響特性に基づく生体認証の結果を取得するステップと、
    記生体認証のための処理を実行可能な第1動作モードと、前記ユーザが前記装着型機器を装着しているか否かを判定する処理を実行可能で、かつ、前記ユーザが前記装着型機器を利用可能な第2動作モードと、前記ユーザが前記装着型機器を装着しているか否かを判定する処理を実行可能な第3の動作モードと、を含む動作モードを切り替えるステップと、
    前記ユーザが前記装着型機器を装着しているか否かを判定するステップと、
    を備え、
    前記動作モードを切り替えるステップは、前記装着型機器を前記ユーザが装着していない場合に、前記動作モードを前記第2の動作モードから、前記第3の動作モードに切り替えるステップを含む、
    情報処理方法。
  12. 前記第2の動作モードの消費電力は、前記第1の動作モードの消費電力よりも大きい、請求項11に記載の情報処理方法。
  13. コンピュータに、
    装着型機器からユーザの頭部の一部に発せられた音波が、前記ユーザの頭部の一部を伝搬した後の音響特性に基づく生体認証の結果を取得するステップと、
    記生体認証のための処理を実行可能な第1動作モードと、前記ユーザが前記装着型機器を装着しているか否かを判定する処理を実行可能で、かつ、前記ユーザが前記装着型機器を利用可能な第2動作モードと、前記ユーザが前記装着型機器を装着しているか否かを判定する処理を実行可能な第3の動作モードと、を含む動作モードを切り替えるステップと、
    前記ユーザが前記装着型機器を装着しているか否かを判定するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記動作モードを切り替えるステップは、前記装着型機器を前記ユーザが装着していない場合に、前記動作モードを前記第2の動作モードから、前記第3の動作モードに切り替えるステップを含む、
    プログラム。
  14. 前記第2の動作モードの消費電力は、前記第1の動作モードの消費電力よりも大きい、請求項13に記載のプログラム。
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