JP7313242B2 - バッテリパック及び充電システム - Google Patents

バッテリパック及び充電システム Download PDF

Info

Publication number
JP7313242B2
JP7313242B2 JP2019167044A JP2019167044A JP7313242B2 JP 7313242 B2 JP7313242 B2 JP 7313242B2 JP 2019167044 A JP2019167044 A JP 2019167044A JP 2019167044 A JP2019167044 A JP 2019167044A JP 7313242 B2 JP7313242 B2 JP 7313242B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
battery pack
charging
charger
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019167044A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021045006A (ja
Inventor
忠彦 小早川
隼人 加納
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2019167044A priority Critical patent/JP7313242B2/ja
Publication of JP2021045006A publication Critical patent/JP2021045006A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7313242B2 publication Critical patent/JP7313242B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

本開示は、バッテリパックに関する。
充電器に接続されて充電されるバッテリパックが知られている。バッテリパックは、充電された後、例えば電動作業機などに接続されて、電動作業機などに電力供給できるように構成されている。特許文献1に記載のバッテリパックは、過充電を検出すると充電器に過充電信号を出力する。充電器は、過充電信号を取得すると、充電を停止し、また、表示器を用いてエラー表示をする。
特開2014-018034号公報
上記特許文献1のバッテリパックは、過充電を検出したときに、Highレベルの過充電信号からLowレベルの過充電信号に切り替えることで、充電器に過充電を通知する。したがって、充電器は、バッテリパックにて過充電と判定されたことのみ認識することができ、充電器が取得できる情報が限定的であった。
本開示の一局面においては、充電器においてバッテリパックの状態をより詳細に取得することが可能なバッテリパックを提供できることが望ましい。
本開示の一態様は、1つ以上のバッテリセルを備え、充電器により充電可能に構成されたバッテリパックである。このバッテリパックは、バッテリ監視部と、停止制御部と、出力部と、を備える。バッテリ監視部は、バッテリパックに生じた1つ以上の所定の状態を検出する。停止制御部は、バッテリ監視部により上記1つ以上の所定の状態のうちの1つが検出されたことを要件として含む所定条件が満たされたときに、充電器に対して充電を停止させるための信号の出力を行う。出力部は、充電器に対して停止制御部とは別個の出力を行う。また出力部は、バッテリ監視部による検出結果に応じた出力制御を行う。
このようなバッテリパックは、所定の状態が検出されたときに充電器に対して充電を停止させることができると共に、充電器に対して所定の状態の検出結果に応じた出力を行う。そのため、充電器は、バッテリパックの状態を示す情報を取得することができる。
上述したバッテリパックにおいて、充電器には、当該バッテリパックの充電制御状態を表示可能に構成された表示装置が設けられていてもよい。出力部は、表示装置による表示の内容に係る信号の出力制御を行うように構成されていてもよい。このようなバッテリパックは、充電器に対して、バッテリ監視部による検出結果に応じた表示を行わせることができる。
また上述したバッテリパックにおいて、出力部は、バッテリ監視部による検出結果に応じて、当該バッテリパックがエラー状態であること、及び、充電完了状態であること、のいずれかに対応する出力制御を行うように構成されていてもよい。このようなバッテリパックは、バッテリ監視部による検出結果に応じて、バッテリパックがエラー状態又は充電完了状態のいずれかであることを充電器に通知することができる。
また上述したバッテリパックにおいて、バッテリ監視部は、検出された上記1つ以上の状態の種別を特定可能に構成されてもよい。出力部は、バッテリ監視部により特定された状態の種別に応じた出力制御を行うように構成されていてもよい。このようなバッテリパックは、充電器に対して、バッテリパックの状態の種別に応じた情報を通知することができる。
また上述したバッテリパックにおいて、1つ以上のバッテリセルは、複数のバッテリセルであってもよい。また複数のバッテリセルを充電する際に、複数のバッテリセルのうち最も充電電圧が高いバッテリセルの電圧が第1の電圧値を超えないように充電電流を減少させるとともに、該充電電流が所定値以下になる第1の満充電状態であるときに充電を停止させる充電制御部を備えてもよい。またバッテリ監視部は、上述した1つ以上の所定の状態の1つとして、複数のバッテリセルのうち最も充電電圧が高いバッテリセルの電圧が、第2の電圧値以上である第2の満充電状態であることを検出可能に構成されていてもよい。出力部は、バッテリパックの充電時にバッテリ監視部により第2の満充電状態が検出された場合には、バッテリパックがエラー状態ではないことを示す出力制御を行うように構成されていてもよい。このようなバッテリパックは、バッテリセルが第2の満充電状態であることにより充電器による充電が停止されたときに、充電器に、エラー状態ではないことを表示させることができる。なお、第2の電圧値は、第1の電圧値よりも大きい電圧値であってもよい。このような構成であれば、バッテリセルの電圧が第1の電圧値を超えても充電が継続されているときに、充電を停止させることができる。
本開示の別の一態様は、充電システムであって、上述したバッテリパックと、当該バッテリパックを充電可能に構成された充電器と、を備える。このような充電システムは、上述した本開示の一態様のバッテリパックによる効果と同様の効果を得ることができる。
実施形態に係る充電システムの概要を示すブロック図である。 LED表示処理の処理内容を表したフローチャートである。 LED表示処理の処理内容を表したフローチャートである。 バッテリ監視部が検出する検出事象を示す表である。 変形例に係る充電システムの概要を示すブロック図である。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
尚、本開示は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
[1.実施形態]
[1-1.全体構成]
本実施形態に係る充電システム1の構成について、図1を参照して説明する。充電システム1は、バッテリパック100と、充電器600と、を含む。
バッテリパック100は、外部機器に接続されて外部機器へ電力を供給するように構成される。またバッテリパック100は、充電器600に接続されて充電器600から電力の供給を受けて充電されるように構成されている。外部機器は、電動作業機、ライトなどを含む。電動作業機及びライトは、電力の供給を受けて作動する。電動作業機は、ハンマドリル、チェーンソー、グラインダなどの電動工具や、草刈機、ヘッジトリマ、バリカンなどを含む。
バッテリパック100は、図1に示されるように、充電器600に接続可能に構成される。バッテリパック100は、バッテリ60と、Analog Front End610(以下、AFE610ともいう)と、Micro Processing Unit620(以下、MPU620ともいう)と、電源回路116と、Self Control Protector118(以下、SCP118ともいう)と、を備える。
さらに、バッテリパック100は、正極端子11、負極端子12、CS端子13、DT端子14、TR端子15、DS端子16、充電制御部200、検出部300、通信部400、及び放電制御部500を備える。
バッテリ60は、複数のバッテリセルが直列接続されて構成されている。なおバッテリセルの数は特に限定されず、1つ以上であればよい。バッテリ60は、充電及び放電が可能な二次電池であり、例えば、リチウムイオンバッテリなどである。バッテリ60の定格電圧は、例えば18Vである。なお、バッテリ60の定格電圧は、18Vに限らず、36Vや72V等でもよい。
MPU620は、CPU、ROM、RAM及びI/O等を備えたマイクロコンピュータを含み、バッテリ60の充放電制御を含む各種制御を実行する。MPU620は、通常動作モードと、スリープモードと、で動作可能である。動作モードの詳細は後述する。
AFE610は、アナログ回路であり、MPU620からの指令に従いバッテリ60に含まれる各バッテリセルのセル電圧を検出するとともに、バッテリ60に備えられたサーミスタ(図示省略)を介して少なくとも1つのバッテリセルのセル温度を検出する。
また、AFE610は、複数のバッテリセルの残容量を均等化させるセルバランス処理を実行する。また、AFE610は、回路基板に備えられたサーミスタ(図示省略)を介して基板温度を検出する。さらに、AFE610は、シャント抵抗67を介して、バッテリ60へ流れ込む充電電流及びバッテリ60から流れ出る放電電流を検出する。そして、AFE610は、検出したセル電圧、セル温度、基板温度、及び充放電電流の検出値をデジタル信号に変換し、変換した各デジタル信号をMPU620へ出力する。
このように構成されたAFE610は、バッテリ60の状態を監視することで、バッテリパック100に生じた複数の所定の状態を検出する。検出される状態とは、図4に示す検出事象であり、詳細は後述する。
また、AFE610は、少なくとも上述した所定の状態を検出していないことを要件として含む充電許可条件が満たされたときに、充電器600に充電を実行させるための充電許可信号を生成して充電制御部200へ出力する。一方、AFE610は、上述した所定の状態のうちの1つが検出されたことを要件として含む充電禁止条件が満たされたときに、充電器600に対して充電を停止させるための充電禁止信号を生成して充電制御部200へ出力する。本実施形態ではAFE610は、上述した所定の状態を検出したときには充電禁止信号を出力する。なおAFE610は、MPU620とは独立して充電禁止信号を出力する。これにより、仮にMPU620が正常に機能しない場合でも、充電器600に充電禁止信号を出力して充電を停止させることができる。
充電禁止条件は、所定の状態を検出したことのみでなく、他の要件も含めた条件であってもよい。例えば、バッテリ温度、検出頻度、充電継続時間などを要件として考慮してもよい。
AFE610により検出された所定の状態に係る情報は、MPU620に出力される。またMPU620は、AFE610が充電禁止信号を出力するときに、AFE610とは別個の出力であって、検出された所定の状態に係る情報に応じた出力制御を行うように構成されている。なお以下の説明において、AFE610による充電禁止信号の出力とは、充電制御部200を介した充電器600への出力を意味する。
電源回路116は、レギュレータを備える。レギュレータは、バッテリパック100(詳しくは、MPU620)がシャットダウンしているとき、DS端子16を介して充電器600の補助電源623から電力供給を受け、内部回路駆動用の電源電圧VDDを生成する。充電器600は、DS端子16と接続される機器側DS端子66を備える。機器側DS端子66は、補助電源623に接続されている。
バッテリパック100は、過放電状態になるとシャットダウンする。MPU620は、電源回路116によって生成された電源電圧VDDの供給を受けると、シャットダウン状態から起動し、バッテリ60が充電可能な状態であれば充電許可信号を充電器600に出力する。バッテリ電圧が所定の電圧に到達すると、電源回路116に対してバッテリ60からの電力が供給される。電源回路116は、バッテリ60から電力供給を受けて、電源電圧VDDを生成する。
SCP118は、バッテリ60の正極側と正極端子11とを接続する正極側接続線上に設けられている。SCP118は、ヒューズを備え、MPU620からの指令に応じてヒューズを溶断させる回路を備える。SCP118のヒューズが溶断されることにより、正極側接続線が断線され、バッテリ60は、正極端子11を介した充電及び放電が不可能な状態になる。すなわち、バッテリ60は、再利用不可能な状態になる。
MPU620は、バッテリパック100から充電器600に充電禁止信号を出力しても充電が止まらない場合、及び、バッテリパック100から外部機器に放電禁止信号を出力しても放電が止まらない場合に、安全を確保するために、最後の手段として、SCP118へヒューズを溶断させる指令を出す。すなわち、SCP118は、バッテリ60の過充電状態及び過放電状態に対して二重に安全を確保するための回路である。SCP118は、定期的に、ヒューズを溶断させる回路が正常に作動するか否かを診断し、診断結果をMPU620へ出力してもよい。SCP118が自己診断機能を有していない場合には、MPU620がSCP診断処理を実行することで、SCP118が正常動作するか否かを判定してもよい。
MPU620は、入力された各種信号に基づいてバッテリ60の状態を判定する。そして、MPU620は、判定したバッテリ60の状態に基づいて、バッテリ60からの放電を許可するか禁止するかを判定し、放電許可信号又は放電禁止信号を生成して放電制御部500へ出力する。また、MPU620は、外部機器(詳細には、電動作業機)に対する応答性を高くするため、スリープモード中は継続して放電許可信号を生成して放電制御部500へ出力してもよい。
正極端子11及び負極端子12は、バッテリパック100が外部機器(図示省略)又は充電器600に接続された場合に、外部機器の機器側正極端子及び機器側負極端子、又は充電器600の機器側正極端子61及び機器側負極端子62に接続される。これにより、バッテリパック100から外部機器への電力の供給、又は充電器600からバッテリパック100への電力の供給が可能になる。
CS端子13は、充電制御部200(CS回路200)に接続されており、バッテリパック100が充電器600に接続された場合に、充電器600へ充電許可信号又は充電禁止信号を出力するための端子である。充電制御部200は、AFE610から充電許可信号が入力された場合に、CS端子13を介して充電許可信号を出力する。また、充電制御部200は、AFE610から充電禁止信号が入力された場合に、CS端子13を介して充電禁止信号を出力する。
充電器600は、CS端子13に接続される機器側CS端子63を備える。充電器600は、機器側CS端子63に接続されるインターロック回路617を備える。充電器600は、直流電力を供給する電源としての機器側電源回路613を備える。インターロック回路617は、バッテリパック100からの充電許可信号の受信中は、機器側電源回路613による電力供給動作を許可し、バッテリパック100からの充電禁止信号の受信中は、機器側電源回路613による電力供給動作を禁止する。機器側電源回路613は、商用電源(例えば、AC100V)からの交流電力をAC/DCコンバータなどによって直流電力に変換して、直流電力を供給可能に構成されている。
DT端子14は、バッテリパック100が充電器600に接続された場合に、充電器600の機器側通信端子64に接続される。機器側通信端子64は、バッテリ検出部630に接続されている。DT端子14の電位VDTは、充電器600が未接続状態か接続状態かに応じて変化する。また、機器側通信端子64及びDT端子14の電位VDTは、バッテリパック100がシャットダウン状態か非シャットダウン状態かに応じて変化する。
バッテリ検出部630は、機器側通信端子64及びDT端子14の電位VDTが、バッテリパック100のシャットダウン状態を示す電位か、非シャットダウン状態を示す電位か判定する。バッテリ検出部630は、判定結果に基づいて、バッテリパック100がシャットダウン状態か否かを示すシャットダウン情報を検出する。バッテリ検出部630は、バッテリパック100が非シャットダウン状態であることを検出した場合には、正極側接続線上に設けられた放電スイッチ615をオンにする。正極側接続線は、機器側正極端子61と機器側電源回路613との間に設けられる電力線である。
これにより、充電器600からバッテリパック100への電力供給が行われ、バッテリ60の充電が行われる。また、バッテリ検出部630は、バッテリパック100がシャットダウン状態であることを検出した場合には、放電スイッチ615をオフにする。
DT端子14は、バッテリパック100の検出部300に接続されている。検出部300は、DT端子14の電位VDTを検出し、検出した電位VDTに基づいて、充電器600がバッテリパック100に未接続状態であることを示す電位か否か判定し、未接続状態又は接続状態を検出する。検出部300は、検出結果を割り込みポートPI(図示省略)を介してMPU620へ出力する。なお、検出部300は、検出結果をAFE610へ出力してもよい。また、検出部300は、検出結果をMPU620及びAFE610のそれぞれに出力してもよい。
MPU620は、入力された検出結果に基づいて、未接続情報、オフ情報、及びオン情報を含む機器情報を取得する。機器情報(未接続情報、オフ情報及びオン情報)は、充電器600からバッテリパック100へ送信され、バッテリパック100により受信される情報である。
未接続情報は、充電器600がバッテリパック100に未接続状態であることを示す情報である。オフ情報は、充電器600がバッテリパック100に接続され且つ放電スイッチ615がオフであることを示す情報である。オン情報は、充電器600がバッテリパック100に接続され且つ放電スイッチ615がオンであることを示す情報である。
TR端子15は、通信部400に接続されたシリアル通信用の端子である。通信部400は、半二重のUniversal Asynchronous Receiver/Transmitter(UART)回路を備える。
充電器600は、TR端子15に接続される機器側TR端子65と、機器側TR端子65に接続される機器側通信部619と、を備える。機器側通信部619は、半二重のUniversal Asynchronous Receiver/Transmitter(UART)回路を備える。
充電器600は、機器側MPU611を備える。機器側MPU611は、CPU、ROM、RAM及びI/O等を備えたマイクロコンピュータを含み、充電器600の充電制御を含む各種制御を実行する。機器側MPU611は、シャント抵抗621を介して、機器側電源回路613から流れ出る放電電流を検出する。機器側MPU611は、検出した放電電流が異常値を示す場合には、例えば、放電スイッチ615をオフ状態に切り替えることで、異常値の放電電流によるバッテリ60の充電を停止する。
また充電器600は、LED640を備える。LED640は、バッテリパック100の充電制御状態を表示可能に構成された表示装置である。LED640は、機器側MPU611により制御され、バッテリパック100の未接続状態、充電状態、充電完了状態、及びエラー状態などの充電制御状態を、異なる発光態様により表示する。例えば、LED640は、未接続状態では消灯し、充電状態では赤色の発光をし、充電完了状態では緑色の発光をし、エラー状態では赤色と緑色の交互発光を行う。
機器側MPU611は、バッテリパック100の充電が完了した後、所定の条件を満たすと、通常動作モードから、動作の一部を停止して消費電力を抑えるスリープモードへ移行する。機器側MPU611は、通常動作モードからスリープモードに移行する前に、機器側通信部619を介してスリープ移行信号Sa2をMPU620に送信する。スリープ移行信号Sa2は、充電器600の機器側MPU611がスリープモードに移行したことを示すパラメータ信号である。
機器側MPU611は、スリープモード中に、いずれかの割り込みポートPIに信号が入力されると、ウェイクアップして、通常動作モードへ移行する。例えば、機器側MPU611は、バッテリパック100との接続状態が検出されて、割り込みポートPIを介して接続検出情報Sb1が入力されるとウェイクアップする。また、機器側MPU611は、バッテリパック100の取り外しが検出され、所定の条件を満たすとスリープモードへ移行する。
MPU620及び機器側MPU611は、通信部400、TR端子15、機器側TR端子65,機器側通信部619を介してシリアル通信を行う。MPU620及び機器側MPU611は、通信接続が確立されている間は、予め定められた通信周期Tc(例えば、Tc=8[sec])ごとに通信するように構成されている。MPU620、通信部400、TR端子15は、充電器600との間で双方向通信を行うように構成される。なお以下の説明において、MPU620による充電器600(詳細には、機器側MPU611)との通信とは、通信部400を介した通信を意味する。
DS端子16は、放電制御部500に接続されている。バッテリパック100が外部機器(詳しくは、電動作業機)に接続された場合には、DS端子16は、外部機器へ放電許可信号又は放電禁止信号を出力する。放電制御部500は、MPU620から入力される放電許可信号又は放電禁止信号に基づいて、DS端子16を介して、放電許可信号又は放電禁止信号を出力する。また、DS端子16は、シャットダウン状態のバッテリパック100が充電器600に接続された場合には、機器側DS端子66を介して補助電源623からの電力が入力される。
[1-2.MPUの動作モード]
MPU620の動作モードについて説明する。MPU620は、通常動作モードと、スリープモードと、で動作可能である。MPU620は、通常動作モードでは、バッテリ60の充電及び放電を制御する。MPU620は、スリープモードでは、バッテリ60の充電及び放電の制御を行わず、動作の一部を停止して消費電力を抑える。
MPU620は、各種信号が入力される複数の割り込みポートPIを備える。MPU620は、スリープモード中に、いずれかの割り込みポートPIに信号が入力されると、ウェイクアップして、通常動作モードへ移行する。例えば、MPU620は、検出部300により充電器600との接続状態が検出されて、割り込みポートPIを介して接続検出情報Sa1が入力されるとウェイクアップする。また、MPU620は、充電器600の取り外しが検出され、所定の条件を満たすとスリープモードへ移行する。
通常動作モードは、さらに、スタンバイモード、充電待機モード、充電モード、充電完了モード、及び、充電異常モードの複数の処理モードを含む。MPU620は通常動作モードのときは、いずれかの処理モードで作動する。MPU620は、スリープモードのときに充電器600との接続状態が検出されると、通常動作モードとなる。そのときの処理モードはスタンバイモードである。
バッテリパック100と充電器600とが接続され、バッテリパック100と充電器600との間で、相互に信号の送受信が可能であることを確認するための処理である初期通信処理が正常に完了すると、MPU620は、スタンバイモードから充電待機モードに遷移する。充電待機モードは、バッテリパック100が充電器600と接続された後、AFE610にて充電許可と判定されるまで待機する処理モードである。
MPU620は、AFE610に充電許可と判定されると、充電モードでの動作を開始する。充電モードは、充電器600からの電力供給によりバッテリパック100(詳細には、バッテリ60)を充電する処理モードである。
MPU620は、充電が完了したか否かを判定し、充電完了した場合には、充電完了モードでの動作を開始する。充電が完了したか否かについては、以下のように判断する。本実施形態では、MPU620は、複数のバッテリセルのうち最も充電電圧が高いバッテリセルの電圧が第1の電圧値を超えないように、充電電流を減少させるように構成されている。そしてMPU620は、充電電流が所定値以下になる第1の満充電状態であるときに、充電が完了したと判断し、充電を停止させる。充電完了モードは、バッテリパック100(詳細には、バッテリ60)の充電完了後、バッテリパック100が充電器600から取り外されるまでの処理モードである。
充電モード又は充電完了モードにおいて、MPU620は、バッテリパック100での異常が検出されているか否かを判定する。異常が検出された場合には、MPU620は、充電異常モードでの動作を開始する。充電異常モードは、バッテリパック100の異常状態がSCP118による安全確保が必要な状態であるか否かを判定する処理モードである。
充電異常モードにおいて、MPU620は、バッテリ60が過充電状態であるか否かを判定する。例えば、AFE610にて検出されたバッテリ60の電圧が予め定められた過充電判定値Vth2(例えば、バッテリ60の定格電圧に対する120%相当値)以上になると、過充電状態と判定する。MPU620は、過充電状態を肯定判定する場合にはSCP118に対してヒューズ溶断指令を出力する。これにより、SCP118のヒューズが溶断されて正極側接続線が断線された状態となり、バッテリ60は、正極端子11を介した充電及び放電が不可能な状態になる。
なおMPU620は、充電器600が接続されていない場合、充電器600からのスリープ移行信号Sa2を受信した場合、及び、通信停止時間が所定の閾値よりも大きい場合に、スリープモードとなる。MPU620は、検出部300からの接続検出情報Sa1が入力されていない場合に、充電器600が接続されていないと判定する。また、通信停止時間とは、MPU620が充電器600(機器側MPU611)との通信を検出していない状態(無通信状態)の継続時間である。
[1-3.LED表示処理]
次に、充電システム1が実行するLED表示処理について、図2及び図3のフローチャートを参照して説明する。
まずS1では、バッテリパック100と充電器600との接続がなされる。上述したように、MPU620に検出部300から接続検出情報Sa1が入力されたとき、MPU620は上記接続が完了したと判断する。続くS2では、バッテリパック100の充電を行う。このS2の後、バッテリパック100はS11の処理を開始し、充電器600はS21の処理を開始する。
以下に説明するS11~S15の処理は、バッテリパック100による処理である。
S11では、AFE610は、緊急停止が必要であるか否かを判定する。ここでは、AFE610がバッテリ60の状態を監視した結果、図4に示されるいずれかの検出事象が検出された場合には、緊急停止が必要であると判定する。
図4の表に示される検出事象のうち、充電電流検出とは、充電待機モードのときに充電電流が検出されたことをいう。満充電電圧とは、充電モードのときに、バッテリ60を構成する複数のバッテリセルのうち最も充電電圧が高いバッテリセルの電圧が、第2の電圧値以上である状態をいう。この状態が、第2の満充電状態の一例に相当する。この状態を検出し、充電停止した場合には、バッテリは正常で、繰り返し使用できる。セル電圧アンバランスとは、充電モードのときに、複数のバッテリセルのセル電圧値の差が所定の条件以上に大きくなった状態をいう。セル低電圧とは、充電モードのときに、バッテリ60を構成する複数のバッテリセルのいずれか1つ以上について、電圧が所定の閾値よりも低電圧となる状態をいう。完了時セル高電圧とは、充電完了モードのときに、バッテリ60を構成する複数のバッテリセルのいずれか1つ以上について、電圧が所定の閾値よりも高電圧となる状態をいう。異常時セル高電圧とは、充電異常モードのときに、バッテリ60を構成する複数のバッテリセルのいずれか1つ以上について、電圧が所定の閾値よりも高電圧となる状態をいう。各検出事象には、充電器表示として、「完了」又は「エラー」が設定されている。ここでいう完了とは、充電完了状態を意味し、またエラーとは、エラー状態を意味する。
AFE610は、図2のS11において、緊急停止が必要であると判定した場合には、S12へ移行し、緊急停止信号(CS)を充電制御部200に出力する。充電制御部200は、CS端子13を介して充電禁止信号を充電器600に出力する。
続いて、図3のS15において、MPU620は、TR端子15を介したUART通信により、充電器600に、LED640による表示の内容に係る信号の出力制御を行う。つまり、AFE610により検出された検出事象が「満充電電圧」であれば、MPU620はバッテリパック100が「完了」であることを示す信号を出力する。一方で、AFE610により検出された検出事象が「満充電電圧」以外であれば、MPU620はバッテリパック100が「エラー」であることを示す信号を出力する。
一方、AFE610は、S11で緊急停止が必要でないと判定した場合には、S13へ移行し、MPU620が充電完了判定をする。MPU620は、充電電流が所定の閾値以下に低下したときに充電完了と判定してもよい。また、これ以外にも、公知の技術を用いて判定を行ってもよい。例えば、セル電圧値から判定してもよい。
S14では、MPU620は、TR端子15を介したUART通信により、充電器600と通信を行う。ここでは、MPU620は、S13にて充電完了と判定されている場合には、充電完了により充電を停止する指令を充電器600に通知する。また図4に示した検出事象以外のエラーの検出により充電を停止すべき場合には、MPU620は、エラーにより充電を停止する指令を充電器600に通知する。その後、処理がS2に戻る。
以下に説明するS21~S29の処理は、充電器600による処理である。
S21では、インターロック回路617は、S12にて出力された緊急停止信号(CS)を受信したか否かを判定する。緊急停止信号を受信していないとインターロック回路617が判定した場合には、処理がS22へ移行し、緊急停止信号を受信しているとインターロック回路617が判定した場合には、処理が図3のS26へ移行する。
S22では、機器側MPU611は、機器側TR端子65を介したUART通信により、バッテリパック100と通信を行う。ここでは、S14にてMPU620から送信された通知を取得する。
S23では、機器側MPU611は、充電停止が必要であるか否かを判定する。機器側MPU611は、S22にて取得した通知の内容が、充電完了又はエラーの発生により充電を停止する指令である場合に、充電停止が必要であると判定する。S23にて充電停止が必要でないと機器側MPU611が判定した場合には、処理がS2に戻る。一方、S23にて充電停止が必要であると機器側MPU611が判定した場合には、機器側MPU611は、S24にて機器側電源回路613に充電を停止させ、S25にてLED640に発光によるLED表示をさせる。LED表示の内容は、S22で取得した通知の内容によって定められてもよい。例えば、LED640は、充電完了による充電停止の場合には充電完了を示す表示を行い、エラーによる充電停止の場合にはエラーを示す表示を行ってもよい。
図3のS26の処理は、上述したように、S21にて緊急停止信号を受信した際に実行される。S26では、インターロック回路617は、機器側電源回路613に充電を停止させる。
S27では、機器側MPU611は、機器側TR端子65を介したUART通信により、バッテリパック100と通信を行う。ここでは、S15にてMPU620から送信された、LED640による表示の内容に係る信号を取得する。具体的には、「完了」又は「エラー」を示す信号を取得する。
S28では、機器側MPU611は、LED表示内容を決定する。図4に示されるように、検出事象の種別ごとに、充電器表示の内容が定められている。S11にて「満充電電圧」が検出された場合には、S27にて「完了」を取得しており、充電完了を示すLED表示を行うと決定する。一方、S11にて「満充電電圧」以外の検出事象が検出された場合には、S27にて「エラー」を取得しており、エラーを示すLED表示を行うと決定する。
続いて、S29では、機器側MPU611は、LED640によりS28にて決定したLED表示を行う。その後、本処理を終了する。
[1-4.効果]
本実施形態の充電システム1では、バッテリパック100は、AFE610により図4に示す検出事象が検出されたときには、充電器600に対して緊急停止信号を出力して充電を停止させると共に、充電器600に対して検出事象の検出結果に応じた通知を行う。そのため、充電を継続することにより生じる危険を抑制でき、かつ、充電器600に対してより詳細なバッテリパック100の情報を取得させることができる。
また、バッテリパック100から通知される情報は、充電器600によってLED表示の内容の決定に利用される。即ち、充電器は、緊急停止信号に基づく表示ではなく、緊急停止信号とは別に通知される情報に基づく表示を行うことができる。
またバッテリパック100は、特定された検出事項に応じた信号出力が可能である。具体的には、検出事象として「満充電電圧」が検出された場合には、充電器は、充電完了を示すLED表示を行う。充電モードにおいて一部のバッテリセルが満充電電圧以上となることは、頻度が比較的高く、かつ、満充電電圧で充電完了している場合には、バッテリは正常で繰り返し使用できる。そのため、検出事象として「満充電電圧」が検出された場合には完了表示を行うことにより、使用者に、バッテリは正常で繰り返し使用できることを伝えることができる。
また、充電システム1において、バッテリパック100は、緊急停止信号を充電器600に送信したときに、検出事象に応じて、充電完了状態、及び、エラー状態のいずれかを通知する信号を充電器600に出力する。そのため、充電器600は、充電完了、及び、エラーのいずれかをLED640により表示することができる。
[1-5.文言の対応関係]
ここで、文言の対応関係について説明する。AFE610がバッテリ監視部の一例に相当する。また、AFE610及び充電制御部200が停止制御部の一例に相当する。また、MPU620及び通信部400が出力部の一例に相当する。また、LED640が表示装置の一例に相当する。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
(2a)上記実施形態で説明したバッテリパック100及び充電器600の構成は一例に過ぎず、様々な構成に変更可能である。例えば、AFE610が生成する充電許可信号及び充電禁止信号は、MPU620が生成してもよいし、S13の充電完了判定はAFE610とMPU620のいずれが実行してもよい。また例えば、通信部400と機器側通信部619との通信方式は、シリアル通信に限られず、パラレル通信や多重通信など、他の通信方式を採用しても良い。また、通信部400と機器側通信部619との通信方式として双方向通信を採用した形態について説明したが、単方向通信を採用しても良い。
(2b)上記実施形態では、AFE610が検出する検出事象として、図4に示す事項を例示したが、検出事象は上記の事項に限定されず、様々な状態を検出事象として設定することができる。また、AFE610により検出事象が検出されたと判断する条件は、AFE610に監視される上記各検出事象が検出されることに加えて、他の要件も満たすこととしてもよい。他の要件とは、例えば、バッテリセルや基板の温度、検出事象が継続して検出される期間、充電や放電の開始からの時間などが例示される。
また、検出事象以外の他の要件に基づき、MPU620による出力制御(本実施形態では、充電器表示に係る信号出力)の内容を変更してもよい。例えば「満充電電圧」の検出回数が所定の閾値を超えていない場合は、MPU620は充電器表示として「完了」を出力する一方、その検出回数が所定の閾値を超えている場合は、MPU620は「エラー」を出力してもよい。
(2c)上記実施形態では、MPU620は、AFE610が検出する検出事象に応じて異なる信号を充電器600に送信する構成を例示した。しかしながらMPU620による出力制御の具体的な内容は、充電器600にて識別が可能であれば、特に限定されない。例えば、MPU620は、所定の検出事象が検出されたときにのみ、所定の信号を出力し、その他の検出事象が検出されたときは信号を送信しないように構成されていてもよい。
(2d)上記実施形態では、図2のS15において、MPU620は、充電完了状態又はエラー状態のいずれかを示す情報を出力する構成を例示した。しかしながら、S15において、MPU620は、上記とは異なる情報を出力してもよい。例えば、検出された検出事象に対応する処理モードを示す情報を出力してもよいし、検出された検出事象それぞれを特定可能な情報を出力してもよい。
(2e)上記実施形態では、LED640によりバッテリパック100の充電制御状態を表示する構成を例示した。しかしながら、例えば図5に示されるように、充電器600に画像を表示可能なディスプレイ650を設け、ディスプレイ650に充電制御状態を示す情報を表示してもよい。
(2f)上記実施形態では、S22にて取得した情報に基づき、LED640にてLED表示をする構成を例示したが、表示装置による表示を行わず、又は表示に加えて、別の処理を実行してもよい。例えばS22にて取得した情報を、図5に示す充電器600に備えられた記憶装置660に記憶させてもよい。この記憶装置660は、記憶された情報を外部装置から読み取り可能に構成されていてもよいし、通信ネットワークを介して定期的に外部に出力するように構成されていてもよい。
(2g)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…充電システム、60…バッテリ、100…バッテリパック、116…電源回路、200…充電制御部、300…検出部、400…通信部、500…放電制御部、600…充電器、610…AFE(Analog Front End)、611…機器側MPU、613…機器側電源回路、617…インターロック回路、619…機器側通信部、620…MPU(Micro Processing Unit)、623…補助電源、630…バッテリ検出部、640…LED、650…ディスプレイ、660…記憶装置

Claims (6)

  1. 1つ以上のバッテリセルを備え、充電器により充電可能に構成されたバッテリパックであって、
    前記バッテリパックに生じた1つ以上の所定の状態を検出するように構成されたバッテリ監視部と、
    前記バッテリ監視部により前記1つ以上の所定の状態のうちの1つが検出されたことを要件として含む所定条件が満たされたときに、前記充電器に対して充電を停止させるための信号の出力を行うように構成された停止制御部と、
    前記充電器に対して前記停止制御部とは別個の出力を行う出力部であって、前記バッテリ監視部による検出結果に応じた出力制御を行うように構成された出力部と、を備え、
    前記出力部は、前記バッテリ監視部による検出結果に応じて、前記バッテリパックがエラー状態であるか、前記バッテリパックが充電完了状態であるかを判断し、前記エラー状態であると判断した場合には、前記エラー状態に対応する出力制御を行い、前記充電完了状態であると判断した場合には、前記充電完了状態に対応する出力制御を行うように構成されている、バッテリパック。
  2. 1つ以上のバッテリセルを備え、充電器により充電可能に構成されたバッテリパックであって、
    前記バッテリパックに生じた1つ以上の所定の状態を検出するように構成されたバッテリ監視部と、
    前記バッテリ監視部により前記1つ以上の所定の状態のうちの1つが検出されたことを要件として含む所定条件が満たされたときに、前記充電器に対して充電を停止させるための信号の出力を行うように構成された停止制御部と、
    前記充電器に対して前記停止制御部とは別個の出力を行う出力部であって、前記バッテリ監視部による検出結果に応じた出力制御を行うように構成された出力部と、を備え、
    前記バッテリ監視部は、検出された前記1つ以上の状態の種別を特定可能に構成されており、
    前記出力部は、前記バッテリ監視部により特定された前記種別に応じた出力制御を行うように構成されている、バッテリパック。
  3. 請求項1または請求項2に記載のバッテリパックであって、
    前記充電器には、当該バッテリパックの充電制御状態を表示可能に構成された表示装置が設けられており、
    前記出力部は、前記表示装置による表示の内容に係る信号の出力制御を行うように構成されている、バッテリパック。
  4. 請求項2に記載のバッテリパックであって、
    前記1つ以上のバッテリセルは、複数のバッテリセルであり、
    さらに、前記複数のバッテリセルを充電する際に、前記複数のバッテリセルのうち最も充電電圧が高いバッテリセルの電圧が第1の電圧値を超えないように充電電流を減少させるとともに、該充電電流が所定値以下になる第1の満充電状態であるときに充電を停止させる充電制御部を備え、
    前記バッテリ監視部は、前記1つ以上の所定の状態の1つとして、前記複数のバッテリセルのうち最も充電電圧が高いバッテリセルの電圧が第2の電圧値以上である第2の満充電状態であることを検出可能に構成されており、
    前記出力部は、当該バッテリパックの充電時に前記バッテリ監視部により前記第2の満充電状態が検出された場合には、当該バッテリパックがエラー状態ではないことを示す出力制御を行うように構成されている、バッテリパック。
  5. 請求項4に記載のバッテリパックであって、
    前記第2の電圧値は、前記第1の電圧値よりも大きい電圧値である、バッテリパック。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のバッテリパックと、
    前記バッテリパックを充電可能に構成された充電器と、を備える充電システム。
JP2019167044A 2019-09-13 2019-09-13 バッテリパック及び充電システム Active JP7313242B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019167044A JP7313242B2 (ja) 2019-09-13 2019-09-13 バッテリパック及び充電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019167044A JP7313242B2 (ja) 2019-09-13 2019-09-13 バッテリパック及び充電システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021045006A JP2021045006A (ja) 2021-03-18
JP7313242B2 true JP7313242B2 (ja) 2023-07-24

Family

ID=74862698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019167044A Active JP7313242B2 (ja) 2019-09-13 2019-09-13 バッテリパック及び充電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7313242B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024116644A1 (ja) * 2022-11-30 2024-06-06 パナソニックエナジー株式会社 電池パック

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012005504A (ja) 2011-10-07 2012-01-12 Kubota Corp コンバインの穀粒回収タンク構造
JP2012053999A (ja) 2010-08-31 2012-03-15 Hitachi Koki Co Ltd 電池パック
JP2014018034A (ja) 2012-07-11 2014-01-30 Makita Corp バッテリパック
JP2017005828A (ja) 2015-06-08 2017-01-05 株式会社マキタ 充電制御装置、充電器及びバッテリパック

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012053999A (ja) 2010-08-31 2012-03-15 Hitachi Koki Co Ltd 電池パック
JP2012005504A (ja) 2011-10-07 2012-01-12 Kubota Corp コンバインの穀粒回収タンク構造
JP2014018034A (ja) 2012-07-11 2014-01-30 Makita Corp バッテリパック
JP2017005828A (ja) 2015-06-08 2017-01-05 株式会社マキタ 充電制御装置、充電器及びバッテリパック

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021045006A (ja) 2021-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5048963B2 (ja) 電池システム
KR101413251B1 (ko) 2차 전지 관리 장치
JP4977797B1 (ja) 電池システム
CN110350262B (zh) 电池包及充电组合
CN104885325B (zh) 供电设备
JP7494881B2 (ja) 電気機器
JP4861245B2 (ja) 二次電池充電システム
JP7240994B2 (ja) バッテリパックおよび充電システム
CN102035187B (zh) 充电器、放电保护装置、控制器、充放电保护装置和系统
CN109245283B (zh) 备用电池监控系统及不间断供电智能切换及监控系统
WO2020249099A1 (zh) 一种电池包
JP7336264B2 (ja) バッテリパック
JP7313242B2 (ja) バッテリパック及び充電システム
JP2009011081A (ja) 電源システム
CN205610335U (zh) 具有提醒功能的不间断电源系统
KR101753091B1 (ko) 무정전 전원장치가 일체화된 통신 시스템 및 동작방법
CN112087011A (zh) 一种电池包
KR100721960B1 (ko) 상용교류전원 및 퍼스널 컴퓨터의 직류전원을 이용한단말기에 내장된 2차전지의 충전장치
JP2014072975A (ja) 充電装置
JP2013230037A (ja) 組電池モジュール
EP3890143A1 (en) Battery pack and electric device system
CN112087007A (zh) 一种电池包
KR101358765B1 (ko) 2차 전지 관리 장치
CN221227182U (zh) 供电电路、电池监控电路及储能装置
JP2013126349A (ja) 電池システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7313242

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150