JP7312670B2 - 回転機器の診断システム及び方法。 - Google Patents

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Description

回転機器の診断技術に関する。
特許文献1(特開2004-124765号公報)には、「モニタ用製造工程に用いたモニタ用回転機の特徴量のモニタ時系列データから、モニタ用回転機が停止する直前の異常状態の開始時刻を判定し、モニタ時系列データを統計的に解析して、特徴量の異常状態の開始時刻での値を異常判断の閾値として求めるステップと、診断対象回転機のモータ電流の特徴量の時系列データを製造工程中に測定するステップと、製造工程中に特徴量が変動する時系列データから、評価用診断データを作成するステップと、評価用診断データが閾値を越えた時刻を診断対象回転機の寿命と判定するステップとを含む。」ことが開示されている(要約参照)。
特開2004-124765号公報
誘導電動機の予知保全を行う場合、当該誘導電動機の稼働状態の解析に必要な計測項目として音、熱、または、振動を用いることが一般的である。
特許文献1には、ドライポンプの寿命の診断について記載されており、寿命の診断において、判定基準となる閾値の決め方が重要とされている。その閾値の決め方は、予めモニタ用のドライポンプの電流増加が認められる成膜ステップにおいて、ドライポンプの電流最大値の時系列データをドライポンプが停止するまで測定しなければならないことが開示されている。また、モーター電流は電源変動の影響を受けるため電源変動の影響を取り除く必要があるため、モニタ用ドライポンプに接続される機器の状態を予め特定しなければならない。
つまり、予め測定対象のドライポンプである回転機器の電流等を予め測定しなければならず、回転機器に接続される他の装置を含めて電流変動を考慮しなければならない。すなわち、予め測定した特定の異常状態を診断するものであり、それ以外の異常診断をする方法については考慮されていない。
そこで、本発明は、回転機器の負荷損を用いて回転機器の状態を特定する回転機器の診断システム及び方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の回転機器の診断システムの一例は、負荷が接続される回転機器と、回転機器が稼働する状態の稼働負荷特性を検出する検出部と、を有する回転機器の診断システムにおいて、予め記憶部には、回転機器の製造者が提供する製品仕様に基づく製品負荷特性が記憶されており、制御部は、検出部により検出された稼働負荷特性を記憶部に記憶させ、製品負荷特性から稼働負荷特性を鉄損と銅損を用いて鉄損と銅損以外の他の負荷損を特定し、他の負荷損が所定の範囲を超えた場合に、稼働負荷特性が通常とは異なる特性であることに基づいた情報を表示部に表示させることを特徴とする。
本発明によれば、回転機器の負荷損を用いて回転機器の状態を特定することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
回転機器を診断するシステムの外観である。 回転機器を診断するシステムのブロック図である。 回転機器を診断するシステムが他の負荷損である機械損及び浮遊損を特定するフローチャートを示す図である。 回転機器を診断するシステムが負荷損を用いて回転機器の状態を示すユーザーインターフェースを示す図である。 回転機器を診断するシステムが逸脱範囲を設定するユーザーインターフェースを示す図である。 回転機器を診断するシステムが製品負荷率であるカタログ特性の有効電力と力率と効率との関係を用いて他の負荷損(機械損+浮遊損)を特定する方法を説明する図である。 回転機器を診断するシステムのブロック図である。 回転機器を診断するシステムの周波数を用いた診断方法のフローチャートである。 回転機器を診断するシステムがインバータの周波数と単位周波数到達時間を用いて回転機器の状態を特定する方法を示す図である。 回転機器を診断するシステムの他の負荷損を用いた診断方法の一例を示す図である。 回転機器を診断するシステムの他の負荷損を用いた診断方法の一例を示す図である。 複数の回転機器を診断するシステムを示す図である。
以下、図面を用いて実施の形態及び実施例の説明をする。実施例を説明するための全図において、同一の構成には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。異なる図に記載される同一の符号であっても、他の図で説明した同一の符号は、原則として同一の構成であるため、説明を省略する場合がある。また、図面をわかりやすくするために平面図であってもハッチングを付す場合がある。
回転機器の診断において、特定の動作を繰り返し処理するシステムであれば、同一の動作における故障またはその故障に対応する兆候または予兆となる状態を測定し、測定されたその兆候または予兆を特定することで、兆候または予兆に関して変化するパラメータの閾値を設定することで、次の動作の際に、パラメータが閾値を超えた場合に兆候または予兆をユーザまたは管理者へ通報することで、回転機器が故障する前に回転機器やその周辺機器の変更やリプレースが可能となる。
しかし、回転機器が複数の稼働状態を有するシステムにおいて、特定の兆候または予兆を閾値で判断すると第一のモードでは通常動作であるが第二のモードでは故障の兆候または予兆と判断される場合が生じる。閾値を設定し複数の稼働モードでその閾値を使用しただけの場合には、稼働モードによっては正常動作であるにも関わらず異常の兆候または予兆であるとされ、正しい運用ができない場合がある。
また、回転機器やその周辺の部品交換を行った場合には、その部品の状態によっては通常動作であるにも関わらず異常の兆候または予兆と判断されることとなることも考えられ単に閾値で判定すると、正しい兆候または予兆を検出することが困難である。
つまり、複数の稼働状態の通常の状態と異常または異常が生じる兆候または予兆を特定する必要がある。例えば、部品交換後に部品が馴染むまでエイジングに多少の時間を要するが、エイジング後の部品で閾値を設定すると、部品交換直後のエイジング時間が足りず馴染む前の状態は異常の兆候または予兆と判断されてしまうことがあり、このような状態までユーザや管理者に通報されると閾値を下げ、真に検出した故障の兆候や予兆を見逃すこととなる。
そこで本発明は、回転機器に接続される部品の状態や実運用の状態をも考慮し、回転機器の負荷損に着目して回転機器の状態を診断するシステムを提供する。以下、実施の形態について図1から図2を用いて説明する。図1は回転機器を診断するシステムの外観である。本実施形態に係る回転機器を診断するシステムの主たる構成は、誘導電動機40にはファン等の負荷50が接続されており、計器用変流器(CT)30は誘導電動機40の電流を検出する。また、計測装置80は計器用変流器(CT)30(以下、単にCT30とも呼ぶ)が検出した電流を測定し,測定された電流をデータ収集装置70にて収集する。これらの機器を制御する中央処理装置90を有するシステムである。計測装置80は、CT30が検出した電流のみならず、電圧や電圧の周波数等の他の情報を計測することも可能である。
また、誘導電動機40は、一般的に分電盤10に内蔵した配線用遮断器20から電源の供給を受け、中央処理装置90等の制御信号に基づきファン等の負荷50を駆動させる。
ここで、本図ではファン等の負荷としてファンの記号を記したが、例えばポンプ部やベルトコンベア等、誘導電動機40が駆動できる負荷であれば本発明は適用可能である。
計測装置80は、配線用遮断器20から誘導電動機40へと電源を供給する回路の電流,電圧のセンシングデータを元に諸電気量の計測を行うものであり、電流をセンシングするために計器用変流器(CT)30を分電盤10に内蔵設置し計測対象回路の電流センシングを行う。なお、計器用変流器(CT)30は分電盤10に内蔵せずに単独設置でも構わない。
また、電圧のセンシングについては本例では計測対象回路に直接計測用の配線を施した例としたが電圧によっては計器用変圧器(VT)を用いることもある。センサや計測機器は特に限定されず、センシングすることができる機器であればよい。
データ収集装置70は、計測装置80が計測した諸電気量のデータを収集するものである。収集し、記憶部を設け、記憶させることもできる。また、記憶部については、中央処理装置90に配置することもでき、また、データ収集装置70と中央処理装置90の両方に記憶部を持たせることも可能である。
中央処理装置90は、データ収集装置70と通信を行い、諸電気量のデータの表示、または、後述の通常とは異なる特性を判断した場合に異常と表示する表示部等を有する。計測したデータや正常または通常とは異なる特性を表示する表示部は、中央処理装置90だけでなく、タブレット端末、スマートフォン、フィーチャーフォン等に表示することができる。データ等のグラフィカルな表示だけでなく、例えば管理者向けにメールやSMS(Short Message Service)を用いてテキストによる表示をすることも可能である。なお、本事例では計測装置80、データ収集装置70を制御盤60に内蔵している例とした。
また、本事例ではデータ収集装置70と計測装置80とを別な装置としたが、一体でも構わない。データ収集装置70と中央処理装置90は有線による通信だけでなく、無線による通信であってもよく、ゲートウェイ等を通じ一部を無線とする通信とすることもできる。
さらに、CT30は説明を簡略化するため一つだけ図示したが、複数台のCT30やVT等の機器がデータ収集装置80に接続することもできる。また、データ収集装置80とCT30等の接続も無線または一部を無線接続することもできる。複数のCT30等が互いに通信するメッシュ型の通信であってもよく、通信方法は限定されない。
図2は回転機器を診断するシステムのブロック図である。図1は実体配線や外観を意識して説明したが、図2では、ブロック図を用いたシステム構成として図を用いて説明する。
誘導電動機40などである回転機器110には、回転機器110が駆動する負荷120が示される。また、負荷120を駆動する回転機器110の状態を検出する検出部130を有し、検出部130が検出した回転機器110の状態を記憶部140に対して稼働負荷特性170として記憶させる制御部150が設けられる。
記憶部140では予め回転機器110の製造者(メーカ)が提供する製品仕様に基づく製品負荷特性160が記憶されている。制御部150は、記憶部140に記憶された稼働負荷特性170と前記製品負荷特性160を用いて所定の演算を行い、その演算結果を表示部180にて表示する。演算方法については、各実施例で後述する。なお、回転機器110をインバータで制御する場合には、回転機器の制御部155を追加して実施することもできる。
図2では検出部130が検出した結果を制御部150が、稼働負荷特性170として記憶部140に記憶させ、また、前記稼働負荷特性170と前記製品負荷特性160を用いて所定の演算を行い、その結果を表示部180にて表示させる。この2つの処理を別々な部位に持たせることは構わない。すなわち、記憶部140から中央処理装置90からクラウドシステムにアップロードした後に計算処理を行い、他の機器の表示部や本システムの表示部180に表示させてもよい。
図3から図5を用いて実施例1について説明する。本明細書中では代表して回転機器について説明する。後述する直流変換装置には、電力変換装置と周波数変換装置が含まれる。
図3は回転機器を診断するシステムが他の負荷損である機械損+浮遊損を特定する具体的なフローチャートを示す図である。機械損には代表的な摩擦損以外にも機械的な損失を含むものである。
本発明の回転機器を診断するシステムの処理のSTART処理であるステップS210から開始する。
ステップS215は、予め回転機器の製造者が提供する製品仕様に基づく製品負荷特性160には少なくとも力率・効率・鉄損・銅損を記憶部140に記憶する処理であるが、ステップS230とステップS280の処理の前に記憶されていれば、どのようなタイミングで記憶してもよい。本フローチャートでは処理開始後に記憶する例としているが、図3のフローチャートの処理としてステップS210が開始される以前に記憶した場合であっても実施できる。
ステップS220にて配線用遮断器20から誘導電動機40へ至る配線(回路)に接続された計器用変流器(CT)30によって電流および電圧のセンシングを行う。周波数等の他のパラメータを検出することもできる。計器用変流器(CT)30は、装置構成は代表して電流と電圧を検出するために計器用変流器(CT)として説明しているが、他のパラメータを検出する機器を追加することもできる。ステップS230にて、記憶された製品負荷特性160の力率・効率情報とセンシングされた電流、電圧情報から有効電力(入力)・皮相電力・力率を演算する。
ステップS250では、製品負荷特性160の力率・効率についてステップS230で演算した有効電力(入力)・皮相電力・力率のうち、演算された力率を製品負荷特性160の力率と等価であると仮定し、予め製造者が提供する製品仕様に基づく製品負荷特性160の効率を特定する。
ここで、製品仕様に基づく製品負荷特性160とは、回転機器110の製造者が提供するいわゆるデータシートのことである。データシートは、負荷特性として、電圧(V)、周波数(Hz)、負荷率に対応する電流(A)、効率(%)、力率(%)等が記載されているものである。製品負荷特性160は他にカタログ負荷特性とも呼ばれるものである。
S260にて特定した製品負荷特性160の効率から有効電力(出力)を算出する。効率は以下の式で特定することができる。
Figure 0007312670000001
したがって、有効電力は下記の式で特定することができる。
Figure 0007312670000002
ステップS280では、算出された有効電力(入力)と特定した有効電力(出力)、および製品負荷特性(鉄損・銅損)から、他の負荷損(機械損+浮遊損)を算出する。鉄損はメーカから提供される値を利用することができる。また、鉄損は、ヒステリシス損と渦電流損を足したものであり、回転機器110に負荷を接続しない状態で電源を供給した場合の負荷損であり、メーカから提供される以外にも計測して把握することも可能である。銅損は、端子間の巻線抵抗による負荷損であり、メーカから提供される。実際に計測した値をステップS215の製品負荷特性として記憶することもでき、実測値を用いることでより回転機器の診断をより精確に行うことができる。
ステップS290では、ステップS280で算出された他の負荷損(機械損+浮遊損)が所定の範囲(閾値)を超えたと判断し、所定の範囲を超えた場合にはステップS294にて所定の範囲を超えた旨,また、他の負荷損(機械損+浮遊損を含む負荷損)を表示部180に表示する。表示部180への表示は、所定の範囲を超えた旨または他の負荷損のいずれか一方のみを表示してもよい。所定の範囲を用いた判断は加減算後のフラグや閾値による比較を用いることができる。
その後、ステップS220に戻り、配線用遮断器20から誘導電動機40へ至る配線(回路)に計器用変流器(CT)30による電流センシング、および電圧センシングを行うフローへと移行し、以下同じフロー遷移を続ける。
一方、所定の範囲(閾値)を超えていない場合には、ステップS295へ遷移し、他の負荷損(機械損+浮遊損)または他の負荷損の情報に基づく稼働する回転機器110の状態を表示部180に表示する。所定の範囲内で回転機器が動作しているため、表示部180には他の負荷損を表示しない処理とすることもできる。他の負荷損の情報に基づく回転機器110の状態の特定方法は後述する。
図4では本回転機器を診断するシステムが、負荷損を用いて回転機器110の状態を示すユーザーインターフェースの図である。図2に示すシステムのブロック図、図3に示すシステムフローチャートにて他の負荷損(機械損+浮遊損)を演算した例であって、負荷120がポンプである場合の例を示す。
図4では、横軸が負荷120であるポンプの経過時間(稼働時間),縦軸が図3に示すフローチャートにて他の負荷損(機械損+浮遊損)を演算しプロットしたものである。
エリア300は通常運転状態、エリア310は負荷120であるポンプ部を交換している時間帯、エリア320では負荷120であるポンプ部交換後の他の負荷損(機械損+浮遊損)をプロットした例である。交換している時間帯はポンプを交換している間は回転機器110が稼働していないため、機械損+浮遊損はゼロである。
図4のように、負荷120であるポンプ部交換により、他の負荷損(機械損+浮遊損)が低減していることが示されている。
図5は回転機器110を診断するシステムが、逸脱範囲を設定するユーザーインターフェースを示す図である。図4をベースにした逸脱範囲の設定例であり、閾値330を任意で設定、表示し、演算結果である他の負荷損(機械損+浮遊損)と比較する例である。
これにより、逐次現在の他の負荷損(機械損+浮遊損)と閾値の差が一目で判断がつき、また閾値を超えた場合に通常とは異なる値として認識することができ、回転機器110の診断が行える。
図6は回転機器110を診断するシステムが製品負荷率であるカタログスペックの有効電力と力率と効率との関係を用いて他の負荷損(機械損+浮遊損)を特定する方法をグラフを用いて原理を説明する図であり、図3のフローチャートの処理を補足する図である。
図6の横軸は有効電力(出力)、横軸は力率、および効率を示す。横軸は有効電力(出力)でも良いし回転機器110の定格出力に対する負荷率で表しても良い。
曲線400は予め製造者が提供する製品仕様に基づく製品負荷特性160の有効電力(出力)(または負荷率)に対する力率情報から近似線を引いた負荷率-力率特性曲線である。製品負荷特性160の負荷率と力率から複数点プロットし、プロットした各点を通過するように曲線で結んだものである。つまり、実測値を用いて特定したプロットする点ではなく、メーカが提供する製品負荷特性160の情報からプロットした点を結んだあるいは点を通過するように描いた曲線である。
曲線410は予め製造者が提供する製品仕様に基づく製品負荷特性160の有効電力(出力)(または負荷率)に対する効率情報から近似線を引いた負荷率-効率特性曲線である。曲線410を描く際に用いる点のプロットは曲線400と同様であるが、効率を用いてプロットする点が異なる。
センシングされた電流、電圧情報から有効電力(入力)と力率を演算し、負荷率-力率特性曲線400上でプロットする。曲線400上でプロットした点から、出力有効電力は同じであるため、特定された曲線400の力率を効率として扱うために曲線420の点としてプロットする。この時点では有効電力(入力)と有効電力(出力)は等価とみなしプロットする。
次に、演算した力率は製品負荷特性160の力率と等価であると仮定し、負荷率-効率特性曲線410とともに430の点としてプロットする。つまり、曲線400の力率でプロットした点から、曲線400の効率に向かって図に示す矢印のように垂線を引き、曲線400で交差した点をプロットする。
この430の点により効率が特定できるので前述の演算による有効電力(入力)と効率により、有効電力(出力)を導き出す。有効電力(出力)と効率が特定できれば、負荷損(銅損+鉄損+機械損+浮遊損)が求められる。
負荷損(銅損+鉄損+機械損+浮遊損)の内、銅損は予め製造者が提供する製品仕様で明記されており、負荷率の二乗に比例する特性を持っているため特定が可能である。
Figure 0007312670000003
つまり、負荷損(銅損+鉄損+機械損+浮遊損)から銅損を除した負荷損(鉄損+機械損+浮遊損)として次に示す式から算出できる。
Figure 0007312670000004
Figure 0007312670000005
Figure 0007312670000006
また、鉄損は予め製造者が提供する製品仕様で明記されていればそのまま除して他の負荷損(機械損+浮遊損)が算出可能である。もし、鉄損が予め製造者が提供する製品仕様で明記されていない場合には、回転機器110に負荷を接続しない状態で電源を供給した時の有効電力(入力)を計測し、計測結果を鉄損と等価であると扱うことで、銅損を除した負荷損(鉄損+機械損+浮遊損)からさらに等価とした鉄損を除して他の負荷損(機械損+浮遊損)が次式にて算出可能となる。
Figure 0007312670000007
図7は、回転機器の制御部155による回転機器の周波数制御を行う例のブロック図を示す。図2の応用版である。
誘導電動機40などである回転機器110には、回転機器110が駆動する負荷120が示される。この回転機器110を周波数制御により回転数を制御するための回転機器の制御部155を接続する。また、負荷120を駆動する回転機器110の状態を検出する検出部130を有し、検出部130が検出した回転機器110の状態を記憶部140に対して周波数特性160aとして記憶させる制御部150が設けられる。制御部150は、記憶部140に記憶された周波数特性160aの情報から所定の処理を行い、その演算結果を表示部180にて表示する。図2との違いは、記憶部140に記憶されるじょうほうが周波数特性160aである点である。
この図では回転機器の制御部155と検出部130が別々に記されているが、回転機器の制御部155自体に検出部130の機能を包括していても良い。
また図2でも記載した通り、周波数特性の検出方法は、電圧や電圧の情報から検出することも可能である。
図8は、図7のブロック図システム構成の処理をフローチャート図で示したものである。
本実施例の回転機器を診断するシステムの処理の始めはSTART処理であるステップS500から始まる。ステップS510では検出部130から得た周波数をセンシングする。ステップS520で周波数情報を周波数特性160aとして記憶部140に記憶する。ステップS530では第一の所定の周波数から第二の所定の周波数へと到達した時間を計算し記憶部140に周波数特性160aとして記憶する。なお、所定の周波数とは、複数存在してもよい。
ステップS540ではステップS530で計算した到達時間を所定の範囲(閾値)を超えたかどうか判断するプロセスであり、閾値を超えた場合はステップS550で所定の範囲(閾値)を超えた旨と、[周波数到達時間]を表示部180に表示後、ステップS510の周波数センシングに戻る。
ステップS540で所定の範囲(閾値)を超えていない場合は、[周波数到達時間]を表示部180に表示後、ステップS510の周波数センシングに戻る。
図9は、図7のブロック図,図8のフローチャート図で説明した回転機器110をインバータ等(回転機器110の制御部155)で制御する場合、どのようにして回転機器110、および負荷120のを含めた診断をするかユーザーインターフェースを用いて説明する図である。
図9の横軸は周波数、縦軸は周波数到達時間を表す。例えば、回転機器110の回転周波数が35Hzを起点に50Hzまで到達する時間を計測し本図にプロットする。回転機器110の稼働状態において、35Hzを起点に50Hzまで到達する挙動をとる局面が何回かあるとした場合、同様に到達時間をプロットする。同様に20Hzを起点に45Hzへの変更等、回転機器110が実際に稼働する回転周波数における同一条件の到達時間を計測しプロットする。
そうした場合、経年的に回転機器110、および負荷120の機械損が増加していった場合、同一条件の到達時間が長くなる傾向になる。
その傾向を利用し、600に示す逸脱エリアを設けることにより回転機器110、および負荷120を含めた診断を行うことが可能となる事例である。本実施例では、様々な周波数変換を行った場合に、2.0秒以内であれば正常動作であり、2.0を超えた場合には正常ではない状態として逸脱エリアに属することを示す例である。つまり、33Hzから43Hzへ変更した場合と、75Hzから46Hzへ変更した場合には、2.0秒以上の周波数変換に時間を要しているため、何らかの正常ではない状態であることが示される。
次に、回転機器110、および負荷120のを含めた診断を行う事例を、製品負荷率であるカタログスペックの有効電力と力率との関係グラフである図10、図11を用いて実施例3を説明する。
図10、図11の横軸は回転機器110の定格出力に対する負荷率、横軸は力率、および効率を示す。
横軸は回転機器110の定格出力に対する負荷率でも良いし有効電力(出力)で表しても良い。
曲線400は図6と同様に予め製造者が提供する製品仕様に基づく製品負荷特性160の負荷率(または有効電力(出力))に対する力率情報から近似線を引いた負荷率-力率特性曲線である。曲線400は、製品負荷特性160の負荷率と力率から複数点プロットし、プロットした各点を通過するように曲線で結んだものである。
つまり、曲線400は、実測値を用いて特定したプロットする点ではなく、メーカが提供する製品負荷特性160の情報からプロットした点を結んだあるいは点を通過するように描いた曲線である。
一方、図10に示される求められた状態710は、負荷率-力率特性曲線400が描かれたグラフ上にセンシングされた電流、電圧情報から有効電力(入力)と力率を演算してプロットされた曲線である。求められた状態710は、この時点では有効電力(入力)と有効電力(出力)は等価であるとみなしプロットする。
図11ではプロット点の動きを説明する。エリア720は通常運転状態、エリア730は負荷120であるポンプ部を交換後の真空度を上げている状態、エリア740では負荷120であるポンプ部交換後に真空度を確保し通常の運転状態を表す。
この図11の負荷率-力率特性プロット線710から診断観点で得られる知見は2つである。一つはポンプ部交換により通常運転時の負荷率が軽減されることである。エリア720からエリア740に移行していることからそれが判る。
これは、ポンプ部交換により機械損等が軽減され負荷率が下がったものである。
逆説的に考えれば、エリア740が初期の通常運転状態と考え、回転機器110、およびポンプ部等の機械損等が増えていくとエリア720まで移行することを意味している。よってこの負荷率-力率特性プロット線710を管理することにより、回転機器110、およびポンプ部等の診断が行えることになる。
ポンプを交換した前後の状態で稼働状況を図11に示すように表示し、表示された情報に基づいて、ユーザがポンプを交換する前の状態をエリア720,過渡状態のエリア730,真空度が高くリフレッシュし安定した運用状態であるエリア740を特定することができる。エリア720から740は表示部に表示された求められた状態710を確認しつつ、ユーザ自身がエリアを設定してもよい。
また、例えば、力率と負荷率がゼロの点からエリア730と思わしき領域に至るまでには直線に近い領域が存在するため、ポンプの立上げ状態であると考えられる。その後、エリア730のように負荷率と力率が変化する領域があるので線形領域と非線形領域であることが特定できるため線形領域以外をエリア730と自動で設定することも可能である。
交換前後のみならず、運用時間が一定時間を超えた場合にエリア720等を再設定することもでき、再設定した情報を用いてポンプを監視することによって、より実際の稼働状態を考慮したポンプの状態を診断することが可能となる。
従来の閾値の設定では、通常状態をエリア740が正常動作であると設定することになるが、この場合は、ポンプの交換後の実測値がエリア720に存在するため、交換直後は故障の兆候や予兆であると判断されることとなる。これにより、診断システムはアラートが出続けることになり、本来確認すべき予兆を見逃す場合がある。本発明の診断システムは実際の稼働状態から異常の兆候や予兆を特定することができる。
図11から得られるもう一つの特徴は、ポンプ部交換後に真空度を上げる過渡的状態の挙動であるエリア730の存在である。
配管内を含めたポンプ部の真空度の確保を確認するためには従来技術として真空圧センサを用い計測して判断していた。
しかし、負荷率-力率特性プロット線710の挙動から、負荷率-力率特性曲線400を下回ったエリア730、具体的に言うとエリア740よりも負荷率が低く、かつ力率も低いエリア730を中心にプロットしている間は真空度が確保できていない事を示している。ポンプの部品交換後には流路の一部に空気が入って真空度が下がることになるが、この場合は、流体に比べて空気は密度が低い状態の流路を引き上げる動作を行うためポンプのトルクが下がる事により負荷率が低くなる。また、負荷率が下がるため力率も下がる。
つまり、モータだけの特性を見た場合には、ポンプの部品交換後の特負荷率と力率をプロットした位置が曲線400から離れた場合には正常ではないと判断されることになるが、空気が入った過渡状態のエリア730であっても、過渡状態としては正常であることが特定できる。このように、これまで閾値だけを見た場合には異常、異常の兆候や予兆と判断されていた状態であっても、ポンプの動作を考慮することで部品交換後の正常エリア740に至るまでの過渡状態であるエリア730も正常であることが特定でき、ポンプの状態が過渡状態エリア730に属する場合にはアラートを発砲しないように設定することができる。
このように、ポンプ等の実施あの負荷率と特性をグラフとして描くことで、例えば真空ポンプのような対象機器または対象システムが正常ではない状態を特定することができる。従来の真空度センサを用いた確認方法の代替えになり得る方法と言える。別途真空度センサを設けずともポンプの状態を特定することができる。
図12は、図1の診断システムを応用し複数台の誘導電動機40を診断するシステムの例である。
一般的に分電盤10には複数台の配線用遮断器20が並び、各誘導電動機40,負荷50へと接続されている場合が多い。その場合も図1と同様に、配線用遮断器20毎に計器用変流器(CT)30を実装し誘導電動機40の電流を検出する。また、複数台の計測装置80は計器用変流器(CT)30(以下、単にCT30とも呼ぶ)が検出した電流を測定し,測定された電流をデータ収集装置70にて収集する。これらの機器を制御する中央処理装置90を有するシステムである。計測装置80は、CT30が検出した電流のみならず、電圧や電圧の周波数等の他の情報を計測することも可能である。
データ収集装置70は、複数台の計測装置80が計測した諸電気量のデータを収集するものである。中央処理装置90は、データ収集装置70と通信を行い、諸電気量のデータの表示、または、後述の通常とは異なる特性を判断した場合に異常と表示する表示部等を有する。
この図では複数台の計測装置80が1台のデータ収集装置70へと接続しデータ収集装置70で一括に複数台の計測装置80のデータを収集している例となっているが、1台の計測装置80が複数の誘導電動機40の電流を検出する構成も考えられる。
また、複数台の計測装置80に対し複数台のデータ収集装置70とが接続,データ収集し、中央処理装置90へと接続する構成も取れる。つまり、複数台の誘導電動機40を監視することができる。
上記実施例によれば、誘導電動機に電力を供給している電流等の情報により誘導電動機の保全診断することができ、一般的に配電盤、もしくは分電盤で複数台の誘導電動機の情報をまとめて収集することができ、システム化し易い効果がある。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、様々の変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
10:分電盤、20:配線用遮断器、30:変流器(CT)、40:負荷、50:誘導電動機、70:データ収集装置、80:計測装置、90:中央処理装置、110:回転機器

Claims (11)

  1. 負荷が接続される回転機器と、前記回転機器が稼働する状態の稼働負荷特性を検出する検出部と、を有する回転機器の診断システムにおいて、
    予め記憶部には、前記回転機器の製造者が提供する製品仕様に基づく製品負荷特性が記憶されており、
    制御部は、前記検出部により検出された前記稼働負荷特性を前記記憶部に記憶させ、
    前記製品負荷特性と前記稼働負荷特性とを用いて銅損以外の負荷損を特定し、
    前記銅損以外の負荷損が所定の範囲を超えた場合に、前記稼働負荷特性が通常とは異なる特性であることに基づいた情報を表示部に表示させること
    を特徴とする回転機器の診断システム。
  2. 請求項1に記載の回転機器の診断システムにおいて、
    前記銅損以外の負荷損には、機械損、浮遊損、または、鉄損のいずれか一つ以上を含むこと
    を特徴とする回転機器の診断システム。
  3. 請求項1に記載の回転機器の診断システムにおいて、
    前記異なる特性は特定された前記銅損以外の負荷損に基づいて特定された前記回転機器の状態であること
    を特徴とする回転機器の診断システム。
  4. 請求項1に記載の回転機器の診断システムにおいて、
    前記所定の範囲は、過去に特定された前記銅損以外の負荷損を用いて特定されること
    を特徴とする回転機器の診断システム。
  5. 請求項1に記載の回転機器の診断システムにおいて、
    前記所定の範囲は、過去に特定された前記銅損以外の負荷損の時系列変化に基づいて推定または特定される将来の前記他の負荷損の値とすること
    を特徴とする回転機器の診断システム。
  6. 請求項2に記載の回転機器の診断システムにおいて、
    前記制御部は、前記回転機器の鉄損を特定し、
    前記銅損以外の負荷損は、特定された前記鉄損が除されることによって特定される機械損または浮遊損のいずれか一つ以上が含まれること
    を特徴とする回転機器の診断システム。
  7. 負荷が接続される回転機器と、前記回転機器が稼働する状態の稼働負荷特性を検出する検出部と、を有する回転機器の診断システムにおいて、
    予め記憶部には、前記回転機器の製造者が提供する製品仕様に基づく製品負荷特性が記憶されており、
    制御部は、
    前記検出部によって検出された前記稼働負荷特性を前記記憶部に記憶させ、
    前記稼働負荷特性から稼働状態の力率を示す稼働力率を算出し、
    算出された前記稼働力率を、前記製品負荷特性に基づく有効電力に対する力率特性として扱うことで前記有効電力に対する力率特性と前記力率特性に対応する有効電力を特定し、
    特定された前記対応する有効電力を、前記製品負荷特性に基づく有効電力に対する効率特性の有効電力として扱うことで前記稼働負荷特性の効率を特定し、
    特定された前記稼働負荷率の効率と、前記対応する有効電力と、を用いて前記稼働負荷特性の出力を特定し、
    前記出力から前記稼働負荷特性から銅損を減算することによって、銅損以外の負荷損を特定し、
    前記銅損以外の負荷損が所定の範囲外にある場合に、前記稼働負荷特性が通常とは異なる特性であることを特定すること
    を特徴とする回転機器の診断システム。
  8. 請求項7に記載の回転機器の診断システムにおいて、
    特定された前記銅損以外の負荷損の状態を用いて前記回転機器の状態を特定すること
    を特徴とする回転機器の診断システム。
  9. 請求項7に記載の回転機器の診断システムにおいて、
    前記銅損以外の負荷損は前記回転機器の摩擦損を含むものであって、
    前記制御部は、前記摩擦損の変化に基づいて前記回転機器が通常とは異なる状態で稼働されていることを特定すること
    を特徴とする回転機器の診断システム。
  10. 請求項7に記載の回転機器の診断システムにおいて、
    前記制御部は、前記回転機器の鉄損を特定し、
    前記銅損以外の負荷損は、特定された前記鉄損が除されることによって特定される機械損または浮遊損のいずれか一つ以上が含まれること
    を特徴とする回転機器の診断システム。
  11. 負荷が接続される回転機器と、前記回転機器には前記回転機器を制御する直流交流変換装置が接続され、前記回転機器が稼働する状態の稼働負荷特性を検出する検出部と、を有する回転機器の診断システムにおいて、
    予め記憶部には、前記回転機器の製造者が提供する製品仕様に基づく製品負荷特性が記憶されており、
    予め、制御部は、前記直流交流変換装置は前記回転機器が第一の状態から第二の状態となるよう制御した場合に、前記検出部が前記稼働負荷特性を検出することによって前記第一の状態から前記第二の状態へ変化するまでの時間である過去の変化時間を特定し、特定された過去の変化時間を前記記憶部に記憶させ、
    前記制御部は、前記過去の変化時間とは異なる前記回転機器が前記第一の状態から前記第二の状態へ変化するまでの時間が前記過去の変化時間に基づく所定の範囲外である場合に、前記回転機器が通常とは異なる状態で稼働していることを特定すること
    を特徴とする回転機器の診断システム。
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