いくつかの詳細な例示的な実施形態が本明細書で開示されている。しかしながら、本明細書に開示されている特定の構造面および機能面の詳細は、例示的な実施形態を説明することを目的とした単なる典型にすぎない。しかしながら、例示的な実施形態は、数多くの代替的な形態で具体化されることができ、本明細書に記載のいくつかの例示的な実施形態のみに限定されるものと解釈されるべきではない。
従って、例示的な実施形態は、様々な修正および代替的形態が可能である一方で、その例示的な実施形態は例として図面に示されており、本明細書で詳細に説明される。しかし当然のことながら、開示された特定の形態に対する例示的な実施形態に限定する意図はなく、反対に、例示的な実施形態は、例示的な実施形態の範囲の中に収まるすべての修正、均等物、代替物を網羅するものである。同様の数字は、図の説明の全体を通して同様の要素を指す。
当然のことながら、要素または層が別の要素もしくは層「の上にある」、「に接続される」、「に連結される」、または「を覆う」と言及される時、これはもう一方の要素もしくは層の上に直接ある、それに直接的に接続される、それに直接的に連結される、またはそれを直接的に覆う場合があり、あるいは介在する要素もしくは層が存在してもよい。対照的に、要素が別の要素もしくは層「の上に直接ある」、「に直接的に接続される」、または「に直接的に連結される」と言及される時、介在する要素もしくは層は存在しない。同様の数字は、本明細書の全体を通して同様の要素を指す。本明細書で使用される場合、「および/または」という用語は、関連する列挙された項目のうちの一つ以上のいくつかの、またはすべての組み合わせを含む。
当然のことながら、第一の、第二の、第三のなどの用語は、様々な要素、構成要素、領域、層、および/またはセクションを記述するために本明細書で使用されてもよいが、これらの要素、構成要素、領域、層、および/またはセクションはこれらの用語によって限定されない。これらの用語は、一つの要素、構成要素、領域、層、またはセクションを別の領域、層、またはセクションと区別するためにのみ使用される。従って、以下で説明されている第一の要素、構成要素、領域、層、またはセクションは、例示的な実施形態の教示内容から逸脱することなく、第二の要素、構成要素、領域、層、またはセクションと呼ぶこともできる。
空間的関係の用語(例えば、「下に」、「下方に」、「下部」、「上方に」、「上部」、およびこれに類するもの)は、図中で図示する際に、一つの要素または特徴と他の要素または特徴との間の関係を説明しやすくするために本明細書で使用されてもよい。空間的関係の用語は、図に描写されている方向に加えて、使用時または動作時に装置の異なる方向を包含することが意図されていると理解されるべきである。例えば、図中の装置をひっくり返した場合、他の要素または特徴の「下方に」または「下に」と説明されている要素は、その後は他の要素または特徴の「上方に」方向付けられることになる。従って、「下方に」という用語は上方および下方の両方の向きを包含する場合がある。装置は、別の方法で(90度回転して、または他の向きで)向きが決められる場合があり、本明細書で使用される空間的関係の記述語は適宜に解釈される。
本明細書において「約」または「実質的に」という用語を数値と組み合わせて使用する場合、それに伴う数値が、述べられた数値の前後±10パーセントの公差を含むということを意図する。「最大~まで」という表現は、ゼロから、その表現した上限までの量およびそれらの間にあるすべての値を含む。範囲を特定する時、その範囲はそれらの間にあるすべての値(例えば0.1パーセントずつに異なる値)を含む。その上、「一般に」および「実質的に」という単語が幾何学的形状に関連して使用される時、その幾何学的形状の正確さは要求されないが、形状の許容範囲が本開示の範囲内であることが意図される。実施形態の管状要素は円筒状であってもよいが、正方形、長方形、楕円形、三角形、およびその他などの、その他の管状の断面形態も意図される。
本明細書で使用される用語は、様々な例示的な実施形態を説明する目的のみのものであり、例示的な実施形態の制限を意図しない。本明細書で使用される単数形「一つの(a)」、「一つの(an)」、および「その(the)」は複数形も含むことが意図されているが、文脈によって明らかにそうではないことが示される場合は、その限りではない。「含む(includes)」、「含む(including)」「備える(comprises)」、および/または「備える(comprising)」という用語は本明細書で使用される時、述べられた特徴、整数、工程、動作、要素、および/または構成要素の存在を特定するが、一つ以上の他の特徴、整数、工程、動作、要素、構成要素、またはこれらの群の存在または追加を除外しないことがさらに理解されるであろう。
例示的な実施形態は、例示的な実施形態の理想的な実施形態(および中間構造)の概略図である断面図を参照して本明細書で説明される。このように、例えば、製造技法および/または許容差の結果として得られた図の形状からの変化が予想される。従って、例示的な実施形態は、本明細書に図示された領域の形状を限定するものとして解釈されるべきでなく、例えば製造の結果としてもたらされる形状の逸脱を含むものである。
別の方法で定義されない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術的用語および科学的用語を含む)は、例示的な実施形態が属する当該技術分野の当業者が一般的に理解しているものと同じ意味を有する。用語(一般的に使用されている辞書で定義された用語を含む)は、関連する技術分野の文脈でのそれらの用語の意味と一致する意味を有するものと解釈されるべきであり、理想的なまたは過度に正式な意味で解釈されないが、本明細書で明示的にそのように定義されている場合はその限りではないことがさらに理解されるであろう。
図1Aは、いくつかの例示的な実施形態によるセンサー装置の斜視図である。図1Bは、いくつかの例示的な実施形態による図1Aのセンサー装置の側面図である。図1Cは、いくつかの例示的な実施形態による図1Aのセンサー装置の正面図である。図1Dは、いくつかの例示的な実施形態による図1Aのセンサー装置の底面図である。図1Eは、いくつかの例示的な実施形態による図1Aのセンサー装置の上面図である。図1Fは、図1Eの線IF-IF’に沿ったセンサー装置の断面図である。図1Gは、図1Eの線IG-IG’に沿ったセンサー装置の断面図である。
まず概して図1A~1Gを参照すると、流体をその流体導管を通して方向付けるように構成され、さらに、流体導管と流体力学的接触している位置における、周囲環境の周囲圧力に対する圧力の変動を監視することに基づいて、流体導管を通した流体の流量を示すセンサーデータを生成するように構成される、センサー装置100が示される。
以下でさらに説明する通り、センサー装置100は、周囲圧力(例えば、外部要素の入口における圧力)と、それを通して流体が引き出される、センサー装置100の流体導管と流体力学的接触している位置における、単一の、個々のセンサー装置によって生成されるデータを介したセンサー装置100の出口における圧力との圧力差を判定することに基づいて、センサー装置100を通して(例えば、それに結合される外部要素から)引き出された流体の流量および/または量の、比較的高精度のリアルタイム、または準リアルタイムデータ表示を提供するデータ(「情報」)を生成するように構成される、比較的コンパクトな構造を提供しうる。以下にさらに説明する通り、センサー装置100は、周囲圧力を推定することに基づいて、流体導管を通して流れる流れの流量を判定するのにも利用されうる、圧力差を判定しうる。センサー装置100は、流体導管を通した低減された、および/または無視できる流体の流れに関連付けられた条件の間に流体導管と流体力学的接触している位置の圧力を監視することに基づいて、周囲圧力を判定しうる。結合された外部要素は、それを通した流体の流れの固有の引き出し抵抗(「RTD」)に関連付けられうるため、センサー装置100は、結合された外部要素の固有の(「潜在的な」)RTDを活用して、外部要素からの無視できる、および/または最小の流体の流れに基づいて周囲圧力を判定し、さらに、外部要素からの流体の引き出しの間の流体導管内の圧力を監視すること、および監視された圧力を判定された周囲圧力と比較することに基づいて、外部要素からの流体流量を示すデータを生成しうる。
センサー装置100は、単一の(「個々の」)センサーデバイスを利用するため、センサー装置100は比較的コンパクトな構造を有しうる。さらに、センサー装置100は、ある位置にセンサーデバイスを含みうるが、ここでセンサーデバイスは、流体導管の直径を部分的にまたは完全に塞がず、この結果、流体導管は、センサー装置100が外部要素に結合されていない場合および/または時に、結合された外部要素を通して引き出される流体の流れに対して、結合された外部要素を通して引き出された流体の流量への、低減されたおよび/または最小化された影響を示しうる。言い換えると、流体導管は、流体導管を通した流体の最大流量が、外部要素に結合されているセンサー装置100がない外部要素から引き出されうる流体の最大流量未満となるように制限しうる、制限された直径を含まない。
さらに、センサー装置100は、センサー装置100によって生成される情報(例えば、センサーデータ、圧力差情報、流量情報、流体容積および/または質量情報等)を、センサー装置100のセンサーデバイスによるデータの生成に対してリアルタイムおよび/または準リアルタイムで伝達しうる無線通信インターフェースを含みうる。
センサー装置100は、単一の個々のセンサーデバイスのみを利用し、それによって、センサー装置100が比較的コンパクトな構造を有することを可能とするため、および/またはセンサーデバイスが、流体導管と流体力学的連通しているために流体導管を少なくとも部分的に塞がないため、センサー装置100の構造は、外部要素からの流体引き出しを監視することを可能にしうると同時に、例えば、流体導管を通した流体の最大流量を、外部要素に結合されたセンサー装置100がない外部要素から引き出されうる流体の最大流量未満に制限しないことによって、センサー装置100それ自体の流体引き出しのパラメータ(「特徴」)への効果(「影響」)を低減および/または最小化することを可能にしうる。無線通信インターフェースはさらに、外部要素からの流体引き出しへのセンサー装置100の低減された影響を可能にし、無線通信インターフェースは、センサー装置(およびそれ故に結合された外部要素)と、センサー装置によって提供された情報を収集および/または処理するのに使用される外部コンピューティング装置との間の有線通信リンクの省略を可能にする。
有線通信リンクの省略を可能にすることにより、センサー装置100および結合された外部要素(本明細書では「組立品」と言及される)は、低減された物理的および/または動作上の制限および/または制約で、操作および/または動作されうる。センサー装置100の比較的コンパクトな構造、および外部要素からの流体の流れへのセンサー装置100の低減された影響により、さらに、低減された物理的および/または動作上の制限および/または制約による、センサー装置および/または結合された外部要素の操作および/または動作が可能になりうる。
その結果、外部要素から引き出され、センサー装置100を通した流体に関する、センサー装置100によって生成されるセンサーデータは、外部要素がセンサー装置100に結合されていない時に外部要素から引き出された流体のパラメータ(「特徴」)のより正確かつ信頼性のある表示を提供しうる。こうした外部要素を通して引き出された流体の特徴は、外部要素からの流体引き出しのパターンを含みうる。こうしたパターン、およびそれに関連付けられた情報は、本明細書では「トポグラフィ情報」と言及される。
以下でさらに説明する通り、センサー装置100によって生成されるデータは、センサー装置100に結合された一つ以上の外部要素を通した流体引き出しの一つ以上のパターンを示すトポグラフィ情報を生成するのに利用されうる。上述の通り、センサー装置100は、外部要素がセンサー装置100に結合されていない時に外部要素から引き出された流体のパラメータ(「特徴」)のより正確かつ信頼性のある表示を提供するように構成されているため、センサー装置100は、外部要素がセンサー装置100に結合されていない時でも、外部要素からの流体の引き出しのパターンのより正確かつ信頼性のある表示を提供するトポグラフィ情報の生成および監視を可能にする。
本明細書に記載の「流体」とは、固定形状を有さず、剪断応力印加下で連続的に変形(「流れる」)ように構成された物質を含みうる。流体は、液体(例えば、液体「相」、液体「状態」にある等)である物質、ガスである(例えば、ガス「相」、ガス「状態」にある)物質、混合物、溶液、乳濁液、懸濁液、および/または共通または異なる相(「状態」)にありうる一つ以上の別個の物質のコロイド、それらの組み合わせ等を含みうる。流体が混合物を含む場合、混合物の一つ以上の物質は、混合物の溶解相または分散相であってもよく、混合物の一つ以上の物質は、混合物の分散媒体(「混合相」)であってもよい。混合物である流体の、溶解相または分散相および混合相は、共通または異なる相を有しうる。
例えば、流体は、異なる液相物質の液体および/または乳濁液であってもよい。別の実施例では、流体は、その用語が通常理解される通り、「空気」を含む、異なるガス相物質(「要素」、分子化合物等)のガスおよび/またはガス混合物であってもよい。別の実施例では、流体は、ガス相物質(例えば、溶液、コロイド、及び/または懸濁液)中の液相物質の混合物であってもよい。別の実施例では、流体は、ガス相物質中の液体物質の懸濁液であり、センサー装置100に結合された外部要素内で発生するベイパーを含みうるが、こうしたベイパーは、本明細書では「発生したベイパー」と言及される。別の実施例では、流体は、上記発生したベイパーと、外部要素を通してセンサー装置へと引き出された外部流体(例えば、「空気」)の混合物を含みうるが、ここで流体は、外部流体によって外部要素からセンサー装置100を通して引き出されたベイパーを含みうる。
本明細書で言及される通り、流体の「流量」は、流体の質量流量、流体の容積流量、それらの組合せ等を含みうる。
さらに図1A~1Gを参照すると、センサー装置100はハウジング101を含む。ハウジング101は、少なくとも部分的にセンサー装置100の別個の部分を画定する複数の部分を含む。図1A~1Eに示すように、ハウジング101は、チャネル構造102-1およびセンサー構造102-2の両方を画定し、それぞれ以下にさらに説明する。
まずチャネル構造102-1を参照すると、ハウジング101は、センサー構造102-2の一方の端に入口105を画定し、さらに、センサー構造102-2の反対側の端に出口108を画定する出口部分104を含む。
図1E~1Gに示すように、チャネル構造102-1は、入口105から別個の開口部106(開口部106は、本明細書では互換的に「入口」とも言及されうる)まで延びる結合空間115を画定する一つ以上の内表面117を含む。以下でさらに説明する通り、結合空間115は、入口105を介して外部要素(例えば、eベイピング装置)を受けてこれと結合するように構成され、これによって流体が外部要素から開口部106の中へと引き出されうる。
図1E~1Gに示すように、チャネル構造102-1は、流体導管122を画定する内表面120を含む。少なくとも図1Gに示すように、流体導管122は、開口部106から出口108へと、チャネル構造102-1の内部を通して延びる。図1Gにさらに示すように、少なくとも部分的に流体導管122を画定するチャネル構造102-1の内径は、開口部106の近位にある位置よりも出口108の近位にある位置でより大きい場合があるため、流体導管122の直径は変化しうる。
次に概して図1A~1Gを参照すると、センサー装置100は、チャネル構造102-1で外部要素と結合するように構成されてもよく、これによって外部要素の一つ以上の出口が開口部106と流体連通しており、流体が外部要素の一つ以上の出口から開口部106を介して流体導管122を通って通過しうる(例えば、引き出されうる)。したがって、センサー装置100は、流体導管122を通して引き出された流体の流量を示すセンサーデータを生成するように構成され、それによって、外部要素の一つ以上の出口から外へ引き出された流体の流量を示すセンサーデータを生成しうる。
図1F~1Gに示すように、チャネル構造102-1は、外部要素の一つ以上の出口が、流体導管122の開口部106と流体連通するように、外部要素と結合するように構成された境界面130を含んでもよい。境界面130は、外部要素(例えば、以下で図2A~2Hに図示するeベイピング装置200)の出口端と取り外し可能に結合するように構成されうる。境界面130は、チャネル構造102-1の内表面117によって画定される上記結合空間115を含むが、ここで結合空間115は、外部要素の外径に対して、製造許容差および/または製造許容差内に対応する直径を有する。
図1F~1Gにさらに示すように、境界面130は、結合空間115の長軸方向軸と平行に延びる結合要素132を含む。結合要素132は、内表面117から突出して、結合空間115内へと入り、これによって結合要素132が、入口105を介して結合空間115内に挿入される外部要素の外表面と係合するように構成される。図2A~2Gに示し、そしてこれらを参照して以下にさらに説明する通り、外部要素の外表面と係合することに基づいて、結合要素132は、外部要素とチャネル構造102-1との間の摩擦嵌めを確立し、それによって、外部要素の出口が開口部106と隣接し、かつ開口部106と流体連通するように、外部要素を定位置に保持しうる。
図1Gにさらに示すように、そしてさらに少なくとも図2Gに示すように、チャネル構造102-1は、結合空間115内に挿入された外部要素の外表面と係合するように構成されたガスケット140を含みうる。ガスケット140は、こうした係合の結果としてガスケット140と外部要素の外表面との間に実質的な気密シールを確立するように構成されうるが、ここで「実質的な」気密シールとは、ガスケット140、チャネル構造102-1、および/またはガスケット140が係合する外部要素に関連付けられた製造許容差および/または材料許容差内の気密として言及される。
図1F~1Gをさらに参照すると、センサー装置100は、特定の位置で境界面130と結合する外部要素を保持するように構成された案内構造110を含んでもよく、これによって外部要素が、境界面130の長軸方向軸と整列されて位置付けられ、さらに、開口部106および流体導管122と整列して位置付けられる。
示されるように、案内構造110は、案内構造110の内部内の隙間空間111を画定する内表面119を含み、ここで隙間空間は、少なくとも外部要素の外径に対応する直径を有する。隙間空間111の直径は、いくつかの例示的な実施形態では、結合空間115の直径と一致してもよい。案内構造110は、内表面119に沿って延びる結合要素113をさらに含む。結合要素113は、結合要素132と同様、隙間空間111内に挿入される外部要素の外表面と係合するように構成される。
図2Gに示すように、外部要素の外表面と係合することに基づいて、結合要素113は、外部要素と案内構造110との間の摩擦嵌めを確立し、それによって、外部要素を定位置に保持しうる。案内構造110は、隙間空間111を通して外部要素を収容するように構成され、これによって外部要素が隙間空間111を通り、結合空間115を通って境界面130に延び、さらに、外部要素が、その一つ以上の出口において、チャネル構造102-1の開口部106と流体連通する。
いくつかの例示的な実施形態では、案内構造110は、センサー装置100の構造負荷を、案内構造110を通して挿入される外部要素、および境界面130に結合される結合空間115に移すように構成される。その結果、センサー装置100は、少なくとも案内構造110を介して外部要素によって構造的に支持されうる。センサー装置100は、いくつかの例示的な実施形態では、少なくとも境界面130を介して外部要素によって構造的に支持されうる。
図1A~2Gに示されるように、案内構造110は、実質的に円形のリング形状を有してもよく、これによって案内構造110が、案内構造110がセンサー装置100の構造負荷を係合された外部要素に移すように構成されうるように、円形の円筒形または実質的に円形の円筒形の形状を有する外部要素と物理的に係合するように構成されるが、ここで「実質的に円形」とは、「製造許容差および/または製造許容差内で円形」を意味するものと理解される。当然のことながら、いくつかの例示的な実施形態では、案内構造110は任意のリングの形状(例えば、三角形、長方形等)を有してもよく、これによって案内構造110が、任意の形状(例えば、三角形プリズム、長方形プリズム等)を有する外部要素を受けてこれを物理的に係合するように構成されうる。
さらに図1F~1Gを参照すると、センサー装置100は、ハウジング101の対応する部分によって少なくとも部分的に画定されるセンサー構造102-2を含む。特に、少なくとも図1F~1Gに示すように、ハウジング101の一部分は、センサー構造102-2の内部内のくぼみ空間153を画定する内表面152を含むセンサー構造102-2である。
図1F~1Gに示すように、いくつかの例示的な実施形態では、センサー装置100は、センサーデバイス172、プロセッサ174(本明細書では「処理回路」とも言及される)、メモリ176(本明細書では「記憶装置」とも言及される)、通信インターフェース178、および電源180を含む。
センサー装置100ーはさらに、成人eベイピング装置使用者の初期化インターフェース112との相互作用に基づいて、センサー装置100を選択的に初期化する(例えば、電源180からセンサー装置100の一つ以上の要素への電力の供給を有効化または無効化する)ように構成された初期化インターフェース112(「電力スイッチ」)を含みうる。センサー装置100は、電力インターフェース190と結合し、電力インターフェース190を介して電源180に電力を供給する有線導管(例えば、ユニバーサルシリアルバスケーブル)に基づいて、電力が電源180に供給されるように構成された電力インターフェース190をさらに含みうる。いくつかの例示的な実施形態では、電力インターフェース190は通信インターフェースを含み、これによって情報が、電力インターフェース190およびこれに結合された有線導管を介して、センサー装置100と外部装置(「別々に位置する装置」)との間に伝達されうる。例えば、電力インターフェース190は、センサー装置100と外部装置との間で情報および電力を伝達するように構成されたUSBインターフェースであってもよい。
センサー装置100は、電力インターフェース190を覆うように構成され、有線導管が電力インターフェース190に結合されていない時に、外部露出から電力インターフェース190を塞ぐように構成されたインターフェースカバー192をさらに含みうる。図示するように、インターフェースカバー192は長方形の形状を有しうる。しかし、当然のことながら、インターフェースカバー192は、多角形形状、円形形状、楕円形状、湾曲形状、卵形形状、それらの組合せ等を含む任意の形状を有しうる。いくつかの例示的な実施形態では、インターフェースカバー192は、センサー装置100に存在しない。
少なくとも図1F~1Gに示すいくつかの例示的な実施形態では、センサーデバイス172、プロセッサ174、メモリ176、通信インターフェース178、および電源180は、すべて少なくとも部分的にセンサー構造102-2内に位置する。しかしながら、図2Hに示し、これを参照して以下に説明する通り、上記要素のうちの一つ以上は、センサー構造102-2に対して少なくとも部分的に外部に位置してもよい(例えば、少なくとも部分的にチャネル構造102-1内に)。
センサーデバイス172は、センサーデバイス172の近位にある位置175における流体の圧力を測定するように構成される。言い換えると、センサーデバイス172は、「局所的な」流体圧力を測定するように構成される。センサーデバイス172は、圧力センサー、微小電気機械システム(MEMS)センサー等のうちの一つ以上であってもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、センサー装置100は、センサーデバイス172の近位にある位置175が流体導管122と流体力学的接触するように構成され、これによってセンサーデバイス172が、流体導管122と流体力学的接触している位置175における圧力を測定するように構成される。
例えば、図1Gに示すように、ハウジング101は、流体導管122とくぼみ空間153との間に延びる導管154を画定し、これによってセンサーデバイス172の近位にあり、かつ流体導管122とは分離しているくぼみ空間153の少なくとも一部分が、導管154と流体導管122との間の境界面の近位にある流体導管122の少なくとも一部分と流体力学的接触する。
センサーデバイス172は流体導管122と流体力学的接触している位置175における圧力を測定するように構成されるため、センサーデバイス172は、それ自体が流体導管122と流体力学的接触しており、それゆえに流体導管122内の、および/または流体導管122を通した流体の圧力を測定するように構成される。
さらに図1F~1Gを参照すると、センサー装置100は、通信インターフェース178を介して、外部の、遠隔に位置する装置に情報を伝達するように構成されうる。通信インターフェース178は、任意の有線または無線ネットワーク通信装置であってもよい。例えば、通信インターフェース178は、無線ネットワーク通信トランシーバ(例えば、BLUETOOTH(登録商標)トランシーバ)であってもよい。センサー装置100は、通信インターフェース178を介して、情報の一つ以上のインスタンスを伝達しうる。情報は、センサーデバイス172によって生成されたセンサーデータ、センサーデバイス172によって生成され、プロセッサ174によって処理された処理センサーデータ、プロセッサ174および/またはセンサーデバイス172によって生成された流体導管圧力差データ、プロセッサ174および/またはセンサーデバイス172によって生成された流体導管流量データ、それらの組み合わせ等でありうる。いくつかの例示的な実施形態では、通信インターフェース178は、外部要素への通信リンクを介して、外部要素を出る流体(例えば、発生したベイパーと外部流体の混合物)の流量、圧力差、流体引き出しの間に導管を通して引き出された流体の現在までの総量、それらの組み合わせ等のうちの少なくとも一つのリアルタイムまたは準リアルタイム表示を提供するセンサーデータストリームを伝達しうる。
図2Aは、いくつかの例示的な実施形態による、センサー装置およびeベイピング装置を含む組立品の斜視図である。図2Bは、いくつかの例示的な実施形態による図2Aの組立品の正面図である。図2Cは、いくつかの例示的な実施形態による図2Aの組立品の側面図である。図2Dは、いくつかの例示的な実施形態による図2Aの組立品の底面図である。図2Eは、いくつかの例示的な実施形態による図2Aの組立品の上面図である。図2Fは、図2Eの線IIF-IIF’に沿った組立品の断面図である。図2Gは、図2Eの線IIG-IIG’に沿った組立品の断面図である。
図2A~2Gに示すように、センサー装置100は、eベイピング装置200である外部要素と結合して、組立品300を確立しうる。図4A~4Bを参照してさらに以下に説明したeベイピング装置200は、ベイパーを発生し、ベイパーを、eベイピング装置200の一つ以上の出口から外へ方向付けるように構成されうる。
図4A~4Bを参照して以下でさらに説明する通り、eベイピング装置200は、一つ以上の入口および一つ以上の出口を含んでもよく、これによってeベイピング装置200は、外部流体(例えば、空気)がeベイピング装置200を通して周囲環境から引き出され、さらに、eベイピング装置の一つ以上の入口からeベイピング装置の一つ以上の出口へと引き出されるように構成される。eベイピング装置200で発生したベイパーは、周囲環境から引き出された外部流体の少なくとも一部と共に、一つ以上の出口を通して引き出されうる。上述の通り、外部流体と、その一つ以上の出口を介してeベイピング装置200から引き出された発生したベイパーの混合物は、本明細書では、外部要素(eベイピング装置200)を通して少なくとも部分的に周囲環境から引き出された「流体」として単に言及されうる。
図2A~2Gに示すように、eベイピング装置200は、一つ以上の入口44および一つ以上の出口22を含みうる。eベイピング装置200の一つ以上の出口22は、eベイピング装置200の少なくとも一部分の内部を通して一つ以上の入口44と流体連通し、これによって外部流体(例えば、空気および/またはベイパー)が、eベイピング装置200の内部を通して、一つ以上の入口44を介して周囲環境310から、そして一つ以上の出口22を通してeベイピング装置200の外部へと、単独で、またはeベイピング装置200の内部内で発生したベイパーと組み合わせで引き出されうる。
本明細書で言及されるように、eベイピング装置200は、「先端」および「出口端」を有してもよく、ここでeベイピング装置200の「出口端」は、その中の一つ以上の出口22の存在によって区別され、eベイピング装置200の「先端」は出口端から遠位にある。
図2A~2Gに示されるように、eベイピング装置200は、eベイピング装置200の出口端が案内構造110の隙間空間111を通して挿入され、さらに、入口105を介してチャネル構造102-1の結合空間115内に挿入されるのに基づいて、センサー装置100と結合してもよく、これによってeベイピング装置200の出口端が境界面130と結合し、出口端における一つ以上の出口22が、流体導管122の開口部106と直接的に隣接し、これと直接流体連通して位置付けられる。
その結果、eベイピング装置200は、外部流体を一つ以上の入口44を通して周囲環境310からeベイピング装置200の内部を通して、そして一つ以上の出口22を通して引き出すことを可能にするように構成されるため、eベイピング装置200をセンサー装置100に結合することは、センサー装置100のチャネル構造102-1を、少なくとも部分的にeベイピング装置200を通して周囲環境310から、そして開口部106においてeベイピング装置200から引き出された流体を受けるように構成しうるが、ここで流体は、少なくとも部分的にeベイピング装置200を通して周囲環境310から引き出される。チャネル構造102-1は、流体を流体導管122を通してさらに方向付けてもよく、流体は、出口108を介してセンサー装置100の外へ方向付けられうる。
図2Gに示すように、境界面130は、eベイピング装置200の出口端と結合するように構成されてもよく、これによってガスケット140がeベイピング装置200の外側ハウジングと係合する。ガスケット140は、チャネル構造102-1とeベイピング装置200との間の気密シール、または実質的な気密シールを確立しうるが、ここで「実質的な気密」とは、「製造許容差および/または製造許容差内で気密」を意味するものと理解され、これによって一つ以上の出口22からの、そしてeベイピング装置200の外部にある結合空間115を通して入口105を通して戻る流体の流れが抑制される、または実質的に抑制される(例えば、製造許容差および/または製造許容差内で抑制される)。
図2Hは、いくつかの例示的な実施形態による組立品300の断面図である。
図2Hに示すいくつかの例示的な実施形態を含む、いくつかの例示的な実施形態では、センサー装置100は、チャネル構造102-1内に位置するセンサーデバイス172を含み、これによってセンサーデバイス172の流体導管近位表面173が少なくとも部分的に流体導管122を画定するチャネル構造102-1の内表面120と同一平面(「同一平面上)または実質的に同一平面(「実質的に同一平面上」)である。表面173は、内表面120と同一平面上または実質的に同一平面上にあると理解されうる。したがって、表面173および内表面120は集合的に、少なくとも部分的に流体導管122を画定する。
図2Hにさらに示されるように、センサーデバイス172は、表面173が少なくとも部分的に流体導管122を画定すると同時に、少なくとも部分的に流体導管122を画定するその他の表面(例えば、内表面120)と同一平面上または実質的に同一平面上となるように、チャネル構造102-1内に組み込まれるため、センサーデバイス172は、流体導管122の少なくとも特定の位置175における局所圧力を直接的に測定するように構成され、ここで位置175は、センサーデバイス172の少なくとも特定の近傍内の領域である。センサーデバイス172の流体導管近位表面173は内表面120と同一平面上または実質的に同一平面上であるため、センサーデバイス172の流体導管122を通した流体の流れへの効果(例えば、流れに対する閉塞)、したがってセンサーデバイス172の流体導管122を通したベイパーの引き出しへの効果が低減および/または最小化される。
図2Hにさらに示すように、センサーデバイス172は、一つ以上の通信回線199(例えば、導電性ワイヤー)を介して、センサー装置100のプロセッサ174、メモリ176、通信インターフェース178、および電源180に通信可能に結合されうる。
図1A~2Hを一般的に参照すると、そして特に図1Gおよび図2Gに具体的に示される要素を参照すると、外部流体210(例えば、空気)は、eベイピング装置200の一つ以上の入口44を介して、周囲環境310からeベイピング装置200の内部へと引き出されうる。以下でさらに説明する通り、eベイピング装置200は、外部流体210がeベイピング装置200の内部へと、そしてeベイピング装置200の内部を通して一つ以上の出口22へと引き出されるのに基づいて、ベイパーを発生しうる。図2Gに示すように、eベイピング装置200の内部内に引き出された外部流体210は、eベイピング装置200の内部で発生したベイパーと混合して、本明細書で流体220と言及される混合物を確立しうる。流体220は、eベイピング装置200の内部を通して、eベイピング装置200の一つ以上の出口22へと引き出されうる。いくつかの例示的な実施形態では、そして図4A~4Bを参照しながら以下でさらに説明する通り、流体220は、一つ以上の入口44を介して内部内に引き出された外部流体(例えば、空気)に加えて、eベイピング装置200の内部内で発生したベイパーを含みうる。
図1A~2Hに一般的に、および特に図2Gに戻って、eベイピング装置200の内部を通して一つ以上の出口22へと引き出される流体220は、一つ以上の出口22を通して、そして開口部106を介してチャネル構造102-1の流体導管122内に流体230として引き出されうる。流体230は、チャネル構造102-1によって方向付けられて、流体導管122を通して、そしてチャネル構造102-1の出口108を通して流れうる。
いくつかの例示的な実施形態では、eベイピング装置200は、周囲環境から、一つ以上の入口44を通り、eベイピング装置200の内部を通って、一つ以上の出口22を通してeベイピング装置を抜け出る、eベイピング装置を通した流体の固有の(「潜在的な」)引き出し抵抗(RTD)に関連付けられうる。その結果、eベイピング装置200を通して周囲環境310から引き出される流体220の圧力は、流体220がeベイピング装置200の内部を通過するのにつれて、周囲環境310の周囲圧力から降下しうる。eベイピング装置200の内部を通して引き出される流体の圧力降下は、流体がeベイピング装置200の内部を通して引き出されるレートに比例しうる。その結果、一つ以上の出口22を介してeベイピング装置200から引き出される流体230の圧力は、一つ以上の出口22を介してeベイピング装置200内に引き出される外部流体210の圧力未満となりうる。
対照的に、チャネル構造102-1は、外部要素(例えば、eベイピング装置200)の内部を通して、周囲環境310から出口22へと引き出される流体220の圧力降下に対して実質的に無視できる、圧力降下を、流体導管122を通して誘起するように構成されうる。
したがって、いくつかの例示的な実施形態では、流体導管122内の流体の測定された圧力は、それを通して流体が周囲環境310から流体導管122へと引き出されるeベイピング装置200の固有のRTDに基づいて、周囲環境310の外部流体210の周囲圧力未満でありうる。流体230の圧力と、外部流体210の圧力との間のこうした圧力差は、本明細書では「圧力差」と言及されうる。
いくつかの例示的な実施形態では、圧力差の大きさは、eベイピング装置200からの、そして流体導管122を通した流体230の流量に比例する。その結果、流体導管122を通した流体230の流量が無視できる場合および/または時、流体導管122内の流体230の圧力は、周囲環境310における周囲圧力(例えば、外部流体210の圧力)と同一である、または実質的に同一(例えば、製造許容差および/または製造許容差内で同一、および/または周囲環境における大気圧の通常の変動内)でありうる。
上述の通り、いくつかの例示的な実施形態では、センサーデバイス172は、流体導管122と流体力学的接触している位置175における、周囲環境の周囲圧力にに対する圧力の変動を監視することに基づいて、流体導管122を通過する流体の流量を示すセンサーデータを生成するように構成される。
いくつかの例示的な実施形態では、センサーデバイス172は、周囲環境310の周囲圧力の値を判定することに基づいて、こうしたセンサーデータを生成するように構成され、これによってセンサーデバイス172が、流体導管122と流体力学的接触している位置175において測定された圧力(本明細書では「P」と言及される、位置175における任意の所与の時間において測定された圧力)と、周囲圧力の判定された値(本明細書では「判定された周囲圧力」、「P1」、それらの組み合わせ等と言及される、任意の所与の時間における判定された周囲圧力の値)との間の判定された圧力差(「圧力差」、「ΔP」、それらの組み合わせ等)を示すセンサーデータを生成するように構成される。本明細書で言及される通り、値を「判定すること」は、値を「算出すること」(例えば、一つ以上の入力値を一つ以上の式に適用することによって)、および/またはルックアップテーブル(LUT)からの値にアクセスすること(例えば、一つ以上の入力値をルックアップテーブルに適用して、ルックアップテーブルにおける適用された一つ以上の入力値に関連付けられた一つ以上の出力値を特定および/または「アクセス」することを含みうる。
言い換えると、センサーデバイス172は、単独またはプロセッサ174と組み合わせで、位置175におけるある期間(以下にさらに説明する)にわたってセンサーデバイス172によって測定される局所圧力を監視することに基づく判定P1を可能にする。いくつかの例示的な実施形態では、センサーデバイス172は、センサーデバイス172におけるPを測定し、以下の式(1)によって示すようにΔPを算出することに基づいて、ΔPを判定しうる。
流体導管122を通した流体の流れに関連付けられた圧力差「ΔP」の判定に基づいて、流体導管122を通した流体230の流量が判定されうる。例えば、いくつかの例示的な実施形態では、流量は、圧力差「ΔP」を以下の式(2)などのベルヌーイの原理に関連付けられた式へ適用することに基づいて算出されうるが、ここで「Q」は流体導管122を通した流体の容積流量であり、「ε」は圧縮性媒体(例えば、ガス)に関連付けられた膨張率であり、「C」は流体導管122に入る流体の流れの未知の直径を、流体導管122の全径「d」に関連付ける流出係数であり、「β」は流体導管122に入る流体の流れの未知の直径に対する流体導管122の既知の直径の比であり、「ρ
1」は周囲環境における流体の密度である。
「C」、「β」、「ε」、「ρ
1」および「d」は定数値であり、流量Qは、圧力差「ΔP」、および以下の式(3)に示す、「C」、「β」、「ε」、「ρ
1」および「d」のうちの一つ以上に由来する算出された定数値「K」に基づいて算出されうる。
いくつかの例示的な実施形態では、上記定数値のうちの一つ以上は、局所温度および/または圧力に応じて変化しうる。従って、任意の所与の時間におけるKの値は、同じ時間において算出された値P
0および/またはPに基づいて算出および/または推定されうる。いくつかの例示的な実施形態では、センサー装置100は、センサー装置100に対する局所温度を測定するように構成された温度センサーを含んでもよく、任意の所与の時間におけるKの値は、測定された局所温度に基づいて判定され(例えば、ルックアップテーブルの使用を介して算出および/または特定され)うる。
別の実施例では、流量「Q」および/または定数値「K」は、一組の圧力差ΔP値および関連する流体流量Q値および/または定数値Kを含むルックアップテーブルにアクセスすることに基づいて判定されうる。ルックアップテーブルは、公知の経験的技術を介して、例えば、既知の流量の流体の様々なインスタンスを流体導管を通して方向付け、既知の流量の流体に関連付けられた対応する圧力差を算出して、流体流量Q値を算出することを介して、および/または既知の流量の流体の様々なインスタンスを既知の圧力差かつ様々な温度で流体導管を通して方向付け、対応する定数値Kを算出することに基づいて、別個に生成されうる。
当然のことながら、上記説明は、判定された圧力差に基づく流体導管122を通した流体230の容積流量Qの判定に関するが、流体導管を通した流体230の質量流量Mは、類似の方法を介して(例えば、ルックアップテーブルの使用を介して、流体230および/または流体導管122に関連付けられた既知の格納された定数値のさらなる適用に基づいて質量流量を判定するために、圧力差値を一つ以上の公知のアルゴリズムに適用することを介して)判定されうる。
いくつかの例示的な実施形態では、P1の値は、ある期間にわたって測定されたPの値を監視し、Pの値を数学的に処理することによって判定されうる。例えば、期間は、40秒の大きさであってもよく、処理することは、前の40秒内に測定されたPの値の算術平均値を判定することを含みうる。
P1の値はセンサー装置100の外部の周囲環境310の周囲圧力に対応するため、P1の値は、流体導管122を通した流体230の流れが実質的に存在しない(例えば、閾値の最小流量未満である、「無視できる」等)場合および/または時にPの値を処理することに基づいて判定される。流体導管122を通した流体230の流れが、その間に流体導管122を通した流体230の流れが実質的に存在しない時間の大きさに対して、比較的頻繁ではないと仮定される場合および/または時に、ある期間にわたって測定されたPの値を処理することは、同じ期間にわたって測定されたPの値に関連付けられた閾値マージンを超える値を有する、期間にわたって測定されたPの値を放棄(「省略」)することを含みうる。例えば、期間にわたって測定されたPの値は、期間にわたって測定されたPの値の統計分布(例えば、周波数分布、確率密度機能、確率分布、正規分布等)を生成するために使用されうる。
分布に関連付けられた一つ以上の閾値を超えると判定されたPの値(例えば、特定の期間にわたって測定されたPの値の生成された統計分布における、中央値Pからの一つ以上の標準偏差を超えると判定されたPの値)は、流体導管122を通した流体230の無視できない流れに対応し、したがって真の周囲圧力を示さない、外れ値として破棄(「省略」)されてもよく、残りの破棄されなかったP値を処理して(例えば、算術平均、中央値、それらの組み合わせ等の算出を介して)P1の値を判定しうる。
センサー装置100は、センサーデバイス172に加えて第二のセンサーデバイスを利用せずに、そしてさらにセンサーデバイス172が少なくとも部分的に流体導管122を塞ぐことなく、周囲圧力P1を推定するように構成されるため、センサー装置100は、流体導管122を制限することなく(例えば、オリフィスプレー流量計、ベンチュリ流量計等を介して)、そして単一の位置における圧力を測定する単一の圧力センサーの使用を介して、流体導管122を通した流体の流量Qを判定するように構成される。その結果、結果として得られるセンサー装置100は、センサーハードウェアが低減された、比較的コンパクトな構造を有する。さらに、流体導管122を制限するハードウェアが存在しないことにより、センサー装置100は、センサーハードウェア(例えば、オリフィスプレート流量計、流体導管122を通る流体230の最大流量をeベイピング装置に結合されたセンサー装置100が存在しない場合にeベイピング装置200から外へ引き出されうる流体230の最大流量未満に制限しうる、制限された直径を有する流体導管122等)が存在することによって外部要素(例えば、eベイピング装置200)から引き出される流体230の流量に影響を及ぼす、および/または流量を制限することなく流体230の流量を監視することが可能になる。
いくつかの例示的な実施形態では、所与の期間内に流体導管122を通して引き出された流体230の総量(例えば、質量、容積等)は、単に、同一の期間の間に流体に対して判定された質量流量および/または容積流量に基づいてある期間内に導管を通過する流体の総質量および/または総容積を判定する(例えば、「算出する」および/またはルックアップテーブルを介して特定する)ための公知の技術を介して判定されうる。例えば、所与の期間内に流体導管122を通して引き出された流体230の総質量または総容量は、1)期間に関連付けられた別個の判定された(質量または容量)流量それぞれに対して、流量値とそれぞれの流量値に関連付けられた特定の時間セグメントの乗算に基づいて流体の質量または容積の値を判定すること、および2)判定した質量値または容積値の合計を判定することに基づいて、判定されうる。別の実施例では、所与の期間中に流体導管122を通して引き出された流体230の総質量または総容積は、1)カーブフィッティングおよび/または回帰を(任意の多項式アルゴリズムを含む、任意の様々なタイプの公知のアルゴリズムを使用して)、期間中の様々な別個の時点において判定される一連の(質量または容積)流量値に適用して、少なくとも判定された流量値を概算する時間に基づいて流量のアルゴリズムを生成すること、および2)期間にわたるアルゴリズムの数学的積分を実施して、流体230の総質量または総容積値を判定することに基づいて、判定されうる。
いくつかの例示的な実施形態では、上記判定(例えば、一つ以上のルックアップテーブルテーブルの使用を介した「算出」および/または特定)は、メモリ176で格納された命令のプログラムを実行することに基づいて、そしてさらにセンサーデバイス172から受信したセンサーデータに基づいて、プロセッサ174によって行われうる。
上述の通り、そして図1A~2Hを参照すると、センサー装置100は、通信インターフェース178を介して、外部の、遠隔に位置する装置に情報を伝達しうる。通信インターフェースは、任意の有線または無線ネットワーク通信装置であってもよい。例えば、通信インターフェース178は、無線トランシーバ(例えば、BLUETOOTH(登録商標)トランシーバ)であってもよい。センサー装置100は、通信インターフェース178を介して、情報の一つ以上のインスタンスを伝達しうる。情報は、センサーデバイス172によって生成されたセンサーデータ、センサーデバイス172によって生成され、プロセッサ174によって処理された処理センサーデータ、プロセッサ174および/またはセンサーデバイス172によって生成された流体導管圧力差データ、プロセッサ174および/またはセンサーデバイス172によって生成された流体導管流量データ、プロセッサ174および/またはセンサーデバイス172によって生成された流体質量および/または容積データ、それらの組み合わせ等を含みうる。
図2Iは、いくつかの例示的な実施形態による組立品の断面図である。
図1A~2Hは、概して例示的な実施形態を参照して説明され、ここで組立品300のセンサー装置100は、単一の個々のセンサーデバイス172のみを含むが、当然のことながら、いくつかの例示的な実施形態では、センサー装置100は、複数のセンサーデバイスを含んでもよく、センサー装置100は、センサー装置100の複数のセンサーデバイスによって生成された処理センサーデータに基づいて、圧力差、流体流量、それらの組み合わせ等を判定するように構成されうる。
例えば、図2Iに示す例示的な実施形態では、組立品300は、流体導管122の別個の内部部分299Aおよび299Bと流体力学的接接触している複数のセンサーデバイス172Aおよび172Bを含むチャネル構造102-1を有する、センサー装置100を含みうる。図2Iにさらに示すように、チャネル構造102-1は、流体導管122内にオリフィス構造280を含みうるが、ここでオリフィス構造280は少なくとも一つのオリフィス282を含み、これによってチャネル構造102-1が、流体導管122を通して外部要素200から引き出した流体が、出口108に向かってオリフィス282を通過するよう方向付けるように構成される。オリフィス282は、流体導管122の直径281に対して低減された直径を有し、これによってオリフィス282が、少なくとも部分的に流体導管122の流れ面積を制限するように構成される。オリフィス構造280は、オリフィスプレート、ベンチュリノズル、それらの組み合わせ等を含む、関連技術で公知の任意の流れオリフィスまたは流体オリフィス構造を含みうる。
図2Iに示すように、外部要素200から引き出され、流体導管122の外部要素近位端において流体導管122内に入る流体230は、流体導管122の内部部分299Aを通して引き出されうる(例えば、流体導管122の内表面120、オリフィス構造280、および開口部106は集合的に、オリフィス構造280と開口部106との間にある流体導管122の一部分として内部部分299Aを画定しうる)。さらに示されるように、チャネル構造102-1は、導管154Aを介して流体導管122の内部部分299Aと流体力学的接触している(例えば、センサーデバイス172Aは、導管154Aを介して内部部分299Aと流体力学的接触している)近位空間175Aにおける局所圧力を測定するように構成された第一のセンサーデバイス172Aを含みうる。したがって、センサーデバイス172Aは、オリフィス構造280の「上流」にある流体導管122内の位置における流体230の圧力を測定するように構成される。
図2Iに示すように、外部要素から引き出された流体230は、流体240としてオリフィス構造のオリフィス282を通して引き出されうる。流体240は、オリフィス282を通して引き出されると、流体250として、流体導管の残りの部分(例えば、流体導管122の「出口近位端」)を通してさらに引き出されうる。
図2Iに示すように、オリフィス構造280から引き出され、流体導管122の出口近位端を通して引き出される流体250は、流体導管122の内部部分299Bを通して引き出されうる(例えば、流体導管122の内表面120、オリフィス構造280、および出口108は集合的に、オリフィス構造280と出口108との間にある流体導管122の一部分として内部部分299Bを画定しうる)。さらに示されるように、チャネル構造102-1は、導管154Bを介して流体導管122の内部部分299Bと流体力学的接触している(例えば、センサーデバイス172Bは、導管154Bを介して内部部分299Bと流体力学的接触している)近位空間175Bにおける局所圧力を測定するように構成された第一のセンサーデバイス172Bを含みうる。したがって、センサーデバイス172Bは、オリフィス構造280の「下流」にある流体導管122内の位置における流体250の圧力を測定するように構成される。
したがって、図2Iに示すように、センサー装置100は、流体導管122内のオリフィス構造280と、複数のセンサーデバイス172A~172Bとを含んでもよく、複数のセンサーデバイス172A~172Bのうちの少なくとも二つのセンサーデバイスは、オリフィス構造280の両側(例えば、それぞれ、内部部分299Aおよび299B)で流体導管122と流体力学的接触している。
図2Iは、導管154A~Bによって流体導管122から分離されたセンサーデバイス172A~172Bを示すが、当然のことながら、いくつかの例示的な実施形態では、センサーデバイス172A~Bのうちの一つ以上は、チャネル構造102-1内に位置してもよく、これによってセンサーデバイスの流体導管近位表面が、少なくとも部分的に流体導管122を画定するチャネル構造102-1の内表面120と同一平面(「同一平面上」)である、または実質的に同一平面(「実質的に同一平面上」)(例えば、製造許容差および/または材料許容差内で同一平面)である。
第一のセンサーデバイス172Aおよび第二のセンサーデバイス172Bのそれぞれは、それぞれの圧力測定値に基づいてセンサーデータを生成しうる。該圧力測定値は、一つ以上の通信回線199を介してプロセッサ174に伝達されてもよい。プロセッサ174は、センサーデバイス172A、172Bからのセンサーデータを処理することに基づいて、流体導管を通して引き出される流体(230、240、250)の流量を判定しうる。当然のことながら、オリフィス282を介して流体導管122を通して引き出される流体の流量(質量流量および/または容積流量)は、オリフィス構造の両側の圧力測定値を使用して流体流量を算出するために公知の技術を使用して、それぞれ内部部分299Aの流体230の圧力および内部部分299Bの内部部分の流体250の圧力に対応する測定された流体圧力を提供する、センサーデバイス172Aおよび172Bからのセンサーデータを使用して算出されうる。当然のことながら、オリフィス構造の両側の測定された流体圧力に基づいて、導管内の流体の流れを算出するための公知のアルゴリズムは十分に公知であるため、本明細書では省略する。
いくつかの例示的な実施形態では、複数のセンサーデバイスを含むセンサー装置100は、比較的コンパクトな構造を提供するように構成されうる。さらに、センサー装置100は通信インターフェース178を利用して引き出し記録(以下でさらに説明する)に関連付けられた情報を伝達しうるため、センサー装置100は、センサー装置100が存在しない場合の外部要素(例えば、eベイピング装置200)を通した流体引き出しに対応する流体引き出し特性の改善された表示を提供する、精度が改善されたトポグラフィ情報を生成、監視、および/または分析することを可能にしうる。
図3は、いくつかの例示的な実施形態によるセンサー装置の動作を示すフローチャートである。図3に図示した動作は、本明細書に記載のセンサー装置100のいずれかの実施形態の一つ以上の部分によって、全体的に、または部分的に実施されうる。例えば、図3に図示した動作は、センサー装置100のメモリ176に格納された命令のプログラムを実行する、センサー装置100に含まれるプロセッサ174に基づいて実施されうる。
S302で、局所圧力(「P」)が、センサーデバイス(例えば、センサーデバイス172)によって、センサー装置(例えば、センサー装置100)のチャネル構造(例えば、チャネル構造102-1)の流体導管(例えば、流体導管122)と流体力学的接触している位置(例えば、位置175)において測定される(例えば、位置175における圧力の大きさが測定される)。局所圧力の測定に基づいて、センサーデバイスは、センサーデータのインスタンスを生成しうるが、ここでセンサーデータのインスタンスは、測定された局所圧力の値(「大きさ」、「レベル」等)を示す情報を含む。
いくつかの例示的な実施形態では、センサーデバイスによって生成されるセンサーデータの所与のインスタンスそれぞれは、所与の測定においてセンサーデバイスによって測定された局所圧力の所与の大きさを示す情報に加えて、所与の測定値に関連付けられたタイムスタンプを示す情報(例えば、所与の測定値が生成された時点を示す情報)を含みうる。本明細書で「タイムスタンプ情報」および/または「タイムスタンプメタデータ」と言及されるこうした情報は、センサーデータの所与のインスタンスに含まれうる。センサーデバイスによって生成されるセンサーデータの各インスタンスは、メモリ(例えば、メモリ176)内に格納されうる。
いくつかの例示的な実施形態では、センサーデバイスによって生成されるセンサーデータは、当初はタイムスタンプ情報が省略しており、センサーデータは、センサーデバイスからプロセッサ(例えば、プロセッサ174)に送信され、ここでプロセッサは、タイムスタンプ情報をセンサーデータのインスタンスに追加するが、タイムスタンプ情報は、センサーデータがプロセッサにおいて受信される時点を示すタイムスタンプを含んでおり、さらに、センサーデータの修正されたインスタンスをメモリ内に格納する。
センサーデータは、データベースの形態で記憶装置に格納されうるが、ここでデータベースに格納されたセンサーデータの様々なインスタンスは、少なくともセンサーデータの各インスタンスの測定された局所圧力の大きさおよび/またはセンサーデータの各インスタンスの関連するタイムスタンプによって配置される。したがって、本明細書では「過去のセンサーデータ」とも言及されるセンサーデータの格納されたインスタンスは、タイムスタンプおよび/または関連する過去のセンサーデータの測定された局所圧力の大きさに基づいてアクセスされて処理/分析されうる。本明細書に記載のデータベースは、ルックアップテーブル(LUT)を含みうる。
S304で、ある期間にわたってセンサーデバイスによって測定され、関連するタイムスタンプ情報と共にセンサーデータの様々なインスタンスとして格納される過去の局所圧力値(「P」)を処理することに基づいて、センサー装置の外部の周囲環境の周囲圧力(「P1」)が判定される(例えば、周囲圧力の大きさ、値等が判定される)。
いくつかの例示的な実施形態では、周囲圧力の大きさは、過去の局所圧力測定値を処理して、流体導管を通した流体の、最小の、および/または無視できる流量に対応する測定された局所圧力の大きさを判定することに基づいて判定される。流体導管を通した流体の流量が最小および/または無視できる大きさである場合および/または時、周囲環境から流体導管への圧力降下(例えば、圧力差)が低減および/または最小化され、これによって流体導管と流体学的接触している位置における局所圧力の大きさが、周囲環境の実際の周囲圧力の大きさに一致または実質的に一致(例えば、製造許容差および/または製造許容差内で、および/または周囲環境の大気圧の通常の変動内で一致)しうる。
したがって、S304で、局所圧力の過去の測定値を処理することに基づく周囲圧力の判定は、選択された組の過去の局所圧力測定値を処理することを含みうる。組の過去の局所圧力測定値は、上述の通り、メモリ内に格納された一組の過去のセンサーデータによって表わされうる。いくつかの例示的な実施形態では、「組」の過去のセンサーデータは、特定の時間範囲内にあるタイムスタンプ(例えば、タイムスタンプ情報を含む)に関連付けられたセンサーデータのインスタンスを含む。特定の時間範囲は、現時点より前の特定の経過時間であってもよく、ここで経過時間の大きさは、特定の固定の大きさ(例えば、30秒、1分、5分、15分等)としうる。
その結果、いくつかの例示的な実施形態では、局所圧力の過去の測定値を処理することに基づく周囲圧力の判定は、過去のセンサーデータのデータベースにアクセスして、データベース内の、特定の時間範囲内のタイムスタンプに関連付けられた過去のセンサーデータの選択(「組」)を特定することを含みうる。
過去のセンサーデータの選択が処理されて、流体導管を通した最小の、および/または無視できる流体の流れに対応すると判定される、測定された局所圧力の大きさが判定されうる。こうした処理は、過去のセンサーデータの選択の測定された局所圧力の大きさの分布(例えば、正規化された分布)を生成することを含みうる。
処理はさらに、過去のデータの選択から、分布の測定された局所圧力の大きさの中央値からの特定の変動(例えば、一つの標準偏差、二つの標準偏差等)に関連付けられた測定された局所圧力の大きさを含むセンサーデータのインスタンスを省略することをさらに含みうる。こうした省略により、所与の十分に長い経過時間(例えば、少なくとも30秒の経過時間)内では、流体導管を通した流体の流れは主に無視でき、流体導管を通した流体の実質的な引き出しは、断続的であって、十分に長い経過時間の大きさと比較して、比較的短時間のものであるとの仮定に基づき、流体導管を通した流体の無視できない流れ(例えば、流体がセンサー装置を通して引き出されるとき)に対応する測定された局所圧力の除去が可能になりうる。
センサーデータの十分に変動するインスタンスを過去のセンサーデータから省略するのに伴い、過去のセンサーデータの残りの(省略されなかった)インスタンスが処理されて、周囲圧力の値(大きさ、レベル等)が判定されうる。処理は、周囲圧力値を、過去のセンサーデータの残りのインスタンスの測定された局所圧力値の算術平均として判定すること、周囲圧力値を、過去のセンサーデータの残りのインスタンスの測定された局所圧力値の中央値として判定すること、それらの組み合わせ等を含みうる。
いくつかの例示的な実施形態では、S304における動作で実施される周囲圧力判定は、周期的に、断続的に、連続的に、一つ以上のトリガイベントに応答して、それらの組み合わせ等で、繰り返されてもよい。例えば、図3に示すように、いくつかの例示的な実施形態では、周囲圧力値は、S302における新たな局所圧力の測定のそれぞれに応答して再び判定され(例えば、「再び算出され」)てもよい。その結果、判定された周囲圧力値は、新たな局所圧力測定それぞれで更新されて、比較的正確な周囲圧力値が維持されうる。
S306で、圧力差(「ΔP」)が、S302で測定される局所圧力値と、S304で測定される周囲圧力値との間の判定された差に基づいて判定される。図3に示すように、S306における動作は、S302で測定される局所圧力値、およびS302の局所圧力の測定に応答して、S304で測定される周囲圧力値に基づきうる。圧力差は、測定された局所圧力値から判定された周囲圧力値の単純な減算として判定されうる。圧力差は、判定された周知圧力値から測定された周囲圧力値の単純な減算として判定されうる。
S308で、S306で判定される圧力差の値(大きさ、レベル等)が、少なくとも特定の値閾(閾値レベル、閾値の大きさ等)を満たすかどうかに関する判定がなされる。こうした判定は、測定された局所圧力の判定された周囲圧力からの変動が、通常の周囲空気圧変動の結果である、または流体導管を通した流体の引き出しの結果であるかを判定するために実施されうる。いくつかの例示的な実施形態では、閾値の値は、特定の固定値(例えば、約1ミリメートルH2O~約0.1ミリメートルH2Oの値)である。いくつかの例示的な実施形態では、閾値の値は、判定された周囲圧力の値の割合であり、これによって、閾値の値は、判定された周囲圧力の変動に基づいて変動しうる(例えば、判定された周囲圧力の最大1パーセント(例えば、1パーセントまたは1パーセント未満)である閾値)。いくつかの例示的な実施形態では、閾値の値は、実証研究に基づいて判定されうる設計パラメータである。
S308における、圧力差値が少なくとも閾値を満たすとの判定、および動作S309における、流体引き出しの記録(「引き出し記録」)が開始していない(例えば、引き出し記録が現在開いていない)とのさらなる判定に基づいて、S310で、流体導管を通した流体の引き出しが開始したとの判定がなされる。その結果、流体引き出しの新たな記録(「引き出し記録」)が生成され(例えば、「開いた」、「作動した」等)、S302における測定された局所圧力に関連付けられたタイムスタンプが、所与の開いた引き出し記録に関連付けられた特定の流体引き出しの「開始時間」として引き出し記録に記録されうる。
S312で、圧力差(S306で判定される)が記録され、開かれた引き出し記録に入力される。引き出し記録中の各記録された圧力差は、圧力差に関連付けられたタイムスタンプ(例えば、S306で圧力差を判定するのに使用される、S302で測定される局所圧力に関連付けられたタイムスタンプ)に関連付けられうる。その結果、所与の引き出し記録は、一組のタイムスタンプおよび関連する圧力差値を含みうる。
S313で、S312で記録された圧力差のタイムスタンプと関連する、流体導管を通した流体の(質量および/または体積)流量が判定されうる。流量は、上述の式の使用を含む、様々な方法を介して判定され(例えば、一つ以上のルックアップテーブルの使用を介して算出、特定され)うる。
例えば、流量の判定は、上記に提示する一つ以上の式に含まれる一つ以上の定数値を利用して流量を算出することを含みうる。こうした定数値は、メモリに格納されてもよく、そしてアクセスされて、一つ以上の式への記録された圧力差値の適用に加えて、アクセスされた式に適用されて、流量値を算出しうる。
別の実施例では、流量は、一組の圧力差値および関連する流体流量値を含むルックアップテーブルにアクセスして、ルックアップテーブル中の一つ以上の特定の入力圧力差値(例えば、S306で判定される圧力差値)に関連付けられた流量値として流量を特定することに基づいて、判定されうる。ルックアップテーブルは、公知の経験的技術、例えば、既知の流量の流体の様々なインスタンスを流体導管を通して方向付け、既知の流量の流体に関連付けられた対応する圧力差を算出することによって生成されうる。
流量値が判定される場合および/または時、S313で、流量値が引き出し記録に記録されてもよく、これによって流量値が、記録された圧力差および/または記録された圧力差に関連付けられたタイムスタンプに関連付けられる。その結果、所与の引き出し記録は、一組のタイムスタンプと関連する圧力差値および/または関連する流体流量値とを含みうる。
S315で、引き出し記録によって表される所与の流体引き出しの間に流体導管を通して引き出される流体(例えば、ベイパー)の総量が判定されうる。例えば、S313で、流体引き出しの間の様々な時点(タイムスタンプで表される)における流体導管を通した流体の流量が判定されうるため、流体引き出しに関連付けられた流体の総量は、特定のタイムスタンプでマークされた経過時間内に流れた流量の総量を、その経過時間の間の流量の複数のタイムスタンプされた判定に基づいて判定する(例えば、一つ以上のルックアップテーブルの使用を介して算出および/または特定する)ための様々な公知の技術を通して判定されうる。
したがって、引き出し記録がなおも「開いている」間(例えば、流体が流体導管を通してなおも引き出されている間に)、所与の流体引き出しに関連付けられた流体の「現在までの」総量のリアルタイムまたは準リアルタイム表示が提供される。
引き出し記録に関連付けられた流体の総量を判定するための一つの方法は、時間可変アルゴリズム(例えば、変数の時間(例えば、x軸値)における流量(例えば、y軸値)を表す多項式アルゴリズム)を流量値および引き出し記録に記録された関連するタイムスタンプ値にカーブフィッティングし、さらに、ベイパー引き出しの開始および停止に関連付けられたタイムスタンプ値間のアルゴリズムの積分(およびその下の面積)を算出することを含みうる。
別の実施例では、引き出し記録に関連付けられた流体の総量を判定するための一つの方法は、流体流量値を、関連する流体流量値に関連付けられた所与の期間に対する流体の総量に関連付ける、ルックアップテーブルにアクセスすることを含みうる。例えば、局所圧力が測定され(S302)、したがって圧力差値および/または流量値が特定のレート(例えば、およそ0.01秒ごとに一度~およそ0.2秒ごとに一度のレート)で周期的に記録される(S312、S313)場合、ルックアップテーブルは、テーブル中の各所与の流体流量値を、特定のレートにわたる流体の流れの対応する量(例えば、0.1秒の期間にわたる関連する流体流量における流体の流れの量)に関連付けうる。ルックアップテーブルは、公知の技術(例えば、様々な流量の範囲に対して、所与の期間の間に流体導管を通した流量に関連付けられた流体量を算出する)を介して経験的に生成されうる。したがって、流体量は、引き出し記録のタイムスタンプごとに判定することができ、引き出し記録に関連付けられた流体の総量は、引き出し記録のタイムスタンプに対して判定された流体量の単純な和として算出されうる。
繰り返しループ316、S308、S309、およびS314に示すように、S302における局所圧力の測定、S304の周囲圧力の判定、S306における圧力差の判定、およびS312における圧力差の記録は、ベイパー引き出しを開始すると判定されるタイムスタンプ(S309=いいえ、S310)から反復的に続けられうる。反復動作は、周期的なレートで繰り返されてもよい。(例えば、動作S302~S313は、約0.01秒ごとに一度~約0.2秒ごとに一度繰り返される)。
反復動作は、S308で、S306で直近に判定された圧力差が閾値未満であるとの判定がなされるまで、さらに、S314で、引き出し記録が現在アクティブである、開いているとの判定がなされるまで等、繰り返されうる。その場合(S308=いいえ、S314=はい)、S318で、流体引き出しは、S302で直近に測定された局所圧力に関連付けられたタイムスタンプで終了すると判定される。こうしたタイムスタンプは、記録された引き出しに関連付けられた終了タイムスタンプとして開いた引き出し記録に記録され、引き出し記録は、「閉じられ」て、これによって追加的なタイムスタンプ関連圧力差および/または流量記録が所与の引き出し記録に加えられることが妨げられる。
したがって、閉じられた引き出し記録(本明細書では「完全な引き出し記録」とも言及される)は、センサー装置の流体導管を通して外部要素から引き出された流体(ベイパーおよび/または空気を含みうる)の個々の完全なインスタンスの記録を表すものとみなされる。したがって、各別個の引き出し記録は、流体導管を通して外部要素から引き出された流体の別個のそれぞれのインスタンスを表しうる。当然のことながら、引き出し記録は開かれて、記録された情報でポピュレートされてから閉じられてもよく、これによって一つの所与の引き出し記録のみが所与の時点で開かれる。S315の動作に基づいて、流体のインスタンスの容積および/または質量は、位置における期間にわたる圧力の変動を監視することに基づいて、判定されて記録されうる。
いくつかの例示的な実施形態では、S320~S322に示すように、一つ以上の追加的な判定が、引き出し記録に関してなされうる。こうした判定の結果は、所与の引き出し記録に関連付けられた情報のインスタンスとして引き出し記録に入力されうる。
例えば、S320で、引き出し記録によって表される所与の流体引き出しの間に流体導管を通して引き出された流体(例えば、ベイパー)の総量が判定されうる。例えば、S313で、流体引き出しの間の様々な時点(タイムスタンプで表される)における流体導管を通した流体の流量が判定されうるため、流体引き出しに関連付けられた流体の総量は、特定のタイムスタンプでマークされた経過時間内に流れた流量の総量を、その経過時間の間の流量の複数のタイムスタンプされた判定に基づいて判定するための様々な公知の技術を通して判定されうる。
例えば、引き出し記録に関連付けられた流体の総量を判定するための一つの方法は、時間変数アルゴリズム(例えば、流量(例えば、y軸値)および変数としての時間(例えば、x軸値)を表す多項式アルゴリズム)を流量値および引き出し記録に記録された関連するタイムスタンプ値に対してカーブフィッティングし、さらに、ベイパー引き出しの開始および停止に関連付けられたタイムスタンプ値間のアルゴリズムの積分(および/またはその下の面積)を算出することを含みうる。
別の実施例では、引き出し記録に関連付けられた流体の総量を判定するための一つの方法は、流体流量値を、関連する流体流量値に関連付けられた所与の期間に対する流体の総量に関連付ける、ルックアップテーブルにアクセスすることを含みうる。例えば、局所圧力が測定され(S802)、したがって圧力差値および/または流量値が特定のレート(例えば、およそ0.01秒ごとに一度~およそ0.2秒ごとに一度のレート)で周期的に記録される(S812、S313)場合、ルックアップテーブルは、テーブル中の各所与の流体流量値を、特定のレートにわたる流体の流れの対応する量(例えば、0.1秒の期間にわたる関連する流体流量における流体の流れの量)に関連付けうる。ルックアップテーブルは、公知の技術(例えば、様々な流量の範囲について、所与の期間の間に流体導管を通した流量に関連付けられた流体量を判定すること)を介して経験的に生成されうる。したがって、流体量は、引き出し記録のタイムスタンプごとに判定することができ、引き出し記録に関連付けられた流体の総量は、引き出し記録のタイムスタンプに対して判定された流体量の単純な和として算出されうる。
S322で、一つ以上の閉じられた引き出し記録を含む、所与の引き出し記録に関連付けられた情報の一部またはすべてが外部装置に伝達されうる。いくつかの例示的な実施形態では、所与の「開かれた引き出し記録」に関連付けられた情報は、外部装置(例えば、S312、S313、および、またはS315に示す動作のうちの一つ以上の実施と同時に、および/または直後に)に伝達されて、流体導管中の流体の圧力差、流量、および/または「現在までの」流体の総量のリアルタイムおよび/または準リアルタイム表示を提供しうる。こうした伝達は、外部要素を出る流体(例えば、発生したベイパーと外部流体の混合物)の流量、圧力差、流体引き出しの間に流れ導管を通して引き出された流体の現在までの総量、それらの組み合わせ等のうちの少なくとも一つのリアルタイムまたは準リアルタイム表示を提供するセンサーデータストリームとみなされうる。本明細書で言及される通り、外部要素内に引き出されて外部要素を通した外部流体(例えば、空気)と外部要素内で発生するベイパーとの混合物を含む流体は、それ自体が、外部要素から外へ引き出される「ベイパー」として言及されうる。
図2Iに関連して上述した通り、いくつかの例示的な実施形態では、センサー装置100は複数のセンサーデバイスを含み、これらは集合的に、オリフィス構造280の両側の流体導管122内の流体の測定された圧力を示すセンサーデータを生成するように構成される。したがって、いくつかの例示的な実施形態では、少なくとも動作S313は、流体導管122内のオリフィス構造280の両側の流体圧力測定値に基づいて流体導管122を通して引き出される流体の流量を判定するための、公知のアルゴリズムおよび技術を使用して実施されうる。
図4Aは、いくつかの例示的な実施形態によるeベイピング装置200の側面図である。図4Bは、図4Aの線IVB-IVB’に沿ったeベイピング装置200の断面図である。図4A~4Bに示すeベイピング装置は、本明細書に含まれるいくつかの例示的な実施形態に含まれるeベイピング装置200のいずれかでありうる。
少なくともいくつかの例示的な実施形態では、図4Aに示す通り、電子ベイピング装置(eベイピング装置)200は、交換可能な「カートリッジ」(または第一のセクション)70および再利用可能な電池セクション(または第二のセクション)72を含んでもよく、これらは、ねじ状のコネクター205でまとめて結合されうる。当然のことながら、コネクター205は、滑り嵌め、戻り止め、クランプ、差込みピン、および/または留め金等の、任意のタイプのコネクターであってもよい。第一のセクション70は、ハウジング6を含んでもよく、第二のセクション72は、第二のハウジング6’を含んでもよい。eベイピング装置200は、出口端インサート8を含む。出口端インサート8が位置付けられるハウジング6の端(つまり、先端)は、eベイピング装置200の「出口端」または「近位端」と言及される場合がある。第二のハウジング6’上のeベイピング装置200の反対側の(「遠位の」)端は、eベイピング装置200の「接続端」、「遠位端」、「電池端」、または「前部端」と言及される場合がある。
いくつかの例示的な実施形態では、ハウジング6および第二のハウジング6’は、略円柱状の断面を有しうるが、これに限定されるものではない。その他の例示的な実施形態では、ハウジング6、6’は、第一のセクション70および第二のセクション72等のうちの一つ以上等に沿う略三角形の断面を有してもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、図4Bに示すように、第一のセクション70は、プレベイパー製剤、乾燥ハーブ、精油等の物質を収容するように構成された貯蔵部345(「プレベイパー製剤貯蔵部」)、および芯28によって貯蔵部345から引き出されうる物質を気化しうるヒーター14(例えば、「発熱体」、「ヒーター要素」)を含みうる。eベイピング装置200は、米国特許出願公開第2013/0192623号(Tucker et al.2013年1月31日出願)に記載の特徴を含んでもよく、その内容全体をそれを参照することによって本明細書に組み込む。芯28およびヒーター14のうちの一つ以上は、本明細書では「気化器組立品」と言及されうる。
いくつかの例示的な実施形態では、プレベイパー製剤は、ベイパーへと変形されうる材料または材料の組み合わせである。例えば、プレベイパー製剤は、水、ビーズ、溶媒、活性成分、エタノール、植物抽出物、天然風味または人工風味、およびグリセリンプロピレングリコールなどのベイパー形成体を含むが、これらに限定されない、液体製剤、固体製剤、および/またはゲル製剤であってもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、第一のセクション70は、長軸方向に延びるハウジング6と、ハウジング6の中に同軸に位置付けられた内側管(またはチムニー)62と、を含んでもよい。
内側管62の上流端部分において、ガスケット(またはシール)15のノーズ部61は、内側管62に嵌合されうる一方で、他方の端部において、ガスケット15の外周が、ハウジング6の内部表面とのシールを提供しうる。ガスケット15はまた、中央通路21を画定する内側管62の内部へと開口する、中央の長軸方向の空気通路20も含んでもよい。ガスケット15の背面部分における横断方向チャネル33は、ガスケット15の空気通路20と交差し、かつ連通してもよい。この横断方向チャネル33は、空気通路20と、ガスケット15と陰極接続部品37の間に画定されるスペース35との間の連通を確実にする。
いくつかの例示的な実施形態では、陰極接続部品37は、第一のセクション70と第二のセクション72との間の接続を達成するように、ねじ付きセクションを含んでもよい。いくつかの例示的な実施形態では、二つより多い入口44がハウジング6内に含まれうる。別の方法として、単一の入口44がハウジング6内に含まれてもよい。こうした配置は、陰極接続部品37の存在による塞がりなく、入口44をコネクター205の近くに置くことを可能にする。この配置はまた、入口44の領域を強化して、入口44の精密なドリル加工を容易にしうる。
いくつかの例示的な実施形態では、入口44は、ハウジング6の代わりにコネクター205内に提供されうる。
いくつかの例示的な実施形態では、空気は、一つ以上の入口44を介して、周囲環境(例えば、「周囲空気」)からeベイピング装置200の内部に引き出されうる。eベイピング装置200の内部に引き出された空気は、eベイピング装置200の内部を通して(例えば、内部通路21を通して)出口端インサートの一つ以上の出口22に引き出されてもよく、ここで引き出された空気はさらに、一つ以上の出口22を通して、eベイピング装置200の外へ引き出されうる。
いくつかの例示的な実施形態では、少なくとも一つの入口44は、コネクター205に隣接してハウジング6に形成されてもよく、成人eベイピング装置使用者の指がポートのうちの一つを塞ぐ可能性を最小にし、またベイピングの間の引き出し抵抗(RTD)を制御する。いくつかの例示的な実施形態では、入口44は、その直径が厳密に制御され、製造中にeベイピング装置200を次から次へと複製するように、精密な工作設備を用いて、ハウジング6に加工されてもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、下流ガスケット10のノーズ部93は、内側管62の下流端部81に嵌合されうる。ガスケット10の外周は、ハウジング6の内部表面97との実質的な気密シールを提供し得る。下流ガスケット10は、内側管62の内部通路21と出口端インサート8の内部との間に配置される中央チャネル63を含んでもよく、これは、ベイパーがeベイピング装置200の外へ輸送されるように、内側通路21から出口端インサート8(例えば、「出口構造」)へ、および一つ以上の出口22(例えば、「出口導管」)を通して出口インサート8にベイパーを輸送しうる。
ベイピングの間、プレベイパー製剤等は、芯28の毛細管作用によって、貯蔵部345からヒーター14の近傍へと移動されうる。芯28は、貯蔵部345の対向する側部内に延びうる、少なくとも第一の端部分および第二の端部分を含みうる。ヒーター14が作動した時、芯28の中央部分の中のプレベイパー製剤(およびこれに類するもの)がヒーター14によって気化されてベイパーを形成してもよいように、ヒーター14は芯28の中央部分を少なくとも部分的に囲んでもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、ヒーター14は、少なくとも部分的に芯28を囲む、ワイヤーコイルを含みうる。ワイヤーは、芯28の長さに沿って全体的にまたは部分的に延びうる金属ワイヤーおよび/またはヒーターコイルでありうる。ヒーターコイルは、芯28の周りに完全にまたは部分的にさらに延在してもよい。いくつか例示的な実施形態では、ヒーターコイルは芯28と接触してもよく、接触しなくてもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、ヒーター14は、熱伝導によって芯28内のプレベイパー製剤(またはこれに類するもの)を加熱しうる。別の方法として、ヒーター14からの熱は、熱伝導要素によってプレベイパー製剤(またはこれに類するもの)へと伝導されてもよく、またはヒーター14は、ベイピングの間にeベイピング装置200を通して引き出される入ってくる周囲空気へと熱を伝達してもよく、その結果プレベイパー製剤(またはこれに類するもの)を対流によって加熱する。
当然のことながら、芯28を使用する代わりに、ヒーター14は、迅速に熱を生成する能力を有する電気抵抗を有する材料で形成された抵抗ヒーターを組み込む多孔性材料を含みうる。
いくつかの例示的な実施形態では、図4Bに示すように、eベイピング装置200の第二のセクション72は、eベイピング装置200の自由端または先端に隣接する入口44aを介して第二のセクション72の中へと引き出される空気に応答するセンサーデバイス16(例えば、圧力センサー、流量センサー等)を含んでもよい。第二のセクション72はまた、電源1を含みうる。
さらに、eベイピング装置200の第二のセクション72は、コントローラ45および電池監視ユニット(BMU)(図示せず)を含みうる。いくつかの例示的な実施形態では、第二のセクション72はまた、外部装置入力/出力インターフェース(図示せず)を含みうる。I/Oインターフェースは、例えばBluetoothインターフェースであってもよい。
コントローラ45は、マイクロプロセッサ、非一時的コンピュータ可読記憶媒体、ヒーター制御回路、および/または充電制御回路を含み、かつセンサーデバイス16に接続されうる。
コントローラ45は、第二のセクション72、ならびにeベイピング装置200全体の機能(例えば、ヒーターの制御、外部充電器とのインターフェース、および成人ベイパー使用者が陰圧を加えたかどうかを判定するためのeベイピング装置200の中の圧力の監視)を実施する。さらに、コントローラ45は、成人eベイピング装置使用者が閾値時間の間陽圧を加えたかどうかを判定しうる。こうしたインスタンスでは、コントローラ45は、eベイピング装置200を停止モードおよびハイバネーションモード(低減された電力消費および/または作動防止)に置きうる。
コントローラ45は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアを実行するハードウェア、またはこれらの任意の組み合わせであってもよい。コントローラ45がハードウェアである場合、こうした既存のハードウェアには、コントローラ45の機能を実施するための特殊用途機械として構成された、一つ以上の中央処理装置(CPU)、デジタル信号処理装置(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)コンピュータ等が含まれうる。
コントローラ45がソフトウェア(例えば、コンピュータ可読命令)を実行する少なくとも一つのプロセッサである場合、コントローラ45は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体に保存されてコントローラ45の機能を実行する特殊用途機械として構成される。
第一のセクション70と第二のセクション72の間の接続が完了すると、電源1は、センサーデバイス16の起動に伴い、第一のセクション70のヒーター14と電気的に接続可能となりうる。空気は、ハウジングに沿って、またはコネクター205に位置し得る、一つ以上の空気吸込み口44を通して、主に第一のセクション70に引き出される。
電源1は、eベイピング装置200内に配置された電池12を含みうる。電源1は、リチウム-イオン電池またはその別形のうちの一つ、例えばリチウム-イオンポリマーバッテリーでもよい。あるいは、電源1は、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、リチウムマンガン電池、リチウムコバルト電池、または燃料電池であってもよい。eベイピング装置200は、電源1のエネルギーが消耗されるまで、またはリチウムポリマー電池の場合には、最小の電圧カットオフレベルが達成されるまで、成人eベイピング装置使用者によって有用でありうる。
いくつかの例示的な実施形態では、電源1は再充電可能であってもよく、外部充電装置による電池の充電を可能にするように構成された回路を含んでもよい。eベイピング装置200を再充電するために、USB充電器または他の適切な充電器組立品が充電インターフェース(図示せず)に関連して使用されてもよい。さらに、有線および/または無線通信を使用して外部コンピューティング装置と通信するように構成されたホストインターフェース(図示せず)も電源1のハウジングに含まれてもよい。
さらに、センサーデバイス16は、空気圧力の降下を感知し、電源1からヒーター14への電圧の印加を開始するように構成されうる。センサーデバイス16はまた、ヒーター14が起動された時に点灯するように構成されたヒーター作動灯48などの入力/出力(I/O)装置を起動してもよい。ヒーター作動灯48は、発光ダイオード(LED)を含んでもよく、かつ、eベイピング装置200の上流端にありうる。さらに、ヒーター作動灯48は、ベイピングの間、成人eベイピング装置使用者から見えるように配置され得る。さらに、ヒーター作動灯48は、eベイピングシステムの診断に、または再充電の進行を示すために利用することができる。ヒーター作動灯48はまた、成人eベイピング装置使用者がプライバシーのためにヒーター作動灯48を点灯する、および/または消灯できるように構成されてもよい。ヒーター作動灯48は、eベイピング装置200の先端にあってもよく、またはハウジング6の側面にあってもよい。
いくつかの例示的実施形態では、少なくとも一つの空気吸込み口44aは、センサーデバイス16に隣接して配置されてもよく、これによってセンサーデバイス16は、成人eベイピング装置使用者が吸煙を開始したことを示す気流を感知し、電源1およびヒーター作動灯48を起動してヒーター14が稼動していることを示してもよい。ヒーター作動灯48は、eベイピング装置の先端および/または先端上に位置してもよい。その他の例示的実施形態では、ヒーター作動灯48は、ハウジング6の側面部分に位置され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、第一のセクション70は交換可能であってもよい。言い換えれば、カートリッジのプレベイパー製剤またはその他の内容物が消耗したら、第一のセクション70のみを交換しうる。代替的な配置は、貯蔵部345が枯渇したら、eベイピング装置200全体が廃棄されてもよいいくつかの例示的な実施形態を含んでもよい。さらに、いくつかの例示的な実施形態によれば、第一のセクション70はまた、カートリッジの内容物が再充填可能であるように構成されてもよい。
図4Aおよび4Bは、eベイピング装置の例示的な実施形態を図示するが、eベイピング装置はこれに限定されず、例証する目的に適しうる追加的な、および/または代替的なハードウェア構造を含みうる。例えば、eベイピング装置は、追加的な発熱体、貯蔵部、電池等の、複数の追加的な、または代替的な要素を含んでもよい。さらに、図4Aおよび4Bは、二つの別個のハウジング要素内に具体化されるeベイピング装置のいくつかの例示的な実施形態を図示するが、追加的な例示的な実施形態は、単一のハウジング、および/または二つよりも多いハウジング要素内に配置されるeベイピング装置を対象としうる。
図5は、いくつかの例示的な実施形態による、一つ以上のセンサー装置で生成されたセンサーデータに基づいて、一つ以上の装置においてトポグラフィ情報を表示および/または伝達することを可能にするように構成されたシステムの概略図である。図5に示すように、システム500は、一つ以上の組立品300、一つ以上のコンピューティング装置510、一つ以上のネットワーク530、および一つ以上の中央サーバー装置520を含みうる。システム500は、一つ以上の周辺装置540をさらに含みうる。
いくつかの例示的な実施形態では、センサー装置100および外部要素301(例えば、図5に示すeベイピング装置200)を含む組立品300は、一つ以上の通信リンクを介して一つ以上の外部コンピューティング装置510に通信可能に結合されてもよい。図1A~2Hを参照して上述したように、センサー装置100は、情報を一つ以上の外部(例えば、遠隔に位置する)装置に伝達しうる(そしてさらに装置から情報を受信しうる)通信インターフェース178を含みうる。こうした通信インターフェース178は、一つ以上の外部装置との一つ以上の通信リンクを確立し、これによって組立品300の少なくとも一部分(例えば、少なくともセンサー装置100)が一つ以上の外部装置に通信可能に結合される。
こうした通信リンクは、直接通信リンクおよび/または間接通信リンクを含みうる。図5に示すように、例えば、組立品300は、直接通信リンク503を介してコンピューティング装置510に通信可能に結合されてもよい。直接通信リンク503は、無線通信リンク、および/または有線通信リンクを含みうる。無線通信リンクである直接通信リンク503は、センサー装置100の通信インターフェース178が確立するよう構成されうるアドホック無線ネットワーク通信リンク(例えば、BLUETOOTH(登録商標))を含みうる。
図5にさらに示されるように、組立品300は、通信リンク505を介して通信ネットワーク530に通信可能に結合されてもよく、また、一つ以上のコンピューティング装置510も、一つ以上の通信リンク507を介して同一の通信ネットワーク530に通信可能に結合され、これによって組立品300が少なくともネットワーク530およびこれへの一つ以上の直接通信リンク(例えば505、507)を通って延びる間接通信リンク509を介して一つ以上のコンピューティング装置510に通信可能に結合されうる。
いくつかの例示的な実施形態では、システム500の所与の組立品300は、一つ以上の通信リンクを介して一つ以上のコンピューティング装置510に通信可能に結合されうる。いくつかの例示的な実施形態では、所与のコンピューティング装置510は、一つ以上の通信リンクを介して一つ以上の組立品300に通信可能に結合されうる。
いくつかの例示的な実施形態では、一つ以上のコンピューティング装置を含みうる中央サーバー装置520は、ネットワーク530を介して一つ以上のコンピューティング装置510および/または組立品300に通信可能に結合される。
図5に示すように、いくつかの例示的な実施形態では、コンピューティング装置510は、表示インターフェース514(本明細書では「ディスプレイ」とも言及される)を含みうる。表示インターフェースは、例えばグラフィカルユーザーインターフェースに、グラフィカル形態で情報を表示しうる。コンピューティング装置510はまた、図5に示す通り、一つ以上の通信リンクを確立および/または維持するように構成された通信インターフェース513を含みうる。
図5に示すように、いくつかの例示的な実施形態では、コンピューティング装置510は、組立品300から受信した情報に基づいて、トポグラフィ情報の一つ以上のインスタンスを生成、処理、および/または維持するように構成されたトポグラフィモジュール512を含みうる。トポグラフィモジュール512は、トポグラフィ情報の一部またはすべてを利用して、表示インターフェース514上にグラフィカル表示で提示されうる一つ以上のトポグラフィ表示を生成しうる。本明細書で説明する通り、トポグラフィモジュール512は、コンピューティング装置510のメモリ上に格納された一つ以上のプログラムを実行してトポグラフィモジュール512を実施するコンピューティング装置510のプロセッサを含む、コンピューティング装置510を含むハードウェアの一つ以上のインスタンスによって実施されうる。
本明細書で説明する通り、トポグラフィ情報は、一つ以上の組立品300の一つ以上のセンサー装置100を通した流体引き出しの一つ以上のパターンを示す情報を含みうる。流体引き出しのパターンは、一つ以上の組立品300を通して引き出される流体引き出しの過去の記録を示す情報を含みうる。流体引き出しのパターンは、一つ以上の組立品300の一つ以上のセンサー装置100によって生成される一つ以上の引き出し記録を含みうる。
トポグラフィモジュール512は、組立品300から一つ以上の引き出し記録を受信し、受信した一つ以上の引き出し記録に基づいて、一つ以上の組立品、成人eベイピング装置使用者等に関連付けられたトポグラフィ記録を生成、維持、および/または更新しうる。トポグラフィ記録は、少なくとも部分的に上記トポグラフィ情報を含むものと言及されうる。
トポグラフィモジュール512によって生成されるトポグラフィ記録は、トポグラフィモジュール512のコンピューティング装置510にローカルに格納される、一つ以上のその他のコンピューティング装置510に通信される、中央サーバー装置520に通信される、それらの組み合わせなどであってもよい。所与の組立品300の一つ以上の要素(例えば、センサー装置100および/または外部要素301)および/または成人eベイピング装置使用者に関連付けられたトポグラフィ記録は、コンピューティング装置510から中央サーバー装置520に伝達されて、一人以上の成人eベイピング装置使用者、組立品300、センサー装置100、外部要素301、それらの組み合わせ等に関連付けられたベイパー引き出しパターンを中央サーバー装置520に伝達しうる。トポグラフィ記録は、複数のコンピューティング装置510から中央サーバー装置520へと伝達されうる。その結果、中央サーバー装置520は、複数の様々な組立品および/または複数の様々な成人eベイピング装置使用者に関連付けられたベイパー引き出しパターンを示すトポグラフィ記録(「トポグラフィ情報」)を受信しうる。
図5に示すように、トポグラフィモジュール512は、一つ以上のトポグラフィアカウント570-1~570-N(Nは正の整数値である)を維持してもよく、ここで各別個のトポグラフィアカウント570-1~570-Nは、特定の組立品300、外部要素301、センサー装置100、コンピューティング装置510、成人eベイピング装置使用者、それらの組み合わせ等と関連付けられる。各トポグラフィアカウント570-1~570-Nは、それぞれのトポグラフィアカウントと関連付けられた一組の識別情報572を含む。識別情報572は、所与のトポグラフィアカウント570-1~570-Nに関連付けられた成人eベイピング装置使用者を一意に識別する識別情報、特定のセンサー装置100を一意に識別する識別情報、特定の外部要素301を一意に識別する識別情報等を含みうる。
いくつかの例示的な実施形態では、トポグラフィモジュール712は、その受信に基づいて、および/またはトポグラフィモジュール412を含むコンピューティング装置410との成人eベイピング装置使用者が開始したインタラクションに基づいて、識別情報572の特定のインスタンスを特定のトポグラフィアカウント570-1~570-Nに関連付けうる。
図5にさらに示すように、トポグラフィアカウント570-1~570-Nは、トポグラフィアカウント570-1~570-Nに関連付けられた引き出し記録574の一つ以上のインスタンスをさらに含んでもよく、さらに、引き出し記録574の一つ以上のインスタンスに基づいて生成されうるトポグラフィ情報を含んでもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、トポグラフィモジュール512は、トポグラフィモジュール512のコンピューティング装置510によってサポートされる特定の成人eベイピング装置使用者に関連付けられたトポグラフィアカウント570-1~570-Nを生成してもよく、これによってトポグラフィアカウント570-1~570-Nが、成人eベイピング装置使用者を一意に識別する識別情報572を含む。
トポグラフィモジュール512は、組立品(例えば、センサー装置100)の一つ以上の要素をトポグラフィアカウント570-1~570-Nに含まれる成人eベイピング装置使用者識別情報572に関連付けることに基づいて、所与の通信可能にリンクされた組立品300をトポグラフィアカウント570-1~570-Nに関連付けうる。こうした関連付けは、コンピューティング装置510と組立品300との間の通信リンクの確立に基づいて、特定の通信可能にリンクされた組立品300を成人eベイピング装置使用者に関連付けるコマンドを含む、コンピューティング装置510に提供された成人eベイピング装置使用者が提供した情報に基づいて、それらの組み合わせ等で、実施されうる。その結果、組立品を一意的に識別する識別情報572が、トポグラフィアカウント570-1~570-Nに追加されうる。
トポグラフィモジュール512はさらに、トポグラフィアカウント570-1~570-N内に、成人eベイピング装置使用者に関連付けられたトポグラフィ情報580を生成、維持、更新、および/または格納しうる。こうしたトポグラフィ情報は、成人eベイピング装置使用者の入力に関連付けられた所与の通信可能にリンクされた組立品300に関連付けられた流体引き出しパターンに関連付けられた情報を含みうる。こうしたトポグラフィ情報580は、トポグラフィアカウント570-1~570-Nに関連付けられた一つ以上の組立品から受信される引き出し記録574に基づいて、生成、更新、および/または維持されうる。
こうしたトポグラフィ情報580を生成、維持、更新、および/または格納するために、トポグラフィモジュール512は、組立品300から引き出し記録574を受信し、こうした受信した引き出し記録574を、一つ以上の特定のトポグラフィアカウント570-1~570-Nに関連付けうる。上述する通り、こうした引き出し記録574は、組立品300における、別個の個別の流体引き出しに関連付けられた情報を含みうる。いくつかの例示的な実施形態では、組立品300から受信した情報は、例えば、情報が、特定の通信リンクを介して特定の組立品300の特定の要素によって受信されたとの判定に基づいて、受信した情報内に含まれるメタデータを識別することに基づいて、それらの組み合わせ等で、特定の組立品300および/またはその一つ以上の特定の要素(例えば、センサー装置100、外部要素301)に関連付けられていると判定されうる。
コンピューティング装置510は、受信した引き出し記録574をトポグラフィ記録データベースに格納しうる。トポグラフィモジュール512は、特定のトポグラフィアカウント570-1~570-Nに関連付けられた受信した一つ以上の引き出し記録574を処理して、本明細書で少なくとも部分的に特定のトポグラフィアカウント570-1~570-Nに関連付けられたトポグラフィ情報580を含むものとして言及されうる流体引き出しパターン情報を生成しうる。こうした処理は、特定のトポグラフィアカウント570-1~570-Nに関連付けられた受信した引き出し記録574を処理して、一つ以上の経過時間(例えば、24時間、個別の日、個別の週等)にわたる流体引き出しの頻度、一つ以上の特定の流体引き出しごと、および/または特定の経過時間の間に組立品300を通して引き出された流体の合計、平均、および/または中央値の大きさ、時間、曜日、絶対的な地理的位置、および/または一つ以上のランドマークおよび/またはその他のコンピューティング装置510および/または組立品300に対する相対的な地理的位置のうちの一つ以上に関する流体引き出しの判定されたパターン、それらの組み合わせ等のうちの一つ以上を含む情報を生成することを含みうる。
トポグラフィモジュール512は、所与のトポグラフィアカウント570-1~570-Nに関連付けられたトポグラフィ情報580の一つ以上のグラフィカル表示を生成しうる。トポグラフィモジュール512は、一つ以上の制御トリガコマンド(例えば、成人eベイピング装置使用者の、コンピューティング装置510のインターフェースとの相互作用、特定の組立品300からの引き出し記録574の受信を含むトリガイベント、それらの組み合わせ等)の受信に伴い、表示インターフェース514を介してこうした表示を提供させうる。以下に記載する通り、トポグラフィモジュール512は、一つ以上のコンピューティング装置510において生成されるトポグラフィ情報の一つ以上のインスタンスに基づいて具体的に生成されうる、マーケティング情報、ソーシャルネットワーキング情報等を含む、トポグラフィ情報580に関連付けられた情報のその他の表示を生成しうる。
いくつかの例示的な実施形態では、トポグラフィモジュール512は、組立品300における流体引き出しの間に組立品300からリアルタイムおよび/または準リアルタイム引き出し記録574情報を受信しうる。トポグラフィモジュール512は、こうした引き出し記録574情報を処理すること、およびこれを一つ以上の特定のトポグラフィアカウント570-1~570-Nに関連付けることに基づいて、表示インターフェース514を介して提供される、組立品300に関連付けられた引き出し記録574情報および/またはトポグラフィ情報580、および/または組立品300に関連付けられたトポグラフィアカウント570-1~570-Nのリアルタイムおよび/または準リアルタイム表示を提供する、グラフィカル表示を生成しうる。
さらに図5を参照すると、中央サーバー装置520は、一つ以上のコンピューティング装置510から受信したトポグラフィ情報580を処理および/または分析して、一つ以上の組立品300内の流体引き出しに関連付けられた一つ以上の態様に関連付けられた判定を行うように構成されうる。例えば、中央サーバー装置520は、一人以上の特定の成人eベイピング装置使用者、組立品300、外部要素301、および/またはセンサー装置100(トポグラフィ情報580に含まれうる識別情報572によって識別される)に関連付けられた受信したトポグラフィ情報580の処理に基づいて、それを介して特定のトポグラフィアカウント570-1~570-Nに関連付けられた組立品300のeベイピング装置200が組立品300において流体引き出しの間にベイパーを発生する、改善および/または最適化されたベイパー発生制御スキーム(例えば、流体の引き出しの間の発生するベイパーの量、流体の引き出しの間のベイパー発生の期間等)を判定しうる。中央サーバー装置520は、制御スキームを組立品300に伝達して、eベイピング装置200に、新たな制御スキームに応じて引き出しの間にベイパーを発生させうる。中央サーバー装置520は、制御スキームをコンピューティング装置510に伝達してもよく、これによってトポグラフィモジュール512が、新たな制御スキームを組立品300に伝達して、eベイピング装置200に、新たな制御スキームに応じて引き出しの間にベイパーを発生させうる。
別の実施例では、中央サーバー装置520は、一人以上の特定の成人eベイピング装置使用者、組立品300、外部要素301、および/またはセンサー装置100(トポグラフィ情報580に含まれうる識別情報572によって識別される)に関連付けられた受信したトポグラフィ情報580の処理に基づいて、特定の組立品300でサポートされる特定の成人eベイピング装置使用者に対する特定の組立品関連製品(例えば、特定のeベイピング装置、特定のカートリッジなどのeベイピング装置構成要素等)をマーケティングするための特定のマーケティングスキームを判定しうる。中央サーバー装置520は、一つ以上の特定の組立品300に通信可能にリンクされた一つ以上のコンピューティング装置510にマーケティング情報を伝達してもよく、一つ以上のコンピューティング装置510は、トポグラフィモジュール512を介して、表示インターフェース514を介したマーケティング情報のグラフィカル表示を生成/提供しうる。
別の実施例では、中央サーバー装置520は、一人以上の特定の成人eベイピング装置使用者、組立品300、外部要素301、および/またはセンサー装置100(トポグラフィ情報580に含まれうる識別情報572によって識別される)に関連付けられた受信したトポグラフィ情報の処理に基づいて、類似の流体引き出し特性(例えば、流体引き出しごとに発生するベイパーの量、流体引き出しの期間、流体引き出しの頻度、流体引き出しに関連する組立品300の時間および/または地理的位置等)に関連付けられた二人以上の特定の成人eベイピング装置使用者を特定しうる。中央サーバー装置520は、それぞれの特定の成人eベイピング装置使用者、組立品300、外部要素301、および/またはセンサー装置100(トポグラフィ情報580に含まれうる識別情報572によって識別される)に関連付けられたコンピューティング装置510に情報を伝達してもよく、これによってそれぞれの特定の成人eベイピング装置使用者、組立品300、外部要素301、および/またはセンサー装置100(トポグラフィ情報580に含まれうる識別情報572によって識別される)に関連付けられたコンピューティング装置510が、コンピューティング装置510との互いの相対的位置を示す表示を生成し、それによって、ソーシャルネットワーキング特徴を前進させうる。
図5に示すように、システム500は、一つ以上のコンピューティング装置510に通信可能にリンクされうる、一つ以上の周辺装置540を含みうる。いくつかの例示的な実施形態では、コンピューティング装置510は、周辺装置540に伝達される出力(例えば、表示、情報、それらの組み合わせ等)を生成して、周辺装置540が、コンピューティング装置510でサポートされる成人eベイピング装置使用者に対して伝達された出力に基づいて、出力を提供、および/または新たな出力を生成および提供することを可能にしてもよい。いくつかの例示的な実施形態では、出力は、拡張現実/仮想現実(「AR/VR」)表示を含みうる。
いくつかの例示的な実施形態では、センサー装置100は、リアルタイムおよび/または準リアルタイム引き出し記録の生成を可能とし、ここで該引き出し記録は、センサー装置を通した流体の比較的高レベルの精度の圧力差および/または流量情報を提供するため、こうした引き出し記録は、コンピューティング装置510によって、単独で、または中央サーバー装置520および/または周辺装置または装置540と組み合わせで使用されて、コンピューティング装置510でサポートされる成人eベイピング装置使用者に対する流体引き出し、組立品300、および/または周辺装置540に関連付けられた情報のリアルタイムおよび/準リアルタイム表示を生成し、それによって、成人eベイピング装置使用者による、個々の流体引き出しに関連付けられたパラメータ(例えば、流体引き出し全体の流体流量、流体引き出し全体の流体の総量等)に関連付けられたパラメータの状況認識を改善することを可能にしうる。
さらに、センサー装置100は、それを通して流体が引き出される流体導管の一部分でさえも直接的に衝突および/または塞ぐセンサーデバイスを含むことを回避する、比較的コンパクトなセンサー装置構造を利用することに基づく引き出し記録の生成を可能にするため、そしてさらに、センサー装置100は、無線通信インターフェースを利用して該引き出し記録に関連付けられた情報を伝達しうるため、センサー装置100は、センサー装置100が存在しない場合に外部要素(例えば、eベイピング装置200)を通した流体引き出しに対応する流体引き出し特性の改善された表示を提供する、改善された精度のトポグラフィ情報の生成、監視、および/または分析を可能にしうる。
図6は、いくつかの例示的な実施形態による電子装置600のブロック図である。図6に示す電子装置600は、センサー装置100、eベイピング装置200、コンピューティング装置510、中央サーバー装置520、それらの組み合わせ等を含む、本明細書に記載の電子装置のいずれかを含んでもよく、および/またはそれに含まれてもよい。いくつかの例示的な実施形態では、電子装置600の一部またはすべては、本明細書に記載する一つ以上の電子装置の一部またはすべてを実装するように構成されうる。
図6を参照すると、電子装置600は、プロセッサ620、メモリ630、通信インターフェース640、および電源650を含む。さらに示すように、いくつかの例示的な実施形態では、電子装置600は、表示インターフェースをさらに含みうる。
いくつかの例示的な実施形態では、電子装置600は、コンピューティング装置を含みうる。コンピューティング装置は、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ネットブック、それらの組み合わせ等を含みうる。プロセッサ620、メモリ630、通信インターフェース640、電源650、および表示インターフェース660は、バス610を通して互いに連通しうる。
プロセッサ620は、命令のプログラムを実行して、電子装置600の少なくとも一部分を制御しうる。プロセッサ620によって実行される命令のプログラムは、メモリ630に格納されうる。
プロセッサ620は、中央処理ユニット(CPU)、コントローラ、または特定用途向け集積回路(ASIC)であって、これらは、メモリ630内に格納された命令のプログラムを実行すると、プロセッサ620を、本明細書に記載のモジュールおよび/または装置のうちの一つ以上の動作を実施する特殊用途コンピュータとして構成する。
プロセッサ620は、命令のプログラムを実行して、電子装置600の一つ以上の部分を実施しうる。例えば、プロセッサ620は、本明細書に記載の「モジュール」のうちの一つ以上を含む、電子装置600の一つ以上の「モジュール」を実施する命令のプログラムを実行してもよい。別の実施例では、プロセッサ620は、命令のプログラムを実行して、本明細書に記載の一つ以上の方法、機能、プロセス等を実行させうる。
メモリ630は、情報を格納しうる。メモリ630は、フラッシュメモリ、相変化ランダムアクセスメモリ(PRAM)、抵抗抵抗RAM(MRAM)、抵抗RAM(ReRAM)、または強誘電性RAM(DRAM)などの不揮発性メモリ、または、静的RAM(SRAM)、動的RAM(DRAM)、または同期DRAM(SDRAM)などの揮発性メモリであってもよい。メモリ630は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体であってもよい。
通信インターフェース640は、様々なインターネットプロトコルを使用して、外部デバイスからデータを伝達しうる。外部装置は、例えば、コンピューティング装置、センサー装置、AR/VRディスプレイ、サーバー、ネットワーク通信装置、それらの組合せ等を含みうる。いくつかの例示的な実施形態では、通信インターフェース640は、USBおよび/またはHDMIインターフェースを含みうる。いくつかの例示的な実施形態では、通信インターフェース640は、無線ネットワーク通信インターフェースを含みうる。
電源650は、バス610を介して電子装置600の一つ以上の要素に電力を供給するように構成されうる。電源650は、一つ以上の電池を含みうる。こうした一つ以上の電池は再充電可能であってもよい。
表示インターフェース660は、電子装置600に含まれる場合、情報の視覚的表示を提供するように構成された一つ以上のグラフィカル表示を含みうる。表示インターフェース660は、発光ダイオード(LED)および/または液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイ画面を含みうる。ディスプレイ画面は、対話式タッチスクリーンディスプレイを含みうる。
図7は、いくつかの例示的な実施形態による、センサー装置から受信した情報に基づいて、トポグラフィ情報を生成するためのコンピューティング装置の動作を示すローチャートである。図7に図示した動作は、本明細書で説明する通り、一つ以上のコンピューティング装置510、組立品300、および/または中央サーバー装置520の任意の実施形態の一つ以上の部分によって、全体的に、または部分的に実施されうる。例えば、図7に図示した動作は、コンピューティング装置510のメモリに格納された命令のプログラムを実行する、コンピューティング装置510に含まれるプロセッサに基づいて実施されうる。
S702で、情報の一つ以上のインスタンスがセンサー装置100から受信され、ここで情報の一つ以上のインスタンスは、一つ以上の引き出し記録に関連付けられた情報を含む。こうした情報は、一つ以上の特定の流体引き出しに関連付けられた情報、および一つ以上の特定のセンサー装置100、外部要素301、成人eベイピング装置使用者、それらの組み合わせ等を識別する情報を含みうる。
例えば、S702で受信した情報のインスタンスは、情報のインスタンスが、一つ以上の特定のセンサー装置100、eベイピング装置200、および/または成人eベイピング装置使用者に関連付けられるものとして識別する識別情報を含みうる。こうした識別情報は、以下でさらに説明する通り、受信した情報のインスタンスの一つ以上の部分を一つ以上の特定のトポグラフィアカウントに関連付けるために使用されうる。
いくつかの例示的な実施形態では、S702で情報の一つ以上のインスタンスを受信することは、センサー装置100および外部要素(例えば、センサー装置100に結合されたeベイピング装置200)のうちの一つ以上で生成された情報を受信することを含みうる。
S704で、受信した情報の一部またはすべてが処理され、受信した情報に基づいて、トポグラフィ情報のインスタンスが生成および/または更新される。トポグラフィ情報は、一つ以上のセンサー装置によって記録された流体引き出しに関連付けられた一つ以上の過去のパターンを示す情報を含みうる。例えば、S704で生成されたトポグラフィ情報は、特定の成人eベイピング装置使用者、eベイピング装置、および/またはセンサー装置に対する、それらに関連付けられた流体引き出しのパターンを含みうる。
トポグラフィ情報のインスタンスに含まれる流体引き出しのパターンは、ある期間にわたる流体引き出しの頻度の表示、流体引き出しに関連付けられた流量の変動、流体引き出しに関連付けられた流体の引き出し量、流体引き出しに関連付けられたベイパーの量、流体引き出しに関連付けられた時間および/または曜日、流体引き出しに関連付けられた一つ以上の地理的位置、ある期間にわたる流体引き出しの累積量に対する相対的距離、ある期間にわたる流体引き出しの累積の大きさ、それらの組み合わせ等のうちの一つ以上を含みうる。いくつかの例示的な実施形態では、パターンは、個別の、または連続的な、正規化された(「正規分布」、「ガウス分布」等)等でありうる統計分布等として表現されうる。トポグラフィ情報は、算術平均値、中央値、標準偏差、分散等を含むパターンに関連付けられた情報を含みうる。
S720で、図7に示す動作は、S704のトポグラフィ情報生成に伴い終了しうる。動作の停止に伴い、生成されたトポグラフィ情報は、図7に示す動作を実施する装置においてローカルに格納されうる。
S730で、一つ以上の追加的な動作S706~S710が実施されうる。
S706でトポグラフィ情報は、一つ以上のeベイピング装置200を含む、一つ以上の外部要素の一つ以上の動作を制御するために使用されうる。こうした制御は、それを通した流体の引き出しの検出に応答して、eベイピング装置200において発生するベイパーの量を制御することを含みうる。こうした制御は、eベイピング装置200の発熱体の加熱レートを制御すること、発熱体が作動するeベイピング装置200を通して引き出された流体の閾値の検出された流量を制御すること、それらの組み合わせ等を含みうる。
S708で、一部またはすべてのトポグラフィ情報が外部装置に伝達される。こうした外部装置は、成人eベイピング装置使用者をサポートするコンピューティング装置および/または周辺装置、中央サーバー装置、それらの組み合わせ等でありうる。トポグラフィ情報は、様々な用途のために外部装置で格納および/または処理されうる。
S710で、トポグラフィ情報の一部またはすべてに基づいてグラフィカル表示が生成され、生成されたグラフィカル表示は、表示インターフェースを介して提示(「表示」)されうる。グラフィカルディスプレイは、トポグラフィ情報の一部またはすべてのグラフィカル表現を含みうる。例えば、トポグラフィ情報が、複数の対応する引き出し記録に記録された複数の流体引き出しに対する、流体引き出しの間にセンサー装置を通して引き出される流体の量の正規化された確率分布を示すパターンを含む場合、グラフィカル表示は、正規化された確率分布のグラフィカル表現を含み、さらに、中央値、分散、第一および第二の標準偏差、それらの組み合わせなどを含む、関連する情報のグラフィカル表現を含みうる。
本明細書に記載のユニットおよび/またはモジュールは、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、またはそれらの組み合わせを使用して実装されうる。例えば、ハードウェア構成要素は、マイクロコントローラ、メモリモジュール、センサー、増幅器、バンドパスフィルター、アナログ-デジタル変換器、および処理装置等を含みうる。処理装置は、算術演算、論理演算および入力/出力演算を実施することによってプログラムコードを遂行および/または実行するように構成された一つ以上のハードウェア装置を使用して実施されてもよい。処理装置または装置は、プロセッサ、コントローラおよび演算論理ユニット、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブル論理ユニット、マイクロプロセッサまたは定義された様式における命令に応答し実行可能な任意の他の装置を含みうる。処理装置または装置は、オペレーティングシステム(OS)、およびOSを動作させる一つ以上のソフトウェアアプリケーションを動作させうる。処理装置はまた、ソフトウェアの実行に応じて、データにアクセスし、それを記憶し、操作し、処理し、および生成しうる。簡単にする目的のために、処理装置の説明は単数形として使用されるが、当業者であれば、処理装置は複数の処理要素および複数のタイプの処理要素を含みうることを理解するであろう。例えば、処理装置は、複数のプロセッサ、または一つのプロセッサおよび一つのコントローラを含みうる。さらに、並列プロセッサ、マルチコアプロセッサ、分散処理等の異なる処理構成が可能である。
例示的な実施形態が本明細書で開示されてきたが、当然のことながら他の変形が可能である場合がある。こうした変形は、本開示の精神および範囲を逸脱するものと見なされず、また当業者にとって明らかであろうすべてのかかる修正は、以下の特許請求の範囲内に含まれることが意図される。