JP7311157B2 - 折畳み容器 - Google Patents

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Description

本発明は、上部が開口し正多角形の底面を有する容器形態と平らな折畳形態との双方で美観に優れ、これらの形態変化を双方向で繰り返し行うことが可能な装飾性の高い折り畳み容器に関するものである。
1枚のブランクシートを折り曲げて作製する折畳み容器としては、例えば下記[特許文献1]に示すように、多種多様なものが存在する。そして、例えばブランクシートの折り方や、ブランクシートに美しい模様等が印刷されたものを用いることで、美観に優れた折畳み容器を得ることができる。
特開2011-157107号公報
しかしながら、1枚のブランクシートを折り曲げて作製する一般的な折畳み容器では、容器形態では高い装飾性を有するものであっても、折り畳んだ折畳形態ではその装飾性が崩れ、ありきたりな外観となるものが多い。また、反対に折り畳んだ折畳形態で高い装飾性を有するものであっても、容器形態とするとその装飾性を維持できないものが多い。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、1枚のブランクシートを折り曲げて作製する折畳み容器でありながら、平らな折畳形態と立体的な容器形態の双方で美観に優れ、且つこれらの容器形態と折畳形態との形態変化を双方向で繰り返し行うことが可能な折畳み容器の提供を目的とする。
本発明は、
(1)正多角形の底面10を構成する底辺折れ線30と、
前記底面10の各頂点から外側に形成された第1の折れ線32と、
前記第1の折れ線32と平行で一方の隣の頂点から外側に伸びた第2の折れ線34と、
各底辺折れ線30の両端から伸びた平行な前記第1の折れ線32と前記第2の折れ線34とを対として、この対となる前記第2の折れ線34の内側の端点P1と前記第1の折れ線32の外側の端点P2とをそれぞれ結ぶ第3の折れ線36と、を有し、
前記第3の折れ線36を折らずに、前記底辺折れ線30と第1の折れ線32とを谷折りにし、前記第2の折れ線34を山折りにすることで折畳形態となり、
前記第1の折れ線32を折らずに、前記底辺折れ線30を谷折り方向に折り曲げるとともに第3の折れ線36を谷折りにし、前記第2の折れ線34を山折りにすることで容器形態となることを特徴とする折畳み容器80~86’を提供することにより、上記課題を解決する。
(2)容器形態時に、第3の折れ線36が谷折りされることで形成される底辺折れ線30と第1の折れ線32と第3の折れ線36とで囲われた略三角形の第1の領域と、第2の折れ線34と外形線38、38’と隣の第1の折れ線32’とで囲われた第2の領域とが重なって、容器形態時の側壁を構成するとともに、前記第1の領域が側壁を外側からサポートすることを特徴とする上記(1)に記載の折畳み容器80~86’を提供することにより、上記課題を解決する。
(3)第3の折れ線36が第2の折れ線34と底辺折れ線30とのなす角の等角二等分線であり、
容器形態時に、山折りされた第2の折れ線34が底辺折れ線30と重なることを特徴とする上記(2)に記載の折畳み容器80、80’、82、84、84’を提供することにより、上記課題を解決する。
(4)底面10の上面に底辺折れ線30に沿って上方に突出した凸条12を有し、
前記凸条12は、上部が開口した容器形態時に、底辺折れ線30と重なる第2の折れ線部分を含む内壁の形状維持のために機能することを特徴とする上記(3)に記載の折畳み容器80、80’、82、84、84’を提供することにより、上記課題を解決する。
(5)第1の折れ線32が底面10の中心を中心点として放射状に形成されることを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれかに記載の折畳み容器80~82’、84~86’を提供することにより、上記課題を解決する。
本発明に係る折畳み容器は平らで平面状の折畳形態であっても上部が開口し立体的な容器形態であっても、幾何学的で美観に優れた装飾性の高い形状を呈する。また、折り方によって容器形態と折畳形態との形態変化を双方向に繰り返し行うことができる。このため、保管時や持ち運び時には折畳形態として省スペース化を図り、使用時に展開して容器形態として利用することができる。また、容器として利用可能なインテリアとしても使用する事ができる。さらに、本発明に係る折畳み容器は、容器の内側からの内圧が容器形態を保持する方向に働く。このため、物を入れることで容器(側壁)が開いて容器形態が崩れることもない。
底面が正四角形の本発明に係る折畳み容器の展開図及び折畳形態を示す図である。 底面が正五角形の本発明に係る折畳み容器の展開図及び折畳形態を示す図である。 底面が正六角形の本発明に係る折畳み容器の展開図及び折畳形態を示す図である。 底面が正八角形の本発明に係る折畳み容器の展開図及び折畳形態を示す図である。 本発明に係る折畳み容器の他の例の展開図及び折畳形態を示す図である。 底面が正四角形の本発明に係る折畳み容器の容器形態を示す図である。 底面が正五角形の本発明に係る折畳み容器の容器形態を示す図である。 底面が正六角形の本発明に係る折畳み容器の容器形態を示す図である。 底面が正八角形の本発明に係る折畳み容器の容器形態を示す図である。 本発明に係る折畳み容器の他の例の容器形態を示す図である。 本発明に係る折畳み容器の容器形態の拡大略断面図である。
本発明に係る折畳み容器の実施の形態について図面に基づいて説明する。先ず、本発明に係る折畳み容器は1枚のブランクシートで構成され、ブランクシートに用いる素材としては紙、コート紙、プラスチック、樹脂を含侵した布部材等、折畳みが可能なシート状のものであれば如何なるものを用いても良い。また、ブランクシートは無地でも良いが、模様や絵柄等を印刷等の周知の手法により形成して用いることが好ましい。
ここで、図1は底面10が正四角形の折畳み容器80、80’を示す図であり、図2は底面10が正五角形の折畳み容器82、82’を示す図であり、図3は底面10が正六角形の折畳み容器84、84’を示す図であり、図4は底面10が正八角形の折畳み容器86、86’を示す図である。また、図5は底面10が正五角形及び正八角形の本発明に係る折畳み容器の他の例を示す図である。尚、図1~図5の図(a)、(a)’は各折畳み容器80~86’の展開図であり、図(b)、(b)’は各折畳み容器80~86’の折畳形態を上方から見た図であり、図(c)、(c)’は各折畳み容器80~86’の折畳形態を底方向から見た図である。さらに、図6(a)~(b)’は底面10が正四角形の折畳み容器80、80’の容器形態を示す図であり、図7(a)~(b)’は底面10が正五角形の折畳み容器82、82’の容器形態を示す図であり、図8(a)~(b)’は底面10が正六角形の折畳み容器84、84’の容器形態を示す図であり、図9(a)~(b)’は底面10が正八角形の折畳み容器86、86’の容器形態を示す図であり、図10(a)~(b)’は底面10が正五角形及び正八角形の他の例の折畳み容器83、83’の容器形態を示す図である。尚、ここで示す折畳み容器80~86’は本発明を説明するための具体例であるから、本発明はこれらの形状に限定されるものではない。また、これらの図においては、1つの底辺折れ線30と、この底辺折れ線30の両端から伸びた第1の折れ線32、32’とで囲われた領域を1つのブロックとし、この1つのブロックの構成要件にのみ符号を付し、他のブロックの符号は省略する。また、各展開図において底辺折れ線30、第1の折れ線32、第3の折れ線36は上面から見て谷折りとなるので破線で示し、第2の折れ線34は山折りとなるので一点鎖線で示す。
本発明に係る折畳み容器80~86’は、図1~図5の図(a)、(a)’に示すように、正多角形の底面10の各辺を構成する底辺折れ線30と、この底面10の各頂点(図中ではP1、P4)から外側に形成された第1の折れ線32、(32’)と、第1の折れ線32と平行で一方の隣の頂点から外側に伸びた(本図では底辺折れ線30の一つの端点P4から伸びた第1の折れ線32に対して、この底辺折れ線30の逆の端点P1、即ち左隣の頂点P1から外側に伸びた)第2の折れ線34と、各底辺折れ線30の両端から伸びたこれらの平行な第1の折れ線32と第2の折れ線34とを対として、この対となる第2の折れ線34の内側の端点P1と第1の折れ線32の外側の端点P2とをそれぞれ結ぶ第3の折れ線36と、を有している。また、第1の折れ線32の外端点P2と第2の折れ線34の外端点P3との間には折畳み容器80~86’の外形線38’が形成され、第2の折れ線34の外端点P3と隣の第1の折れ線32’の外端点との間には外形線38が形成される。尚、これらの構成はブロックごと、即ち底辺折れ線30ごとに有する。よって、これらの構成の数は底辺折れ線30の数、即ち正多角形の底面10の辺の数と同数となる。また、これらのブロックは底面10の正多角形の中心を軸として、それぞれ(360/n)°(nは正多角形の角数)だけ回転して配列したものとなる。尚、底面10の正多角形の角数には特に限定はないが、角数(底辺折れ線30の数)が多過ぎるとその分だけ各折れ線の数が増加して形態変化が煩雑となるため、4(正四角形)から12(正12角形)程度とすることが好ましい。そして、図1~図4に示す折畳み容器80~82’、84~86’は、底辺折れ線30を軸に谷折りした際に、第2の折れ線34が全て正多角形の底面10の中心を通る。よって、折畳み容器80~82’、84~86’の折畳形態では、図1~図4の(b)、(b)’に示すように、n個の同一の図形が底面10の中心から(360/n)°の角度で回転しながら放射状に形成されるものとなる。また、図5に示す折畳み容器83、83’は、底辺折れ線30を軸に谷折りした際に、第2の折れ線34が正多角形の底面10の中心を通らないものである。この折畳み容器83、83’の折畳形態は、図5の(b)、(b)’に示すように、n個の同一の図形が底面10の中心を囲うように(360/n)°の角度で回転しながら形成されるものとなる。
また、第1の折れ線32は、図1~図4の図(a)、(a)’に示すように、底面10の正多角形の中心を中心点として放射状(全ての第1の折れ線32が底面10の中心の一点で交わる状態)に形成しても良いし、図5(a)、(a)’の折畳み容器83、83’に示すように、任意の角度としてもよい良い。ただし、第1の折れ線32を放射状としない場合、図5(b)、(b)’に示すように折畳形態時に底面10の中心部分が露出することとなる。
そして、これらの折畳み容器80~86’は、第3の折れ線36を折らずに、底辺折れ線30と第1の折れ線32、32’とを谷折りにし、第2の折れ線34を山折りにすることで、図1~図5の図(b)~(c)’に示す折畳形態となる。また、第1の折れ線32、32’を折らずに、底辺折れ線30を谷折り方向に折り曲げるとともに第3の折れ線36を谷折りにし、第2の折れ線34を山折りにすることで図6~図10の図(a)~(b)’に示す容器形態となる。そして、このときの外形線38、38’の形状等によって、折畳み容器80~86’は各図に示すように、折畳形態であっても容器形態であっても幾何学的な形状を呈し、美観に優れた装飾性の高いものとなる。
また、折畳み容器80~86’の容器形態時には、第3の折れ線36が谷折りされることで形成される例えば図8(b)、(b)’の斜線で示す底辺折れ線30と第1の折れ線32と第3の折れ線36とで囲われた略三角形の第1の領域と、第2の折れ線34と外形線38、38’と隣の第1の折れ線32’とで囲われた第2の領域とが重なって側壁を構成する。このとき、略三角形の第1の領域が外壁を外側からサポートすることで側壁を支え容器形態を維持する。このように、本発明に係る折畳み容器80~86’の側壁は第2の領域が内側から第1の領域の方向に折り畳まれて内壁を構成し、第1の領域によって支持されて形成される。また、各ブロックの内壁(第2の領域)は隣のブロックの内壁と順に重なり合って輪状に支え合って構成される。このため、仮に容器内に入れた物が内壁を押圧すると、この内圧は容器形態を保持する方向、即ち、第2の領域が第1の領域側に折り畳まれる方向に働く。このため、折畳み容器80~86’では容器内に物を入れることで逆に容器形態の保持が強固となり、物を入れることで容器(側壁)が開いて容器形態が崩れることもない。
次に、第2の折れ線34、第3の折れ線36の条件について説明を行う。尚、これらの条件は基本的に容器形態をとる際に必要な条件である。
先ず、底辺折れ線30と第3の折れ線36とのなす角をθ1とし、第3の折れ線36と第2の折れ線34とのなす角をθ2としたときに、θ1、θ2はθ1≧θ2を満たすことが必要であり、特にθ1=θ2とすることが最も好ましい。ここで、θ1<θ2の場合、容器形態時に形成される第2の領域が第1の領域よりも幅広となり、第2の領域が底面10の内側にはみ出して側壁の形成を阻害し、容器形態の維持が困難となる。また、θ2が過度に小さい場合、第2の領域が第1の領域よりも著しく細くなって重なり部分の面積が狭くなり、また図7(a)’に示すように、第2の領域を構成する第2の折れ線34が底辺折れ線30から離れていくため側壁の支持効果が低下する。このため、角θ2は、
θ1≧θ2≧(1/2×θ1)程度とすることが好ましい。
尚、前述したように角θ1と角θ2とは、θ1=θ2とすることが最も好ましい。この場合、第3の折れ線36は第2の折れ線34と底辺折れ線30とのなす角の等角二等分線となる。この構成では、容器形態時に第2の領域を構成する第2の折れ線34が図7(a)、図8(a)、(a)’等に示すように、底辺折れ線30と重なり、第2の領域が側壁を支える柱としても機能する。また、第2の折れ線34が底辺折れ線30側に押し込まれて保持され、容器形態をより安定的に維持することができる。
さらに、第2の折れ線34が底辺折れ線30と重なるθ1=θ2の構成では、図3(a)の2点鎖線で示すように、底面10の上面に底辺折れ線30に沿って上方に突出した凸条12を設けても良い。尚、凸条12は折畳み容器を構成するブランクシートの厚みの1倍~3倍、好適には2倍前後分、底辺折れ線30の内側に形成することが好ましい。また、この凸条12は底面10の裏面側から金型による押圧によって形成することが好ましい。そして、この凸条12を有する構成では、上部が開口した容器形態の形成時に第2の折れ線34の部分が凸条12を乗り越えて底辺折れ線30に重なることとなる。これにより、図11の拡大略断面図に示すように、凸条12が第2の折れ線34の部分の押さえとして、第2の折れ線34の部分を含む内壁の保持及び形状維持ために機能し、第2の領域が展開方向に開くことを防止する。これにより、容器形態をより強固に維持することができる。
また、容器形態の維持の観点から、第2の領域は隣のブロックの第2の領域と順に重なり合うように形成することが好ましい。このため第2の折れ線34の長さは底辺折れ線30の長さよりも長くすることが好ましい。ただし、第2の折れ線34の長さが底辺折れ線30の長さの2倍を超えると、第2の領域が2つ隣のブロックの第2の領域にも重なることとなり折り畳みが煩雑となる。従って、第2の折れ線34の長さは底辺折れ線30の長さ以上、底辺折れ線30の長さの2倍以下とすることが好ましい。尚、底面10が正六角形でθ1=θ2であり、第2の折れ線34の長さを底辺折れ線30の長さの2倍とした折畳み容器84’では、図8(a)’に示すように、全ての第2の折れ線34がそれぞれ底辺折れ線30と完全に重なり、すっきりとした外観を得ることができる。
次に、本例で示した折畳み容器80~86’を個別に説明する。先ず、折畳み容器80は底面10及び外形が正四角形でθ1=θ2の折畳み容器を示している。この構成では、底辺折れ線30と第1の折れ線32とが等しい長さとなり、折畳形態の上面は図1(b)に示すように、4つの正方形が1つの正方形を形成する幾何学模様を呈する。また、折畳み容器80’は底面10が正四角形でθ1=θ2とし、外形線38のうち図1(a)’中の点P3~点P5の部分を円弧とし、外形線38の点P5~点P2’の部分及び外形線38’をこれよりも曲率半径の小さな円弧として内側に湾曲させた折畳み容器を示している。この構成では、点P3~点P5を円弧とする4つの扇形が円状に配列し、折畳形態の上面は図1(b)’に示すように、1つの円を形成する。
また、折畳み容器82は底面10及び外形が正五角形でθ1=θ2の折畳み容器を示している。この構成では、折畳形態の上面が図2(b)に示すように、星形と正五角形とが重なった幾何学模様を呈する。また、折畳み容器82’は底面10及び外形が正五角形で図2(a)’中の点P2・P3間(外形線38’)の長さと、点P3・P6間の長さとを等しくした折畳み容器を示している。尚、折畳み容器82’ではθ1≠θ2となる。この構成では、折畳形態の上面が図2(b)’に示すように、5つの四角形が円状に配列して1つの正五角形を形成する幾何学模様を呈する。また、容器形態では図7(a)’、(b)’に示すように、端点P2と頂点P6とが重なり、容器の縁が連なる形状を呈する。
また、折畳み容器84は底面10が正六角形でθ1=θ2であり、外形線38の一部が円弧の折畳み容器を示している。また、折畳み容器84’は底面10が正六角形でθ1=θ2であり、外形線38の一部が円弧で、さらに第2の折れ線34の長さが底辺折れ線30の長さの2倍の折畳み容器を示している。また、折畳み容器86、86’は底面10が正八角形でθ1≠θ2であり、外形線38、38’の一部もしくは全部が円弧の折畳み容器を示している。これらの折畳み容器84~86’でも、折畳形態では上面が図3、図4(b)、(b)’に示すように装飾的で美しい幾何学模様を呈し、容器形態でも図8、図9に示すように装飾的で美しい幾何学形状を呈する。
また、折畳み容器83は底面10が正五角形で第1の折れ線32が放射状の線から約3°傾いた折畳み容器を示している。また、折畳み容器83’は底面10が正八角形で第1の折れ線32が放射状の線から22.5°傾いた(第1の折れ線32と隣のブロックの底辺折れ線30とのなす角が90°の)折畳み容器を示している。これらの折畳み容器83、83’では、前述のように図5(b)、(b)’に示す折畳形態の上面の中心部分が開口し底面10の中央部分が露出する。そして、他の折畳み容器と同様に装飾的で美しい幾何学模様を呈する。また容器形態でも図10に示すように装飾的で美しい幾何学形状を呈する。尚、第1の折れ線32の方向が放射状に限定されないことで、折畳み容器84~86’の形状のバリエーションは飛躍的に増大する。
以上のように、本発明に係る折畳み容器80~86’は平らで平面状の折畳形態であっても上部が開口し立体的な容器形態であっても、幾何学的で美観に優れた装飾性の高い形状を呈する。また、折り方によって容器形態と折畳形態との形態変化を双方向に繰り返し行うことができる。このため、保管時や持ち運び時には折畳形態として省スペース化を図り、使用時に展開して容器形態として利用することができる。また、廃棄時に折畳形態とすることでゴミの容積を削減することができる。これらのことにより、本発明に係る折畳み容器80~86’は、持ち運びや保管に優れたおしゃれな折畳み容器として利用することができる。特に、パーティーやアウトドアレジャー等で揚げ物やスナック菓子などの食品用の紙容器として、またテイクアウト用の食品容器として好適である。さらに、本発明に係る折畳み容器は、上記のように高い装飾性を有するため、容器として利用可能なインテリアとしても使用する事ができる。尚、本発明に係る折畳み容器80~86’の形状は外形線38、38’の形状や第1の折れ線32の方向、及び第3の折れ線36の方向(θ1、θ2の比率)によって様々に変化する。このため、多種多様なバリエーションを簡単に開発することができる。
またさらに、本発明に係る折畳み容器80~86’は第2の領域が内側から略三角形の第1の領域の方向に折り畳まれて、この第1の領域が外側からサポートすることで外壁が形成される。また、各ブロックの側壁(第2の領域)は隣のブロックの側壁と順に重なり合って輪状に支え合って構成される。このため、本発明の折畳み容器80~86’は容器内に入れた物からの内圧が容器形態を保持する方向に働く。これにより、物を入れることで容器(側壁)が開いて容器形態が崩れることもない。
特に、θ1=θ2とした構成では第2の領域を構成する第2の折れ線34が底辺折れ線30と重なり、第2の領域が側壁を支える柱としても機能する。また、第2の折れ線34が底辺折れ線30側に押し込まれて保持され、強固な容器形態をとることができる。これにより、高い装飾性を有しながら容器としても十分に使用可能となる。さらに、底面10の上面に凸条12を有する構成では、凸条12が底辺折れ線30と重なった第2の折れ線34の部分を保持するように機能し、第2の領域が展開方向に開くことを防止する。これにより、容器形態をより強固に維持することができる。
尚、前述したように本例で示した折畳み容器80~86’は一例であり、各折れ線や外形線38、38’の形状や寸法及び方向等は、本発明の要旨及び記載の条件を逸脱しない範囲で変更して実施することが可能である。
10 底面
12 凸条
30 底辺折れ線
32 第1の折れ線
34 第2の折れ線
36 第3の折れ線
38、38’ 外形線
80~86’ 折畳み容器

Claims (5)

  1. 正多角形の底面を構成する底辺折れ線と、
    前記底面の各頂点から外側に形成された第1の折れ線と、
    前記第1の折れ線と平行で一方の隣の頂点から外側に伸びた第2の折れ線と、
    各底辺折れ線の両端から伸びた平行な前記第1の折れ線と前記第2の折れ線とを対として、この対となる前記第2の折れ線の内側の端点と前記第1の折れ線の外側の端点とをそれぞれ結ぶ第3の折れ線と、を有し、
    前記第3の折れ線を折らずに、前記底辺折れ線と第1の折れ線とを谷折りにし、前記第2の折れ線を山折りにすることで折畳形態となり、
    前記第1の折れ線を折らずに、前記底辺折れ線を谷折り方向に折り曲げるとともに第3の折れ線を谷折りにし、前記第2の折れ線を山折りにすることで容器形態となることを特徴とする折畳み容器。
  2. 容器形態時に、第3の折れ線が谷折りされることで形成される底辺折れ線と第1の折れ線と第3の折れ線とで囲われた略三角形の第1の領域と、第2の折れ線と外形線と隣の第1の折れ線とで囲われた第2の領域とが重なって、容器形態時の側壁を構成するとともに、前記第1の領域が側壁を外側からサポートすることを特徴とする請求項1に記載の折畳み容器。
  3. 第3の折れ線が第2の折れ線と底辺折れ線とのなす角の等角二等分線であり、
    容器形態時に、山折りされた第2の折れ線が底辺折れ線と重なることを特徴とする請求項2に記載の折畳み容器。
  4. 底面の上面に底辺折れ線に沿って上方に突出した凸条を有し、
    前記凸条は、上部が開口した容器形態時に、底辺折れ線と重なる第2の折れ線部分を含む内壁の形状維持のために機能することを特徴とする請求項3に記載の折畳み容器。
  5. 第1の折れ線が底面の中心を中心点として放射状に形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の折畳み容器。
JP2020181032A 2020-10-29 2020-10-29 折畳み容器 Active JP7311157B2 (ja)

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