JP7310664B2 - ワーク計測用治具及び当該治具を用いたワーク板厚計測方法 - Google Patents
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(1)異なる形状の複数種類のワークの外縁部を支持する複数のワーク受部を備えたワーク計測用治具であって、
前記ワーク受部は、前記ワークの表面と裏面とを治具正面に向けた起立状態で配置でき、前記ワークの下方の外縁部を下方から支持する下ワーク受部と、前記ワークの上方の外縁部を上方から支持する上ワーク受部とからなり、
前記下ワーク受部と前記上ワーク受部とを、上下方向及び水平方向にそれぞれ移動可能に支持する支持枠を備えていることを特徴とする。
前記下ワーク受部の上端には、前記下方の外縁部と当接する下当接部が上方に向けて略V字状に開いて形成され、前記上ワーク受部の下端には、前記上方の外縁部と当接する上当接部が下方に向けて略V字状に開いて形成されていることを特徴とする。
前記ワークは、鋼板をプレス成形したプレス部品であり、
前記ワーク受部には、前記ワークの外縁部を吸着する磁力をON/OFF切り替え可能に形成されたマグネット体を備えていることを特徴とする。
前記支持枠には、水平方向へ延設されたレール部をそれぞれ有する下部枠体及び上部枠体と、前記下部枠体及び前記上部枠体をその両端部で連結する一対の側部枠体とを備え、
前記下部枠体のレール部には、前記下ワーク受部を上下方向に移動可能に支持する下部アーム部が水平移動可能に連結され、前記上部枠体のレール部には、前記上ワーク受部を上下方向に移動可能に支持する上部アーム部が水平移動可能に連結されていることを特徴とする。
前記ワーク計測用治具には、前記支持枠に固定された長さ基準ブロックと、前記支持枠を水平方向に180度回転可能に形成された回転台とを備え、
前記ワーク計測用治具の治具正面から、前記ワークの表面又は裏面に平行又はメッシュ状のスリット光を照射する照射部と、前記ワークの表面側のスリット光照射形状と裏面側のスリット光照射形状と前記長さ基準ブロックとを撮影する一対のCCDカメラと、CCDカメラが撮影した形状データに基づいてワークの板厚を演算する演算部とを有する非接触の3次元計測装置を備え、
前記ワークを前記ワーク計測用治具にセットするワークセット工程と、
前記ワークセット工程にてセットした前記ワークに対して前記照射部からスリット光を照射させるワーク照射工程と、
前記ワーク照射工程にて照射された前記ワークの表面側及び裏面側のスリット光照射形状と、前記長さ基準ブロックとを前記CCDカメラによって撮影する形状撮影工程と、
前記形状撮影工程にて撮影された前記ワークの表面側及び裏面側のスリット光照射形状の形状データと、前記長さ基準ブロックの形状データとに基づいて、前記演算部が前記ワークの板厚を演算する板厚演算工程とを有することを特徴とする。
まず、第1実施形態のワーク計測用治具の構造と動作方法について、図1~図5を用いて説明する。図1に、第1実施形態に係るワーク計測用治具及び第2実施形態に係るワーク板厚計測方法に用いる3次元計測装置の概略側面図を示す。図2に、図1に示すワーク計測用治具の概略斜視図を示す。図3に、図2に示すA部詳細斜視図を示す。図4に、図1に示すワーク計測用治具に支持されたワークの表面側に照射部からスリット光を照射した状態の斜視図を示す。図5に、図4に示すB部詳細側面図を示す。
次に、第2実施形態に係る本ワーク計測用治具を用いたワーク板厚計測方法について、図1、図4、図6を用いて説明する。図6に、第2実施形態に係るワーク板厚計測方法のフローチャート図を示す。
また、本第1実施形態に係るワーク計測用治具10によれば、ワーク受部1は、ワークWの表面W3と裏面W4とを治具正面10Sに向けた起立状態で配置でき、ワークWの下方の外縁部W11を下方から支持する下ワーク受部11と、ワークWの上方の外縁部W12を上方から支持する上ワーク受部12とからなるので、下ワーク受部11によってワークWの自重を支え、上ワーク受部12によってワークWの姿勢を起立状態に保持させることができる。そして、その姿勢のまま(ワークWを下ワーク受部11と上ワーク受部12とが支持した状態)で、ワークWを離脱させることなく、治具正面10Sの方向からワークWの表面側の形状と裏面側の形状とをそれぞれ計測することができる。そのため、ワークWの表面側の形状を計測するときと、ワークWの裏面側の形状を計測するときとの間で、ワークWの自重等による変形量の差に伴う誤差を防止できる。
2 支持枠
5 3次元計測装置
10 ワーク計測用治具
10S 治具正面
11 下ワーク受部
12 上ワーク受部
21 下部枠体
22 上部枠体
23 側部枠体
24 長さ基準ブロック
31、32 レール部
43 回転台
51 照射部
52 CCDカメラ
53 演算部
111 下当接部
121 上当接部
211 下部アーム部
221 上部アーム部
511 スリット光
M1、M2 マグネット体
S1 ワークセット工程
S2 ワーク照射工程
S3 形状撮影工程
S4 板厚演算工程
W ワーク
WP プレス部品
W1、W11、W12 外縁部
W3 表面
W3S スリット光照射形状
W4 裏面
W4S スリット光照射形状
d1 板厚
Claims (4)
- 異なる形状の複数種類のワークの外縁部を支持する複数のワーク受部を備えたワーク計測用治具であって、
前記ワーク受部は、前記ワークの表面と裏面とを治具正面に向けた起立状態で配置でき、前記ワークの下方の外縁部を下方から支持する下ワーク受部と、前記ワークの上方の外縁部を上方から支持する上ワーク受部とからなり、
前記下ワーク受部と前記上ワーク受部とを、上下方向及び水平方向にそれぞれ移動可能に支持する支持枠を備えていること、
前記ワークは、鋼板をプレス成形したプレス部品であり、
前記ワーク受部には、前記ワークの外縁部を吸着する磁力をON/OFF切り替え可能に形成されたマグネット体を備えていることを特徴とするワーク計測用治具。 - 請求項1に記載されたワーク計測用治具において、
前記下ワーク受部の上端には、前記下方の外縁部と当接する下当接部が上方に向けて略V字状に開いて形成され、前記上ワーク受部の下端には、前記上方の外縁部と当接する上当接部が下方に向けて略V字状に開いて形成されていることを特徴とするワーク計測用治具。 - 請求項1又は請求項2に記載されたワーク計測用治具において、
前記支持枠には、水平方向へ延設されたレール部をそれぞれ有する下部枠体及び上部枠体と、前記下部枠体及び前記上部枠体をその両端部で連結する一対の側部枠体とを備え、
前記下部枠体のレール部には、前記下ワーク受部を上下方向に移動可能に支持する下部アーム部が水平移動可能に連結され、前記上部枠体のレール部には、前記上ワーク受部を上下方向に移動可能に支持する上部アーム部が水平移動可能に連結されていることを特徴とするワーク計測用治具。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載されたワーク計測用治具を用いたワーク板厚計測方法であって、
前記ワーク計測用治具には、前記支持枠に固定された長さ基準ブロックと、前記支持枠を水平方向に180度回転可能に形成された回転台とを備え、
前記ワーク計測用治具の治具正面から、前記ワークの表面又は裏面に平行又はメッシュ状のスリット光を照射する照射部と、前記ワークの表面側のスリット光照射形状と裏面側のスリット光照射形状と前記長さ基準ブロックとを撮影する一対のCCDカメラと、CCDカメラが撮影した形状データに基づいてワークの板厚を演算する演算部とを有する非接触の3次元計測装置を備え、
前記ワークを前記ワーク計測用治具にセットするワークセット工程と、
前記ワークセット工程にてセットした前記ワークに対して前記照射部からスリット光を照射させるワーク照射工程と、
前記ワーク照射工程にて照射された前記ワークの表面側及び裏面側のスリット光照射形状と、前記長さ基準ブロックとを前記CCDカメラによって撮影する形状撮影工程と、
前記形状撮影工程にて撮影された前記ワークの表面側及び裏面側のスリット光照射形状の形状データと、前記長さ基準ブロックの形状データとに基づいて、前記演算部が前記ワークの板厚を演算する板厚演算工程とを有することを特徴とするワーク板厚計測方法。
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JP2020044488A JP7310664B2 (ja) | 2020-03-13 | 2020-03-13 | ワーク計測用治具及び当該治具を用いたワーク板厚計測方法 |
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JP2007057502A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Toshiba Mach Co Ltd | 基板の両面形状測定システム |
JP6064871B2 (ja) * | 2013-11-15 | 2017-01-25 | Jfeスチール株式会社 | 板厚測定方法 |
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- 2020-03-13 JP JP2020044488A patent/JP7310664B2/ja active Active
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