JP7308736B2 - 制御バルブ - Google Patents
制御バルブ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7308736B2 JP7308736B2 JP2019218833A JP2019218833A JP7308736B2 JP 7308736 B2 JP7308736 B2 JP 7308736B2 JP 2019218833 A JP2019218833 A JP 2019218833A JP 2019218833 A JP2019218833 A JP 2019218833A JP 7308736 B2 JP7308736 B2 JP 7308736B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spool
- port
- discharge port
- communication holes
- hydraulic oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
前記スプール室が、前記スプールの前記筒状部を収容するスプール孔を備え、前記スプールの作動方向で前記スプール孔を挟む位置に前記ポンプポートと前記吐出ポートとを備え、前記スプールが、前記筒状部を基準に前記吐出ポートの側に、前記筒状部より小径の小径部を形成しており、前記スプールが前記供給ポジションにある場合に、複数の前記連通孔の一部が前記吐出ポートに連通し、他の前記連通孔の一部が前記ポンプポートに連通すると共に、前記スプールが前記供給ポジションから前記閉塞ポジションに作動した場合に、前記供給ポジションにあった前記連通孔が前記スプール孔によって閉塞状態となるように複数の前記連通孔の位置関係が設定されている点にある。
前記筒状部の外周に対し、前記筒状部が収容される前記スプール室の内径より小径となる外周流路が形成され、前記外周流路は前記スプール軸芯に沿う方向で、前記スプールが前記閉塞ポジションに設定された場合に、前記ポンプポートから前記吐出ポートへの作動油の流れを遮断し、前記スプールが前記供給ポジションに設定された場合に、前記ポンプポートからの作動油を前記吐出ポートに送り出す領域に形成されている点にある。
これによると、スプールが閉塞ポジションに設定された場合には、外周流路と複数の連通孔との何れからの作動油も吐出ポートに供給することがない。これに対し、スプールが供給ポジションに設定された場合には、外周流路を介してポンプポートからの作動油を吐出ポートに供給し、複数の連通孔を介してポンプポートからの作動油を吐出ポートに供給するため、ポンプポートから吐出ポートに供給される作動油の流量の増大を実現する。
〔全体構成〕
図1に示すように、油圧ポンプPからの作動油が供給される作動油供給ポートHpと、リフトシリンダCに接続するシリンダポートHcと、作動油を排出する複数の排出ポートHdがバルブハウジングHに形成され、このバルブハウジングHに圧力補償バルブVrと、上昇制御バルブVuと、上昇側電磁バルブVucと、下降制御バルブVdと、下降側電磁バルブVdcとを備えてバルブユニットAが構成されている。
図2~図4に示すように、バルブハウジングHに対し第1軸芯X1(作動軸芯の一例)と同軸芯で上昇側スプール室11が形成され、この上昇側スプール室11に、ポンプポート12と、吐出ポート13とを連通状態で形成している。上昇制御バルブVuは、上昇側スプール室11に上昇制御スプール14と、上昇側スプリング15とを収容して構成されている。
図6、図7に示すように、下降制御バルブVdは、バルブハウジングHに第2軸芯X2と同軸芯で形成された下降側スプール室21に、圧力ポート22と、第1ドレンポート23と、第2ドレンポート24とを、この順序で第2軸芯X2に沿って形成しており、この下降側スプール室21に下降制御スプール25と、下降側スプリング26とを収容して構成されている。
このバルブユニットAでは、上昇側電磁バルブVucと下降側電磁バルブVdcとに共通する構成のものが使用されている。この理由から、上昇側電磁バルブVucと下降側電磁バルブVdcとにおいて、共通する部分には共通する符号を付して説明する。
この構成では、上昇制御バルブVuの上昇制御スプール14が供給位置に達した場合には、ポンプポート12からの作動油を、第2ランド部14bに形成された複数の連通孔17を介して吐出ポート13に供給することになるものの、連通孔17が第2ランド部14bの外周面に大きい流通用の開口を形成することになるため、多量の作動油の供給を可能にすると共に、各々の連通孔17が第1軸芯X1に直交する姿勢で形成されているため、連通孔17に作動油が流通する際に作動油に抵抗を作用させることがなく円滑な流れを実現し圧損も抑制する。
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
11b 第2スプール孔(スプール孔)
12 ポンプポート
13 吐出ポート
14 上昇制御スプール(スプール)
14b 第2ランド部(筒状部)
17 連通孔
18 外周流路
18a 吐出側端部
18t テーパ面
H バルブハウジング
X1 第1軸芯(作動軸芯)
Claims (7)
- 作動軸芯と同軸芯でスプール室が形成され、作動油が供給されるポンプポートおよび作動油を送り出す吐出ポートが前記スプール室の外周を取り囲む領域に形成されたバルブハウジングと、
閉塞ポジションと供給ポジションとの間で作動自在となるように前記スプール室に収容されたスプールとを備え、
前記スプールが、スプール軸芯を中心とする筒状部を有し、かつ、前記筒状部の内部空間と外部空間とを連通させる貫通孔状で開口面積が異なる複数の連通孔を有し、
前記スプールが前記閉塞ポジションに設定された場合には、前記ポンプポートから前記吐出ポートへの作動油の流れを遮断し、前記スプールが前記供給ポジションに設定された場合には前記ポンプポートからの作動油が、複数の前記連通孔のうちの一部から前記スプールの内部空間に流れ、他の前記連通孔のうちの一部から前記吐出ポートに送り出され、
前記スプール室が、前記スプールの前記筒状部を収容するスプール孔を備え、前記スプールの作動方向で前記スプール孔を挟む位置に前記ポンプポートと前記吐出ポートとを備え、
前記スプールが、前記筒状部を基準に前記吐出ポートの側に、前記筒状部より小径の小径部を形成しており、
前記スプールが前記供給ポジションにある場合に、複数の前記連通孔の一部が前記吐出ポートに連通し、他の前記連通孔の一部が前記ポンプポートに連通すると共に、前記スプールが前記供給ポジションから前記閉塞ポジションに作動した場合に、前記供給ポジションにあった前記連通孔が前記スプール孔によって閉塞状態となるように複数の前記連通孔の位置関係が設定されている制御バルブ。 - 前記スプール軸芯に直交する何れからの方向視においても複数の前記連通孔のうちの何れかの開口が露出する請求項1に記載の制御バルブ。
- 複数の前記連通孔が、前記スプール軸芯に直交する姿勢で形成されている請求項1又は2に記載の制御バルブ。
- 前記筒状部の周方向に沿って開口面積が異なる複数の前記連通孔が配置されている請求項1~3のいずれか一項に記載の制御バルブ。
- 開口面積が略同一である複数の前記連通孔が、当該連通孔同士の一部が前記筒状部の周方向に沿って重畳し、且つ当該連通孔同士の中心位置が前記筒状部の軸心方向にオフセットした位置に配置されている請求項1~4のいずれか一項に記載の制御バルブ。
- 作動軸芯と同軸芯でスプール室が形成され、作動油が供給されるポンプポートおよび作動油を送り出す吐出ポートが形成されたバルブハウジングと、
閉塞ポジションと供給ポジションとの間で作動自在となるように前記スプール室に収容されたスプールとを備え、
前記スプールが、スプール軸芯を中心とする筒状部を有し、かつ、前記筒状部の内部空間と外部空間とを連通させる貫通孔状で開口面積が異なる複数の連通孔を有し、
前記スプールが前記閉塞ポジションに設定された場合には、前記ポンプポートから前記吐出ポートへの作動油の流れを遮断し、前記スプールが前記供給ポジションに設定された場合には前記ポンプポートからの作動油が、複数の前記連通孔のうちの一部から前記スプールの内部空間に流れ、他の前記連通孔のうちの一部から前記吐出ポートに送り出され、
前記筒状部の外周に対し、前記筒状部が収容される前記スプール室の内径より小径となる外周流路が形成され、
前記外周流路は前記スプール軸芯に沿う方向で、前記スプールが前記閉塞ポジションに設定された場合に、前記ポンプポートから前記吐出ポートへの作動油の流れを遮断し、前記スプールが前記供給ポジションに設定された場合に、前記ポンプポートからの作動油を前記吐出ポートに送り出す領域に形成されている制御バルブ。 - 前記外周流路のうち前記吐出ポート側に配置される吐出側端部が、前記吐出ポートから離間する位置ほど小径となるテーパ面を有している請求項6に記載の制御バルブ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018240216 | 2018-12-21 | ||
JP2018240216 | 2018-12-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020101278A JP2020101278A (ja) | 2020-07-02 |
JP7308736B2 true JP7308736B2 (ja) | 2023-07-14 |
Family
ID=71139220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019218833A Active JP7308736B2 (ja) | 2018-12-21 | 2019-12-03 | 制御バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7308736B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007218363A (ja) | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Nidec Tosok Corp | スプール弁 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5330630Y2 (ja) * | 1974-01-17 | 1978-07-31 | ||
JP2557047Y2 (ja) * | 1991-08-02 | 1997-12-08 | 株式会社小松製作所 | 圧油供給装置 |
-
2019
- 2019-12-03 JP JP2019218833A patent/JP7308736B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007218363A (ja) | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Nidec Tosok Corp | スプール弁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020101278A (ja) | 2020-07-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7950416B2 (en) | Solenoid valve | |
WO2011065114A1 (ja) | ソレノイドバルブ | |
US20160091101A1 (en) | Pressure Reducing Valve with Separate Radial Bores for Different Fluid Flow Paths | |
US10018269B2 (en) | Normally high acting linear force solenoid | |
JP7308736B2 (ja) | 制御バルブ | |
JP7030678B2 (ja) | 制御バルブ | |
KR101183038B1 (ko) | 솔레노이드 밸브 | |
KR20120050384A (ko) | 자동차 자동 트랜스미션 내의 커플링을 제어하기 위한 압력 조정 밸브 | |
US11047400B2 (en) | Fluid pressure control device | |
JP7034057B2 (ja) | 電磁バルブ | |
JP4719450B2 (ja) | 油圧制御装置、及び油圧回路 | |
JP2009236310A (ja) | 電磁弁装置 | |
US11293560B2 (en) | Solenoid flow control valve | |
JP7325192B2 (ja) | 電磁弁及び作業機械 | |
US20230003313A1 (en) | Directional control valve | |
KR101192166B1 (ko) | 솔레노이드 밸브 | |
US20200200193A1 (en) | Fluid pressure control device | |
JP2009058013A (ja) | 電磁弁 | |
JP4998366B2 (ja) | 電磁弁 | |
JP2003028335A (ja) | リニアソレノイドバルブ | |
EP3594541A1 (en) | Electromagnetic pressure reduction valve and fluid pressure control device provided with electromagnetic pressure reduction valve | |
US20150267826A1 (en) | Pressure Reducing Valve | |
US20230375102A1 (en) | Solenoid Valve | |
KR101703824B1 (ko) | 전자 비례 감압 밸브 | |
JP5470180B2 (ja) | コントロールバルブ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230110 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230310 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230606 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230704 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7308736 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |