JP7308686B2 - ろ過装置 - Google Patents
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Description
〔0021〕
図1は、本発明のろ過装置の一実施の形態を示す。このものは、中空状のフィルタユニット1と、上記フィルタユニット1が収容されるろ過するとともにダーティ液が貯留されるろ過槽2と、上記フィルタユニット1内を吸引する吸引ポンプ3と、上記フィルタユニット1の周辺に供給されるろ過助剤のスラリーを貯留するスラリータンク4とを備えている。そして、上記フィルタユニット1の表面に、粉粒状のろ過助剤の堆積層を形成させ、上記堆積層で液体をろ過するようになっている。
〔0025〕
上記スラリー供給配管15は、図3に示すように、四角環状で、フィルタユニット1の上側部に配設されている。そして、放射状に配設されたフィルタパネル5の略向かい合ったパネル板17の間に、供給パイプ16が垂下され、この供給パイプ16から、ろ過助剤のスラリーがパネル板17の近傍に供給されるようになっている。
〔0035〕
つぎに、スラリーポンプ14を稼動してスラリータンク4内のスラリーをフィルタパネル5のパネル板17近傍に供給することにより、フィルタパネル5にろ過助剤を堆積させて堆積層を形成し、繰り返しろ過を行う。一方、排出コンベア12を稼動することにより、排出コンベア12上の使用済みのろ過助剤をろ過槽2から排出する。
つまり、ろ過槽2内の液体には主として水系の液と油系の液がある。水系の液と油系の液では、その比重が異なる。したがって、ろ過槽2内の液体に対してスラリー供給配管15からろ過助剤がスラリーとして供給されると、液体の比重によって、ろ過助剤の沈降速度が異なってくる。つまり、水系の液体ではろ過助剤の沈降が遅く、油系の液体ではろ過助剤の沈降が速い。このような状態でフィルタパネル5にろ過助剤を堆積させて堆積層を形成する場合、ろ過槽2内の液体の比重によって、形成される堆積層にばらつきができることがある。
フィルタ板の板面に、粉粒状のろ過助剤の堆積層を形成させ、上記堆積層で液体をろ過するろ過装置であって、
少なくとも表面の一部にフィルタ板を備えた中空状のフィルタユニットと、
ろ過する液体が貯留されるとともに上記フィルタユニットが収容されるろ過槽と、
上記フィルタユニット内を吸引する吸引ポンプと、
上記フィルタ板の板面近傍にろ過助剤を吐出する助剤吐出手段とを備え、
上記フィルタユニットは、両面にフィルタ板を有した複数の薄箱状のフィルタパネルが、相互に内部を連通させるよう平面視放射状に配設されて構成され、
上記助剤吐出手段は、上記平面視放射状に配設された上記フィルタパネルの上部に配置されて、供給源から供給されるろ過助剤を分配するための分配管を有し、上記分配管の下側には、上記放射状に配設されたフィルタパネルの略向かい合ったフィルタ板同士の間にそれぞれ対応するよう上記ろ過助剤を吐出する下向きに開口した吐出口を有し、
上記複数の吐出口のそれぞれに、邪魔板と、上記吐出口に対してねじ結合する嵌合部材と、上記嵌合部材の一端側に対して所定間隔を隔てた状態で上記邪魔板を支持する支持部材とを含んで構成された邪魔板ユニットが着脱可能に取り付けられることにより、
上記複数の吐出口のそれぞれに対応させて、上記邪魔板が所定の間隔を隔てて対面して配置されるとともに、上記液体の比重に応じて上記邪魔板を着脱可能としうるように構成されている。
このため、上記液体の比重が比較的小さく、ろ過助剤の沈降速度が速くなるときに上記邪魔板を取り付けることで、上記ろ過助剤が早期に沈降してしまうのを妨げて、適切な堆積層を形成させる。一方、上記液体の比重が比較的大きく、ろ過助剤の沈降速度が遅くなるときに上記邪魔板を取り外すことで、上記ろ過助剤の沈降を妨げないで、適切な堆積層を形成させる。このように、ろ過槽内の液体の比重に応じて適切な堆積層を形成することができる。また、上記分配管の下側には、上記放射状に配設されたフィルタパネルの略向かい合ったフィルタ板同士の間にそれぞれ対応するよう上記ろ過助剤を吐出する下向きに開口した吐出口を有しているため、ろ過助剤の供給源から供給されるろ過助剤を効率的に分配できる。
図1は、本発明のろ過装置の一実施形態の全体構造を示す。
この装置は、フィルタユニット1と、ろ過槽2と、吸引ポンプ3と、助剤吐出手段15とを備えている。
上記ろ過槽2は、ろ過する液体が貯留されるとともに上記フィルタユニット1が収容される。上記ろ過槽2には、上記液体として、ろ過処理の対象となるダーティ液が貯留される。
上記吸引ポンプ3は、上記フィルタユニット1内を吸引する。
上記助剤吐出手段15は、上記フィルタ板の板面近傍にろ過助剤を吐出する。
図2は上記フィルタユニット1を示す図である。
図3は、助剤吐出手段15を示す図である。
上記助剤吐出手段15は、上述したように、分配管32における複数の所定箇所に、それぞれ吐出口16が設けられている。図4では、1つの吐出口16の周辺を拡大して示している。
図6は、邪魔板とその周辺を示す図である。(a)は取付け構造を説明する横から見た図、(b)は邪魔板ユニット36を上から見た図である。
上記ろ過助剤としては、大略粉粒状を呈するものであれば、特に限定するものではなく、各種のものを用いることができる。例えば、珪藻土,セルロース繊維,ゼオライト,活性炭,シリカゲル,ガラス繊維,セラミック繊維等各種のものを用いることができる。これらのなかでも、特に、セルロース繊維は、網目上にブリッジしやすいうえろ過助剤同士がからみやすく、フィルタ板17の板面に極めて迅速に堆積層が形成されるため、好適に用いられる。なお、本発明において、「粉粒状」とは、液体と混合してスラリーを形成する程度のものであればよく、微視的な形状は、繊維状,塊状,片状等各種の形状を呈するものを含む趣旨である。
本実施形態のろ過装置は、上記放射状に配設されたフィルタパネル5の略向かい合ったフィルタ板17同士の間に上記ろ過助剤を吐出する吐出口16,16Aを有している。上記吐出口16,16Aには、上記液体の比重に応じて着脱可能な邪魔板33を配置しうるように構成されている。
このため、上記液体の比重が比較的小さく、ろ過助剤の沈降速度が速くなるときに上記邪魔板を取り付けることで、上記ろ過助剤が早期に沈降してしまうのを妨げて、適切な堆積層を形成させる。一方、上記液体の比重が比較的大きく、ろ過助剤の沈降速度が遅くなるときに上記邪魔板を取り外すことで、上記ろ過助剤の沈降を妨げないで、適切な堆積層を形成させる。このように、ろ過槽内の液体の比重に応じて適切な堆積層を形成することができる。
このため、ろ過助剤の供給源から供給されるろ過助剤を効率的に分配できる。
図8は、変形例を示す図である。
この例では、邪魔板33の形状を長方形や正方形の四角形ではなく、各吐出口16に対応するフィルタパネル5同士が形成する略三角形に相似させた略三角形に形成している。このようにすることにより、各フィルタ板17に、それぞれより均一な堆積層を形成することができる。
以上は本発明の特に好ましい実施形態について説明したが、本発明は図示した実施形態に限定する趣旨ではなく、各種の態様に変形して実施することができ、本発明は各種の変形例を包含する趣旨である。たとえば、ろ過槽2内に収容するフィルタユニット1は、2基に限らず、1基でもよいし3基以上でもよい。
2:ろ過槽
3:吸引ポンプ
4:スラリータンク
5:フィルタパネル
6:パンチ孔
7:筒体
8:金網
9:ポンプ連通路
10:エアシリンダ
11:導入ライン
12:排出コンベア
13:供給ライン
14:スラリーポンプ
15:助剤吐出手段
16:吐出口
16A:吐出口
17:フィルタ板
18:圧力センサ
19:第2電磁開閉弁
20:ブレイクタンク
21:第2フロースイッチ
22:第3電磁開閉弁
23:第1フロースイッチ
24:第1電磁開閉弁
25:助剤タンク
26:フィーダ
30:T型継手
31:分岐部
32:分配管
33:邪魔板
34:嵌合部材
35:支持部材
36:邪魔板ユニット
Claims (1)
- フィルタ板の板面に、粉粒状のろ過助剤の堆積層を形成させ、上記堆積層で液体をろ過するろ過装置であって、
少なくとも表面の一部にフィルタ板を備えた中空状のフィルタユニットと、
ろ過する液体が貯留されるとともに上記フィルタユニットが収容されるろ過槽と、
上記フィルタユニット内を吸引する吸引ポンプと、
上記フィルタ板の板面近傍にろ過助剤を吐出する助剤吐出手段とを備え、
上記フィルタユニットは、両面にフィルタ板を有した複数の薄箱状のフィルタパネルが、相互に内部を連通させるよう平面視放射状に配設されて構成され、
上記助剤吐出手段は、上記平面視放射状に配設された上記フィルタパネルの上部に配置されて、供給源から供給されるろ過助剤を分配するための分配管を有し、上記分配管の下側には、上記放射状に配設されたフィルタパネルの略向かい合ったフィルタ板同士の間にそれぞれ対応するよう上記ろ過助剤を吐出する下向きに開口した吐出口を有し、
上記複数の吐出口のそれぞれに、邪魔板と、上記吐出口に対してねじ結合する嵌合部材と、上記嵌合部材の一端側に対して所定間隔を隔てた状態で上記邪魔板を支持する支持部材とを含んで構成された邪魔板ユニットが着脱可能に取り付けられることにより、
上記複数の吐出口のそれぞれに対応させて、上記邪魔板が所定の間隔を隔てて対面して配置されるとともに、上記液体の比重に応じて上記邪魔板を着脱可能としうるように構成されている
ことを特徴とするろ過装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2019142079A JP7308686B2 (ja) | 2019-08-01 | 2019-08-01 | ろ過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019142079A JP7308686B2 (ja) | 2019-08-01 | 2019-08-01 | ろ過装置 |
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---|---|
JP2021023857A JP2021023857A (ja) | 2021-02-22 |
JP7308686B2 true JP7308686B2 (ja) | 2023-07-14 |
Family
ID=74664217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019142079A Active JP7308686B2 (ja) | 2019-08-01 | 2019-08-01 | ろ過装置 |
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JP (1) | JP7308686B2 (ja) |
Citations (1)
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JP2001062215A (ja) | 1999-08-30 | 2001-03-13 | Nifuko Plant Kk | ろ過装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS607917A (ja) * | 1983-06-28 | 1985-01-16 | Kurita Water Ind Ltd | プレコ−ト濾過装置 |
-
2019
- 2019-08-01 JP JP2019142079A patent/JP7308686B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001062215A (ja) | 1999-08-30 | 2001-03-13 | Nifuko Plant Kk | ろ過装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021023857A (ja) | 2021-02-22 |
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